JPH04130599A - 通帳処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は銀行等の金融機関において用いられ、冊子状の
通帳に印字処理や磁気情報等の読み取り及び書き込み処
理を行う通帳処理装置に関するものであり、特に新通帳
を自動的に発行する機能を有する通帳取り扱い装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

第５図は従来のこの種の通帳処理装置の一構成例を示す
概略側断面図、第６図は第５図に示す装置において取り
扱われる通帳の斜視図である。

まず、第６図により通帳の構造について説明すると、１
は通帳処理装置にて取り扱われる通帳であり、１ａは表
紙、１ｂは裏表紙で、表紙１ａには通帳の種類（たとえ
ば総合とか普通あるいは当座等）や銀行名、顧客の氏名
等が記載されており、また裏表紙１ｂには顧客の口座番
号や氏名、預金額等が磁気情報により格納されている磁
気ストライプ部１ｃが設けられている。

１ｄは中央で表紙１ａ及び裏表紙１ｂに綴じられた複数
枚の中紙であり、取引内容、預金残高等が記入される冊
子状の構成となっている。

次に、この通帳１を処理する本願発明に係わる従来の通
帳処理装置について説明する。

第５図において、２は前述した通帳１を処理する通帳処
理装置の筐体であり、上部に各通帳１を処理するだめの
通帳処理部が、そして下部に通帳１を多数収納している
通帳収納部が複数配置されている。

３は前述したような通帳１のうち、まだ使用されていな
い新通帳を収納する新通帳収納部で、それぞれ通帳の種
類（例えば総合口座用、普通口座用、あるいは当座預金
用など）毎に、複数種類の新規通帳を複数器間じた状態
で収納している。

４はすでに顧客に発行し、顧客が使用している流通通帳
を収納する流通通帳収納部であり、この流通通帳は銀行
等の渉外員が渉外光において顧客から預かって持ち帰っ
たものをまとめて処理するために一括して装填するもの
で、図に示すように新規通帳と同様に閉した状態で収納
している。

そして、これら新通帳収納部３、及び流通通帳収納部４
に収納された各通帳は図示せぬ繰り出し手段により１冊
づつ繰り出されるようになっている。

６は後述する処理部において通帳１が処理中に搬送ジャ
ム等のエラーとなったり、繰り出された通帳１が所望の
通帳１と違っていたり、また複数枚（冊）繰り出された
ような場合などに、その通帳１を除去、保管するための
りジエクトボックスである。

７は上記各通帳収納部３並びに４から繰り出された通帳
１を筐体上部の処理部へと搬送するための第１の搬送路
であり、処理部に設けられた水平な第２の搬送路８に連
結している。

９はこの第２の搬送路８に沿って配置されている印字ヘ
ッド、１０はこの印字ヘッド９と対向配置されているプ
ラテンであり、両者により印字部１１が構成されている
。

１２は磁気ストライプリード／ライト部（以下磁気スト
ライプＲ／Ｗ部と言う）であり、新通帳収納部３、及び
流通通帳収納部４から繰り出されてきた通帳１の裏表紙
１ｂにある磁気ストライプ部ＩＣの読み取り及び書き込
み動作を、磁気ヘッド１３により行う。

１４は通Ｉｌｌ！１の印字を開始するページ及び行を図
示せぬ検出センサ等により検出するページ・行検出部、
１５は通帳のページめくりを行う改ベージ部であり、ペ
ージめくりローラ１６が対向配置されている。

そしてこれら９〜１６は第２の搬送路８に沿って配置さ
れており、これらにより通帳１の処理部を構成している
。

１７は第２の搬送路８の終端からループを描くようにし
て設けられた第３の搬送路であり、処理部にて処理済と
なった通帳１を搬送して、スタッカ１日へと排出する。

なお、前記第１〜第３の各搬送路には、それぞれ通帳１
を左右あるいは上下から挟持して搬送するための図示せ
ぬ複数対の搬送ローラが配置されている。

上述した構成による従来の通帳処理動作を、新通帳の発
行を例に取って説明する。

図示せぬ上位装置から通帳１０発行命令を受信すると、
この受信内容に該当する種類を収納している新通帳収納
部３から、繰り出し手段により新しい通帳ｌを、第Ｉの
搬送路７に繰り出す。

繰り出された新規の通帳１は第１の搬送路７を上方へと
搬送されて、その終点から第２の搬送路８へと送り込ま
れ、この第２の搬送路８を印字部１１の印字ヘッド９と
プラテン１ｏ間へと搬送される。

そして、この印字部１１において表紙１ａの所定の位置
に、印字ヘッド９により口座番号、及び顧客氏名等の印
字処理を行う。

表紙１ａへの印字終了後、改ページ部１５へと第２の搬
送路８を搬送され、改ページ部１５にて表紙めくりを行
った後、再び印字部１１へと搬送し、上位装置より受信
した印字すべき内容全ての印字が終了するまで、中紙１
ｄへの印字処理を実行する。なお、この時印字すべき内
容が１ページに印字しきれない場合は、再度改ページ部
１５へ搬送し、この改ページ部１５によりページめくり
を行った後、印字部１１に戻して印字するという動作を
繰り返す。

こうして受信した内容すべての印字処理が終了したら、
磁気ストライプＲ／Ｗ部１２へと搬送して通帳１の磁気
ストライプ部１ｃに口座番号や残高等の情報を磁気情報
として書き込む。

この後、第２の搬送路８から第３の搬送路１７を経てス
タッカ１８に搬送されて排出されると、新通帳の発行処
理は終了する。

また、既に顧客に発行されており、渉外員により顧客か
ら一時預かって持ち帰った流通通帳は、以下の如くに処
理される。なお、この流通通帳は複数の顧客から預かっ
てきた複数冊を一括して、流通通帳収納部４に、新通帳
収納部３と同様収納しておく。

オペレータにより図示しない操作部から処理命令が入力
されると、図示しない繰り出し手段により流通通帳収納
部４から１冊の流通通帳が第１の搬送路７内へと繰り出
される。

繰り出された流通通帳は、第１の搬送路７から第２の搬
送路８を、磁気ストライプＲ／Ｗ部１２へと搬送される
。

そして磁気ストライプＲ／Ｗ部１２において、磁気ヘッ
ド１３により裏表紙１ｂの磁気ストライプ部ＩＣに書き
込まれている磁気情報が読み取られ、読み取られた情報
が上位装置（ホスト−コンピュータ等）に送信される。

この情報に基づいて上位装置では、繰り出されてきた流
通通帳の情報を探し出し、該当する未記帳データを通帳
処理装置に返信する。

通帳処理装置は、返信されてきた未記帳データを記帳す
べく、まず、流通通帳を改ページ部１５へと搬送してペ
ージめくりを行い、ページ・行検出部１４に搬送して印
字開始ページ並びに印字開始行を検出する。

印字開始位置が確認されたら、流通通帳を印字部１１へ
と搬送し、未記帳データが無くなるまで印字動作を実施
する。なお、この未記帳データの印字中に開いているペ
ージの余白行が無くなった場合は、印字動作を一時停止
して再度改ページ部１５に送り、ページめくりを行った
後再び印字部１１へと戻して印字動作を再開する。これ
を未記帳データが無くなるまで繰り返す。

未記帳データが無くなったら、印字処理が終了したこと
になるので、流通通帳を磁気ストライプＲ／Ｗ部工２に
送り、磁気ストライプ部１ｃに最終印字ページや新残高
等の新磁気情報を磁気ヘッド１３により書き込んで、磁
気ストライプ部１ｃの情報を更新する。この後通帳１は
、第２の搬送路８及び第３の搬送路１７を経てスタッカ
１８へと排出２発行される。

また、上記流通通帳の処理時において、印字すべき未記
帳データがまだ残っているにも関わらす印字可能ページ
が終了してしまった場合は、以下に示す新規通帳の自動
発行が行えるようになっている。

つまり、流通通帳の印字処理中に印字可能ページが無く
なってしまった場合は、印字部１１での印字動作を一旦
中断し、印字動作が終了した場合と同様、流通通帳を磁
気ストライプＲ／Ｗ部１２へと搬送し、磁気ストライプ
部１ｃに情報の更新を行う。なお、この時の更新の内容
は「記帳欄なし」等であって、流通通帳の取り扱いは終
了したという情報となり、この後、前記と同様スタッカ
１８に排出される。

同時に、印字を中断されていた残りの未記帳データを印
字すべく新通帳の繰り出しが指示され、新通帳収納部３
から新しい通帳が１冊繰り出されて、前述した新規通帳
の発行と同様の動作により処理されて残りの未記帳デー
タがこの新規通帳に印字される。そして、スタッカ１８
へと排出されて、流通通帳の処理が終了する。

このように、従来は流通通帳に未記帳データを印字する
際に、印字可能ページが無くなった場合は、印字動作を
中断し、新規に新通帳収納部３から新通帳を繰り出し、
残りのデータを印字して発行するようにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上述した従来の技術によれば、以下に示す
いくつかの問題点がある。

まず、最初に流通通帳の記帳処理は、渉外員が顧客によ
り預かって持ち帰った後に行うため、通常窓口業務が終
了した後に集中することになる。

従って、業務時間内に処理を完了することは、時間的に
困難な問題となる。つまり、流通通帳の処理時間として
は、１件を処理するのに要する時間が約６０秒であり、
現在の処理能力ではたとえば２００件処理しようとする
と３時間２０分かかることとなり、午後３時に窓口を閉
めて、即記帳処理を開始しても約午後６時３０分まで時
間が必要となり、さらに処理終了後の精査処理等を含め
ると、業務時間内に処理を終了することは不可能となっ
てしまう。

また、この流通通帳の処理内容によっては、未記帳デー
タが印字しきれずに新規通帳の発行が必要となる場合が
あるが、このような場合はさらに処理時間が長引いて次
の流通通帳の処理を開始することができず、処理時間を
増大させてしまうという問題があった。

本発明は前記問題点を解決するためになされたものであ
り、窓口業務の終了後に流通通帳の処理が集中しても業
務時間内に終了するように、処理能力を向上させて処理
時間を短縮することが可能な優れた通帳処理装置を提供
することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上述した目的を達成するため本発明は、流通通帳収納部
内に流通通帳の磁気情報を読み取る読み取り手段を設け
て、通帳処理部において別の通帳が処理中であっても、
開時に処理動作を実行できるようにしたものである。

つまり、磁気記録情報を保有し、既に顧客に発行済の流
通通帳を一括して複数冊収納する流通通帳収納部と、未
だ顧客に発行する前の新規通帳を一括して複数冊収納す
る新通帳収納部とを備え、前記各収納部から一冊づつ繰
り出した通帳を搬送路により処理部へと搬送し、上位装
置から送られてきたデータの印字処理並びに、磁気スト
ライプ部の磁気記録処理を行った後発行する通帳処理装
置において、前記流通通帳収納部内に、流通通帳を印字
処理ページを開いた状態で水平に重ねて装填する収納箱
と、この収納箱から流通通帳を繰り出す繰り出し手段と
、通帳の磁気記録情報を読み取る磁気読み取り手段と、
繰り出した流通通帳を前記処理部へと搬送する流通通帳
搬送路とを備えることとした。

そして、この流通通帳収納部の収納箱がら繰り出した流
通通帳を、流通通帳収納部内において磁気ストライプ部
の磁気情報の読み取りを実行するようにしたものである
。

〔作　　用〕

上述した構造によれば、流通通帳は印字しようとするペ
ージを開いた状態で流通通帳収納部の収納箱内に一括し
て装填し、操作部から処理命令を入力する。

これにより流通通帳は繰り出し手段によって流通通帳搬
送路へと繰り出され、ここで磁気ストライプ部の読み取
り処理が磁気読み取り手段によって実行される。

読み取られた磁気情報は、上位装置に送られ、該情報に
該当する処理データが通帳処理装置へと返送されてくる
。このように流通通帳収納部内にて読み取り動作まで終
了した流通通帳は、印字処理等を行う通帳処理部が処理
中でなければこの処理へと搬送され、また、処理中であ
ればそれが終了するまで待機し、処理が終了したことが
確認されてから処理部へと搬送される。

処理部へと搬送された流通通帳は、すでに磁気ストライ
プ部の読み取りが終了し、印字すべきデータも得ており
、かつ印字ページを開いた状態で収納箱に装填されてい
るので、磁気情報の読み取り処理、及び印字ページめく
り処理を行うことなく、印字ページと行の確認を行えば
印字処理を行うことができる。そして、印字処理が終了
すると磁気情報の更新処理を行えば、排出口へと排出さ
れて処理終了となる。

〔実　施　例〕 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は通帳処理装置の概略構成を示す側断面図、第２
図は第１図に示す通帳処理装置の外観斜視図である。こ
の図に見られるように、通帳処理装置の内部構造として
は流通通帳収納部を除いて従来例とほぼ同様であるので
、以下は流通通帳収納部についての関連のある部位のみ
の説明とし、他の部位は従来と同一の符号を付し、その
説明は省略する。

２０は通帳処理装置内に設けられた流通通帳収納部であ
り、顧客にすでに発行され渉外質が渉外光から一時的に
預かって持ち帰った流通通帳１′を、複数冊−括して収
納するようになっており、この流通通帳収納部２０は流
通通帳１′を複数冊積層して収納する収納箱２１と、こ
の収納箱２１から流通通帳１′を装置上部の！帳処理部
へと繰り出して搬送する流通通帳搬送路２２を備えてお
り、この流通通帳搬送路２２は第１の搬送路７に連結し
ている。

次に、第２図によりその外観の構成を説明すると、１８
は装置上面に設けられたスタッカであり内部で処理され
た流通通帳１′並びに新規通帳が順次排出される。

２３は同じく装置上面に配置された操作部で、オペレー
タが処理操作内容を入力指示する。

２４は装置正面側に設けられた開閉可能な扉であり、こ
の扉２４は前記流通通帳収納部２０に対応する箇所に位
置し、ここから流通通帳１′の出し入れを行うようにな
っている。

２５はこの扉２４のほぼ中央に設けられた窓であり、透
明な樹脂材により形成されていて、流通通帳収納部２０
の内部を見ることができる。

２６はキーシリンダであり、図示せぬキーにより装置前
面側を開閉できるようになっている。

また、２７は通帳排出口であり、装置両側面に設けられ
ており、第１図に示す第２の搬送路８を水平に延長した
先を開口させたものである。

上記通帳処理装置における流通通帳収納部２０の構造を
、図面を用いて以下に詳述する。

第３図は流通通帳収納部の構造を示す要部斜視図、第４
図は流通通帳収納部の処理動作を示す説明図である。な
お、第３図は前記第１図を矢印Ａ方向から見た場合の斜
視図、第４図は第３図をＢ方向から見た場合の概略側面
図である。

第３図及び第４図において２１は流通通帳１′を収納す
る収納箱であり、上面並びに、前面側つまり装置の扉２
４と対応する面とを開口させている。流通通帳１′はこ
の収納箱２１内に、印字開始ページを開いた状態で、複
数冊−括して積層されている。

さらに、この収納箱２１は後面側下端を流通通帳１′が
約１冊繰り出せる程度の幅で開口させた流通通帳繰り出
し口２８と有している。

２９はこの収納箱２１の底面を兼ねると共に、この底面
から後方（図においては手前側）に延在させた下側ガイ
ド板であり、上側ガイド板３０とにより流通通帳搬送路
２２を構成している。

上側ガイド板３０は、下側ガイド板２９と所定の間隙を
保持して平行に配置され、収納箱２１の背面側から直交
する方向（図においては左方向）に延在し、第１図に示
す第１の搬送路７へと連結させている。

３１はこの下側ガイド板３０と前記上側ガイド板２９間
に設けたブロックであり、収納箱２１がら繰り出された
流通通帳１′の突き当たり面となる。

３２．３３は下側ガイド板２９の下面側に配置した繰り
出しローラであり、その上部を下側ガイド板２９の図示
しない長大から突出させて、収納箱２１内に収納した流
通通帳１′の最下層に、また流通通帳搬送路２２内に繰
り出された流通通帳１′に、それぞれ下面側から当接す
るようになっている。

３４は前記繰り出しローラ３３と対向圧接するように上
側ガイド板３０の長大から流通通帳搬送路２２内へと突
出させたリバースローラでアリ、繰り出しローラ３３と
は反対方向に回転し、収納箱２１から複数冊の流通通帳
１′を繰り出すのを防止する。

３５は下側ガイド板２９から、図示せぬ長孔を介して流
通通帳搬送路２２内に上端面を少量突出させている磁気
読み取りヘッドであり、図中Ｃ方向に長孔内を移動する
ことにより流通通帳１′の磁気ストライプ部１ｃに沿っ
て移動して読み取りを行う。

３６はこの磁気読み取りヘッド３５と対向して上側ガイ
ド板２９側に上下動可能に設けたプレス部材であり、磁
気ストライプ部ＩＣの読み取り時に下降して、流通通帳
１′を磁気読み取りヘッド３５に押しつけるものである
。

３７は前記繰り出しローラ３３及びリバースローラ３４
と直交する方向に向けて配置されたフィードローラ、３
８はこのフィードローラ３７と対向圧接するプレッシャ
ローラであり、それぞれ下側ガイド板２９及び上側ガイ
ド板３０に形成させた長孔から流通通帳搬送路２２内に
ローラの一部を突出させて繰り出されてきた流通通帳１
′を上下から挟持し、図示せぬ駆動源により回転駆動さ
れて流通通帳搬送路２２に沿って第１の搬送路７へと搬
送するようになっている。

３９ａ、３９ｂは一対の受発光素子からなる検出センサ
であり、収納箱２１から流通通帳１′が繰り出されたか
否かを検出するものである。

４０はこの検出センサ３９ａ、３９ｂの発光を通過させ
るため、上下ガイド板２９．３０に形成された光通過孔
であり、この光通過孔４０を通過する光を流通通帳１′
が遮ることでＯＮ状態となり、流通通帳１′が繰り出さ
れていることを、また、一方の検出センサ３９ａからの
発光を他方の検出センサ３９ｂが受光することでＯ’Ｆ
Ｆ状態、つまり繰り出されていない状態であること判断
する。

４１は収納箱２１内に収納した流通通１１１ｉ１’上に
載置する錘であり、流通通帳１′を所定の押圧力により
押圧して最下層を繰り出しローラ３２に圧接させる。

上述した構造による作用を説明すると、まずオペレータ
は通帳処理装置の前面側の扉２４を開けて、渉外量が渉
外光から持ち帰った複数冊の流通通帳１′を印字しよう
とするページを開いた状態で、−括して収納箱２１内に
装填する。そして、この収納箱２１内に積層された流通
通Ｋｌ’上に錘４１を載せた後扉２４を閉し、操作部２
３により処理命令を入力して指示する。

この指示により繰り出しローラ３２及び３３が図示せぬ
駆動源を介して回転駆動し、収納箱２１内に収納された
流通通帳１′のうち、その最下層より収納箱２１後方へ
と、通帳繰り出し口２８から１冊づつ繰り出す。なお、
この時流通通帳１′が１冊以上繰り出されると、リバー
スローラ３４が繰り出しローラ３２．３３とは逆方向に
回転していることで収納箱２１内へと押し戻され、最下
層の流通通帳１′のみが繰り出される。

検出センサ３９ａ、３９ｂにより流通通帳１′の繰り出
しが検出されると、つまり流通通帳ｌ′が検出センサ３
９ａ、３９ｂの対応位置まで搬送されて検出光を遮ると
繰り出しローラ３２，３３の回転を一定量で終了する。

この一定量とは、検出センサ３９ａ、３９ｂからブロッ
ク３１までの距離よりやや多い量とすることで、流通通
帳１′の繰り出し方向先端辺をブロック３１に突き当て
るようにしている。

これは流通通帳１′の磁気ストライプ部ＩＣを磁気読み
取りヘッド３５に対応させるための位置決めの役割を果
たしている。

第４図（ａ）に見られるように、繰り出された流通通帳
１′の磁気ストライプ部ＩＣが磁気読み取りヘッド３５
の位置に対応したら、同図（ｂ）に示すようにプレス部
材３６を動作させて磁気ストライプ部ＩＣを磁気読み取
りヘッド３５に所定の圧力で当接させ、口座番号等の磁
気情報の読み取りを行う。

読み取られた情報を図示せぬ上位装置に送ると同時に、
装置上部の通帳処理部において他通帳が処理中でなけれ
ば、図示せぬ駆動源を介してフィ−トローラ３７を図中
矢印へと回転駆動し、プレ、ジャローラ３８とにより挟
持して流通通帳搬送路２２を第１の搬送路７から第２の
搬送路８へと搬送を開始する。

なお、通帳処理部において他通帳が処理中であれば、つ
まり先に処理された流通通帳１′あるいは新規の通１１
１ｉ１の処理、印字や磁気情報の更新等の処理が行われ
ている途中であれば、−時的に次の流通通帳１′の搬送
を中断して、流通通帳搬送路２２内において先に処理し
ている他通帳の処理終了を待機する。

処理中の他通帳の処理が終了し、スタック１８に排出さ
れると、前記繰り出した流通通帳１′の印字処理を行う
べくフィードローラ３７が回転駆動されプレッシャロー
ラ３８とで流通通帳１′を処理部へと搬送する。

こうして第１の搬送路７から第２の搬送路へと搬送され
た流通通４１！１は、まずページ・行検出部１４に送ら
れ、ここで印字すべきページと行の確認動作を行い、そ
の後印字部１１へと搬送され、図示せぬ上位装置から返
信されてきた未記帳印字データの印字処理が開始される
。

以後の処理は従来の流通通帳１′並びに新規通帳発行処
理動作と同一である。

なお、この流通通帳１゛および新規の通帳１は第３の搬
送路１７を経由してスタッカ１８に排出することなく、
第２の搬送路８を側面方向に延在して開口させた通帳排
出口２７に排出するようにしてもよ（、これによれば処
理速度はさらに短縮されることになる。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、磁気記録情報を保
有し、かつ既に顧客に発行済の流通通帳を一括して複数
冊収納する流通通帳収納部と、未だ顧客に発行する前の
新規通帳を一括して複数冊収納する新通帳収納部とを備
えた通帳処理装置において、前記流通通帳収納部内に、
流通通帳を印字処理ページを開いた状態で水平に重ねて
装填する収納箱と、この収納箱から流通通帳を１冊づつ
繰り出す繰り出し手段と、繰り出した通帳の磁気記録情
報を読み取る磁気読み取り手段と、繰り出した流通通帳
を前記通帳処理部へと搬送する流通通帳搬送路とを備え
て、前記収納箱から繰り出した流通通帳の磁気情報を、
流通通帳収納部内において読み取ることにしたものであ
る。

これによれば、磁気情報の読み取り処理を、通帳処理部
まで搬送する前に実行してしまうので、通帳処理部に搬
送した後で行わなくとも良く、かつ通帳は収納箱内に収
納する時にすでに印字ページを開いた状態としているの
で、磁気読み取り処理、並びに印字ページめくり動作が
不要となる。

従って、従来は先に処理を開始した通帳の処置が終了す
るまでは次の通帳の処理を開始することが出来なかった
が、本願発明によれば前に繰り出された通帳が通帳処理
部にて処理中であっても、これとオーバーラツプして収
納箱からの繰り出し処理、さらに磁気情報の読み取り処
理を流通通帳収納部内にて済ましておくことができるの
で、通帳処理部において実施する処理は、印字開始ペー
ジと行の確認、印字、そして磁気情報の更新記録で良く
、従って、処理時間を短縮することが可能となった。

さらに、この流通通帳収納部は通帳処理装置の前面側の
扉から流通通帳を装填する構造となっているので、つま
り流通通帳収納部自体を通帳処理装置に対して出し入れ
することなく固定していることから、流通通帳の装填ず
れを生しることもなく、また扉には透明な樹脂材からな
る窓を設けているために収納箱内の残量を目視でき、処
理状況を容易に把握できるという長所もある。

しかも、処理終了後の通帳の排出を、通帳処理装置の上
面のスタッカまで搬送することなく、通帳処置部に沿っ
て配置した第２の搬送路を延長させて装置の側面に排出
口を設ければ、搬送時間が短縮され、処理速度をさらに
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例における通帳処理装置の概略構成を示す
側断面図、第２図は第１図に示す通帳処理装置の外観斜
視図、第３図は流通通帳収納部の構造を示す要部斜視図
、第４図は流通通帳収納部の処理動作を示す説明図、第
５図は従来の通帳処理装置の概略側断面図、第６図は通
帳の斜視図である。 １・・・通帳　　　　　　　１′・・・流通通帳３・・
・新通帳収納部　　　　７・・・第１の搬送路８・・・
第２の搬送路　　　１１・・・印字部１２・・・磁気ス
トライプ部Ｒ／Ｗ部 １８・・・スタッカ　　　　　２０・・・流通通帳収納
部２工・・・収納箱　　　　　　２２・・・流通通帳搬
送路２４・・・扉　　　　　　　　２７・・・通帳排出
口３５・・・磁気読み取りヘッド ３９・・・検出センサ 特許出願人　　沖電気工業株式会社 代　　理　　人　　弁理士　金倉喬二 ｂ 通帳の各部を示す外観図 輪　６　国 醜 国 ｅ 第１図の外観斜視図 輸　２　国 ２６・・・千−ノリノク

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気記録情報を保有し、既に顧客に発行済の流通通
   帳を一括して複数冊収納する流通通帳収納部と、未だ顧
   客に発行する前の新規通帳を一括して複数冊収納する新
   通帳収納部とを備え、 前記各収納部から一冊づつ繰り出した通帳を搬送路によ
   り通帳処理部へと搬送して、この処理部にて上位装置か
   ら送られてきたデータの印字処理並びに、通帳に設けら
   れた磁気ストライプ部に磁気記録処理を行った後発行す
   る通帳処理装置において、 前記流通通帳収納部内に、流通通帳を印字処理ページを
   開いた状態で水平に重ねて装填する収納箱と、この収納
   箱から流通通帳を１冊づつ繰り出す繰り出し手段と、繰
   り出した通帳の磁気記録情報を読み取る磁気読み取り手
   段と、繰り出した流通通帳を前記通帳処理部へと搬送す
   る流通通帳搬送路とを備え、 流通通帳収納部の収納箱から繰り出し手段によって繰り
   出した流通通帳を、流通通帳収納部内において磁気スト
   ライプ部の磁気情報の読み取りを実行することを特徴と
   する通帳処理装置。