JP5565247B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、複合機10は、プリンタ筐体11と、このプリンタ筐体11の上側に設けられたスキャナ筐体12と、このスキャナ筐体12の上側に設けられた原稿カバー13と、LCD16Aを有する操作パネル16とを備える。原稿カバー13は、スキャナ筐体12に開閉可能に支持され、開閉されることでスキャナ筐体12と共に原稿を挟む。原稿の画像は、スキャナ筐体12に収容されたフラットベッドスキャナなどの不図示のスキャナにより走査されて取り込まれる。スキャナが収容されたスキャナ筐体12は、プリンタ筐体11に開閉可能に支持されている。
プリンタ部15は、搬送される記録媒体に画像を記録するものであり、図2に示されるように、主として、記録用紙19及びディスクトレイ48を搬送する搬送装置30と、記録用紙19及びディスクトレイ48上のディスクメディアに対して画像記録を行う記録部20(本発明の記録部の一例)と、搬送装置30及び記録部20などの各部材を支持する第1フレーム25及び第2フレーム70と、を備える。
記録部20は、給紙カセット14の後部の上方に配置された記録ヘッド21と、記録ヘッド21を保持するキャリッジ23と、キャリッジ23とともに記録ヘッド21を左右方向9にスライド可能に支持するレール(不図示)と、キャリッジモータ111(図11参照)及びその駆動力をキャリッジ23に伝達する駆動伝達機構を含む駆動部と、を備える。
記録ヘッド21は、吐出口を有するノズルを備える。このノズルが圧電素子などにより変形されることで吐出口からインク滴を下方のプラテン22に向けて吐出する。また、記録ヘッド21はキャリッジモータ111(図11参照)の駆動力を受けて左右方向9へ往復動される。後述されるように、記録用紙19及びディスクトレイ48上のディスクメディアは、プラテン22上を前方に向かって搬送される過程において、左右方向9へ往復動する記録ヘッド21からインクが吐出されることにより、記録用紙19及びディスクメディアの表面のほぼ全面に画像を記録し得る。
図3に示されるように、第1フレーム25は、プリンタ部15の後方側に設けられている。詳細には、左右方向9へ所定間隔を隔てられた状態で互いに対向するように一対の第1フレーム25が設けられている。第1フレーム25は、金属板で形成されており、ベースフレーム39(図6参照)に固定されている。第1フレーム25それぞれに挟まれた空間にプラテン22が配置されている。プラテン22の両端は、後述されるように、第1フレーム25に支持されている。第1フレーム25それぞれには、後述の排出ローラ36Bの支軸36Cが通される長孔25Aと、スイッチバックローラ37B(図4参照)の支軸37Cが通される長孔25Bとがそれぞれ設けられている。これらの長孔25A,25Bは、上下方向7に長い形状に形成され、支軸36C,37Cが上下方向7へ移動可能な構成を有する。
図3に示されるように、第2フレーム70は、第1フレーム25の前方に設けられている。詳細には、左右方向9へ所定間隔を隔てられた状態で互いに対向するように一対の第2フレーム70が設けられている。第2フレーム70は、合成樹脂製の板部材で形成されており、プリンタ筐体11に固定されている。第2フレーム70それぞれに挟まれた空間にトレイガイド45が配置されている。トレイガイド45の両端は、第2フレーム70に支持されている。第2フレーム70それぞれには、トレイガイド45が備える後述の支持突起46が通される前後一対のガイド溝孔71,72がそれぞれ設けられている。前側のガイド溝孔71は、上下方向7に沿うように形成された直線状部71Aと、直線状部71Aの下端から前方へ向かって斜め下方に傾斜する傾斜部71Bと、を備える。後側のガイド溝孔72は、前方に向かって斜め下方に傾斜し、且つ、その下端がガイド溝孔71の傾斜部71Bの下端と同じ高さ位置になるように形成されている。左右一対の第2フレーム70は、ガイド溝孔71の直線状部71Aに支持突起46が配置された状態でトレイガイド45を前後方向8へ移動しないようにロックし、支持突起46が傾斜部71Bに配置された状態でトレイガイド45を前後方向8へ移動可能に支持している。
図4に示されるように、搬送装置30は、給紙ローラ41(図2参照)と、搬送ローラ対35(本発明の搬送ローラ対の一例)と、排出ローラ対36と、スイッチバックローラ対37と、両面ローラ対38と、搬送路31(図2参照)を形成する後述の各部材と、搬送路31を拡張させるためのリンクプレート50と、トレイガイド45と、搬送路31内の記録媒体やディスクトレイ48などを検知する検知機構52と、カム駆動機構88と、給紙ローラ41及び後述のカム駆動機構88(図6参照)を駆動させる給紙用モータ112(図11参照)と、上記各ローラ対を駆動させる搬送用モータ113(図11参照)と、を備える。
給紙ローラ41は、給紙カセット14に載置された記録用紙19を搬送路31に送り出すものである。給紙ローラ41は、図2に示されるように、給紙カセット14の後部の上方に配置され、支軸42を中心に回動するアーム43の先端で回転可能に支持されている。支軸42は、第1フレーム25などにその中心軸を中心に回転可能に支持されている。給紙用モータ112の駆動力が支軸42に伝達されると、支軸42から複数の伝達ギア44を介して伝達された駆動力によって給紙ローラ41が回転する。給紙ローラ41が記録用紙19に接触した状態で回転されることにより、記録用紙19が搬送路31へ送り出される。なお、給紙用モータ112の出力側には切換ギア114(図11参照)が設けられており、この切換ギア114の駆動伝達が切り換えられることによって、給紙用モータ112の駆動力が給紙ローラ41あるいはカム駆動機構88のいずれかに伝達される。
図2に示されるように、搬送路31は、一端が給紙カセット14の後端部の上に位置し他端がプラテン22の後方に位置する断面弧状の第1搬送路32と、プラテン22と記録ヘッド21との間を通過する断面直線状の第2搬送路33(本発明の案内経路の一例)と、プラテン22の下方を通過し第1搬送路32と第2搬送路33とを繋ぐ反転搬送路34と、で構成されている。第1搬送路32は、それぞれ弧状に形成され径方向に互いに対向する内側ガイド部材32Aと外側ガイド部材32Bとで形成されている。内側ガイド部材32Aには、反転搬送路34の一端が接続する接続口34Aが設けられている。反転搬送路34は、記録用紙19の両面印刷用であって、プラテン22の下方に配置されたガイド部材34Cにより形成されており、後方側の端部は、後述の第2搬送路33に接続されている。この反転搬送路34にローラ面が露出するように、両面ローラ対38が設けられている。
第2搬送路33は、記録ヘッド21と、記録ヘッド21に対向して配置されたプラテン22とによって形成された直線状の経路である。この第2搬送路33には、給紙カセット14からの記録用紙19のみならず、開口17から挿入されたディスクトレイ48も通る。記録部20よりも後方側、言い換えると、記録時に記録媒体を搬送する方向(本発明の第1送り方向に相当)の上流側には、第2搬送路33を挟むようにして一対の搬送ローラ対35が設けられている。また、記録部20よりも前方には、第2搬送路33を挟むようにして一対の排出ローラ対36が設けられている。また、排出ローラ対36の前方にはスイッチバックローラ対37が設けられている。スイッチバックローラ対37と排出ローラ対36との間に反転搬送路34の後方側の端部が接続される接続口34Bが設けられている。第2搬送路33は、搬送ローラ対35からスイッチバックローラ対37に渡って直線状に形成されている。
図3に示されるように、搬送ローラ対35は、上側の搬送ローラ35A(本発明の駆動ローラの一例)と下側の押さえローラ35B(本発明の従動ローラの一例)とで構成されている。上側の搬送ローラ35Aは、第1フレーム25にその中心軸を中心に回転可能に支持されており、搬送用モータ113の駆動力を受けて回転される。下側の押さえローラ35Bは、後述のローラホルダ74にその中心軸を中心に回転可能に支持されている。
図6及び図7に示されるように、ローラホルダ74(本発明の支持部材の一例)は、搬送ローラ対35の少し後方に設けられている。ローラホルダ74は、プラテン22とは別部材として構成されている。ローラホルダ74は、4つのブロックが左右方向9に連結されることにより、左右方向9に長い形状となっている。各ブロックの前方上端部に押さえローラ35Bが回転可能に支持されている。本実施形態では、ローラホルダ74は、左右方向9に沿って一直線状に配置された8個の押さえローラ35Bを支持している。ローラホルダ74の後方上端部に複数の支軸76(図8参照)が設けられている。この支軸76が後述のサブフレーム26に設けられた軸受け溝(不図示)に軸支されている。この構成により、ローラホルダ74は、支軸76を中心に回動可能である。より詳細には、ローラホルダ74は、押さえローラ35Bが上側の搬送ローラ35Aに接触する第1位置(本発明の第1位置に相当)と、押さえローラ35Bが搬送ローラ35Aから下方へ離間した第2位置(本発明の第2位置に相当)との間で支軸76を中心に回動可能である。
検知機構52は、上述の通常記録モード時に搬送された記録用紙19を検知する機能と、上述のレーベル記録モード時にディスクトレイ48を検知する機能と、ローラホルダ74の位置を検知する機能を実現するためのものである。この検知機構52は、図6に示されるように、搬送ローラ対35よりも後方(記録時の用紙搬送方向の上流側)に設けられている。検知機構52は、ローラホルダ74の後部を覆うと共に検知機構52の各構成要素を収容するケース69と、ケース69の左端部の外側に設けられた光センサ68(本発明のセンサの一例)とを有する。ケース69は、左右方向9に長い形状であり、その前方端に設けられた複数の爪(不図示)がサブフレーム26と係合することによりケース69がサブフレーム26に固定されている。図8に示されるように、ケース69内には、左右方向9の中央付近から左端部の外側まで延出された回転軸57が回転可能に支持されている。回転軸57にアーム状の回転子67(本発明の第2検出子の一例)が固定されている。ケース69の左右方向9の中央部にスリットが形成されており、回転子67は回転軸57から上方へ突出し、上記スリットを通ってケース69の内部から外部へ露出している(図6参照)。回転軸57の左端に検出子54(本発明の第1検出子の一例)が設けられている。検出子54は、回転子67と同方向へ突出している。回転子67及び検出子54は、回転軸57に固定されている。したがって、回転子67に回転方向の力が加えられると、検出子54は回転子67に連動して同方向に回転する。
図8に示されるように、ねじりコイルバネ58(以下「バネ58」と略す。)が回転子67に取り付けられている。バネ58は、回転子67が図示される姿勢から後方へ回動しようとする付勢力F1を回転子67に付与している。回転軸57の右端部には、付勢力F1による回転子67の回動を規制する回転規制機構80(本発明のリンク機構の一例)が取り付けられている。回転規制機構80は、回転軸57の右端部に連結される継ぎ手83と、継ぎ手83に固定された規制部材81と、規制部材81に取り付けられたねじりコイルバネ82(以下「バネ82」と略す。)とを有する。継ぎ手83は、回転軸57と同軸回転可能なように回転軸57の右端部に連結されている。この継ぎ手83は、回転子67が図示される姿勢から前方へ回動しようとするのを許容し、後方へ回動しようとするのを規制するよう構成されている。
光センサ68は、発光素子及び受光素子が対向配置された透過型のフォトインタラプタである。光センサ68は、発光素子から出射された光を受光素子が受光し、その受光量に応じた電気信号(センサ信号)を出力する。発光素子から受光素子に至る光の通路(光路)が光センサ68のセンシング部68Aである。光センサ68は、検出子54の回動範囲にセンシング部68Aが配置されるように第1フレーム25に取り付けられている。本実施形態では、ローラホルダ74が第1位置にあり、記録用紙19が第2搬送路33に存在しないときは、検出子54の先端部54A(本発明の被検出部の一例)がセンシング部68Aに進入して光路を遮っている(図8及び図9(A)参照)。このとき、光センサ68からLOWレベルのセンサ信号が出力される。制御部100は、センサ信号がLOWレベルのときに、先端部54Aがセンシング部68Aに進入していると判定する。なお、先端部54Aがセンシング部68Aに進入したときの検出子54の姿勢(図8及び図9(A)に示される姿勢)が本発明の第1姿勢に相当する。
カム駆動機構88は、給紙用モータ112(図11参照)からの駆動力を受けてローラホルダ74を上述の第1位置と第2位置との間で移動させる機構である。このカム駆動機構88は、図7に示されるように、主として、軸受け部89と、カム軸90と、2つのカム91と、シャフトガイド75と、リンク部材92とを有する。軸受け部89は、ローラホルダ74の前端部に一体に設けられている。軸受け部89は、カム軸90の外径よりも大きい輪が形成された環状部材である。シャフトガイド75は、ローラホルダ74の下側に設けられたサブフレーム26の両端それぞれに設けられており、サブフレーム26の上面から上方へ向けて立設している。各シャフトガイド75は、カム軸90を回転可能に支持すると共にカム軸90を上下方向7へ移動可能に支持するものであり、縦長のガイド溝75Aと、シャフトガイド75の上端から左側へ庇状に突出したカム受け部75Bとを有する。カム軸90は、軸受け部89の輪に通された状態でその両端がサブフレーム26のシャフトガイド75のガイド溝75Aに挿通されている。これにより、カム軸90がガイド溝75Aに沿って上下方向7へ移動可能に支持される。カム軸90にカム91が固定されている。カム91は、シャフトガイド75のカム受け部75Bの下方に位置するようにカム軸90に固定されている。リンク部材92は、給紙用モータ112からの駆動力を受ける部分であり、カム軸90の右端部に固定されている。
排出ローラ対36は、図2に示されるように、上側のピンチローラ36Aと下側の排出ローラ36Bとで構成されている。上側のピンチローラ36Aは、第1フレーム25などにその中心軸を中心に回転可能に支持されている。なお、図3及び図4ではピンチローラ36Aの図示は省略されている。
図4に示されるように、ローラホルダ74の後方に板状のプラテン22が設けられている。プラテン22の前端部の左右両端部には、後方へ突出する左右一対の支持突起22Aが設けられている。支持突起22Aは、排出ローラ36Bの支軸36Cの上方を前方へ迫り出すように突出しており、支持突起22Aの下端が支軸36Cに支持されている。つまり、プラテン22は、排出ローラ36Bの支軸36Cによって前部が支持されている。したがって、排出ローラ36Bが上下方向7へ移動すると、その移動に伴ってプラテン22も同方向へ移動する。プラテン22の後部も、後述されるように上下方向7に移動可能に設けられる。
プラテン22の前方に配置されたスイッチバックローラ対37は、図2に示されるように、上側のピンチローラ37Aと下側のスイッチバックローラ37Bとで構成されている。上側のピンチローラ37Aは、第1フレーム25などにその中心軸を中心に回転可能に支持されている。なお、図3及び図4では、ピンチローラ37Aの図示が省略されている。下側のスイッチバックローラ37Bは、後述のリンクプレート50にその中心軸を中心に回転可能に支持され、上述の駆動部により回転される。また、スイッチバックローラ37Bは、上下方向7に移動可能に後述のリンクプレート50に支持され、上側のピンチローラ37Aに接触した接触姿勢と、この接触姿勢の下方に位置する離間姿勢と、の間で上下方向7に沿って移動する。スイッチバックローラ37Bの移動距離は、スイッチバックローラ37Bとピンチローラ37Aとの離間寸法がディスクトレイ48の厚み寸法(例えば3mm)よりも大きくなるように設定されている。
図3に示されるように、トレイガイド45は、厚み方向を上下方向7とする板状に形成され、スイッチバックローラ37Bの前方に配置されている。トレイガイド45の左右側面からは、前後一対の支持突起46がそれぞれ突出している。各支持突起46は、第2フレーム70に設けられた上述のガイド溝孔71,72にそれぞれ通されている。トレイガイド45の前端部45Aは、プリンタ筐体11に設けられた開口17から外部に露出している(図1(A)参照)。トレイガイド45の前端部45Aがユーザによって押し下げられると、支持突起46が直線状部71Aから傾斜部71Bに移動し、前後方向8のロックが解除される。そして、ユーザによってトレイガイド45が前方へ引き出されると、ディスクトレイ48をトレイガイド45の上面に載置可能な状態となる。また、トレイガイド45は、以下に説明されるリンクプレート50と連結され、リンクプレート50を前後方向8に沿って移動させる機能を有する。
図4に示されるように、リンクプレート50は、左右方向9を厚み方向とする板状にそれぞれ形成された左右一対の基部51を備える。各基部51は、左右方向9においてプラテン22と第1フレーム25との間にそれぞれ配置され、第1フレーム25により前後方向8に移動可能に支持され、また、前端部がトレイガイド45に連結され、図5(A)に示されるような後方側の初期姿勢と、図5(B)に示されるような初期姿勢よりも前方側の拡張姿勢と、の間で前後方向8に移動可能な構成を有する。本実施形態では、トレイガイド45とリンクプレート50とが連結されているため、トレイガイド45の引き出し動作に連動して、リンクプレート50が初期姿勢から拡張姿勢に移動する。
上述のように、通常記録モードでは、制御部100のCPU101は、記録部20へ向けて搬送される記録用紙19の有無を光センサ68の出力信号のレベルの変化に基づいて検知することができる。また、レーベル記録モードでは、CPU101は、ローラホルダ74の移動位置、及びディスクトレイ48の有無を光センサ68の出力信号のレベルの変化に基づいて検知することができる。つまり、CPU101は、一つの光センサ68だけで、第2搬送路33における記録用紙19及びディスクトレイ48の有無、及びローラホルダ74の移動位置を検知することができる。このため、複数の検知対象毎に光センサを設ける必要がないため、新たなセンサを追加することにより生じるコストアップや部品点数の増加、装置の大型化を防止することができる。
15・・・プリンタ部
19・・・記録用紙(第1記録媒体)
20・・・記録部
30・・・搬送装置
33・・・第2搬送路(案内経路)
35・・・搬送ローラ対
45・・・トレイガイド
48・・・ディスクトレイ(第2記録媒体)
50・・・リンクプレート
54・・・検出子(第1検出子)
67・・・回転子(第2検出子)
68・・・光センサ(センサ)
74・・・ローラホルダ(支持部材)
80・・・回転規制機構(リンク機構)
88・・・カム駆動機構(移動機構)
100・・・制御部
Claims (4)
- 第1記録媒体及び第2記録媒体を案内可能な案内経路と、
上記案内経路を第1送り方向へ搬送された第1記録媒体及び第2記録媒体に対して画像記録を行う記録部と、
上記記録部よりも上記第1送り方向の上流側に設けられ、上記案内経路を挟んで互いに接触可能な状態で対向配置された駆動ローラ及び従動ローラからなる搬送ローラ対と、
上記従動ローラを軸支するとともに上記従動ローラが上記駆動ローラに接触する第1位置と上記駆動ローラから離間する第2位置との間で移動可能な支持部材と、
上記第1記録媒体への記録時は上記支持部材を上記第1位置に保持し、上記第2記録媒体への記録時は駆動源から供給された駆動力を受けて上記支持部材を上記第1位置から上記第2位置へ移動させる移動機構と、
センシング部を有するセンサと、
被検出部が上記センシング部による検出可能位置に配置される第1姿勢と上記被検出部が上記検出可能位置から退避する第2姿勢との間で回動可能な第1検出子と、
上記搬送ローラ対よりも上記第1送り方向の上流側に上記第1検出子と連動して回動可能に設けられ、少なくとも上記第1検出子が上記第1姿勢のときに上記案内経路を交差する第3姿勢となる第2検出子と、
上記移動機構によって上記第1位置から上記第2位置へ上記支持部材が移動したことに連動して上記第2検出子を上記第3姿勢から上記第1送り方向の下流側へ傾倒させるリンク機構と、
上記第1送り方向へ搬送された上記第1記録媒体に対して画像記録を行う第1記録モード、又は上記記録部よりも上記第1送り方向の下流側から上記案内経路に挿入された上記第2記録媒体に対して画像記録を行う第2記録モードのいずれかの記録モードに応じた記録制御を行う制御部と、を具備し、
上記制御部は、
上記第1記録モードにおいて、上記センサの出力信号の変化に基づいて上記案内経路における上記第1記録媒体の有無を判定し、
上記第2記録モードにおいて、上記センサの出力信号の変化に基づいて上記支持部材の移動位置及び上記案内経路における上記第2記録媒体の有無を判定するものである画像記録装置。 - 上記制御部は、上記第2記録モードに移行した後に上記センサの出力信号が変化したことに基づいて上記支持部材が上記第2位置に移動したと判定し、当該制御部に対して上記第2記録モードによる画像記録指示が入力された後に上記センサの出力信号が変化したことに基づいて上記第2記録媒体が上記案内経路の所定位置に到達したと判定する請求項1に記載の画像記録装置。
- 上記制御部は、上記第2記録モードにおいて、上記案内経路に挿入された上記第2記録媒体を上記駆動ローラを逆回転させることにより上記第1送り方向とは逆方向へ搬送し、上記駆動ローラの逆回転数と予め定められた閾値回転数とを比較し、該比較結果に基づいて上記第2記録媒体に対して上記駆動ローラがスリップしているかどうかを判定する請求項1又は2に記載の画像記録装置。
- 上記第2記録媒体はディスク型記憶メディアであり、
上記案内経路は、上記第2記録媒体が支持された平板状のトレイを案内可能に構成されている請求項1から3のいずれかに記載の画像記録装置。
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