JPH01175694A - 通帳処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） この発明は、金融機関に設置されるＡＴＭ　（自動預金
支払機）等として好適な通帳処理装置に関する。

（発明の概要） この発明は、通帳処理装置内に取込まれた通帳が正規方
向でないとき、反転機構によりその通帳を左右または上
下に反転させて磁気ストライプを検出して正規方向に揃
えるようにしたものである。

（従来技術とその問題点） 従来の通帳処理装置としてのＡＴＭにおいては、入出金
時に通帳挿入口に通帳を所定の正規方向に向けて挿入し
、その通帳をＡＴＶ本体に取込ませ記帳処理が行なわれ
るようになっている。

挿入された通帳が正規方向になっているか否かは、通帳
の表で表紙または裏表紙の所定位置に設けられた磁気ス
トライプ（以下ｒＭｓＪという）のＭＳリーダにより検
出して行なわれている。

挿入された通帳からＭＳが検知されないときは、その通
帳を通帳挿入口から排出するとともに、ＡＴＭの操作パ
ネルのＣＲＴ画面または音声により、顧客に対し通帳の
方向を正規方向に変更して再挿入するようにとのメツセ
ージがなされる。

一方、通帳処理装置が新通帳を発行する通帳発行機の場
合、係員が通帳発行機本体内の通帳収納箱に通帳を所定
方向に揃えて充填しておき、ここから記帳処理部へ搬送
されて記帳されている。

記帳処理部へ搬送された通帳が正規方向になっているか
否かは、上述のＡＴＭと同様に行なわれている。

しかしその搬送されてきた通帳が正規方向でないときは
、記帳は行なわれず通帳発行機の受は箱に排出されるか
、または係員にその旨を報知しその通帳を正規方向に変
更して再充填するようにとのメツセージがなされていた
。

しかしながら、上記従来の通帳処理装置においては、正
規方向で挿入された通帳、または所定方向に充填された
通帳のみ記帳処理が行なわれ、誤った方向で挿入され、
または充填された通帳は通帳処理装置本体外に排出する
ようになっているため、顧客あるいは係員は細心の注意
を払いながら通帳を挿入しまたは充填しなければならず
使い勝手が悪いものとなっていた。

また、誤った方向で挿入または充填された通帳は、通帳
処理装置本体外に排出されるので、これを再投入または
再充填する手間を必要とするばかりでなく、この間、通
帳処理装置は停止状態となるため、装置稼動率が低下す
るという問題点もあつｌこ。

（発明の目的） この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって
、通帳の挿入方向または充填方向に制限のない通帳処理
装置の提供を目的とする。

（発明の構成と効果） この発明は、上記目的達成のために、通帳挿入口から通
帳処理装置本体内に取込まれた通帳または予め前記通帳
処理装置本体内に収納された通帳の磁気ストライプ位置
により通帳の正規方向を検出して記帳処理を行なう通帳
処理装置において、通帳の所定位置に設けられた磁気ス
トライプを検知する磁気ストライプリーダと、 上記磁気ストライプリーダへ通帳を搬送するための搬送
機構と、 前記磁気ストライプリーダが搬送されてきた通帳の磁気
ストライプを検知できないとき、該通帳を左右または上
下に反転させて正規方向に揃えるための反転機構と、 正規方向の通帳に記帳処理するための記帳処理部とを備
えたこと、 を特徴とするものである。

このような構成によれば、通帳処理装置本体に取込まれ
た通帳は、その通帳のＭＳが検知されないとき、反転機
構によりＭＳが検知される正規方向に揃えられるため、
顧客または係員は、挿入方向または充填方向を無視して
通帳を挿入あるいは充填できる。

したがって、通帳が返却されたり排出されたりすること
がなく、極めて使い勝手の優れた通帳処理装置とするこ
とができ、また通帳返却による装置停止時間がないため
装置稼動率を向上させることができる。

（実施例の説明） 以下、この発明に係る通帳処理装置の一実施例を図面に
基づいて説明する。

第１図は通帳処理装置本体（以下「装置本体」という）
ａの概略構成を示す断面図であって、搬送機構す９反転
機構Ｃ，ＭＳリーダｄおよび記帳処理部ｅから構成され
る。

搬送機構すは、装置本体ａ内に配設されたベルトコンベ
アからなっており、装置本体ａの接客側に設けられた通
帳挿入口１から挿入された通帳、または予め装置本体ａ
内の通帳収納部２に収納された通帳を所定位置へ搬送さ
せ、あるいは記帳処理された通帳をスタッカ３あるいは
通帳受は箱４へ排出させる機能を有している。

反転機構Ｃは、搬送機構すに対応して設けられ、左右反
転部Ｃ１および上下反転部Ｃ２とから構成されている。

左右反転部Ｃ１は、第２図に示されるように搬送機構す
の一部分を形成する通帳受皿２０と、この通帳受皿２０
の裏側に固定され、上下動可能なピストンロッド２１と
、このピストンロッド２１を１８００回転可能なパルス
モータ２２から構成されている。

したがって、ピストンロッド２１を収縮させパルスモー
タ２２を１８００回転させて再びピストンロッド２１を
元の位置まで伸張させると、通帳受皿２０上の通帳の向
きは１８００反転させた状態とすることができる。

上下反転部Ｃ２は、搬送機構すの一部にスイッチバック
搬送路を５２けて構成される。すなわち、通帳の反転動
作は搬送機構すによって搬送されてきた通帳を図示しな
いフラッパによって上下反転部Ｃ２へ導入した後、今度
はこの導入方向と逆方向から搬送機構すに送出すること
により上下反転がなされる。

ＭＳリーダｄは、周知の磁気ヘッド５により磁気情報を
読取るものであって、片寄せ器６により所定位置にセッ
トされた通帳のＭＳを検知することができる。

なお、片寄せ器６は図示しないがストッパとロールから
なっていて、通帳を所定位置に位置決めできるように構
成されている。

記帳処理部ｅは、搬送されてきた通帳に所定事項を記帳
（記入）するものであって、厚み検知器７、プリンタ８
１頁行検出器（ＰＬＦ）９およびページめくり器１０か
ら構成されている。

すなわち、厚み検知器７により通帳の記入面の厚さが検
出され、その厚さに応じてプリンタ８のヘッドが所定位
置に調整されて印字される。この際、通帳の空欄の有無
がＰＬＦ９により監視され、もし空欄がなければページ
めくり器１ｏにより改頁が行なわれる。

第３図は、装置本体ａの動作を制御するための電気的構
成を示すブロック図である。

ＣＰＬ１３０は、システムプログラムが格納されたＰＲ
ＯＭ３１およびワーキングメモリが格納されたＲＡＭ３
２により作動し、これにより装置全体が統括的に制ｗＪ
すれる。

ＰＩＡ３３は装置本体ａ外へ信号を送出したり、外部か
ら信号を入力するために用いられ、またモデム３４は装
置本体ａとセンターとを通信回線を利用して情報の交換
を行なうときに用いられる。

搬送機構すの通帳搬送制御、ＭＳリーダｄの読取り制御
、記帳処理部ｅ等の制御のための駆動制御部３５とはイ
ンターフェースを介してＣＰＵ３０に接続されている。

次いでこの実施例の動作を第４図のフローチャートを参
照しながら説明する。

通帳挿入口１に通帳が挿入されると、その通帳は搬送機
構すによりＭＳリーダｄ側に搬送され、ここで片寄せ器
６により位置決めされてＭＳリーダｄにより通帳のＭＳ
の存在が検知される（ステップ１００．１０２）。

ＭＳの存在が検出されるということは（ステップ１０４
肯定）、その通帳は正規方向で挿入されたものであるこ
とを意味し、この場合は記帳ページに空欄があるか否か
をＰＬＦ８により検出された後、記帳空欄がなければペ
ージめくり器１０によって改頁される（ステップ１０６
〜１１０）。

そして記帳面の印字位置が決められると、その場所へ印
字されるとともに、ＭＳの磁気情報がＭＳリーダｄによ
り読取られ、その内容が記憶されセンターのホストコン
ピュータの内容が更新される。

一連の記帳処理が終了すると、その通帳はスタッカ３へ
返却されて終了する（ステップ１１２〜１１８）。なお
、通帳返却は再び通帳挿入口へ返却するようにしてもよ
い。

一方、装置本体ａ内に取込まれた通帳が正規方向でない
場合、すなわち片寄せ器６にセットされた通帳からＭＳ
の存在が検知できないときは（ステップ１０４否定）、
その通帳は左右反転部Ｃ７により１８０°回転され、片
寄せ器６で位置決めされた後、再びＭＳリーダｄにより
ＭＳ検知が行なわれる（ステップ１２０〜１２４）。

この際、ＭＳが検出されれば（ステップ１２６肯定）、
通帳は正規方向にセットされたことになるので、上記の
ステップ１０６に進んで記帳処理がなされる。

しかし、この際ＭＳが検出されなければ（ステップ１２
６否定）、その通帳は衷返しで挿入されたものであるか
ら、これを反転する必要がある。

そこでその通帳は、上下反転部ｃ２に送られここでスイ
ッチバック方式で上下反転される（ステップ１２６〜１
３０）。

上下反転された通帳は、片寄せ器６で位置決めされた後
、ＭＳの存在が検知され、この際ＭＳの存在が検知され
れば（ステップ１３２．１３４ｉ定）、上記ステップ１
０６に進んで記帳処理がなされる。

しかし、ＭＳの存在が検知されないときは（ステップ１
３４否定）、その通帳はまだ左右逆方向状態にあるので
、上記ステップ１２０〜１２４と同じ動作によりその通
帳は左右反転動作が行なわれる（ステップ１３６〜１４
０）。

そしてＭＳの存在が検知されれば（ステップ１４２肯定
）、上記ステップ１０６に進んで記帳処理が行なわれる
。

しかし、上述のような左右、上下反転動作終了によって
もＭＳの存在が検知できなければ（ステップ１４２否定
）、その通帳は他金融機関のもの等の異常通帳であるの
で、スタッカ３へ放出して返却される（ステップ１４４
）。

なお、上述の実施例では通帳挿入口１から挿入された通
帳の反転動作が示されているが、新通帳発行時あるいは
係員が顧客から収集してきた通帳を一括して処理する場
合、通帳収納部２内に収納しておいた通帳に対しても同
様に行なわれる。

すなわち、通帳収納部２からの通帳を搬送機構すにより
ＭＳリーダ５側に送出し、上記通帳挿入口１からの通帳
と同様に処理される。なお、この場合の記帳済の通帳は
通帳骨は箱４へ放出される。

以上説明したように、この実施例によれば装置本体内に
通帳を左右、上下に反転させる反転機構を設けたので、
どのような方向に挿入され、または収納された通帳でも
正規方向に揃えることができる。

したがって、顧客は通帳の挿入方向を全く気にせずに挿
入して入出金処理ができるので極めて使い勝手のよいＡ
ＴＭとなり、また係員にとっても通帳挿入部へ収納方向
を無視して収納できるので、操作性の優れた通帳発行機
ないし通帳処理機を得ることができる。

さらに通帳の返却による装置停止ＨＥがないので、装置
の稼動効率を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る通帳処理装置の概略構成を示す断
面図、第２図は左右反転部の斜視図、第３図は電気的構
成を示すブロック図および第４図は動作を示すフローヂ
ャートでおる。 ａ・・・通帳処理装置本体 ｂ・・・搬送機構 Ｃ１・・・左右反転部 Ｃ２・・・上下反転部 Ｃ・・・反転機構 ｄ・・・ＭＳリーダ ｅ・・・記帳処理部 １・・・通帳挿入口 ２・・・通帳収納部 特許出願人　　立石電機株式会社 代理人　弁理士　　和　１）成　則 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）通帳挿入口から通帳処理装置本体内に取込まれた
   通帳または予め前記通帳処理装置本体内に収納された通
   帳の磁気ストライプ位置により通帳の正規方向を検出し
   て記帳処理を行なう通帳処理装置において、 通帳の所定位置に設けられた磁気ストライプを検知する
   磁気ストライプリーダと、 上記磁気ストライプリーダへ通帳を搬送するための搬送
   機構と、 前記磁気ストライプリーダが搬送されてきた通帳の磁気
   ストライプを検知できないとき、該通帳を左右または上
   下に反転させて正規方向に揃えるための反転機構と、 正規方向の通帳に記帳処理するための記帳処理部とを備
   えたこと、 を特徴とする通帳処理装置。