JP2011510362A - 釣銭準備金作成方法 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1の投入口、少なくとも一つの識別ユニット、及び複数のスタッカーユニットを有する紙幣分類装置を利用して紙幣を分類する方法を提供する。本方法は、投入口又は受入口に紙幣を受け取ることを含んでいる。紙幣は、単数又は複数の識別ユニットを、通過する又は近傍を通過するときに識別される。紙幣は、識別結果に基づいて複数のスタッカーユニットへ分類されるが、この分類は、単数又は複数の釣銭準備金を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積し、残りの紙幣を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積することを含む。各釣銭準備金は、所定金額及び2以上の所定金種を含んでいる。

Description

本発明は、紙幣処理に、特に、釣銭準備金を提供するために紙幣を分類する方法及び装置、及び現金回収ポイントにおいて収入を精算し現金回収ポイントの開店・閉店処理を支援する方法及びシステムに関する。
スーパーマーケットやファーストフードレストラン等の小売り現場と、同様に現金が使われる料金徴収、銀行取引等、小売り以外の現場においても、顧客はPOS(Point of Sales)により取引を行っている。例えば、POSは、レジ係員により操作されるキャッシュレジスターを実現する。POSは、セルフチェックアウトシステム、料金所、銀行、キャッシュドロワ、又は現金取引が実施されるその他のシステムを実現することができる。通常それらの取引場所では、営業日又は勤務シフトの終わりに、POSから受信したセールスデータとPOSに集められた現金の消し込み及び精算を行うための収入精算処理が行われる。
通常キャッシュドロワは、営業日の最初又は勤務シフトの最初に、レジ係員又は別の係員によりPOSに挿入される。通常キャッシュドロワは、特定金種から成る所定金額分の複数の硬貨及び紙幣を含む釣銭準備金を収容している。釣銭準備金は、勤務シフト又は営業日の間、顧客取引用の釣銭をつくるために使われる。POSは、各顧客取引からセールスデータを記録する。POSに生成された顧客取引からの売上金はキャッシュドロワに集められ、釣銭準備金と混ぜられる。
営業日の終わり又は勤務シフトの終わりには、POSからキャッシュドロワが抜き取られる。紙幣及び硬貨はチェンジドロワから抜き取られ、手作業又は従来からある紙幣計数機や硬貨計数機によって計数される。残りの小切手、クーポン、その他の非紙幣書類も計数される。キャッシュドロワの紙幣、硬貨、小切手、クーポン、非紙幣書類の合計額は、初期釣銭準備金にPOSに記録された売上高を加えた金額と比較される。
ある現場では、入金するために装甲車によって銀行に運ばれるまでの間、計数された紙幣、硬貨及び小切手の全ては、当日の他の売上金と共に金庫内に保管される。装甲車は、翌営業日の最初に、新たに供給される現金と共に戻ってくる。新たに供給される現金は、POSを構成する各キャッシュレジスターで初期釣銭準備金として使用されるもので、銀行であらかじめ個々の初期釣銭準備金として仕分けられている場合もあるし、或いは従業員が仕分けなければならない場合もある。従業員が仕分ける場合は、手作業、又は紙幣を従来の紙幣計数機に掛けることにより、個々の初期釣銭準備金が準備される。
他の現場では、紙幣を計数した後、その日の売上が銀行に預けられる前に、売上から初期釣銭準備金が仕分けられる。初期釣銭準備金の紙幣は、手作業によって又は紙幣を従来の紙幣計数機に掛けることによって仕分けられる。各初期釣銭準備金は、その後POSの各々のキャッシュドロワに戻され、後に利用するために金庫に保管されるか、又は勤務中の利用のためにレジ係員に与えられる。
手作業による紙幣の計数や、売上からの初期釣銭準備金の仕分け作業は、多くの欠点を有している。時間が掛かり、従業員に対する責任が増し、初期釣銭準備金の計数間違いの可能性が高くなることから、銀行に入金される売上金の不足や過剰という結果につながる。
従来の紙幣計数機は、紙幣計数処理の効率を上げるために利用される。紙幣計数機は、通常、機械に投入された紙幣の全てを計数する。紙幣計数機には、所定数の紙幣を束にできるように、計数する紙幣の総数として帯封上限枚数(ストラップリミット)を設定できるものがある。別の紙幣計数機では、特定金種の各々に紙幣枚数のストラップリミットを設定し、各金種のストラップリミットに達すると一旦停止するように構成されている。
しかしながら、従来の紙幣計数機は、紙幣の全てを計数しながら、同時に売上である紙幣から初期釣銭準備金の仕分けを行うようにはデザインされていない。例えば、通常、計数するために一旦全紙幣を紙幣計数機に掛け、再度初期釣銭準備金用の紙幣を仕分けするために紙幣計数機に掛けなければならないので、処理に時間がかかる。そのため、計数と仕分けという異なる処理の間で、紙幣処理機の設定をその都度切り換えたり、或いは紙幣計数用の紙幣計数機と初期釣銭準備金仕分け用の紙幣計数機を別々に用意したりする必要がある。
本発明の一実施例によれば、本発明は、少なくとも一つの投入口、少なくとも一つの識別ユニット、及び複数のスタッカーユニットを有する紙幣処理装置を利用して、自動的に紙幣を分類する方法を提供する。この方法は、紙幣を投入口に受けとることを含む。紙幣は、単数又は複数の識別ユニットを通過するとき、又はそばを通るときに、識別される。紙幣の金額が決定される。紙幣は、識別結果に基づいて、複数のスタッカーユニットに分類されるが、この分類は、単数又は複数の釣銭準備金を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積し、残りの紙幣を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積する方法を含む。各釣銭準備金は、所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を含む。
本発明の一実施例によれば、本発明は、紙幣を分類するシステムを提供する。システムは、紙幣が投入される投入口を少なくとも一つ含んでいる。搬送機構は、投入口から搬送路に沿って、紙幣を1枚ずつ搬送する。少なくとも、一つの紙幣識別ユニットが紙幣を識別する。分類機構が、識別結果に基づいて、紙幣を単数又は複数のスタッカーユニットへ分類する。コントローラーは、紙幣の金額を決定し、単数又は複数の釣銭準備金を各々少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積し、残りの紙幣を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積するために、搬送機構、紙幣識別ユニット及び分類機構を制御する。各釣銭準備金は、所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を含む。
一実施例によれば、POSで記録された取引データに基づいてPOS用の釣銭準備金を動的に調整する方法を提供する。釣銭準備金は、異なる金種の所定金額の紙幣を有し、紙幣処理装置によって処理される。当該方法は、POSによって記録された取引データを受信することを含む。釣銭準備金の金額は、記録された取引データから決定される。POS装置に集められた紙幣の金額が決定される。釣銭準備金は収集された紙幣から仕分けられる。
一実施例によれば、本発明は、所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を有する釣銭準備金を、動的に調整するシステムを提供する。システムは、取引の売上金を集めると共に取引データを記録する少なくとも一つのPOSを含む。紙幣計数機は、POSから集められた紙幣の金額を決定し、紙幣を分類し、残りの紙幣から少なくとも一つのPOS用の釣銭準備金を仕分けるために利用される。現金決済端末は、POS及び紙幣計数機に接続され、記録された取引データを受信し、取引データに基づいて、釣銭準備金の金額を決定する。
本発明の一実施例によれば、POS及び紙幣処理装置を利用して収入を精算する(売上精査)方法を提供する。POSは、少なくとも紙幣を含む釣銭準備金収容している。当該方法は、POSで記録された売上高を含む取引データを受信することを含んでいる。POSに集められた紙幣を含む売上金額が決定される。記録された売上高と、決定された売上金額が比較される。 POSに集められた紙幣金額を決定するために、紙幣処理装置は投入口に紙幣を受けて、識別ユニットを通過するときにその紙幣を識別する。紙幣は、識別結果に基づいて、紙幣処理装置の複数のスタッカーユニットへ集積される。紙幣の分類は、釣銭準備金を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積し、残りの紙幣を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積することを含む。釣銭準備金は、所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を含む。
本発明の一実施例によれば、収入を精算するシステムを提供する。システムは、POS、POSに接続された現金決済端末、現金決済端末に接続された紙幣計数機を含んでいる。 POSは、少なくとも紙幣を含む初期釣銭準備金を収容している。POSは、取引から売上金を集め、売上高を記録する。現金決済端末は、POSから、記録された売上高を受信する。紙幣計数機は、紙幣の金額を決定し、紙幣を分類し、所定金額又は所定金額の異なる金種を含む釣銭準備金の仕分けを行い、現金決済端末へ決定した紙幣金額を送信する。現金決済端末は、POSに集められた売上金と、記録された売上高とを比較する。
前述の各実施例においては、スタッカーユニットの数とタイプに関する様々なバリエーションが可能である。金種毎に一つのスタッカーユニットがあってもよいし、より少ない数のスタッカーユニットであってもよい。POSのドロワに戻される釣銭準備金は、単数又は複数のスタッカーユニットに仕分けられる。リジェクト及び残りの紙幣は、各々、単数又は複数のスタッカーユニットを利用して仕分けられる。異なる書類やコピーをオフセット処理する現存するコピー機と同様に、釣銭準備金の紙幣は、同じスタッカーユニット内又は別の紙幣用のスタッカーユニットへ、オフセットして集積されてもよい。所定量の釣銭準備金の紙幣が集積された後、スタッカーユニットに紙片を挿入してもよい。 スタッカーユニット(又はシステムにおける他の機構)は、現金を帯封又は包装することができる。また、投入口又は排出口は、チェンジドロワに対応するように、及び/又は共に使えるように、構成されていてもよい。
本発明の、これらの特徴及び他の特徴は、以下に続く本発明の様々な実施例に係る詳細な記載に含まれるか又は明らかにされる。
紙幣処理装置の長手方向断面の例を示す正面図。 紙幣処理装置の長手方向断面の例を示す正面図。 紙幣処理装置の長手方向断面の例を示す正面図。 紙幣処理装置の長手方向断面の例を示す正面図。 紙幣処理装置の長手方向断面の例を示す正面図。 紙幣処理装置の長手方向断面の例を示す正面図。 紙幣処理装置の内部構成の例を示すブロック図。 本発明の一実施例に係る紙幣分類方法を表すフローチャート。 本発明の一実施例に係る釣銭準備金を提供するシステムのブロック図及びフローチャート。 本発明の一実施例に係る収支精算システムのブロック図及びフローチャート。
「紙幣」とは、米国又は外国の紙幣を言う。「米国紙幣」とは米国の法定通貨で$1、$2、$5、$10、$20、$50、$100の紙幣を言い、「外国紙幣」とはユーロ、日本円、英国ポンドのような米国以外の政府機関により発行されたあらゆる紙幣を言う。「貨幣」、「通貨」は「紙幣」と同義の用語である。
「リジェクト」とは、無効な紙幣又は紙幣処理装置で識別できなかった紙幣を言う。例えば、リジェクトは、斜行する紙幣、曲がった紙幣、折りたたまれた紙幣、破れた紙幣、汚れた紙幣を含む。さらに、リジェクトは、選択された又は選択されなかった金種の紙幣、及び/又はその紙幣処理装置で利用されるものとして特定されなかった外国紙幣や、偽札,白紙,クーポン,小切手等のような紙幣以外の書類を含む。偽札は、他のリジェクト紙幣と同様に取り扱われ、紙幣処理装置内の異なる排出場所に割り当てられたり、検出時に紙幣処理装置の操作を停止したり、警報音を発したりといった異なる処理を受ける。
図1から6は、紙幣分類を実現する紙幣処理装置の例を図示している。紙幣処理装置は、実施例として示されており、これ以降に開示する方法やシステムを、開示した紙幣処理装置の例に制限することを意図するものではない。例えば、米国特許6,711,180及び7,040,476に記載されたタイプの装置を、ここに開示する方法に利用することもできる。
紙幣処理装置は、小型であること、デスクトップサイズであることが好ましい。
周知のように、米国紙幣のサイズは、約2.5インチ×6インチ(6.5cm×15.5cm)である。米国紙幣は全て同じサイズであるが、多くの外国では、各金種で寸法が異なる。紙幣処理装置は、同じ寸法、又は様々な寸法を有する書類を処理するように構成されていてもよい。
図1から6によれば、紙幣処理装置又はシステムは、投入口102と、識別ユニット104と、搬送機構106と、二つ以上の排出用スタッカーユニット108と、を含んでいる。装置における紙幣の搬送には、コンベヤ、フレキシブルブレード、バキューム等のように、様々なタイプの搬送機構が利用できる。紙幣の搬送は、短手方向又は長手方向のどちらでもでもよい。
投入口102は、一般に、紙幣処理装置内に投入される紙幣の束を受けるホッパーである。投入口102はまた、POSからのチェンジドロワに対応するように、又は直接共に使えるように構成されていても構わない。
識別ユニット104は、投入口102とスタッカーユニット108の間で、搬送路106に沿って設けられる。識別ユニット104を搬送される紙幣に関し、単数又は複数の所定の特徴を検出するため、単数又は複数のセンサ105が、識別ユニット104に配置される。センサ105は、紙幣の表面及び/又は裏面の特徴を検出するよう設定されてもよい。センサ105は、紙幣の表面及び裏面を同時に検出できる両面検出器を含んでいてもよい。
分類プレート112は、各スタッカーユニット108に対応するように搬送路106に沿って配置され、搬送路106は各分類プレート112の所から枝分かれして各スタッカーユニット108へ達している。分類プレート112は、スタッカーユニット108へ紙幣を排出する働きをする。
紙幣処理装置は、分類後の紙幣を受け取る単数又は複数のスタッカーユニット108を含んでいてもよい。スタッカーユニット108は、搬送路106から排出される紙幣を整列させて集積する羽根車114を含んでいてもよい。スタッカーユニット108(又は紙幣処理装置内の他の機構)は、紙幣を帯封又は包装することが可能な構成であってもよい。スタッカーユニット108は、また、POSからのチェンジドロワに対応するように、又は直接共に使えるように構成されていてもよい。
スタッカーユニット108は、搬送路106の一部に沿って、各々が近接して配置される。しかし、単数又は複数のスタッカーユニットが各々離れて配置されても構わない。例えば、単数又は複数のスタッカーユニット108が、紙幣処理装置上部の搬送路106前端に配置され、他の単数又は複数のスタッカーユニットが紙幣処理装置下部の搬送路後端に配置されてもよい。
紙幣処理装置には、安全なキャッシュボックス116が接続、又は含まれていてもよい(図6)。分類プレート112は、搬送路106から、キャッシュボックス116のスタッカーユニット108へ、紙幣を送り出す。キャッシュボックス116は、搬送路106から排出された紙幣を整列させて集積するための羽根車114と、紙幣の帯封又は包装するための機構を含んでもよい。キャッシュボックス116は、内部の紙幣を安全に移送するために、紙幣処理装置から取り外し可能であることが好ましい。紙幣の処理を行う間は、権限を有する利用者のみが取り外しや移送ができるよう、キャッシュボックス116はキーロック121によって紙幣処理装置に施錠固定されている。図6Aは、紙幣処理装置から取り外したキャッシュボックス116を示している。キャッシュボックス116のカバー117は、権限を有する利用者のみが内部に集積された紙幣にアクセスできるよう、キーロック119によって施錠されている。これにより、紙幣を分類し移送するための安全なシステムが提供される。
本発明によれば、釣銭金に相当する紙幣、売上に相当する紙幣、及び/又はリジェクトを受け取るように、可能な範囲で、幾つのスタッカーユニット108を割り当てる構成であってもよい。例えば、紙幣処理装置下部に配置された単数又は複数のスタッカーユニット108が売上金に割当られ、紙幣処理装置上部の単数又は複数のスタッカーユニット108がリジェクト又は釣銭準備金に割り当てられてもよい。
紙幣の計数及び分類処理は、マイクロプロセッサ及び搬送機構が許す限り高速に行うことができる。当然、特定環境におけるコスト、騒音、速度の要求を考慮して、技術的に可能な速度より低い速度で利用してもよい。
図7によれば、紙幣処理装置はディスプレイユニット118を含む。
ディスプレイユニット118は、各スタッカーユニット108に集積される紙幣の枚数又は金額を示すために利用できる。ディスプレイユニット118は、要求された紙幣の枚数又は金額を、各スタッカーユニット108に集積される紙幣が所定量に達するまで、分類集積するに従ってカウントダウンすることも可能である。例えば、ディスプレイユニット118は、LEDディスプレイ、モニター、その他電子的な表示手段であればよい。ディスプレイユニット118は、各スタッカーユニット108に備えられてもよいし、集中ディスプレイユニットの一部として備えられても構わない。表示は、特定のアプリケーションの要求に応じて、単純であってもよいし、複雑であっても構わない。さらに、様々な種類のレポートを印刷するために、プリンター124が、システムに含まれてもよいし、又は加えられてもよい。
紙幣処理装置は、紙幣処理装置の動作を制御するための単数又は複数のプロセッサを有するコントローラー120を含んでいる。例えば、コントローラー120は、紙幣の分類及び計数の要求に対する処理を実行したり、信号処理を実行したり、様々なセンサ、識別ユニット104、搬送機構106、分類プレート112、羽根車114、ディスプレイユニット118等を制御する。ここに記載した様々な方法を実行するために、コントローラー120は、図8〜10に従って動作するように、ソフトウェア及び/又はファームウェアによりプログラムされている。
紙幣処理装置は、データを記憶するためのメモリーユニット122を含む。メモリーユニット122は、例えば、処理される紙幣の金種に関する情報や、処理される金種毎の枚数や金額の上限、処理される紙幣の合計枚数や合計金額の上限、計数及び/又は分類される紙幣の枚数、金種、金額等のデータを記憶する。メモリーユニット122は、各取引のデータ、複数取引のデータを記憶できる。本発明によれば、釣銭準備金に含まれる金額、金種、枚数を事前設定したり、オペレータによって設定したりすることができる。
使用環境によっては、特定ユーザーに対し特定操作を制限するセキュリティレベルが設けられることが望ましい。例えば、管理者のみが、釣銭準備金に含まれる紙幣の量を変更できるようにする。セキュリティ機能は、パスワード、pinナンバー、機械判読可能なIDカード、その他アクセスを制限する方法で設定すればよい。
図8は、本発明の一実施例に基づいて紙幣を分類する方法を表すフローチャートである。本方法は、紙幣処理装置に、紙幣の計数及び分類する一方で単数又は複数の釣銭準備金を仕分けする動作を指示するソフトウェアにより実行される。ソフトウェアは、メモリーユニット122に記憶されコントローラー120によって実行される。例えば、本方法は、小売り環境において、POSから集められた紙幣を計数・分類し、当日の顧客取引用の釣銭として利用される釣銭準備金を仕分けるのに利用される。
図8によれば、紙幣の束が紙幣処理装置の投入口へ投入される(ステップS1)。紙幣の束は、混合状態であってもよいし、所定金種順に並べられた状態であってもよい。紙幣の束は、紙幣のみを含んでいてもよいし、非紙幣書類を含んでいても構わない。操作は、紙幣が投入口へ置かれると、例えばセンサが紙幣の束の存在を検出するなどして、自動的に開始されてもよいし、オペレータが紙幣処理装置上のスイッチ、キー、ボタンを操作して手動で開始されてもよい。
紙幣は、紙幣処理装置の搬送路上を、識別ユニットを経て、1度に1枚ずつ、搬送される(ステップS2)。識別ユニットは、各紙幣が有効な紙幣であるか否かを識別する(ステップS3)。紙幣が有効な紙幣であれば、識別ユニットは紙幣の金種を決定し(ステップS4)、当該紙幣が釣銭準備金に含まれるべき紙幣であるか又はその他の紙幣であるかを決定する(ステップS5)。
紙幣は、分類され、指定された釣銭準備金用のスタッカーユニットへ集積されるか(ステップS6)、又はその他の紙幣用のスタッカーユニットへ集積される(ステップS7)。紙幣は、金種に従って集積されてもよい。紙幣が有効な紙幣でなければ、リジェクトは、例えばリジェクトスタッカーユニットの様な指定のスタッカーユニットへ送られて集積されるか(ステップS8)、又はリジェクトが再始動前に手動で取り除けるように紙幣処理装置が停止又は一時停止される。処理は、紙幣がなくなるか、或いは計数される紙幣が所定の上限に達するまで続けられる。
各スタッカーユニットに対して、所定の帯封又は包装用の上限枚数を設定することができる。一つ又は全てのスタッカーユニットの紙幣が所定の上限に達すると、紙幣が取り出せるように、特定のスタッカーユニット又は全スタッカーユニットへの紙幣の集積が停止又は一時停止される。紙幣が取り除かれると、紙幣の集積が再開される。
いずれかのスタッカーユニットに集積された紙幣は、所定枚数又は金額毎(例えば、1束のグループが50枚、又は1束のグループが$100)に、束にされてもよい。束紙幣のグループは、例えば束紙幣の周囲をテープで包むように、縛られたり、包装されたりする。
ステップS3では、識別ユニットが、識別ユニットを経て搬送される紙幣について、単数又は複数の所定の特徴を検出する。紙幣を識別する所定の特徴は、多くの変数のうちの一つに基づいている。変数は、紙幣処理装置が真偽識別を行うか否か、計数を行うか否か、又は紙幣の金種を識別するか否か、そして例えばサイズ,厚さ,色,磁気,光学的な反射性,吸収性,透過性,電気伝導度,記番号等の紙幣のどの特徴を調べるのか、に関連している。識別ユニットは、例えば、サイズ検出器、密度センサ、上部光学スキャンヘッド、下部光学スキャンヘッド、単数又は複数の磁気センサ、スレッドセンサ、赤外光センサ、紫外光/蛍光スキャンヘッド、イメージスキャナ等の様々なセンサーを使用するが、これらの組み合わせに限定されるものではない。
ステップS3は、紙幣が表面か裏面か、向きを識別することも含んでいる。識別ユニットが、紙幣が有効な表面であると識別すれば、識別ユニットが紙幣の金種を決定するステップS4へ続く。しかし、紙幣が有効な表面でなければ、識別ユニットは、有効な裏面であるか否かについても識別する。紙幣が有効な裏面であれば、識別ユニットが紙幣の金種を決定するステップS4へ続く。紙幣が有効な裏面でない、又は表面でない場合は、ステップS8へ続き、リジェクトがリジェクトスタッカーユニットへ搬送され集積される。紙幣が表面であるか、裏面であるかの識別は、同時に又は逆順に行われても構わない。
他の実施例では、紙幣が誤った方向であるときは(例えば表面又は裏面が上面)、ステップS5又はS8へ続く前に、紙幣が紙幣反転ユニットへ搬送されてもよい。紙幣反転ユニットは、分類及び/又はスタッカーユニットへの搬送が行われる前に、紙幣を適切な方向へ回転させることができる。
ステップS5は、紙幣が仕分けられるべきか否か、釣銭準備金用に指定されているか否か、を決定するステップを含む。例えば、釣銭準備金はキャッシュドロワに入れられ、POSでの取引で釣銭を作るのに利用される。しかしながら、本発明の方法は、キャッシュドロワで利用される釣銭準備金を仕分けることに制限されるものではなく、他の目的に利用される紙幣グループを仕分けるのに利用してもよい
釣銭準備金は、所定枚数、所定金額の異なる金種を含む。紙幣処理装置では、釣銭準備金の総額、釣銭準備金に含まれる紙幣の金種、及び/又は各金種毎の枚数又は金額を、利用者が予め設定できるように構成されている。或いは、これらはPOSから受信する売上、補充処理、移送処理等に関する情報に基づいて決められる。
釣銭準備金として仕分けされる紙幣の所定枚数又は所定金額は、利用者によって予め設定された釣銭準備金の総額と同じにすることができる。例えば、利用者が釣銭準備金の総額$100を予め設定した場合、仕分けされる釣銭準備金の金額は$100である。
しかし、釣銭準備金用紙幣の所定枚数又は所定金額は、利用者が事前設定した釣銭準備金の総額と、第2の入力金額に基づいて計算されてもよい。例えば、利用者が事前設定した釣銭準備金の総額$100であるが、先の勤務シフト中に、あるPOSで紙幣が不足し、$60の紙幣がPOSに移送されているときは(例えば補充取引=$60)、釣銭準備金として仕分けるために計算される紙幣金額は$160とする。別の例として、利用者が事前設定した釣銭準備金の総額$100であるが、先の勤務シフト中に、あるPOSで紙幣が超過し、$40の紙幣がPOSから移送されているときは(例えば移送取引=$40)、釣銭準備金として仕分けるために計算される紙幣金額は$60とする。
以下では釣銭金を作成するための異なる実施例を記載している。釣銭金は、他の紙幣の組み合わせを含んでもよく、以下に記載する実施例に限定されるものではない。
一つの態様として、例えば紙幣処理装置は、選択した複数金種の各々を所定枚数含む釣銭準備金を提供するように構成される(例えば、$1紙幣20枚、$5紙幣6枚、$10紙幣5枚、$20紙幣5枚、総額$200)。別の態様として、釣銭準備金が合計金額を含むよう構成することもできる。このとき、釣銭準備金は、選択された金種間で、紙幣処理装置に投入される順序に従って配分される(例えば、選択された紙幣に配分される合計金額は$100又は$100を超え、この金額が紙幣処理装置に投入される順序に従って配分される)。さらに別の態様として、釣銭準備金は、少なくともある金種の紙幣を最小枚数含むように合計金額を設定することもできる(例えば、選択した各金種が少なくとも1枚ずつ含まれ、合計金額が$100又は$100を超える)。
紙幣処理装置は、釣銭準備金として使用する紙幣が所定枚数又は所定金額に達したか又は超えたかを決定する。紙幣が所定枚数又は所定金額に達していない又は超えていない場合には、紙幣は釣銭準備金用のスタッカーユニットへ集積される(ステップS6)。釣銭準備金用の紙幣が所定金額に達した又は超えた場合には、その紙幣は残りの紙幣用のスタッカーユニットへ集積される。(ステップS7)
釣銭準備金に含まれる紙幣の金種を事前に指定したときは、紙幣処理装置は、紙幣が指定金種の一つであるか否かを判断する。紙幣が指定金種と一致し、釣銭準備金に必要な所定枚数又は所定金額に達していないか又は超えていない場合には、当該紙幣は釣銭準備金用のスタッカーユニットへ集積される(ステップS6)。紙幣が指定金種と異なり、及び/又は、所定枚数又は所定金額に達している又は超えている場合には、当該紙幣は残りの紙幣用のスタッカーユニットへ集積される。
釣銭準備金に含まれる金種の枚数又は金額が指定されているときは、紙幣処理装置は指定金種が所定枚数又は所定金額に達したか又は超えているかについても判断する。紙幣が指定金種の一つと一致し、当該指定金種が所定枚数又は所定金額に達していない又は超えていない場合で、かつ所定の合計枚数又は合計金額に達していない又は超えていない場合は、その紙幣は釣銭準備金用のスタッカーユニットへ集積される(ステップS6)。紙幣が指定金種と異なる、当該指定金種が所定枚数又は所定金額に達しているか又は超えている場合、及び/又は所定の合計枚数又は金額に達しているか超えている場合には、当該紙幣は残りの紙幣用のスタッカーユニットへ集積される(ステップS7)。
ステップS6では、釣銭準備金を構成する紙幣が他の紙幣から仕分けられ、単数又は複数のスタッカーユニットへ集積される。釣銭準備金の紙幣が、一つのスタッカーユニットに集積されるときは、釣銭金は混合状態で集積されてもよいし、金種により分類されてもよい。釣銭準備金の紙幣が複数のスタッカーユニットへ集積されるときは、釣銭準備金の紙幣は集積される前に金種によって分類される。釣銭金準備金を受けるよう指定されるスタッカーユニットは、排出用スタッカーユニット及び/又はリジェクトスタッカーユニットを含む、利用可能なスタッカーユニットのいずれであってもよい。
金種分類されるときは、特定の各金種が別々のスタッカーユニットへ集積されてもよいし、又は 二つ以上の特定金種が同じスタッカーユニットに集積されても構わない。二つ以上の金種が同じスタッカーユニットへ集積される場合は、公知技術として知られる機械的な整理方法を利用して、異なる金種はオフセットして集積したり(例えば、一つの金種の紙幣が、他の金種の紙幣に対し横方向にオフセットされる)、紙片を挿入したりする。
釣銭準備金の紙幣金種が予め決められているときは、特定金種でない紙幣は、釣銭準備金ではない残りの紙幣と共に、別のスタッカーユニット又はリジェクトスタッカーユニットへ集積される。さらに、釣銭準備金の特定金種の紙幣枚数又は金額が予め決められており、その特定金種の紙幣枚数又は金額が所定枚数又は所定金額に達した場合には、その後の特定金種の紙幣は、残りの紙幣と共に、別のスタッカーユニット又はリジェクトスタッカーユニットへ集積される。
単数又は複数の釣銭準備金が、残りの紙幣から分離されてもよい。例えば、紙幣束が一つのPOSのみから集められたものである場合は一つの釣銭準備金が分離し、紙幣束が例えば複数のPOSから集められたものである場合は複数の釣銭金を分離してもよい。
二つ以上の釣銭準備金が分離される場合は、釣銭準備金は各々別々のスタッカーユニットへ集積されてもよいし、又は、二つ以上の釣銭準備金が同じスタッカーユニットへ集積されても構わない。二つ以上の釣銭準備金が同じスタッカーユニットへ集積される場合、異なる釣銭準備金は、公知技術として知られる機械的な整理方法を利用して、オフセットして集積したり、紙片を挿入したりすることにより分離すればよい。
ステップS7に進む前に、ステップS5及びS6を順次何回も繰り返し、各釣銭準備金を連続して仕分けることができる。例えば、第1の釣銭準備金として集積される紙幣が所定枚数又は所定金額に達すれば、第1の釣銭準備金のスタッカーユニットへの集積は停止され、第2の釣銭準備金のスタッカーユニットへの集積が開始される。
釣銭準備金は、同時に仕分けられてもよい。例えば、ステップS7へ進む前に、ステップS5及びS6を並行して何回も繰り返し、各釣銭準備金を各々のスタッカーユニットへ集積する。釣銭準備金に含まれる紙幣の所定枚数又は所定金額を、仕分けられるべき釣銭準備金の数によって増加することができる(例えば、$100の釣銭準備金×5=$500)。
ステップS7では、残りの紙幣が、各々一つのスタッカーユニットへ集積されてもよいし、複数のスタッカーユニットへ分類されてもよい。残りの紙幣が一つのスタッカーユニットへ集積されるときは、残りの紙幣は混合状態で集積されてもよいし、金種によって分類されても構わない。残りの紙幣が複数のスタッカーユニットへ集積されるときは、残りの紙幣は集積される前に金種によって分類すればよい。残りの紙幣を受けるよう指定されるスタッカーユニットは、排出スタッカーユニット及び/又はリジェクトスタッカーユニットを含む、いずれのスタッカーユニットであってもよい。
金種により分類されるときは、残りの紙幣の各特定金種が別々のスタッカーユニットへ集積されてもよいし、二つ以上の特定金種が同じスタッカーユニットへ集積されても構わない。残りの紙幣は、釣銭準備金と同じスタッカーユニットへ集積されてもよいし、又は異なるスタッカーユニットへ集積されてもよい。残りの紙幣が、釣銭準備金と同じスタッカーユニットへ集積される場合は、釣銭準備金と残りの紙幣は、公知技術として知られる機械的な整理方法を利用して、オフセットして集積したり、紙片を挿入したりすることにより分離すればよい。
残りの紙幣の金種が予め決められている場合は、特定金種でない残りの紙幣は、別の排出用スタッカーユニット又はリジェクトスタッカーユニットへ集積される。
処理された紙幣に関する情報は、処理の間、いつでも又は処理の終わりに表示される。 情報は、紙幣処理装置上のディスプレイユニットに表示されてもよいし、又は紙幣処理装置に接続されたディスプレイ上に表示されてもよい。表示は、特定場所で求められる会計の必要性に応じて、複雑であってもよいしシンプルであってもよい。
情報は、枚数、金種、及び/又は紙幣処理装置に集積された紙幣の金額を含むことができる(例えば、3枚のリジェクト、5枚の$1紙幣、7枚の$5紙幣、3枚の$10紙幣等、又は$200)。例えば、情報は、枚数、金種、及び/又は各スタッカーユニット内の紙幣,釣銭準備金の紙幣の金額,紙幣の残りの量、及び/又は紙幣の総額を明示する。表示の値は、ゼロに初期化してもよいし、或いは紙幣処理装置で処理される前のバッチ処理の紙幣枚数又は金額を表す値等の別の値に初期化してもよい。ステップS3で紙幣が有効な紙幣と識別され、ステップS4で金種が決定された後(又は、ステップS5で書類が分類されスタッカーユニットへ集積された後)、ディスプレイに表示される紙幣の量は適切に増やされる。例えば、各表示量は1ずつ増加されるか、又はディスプレイに表示される値が紙幣の金額分増やされる。
情報は、また、所定枚数又は金額に至るまでの、紙幣処理装置に集積されるべき紙幣の残りの枚数又は金額含むことができる(例えば釣銭準備金用)。例えば、情報には、各スタッカーユニットへ集積されるべき紙幣の残りの枚数又は金額、集積されるべき紙幣の残りの合計枚数及び/又は金種、集積されるべき残りの合計金額等を含むこともできる。ディスプレイの値は、集積されるべき残りの紙幣の合計量を表す数に初期化すればよい。ステップS3で紙幣が有効な紙幣であると識別され、ステップS4で金種が決定された後(又はステップS5で書類が分類されスタッカーユニットへ集積された後)、ディスプレイに表示される紙幣の量が減らされる。例えば、各表示量は1ずつ減らされるか、又はディスプレイに表示される値が紙幣の金額分減らされる。ディスプレイの情報は、書類がリジェクトとして識別された理由又はコードを含むこともできる。
図9は、本発明の一実施例に基づく釣銭準備金を提供するためのシステムを表すブロック図とフローチャートである。システムは、顧客取引を促進するためにキャッシュドロワで利用する新たな釣銭準備金や資金(例えば、運転資金)を生成するために金融機関で利用することができる。しかし、本システムの利用を、金融機関での利用に限定することを意図するものではない。例えば、システムは、小売り現場、又は取引で現金が利用されるカジノや料金所等の小売り以外の様々な現場でも利用することができる。
システムは、少なくとも一つのキャッシュドロワ202と紙幣処理装置230を含む。キャッシュドロワ202は、例えばPOSに含まれ、顧客取引を記録するためにコンピュータターミナル(図示せず)に接続される。付与された枚数の硬貨や紙幣を含む初期釣銭準備金は、例えば従業員の勤務シフトや営業日の期間の最初に、キャッシュドロワ202に含まれている。その後続いて取引における紙幣212及び硬貨214がキャッシュドロワ202に集められる。
期間の終わりには、キャッシュドロワ202に収集された紙幣212は、抜き取られ紙幣処理装置230の投入口へ投入される。紙幣処理装置230は、図8を参照しながら上述した方法で、紙幣の識別、計数、分類、集積を行う。紙幣処理装置230は、利用者が釣銭準備金の総額、釣銭準備金に含まれる紙幣の金種、及び/又は各金種の紙幣の枚数又は金額を、予め指定できるよう構成されている。
キャッシュドロワ202に収集された硬貨214は、期間の終わりに、同様に計数される。硬貨は、硬貨計数機240により、又は手作業により計数される。例えば、硬貨計数機240は、紙幣処理装置230に含まれてもよいし、独立した計数機であっても構わない。硬貨計数機240は、紙幣処理装置330が紙幣に対し行うのと同様の処理を硬貨に対して行う(例えば、釣銭準備金として使われる硬貨の計数や仕分け)。
釣銭準備金として仕分けられた紙幣212及び硬貨214は、翌日の勤務シフトや営業日等の期間まで、金庫や金庫室へ保管される。残りの紙幣212及び硬貨214も、中央銀行の金庫室へ運ばれるまで、釣銭準備金とは別に、金庫や金庫室に保管される。
図10は、本発明の一実施例に基づく収入精算システムを表すブロック図とフローチャートである。システムは、新たな釣銭準備金、又は翌日の営業日又は従業員の勤務シフトにPOSのキャッシュドロワで用いる現金を作るのに利用される。加えて、システムは、顧客取引で得た売上高と、POSに集められた売上金とが釣り合うか否かを確認するためにも利用できる。
システムは、スーパーマーケット、ファーストフードレストラン等の小売り現場で利用することができる。しかし、システムの利用を、そのように限定することを意図するものではない。例えば、システムは、購入、取引又は徴収のために現金が使われる、金融機関、カジノ、料金所等、様々な小売り以外の現場でも利用される。
システムは、コンピュータネットワークに接続された、少なくとも一つのPOS302、ストアサーバー310、現金決済端末320、紙幣処理装置330を含む。システムは、1台のPOS302から集めた売上を精算するために利用できるし、複数のPOS302を有する現場の売上精算にも利用できる。
付与された硬貨及び紙幣を含む初期釣銭準備金が、顧客取引用の釣銭をつくるために、従業員の勤務シフトや営業日の開始時に、各POSに含まれる。その後続いて、取引における紙幣312、硬貨314、非紙幣書類316(例えば小切手、クーポン、フードスタンプ等)がPOS302に集められる。
各POS302は、取引からデータを記録し、データをネットワークによりストアサーバー310に送信する。続いてデータは、ストアサーバー310から現金決済端末320に送信される。例えば、記録されたデータは、営業日又は従業員の勤務シフト等の期間中にPOSで行われた取引に関する売上高(例えば利益)や、釣銭取引量(例えば取引で顧客への釣銭として使われた現金)を含む。記録されたデータは、期間内にPOSで行われた、選択された特定タイプの取引(例えば、現金取引、クレジットカード取引、小切手取引等)、又は全ての取引を含むことができる。記録されたデータは、特定のPOS302における単数又は複数金種の紙幣の不足を示す記録を含むことができる。
期間の終わりにPOS302に集められた紙幣312は、抜き取られて、紙幣処理装置330の投入口へ投入される。紙幣312は、紙幣処理装置330に投入される前に非紙幣書類218から分離されていてもよいし、紙幣処理装置330に投入されるときには紙幣312が他の非紙幣書類218と混合されたままでも構わない。紙幣処理装置330は、図8を参照しながら上述した方法で、紙幣312を識別、計数、分類、集積する。
紙幣処理装置330は、利用者が釣銭準備金の総額や釣銭準備金に含まれる紙幣の金種、及び/又は各金種の枚数又は金額を事前に指定できるように構成されている。しかし、POS302に釣銭準備金として含まれる紙幣の合計枚数又は金額、及び/又はPOS302用の釣銭準備金に含まれる異なる金種毎の紙幣枚数又は金額は、POS302から得られた情報に基づいて決定したり、又は動的に調整したりすることもできる。
例えば、期間中(例えば、一人の勤務シフト中、一営業日、複数勤務シフト、複数営業日中)に、POS302で、紙幣総数や特定金種の紙幣枚数の不足や超過が起こることがある。POS302で、特定金種の紙幣の不足があったときは、特定金種の紙幣が補充される(例えば、補充取引)。POS302で、特定金種の紙幣の超過があったときは、特定金種の紙幣が移送される(例えば、移送取引)。POS302は、釣銭準備金の紙幣の合計枚数や総額、各金種の紙幣枚数や金額を調整するため、POS302の紙幣の不足や超過の状態を示す補充や移送の取引データを記録する。調整により、特定のPOS302における取引の必要量を反映した異なる金種、量の紙幣を有する釣銭準備金を提供することが可能となる。
紙幣処理装置330によって計数される紙幣312に関する情報は、現金決済端末320に送信される。例えば、紙幣処理装置330は、計数した紙幣の合計量、釣銭金の紙幣の金額、残りの紙幣の金額(例えば紙幣による売上)を送信できる。紙幣処理装置330は、また、各スタッカーユニット中の紙幣の枚数又は金額、各金種の紙幣の枚数、リジェクトの枚数、リジェクトされた理由、識別されたリジェクトの値、等を送信できる。紙幣情報は、紙幣の全てが処理された後、又は各紙幣が識別されてから分類されスタッカーユニットへ集積されるまでの間いつでも送信できる。
POS302に集められた硬貨314は、期間の終わりに計数される。硬貨314は、硬貨計数機340又は手作業により計数できる。例えば、硬貨計数機340は、紙幣処理装置330に含まれていてもよいし、独立した計数機であっても構わない。硬貨計数機340は、紙幣処理装置330が紙幣を処理するのと同様の機能を、硬貨について実行する(例えば、釣銭準備金として使われる硬貨の計数や仕分け)。
計数された硬貨314に関する情報は、現金決済端末320にネットワークにより送信することもできるし、手作業で入力することもできる。例えば、情報は、硬貨314の合計量、硬貨の収入金額を含んでいる。硬貨利益金額は、POSに集められた硬貨314の合計金額から初期釣銭準備金の硬貨の金額を差し引くことで計算される。硬貨利益金額は、現金決済端末320や硬貨計数機340により、又は手作業により、計算できる。
期間の終わりにPOS302に集められた非紙幣書類316(例えば小切手、フードスタンプ、クーポン等)も、紙幣処理装置330からのリジェクト318と同様に計数され、現金決済端末320に入力される。非紙幣書類316及びリジェクト318は、手作業で計数できる352。しかし、非紙幣書類316が、機械読み取り可能な識別特徴(例えばバーコード)を有していれば、非紙幣書類316はIDユニット250(例えばバーコードスキャナ)によりスキャン可能である。システムが、小切手取引、フードスタンプ取引、クーポン取引等から現金取引を分離可能であれば、非紙幣書類316は除外することもできる。
現金決済端末320は、POS302で記録された売上高と、POS302から集めた売上の差額を計算する(差額=売上高−収入)。売上利益は下記のアルゴリズムで計算される。しかし、本発明は、これに限定することを意図するものではない。
売上収入=紙幣売上収入+硬貨売上収入+非紙幣書類+リジェクト
紙幣売上収入=紙幣総額−初期釣銭準備金の紙幣金額
硬貨売上収入=硬貨総額−初期釣銭準備金の硬貨金額
このアルゴリズムの変形、派生、修正変更は本開示の範囲内にある。
現金決済端末320は、計算結果を表示するディスプレイ260を含むか、又はこれに接続されている。現金決済端末320は、また、計算結果に基づくレポートを印刷するプリンター324を含むか、又はこれに接続されている。通常、取引がエラー無しに実現されている場合、売上高は、営業日又は勤務シフトの終わりにPOS内にある紙幣、硬貨、非紙幣書類の合計金額から、釣銭準備金を引いたものと一致する。この場合、ディスプレイ360は、売上金と売上高に差がないことを示す。しかし、売上高に不足や超過がある場合、ディスプレイ360は、売上金と売上高の差額を表示する。
以上、本発明の実施例が示され、詳細が記述されることで、これに関連する様々な変更、改良が当業者に明らかとなった。従って、本発明の思想及び範囲は、広く解釈されるべきであり、上述の実施例によらずクレームによってのみ限定されるべきものである。

Claims (42)

  1. 識別ユニット及び複数のスタッカーユニットを有する紙幣処理装置を使って紙幣を分類する方法であって、
    投入口に紙幣を受取るステップ゜と、
    識別ユニットを通過するときに紙幣を識別するステップ゜と、
    紙幣の金額を決めるステップ゜と、
    識別結果に基づいて、紙幣を複数のスタッカーユニットへ分類するステップと、
    所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を含む一又は複数の釣銭準備金の各々を、一つのスタッカーユニットへ集積するステップと、
    残りの紙幣を、少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積するステップと、
    を備えた方法。
  2. 各釣銭準備金は、別々のスタッカーユニットへ集積される、請求項1記載の方法。
  3. 二つ以上の釣銭準備金が、同じスタッカーユニットへ集積され、各釣銭準備金はオフセットすることにより分離される、請求項1記載の方法。
  4. 残りの紙幣の異なる金種は、別々のスタッカーユニットへ集積される、請求項1記載の方法。
  5. 残りの紙幣の二つ以上の金種が、同じスタッカーユニットへ集積される、請求項1記載の方法。
  6. 残りの紙幣は、施錠可能なキャッシュボックス内のスタッカーユニットへ集積される、請求項1記載の方法。
  7. 釣銭準備金の紙幣の金額は、事前設定された第1の金額と、第2の入力金額との差額から計算される、請求項1記載の方法。
  8. スタッカーユニットへ集積される釣銭準備金の紙幣の枚数又は金額が、所定枚数又は所定金額に達したときは、前記スタッカーユニットへの釣銭準備金の集積が停止され、第2の釣銭準備金の集積が開始される、請求項1記載の方法。
  9. スタッカーユニットへ集積される紙幣の枚数又は金額が、所定枚数又は所定金額に達したときは、前記スタッカーユニットへの紙幣の集積を停止する、請求項1記載の方法。
  10. 前記スタッカーユニットから紙幣が取り除かれたときは、少なくとも一つのスタッカーユニットへの紙幣の集積が再開される、請求項8記載の方法。
  11. 所定枚数又は所定金額に達するまで、スタッカーユニットへ集積される紙幣の枚数又は金額、又は、スタッカーユニットへ集積されるべき紙幣の残りの枚数又は金額、の少なくとも一つを表示するステップを更に含む、請求項1記載の方法。
  12. 紙幣を分類するシステムであって、
    紙幣が載置される少なくとも一つの投入口と、
    前記投入口から紙幣を1枚ずつ搬送路に沿って搬送する搬送機構と、
    紙幣を識別する少なくとも一つの紙幣識別ユニットと、
    紙幣を受け取る複数のスタッカーユニットと、
    識別結果に基づいて、紙幣を複数の前記スタッカーユニットの一つへ仕分けする分類機構と、
    所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を含む釣銭準備金の単数又は複数を、前記スタッカーユニットの少なくとも一つへ集積すると共に、残りの紙幣を前記スタッカーユニットの少なくとも一つへ集積するために、前記搬送機構、前記紙幣識別ユニット、及び分類機構を制御するコントローラーと、
    を備えたシステム。
  13. 異なる釣銭準備金を、別々のスタッカーユニットへ集積する、請求項12記載のシステム。
  14. 二つ以上の釣銭準備金が、同じスタッカーユニットへ集積され、各釣銭準備金はオフセットにより分離される、請求項12記載のシステム。
  15. 残りの紙幣の異なる金種は、同じスタッカーユニットへ集積される、請求項12記載のシステム。
  16. 残りの紙幣の二つ以上の金種が、別々のスタッカーユニットへ集積される、請求項12記載のシステム。
  17. 残りの紙幣の集積用のスタッカーユニットを含む施錠可能なキャッシュボックスを更に含む、請求項12記載のシステム。
  18. 釣銭準備金の紙幣の所定金額が、第1の事前設定された金額と、第2の入力金額との差から計算される、請求項12記載のシステム。
  19. 少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積された釣銭準備金の紙幣の枚数又は金額が、所定枚数又は所定金額に達したときは、前記スタッカーユニットへの集積を停止すると共に、第2の釣銭準備金の集積が開始される、請求項12記載のシステム。
  20. スタッカーユニットへ集積される紙幣の枚数又は金額が、所定枚数又は所定金額に達したときは、前記スタッカーユニットへの紙幣の集積を停止する、請求項12記載のシステム。
  21. 前記スタッカーユニットから紙幣が取り除かれたときは、少なくとも一つのスタッカーユニットへの紙幣の集積が再開される、請求項20記載のシステム。
  22. 所定枚数又は所定金額に達するまで、スタッカーユニットへ集積される紙幣の枚数又は金額、又は、スタッカーユニットへ集積されるべき紙幣の残りの枚数又は金額、の少なくとも一つを表示するディスプレイユニットを更に含む、請求項12記載のシステム。
  23. 少なくとも一つのスタッカーユニットが上部スタッカーユニットであり、少なくとも一つのスタッカーユニットが下部スタッカーユニットであって、単数又は複数の釣銭準備金が上部スタッカーユニットに集積され、残りの紙幣は下部スタッカーユニットへ集積される、請求項12記載のシステム。
  24. 異なる金種の所定金額分の紙幣を含むよう紙幣処理装置で処理されるPOS用の釣銭準備金を、POSに記録された取引データに基づいて動的に調整する方法であって、
    POS装置に記録された取引データを受取るステップ゜と、
    記録された前記取引データから釣銭準備金の金額を決めるステップと、
    POSから回収された紙幣の金額を決めるステップと、
    収集された紙幣から釣銭準備金を仕分けるステップと、
    を備えた、方法。
  25. 記録された前記取引データには、単数又は複数の、過去の期間における、POSに収集された紙幣の不足又は超過の情報が含まれる、請求項24記載の方法。
  26. 所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を有する釣銭準備金を動的に調整するシステムであって、
    取引の売上を収集すると共に取引データを記録する少なくとも一つのPOSと、
    POSに収集された紙幣の金額を決定すると共に、少なくとも一つのPOS装置用の釣銭準備金を、残りの紙幣から仕分ける紙幣計数機と、
    少なくとも一つのPOS及び紙幣計数機に接続され、記録された取引データを受信し、データに基づいて釣銭準備金の金額を決定する現金決済端末と、
    を備えた、システム。
  27. 記録された前記取引データには、単数又は複数の、過去の期間における、POSに収集された紙幣の不足又は超過の情報が含まれる、請求項26記載のシステム。
  28. 少なくとも紙幣を含む初期釣銭準備金が最初から入っている少なくとも一つのPOSと紙幣処理装置を利用して、売上金を精算する方法であって、
    前記POSにより、記録された売上収入を含む取引データを受け取るステップ゜と、
    紙幣金額を含む前記POSに収集された売上金を決定すると共に、紙幣を分類して釣銭準備金を仕分けするステップと、
    記録された売上収入と、決定された売上高と比較するステップと、
    を備え、
    前記釣銭準備金を仕分けるステップは以下のステップ゜を含み、異なる金種の紙幣を所枚数又は所定金額分有する前記釣銭準備金は、前記スタッカーユニットの少なくとも一つへ集積され、残りの紙幣が前記スタッカーユニットの少なくとも一つへ集積される、方法。
    紙幣処理装置の少なくとも一つの投入口に紙幣を受け取るステップ。
    紙幣処理装置の少なくとも一つの識別ユニットを通過する紙幣を識別するステップ。
    識別結果に基づいて紙幣処理装置の複数のスタッカーユニットへ紙幣を仕分けるステップ。
  29. 前記POSに収集された硬貨の金額を決定するステップを更に含み、
    決定された前記売上金額には硬貨の金額が含まれる、請求項28記載の方法。
  30. 前記POSに収集された非紙幣書類の金額を決定するステップを更に含み、
    決定された前記売上金額には非紙幣書類の金額が含まれる、請求項28記載の方法。
  31. 前記残りの紙幣は、施錠可能なキャッシュボックス内部のスタッカーユニットへ集積される、請求項28記載の方法。
  32. 前記紙幣を識別するステップは、有効な紙幣が検出されたか否かを決定するステップを含み、
    リジェクトを少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積するステップを更に含む、 請求項28記載の方法。
  33. 前記比較結果を表示するステップを更に含む、請求項28記載の方法。
  34. 前記比較結果に基づいてレポートを印刷するステップを更に含む、請求項28記載の方法。
  35. 収入を精算するためのシステムであって、
    少なくとも紙幣を含む初期釣銭準備金が最初から入っており、取引から売上を収集し、取引から売上収入を記録するための少なくとも一つのPOSと、
    前記POSに接続され、記録された売上収入を受信するストアサーバーと、
    前記POSに収集された紙幣の金額を決定し、所定枚数又は所定金額の異なる金種の紙幣を有する釣銭準備金を仕分ける紙幣計数機と、
    前記ストアサーバーに接続されて記録された売上収入を受信し、紙幣計数機に接続されて決定された紙幣金額を受信する現金決済端末と、
    を含み、
    前記現金決済端末は、決定された紙幣の金額を利用して、記録された売上収入と、POSに集められた売上高との比較を行うことを特徴とするシステム。
  36. 前記売上高には、POSに収集された硬貨の金額が含まれる、請求項35記載のシステム。
  37. 前記売上高には、POSに収集された非紙幣書類の金額が含まれる、請求項35記載のシステム。
  38. 前記紙幣計数機は、
    複数のスタッカーユニットと、
    紙幣を識別するための識別ユニットと、
    識別結果に基づいて紙幣を複数のスタッカーユニットへ分類すると共に、少なくとも一つのスタッカーユニットへ釣銭準備金を集積し、残りの紙幣を少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積する分類機構と、
    を含む、請求項35記載のシステム。
  39. 前記残りの紙幣集積用のスタッカーユニットを含む施錠可能なキャッシュボックスを更に含む、請求項38記載のシステム。
  40. 紙幣計数機は、有効な紙幣が検出されたか否かを検出し、リジェクトを少なくとも一つのスタッカーユニットへ集積する、請求項35記載のシステム。
  41. 前記比較結果を表示する表示装置を更に含む、請求項35記載のシステム。
  42. 前記比較結果に基づいてレポートを印刷するプリンターを更に含む、請求項35記載のシステム。
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