JP4196595B2 - 現金処理機およびそのプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関に設置され、行員等が現金の入出金を行う現金処理機およびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の現金処理機においては、銀行の行員や出納担当者等の現金処理機の操作者が業務処理を行う場合は、業務処理の内容、つまり補充や回収等の用途に応じてそのために用意された業務処理用の金庫カセットを選定し、これを現金処理機の補充回収部に装着して業務処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術においては、装着ミスによって金庫カセットを間違えて装着して業務処理を行った場合は、装着された金庫カセットに用途の異なる紙幣等が装填されてしまうため、直ぐに気付いたとしても金庫カセットに装填されている紙幣等を回収して現金処理機に再投入する等の復旧処理が必要であり、多大な時間を要するという問題がある。
【0004】
また、気付かずに金庫カセットの用途に従って使用してしまった場合は、使用した機器の業務処理が不可能になる等の場合があり、大変な混乱を招くという問題がある。
そこで、本発明は、現金処理機に装着された金庫カセットの用途に応じた業務処理が確実に行える手段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、金庫カセットを識別する識別子を格納した、業務処理の用途が、補充および回収のいずれか一方に設定された金庫カセットが装着される現金処理機において、前記識別子を前記金庫カセットに前記設定された用途別に登録した金庫用途ファイルを格納しておき、前記識別子を読取って金庫カセットの用途を、前記補充および回収のいずれか一方に特定し、金庫カセットを使用する業務が選択された場合に、前記特定された金庫カセットの用途が、前記選択された業務に使用できるか否かを判定し、前記選択された業務に使用できると判定したときに、前記特定された金庫カセットの用途に応じて業務処理を行い、前記選択された業務に使用できないと判定したときに、エラー処理を行うことを特徴とする。
また、金庫カセットを識別する識別子を格納した、業務処理の用途が、補充および回収のいずれか一方に設定された金庫カセットが装着される現金処理機のプログラムにおいて、現金処理機の制御部を、前記識別子を金庫カセットの前記設定された用途別に金庫用途ファイルに登録する識別子登録手段と、前記識別子を読取る識別子読取手段と、
前記識別子によって金庫カセットの用途を、前記補充および回収のいずれか一方に特定する用途特定手段と、金庫カセットを使用する業務が選択された場合に、前記特定された金庫カセットの用途が、前記選択された業務に使用できるか否かを判定する判定手段と、
前記選択された業務に使用できると判定したときに、前記特定された金庫カセットの用途に応じて業務処理を行う用途別業務処理手段と、前記選択された業務に使用できないと判定したときに、エラー処理を行うエラー処理手段として機能させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明による現金処理機の実施の形態について説明する。
図1は本発明の金庫カセット装着処理を示すフローチャート、図2はその実施の形態の現金処理機を示すブロック図、図3はその実施の形態の紙幣入出金部と補充回収部を示す説明図である。
【0007】
図2において、1は金融機関の支店等に設置される現金処理機である。
2は現金処理機1の操作部であり、制御部3によって現金処理装置1の各部を制御する。
4は表示部であり、CRTやLCD等の表示画面が設けられ、業務処理の選択画面や在高情報等の情報、処理操作の誘導等を表示する。
【0008】
5は入力部であり、操作者を特定するための識別カードの読取りを行う図示しないカード挿入部や操作者が出金額等の金額や選択した業務処理の識別記号等を入力する図示しないキーボード等の入力手段が設けられている。
6はハードディスク等の記憶部であり、制御部3が実行するプログラム等が格納され、現金処理装置1の操作履歴や制御部3の処理結果等を記憶する。
【0009】
7は紙幣入出金部であり、入金紙幣を受入れ鑑別、計数して保管し、支払い紙幣を繰出して所定の場所に搬送する。
8は補充回収部であり、紙幣入出金部7に並設されて搬送路によって接続されており、現金処理機や現金自動取引装置へ補充する紙幣や現金処理機1から回収する紙幣を収納するための後述する金庫カセットを装着している。
【0010】
9は紙幣施封部であり、紙幣を一定枚数毎に束ね紙帯等で施封して保管し、施封された紙幣を払出す機能を有している。
10は硬貨入出金部であり、入金硬貨を受入れ鑑別、計数して保管し、支払い硬貨を繰出して所定の場所に搬送する。
なお、現金処理装置1には、他に棒金支払部や新券支払部等の現金処理ユニットおよびプリンタ等の出力装置や外部記憶装置等の記憶装置を装備するようにしてもよい。
【0011】
図3において、11は入金口であり、操作者が入金する紙幣を投入する。
12は入金鑑別部であり、入金口11から搬送された紙幣の真偽、正損、金種、搬送異常等を鑑別し、鑑別した紙幣の計数を行う。
13は金種別一時集積部であり、千円券、5千円券、万円券等の金種毎に複数並設されており、入金鑑別部12で正券と鑑別され搬送路14によって搬送された紙幣を金種毎に一時保管する。
【0012】
15は損券一時集積部であり、金種別一時集積部13に並設され、入金鑑別部12で真券ではあるが、汚損している等の理由により損券と鑑別され、搬送路14によって搬送された出金に使用できない紙幣を一時保管する。
16は金種別収納庫であり、金種別一時集積部13の下部にそれぞれ設置され、操作者が入金等を確定した際に金種別一時集積部13から放出される入金紙幣を収納すると共に、出金時に金種別収納庫16の下部に設けられた図示しない分離機構によって集積されている紙幣を繰出す機能を有している。
【0013】
17は損券収納庫であり、損券一時集積部15の下部に設置され、操作者が入金等を確定した際に損券一時集積部15から放出される損券を収納する。
18は出金鑑別部であり、金種別収納庫16から繰出され搬送路19によって搬送された紙幣の真偽、正損、金種、搬送異常等を鑑別し、鑑別した紙幣の計数を行う。
【0014】
なお、出金鑑別部18は繰出される紙幣が既に入金鑑別部12によって鑑別されていることを考慮して、重送や斜行等の搬送異常等を鑑別し金種別に紙幣の計数を行う簡易型の鑑別部であってもよい。
20は出金口であり、出金鑑別部18によって正券と鑑別され搬送路21によって搬送された紙幣、および入金鑑別部12によって偽券や金種不明等と鑑別され搬送路22、搬送路21によって搬送された収納することができない紙幣を集積して操作者に引渡す。
【0015】
23はリジェクト庫であり、出金鑑別部18によって搬送異常等と鑑別され、搬送路24によって搬送された出金に使用することができない紙幣を集積する。31は金庫カセット(以下、単に金庫という。)であり、補充回収部8に着脱可能に設けられ、業務処理の用途に応じて、損券を回収する損券回収金庫、紙幣入出金部7で余剰となった正券を回収する余剰紙幣回収金庫、支店等に設置されている現金自動取引装置へ補充する紙幣を収納するATM補充金庫等の同一形状、つまり補充回収部8への装着互換性を有する業務処理用の金庫31が複数設定されている。
【0016】
32は金庫31に設けられた記憶部であり、金庫を識別するための番号や記号等の識別子(以下、金庫IDという。)等を格納している。
なお、記憶部32としては、例えばICチップを組込んだ無線等で格納データの送受可能なICタグ、金庫IDを光学的に読取り可能にしたバーコードや磁気的に読取り可能にした磁気記録媒体、および挿入された磁気カード等の情報を読取り現金処理機1へ転送可能な読取装置と磁気記録媒体の組合せ等があるが、金庫IDを格納しその内容が現金処理機1によって読取り可能であれば足り、前記の例に限るものではない。
【0017】
本実施の形態では、その記録部に金庫IDを記録したICタグが金庫31の所定の位置に貼付されている。
33は部間搬送路であり、紙幣入出金部7と補充回収部8の間に設けられ、紙幣入出金部7の搬送路14の伸長部14aと補充回収部8の搬送路34の間を接続しており、紙幣入出金部7と補充回収部8の間の紙幣の搬入、搬出を可能にしている。
【0018】
上述した実施の構成の作用について、図1に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って金庫31の装着処理について説明する。
なお、現金処理機1の操作部2の記憶部6には、金庫31の用途別に金庫IDが登録された金庫用途ファイルが格納されている。
S1、操作者は金庫31を現金処理機1の補充回収部8に装着する。
【0019】
S2、金庫31の装着を検知した現金処理機1の制御部3は、図示しない金庫ID読取部によって金庫31の記憶部32に格納されている金庫IDを読取りこれを認識する。
本実施の形態では、ICタグが発する電波によって制御部3が金庫31の装着を検知し、金庫ID読取部が無線により読取った金庫IDを認識する。
【0020】
S3、制御部3は認識した金庫IDを基に金庫用途ファイルに用途別に登録されている金庫IDを検索し、該当する金庫IDが存在する場合はステップS7へ、存在しない場合はステップS4へ移行する。
S4、制御部3は、金庫IDを登録するために操作部2の表示部4に金庫の用途選択画面を表示する。
【0021】
用途選択画面には、現金処理機1が行う業務処理に必要な金庫31の用途の一覧表と共にその用途を指示するための数字や記号等の識別記号が表示される。
S5、操作者は該当する金庫31の用途を選択し、操作部2の入力部5に設けられたキーボードによってその識別記号を入力する。
S6、識別記号の入力を検知した制御部3は、識別記号によって金庫31の用途を特定し、記憶部6に格納されている金庫用途ファイルの該当する用途に登録されている金庫IDに加えて認識した金庫IDを登録する。
【0022】
S7、制御部3は、ステップS3で登録されていた金庫IDの用途またはステップS6で登録された用途によって装着された金庫31の用途を認識し、その内容を記憶部6に保存する一方、表示部4に業務選択画面を表示する。
なお、この保存された用途(以下、保存用途という。)は装着されていた金庫31が取外された時に消去される。
【0023】
以上によって、現金処理機1への金庫31の装着処理が終了する。
次に、損券回収金庫が装着されている現金処理機1によって入金業務を行う場合の動作を、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
この場合に、記憶部6に保存されている保存用途には、装着されている金庫31が損券回収金庫である旨が保存されている。
【0024】
S11、現金処理機1の操作部2の表示部4には、業務選択画面が表示されている。
この業務選択画面には、入金業務、出金業務、在高照会業務、ATM補充業務等の現金処理機1で処理することが可能な業務処理の内容がその識別記号と共に一覧表で表示される。
【0025】
この時、画面に現在装着されている金庫31の用途を記憶部6の保存用途によって表示するようにしてもよい。
S12、操作者は業務処理を選択し、入力部5のキーボードによってその識別記号を入力する。この処理の場合は「入金業務」を選択する。
S13、制御部3は識別記号によって業務処理の種類を認識し、金庫31を使用する業務か否かの判断を行う。
【0026】
金庫を使用しない業務処理、例えば「在高照会業務」が選択されている場合はステップS14へ分岐する。
金庫を使用する業務の場合、ここでは損券回収金庫を使用する「入金業務」が選択されているのでステップS15へ移行する。
S14、制御部3は選択された金庫を使用しない業務の業務処理を行う。
【0027】
例えば「在高照会業務」の場合は、制御部3は記憶部6に格納されている在高ファイルを参照し、現金処理機1内の機械在高、金種別収納庫16に収納されている金種別収納枚数等を表示部4に表示する。
操作者がその内容を確認して確認操作を行うと、制御部3は金庫を使用しない業務の業務処理が終了したとしてステップS11へ戻り、表示部4に業務選択画面を表示して待機する。
【0028】
S15、制御部3は記憶部6に保存されている保存用途によって選択された業務処理に装着されている金庫31が使用できるか否かの判断を行う。
装着されている金庫では処理できない業務処理、例えば装着されている損券回収金庫では処理できない「ATM補充業務」が選択されている場合は、ステップS16へ分岐する。
【0029】
装着されている金庫を使用する業務処理、「出金業務」やこの場合の「入金業務」の場合は、ステップS17へ移行する。
S16、制御部3はエラー処理を行う。
すなわち、表示部4に選択された業務処理が実行できない旨、現在装着されている金庫の種類、選択された業務処理を実行するために必要な金庫の種類等を表示し、操作者に金庫31の交換を促す。
【0030】
操作者がその内容を確認して確認操作を行うと、制御部3はステップS11へ戻り、表示部4に業務選択画面を表示して待機する。
その後に、操作者が必要な金庫31を補充回収部8に装着すると、制御部3は図1に示す金庫カセット装着処理を行い、ステップ11の状態で待機する。
操作者は、上記と同様にして業務処理を選択して業務処理を行う。
【0031】
S17、制御部3は装着金庫使用の業務処理、この場合は損券回収金庫が装着されているときの入金業務の業務処理を行う。
すなわち、制御部3は表示部4に入金口11に入金紙幣を投入することを促す旨の文言を表示する。
操作者は、これに従って入金する紙幣を入金口11に投入する。
【0032】
入金紙幣の投入が終了すると、これを検知した制御部3は投入された入金紙幣を入金口11から1枚毎に繰出し、繰出した入金紙幣を入金鑑別部12へ搬送する。
搬送された入金紙幣が入金鑑別部12に達すると、制御部3は入金鑑別部12によって入金紙幣の鑑別を行う。
【0033】
この時、正券と鑑別された入金紙幣は、金種毎に計数された後に搬送路14によって金種別一時集積部13の方向へ搬送される。
また、損券と鑑別された入金紙幣は、搬送路14によって損券一時集積部15の方向へ搬送される。
更に、偽券や金種不明等と鑑別され収納することができない入金紙幣は、搬送路22、搬送路21によって出金口20へ搬送されて集積されて操作者に引渡される。
【0034】
搬送路14によって搬送された正券および損券が金種別一時集積部13に達すると、制御部3は入金鑑別部12から転送された入金紙幣の情報によって搬送路14を切替え、正券を該当する金種別一時集積部13へ搬送して集積する。
この時、損券は搬送路14の伸長部14aに導かれてその搬送方向に設置されている部間搬送路33へ引渡され、補充回収部8の搬送路34を経由して金庫31(損券回収金庫)へ搬送されて収納される。
【0035】
この場合に、紙幣入出金部7の損券収納庫17に損券が収納されているときは、損券収納庫17の下部に分離機構を設けて損券を繰出し、搬送路19、搬送路22を経由して搬送路14へ導き、入金業務処理の前または後に前記と同様にして金庫31(損券回収金庫)へ収納するようにしてもよい。
全ての入金紙幣の処理が終了すると、制御部3は表示部4に計数した金種毎の入金紙幣の枚数、損券の枚数、入金合計金額等を表示する。
【0036】
操作者は表示された内容を確認し、確認操作を行う。
これを検知した制御部3は、金種別一時集積部13に集積されている金種別の入金紙幣を金種別収納庫16へ放出して金種別収納庫16に収納する。
制御部3は、出金口20の収納することができない入金紙幣の引取りおよび金種別収納庫16、金庫31への収納を確認してステップS11へ戻り、表示部4に業務選択画面を表示して待機する。
【0037】
以上のようにして、損券回収金庫が装着されている現金処理機1による入金業務の業務処理が終了する。
次に、ATM補充金庫が装着されている現金処理機1によって現金自動取引装置へ補充する紙幣をATM補充金庫に収納するATM補充業務を行う場合について図4を用いて説明する。
【0038】
この場合に、記憶部6に保存されている保存用途には、装着されている金庫31がATM補充金庫である旨が保存されている。
S11、現金処理機1の操作部2の表示部4には、業務選択画面が表示されている。
このステップにおける内容は、上記入金業務の場合で説明した内容と同様であるのでその説明を省略する。
【0039】
S12、操作者は業務処理を選択し、入力部5のキーボードによってその識別記号を入力する。この処理の場合は「ATM補充業務」を選択する。
S13、制御部3は識別記号によって業務処理の種類を認識し、金庫31を使用する業務か否かの判断を行う。
金庫を使用しない業務処理、例えば「在高照会業務」が選択されている場合はステップS14へ分岐する。
【0040】
金庫を使用する業務の場合、ここではATM補充金庫を使用する「ATM補充業務」が選択されているのでステップS15へ移行する。
S14、制御部3は選択された金庫を使用しない業務の業務処理を行う。
このステップにおける内容は、上記入金業務の場合で説明した内容と同様であるのでその説明を省略する。
【0041】
S15、制御部3は記憶部6に保存されている保存用途によって選択された業務処理に装着されている金庫31が使用できるか否かの判断を行う。
装着されている金庫では処理できない業務処理、例えば紙幣入出金部7の損券収納庫17がその収納限度に近く装着されているATM補充金庫では損券の処理に支障をきたす状態で「入金業務」が選択されている場合は、ステップS16へ分岐する。
【0042】
装着されている金庫を使用する業務処理、この場合の「ATM補充業務」の場合は、ステップS17へ移行する。
S16、制御部3はエラー処理を行う。
このステップにおける内容は、上記入金業務の場合で説明した内容と同様であるのでその説明を省略する。
【0043】
S17、制御部3は装着金庫使用の業務処理、この場合はATM補充金庫が装着されているときのATM補充業務の業務処理を行う。
すなわち、現金自動取引装置に補充する現金の金種毎の枚数の入力を促す旨の文言を表示する。
操作者はこれに従い入力部5によって現金自動取引装置に補充する紙幣の金種毎の枚数を入力する。
【0044】
補充紙幣の枚数の入力が終了すると、これを検知した制御部3は該当する各金種別収納庫16から入力された紙幣の枚数を金種毎に繰出し、繰出した補充紙幣を搬送路19によって出金鑑別部18へ搬送する。
搬送された補充紙幣が出金鑑別部18に達すると、制御部3は出金鑑別部18によって補充紙幣の鑑別を行う。
【0045】
この時、正券と鑑別された補充紙幣は金種毎に計数された後、搬送路22を経由して搬送路14に導かれる。
また、損券と鑑別された補充紙幣は、搬送路22を経由して搬送路14に導かれる。
更に、出金鑑別部18によって搬送異常等と鑑別され補充に使用することができない補充紙幣は、搬送路24によってリジェクト庫23へ搬送されて収納される。
【0046】
搬送路14に導かれた正券および損券が損券一時集積部15に達すると、制御部3は出金鑑別部18から転送された補充紙幣の情報によって搬送路14を切替え、損券を損券一時集積部15へ搬送して集積する。
この時、正券は搬送路14の伸長部14aへ導かれて部間搬送路33へ引渡され、補充回収部8の搬送路34を経由して金庫31(ATM補充金庫)へ搬送されて収納される。
【0047】
全ての補充紙幣の処理が終了すると、制御部3は表示部4に計数した補充する金種毎の補充紙幣の枚数、補充合計金額等を表示する。
操作者は表示された内容を確認し、確認操作を行う。
これを検知した制御部3は、損券一時集積部15に集積されている損券を損券収納庫17へ放出して損券収納庫17に収納する。
【0048】
制御部3は、金庫31(ATM補充金庫)および損券収納庫17、リジェクト庫23への収納を確認してステップS11へ戻り、表示部4に業務選択画面を表示して待機する。
以上のようにして、ATM補充金庫が装着されている現金処理機1によるATM補充業務の業務処理が終了する。
【0049】
なお、上記においては装着された金庫31の用途別に業務処理を行う2つ場合について説明したが、他の金庫31を装着した場合もその用途に応じた業務処理が同様に行われる。
その後、操作者は補充回収部からATM補充金庫を取出し、補充すべき現金自動取引装置へ搬送して現金自動取引装置にATM補充金庫を装着する。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態においては、金庫に金庫IDを記憶した記憶部を設け、この金庫IDによって金庫の用途を特定することによって、装着された金庫の用途を現金処理機が認識することが可能となり、金庫の装着ミスによる時間の浪費や混乱を未然に防止することができる。
なお、上記の説明においては補充回収部を紙幣入出金部に並設するとして説明したが、補充回収部を紙幣入出金部に組込み一体とするようにしても本発明の効果を損なうものではない。
【0051】
また、金庫は同一形状であるとして説明したが、装着互換性がある形状であれば異形のものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、金庫カセットに識別子を設け、この識別子によって金庫カセットの用途を特定することによって、装着された金庫カセットの用途を現金処理機が認識することが可能となり、金庫カセットの装着ミスによる時間の浪費や混乱を未然に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金庫カセット装着処理を示すフローチャート
【図2】本発明の実施の形態の現金処理機を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態の紙幣入出金部と補充回収部を示す説明図
【図4】本発明の業務処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 現金処理機
2 操作部
3 制御部
4 表示部
5 入力部
6 記憶部
7 紙幣入出金部
8 補充回収部
9 紙幣施封部
10 硬貨入出金部
11 入金口
12 入金鑑別部
13 金種別一時集積部
14、19、21、22、34 搬送路
14a 伸長部
15 損券一時集積部
16 金種別収納庫
17 損券収納庫
18 出金鑑別部
20 出金口
23 リジェクト庫
31 金庫カセット
32 記憶部
33 部間搬送路

Claims (2)

  1. 金庫カセットを識別する識別子を格納した、業務処理の用途が、補充および回収のいずれか一方に設定された金庫カセットが装着される現金処理機において、
    前記識別子を前記金庫カセットに前記設定された用途別に登録した金庫用途ファイルを格納しておき、
    前記識別子を読取って金庫カセットの用途を、前記補充および回収のいずれか一方に特定し、
    金庫カセットを使用する業務が選択された場合に、前記特定された金庫カセットの用途が、前記選択された業務に使用できるか否かを判定し、
    前記選択された業務に使用できると判定したときに、前記特定された金庫カセットの用途に応じて業務処理を行い、
    前記選択された業務に使用できないと判定したときに、エラー処理を行うことを特徴とする現金処理機。
  2. 金庫カセットを識別する識別子を格納した、業務処理の用途が、補充および回収のいずれか一方に設定された金庫カセットが装着される現金処理機のプログラムにおいて、
    現金処理機の制御部を、
    前記識別子を金庫カセットの前記設定された用途別に金庫用途ファイルに登録する識別子登録手段と、
    前記識別子を読取る識別子読取手段と、
    前記識別子によって金庫カセットの用途を、前記補充および回収のいずれか一方に特定する用途特定手段と、
    金庫カセットを使用する業務が選択された場合に、前記特定された金庫カセットの用途が、前記選択された業務に使用できるか否かを判定する判定手段と、
    前記選択された業務に使用できると判定したときに、前記特定された金庫カセットの用途に応じて業務処理を行う用途別業務処理手段と、
    前記選択された業務に使用できないと判定したときに、エラー処理を行うエラー処理手段として機能させることを特徴とする現金処理機のプログラム。
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