JPH1021448A - 媒体処理装置およびこれを備えた自動取引装置 - Google Patents

媒体処理装置およびこれを備えた自動取引装置

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JPH1021448A
JPH1021448A JP8169083A JP16908396A JPH1021448A JP H1021448 A JPH1021448 A JP H1021448A JP 8169083 A JP8169083 A JP 8169083A JP 16908396 A JP16908396 A JP 16908396A JP H1021448 A JPH1021448 A JP H1021448A
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JP8169083A
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Inventor
Akihiro Isozumi
昭弘 磯角
Yusuke Yamada
雄資 山田
Takeshi Yamagata
毅 山縣
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡単な構成により媒体の発行エラー時、
処理続行可能か否かを確実に判別可能な媒体処理装置、
および自動取引装置を提供することにある。 【解決手段】単票Qを収納した第1の単票収納部90の
近傍には、ゲート104および発行検知センサ106が
設けられている。ゲートは、搬送路42から退避した退
避位置と、取り出された単票に押されて搬送路内に侵入
し、単票を搬送路にガイドする移動位置と、の間を回動
可能に設けられている。発行検知センサは、第1の単票
収納部から取り出された単票がゲートを移動位置へ回動
させる部位まで繰り出された際に、単票を検出する。第
1の単票収納部からの単票発行エラーが発生した際、制
御部は、発行検知センサの検出結果に応じて、ゲートが
移動位置にあるか否かを検出し、ゲートが退避位置にあ
ることを検出した場合には、搬送路の使用が可能である
ことを判断して他の取引を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行等の金融機
関に設置され、例えば、通帳、単票等の取引媒体の処理
および発行を行う媒体処理装置、およびこの媒体処理装
置を備えた自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行等の金融機関には、利用者に
対して貨幣、通帳、単票等の種々取引媒体を自動的に処
理する自動取引装置(以下、ATMと称する)が多数設
置されている。この種のATMは、紙幣を取り扱う紙幣
入出金装置、硬貨を取り扱う硬貨入出金装置、カートリ
ーダ/レシートプリンタ、発行装置としての通帳取扱装
置等を備えて構成されている。そして、このようなAT
Mは、複雑かつ多彩な取引も行うことが可能であるが、
その利用回数の最も多い取引は、単純な入金、出金取引
となっている。
【0003】また、ATMにおいて、通帳取扱装置は、
通帳を受け取って所定の処理を施す読取部、印字部と、
新しい通帳や処理内容を記載した単票等の媒体を発行す
る発行部と、を備えて構成されている。この内、発行部
は、発行媒体を搬送する搬送ローラおよび取出しローラ
を有し、搬送される媒体がセンサによって検出されると
一定時間経過した後にローラ駆動モータが停止し、発行
部におけるい一連の動作が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たATMの通帳取扱装置において、円滑な取引を行うた
めには、発行部の精度を向上させることが必要である
が、それには限界がある。そのため、発行部において媒
体の発行動作に失敗が生じた場合、これを補うシステム
が必要となる。そして、このようなシステムを設けた場
合には、装置の大型化、構成の複雑化が生じる。
【0005】また、従来の装置においては、発行部にお
いて媒体の発行にエラーが生じた場合、このエラーが発
行部内の他の搬送部に悪影響を与えない場合でも取引が
中止され、エラーが解消されるまで以後の処理が不能と
なっていた。これは、発行エラーが他の機構部の動作に
悪影響を与えるか否か判断できないためである。
【0006】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、装置の大型化、製造コストの上昇を生
じることなく比較的簡単な構成により媒体の発行エラー
の発生状態を判断可能な媒体処理装置、およびこれを備
えた自動取引装置を提供することにある。また、この発
明は、更に、媒体の発行エラーが生じた場合でも他の処
理を続行可能な媒体処理装置およびこれを備えた自動取
引装置。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に係るこの発明の媒体処理装置
は、取引媒体に対して所定の処理を施す媒体処理部と、
未使用の取引媒体を収納した収納部と、上記収納部から
未使用の取引媒体を取出す取出し手段と、媒体挿入口か
ら上記媒体処理部および収納部の近傍を通って延びる搬
送路を有し、上記媒体挿入口を通して挿入された取引媒
体を上記媒体処理部に導くとともに、上記取出し手段に
よって上記収納部から取り出された未使用の取引媒体を
上記媒体処理部に導き、上記媒体処理部によって処理さ
れた取引媒体を上記媒体挿入口を通して排出する搬送手
段と、上記収納部からの取引媒体の取出し状態を検知す
る検知手段と、上記収納部からの取引媒体の発行エラー
が発生した際、上記検知手段の検出結果に応じて、上記
搬送路の使用が可能であるか否かを判断する制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項2に係るこの発明の媒体処理装置
は、取引媒体に対して所定の処理を施す媒体処理部と、
未使用の取引媒体を収納した収納部と、上記収納部から
未使用の取引媒体を取出す取出し手段と、媒体挿入口か
ら上記媒体処理部および収納部の近傍を通って延びる搬
送路を有し、上記媒体挿入口を通して挿入された取引媒
体を上記媒体処理部に導くとともに、上記取出し手段に
よって上記収納部から取り出された未使用の取引媒体を
上記媒体処理部に導き、上記媒体処理部によって処理さ
れた取引媒体を上記媒体挿入口を通して排出する搬送手
段と、上記収納部の近傍に、上記搬送路から退避した退
避位置と、上記収納部から取り出された取引媒体によっ
て押されて上記搬送路内に侵入し、上記取り出された取
引媒体を上記搬送路にガイドする移動位置と、の間を移
動可能に設けられたゲートと、上記ゲートに隣接して設
けられ、上記収納部から取り出された取引媒体が上記ゲ
ートを移動位置へ移動させる部位まで繰り出された際
に、上記取引媒体を検出する検知手段と、上記収納部か
らの取引媒体の発行エラーが発生した際、上記検知手段
の検出結果に応じて、上記ゲートが退避位置にあること
を検出した場合に、上記搬送路の使用が可能であること
を判断し、上記ゲートが移動位置にあることを検出した
場合に、上記搬送路の使用が不能であることを判断する
制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】また、請求項3に係るこの発明の媒体処理
装置は、それぞれ未使用の取引媒体を収納した第1およ
び第2の収納部と、第1および第2の収納部から取引媒
体と取出す第1および第2の取出し手段と、を備え、検
出手段は、第1の収納部から取り出された取引媒体を検
出する。
【0010】そして、制御手段は、第1の収納部からの
取引媒体発行エラーが発生した際、検出手段の検出結果
に応じて、搬送路が使用可能であるか否かを判断し、使
用可能である場合には、第2の収納部から取引媒体の発
行動作を開始することを特徴としている。。
【0011】請求項4に係るこの発明の媒体処理装置に
よれば、第1の収納部の近傍に、上記搬送路から退避し
た退避位置と、上記収納部から取り出された取引媒体に
よって押されて上記搬送路内に侵入し、上記取り出され
た取引媒体を上記搬送路にガイドする移動位置と、の間
を移動可能にゲートが設けられている。検出手段は、上
記ゲートに隣接して設けられ、上記第1の収納部から取
り出された取引媒体が上記ゲートを移動位置へ移動させ
る部位まで繰り出された際に、上記取引媒体を検出す
る。
【0012】そして、制御手段は、上記第1の収納部か
らの取引媒体の発行エラーが発生した際、上記検知手段
の検出結果に応じて、上記ゲートが移動位置にあること
を検出した場合、上記搬送路の使用が不能であることを
判断し、上記ゲートが退避位置にあることを検出した場
合、上記搬送路の使用が可能であることを判断し、第2
の収納部から取引媒体の発行を開始することを特徴とし
ている。
【0013】請求項5叉は6に係るこの発明の媒体処理
装置によれば、取引媒体として通帳および単票を使用
し、それぞれ単票を収納した第1および第2の単票収納
部が設けられている。そして、第1の単票収納部の近傍
には検出手段が設けられ、制御手段は、第1の単票収納
部からの単票発行エラーが発生した際、検出手段の検出
結果に応じて、搬送路の状態を検知し、使用可能な場合
には、第2の収納部から単票の発行を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、この
発明の実施の形態に係る自動取引装置(以下、ATMと
称する)を示している。このATMは金融機関の営業店
に設置され、預金の受払い、通帳への記録、新規通帳の
発行等をセルフサービス的に実行する。
【0015】図1に示すように、ATMはほぼ矩形箱状
の筐体10を備え、筐体の前面には、利用者に対面する
ほぼL字形状の操作面12が設けられている。操作面1
2の水平部には、タッチパネルを兼ねた表示部14が設
けられ、垂直部には、カード挿入口16、通帳挿入口1
8等が設けられている。また、操作面12の水平部基端
には、それぞれ扉によって開閉される紙幣入出金口20
および硬貨入出金口22が設けられている。
【0016】表示部14は、利用者が接触することによ
り情報を入力可能なタッチパネル23と、タッチパネル
の下面に対向して設けられたカラーの液晶表示装置24
と、を備えている。そして、液晶表示装置24が取引の
ステップに応じて必要な案内文言やキーボードを表示
し、タッチパネル23を通してこのキーボードに対応す
る部分を指で触れることにより、所望のキー入力操作を
実行することができる。
【0017】筐体10内には、利用者に対して種々の取
引を実行するための種々の処理ユニットが配設されてい
る。すなわち、筐体10内には、紙幣入出金装置30、
硬貨入出金装置32、通帳プリンタ34、カードリーダ
/レシートプリンタ36、これら各ユニットの動作を制
御する主制御部36が配設されている。
【0018】紙幣入出金装置30は、紙幣入出金口20
から投入された入金紙幣の受取、計数、収納するととも
に、および指定金額を紙幣入出金口20に払い出すもの
で、紙幣の入出金処理を行う。同様に、硬貨入出金装置
32は硬貨の受け払い機能を有し、硬貨入出金口22に
接続されている。
【0019】通帳プリンタ34は、通帳挿入口18から
挿入された通帳の磁気ストライプから口座番号等を読
取、この口座に対応する取引内容を印字する等の所定の
処理を行い、処理済みの通帳、新規な通帳、単票等を通
帳挿入口18から利用者に排出する。なお、通帳プリン
タ34は、この発明における媒体処理装置として機能
し、その詳細な説明は後述する。
【0020】カードリーダ/レシートプリンタ36は、
カード挿入口16を通して挿入された磁気カードから口
座番号を読み取り、これに対応する暗唱番号とのマッチ
ングを行い、本人確認をしたり、通帳を持参しない利用
者に対して、取引の記録をレシートとして印字発行する
機能を有している。
【0021】また、主制御部38は、遠隔するホストコ
ンピュータとオンラインでデータを交換し、各ユニット
の取引を実行制御するもので、内蔵する記憶部に蓄えら
れたプログラムに従って、マイクロコンピュータで情報
の授受、演算、記憶、伝送等を行う。
【0022】これらの紙幣入出金装置30、硬貨入出金
装置32、通帳プリンタ34、カードリーダ/レシート
プリンタ36、および主制御部38は、筐体10の後面
に設けられた図示しない扉を介して筐体から取出し可能
となっている。
【0023】次に、通帳プリンタ34の構成について詳
細に説明する。図2に示すように、通帳プリンタは細長
い矩形状のハウジング40を備え、その前端壁には、前
述した通帳挿入口18が形成されている。また、ハウジ
ング40内にはほぼ直線状の搬送路42が形成され、通
帳挿入口18からハウジング40の後端部近傍まで水平
に延びている。
【0024】ハウジング40内には、複数の送りローラ
対44a、44bが搬送路42に沿って互いに所定の間
隔離間して配設されている。これらの送りローラ対44
a、44bはステピングモータ45によって駆動され
る。そして、送りローラ対44a、44bは、通帳挿入
口18を通して通帳プリンタ34に挿入された通帳Pを
搬送路42を通して搬送するとともに、処理済みの通
帳、後述する単票Q、未使用の新規な通帳を通帳挿入口
18から搬出する。
【0025】一方、図3は、通帳プリンタ34で取り扱
い可能な取引媒体として、通帳Pおよび単票Qを示して
いる。まず、通帳Pは冊子式の通帳であり連続する取引
の記録をその都度、累積して印字記録するものである。
通帳Pの表紙60aおよび裏表紙60bの内側には複数
の頁が綴じ込まれ、裏表紙60bには口座番号等の顧客
情報が記録された磁気ストライプ62が貼付されてい
る。
【0026】内側は取引記録印字頁になっていて前部頁
は定期預金頁63、中央頁は普通預金頁64、後部頁は
自動積み立て頁66となっている。開かれた各頁の上部
には、頁を表す頁マークMが印刷されているとともに、
各頁の印字領域67には、取引情報68が印字される。
【0027】また、単票Qは、小型単票形式の「ご利用
明細書」であり、一般には通帳Pを閉じた寸法と同一の
寸法および形状を有している。そして、利用者が通帳P
を持参しないで普通預金の入出金等の単純取引を行った
場合に、当該取引データのみが記録として単票Qに印字
され利用者に発行される。
【0028】図2に示すように、ハウジング40内にお
いて通帳挿入口18の近傍には、通帳挿入口を開閉する
シャッタゲート46、および通帳P叉は単票Qを検知す
る光学センサ47が設けられている。そして、例えば、
利用者によって通帳挿入口18に挿入された通帳Pが光
学センサ47によって検出されると、図示しない電磁ソ
レノイドによりシャッタゲート46が開けられ、次い
で、通帳Pは、ステッピングモータ45で駆動される送
りローラ対44a、44bにより通帳プリンタ40の下
流側へ搬送される。
【0029】搬送路42において、光学センサ47の下
流側には、磁気ヘッド48、自動頁めくり機構50、光
学式のラインファンド52、および印字部54が順に配
設されている。
【0030】通帳挿入口18を通して搬入された通帳P
は、搬送路42の途中で裏表紙に貼付された磁気ストラ
イプ62の記録情報が磁気へッド48によって読みとら
れ、口座番号等の顧客情報が正しければ受け入れられ、
読取情報が正しくない場合や読取り不良の場合は通帳挿
入口18を介して返却される。
【0031】自動頁めくり機構50は、搬送路42を通
る通帳Pの頁に接触するめくりローラ56を有し、通帳
P又は単票Qを搬送する場合、めくりローラ56は図示
しないモータにより搬送方向に回転される。逆に、通帳
Pの頁をめくる場合、めくりローラ56は通帳の搬送方
向と反対方向に回転される。
【0032】正しく受け入れられた通帳Pは、自動頁め
くり機構50の下流側に設けられた読取手段としてのラ
インファインド52により、開かれた頁の頁マークMや
印字済み行等が読みとられる。そして、印字部28は、
ラインファンド52からの読取情報に基づき、通帳Pの
未記入分の付込み印字及び当該取引情報の印字を行う。
印字部28は、熱転写式の印字部であり、サーマルヘッ
ド58およびインクリボン59を備えて構成されてい
る。
【0033】開かれた頁の印字領域67がいっぱいにな
ると、当該通帳Pは自動頁めくり機構50まで戻されて
頁めくりされ、続いて、正しい頁めくりがなされたか否
かがラインファンド52によって検査される。この際、
頁めくりがなされていなければ、自動頁めくり機構50
によって再度頁めくりを行い、めくり過ぎのときは自動
頁めくり機構により逆方向に頁めくりを行う。そして、
正しくめくられたことが確認できた段階で、印字部54
により通帳Pの印字領域67に未記入分が記帳される。
【0034】通帳Pの最終頁の最終行まで取引情報が印
字され、余白が無くなった場合、第1又は第2の発行部
29、30から新たな通帳P1、P2のいずれかが発行
される。
【0035】すなわち、搬送路40の上方において印字
部54の下流側には、第1および第2の通帳発行部7
0、72が配設されている。複数の通帳発行部が設けら
れているのは、銀行により異なるが、普通預金用、総合
口座用、振込専用といった多種類の通帳に対応するため
である。第1および第2の通帳発行部70、72は、そ
れぞれ未使用の通帳P1叉はP2を積層状態に収納した
収納部74と、収納部の下端から通帳を1冊づつ取出し
て搬送路42に送る取出し機構76と、を備えている。
取出し機構76は、最下部の通帳に接触した繰り出しロ
ーラ78a、78bを有し、収納部74の側壁下端に形
成された発行口を通して通帳を送り出す。
【0036】また、搬送路42の下方において印字部5
4の下流側には、搬送路42から分岐した回収通路8
0、通帳退避通路82、収納庫83が設けられている。
回収路80は回収庫84に連通している。回収通路80
および通帳退避通路82の各分岐部には、搬送路42を
通って送られる通帳や単票をこれらの通路に振り分ける
振り分けゲート85、86が設けられている。なお、回
収庫84の側方には、通帳プリンタ34の電源88が設
けられている。
【0037】例えば、第1の通帳発行部70から新たな
通帳P1が繰り出しローラ78a、78bにより1冊だ
け発行されると、印字部54によって通帳P1に表紙印
字(口座番号、氏名等)がなされ、必要に応じて表紙め
くりがされる。その後、古い通帳に対して未記入分の取
引情報が通帳P1の印字領域に印字され、通帳P1は通
帳挿入口18を介して顧客に発行される。新通帳発行時
において、印字済みの古い通幅Pは、通帳退避通路82
に一旦退避され、発行時に新通帳P1と連続して顧客に
返却される。
【0038】一方、通帳取引以外の取引時には単票Qが
使用される。そこで、通帳プリンタ34は、それぞれ単
票Qを発行可能な第1および第2の単票発行部90、9
2を備えている。第1の単票発行部90は、搬送路42
の上方において第2の通帳発行部74の下流側に設けら
れ、また、第2の単票発行部92は、搬送路42の上方
において自動頁めくり機構50の上流側に設けられてい
る。
【0039】第1および第2の単票発行部90、92
は、それぞれ未使用の単票Qを積層状態に収納した収納
部94(第1および第2の単票収納部)と、収納部の下
端から単票Qを1枚づつ取出して搬送路42に送る取出
し機構96(第1および第2の単票取出し手段)と、を
備えている。取出し機構96は、最下部の単票Qに接触
した繰り出しローラ98a、98bを有し、収納部94
の側壁下端に形成された発行口を通して単票を送り出
す。
【0040】第3叉は第4の単票発行部90、92から
単票Qを発行する場合、単票Qは繰り出しローラ98
a、98bにより取り出され、搬送路42を通して搬送
される。そして、単票Qは、印字部54で取引情報が印
字された後に通帳挿入口18から発行される。
【0041】また、銀行や証券会社等におけるATMに
おいては、一般または個人向けに多量のメッセージを伝
達する必要が生じることがある。この場合、単票Qを使
用して伝達を行うが、1枚の単票Qでは容量が不足する
場合が多い。そのため、印字した複数枚の単票Qを一旦
収納庫83に収納し、印字が終了した後に通帳投入口1
8から発行する。
【0042】更に、第1の単票発行部90内の単票Qが
空になった場合、単票の発行動作は、自動的に第2の単
票発行部92に切り替えられ、取引不可能な状態になる
ことが防止される。ここで、第1の単票発行部90につ
いては、ATMの筐体10の後面側から、ATMの取引
を停止させる事無く単票Qを補充することができる。
【0043】また、ATMは自動機であるため、放出さ
れる単票Qまたは通帳Pの取り忘れが生じる場合があ
る。この場合、ATMを停止させることなく、これを回
収することができるようになっている。すなわち、通帳
Pあるいは単票Qが通帳挿入口18内に放置されている
場合、図示しないタイマによって光学センサ47からの
検出信号に基づいて放置時間を監視し、所定時間経過後
に取り忘れと判断する。そして、取り忘れた単票Qある
いは通帳Pは搬送路42を通して下流側に搬送され、振
り分けゲート85により、回収路80を介して回収庫8
4に回収集積される。
【0044】次に、第1の単票発行部90の構成につい
て更に詳述する。図4に示すように、取出し機構96の
繰り出しローラ98a、98bは収納部94の下端に設
けられ、収納部内に収納された単票Qは、図示しないば
ねによって付勢された押圧板100により繰り出しロー
ラ98a、98bに押し付けられている。また、単票Q
は、収納部94の側壁下端に形成された発行口102に
向かって傾斜した状態で収納されている。
【0045】収納部94の外側において、発行口102
と対向する位置には回動自在なゲート104が設けられ
て、送りローラ対44a、44bの近傍まで延びてい
る。このゲート104は図示しないばねにより付勢さ
れ、通常、搬送路104から退避し搬送路とほぼ平行な
図示の退避位置に保持されている。そして、単票Qの発
行時には、単票Qよって搬送路42側に押され、搬送路
を横切って位置する発行位置(図5b参照)に回動す
る。
【0046】また、送りローラ対44a、44bと発行
口102との間には、単票Qの発行を検出する光学式の
発行検知センサ106が設けられている。検出手段とし
て機能する発行検知センサ106は、ゲート104を挟
んで対向した発光素子106aおよび受光素子106b
を有して構成されている。そして、発行検知センサ10
6は、ATMの主制御部38に検出信号を出力する。
【0047】上記構成の第1の単票発行部90によれ
ば、単票Qの発行時、図5(a)に示すように、単票Q
は繰り出しローラ98a、98bよって発行口102か
らゲート104に向かって繰り出される。そして、繰り
出された単票Qは、図5(b)に示すように、退避位置
にあるゲート104を押し下げて回動位置に回動させる
とともに、発行検知センサ106の検出光を遮断する。
そして、単票Qは搬送路42内に繰り出され送りローラ
対44a、44b間に挟持される。
【0048】また、繰り出しローラ98a、98bは、
単票Qが発行検知センサ106によって検出されてから
一定時間後に停止され、以後、単票Qは、送りローラ4
4a、44bにより、搬送路42内に引き出され印字部
54へ送られる。単票Qの発行が終了すると、ゲート1
04はばねにより退避位置に復帰される。
【0049】ここで、本実施の形態によれば、収納部9
4、ゲート104、および発行検知センサ106は、単
票Qが発行検知センサ106によって検出される位置ま
で繰り出された時、ゲート106が搬送路42内に侵入
し、つまり、回動位置に移動し、また、単票Qが発行検
知センサ106によって検出されない状態では、つま
り、発行検知センサが明の状態では、常にゲート104
が退避位置にある配置関係に配設されている。
【0050】すなわち、何等かの原因により第1の単票
発行部90に発行エラーが生じた際、図5(a)に示す
ように、発行検知センサ106が明の場合には、ゲート
104は単票Qによって押し下げられることなく退避位
置に位置している。そのため、単票Qの取出しを検知す
る発行検知センサ106を第3の単票発行部90からの
単票の飛び出しを検知する媒体頭出しセンサとして使用
することが可能できる。
【0051】これにより、発行エラー発生時に、発行検
知センサ106が明の場合は、ゲート104および単票
Qが搬送路42を塞ぐことがなく搬送路42を使用可能
であることが解り、発行検知センサ106が暗の場合
は、単票Qが発行検知センサ106を遮り、ゲート10
4を搬送路42内に押し下げて搬送路42の使用が不可
となっていることが判断できる。
【0052】従って、図6に示すように、主制御部38
は、発行検知センサ106からの検出信号に基づいて単
票Qの発行エラーを検知した場合、つまり、発行動作開
始後に一定時間経過しても発行検知センサ106が明状
態にある場合、あるいは、一定時間経過しても発行検知
センサが暗状態にある場合、図5(a)に示すように発
行検知センサ106が明の場合には搬送路42を使用可
能であると判断し、ATMと停止することなく、他の取
引動作を続行することができる。
【0053】この場合、主制御部38は、例えば、単票
発行動作を行う単票発行部を第1の単票発行部90から
第2の単票発行部92に切換え、取引を中止することな
く単票発行動作を続行する。同様に、第1の単票発行部
90が使用不能となった場合でも、通帳Pへの印字動
作、新規通用P1、P2の発行動作を続行することがで
きる。すなわち、発行部の切換え動作は、第1および第
2の通帳および単票発行部70、72、90、92の任
意の組み合わせで行うことが可能である。
【0054】また、単票の発行エラーが発生した場合に
おいて、発行検知センサ106が暗状態の場合には、主
制御部38は、第1の単票発行部90近傍における搬送
路42の使用が不可能であることを検知し、単票の発行
動作を停止する。但し、通帳P1、P2の発行は可能で
あり、以後、通帳取引のみを続行する。
【0055】以上のように構成された通帳プリンタ34
およびこれを備えたATMによれば、発行部のゲート、
発行検知センサ、収納部を所定の配置関係に設置するこ
とにより、従来に比較して構成を大幅に変更することな
く、発行エラーの発生状態、つまり、搬送路が使用可能
か否かを確実に判断することができる。そのため、発行
エラーの発生により以後の取引続行不可能な状態を正確
に認知でき、その結果、不必要にATMを停止させる回
数を低減し、業務効率の向上を図ることができる。
【0056】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上述し実施の形態においては、第1の単
票発行部90にのみゲート104および発行検知センサ
106を設ける構成としたが、第1および第2の通帳お
よび単票発行部70、74、92にもこれらゲートおよ
び発行検知センサを設けるようにしてもよい。この場合
には、いずれかの発行部で発行エラーが発生した場合で
も、発行検知センサが明状態の場合には、搬送路を使用
可能であることが判断でき、ATMを停止することなく
他の取引を続行することができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、装置の大型化、製造コストの上昇を生じることなく
比較的簡単な構成により媒体の発行エラーおよび処理続
行可能か否かを確実に判別可能な媒体処理装置、および
これを備えた自動取引装置を提供することができる。ま
た、この発明によれば、更に、媒体の発行エラーが生じ
た場合でも他の処理を続行可能な媒体処理装置およびこ
れを備えた自動取引装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る自動取引装置全体
を一部破断して示す斜視図。
【図2】上記自動取引装置における通帳プリンタを示す
断面図。
【図3】上記通帳プリンタによって取り扱われる通帳お
よび単票を示す図。
【図4】上記通帳プリンタの第1の単票発行部を拡大し
て示す断面図。
【図5】上記第1の単票発行部における単票の発行状態
をそれぞれ示す概略図。
【図6】単票の発行動作および発行エラー発生時の動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
18…通帳挿入口 34…通帳プリンタ 38…主制御部 42…搬送路 44a、44b…送りローラ 48…磁気ヘッド 50…自動頁めくり機構 52…ラインファインド 54…印字部 70…第1の通帳発行部 72…第2の通帳発行部 76a、76b…繰り出しローラ 80…回収通路 82…通帳退避通路 83…収納庫 90…第1の単票発行部 92…第2の単票発行部 98a、98b…繰り出しローラ 104…ゲート 106…発行検知センサ P、P1、P2…通帳 Q…単票

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引媒体に対して所定の処理を施す媒体処
    理部と、 未使用の取引媒体を収納した収納部と、 上記収納部から未使用の取引媒体を取出す取出し手段
    と、 媒体挿入口から上記媒体処理部および収納部の近傍を通
    って延びる搬送路を有し、上記媒体挿入口を通して挿入
    された取引媒体を上記媒体処理部に導くとともに、上記
    取出し手段によって上記収納部から取り出された未使用
    の取引媒体を上記媒体処理部に導き、上記媒体処理部に
    よって処理された取引媒体を上記媒体挿入口を通して排
    出する搬送手段と、 上記収納部からの取引媒体の取出し状態を検知する検知
    手段と、 上記収納部からの取引媒体の発行エラーが発生した際、
    上記検知手段の検出結果に応じて、上記搬送路の使用が
    可能であるか否かを判断する制御手段と、 を備えたことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 【請求項2】取引媒体に対して所定の処理を施す媒体処
    理部と、 未使用の取引媒体を収納した収納部と、 上記収納部から未使用の取引媒体を取出す取出し手段
    と、 媒体挿入口から上記媒体処理部および収納部の近傍を通
    って延びる搬送路を有し、上記媒体挿入口を通して挿入
    された取引媒体を上記媒体処理部に導くとともに、上記
    取出し手段によって上記収納部から取り出された未使用
    の取引媒体を上記媒体処理部に導き、上記媒体処理部に
    よって処理された取引媒体を上記媒体挿入口を通して排
    出する搬送手段と、 上記収納部の近傍に、上記搬送路から退避した退避位置
    と、上記収納部から取り出された取引媒体によって押さ
    れて上記搬送路内に侵入し、上記取り出された取引媒体
    を上記搬送路にガイドする移動位置と、の間を移動可能
    に設けられたゲートと、 上記ゲートに隣接して設けられ、上記収納部から取り出
    された取引媒体が上記ゲートを移動位置へ移動させる部
    位まで繰り出された際に、上記取引媒体を検出する検知
    手段と、 上記収納部からの取引媒体の発行エラーが発生した際、
    上記検知手段の検出結果に応じて、上記ゲートが退避位
    置にあることを検出した場合に、上記搬送路の使用が可
    能であることを判断し、上記ゲートが移動位置にあるこ
    とを検出した場合に、上記搬送路の使用が不能であるこ
    とを判断する制御手段と、 を備えたことを特徴とする媒体処理装置。
  3. 【請求項3】取引媒体に対して所定の処理を施す媒体処
    理部と、 未使用の取引媒体を収納した第1の収納部と、 上記第1の収納部から未使用の取引媒体を取出す第1の
    取出し手段と、 未使用の取引媒体を収納した第2の収納部と、 上記第2の収納部から未使用の取引媒体を取出す第2の
    取出し手段と、 媒体挿入口から上記媒体処理部、第1および第2の収納
    部の近傍を通って延びる搬送路を有し、上記媒体挿入口
    を通して挿入された取引媒体を上記媒体処理部に導くと
    ともに、上記第1および第2の取出し手段によって上記
    第1および第2の収納部から取り出された未使用の取引
    媒体を上記媒体処理部に導き、上記媒体処理部によって
    処理された取引媒体を上記媒体挿入口を通して排出する
    搬送手段と、 上記第1の収納部からの取引媒体の取出し状態を検知す
    る検知手段と、 上記第1の収納部からの取引媒体の発行エラーが発生し
    た際、上記検知手段の検出結果に応じて上記搬送路の使
    用が可能であるか否かを判断し、上記搬送路が使用可能
    な場合には上記第2の収納部から取引媒体の発行を続行
    する制御手段と、 を備えたことを特徴とする媒体処理装置。
  4. 【請求項4】取引媒体に対して所定の処理を施す媒体処
    理部と、 未使用の取引媒体を収納した第1の収納部と、 上記第1の収納部から未使用の取引媒体を取出す第1の
    取出し手段と、 未使用の取引媒体を収納した第2の収納部と、 上記第2の収納部から未使用の取引媒体を取出す第2の
    取出し手段と、 媒体挿入口から上記媒体処理部、第1および第2の収納
    部の近傍を通って延びる搬送路を有し、上記媒体挿入口
    を通して挿入された取引媒体を上記媒体処理部に導くと
    ともに、上記第1および第2の取出し手段によって上記
    第1および第2の収納部から取り出された未使用の取引
    媒体を上記媒体処理部に導き、上記媒体処理部によって
    処理された取引媒体を上記媒体挿入口を通して排出する
    搬送手段と、 上記第1の収納部の近傍に、上記搬送路から退避した退
    避位置と、上記第1の収納部から取り出された取引媒体
    によって押されて上記搬送路内に侵入し、上記取り出さ
    れた取引媒体を上記搬送路にガイドする移動位置と、の
    間を移動可能に設けられたゲートと、 上記ゲートに隣接して設けられ、上記第1の収納部から
    取り出された取引媒体が上記ゲートを移動位置へ移動さ
    せる部位まで繰り出された際に、上記取引媒体を検出す
    る検知手段と、 上記第1の収納部からの取引媒体の発行エラーが発生し
    た際、上記検知手段の検出結果に応じて、上記ゲートが
    移動位置にあることを検出した場合に、上記搬送路の使
    用が不能であることを判断し、上記ゲートが退避位置に
    あることを検出した場合に、上記搬送路の使用が可能で
    あることを判断し、上記第2の収納部から取引媒体の発
    行を続行する制御手段と、 を備えたことを特徴とする媒体処理装置。
  5. 【請求項5】通帳および単票に対して所定の処理を施す
    媒体処理部と、 未使用の通帳を収納した通帳収納部と、 上記通帳収納部から未使用の通帳を取出す通帳取出し手
    段と、 未使用の単票を収納した第1の単票収納部と、 上記第1の単票収納部から未使用の単票を取出す第1の
    単票取出し手段と、 未使用の単票を収納した第2の単票収納部と、 上記第2の単票収納部から未使用の単票を取出す第2の
    単票取出し手段と、 媒体挿入口から上記媒体処理部、通帳収納部、第1およ
    び第2の単票収納部の近傍を通って延びる搬送路を有
    し、上記媒体挿入口を通して挿入された通帳を上記媒体
    処理部に導くとともに、上記通帳取出し手段、上記第1
    および第2の単票取出し手段によって上記通帳収納部、
    上記第1および第2の単票収納部から取り出された未使
    用の通帳および単票を上記媒体処理部に導き、上記媒体
    処理部によって処理された通帳および単票を上記媒体挿
    入口を通して排出する搬送手段と、 上記第1の単票収納部からの単票の取出し状態を検知す
    る検知手段と、 上記第1の単票収納部からの単票発行エラーが発生した
    際、上記検知手段の検出結果に応じて上記搬送路の使用
    が可能であるか否かを判断し、上記搬送路が使用可能な
    場合には上記第2の単票収納部から単票の発行を続行す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする媒体処理装置。
  6. 【請求項6】通帳および単票に対して所定の処理を施す
    媒体処理部と、 未使用の通帳を収納した通帳収納部と、 上記通帳収納部から未使用の通帳を取出す通帳取出し手
    段と、 未使用の単票を収納した第1の単票収納部と、 上記第1の単票収納部から未使用の単票を取出す第1の
    単票取出し手段と、 未使用の単票を収納した第2の単票収納部と、 上記第2の単票収納部から未使用の単票を取出す第2の
    単票取出し手段と、 媒体挿入口から上記媒体処理部、通帳収納部、第1およ
    び第2の単票収納部の近傍を通って延びる搬送路を有
    し、上記媒体挿入口を通して挿入された通帳を上記媒体
    処理部に導くとともに、上記通帳取出し手段、上記第1
    および第2の単票取出し手段によって上記通帳収納部、
    上記第1および第2の単票収納部から取り出された未使
    用の通帳および単票を上記媒体処理部に導き、上記媒体
    処理部によって処理された通帳および単票を上記媒体挿
    入口を通して排出する搬送手段と、上記第1の単票収納
    部の近傍に、上記搬送路から退避した退避位置と、上記
    第1の単票収納部から取り出された単票によって押され
    て上記搬送路内に侵入し、上記取り出された単票を上記
    搬送路にガイドする移動位置と、の間を移動可能に設け
    られたゲートと、 上記ゲートに隣接して設けられ、上記第1の単票収納部
    から取り出された単票が上記ゲートを移動位置へ移動さ
    せる部位まで繰り出された際に、上記単票を検出する検
    知手段と、 上記第1の単票収納部からの単票発行エラーが発生した
    際、上記検知手段の検出結果に応じて、上記ゲートが移
    動位置にあることを検出した場合に、上記搬送路の使用
    が不能であることを判断し、上記ゲートが退避位置にあ
    ることを検出した場合に、上記搬送路の使用が可能であ
    ることを判断し、上記第2の単票収納部から単票の発行
    を続行する制御手段と、 を備えたことを特徴とする媒体処理装置。
  7. 【請求項7】上記媒体処理部は、上記通帳に対して磁気
    情報の読取および書込みを行う磁気ヘッドと、上記通帳
    の頁をめくる自動頁めくり機構と、上記通帳から印字情
    報を読取る読取手段と、上記通帳および単票に取引情報
    を印字する印字部と、を備えていることを特徴とする請
    求項5叉は6に記載の媒体処理装置。
  8. 【請求項8】紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置
    と、 硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金装置と、 カードの読取処理を行うカード読取装置と、 通帳および単票に読取、書込み処理、および通帳、単票
    の発行を行う通帳処理装置と、を備え、 上記通帳処理装置は、 通帳および単票に対して所定の処理を施す媒体処理部
    と、 未使用の通帳を収納した通帳収納部と、 上記通帳収納部から未使用の通帳を取出す通帳取出し手
    段と、 未使用の単票を収納した第1の単票収納部と、 上記第1の単票収納部から未使用の単票を取出す第1の
    単票取出し手段と、 未使用の単票を収納した第2の単票収納部と、 上記第2の単票収納部から未使用の単票を取出す第2の
    単票取出し手段と、 媒体挿入口から上記媒体処理部、通帳収納部、第1およ
    び第2の単票収納部の近傍を通って延びる搬送路を有
    し、上記媒体挿入口を通して挿入された通帳を上記媒体
    処理部に導くとともに、上記通帳取出し手段、上記第1
    および第2の単票取出し手段によって上記通帳収納部、
    上記第1および第2の単票収納部から取り出された未使
    用の通帳および単票を上記媒体処理部に導き、上記媒体
    処理部によって処理された通帳および単票を上記媒体挿
    入口を通して排出する搬送手段と、 上記第1の単票収納部からの単票の取出し状態を検知す
    る検知手段と、 上記第1の単票収納部からの単票発行エラーが発生した
    際、上記検知手段の検出結果に応じて上記搬送路の使用
    が可能であるか否かを判断し、上記搬送路が使用可能な
    場合には上記第2の単票収納部から単票の発行を続行す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  9. 【請求項9】紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置
    と、 硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金装置と、 カードの読取処理を行うカード読取装置と、 通帳および単票に読取、書込み処理、および通帳、単票
    の発行を行う通帳処理装置と、を備え、 上記通帳処理装置は、 通帳および単票に対して所定の処理を施す媒体処理部
    と、 未使用の通帳を収納した通帳収納部と、 上記通帳収納部から未使用の通帳を取出す通帳取出し手
    段と、 未使用の単票を収納した第1の単票収納部と、 上記第1の単票収納部から未使用の単票を取出す第1の
    単票取出し手段と、 未使用の単票を収納した第2の単票収納部と、 上記第2の単票収納部から未使用の単票を取出す第2の
    単票取出し手段と、 媒体挿入口から上記媒体処理部、通帳収納部、第1およ
    び第2の単票収納部の近傍を通って延びる搬送路を有
    し、上記媒体挿入口を通して挿入された通帳を上記媒体
    処理部に導くとともに、上記通帳取出し手段、上記第1
    および第2の単票取出し手段によって上記通帳収納部、
    上記第1および第2の単票収納部から取り出された未使
    用の通帳および単票を上記媒体処理部に導き、上記媒体
    処理部によって処理された通帳および単票を上記媒体挿
    入口を通して排出する搬送手段と、 上記第1の単票収納部の近傍に、上記搬送路から退避し
    た退避位置と、上記第1の単票収納部から取り出された
    単票によって押されて上記搬送路内に侵入し、上記取り
    出された単票を上記搬送路にガイドする移動位置と、の
    間を移動可能に設けられたゲートと、 上記ゲートに隣接して設けられ、上記第1の単票収納部
    から取り出された単票が上記ゲートを移動位置へ移動さ
    せる部位まで繰り出された際に、上記単票を検出する検
    知手段と、 上記第1の単票収納部からの単票発行エラーが発生した
    際、上記検知手段の検出結果に応じて、上記ゲートが移
    動位置にあることを検出した場合に、上記搬送路の使用
    が不能であることを判断し、上記ゲートが退避位置にあ
    ることを検出した場合に、上記搬送路の使用が可能であ
    ることを判断し、上記第2の単票収納部から単票の発行
    を続行する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
JP8169083A 1996-06-28 1996-06-28 媒体処理装置およびこれを備えた自動取引装置 Pending JPH1021448A (ja)

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