JP2007331327A - 頁捲り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】とくに剛性の高い冊子状媒体においても、頁の捲り不良の発生を防止するとともに、多重捲りの発生を防止する頁捲り装置を提供する。
【解決手段】本発明は通帳の頁捲り動作を行う前に頁の膨らまし動作を行う。頁の膨らまし動作を行う場合、通帳Pを第1の所定位置に搬送し、この位置で捲りローラを回転させて通帳Pの頁が膨らんだ状態になるまで捲り上げ、その後捲りローラを逆回転させて膨らんだ頁を元に戻す。その後通帳Pを第2の所定位置まで搬送し、ここで捲りローラを回転して通帳Pの頁を捲り上げる制御を行う。第1の所定位置は第2の所定位置に対して頁が捲れ易い位置である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通帳などの冊子状媒体の頁捲りを行う頁捲り装置に関し、特に二重捲りの防止を図った頁捲り装置に関する。
従来、通帳等の冊子状媒体の頁捲りを行う頁捲り装置においては、通常、次のように頁捲りが行われる。即ち、冊子状媒体を頁捲り位置に搬送させた後、冊子状媒体を、捲り側が持ち上がるように反らせ、捲りローラに媒体を圧接させる。媒体を反らせる方法としては、押圧部材を捲りローラの反対側から媒体に押し付けて媒体を湾曲させる方法が一般的である。この状態で捲りローラを回転することにより、捲りローラに接触する頁を捲り上げ、頁が捲りローラの上に跳ね上げられると、媒体を、跳ね上げられた頁が開く方向に搬送し、頁を水平状態にする。このように捲り動作を行うが、このような捲り動作を行う装置が、例えば、特開2003−39855号公報に開示されている。
上記文献に開示される頁捲り装置には、頁捲り位置に捲りローラが回転可能に設けられるとともに、捲りローラに対向する冊子押圧面を有する冊子押圧部材としての遥動ガイドが設けられ、捲りローラは遥動ガイドに保持される。遥動ガイドが回動することにより、冊子状媒体を反らせるとともに、傾斜状態となった捲りローラに冊子状媒体を圧接させる。
特開2003−39855号公報
しかしながら上記従来の頁捲り装置においては、頁捲りを行う場合に、冊子押圧部材を垂直方向に対して傾斜させる角度が大きいほど捲りローラが冊子状媒体に圧接する圧接力が大きくなり、頁の捲り力を大きくすることができるので、捲りローラの頁に対する滑りによる捲り不良の発生を防止することができる。しかしながらその反面、圧接力を大きくしすぎると、捲るべき頁に隣接する頁も一緒に捲られる所謂多重捲りが発生しやすくなる。
また、捲りローラが冊子状媒体に接触する位置については、接触位置が冊子状媒体の綴じ部から遠いほど頁捲り時の負荷が小さく、頁を捲りやすくなり、捲り不良が発生する可能性は小さいが、反面、同時に複数の頁が捲り上げられる多重捲りが発生する可能性が高くなる。
剛性の高い紙質の用紙を使用している冊子状媒体の頁を捲る場合、冊子押圧部材の傾斜角度を大きくしたり、冊子状媒体の綴じ部から遠い位置で捲りローラを圧接したりして捲り力を大きくする必要があるが、この場合、多重捲りが発生する可能性が高くなる。
そこで本発明は、とくに剛性の高い冊子状媒体においても、頁の捲り不良の発生を防止するとともに、多重捲りの発生を防止する頁捲り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために第1の発明は、捲りローラを回転して冊子状媒体の頁を捲る頁捲り装置において、前記冊子状媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により前記冊子状媒体を第1の所定位置に搬送し、この位置で前記捲りローラを回転させて前記冊子状媒体の頁を膨らませ、その後前記捲りローラを逆回転させて膨らんだ頁を元に戻し、その後前記搬送手段により前記冊子状媒体を第2の所定位置まで搬送し、該第2の所定位置で前記捲りローラを回転して前記冊子状媒体の前記頁を捲り上げる制御を行う制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
また第2の発明は、捲りローラを回転して冊子状媒体の頁を捲る頁捲り装置において、前記冊子状媒体を搬送する搬送手段と、前記捲りローラと共に傾斜することにより前記冊子状媒体を前記捲りローラに押圧する押圧部材と、前記捲りローラ及び前記押圧部材を傾斜させる駆動手段と、前記駆動手段を駆動して前記捲りローラおよび前記押圧部材を第1の傾斜角度に傾斜させ、この状態で前記捲りローラを回転させて前記冊子状媒体の頁を膨らませ、その後捲りローラを逆回転させて膨らんだ頁を元に戻し、その後前記駆動手段を駆動して前記捲りローラ及び前記押圧部材を第2の傾斜角度に傾斜させ、この状態で前記捲りローラを回転させて前記冊子状媒体の前記頁を捲り上げる制御を行う制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
第1の発明によれば、第1の所定位置で捲りローラを回転して冊子状媒体の頁を膨らませ、その後第2の所定位置で冊子状媒体の頁を捲りローラにより捲り上げるようにするので、第1の所定位置における頁の膨らませ動作により、捲るべき頁の剛性を予め低くしておき、剛性を低くした状態で第2の所定位置において頁捲りを行うことになり、剛性の高い冊子状媒体でも良好に頁捲りを行うことが可能になる。
また第2の発明によれば、第1の傾斜角度で捲りローラを回転して冊子状媒体の頁を膨らませ、その後第2の傾斜角度で冊子状媒体の頁を捲りローラにより捲り上げるようにするので、第1の傾斜角度における頁の膨らませ動作により、捲るべき頁の剛性を予め低くしておき、剛性を低くした状態で第2の傾斜角度で頁捲りを行うことになり、剛性の高い冊子状媒体でも良好に頁捲りを行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は第1の実施の形態の頁捲り装置を示す概略側面図、図2は第1の実施の形態の頁捲り装置の頁捲り機構部を示す斜視図である。両図において、第1の実施の形態の頁捲り装置1には、通帳等の冊子状媒体(以下、通帳という)Pを搬送する搬送路2、通帳Pに印字を行う印字部3および通帳Pの頁捲りを行う頁捲り機構部4が設けられている。
搬送路2は上側ガイド5と下側ガイド6で構成され、搬送路2の複数個所に通帳Pを搬送するための搬送ローラ対7乃至10が回転可能に配設されている。印字部3は印字ヘッド11とプラテン12で構成され、通帳Pの必要箇所に取引内容等の印字を行うものである。
頁捲り機構部4には、頁捲りを行う捲りローラ13および通帳Pを捲りローラ13に押圧する押圧部材14が設けられている。捲りローラ13は通帳Pの頁を捲るための高摩擦部材13aを配されており、図2に示すように、複数個(図の例では3個)シャフト15に取付けられている。シャフト15は一対のアーム16a、16bに回転可能に支持され、シャフト15の一端にはギア17が取付けられている。ギア17はアイドルギア18と噛み合い、アイドルギア18はモータ19のギア19aと噛み合っている。モータ19の回転によりアイドルギア18およびギア17を介してシャフト15が回転し、捲りローラ13が回転する。
一対のアーム16a、16bは上部に形成された連結部材20により一体に形成されている。また一対のアーム16a、16bの下部にはポスト21a、21bが形成され、このポスト21a、21bが図示しない装置1の筐体に回転可能に支持されている。したがって一対のアーム16a、16bは、ポスト21a、21bを中心に回転可能となっている。
一方のアーム16aの下部には扇形のギア部22が形成されている。ギア部22は小ギア23と噛み合い、小ギア23と一体の大ギア24はモータ25のギア25aと噛み合っている。モータ25を駆動源として大ギア24、小ギア23を介してアーム16a、16bがポスト21a、21bを中心に回転する。押圧部材14はアーム16a、16bの内側に一体に固定されており、アーム16a、16bの回転により、捲りローラ13および押圧部材14が傾くようになっている。
頁捲り機構部4にはさらに、図1に示すように、捲りローラ13の両側にシャッターガイド26、27が開閉可能に設けられている。図1に示す状態はシャッタガイド26、27が閉じている状態であり、この状態では通帳搬送のガイドの役目を果たす。また搬送路2を横切るように検出センサ28、29が設けられている。これらの検出センサ28、29は搬送されてくる通帳Pを検出する。さらに捲りローラ13の上方にも検出センサ30が設けられている。この検出センサ30は頁捲りの際に捲りローラ13の上方に跳ね上げられた頁を検出するものである。
図3は第1の実施の形態の頁捲り装置を示す制御ブロック図である。図3において、制御部41は頁捲り装置1の動作全体を制御するもので、CPU、RAM、ROM等により構成される。制御部41には上述の検出センサ28、29、30が接続されるとともに、モータ駆動回路42、ソレノイド駆動回路43および印字制御部44が接続されている。モータ駆動回路42は上述のモータ19、25と搬送ローラを回転させる搬送モータ45を駆動する。ソレノイド駆動回路43はシャッターガイド26、27を開閉させるソレノイド46を駆動する。また印字制御部44は印字ヘッド11を駆動し、印字動作を制御する。
次に第1の実施の形態における頁捲り動作を図4に示すフローチャートにしたがって説明する。図4は第1の実施の形態の頁捲り動作を示すフローチャートである。本実施の形態では頁捲り動作を行う前に頁の膨らませ動作を行う。そして膨らませ動作を行う通帳Pの位置は、頁捲り動作を行う場合の通帳Pの位置と異ならせている。
まず、通帳Pを搬送して通帳Pを膨らませ動作位置に位置づける。具体的には、通帳Pが図1に示す矢印A方向に搬送されてくると(ステップ1)、通帳Pの先端部がまず検出センサ28により検出され、さらに搬送されると次に検出センサ29により先端部が検出される(ステップ2)。制御部41はこの検出時点から搬送モータ45を所定の駆動パルス分駆動する(ステップ3、4)。これにより通帳Pは図1に示す膨らませ動作位置(第1の所定位置)に位置付けられる。
ここで膨らませ動作位置は、頁捲り動作位置よりも、通帳Pの捲りローラ13に接触する位置が後端部Pb側に近い位置に設定される。捲りローラ13に接触する位置を後端部Pb側に近い位置に設定することにより、頁捲り時の負荷が小さくなり、捲り力を大きくすることができ、このため頁を捲りやすくなる。この場合、多重捲りが発生する可能性が高くなるが、膨らませ動作の場合は多重捲りが発生してもかまわない。
次に制御部41は、ソレノイド46を駆動し、シャッターガイド26、27を開き(ステップ5)、モータ25を駆動して一対のアーム16a、16bを傾ける(ステップ6)。この状態を図5に示す。図5は第1の実施の形態の膨らませ動作を示す動作説明図である。図5において、一対のアーム16a、16bを傾けたことにより、捲りローラ13および押圧部材14が傾いた状態となる。
ここで、アーム16a、16bの傾ける角度(第1の傾斜角度)は、頁捲り動作の場合よりも大きく傾ける。アーム16a、16bの傾斜角度を大きくすることにより、通帳Pの反りが大きくなり、通帳Pの頁が剛性の高いものであっても捲り上げることが可能となる。この場合、多重捲りが発生する可能性が高くなるが、膨らませ動作の場合は多重捲りが発生してもかまわない。
次に制御部41は、モータ19を駆動して捲りローラ13を図5に示す矢印B方向(正転方向)に回転させる(ステップ7)。これにより通帳Pの捲りローラ13に接する頁(表紙を含む)が捲り上げられる。このとき同時に複数の頁が捲り上げられることがあるがこの場合は問題ない。モータ19は所定量の駆動パルス分だけ駆動され、その分駆動された後停止される(ステップ8)。
次に制御部41は、モータ19を逆転させる(ステップ9)。これにより捲りローラ13が図6に示す矢印C方向に回転し、捲り上げられた通帳Pの頁が膨らむ前の状態に戻される。頁の膨らみが戻る程度までモータ19が駆動された後、モータ19は停止される(ステップ10)。これにより通帳Pは、膨らませ動作を行う前の状態に戻る。なお図6は第1の実施の形態の膨らませ動作を示す動作説明図である。
次に制御部41は、モータ25を駆動して、傾いている状態のアーム16a、16bを元の垂直の状態に戻し(ステップ11)、さらにソレノイド46を駆動して、シャッターガイド26、27を閉状態にする(ステップ12)。これにより膨らませ動作前の図1に示す状態になる。
次に制御部41は、搬送モータ45を駆動し、図7に示すように、通帳Pを頁捲り動作位置(第2の所定位置)へ搬送する(ステップ13)。頁捲り動作位置は、捲りローラ13の接触位置が膨らませ動作位置よりも通帳Pの後端部Pbから離れた位置になるように設定される。これにより頁の捲り力は小さくなるが、多重捲りが発生しにくくなる。図7は頁捲り動作位置への移動を示す動作説明図である。
次に制御部41は、ソレノイド46を駆動し、シャッターガイド26、27を開き(ステップ14)、またモータ25を駆動して一対のアーム16a、16bを傾ける(ステップ15)。この状態を図8に示す。図8は第1の実施の形態の頁捲り動作を示す動作説明図である。図8において、一対のアーム16a、16bを傾けたことにより、捲りローラ13および押圧部材14が傾いた状態となる。
この場合のアーム16a、16bの傾ける角度(第2の傾斜角度)は、膨らまし動作の場合よりも小さい。アーム16a、16bの傾斜角度を膨らまし動作の場合よりも小さくすることにより、通帳Pの反りが小さくなり、多重捲りが発生する可能性が低くなる。
次に制御部41は、モータ19を駆動して捲りローラ13を図8に示す矢印B方向(正転方向)に回転させる(ステップ16)。これにより通帳Pの捲りローラ13に接する頁(表紙を含む)が捲り上げられる。このとき、捲るべき頁を先の膨らませ動作で前以って膨らましているので、当該頁は多重捲りすることなく、また剛性の高いものであっても、良好に捲り上げられる。
捲り上げられる頁は捲りローラ13の上にまで跳ね上げられ、図9に示すように、検出センサ30の光軸を過ぎる。制御部41は検出センサ30を監視しており、検出センサ30による頁の検出により頁が跳ね上げられたと判断し(ステップ17)、捲りローラ13を停止させる(ステップ18)。図9は第1の実施の形態の頁捲り動作を示す動作説明図である。
次に制御部41は、モータ25を駆動して、傾いている状態のアーム16a、16bを元の垂直の状態に戻す(ステップ19)。この状態で制御部41は、搬送モータ45を駆動し、図10に示すように、通帳Pの引き込み動作を行う(ステップ20)。即ち、通帳Pを矢印D方向に搬送し、撥ね上げられている頁を搬送路2に引き込む。
図11に示すように、跳ね上げられた頁が搬送路2に引き込まれると、制御部41はソレノイド46を駆動して、シャッターガイド26、27を閉状態にする(ステップ21)。以上により頁捲り動作を終了する。なお図10は通帳引き込み動作を示す動作説明図であり、図11は頁捲り動作が完了した状態を示す動作説明図である。
ここで頁捲り動作を行う位置とアーム16a、16bの傾斜角度について図12、図13にしたがって説明する。図12において、アーム16a、16bの傾斜角度をαとし、頁捲りを行う際の通帳Pの位置を示す通帳Pの先端部Paから検出センサ29までの距離をXとして説明する。この場合、距離Xが大きい値になるほど捲りローラ13の接触位置は後端部Pbに近くなる。
図13において、傾斜角度αの値が大きくなると捲り力が増大し、多重捲りの発生頻度も大きくなる。また傾斜角度αの値が小さくなると、捲り力が小さくなり、多重捲りの発生頻度も小さくなる。また距離Xが大きくなると捲り負荷が小さくなって捲りやすくなるとともに、多重捲りの発生頻度が増大する。また距離Xが小さくなると、捲り負荷が大きくなって捲れにくくなるとともに、多重捲りの発生頻度が小さくなる。
頁捲り動作においては、多重捲りの発生頻度を増大させてはならないことから、傾斜角度αを大きく設定できない。また距離Xも大きくすると多重捲りの発生頻度が増大するので、それほど大きな値に設定できない。したがって図13に示す領域51の辺りに設定する。これに対して頁の膨らませ動作の場合は、多重捲りが発生してもかまわないので、傾斜角度αも距離Xも大きな値に設定可能である。したがって図に示すより大きな領域52に設定可能である。この場合、傾斜角度αと距離Xの両方を大きくすれば頁は良好に捲れるようになるが、いずれか一方のみを大きく設定しても頁の捲りを良好にすることもできる。
以上のように第1の実施の形態によれば、通帳Pの頁捲り動作を行う前に、頁の膨らませ動作を行うので、剛性の高い頁であっても、頁捲りの際に剛性を低くすることが可能となるので、多重捲りを発生させずに頁捲りを良好に行うことが可能となる。
上記第1の実施の形態においては、頁の膨らませ動作を行った後、膨らませた頁を元に戻す動作を行うが、その際押圧部材14を傾斜させたまま戻し動作を行うようにしている。これについて図14、図15を用いて具体的に説明する。図14、図15は膨らみ戻し動作を示す動作説明図である。
図14は膨らみ戻し動作を開始した時点を示し、図15は膨らみ戻し動作完了直前の状態を示す。両図において、捲りローラ13を逆回転(矢印C方向に回転)させて膨らませた頁を元に戻す。頁の膨らみがなくなり、頁が元の状態に戻ると、捲りローラ13の高摩擦部材13aの突起13bが通帳Pに突き当たり、一点鎖線で示す部分において、捲りローラ13の回転に対する負荷が増大する。そのため捲りローラ13と押圧部材14とで通帳Pを保持する力が大きくなり、通帳Pが矢印E方向に引っ張られる。
捲りローラ13により通帳Pが引っ張られる力が大きくなり、搬送ローラ9a、9bで通帳Pを保持する力を超えるようになると、通帳Pが矢印E方向に移動してしまう。このときに通帳Pが移動すると、頁捲り動作位置に通帳Pを位置付ける場合に正規の位置に位置付けができない。
本発明の第2の実施の形態はこの点に鑑みて為されたものである。図16、図17は第2の実施の形態の膨らみ戻し動作を示す動作説明図であり、図16は膨らみ戻し動作を開始した時点を示し、図17は膨らみ戻し動作完了直前の状態を示す。
図16に示すように、通帳Pの頁を一旦膨らませた後、捲りローラ13を逆回転(矢印C方向に回転)させて膨らませた頁を元に戻すが、第2の実施の形態では、捲りローラ13を逆回転させる前に、図3に示す制御部41がモータ25の励磁(傾斜保持状態)を解除する。これにより一対のアーム16a、16bはポスト21a、21bを中心に回転自在になる。
捲りローラ13の逆回転で膨らませた頁が元の状態に戻ると、捲りローラ13の高摩擦部材13aの突起13bが通帳Pに突き当たり、捲りローラ13の回転に対する負荷が増大する。このとき、アーム16a、16bに取付けられた捲りローラ13および押圧部材14がポスト21a、21bを中心に回転自在になっているので、図17に示すように、傾斜角度が小さくなる方向にアーム16a、16bが回転する。これにより捲りローラ13による通帳Pに加えられる負荷が大幅に軽減される。その結果、捲りローラ13と押圧部材14とで通帳Pを保持する力は大きくならず、通帳Pが矢印E方向に引っ張られることはなくなる。
以上のように第2の実施の形態によれば、膨らみ動作を行った頁を元に戻す場合に、アーム16a、16bを駆動するモータ25の励磁を解除するので、通帳Pに対する負荷が低減され、通帳Pの位置ずれを防止することが可能となる。
次に第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態は、頁の膨らませ動作を行う際に、頁を膨らませるまでの時間を計測し、その計測時間により頁の紙質を判定し、判定結果を頁捲り動作時に反映させるというものである。図18は第3の実施の形態の頁捲り機構部を示す斜視図である。
図18において、一対のアーム16a、16b間にはシャフト15が回転可能に設けられ、シャフト15には第1の実施の形態と同様に複数の捲りローラ13が取付けられている。シャフト15の一端部15aにはスリットディスク61が取付けられている。スリットディスク61は小さい切欠き部61aと大きい切欠き部61bが形成され、その間に非透過部61cを有し、大きい切欠き部61bおよび非透過部61cの大きさは予め適切な値に設定されている。
スリットディスク61の上方には向き検出センサ62が設けられている。向き検出センサ62は連結部材20の延長部分20aに取付けられ、スリットディスク61の切欠き部61a、61bまたは非透過部61cを検出する。これにより捲りローラ13の向きを検出する。反対側のアーム16bの上部には突起部63が形成され、突起部63の略上方には位置検出センサ64が設けられている。位置検出センサ64は、突起部63を検出することによりアーム16b(16a)が垂直状態になったかどうかを検出する。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図19は第3の実施の形態の頁捲り装置を示す制御ブロック図である。図19において、制御部65は装置の動作全体を制御するもので、制御部65には検出センサ28、29、30のほかに向き検出センサ62および位置検出センサ64が接続されている。その他の制御構成は第1の実施の形態と同様であるが、制御部65には向き検出センサ62の出力に基づいて時間を計測するタイマを内蔵している。
次に第3の実施の形態の動作を説明する。第3の実施の形態においても最初に頁の膨らませ動作を行って、次に頁捲り動作を行うので、全体の動作は第1の実施の形態と同様である。ここでは頁の膨らませ動作およびその後の通帳Pの頁捲り動作時の位置付け制御およびアーム16a、16bの傾け制御について説明する。
図20は頁の膨らませ動作開始前の状態を示す動作説明図である。図20において、頁の膨らませ動作開始前においては、スリットディスク61は切欠き部61aが向き検出センサ62に対向した位置にある。またアーム16a、16bが傾いており、そのため捲りローラ13および押圧部材14も傾いている。この状態から捲りローラ13を矢印B方向に回転して通帳Pの頁膨らまし動作を行う。捲りローラ13の回転に伴ってスリットディスク61も同方向に回転する。
捲りローラ13の回転により、図21に示すように、通帳Pの頁が捲り上げられる。このときのスリットディスク61の回転による向き検出センサ62の出力を図22に示す。図21は膨らまし動作完了時の状態を示す動作説明図で、図22は膨らまし動作を示すタイムチャートである。図22は向き検出センサ62の出力信号と捲りローラ13を駆動するモータ19への駆動信号を示す。向き検出センサ62の出力信号は、オンの状態が非透過部61cの検出を示し、オフの状態が切欠き部61a、61bの検出を示す。またモータ19への正転信号は捲りローラ13を図20に示す矢印B方向に回転させる信号で、逆転信号はその逆方向に回転させる信号である。
図22に示すように、向き検出センサ62は、回転開始直後はスリットディスク61の切欠き部61aを検出し、その後非透過部61cを検出し、更にその後切欠き部61bを検出する。そして切欠き部61bのエッジ61baを検出すると制御部65はモータ19の回転を逆回転に切り替える。この時点で図21に示すように、通帳Pの頁は持ち上げられている。
通帳Pの頁が剛性の高いものである場合、図22に示す回転時間(スリットディスク61の切欠き部61aのエッジ61aa検出時点aから切欠き部61bのエッジ61ba検出時点bまでの時間)tが長くなる。これは剛性が高いと頁を捲るのに捲りローラ13に掛かる負荷が大きくなり、それだけ捲りローラ13が図21に示す位置に達するまでに時間が掛かるからである。逆に捲り上げる頁の剛性が比較的低い場合には、捲りローラ13に掛かる負荷が小さいので回転時間tは比較的短くなる。
第3の実施の形態では制御部65で回転時間tを計測し、計測して得られた時間が予め設定した所定時間より長いか短いかを判定する。計測時間が所定時間より長いと判定した場合には、頁の剛性が高いとして頁捲り動作におけるアーム16a、16bの傾斜角度を大きくするか、または通帳Pの位置付けを捲りローラ13の接触位置が後端部に近いようにする。
図23は計測時間が所定時間に対して長いか短いかによりアームの傾斜角度と通帳Pの位置を設定する例を示すものである。図23において、この例では比較基準となる所定時間を300msecとしている。設定1では計測時間Tが300msecより大きい場合で、設定2は計測時間が300msecより小さい場合で、設定1では設定2に比較して頁捲り動作時のアームの傾斜角度αおよび頁捲り動作時の通帳Pの位置を示す通帳Pの先端部Paから検出センサ29までの距離Xの値を大きく設定する。
以上の制御により剛性の高低という紙質に応じて通帳Pの頁捲り動作時のアームの傾斜角度および通帳Pの位置を適切に設定することが可能になる。なお上記の制御例では所定時間に対して計測時間が大きいか小さいかを判定し、その結果でアームの傾斜角度及び通帳Pの位置を設定するようにしているが、他の方法として、回転時間tの計測結果に応じて個別にアームの傾斜角度及び通帳Pの位置を設定するようにしてもよい。このようにすれば更に適切な設定が可能となる。
第1の実施の形態の頁捲り装置を示す概略側面図である。 第1の実施の形態の頁捲り装置の頁捲り機構部を示す斜視図である。 第1の実施の形態の頁捲り装置を示す制御ブロック図である。 第1の実施の形態の頁捲り動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の膨らませ動作を示す動作説明図である。 第1の実施の形態の膨らませ動作を示す動作説明図である。 第1の実施の形態の頁捲り動作位置への移動を示す動作説明図である。 第1の実施の形態の頁捲り動作を示す動作説明図である。 第1の実施の形態の頁捲り動作を示す動作説明図である。 通帳引き込み動作を示す動作説明図である。 頁捲り動作が完了した状態を示す動作説明図である。 頁捲り動作を行う位置とアームの傾斜角度を示す説明図である。 頁捲り動作を行う位置とアームの傾斜角度を示すグラフである。 第1の実施の形態の膨らみ戻し動作を示す動作説明図である。 第1の実施の形態の膨らみ戻し動作を示す動作説明図である。 第2の実施の形態の膨らみ戻し動作を示す動作説明図である。 第2の実施の形態の膨らみ戻し動作を示す動作説明図である。 第3の実施の形態の頁捲り機構部を示す斜視図である。 第3の実施の形態の頁捲り装置を示す制御ブロック図である。 第3の実施の形態の頁の膨らませ動作開始前の状態を示す動作説明図である。 膨らませ動作完了時の状態を示す動作説明図である。 膨らませ動作を示すタイムチャートである。 計測時間によりアームの傾斜角度と通帳Pの位置を設定する例を示す説明図である。
符号の説明
1 頁捲り装置
4 頁捲り機構部
13 捲りローラ
14 押圧部材
16a、16b アーム
41 制御部
P 通帳

Claims (7)

  1. 捲りローラを回転して冊子状媒体の頁を捲る頁捲り装置において、
    前記冊子状媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により前記冊子状媒体を第1の所定位置に搬送し、この位置で前記捲りローラを回転させて前記冊子状媒体の頁を膨らませ、その後前記捲りローラを逆回転させて膨らんだ頁を元に戻し、その後前記搬送手段により前記冊子状媒体を第2の所定位置まで搬送し、該第2の所定位置で前記捲りローラを回転して前記冊子状媒体の前記頁を捲り上げる制御を行う制御手段とを設けたことを特徴とする頁捲り装置。
  2. 前記第1の所定位置においては、前記捲りローラの前記冊子状媒体に対する捲り力が前記第2の所定位置におけるよりも大きい請求項1記載の頁捲り装置。
  3. 捲りローラを回転して冊子状媒体の頁を捲る頁捲り装置において、
    前記冊子状媒体を搬送する搬送手段と、
    前記捲りローラと共に傾斜することにより前記冊子状媒体を前記捲りローラに押圧する押圧部材と、
    前記捲りローラ及び前記押圧部材を傾斜させる駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動して前記捲りローラおよび前記押圧部材を第1の傾斜角度に傾斜させ、この状態で前記捲りローラを回転させて前記冊子状媒体の頁を膨らませ、その後捲りローラを逆回転させて膨らんだ頁を元に戻し、その後前記駆動手段を駆動して前記捲りローラ及び前記押圧部材を第2の傾斜角度に傾斜させ、この状態で前記捲りローラを回転させて前記冊子状媒体の前記頁を捲り上げる制御を行う制御手段とを設けたことを特徴とする頁捲り装置。
  4. 前記第1の傾斜角度においては、前記捲りローラの前記冊子状媒体に対する捲り力が前記第2の傾斜角度におけるよりも大きい請求項3記載の頁捲り装置。
  5. 前記制御手段は、前記捲りローラ及び前記押圧部材を前記第1の傾斜角度に傾斜させた状態で前記捲りローラを回転して前記冊子状媒体の頁を捲り上げた後、前記駆動手段による前記捲りローラ及び前記押圧部材の傾斜保持状態を解除し、その後前記捲りローラを逆回転させて膨らんだ頁を元に戻す請求項3または4記載の頁捲り装置。
  6. 前記捲りローラにより前記冊子状媒体の頁を膨らんだ状態まで捲り上げるまでの前記捲りローラの回転時間を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された回転時間の長さに応じて前記第2の所定位置を決定する手段とを設けた請求項1または2記載の頁捲り装置。
  7. 前記捲りローラにより前記冊子状媒体の頁を膨らんだ状態まで捲り上げるまでの回転時間を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された回転時間の長さに応じて前記捲りローラ及び前記押圧部材の前記第2の傾斜角度を決定する手段とを設けた請求項3、4または5記載の頁捲り装置。
















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