JP4416785B2 - 通帳の頁めくりをする装置、方法、および制御プログラム - Google Patents

通帳の頁めくりをする装置、方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通帳用プリンターにおける頁めくりを行う技術に関する。 特に、挿入される通帳のサイズや通帳の用紙特性にかかわらず、頁めくりミスや頁の多重めくりの発生に対処した最適な頁めくりを実施するための装置、方法、および制御プログラムに関する。
銀行の預金通帳などの通帳型冊子に印刷することができる通帳用プリンターにおいては、ユーザーの介在なしに自動的に頁をめくる機構である頁めくり装置をその内部に備えている。 これは即ち、現在印刷している頁の記帳が終了し、さらに次頁への記帳が必要な場合に、通帳を排出することなしに、プリンター自身が自動で頁めくりを行うものである。
この通帳の自動頁めくりを行うためには、まず頁めくりローラを通帳のめくり対象の頁、即ち通帳の開帳面の後半頁に係る用紙に着地(接触)させ、頁めくりローラを回転させて摩擦力でその用紙をずらし、着地位置と通帳の綴じ軸(即ち、中心折り目)との間でその用紙を盛り上がらせる(これを、「座屈(Buckling)」と呼ぶ)。 その後、用紙の盛り上がり状態が所定のレベルに達したことをセンサー等で検知し、そのタイミングで頁めくりローラをさらに回転させてその用紙を頁めくりローラの上に跳ね上げ、開帳面の前半頁の上に倒すことで頁めくりを行う機構が従来から用いられてきた。
しかし、通帳のサイズ、特に通帳の各頁を見たときの綴じ軸側の辺からその対向の辺までの距離(以下、「通帳長さ」と呼ぶ。)が異なる通帳を、同一の頁めくり機構で取り扱う場合、頁めくりの際の振る舞いは通帳ごとに異なったものにならざるを得ない。 即ち、通帳長さが所定の値に統一されている国等で使用する通帳用プリンターでは、頁めくり装置は当該通帳長さに最適化した機構にすればよいが、異なる通帳長さの通帳が混在して使用される国等もかなり存在する。 これらの国等で従来の通帳用プリンターを使用する場合、何れかの通帳長さに最適化された機構にならざるを得ず、通帳長さがそれとは大きく異なる通帳の頁めくりを行う場合は、頁の2枚めくりや頁折れなどの不具合が発生しやすくなる。
以下、添付図面を参照して、この従来技術について説明する。 なお、説明の全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
図1は従来の通帳用プリンターで用いる頁めくり装置100の機構の例を示す。 頁めくりローラ(ターニング・ローラとも呼ぶ。)102は ローラ・シャフト104に固定され、アーム106にて保持されている。 通帳が図の向かって左側から頁めくり装置100に搬送される時点では、駆動シャフト(アクチュエイティング・シャフト)108に固定されたピン110にてアーム106はほぼ水平に保持されており、頁めくりローラ102は通帳の経路から上方に退避している。 通帳はベッド・プレート112とガイド・プレート114に挟まれて形成された経路を通って所定の「通帳固定位置」に搬送される。 搬送を行ったフィード・ローラ116は、頁めくりローラ102による頁めくり動作中において通帳をその位置に固定する役目も持つ。
図2は、図1の頁めくり装置100を側面から眺めたものである。 図1および図2(a)〜(e)によって、従来の頁めくり動作の手順を示す。
通帳202が「通帳固定位置」、即ち、開帳面の後半頁のほぼ中央が頁めくりローラ102の直下となる位置(即ち、図2(a)でA=Bとなる位置)まで搬送される(図2(a)参照)。 外部ソレノイド(図示せず)の吸引により駆動シャフト108が反時計回りにある角度回転し、ピン110がその角度分倒れることで、アーム106の拘束は解かれ、頁めくりローラ102はスプリング118の力により開帳面の後半頁の用紙表面に押し付けられる(図2(b)参照)。 外部モーターの動力によりベルト120経由で反時計回りにゆっくりと駆動された頁めくりローラ102は一番上の用紙に当たる当該後半頁に係る用紙212のみを摩擦力によりずらし、山型形状に「座屈」させる。 その際、軽い材料で製作されているガイド・プレート114は、用紙212の盛り上がりによってシャフト204をピボット(支点)として持ち上げられ、そのピボット形成部の曲げ面206が反射型のセンサー208に検知される(図2(c)参照)。
センサー208による検知をトリガーとして外部ソレノイドの吸引が解かれ、駆動シャフト108が元の状態に復帰する事で上方に退避した頁めくりローラ102は、反時計回りに所定の時間高速回転し、山型形状のままローラ表面に接触している用紙212を頁めくりローラ102の上方に跳ね上げる(図2(d)参照)。 用紙212は、跳ね上げられた段階で、頁めくりローラ102とガイド・プレート114に挟まれた状態でほぼ平面となる(図2(e)参照)。 その後、通帳が図2の左方向に搬送されることで、跳ね上げられた用紙212は頁めくりローラ102の下に巻き込まれ、用紙212が元の開帳面の前半頁の上に重なって頁めくり動作は終了し、ガイド・プレート114は重力により元の水平状態に復帰する(図2(a)参照)。
上述の手順での頁めくり動作を、同一の機構により通帳長さが異なる通帳に対し行う場合、より同一性のある振る舞いをさせるには、座屈される用紙の山型形状の盛り上がりが同様な状態になることが望まれ、通帳の頁綴じ軸210から頁めくりローラ102の着地位置までの距離が常に同一(即ち、図2(a)でBが一定)となるように「通帳固定位置」を設定するのが良いと考えられる。 しかしながら、そのように設定すると、通帳長さの短い通帳では通帳下端から頁めくりローラ102の着地位置までの距離が短くなる為、同一の山型形状を生成しようとする段階で、めくるべき用紙の下端が頁めくりローラ102の接地点を通過し、次の頁の用紙までもが頁めくりローラ102により盛り上げられる結果となり、2枚の用紙が頁めくりローラ102の上方に跳ね上げられ、2枚めくり問題が発生することとなる。
よって従来は、通帳長さによらず通帳下端から頁めくりローラ102の着地位置までの距離が同一(即ち、図2(a)でAが一定)となるように通帳固定位置を定めて搬送していた。 ところが、このような通帳固定位置にすると今度は、頁めくりローラ102の着地位置から頁綴じ軸210までの距離は逆に短くなる。 その弊害として、通帳長さが標準である場合と比較して、座屈された用紙の盛り上がり形状が歪(いびつ)でかつ立ち上がりが急な山型形状となり、その後の用紙の跳ね上げがスムーズに行われず、紙折れなどの不具合を発生する頻度が高くなる。 特に、腰が低い(即ち、紙質が柔らかい)用紙が使用されている通帳等では、かかる不具合の発生頻度が極めて高い。
かかる不具合を解消するための手段として、特開2000−318349号公報には、センサーで通帳長さの情報を取得し、最適な通帳固定位置に自動的に調整して頁をめくる装置についての発明が記載されている。
しかし、この方式は、頁めくりミスまたは2枚(あるいは多数枚)めくりが発生したことを、頁めくりのプロセスが完全に終了した後に、各頁に印刷された頁マークなどの頁識別情報をOPR(光学式頁読取り機構: Optical Page Reader)等によって読み取ることで初めて認識するものである。 即ち、頁めくりミスが発生した場合には、頁めくりローラが1回転した後、通帳の頁識別情報を読み取れる位置まで搬送して当該情報を読み取ってからでないと、通帳固定位置の調整過程に移れず、処理に時間を要し好ましくない。 また、2枚めくりが発生した場合などは、逆頁めくりの機構等を備えていなければ、通帳を一旦排出してユーザーによって正しい頁にしたうえで、ユーザーが再度挿入しなければならず、極めて煩雑で時間を要する結果となる。 また、この方式は、通帳長さの情報のみを取得して、頁めくりミス等が発生したときに通帳固定位置を調整するものなので、通帳の紙質(用紙の剛性や摩擦係数)や開帳されている頁特有の性質等の要因に直接依存して発生しやすい頁めくりミス等を未然に防ぐには全く有効な手段ではない。
特開2000−318349号公報
そこで本発明は、通帳用プリンター等の頁めくり装置における現行の上記問題点を解決した最適な頁めくりを実施するための装置、方法、および制御プログラムを提供することをその主たる課題とする。 即ち、挿入される通帳のサイズや通帳の特性にかかわらず、頁めくりミスや頁の多重枚めくりの発生を、頁めくりの前段階で未然に検知し、ユーザーの介入を必要とすることなしに頁めくりの再試行を短時間で実施できるようにすることをその目的とする。 また、これら通帳のサイズや通帳の特性にかかわらず、頁めくりミスや頁の多重めくりが発生しにくくなるような学習機能を備えることを更なる目的とする。
この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。 また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、通帳に印刷可能なプリンターに備えられ、綴じ軸の両側に開帳された前記通帳の頁めくりを行うための装置であって、(1)前記通帳のための搬送経路と、(2)前記搬送経路上に配置され、前記通帳の頁面のサイズを検出する通帳検出器と、(3)前記サイズに応じた前記搬送経路上の通帳固定位置および前記サイズに応じた閾値を記憶する設定手段と、(4)前記通帳固定位置の近傍に配置される頁めくり機構であって、前記通帳固定位置まで搬送された前記通帳のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行い、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記通帳の綴じ軸のまわりにターンさせる頁めくり機構と、(5)前記頁めくり機構の近傍に、前記用紙の座屈の状態を検出するように配置された座屈検出器と、(6)位置制御および駆動制御が可能であり、前記搬送経路の指示された位置まで前記通帳を搬送可能な搬送機構と、(7)前記通帳が前記通帳検出器を通過するように前記搬送機構を駆動させ、前記設定手段を参照して、検出された前記サイズに応じた前記通帳固定位置および前記閾値を認識し、前記通帳が前記通帳固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させ、前記頁めくり機構に前記用紙の座屈を行わせ、前記座屈検出器により検出される座屈の状態が、所定時間内に前記閾値に達しない場合に、前記座屈が不成功であると判断して、前記通帳が前記通帳固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させる制御手段と、を備える装置、これに対応する方法、および当該装置にこの方法を実施させる制御プログラムを提供する。
また、本発明の第2の形態においては、通帳に印刷可能なプリンターに備えられ、綴じ軸の両側に開帳された前記通帳の頁めくりを行うための装置であって、(1)前記通帳のための搬送経路と、(2)前記搬送経路上に配置され、前記通帳の頁面のサイズおよび前記通帳の識別情報を検出する通帳検出器と、(3)前記サイズに応じた前記搬送経路上の通帳固定位置および前記サイズに応じた閾値ならびに前記識別情報に応じたオフセット距離を記憶する設定手段と、(4)前記通帳固定位置の近傍に配置される頁めくり機構であって、前記通帳固定位置まで搬送された前記通帳のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行い、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記通帳の綴じ軸のまわりにターンさせる頁めくり機構と、(5)前記頁めくり機構の近傍に、前記用紙の座屈の状態を検出するように配置された座屈検出器と、(6)位置制御および駆動制御が可能であり、前記搬送経路の指示された位置まで前記通帳を搬送可能な搬送機構と、(7)前記通帳が前記通帳検出器を通過するように前記搬送機構を駆動させ、前記設定手段を参照して、検出された前記サイズに応じた前記通帳固定位置および前記閾値を認識し、前記設定手段を参照して、検出された前記識別情報に応じた前記オフセット距離を認識し、前記通帳が前記通帳固定位置から前記オフセット距離だけ隔たったオフセット固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させ、前記頁めくり機構に前記用紙の座屈を行わせ、前記座屈検出器により検出される座屈の状態が、所定時間内に前記閾値に達しない場合に、前記座屈が不成功であると判断して、前記通帳が前記通帳固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させる制御手段と、を備える装置およびこれに対応する方法を提供する。
さらに、本発明の第3の形態においては、通帳に印刷可能なプリンターに備えられ、綴じ軸の両側に開帳された前記通帳の頁めくりを行うための装置であって、(1)前記通帳のための搬送経路と、(2)前記搬送経路上に配置され、前記通帳の頁面のサイズおよび前記通帳の識別情報を検出する通帳検出器と、(3)前記サイズに応じた前記搬送経路上の通帳固定位置および前記サイズに応じた閾値ならびに前記識別情報に応じたオフセット距離を記憶する設定手段と、(4)前記通帳固定位置の近傍に配置される頁めくり機構であって、前記通帳固定位置まで搬送された前記通帳のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行い、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記通帳の綴じ軸のまわりにターンさせる頁めくり機構と、(5)前記頁めくり機構の近傍に、前記用紙の座屈の状態を検出するように配置された座屈検出器と、(6)位置制御および駆動制御が可能であり、前記搬送経路の指示された位置まで前記通帳を搬送可能な搬送機構と、(7)前記綴じ軸のまわりにターンする前記用紙を検知可能なように配置され、前記用紙を含む複数の用紙がターンしているかどうかを検出する、多重検出器と、(8)前記通帳が前記通帳検出器を通過するように前記搬送機構を駆動させ、前記設定手段を参照して、検出された前記サイズに応じた前記通帳固定位置および前記閾値を認識し、前記設定手段を参照して、検出された前記識別情報に応じた前記オフセット距離を認識し、前記通帳が前記通帳固定位置から前記オフセット距離だけ隔たったオフセット固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させ、前記頁めくり機構に前記用紙の座屈を行わせ、前記座屈検出器により検出される座屈の状態が、所定時間内に前記閾値に達しない場合に、前記座屈が不成功であると判断して、前記通帳が前記通帳固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させ、前記多重検出器が前記複数の用紙のターンが検出した場合には、前記複数の用紙が前記座屈の開始前の位置に戻るように前記搬送機構を駆動させ、前記通帳が前記通帳固定位置から第2の調整距離だけ隔たった第2の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させる制御手段と、を備える装置およびこれに対応する方法を提供する。
なお、上記に示した発明の概要は、本発明として必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これら複数の発明の特徴の一部からなる組み合わせについてもまた、発明となり得るものである。
本発明によれば、上記の発明の目的を実現することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。 なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
図3は、本発明の実施にかかる通帳用プリンターの頁めくり装置302、および当該装置が備わった通帳用プリンター300全体のハードウェア構成の典型的な例を示したものである。
この構成では、当該通帳用プリンター300の全体の動作の制御をつかさどるプロセッサ306(中央処理装置、CPU、MPU等と呼ぶこともある。)につながる共通バス308に、フラッシュROM 310やSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)312等のメモリ314が接続され、ここに本発明を実施させるのに必要な制御プログラム等を記憶することができる。 この制御プログラムは、ウィンドウズCE(R)等の、組み込み機器向けのリアルタイムOS(オペレーティング・システム)と、当該リアルタイムOSのもとで稼動するアプリケーション・ソフトウェアとの組み合わせとして捉えることもできるし、またそのような階層化のない単一の組み込み機器向けのプログラム・コードである場合もある。
メモリ314にはまた、本発明の実施に必要な各種設定のための参照テーブル等を記憶するメモリとしての機能を持たせることもできる。 即ち、メモリ314のうちのある領域を、後述する参照テーブル等の設定手段として用いるために確保することができる。
共通バス308には、さらに、センサー・コントローラ320、操作パネル・コントローラ322、通信コントローラ324、メカ(機械系)・コントローラ326、および本発明に係る頁めくりを制御する制御手段である頁めくりコントローラ328の各ロジックが接続される。 これら各種コントローラは1つのカスタムLSI330の中にまとめて実装されるが、もちろん、これらロジックをそれぞれ別個のLSIで構成したり、いくつかのロジックずつまとめてLSIにしたり、あるいは全くのディスクリート回路で構成することも可能である。
頁めくりコントローラ328には、通帳検出センサー(通帳検出器)332、座屈検出センサー(座屈検出器)336、多重検出センサー(多重検出器)338等のセンサー系や、頁めくりローラ(頁めくり機構)340、通帳搬送用ローラ(搬送機構)342等の駆動系といった、本発明の頁めくりを実施するための各種要素機構よりなる頁めくり機構部344が接続される。 頁めくりコントローラ328は、これら要素機構との間で信号のやり取りをして、これら要素機構を機能ならしめるための制御を行う。 また、頁めくりコントローラ328は、メモリ314に記憶された当該プリンター用の制御プログラム(または制御プログラムの一部)によって正しく機能させられる。
以上より、本発明に係る通帳用プリンターに備えられた頁めくり装置302は、頁めくり機構部344と、頁めくりコントローラ328と、メモリ314に記憶された制御プログラム(または制御プログラムの一部)と、同じくメモリ314に記憶された参照テーブル等の設定手段と、を含めた部分として捉えることができる。 また、本発明に係る通帳用プリンターにおける頁めくり方法は、頁めくり装置302によって全体として実施されるものであり、当該頁めくり方法を頁めくり装置302に実施させるための制御プログラムは、メモリ314に記憶されているものとして捕らえることができる。
以上の構成例の下、本発明の第1の実施形態について図4および5を用いて以下に説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に基づいて通帳の頁めくりが行われる機構を側面から見た様子を表したものである。 また、図5は、本発明の第1の実施形態に係る頁めくり処理の流れを示す図である。
先ず、一連の頁めくりのプロセスが開始する前に、通帳長さに応じた、頁めくりを開始するためにその通帳を固定する最適な位置(以後、「通帳固定位置」と呼ぶ。)を予め設定手段に設定(即ち、記憶)する(ステップPS502)。 「通帳長さ」とは、通帳の開帳面における後半頁の上辺(即ち、通帳の頁の綴じ軸410がある辺)からその対向の下辺までの距離のことである。 この通帳長さに応じた通帳固定位置としては、通常は、後半頁のほぼ中央が頁めくりローラの直下となるような位置とすることができるが、その他の位置を定めることもできる。
この設定は、複数のさまざまな通帳長さに対する最適な通帳固定位置を予め実験等で割り出しておき、それを参照テーブル(表)の形でメモリ314に記憶させる形で実施することもできるし、また通帳長さから通帳固定位置を割り出す計算ルール(例えば、上記の、「開帳面の後半頁のほぼ中央にする」等)の形で制御プログラム等に組み込ませておくことも可能である。 尚、当該ステップでは、併せて、通帳長さに応じた、後述する座屈判定用の閾値も予め設定する(ステップPS502)。
今、通帳用プリンターに通帳が挿入されて、ある開帳された頁に印刷が行われている状態を考える。 開帳面は前半頁と後半頁の2頁からなる。 後半頁の印刷が終了して、さらにその次の頁にも印刷する必要がある場合には、通帳用プリンターは、自己の一部を構成する頁めくり装置に対して、当該通帳の頁めくりを行うように要求を出す。 従って、頁めくり装置による通帳の頁めくり処理は、当該頁めくり装置が、通帳プリンターのうちの当該頁めくり装置以外の部分から頁めくり要求を受け取ったことに応答して開始される(ステップPS504)。
このとき通帳は、たった今印刷が終了した頁を開帳した状態で当該頁めくり装置内に搬送されてくる。 通帳の搬送経路中には、この通帳の通帳長さを検出可能なように通帳検出センサー332が設置され、これによって、挿入された通帳の通帳長さが検出される(ステップPS506)。 尚、通帳検出センサー332については、既知のさまざまなタイプのものが使用可能である。 一例としのては、通帳の搬送経路上に配置した光学式媒体検知センサー(LEDとフォト・トランジスタの組み合わせ)での通帳の上端を検出してから下端を検出するまでの通帳搬送用ステッピング・モータのパルス数から通帳長さを算出する事ができる。
通帳長さが検出されると、その通帳長さに応じてステップPS502で予め設定されている通帳固定位置を参照して、当該通帳固定位置まで通帳搬送用ローラ342が通帳402を搬送する(図4(a)参照、ステップPS508)。 即ち、通帳402は、開帳面の後半頁のほぼ中央が頁めくりローラ340の直下となる通帳固定位置(即ち、図4(a)でA=Bとなる位置)まで搬送される。
通帳を通帳固定位置に固定した後、当該通帳固定位置の近傍に配置された頁めくりローラ340が、めくり対象の頁である通帳402の後半頁の用紙412に押し付けられ、頁めくりローラ340を図4で反時計回りに回転させることによって、ローラ表面と用紙412との摩擦力によって当該用紙412の座屈を開始する(図4(b)参照、ステップPS510)。
用紙の座屈が開始されると、ガイド・プレート414は、用紙412の盛り上がりによってシャフト404をピボット(支点)として持ち上げられる。 ガイド・プレート414が持ち上げられて傾く角度が、頁めくりローラ340の近傍にこの座屈の状態を検出するように配置された座屈検出センサー336によって検出される。 通帳長さに応じてステップPS502で設定されている座屈判定用の閾値を参照して、検出される角度が座屈の開始から所定の時間以内に当該閾値を越えるかどうかが判断される(ステップBS512)。 図6は、座屈によりガイド・プレート414が持ち上げられる角度が計測できるような座屈検出センサー336の例を示す。 エンコーダ・プレート602はスペーサ604を介してガイド・プレート414に固定され、シャフト606をピボットとして回転可能であり、フォト・インタラプタ型センサー608で検知するエンコーダ・パルスのカウント数によってガイド・プレート414の傾き角度を監視し続けることができる。
表1は、座屈検出センサー336に対応する、通帳長さに応じて座屈判定用の閾値を設定した参照テーブルを示したものである。 この参照テーブルは、メモリ314に保持することができる。 この参照テーブルは、さまざまな通帳長さと、それに対する最適なガイド・プレート414の傾き角度と、相当するエンコーダ・パルスのカウント数との対応を設定するものである。 即ち、当該参照テーブルの、検出された通帳長さに対応するエンコーダ・パルスのカウント数を座屈判定用の閾値として参照し、座屈検出センサー336が読み取るエンコーダ・パルスのカウント数が、座屈の開始から所定時間以内に当該閾値を超えた場合に、座屈は成功したものと判断され、逆に所定時間以内に当該閾値を超えなかった場合には、座屈ミスがあったものと判断される。
Figure 0004416785
ステップBS512で座屈が成功したと判断された場合は、これに応答して、頁めくりローラ340は通帳の開帳面から若干上方に離れ、図4の反時計回りに所定の時間高速回転し、山型形状のままローラ表面に着地している用紙412を頁めくりローラ340の上方に跳ね上げる(図4(c)参照、ステップPS514)。
用紙412は、跳ね上げられた段階で、頁めくりローラ340とガイド・プレート414に挟まれた状態でほぼ平面となる。 その後、通帳自体が図4の左方向に搬送されることで、跳ね上げられた用紙412は、開帳面の前半頁(即ち、めくり対象頁の前頁)の上に重なるようにターンされ、当該頁めくり動作は完了する(ステップPS516)。 ガイド・プレート414は重力により元の水平状態に復帰する。
これで頁めくりは無事完了したので、めくられた新しい頁に対する印刷を行うため、印刷を実行する位置まで通帳が搬送される(ステップPS518)。
一方、ステップBS512で座屈が成功しなかったと判断された場合、即ち、所定時間以内にエンコーダ・パルスのカウント数が座屈判定用の閾値を超えなかった場合は、頁めくりローラの通帳への着地位置が通帳の綴じ軸410に近すぎたために座屈ミスが起こったと考えられるので、いま少し綴じ軸410から離れたところに頁めくりローラの着地位置を持ってきて再度座屈を行わせることが必要となる。 よって、この場合は、現在の頁めくりローラの着地位置から通帳の綴じ軸410が第1の調整距離Cだけ離れるように通帳を搬送する(図4(d)参照、ステップPS520)。
この搬送された位置を新たな通帳固定位置として、再度、用紙の座屈が開始される(ステップPS510)。
尚、ステップBS512で座屈が成功しなかったと判断された場合、この成功しなかった回数を加算してゆき、回数が所定の最大数を超えた場合は、何らかの他の要因のためにステップS518による通帳固定位置の調整では座屈ミスが解決しないと判断して、通帳固定位置の調整を断念して、通帳をプリンターから排出して、操作パネルにエラー・メッセージを表示するプロセスを加えることもできる(ステップBS522、PS524)。
次に、本発明の第2の実施形態について図7および8を用いて以下に説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に基づいて通帳の頁めくりが行われる機構を側面から見た様子を表したものである。 また、図8は、本発明の第2の実施形態に係る改頁処理の流れを示す図である。
まず、第1の実施形態の場合と同様に、一連の頁めくりのプロセスが開始する前に、通帳長さに応じた通帳固定位置と、通帳長さに応じた座屈判定用の閾値を予め設定する(ステップPS802)。 更に、通帳IDおよびその通帳のページ番号に応じた、通帳固定位置のオフセット距離も、予め設定する(PS803)。 このオフセット距離とは、通帳長さに応じた通帳固定位置を参照して得てその位置に通帳を搬送するのではなく、その位置からオフセット(補正、誤差修正)させた位置に搬送させるためのオフセット値を表す。 したがって、通帳の綴じ軸が頁めくりローラの着地点からより遠ざかる方向にオフセットさせたい場合と、その逆に着地点へより近づく方向にオフセットさせたい場合があり、これに対応するため、オフセット距離は正負の符号付き数値として扱うことが望ましい。 例えば、着地点からより遠ざかる方向にオフセットさせるばあいのオフセット距離を正の値として扱う。
通帳の種類およびその通帳の特定の頁によっては、頁めくりを行う際に、特に座屈ミスが発生しやすい、または特に2重めくりが発生しやすいとった特殊な傾向を持つ場合がある。 よって、このオフセット距離の予めの設定は、これら傾向に応じて妥当と思われるオフセット距離を予め設定しておくものである。
表2は、通帳の種類(通帳ID)およびその通帳の特定の頁に対する、通帳や対象用紙の特性および頁めくり時の傾向との相関関係、そしてそれらを考慮して設定されるオフセット距離についての一例を示したものである。 この表によれば、通帳IDが001の通帳は、全頁について通常より用紙間の摩擦が大きいため2枚めくりになりやすく、オフセット距離を−10mmとして、通帳の綴じ軸に通常より10mm近づけた地点に頁めくりローラを着地させるべきことが設定されている。
また、通帳IDが002の通帳は、全頁について通常より用紙の剛性が小さく(即ち、柔らかく)座屈し易いため、やはり2枚めくりになりやすく、オフセット距離として−7mmを設定している。
更に、通帳IDが003の通帳は、通帳の折りが甘く中央頁が開きやすい通帳(閉じていても中央頁に空間ができるような通帳)であるため、中央頁を開帳した状態より2枚前(即ち、中央頁の後半頁より4頁前)における頁めくりは、2枚めくりになって中央頁が開帳されてしまい易い傾向がある。 よって、オフセット距離を−12mmとしている。
一方、通帳IDが004の通帳は、全頁について通常より用紙間の摩擦が小さいため座屈しにくいので、オフセット距離を+10mmとして、通帳の綴じ軸から通常より10mm離れた地点に頁めくりローラを着地させるべきことが設定されている。
Figure 0004416785
当該頁めくり装置が、通帳プリンターのうちの当該頁めくり装置以外の部分から頁めくり要求を受け取ると、これに応答して、頁めくりが開始される(ステップPS804)。 先ず、通帳検出センサーによって、通帳長さが検出される(ステップS806)が、これと併せて、当該通帳検出センサーは通帳IDおよび現在の開帳頁の頁番号を検出する(ステップPS807)。
続いて、検出された通帳長さに応じてステップPS802で予め設定される通帳固定位置と、検出された通帳ID等に応じてステップPS803で予め設定されるオフセット距離とを参照して、当該通帳固定位置から当該オフセット距離Dだけオフセットさせた位置まで、通帳搬送用ローラ342が通帳702を搬送する(図7(a)参照、ステップPS808)。
通帳702を搬送位置に固定した後、頁めくりローラ340が、めくり対象の頁である開帳面の後半頁に係る用紙712に押し付けられ、頁めくりローラ340を図7の反時計回りに回転させることによって、ローラと用紙の摩擦力によって当該用紙の座屈を開始する(図7(b)参照、ステップPS810)。
用紙の座屈が成功したかどうかが、座屈検出センサー336によって判断され(ステップBS812)、成功したと判断された場合は、用紙712は頁めくりローラ340の上方に跳ね上げられ(ステップPS814)、続いて開帳面の前半頁の上に重ねられて、当該頁めくり動作は完遂する(ステップPS816)。 頁めくりは無事完了したので、新しい頁での印刷を実行する位置まで通帳が搬送される(ステップPS818)。 これは、第1の実施形態と同様である。
用紙712の座屈が成功しなかったと判断された場合は、現在の頁めくりローラ340の着地位置から通帳の綴じ軸が第1の調整距離Cだけ離れる位置まで通帳702を搬送する(図7(c)参照、ステップPS820)。 そして、この搬送された位置を新たな通帳固定位置として、再度、頁めくりを行うために、めくり対象頁に係る用紙の座屈が開始される(ステップPS810)。
このように座屈が成功しなかったのは、ステップPS803で予め設定され、ステップPS808で利用した上記オフセット距離の値が妥当なものではなかったためであると考えられる。 よって、次回にこの同じ種類の通帳が頁めくりのために当該頁めくり装置に挿入されてきたときに、今度は直接この新たな通帳固定位置にオフセットされるように、ステップPS803で設定されたオフセット距離の値を更新しておくことが望ましい。 そこで、ステップPS820と相前後して、この更新ステップを持たせることもできる(ステップPS826)。
更に、本発明の第3の実施形態について図9および10を用いて以下に説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に基づいて通帳の頁めくりが行われる装置を側面から見た様子を表したものである。 また、図10は、本発明の第3の実施形態に係る改頁処理の流れを示す図である。
一連の頁めくりのプロセスが開始する前に、通帳長さに応じた通帳固定位置等を予め設定し(ステップPS1002、ステップPS1003)、頁めくり要求を受け取ったことに応答して頁めくりを開始し(ステップPS1004)、通帳検出センサーによって、通帳長さ等を検出し(ステップPS1006、ステップPS1007)、通帳固定位置からオフセット距離だけオフセットさせた位置まで通帳を搬送し(ステップPS1008)、その位置で頁めくりローラの回転により座屈を開始し(ステップPS1010)、座屈が成功したかどうか判断する(ステップBS1012)各ステップについては、第2の実施形態の場合と同様である。
また、座屈が成功しなかった場合の処理(ステップPS1020、ステップPS1026、ステップBS1022、ステップPS1024)についても、第2の実施形態の場合と同様である。
ステップBS1012で座屈が成功したと判断された場合は、これに応答して、頁めくりローラ340は通帳902の開帳面から若干上方に離れ、図9において反時計回りに所定の時間高速回転し、山型形状のままローラ表面に着地している用紙912を頁めくりローラ340の上方に跳ね上げる(ステップPS1014)。 用紙912が跳ね上げられた通帳を、図9の左方向に若干搬送をすると、用紙912は開帳面に対してほぼ垂直となる(図9(a)参照)。 この状態になるタイミング、即ち通帳902の綴じ軸910が頁めくりローラ340の右外周のほぼ直下に位置するタイミングは、搬送制御を行っている搬送用ローラ342等は容易に判断することができる。
この垂直状態に跳ね上げられるべき用紙は、正常に座屈が行われた場合は、めくり対象の頁に係る用紙1枚だけであるが、もし2枚以上の用紙の座屈が行われていた場合は、この2枚以上の用紙が跳ね上げられる場合がある。 そこで、跳ね上げられた用紙の片側面に光透過センサーのLED 930(または、超音波センサーの投音器)を、他の片側面に光透過センサーのフォト・トランジスタ932(または、超音波センサーの受音器)を配置した多重検出センサー338を設け、当該多重検出センサー338によって、座屈の成功後に2枚以上の用紙が跳ね上げられているかどうかを判断する(ステップBS1030)。
ステップBS1030で、2枚以上の用紙が跳ね上げられていると判断された場合は、図9の右方向に通帳902を搬送する。 この移動によって、跳ね上げられていた2枚以上の用紙は、ガイド・プレート414に押さえられて、座屈前の状態に戻る(図9(b)参照、ステップPS1032)。
このような2枚以上の用紙の座屈および跳ね上げは、頁めくりローラの現在の着地位置が通帳の綴じ軸から遠すぎたために起こったと考えられ、いま少し綴じ軸に近いところに頁めくりローラの着地位置を持ってきて再度座屈を行わせることが必要となる。 よって、この場合は、現在の頁めくりローラの着地位置が通帳の綴じ軸に第2の調整距離だけ近づくように通帳を搬送する(ステップPS1034)。
そして、この搬送された位置を新たな通帳固定位置として、再度、頁めくりを行うために、めくり対象頁に係る用紙の座屈が開始される(ステップPS1010)。
この際、座屈ミスの場合と同様、ステップPS1034と相前後して、ステップPS1003で設定されたオフセット距離の値を更新するステップを持たせることもできる(ステップPS1026)。
尚、ステップBS1030で2枚以上の用紙の跳ね上げが起こったと判断された場合、この回数を加算してゆき、回数が所定の最大数を超えた場合は、何らかの他の要因のためにステップPS1034による通帳固定位置の調整では2枚以上の用紙の座屈は解決しないと判断して、通帳固定位置の調整を断念し、通帳をプリンターから排出して、操作パネルにエラー・メッセージを表示するプロセスを加えることもできる(ステップBS1036、ステップPS1024)。
ステップBS1030で、1枚の用紙のみが跳ね上げられていると判断された場合は、正常な座屈および跳ね上げが行われたことになる。 よって、引き続いて、通帳を図9(a)の左方向に搬送することで、跳ね上げられた用紙912は開帳面の前半頁の上に重ねられ、当該頁めくり動作は完了し(ステップPS1016)、新しい頁での印刷を実行する位置まで通帳が搬送される(ステップPS1018)。
以上、本発明をいくつかの実施形態を用いて説明したが、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、上記実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。 即ち、上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。 またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。 さらに、上記実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須とは限らないことにも留意されたい。
従来の通帳用プリンターで用いる頁めくり装置の機構の例を示す。 従来の頁めくり装置の動作する様子を示す。 本発明の実施に係る通帳用プリンターの頁めくり装置、および当該装置が備わった通帳用プリンター全体のハードウェア構成の典型的な例を示す。 本発明の第1の実施形態に基づいて通帳の頁めくりが行われる様子を示す。 本発明の第1の実施形態に係る頁めくり処理の流れを示す。 座屈によりガイド・プレートが持ち上げられる角度が計測できるような座屈検出センサーの例を示す。 本発明の第2の実施形態に基づいて通帳の頁めくりが行われる様子を示す。 本発明の第2の実施形態に係る頁めくり処理の流れを示す。 本発明の第3の実施形態に基づいて通帳の頁めくりが行われる様子を示す。 本発明の第3の実施形態に係る頁めくり処理の流れを示す。
符号の説明
100.....頁めくり装置
102.....頁めくりローラ
104.....ローラ・シャフト
106.....アーム
108.....駆動シャフト
110.....ピン
112.....ベッド・プレート
114.....ガイド・プレート
116.....フィード・ローラ
118.....スプリング
120.....ベルト
202.....通帳
204.....シャフト
206.....ピボット形成部の曲げ面
208.....反射型センサー
210.....通帳の綴じ軸
212.....開帳面の後半頁に係る用紙
300.....通帳用プリンター
302.....頁めくり装置
306.....プロセッサ
308.....共通バス
310.....フラッシュROM
312.....SRAM
314.....メモリ
320.....センサー・コントローラ・ロジック
322.....操作パネル・コントローラ・ロジック
324.....通信コントローラ・ロジック
326.....メカ・コントローラ・ロジック
328.....頁めくりコントローラ
330.....カスタムLSI
332.....通帳検出センサー
336.....座屈検出センサー
338.....多重検出センサー
340.....頁めくりローラ
342.....通帳搬送用ローラ
402.....通帳
404.....シャフト
410.....通帳の綴じ軸
412.....開帳面の後半頁に係る用紙
414.....ガイド・プレート
PS502...処理ステップ
PS504...処理ステップ
PS506...処理ステップ
PS508...処理ステップ
PS510...処理ステップ
BS512...分岐ステップ
PS514...処理ステップ
PS516...処理ステップ
PS518...処理ステップ
PS520...処理ステップ
BS522...分岐ステップ
PS524...処理ステップ
602.....エンコーダ・プレート
604.....スペーサ
606.....シャフト
608.....フォト・インタラプタ型センサー
702.....通帳
712.....開帳面の後半頁に係る用紙
PS802...処理ステップ
PS803...処理ステップ
PS804...処理ステップ
PS806...処理ステップ
PS807...処理ステップ
PS808...処理ステップ
PS810...処理ステップ
BS812...分岐ステップ
PS814...処理ステップ
PS816...処理ステップ
PS818...処理ステップ
PS820...処理ステップ
BS822...分岐ステップ
PS824...処理ステップ
PS826...処理ステップ
902.....通帳
910.....通帳の綴じ軸
912.....開帳面の後半頁に係る用紙
930.....光透過センサーのLED
932.....光透過センサーのフォト・トランジスタ
PS1002...処理ステップ
PS1003...処理ステップ
PS1004...処理ステップ
PS1006...処理ステップ
PS1007...処理ステップ
PS1008...処理ステップ
PS1010...処理ステップ
BS1012...分岐ステップ
PS1014...処理ステップ
PS1016...処理ステップ
PS1018...処理ステップ
PS1020...処理ステップ
BS1022...分岐ステップ
PS1024...処理ステップ
PS1026...処理ステップ
BS1030...分岐ステップ
PS1032...処理ステップ
PS1034...処理ステップ
BS1036...分岐ステップ

Claims (16)

  1. 通帳に印刷可能なプリンターに備えられ、綴じ軸の両側に開帳された前記通帳の頁めくりを行うための装置であって、
    前記通帳のための搬送経路と、
    前記搬送経路上に配置され、前記通帳の頁面のサイズを検出する、通帳検出器と、
    前記サイズに応じた前記搬送経路上の通帳固定位置および前記サイズに応じた座屈判定用の閾値を記憶する、設定手段と、
    前記通帳固定位置の近傍に配置される頁めくり機構であって、前記通帳固定位置まで搬送された前記通帳のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行い、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記通帳の綴じ軸のまわりにターンさせる、頁めくり機構と、
    前記頁めくり機構の近傍に、前記用紙の座屈量を示す値を検出するように配置された、座屈検出器と、
    駆動制御が可能であり、前記搬送経路の指示された位置まで前記通帳を搬送可能な、搬送機構と、
    前記設定手段を参照して、検出された前記サイズに応じた前記通帳固定位置および前記閾値を認識し、前記通帳が前記通帳固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させ、前記頁めくり機構に前記用紙の座屈を行わせる制御手段であって、前記座屈検出器により検出される前記座屈量を示す値が、所定時間内に前記閾値に達しない場合に、前記座屈が不成功であると判断して、前記通帳が前記通帳固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させる、制御手段と、
    を備える装置。
  2. 前記通帳検出器は、さらに、前記通帳の識別情報を検出し、
    前記設定手段は、さらに、前記識別情報に応じたオフセット距離を記憶し、
    前記制御手段は、さらに、前記設定手段を参照して、検出された前記識別情報に応じた前記オフセット距離を認識し、
    前記通帳が前記通帳固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させることは、前記通帳が前記通帳固定位置から前記オフセット距離だけ隔たったオフセット固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させることを含む、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御手段は、さらに、前記座屈が不成功であると判断した場合に、前記識別情報に応じて設定された前記オフセット距離の値を更新して、更新されたオフセット距離によって定まる更新されたオフセット固定位置が前記第1の新たな固定位置と一致するようにする、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記綴じ軸のまわりにターンする前記用紙を検知可能なように配置され、前記用紙を含む複数の用紙がターンしているかどうかを検出する、多重検出器をさらに備え、
    前記制御手段は、さらに、前記多重検出器が前記複数の用紙のターンを検出した場合には、前記複数の用紙が前記座屈の開始前の位置に戻るように前記搬送機構を駆動させ、前記通帳が前記通帳固定位置から第2の調整距離だけ隔たった第2の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させる、
    請求項3に記載の装置。
  5. 前記頁めくり機構は、その回転軸が前記通帳固定位置における前記通帳の綴じ軸と平行に設置されたローラを含み、当該ローラは前記通帳固定位置にある前記通帳から離隔する第1の位置と、前記通帳のめくり対象頁に係る前記用紙に接触する第2の位置との間で移
    動可能であり、前記用紙の前記ローラが接触する部分が前記綴じ軸の方向にずれるように前記ローラを回転させることで、前記用紙の座屈を行う、
    請求項4に記載の装置。
  6. 前記サイズは、前記通帳の頁面についての、前記開帳面に平行で前記綴じ軸に垂直の方向に沿った長さを含み、
    前記サイズに応じた通帳固定位置は、前記めくり対象頁に係る前記用紙の前記綴じ軸に係る辺とこれに対向する辺との中線に前記ローラが接触する場合の、前記通帳の位置を含む、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記座屈検出器は、前記用紙が座屈されるのに応じて可動するガイド・プレートと、当該ガイド・プレートの可動量を検出するセンサーとを含み、
    前記閾値は、前記ガイド・プレートの可動量に関連付けて定めた閾値であり、
    前記座屈が不成功であると判断することは、前記座屈の開始から所定時間以内に前記可動量が前記閾値を超えなかった場合に前記座屈が不成功であると判断することを含む、
    請求項4に記載の装置。
  8. 前記識別情報に応じたオフセット距離は、前記識別情報に関連付けられる前記通帳の用紙の厚さおよびすべり摩擦係数に応じて定まることを含む、
    請求項4に記載の装置。
  9. 前記識別情報は、前記めくり対象頁の頁番号を含み、
    前記識別情報に応じたオフセット距離は、前記頁番号に応じて定まることを含む、
    請求項4に記載の装置。
  10. 前記多重検出器は、前記綴じ軸のまわりにターンする前記用紙の一面側に設置した光送信器と他の一面側に設置した光受信器とを有する光透過型センサーを含み、
    前記複数の用紙のターンの検出は、前記光送信器と前記光受信器との間の光透過率の変化を測定することで行うことを含む、
    請求項4に記載の装置。
  11. 通帳に印刷可能なプリンターに備えられた頁めくり装置によって、綴じ軸の両側に開帳された前記通帳の頁めくりを行う方法であって、
    a)通帳の頁面のサイズに応じた通帳固定位置および前記サイズに応じた座屈判定用の閾値を記憶するステップと、
    b)頁めくり要求を受け取ったことに応答して、前記通帳の頁面のサイズを検出するステップと、
    c)前記サイズに応じた前記通帳固定位置の値を参照して、前記通帳固定位置まで前記通帳を搬送するステップと、
    d)前記通帳のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行うステップと、
    e)前記用紙の座屈量を示す値を検出するステップと、
    f)前記サイズに応じた前記閾値を参照して、前記座屈量を示す値が所定時間内に前記閾値を超えたかどうかを判断するステップと、
    g)前記座屈量を示す値が所定時間内に前記閾値を超えた場合は、前記座屈が成功であると判断し、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記通帳の綴じ軸のまわりにターンさせ、頁めくりを完了するステップと、
    h)前記座屈量を示す値が所定時間内に前記閾値を超えなかった場合は、前記座屈が不成功であると判断し、前記通帳固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで前記通帳を搬送し、その位置で、ステップd)以降の各ステップを行うステップと、
    を有する方法。
  12. 前記ステップa)において、前記通帳の識別情報に応じたオフセット距離を記憶するステップと、
    前記ステップb)において、前記通帳の前記識別情報を検出するステップと、
    前記ステップc)において、前記通帳固定位置の値および前記オフセット距離の値を参照して、前記通帳固定位置から前記オフセット距離だけ隔たったオフセット固定位置まで前記通帳を搬送するステップと
    前記ステップh)において、前記第1の新たな固定位置まで前記通帳を搬送した後に前記識別情報に応じて記憶された前記オフセット距離を更新して、更新されたオフセット距離によって定まるオフセット固定位置が前記第1の新たな固定位置と一致するようにするステップと
    をさらに有する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ステップg)において、前記用紙を含む複数の用紙が前記綴じ軸のまわりにターンしているかどうかを検出するステップと、
    前記複数の用紙がターンしていると検出された場合に、前記複数の用紙が前記座屈の開始前の位置に戻るように前記通帳を搬送するステップと、
    前記通帳固定位置から第2の調整距離だけ隔たった第2の新たな固定位置まで前記通帳を搬送し、その位置で、前記ステップd)以降の各ステップを行うステップと、
    をさらに有する、請求項12に記載の方法。
  14. 通帳に印刷可能なプリンターに備えられた頁めくり装置に、綴じ軸の両側に開帳された前記通帳の頁めくりを行わせるための、当該プリンターに記憶された制御プログラムであって、
    a)通帳の頁面のサイズに応じた通帳固定位置および前記サイズに応じた座屈判定用の閾値を記憶するステップと、
    b)頁めくり要求を受け取ったことに応答して、前記通帳の頁面のサイズを検出するステップと、
    c)前記サイズに応じた前記通帳固定位置の値を参照して、前記通帳固定位置まで前記通帳を搬送するステップと、
    d)前記通帳のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行うステップと、
    e)前記用紙の座屈量を示す値を検出するステップと、
    f)前記サイズに応じた前記閾値を参照して、前記座屈量を示す値が所定時間内に前記閾値を超えたかどうかを判断するステップと、
    g)前記座屈量を示す値が所定時間内に前記閾値を超えた場合は、前記座屈が成功であると判断し、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記通帳の綴じ軸のまわりにターンさせ、頁めくりを完了するステップと、
    h)前記座屈量を示す値が所定時間内に前記閾値を超えなかった場合は、前記座屈が不成功であると判断し、前記通帳固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで前記通帳を搬送し、その位置で、前記ステップd)以降の各ステップを行うステップと、
    を前記頁めくり装置に実行させる、制御プログラム。
  15. 綴じ軸の両側に開帳された通帳の頁めくりを行う機構を有する、通帳に印刷可能なプリンターであって、
    前記通帳の開帳面に印刷することができる印刷機構と、
    前記印刷機構から搬送された前記通帳のための搬送経路と、
    前記搬送経路上に配置され、前記通帳の頁面のサイズを検出する、通帳検出器と、
    検出された前記サイズに応じた前記搬送経路上の通帳固定位置および前記サイズに応じた座屈判定用の閾値を記憶する、設定手段と、
    前記通帳固定位置の近傍に配置され、前記通帳固定位置において前記通帳のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行い、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記通帳の綴じ軸のまわりにターンさせる、頁めくり機構と、
    前記頁めくり機構の近傍に、前記用紙の座屈量を示す値を検出するように配置された、座屈検出器と、
    駆動制御が可能であり、前記搬送経路の指示された位置まで前記通帳を搬送可能な、搬送機構と、
    前記設定手段を参照して、検出された前記サイズに応じた前記通帳固定位置および前記閾値を認識し、前記通帳が前記通帳固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させ、前記頁めくり機構に前記用紙の座屈を行わせる制御手段であって、前記座屈検出器により検出される前記座屈量を示す値が、所定時間内に前記閾値に達しない場合に、前記座屈が不成功であると判断して、前記通帳が前記通帳固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させる、制御手段と、
    を備えるプリンター。
  16. 冊子に印刷可能なプリンターに備えられ、綴じ軸の両側に開帳された前記冊子の頁めくりを行うための装置であって、
    前記冊子のための搬送経路と、
    前記搬送経路上に配置され、前記冊子の頁面のサイズを検出する、冊子検出器と、
    前記サイズに応じた前記搬送経路上の冊子固定位置および前記サイズに応じた座屈判定用の閾値を記憶する、設定手段と、
    前記冊子固定位置の近傍に配置される頁めくり機構であって、前記冊子固定位置まで搬送された前記冊子のめくり対象頁に係る用紙の座屈を行い、前記座屈された前記用紙を前記めくり対象頁の前頁の上に重なるように前記冊子の綴じ軸のまわりにターンさせる、頁めくり機構と、
    前記頁めくり機構の近傍に、前記用紙の座屈量を示す値を検出するように配置された、座屈検出器と、
    駆動制御が可能であり、前記搬送経路の指示された位置まで前記冊子を搬送可能な、搬送機構と、
    前記設定手段を参照して、検出された前記サイズに応じた前記冊子固定位置および前記閾値を認識し、前記冊子が前記冊子固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させ、前記頁めくり機構に前記用紙の座屈を行わせる制御手段であって、前記座屈検出器により検出される前記座屈量を示す値が、所定時間内に前記閾値に達しない場合に、前記座屈が不成功であると判断して、前記冊子が前記冊子固定位置から第1の調整距離だけ隔たった第1の新たな固定位置まで移動するように前記搬送機構を駆動させる、制御手段と、
    を備える装置。
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