JP5937942B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体の搬送手段を備えた印刷装置に関する。
従来の印刷装置は、連続帳票および単票等の様々な種類の媒体に高品位で印刷を行うために、印字ヘッドに対するプラテンの間隙量の切り替え、搬送ローラ対の離間・当接の切り替え、媒体の斜行矯正等を行う必要があり、印字ヘッドを搭載し、走査方向に走行自在なキャリッジにギャップ保持ローラを備え、そのギャップ保持ローラが走行するプラテンの両端に設けられた斜面によりキャリッジがプラテンを押し下げて、印字ヘッドに対するプラテンの間隙量の切り替えを行うようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、媒体を搬送するための2組のローラ対と、媒体の斜行を矯正するためのストッパーと、ローラ対を当接・離間させるための各アームと、ストッパーを媒体搬送通路に対して開閉するアームと、それぞれのアームの姿勢を変化させ、各ローラ対の当接・離間、およびストッパーの開閉を行う3種類のカムとを備え、搬送ローラ対の離間・当接の切り替えや媒体の斜行矯正等を行うようにしているものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−231121号公報 特開2008−297076号公報
しかしながら、従来の技術においては、様々な種類の媒体に高品位で印刷するため、媒体を搬送・保持する各要素に様々な動作を行う機構が必要になり、またこれらの機構を切り替える制御も複雑であるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、機構を切り替える制御を容易にすることを目的とする。
そのため、本発明は、媒体に印刷を行う印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向して配置され、前記印字ヘッドとの間で接近と離間とに切替可能なプラテンと、媒体搬送路に沿って前記媒体と当接して前記媒体を搬送するとともに、前記媒体との当接状態を変更可能な媒体搬送部と、前記媒体搬送路の開閉を行うシャッターと、前記プラテンの接近と離間と、前記媒体搬送部の前記媒体との当接状態と、前記シャッターの前記媒体搬送路の開閉とを組み合わせた複数のモードを備え、前記複数のモードを切り替えるモード切替部と、前記モード切替部を制御し、前記複数のモードから所定のモードを選択する制御部とを備え、前記モード切替部は、1つの駆動源により回転するスリットディスクと、前記スリットディスクのスリットの回転位置を検出して前記スリットディスクの回転基準位置を検知し、前記モードの基準位置モードを検知する基準位置モード検知センサとを有し、前記モード切替部は、印刷する前記媒体の種類を単票グループと帳票グループとに分類し、前記グループと前記モードからなるモード群とを対応させるとともに、前記単票グループのモード群と前記帳票グループのモード群とを前記スリットディスクの異なる回転位置に配置し、前記単票グループのモード群は、前記スリットディスクの回転方向において連続するように配置され、前記帳票グループのモード群は、前記スリットディスクの回転方向において連続するように配置され、前記基準位置モードは、前記単票グループのモード群と前記帳票グループのモード群との間に配置されていることを特徴とする。
このようにした本発明は、モードを切り替える制御を容易にすることができるという効果が得られる。
第1の実施例における印刷装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における印刷装置の斜視図 第1の実施例における媒体搬送部、印刷部およびモードチェンジ部の一部を説明する側面図 第1の実施例におけるモードチェンジ部の詳細な構成を示す説明図 第1の実施例における伝達ギアの詳細な構成を示す説明図 第1の実施例におけるシャッターアームの詳細な構成を示す説明図 第1の実施例におけるプラテンアームの詳細な構成を示す説明図 第1の実施例におけるフロントローラ対の詳細な構成を示す説明図 第1の実施例におけるリアローラ対の詳細な構成を示す説明図 第1の実施例におけるフロントローラ対の当接力の強・弱を2段階に切替える構造の説明図 第1の実施例におけるリアローラ対の当接力の強・弱を2段階に切替える構造の説明図 第1の実施例におけるフロントローラギアの形状の説明図 第1の実施例におけるリアローラギアの形状の説明図 第1の実施例におけるフロントカムシャフトの形状の説明図 第1の実施例におけるリアカムシャフトの形状の説明図 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード1) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード2) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード3) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード4) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード5) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード6) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード7) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード8) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード9) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード10) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード11) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード12) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード13) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード14) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード15) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード16) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード17) 第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図(モード18) 第1の実施例における各モードの可動部位の状況を示すタイミングチャート 第1の実施例における媒体群Aを印刷する流れを示す説明図 第1の実施例における媒体群Aを印刷する流れを示す説明図 第1の実施例における媒体群Bを印刷する流れを示す説明図 第1の実施例における媒体群Bを印刷する流れを示す説明図 第1の実施例における媒体群Aを印刷する場合のモード移行の説明図 第1の実施例における媒体群Bを印刷する場合のモード移行の説明図 第2の実施例におけるスリットディスクの外観図
以下、図面を参照して本発明による印刷装置の実施例を説明する。
図1は、第1の実施例における印刷装置の構成を示すブロック図である。図1において、印刷装置110は、例えばシリアル型のドットインパクトプリンタである。
図1において、印刷装置110は、PC(Personal Computer)111等から送信された印刷データを受信し、印刷装置110内の各部へ信号を送信する制御部35と、制御部35の信号に基づいて動作する、媒体を搬送する媒体搬送部100と、媒体に印刷を行う印刷部101と、様々な媒体の種類および印刷の条件によって各媒体搬送ローラ対3,4(図3におけるフロントローラ対3、リアローラ対4)の当接・離間および当接力の強・弱、図3に示すプラテン2の印字ヘッド1に対する接近・離間、図3に示す媒体搬送方向における媒体の先端を突き当てて斜行を補正するシャッター8の開・閉を行うモードチェンジ部102と、から構成され、印刷データを処理して印刷を行うものである。
媒体搬送部100は、制御部35より送信された印刷データに基づき媒体搬送モータ36を駆動させる副走査駆動ドライバ37と、各媒体搬送ローラ対3,4およびトラクター34を回動させる媒体搬送モータ36と、媒体5の搬送路を挟んで配置され媒体5を挟持して搬送する媒体搬送ローラ対3,4と、スプロケット媒体を搬送するトラクター34とから構成され、媒体搬送ローラ対3、4の当接と離間と、および当接力の強と弱とを切替可能に構成されている。すなわち、媒体搬送部100は、媒体搬送路に沿って媒体と当接してその媒体を搬送するとともに、媒体との当接状態を変更可能に構成されている。
印刷部101は、シリアル型の印字ヘッド1を固定するキャリッジ1aと、移動しながらインクリボンを打撃して媒体に印刷を行う印字ヘッド1と、キャリッジ1aを走査方向へ動作させるスペースモータ38および走査駆動ドライバ39と、制御部35の信号に基づき所望の印字を行う印字ヘッド1を駆動させるヘッド駆動ドライバ40と、から構成されている。
モードチェンジ部102は、制御部35からの印刷データおよび制御信号に基づき後述するモードを切替えるための、ひとつの駆動源としてのモードチェンジモータ13と、モードチェンジモータ13を制御するモードチェンジ駆動ドライバ42と、モードチェンジモータ13の駆動により回転しモード切替えの基準位置モードとしてのホームポジションモードを検出するための回転体としてのスリットディスク18と、スリットディスク18の位置を検知して基準位置モードを検知する基準位置モード検知センサ(スリットディスク18に設けられたスリットの回転基準位置を検出する検出手段)としての透過センサ43と、から構成されている。このモードチェンジ部102は、スリットディスク18の位置に応じてモードを決定する。
制御部35は、モードチェンジ部102を制御し、前記複数のモードから所定のモードを選択する。また、印刷を行う媒体の種類に応じてモード選択を行う。
図2は、第1の実施例における印刷装置110の斜視図である。
図2において、印刷装置110は、例えば媒体としての単票と連続帳票とを切替える図示せぬ切替えレバーを有し、連続帳票使用時にはトラクター34に駆動を伝えるようにギアを連結させる。また、印刷装置110は、切替えレバーの状態を検知して印刷する媒体の種類を検知する媒体種類検知手段としての光電センサやスイッチ等を有している。
次に、印刷装置110を構成する媒体搬送部100、印刷部101およびモードチェンジ部102の詳細な構成について、各図を使用して説明する。
図3は、媒体搬送部100、印刷部101およびモードチェンジ部102の一部を説明する側面図である。
図3において、媒体5が搬送される方向、つまり媒体搬送方向は、図中矢印200の方向とする。なお、本実施例において、媒体の先端とは媒体搬送方向における媒体の先端とする。また、媒体の後端とは媒体搬送方向における媒体の後端とする。
印刷部101は、図2に示すキャリッジ1aに固定され走査方向に移動自在で、インクリボンを介して媒体5に印刷を行うシリアル型の印字ヘッド1と、印字ヘッド1に対向して配置され、印字ヘッド1との間で接近と離間とを切替可能に構成され、媒体5を保持するとともに媒体5に加わる印刷時の打撃を受けるプラテン2と、媒体搬送方向と略直交する図中矢印201方向にプラテン2を付勢するプラテンスプリング11と、から構成される。
媒体搬送部100は、媒体5を挟持し搬送するためのフロントローラ対3およびリアローラ対4と、媒体搬送方向と略直交する図中矢印201の方向にフロントローラ対3を付勢するフロントローラスプリング9と、媒体搬送方向と略直交する図中矢印201の方向にリアローラ対4を付勢するリアローラスプリング12と、フロントローラ対3およびリアローラ対4を回動させるための駆動を伝達する図示せぬギア列および図1に示す媒体搬送モータ36と、媒体5の搬送を円滑に行うためのフロントシートガイド6およびリアシートガイド7と、から構成される。
モード切替部としてのモードチェンジ部102は、例えば単票セット時の媒体5の先端と当接して媒体5の斜行を矯正(補正)し、媒体搬送路の開放と閉塞とを切替可能な斜行矯正手段としてのシャッター8と、シャッター8を媒体搬送方向と略直交する図中矢印201の方向に付勢するシャッタースプリング10と、から構成され、プラテン2の接近と離間、媒体搬送ローラ対3、4の当接と離間および当接力の強弱(当接状態)、並びにシャッター8による媒体搬送路の開閉を切り替える。
更に、モードチェンジ部102の詳細な構成を図4において説明する。
図4は、第1の実施例におけるモードチェンジ部102の詳細な構成を示す説明図である。
図4において、モードチェンジ部102は、モードを切替えるモードチェンジモータ13と、モードチェンジモータ13の駆動をスリットディスク18のスリットディスクギア面18aへ伝達するアイドルギア16およびアイドルギア17と、駆動を減速する減速ギア14および減速ギア15と、モードのホームポジションモードを検出するための透過センサ43と、から構成される。
スリットディスク18は、スリット境界18cを有し、スリット境界18cを透過センサ43が検知した位置がホームポジションモードになるように構成されている(第1の実施例において、ホームポジションモードは後述するモードの7.5の位置に設定される)。更にスリットディスク18は、ギア面18aとギア面18bを備えている。スリットディスクギア面18aは、モードチェンジギア13の駆動を伝達するギア列と連結される。スリットディスクギア面18bは、伝達ギア19と連結されている。伝達ギア19と同軸上に固定された伝達ギア20は、伝達ギア19と連動して回動する構成となっている。伝達ギア20は、カム面をもつ種々のギアと連結されている。
このように構成されたモードチェンジ部102は、モードチェンジ駆動ドライバ42を介して制御部35によりモードチェンジモータ13を駆動させることでカム面を持つ種々のギアを回転させる。種々のギアについての詳細は図5を使用して説明する。
図5は、第1の実施例における伝達ギア20の詳細な構成を示す説明図である。
図5において、モードチェンジモータ13の駆動によって回動する伝達ギア20は、伝達ギア21およびフロントアイドルギア22を介してフロントローラギア24を回動させる。また、伝達ギア20は、リアアイドルギア28を介してリアローラギア30を回動させる。フロントアイドルギア22は、フロントカムシャフト23に回転自在に支持されている。リアアイドルギア28は、リアカムシャフト29に回転自在に支持されている。
図6は、第1の実施例におけるシャッターアーム26の詳細な構成を示す説明図である。
図6において、伝達ギア20は裏面にカム面20aを有しており、シャッターアーム26の突起26aとカム面20aが当接しながら回動する。シャッターアーム26のシャッター押え部26bは、図3に示すシャッタースプリング10で図中矢印202の方向に付勢されるシャッター8の移動を規制するように接触している。
図7は、第1の実施例におけるプラテンアーム27の詳細な構成を示す説明図である。
図7において、リアローラギア30はカム面30eを有しており、プラテンアーム27の突起27aとカム面30eが当接しながら回動する。プラテンアーム27のプラテン押え部27bは、図3に示すプラテンスプリング11で図中矢印203の方向に付勢されるプラテン2の移動を規制するように接触している。
図8は、第1の実施例におけるフロントローラ対3の詳細な構成を示す説明図、図12は、第1の実施例におけるフロントローラギア24の形状の説明図である。
図8および図12において、フロントローラギア24はカム面24bを有しており、フロントローラアーム25の突起25aとカム面24bが当接しながら回動する。フロントローラアーム25のフロントローラ押え部25bは、フロントローラ3aを回転可能に支持するフロントローラブラケット32の突起32aと接触し、図3に示すフロントローラスプリング9によって図中矢印204の方向に付勢されるフロントローラブラケット32の移動を規制する構成となっている。
図9は、第1の実施例におけるリアローラ対4の詳細な構成を示す説明図、図13は、第1の実施例におけるリアローラギア30の形状の説明図である。
図9および図13において、リアローラギア30はカム面30aを有しており、リアローラアーム31の突起31aとカム面30aが当接しながら回動する。リアローラアーム31のリアローラ押え部31bは、リアローラ4aを回転可能に支持するリアローラブラケット33の突起33aと接触し、図3に示すリアローラスプリング12によって図中矢印205の方向に付勢されるリアローラブラケット33の移動を規制する構成となっている。
図10は、第1の実施例におけるフロントローラ対3の当接力の強・弱を2段階に切替える構造の説明図、図12は、第1の実施例におけるフロントローラギア24の形状の説明図、図14は、第1の実施例におけるフロントカムシャフト23の形状の説明図である。
図10、図12、および図14において、フロントローラギア24は、歯部24cと欠け歯部24dを有しており、歯部24cのピッチ円直径と欠け歯部24dの直径が略同等になっている。フロントカムシャフト23は、歯部23aと欠け歯部23bとカム面23c、23dとを有し、フロントローラギア24とピッチ円が接するように配置されている。欠け歯部23bはフロントローラギア24の欠け歯部24dの半径と略同等のR形状となっており、欠け歯部24dの軸受けの役割を有している。フロントカムシャフト23のカム面23c、カム面23dとフロントローラブラケット32の間には、図3に示すフロントローラスプリング9が設置され、フロントローラブラケット32を図中矢印206の方向に付勢している。
図11は第1の実施例におけるリアローラ対4の当接力の強・弱を2段階に切替える構造の説明図、図13は第1の実施例におけるリアローラギア30の形状の説明図、図15は第1の実施例におけるリアカムシャフト29の形状の説明図である。
図11、図13、および図15において、リアローラギア30は、歯部30c、歯部30dと欠け歯部30fとを有しており、歯部30c、歯部30dのピッチ円直径と欠け歯部30fの直径が略同等になっている。リアカムシャフト29は、歯部29aと欠け歯部29bとカム面29c、カム面29dとを有し、リアローラギア30とピッチ円が接するように配置されている。欠け歯部29bはリアローラギア30の欠け歯部30fの半径と略同等のR形状となっており、欠け歯部30fの軸受けの役割を有している。リアカムシャフト29のカム面29c、カム面29dとリアローラブラケット33の間には、図3に示すリアローラスプリング12が設置され、リアローラブラケット33を図中矢印207の方向に付勢している。
上述した構成の作用について説明する。
まず、媒体搬送部100の動作について図3を使用して説明する。図3において、フロントローラ対3とリアローラ対4は、図1に示す媒体搬送モータの駆動によって正転または反転をすることで、媒体セット時の頭出し、印刷中の改行、媒体を排出する動作を行う。また、図示せぬ切替えレバーが連続帳票側に位置しているときには、フロントローラ対3とリアローラ対4の他に、図1に示すトラクター34が正転または反転する。
印刷部101の動作について図2を使用して説明する。図2において、印字ヘッド1を固定するキャリッジ1aは、図1に示すスペースモータ38によって副走査方向に印刷データに応じて移動し、所望の印刷結果を得るよう動作する。
モードチェンジ部102は、媒体の種別および印刷の状態に応じて後述するモードを推移させて、プラテン2と印字ヘッド1との接近・離間と、媒体搬送路である通紙ルートにおけるシャッター8の開・閉と、フロントローラ対3とリアローラ対4の各ローラ対の当接・離間および当接力の強・弱の2段階とを切替える。
次に、可動する各部位ごとの説明を、各図を使用して説明する。
なお、図22〜図24、および図27〜図33においては、説明に直接関係ないため省略する。
図16〜図33は、第1の実施例における各モードの可動部位ごとの説明図である。なお、本実施例において、モードとは、媒体搬送と印刷動作に関しての装置の状態であり、具体的には媒体搬送ローラ対の当接・離間の切替え、媒体搬送ローラ対の当接力の強・弱の2段階切替え、印字ヘッドとプラテンの接近・離間の切替え、シャッターの開・閉の切替えの各設定の組み合わせのことをいう。
本実施例においては、モードは18種類あり、図16〜図33の(a)〜(f)図にはそれぞれ、(a)図のフロントローラ対の当接・離間、(b)図のフロントローラ対の当接力の強・弱、(c)図のシャッターの開・閉、(d)図の印字ヘッドとプラテンの接近・離間、(e)図のリアローラ対の当接・離間、(f)図のリアローラ対の当接力の強・弱、の各モードでの状態について示す。
シャッター8の開・閉の動作に関して説明する。
図16(c)および図17(c)において、制御部35より送信された信号に基づき図4に示すモードチェンジモータ13が駆動することで、図示せぬギア列を介して伝達ギア20は回動する。その動作に伴い伝達ギア20に構成されたカム面20aは回動する。
図16(c)は、シャッター8の端部8aが破線223で示す通紙ルート閉ラインに移動した状態であり、シャッター8が閉の状態を示している。
図16(c)において、カム面20aの半径が小さい面にシャッターアーム26の突起26aが当接しており、シャッターアーム26はリアアイドルギア軸部28aを支点に図中反時計回りに回動可能な状態であるため、シャッター押え部26bの位置が移動し、図3に示すシャッタースプリング10により図中矢印202の方向に付勢されているシャッター8は鎖線223で示す通紙ルート閉ラインに移動した状態である。
図17(c)は、シャッター端部8aが破線224で示す通紙ルート開ラインに移動して通紙ルートを開放している状態であり、シャッター8が開の状態を示している。
図17(c)において、カム面20aの半径が大きい面にシャッターアーム26の突起26aの位置が移動することで、図3に示すシャッタースプリング10の付勢の力に抗してシャッター端部8aは破線224で示す通紙ルート開ラインに移動した状態である。
次にプラテン2と印字ヘッド1との接近・離間の動作に関して説明する。
図16(d)および図17(d)において、図4に示すモードチェンジモータ13の駆動が図示せぬギア列を介してリアローラギア30を回動させ、その動作に伴いリアローラギア30に構成されたカム面30eは回動する。
図16(d)は、プラテン2が図3に示す印字ヘッド1から離間した状態を示している。この状態は、リアローラギア30のカム面30eの半径が大きい面にプラテンアーム27の突起27aが当接しているので、プラテンアーム27はリアアイドル軸部28aを支点に図中時計回りに回動するので突起27aは図中矢印203の略逆方向へ移動し、図3に示すプラテンスプリング11の付勢力に抗して、プラテン2を図中矢印203の逆方向へ押し下げる。
図17(d)は、プラテン2が図3に示す印字ヘッド1へ当接した状態を示している。リアローラギア30のカム面30eの半径が小さい面にプラテンアーム27の突起27aが当接しているので、プラテンアーム27はリアアイドル軸部28aを支点に図中反時計回りに回動可能であるため突起27aは図3に示すプラテンスプリング11の付勢力によって図中矢印203の方向へ移動し、結果的にプラテン2は図中矢印203の方向へ押し上がる。
次にフロントローラ対3の当接・離間の動作に関して説明する。
図20(a)および図21(a)において、図4に示すモードチェンジモータ13の駆動が図示せぬギア列を介してフロントローラギア24を回動させ、その動作に伴いフロントローラギア24に構成されたカム面24bは回動する。
図20(a)は、フロントローラ対3のフロントローラ3aとフロントローラ3bとが当接した状態を示している。
図20(a)において、フロントローラギア24のカム面24bの半径が小さい面にフロントローラアーム25の突起25aが当接する。このとき、フロントローラ押え部25bとフロントローラブラケット32の突起32aはフロントローラ3aがフロントローラ3bに当接する位置関係になり、フロントローラブラケット32が図3に示すフロントローラスプリング9によって図中矢印204の方向に付勢されることにより、フロントローラ3aとフロントローラ3bとが破線221において当接する。
図21(a)は、フロントローラ対3のフロントローラ3aとフロントローラ3bとが離間した状態を示している。
図21(a)において、フロントローラギア24のカム面24bの半径が大きい面にフロントローラアーム25の突起25aが当接する。このとき、フロントローラ押え部25bはフロントローラブラケット32の突起32aを、フロントローラブラケット32を図中矢印204の方向に付勢する図3に示すフロントローラスプリング9の付勢力に抗して、押下げるように移動し、フロントローラ3bとフロントローラ3bとが破線221と破線222の間に間隙ができるように離間する。
次にリアローラ対4の当接・離間の動作に関して説明する。
図17(e)および図18(e)において、図4に示すモードチェンジモータ13の駆動が図示せぬギア列を介してリアローラギア30を回動させ、その動作に伴いリアローラギア30に構成されたカム面30aは回動する。
図17(e)は、リアローラ対4のリアローラ4aとリアローラ4bとが当接した状態を示している。
図17(e)において、リアローラギア30のカム面30aの半径が小さい面にリアローラアーム31の突起31aが当接する。このとき、リアローラ押え部31bとリアローラブラケット33の突起33aはリアローラ4aがリアローラ4bに当接する位置関係になり、リアローラブラケット33が図3に示すリアローラスプリング12によって図中矢印205の方向に付勢されることによりリアローラ4aとリアローラ4bとが破線227において当接する。
図18(e)は、リアローラ対4のリアローラ4aとリアローラ4bとが離間した状態を示している。
図18(e)において、リアローラギア30のカム面30aの半径が大きい面にリアローラアーム31の突起31aが当接する。このとき、リアローラ押え部31bはリアローラブラケット33の突起33aを、リアローラブラケット33を図中矢印205の方向に付勢する図3に示すリアローラスプリング12の付勢力に抗して、押下げるように移動し、リアローラ4aとリアローラ4bとが破線227と破線228の間に間隙ができるように離間する。
次にリアローラ対4の当接力の強・弱切替えの動作に関して説明する。
図18(f)、図19(f)および図20(f)において、図4に示すモードチェンジモータ13の駆動が図示せぬギア列を介してリアローラギア30を回動させる。このとき、図18(f)から図20(f)に進むにつれて、リアローラギア30は図中反時計回りに回動する。
図18(f)において、リアローラギア30の欠け歯部30fとリアカムシャフト29の欠け歯部29bとが当接しているので、リアカムシャフト29は回動しない。このとき、リアカムシャフト29のカム面29dが有効な状態であり、カム面29dはカム面29cと比較して有効半径が大きいので、リアローラブラケット33を図中矢印207の方向に付勢する図3に示すリアローラスプリング12を圧縮させることにより、リアローラ対4に後述する図20(f)の状態よりも強い当接力を生じさせる。
図19(f)において、リアローラギア30が図中反時計回りに回動し、歯部30cとリアカムシャフト29の歯部29aが噛み合い、リアカムシャフト29は図中時計回りに回動する。このとき、リアカムシャフト29のカム面29cが略45度に傾いた状態でリアローラブラケット33を図中矢印207の方向に付勢する図3に示すリアローラスプリング12を圧縮する。
図20(f)において、リアローラギア30が図中反時計回りに回動し、歯部30cとリアカムシャフト29の歯部29aが既に噛み合っているので、リアカムシャフト29は図中時計回りに更に回動する。このとき、リアカムシャフト29のカム面29cは略水平な状態であり、リアローラブラケット33を図中矢印207の方向に付勢する図3に示すリアローラスプリング12を図18(f)の状態よりも小さく圧縮させる。その結果、リアローラ対4に図18(f)の状態と比較し弱い当接力を生じさせる。
次にフロントローラ対3の当接力の強・弱切替えの動作に関して説明する。
図25(b)および図26(b)において、図4に示すモードチェンジモータ13の駆動が図示せぬギア列を介してフロントローラギア24を回動させる。このとき、図25(b)から図26(b)に進むにつれて、フロントローラギア24は図中時計回りに回動する。
図25(b)において、フロントローラギア24の欠け歯部24dとフロントカムシャフト23の欠け歯部23bとが当接しているので、フロントカムシャフト23は回動しない。このとき、フロントカムシャフト23のカム面23cが有効な状態であり、カム面23cはカム面23dと比較して有効半径が小さいので、フロントローラブラケット32を図中矢印206の方向に付勢する図3に示すフロントローラスプリング9を小さく圧縮させることにより、フロントローラ対3に後述する図26(b)の状態よりも弱い当接力を生じさせる。
図26(b)において、フロントローラギア24が図中時計回りに回動し、歯部24cとフロントカムシャフト23の歯部23aが噛み合い、フロントカムシャフト23は図中反時計回りに回動する。このとき、フロントカムシャフト23のカム面23dが有効な状態であり、フロントローラブラケット32を図中矢印206の方向に付勢する図3に示すフロントローラスプリング9を図25(b)の状態よりも大きく圧縮させる。その結果、フロントローラ対3に図25(b)の状態と比較し強い当接力を生じさせる。
前述の各可動部位は、印刷に関わる給紙、ラインフィード、排紙などの動作や媒体の種類(連続帳票、単票、もしくはその厚さなど)によって位置や各媒体搬送ローラ対の当接力を変化させる。その変化数は有限の組み合わせになっている。その組み合わせであるモードは本実施例において18種類を持ち、グループ化された媒体群毎に連続したモード群を備える。
例えば、連続帳票(媒体群A)を印刷する場合は、モード1からモード8を使用し、単票(媒体群B)を印刷する場合は、モード9からモード18を使用する。第1の実施例では、モード1、モード8、モード9、モード17、モード18は予備モードであって、印刷動作には使用していない。なお、連続帳票の厚紙、高複写紙を媒体群A、および単票の薄紙、厚紙、複写紙、通帳を媒体群Bとしてグループ化する。
ここで、各モードにおける各可動部位の状態の説明を図34のタイミングチャートを使用し説明する。モード1を例にして説明すると、フロントローラ対3は当接した状態、フロントローラ対3の当接力は強い状態、シャッター8は閉じた状態、プラテン2は図3に示す媒体搬送面210よりも図中矢印201の逆方向であるところに位置し通紙ルート開放状態であり、リアローラ対4は当接した状態、リアローラ対4の当接力は強い状態を示している。その他のモードに関しても、タイミングチャートの通りの状態になっている。
次に、給紙から印刷、排紙に至るまでの流れと、その時に使用するモードの関係を図35、図36、図37および図38により説明する。
まず、媒体群Aを印刷する場合の動作を説明する。
図35は、第1の実施例における媒体群Aを印刷する流れを示す説明図であり、(a)図は待ち受けの状態、(b)図〜(e)図は給紙・頭出しの動作状態、(f)図〜(m)図は印字の動作状態を示している。次に各図の詳細な説明を行う。
図35(a)は、待ち受けの状態を示しており、給紙開始の指令を待っている。このとき、印刷装置110に備えた単票と連続帳票とを切替える図示せぬ切替えレバーの状態を検知する光電センサやスイッチ等の信号により、制御部35はモードチェンジ部102にモード6を使用する信号を送信する。
図35(a)において、モード6はフロントローラ対3が離間し、シャッター8が開き、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動して通紙ルートを開放し、リアローラ対4が当接し、リアローラ対4の当接力が弱い状態である。
図35(b)において、PCやオペレータの操作によって、給紙の指令を印刷装置110が受け取ると給紙を開始する。このときのモードは、待ち受け時と同様にモード6が使われる。
図35(c)において、給紙された媒体5の先端がフロントローラ対3を通過したときに、モード6からモード5へモード変更し、フロントローラ対3は弱い当接力で媒体5を当接する。
図35(d)において、媒体の搬送/頭出しが行われ、まずフロントローラ対3は挟持された媒体5を所望の印刷開始位置へと搬送させる。次に給紙時にフロントローラ対3を離間させ、プラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させることで、キャリッジを移動させることなく通紙ルートが開放されるため、スループットの向上を図ることができる。また、通紙ルートが開放されるため、媒体5先端の折れを防ぐとともに、高精度の頭出しが可能である。
図35(e)において、モード5からモード4へモード変更し、印刷を開始する。モード4はリアローラ対4が離間し、プラテン2が移動し印刷可能な状態である。
図35(f)において、リアローラ対4が当接する前の状態で印字する動作状態であり、印字ヘッド1を走査方向へ移動させながら所望の印刷を一行分、実施する。
図35(g)において、モード4からモード3へモード変更する。ここで、媒体5を改行するときに、負荷とならないようにプラテン2は媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、通紙ルートを開放する。
図35(h)において、リアローラ対4が当接する前であり、モード3において改行した状態である。媒体5の先端がリアローラ対4を通過するまでモード4からモード3またはモード3からモード4へのモード変更を繰り返し行い、所望の印刷を行う。
図35(i)において、媒体5がリアローラ対4を通過した後、モードをモード4からモード5へ変更し、リアローラ対4を当接させ、媒体5の先端をリアローラ対4にて弱い当接力で挟持する。
以上のように、媒体5の先端がリアローラ対4に挟持されるまでは、フロントローラ対3にて媒体5を挟持することで媒体5の斜行を防止することができるとともに、改行時にはプラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させることにより、媒体5にかかる負荷を低減させ改行精度の向上や媒体5の斜行を防止することができる。
また、媒体5の先端がリアローラ対4に挟持される前には、リアローラ対4が離間した状態で待ち受けているので媒体5の先端の折れを防ぐことができる。
図35(j)において、モード5からモード7へモード変更し、フロントローラ対3を離間させ、プラテン2を媒体搬送面210まで図中矢印201の方向へ移動させる。媒体5の先端がリアローラ対4に挟持された後にフロントローラ対3を離間させるので媒体5の位置ずれを防ぐことができる。
図35(k)において、リアローラ対4が当接した後の状態で印字する動作で、モード7にて印刷する状態を示しており、改行も同モードで行っている。すなわち、通常状態での印刷と言える。しかし、連続帳票の複写枚数が多い場合や極端に厚紙である場合に、モードをモード7からモード6へ変更しプラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させて改行することも可能である。これにより、媒体5にかかる負荷を低減させ媒体5の紙詰まり(ジャム)を防ぐことができる。
図35(l)と図35(m)は、印刷枚数が多い等の負荷が大きいとき、モード6において改行する状態を示している。プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、モード6からモード7、またはモード7からモード6へのモード変更を繰り返し行い、所望の印刷を行う。
次に連続帳票の後端を印刷するときの動作について説明する。
図36は、図35に示す印刷の流れの続きにあたり、第1の実施例における媒体群Aを印刷する流れを示す説明図である。
図36において、(a)図〜(e)図は連続帳票が有するミシン目を通過する動作状態、(f)図〜(h)図は媒体の後端検出後の印刷動作状態、(j)図〜(l)図は媒体後端検出前における帳票排出動作の状態、(m)図〜(p)図は媒体後端検出後における帳票排出動作の状態を示している。次に各図の詳細な説明を行う。
まず、連続帳票のミシン目300が印刷部101を通過するときの動作を説明する。
図36(a)は、モード7の通常印刷状態(印字・改行)を示しており、ミシン目300は印刷部101よりも媒体搬送方向における上流に位置している。
図36(b)と図36(c)は、モード7からモード6へモード変更し改行する状態を示している。プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、通紙ルートを開放した状態でミシン目300を通過させる。これにより、ミシン目300通過時に媒体5にかかる負荷を低減させ媒体5の紙詰まりを防ぐことができる。
図36(d)は、媒体のミシン目300が印刷部101を通過した後、モード6からモード7へモード変更し、図35(k)に示す通常の印刷状態に戻る動作を示している。
次に、連続帳票の後端を印刷するときの動作について説明する。
図36(f)は、媒体5の後端を検出した状態を示している。フロントローラ対3より媒体搬送方向における上流に位置するセンサによって媒体5の後端は検出される。媒体5の後端を検出すると、図36(g)に示すとおりモードをモード7からモード2へ変更する。モード2は、フロントローラ対3が当接した状態であり、媒体5の後端を弱い当接力で挟持する。また、リアローラ対4は強い当接力で媒体5を挟持している。この状態にて印刷(印字・改行)動作を行い所望の印刷を実行する。媒体5の後端がトラクター34から外れたときに、フロントローラ対3は媒体5を挟持するので印字ヘッド1が走査方向に移動したときの負荷によって媒体5が斜行するのを防ぐことができる。
次に媒体5の後端を検出する前における、媒体5の排出動作に関して説明する。
媒体5の後端検出前の印刷モードはモード4、モード5およびモード7であり、各モードにおいて印刷中に排出の指令を受けることで、各モードからモード8へモード変更される。
図36(i)、図36(j)および図36(k)は、モード8の状態を示している。モード8は、フロントローラ対3とリアローラ対4が離間し、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し通紙ルートを開放している状態である。この状態でトラクター34を駆動させ、媒体5は図36(k)の位置まで退避し、その後退避停止する。フロントローラ対3とリアローラ対4を離間させ、プラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させることで通知ルートが開放されるので、媒体5の排出時の紙詰まりを防ぐことができる。媒体5を退避させた後、モードをモード8からモード6へ変更し、図36(l)に示す待ち受け状態となる。
次に媒体5の後端を検出した後における、媒体5の排出動作に関して説明する。
媒体5の後端検出後の印刷のモードはモード2であり、印刷中に排出の指令を受けることで、モード2からモード5へモード変更される。
図36(m)、図36(n)および図36(o)は、モード5の状態を示している。モード5はフロントローラ対3とリアローラ対4が当接し弱い当接力で媒体5を挟持しており、プラテン2は媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し通紙ルートを開放している状態である。この状態でフロントローラ対3とリアローラ対4を駆動させ媒体5を図36(o)のように完全に排出し、その後排出停止させる。プラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させているので、媒体5の排出時の紙詰まりを防ぐことができる。媒体5を退避させた後、モード5からモード6にモード変更し、図36(p)に示す待ち受け状態とする。
上述のように媒体群Aにおける印刷の流れについて、待ち受け状態からミシン目通過の対応を経て、媒体の排出までの説明を行なった。
なお、図36の(e)図、(h)図は、説明に直接関係ないため省略する。
次に媒体群Bを印刷する場合の動作を説明する。
図37は、第1の実施例における媒体群Bを印刷する流れを示す説明図である。
図37において、(a)図は待ち受けの状態、(b)図〜(e)図は単票給紙動作の状態、(f)図〜(n)図は単票印字動作の状態を示している。次に各図の詳細な説明を行う。
図37(a)は、媒体群Bを印刷するために、媒体5を待ち受けるモード10の状態を示している。モード10は、フロントローラ対3が弱い当接力で当接し、シャッター8が通紙ルートを塞ぐように媒体搬送面210より図中矢印201の方向へ移動し、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、リアローラ対4が強い当接力で当接した状態である。
ここで、媒体群Bの単票媒体を印刷する場合には、印刷前に媒体5の傾き補正(スキューコレクション)を行う。
図37(b)は、オペレータが媒体5をフロントローラ対3に突き当たるまで挿入し、フロントローラ対3よりも媒体搬送方向における上流に配置されたセンサが媒体5を検知し、フロントローラ対3が突き当てられた媒体5を弱い当接力で媒体搬送方向へ搬送しシャッター8へ媒体5の先端を突き当てることによって媒体5の傾きを補正した状態を示している。媒体5はフロントローラ対3により、弱い当接力で保持されているので媒体5がシャッター8の平面に平行になるように補正される。
図37(c)において、媒体5を搬送・頭出しするためにモード10からモード12へとモード変更する。モード12はフロントローラ対3を強い当接力にて当接し、シャッター8が通紙ルートを開放するように媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、リアローラ対4が離間した状態である。
図37(d)において、単票搬送・頭出しを行うため、媒体5はフロントローラ対3によって媒体搬送方向へ搬送され、所望の印刷開始位置へとセットされる。媒体5を給紙する際に、プラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させているので媒体5の先端の折れを防ぐことができる。
図37(e)において、印刷するためにモード12からモード13へモード変更する。モード13は、フロントローラ対3が強い当接力にて当接し、プラテン2が媒体搬送面210まで図中矢印201の方向へ移動しリアローラ対4が離間した状態である。
図37(f)において、リアローラ対4が当接する前、印字ヘッド1を走査方向へ移動させながら印字ヘッド1を駆動させることにより所望の印刷を得る。
図37(g)において、媒体5を改行するためにモード13からモード12へモード変更する。モード12は前述の通り、フロントローラ対3が強い当接力にて当接し、シャッター8が通紙ルートを開放するように媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動しプラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、リアローラ対4が離間した状態である。
図37(h)において、リアローラ対4が当接する前の状態で媒体5が改行される。媒体5の先端がリアローラ対4に挟持されるまでプラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させた状態で改行するので媒体5の斜行を防ぐことができる。媒体5がリアローラ対4に到達するまで、モード12からモード13へ変更の動作を繰り返し行うことで所望の印刷を得る。
次に、媒体5がリアローラ対4へ到達したときの動作を説明する。
図37(i)において、媒体5がフロントローラ対3により、リアローラ対4へ到達したときモード12からモード11へモード変更する。モード11は、フロントローラ対3が強い当接力にて当接し、プラテン2が媒体搬送面210まで図中矢印201の方向へ移動し、リアローラ対4が強い当接力で当接した状態である。
図37(j)において、リアローラ対4が当接後でのモード11における印刷の状態であり、媒体5の後端がフロントローラ対3より媒体搬送方向における上流に配置されたセンサを通過するまで、モード11を使用し印刷(印字・改行)を行う。
次に、媒体5の後端がフロントローラ対3より媒体搬送方向における上流に配置されたセンサを通過したときの動作を説明する。
図37(k)において、モードをモード11からモード16へ変更する。モード16は、フロントローラ対3が離間し、プラテン2が媒体搬送面210まで図中矢印201の方向へ移動し、リアローラ対4が強い当接力にて当接した状態である。
図37(l)は、媒体5の後端を検出した後の印刷状態を示している。
図37(m)において、媒体5を改行するために、モード16からモード15へモード変更する。モード15は、フロントローラ対3が離間し、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、リアローラ対4が強い当接力にて当接した状態である。
図37(n)は、媒体5の後端を検出した後の改行状態を示している。媒体5の後端がフロントローラ対3から外れた際に、プラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させた状態で改行するので媒体5の斜行を防ぐことができる。媒体5の後端を検出した後は、モード16からモード15へ変更、モード15からモード16へ変更を繰り返し行うことで所望の印刷を行う。
次に媒体群Bの場合における媒体5の排出動作を説明する。
図38(a)から図38(d)は、媒体5がフロントローラ対3とリアローラ対4により挟持されている場合の排出を説明する図である。
図38(a)において、フロントローラ対3とリアローラ対4により挟持されている状態の印刷はモード11を使用しているので、モード11からモード14へ変更する。モード14は、フロントローラ対3が強い当接力で当接し、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、リアローラ対4が強い当接力で当接している状態である。
図38(b)は、モード14における排出の状態を示している。フロントローラ対3とリアローラ対4により挟持されている状態においては、プラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させて排出する。これにより、媒体5にかかる負荷を低減できるので排出の際の紙詰まりを防ぐことができる。
図38(c)と図38(d)は、媒体5を排出した後に、待ち受けの状態からモード10へモード変更した状態を示している。
図38(e)から図38(j)は、媒体5の後端がフロントローラ対3より媒体搬送方向において上流に配置されたセンサを通過した後に、モード16にて印刷していた場合の排出の動作を示す。
図38(e)において、モード16からモード15へモード変更する。モード15は、フロントローラ対3が離間し、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、リアローラ対4が強い当接力で当接した状態である。
図38(f)において、媒体5は媒体搬送方向とは逆の方向へと排出される。その過程において、媒体5の後端は、フロントローラ対3よりも媒体搬送方向において上流に配置されたセンサを通過する。センサが媒体5を検出すると、図38(g)において、モード15からモード14へモード変更する。モード14は、フロントローラ対3が強い当接力で当接し、プラテン2が媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動し、リアローラ対4が強い当接力で当接した状態である。
図38(h)は、モード14を使用し媒体5を完全に排出する状態を示している。媒体5の後端がフロントローラ対3を通過するまではフロントローラ対3を離間しプラテン2を媒体搬送面210より図中矢印201の逆方向へ移動させた状態で媒体5排出させるので媒体5の後端の折れと紙詰まりを防ぐことができる。
図38(i)と図38(j)は、媒体5を完全に排出した後に待ち受けの状態へモード14からモード10へモード変更した状態を示している。媒体群Aの印刷動作および媒体群Bの印刷動作に関わらず、前述したホームポジションモードは全モードの推移における略中間のモードである7.5の位置である。(モード7と8の略中間)本実施例においては、各モードの位置をホームポジションモードからの距離(例えばモータへのパルス数)で管理されている。よって、長時間の使用によってホームポジションモードの位置がずれないように、特定の時間(所定のタイミング)またはエラー時にホームポジションモードの確認を行っている。具体的には、所定のタイミングを一頁の印刷終了後としてホームポジションモードの確認を行い、プラテン、フロントローラ対3、リアローラ対4、およびシャッター8の基準位置を補正する。
図39は、第1の実施例における媒体群Aを印刷する場合のモード移行の説明図であり、媒体群Aの通常時の待ち受け状態から印刷、更には印刷終了時に待ち受け状態へ戻るまでの一連の流れのモード移行を示した図である。
図40は、第1の実施例における媒体群Bを印刷する場合のモード移行の説明図であり、媒体群Bの通常時の待ち受け状態から印刷、更には印刷終了時に待ち受け状態へ戻るまでの一連の流れのモード移行を示した図である。
上述のように媒体群Bにおける印刷の流れについて、待ち受け状態から媒体の傾き補正を経て、媒体の排出までの説明を行なった。
以上のように、給紙時においては、図3に示すフロントローラ対3を離間させ、プラテン2を媒体搬送面210より矢印201の逆方向へ移動させることで、キャリッジを移動させることなく通紙ルートを開放することができ、スループットの向上を図ることができる。
また、従来の動作ではプラテンスロープにメディアフォローローラが乗り上げることで印字ヘッドとプラテンの間隙を広くしていたが、プラテンスロープが必要なくなり、その分印刷装置の小型化ができる。
さらに、通紙ルートが開放されるため媒体5前端の折れや紙詰まり(ジャム)を防ぐとともに、高精度の頭出しが可能である。
媒体5がリアローラ対4に挟持されるまでにおいては、フロントローラ対3にて媒体5の挟持を保つことで媒体5の斜行を防止することができるとともに、改行時にはプラテン2を媒体搬送面210より矢印201の逆方向へ移動させることにより、媒体5にかかる負荷を低減させ改行精度の向上や媒体5の斜行を防止することができる。また、リアローラ対4が離間した状態で待ち受けているので媒体5の前端の折れを防ぐことができる。
媒体5がリアローラ対4に挟持された後においては、フロントローラ対3が離間するので媒体5の位置ずれを防ぐことができる。また、媒体群Aにおいては、媒体5の後端がトラクター34から外れたときに、フロントローラ対3は媒体5の挟持を保つので印字ヘッド1が走査方向に移動したときの負荷によって媒体5が斜行するのを防ぐことができる。
また、図1に示す制御部35が推移すべきモードを電気的な信号としてモードチェンジ部102に出力し、指示するようにしたことにより、モードの切り替え制御が容易になる。
さらに、モードチェンジモータおよびカムによりモードを切り替えるようにしたことにより、媒体搬送ローラ対の当接・離間の切替え、媒体搬送ローラ対の当接力の強・弱の2段階切替え、印字ヘッドとプラテンの接近・離間の切替え、シャッターの開・閉の切替える構成を簡素化することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、プラテンを含む各可動部位の最適な動作態位を選択し、媒体搬送経路を確保するようにしたことにより、給紙時にキャリッジの移動を不要としたため、印刷動作のスループットが向上するようになるという効果が得られる。
また、プラテンを含む各可動部位の最適な動作態位を選択し、印字ヘッドとプラテンの間隙量を切替えできるようにしたことにより、プラテンの両端に設置されるスロープが不要になるため、印刷装置が小型化できるようになるという効果が得られる。
さらに、媒体搬送ローラ対の当接力やシャッターを含む各可動部位の最適な動作態位を選択するようにしたことにより、連続帳票の媒体搬送方向における後端印刷対応や単票の斜行防止ができるため、様々な媒体に印刷できるようになるという効果が得られる。
そして、各可動部位の最適な動作態位を選択するようにしたことにより、媒体の媒体搬送方向における前端・後端の折れ防止、媒体の位置ずれ防止、改行位置精度向上、高精度の頭出しや紙詰まり防止ができるため、印刷の品質を高めることができるようになるという効果が得られる。
さらに、1つのモードチェンジモータおよびカムによりモードを切り替えるようにしたことにより、機構を簡素化することができるという効果が得られる。
また、媒体の種類に応じて様々な制御を容易に行えるという効果が得られる。
第2の実施例の基本的な構成は、上述した第1の実施例と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
図41は、第2の実施例におけるスリットディスク18の外観図である。
図41において、基準位置モードを検知する状態検知手段としてのスリットディスク18は、スリット境界18cとスリットリブ18dとスリット孔18eが構成される。
スリットリブ18dは、印刷装置110のモードがモード6の状態のときに透過センサ43によって検知される位置に構成される。
スリット孔18eは、印刷装置110のモードがモード10の状態のときに透過センサ43によって検知される位置に構成される。
スリットリブ18dとスリット孔18eはそれぞれWの幅を有する。
図1に示す制御部35は、スリットディスク18により検知した基準位置モードに基づいて推移すべきモードを指示する信号をモードチェンジ部102へ出力して所望のモードへ移行する。
上述した構成の作用について説明する。
第2の実施例の印刷中等の基本的な動作は第1の実施例と同じであるので、説明は省略する。
第2の実施例では、第1の実施例におけるホームポジションモードを第1のホームポジションモード(第1の基準位置モード)とし、その第1のホームポジションモードに加え、第2のホームポジションモード(第2の基準位置モード)を有し、第2のホームポジションモードは、媒体種類のグループ毎に、モードの推移における印刷終了時のモードの近傍になるようにし、媒体の種類に応じて第2のホームポジションモードを選択するようにしている。
印刷装置110の電源投入時に印刷装置110がどのモードに位置しているかは不明であり、電源投入時の透過センサ43のON/OFF(透過センサ43が遮蔽状態はON、開放状態はOFFとする)の状態によって第1のホームポジションモードへ移動する方法が異なる。
図41において、例えば電源投入時に印刷装置110のモードがモード8〜18の状態で透過センサ43がONのとき、電源を投入するとスリットディスク18を図中反時計回りに回転するように図4に示すモードチェンジモータ13が回転し、透過センサ43はスリットディスク18のスリット境界18cもしくはスリット孔18eを検知しOFF状態となる。
そこから孔幅W以上スリットディスク18を図中反時計回りに回転させ、透過センサ43がOFFの状態であれば、透過センサ43が検知している箇所はスリット境界18cであり、印刷装置110は第1のホームポジションモードの認識を行う。一方、透過センサ43がONとなった場合は、透過センサ43が検知している箇所はスリット孔18eであり、更にスリットディスク18を図中反時計回りに回転させスリット境界18cを探索する。
印刷装置110の電源投入時に印刷装置110のモードがモード1〜7で透過センサ43がOFFのとき、電源を投入するとスリットディスク18を図中時計回りに回転するようにモードチェンジモータ13が回転し、透過センサ43はスリットディスク18のスリット境界18cもしくはスリットリブ18dを検知しON状態となる。
そこからリブ幅W以上スリットディスク18を図中時計回りに回転させ、透過センサ43がONの状態であれば、透過センサ43が検知している箇所はスリット境界18cであり、印刷装置110は第1のホームポジションモードの認識を行う。一方、透過センサ43がOFFとなった場合は、透過センサ43が検知している箇所はスリットリブ18dであり、更にスリットディスク18を図中時計回りに回転させスリット境界18cを探索する。
第1のホームポジションモードを印刷装置110が認識した後、媒体群Aの連続帳票を印刷する場合には、待ち受けのモード6へと移行する。また、媒体群Bの単票を印刷する場合には、待ち受けのモード10へと移行する。
ここで、媒体群Aの連続帳票を1頁分印刷したとすると、印刷装置110は第2のホームポジションモードの確認動作を行う。
このとき、例えば図39によると印刷装置110はミシン目300通過のためにモード6、もしくは媒体を排出するモード5の状態にある。媒体群A印刷時の第2のホームポジションモードはスリットディスク18のスリットリブ18dであり、モード6の状態の時に透過センサ43によって検知される。
一方、媒体群Bの単票を1頁分印刷したとすると、印刷装置110は第2のホームポジションモードの確認動作を行う。このとき、例えば図40によると印刷装置110は媒体を排出するモード14の状態にある。媒体群B印刷時の第1のホームポジションモードはスリットディスク18のスリット孔18cであり、モード14の状態の時に透過センサ43によって検知される。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、第1のホームポジションモードとは別に、媒体群Aおよび媒体群Bのそれぞれに第2のホームポジションモードを各印刷終了時のモードの近傍に設けたことにより、モードの移行によるスリットディスクの回転が少なくなるため、印刷動作のスループットが向上するようになるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、本発明をシリアル型のドットプリンタに適用した例を説明したが、媒体搬送を伴うサーマル式プリンタやインクジェット式印刷装置にも適用可能である。
また、印刷装置の状態であるモードを、モード検知手段としてのセンサ等を用いてスリットディスクからの信号を読み取ることで識別し、制御部からモードチェンジ部へモードを指示する信号を出力してモード切替えるようにしてもよい。
1 印字ヘッド
1a キャリッジ
2 プラテン
3 フロントローラ対
4 リアローラ対
5 媒体
8 シャッター
13 モードチェンジモータ
18 スリットディスク
35 制御部
36 媒体搬送モータ
43 透過センサ
100 媒体搬送部
101 印刷部
102 モードチェンジ部
110 印刷装置
200 媒体搬送方向
210 媒体搬送面

Claims (6)

  1. 媒体に印刷を行う印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドに対向して配置され、前記印字ヘッドとの間で接近と離間とに切替可能なプラテンと、
    媒体搬送路に沿って前記媒体と当接して前記媒体を搬送するとともに、前記媒体との当接状態を変更可能な媒体搬送部と、
    前記媒体搬送路の開閉を行うシャッターと、
    前記プラテンの接近と離間と、前記媒体搬送部の前記媒体との当接状態と、前記シャッターの前記媒体搬送路の開閉とを組み合わせた複数のモードを備え、前記複数のモードを切り替えるモード切替部と、
    前記モード切替部を制御し、前記複数のモードから所定のモードを選択する制御部とを備え、
    前記モード切替部は、
    1つの駆動源により回転するスリットディスクと、
    前記スリットディスクのスリットの回転位置を検出して前記スリットディスクの回転基準位置を検知し、前記モードの基準位置モードを検知する基準位置モード検知センサとを有し、
    前記モード切替部は、印刷する前記媒体の種類を単票グループと帳票グループとに分類し、前記グループと前記モードからなるモード群とを対応させるとともに、前記単票グループのモード群と前記帳票グループのモード群とを前記スリットディスクの異なる回転位置に配置し、
    前記単票グループのモード群は、前記スリットディスクの回転方向において連続するように配置され、
    前記帳票グループのモード群は、前記スリットディスクの回転方向において連続するように配置され、
    前記基準位置モードは、前記単票グループのモード群と前記帳票グループのモード群との間に配置されていることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記単票グループのモード群は、単票挿入時の待機モードである第1の待機モードを有し、
    前記帳票グループのモード群は、帳票挿入時の待機モードである第2の待機モードを有することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷装置において、
    記モード切替部は、1ページの印刷終了時に、前記基準位置モード検知センサにより前記基準位置モードを検出して前記プラテン、前記媒体搬送ローラ対、および前記斜行矯正手段の基準位置を補正することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項に記載の印刷装置において、
    前記基準位置モードを第1の基準位置モードとし、
    前記モード群は、前記第1の基準位置モードに加え、第2の基準位置モードを有し、
    前記第2の基準位置モードは、前記グループ毎に、前記モードの推移における印刷終了時のモードの近傍のモードであり、
    前記モード切替部は、前記媒体の種類に応じてひとつの前記第2の基準位置モードを選択することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項に記載の印刷装置において、
    前記基準位置モード検知センサが検知した前記基準位置モードに基づいて推移すべきモードを指示する信号を前記切替部に出力する制御部とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記モードを検知するモード検知手段と、
    前記モード検知手段が検知した前記モードに基づいて推移すべきモードを指示する信号を前記切替部に出力する制御部とを備えたことを特徴とする印刷装置。
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