JP2577783B2 - 自動取引装置における証書発行方法 - Google Patents

自動取引装置における証書発行方法

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JP2577783B2
JP2577783B2 JP19705288A JP19705288A JP2577783B2 JP 2577783 B2 JP2577783 B2 JP 2577783B2 JP 19705288 A JP19705288 A JP 19705288A JP 19705288 A JP19705288 A JP 19705288A JP 2577783 B2 JP2577783 B2 JP 2577783B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金融機関等に設置されるATM(現金自動預金
支払い機)等の自動取引装置において、取引に対応して
証書を発行する方法に関するものである。
〔従来の技術〕 この種の自動取引装置における従来の証書発行方法を
第6図及び第7図により説明する。
第6図は自動取引装置に組み込まれている従来の証書
発行機の内部構造を示す側面図で、図において1は未印
字の証書、2はこの証書1を複数枚積層してストックす
るホッパで、このホッパ2は装置に対して着脱自在に設
けられ、その底面の一端側に前記証書1の繰り出し口を
有している。
3はホッパ2の底面部に位置するように装置に設けら
れた繰り出しローラで、この繰り出しローラ3により証
書1は前記繰り出し口より繰り出され、後述する搬送路
に送り込まれるようになっている。
4は装置正面に形成された証書発行口、5はこの証書
発行口4の内側に設けられた開閉可能なシャッタ、6は
このシャッタ5を下降動作させるプランジャマグネッ
ト、7はシャッタ5を上方に付勢するスプリングであ
る。
8は前記証書発行口4と前記ホッパ2の繰り出し口と
の間に設けられた上下に対向するガイドより成る搬送
路、9はこの搬送路8に沿って配置された複数対の搬送
ローラで、これらの搬送ローラ9は図示しない駆動源に
より回転駆動されるようになっている。
10は印字ヘッド、11はこの印字ヘッド10に対向して設
けられたプラテンで、この両者は前記搬送路8の所定の
位置に配置され、印字部を構成している。
上述した構成における証書1の発行動作は次の通りで
ある。
顧客との取引に応じた印字データを証書1に印字して
発行するため、図示しない制御手段からの指示により図
示しない駆動源にて繰り出しローラ3が回転し、ホッパ
2内の最下層の証書1が1枚その繰り出し口より繰り出
される。
こうして繰り出された証書1は搬送路8に送り込ま
れ、この搬送路8に設けられている複数対の搬送ローラ
9により上下から挟持される。
そして、この搬送ローラ9の回転に伴って証書1は印
字部へと搬送され、プラテン11上の印字位置に位置付け
られる。
ここで印字ヘッド10により前記制御手段からの印字デ
ータが前記証書1に印字され、印字が終了するとその証
書1は印字部から搬送ローラ9により証書発行口4へと
搬送路8内を搬送される。
このとき証書発行口4のシャッタ5は閉じているが、
前記証書1が証書発行口4の手前まで搬送されてくると
プランジャマグネット6に通電が行われ、これによりシ
ャッタ5が搬送路8の下方に退避して開状態となり、証
書1は証書発行口4から顧客に発行される。
顧客が証書発行口4から証書1を抜き取って受け取る
とプランジャマグネット6への通電が停止され、スプリ
ング7の復旧力によりシャッタ5が搬送路8内に進出し
て閉じる。
第7図は上述した証書発行機を備えた自動取引装置に
おける従来の証書発行方法を示すフローチャートで、こ
こでは一例として入金取引において証書1を発行する場
合を図示している。
なお、前記自動取引装置は証書発行機の他、図示しな
い表示手段(CRT等),入力手段(タッチセンサ等),
カードリーダ/ライタ(以下カードR/W),現金処理機
(入出金機),及びこれらを制御する制御手段等を備
え、センタのホスト装置とデータの交信を行えるものと
する。
また、第7図中のSは処理ステップを示し、以下の説
明はこのステップの順に行う。
まず、顧客が入力手段により入金取引を選択するデー
タを入力すると(S101)、制御手段は装置を入金モード
に設定する(S102)。
次に、顧客が磁気ストライプ付きのカードを装置に設
けられているカード挿入受け取り口に挿入すると(S10
3)、そのカードは装置内に取り込まれてカードR/Wによ
り磁気ストライプのデータが読み取られ(S104)、制御
手段を通じてセンタのホスト装置に転送される。
次に、顧客が入金すべき現金(紙幣等)を装置の現金
投入受け取り口に一括投入すると(S105)、その投入さ
れた現金は装置内に取り込まれ、現金処理機により金種
鑑別等が行われると共に枚数が計数される(S106)。
そして、その鑑別データ及び計数データに基づいて制
御手段が顧客の投入金額を算出し、その算出結果が金額
データとして表示手段に表示され、これをみて顧客が金
額の確認を入力手段により行うと(S107)、前記の現金
が現金処理機内に設けられている収納庫に金種別に収納
され入金される(S108)。
このようにして顧客からの現金入金処理が終了する
と、制御手段はセンタのホスト装置と交信して入金金額
データを送り、これに応答してホスト装置から送られて
くる1枚分の証書1の印字データを受け取る(S109)。
そして、制御手段の指示により前記の如く証書発行機
のホッパ2から証書1が繰り出されて印字部に送られ、
印字ヘッド10により前記の印字データ、すなわち顧客の
口座番号、金融機関名、取り扱いコード、取引金額の明
細、残高等が印字される(S110)。
印字後、証書1は搬送ローラ9により証書発行口4に
搬送され、シャッタ5が開いて顧客に発行される(S11
1)。
ここで制御手段は再びセンタのホスト装置と交信し
(S112)、また顧客は証書発行口4から証書1を受け取
る(S113)。
制御手段は前記の交信によりホスト装置から送られて
きたデータに基づいて、残りの印字データが有るか否か
を判断し(S114)、無い場合は顧客が証書を受け取った
ことを確認した後、制御手段はカードR/Wにデータの書
き込みを指示する。
これによりカードR/Wはカードの磁気ストライプに新
たな残高等のデータを書き込み(S115)、更にカード挿
入受け取り口からカードを排出して(S116)、このカー
ドが顧客に受け取られることで(S117)取引は終了とな
る。
一方、印字データ量が多くて前記の証書1に印字しき
れず、ホスト装置に印字データが残っている場合、制御
手段は顧客が前記証書1を受け取ったことを確認して、
再度ホスト装置から次の1枚分の証書1の印字データを
受け取り(S118)、印字,発行,ホスト装置との交信,
顧客による証書1の受け取りの動作が、全ての印字デー
タの処理が終了するまで繰り返される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の技術では、同一の顧客
に複数枚の証書を発行する場合、顧客が最初の証書を受
け取った後、最後の証書が発行されるまでの間に装置の
制御手段とホスト装置との交信、及び顧客による証書の
受け取り操作を繰り返す必要があるために操作性が悪
く、かつ証書発行の時間も長くなり、ひいては取引時間
の長時間化を招くという問題を有している。
また、顧客が発行される証書の枚数がわからないこ
と、及び2枚目以降の証書が継続発行されるまでに時間
がかかる等のことより、顧客が最初の証書を受け取った
時点で取引が完了したと勘違いし易く、顧客は残りの証
書を受け取らずに帰るという問題も有った。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもの
で、複数枚の証書を発行する場合における証書発行時間
の短縮、及び証書の受け取り操作性の向上を計ることが
できると共に、全ての証書を確実に顧客に受け取らせる
ことが可能な自動取引装置における証書発行方法を実現
することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明は、取引に必要なデ
ータを入力するための入力手段と、発行すべき証書をホ
ッパから繰り出して印字部により印字を行い、印字後の
証書を搬送路を介して証書発行口より発行する証書発行
機と、これら入力手段及び証書発行機を含めて装置全体
を制御し、かつホスト装置と交信を行う制御手段、並び
に前記ホスト装置から送られてくる印字データを記憶す
る記憶手段とを備え、取引の内容に応じて複数枚の証書
の発行が可能な自動取引装置における証書発行方法にお
いて、前記ホスト装置から同一顧客に対する全印字デー
タを前記制御手段により一括して受け取って前記記憶手
段に記憶させておき、この印字データから証書の発行枚
数を前記制御手段で判別して、発行枚数が複数枚になる
ときは、証書を前記ホッパから繰り出して前記記憶手段
に記憶した印字データに基づいて証書発行機の印字部に
より印字した後、証書を順次集積させ、全ての証書が揃
った後、証書発行口から前記証書を一括して発行するこ
とを特徴とする。
〔作用〕
上述した構成を有する本発明は、取引に応じてセンタ
のホスト装置から送られてくる同一顧客に対する全印字
データを制御手段により一括して受け取って記憶手段に
記憶させ、この印字データから証書の発行枚数を制御手
段で判別する。
そして証書の発行枚数が複数枚になるときは、証書を
前記ホッパから繰り出して前記記憶手段に記憶した印字
データに基づいて証書発行機の印字部により印字した
後、証書を順次集積させ、全ての証書が揃った後、前記
証書発行口から前記証書を一括して発行する。
従ってこれによれは、ホスト装置から同一顧客に対す
る全印字データを一括して受け取って、この印字データ
を基に自動取引装置側の制御手段で証書の発行枚数を判
別するようにしているため、ホスト装置との交信時間を
短縮することができ、更には複数枚の証書を発行する場
合における証書発行時間の短縮、及び証書の受け取り操
作性の向上を計ることができると共に、全ての証書を1
回で確実に受け取らせることが可能になる。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明の自動取引装置における証書発行方法
の一実施例を示すフローチャートで、本実施例を説明す
る前に、まず本実施例に使用する自動取引装置と証書発
行機について第2図〜第5図により説明する。
第2図は自動取引装置の外観を示す斜視図で、図にお
いて12は自動取引装置の筺体であり、この筺体12の正面
上部には側面形状がL字形の接客部が形成されていて、
この接客部に証書発行口4,装置運用時に取扱い科目を電
光表示いると共に取引不能時には取扱い中止を表示する
取引科目表示盤13,取引に必要な情報等の入力機能と顧
客に対する操作誘導文言や入力データ等を表示する表示
機能を併せ持つ顧客操作盤14,取引開始時はカード挿入
口となりかつ取引終了時にはカード受け取り口となるカ
ード挿入受け取り口15,入金取引時は紙幣の投入口及び
返却口となりかつ出金取引時には紙幣受け取り口となる
紙幣投入受け取り口16a,及び入金取引時は硬貨の投入口
あるいは釣り銭放出口となりかつ出金取引時には硬貨の
受け取り口となる硬貨投入受け取り口16bが設けられて
いる。
第3図は前記第2図の自動取引装置のブロック図で、
この図に見られるように顧客操作盤14は表示手段として
のCRT14aと、入力手段としてのタッチセンサ14bとで構
成されている。
17は前記証書発行口4を含む証書発行機で、この証書
発行機17については後で詳しく説明する。
18は前記カード投入受け取り口15を含むカードR/W
で、顧客のカードに設けられている磁気ストライプから
の顧客データの読み取り、及び磁気ストライプに対する
データの書き込みを行うことができる。
19は前記紙幣投入受け取り口16aと硬貨投入受け取り
口16bを含む現金処理機で、この現金処理機19は取引に
必要な紙幣及び硬貨つまり現金に対する各種の鑑別や計
数等を行い、釣り銭放出を含む現金の入出金処理を行う
ことができるものである。
20はこれらの各構成要素を含めて装置全体を制御する
制御手段としての主制御部、21はこの主制御部20の支配
下に置かれた記憶手段としてのRAMで、本実施例におい
て主制御部20はセンタのホスト装置から同一の顧客に対
応する全印字データの受け取り、RAM21に記憶させると
共に証書発行枚数の判別を行う機能が与えられている。
第4図は前記証書発行機17の内部構造を示す側面図
で、図において1は未印字の証書、2はホッパ、3は繰
り出しローラ、4は証書発行口、5はシャッタ、6はプ
ランジャマグネット、7はスプリング、8は搬送路、9
は搬送ローラ、10は印字ヘッド、11はプラテンで、これ
らは第6図に示した従来のものに相当するので同一の符
号を付し、その説明は省略するが、本実施例において前
記シャッタ5は印字後の証書1の位置決めストッパを兼
ねるものとしている。
22は前記搬送路8のシャッタ5側の端部に設けた集積
搬送部で、この集積搬送部22は上下一対の搬送ベルト23
a,23bと、上側の搬送ベルト23aをリンクアーム24を介し
て下降動作させるプランジャマグネット25と、同じく上
側の搬送ベルト23aをリンクアーム24を介して上昇動作
させる付勢手段としてのスプリング26と、前記搬送ロー
ラ9により印字部から搬送されてくる印字後の証書1を
上方より押圧する押圧部材27と、この押圧部材27の先端
を下方に付勢するスプリング28により構成されており、
ここで下側の搬送ベルト23bは搬送ローラ9と別に回転
駆動されるようになっている。
また、通常は前記プランジャマグネット25に通電が行
われ、これにより上側の搬送ベルト23aはスプリング26
に抗して下降し、下側の搬送ベルト23bと接触してい
る。
29は前記搬送ベルト23a,23bを挟んでシャッタ5と反
対側の位置に上下動可能に設けられた押し上げ部材、30
はこの押し上げ部材29をリンクアーム31を介して上昇動
作させるプランジャマグネット、32はこの押し上げ部材
29を下方に付勢するスプリングであり、ここで押し上げ
部材29とシャッタ5との間の間隔は証書1の搬送方向の
長さよりも短くなるように設定されている。
33は前記ホッパ2の下方に位置するように搬送路8の
端部に配置された取り忘れ証書収納箱である。
ここで、上述した構成による証書発行機17の動作につ
いて説明する。
この証書発行機17は従来と同様に顧客に対する取引の
内容に応じて証書1を発行するものであり、この取引に
ついて発行する証書1が1枚である場合の動作は従来と
同様であるのでその説明は省略し、発行する証書1が2
枚以上の場合について述べる。
顧客との取引が行われて主制御部20から印字の指示が
出されると、ホッパ2の底面に設けられている繰り出し
ローラ3が回転駆動され、ホッパ2内に積層されている
未印字の証書1の最下層の1枚、つまり第1枚目の証書
1がその繰り出し口より繰り出される。
こうして繰り出された証書1は搬送路8に送り込ま
れ、この搬送路8に設けられている複数対の搬送ローラ
9により上下から挟持されて、更にこの搬送ローラ9の
回転に伴って証書1は印字部へと搬送されてプラテン11
上の印字位置に位置付けられる。
ここで印字ヘッド10により主制御部20からの印字デー
タが前記証書1に印字され、印字が終了するとその証書
1は印字部から搬送ローラ9により搬送路8内を証書発
行口4方向へと搬送される。
このとき、押し上げ部材29はスプリング32の付勢力に
より搬送路8の下方に待機しており、また位置決めスト
ッパを兼ねるシャッタ5はスプリング7の付勢力により
搬送路8を遮るように閉じていて、更に集積搬送部22の
上下の両搬送ベルト23a,23bは互いに接触した状態でシ
ャッタ5に向かって回転している。
従って、前記証書1は搬送ローラ9により搬送路8の
端部まで搬送された後、前記両搬送ベルト23a,23b間に
入り込んで挟持され、この両搬送ベルト23a,23bにより
更に搬送される。
そして、証書1の先端が集積搬送路22の前方にあるシ
ャッタ5に突き当たると、集積搬送路22の搬送ベルト23
a,23bの回転が停止し、これにより証書1の搬送は制止
され、この位置に停留して待機する。
次に第2枚目の証書1がホッパ2内から第1枚目の証
書1と同様に繰り出され、印字ヘッド10により印字デー
タが印字される。
その後、この第2枚目の証書1は搬送ローラ9により
証書発行口4方向へと搬送されてくるが、前記の如く集
積搬送部22の搬送ベルト23bは搬送ローラ9と別に回転
駆動されるようになっているので、第2枚目の証書1を
搬送するために搬送ローラ9が回転しても、第1枚目の
証書1はシャッタ5に突き当たった状態で停留してい
る。
ここで、前記の如く搬送されてきた第2枚目の証書1
は、位置決めストッパに突き当たって停留している第1
枚目の証書1の下側に送り込まれて集積搬送部22に集積
される。
その集積手順を第5図を用いて説明する。
第5図は2枚の証書1の集積過程を示す要部側面図
で、ここでは第1枚目の証書を1a、第2枚目の証書を1b
とする。
まず、集積搬送部22のプランジャマグネット25への通
電を停止し、スプリング26の付勢力によって第5図
(a)に示すように上側の搬送ベルト23aをリンクアー
ム24を介して上昇させ、これにより上側の搬送ベルト23
aを下側の搬送ベルト23bから離間させる。
そして、これと同時にプランジャマグネット30に通電
し、リンクアーム31を介して押し上げ部材29を上昇させ
る。
これにより押し上げ部材29の上端は搬送路8内に進出
するので、下側の搬送ベルト23b上に停留している証書1
aの後端は押し上げ部材29の上端によって上方へ押し上
げられる。
その後、第5図(b)に示すように搬送ローラ9によ
り搬送されてきた証書1bの先端が前記押し上げ部材29に
到達することで、この証書1bの先端は証書1aの後端の下
側に入り込むため、続いてプランジャマグネット30への
通電を停止すると、スプリング32の復旧力により押し上
げ部材29が下降してその先端が搬送路8外へ退避する。
これにより証書1aの後端は証書1b上に重なり、更に搬
送ローラ9により証書1bが搬送されることで、証書1bは
証書1aと下側の搬送ベルト23bとの間に滑り込んで行
く。
ここで、下側の搬送ベルト23bを回転駆動すると、こ
のとき証書1aの先端は既にシャッタ5に突き当ってお
り、またこの状態においては上側の搬送ベルト23aが上
昇しているが、スプリング28により付勢されている押圧
部材27が証書1aを介して証書1bを下側の搬送ベルト23b
に押し付けているので、第5図(c)に示すように証書
1bのみが証書1aの下面を滑りながら搬送される。
そして、証書1bの先端がシャッタ5に突き当たると搬
送ベルト23bの回転が停止され、これにより証書1bは証
書1aと共に搬送ベルト23b上に停留して集積される。
3枚目以降の証書1の発行がある場合は上述した集積
動作を繰り返し、発行されるべき所定の枚数の証書1を
搬送ベルト23b上にすべて集積する。
その後、プランジャマグネット6に通電して、シャッ
タ5を開くと同時に、プランジャマグネット25にも通電
して上側の搬送ベルト23aを下降させ、下側の搬送ベル
ト23bとの間に前記証書1を挟持した後、下側の搬送ベ
ルト23bを回転させて、複数枚の証書1を一括して証書
発行口4より排出することで顧客に発行する。
尚、万一顧客が証書1を取り忘れた場合は、搬送ベル
ト23a,23b及び搬送ローラ9により前記証書1を搬送路
8内に引き込み、取り忘れ証書収納箱33内に収納して保
管する。
次に、前記第2図〜第5図を参照して第1図の実施例
について説明する。
尚、ここでは一例として入金取引において証書1を発
行する場合を説明する。
また、第1図中のSは処理ステップを示し、以下の説
明はこのステップの順に行う。
まず、顧客が装置の接客部に設けられた顧客操作盤14
のタッチセンサ14bにより入金取引を選択するデータを
入力すると(S1)、主制御部20は装置を入金モードに設
定する(S2)。
次に、顧客が磁気ストライプ付きのカードをカード挿
入受け取り口15に挿入すると(S3)、そのカードは装置
内に取り込まれてカードR/W18により磁気ストライプの
データが読み取られ(S4)、主制御部20を通じてセンタ
のホスト装置に転送される。
次に、顧客が入金すべき現金を紙幣投入受け取り口16
aと硬貨投入受け取り口16bの一方または双方に一括投入
すると(S5)、その投入された現金は装置内に取り込ま
れ、現金処理機19により金種鑑別等が行われると共に枚
数が計数される(S6)。
そして、その鑑別データ及び計数データに基づいて主
制御部20が顧客の投入金額を算出し、その算出結果が金
額データとしてCRT14aに表示され、これをみて顧客が金
額の確認をタッチセンサ14bにより行うと(S7)、前記
の現金が現金処理機19内に設けられている収納庫に金種
別に収納され入金される(S8)。
このようにして顧客からの現金入金処理が終了する
と、主制御部20はセンタのホスト装置と交信して入金金
額データを送り、これに応答してホスト装置から送られ
てくる取引の全印字データを受け取ってRAM21に記憶さ
せる(S9)。
ここで主制御部20はこの印字データに含まれている枚
数データに基づいて発行すべき証書1の枚数を判別し
(S10)、その結果発行枚数が複数枚(n枚)に及ぶ場
合は、1枚分の印字データをRAM21から取り出して、印
字指示信号と共に証書発行機17に転送する。
これにより証書発行機17は、第4図及び第5図にて説
明したように、まず第1枚目の証書1をホッパ2から繰
り出して印字ヘッド10により印字データを印字し(S1
1)、印字後この第1枚目の証書1を集積搬送部22に搬
送して停留させる(S12)。
その後、主制御部20は次の1枚分の印字データをRAM2
1から取り出して、印字指示信号と共に証書発行機17に
送り、これにより証書発行機17は第2枚目の証書1に印
字を行った後、この第2枚目の証書1をホッパ2から繰
り出し、前記と同様に印字ヘッド10により印字データを
印字した後、前記第5図にて説明したように前記集積搬
送部22に停留させた第1枚目の証書1に重ねて集積し、
更に3枚目以降同様にn枚まで印字(S13)、集積を繰
り返す(S14)。
こうしてn枚の証書1が集積搬送部22に揃うと、主制
御部20の指示により証書発行機17のシャッタ5を開き、
このn枚の証書1を一括して搬送ベルト23a,23bにより
証書発行口4から発行し(S15)、顧客に受け取らせる
(S16)。
そして、顧客が証書1を受け取ったことを確認すると
主制御部20の指示によりカードR/W18がカードの磁気ス
トライプに新たな残高等のデータを書き込み(S17)、
更にカード挿入受け取り口からカードを排出して(S1
8)、このカードが顧客に受け取られることで(S19)取
引は終了となる。
一方、前記S10にて主制御部20が証書1の発行枚数を
1枚と判別した場合、主制御部20は全印字データをRAM2
1から取り出して、印字指示信号と共に証書発行機17に
送る。
これにより証書発行機17は、ホッパ2から証書1を1
枚繰り出して印字ヘッドにより前記印字データを印字し
(S20)、印字後シャッタ5を開いて前記証書1を搬送
ローラ9及び搬送ベルト23a,23bにより搬送し、証書発
行口4から発行して(S21)、顧客に受け取らせる(S2
2)。
そして、顧客が証書1を受け取ったことを確認すると
主制御部20の指示によりカードR/W18がカードの磁気ス
トライプに新たな残高等のデータを書き込み(S17)、
更にカード挿入受け取り口からカードを排出して(S1
8)、このカードが顧客に受け取られることで(S19)取
引は終了となる。
尚、上述した実施例では入金取引を例にとって証書発
行方法を詳細に述べたが、出金取引及び照会業務等にお
いても、同様に複数枚の証書1を発行することができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、取引に必要なデータを
入力するための入力手段と、発行すべき証書をホッパか
ら繰り出して印字部により印字を行い、印字後の証書を
搬送路を介して証書発行口より発行する証書発行機と、
これら入力手段及び証書発行機を含めて装置全体を制御
し、かつホスト装置と交信を行う制御手段、並びに前記
ホスト装置から送られてくる印字データを記憶する記憶
手段とを備え、取引の内容に応じて複数枚の証書の発行
が可能な自動取引装置における証書発行方法において、
前記ホスト装置から同一顧客に対する全印字データを前
記制御手段により一括して受け取って前記記憶手段に記
憶させておき、この印字データから証書の発行枚数を前
記制御手段で判別して、発行枚数が複数枚になるとき
は、証書を前記ホッパから繰り出して前記記憶手段に記
憶した印字データに基づいて証書発行機の印字部により
印字した後、証書を順次集積させ、全ての証書が揃った
後、証書発行口から前記証書を一括して発行するように
している。
従ってこれによれば、ホスト装置から同一顧客に対す
る全印字データを一括して受け取って、この印字データ
を基に自動取引装置側の制御手段で証書の発行枚数を判
別するようにしているため、ホスト装置との交信時間を
短縮することができるという効果が得られ、更には複数
枚の証書を発行する場合における証書発行時間の短縮、
及び証書の受け取り操作性の向上を計ることができると
共に、全ての証書を1回で確実に受け取らせることが可
能になるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動取引装置における証書発行方法の
一実施例を示すフローチャート、第2図は第1図の実施
例で用いる自動取引装置の外観を示す斜視図、第3図は
第2図の自動取引装置の機能ブロック図、第4図は実施
例で用いる証書発行機の内部機構を示す側面図、第5図
は証書集積過程を示す要部側面図、第6図は従来装置に
おける証書発行機の内部構造を示す側面図、第7図は従
来の自動取引装置における証書発行方法を示すフローチ
ャートである。 1:証書、4:証書発行口 5:シャッタ、8:搬送路 10:印字ヘッド、14b:タッチセンサ 17:証書発行機、20:主制御部 21:RAM、22:集積搬送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−164971(JP,A) 特開 昭58−158787(JP,A) 特開 昭62−266695(JP,A) 特開 昭61−276084(JP,A) 特開 昭63−81563(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引に必要なデータを入力するための入力
    手段と、 発行すべき証書をホッパから繰り出して印字部により印
    字を行い、印字後の証書を搬送路を介して証書発行口よ
    り発行する証書発行機と、 これら入力手段及び証書発行機を含めて装置全体を制御
    し、かつホスト装置と交信を行う制御手段、並びに前記
    ホスト装置から送られてくる印字データを記憶する記憶
    手段とを備え、 取引の内容に応じて複数枚の証書の発行が可能な自動取
    引装置における証書発行方法において、 前記ホスト装置から同一顧客に対する全印字データを前
    記制御手段により一括して受け取って前記記憶手段に記
    憶させておき、 この印字データから証書の発行枚数を前記制御手段で判
    別して、 発行枚数が複数枚になるときは、証書を前記ホッパから
    繰り出して前記記憶手段に記憶した印字データに基づい
    て証書発行機の印字部により印字した後、証書を順次集
    積させ、 全ての証書が揃った後、証書発行口から前記証書を一括
    して発行することを特徴とする自動取引装置における証
    書発行方法。
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JPS62266695A (ja) * 1986-05-14 1987-11-19 株式会社日立製作所 通貨制御方式

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