JP2003326871A - 冊子取扱装置 - Google Patents
冊子取扱装置Info
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- E04H—BUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
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- E04H12/22—Sockets or holders for poles or posts
- E04H12/2292—Holders used for protection, repair or reinforcement of the post or pole
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- Architecture (AREA)
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- Structural Engineering (AREA)
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
頼性向上を図る。 【解決手段】 冊子取扱装置において、頁めくりローラ
162aおよび162bをテーパ形状とする。頁めくり
ローラ162aおよび162bは、内径を小、外径を大
とし、回転軸30に固定されている。回転時に発生する
めくり力50aおよび50bは、通帳20の開閉方向に
対して側方自由端方向に斜めに傾いており、頁をめくる
方向と、頁の剛性抵抗を回避する側方自由端方向とに働
く。
Description
用される通帳などの、冊子を取り扱う冊子取扱装置に関
し、詳しくは、冊子取扱装置において冊子の頁をめくる
ための機構に関する。
金自動取引装置(以下、ATMという)が使用されてい
る。ATMは、紙幣、通帳、振込用紙などを用いて種々
の取引を実行する。
装置が自動的に頁めくりを行う。頁めくりローラを回転
させ、頁に摩擦力を与えることによって頁めくりを行う
機構が利用されている。頁めくり時には、頁にしわ、ふ
くらみ、折れ等が生じることがあった。また、複数頁が
一度にめくれてしまう重複めくりが発生することもあっ
た。
て、例えば、特開平8−267962号公報記載の技術
が挙げられる。この技術では、通帳搬送路の上下に設け
たローラを、圧接、解放することにより、頁に生じたし
わ、ふくらみを事後的に除去する技術が開示されてい
る。
4号公報記載の技術が挙げられる。この技術では、頁め
くりローラのめくり力方向線が冊子の対角線方向を向く
ように、頁めくりローラを配置することにより、重複め
くりを回避する技術が開示されている。
は、頁めくりを行う過程で、めくり対象頁への「しわ」
「頁の折れ」の発生自体を十分に回避することはできな
かった。
リ、コピーなどで、頁めくりの必要がある書籍などを扱
う際にも共通の課題であった。本発明は、これら種々の
冊子取扱装置において、頁めくりを行う過程で、めくり
対象頁への「しわ」「頁の折れ」の発生を抑制すること
を目的とする。
部を解決可能な、本発明の冊子取扱装置は、冊子を搬送
する搬送機構と、前記冊子の頁をめくる頁めくり機構
と、前記頁めくり機構を駆動する駆動部とを備えてい
る。ここで、前記頁めくり機構は、回転時に前記冊子の
頁をめくる方向にめくり力を加える複数の頁めくりロー
ラを備えており、該頁めくりローラの少なくとも一つ
は、前記冊子の外側側方成分を有するめくり力を付加す
る形状および配置となっている。
る。例えば、搬送精度が比較的高い機構として、一対の
ローラによって冊子を挟み込んで搬送する機構を適用す
ることができる。また、搬送機構には、搬送方向に交差
する方向に冊子がずれることを防止するガイド機構を設
けることが望ましく、このガイド機構は、冊子など、搬
送路上で搬送される種々の媒体に合わせて幅を調節可能
にすることが望ましい。搬送機構は、また、冊子が所定
の位置まで搬送されたことを検出する検出部を備え、所
定の位置で搬送を終了することが好ましい。
く、冊子固定装置を備えることが好ましい。こうするこ
とにより、頁めくり時に冊子にかかる力が、所定の値よ
りも強い場合に、冊子が所定の位置からずれることを防
止することができる。また、頁めくりローラにおいて、
頁めくり時に冊子と接触する摩擦接触部には、高摩擦材
質を使用し、回転軸嵌め込み部分を備える芯金部には、
鉄などの焼結合金を使用することが望ましい。こうする
ことにより、搬送時には冊子に触れるのは芯金部とな
り、障害とならない程度の摩擦にとどめることができ、
頁めくり時には、摩擦接触部が、適切な摩擦力により、
頁めくりを行うことができる。
空部を有することとしてもよい。こうすることにより、
冊子の厚みの変化を弾性変形で吸収でき、様々な厚みの
冊子の頁をめくることが可能となる。
ことができる。駆動部は、搬送機構と同じ動力源を利用
するものとしてもよい。
力の少なくとも一部は、外側方向成分を有するため平行
でなく、かつ、交差しない方向に作用する。外側方向成
分とは、めくり力を、頁をめくる方向のめくり方向成分
と、それに直交する側方成分に分けて考え、側方成分の
うち、めくり力の力点に近い側の側辺方向を向いた成分
をいう。本発明では、この外側側方成分は頁を引き延ば
すように作用する。本発明は、かかる側方成分の作用に
より、頁めくり時に、しわや折れの発生を抑制すること
ができる。
も取引に使用されるものには限定されず、スキャナやフ
ァクシミリ、コピーなど、装置による頁めくり処理が必
要とされる書籍などとすることが可能である。
くり機構は、例えば、前記頁めくりローラの少なくとも
一つを、テーパ形状とすることで構成できる。
側に配置されているものをテーパ形状とする場合には、
その径を右側大、左側小とすることが好ましい。また、
幅方向中心より左側に配置されているものをテーパ形状
とする場合には、その径を左側大、右側小とすることが
好ましい。
記頁めくり機構は、前記頁めくりローラの回転軸の少な
くとも一つが、冊子の搬送方向に対して斜めに交わるも
のとしてもよい。
くり力成分を、冊子開閉方向に対して側方自由端方向成
分と、めくり方向成分とに分散することができ、前述し
た一連の不具合を回避することが可能となる。
り機構は、一対の頁めくりローラを備え、前記一対の頁
めくりローラは、テーパ形状をなし、対称に配置されて
いるものとしてもよい。
記頁めくり機構は、一対の頁めくりローラによって構成
されており、前記一対の頁めくりローラは、回転軸が冊
子の搬送方向に対称に配置されているものとしてもよ
い。
くり力成分を、搬送方向に対して左右対称に力を加える
ことができ、しわの発生等を抑制しつつ、円滑に頁をめ
くることができる。ここで、一対とは、合計2個のロー
ラが対称に配置されている場合のみならず、4個以上の
ローラが対称に配置されていてもよい。また、一対のロ
ーラとは別に、対称軸上に余剰のローラが存在しても構
わない。
て冊子を自動的にめくる冊子取扱装置の制御方法として
構成してもよい。この制御方法は、例えば、上述した冊
子取扱装置において、搬送機構を制御して冊子を頁めく
り用の所定の位置に搬送するステップ、頁めくり機構を
制御して冊子の頁をめくるステップ、搬送機構を制御し
て、冊子を排出するステップを備えることにより構成す
ることができる。
制御を実現するためのコンピュータプログラムおよびこ
れを記録した記憶媒体として構成してもよい。ここで、
記憶媒体としては、フレキシブルディスクやCD−RO
M、DVD、光磁気ディスク、ICカード、ROMカー
トリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷
された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMや
ROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュ
ータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
て、以下の項目に分けて説明する。 A.第1実施例: A1.全体構成: A2.通帳帳票取扱機構: A3.改頁機構: A4.頁めくりローラ構成: A5.摩擦接触部: A6.改頁処理: A7.頁めくりローラ動作図: B.第2実施例: C.変形例:
置の概略構成を示す説明図である。現金自動取引装置
は、銀行などに設置され、カード、通帳、および振込用
紙などの帳票を用いて、ユーザの操作に応じた入出金処
理を行うための装置である。
Mという)には、次のユニットが図示する配置で備えら
れている。カード取扱機構15は、いわゆるキャッシュ
カードなど磁気ストライプカードに記録された情報を読
みとる。カードに記録された情報には、例えば、金融機
関番号、科目、ユーザの口座番号などが含まれる。
示および入出金のための操作入力を行うためのユーザと
のインタフェースである。本実施例では、タッチパネル
を用いるものとしたが、ディスプレイと押しボタンスイ
ッチなどの組み合わせで構成してもよい。
4を通じて行われる。入金時には、ユーザが紙幣入出金
口14に入れた紙幣は、内蔵された紙幣取扱装置10に
よって、鑑別され、金種ごとに分類されて保管される。
出金時には、紙幣取扱装置10は、ユーザの指示した金
額分の紙幣を繰り出し、紙幣入出金口14からユーザに
受け渡す。通帳帳票取扱機構100は、通帳および帳票
からの情報の読み取り、およびこれらへの記入を行う。
ト12によって制御される。制御ユニット12は、内部
にCPU、メモリを備えたマイクロコンピュータとして
構成されている。制御ユニット12は、図中に矢印で示
す通り、各ユニットと情報の授受を行い、ATM全体の
動作を制御する。制御ユニット12は、ホストコンピュ
ータ200と通信回線で接続されている。制御ユニット
12が、取引に関する情報をホストコンピュータ200
に送信することにより、ユーザの口座への入出金などの
処理がホストコンピュータ200側で行われる。
取扱機構100の内部構造を示す説明図である。側方か
ら見た内部構造を模式的に示した。取引時には、通帳は
搬送路101、103に搬送、読み取り、印字などの処
理が施される。処理後は、搬送路103、101に逆方
向で搬送されて排出される。帳票は、搬送路102、1
03に搬送されて、読み取り、印字などの処理が施され
る。処理後は、搬送路103、102に逆方向で搬送さ
れて排出される。
帳票の挿入方向に沿って、「上流側」、「下流側」を定
義する。つまり、搬送路101〜103において、挿入
口側を上流側、改頁機構160が設置されている側を下
流側と称する。また、上流側から下流側への搬送を「順
方向」の搬送、逆に、下流側から上流側への搬送を「逆
方向」の搬送と定義する。
票を搬送するための搬送ローラ104、および通帳およ
び帳票の通過を検出するための透過型センサ105が、
複数設けられている。但し、図の煩雑さを回避するた
め、図中では、代表的な一つについてのみ符号を付し
た。搬送ローラ104は、搬送モータ106によって駆
動される。本実施例では、搬送時の位置制御を精度良く
行うため、搬送モータ106はステッピングモータを用
いるものとしたが、種々のモータを適用可能である。
れている。磁気ヘッド117は、通帳の搬送時に磁気ス
トライプの情報を読み取る。印字ヘッド113は、通帳
および帳票への印字を行う。印字ヘッド113は、印字
時に通帳および帳票に接触するよう上下駆動される。こ
の駆動は、ステッピングモータで構成された駆動モータ
115、および駆動機構114によって実現される。印
字に使用されるインクリボンは、リボン巻き取り機構1
12によって、適宜、巻き取られる。
の行数のカウント、通帳等に印字されているバーコード
の読み取りを行うためのイメージリーダ116が設けら
れている。また、通帳の改頁を行うための改頁機構16
0が設けられている。通帳および帳票は、印字前にイメ
ージリーダ116によってスキャンされ、改頁機構16
0に搬送される。このスキャンによって、印字済みの行
数がカウントされるため、次に印字すべき行を特定する
ことができる。また、改頁の要否も判断される。通帳の
取扱時に改頁が必要と判断された場合には、改頁機構1
60によって適切なページが開かれる。その後、通帳等
は逆方向に搬送されながら、印字ヘッド113によって
印字される。
よびシフトを補正するための姿勢補正機構120が設け
られている。スキューとは搬送方向に対する帳票の傾き
をいう。シフトとは搬送方向に直交する向きへの帳票の
ずれをいう。
スキャンするためのイメージリーダ111が設けられて
いる。スキャンされた画像データは、ホストコンピュー
タ200に送信され、印鑑照合やいわゆるOCR処理が
行われる。イメージリーダ111は、帳票全体をスキャ
ンするものとしてもよいし、帳票のフォームに応じて文
字が記入されている特定の領域のみをスキャンするもの
としてもよい。
ユニット110によって制御される。制御ユニット11
0は、内部にCPU、RAM、ROMを備えるマイクロ
コンピュータとして構成されており、予め用意されたプ
ログラムに従って、各部位を制御する。但し、図の煩雑
化を回避するため、図中では、制御ユニット110と各
部位との結線の図示は省略した。
内部構造を示す説明図である。側方から見た内部構造を
模式的に示した。改頁機構160は、頁めくりローラ1
61と、搬送ローラ165a、165bとを備えてい
る。
2と、芯金部163と、回転軸嵌込部164から成る。
頁めくりローラ161は、図示しないモータによって矢
印方向に回転駆動される。この回転時に、摩擦接触部1
62は、めくり対象頁と接触し、摩擦力を加えて頁をめ
くりあげる。摩擦接触部162は、ゴムなどの高摩擦材
質で形成することが好ましい。回転軸嵌め込み部164
は、芯金部163の一部であり、回転軸を嵌め込むこと
により、芯金部163と回転軸を固定する。また、芯金
部163と、摩擦接触部162は所定の手法により接合
されている。所定の手法とは、例えば、ゴムライニング
とすることができる。
下流側へ、もしくは、下流側から上流側へ搬送する。搬
送ローラ165には、更に、所定の位置に搬送された通
帳が、めくり時にずれることを防止するために、通帳吸
入後に押圧力を強めて通帳を固定し、通帳排出時に解放
するための機構が設けられている。
りローラ161の配置および形状を示す説明図である。
図3において、通帳が改頁機構160に吸入された場合
の、A方向(上方)から見た構成である。説明の便宜
上、ここでは、頁めくりローラ161は、摩擦接触部1
62の形状のみを示した。
通帳20の幅方向中心に対称に配置されている。各ロー
ラは、同一の回転軸30を中心として回転する。摩擦接
触部162aおよび162bは、搬送方向に対して平行
に配置されている。
を大径とするテーパ形状をなしている。頁めくり時に
は、摩擦接触部162aと、めくり対象頁22との間
に、めくり力50aが発生する。めくり力50aは、通
帳20の搬送方向に対して、斜め外側を向いており、通
帳20の頁をめくる方向に作用するめくり方向成分50
a1と、それに直交する側方成分50a2とを生じさせ
る。
ており、頁めくり力50bを生じさせる。なお、本実施
例においては、摩擦接触部162bのテーパ比と、摩擦
接触部162aのテーパ比は、ほぼ同じとする。本実施
例においては、一対の頁めくりローラは対称に配置され
ており、また、テーパ形状が摩擦接触部162aとほぼ
同じとしたため、めくり力50a、50bの大きさはほ
ぼ等しい。
の摩擦接触部を示す斜視図である。頁めくり途中の様子
を示している。
ことにより、摩擦接触部162aおよび162bは、そ
れぞれ、めくり力50aおよび50bを発生する。めく
り力50aおよび50bはめくり対象頁22をめくり上
げる。この際、側方成分は冊子の外側を向き、頁を両端
に引っ張るように作用する。これにより、めくり対象頁
22の中心附近に集中する剛性抵抗は、両側自由端方向
へ解放される。
チャートである。イメージリーダ116によって、改ペ
ージが必要と判断された場合に、制御ユニット110が
実行する処理である。
は、搬送ローラ104、165を駆動し、頁めくり用の
所定の位置まで通帳を搬送する(ステップS10)。制
御ユニット110は、通帳が所定の位置に搬送されたこ
とをセンサにより検出し(ステップS11)、搬送ロー
ラ165を制御して押圧力を強め、通帳を固定する(ス
テップS12)。
ーラ161を駆動するためのモータを制御し、頁めくり
ローラを回転させる(ステップS13)。頁めくりロー
ラ161が回転する過程で、めくり対象頁22は、頁め
くりローラ161の上にめくり上げられる(ステップS
14)。
している搬送ローラ165を制御して、通帳の固定を解
放し(ステップS15)、通帳を逆方向に搬送する。こ
の搬送により、めくり対象頁22は、頁めくりローラ1
61に押されて、改頁が行われる。(ステップS1
6)。
時における、頁めくりローラの様子を示す説明図であ
る。側方から見た動作を4段階に分けて模式的に示し
た。この処理は、図6におけるステップS10〜S16
までの処理である。頁めくりローラ161の動作の説明
を明瞭にするために、搬送ローラ165は図示しないこ
ととした。
き(順方向)に搬送され固定される。頁めくりを行う前
の頁めくりローラ161、通帳20の状態を示した。こ
のとき、頁めくりローラ161の芯金部163がめくり
対象頁22に接触している(ステップS10〜S1
2)。
0が、頁めくりローラ161を駆動するモータを制御し
て回転させ、摩擦接触部162がめくり対象頁22に接
触した状態を図示した(ステップS13)。
61により、めくり対象頁22がめくり上げられる状態
を示した。図5に示した状態である。
回転を続け、回転前の配置に戻る過程で、めくり対象頁
22が、頁めくりローラ161の上に跳ね上げられる状
態を示した(ステップS14)。頁めくり処理が終了す
ると、制御ユニット110は、搬送ローラを制御して、
矢印Dの向き(逆方向)に通帳を搬送する。めくり対象
頁22は、通帳20が改頁機構160から排出される過
程で、頁めくりローラ161に押され、改頁が終了す
る。(ステップS15〜S16)
めくりローラの形状および配置にすることにより、頁め
くり時のしわや折れの発生を抑制することができる。
れたことを、センサにより検出することとしたが、例え
ば、通帳のサイズと搬送速度から算出するなどとしても
よい。また、例えば、通帳を固定するために、所定の位
置の前後左右にストッパを設けることとしてもよいし、
通帳の上下から挟み込んで固定する固定部を設けること
としてもよい。
に回転軸嵌込部を配置することとしたが、例えば、摩擦
接触部と芯金部との接合部分に配置することとしてもよ
い。この場合は、回転軸の上下動を可能にしておくこと
が望ましい。
に側方成分を生じさせる例を示した。側方成分は、ロー
ラの回転軸に角度を持たせることによって生じさせるこ
とも可能である。
の構成を示す説明図である。図3において、改頁機構1
60を矢印Aの方向(上部)から見た図である。説明の
便宜上、摩擦接触部300a、300b、回転軸301
a、301b以外の構成は省略した。
301aおよび301bが交差するよう配置されてい
る。摩擦接触部300aおよび300bは、一様な径を
有する円筒形状をなしている。回転軸301b、摩擦接
触部300bは、回転軸301a、摩擦接触部300a
と、通帳の幅方向中心に対して対称に配置されている。
1aおよび301bに直交する方向にめくり力310a
および310bが発生する。めくり力310aは、第1
実施例と同様、めくり力方向成分310a1と、測方成
分310a2とに分けられる。めくり力310bも同様
である。
り、第1実施例と同等の効果を得ることができ、頁めく
り時に発生する「しわ」、「折れ」等と、それに伴う
「めくり失敗」といった一連の不具合を回避することが
可能となる。
実施例では、頁めくりローラを通帳の幅方向中心に対し
て対称の形状および配置としたが、例えば、ローラの
径、回転速度などに差異を持たせてもよい。こうするこ
とにより、めくり力の方向および大きさを調節すること
ができ、紙の剛性が偏った冊子の改頁処理にも対応可能
となる。
は、一対の頁めくりローラにより、頁めくりを行うこと
としたが、複数の頁めくりローラを組み合わせて使用す
ることとしてもよい。例えば、図9(a)のように、円
筒形状をした頁めくりローラ401の両側にテーパ形状
をしたテーパローラ400aおよび400bを配置する
こととしてもよい。この場合、めくり力410aおよび
410bは、搬送方向に対して、外向き斜め方向、すな
わち、頁の剛性抵抗を回避する方向と、搬送方向とに発
生し、めくり力411は搬送方向へ発生する。
い。一対の頁めくりローラのテーパ比を異なるものにし
たり、形状を異なるものにすることとしてもよい。例え
ば、図9(b)に示すように、一方の頁めくりローラ5
00を、円筒形状をした頁めくりローラとし、一方をテ
ーパ形状のテーパローラ501とすることとしてもよ
い。この場合、めくり力510は搬送方向へ発生し、め
くり力511は、搬送方向に対して外向き斜め方向、す
なわち、頁の剛性抵抗を回避する方向と、搬送方向に発
生する。こうすることにより、第1実施例および第2実
施例と同等の効果を得ることができる。
なくとも一つの回転軸を別個に設けることとしてもよ
い。こうすることにより、ローラごとに回転速度、めく
り力の方向などを制御することができる。
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフト
ウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものと
してもよい。実施例では、ATMに組み込まれた通帳取
扱機構としての態様を例示したが、本発明は、通帳プリ
ンタ単体として構成することも可能である。実施例で
は、通帳の改頁機構を例示したが、本発明は、通帳に限
らず雑誌、書籍その他の冊子の取扱機構一般に適用可能
である。また、必ずしも自動取引装置に限定されず、ス
キャナやファクシミリなどの自動改頁を必要とする装置
に適用してもよい。
および形状を制御し、頁の剛性抵抗等を抑制することに
より、頁めくり時に発生するしわ、ふくらみ、折れ等の
問題を回避するとともに、これらの問題から連鎖的に発
生する重複およびめくり失敗を回避することが可能とな
る。
示す説明図である。
図である。
る。
説明図である。
す説明図である。
明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 冊子の頁をめくる冊子取扱装置であっ
て、 冊子を搬送する搬送機構と、 前記冊子の頁をめくる頁めくり機構と、 前記頁めくり機構を駆動する駆動部とを備え、 前記頁めくり機構は、回転時に前記冊子の頁をめくる方
向にめくり力を加える複数の頁めくりローラを備え、 該頁めくりローラの少なくとも一つは、前記冊子の外側
側方成分を有するめくり力を付加する形状および配置と
なっている冊子取扱装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の冊子取扱装置であって、 前記頁めくりローラの少なくとも一つが、テーパ形状で
ある冊子取扱装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の冊子取扱装置であって、 前記頁めくり機構は、一対の頁めくりローラを備え、 前記一対の頁めくりローラは、テーパ形状をなし、対称
に配置されている冊子取扱装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の冊子取扱装置であって、
前記頁めくり機構は、前記頁めくりローラの回転軸の少
なくとも一つが、冊子の搬送方向に対して斜めに交わる
冊子取扱装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の冊子取扱装置であって、 前記頁めくり機構は、一対の頁めくりローラによって構
成されており、 前記一対の頁めくりローラは、回転軸が冊子の搬送方向
に対称に配置されている冊子取扱装置。
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