JP2019051643A - 頁めくり装置、及び頁めくり制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】頁めくり動作に伴う紙詰まりの発生を防止することができる頁めくり装置を提供する。【解決手段】頁めくり装置1は、頁めくり動作に同期させて、吸着部14側の頁Pの端部が頁保持部30の巻き込み部によりめくり先位置に巻き込まれ始めるまで、アーム51をめくられる頁Pの動きを制限する頁押圧状態とすることで、吸着部14と反対側の頁Pの端部を押さえて、めくられる頁Pの動きを制限する。頁Pが吸着部14から離れて、吸着部14側の頁Pが頁保持部30の巻き込み部により巻き込まれ始めるタイミングで、姿勢制御部50のアーム51を解放(略垂直)状態に回動させる。めくられる頁Pは、頁Pの端部がU字形状に折れ曲がることなく、傾斜しながら頁保持部30に引き込まれていく。【選択図】図1
Description
本発明は、頁めくり装置、及び頁めくり制御方法に関する。
従来、例えば本等の頁を自動でめくる装置としては、重なっている頁を一枚ずつ吸着して頁をめくる頁めくり装置が知られている(例えば特許文献1参照)。当該頁めくり装置では、粘着性部材などで本の頁を保持してめくり上げ、めくり元位置に戻らないように、めくり先側でローラ等からなる頁保持部によりめくり上げた頁を巻き込んで押さえ込む動作を繰り返すことで本の頁を順次めくる。そして、頁を順次めくる動作の過程で、パーソナルコンピュータに接続されたカメラや、カメラ付きの携帯電話やスマートフォン、タブレットなどでめくる前の頁を順次撮影する。
上述した従来技術では、本のサイズや、頁の紙質等と、めくり先位置の頁保持部の取り付け位置との関係で、図7に示すように、めくった頁Pの端部EがU字の形状で頁保持部のローラ70に進入してくる場合がある。このように、めくった頁Pの紙の姿勢が不適切であると、めくり先位置付近で頁を押さえ込むローラ70で紙詰まりが発生する場合がある。これは、めくり先位置の頁保持部の取り付け位置を調整すると防止できるが、慣れないと適切な位置を決めるために試行錯誤することになり面倒である、という問題あった。
そこで本発明の課題は、頁めくり動作に伴う紙詰まりの発生を防止することである。
この発明に係る頁めくり装置は、本の頁をめくる頁めくり装置であって、開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁を保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるめくり機構と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を回転することで巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持する頁保持部と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限する制限部と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る頁めくり制御方法は、本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁をめくり機構によって保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるステップと、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限するステップと、前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を、頁保持部によって巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持するステップと、を含むことを特徴とする。
この発明に係る頁めくり制御方法は、開かれた本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、めくり元位置にある前記頁の綴じ側の所定の上面を制御機構により押圧した状態で、前記めくり元位置の前記頁の端部をめくり機構によって保持し、前記頁をめくり先位置に向かってめくり上げるステップと、前記めくり機構によってめくり上げられた頁が、前記めくり先位置に設けられた保持機構によって巻き込まれ始めるタイミングで、前記制御機構による前記所定の上面への押圧を解除するステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、頁めくり動作に伴う紙詰まりの発生を防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本発明の実施形態による頁めくり装置1の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明においては本Bの頁Pを左から右へとめくる場合について説明する。図1において、頁めくり装置1は、本Bの頁Pをめくる頁めくり本体部10と、開かれた本Bを保持する保持台20と、めくり先位置で頁Pを保持するための頁保持部(保持機構)30と、保持台20に保持された本Bを固定するブックホルダー40と、頁Pの姿勢を制御するための姿勢制御部(制御機構)50と、本Bの頁Pを撮像する撮像手段を有する情報処理端末(スマートフォンや、タブレットなど)を設置する撮像装置スタンド60とを備えている。
頁めくり本体部10は、略直方体形状の収納ケース11と、該収納ケース11に収納可能なアーム部12と、アーム部12を右から左、左から右へと往復揺動させるモータなどの第一駆動部13と、アーム部12の先端に取り付けられ、本Bの頁Pに対して吸着する吸着部(粘着ローラ部)14と、該吸着部14を回動させるモータなどの第二駆動部15と、めくり元位置にある頁Pの上方に風を通過させ、吸着部14によりめくられた頁Pに対して風を当てることで頁のめくり動作を補助するとともに、吸着部14から離脱させるための送風部16と、各部の動作を制御する図示しない制御部と、を備えている。頁めくり本体部10の保持台20に対する位置、方向は、本Bのサイズに応じて適宜調整することが可能である。
保持台20は、ヒンジにより折り畳み自在な一対の保持板21、22を備えている。ここで、本Bの頁Pが左から右へとめくられる場合は、一対の保持板21、22のうち、左側に配置された一方の保持板21が卓上に沿うように置かれ、右側に置かれる他方の保持板22が一方の保持板21に対して所定の角度で起き上がるように傾斜して卓上に置かれる。一方の保持板21上には、頁Pがめくられる前の本Bが置かれる。いわゆる、めくり元位置となる。他方の保持板22上には、めくられた頁Pが保持される。いわゆる、頁Pのめくり先位置となる。
これにより、保持台20は、めくり元位置にある頁Pよりもめくり先にある頁Pの方が本Bの綴じ目に対して起きる方向に傾斜するように本Bを保持することになる。なお、一対の保持板21、22がヒンジにより折り畳み自在となっているので、一対の保持板21、22のなす角度も調整することができ、めくり先位置にある頁Pの水平面に対する傾斜角度θ1が調整自在となっている。傾斜角度θ1としては30〜45度内の範囲で調整することが好ましい。
頁保持部30は、吸着部14の往復揺動によってめくられた頁Pがめくり元位置に戻らないようにめくり先位置に巻き込む巻き込み部31と、該巻き込み部31と同軸上で回転し、吸着部14より搬送され、巻き込み部によって巻き込まれた頁Pがめくり元位置に戻らないように、頁Pを引き込む引き込みローラ32と、頁Pをめくり先位置で押さえ込む押さえローラ33とからなる。
ブックホルダー40は、長尺の板状の部材からなり、頁めくり動作中での本Bのずれを防止するために、保持板21上に設置された本Bの表紙(又は裏表紙)と最終頁Pとの間に挿入され、固定つまみ41を絞めることによって保持板21に固定される。
姿勢制御部50は、ブックホルダー40上に着脱可能に固定される。姿勢制御部50には、モータなどの駆動部(不図示)と、該駆動部の回転軸に連結されたアーム51を備えている。姿勢制御部50は、アーム51を頁Pの上面を押圧する状態(略水平状態)としたときに、アーム51の先端部がめくられる前の頁Pの上面を下方に押圧する位置となるようにブックホルダー40上に固定される。換言すると、姿勢制御部50のブックホルダー40上での固定位置は、本Bのサイズに応じて、ブックホルダー40の長手方向で調整可能となっている。
また、姿勢制御部50は、ブックホルダー40上に固定されることから、アーム51の先端部の頁P上の位置は、ブックホルダー40の固定位置に依存することになる。換言すると、本Bのサイズや、頁Pの腰の強さなどに応じて、ブックホルダー40の固定位置を調整することで、アーム51の先端部の頁P上の位置を調整することが可能である。なお、姿勢制御部50によるアーム51の動作の詳細については後述する。
撮像装置スタンド60は、撮像対象の見開かれた本Bのめくり元位置にある頁P(めくられる前の頁P)に対して対角方向に、かつ撮像装置スタンド60の設置面に対して平行に伸びるステージ61を有している。ステージ61には、撮像装置としてタブレット端末(不図示)が設置され、ステージ61に設けられた開口部を介して、タブレット端末のカメラ部が本Bのめくり元位置にある頁P(めくられる前の頁P)を撮影する。撮像装置スタンド60の位置、方向は、本Bのサイズに応じて適宜調整することが可能である。
図2(a)、(b)は、本実施形態による姿勢制御部50の動作を説明するための概念図である。姿勢制御部50は、図2(a)に示すように、頁めくり本体部10の制御部による制御に従って、めくられる頁Pの動きを制限する頁押圧(略水平)状態SAと、めくられた頁Pの動きを制限しない立ち上がった解放(略垂直)状態SBとを往復揺動するようにアーム51の動作を制御する。
なお、本Bの頁数によっては、図2(b)に示すように、めくられる前の残り頁Pの高さがアーム51の回動軸より高い場合や、頁めくり動作が進み、残り頁が少なくなって、めくられる前の残り頁Pの高さがアーム51の回動軸より低くなる場合がある。いずれの場合であっても、姿勢制御部50の駆動部にDCモータ(減速ギア内蔵)を用いているので、頁Pに対してアーム51による一定程度の押圧力が加わるため、めくられる頁Pの動き(上方に持ち上げられる動き)を十分に制限することができる。
図3は、本実施形態による頁めくり装置1による頁めくり動作と姿勢制御部50の動作とを説明するための概念図である。
上記構成において、第一駆動部13が回転するとアーム部12が第一駆動部13を中心にして円弧を描くように頁Pのめくり元位置と、頁Pのめくり先位置との間を往復動作するようになっている。以下の説明においては、頁Pのめくり元位置からめくり先位置までの移動を往動とし、めくり先位置からめくり元位置までの移動を復動とする。
まず、めくり動作の開始前には、ブロック100で示すように、アーム部12、すなわち吸着部14は、めくり先位置側にある。このとき、姿勢制御部50は、アーム51を回動させて、めくられる頁Pの動きを制限する頁押圧状態SAとする。
次に、めくり動作が開始されると、ブロック101で示すように、アーム部12、すなわち吸着部14がめくり元位置に移動し、最初の頁Pを吸着する。このとき、姿勢制御部50は、アーム51の頁押圧状態SAを維持する。
次に、アーム部12、すなわち吸着部14がめくり先位置に回動すると、ブロック102で示すように、吸着された頁Pの端部(小口側)が吸着部14によってめくり先位置に移動することになる。このとき、吸着された頁Pの綴じ部分は、姿勢制御部50のアーム51によって動きが制限されているので、吸着された頁Pの端部は、頁保持部30の引き込みローラ32や押さえローラ33などによって引き込まれることはない。
さらに、アーム部12、すなわち吸着部14が回動すると、ブロック103に示すように、吸着部14に吸着されていた頁Pの端部が吸着部14から離れ、頁保持部30に巻き込まれていく。この頁Pの端部が吸着部14から離れるタイミングで、姿勢制御部50は、アーム51を頁Pの動きを制限しない立ち上がった解放(略垂直)状態SBとなるよう回動させる。そして、アーム51が解放(略垂直)状態SBに回動する過程と並行して、吸着部14から離れた頁Pの端部が頁保持部30の巻き込み部31、引き込みローラ32、及び押さえローラ33によって引き込まれていく。
最終的に、ブロック104に示すように、めくられた頁Pは、完全に頁保持部30に引き込まれて保持される。また、姿勢制御部50のアーム51は、頁Pの動きを制限しない立ち上がった解放(略垂直)状態SBとなる。その後、姿勢制御部50は、ブロック100に示すように、アーム51を回動させて、次の頁Pの動きを制限する頁押圧状態SAとする。
このように、本実施形態によれば、頁めくり動作に同期させて、めくられる頁Pの綴じ部分(例えば、吸着部14が吸着する頁Pの角部と対角をなす頁Pの綴じ部分)の動きを姿勢制御部50のアーム51によって制限することで、頁Pの端部と頁保持部30との距離が調整され、頁Pの角部が先に頁保持部30の巻き込み部により巻き込まれ(図3のブロック103参照)、次いで頁Pの端部が頁保持部30の巻き込み部31、引き込みローラ32、及び押さえローラ33に傾斜しながら引き込まれていくことになる。したがって、頁Pの端部がU字形状に折れ曲がることを防止することができ、頁保持部30の引き込みローラ32、及び押さえローラ33による紙詰まりの発生を防止することができる。
図4は、本実施形態の頁めくり装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図4に示すように、頁めくり装置1の制御部200には、第一駆動部13を駆動するためのモータドライバ201と、第二駆動部15を駆動するためのモータドライバ202と、送風部16を駆動するためのモータドライバ203と、頁保持部(モータ)30を駆動するためのモータドライバ204と、姿勢制御部(モータ)50を駆動するためのモータドライバ205と、各種プログラムが記録されたROM206と、ROM206に記録されたプログラムが展開されるRAM207と、各種指示が入力される操作部208と、操作部208からの指示に基づいてROM206に記録されたプログラムをRAM207に展開し実行することでモータドライバ201〜205を制御するCPU209と、情報処理端末300と接続する通信部210と、電源211とが備えられている。操作部208には、頁めくり装置1の電源をオン/オフさせるための電源スイッチ等が設けられている。なお、頁めくり装置1の動作(頁めくり動作のための各種パラメータの設定や、頁めくり動作の開始/停止の指示など)は、情報処理端末300で指示/設定する。なお、CPU209をより広義にプロセッサ209としてもよい。
図5は、本実施形態の頁めくり装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、頁めくり処理が実行される前の準備について説明する。
ユーザは、収納状態にあるめくり装置1の収納ケース11からアーム部12、吸着部14を引き出すように回動させて、アーム部12が動作する動作状態へと切り替える(図1参照)。その後、ユーザは、保持台20を設置して、当該保持板21上に本Bを設置し、ブックホルダー40を保持板21上に設置された本Bの表紙(又は裏表紙)と最終頁Pとの間に挿入し、固定つまみ41を絞めることによって保持板21に固定する。
ユーザは、収納状態にあるめくり装置1の収納ケース11からアーム部12、吸着部14を引き出すように回動させて、アーム部12が動作する動作状態へと切り替える(図1参照)。その後、ユーザは、保持台20を設置して、当該保持板21上に本Bを設置し、ブックホルダー40を保持板21上に設置された本Bの表紙(又は裏表紙)と最終頁Pとの間に挿入し、固定つまみ41を絞めることによって保持板21に固定する。
本Bの設置後、ユーザは頁保持部30を位置調整しつつ保持板22にセットし、本Bの表紙を手動によって頁保持部30に差し込んで固定する。なお、図示しないクリップによって固定するようにしてもよい。次いで、ユーザは、送風部16からの風が、頁Pのめくり元位置にある頁Pの上方を通過するとともに、頁のめくり先位置にある頁Pに当たるように送風部16の風の進行方向を調整する。
また、ユーザは、予め起点(復動の終点位置)に吸着部14が配置されるようにアーム部12の位置を合わせる。具体的には、めくり元位置にある頁Pの左上付近に吸着部14が当たるように保持台20の位置も合わせる。そして、ユーザは、本Bを開き、取り込み始めたい頁Pの一頁前の頁Pを開いて、吸着部14を往動の終点位置(復動の起点位置)に移動させておく(図3のブロック100参照)。また、ユーザは、めくり元位置にある頁Pが情報処理端末300のカメラの画角に収まるように、撮像装置スタンド60のステージ61上の情報処理端末300の位置を調整する。
これで準備が完了したためユーザが頁めくり装置1の電源211をONにすると、CPU209がROM206に記録された頁めくり処理用のプログラムをRAM207に展開し実行する。
図5に示すように、CPU209は、まず、姿勢制御部(モータ)50を駆動するためのモータドライバ205に対してプレスOFF信号を出力する(ステップS10)。これにより、姿勢制御部50のアーム51が頁Pの動きを制限しない立ち上がった解放(略垂直)状態SBとなる。次に、CPU209は、ユーザによりめくり動作開始が指示されたか否かを判断する(ステップS12)。そして、めくり動作開始が指示されていない場合には(ステップS12のNO)、そのままの状態を継続する。
一方、めくり動作開始が指示された場合には(ステップS12のYES)、CPU209は、RAM207に記憶されているN値を0にリセットする(ステップS14)。該N値の詳細については後述する。次に、CPU209は、モータドライバ203によって送風部16を駆動して当該送風部16からの送風を実行し(ステップS16)、モータドライバ204によって頁保持部30を駆動して巻き込み部31や、引き込みローラ32、押さえローラ33などを回転させる(ステップS18)。
次に、CPU209は、アーム部12が右から左に移動(復動)するように、モータドライバ201によって第一駆動部13の動作を制御する(ステップS20)。このとき、CPU209は、姿勢制御部(モータ)50を駆動するためのモータドライバ205に対してプレスON信号を出力する(ステップS22)。これにより、姿勢制御部50のアーム51が頁Pの動きを制限する頁押圧状態SAとなる。
次に、CPU209は、第一駆動部13の駆動時間が第一所定時間を超えたか否かを判断する(ステップS24)。第一所定時間は、復動の起点から終点までアーム部12を移動させることのできる時間に設定されている。そして、第一所定時間以下である場合には(ステップS24のNO)、CPU209は、そのまま第一駆動部13の駆動を継続する。
一方、第一所定時間を超えた場合には(ステップS24のYES)、CPU209は、モータドライバ201によって第一駆動部13の動作を停止する(ステップS26)。これにより、吸着部14の回転が停止された状態で左側の頁Pに吸着することになる(図3のブロック101参照)。
次に、CPU209は、アーム部12が左から右に移動(往動)するように、モータドライバ201によって第一駆動部13の動作を制御する(ステップS28)。これにより、めくり元位置にあった頁Pが吸着部14に吸着した状態でめくり先位置へと移動しはじめる(図3のブロック102参照)。
次に、CPU209は、第一駆動部13の駆動時間が第二所定時間を超えたか否かを判断する(ステップS30)。第二所定時間は、第一所定時間よりも短い時間に設定されており、特にアーム部12が往動し始めてから往動の半分地点を通過する付近から往動を終える前までの時間に設定されていることが好ましい。そして、第二所定時間以下である場合には(ステップS30のNO)、そのまま第一駆動部13の駆動を継続する。
一方、第二所定時間を超えた場合には(ステップS30のYES)、CPU209は、第一駆動部13を駆動させたままの状態で第二駆動部15を制御して吸着部14を回転させる(ステップS32)。この回転によって、吸着部14を頁Pから分離させる際に吸着部14の吸着強度が変化することになり、また、次にめくり元位置で頁Pに吸着する周面上の位置が変化することになる。
次に、CPU209は、第一駆動部13の駆動時間が第一所定時間を超えたか否かを判断する(ステップS34)。そして、第一所定時間以下である場合には(ステップS34のNO)、CPU209は、そのまま第一駆動部13及び第二駆動部15の駆動を継続する。
また、第二駆動部15が回転している期間内に、頁Pは、吸着部14から分離される(図3のブロック103参照)。この際、送風部16からの風が吸着部14から分離した頁Pに当たるため、当該頁Pはめくり先位置へと案内された上で、当該頁Pがめくり元位置に戻ってしまうことを防止することができる。また、吸着部14は、めくり先位置の頁Pから離れた位置に頁Pから分離した状態で配置されることになる。この位置であると吸着部14及びアーム部12は、情報処理端末300のカメラの画角から外れることになる。
吸着部14から分離された頁P(又は分離される直前の頁P)は、頁保持部30における巻き込み部によって頁Pが捕捉され、引き込みローラ32の外周面まで案内されることになる。引き込みローラ32にまで至った頁Pは、引き込みローラ32、押さえローラ33によってめくり先位置に引き込まれる。
このとき、吸着部14と反対側の頁Pの綴じ部分は、姿勢制御部50のアーム51によって動きが制限されているので、頁Pの端部(小口側)と頁保持部30との距離が調整され、頁Pの端部(小口側)は、U字形状に変形することなく、頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33に引き込まれることはない。
一方、第一所定時間を超えた場合には(ステップS34のYES)、CPU209は、まず、姿勢制御部(モータ)50を駆動するためのモータドライバ205に対してプレスOFF信号を出力する(ステップS36)。これにより、姿勢制御部50のアーム51が頁Pの動きを制限しない立ち上がった解放(略垂直)状態SBへ移行する(図3のブロック103参照)。
アーム51が解放(略垂直)状態SBに回動する過程において、頁Pの端部(小口側)が頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33に引き込まれていく。最終的に、めくられた頁Pは、完全に頁保持部30に引き込まれて保持される。このとき、姿勢制御部50のアーム51は、頁Pの動きを制限しない立ち上がった解放(略垂直)状態SBとなっているので、情報処理端末300のカメラの画角から外れることになる。
次に、CPU209は、第一駆動部13及び第二駆動部15を停止する(ステップS38)。このとき、アーム部12は、慣性力によってそのまま時計回りの回転を続けようとするが、収納ケース11に設けられたストッパー(不図示)によってそれ以上の回転が制限される。
次に、CPU209は、情報処理端末300に頁めくり完了信号を出力する(ステップS40)。情報処理端末300は、入力された頁めくり完了信号に基づいてカメラを制御し、現在開かれている頁Pのうち、めくり元位置にある頁Pの撮像を行う(ステップS42)。
このとき、吸着部14、アーム部12、送風部16及び頁保持部30は、カメラの画角から離れており、めくり元位置にある頁Pのみが撮像されることになる。カメラでの撮像画像データは、一枚毎(一撮像毎)にナンバリングされて情報処理端末300の記録部(メモリ、記録媒体)に記録される。このように、めくり元位置に対応する頁P、例えば奇数頁のみが撮像される場合には、別途めくり元位置の頁Pが偶数頁になるようにして偶数頁のみを撮像した画像とともに、互い違いに頁順に並び替えるようにして、全頁のスキャン画像としてまとめる。
次に、CPU209は、N値に1を加えてRAM207に記憶する(ステップS44)。このようにCPU209及びRAM207が、めくり回数を計測する計測部である。CPU209は、N値が所定値であるか否かを判断する(ステップS46)。所定値とは、頁保持部30による頁Pの巻き込みが安定して行える上限値であり、頁Pの紙の種類や、本Bの大きさによってその最適値が異なる。本実施形態では所定値として例えば50を用いる。
つまり、ある程度の頁Pをめくると、めくり先位置で保持されている頁Pの厚さが増してくるため、頁保持部30による頁保持能力が低下してしまう。そこで、めくられた頁数が所定値に達していない場合には、頁めくり動作を継続する一方、めくられた頁数が所定値に達した時点で頁めくり動作を一旦停止して、ユーザに頁保持部30を再度セットしなおす作業を行なわせる。
そして、N値が所定値でない場合には(ステップS46のNO)、CPU209は、ユーザにより頁めくり動作の停止を指示されたか否かを判断する(ステップS56)。そして、頁めくり動作の停止を指示されていない場合には(ステップS56のNO)、CPU209は、ステップS18に戻り、上述した頁めくり動作と撮像動作を繰り返す。
一方、N値が所定値に達した場合には(ステップS46のYES)、CPU209は、第一駆動部13及び第二駆動部15の停止を継続する(ステップS48)。次に、CPU209は、モータドライバ204を介して頁保持部30(による回転)を停止させ(ステップS50)、RAM207に記憶されているN値を0にリセットする(ステップS52)。
頁保持部30が停止すると、ユーザは、頁保持部30を再度セットしなおす。具体的には、めくり先位置にある複数の頁Pを、クリップ(不図示)によって他方の保持板22に固定する。また、ユーザは、頁保持部30が適切な位置となるよう調整した後、情報処理端末300から頁めくり動作の再開を指示する。
CPU209は、ユーザにより頁めくり動作の再開が指示されたか否かを判断する(ステップS54)。そして、頁めくり動作再開が指示されていない場合には(ステップS54のNO)、そのままの状態を継続する。
一方、頁めくり動作再開が指示された場合には(ステップS54のYES)、CPU209は、ステップS18に戻り、上述した頁めくり動作と撮像動作を繰り返す。
そして、ユーザにより頁めくり動作の停止が指示された場合には(ステップS56のYES)、頁めくり処理を終了する。これにより、所望の頁Pの撮像が完了する。
図6(a)、(b)は、本実施形態による姿勢制御部(モータ)50を駆動するためのモータドライバ205と姿勢制御部(モータ)50の動作を説明するためのフローチャートである。モータドライバ205は、CPU209からプレスOFF信号を受信すると、図6(a)に示すように、姿勢制御部(モータ)50を1秒間正転させ(ステップS60)、その位置(略垂直)で保持する(ステップS62)。そして、当該処理を終了する。
一方、モータドライバ205は、CPU209からプレスON信号を受信すると、図6(b)に示すように、姿勢制御部(モータ)50を1秒間逆転させ(ステップS70)、その位置(頁Pに当接した位置;略水平)で保持する(ステップS72)。そして、当該処理を終了する。
上述した実施形態によれば、頁めくり動作に同期させて、めくられる頁Pの動きを姿勢制御部50のアーム51によって制限するようにしたので、めくられる頁Pが傾斜しながら頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33に引き込まれていく。このため、頁Pの端部(小口側)がU字形状に折れ曲がることを防止することができ、頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33による紙詰まりの発生を防止することができる。
上述した実施形態によれば、吸着部14により吸着された頁Pの一端部の反対側に位置する他端部のめくり動作に伴う動きをアーム51により制限するようにしたので、めくられる頁Pが傾斜しながら頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33に引き込まれていく。このため、吸着部14と反対側の頁Pの端部がU字形状に折れ曲がることを防止することができ、頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33による紙詰まりの発生を防止することができる。
また、上述した実施形態によれば、吸着部14により吸着された頁Pの一端部の反対側に位置する他端部の綴じ側のめくり動作に伴う動きをアーム51により制限するようにしたので、めくられる頁Pが傾斜しながら頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33に引き込まれていく。このため、吸着部14と反対側の頁Pの端部がU字形状に折れ曲がることを防止することができ、頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33による紙詰まりの発生を防止することができる。
また、上述した実施形態によれば、吸着部14により吸着された頁Pの一端部の反対側に位置する他端部の綴じ側の上面をアーム51により下方に押圧するようにしたので、めくられる頁Pが傾斜しながら頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33に引き込まれていく。このため、吸着部14と反対側の頁Pの端部がU字形状に折れ曲がることを防止することができ、頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33による紙詰まりの発生を防止することができる。
また、上述した実施形態によれば、吸着部14により吸着された頁Pの一端部が頁保持部30に巻き込まれ始めるまで、めくられる頁Pの動きを姿勢制御部50のアーム51によって制限するようにしたので、めくられる頁Pが傾斜しながら頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33に引き込まれていく。このため、吸着部14と反対側の頁Pの端部がU字形状に折れ曲がることを防止することができ、頁保持部30の引き込みローラ32、押さえローラ33による紙詰まりの発生を防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限らず適宜変更可能である。例えば、姿勢制御部50は、めくられる頁Pの動きを制限する頁押圧(略水平)状態SAと、めくられた頁Pの動きを制限しない立ち上がった解放(略垂直)状態SBとを往復揺動するようにアーム51の動作を制御する場合を例示して説明したが、めくられる頁Pの動きを制限するために、頁めくり本体部10の制御部による制御に従って、めくられる頁Pと直前にめくられた頁Pとの空間に板状もしくは円柱状の部材などを差し挟む状態と、差し挟まない状態とに、板状もしくは円柱状の部材の移動動作を制御してもよく、この場合、頁Pの端部と頁保持部30との距離が調整され、吸着部14と反対側の頁Pの端部がU字形状に折れ曲がることを防止することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
以下に、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
付記1に記載の発明は、本の頁をめくる頁めくり装置であって、開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁を保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるめくり機構と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を回転することで巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持する頁保持部と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限する制限部と、を備えることを特徴とする頁めくり装置である。
付記1に記載の発明は、本の頁をめくる頁めくり装置であって、開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁を保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるめくり機構と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を回転することで巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持する頁保持部と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限する制限部と、を備えることを特徴とする頁めくり装置である。
(付記2)
付記2に記載の発明は、前記めくり機構は、前記頁のめくり元位置で当該頁の一端部を保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくり、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する他端部の、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記1に記載の頁めくり装置である。
付記2に記載の発明は、前記めくり機構は、前記頁のめくり元位置で当該頁の一端部を保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくり、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する他端部の、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記1に記載の頁めくり装置である。
(付記3)
付記3に記載の発明は、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する他端部の綴じ側の、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記2に記載の頁めくり装置である。
付記3に記載の発明は、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する他端部の綴じ側の、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記2に記載の頁めくり装置である。
(付記4)
付記4に記載の発明は、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する前記他端部の綴じ側の上面を下方に押圧することで、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記3に記載の頁めくり装置である。
付記4に記載の発明は、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する前記他端部の綴じ側の上面を下方に押圧することで、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記3に記載の頁めくり装置である。
(付記5)
付記5に記載の発明は、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部が前記頁保持部によって巻き込まれ始めるまで、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記2乃至4のいずれかに記載の頁めくり装置である。
付記5に記載の発明は、前記制限部は、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部が前記頁保持部によって巻き込まれ始めるまで、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする付記2乃至4のいずれかに記載の頁めくり装置である。
(付記6)
付記6に記載の発明は、前記制限部は、所定の長さを有するアームと、前記アームと回転軸とが直交するように連結され、前記アームを回動する駆動部と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記アームを略水平状態とすることで、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する前記他端部の綴じ側の上面に前記アームの他端を押圧し、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部が前記頁保持部によって巻き込まれ始めるタイミングで、前記アームを略垂直状態とすることで、前記頁の動きの制限を解除するよう前記駆動部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする付記5に記載の頁めくり装置である。
付記6に記載の発明は、前記制限部は、所定の長さを有するアームと、前記アームと回転軸とが直交するように連結され、前記アームを回動する駆動部と、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記アームを略水平状態とすることで、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する前記他端部の綴じ側の上面に前記アームの他端を押圧し、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部が前記頁保持部によって巻き込まれ始めるタイミングで、前記アームを略垂直状態とすることで、前記頁の動きの制限を解除するよう前記駆動部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする付記5に記載の頁めくり装置である。
(付記7)
付記7に記載の発明は、本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁をめくり機構によって保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるステップと、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限するステップと、前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を、頁保持部によって巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持するステップと、を含むことを特徴とする頁めくり制御方法である。
付記7に記載の発明は、本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁をめくり機構によって保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるステップと、前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限するステップと、前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を、頁保持部によって巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持するステップと、を含むことを特徴とする頁めくり制御方法である。
(付記8)
付記8に記載の発明は、開かれた本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、めくり元位置にある前記頁の綴じ側の所定の上面を制御機構により押圧した状態で、前記めくり元位置の前記頁の端部をめくり機構によって保持し、前記頁をめくり先位置に向かってめくり上げるステップと、前記めくり機構によってめくり上げられた頁が、前記めくり先位置に設けられた保持機構によって巻き込まれ始めるタイミングで、前記制御機構による前記所定の上面への押圧を解除するステップと、を含むことを特徴とする頁めくり制御方法である。
付記8に記載の発明は、開かれた本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、めくり元位置にある前記頁の綴じ側の所定の上面を制御機構により押圧した状態で、前記めくり元位置の前記頁の端部をめくり機構によって保持し、前記頁をめくり先位置に向かってめくり上げるステップと、前記めくり機構によってめくり上げられた頁が、前記めくり先位置に設けられた保持機構によって巻き込まれ始めるタイミングで、前記制御機構による前記所定の上面への押圧を解除するステップと、を含むことを特徴とする頁めくり制御方法である。
1…頁めくり装置、10…頁めくり本体部、11…収納ケース、12…アーム部、13…第一駆動部、14…吸着部(粘着ローラ部)、15…第二駆動部、16…送風部、20…保持台、21、22…保持板、30…頁保持部、31…巻き込み部、32…引き込みローラ、33…押さえローラ、40…ブックホルダー、41…固定つまみ、50…姿勢制御部、51…アーム、60…撮像装置スタンド、61…ステージ、B…本、P…頁
Claims (8)
- 本の頁をめくる頁めくり装置であって、
開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁を保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるめくり機構と、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を回転することで巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持する頁保持部と、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限する制限部と、
を備えることを特徴とする頁めくり装置。 - 前記めくり機構は、
前記頁のめくり元位置で当該頁の一端部を保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくり、
前記制限部は、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する他端部の、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする請求項1に記載の頁めくり装置。 - 前記制限部は、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する他端部の綴じ側の、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする請求項2に記載の頁めくり装置。 - 前記制限部は、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する前記他端部の綴じ側の上面を下方に押圧することで、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする請求項3に記載の頁めくり装置。 - 前記制限部は、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部が前記頁保持部によって巻き込まれ始めるまで、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の頁めくり装置。 - 前記制限部は、
所定の長さを有するアームと、
前記アームと回転軸とが直交するように連結され、前記アームを回動する駆動部と、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記アームを略水平状態とすることで、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部の反対側に位置する前記他端部の綴じ側の上面に前記アームの他端を押圧し、前記めくり機構により保持された前記頁の前記一端部が前記頁保持部によって巻き込まれ始めるタイミングで、前記アームを略垂直状態とすることで、前記頁の動きの制限を解除するよう前記駆動部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載の頁めくり装置。 - 本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、
開かれた前記本の前記頁のめくり元位置で当該頁をめくり機構によって保持し、前記頁のめくり先位置まで前記頁をめくるステップと、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作中、前記頁のめくり動作に伴う前記頁の動きを制限するステップと、
前記めくり機構による前記頁のめくり動作の途中位置にある前記頁を、頁保持部によって巻き込みながら前記頁のめくり先位置に送って保持するステップと、
を含むことを特徴とする頁めくり制御方法。 - 開かれた本の頁をめくる装置が実行する頁めくり制御方法であって、
めくり元位置にある前記頁の綴じ側の所定の上面を制御機構により押圧した状態で、前記めくり元位置の前記頁の端部をめくり機構によって保持し、前記頁をめくり先位置に向かってめくり上げるステップと、
前記めくり機構によってめくり上げられた頁が、前記めくり先位置に設けられた保持機構によって巻き込まれ始めるタイミングで、前記制御機構による前記所定の上面への押圧を解除するステップと、
を含むことを特徴とする頁めくり制御方法。
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