JPH07129819A - 紙幣入出金装置 - Google Patents

紙幣入出金装置

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Publication number
JPH07129819A
JPH07129819A JP5274454A JP27445493A JPH07129819A JP H07129819 A JPH07129819 A JP H07129819A JP 5274454 A JP5274454 A JP 5274454A JP 27445493 A JP27445493 A JP 27445493A JP H07129819 A JPH07129819 A JP H07129819A
Authority
JP
Japan
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cassette
banknotes
reject
banknote
unit
Prior art date
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Application number
JP5274454A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Motoi
信広 本井
Hiroshi Yokogawa
博 横川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07129819A publication Critical patent/JPH07129819A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現金精査時の運搬の負担を軽減し、さらに精
査時間を短縮し、保守操作性の良い紙幣入出金装置を提
供することを目的とする。 【構成】 複数の金種別収納庫33,34,35と、充
填・補充紙幣を収納する一括カセット15と、還流・出
金リジェクト紙幣を収納するリジェクトカセット16を
備える紙幣入出金装置2において、前記リジェクトカセ
ット16内に紙幣を分離給紙する紙幣分離機構103を
設け、精査紙幣の回収時に、前記各金種別収納庫33,
34,35から繰り出された紙幣と前記紙幣分離機構1
03にて分離給紙されたリジェクトカセット16内紙幣
のうち、鑑別部13で回収可能とされた紙幣を前記一括
カセット15の一括紙幣収納部17へ回収すると共に、
鑑別部13で回収不可能とされた回収リジェクト紙幣を
前記一括カセットの装填・補充リジェクト紙幣収納部2
3に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等の金融機関に設
置される紙幣入出金装置に関するもので、特に紙幣の補
充,回収用カセットを有する紙幣入出金装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関における窓口業務及び
自動取引装置での顧客との現金を扱う業務のために、近
年、入金機能と出金機能を一体化し、しかも入金貨幣の
うち、出金用として再利用可能な貨幣を出金用収納庫に
収納して、出金取引時に利用する貨幣還流式の入出金機
が相次いで発表されている。
【0003】こうした装置においては、入金機能と出金
機能の一部を利用することにより、出金取引に必要な貨
幣を元方から一つの一括カセットにセットして来て、入
出金装置にその収納庫を装着して装填動作を支持するス
イッチ類を操作することにより、前記一括カセットか
ら、出金用に配設された各金種別の収納庫に自動的に貨
幣を装填する機能を備えている。
【0004】また、業務が終了したときには、前記装填
動作とは別の回収動作を指示するスイッチ類を操作する
ことにより、装填機能と逆の機能を開始する。すなわ
ち、各金種別の収納庫から一括カセットに順次貨幣を回
収し、入出金装置から取り出す収納庫は、一括カセット
と循環リジェクト及び出金リジェクトされた貨幣を収納
してあるリジェクトカセットだけでよいというようにし
て、操作者の利便をはかっている。
【0005】この種の紙幣入出金装置の従来例として
は、特開平1−98681号に開示されるものがあり、
この装置においては、一括カセットは装填・補充用の紙
幣もしくは回収紙幣を収納する第1の収納部と、装填・
補充時に装填・補充をリジェクトされた紙幣を収納する
第2の収納部を有している。このような従来の装置で
は、現金精査時に、各金種別収納庫から一括カセットに
紙幣を回収した後、リジェクトカセットと一括カセット
の第2の収納部の収容紙幣を行員が計数し、金額を調べ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の従来技術によれば、現金精査のため、上記第1
の収納部を有する一括カセットと、リジェクトカセット
の両方を元方まで運搬しなければならない。従って、デ
パート等銀行の店舗外に設置されている紙幣入出金装置
においては、その負担は大きかった。
【0007】また、両収納庫のリジェクト紙幣を取り出
し計数する必要があるため、精査に時間がかかるという
問題があった。本発明は、以上の問題点に鑑み、精査す
べき紙幣を収納する収納庫を一つにしぼる構成を得て、
現金精査時の運搬の負担を軽減し、さらに精査時間を短
縮し、保守操作性の良い紙幣入出金装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、現金精査時、装置内でリジェクトカセッ
ト内の還流・出金リジェクト紙幣を一括カセットに回収
するようにする。すなわち、本発明は、金種別に紙幣を
収納する複数の金種別収納庫と、第1の収納部と第2の
収納部を有する一括カセットとを備え、入金処理時に鑑
別部で入金可能だが出金用として再利用不能と判定した
循環リジェクト紙幣と出金取引時に前記各金種別収納庫
から繰り出された紙幣が鑑別部で出金不可能とされた出
金リジェクト紙幣を収納するリジェクトカセットを備
え、紙幣充填・補充時に、前記一括カセットの第1の収
納部から繰り出され、鑑別部で装填・補充すると共に、
鑑別部で装填・補充不可能とされた装填・補充リジェク
ト紙幣を前記一括カセットの第2の収納部に収納する紙
幣入出金装置において、前記リジェクトカセット内に紙
幣を分離給紙するリジェクト紙幣分離部を設け、回収時
に、前記各金種別収納庫から繰り出された紙幣とリジェ
クト紙幣分離部にて分離給紙されたリジェクトカセット
内紙幣のうち、鑑別部で回収可能とされた紙幣を前記一
括カセットの第1の収納部へ回収すると共に、鑑別部で
回収不可能とされた回収リジェクト紙幣を前記一括カセ
ットの第2の収納部に収納することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成による本発明は、回収時に、各金種
別収納庫に収納されている出金用の紙幣を繰り出し、そ
のうち鑑別部で回収可能とされた紙幣を前記一括カセッ
トの第1の収納部へ回収すると共に、鑑別部で回収不可
能とされた回収リジェクト紙幣を前記一括カセットの第
2の収納部に収納する。そして、さらに、リジェクトカ
セット内に収納されている還流・出金リジェクト紙幣を
リジェクト紙幣分離部にて繰り出し、そのうち鑑別部で
回収可能とされた紙幣を前記一括カセットの第1の収納
部へ回収すると共に、鑑別部で回収不可能とされた回収
リジェクト紙幣を前記一括カセットの第2の収納部に収
納する。このようにして、一括カセットに精査すべき紙
幣、すなわち出金用の金種別紙幣と還流・出金リジェク
ト紙幣を回収することができる。
【0010】
【実施例】以下図面に従って実施例を説明する。図1は
本発明の一実施例を示す概略側面図である。図2は図1
の本実施例の装置を搭載した自動取引装置の外観を示す
斜視図であり、同図(a)は接客面から見た図、同図
(b)は背面から見た図である。
【0011】まず、図2において、1は自動取引装置、
2は紙幣入出金装置(以下CCADと記す)である。3
は顧客により挿入されたカードに対する磁気ストライプ
データの読み取り及び書き込みを行うと共に、レシート
等に取引内容の印字処理を行うカードリーダライタ/プ
リント部(以下カードリーダライタ部と記す)、4は顧
客により挿入された通帳の識別や取引内容の印字等の処
理を行う通帳記帳機である。
【0012】5は顧客操作表示部で、顧客が取引項目の
入力や出金希望金額,暗証番号の入力,及び取消,確認
等を行うための各種の操作キーと、該操作キーによる入
力金額や操作案内用のイラストや文字を表示するCRT
等の表示部を備えている。6は金融機関の係員が紙幣の
装填,補充,回収等の処理を行うためのデータを入力す
る図示しない操作キー,及び該操作キーからの入力デー
タや処理結果等を表示して、係員操作を誘導する表示部
から成る内部操作部で、この内部操作部6は自動取引装
置1の背面扉1aの内側に設けられている。
【0013】7は自動取引装置1の制御部である。図3
は前記自動取引装置1の機能ブロック図で、この図に見
られるように制御部7にCCAD2,カードリーダライ
タ部3,通帳記帳機4,顧客操作表示部5,及び内部操
作部6が接続されており、制御部7はこれらの制御を行
うと共に、必要に応じて各種演算処理やデータの記憶等
を行うものとなっている。
【0014】次に図1に従って、本実施例のCCAD2
の内部構造を説明する。図1において8はCCAD2の
前面側上部に設けた回転可能な接客部で、顧客が紙幣を
投入したり、顧客に対する紙幣の返却、及び出金を行う
ためのものである。この接客部8について図4を参照し
て説明する。
【0015】図4(イ)〜(ハ)はこの接客部8の構成
及び動作を示す概略側面図である。同図に示す如く、接
客部8は一定の間隔を開けて対向するように設けられた
一対の紙幣ガイド9と、この紙幣ガイド9間の紙幣を1
枚づつ分離する分離機構10より構成され、全体が図示
しないモータ等により回転する構造となっており、上方
に開閉可能なシャッタ11が設けられている。
【0016】この接客部8は前記シャッタ11を開いて
顧客が紙幣ガイド9間に入金紙幣をセットするのを待っ
たり、あるいは出金紙幣を顧客に支払うための入出金ポ
ジション(イ)、紙幣が投入された後にシャッタ11を
閉じて前記紙幣を1枚づつ分離して装置内に送り込む分
離ポジション(ロ)、後述する表裏取り揃え機構から一
括して紙幣を受け取る受け取りポジション(ハ)の3つ
のポジションに紙幣ガイド9が角度変化するように、こ
れらのポジションに配置された図示しない発光,受光素
子から成る位置検出器の信号に基づいて制御される。
【0017】再び図1の説明に戻る。前記接客部8の左
下側には紙幣の真偽,金種,正損,及び表裏の鑑別と2
重走行や斜行等の異常走行の有無の検知を行うために設
けられた鑑別部13が配置されている。また、前記接客
部8左側には表裏取り揃え機構12が設けられ、前記鑑
別部13で表面と鑑別された紙幣はこの表裏取り揃え機
構12で表裏反転して表面に揃えられるようにしてい
る。
【0018】また、前記接客部8左側には表裏取り揃え
機構12が設けられ、前記鑑別部13で裏面と鑑別され
た紙幣はこの表裏取り揃え機構12で表裏反転して表面
に揃えられるようにしている。15は一括カセットで、
この一括カセット15はCCAD2に対して抜き取る方
向の前面(CCAD2の後面)側に配置されており、抜
き取り方向の前面側に監査キーによって開くことができ
る紙幣入出用扉15aを有している。
【0019】16は同様にCCAD2の後方に配置した
リジェクトカセットで、このリジェクトカセット16は
一括カセット15の真下に位置している。ここで、前記
一括カセット15の内部構造について図5を参照して説
明する。図5は一括カセット15の内部の構造を示す概
略側面図で、同図(a)は紙幣繰り出し時、同図(b)
は後述する金種別の収納庫のフル検知による紙幣回収時
の状態を示す。
【0020】17は紙幣の充填,補充,及び回収時に各
金種の紙幣を一括して収納する第1の収納部としての一
括紙幣収納部であり、18はこの一括紙幣収納部に設け
られた紙幣堆積用のステージ、19は紙幣回収時に回収
紙幣を堆積収納する仕切り板である。前記ステージ18
は図5(b)に示すE,F,G,H,Iの五つのポジシ
ョンに図示しないモータ等により回動及び上下動し、そ
の動作は各ポジションに設けられた図示しない発光,受
光素子から成る検出器の検出信号に基づいて制御され
る。
【0021】尚、前記Iのポジションはステージ18の
ホームポジションである。20は回収紙幣をクランプす
るクランプレバであり、該クランプレバ20はA,B,
C,Dの四つのポジションに図示しないモータにより回
動及び上下動し、このクランプレバ20の動作も前記ス
テージ18と同様に各ポジションに設けられた図示しな
い発光,受光素子から成る検出器の検出信号に基づいて
制御される。
【0022】21は紙幣回収時に仕切り板19上に紙幣
を集積させる第1の集積手段としての回収紙幣集積部で
ある。22は前記一括収納部17の上部に設置された繰
り出し手段としての紙幣繰り出し部で、紙幣装填・補充
時に前記ステージ18上の紙幣を上側から一枚づつ分離
して後述する走行路に繰り出すためのものである。
【0023】23は紙幣装填・補充時に前記繰り出し手
段22から繰り出された紙幣のうち鑑別部13により異
常走行が検知された紙幣を充填・補充リジェクト紙幣と
して収納する第2の収納部としての装填・補充リジェク
ト紙幣収納部で、この装填・補充リジェクト紙幣収納部
23は前記一括収納部17の下方に位置し、前記仕切り
板19により一括収納部17と分離されている。
【0024】24は前記装填・補充リジェクト紙幣収納
部23へ紙幣を取り込んで集積させる第2の集積手段と
しての装填・補充リジェクト紙幣集積部である。25a
は一括収納部17内の紙幣のエンドを検知するためのエ
ンド検知器、25bはニアエンド検知器、25cは同じ
く一括収納部17内の紙幣のフルを検知するためのフル
検知器、26は装填・補充リジェクト紙幣収納部23の
紙幣のフルを検知するためのフル検知器であり、これら
各検知器は各々発光,受光素子により構成されている。
【0025】上記ステージ18とクランプレバ20の動
作を、図5に従って以下に説明する。クランプレバ20
は図示しないモータによりAのポジションからBのポジ
ションまで回転動作を行い、仕切り板19上に集積した
上記紙幣をクランプする。次に図示しないモータでクラ
ンプレバ20をBのポジションからCのポジションまで
移動して紙幣を持ち上げる。これにより仕切り板19上
に再び駆動して、再び集積許容値まで仕切り板19上に
集積を続ける。集積許容値に達すると補充紙幣分離機構
22を停止し、Cのポジションにあるクランプレバを図
示しないモータにより回転動作させDのポジションにす
ることにより、先にクランプし持ち上げた紙幣を次に仕
切り板19上に集積した紙幣の上に落とす。
【0026】続いて、図示しないモータによりDのポジ
ションにあるクランプレバ20をAのポジションにもど
し、さらにAのポジションからBのポジションまで回転
動作を行い、仕切り板19上に集積した上記紙幣をクラ
ンプする。次に図示しないモータでクランプレバ20を
再びBのポジションからCのポジションまで移動して紙
幣を持ち上げる。
【0027】そして、停止している補充紙幣分離機構2
2を再び駆動する。以上の動作を補充・回収紙幣収納部
17のエンド検知器25aがエンド検知するまで繰り返
す。エンド検知器25aがエンドを検知すると補充紙幣
分離機構22を停止し、クランプレバ20は図示しない
モータによりCのポジションへ紙幣をクランプして持ち
上げ、ステージ18は図示しないモータにより、Eのポ
ジションへ紙幣をクランプして持ち上げ、ステージ18
は図示しないモータにより、EのポジションからFのポ
ジションまで回転動作をし、続いて図示しないモータに
よりFのポジションからGのポジションまで降りる。
【0028】次に、図示しないモータによりGのポジシ
ョンからHのポジションまで回動動作を行う。ここでク
ランプレバ20は図示しないモータによりCのポジショ
ンからDのポジションへ回転動作を行いクランプしても
ち上げた紙幣はステージ18上に乗る。そして、図示し
ないモータによりステージ18はHのポジションからI
のポジション(ホームポジション)まで紙幣を持ち上げ
る。以上の動作により補充・回収紙幣収納部17内の紙
幣は鑑別部13を通り、再び補充・回収紙幣収納部17
内に収納することができる。
【0029】なお、前述した如く、クランプレバ20及
びステージ18にはそれぞれのポジションに対応して図
示しない検知器が設けられている。ここで、図1の説明
に戻る。リジェクトカセット16は、顧客の取り忘れ紙
幣を収納する取り忘れ紙幣収納部27と、入金処理時に
鑑別部13により入金可能な真券であるが出金用として
再利用するには不適な損券と鑑別された循環リジェクト
及び出金処理時に鑑別部13で金種不明と鑑別されたり
異常走行が検知された出金リジェクト紙幣を収納する循
環・出金リジェクト紙幣収納部28を有し、併せて前記
取り忘れ紙幣収納部27へ取り忘れ紙幣を取り込んで集
積させる取り忘れ紙幣集積部29と、前記循環・出金リ
ジェクト紙幣を取り込んで集積させる循環・出金リジェ
クト紙幣集積部30を備えている。
【0030】31は取り忘れ紙幣収納部27内の紙幣の
フルを検出するためのフル検知器、32はリジェクト紙
幣収納部28内の紙幣のフルを検出するためのフル検知
器であり、これらもそれぞれ発光,受光素子により構成
されている。また、ピッカローラ100,フィードロー
ラ101,リバースローラ102により構成され、循環
・出金リジェクト紙幣収納部28内の紙幣を一枚づつ分
離給紙する紙幣分離機構103及び循環・出金リジェク
ト紙幣収納部28内の紙幣のエンドを検知するためのエ
ンド検知器105が前記リジェクトカセット16内部に
設けてある。また、紙幣分離機構103により繰り出さ
れた紙幣を搬送する搬送路104が設けられている。
【0031】33,34,35は顧客との取引に用いる
出金用紙幣を堆積収納する金種別収納庫(以下金種別カ
セットと記す)で、この金種別カセット33,34,3
5はCCAD2の底部側に配置されており、本実施例で
は33を千円券カセット、34及び35を万円券カセッ
トとしている。尚、34及び35の2個を万円券カセッ
トとしているのは、通常顧客との取引において万円券の
取引量が千円券よりも多いためである。
【0032】36,37,38は前記金種別カセット3
3,34,35内に設けられた紙幣堆積用のステージ
で、各ステージ36,37,38を図示しない移動手段
によって上昇,下降移動することにより、それぞれのス
テージ36,37,38上の最上部の紙幣の位置が制御
される。53は前記金種別カセット33,34,35の
上方に配置した入出金ユニットで、この入出金ユニット
53は、前記金種別カセット33,34,35の真上に
配置された金種別紙幣一時保留板42,43,44と、
前記鑑別部13を経て送られてくる紙幣を取り込んで各
金種別紙幣維持保留板42,43,44上に集積させる
金種別紙幣集積部39,40,41と、前記ステージ3
6,37,38もしくは金種別紙幣一時保留板42,4
3,44上の紙幣を最上部より一枚づつ分離して取り出
す金種別紙幣分離機構45,46,47を有しており、
ここで前記金種別紙幣一時保留板42,43,44は図
示しないモータにより矢印J方向に退避可能となってい
る。
【0033】48a,49a,50aは前記金種別カセ
ット33,34,35内の紙幣のエンドを検知するため
のエンド検知器、48b,49b,50bは同じく紙幣
のニアエンドを検知するためのニアエンド検知器、48
c,49c,50cは紙幣のフルを検知するためのフル
検知器であり、これらはそれぞれ発光,受光素子により
構成されている。
【0034】51は前記接客部8,表裏取り揃え機構1
2,鑑別部13,一括カセット15,リジェクトカセッ
ト16及び入出金ユニット53間を結んで紙幣を搬送す
る走行路、14a〜14jは前記鑑別部13による鑑別
結果等に基づいて図示しないマグネットにより動作する
ようになっている。52はCCAD2の開放された後面
の一部を閉塞するように設けられた扉で、この扉52を
開くことによりCCAD2を自動取引装置1から引き出
すことなく、一括カセット15が抜き取れるようになっ
ているが、この扉52は一括カセット17の紙幣入出金
扉15aの開閉を妨げないように配置されている。
【0035】また、この一括カセット15を抜き取るこ
とにより、前記リジェクトカセット16及び各金種別カ
セット33,34,35を抜き取れるようになってい
る。そして、一括カセット15、リジェクトカセット1
6、及び各金種別カセット33,34,35には共通の
鍵が付いており、監査キーを使用することによりカセッ
トの蓋を開いて紙幣の収納及び抜き取り操作を行えるも
のとなっている。
【0036】尚、CCAD2内には前記接客部8を回転
させるモータの他にも紙幣を分離,集積,搬送するため
の動力源として、それぞれ独立した図示しない複数のモ
ータが実装され、その回転動力を各部に伝達する動力伝
達機構が配置されている。次に、上述した構成の作用を
説明するが、入金・出金・補充は、従来例と同様なため
説明を省略し、回収動作のみ説明する。
【0037】図6,図7は本実施例における紙幣回収時
の作用を示す動作フローチャート、図8は同実施例の紙
幣回収時の作用を示す概略側面図であり、以下図6,図
7および図8に従って本実施例の作用を説明する。 <紙幣回収>精査時に係員が自動取引装置1の背面扉1
aを開き、内部操作部6の操作キーにより回収指示を入
力すると、制御部7はこの入力を受けてCCAD2に対
して回収動作開始を指示するコマンドを送信する。
【0038】CCAD2は回収動作開始のコマンドを受
信すると内部状態を回収モードに切り替え、各金種別カ
セット33,34,35及びリジェクトカセット16の
すべてがエンド検知されていないこと、すなわち回収す
るべき紙幣が金種別カセット33,34,35にリジェ
クトカセット16の何れかに存在することを確認する。
【0039】金種別カセット33,34,35の全てが
エンド検知されていた場合、CCAD2は動作不可のデ
ータをレスポンスに付加して制御部7に返送し、この処
理は中止される。いずれか一つの金種別カセットでもエ
ンドを検知していないことを確認すると、CCAD2は
回収動作を開始する。
【0040】まず、金種別紙幣分離機構47を作動し
て、金種別カセット35に収納されている紙幣を上側か
ら順に一枚づつ分離して繰り出し、図8に矢印で示すよ
うに走行路51により鑑別部13へ搬送する(S1)。
鑑別部13では搬送されてきた紙幣の金種の鑑別を行う
と共に、異常走行の有無を検知して後方へ送り出す(S
2)。
【0041】そして、前記鑑別部13で異常走行が検知
された紙幣は、切り替えブレード14fを作動させて充
填・補充リジェクト紙幣集積部24に送り込み、充填・
補充リジェクト紙幣収納部23に集積する(S3)。鑑
別の結果、正常な紙幣は切り替えブレード14eを作動
させて回収紙幣集積部21に送り込み、一括収納部17
の仕切り板19の上に順次集積させる(S4)。
【0042】この動作は金種別カセット35にセットさ
れた紙幣がなくなるまで繰り返されるが(S10)、途
中で仕切り板19上の集積枚数が集積許容値に達した場
合には(S8)、金種別紙幣分離機構47の動作を中断
し、前述の図5の動作を行う(S9)。金種別カセット
35のエンド検知器50aがエンドを検知すると、次は
金種別カセット34から収納紙幣を繰り出し、前記と同
様に装填・補充リジェクト紙幣収納部23あるいは仕切
り板19上に順次集積される(S11)。
【0043】同様に、金種別カセット34のエンド検知
器49aがエンドを検知すると、続いて金種別カセット
33から収納紙幣を繰り出し、装填・補充リジェクト紙
幣収納部23あるいは仕切り板19上に順次集積させる
(S12)。こうして、各金種別カセット35,34,
33の万円券紙幣,千円券紙幣を順に一括収納部17の
仕切り板19上に計数しながら集積する。
【0044】次に、リジェクトカセット分離機構103
を作動して、リジェクトカセット16に収納されている
紙幣を下側から順に一枚づつ分離して繰り出し、図8に
矢印で示すように走行路104に走行路51により鑑別
部13へ搬送する(S13)。鑑別部13では搬送され
てきた紙幣の金種の鑑別を行うと共に、S14で異常走
行が検知された紙幣は、切り替えブレード14fを作動
させてリジェクト紙幣集積部24に送り込み、充填・補
充リジェクト紙幣収納部23に集積する(S15)。
【0045】鑑別の結果、正常な紙幣は切り替えブレー
ド14eを作動させて回収紙幣集積部21に送り込み、
仕切り板19の上に順次集積させる(S16)。この動
作はリジェクトカセット16に収納された紙幣がなくな
るまで繰り返されるが(S22)、途中で仕切り板19
上の集積枚数が集積許容値に達した場合には(S2
0)、リジェクト紙幣分離機構103の動作を中断し、
前述の図5の動作を行う。
【0046】S22でリジェクトカセット16のエンド
検知器105がエンドを検知すると、回収動作は終了す
る。上述した回収動作中は常時鑑別部13で一括収納部
17への送り込み紙幣をカウントし、収納許容量に達す
ると(S5/S17)、回収動作を中断してその計数枚
数データを制御部7に返送する。
【0047】制御部7はこれを受けて内部操作部6の表
示部に「一括カセットフル」を表示して、一括カセット
に収納された紙幣の回収を指示する(S6/S18)。
尚、この一括収納部17の回収紙幣の収納許容量は、ス
テージ18上の堆積紙幣の収納許容量は、ステージ18
上の堆積紙幣の量によって異なるので、紙幣回収処理に
先立って、図示しない検出器によりステージ18の高さ
を検出し、これにより制御部7の演算手段によりステー
ジ18上の堆積紙幣の量を求め、更に一括収納部17の
収納量よりこれを差し引いて回収紙幣の収納許容量を求
めておく。
【0048】一括収納部17がフルになると、係員はC
CAD2の後面の扉52を開いて一括カセット15を抜
き取り、監査キーを用いて一括カセット15の蓋を開
き、一括収納部17内の紙幣を全て取り出す。そして、
再び前記扉を閉じて、一括カセット15をCCAD2に
再度セットし、扉52を閉じて回収動作を再開させる
(S7/S21)。
【0049】以上のようにして金種別カセット35,3
4,33,リジェクトカセット16の全てがエンド検知
をするまで回収動作を行い、最後の紙幣が一括収納部1
7に到着すると走行路104,51による搬送動作を停
止し、回収動作が終了する。この回収処理を終了したC
CAD2は回収終了のレスポンスに各金種別に回収した
計数枚数データを付加して制御部7に返送し、これを受
けて制御部7は回収枚数をカウントして図示しない記憶
部に記憶する(S23)。
【0050】また、CCAD2の紙幣回収処理が終了す
ると、係員がCCAD2の扉52を開き、一括カセット
15を抜き取って、精査を行う元方へ運搬する。以上
は、精査時における通常の紙幣の回収処理であるが、装
置運用中において何らかの理由により一括カセット15
から一括収納部17の紙幣を回収する必要が生じた場合
は、前述した紙幣補充時と同様に一括カセット15の紙
幣入出用扉15aを監査キーにより開いて、ステージ1
8上の紙幣を手で直接抜き取ることも可能であり、この
場合は抜き取った紙幣の金種枚数を内部操作部6のキー
操作により入力して、制御部7の記憶部に記憶させるよ
うにすればよい。
【0051】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこれに限られるものではない。例えば、上
述した実施例では紙幣補充時に自動取引装置1の背面扉
1aを開いたとき一括カセット15のステージ18をホ
ームポジションに戻すものとして説明したが、一括カセ
ット15の紙幣入出用扉15aを監査キーにより開いた
ときステージ18をホームポジションに戻すようにする
ことも可能であり、また内部操作部6の操作キーにより
支持して戻すようにしてもよい。
【0052】更に、ステージ18の上昇動作をバネ手段
を利用して行うものであれば、ステージ18を特にホー
ムポジションに戻す必要はなく、ステージ18を手で押
し下げて補充用の紙幣をステージ18上に載置すること
も可能である。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明は、金
種別に紙幣を収納する複数の金種別収納庫と、第1の収
納部と第2の収納部を有する一括カセットとを備え、入
金処理時に鑑別部で入金可能だが出金用として再利用不
能と判定した循環リジェクト紙幣と出金取引時に前記各
金種別収納庫から繰り出された紙幣が鑑別部で出金不可
能とされた出金リジェクト紙幣を収納するリジェクトカ
セットを備え、紙幣充填・補充時に、前記一括カセット
の第1の収納部から繰り出され、鑑別部で装填・補充す
ると共に、鑑別部で装填・補充不可能とされた装填・補
充リジェクト紙幣を前記一括カセットの第2の収納部に
収納する紙幣入出金装置において、前記リジェクトカセ
ット内に紙幣を分離給紙するリジェクト紙幣分離部を設
け、回収時に、前記各金種別収納庫から繰り出された紙
幣とリジェクト紙幣分離部にて分離給紙されたリジェク
トカセット内紙幣のうち、鑑別部で回収可能とされた紙
幣を前記一括カセットの第1の収納部へ回収すると共
に、鑑別部で回収不可能とされた回収リジェクト紙幣を
前記一括カセットの第2の収納部に収納するので、現金
精査時、装置内でリジェクトカセット内の還流・出金リ
ジェクト紙幣を一括カセットに回収することができる。
【0054】これにより、精査すべき収納庫を一つにす
ることが可能となり、現金精査時の運搬の負担を軽減
し、さらに精査時間を短縮し、保守操作性の良い紙幣入
出金装置を提供するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略側面図である。
【図2】本発明の一実施例を搭載した自動取引装置の外
観斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を搭載した自動取引装置のブ
ロック図である。
【図4】本発明の一実施例の要部概略側面図である。
【図5】本発明の一実施例の要部概略側面図である。
【図6】本発明の一実施例の作用を示す動作フローチャ
ートである。
【図7】本発明の一実施例の作用を示す動作フローチャ
ートである。
【図8】本発明の一実施例の作用を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
13 鑑別部 15 一括カセット 16 リジェクトカセット 17 一括紙幣収納部 23 装填・補充リジェクト紙幣収納部 28 循環・出金リジェクト紙幣収納部 33,34,35 金種別収納庫 100 ピッカローラ 101 フィードローラ 102 リバースローラ 103 紙幣分離機構 104 搬送路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金種別に紙幣を収納する複数の金種別収
    納庫と、第1の収納部と第2の収納部を有する一括カセ
    ットとを備え、入金処理時に鑑別部で入金可能だが出金
    用として再利用不能と判定した循環リジェクト紙幣と出
    金取引時に前記各金種別収納庫から繰り出された紙幣が
    鑑別部で出金不可能とされた出金リジェクト紙幣を収納
    するリジェクトカセットを備え、紙幣充填・補充時に、
    前記一括カセットの第1の収納部から繰り出され、鑑別
    部で装填・補充すると共に、鑑別部で装填・補充不可能
    とされた装填・補充リジェクト紙幣を前記一括カセット
    の第2の収納部に収納する紙幣入出金装置において、 前記リジェクトカセット内に紙幣を分離給紙するリジェ
    クト紙幣分離部を設け、 回収時に、前記各金種別収納庫から繰り出された紙幣と
    リジェクト紙幣分離部にて分離給紙されたリジェクトカ
    セット内紙幣のうち、鑑別部で回収可能とされた紙幣を
    前記一括カセットの第1の収納部へ回収すると共に、鑑
    別部で回収不可能とされた回収リジェクト紙幣を前記一
    括カセットの第2の収納部に収納することを特徴とする
    紙幣入出金装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172442A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣入出金機
CN100337887C (zh) * 1999-07-01 2007-09-19 日立欧姆龙金融系统有限公司 纸币盒
JP2012073711A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Sinfonia Technology Co Ltd 紙葉類処理装置

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