JP2007128461A - 通帳処理装置 - Google Patents

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Masaki Furuichi
雅樹 古市
Masashi Mataga
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Abstract

【課題】磁気ストライプの読取り動作において行うリトライ動作を少なくし、読取り動作時間を短くする。
【解決手段】媒体停止位置決めセンサで媒体の一端を検知してからの搬送距離で示される媒体停止位置を予め記憶部5に記憶させておく。そして、磁気ストライプ読取り書込み部4がデータの読取りの異常を検出したとき、媒体搬送部2が記憶部5から読み出した媒体停止位置に媒体を搬送し、磁気ヘッド駆動部3が磁気ヘッドを移動させて磁気ストライプを読取るリトライ動作を行うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、銀行等の営業店の窓口に設置される通帳伝票プリンタやコンビニエンスストア等の店舗に設置される自動取引装置等に搭載され、通帳等の媒体に貼付された磁気ストライプの読み取りおよび書き込みを行う通帳処理装置に関する。
従来の通帳処理装置は、通帳等の媒体に貼付された磁気ストライプに書き込まれたデータを読取った際に、読取りができなかった場合、本来の磁気ストライプの読取り位置以外に、媒体を若干上方向または下方向に搬送した位置で磁気ストライプを読取るリトライ動作を行い、磁気ストライプの書き込みデータの一部欠如または書き込み位置にずれがあった場合であっても磁気ストライプの読取りを正常に行えるようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ひとつの磁気ストライプに複数のトラックを設定し、記憶容量を増大させているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−312903号公報(段落「0011」〜段落「0012」、図4) 特開平5−114058号公報(段落「0012」〜段落「0019」、図2)
しかしながら、上述した従来の技術においては、通帳等の媒体に貼付された磁気ストライプにデータを書き込むとき、そのデータを書込む装置、特に、オペレータ等の操作による手動式の書込み装置において、データが書込まれる位置は本来書き込まれるべき位置に対して上方向または下方向のいずれか一方にずれる傾向があるが、それを考慮せずに磁気ストライプの読取り動作を行うため、媒体を若干上方向または下方向に搬送した位置で行うリトライ動作が多くなり、時間がかかるという問題がある。
また、上記したデータを書込む装置において、ひとつの磁気ストライプに並行した複数のトラックにデータが書き込まれた場合、その磁気ストライプを読み取るときに行われるリトライ動作において他のトラックのデータを誤って読み取ってしまうという問題がある。
さらに、ひとつの磁気ストライプに並行した複数のトラックにデータを書き込むとき、一のトラックの中心と隣接する他のトラックの中心の距離が磁気ヘッドの幅よりも短い場合、書き込む磁気データが重なり、隣接するトラックの影響を受け、その磁気データを正常に読み取ることができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、磁気ストライプが貼付された通帳等の媒体を搬送する媒体搬送部と、前記媒体搬送部により搬送された媒体の磁気ストライプに対してデータを読取りまたは書込む磁気ヘッドを媒体の搬送方向と直交する方向に移動させる磁気ヘッド駆動部と、磁気ストライプに対して行うデータの読取りまたは書込みの異常を検出する磁気ストライプ読取り書込み部とを備えた通帳処理装置において、媒体停止位置決めセンサで媒体の一端を検知してからの搬送距離で示される媒体停止位置を予め記憶する記憶部を設け、磁気ストライプ読取り書込み部がデータの読取りの異常を検出したとき、媒体搬送部が前記記憶部から読み出した媒体停止位置に媒体を搬送し、磁気ヘッド駆動部が磁気ヘッドを移動させて磁気ストライプを読取るリトライ動作を行うようにしたことを特徴とする。
また、磁気ストライプが貼付された通帳等の媒体を搬送する媒体搬送部と、前記媒体搬送部により搬送された媒体の磁気ストライプに対して行うデータを読取りまたは書込む磁気ヘッドを媒体の搬送方向と直交する方向に移動させる磁気ヘッド駆動部と、磁気ストライプに対してデータの読取りまたは書込みの異常を検出する磁気ストライプ読取り書込み部とを備え、複数のトラックの読取りまたは書込みを行う通帳処理装置において、媒体停止位置決めセンサで媒体の一端を検知してからの搬送距離で示される媒体停止位置をトラック毎に予め記憶する記憶部を設け、前記記憶部に記憶したトラック毎の媒体停止位置の間隔を磁気ヘッドにより書き込まれるトラックの幅以上とし、前記トラック毎の媒体停止位置に媒体を搬送して磁気ヘッド駆動部が磁気ヘッドを移動させてデータを書き込むようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、磁気ストライプの読取り動作において行うリトライ動作が少なくなり、読取り動作時間が短くなるという効果が得られる。
また、ひとつの磁気ストライプに並行した複数のトラックにデータが書き込まれた媒体の磁気ストライプを読み取る場合であっても、その磁気ストライプを読み取るときに行われるリトライ動作において他のトラックのデータを誤って読み取ってしまうことがなくなるという効果が得られる。
さらに、ひとつの磁気ストライプに並行した複数のトラックにデータを書き込む場合であっても、書き込む磁気データが重なることがないという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による通帳処理装置の実施例を説明する。
まず、第1の実施例について説明する。
図1は第1の実施例における通帳処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は通帳処理装置であり、通帳伝票プリンタや現金自動預払機等の自動取引装置に備えられ、オペレータや顧客により挿入された通帳を引き込み、その通帳に貼付された磁気ストライプに記録されたデータを読取りまたはデータを書込むものである。
2は媒体搬送部であり、通帳等の媒体を搬送する媒体搬送路、媒体を挟持する搬送ローラおよびその搬送ローラを回転駆動させる搬送ローラ駆動アクチュエータ等の媒体搬送機構を備えたものである。この媒体搬送部2は図示しない媒体挿入排出口から挿入された通帳等の媒体を搬送ローラ等で挟持して所定の位置に搬送する。
また、搬送ローラ駆動アクチュエータはパルスモータ等で構成され、所定のパルスをパルスモータに与えることにより、その与えたパルスに対応する移動量で媒体を搬送することが可能である。
3は磁気ヘッド駆動部であり、磁気ストライプに記録された磁気データを読取り、また、磁気ストライプに磁気データを記録する磁気ヘッド、その磁気ヘッドを固着した駆動ベルトおよび駆動ベルトに駆動を伝達して磁気ヘッドを移動させる磁気ヘッド駆動アクチュエータ等の磁気ヘッド駆動機構を備えたものである。この磁気ヘッド駆動部3により磁気ヘッドを媒体に貼付された磁気ストライプに接触させながら移動させることで磁気ストライプに記録されたデータを読取り、また、データを書き込むことができる。
4は磁気ストライプ読取り書込み部であり、磁気ヘッドを磁気ヘッド駆動部3で駆動して磁気ストライプに記録された磁気データを読取り、また、磁気ストライプに磁気データを記録する回路等を備えたものである。この磁気ストライプ読取り書込み部4で読み取った磁気データはデジタルデータに変換され、また、記憶部に格納されたデジタルデータを磁気ストライプに磁気データとして記録することができる。
5は記憶部であり、メモリ素子等で構成されたものである。この記憶部5には上述した磁気ストライプ読取り書込み部4で読み取ったデジタルデータ、書込むデジタルデータ等の情報を記憶する。
また、媒体搬送部2において使用する媒体を移動させるパルス数、すなわち、媒体を停止させる位置情報等も記憶する。
6は制御部であり、媒体搬送部2、磁気ヘッド駆動部3および磁気ストライプ読取り書込み部4を含め通帳処理装置1全体の動作を記憶部5に格納されたソフトウェアに基づいて制御する。また、この制御部6は図示しない通信部および通信回線7を介して上位装置と通信を行なう機能を有している。
図2は第1の実施例における通帳処理装置の構成を示す要部平面図、図3は第1の実施例における通帳処理装置の構成を示す要部側面図である。
図2および図3において、11は冊子類の媒体であり、例えば、通帳等である。
12は磁気ストライプであり、磁性体を粉体化した磁性粉を塗布したテープ等である。この磁気ストライプ12は磁気データを記録することができるものである。なお、本実施例では、磁気ストライプ12は媒体搬送部2により媒体11が搬送される方向に対して直交する方向に配置され、媒体11の下面に貼付されたものとする。
13は搬送ローラであり、挟持した媒体11を図2における矢印Aおよび矢印Bで示す方向に搬送するものである。
14は搬送ローラ駆動アクチュエータであり、パルスモータ等の回転角を制御することができるモータ等で構成され、このモータ等の回転軸に固着された搬送ローラ13を正逆両方向に回転駆動させることが可能なものである。この搬送ローラ駆動アクチュエータ14で搬送ローラ13を回転させ、搬送ローラ13により挟持された媒体11を所定の位置に搬送する。
15は媒体停止位置決めセンサであり、媒体11を搬送する搬送路に設けられ、媒体11の有無を検知する光学式センサ等である。この媒体停止位置決めセンサ15で搬送ローラ駆動アクチュエータ14および搬送ローラ13により搬送路上を搬送される媒体11の一端を検知し、その媒体11の一端を検知した位置から所定のパルスを搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給し、所望の位置に媒体11を停止させることができる。このようにして搬送ローラ駆動アクチュエータ14は媒体11を磁気ストライプ読取りおよび書込む位置に停止させる。
16は磁気ヘッドであり、磁気ストライプ12に接触した状態で移動させて磁気ストライプ12に記録された磁気データを読取り、また、磁気ストライプ12に磁気データを書き込むものである。
17は駆動ベルトであり、媒体11が搬送される方向に対し直交する方向に配置され、磁気ヘッド16が固着されたものである。この駆動ベルト17により磁気ヘッド16が移動する。
18は磁気ヘッド駆動アクチュエータであり、パルスモータ等の回転角を制御することができるモータ等で構成されたものである。この磁気ヘッド駆動アクチュエータ18の回転駆動は駆動ベルト17に伝達され、その駆動ベルト17に固着された磁気ヘッド16を媒体11が搬送される方向(図2における矢印Aおよび矢印Bで示す方向)に対して垂直方向に移動させるものである。したがって、磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動させ、磁気ヘッド16を磁気ストライプ12に接触させた状態で移動させることにより、磁気ストライプ12に記録された磁気データを読取り、また、磁気ストライプ12に磁気データを書き込む。
19は磁気ヘッドホームポジションセンサであり、磁気ヘッド16が退避する位置に存在することを検知する光学式センサ等である。この磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオンしたとき磁気ヘッドが退避する位置に存在することを示し、オフのとき退避位置から外れていることを示す。
また、磁気ストライプ12の読取りおよび書込みを行うために磁気ヘッド駆動アクチュエータ18で磁気ヘッド16を移動させるとき、この磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオフしてから所定の数のパルスを磁気ヘッド駆動アクチュエータ18に供給することにより磁気ヘッド16を所望の位置に移動させることができる。
上述した構成の作用について説明する。
図4は第1の実施例における磁気ストライプの読取り処理のフローチャートであり、Sで表すステップにしたがって説明する。
S1a:媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、通帳処理装置1に挿入された媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Aが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR1を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、図5(a)に示すように媒体11を停止させる。
S2a:媒体11を停止させると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオフしてから所定の数のパルスを供給して磁気ヘッド16を移動させて磁気ストライプ12に記録された磁気データを読み取り、磁気ストライプ読取り書込み部4はその読み取った磁気データをデジタルデータに変換する。
磁気データの読取りが終了すると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオンする位置まで磁気ヘッド16を移動して退避させる。
S3a:磁気ストライプ読取り書込み部4は読み取った磁気データをデジタルデータに変換する過程において読み取りに異常が発生しているか否かの判断を行う。
ここで、異常が発生しているか否かの判断は、磁気ストライプ12に記録された磁気データの始め符号、終り符号等の制御符号を検出できたか否かおよびチェックデータ等により誤りが検出されたか否か等により行う。
S4a:磁気ストライプ読取り書込み部4が読み取りに異常が発生していると判断すると媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、S1aで搬送した方向と反対の方向へ所定の移動量を確保するように媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Bが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「有」と検知する状態から「無」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
その後、再度、媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Aが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」と検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR2を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、媒体11を停止させる。
ここで、記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR2はパルスLR1より大きな数値とする。これにより、媒体11の搬送量が増加し、図5(b)に示すように磁気ヘッド16はS2aで読み取った位置より磁気ストライプ12の高さ方向における上方を読み取ることが可能になる。
S5a:S2aと同様なので説明を省略する。
S6a:S3aと同様なので説明を省略する。
S7a:磁気ストライプ読取り書込み部4が読み取りに異常が発生していると判断すると媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、S1aで搬送した方向と反対の方向へ所定の移動量を確保するように媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Bが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「有」と検知する状態から「無」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
その後、再度、媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を図中、上から下の方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」と検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR3を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、媒体11を停止させる。
ここで、記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR3はパルスLR2より大きな数値とする。これにより、媒体11の搬送量が増加し、図5(c)に示すように磁気ヘッド16はS5aで読み取った位置より磁気ストライプ12の高さ方向における上方を読み取ることが可能になる。
S9a:磁気ストライプ読取り書込み部4は読み取った磁気データをデジタルデータに変換する過程において読み取りに異常が発生しているか否かの判断を行う。
S3a、S6aまたはS9aにおいて読取りが正常に行われたと判断すると制御部6は磁気ストライプの読取りを正常終了とする。
一方、S9aにおいて磁気ストライプ読取り書込み部4が読取りに異常が発生していると判断すると制御部6は磁気ストライプの読取りを異常終了とする。
また、搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給するパルス数の関係をパルスLR2<パルスLR1<パルスLR3とし、S1aでは図6(a)に示すように媒体11を停止し、S4aでは図6(b)に示すように磁気ヘッド16はS2aで読み取った位置より磁気ストライプ12の高さ方向における下方を読み取り、S7aでは図6(c)に示すように磁気ヘッド16はS2aで読み取った位置より磁気ストライプ12の高さ方向における上方を読み取るようにしてもよい。
なお、本実施例では、リトライ動作を2回行うものとしたが、2回に限られることなく3回以上のリトライ動作を行うようにしてよい。
このように、磁気ストライプ12の読取りが異常になった場合、磁気ストライプ12の読み取る位置を変化させたリトライ動作を行う。
以上説明したように、第1の実施例では、磁気ストライプの読取りが異常になった場合、磁気ヘッドで読み取る磁気ストライプの位置を変化させたリトライ動作を行うことにより、磁気データの書込み位置がずれている媒体であっても磁気ストライプの読取りを正常に行うことができるという効果が得られる。
特に、磁気データの書込み位置が一方向にずれる傾向がある装置で磁気データを書き込んだ媒体を読み取るとき、搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給するパルス数の関係をパルスLR1<パルスLR2<パルスLR3等にし、媒体11の移動量を徐々に増加等させることでリトライ動作の回数を少なくすることが可能になるという効果が得られる。

次に、第2の実施例を説明する。
第2の実施例の構成は上述した第1の実施例と同様であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は第2の実施例における磁気ストライプの読取り処理の説明図である。本実施例では、磁気ストライプ12がトラックA121およびトラックB122の2トラックで構成される媒体11に対する磁気ストライプの読取り処理を説明する。
ここで、トラックA121とトラックB122は磁気ストライプ12内に並行して書き込まれたものであり、トラックB122は媒体11の端部に配置され、トラックA121はトラックB122より媒体11の内部に配置されたものである。
なお、第2の実施例における磁気ストライプの読取り処理の流れは第1の実施例と同様であるので図4に示すフローチャートにSで表すステップにしたがって説明する。
まず、トラックA121の読取り処理について説明する。
S1a:媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、通帳処理装置1に挿入された媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Aが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR1を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、図7(a)に示すように媒体11を停止させる。
S2a:媒体11を停止させると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオフしてから所定の数のパルスを供給して磁気ヘッド16を移動させて磁気ストライプ12に記録された磁気データを読み取り、磁気ストライプ読取り書込み部4はその読み取った磁気データをデジタルデータに変換する。
磁気データの読取りが終了すると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオンする位置まで磁気ヘッド16を移動して退避させる。
S3a:磁気ストライプ読取り書込み部4は読み取った磁気データをデジタルデータに変換する過程において読み取りに異常が発生しているか否かの判断を行う。
ここで、異常が発生しているか否かの判断は、磁気ストライプ12に記録された磁気データの始め符号、終り符号等の制御符号を検出できたか否かおよびチェックデータ等により誤りが検出されたか否か等により行う。
S4a:磁気ストライプ読取り書込み部4が読み取りに異常が発生していると判断すると媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、S1aで搬送した方向と反対の方向へ所定の移動量を確保するように媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Bが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「有」と検知する状態から「無」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
その後、再度、媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Aが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」と検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR2を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、媒体11を停止させる。
ここで、記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR2はパルスLR1より大きな数値とする。これにより、媒体11の搬送量が増加し、図7(b)に示すように磁気ヘッド16はS2aで読み取った位置より磁気ストライプ12の高さ方向における上方を読み取ることが可能になる。
S5a:S2aと同様なので説明を省略する。
S6a:S3aと同様なので説明を省略する。
S7a:磁気ストライプ読取り書込み部4が読み取りに異常が発生していると判断すると媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、S1aで搬送した方向と反対の方向へ所定の移動量を確保するように媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Bが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「有」と検知する状態から「無」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
その後、再度、媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を図中、上から下の方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」と検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR3を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、媒体11を停止させる。
ここで、記憶部5から読み出された予め規定された数のパルスLR3はパルスLR2より大きな数値とする。これにより、媒体11の搬送量が増加し、図7(c)に示すように磁気ヘッド16はS5aで読み取った位置よりさらに磁気ストライプ12の高さ方向における上方を読み取ることが可能になる。
S9a:磁気ストライプ読取り書込み部4は読み取った磁気データをデジタルデータに変換する過程において読み取りに異常が発生しているか否かの判断を行う。
S3a、S6aまたはS9aにおいて読取りが正常に行われたと判断すると制御部6は磁気ストライプの読取りを正常終了とする。
一方、S9aにおいて磁気ストライプ読取り書込み部4が読取りに異常が発生していると判断すると制御部6は磁気ストライプの読取りを異常終了とする。
次に、トラックB122の読取り処理を説明する。
トラックB122の読取り処理は上述したトラックA121の読取り処理において、搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給するパルス数の関係をパルスLR1>パルスLR2>パルスLR3とし、S1aでは図7(d)に示すように媒体11を停止し、S4aでは図7(e)に示すように磁気ヘッド16はS2aで読み取った位置より磁気ストライプ12の高さ方向における下方を読み取り、S7aでは図7(f)に示すように磁気ヘッド16はS5aで読み取った位置よりさらに磁気ストライプ12の高さ方向における下方を読み取るようにする。
このように、磁気ストライプ12の読取りが異常になった場合、磁気ストライプ12の読み取る位置を変化させたリトライ動作を行う。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、複数のトラックが書き込まれた磁気ストライプにおいて、隣接するトラックから離れる方向に読み取り位置を変化させたリトライ動作を行うことにより、隣接するトラックを誤読み取りすることなく磁気ストライプの読取りを正常に行うことができるという効果が得られる。

次に、第3の実施例を説明する。
第3の実施例の構成は上述した第1の実施例と同様であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は第3の実施例における磁気ストライプの書込み処理のフローチャートであり、Sで表すステップにしたがって説明する。
まず、直近の磁気ストライプの読取り処理において、正常に読み取ることができた媒体の位置情報を記憶部5に記憶しておくものとする。この媒体の位置情報は、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知してから搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給したパルス数であり、例えば、第1の実施例におけるパルスLR1、パルスLR2またはパルスLR3等のパルス数である。
S1b:制御部6は磁気データの書込み位置を算出する。この磁気データの書込み位置は、本来、磁気データを書き込むべき磁気ストライプ12上の位置と直近の読取り動作で正常に読み取ることができた媒体の位置情報から算出する。
図9において、123は磁気データを書き込むべき位置であり、一方、124は直近の読取り動作で正常に読み取ることができた位置である。磁気データを書き込むべき位置123および直近の読取り動作で正常に読み取ることができた位置124は、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知してから搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給するパルス数で示される。
制御部6は、磁気データを書き込むべき位置123および直近の読取り動作で正常に読み取ることができた位置124の中心を、磁気データを書込む位置LWとして算出するものとする。
なお、磁気データを書込む位置は磁気データを書き込むべき位置123と直近の読取り動作で正常に読み取ることができた位置124との間であれば、中心に限られることなく、その中心よりも磁気データを書き込むべき位置123に近い位置であっても、直近の読取り動作で正常に読み取ることができた位置124に近い位置であってもよい。
S2b:制御部6が磁気データを書込む位置を算出すると媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、通帳処理装置1に挿入された媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Aが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は制御部6が算出した磁気データを書込む位置LWを搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、図9に示すように磁気ヘッド16が磁気データを書き込むべき位置123および直近の読取り動作で正常に読み取ることができた位置124の中心に位置するように媒体11を停止させる。
S3b:媒体11を停止させると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオフしてから所定の数のパルスを供給して磁気ヘッド16を移動させ、磁気ストライプ読取り書込み部4は磁気ストライプ12に磁気データを書き込む。
磁気データの書込みが終了すると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオンする位置まで磁気ヘッド16を移動して退避させる。
なお、磁気データの書込みが異常であった場合、再度、S3bの磁気データの書き込み動作を行うリトライ動作を行うものとする。
このようにして、磁気ストライプの書込み処理を行う。
以上説明したように、第3の実施例では、磁気データを書き込むべき位置と直近の読取り動作で正常に読み取ることができた位置との間に磁気データを書込むようにしたため、他の装置で磁気ストライプの読取りをおこなったとき、正常に読み取らせることができるという効果が得られる。

次に、第4の実施例を説明する。
第4の実施例の構成は上述した第1の実施例と同様であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は第4の実施例における磁気ストライプの書込み処理の説明図である。本実施例では、第2の実施例で説明した磁気ストライプ12がトラックA121およびトラックB122の2トラックで構成される媒体11に対する磁気ストライプの書込み処理を説明する。
図11(a)において、125はトラックA121の書込み位置、126はトラックB122の書込み位置である。このトラックA121書込み位置125およびトラックB122書込み位置126は、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知してから搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給するパルス数で示される。
127はトラック間隔であり、トラックA121の書込み位置125とトラックB122の書込み位置126の間隔である。また、130はトラック幅であり、磁気ヘッド16で書き込まれるトラックの幅である。
このトラック間隔127がトラック幅130より狭い場合、トラックA121とトラックB122の重なった領域131が生成されてしまう。
このように、トラック間隔127がトラック幅130より狭い場合の磁気ストライプの書込み処理を説明する。
図10は第4の実施例における磁気ストライプの書込み処理のフローチャートであり、Sで表すステップにしたがって説明する。
S1c:制御部6はトラックA121およびトラックB122の磁気データの書込み位置を算出する。この磁気データの書込み位置は、本来、磁気データを書き込むべきトラックA121の書込み位置125とトラックB122の書込み位置126およびトラック幅130から算出する。
例えば、制御部6は、トラック幅130とトラック間隔127の差の2分の1をトラックA121の書込み位置125から減算してトラックA補正後書込み位置128を算出し、一方、トラック幅130とトラック間隔127の差の2分の1をトラックB122の書込み位置126に加算してトラックB補正後書込み位置129を算出する。
なお、トラックA補正後書込み位置128およびトラックB補正後書込み位置129は、トラックA補正後書込み位置128とトラックB補正後書込み位置129のトラック間隔がトラック幅130以上になれば、トラック幅130とトラック間隔127の差の2分の1をトラックA121の書込み位置125およびトラックB122の書込み位置126に減加算して算出することに限られるものでない。
S2c:制御部6が磁気データを書込む位置を算出すると媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、通帳処理装置1に挿入された媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Aが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は制御部6が算出したトラックA補正後書込み位置128を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、媒体11を停止させる。
S3c:媒体11を停止させると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオフしてから所定の数のパルスを供給して磁気ヘッド16を移動させ、磁気ストライプ読取り書込み部4は磁気ストライプ12に磁気データを書き込む。
磁気データの書込みが終了すると磁気ヘッド駆動部3は磁気ヘッド駆動アクチュエータ18を駆動し、磁気ヘッドホームポジションセンサ19がオンする位置まで磁気ヘッド16を移動して退避させる。
S4c:次に、媒体搬送部2は搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、S1aで搬送した方向と反対の方向へ所定の移動量を確保するように媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Bが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「有」と検知する状態から「無」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
その後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を駆動し、媒体11を搬送する。本実施例では、図2において、媒体11を矢印Aが示す方向、すなわち、媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」と検知する状態から「有」と検知する状態に変化する方向に搬送するものとする。
媒体停止位置決めセンサ15が媒体11を「無」から「有」を検知すると、すなわち、媒体11の一端を検知すると、媒体搬送部2は制御部6が算出したトラックB補正後書込み位置129を搬送ローラ駆動アクチュエータ14に供給して媒体11を搬送後、搬送ローラ駆動アクチュエータ14を停止し、媒体11を停止させる。
S5c:S3cと同様なのでその説明を省略する。
なお、磁気データの書込みが異常であった場合、再度、磁気データの書き込み動作を行うリトライ動作を行うものとする。
このようにして、磁気ストライプの書込み処理を行う。
以上説明したように、第4の実施例では、トラック間の距離を磁気ヘッドの幅より大きくなるようにして磁気データを書込むようにしたため、磁気ストライプの読取りをおこなったとき、正常に読み取らせることができるという効果が得られる。
第1の実施例における通帳処理装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における通帳処理装置の構成を示す要部平面図 第1の実施例における通帳処理装置の構成を示す要部側面図 第1の実施例における磁気ストライプの読取り処理のフローチャート 第1の実施例における磁気ストライプの読取り処理の説明図 第1の実施例における磁気ストライプの読取り処理の説明図 第2の実施例における磁気ストライプの読取り処理の説明図 第3の実施例における磁気ストライプの書込み処理のフローチャート 第3の実施例における磁気ストライプの書込み処理の説明図 第4の実施例における磁気ストライプの書込み処理のフローチャート 第4の実施例における磁気ストライプの書込み処理の説明図
符号の説明
1 通帳処理装置
2 媒体搬送部
3 磁気ヘッド駆動部
4 磁気ストライプ読取り書込み部
5 記憶部
6 制御部
7 通信回線
11 媒体
12 磁気ストライプ
13 搬送ローラ
14 搬送ローラ駆動アクチュエータ
15 媒体停止位置決めセンサ
16 磁気ヘッド
17 駆動ベルト
18 磁気ヘッド駆動アクチュエータ
19 磁気ヘッドホームポジションセンサ

Claims (5)

  1. 磁気ストライプが貼付された通帳等の媒体を搬送する媒体搬送部と、前記媒体搬送部により搬送された媒体の磁気ストライプに対してデータを読取りまたは書込む磁気ヘッドを媒体の搬送方向と直交する方向に移動させる磁気ヘッド駆動部と、磁気ストライプに対して行うデータの読取りまたは書込みの異常を検出する磁気ストライプ読取り書込み部とを備えた通帳処理装置において、
    媒体停止位置決めセンサで媒体の一端を検知してからの搬送距離で示される媒体停止位置を予め記憶する記憶部を設け、
    磁気ストライプ読取り書込み部がデータの読取りの異常を検出したとき、媒体搬送部が前記記憶部から読み出した媒体停止位置に媒体を搬送し、磁気ヘッド駆動部が磁気ヘッドを移動させて磁気ストライプを読取るリトライ動作を行うようにしたことを特徴とする通帳処理装置。
  2. 請求項1の通帳処理装置において、
    前記記憶部に予め記憶する媒体停止位置を、前記磁気ストライプ読取り書込み部がデータの読取りの異常を検出したときの媒体停止位置より大きな値または小さな値とし、磁気ヘッドで読取る磁気ストライプの位置を高さ方向にずらすようにしたことを特徴とする通帳処理装置。
  3. 請求項2の通帳処理装置において、
    前記記憶部に予め記憶する媒体停止位置を、直前の磁気ストライプの読取り動作で媒体を停止させた媒体停止位置より大きな値となる複数の媒体停止位置、または小さな値となる複数の媒体停止位置とし、磁気ヘッドで読取る磁気ストライプの位置を一方向に変化させるようにしたことを特徴とする通帳処理装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3の通帳処理装置において、
    前記記憶部に、前記磁気ストライプ読取り書込み部がデータの読取りを正常に行えたときの媒体停止位置を記憶させ、磁気ストライプを書き込むとき媒体を停止させる既定の媒体停止位置と前記記憶部から読み出した媒体停止位置の間に媒体を搬送し、前記磁気ヘッド駆動部が磁気ヘッドを移動させて磁気ストライプへデータの書込みを行うようにしたことを特徴とする通帳処理装置。
  5. 磁気ストライプが貼付された通帳等の媒体を搬送する媒体搬送部と、前記媒体搬送部により搬送された媒体の磁気ストライプに対して行うデータを読取りまたは書込む磁気ヘッドを媒体の搬送方向と直交する方向に移動させる磁気ヘッド駆動部と、磁気ストライプに対してデータの読取りまたは書込みの異常を検出する磁気ストライプ読取り書込み部とを備え、複数のトラックの読取りまたは書込みを行う通帳処理装置において、
    媒体停止位置決めセンサで媒体の一端を検知してからの搬送距離で示される媒体停止位置をトラック毎に予め記憶する記憶部を設け、
    前記記憶部に記憶したトラック毎の媒体停止位置の間隔を磁気ヘッドにより書き込まれるトラックの幅以上とし、前記トラック毎の媒体停止位置に媒体を搬送して磁気ヘッド駆動部が磁気ヘッドを移動させてデータを書き込むようにしたことを特徴とする通帳処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113256875A (zh) * 2021-04-28 2021-08-13 深圳怡化电脑科技有限公司 分选控制方法、装置、分选设备和存储介质

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