JP2004050629A - 通帳取扱装置およびページめくり方法 - Google Patents

通帳取扱装置およびページめくり方法 Download PDF

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殿岡 直哉
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Abstract

【目的】通帳取扱装置において、オートターンページ機構が行うページめくり動作は毎回同じであるため、一度ページめくりに失敗した場合、リトライを行っても成功する確率は低く、所定のリトライ回数を超えると、処理を中断し、通帳を返却せざるを得ないという問題があった。
【構成】めくりローラと共に回転するスリットディスクを設け、該スリットディスクのスリット部に対向するようにスリットセンサを配置し、めくり動作時のスリットディスクの回動におけるスリットセンサのON時間を計測するようにしたことを特徴とする。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行等の金融機関に設置され、顧客やオペレータ等の操作によって入出金取引を行う自動取引装置や通帳記帳機等に備えられている通帳取扱装置およびそれによるページめくり方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通帳取扱装置は、挿入された通帳を吸入し、取引金額等の取引データの印字を行い、排出する機能を有するが、あるページに取引データを印字している途中に印字する行がなくなると、ページめくりを行って、新しいページに続けて取引データを印字するようになっている。
【0003】
この処理を実現するために、ページめくりを行う機構としてオートターンページ機構とよばれる機構が搭載されている。
このオートターンページ機構は、ローラをページめくりすべきページに押しつけ、このローラを回転させることでページをはね上げ、通帳の搬送動作によってページをめくる機構である。
【0004】
以下に上記通帳取扱装置とオートターンページ機構について図面を用いて説明する。
図1は通帳取扱装置の説明図である。
図において、1は通帳である。
2は挿入口、3は搬送路であり、フィードモータ4および図示しないギヤ等からなる駆動動力伝達部によって回転するローラ群5からなる。
【0005】
6は磁気ストライプリード/ライト部、7はページ/行読み取り部、8は印字部、9はオートターンページ部である。
このような構成によると、通帳1は挿入口2から挿入され、搬送路3内を搬送して磁気ストライプリード/ライト部6によって磁気ストライプのデータが読み出され、ページ/行読み取り部7によってページマークおよび印字済行が読み取られる。
【0006】
つぎに、印字部8により印字データが印字され、印字行がなくなると、オートターンページ部9により自動的に改ページされ、さらに印字が行われた後、再び磁気ストライプリード/ライト部6により磁気ストライプに更新されたデータが書き込まれて通帳1が挿入口2から返却される。
なお、通帳取り忘れの際は、後部にある取り込み部10に取り込まれる。
【0007】
このような一連の処理は、図示しない制御部によてコントロールされ、また、センタのコンピュータとのデータのやり取りを行うことによって取引が成立している。
図2はオートターンページ部9のオートターンページ機構の側面図、図3は正面図である。
【0008】
図において、11は下面搬送ガイドであり、回転支点12を中心に、時計回り、反時計回りにそれぞれ30度程度回転可能に図示しない装置本体に取り付けられており、図示しないパルスモータにより回転し、任意の角度で停止することができる。また、その通帳搬送方向の長さは、通帳を閉じた時の搬送方向の長さの2/3程度となっている。
【0009】
13はアームであり、上記下面搬送ガイド11と一定角度、通常は90度を保つようにして図示しない装置本体に取り付けられており、ページめくり時のはね上げたページをガイドする役目をもつ。
14はめくりローラであり、シャフト15を介してアーム13に360度回転可能に取り付けられており、図示しないDCモータおよびギヤからなる駆動動力伝達部により回転する。
【0010】
このめくりローラ14は、大略扇型のローラであり、図4に示す如く、ページめくりおよびはね上げを行う突出部16をもつ高摩擦部17と、シャフト15に固定するための低摩擦部材からなるボス部18により構成される。
19はスリットディスクであり、図5に示す如く、上記シャフト15に取り付けられ、上記めくりローラ14と共に回転する。
【0011】
その形状は、所定の長さの径の大きい円弧部20と径の小さい円弧部21とによって、径の大きい円弧部20の両端にエッジ部22、23を形成し、さらに、径の大きい円弧部20にはスリット24が形成してある。
25はスリットセンサである。上記スリットディスク19が回転することにより出力が変化する光透過型のセンサであり、光軸が遮られた状態をON、光軸が通った状態をOFFとする。
【0012】
26はアッパフレームであり、その両側に発光センサ27および受光センサ28が固定されており、通帳のページがはね上げられて光軸が遮られると、受光センサ28の出力がOFFからONに変化してページが所定位置まではね上げられたことを検知する。
そこで、上記下面搬送ガイド11が水平であるとき、めくりローラ14の突出部16がほぼ真上にある状態をめくりローラ14のホームポジションとし、シャフト15が回転してめくりローラ14およびスリットディスク19が回転すると、スリットセンサ25の出力から突出部16の位置を管理することができるようになっている。
【0013】
以下に上記構成によるページめくりの作用を説明する。
ここでは通帳の挿入方向について説明する。閉じた通帳をページめくり位置にセットする場合は、綴じ部が挿入方向先端にくるようにセットする。また、開いた通帳をセットする場合は、表紙側が挿入方向先端にくるようにセットする。以下の動作の説明は、開いた通帳の場合を例に説明する。
【0014】
図14はフローチャート、図15〜図20は動作の説明図である。
Sa1.図示しない制御部は、通帳に印字するにあたり、あるいは、印字を行っているときに、ページ/行読み取り部7から出力を受けて読み取り結果等から、ページめくりが必要であると判断すると、フィードモータ4の駆動によってローラ群5を回転させて搬送路3を駆動し、図15に示す如く、通帳1をめくりローラ14の下の位置にくるように搬送する。
【0015】
上述した如く、通帳の挿入方向は表紙側が挿入方向先端にくるようになっているので、ぺージめくりが必要であると判断された場合、そのページは綴じ部1aより後ろのページとなる。よって、通帳1は、綴じ部1aがめくりローラ14を通過してから所定量搬送された位置で停止させることになる。
Sa2.この位置で、通帳1を停止した状態にして図16に示す如く、下面搬送ガイド11をθ度時計回りに回転させると、下面搬送ガイド11により通帳1が持ち上げられ、また、めくりローラ14の位置が下がり、通帳1がめくりローラ14に押し付けられる。
【0016】
Sa3.ここで、めくりローラ14を図17に示す如く、A方向に1回転させると、図18に示す如く、めくるべきページがはね上げられる。この工程を、図3に示す如く、めくりローラ14と同時に回転するスリットディスク19をスリットセンサ25によって監視しており、突出部16が所定の位置まで回転したことを検知してめくりローラ14を停止させる。
【0017】
Sa4.図19に示す如く、はね上げ後、下面搬送ガイド11をθ度反時計回りに回転させる。
Sb5.図19に示す如く、はね上げられたページが発光センサ27および受光センサ28の光軸を遮り、ページがはね上げられたか否かを検知する。   Sa6.Sa5でページのはね上げが検知されると、図20に示す如く、搬送路3を駆動して通帳を搬送してページめくりが完了する。
【0018】
Sa7.Sa5でページのはね上げが検知されないと、再びSa3以降の工程を所定回数繰り返し、それでもページのはね上げが検知されなければ搬送路3を駆動して通帳を返却してエラーとする。また、ページのはね上げが検知されると、搬送路3を駆動して通帳を搬送してページめくりが完了する。
なお、閉じた通帳1の表紙をめくる場合も、基本的な動作は同じである。また、前のページに戻す逆めくり動作も前後方向の動作を反対に行えばよい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の技術によると、ページめくりを行う通帳の紙質や保管状態等の通帳側の要因と、めくりローラの汚れや磨耗等のローラ側の要因によって、めくりローラとめくるべきページとの摩擦状態は変化し、また、めくるべきページ自体の紙のこしの強さおよびページめくりを行う部分の厚さの違いにより、通帳へのめくりローラの押し付け力も変化するのに対し、オートターンページ機構が行うページめくり動作は毎回同じであるため、一度ページめくりに失敗した場合、リトライを行っても成功する確率は低く、所定のリトライ回数を超えると、処理を中断し、通帳を返却せざるを得ないという問題があった。
【0020】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、めくりローラと共に回転するスリットディスクを設け、該スリットディスクのスリット部に対向するようにスリットセンサを配置し、めくり動作時のスリットディスクの回動におけるスリットセンサのON時間を計測するようにしたことを特徴とする。
【0021】
また、リトライ時に、めくり動作時のスリットディスクの回動におけるスリットセンサのON時間を計測し、ON時間がスライス時間以下の場合には、めくりローラとめくるべきページとの摩擦力が小さかったためと判断してリトライ動作時に下面搬送ガイドの回動角度を増やすことによってめくりローラとめくるべきページとの摩擦力を大きくしてリトライし、ON時間がスライス時間以上の場合には、めくるべきページと次のページとの紙同志の摩擦力が大きいためかもしくは紙のこしが強いためと判断してリトライ動作時にめくりローラと下面搬送ガイドとで通帳を挟んで下面搬送ガイド通帳を押し付けた状態で通帳を移動させるこによりしごくようにして捌き/カール癖をつけることによって紙同志の摩擦力を低減させると共に紙を曲げ易くしてリトライすることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態例を図面を用いて説明する。
通帳取扱装置およびその中のオートターンページ機構等については、上記で説明した構成と同様であり、図1は通帳取扱装置の説明図である。
図において、1は通帳である。
【0023】
2は挿入口、3は搬送路であり、フィードモータ4および図示しないギヤ等からなる駆動動力伝達部によって回転するローラ群5からなる。
6は磁気ストライプリード/ライト部、7はページ/行読み取り部、8は印字部、9はオートターンページ部である。
このような構成によると、通帳1は挿入口2から挿入され、搬送路3内を搬送して磁気ストライプリード/ライト部6によって磁気ストライプのデータが読み出され、ページ/行読み取り部7によってページマークおよび印字済行が読み取られる。
【0024】
つぎに、印字部8により印字データが印字され、印字行がなくなると、オートターンページ部9により自動的に改ページされ、さらに印字が行われた後、再び磁気ストライプリード/ライト部6により磁気ストライプに更新されたデータが書き込まれて通帳1が挿入口2から返却される。
なお、通帳取り忘れの際は、後部にある取り込み部10に取り込まれる。
【0025】
このような一連の処理は、図示しない制御部によてコントロールされ、また、センタのコンピュータとのデータのやり取りを行うことによって取引が成立している。
図2はオートターンページ部9のオートターンページ機構の側面図、図3は正面図である。
【0026】
図において、11は下面搬送ガイドであり、回転支点12を中心に、時計回り、反時計回りにそれぞれ30度程度回転可能に図示しない装置本体に取り付けられており、図示しないパルスモータにより、任意の角度で停止することができる。また、その通帳搬送方向の長さは、通帳を閉じた時の搬送方向の長さの2/3程度となっている。
【0027】
13はアームであり、上記下面搬送ガイド11と一定角度、通常は90度を保つように図示しない装置本体に取り付けられており、ページめくり時のはね上げたページをガイドする役目をもつ。
14はめくりローラであり、シャフト15を介してアーム13に360度回転可能に取り付けられており、図示しないDCモータおよびギヤからなる駆動動力伝達部により回転する。
【0028】
このめくりローラ14は、大略扇型のローラであり、図4に示す如く、ページめくりおよびはね上げを行う突出部16をもつ高摩擦部17と、シャフト15に固定するための低摩擦部材からなるボス部18により構成される。
19はスリットディスクであり、図5に示す如く、上記シャフト15に取り付けられ、上記めくりローラ14と共に回転する。
【0029】
その形状は、所定の長さの径の大きい円弧部20と径の小さい円弧部21とによって、径の大きい円弧部20の両端にエッジ部22、23を形成し、さらに、径の大きい円弧部20にはスリット24が形成してある。
25はスリットセンサである。上記スリットディスク19が回転することにより出力が変化する光透過型のセンサであり、光軸が遮られた状態をON、光軸が通った状態をOFFとする。
【0030】
26はアッパフレームであり、その両側に発光センサ27および受光センサ28が固定されており、通帳1のページがはね上げられて光軸が遮られると、受光センサ28の出力がOFFからONに変化してページが所定位置まではね上げられたことを検知する。
そこで、上記下面搬送ガイド11が水平であるとき、めくりローラ14の突出部16がほぼ真上にある状態をめくりローラ14のホームポジションとし、シャフト15が回転してめくりローラ14およびスリットディスク19が回転すると、スリットセンサ25の出力から突出部16の位置を管理することができる。
【0031】
以下にページめくり動作について、開いた通帳の場合を例に図1〜図4を用いて説明する。図6はフローチャート、図7はページめくり動作時のスリットセンサ出力の説明図、図8および図9は動作の説明図である。
S1.通帳1をめくりローラ14の下の位置にくるように搬送する。
上述した如く、通帳の挿入方向は表紙側が挿入方向先端にくるようになっているので、ぺージめくりが必要であると判断された場合、そのページは綴じ部1aより後ろのページとなる。よって、通帳1は、綴じ部1aがめくりローラ14を通過してから所定量搬送された位置で停止させることになる。
【0032】
S2.この位置で、通帳1を停止した状態にして上記と同様に下面搬送ガイド11をθ度時計回りに回転させると、下面搬送ガイド11により通帳1が持ち上げられ、また、めくりローラ14の位置が下がり、通帳1がめくりローラ14に押し付けられる。
S3.ここで、めくりローラ14を上記と同様に、A方向に1回転させると、めくるべきページがはね上げられる。この工程を、めくりローラ14と同時に回転するスリットディスク19をスリットセンサ25によって監視しており、突出部16が所定の位置まで回転したことを検知してめくりローラ14を停止させる。
【0033】
S4.なお、このA方向に1回転させる際に、スリットセンサ25の出力から、突出部16が所定の位置まで回転するまでに、スリットセンサ25がONしていた時間Tを計測する。
S5.はね上げ後、下面搬送ガイド11をθ度反時計回りに回転させる。
S6.はね上げられたページが発光センサ27および受光センサ28の光軸を遮り、ページがはね上げられたか否かを検知する。
【0034】
S7.S6でページのはね上げが検知されると、搬送路3を駆動して通帳を搬送してページめくりが完了する。
S8.S6でページのはね上げが検知されないと、つまりページめくりが失敗した場合、下面搬送ガイド11をθ度反時計回りに回転させても、発光センサ27および受光センサ28の光軸を遮るものはない。そこで、再びS3以降の工程を所定回数繰り返す動作に入るが、スリットセンサ25がONしていた時間Tと、予め設定されたスライス時間Tsとを比較し、その結果によってリトライ動作の内容を変える。
【0035】
まず、スリットセンサ25のON時間Tがスライス時間Ts以下の場合。
S9.めくりローラ14の回転に対する負荷が小さいことが想定されるため、ページめくりの失敗した原因がめくりローラ14とめくるべきページとの摩擦力が小さかったためと判断される。そこで、リトライ時は、図9に示す如く、下面搬送ガイド11をθ+α度反時計回りに回転させることで、下面搬送ガイド11による通帳1の持ち上げ量と、めくりローラ14の位置の下がり量を増やし、通帳1のめくりローラ14への押し付け力を増加させ、めくりローラ14とめくるべきページとの摩擦力を増加させることができる。以下のリトライ時にもスリットセンサ25がONしていた時間Tを計測しておき、失敗時はαの値を増やして再リトライを行う。
【0036】
S10.S9でページのはね上げが検知されないと、再びS3以降の工程を所定回数繰り返し、それでもページのはね上げが検知されなければ搬送路3を駆動して通帳1を返却してエラーとする。
S11.S9でページのはね上げが検知されないと、再びS3以降の工程を繰り返し、ページのはね上げが検知されると、搬送路3を駆動して通帳を搬送してページめくりが完了する。
【0037】
つぎに、スリットセンサ25のON時間Tがスライス時間Tsより長い場合。
めくりローラ14の回転に対する負荷が大きいことが想定されるため、ページめくりを失敗した原因は、めくるべきページと次のページとの紙同志の摩擦力が大きいためかもしくは紙のこしが強いためであると断定される。そこで、リトライ時は、ページめくり動作を行う前に、つぎの動作を行う。
【0038】
S12.フィードモータ4によりローラ群5を回転させて図10に示す如く、通帳1をめくりローラ14の下の所定の位置にくるように搬送する。
S13.この位置で、通帳1を停止した状態にし、図10に示す如く、めくりローラ14の突出部16が通帳1のめくるべきページに接触する直前の位置になるようにめくりローラ14を回転させる。
【0039】
S14.その後、図11に示す如く、下面搬送ガイド11をθ度時計回りに回転させた位置で停止させ、通帳1のめくるべきページの端部がめくりローラ14の突出部16に接触し(必ずしも突出部16に触れなくてもよい。)、下面搬送ガイド11の端部が通帳1を下方から押し上げる状態にして、めくりローラ14と下面搬送ガイド11の端部とで通帳を反らして挟むようにする。
【0040】
S15.上記の挟んだ状態のままフィードモータ4によりローラ群5を回転させて図12に示す如く、通帳1が下面搬送ガイド11から抜けるまで搬送する。
S16.この動作を行うことによって図13に示す如く、通帳1を捌いて紙同志の摩擦力を低減させると共に表紙もしくは裏表紙の表側と反対方向に反らしたカール癖を付けることで次のページめくり動作を行い易くする。この状態にして、下面搬送ガイド11をθ度反時計回りに回転させてS1に戻す。
【0041】
この動作を所定回数リトライしても ページのはね上げが検知されななければS10で搬送路3を駆動して通帳を返却してエラーとする。
なお、これらのリトライ動作は、閉じた通帳の表紙をめくる場合も同様の動作で同じ効果が得られる。また、逆めくりの場合にも前後方向の動作を反対に行えばよい。
【0042】
以上によると、めくり動作時のスリットディスクの回動におけるスリットセンサのON時間を計測し、ON時間がスライス時間以下の場合には、めくりローラとめくるべきページとの摩擦力が小さかったためと判断してリトライ動作時に下面搬送ガイドの回動角度を増やすことによってめくりローラとめくるべきページとの摩擦力を大きくし、また、ON時間がスライス時間以上の場合には、めくるべきページと次のページとの紙同志の摩擦力が大きいためかもしくは紙のこしが強いためと判断してリトライ動作時にめくりローラと下面搬送ガイドとで通帳を挟んで下面搬送ガイド通帳を押し付けた状態で通帳を移動させるこによりしごくようにして捌き/カール癖をつけることによって紙同志の摩擦力を低減させると共に紙を曲げ易くすることにより、通帳のページに合わせた状態でめくり動作を行うことができることになり、リトライ時にめくりミスを防ぐとができることになる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳細に説明した本発明によると、めくりローラと共に回転するスリットディスクを設け、めくり動作時のスリットディスクの回動におけるスリットセンサのON時間を計測し、その時間とスライス時間との差によって紙同志の摩擦力を判断し、めくりローラに対する下面搬送ガイドの状態を変化させることによってページめくりミスを低減させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】通帳取扱装置の説明図
【図2】オートターンページ機構の側面図
【図3】オートターンページ機構の正面図
【図4】めくりローラの説明図
【図5】スリットディスクの説明図
【図6】実施の形態例の動作を示すフローチャート
【図7】スリットセンサ出力の一例を示す説明図
【図8】オートターンページ機構の動作の説明図
【図9】オートターンページ機構の動作の説明図
【図10】オートターンページ機構の動作の説明図
【図11】オートターンページ機構の動作の説明図
【図12】オートターンページ機構の動作の説明図
【図13】オートターンページ機構の動作の説明図
【図14】従来例の動作を示すフローチャート
【図15】オートターンページ機構の動作の説明図
【図16】オートターンページ機構の動作の説明図
【図17】オートターンページ機構の動作の説明図
【図18】オートターンページ機構の動作の説明図
【図19】オートターンページ機構の動作の説明図
【図20】オートターンページ機構の動作の説明図
【符号の説明】
1 通帳
2 挿入口
3 搬送路
4 フィードモータ
5 ローラ群
6 磁気ストライプリード/ライト部
7 ページ/行読み取り部
8 印字部
9 オートターンページ部
10 取り込み部
11 下面搬送ガイド
12 回転支点
13 アーム
14 めくりローラ
15 シャフト
16 突出部
17 高摩擦部
18 ボス部
19 スリットディスク
20 円弧部
21 円弧部
22、23 エッジ部
24 スリット
25 スリットセンサ
26 アッパフレーム
27 発光センサ
28 受光センサ

Claims (2)

  1. 下面搬送ガイドと共に回動するように一端を装置本体に回動可能に取り付け、その他端にめくりローラを回動可能に取り付けたアームよりなるオートターンページ機構を有する通帳取扱装置において、
    めくりローラと共に回転するスリットディスクを設け、該スリットディスクのスリット部に対向するようにスリットセンサを配置し、めくり動作時のスリットディスクの回動におけるスリットセンサのON時間を計測するようにしたことを特徴とする通帳取扱装置。
  2. めくり動作時のスリットディスクの回動におけるスリットセンサのON時間を計測し、ON時間がスライス時間以下の場合には、めくりローラとめくるべきページとの摩擦力が小さかったためと判断してリトライ動作時に下面搬送ガイドの回動角度を増やすことによってめくりローラとめくるべきページとの摩擦力を大きくしてリトライし、
    ON時間がスライス時間以上の場合には、めくるべきページと次のページとの紙同志の摩擦力が大きいためかもしくは紙のこしが強いためと判断してリトライ動作時にめくりローラと下面搬送ガイドとで通帳を挟んで下面搬送ガイド通帳を押し付けた状態で通帳を移動させることによりしごくようにして捌き/カール癖をつけることによって紙同志の摩擦力を低減させると共に紙を曲げ易くしてリトライすることを特徴とするページめくり方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216649A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Oki Electric Ind Co Ltd 自動改頁機構
JP2007331327A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Oki Electric Ind Co Ltd 頁捲り装置
JP7374073B2 (ja) 2020-12-18 2023-11-06 富士通フロンテック株式会社 冊子類搬送装置、冊子類搬送方法及び冊子類搬送プログラム

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