JP5125575B2 - 現金入出金管理装置 - Google Patents
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本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
また、売上金収納部の重量を増加させることがなくなり、売上金収納部の運搬が容易になるという効果が得られる。
図2および図3において、1は現金入出金管理装置であり、百貨店やスーパーマーケット等の小売業の店舗等に設置され、店舗の出納係やレジスタのオペレータ等の係員が操作して店舗の売場に設置されているレジスタへ釣銭準備金の出金およびレジスタから回収された売上金としての現金の入金等を行って店舗の現金を管理するものである。
また、売上金とは現金入出金管理装置1に入金される全金額から本現金入出金管理装置1から出金した釣銭準備金を差し引いた残りの金額の現金である。
3は取引選択入力部であり、釣銭準備金の補充、釣銭準備金の出金、売上金の入金、および装置の設定等の実行する取引を選択するためのものである。この取引選択入力部3もキーボード入力、タッチパネル入力等の様々な入力態様が考えられるがどのような入力態様であってもよい。
5は取引情報入力部であり、係員等の取扱者を識別するための情報、店舗を識別するための店舗番号、レジスタを識別するためのレジスタ番号等の情報を入力するための情報の入力を行うためのものである。この取引情報入力部5は、例えば磁気カードの磁気ストライプに記録された情報を読み取る磁気カードリーダ、ICカードのICチップに記憶された情報を読み取るICカードリーダ、バーコードを読み取るバーコードリーダ等で構成されるものであるがキーボード入力、タッチパネル入力等で構成するようにしてもよい。
7は硬貨部であり、釣銭準備金の補充、釣銭準備金の出金、売上金の入金等の硬貨の入金処理および出金処理を行うものである。
次に、紙幣部6の構成を図1の第1の実施例における紙幣部の説明図に基づいて説明する。
9は一時保留部であり、接客部8に投入された紙幣を集積して貯留する部位である。この一時保留部9は接客部8に投入された紙幣を搬送して集積する集積機構およびその集積機構で集積された紙幣を1枚ずつ分離して繰出す分離機構を備えている。
11、12は釣銭準備金収納部であり、接客部8に投入された釣銭準備金としての紙幣を金種毎に収納する金庫である。
13はリジェクト紙幣収納部であり、売上金収納部10、釣銭準備金収納部11、12から繰出された出金するための紙幣が出金するのに不適であると鑑別されたリジェクト紙幣を収納する金庫である。
15は搬送路であり、繰出された紙幣をベルトやローラ等で挟持して搬送するものである。この搬送路15は接客部8と一時保留部9、一時保留部9と売上金収納部10および釣銭準備金収納部11、12、接客部8と売上金収納部10および釣銭準備金収納部11、12、売上金収納部10および釣銭準備金収納部11、12と接客部8、売上金収納部10および釣銭準備金収納部11、12とリジェクト紙幣収納部13とを結び、各部位間で紙幣を搬送することができるようになっている。
17は売上金収納部10への仕分け部であり、18、19は釣銭準備金収納部11、12への仕分け部である。この仕分け部17、18、19は搬送路15で搬送された紙幣を鑑別部16で鑑別された金種毎に仕分けて収納部へ収納させる。また、この仕分け部17、18、19は各収納部に収納された紙幣を金種毎に1枚ずつ分離して繰出す分離機構も備えている。
なお、硬貨部7も紙幣部6と略同様に構成され、接客部、一時保留部、売上金収納部、釣銭準備金収納部、リジェクト硬貨収納部、分離部、搬送路、鑑別部、および仕分け部等を備え、接客部に投入された硬貨を金種毎に売上金収納部、釣銭準備金収納部へ収納させることができ、また売上金収納部および釣銭準備金収納部に収納された硬貨を金種毎に1枚ずつ分離して繰出し、接客部へ集積させることができるようになっているものとする。
なお、紙幣部6の売上金収納部10ならびに釣銭準備金収納部11,12に収納されている金種毎の紙幣の枚数、および硬貨部7の売上金収納部ならびに釣銭準備金収納部に収納されている金種毎の硬貨の枚数を有高カウンタとして記憶部に記憶することができるようになっている。
なお、以下に説明する各実施例における各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御部により制御される。
現金入出金管理装置1は、現金を取扱うため、操作に先立ってセキュリティ強化を目的として取引情報入力部5により、例えばオペレータID情報等の必要な情報を入力させる。
係員等は取引選択入力部3により補充取引を指定し、釣銭準備金として補充する5千円券ならびに千円券の紙幣および5百円、百円、5十円、十円、5円、ならびに1円の硬貨を紙幣部6および硬貨部7のそれぞれの接客部へ投入する。
硬貨部7の接客部に投入された硬貨も同様に金種別に仕分けされて釣銭準備金収納部に収納される。
係員等は取引選択入力部3により出金取引を指定し、釣銭準備金として出金する5千円券ならびに千円券の紙幣および5百円、百円、5十円、十円、5円、ならびに1円の硬貨のそれぞれの枚数を入力部2により指定する。または、出金する紙幣または硬貨の金種別の枚数を複数のパターンに分類して予め記憶部に記憶させておき、その金種別の枚数を複数のパターンの中から入力部2により選択する。
紙幣部6および硬貨部7の接客部に集積された紙幣および硬貨を係員が受け取り、出金取引を終了する。
係員等は図5(a)に示す取引選択画面にしたがって取引選択入力部3により入金取引を指定し、図5(b)に示す誘導画面にしたがって売上金として入金するする紙幣および硬貨を紙幣部6および硬貨部7のそれぞれの接客部へ投入する。
なお、接客部に投入される紙幣および硬貨は、売上金と上述した釣銭準備金の出金取引で既に出金した釣銭準備金が混在しているため、入力部2により売上金額を入力するようにしてもよいが、必ずしもこの売上金額の入力は必須ではない。それは、釣銭準備金として出金した金額を記憶部に記憶させるようにしているため、入金された金額から釣銭準備金として出金した金額を引いた金額が売上金となるからである。
硬貨部7の接客部に投入された硬貨も分離部で1枚ずつ分離されて搬送路へ繰出され、繰出された硬貨は搬送路で一時保留部へ搬送されて集積されるとともに鑑別部で金種の鑑別や硬貨の計数が行われる。
係員は図5(c)に示す誘導画面にしたがって表示部4に表示された計数結果、売上金額、釣銭準備金額を確認し、入力部2の処理を進めるための確認キー等を押下するものとする。
係員等は取引選択入力部3により入金取引を指定し、売上金として入金する紙幣および硬貨を紙幣部6および硬貨部7のそれぞれの接客部へ投入する。
硬貨部7の接客部に投入された硬貨も分離部で1枚ずつ分離されて搬送路へ繰出され、繰出された硬貨は搬送路で一時保留部へ搬送されて集積されるとともに鑑別部で金種の鑑別や硬貨の計数が行われる。
係員は表示部4に表示された計数結果、売上金額、釣銭準備金額を確認し、入力部2の処理を進めるための確認キー等を押下するものとする。
例えば、釣銭準備金収納部に5千円券が25枚、千円券が20枚、5百円硬貨が25枚、百円硬貨が500枚、5十円硬貨が500枚、十円硬貨が500枚、5円硬貨が500枚、1円硬貨が500枚の紙幣および硬貨が収納され、収納されている5千円券および千円券が30枚以下、1円硬貨から5百円硬貨までの硬貨がそれぞれ100枚以下になるとニアエンドと判定する場合において、接客部に投入された貨幣が20枚の万円券であり、売上金額が5千円であるとき、制御部は確認画面を表示部4に表示する。
係員は表示された確認画面を確認し、表示された移動の対象になる貨幣の金種、および移動する貨幣の枚数で貨幣の移動を行う場合、入力部2の確認入力手段としての確認キーを押下する。
次に、紙幣部6は釣銭準備金収納部11、12から上述した移動の対象になる貨幣の金種、および移動する貨幣の枚数に基づいて金種毎に紙幣を繰出し、その紙幣を搬送路15により売上金収納部10へ搬送して収納する。本実施例では、1枚の5千円紙幣を釣銭準備金収納部11、12から繰出して売上金収納部10へ移動する。
さらに、収納枚数がニアエンド状態の貨幣を積極的に移動対象とすることを可能にすることで資金の運用効率を向上させることができるという効果も得られる。
現金入出金管理装置1は、現金を取扱うため、操作に先立ってセキュリティ強化を目的として取引情報入力部5により、例えばオペレータID情報等の必要な情報を入力させる。なお、釣銭準備金の補充取引および釣銭準備金の出金取引の動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
係員等は取引選択入力部3により「設定」を指定し、釣銭準備金収納部に残しておく貨幣の枚数を5千円券ならびに千円券の紙幣および5百円、百円、5十円、十円、5円、ならびに1円の硬貨の金種毎に入力部2からそれぞれ入力する。
このようにして事前に釣銭準備金収納部に残しておく貨幣の枚数を金種毎に設定する処理を行う。
次に、売上金を入金する入金取引の動作を説明する。
なお、釣銭準備金収納部から売上金収納部へ紙幣および/または硬貨を移動する移動処理を行わない場合の入金取引の動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略し、投入された紙幣および硬貨で釣銭準備金と売上金に振り分けることができない場合の釣銭準備金収納部から売上金収納部へ紙幣および/または硬貨を移動する移動処理を以下に説明する。
紙幣部6の接客部8に投入された紙幣は分離部14で1枚ずつ分離されて搬送路15へ繰出され、繰出された紙幣は搬送路15で一時保留部9へ搬送されて集積されるとともに鑑別部16で金種の鑑別や紙幣の計数が行われる。
投入された紙幣および硬貨の計数が終了すると制御部はその計数結果である金種毎の枚数、入力等された売上金額、釣銭準備金として既に出金してある金額等を表示部4に表示し、係員に確認させる。
ここで、釣銭準備金収納部に残しておく貨幣の枚数として、5千円券が5枚、千円券が5枚、5百円硬貨が50枚、百円硬貨が50枚、5十円硬貨が50枚、十円硬貨が50枚、5円硬貨が50枚、1円硬貨が50枚、が事前に設定され、釣銭準備金収納部に5千円券が5枚、千円券が9枚、5百円硬貨が300枚、百円硬貨が500枚、5十円硬貨が500枚、十円硬貨が500枚、5円硬貨が500枚、1円硬貨が500枚の紙幣および硬貨が収納され、収納されている5千円券および千円券が30枚以下、1円硬貨から5百円硬貨までの硬貨がそれぞれ100枚以下になるとニアエンドと判定する場合において、接客部に投入された貨幣が万円券20枚であり、売上金額が5千円であるとき、制御部は確認画面を表示部4に表示する。
本実施例では、1枚の5千円券を移動処理することで売上金を売上金収納部へ収納させることができるが釣銭準備金収納部に収納される5千円券が4枚となり、設定された釣銭準備金収納部に残しておく貨幣の枚数を確保することができなくなる。また、5枚の千円券を移動処理することで売上金を売上金収納部へ収納させることができるが釣銭準備金収納部に収納される千円券が4枚となり、設定された釣銭準備金収納部に残しておく貨幣の枚数を確保することができなくなる。
係員は表示された確認画面を確認し、表示された移動の対象になる貨幣の金種、および移動する貨幣の枚数で貨幣の移動を行う場合、入力部2の確認入力手段としての確認キーを押下する。
次に、紙幣部6は釣銭準備金収納部11、12から上述した移動の対象になる貨幣の金種、および移動する貨幣の枚数に基づいて金種毎に紙幣を繰出し、その紙幣を搬送路15により売上金収納部10へ搬送して収納する。本実施例では、4枚の千円券を釣銭準備金収納部11、12から繰出して売上金収納部10へ移動する。
なお、係員は表示された確認画面を確認し、表示された移動の対象になる貨幣の金種、および移動する貨幣の枚数を変更する場合の処理は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
2 入力部
3 取引選択入力部
4 表示部
5 取引情報入力部
6 紙幣部
7 硬貨部
8 接客部
9 一時保留部
10 売上金収納部
11、12 釣銭準備金収納部
13 リジェクト紙幣収納部
14 分離部
15 搬送路
16 鑑別部
17、18、19 仕分け部
20 通信回線
Claims (4)
- 接客部に投入された貨幣を釣銭準備金および売上金としてそれぞれを釣銭準備金収納部および売上金収納部に振り分けて収納させる入金取引を行う現金入出金管理装置において、
接客部に投入された貨幣の総額から予め出金されている釣銭準備金額を減算して算出した売上金額の売上金を投入された貨幣で売上金収納部に収納することができないとき、釣銭準備金収納部に収納されている高額金種の貨幣がニアエンドであっても、その貨幣を優先して売上金に代替し、代替したその貨幣を釣銭準備金収納部から売上金収納部へ移動させて収納させるようにしたことを特徴とする現金入出金管理装置。 - 接客部に投入された貨幣を釣銭準備金および売上金としてそれぞれを釣銭準備金収納部および売上金収納部に振り分けて収納させる入金取引を行う現金入出金管理装置において、
接客部に投入された貨幣の総額から予め出金されている釣銭準備金額を減算して算出した売上金額の売上金を投入された貨幣で売上金収納部に収納することができないとき、入力部で入力された金種毎の枚数にしたがって釣銭準備金収納部に収納されている貨幣がニアエンドであっても、その貨幣で売上金に代替し、代替したその貨幣を釣銭準備金収納部から売上金収納部へ移動させて収納させるようにしたことを特徴とする現金入出金管理装置。 - 請求項1または請求項2の現金入出金管理装置において、
釣銭準備金収納部に残しておく金種毎の貨幣の枚数を記憶する記憶部を設け、
前記記憶部に記憶された枚数の貨幣を釣銭準備金収納部に残して売上金に代替するようにしたことを特徴とする現金入出金管理装置。 - 請求項1、請求項2または請求項3の現金入出金管理装置において、
前記売上金に代替する貨幣の金種、該金種毎の枚数、および貨幣を移動した後に前記釣銭準備金収納部に収納される該金種毎の枚数からなる確認画面を表示しているときに確認入力手段の押下を検知すると、釣銭準備金収納部から売上金収納部へ移動させるようにしたことを特徴とする現金入出金管理装置。
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