JP2577810B2 - 現金入出金装置 - Google Patents

現金入出金装置

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JP2577810B2
JP2577810B2 JP2127196A JP12719690A JP2577810B2 JP 2577810 B2 JP2577810 B2 JP 2577810B2 JP 2127196 A JP2127196 A JP 2127196A JP 12719690 A JP12719690 A JP 12719690A JP 2577810 B2 JP2577810 B2 JP 2577810B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は銀行等の金融機関に設置される現金入出金装
置に関するもので、特に現金の補充・回収用収納庫を有
する現金入出金装置に関する。
〔従来の技術〕
銀行等の金融機関における窓口業務及び自動取引装置
での顧客との現金を扱う業務のために、近年、入金機能
と出金機能を一体化し、しかも入金貨幣のうち、出金用
として再利用可能な貨幣を出金用収納庫に収納して、出
金取引時に利用する貨幣還流式の現金入出金装置が相次
いで発表されている。
第11図(a),(b)はこのような現金入出金装置を
搭載した現金自動取引装置を接客面から見た外観斜視
図、同図(b)は同装置を背面保守面から見た外観斜視
図である。
図において、1は現金自動取引装置、2は紙幣入出金
装置、2′は硬貨入出金装置であり、これら紙幣入出金
装置2及び硬貨入出金装置2′はいずれも還流機能を有
する現金入出金装置である。
3は顧客により挿入されたカードの識別、入金/支払
い取引の内容の印字等の処理を行うカードリーダライタ
部、4は顧客により挿入された通帳の識別、入金/支払
い取引内容の印字等の処理を行う通帳記帳機部、5は入
金/支払い金額や暗証番号を入力する操作キーや金額や
操作案内用のイラストや文字を表示する表示部から構成
される顧客操作部、6は行員が装填,補充,回収等の処
理を行うため、各取引きに応じた項目及びデータを入力
する操作キー及び前記操作キーからの入力データ及び処
理結果等を表示して、行員操作を誘導する表示部により
構成される内部操作部、7は以上の各装置の動作制御及
び各種演算処理等を行う制御部である。
以上説明した各装置の接続形態をブロックとして表す
と第12図の通りである。
このような現金自動取引装置において、資金効率化と
省力化等の側面からみて、重視されているのが、紙幣入
出金装置や硬貨入出金装置等の現金入出金装置におけ
る、先に述べた入金貨幣を出金貨幣として再利用するよ
うにした貨幣の還流方式と、現金入出金装置内部の取引
運用に用いる各種金種別貨幣収納庫と、これらのカセッ
トとは別の一括収納庫との間で貨幣の授受を行い、この
一括収納庫内の貨幣を現金入出金内部の金種別貨幣収納
庫へ分配する補充(充填も含む)動作と、現金入出金装
置の各金種別貨幣収納庫内の貨幣を一括収納庫へ回収す
る回収動作を行えるようにし、基本的に元方と現金自動
取引装置の間の貨幣の運搬は、前記一括収納庫にて行え
るようにした一括収納庫方式であり、種々開発されてい
る。
また、最近、銀行等の金融機関が週休2日制を採用す
るようになり、これに伴い、休日の現金自動取引装置の
無人運用が必須の情勢にある。
ここで、現金自動取引装置の運用については、従来は
現金自動取引装置を設置する金融機関の係員が直接出金
用貨幣の補充や入金された貨幣の回収に当たっていた
が、現金自動取引装置の休日運用により、金融機関の元
方と現金自動取引装置の間を一括収納庫にて現金を運搬
し、その運搬業務は外部運輸業者等に委ねられる運用形
態が予想される。
この様な業務形態においては、業務上の責任分担を明
確にする必要があり、その責任分担のあり方としては、
一括収納庫内の現金の在高については金融機関の元方と
現金自動取引装置が保証し、外部委託業者は一括収納庫
の確実な運搬と、現金自動取引装置への一括収納庫の着
脱と最小限の現金自動取引装置の入力オペレーションが
果たせられるような形が一般的と考えられる。
このような業務形態のもとでは、一括収納庫が高いセ
キュリティを有することが、運用が円滑に行われるため
の条件であり、従来の一括収納庫も施錠機能があり、キ
ーがなければその蓋を開けることが出来ないが、施錠し
たままでも現金入出金装置に装着することにより開錠さ
れ、また入出金装置から取り外す際に自動的に施錠され
る等の安全性を確保しながら、取扱い易さも考慮した考
案が種々なされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した構成の従来技術によれば、責
任分担の境界にある一括収納庫と装置本体間の貨幣受け
渡し部の残留貨幣に対する責任分担が確立されていな
い。
すなわち、従来技術では、一括収納庫と装置本体との
貨幣受け渡し部に残留貨幣がある状態でも一括収納庫と
装置本体から取り外すことを許してしまうので、前述し
た業務上の責任分担を不明確にするという問題があっ
た。
本発明は、以上の問題点に鑑み、一括収納庫の取り外
し操作前に貨幣受け渡し部の残留貨幣に関する責任分担
を明確にする構成を得て、現金管理の安全性に優れた装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、責任分担の境界
である貨幣受け渡し部の残留貨幣を何れか一方の責任範
囲に送り込むとともに、送り込みが出来なかった場合は
一括収納庫の取り出しを、さらに限定した保守員のみに
許すようにする。
すなわち、本発明は、入金口へ顧客の投入した貨幣を
鑑別手段にて識別して入金取引を行う入金取引機能と、
顧客の指示した金種金額に応じて金種別貨幣収納庫より
貨幣を放出して出金を行う出金取引機能と、入金取引成
立の貨幣のうち出金に再利用可能なものを循環貨幣とし
て前記金種別貨幣収納庫へ収納して出金用に回す循環機
能と、装置より着脱自在の一括収納庫に収納した補充貨
幣のこの一括収納庫と装置本体間の貨幣受け渡し部に設
けた貨幣受け渡し手段を介して前記金種別貨幣収納庫へ
送り込む補充機能と、装置内の貨幣を前記貨幣受け渡し
手段を介して前記一括収納庫へ回収する回収機能を有す
る現金入出金装置において、前記一括収納庫の装着を検
知する検知手段と、前記一括収納庫を装置側にロックす
るロック手段と、該ロック手段の駆動手段と、前記貨幣
受け渡し部の残留貨幣を検知する残留貨幣検知手段とを
設け、補充処理または回収処理の動作中に搬送不良によ
る動作停止があった場合およびこれらの処理の終了時
に、前記残留貨幣検知手段により貨幣受け渡し部の残留
貨幣の有無を判定し、残留貨幣が有った場合、前記貨幣
受け渡し手段を駆動して前記残留貨幣を一括収納庫側ま
たは装置本体側のいずれかに送り込むことを特徴とす
る。
さらに本発明は、特定の操作を受けると前記ロック手
段の駆動手段にロック強制解除の信号を発信する強制解
除信号発信手段を設け、上記送り込み動作後、再び前記
残留貨幣検知手段により貨幣受け渡し部の残留紙幣の有
無を判定し、残留紙幣が有った場合はロック手段のロッ
ク状態を保持し、その後、特定の操作を受けると強制解
除信号発信手段がロック手段の駆動手段にロック強制解
除の信号を発信することを特徴とする。
〔作用〕
以上の構成により本発明は、補充処理または回収処理
の動作中に搬送不良による動作停止があった場合および
これらの処理の終了時、残留貨幣検知手段により貨幣受
け渡し部の残留貨幣の有無を判定する。なお、この判定
を経ないと一括収納庫は装置より取り外せない。
判定の結果、残留貨幣が有った場合、貨幣受け渡し手
段を駆動して前記残留貨幣を一括収納庫側または装置本
体側のいずれかに送り込む。
貨幣受け渡し手段としては、搬送路の最終端部にある
回収貨幣集積部や、一括収納庫の貨幣を上側から一枚づ
つ取り出す補充貨幣分離機構等が有り、この動作を詳し
く述べると、例えば搬送路を正回転させて回収貨幣集積
部から残留貨幣を一括収納庫へ送り込むか、搬送路を逆
回転させて回収貨幣集積部から残留貨幣を装置本体に取
り込むか、あるいは補充貨幣分離機構を正回転させて補
充貨幣分離機構から残留貨幣を装置本体内に送り込む
か、補充貨幣分離機構を逆回転させて補充貨幣分離機構
から残留貨幣を一括収納庫内に送り込むかするのであ
る。残留貨幣が回収紙幣集積部あるいは補充紙幣分離機
構にある程度接触した状態であればこの送り込み/取り
込みは成功する。
しかしながら、残留貨幣の残留状態によっては、この
送り込み/取り込みが成功しない場合もある。
そこで装置は、上記送り込み動作後、再び残留紙幣検
知手段により貨幣受け渡し部の残留紙幣の有無を判定
し、残留紙幣が有った場合はロック手段のロック状態を
保持する。その結果、一括収納庫は装置側へロックされ
たままとなり、一括収納庫を装置より取り外すことは不
可能となる。
そして、一括収納庫が取り外し不可能となった後に、
予め境界の貨幣の取扱を許可されている保守員が、暗証
番号入力等予め定めた特定の操作を行うと、これを受け
て強制解除信号発信手段がロック手段の駆動手段にロッ
ク強制解除の信号を発信する。その結果、一括収納庫の
装置側へのロックは解除されこの保守員は一括収納庫を
装置より取り外すことができる。
〔実 施 例〕
以下図面に従って実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す概略側面図、であ
り、ここでは紙幣入出金装置(以下CCADという)に適用
した場合を説明する。
なお、本実施例を搭載する現金自動取引装置の構成は
第11図(a),(b)に示した従来のものと同様である
ので説明を省略し符号も同一のものをもちいて説明す
る。
以下に第1図を参照してCCAD2の構成を説明する。
図において、2aはCCAD2の上部ユニット、2bは下部ユ
ニットである。
8はCCAD2の前面上部に設けた接客口であり、顧客が
紙幣を出し入れするためのものである。第2図(イ)〜
(ホ)はこの接客口8の構成および動作を示す概略側面
図である。
同図に示す如く、接客口8は紙幣ガイド9と紙幣を一
枚づつ分離する分離機構10より構成される回転体構造と
なっており、接客口シャッタ11を開き、顧客が紙幣を投
入するのを待っている入金ポジション(イ)、紙幣が投
入された後、接客口シャッタ11を閉じ一括して投入され
た紙幣を一枚づつ分離して装置内に送り込む分離ポジシ
ョン(ロ)、後述する表裏取り揃え機構12から一括して
紙幣を受けとる受け取りポジション(ハ)、表裏取り揃
え機構12から一括して紙幣を受けとった後、接客口シャ
ッタ11を開き、顧客に一括して紙幣を出金する出金ポジ
ション(ニ)、顧客の取り忘れ紙幣を収納する取り込み
ポジション(ホ)の5つのポジションに停止する。
各ポジションへの移動は図示しないモータにより駆動
される。さらに、図示しないが各ポジションの位置を検
出するために各ポジションに対応して光学系の検出器が
設けられている。
接客口8の左下側には送り込まれた紙幣の真偽,正
損,表裏,走行状態等を識別及び検知するために設けら
れた識別部13が配置されている。
また、接客口8左側には表裏取り揃え機構12が設けら
れ、識別部13の識別結果で裏面と判定された紙幣の場合
には、切り替えブレード14aを図示していないマグネッ
トを駆動することにより作動して、走行路を切替えて表
裏取り揃え部12に送り込んで表面に揃える機能を行うよ
う配置している。
15はCCAD2の後方に配置した一括カセットであり、該
一括カセット15は矢印Kで示す機体の引き出し方向前面
に着脱自在に配置してある。
74はプリント基板74aに搭載された一括カセットデー
タ記憶部であり、該一括カセットデータ記憶部74は当該
一括収納庫が正規のものであることを証明する証明デー
タを記憶している。
第3図は前記一括カセットデータ記憶部74に格納され
ている特定な証明データの一例を示す説明図である。
この例では、例えば、一括カセットデータ記憶部74は
ROM等の不揮発性メモリで構成され、アドレス0番地に
は銀行コードの1桁目、1番地には2桁目、・・・n番
地には最上位桁を。続くn+1番地からn+3番地には
カセットNo.をそれぞれ記憶させた場合を示している。
第1図に戻り、75は装置側に固設したコネクタであ
り、該コネクタ75は一括カセット15を装置内の所定位置
にセットすると、プリント基板74aのコネクタ部と接続
する位置に配置してある。
76は一括カセット15の装着を検知する検知スイッチ、
77は一括カセット15を装置側にロックするロック機構で
ある。
第4図は前記ロック機構77の構成を示す要部側面図で
ある。
図において、80は軸81を回転支点に回動するレバ、82
は一括カセット15に突出形成した突起であり、前記レバ
80の先端に設けたフック部80aが該突起82に係合して、
装置側に一括カセット15をロックする。
レバ80は常時スプリング83で矢印Aで示すロック解除
方向に付勢されている。
84はマグネットであり、通電によりリンク85を矢印B
方向に吸引する。
以上の構成によりロック機構77は、非通電時はスプリ
ング83の付勢力によりレバ80のフック部80aを矢印A方
向に退避させて、一括カセット15のロックを解除した状
態にある。
ここで、マグネット84に通電してリンク85を矢印B方
向に吸引すると、スプリング83の付勢力に抗してレバ80
が矢印C方向に回動し、フック部80aが該突起82に係合
して、装置側に一括カセット15をロックする。
第1図に戻り、17は補充紙幣もしくは回収紙幣を収納
する補充・回収紙幣収納部、18は該補充・回収紙幣収納
部17のステージである。
19は前記一括カセット15上部に配置した補充・回収ユ
ニットであり、該補充・回収ユニット19には、紙幣回収
時に補充・回収紙幣収納部17に紙幣を送出する回収紙幣
集積部21、一括カセット15上部に内蔵設置され、紙幣補
充時に前記ステージ18上に乗せられた紙幣を上側から一
枚づつ取り出す補充紙幣分離機構22と、一括カセット15
と補充・回収ユニット19との紙幣の受け渡しを行う受け
渡し部100と、前記受け渡し部100に残留した紙幣を検知
する残留紙幣検知器101aおよび101bとを有する。
すなわち、上記補充・回収ユニット19は補充・回収時
のみ作動し、入出金処理時は何ら機能しないものであ
る。
23は補充及び装填処理時に前記補充紙幣分離機構22か
ら繰り出された紙幣のうち識別部13により重走又は斜行
していると識別した補充リジェクト紙幣を収納する第1
種リジェクト紙幣収納部、24は該第1種リジェクト紙幣
収納部23へ上記補充リジェクト紙幣を送出する第1種リ
ジェクト紙幣集積部である。
25aは補充・回収紙幣収納部17のエンド検知器、25bは
ニアエンド検知器、25cはフル検知器、26は第1種リジ
ェクト紙幣収納部23のフル検知器であり、これら各検知
器はおのおの一対の受発光素子より構成する。
27は出金処理時に鑑別部13で出金不能と判定した出金
リジェクト紙幣を収納する第2種リジェクト紙幣カセッ
トであり、該第2種リジェクト紙幣カセット27はCCAD2
の上部ユニット2a後方に配置してある。
28は前記第2種リジェクト紙幣カセット27へ出金リジ
ェクト紙幣を送出する第2種リジェクト紙幣集積部であ
る。
29は入金処理時に鑑別部13で入金可能だが出金用とし
て再利用不能と判定した循環リジェクト紙幣を収納する
第3種リジェクト紙幣カセット、30は前記第3種リジェ
クト紙幣カセット29へ循環リジェクト紙幣を送出する第
3種リジェクト紙幣集積部である。
31は第2種リジェクト紙幣カセット27のフル検知器で
あり、該フル検知器31は一対の受発光素子よりなる光学
検知器であり、第2種リジェクト紙幣カセット27内の紙
幣収納量を管理する手段としている。
33,34は出金用紙幣を堆積収納する金種別カセットで
あり、該金種別カセット33,34はCCAD2の下部ユニット2b
に配置してある。
なお、本実施例では33を千円券カセット、34を万円券
カセットとしている。
36,37,38は該金種別カセット33,34及び第3種リジェ
クト紙幣カセット29内のステージであり、図示せぬ移動
手段により上昇下降移動して堆積した紙幣の最上部の位
置を制御する。
53は前記金種別カセット33,34及び第3種リジェクト
紙幣カセット29の上部に配置した入出金ユニットであ
り、該入出金ユニット53は、金種別カセット33,34へ取
り込み紙幣を金種別に送出する金種別紙幣集積部39,40
と、前記第3種リジェクト紙幣集積部30と、取り込み紙
幣を収納前に一時保留する紙幣一時保留板42,43,44と、
前記ステージ36,37,38もしくは紙幣一時保留板42,43,44
上の紙幣を最上部より分離して取り出す紙幣分離機構4
5,46,47を有する。
また、前記金種別紙幣一時保留板42,43,44は図示しな
いモータにより矢印J方向に退避可能である。
48a,49a,50aは上記金種別カセット33,34及び第3種リ
ジェクト紙幣カセット29のエンド検知器、48b,49b,50b
はニアエンド検知器、48c,49c,50cはフル検知器であ
り、これら各検知器はそれぞれ一対の受発光素子よりな
る光学検知器であり、各カセット内のステージの位置を
検出することで紙幣量を管理する手段としている。
51は紙幣を搬送する走行路、14a〜14iは紙幣の搬送方
向を切り替える切り替えブレードである。
CCAD2の後面には扉52が付いており、これを開くこと
によりCCAD2を引き出すことなく、一括カセット15が抜
き取れるよう配置されている。
又、CCAD2を引き出すことにより、各金種カセット33,
34及び第3種リジェクト紙幣カセット29を抜き取れるよ
うに配置されている。
一括カセット15,第1種リジェクト紙幣収納部27,各金
種カセット33,34及び第3種リジェクト紙幣カセット29
には共通の錠が付いており、監査キーを使用することに
よりカセットの扉を開き、紙幣の装填及び抜き取り操作
を行うことができる。
なお、上部ユニット2aと下部ユニット2bは紙幣を分
離,集積,搬送するための動力源として、それぞれ独立
した図示しないモータを実装し、動力伝達機構を配置し
ている。
第5図は本紙幣入出金装置の制御系を示すブロック図
である。
図において、上部ユニット2a,下部ユニット2b及び補
充・回収ユニット19の搬送路を駆動するモータ等の各部
のモータ群69はモータドライバ61に接続される。各部の
マグネット群70はマグネットドライバ62に接続される。
なお、上記ロック機構77のマグネット84はこのマグネッ
ト群70に属する。
各部のスイッチ群71はスイッチ読み取り回路63に接続
される。なお、上記検知スイッチ76はこのスイッチ群71
に属する。
また走行路51等に設けられているフォトセンサ群72及
び受け渡し部100に残留した紙幣を検知する残留紙幣検
知器101aおよび101bはフォトセンサ読み取り回路64に接
続される。紙幣鑑別部13に内蔵される紙幣鑑別用センサ
群73は紙幣鑑別制御部65に接続される。
モータトライバ61、マグネットドライバ62、スイッチ
読み取り回路63、フォトセンサ読み取り回路64、紙幣鑑
別部65はI/Oインターフェース回路60を介して、紙幣入
出金装置制御部59に接続される。
前述した一括カセットデータ記憶部74は一括カセット
インターフェース回路66を介して紙幣入出金装置制御部
59に接続される。
ROM67およびRAM68は紙幣入出金装置制御部59を構成す
るマイクロプロセッサのプログラムやデータを記憶して
いる。
以上の構成の本実施例の作用を以下に説明する。
第6図〜第9図は本実施例の作用を示す概略側面図で
あり、第6図は入金取引時、第7図は出金取引時、第8
図は補充動作時(充填動作を含む)、第9図は回収動作
時を示す。
<入金取引> 顧客により入金取引キーが押下され、カードをカード
挿入口または通帳を通帳挿入口に挿入すると、装置とセ
ンタとの間で交信が行われ、問題がないことが確認され
ると、制御部7はCCAD2に入金処理開始のコマンドを送
信する。
CCAD2は入金処理開始のコマンドを受信すると、内部
状態を入金モードに切替えて、顧客が紙幣をセットする
のを待つ。
顧客が紙幣をセットしたことを検知すると、接客口シ
ャッタ11を閉じ、制御部7から定期的に送信している状
態センスコマンドに対して入金口紙幣セット有りの情報
を付加して応答電文(以下レスポンスという)を返送す
る。
次に制御部7は、入金計数コマンドを送信し、入出金
口にセットされた紙幣の計数を指示する。
以下、CCAD2の処理手順を第6図に基づいて説明す
る。
まず第2図(イ)のように接客口8に紙幣がセットさ
れた後接客口シャッタ11を閉じ、接客口8は図示してい
ないモータにより第2図(ロ)のように分離ポジション
となる。そして、セットされた紙幣を一枚づつ分離機構
10により装置内部に取り込み、走行路により鑑別部13に
送り込む。鑑別部13では搬送されて来た紙幣を順次真偽
鑑別,正損判別及び走行状態を検知して後方へ送る。
前記鑑別部13で偽券,搬送異常券と判定したものは、
表裏取り揃え機構12に搬送し、一枚づつ集積する。接客
口8を図示しないモータにより第2図(ハ)の受取りポ
ジションにし、表裏取り揃え機構12に集積された紙幣を
接客口8に送り込む。この接客口8に送り込まれた紙幣
はいわゆる入金リジェクト紙幣である。
鑑別部13で真券と判定した入金紙幣は、切り替えブレ
ード14cを作動させて入出金ユニット53へ送り込む。
ここで千円券の正券は切り替えブレード14gを作動し
て紙幣集積部39に送り込み、紙幣一時保留板42上に集積
し、同様に万円券の正券は、切り替えブレード14hを作
動して紙幣集積部40に送り込み、紙幣一時保留板43上に
集積する。
損券もしくは循環対象外金種の五千券と判定した紙幣
は出金用に再利用出来ないので、循環リジェクト紙幣と
して切り替えブレード14iを作動して第3種リジェクト
紙幣集積部30に送り込み、紙幣一時保留板44上に集積す
る。
以上の動作によって、接客口8に顧客がセットした紙
幣の入金計数処理が完了するとCCAD2は制御部7に対し
て入金計数終了のレスポンスを返送し、そのデータとし
て、各金種別に計数した枚数を還流紙幣と還流対象外紙
幣とに分けて付加する。制御部7はこのデータを受けて
金種別の金額と合計の金額を演算し、図示しないCRTに
表示するとともにこのデータを入金計数としてカウント
し、記憶しておく。
顧客が図示しないCRTに表示された金額を確認し、図
示しない確認ボタンを押下すると、CCAD2は前記コマン
ドを受信して、先ず入出金ユニット53の紙幣一時保留板
42,43,44を矢印J方向に退避して集積していた入金紙幣
を金種別カセット33,34及び第3種リジェクト紙幣カセ
ット29にそれぞれ収納する。
以上で入金取引の処理が終了する。
<出金取引> 顧客により出金取引キーが押下され、カードをカード
挿入口に挿入し、暗証番号を入力する。
制御部7はCCAD2に出金処理開始のコマンドを送信す
る。
CCAD2は出金処理開始のコマンドを受信すると内部状
態を出金モードに切替えて、放出する紙幣の金種と枚数
の指示を待つ。
顧客により例えばm万n千の金額が入力された場合、
まず、金種別カセット34のエンド検知器49cと金種別カ
セット33のエンド検知器48cがエンドを検知していない
かどうか判定する。どちらか一方でもエンド検知してい
る場合は出金不可の情報を付加して、レスポンスを返送
する。
エンド検知をしていない場合、出金計数の指示が万円
券m枚千円券n枚とすると、紙幣分離機構46を作動して
金種別カセット34より万円券をm枚繰り出す。繰り出さ
れた紙幣は第7図の矢印通り搬送路51を経て鑑別部13に
送り込む。鑑別部13では指定通りの紙幣かどうか表裏,
正損を鑑別し、指定通りであれば切え替ゲート14dを作
動させ、表裏取り揃え機構12に送り込み、鑑別部13の表
裏判定結果により切り替えブレード14aを作動させ、一
枚づつ表裏を取り揃え、表裏取り揃え機構12に集積す
る。
なお、鑑別部13で搬送異常券と鑑別した紙幣は、出金
リジェクト紙幣として切り替えブレード14d,14cを作動
させて第3種リジェクト紙幣集積部28に送り、第2種リ
ジェクト紙幣カセット28に集積する。
このようにして、必要枚数が表裏取り揃え機構12に集
積するまで、万円券の繰り出し,鑑別及び集積を繰り返
す。
万円券の繰り出しが終了すると次は、金種別カセット
33から千円券n枚の繰り出しを同様に行う。
指定枚数が表裏取り揃え機構12に集積したら、接客口
8を図示していないモータにより受取りポジションに
し、表裏取り揃え機構12に集積した出金紙幣を接客口8
に送り込む。
接客口8を図示しないモータにより出金ポジションに
し、接客口シャッタ11を開き顧客に紙幣を渡し、接客口
シャッタ11を閉じる。
制御部7からの指示枚数の出金が完了すると、完了の
レスポンスを返送し、そのデータとして放出金種とその
枚数を付加する。制御部7はこれを受信して、出金枚数
としてカウントし記憶しておく。
以上で出金取引きの処理が終了する。
<補充> 行員が内部操作部6の操作キーにより補充キーを押下
すると、制御部7はこの入力を受けて、CCAD2に対して
補充動作開始を指示するコマンドを送信する。
CCAD2は、補充動作開始のコマンドを受信すると内部
状態を補充モードに切替えて、補充・回収紙幣収納部17
のエンド検知器25aがエンド検知していないこと、すな
わち補充するべき紙幣があらかじめセットされているこ
とを確認する。
エンド検知していた場合は動作不可の情報を付加して
レスポンスを返送し、この処理は中止される。エンド検
知していないことを確認すると補充動作を開始する。
以下、CCAD2の動作を第8図に基づいて説明する。
補充紙幣分離機構22を作動して、ステージ18にセット
されている紙幣を上側から順に一枚づつ繰り出し第7図
の矢印の通り搬送し、鑑別部13に送り込む。鑑別部13で
は送り込まれて来た紙幣を順次真偽鑑別,正損判別,走
行状態を検知して後方へ送られる。
千円券の正券で出金用として装填できる紙幣の場合に
は、切り替えブレード14gを作動して紙幣集積部39に送
り込み、金種別カセット33のステージ36に直接集積す
る。
万円券の正券で出金用として装填できる紙幣の場合に
は、切り替えブレード14hを作動して紙幣集積部40に送
り込み金種別カセット34のステージ37に直接集積する。
この動作はステージ18にセットされている紙幣がなく
なってエンド検知器25aの検知があるまで繰り返される
が、途中ステージ36,37のいずれか一つの集積枚数が集
積許容値(例えば100枚)に達した場合には、補充紙幣
分離機構22の動作を中断し、集積許容値に達したカセッ
トのステージを図示していないモータにより集積許容値
相当分下げる。ステージが下がった時点で補充紙幣分離
機構22を再び作動させて、補充動作を繰り返す。
ステージ18上の紙幣がなくなりエンド検知器39dがエ
ンド検知すると、補充紙幣分離機構22は停止し、最後の
紙幣が金種別カセットのステージに到着すると搬送路に
よる搬送動作も停止する。
最後に、金種別カセット33,34のステージ36,37が一斉
に下がり、ステージ36,37上に集積された紙幣は金種別
カセット33,34に収納されて補充動作は終了する。
なお、前記鑑別部13により出金不可能券と鑑別した補
充リジェクト紙幣は切り替えブレード14e,14fを作動さ
せ、第1種リジェクト紙幣集積部24へ送り込み第1種リ
ジェクト紙幣収納部23に集積する。
また補充動作中に金種別カセット33,34のフル検知器4
8c,49cがフルを検知した場合は、切り替えブレード14i
を作動させ第3種リジェクト紙幣集積部30に送り込み第
3種リジェクト紙幣カセット29のステージ38に集積させ
る。そして、エンド検知器25aがエンドを検知すると補
充紙幣分離機構22を停止し、走行路15による搬送動作も
停止する。
CCAD2は補充終了のレスポンスを制御部7に返送し、
そのデータとして各金種別に装填した計数枚数を付加す
る。
以上で補充動作の処理が終了する。
<装填> 行員が業務開始に先だって補充・回収紙幣収納部17の
ステージ18に一括して元方よりセットして来た紙幣を収
納し、内部操作部6の操作キーにより装填キーを押下す
ると、制御部7はこの入力を受けてCCAD2に対して装填
動作開始を指示するコマンドを送信する。
CCAD2は装填動作開始のコマンドを受信すると、内部
状態を補充モードと同様に切り替えて、補充動作と同様
の装填動作を行う。
<回収> 行員により内部操作部6の操作キーにより回収キーを
押下すると、制御部7はこの入力を受けてCCAD2に対し
て回収動作開始を指示するコマンドを送信する。
CCAD2は回収動作開始のコマンドを受信すると内部状
態を回収モードに切替えて各金種別カセット33,34及び
第3種リジェクト紙幣カセット29のすべてがエンド検知
していないこと、すなわち回収するべき紙幣が金種別カ
セット33,34及び第3種リジェクト紙幣カセット29のい
ずれかに存在することを確認する。
金種別カセット33,34及び第3種リジェクト紙幣カセ
ット29の全てがエンド検知していた場合には、動作不可
の情報を付加して、レスポンスを返送し、この処理は中
止される。
いずれか一つのカセットでもエンドを検知していない
ことを確認すると、回収動作を開始する。
以下、CCAD2の動作を第9図に基づいて説明する。
先ず、紙幣分離機構47を作動して、第3種リジェクト
紙幣カセット29に収納されている紙幣を上側から順に一
枚づつ繰り出し、第9図の矢印の通り走行路を経て鑑別
部13に送り込む。
鑑別部13では送り込まれた来た紙幣を順次、真偽鑑別
及び走行状態検知して後方へ送り込む。
鑑別部13の鑑別結果、重走もしくは斜行等を検知され
た紙幣は、切り替えブレード14e及び14fを作動させ第1
種リジェクト紙幣収納部23に送り込む。
鑑別結果正常な紙幣は回収紙幣集積部21に送り込み、
ステージ18の上に順次集積される。
この動作は第3種リジェクト紙幣カセット29にセツト
された紙幣がなくなるまで繰り返されるが、途中ステー
ジ18の集積枚数が集積許容値(例えば100枚)に達した
場合には、紙幣分離機構47の動作を中断し、集積許容値
に達したカセットのステージを図示していないモータに
より集積許容値相当分下げる。ステージが下がった時点
で紙幣分離機構47を再び作動させて、補充動作を繰り返
す。
第3種リジェクト紙幣カセット29ののエンド検知器50
aがエンドを検知すると、次は金種別カセット34から収
納紙幣を繰り出す。
鑑別部13の鑑別結果、重走や斜行等の場合、切り替え
ブレード14e及び14fを作動させて第1種リジェクト紙幣
収納部23に送り込む。鑑別結果正常な紙幣は回収紙幣集
積部21に送り込み、ステージ18の上に順次集積される。
金種別カセット34がエンド検知すると次は金種別カセ
ット33から収納紙幣を繰り出す。
かくして、第3種リジェクト紙幣カセット29と金種別
カセット34,33の紙幣を還流リジェクト紙幣,万円券,
千円券の順に補充・回収紙幣収納部17のステージ19上に
計数しながら集積する。
補充・回収紙幣収納部17のフル検知器25cがフルを検
知すると、回収動作は中断し、その情報を制御部7に返
送する。制御部7はこれを図示しない表示部に「一括カ
セットフル」を表示して、一括カセットに収納された紙
幣の回収を指示する。
この指示により、行員は、CCAD2の後面にある扉52を
開き、一括カセット15を抜き取り監査キーを用いて、一
括カセット扉を開き補充・回収紙幣収納部17内の紙幣を
全て取り出す。
一括カセット扉を閉じて、前記と逆操作により一括カ
セット15をセットし扉52を閉じると回収動作が再び行わ
れる。
以上のようにして第3種リジェクト紙幣カセット29及
び金種別カセット34,33の全てがエンド検知をするまで
回収動作を行い、最後の紙幣が補充・回収紙幣収納部17
に到着すると搬送路51による搬送動作も停止、回収動作
が終了する。
以上の処理を終了したCCAD2は回収終了のレスポンス
を返送し、そのデータとして各金種別に回収した計数枚
数を付加する。これを受けて制御部7は回収枚数として
カウントし記憶しておく。
以上で回収動作の処理を終了する。
次に、第10図に示すフローチャートを参照して、上述
した補充コマンドまたは回収コマンドを実行するまでの
動作を説明する。
現金自動取引装置1に電源が投入されると、CCAD2に
も電源が供給される(S0)。
電源が投入されると、紙幣入出金装置制御部59は自己
の回路動作チエックや機構各部に異常がないか等のチェ
ックを行う電源投入処理を実行する(S1)。
続いて、電源投入時処理結果が正常か否かを判断し
(S2)、エラーが検出されていた場合にはエラー処理動
作を実行し、正常であればコマンド受信待ち(S3〜S4)
へ進む。
コマンドを受信し、この受信したコマンドがロック強
制解除コマンドでなく(S5)、補充コマンドまたは回収
コマンドであれば(S6)、検知スイッチ76の信号により
一括カセットが装着されているかをチェックする(S
7)。
その結果、未装着であれば、一括カセット未装着レス
ポンスを現金自動取引装置1の制御部7へ送信し(S2
1)、次のコマンド受信待ちとなる(S3)。
一方、一括カセット15が装着済であると、ロック機構
77のマグネット84に通電してレバ80を回動し、一括カセ
ット15を装置側に連結固定する(S8)。
続いて、一括カセットデータ記憶部74のデータ内容を
読み取り(S9)、所定のアドレスエリアに所定のコード
(第3図に示した例では自行の銀行コード)が誤りなく
格納されていることが確認できたならば(S10)、S6に
て既に受信済の補充コマンドまたは回収コマンドを実行
する(S11)。
一方、S10にて正規の一括カセットではないと判断さ
れた場合には、規定外カセットが装着された旨のレスポ
ンスを現金自動入出金装置1の制御部7へ送信し(S2
2)、ロック機構77のマグネット84の通電を停止して(S
23)、次コマンド待ちとなる。
S11でコマンドの実行が完了したならば、受け渡し部
残留紙幣検知部101aおよび101bの出力をフォトセンサ読
み取り回路63を介して読み取り、紙幣の有無を判定し
(S12)、残留紙幣が無かったら、補充・回収正常終了
のレスポンスを現金自動入出金装置1の制御部7へ送信
し(S24)、ロック機構7のマグネット84への通電を停
止して(S25)次コマンド待ちとなる(S3)。
一方、(S12)によって残留紙幣が有ったら、上部ユ
ニット2aと下部ユニット2bを駆動するための図示しない
モータを回転させ(S13)、該残留紙幣を補充紙幣分離
機構22に取り込むようにする。数秒間のWAIT(S14)
後、上部ユニット2aと下部ユニット2bを駆動するための
図示せぬモータを停止する(S15)。
次に、補充紙幣分離機構22を駆動する図示しないモー
タを紙幣を分離する回転方向と逆方向に回転させ(S1
6)、S13によって装置本体側に取り込まれなかった残留
紙幣を今度は一括収納庫15に戻すようにする。
数秒間のWAIT(S17)後、補充紙幣分離機構22を駆動
する図示しないモータを停止する(S18)。そして、再
び、受け渡し部残留紙幣検知器101aおよび101bの出力を
フォトセンサ読み取り回路63を介して読み取り紙幣の有
無を判定し(S19)、残留紙幣が無かったら補充・回収
正常終了のレスポンスを現金自動入出金装置1の制御部
7へ送信し(S24)、ロック機構7のマグネット84への
通電を停止して(S25)次コマンド待ちとなる。一方、S
19によって残留紙幣があったら、受け渡し部残留紙幣有
りレスポンスを現金自動入出金装置1の制御部7へ送信
し(S26)、次コマンド待ちとなる。この状態ではロッ
ク機構7のマグネット84は通電されている。
現金自動入出金装置1の制御部7はCCAD2から受け渡
し部残留紙幣有りレスポンスを受信すると、内部操作部
6の図示しない表示部にそのむねを表示する。
表示を確認した係員は、該係員固有の暗証コードを内
部操作部6の図示しない入力部に入力する。
現金自動入出金装置1の制御部7は前記入力操作が行
われ、暗証コード入力した係員が正規の係員であるかど
うかを判定し、正規の係員であった場合は、CCAD2に対
してロック機構マグネット強制OFFコマンドを送信す
る。
CCAD2は、現金自動入出金装置1の制御部7からロッ
ク機構マグネット強制OFFコマンドを受信すると(S
5)、ロック機構7のマグネット84への通電を停止して
(S20)、次コマンド待ちとなる。
なお、現金自動入出金装置1の制御部7は、CCAD2か
ら受け渡し部残留紙幣有りレスポンスを受信した場合、
前記ロック機構マグネットOFFコマンドをCCAD2に対して
送信した後でなければ補充・回収のコマンドを送信しな
いようにする。
なお、上述した実施例は、紙幣入出金装置2を例に説
明したが、硬貨入出金装置についても同様に適用でき
る。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、入金口へ
顧客の投入した貨幣を鑑別手段にて識別して入金取引を
行う入金取引機能と、顧客の指示した金種金額に応じて
金種別貨幣収納庫より貨幣を放出して出金を行う出金取
引機能と、入金取引成立の貨幣のうち出金に再利用可能
なものを循環貨幣として前記金種別貨幣収納庫へ収納し
て出金用に回す循環機能と、装置より着脱自在の一括収
納庫に収納した補充貨幣をこの一括収納庫と装置本体間
の貨幣受け渡し部に設けた貨幣受け渡し手段を介して前
記金種別貨幣収納庫へ送り込む補充機能と、装置内の貨
幣を前記貨幣受け渡し手段を介して前記一括収納庫へ回
収する回収機能を有する現金入出金装置において、前記
一括収納庫の装着を検知する検知手段と、前記一括収納
庫を装置側にロックするロック手段と、該ロック手段の
駆動手段と、前記貨幣受け渡し部の残留貨幣を検知する
残留貨幣検知手段とを設け、補充処理または回収処理の
作動中に搬送不良による動作停止があった場合およびこ
れらの処理の終了時に、前記残留貨幣検知手段により貨
幣受け渡し部の残留貨幣の有無を判定し、残留貨幣が有
った場合、前記貨幣受け渡し手段を駆動して前記残留貨
幣を一括収納庫側または装置本体側のいずれかに送り込
むので、責任分担の境界である貨幣受け渡し部の残留貨
幣を何れか一方の責任範囲に送り込むことができる。
さらに、特定の操作を受けると前記ロック手段の駆動
手段にロック強制解除の信号を発信する強制解除信号発
信手段を設け、上記送り込み動作後、再び前記残留貨幣
検知手段により貨幣受け渡し部の残留紙幣の有無を判定
し、残留紙幣が有った場合はロック手段のロック手段を
保持し、その後、特定の操作を受けると強制解除信号発
信手段がロック手段の駆動手段にロック強制解除の信号
を発信するので、送り込みが出来なかった場合は、一括
収納庫の取り出しをさらに限定した保守員のみに許すこ
とができる。
以上により、一括収納庫の取り外し操作前に貨幣受け
渡し部の残留貨幣に関する責任分担を明確にすることが
可能となり、現金管理の安全性に優れた装置を提供する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略側面図、第2図
(イ)〜(ホ)は同実施例における接客口の構成をよび
動作を示す概略側面図、第3図は同実施例の一括カセッ
トデータ記憶部の内容を示す説明図、第4図は同実施例
のロック機構を示す側面図、第5図は同実施例の制御系
を示すブロック図、第6図,第7図,第8図,第9図は
同実施例の作用を示す概略側面図、第10図は同実施例の
動作フローチャート、第11図は現金入出金装置を搭載し
た現金自動取引装置の外観斜視図、第12図は同現金自動
取引装置の制御系を示すブロック図である。 19……補充回収ユニット 77……ロック機構 100……受け渡し部 101a,101b……残留紙幣検知器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金口へ顧客の投入した貨幣を鑑別手段に
    て識別して入金取引を行う入金取引機能と、顧客の指示
    した金種金額に応じて金種別貨幣収納庫より貨幣を放出
    して出金を行う出金取引機能と、入金取引成立の貨幣の
    うち出金に再利用可能なものを循環貨幣として前記金種
    別貨幣収納庫へ収納して出金用に回す循環機能と、装置
    より着脱自在の一括収納庫に収納した補充貨幣をこの一
    括収納庫と装置本体間の貨幣受け渡し部に設けた貨幣受
    け渡し手段を介して前記金種別貨幣収納庫へ送り込む補
    充機能と、装置内の貨幣を前記貨幣受け渡し手段を介し
    て前記一括収納庫へ回収する回収機能を有する現金入出
    金装置において、 前記一括収納庫の装着を検知する検知手段と、前記一括
    収納庫を装置側にロックするロック手段と、 該ロック手段の駆動手段と、 前記貨幣受け渡し部の残留貨幣を検知する残留貨幣検知
    手段と、 特定の操作を受けると前記ロック手段の駆動手段にロッ
    ク強制解除の信号を発信する強制解除信号発信手段とを
    有し、 補充処理または回収処理の動作中に搬送不良による動作
    停止があった場合およびこれらの処理の終了時に、前記
    残留貨幣検知手段により貨幣受け渡し部の残留貨幣の有
    無を判定し、残留貨幣が有った場合、前記貨幣受け渡し
    手段を駆動して前記残留貨幣を一括収納庫側または装置
    本体側のいずれかに送り込み、 この送り込み動作後、再び前記残留貨幣検知手段により
    貨幣受け渡し部の残留紙幣の有無を判定し、残留紙幣が
    有った場合はロック手段のロック状態を保持し、 その後、特定の操作を受けると強制解除信号発信手段が
    ロック手段の駆動手段にロック強制解除の信号を発信す
    ることを特徴とする現金入出金装置。
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