JPH0444587B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通帳記帳装置に関し、特に多数枚の通
帳に対する連続記帳を可能とする装置に関する。

銀行等の窓口における省力化を図るため、現金
及び通帳の証書の取扱いを自動する装置が開発さ
れている。特に通帳に関して云えば、取引データ
等の記帳データを印字する記帳機が実用化されて
いる。

〔従来の技術〕

従来の記帳機は、例えば窓口係員（テラー）の
操作する窓口装置に並設或いは一体化して設けら
れる。そしてテラーが通帳挿入口より開平員した
通帳を差込むことによつて記帳が行われる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来においてはテラーが印字すべき
ページを開けて、一冊ずつ通帳を差込む形式の装
置が用いられている。

一方、近年においては携帯用端末（ポータブ
ル）端末を用いた外交員による訪問取引が行われ
る。この場合外交員は訪問先の顧客より通帳を一
旦預つて、営業店（支店）に一括して持ち帰るこ
とになる。そして持ち帰つた通帳の記帳を店舗内
の記帳機で行うことがある。

この時、上述した従来の記帳機では、外交員
（或いは専任オペレータ等）が一冊ずつ通帳の記
帳を行うことになり、記帳作業の遅延化を招く問
題点があつた。また、記帳に際しては通帳を挿入
する毎に窓口装置側で記帳指示を行う必要があ
り、操作性の点でも問題があつた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明と目的は上述した従来の問題点を解決す
べく、多数の通帳を一括して連続記帳することが
可能となる通帳の記帳装置を提供するにある。

そしてその為に本発明においては、記帳すべき
通帳をカセツトに一括してセツトし、このカセツ
トより通帳を１冊ずつ取出す構成を採る。そして
取出した通帳の記録面より読取つた口座情報をキ
ーにして、例えば上位装置より記帳データを得て
印字を行うように構成したものである。

〔作用〕

通帳の自動繰出し、記帳データの自動取得、及
び記帳済通帳の自動スタツクという一連の構成に
より、通帳の記録処理の完全自動化が可能とな
る。従つて、一冊ずつ開平員して通帳を挿入する
従来の装置と比して、オペレータ側の介在が大巾
に減少する。

以下実施例を用いて本発明を詳述する。

〔実施例〕

第１図ａ，ｂは本発明の実施例における動作を
示すフローチヤートであり、第２図は本発明を銀
行窓口システムに適用した場合の実施例を示す
図、第３図は実施例における通帳発行機６の構成
を示す図、第４図は同装置の制御ブロツクを示す
図である。

第２図に示す如く本実施例では、通帳発行機６
を窓口装置３とともにホスト１に接続するシステ
ムを構成する。そしてこの通帳発行機６を記帳機
としても用いるものである。尚、窓口装置３には
通帳へ記帳を行う通帳プリンタ３１が設けられ、
更に窓口装置３の配下に現金の入金機４及び出金
機５が接続される。また同図においては１つの窓
口装置に入金機４、出金機５、及び通帳発行機６
が対応して設けられる如く示したが、これら装置
４，５，６は複数の窓口装置に共用されるもので
ある。

通帳発行機６は、後述する如く、新規の通帳を
収納するカセツトを有する。そして通帳発行指示
により、このカセツトより通帳を繰出して新規通
帳の発行を行うものである。この通帳発行指示は
窓口装置３からの依頼に基いて端末制御装置
（TC）２を介してホスト１より供給される。

以下、第３図及び第４図を用いて通帳発行機６
の構成及び機能を説明する。

通帳発行機６は、大別して４つのユニツトに分
けることができる。つまり、通帳８及び証書８９
を収納する複数のカセツト６３０を有するカセツ
トユニツト７６、このユニツトから指示される媒
体（通帳或いは証書）を繰出して搬送する搬送ユ
ニツト７５、繰出された媒体に印字を行うための
印字部６６、ターンページ機構６５０等を備えた
媒体処理ユニツト７７、及び操作入力を行うため
のキーボード６８１、操作ガイダンス、メツセー
ジ表示を行うための表示部６８０等を備えた操作
部６８が、それである。

カセツトユニツト７６は、上下２段に各４つず
つのカセツト６３０，…を有する。各カセツト６
３０，…には、その中に納められている媒体をカ
セツト下部より繰出すための繰出し機構６３３が
設けられる。この機構６３３は、フイードローラ
６３２、ピツクローラ６３１等を含む。

上下各段カセツトの下方には、各段のカセツト
に共通して設けられるコンベア機構６３７，６３
７が配置される。各カセツト下部の繰出し機構６
３３は、図示矢印のように繰出し位置と退避位置
との間を移動（回動）自在に設けられる。コンベ
ア機構６３７及び繰出し機構６３３による媒体の
移送（繰出し）方向は、装置前面側に向う方向
（図では右方向）である。

また各カセツト６３０に対応して、カセツトの
装着の有無を検出するカセツトセンサ６３６（各
カセツトは着脱自在である）、カセツト内の媒体
の有無を検出する媒体センサ６３４、及び媒体の
繰出し有無を検出する繰出しセンサ６３５が設け
られる。

カセツトユニツト７６より繰出された媒体は、
コンベア機構６３７を介して搬送ユニツト７５に
受渡される。

搬送ユニツト７５は装着前面（図では右側）に
位置し、図示破線で示す位置でカセツトユニツト
７６と分離する。

つまりユニツト７５は装置の前面扉を構成し、
カセツトユニツト７６を含む本体に対して開閉自
在な扉構造を備える。そして、この扉７５を開く
ことによりカセツトユニツト７６が装着前面に露
出することとなる。この状態でカセツトユニツト
７６は上下各段毎に図示省略したスライド機構に
より前面側に引出し可能となる。

搬送ユニツト７５の扉構造は、後席者の管理す
る鍵により施鍵／解鍵されるロツク機構を備え
る。搬送ユニツト７５にはカセツトより送出され
た媒体を垂直方向に搬送するための搬送路６２０
及びローラ等よりなる搬送手段６２１が設けられ
る。また搬送路６２０の適宜の箇所には、搬送路
６２０上を移送される媒体の有無を監視するセン
サ６２２，…が配置されている。

また、ユニツト７５の前面には媒体の吸排口６
００及びスタツカ６９０への媒体排出口６０１が
設けられる。スタツカ６９０は装置に対して着脱
自在に取付けられるものであり、複数冊（複数
枚）の媒体を一時収納するものである。

また、これら各口６００，６０１に対応した搬
送路の分岐点にはゲート６９１，６９２が設けら
れ、媒体移送時の搬送路の切替えを行う。

一方媒体処理ユニツト７７は、カセツトユニツ
ト７６の上方に位置して設けられる。ユニツト７
７には、水平方向に媒体を搬送する搬送機構６２
４が設けられる。そしてユニツト７７の最前段
に、通帳の磁気ストライプ（以下MSと称す）に
対する情報のリード／ライトを行うための磁気ヘ
ツド６４０を含むMSリード・ライト機構６４が
設けられる。この機構６４の後段には通帳の自動
頁（ページ）めくりを行うためのターンページ機
構６５０が設けられる。ターンページ機構６５０
の後方には通帳の中用紙に記されるページマー
ク、印字済行マーク、或いは証書上の印字位置を
示すマーク等を検出するセンサ６７が配置され
る。そしてユニツトと最後方には、通帳或いは証
書に対して種々の項目印字を行うための、印字ヘ
ツド６６０を含む印字部６６が配置される。

また第４図に示す如く、通帳発行機６はメイン
プロセツサ（MPU）６０を備え、このプロセツ
サ６０に例えば共通バス形式で各機構の制御部６
２〜６９が接続される。またTC２を介してホス
ト１との回線インタフエース部６１も備える。

次に第１図ａ，ｂのフローチヤートに基いて、
この発行機６の動作を説明する。

同図ａに示す如く、通帳発行機６の動作は大別
して通帳発行動作、記帳動作、及び一括記
帳動作の各々がある。以下、これら各動作を順に
説明する。

通帳発行動作： 通帳発行は、新規な口座を開設した場合（新
規発行）、及び窓口装置にて顧客の差出した通
帳記帳中に通帳繰越しが発生した場合（繰越し
発行）、などに必要となるものである。いずれ
の場合も、窓口装置３からの発行依頼に基い
て、ホスト１より通帳発行機６へ発行指示が与
えられる。

ホスト１からの発行指示には、発行すべき媒
体種別コード及び印字データ（通帳の場合は更
にMSデータ）の各々が含まれる。

ホスト１からの発行指示により発行機６のプ
ロセツサ６０は、まず発行すべき媒体の種類
と、その指示された媒体がセツトされているカ
セツト番号（No.）を判別する。第３図に示した
如く、発行機６には複数のカセツト６３０，…
が設けられ、各カセツトには種類毎に通帳８と
証書８９が予めセツトされている。

尚、種類毎とは、通帳で云えば例えば総合口
座用の定期預金用、当座預金用などが該当す
る。一方証書においては、定期証書、小切手な
どが該当する。また、カセツト６３０にセツト
する方向としては証書８９では、その証書面が
下方となるようにセツトされる。一方通帳８の
場合は、中用紙８３及び表紙８２、裏表紙８１
を閉じた状態で、且つMSが貼付された裏表紙
８１が上面になり、更に通帳８のとじ合せ部分
が繰出し方向に向くようにセツトされる。

また、プロセツサ６０によるカセツトの判別
は、メモリ７０上にプリセツトされるテーブル
（図示せず）を用いて行われる。このテーブル
は、媒体コードとカセツトNo.との対応テーブル
であり、カセツトへの媒体装填時に操作者より
キーボード６８１を用いて入力される対応デー
タによつて、予めメモリ７０上に作成されてい
る。

カセツトの判別が済むと、プロセツサは判別
したカセツトより媒体を繰出させる。これは、
カセツトNo.を含めた繰出し命令をカセツト制御
部６３に与えることによつて行われる。

指示された媒体が証書であれば、プロツサ６
０は搬送制御部６２起動する。これにより繰出
された証書８９はユニツト７５を介して、ユニ
ツト７７の印字部６７に向つて移送される。

そして証書はセンサ６７を介して印字部６６
へ送り込まれ印字位置決めが行われる。位置決
め完了により印字部６６による証書への印字が
行われ、ホスト１にその旨が通知される。

一方、指示された媒体が通帳であれば、プロ
セツサ６０は同様に搬送制御部６２を起動し、
通帳８を閉じたまま一旦印字部６６へ移送せし
める。

印字部６６では、送込まれた通帳の表紙８２
に所定の項目（例えば口座番号及び氏名）を印
字する。尚、印字部６６にて印字するデータ
は、前述の如くホスト１からの発行指示電文に
含まれる印字データである。このデータはプロ
セツサ６０の制御の下にメモリ７０上の図示し
ない印字データバツフアを介して印字部６６に
供給される。

表紙の印字終了により、通帳は搬送機構６２
４によつてターンページ機構６５０へ送られ
る。ターンページ機構６５０は、プロセツサ６
０より指示された数のページを捲る。この時、
表紙の裏側にも所定の項目印字があれば、ター
ンページ機構６５０にて表紙８１のみを捲り、
再び通帳を印字部６６に戻すことになる。

また中用紙８３への印字（取引データ、繰越
データ等）が必要な場合は、ターンページ機構
６５０によつて所定回のページ捲りが行われ
る。

ページ捲りが終つた通帳は、センサ６７を通
過して印字部６６へ送られる。この時センサ６
７にて開平されたページの情報（ページマー
ク）の検知が行われる。この検知出力はプロセ
ツサ６０に与えられ、正しい目的の頁が捲られ
たかチエツクされる。

ページが正しければ印字部６６による項目或
いは取引データの印字が行われることになる。
そして印字終了により、通帳は吸排出口６００
へ向つて送られる。そしてMS部６４を通過す
る際に、MSに所定のデータ（口座情報）が書
込まれる。この書込みが終了すると、プロセツ
サ６０はホスト１に対して終了通知を行う。こ
の終了通知は、窓口装置を介して発行を依頼し
たテラーに通知される。

しかして上述のように証書或いは通帳への必
要項目の印字が終了すると、プロセツサ６０
は、この印字終了した媒体を直ちに排出して良
いか否かの判別を行う。

即ち、小切手等の証書の場合には、発行を依
頼したテラー以外のテラーが誤つて受取つて
も、直ちにその誤りが発見できない。このよう
な事態は、異なるテラーが連続して証書の発行
を依頼する場合に往々にして生ずる。

従つて本実施例では、発行する媒体が証書の
場合は装置内に（吸排ベルト６２３の位置）に
一時保留するようにする。そして、操作部６８
の表示部６８０に証書の保留がある旨を表示す
る。この表示により、発行依頼を行つたテラー
が操作部６８のキーボード６８１を用いて証書
の排出指示を行う。この排出指示によつて一時
保留されていた媒体（この場合は証書のみ）を
口６００より排出する。そしてテラーの媒体抜
取りにより一連の動作を終了する。

記帳動作： 通帳発行機６にて記帳を行うのは、例えば顧
客が窓口に通帳の記帳のみを依頼に来た場合、
或いは、外交員が持ち帰つた通帳を窓口業務時
間内に記帳する場合、等がある。

記帳を行うオペレータ（テラー或いは外交員
等）は、まず通帳発行機６の操作部６８（第３
図）を操作して記帳指示入力を行う。この指示
は、例えば操作部６８のキーボード６８１上に
設けた記帳キー（図示せず）を押下することに
よつて行われる。

この指示入力によりプロセツサ６０は、表示
部６８０に記帳挿入の旨を指示するガイダンス
を行う。オペレータは前面に設けられる吸排口
６００に記帳を行うべきページを開いた状態で
通帳を挿入する。この通帳の挿入は、図示しな
いセンサによつて検知される。

プロセツサ６０は、搬送機構６２３等を起動
して挿入された通帳を吸入する。そして処理ユ
ニツト７７のMS部６４にて、MSデータ読取
らせる。読取つたMSデータはインタフエース
部６１を介して記帳データ要求電文をとしてホ
スト１に送出される。

このMSデータの送出により、ホスト１より
記帳データ（即ちその通帳における未記帳デー
タ）が返送される。この返送電文中に、未記帳
データの印字ページ及び印字開始行に関する情
報が含まれている。

プロセツサ６０は、搬送機構６２４を駆動し
通帳をセンサ６７の読取り位置まで移送させ
る。そしてセンサ６７により開平されている通
帳のページの確認と、印字開始行（或いは印字
済みの最終行）の検出を行う。即ちホスト１よ
り通知されたページが正しく開かれているか否
かをチエツクし、更に各行を走査して印字済マ
ークの有無を見て印字開始行を検出する。

印字開始行の検出により、プロセツサ６０は
通帳を印字部６６へ送り、センサ６７にて検出
した位置に基いて、通帳を印字ヘツド６６０の
印字位置にセツトする。そしてホスト１より受
取つた未記帳データを印字部６６へ送出し通帳
上に取引データを印字することになる。

記帳終了により、プロセツサ６０は各ユニツ
トの搬送機構６２４，６２３を駆動して通帳を
吸排口６００に向つて搬送する。

これにより通帳は口６００より放出され、オ
ペレータによつて抜取られることになる。以上
の動作で記帳動作が終了する。

一括記帳動作： 一括記帳動作は、上述した記帳動作と同様、
オペレータによる操作部６８からの指示入力に
よつて起動されるものである。

一括記帳とは、前述の通り外交員等が訪問先
の顧客より預つて来た複数冊の通帳へ記帳を行
う場合に主に利用される。

一括記帳に際しオペレータは、まず記帳すべ
き通帳をまとめてカセツト６３０にセツトす
る。即ち一括記帳は、窓口業務が終了した後、
銀行の業務終了後に行われる。

オペレータは、後席者の管理する鍵にて扉
（ユニツト７５）を開ける。そしてカセツトユ
ニツト７６を引出し、所望のカセツト６３０，
…に通帳をセツトする。即ち発行機６のプロセ
ツサ６０は、メモリ７０上に各カセツトと通
帳・証書との対応テーブルを持つが、その他
に、各カセツト毎の媒体セツト枚数を記憶して
いるカウンタ群を持つ。そして各媒体の発行と
ともに対応する媒体の枚数カウンタを更新（カ
ウントダウン）し、各媒体の枚数管理を行つて
いる。

従つて、一括記帳を行うには、この媒体の枚
数管理情報の精査（プリントアウト等）を終了
することが前提となる。換言すれば、一括記帳
を行う通帳は、所望のカセツト６３０，…にセ
ツト（残存媒体があれば取除いてセツト）すれ
ば良い。このセツト方法は第３図に示した状態
の通りである。セツト完了により扉７５を閉じ
る。

ここでオペレータは操作部６８のキーボード
６８１を用いて、一括記帳を指示する。これに
よりプロセツサ６０は表示部６８０を介して、
カセツトNo.問合せメツセージの表示を行う。オ
ペレータはこの表示に従つて、自己が通帳をセ
ツトしたカセツト番号を入力ことになる。

このカセツトNo.の入力により、プロセツサ６
０は通帳を繰出すべきカセツトを指示するとと
もにカセツト制御部６３を起動する。制御部６
３は、この指示によつて所定のカセツトより通
帳を１冊繰出す。

繰出された通帳は搬送ユニツト７５を介して
処理ユニツト７７に送られる。処理ユニツト７
７では、まずこの通帳のMSデータをMS部６
４にて読取る。読取つたMSデータは、ホスト
１に送出され、ホスト１より未記帳データが返
送されてくる事は上述したの記帳動作と同一
である。

しかるにMS部６４を通過した通帳は閉じた
状態のままである為、その後段のターンページ
機構６５０送られる。そして、ホスト１への
MSデータ送出と併行して通帳の表紙及び所定
枚の中用紙捲りを行う。具体的には、中用紙の
記帳ページ（取引明細印字ページ）の所定ペー
ジ（第１ページ）まで先行してページ捲りを行
う。ホスト１からの返送データによつて示され
る印字ページ情報に従つて、最終的な印字開始
のページ捲りが行われる。ページ捲りの終了に
よつて通帳はセンサ６７に送られ、ページ確認
及び印字開始行の検出が行われる。これらの検
出終了によつて通帳は印字部６６に送られて記
帳されることになる。

カセツトより繰出された一冊の通帳への記帳
終了により、その通帳は装置前面のスタツカ６
９０に排口される。つまり各搬送機構６２４，
６２３及びゲート６９２，６９１の駆動によつ
て、記帳済み通帳が排出口６０１より排出され
る。この排出は図示しないセンサによつて検出
される。

一冊の通帳の繰出し、記帳及び排出にスタツ
カへの通帳スタツク）が終了すると、プロセツ
サ６０は再び指示されたカセツトより二冊目の
通帳の繰出し、記帳及び排出を行わせることに
なる。

以降同様にカセツト６３０が空になるまでセ
ツトされた通帳の記帳を行う。この時、排出口
６０１からの通帳排出が正常に行われない場
合、つまりスタツカ６９０が記帳済みの通帳で
満杯（フル）になつた場合、プロセツサ６０は
記帳動作を一旦中断してアラームを上げる。即
ち表示部６８０にスタツカ内の通帳取出しメツ
セージを表示するとともに、ブザー等によつて
オペレータに通知する。この時、記帳中の通帳
があれば、オペレータの通帳取出し操作と並行
して、当該通帳の記帳処理を行い、通帳の排出
動作の時点で保留する（中断する）こととな
る。

そしてすべての通帳の記帳及び排出の終了に
よつて、再び表示部６８０を介してオペレータ
に終了通知を行う。これにより一括記帳処理が
終了する。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明によれば、外交員等によつて
一括記帳の処理が必要となつた場合、多数冊に亘
る通帳の連続自動記帳が可能となる。従つて、一
括記帳の処理中はオペレータの介在が不要とな
り、オペレータによる他の業務の並行動理が可能
となり、業務の処理効率を大巾に向上することが
可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ，ｂは本発明の一実施例装置の動作を
示すフローチヤート、第２図は本発明を銀行窓口
システムに適用した場合の実施例を示す図、第３
図は実施例における通帳発行機６の構成を示す
図、第４図は同装置の制御ブロツク図である。 １はホスト、２は端末制御装置（TC）、３は窓
口装置、６は通帳発行機をそれぞれ示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 口座情報が記録される記録面を備えた通帳が
   複数まとめて格納される複数のカセツトと、 通帳を繰出すべき所定のカセツトを指示する操
   作部と、 このカセツトより通帳を１つずつ繰出す繰出し
   機構と、 繰出し機構により繰出された通帳を表紙及び中
   用紙を捲るターンページ機構と、 繰出された通帳の記録面上の情報を読取る読取
   り機構と、 読取られた情報に対応した印字データを繰出し
   た上記通帳に印字する印字機構と、 この印字機構により印字の終了した通帳をスタ
   ツカに排出する排出機構と、 各部の間で通帳を搬送する搬送機構と、 を備え、記帳の必要のある複数の通帳を順次取出
   し、取り出した各通帳に対応した記帳データを印
   字することを特徴とする通帳記帳装置。