JP2012076270A - 画像記録装置 - Google Patents

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哲男 浅田
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Abstract

【課題】センサの取付座の位置ズレを防止して、センサが記録媒体を高精度に検知することが可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】プリンタ部15に設けられた搬送路31は、給紙カセット14から上方へ湾曲した第1搬送路32と、第1搬送路32から前方へ延びる直線状の第2搬送路33と、第2搬送路33から第1搬送路32の途中の接続口34Aに接続された反転搬送路34とを有する。接続口34Aから第1搬送路32の終端までの経路の内側に内側ガイド部材32A2が設けられている。内側ガイド部材の両端部は、メインフレーム65の第1フレーム25に固定されている。内側ガイド部材の長手方向の延長線上であって、第1フレーム25の外側にセンサ68のセンサホルダ92が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、互いに対向する一対のサイドプレート及びサイドプレートによって両端部が支持されたベースプレートを有するメインフレームを備えた画像記録装置に関し、特に、搬送される記録媒体を検知するためのセンサの取付機構に関する。
従来より、記録用紙の両面に画像を記録可能な画像記録装置が公知である。この画像記録装置によれば、片面記録時は、片面に画像が記録された後に記録用紙が排出される。一方、両面記録時は、片面に画像が記録された記録用紙が記録部の下流側から記録部の上流側の搬送路に接続された反転搬送路を通って再び記録部へ送られ、そして、他方の面に画像が記録された後に排出される。上記搬送路や上記反転搬送路は、ガイド部材によって形成される。ガイド部材は、幅方向に隔てられた一対の側板間に挟まれるように配置され、その両端部が側板に支持されることによって上記側板に固定される。なお、対向する一対の側板とこれらの間に横架されて側板同士を連結する連結部材とを有する連結機構として、特許文献1に記載のフレームが公知である。
搬送路を通って記録部へ向けて搬送された記録用紙に対して画像記録が行われる場合、画像記録前に記録用紙を画像記録開始位置に送るために、搬送路中の記録用紙の位置を高い精度で検知する必要がある。このため、従来より、図10に示されるように、画像記録装置の内部には、一対の側板140によって支持されたガイド部材141と、ガイド部材141の幅方向中央部から突出して搬送路を交差する回転子142と、矢印144へ搬送される記録用紙によって回転子142が押されたときに、その動きを連動軸143を介して検知するためのセンサ145とが設けられている。センサ145は、搬送路を通る記録用紙に干渉しないように、搬送路の幅方向の端部から更に幅方向外側に配置されている。また、センサ145の取付座146は、部品点数を削減するため、ガイド部材141の一方端にガイド部材141と一体に設けられている。
特開2008−28988号公報
しかしながら、一方端にセンサ145の取付座146が一体に形成されたガイド部材141は、搬送路の幅よりも長い形状となる。そのため、その両端を一対の側板140で支持する従来の支持機構では、ガイド部材141が搬送中の記録用紙から受ける力に耐えきれず、ガイド部材141が撓む場合がある。特に、机上設置タイプのコンパクトな画像記録装置において両面記録機構が備えられている場合は、高さ寸法が制限されたスペース内で搬送路と反転搬送路とを高さ方向に重ねて設けなければならず、このため、ガイド部材141の高さや厚みを従来よりも薄くせざるを得ない。この場合、ガイド部材141が撓みやすくなる。ガイド部材141が撓むと、センサ145の取付座146の位置にズレが生じ、センサ145は、回転子142の動きを高精度に検知することができなくなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサの取付座の位置ズレを防止して、センサが記録媒体を高精度に検知することが可能な画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明の画像記録装置は、メインフレームと、ガイド部材と、支持部材と、センサとを具備する。メインフレームは、一対のサイドプレートとベースプレートとを有する。一対のサイドプレートは、互いに対向するように配置されている。ベースプレートは、上記サイドプレート間に設けられ、幅方向の両端部が上記サイドプレートに支持されている。ガイド部材は、上記サイドプレート間に設けられており、記録媒体が案内される案内経路を形成するものである。支持部材は、上記ガイド部材の幅方向の一方端よりも上記サイドプレートを幅方向外側へ越えた位置に設けられている。この支持部材は、サイドプレートに外側から固定されている。センサは、上記支持部材に設けられており、上記案内経路を通過する記録媒体を検知する。
このように、支持部材とガイド部材とが分離されて別部材として構成されているため、一対のサイドプレート間で支持されるガイド部材の幅が従来構造よりも短くなる。このため、ガイド部材の剛性が高くなり、記録媒体の搬送時や記録時の揺れなどに起因してガイド部材に力が加えられても、容易に撓まなくなる。また、支持部材がサイドプレートの幅方向外側に配置されており、しかもガイド部材とは異なるサイドプレートに固定されているため、仮にガイド部材が撓んだとしても、この撓みの影響を支持部材は受けない。そのため、支持部材に支持されたセンサの検知精度が低下することはない。
(2) 上記案内経路は、記録媒体に対して画像を記録する記録部の下側に設けられた用紙トレイの一方端から上方へ延びる湾曲状の第1経路を有する。この場合、上記ガイド部材は、上記第1経路の内側に設けられていることが好ましい。
このような構成では、ガイド部材は第1経路の内側のガイド面を形成する。第1経路が湾曲状に形成されているため、第1経路を記録媒体が搬送されたときに、搬送ローラなどの搬送手段による搬送力の一部が記録媒体を介してガイド面に付与されやすい。したがって、このような構成に本発明は好適である。
(3) また、上記案内経路は、上記第1経路の終端から上記記録部側へ延びる直線状の第2経路、及びこの第2経路に設けられた分岐点から上記第2経路と上記用紙トレイとの間を通って上記第1経路の途中に設けられた合流点に接続された第3経路を有する。この場合、上記ガイド部材は、上記第1経路において上記合流点から上記第1経路の終端へ向かう経路の内側に設けられていることが好ましい。
このような構成では、第3経路から第1経路に続く経路の湾曲率が大きくなり、そのため、ガイド部材が記録媒体から受ける搬送力が大きくなる。したがって、このような構成に本発明は好適である。
(4) 上記メインフレームは、上記ベースプレートの上側に設けられ、幅方向の両端部が上記サイドプレートに支持されたサブプレートを有する。上記ガイド部材は、記録媒体を案内するガイド面の反対側の端部が上記サブプレートに固定されている。
(5) 本発明の画像記録装置は、支持プレートを更に備える。支持プレートは、上記サイドプレートの上端で支持されている。支持プレートは、記録媒体に対して画像を記録する記録部を上記サイドプレートよりも幅方向外側まで移動可能に支持する。上記支持部材は、上記支持プレートにおいて上記サイドプレートを幅方向外側へ越えた部分に固定されている。
(6) 本発明の画像記録装置は、支軸と、第1検出子と、第2検出子と、を更に具備する。支軸は、上記ガイド部材において記録媒体を案内するガイド面の反対側で回動可能に支持され、上記支持部材側の端部が上記サイドプレートを越えて幅方向外側へ延出されている。第1検出子は、上記ガイド部材の幅方向中央部から上記案内経路へ突出するように上記支軸に固定されている。第2検出子は、上記支軸の上記支持部材側の端部に固定され、上記センサの検知領域を通過可能に配置されている。
複合機10の外観を示す斜視図であって、(A)にはトレイガイド45が内部に収容された状態が示されており、(B)にはトレイガイド45が手前側に引き出された状態が示されている。 プリンタ部15の構成を模式的に示す模式断面図である。 プリンタ部15及び搬送装置30の構成を示す斜視図である。 搬送装置30の構成を示す斜視図である。 リンクプレート50の姿勢を示す側面図であって、(A)にはリンクプレート50が初期姿勢にある状態が示されており、(B)にはリンクプレート50が拡張姿勢にある状態が示されている。 メインフレーム65の構成を示す斜視図である。 メインフレーム65の構成を示す分解斜視図である。 検知機構52の構成を示す斜視図である。 センサホルダ92の構成を示す拡大斜視図である。 従来のガイド部材及びセンサ支持機構の構成を模式的に示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の一実施形態に係る複合機10について説明する。なお、以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として複合機10の上下方向7が定義され、操作パネル16が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義されている。
[複合機10の概要]
図1に示されるように、複合機10は、プリンタ筐体11と、このプリンタ筐体11の上側に設けられたスキャナ筐体12と、このスキャナ筐体12の上側に設けられた原稿カバー13と、LCD16Aを有する操作パネル16とを備える。原稿カバー13は、スキャナ筐体12に開閉可能に支持され、開閉されることでスキャナ筐体12と共に原稿を挟む。原稿の画像は、スキャナ筐体12に収容されたフラットベッドスキャナなどの不図示のスキャナにより走査されて取り込まれる。
プリンタ筐体11は、給紙カセット14(本発明の用紙トレイの一例)が収容される収容空間18を下部に備える。収容空間18は、プリンタ筐体11の前面に形成された開口17から後方奥部に渡って設けられている。給紙カセット14は収容空間18において前後方向8へ挿抜可能に支持されている。給紙カセット14に所謂普通紙やハガキ、光沢紙などの記録用紙(本発明の記録媒体の一例)が複数枚保持される。収容空間18の上方にトレイガイド45が設けられている。トレイガイド45の上面でディスクトレイ48が前後方向8へ挿抜可能に支持される。ディスクトレイ48は、例えばCDやDVDなどのディスクメディアを保持可能なものであり、厚さ3mm程度の平板状に形成されている。
プリンタ部15や上述のスキャナの制御は制御部(不図示)により行われる。制御部は、CPUやROMなどにより構成されたものであり、図1の操作パネル16やパソコンなどの外部機器から入力された信号やデータに基づいてプリンタ部15を駆動させて、画像を記録媒体に記録させる。また、制御部は、搬送路における記録媒体の有無やその搬送位置を検知する処理も行う。
[プリンタ部15]
プリンタ部15は、搬送される記録媒体に画像を記録するものであり、図2に示されるように、主として、記録用紙19を保持する給紙カセット14と、記録用紙19及びディスクトレイ48を搬送する搬送装置30と、記録用紙19及びディスクトレイ48上のディスクメディアに対して画像記録を行う記録部20(本発明の記録部の一例)と、搬送装置30や記録部20などの各部材を支持するメインフレーム65(本発明のメインフレームの一例)を備える。
[記録部20]
記録部20は、給紙カセット14の後部の上方に配置された記録ヘッド21と、記録ヘッド21を保持するキャリッジ23と、キャリッジ駆動用のキャリッジモータ及びその駆動力をキャリッジ23に伝達する駆動伝達機構を含む駆動部と、を備える。
[記録ヘッド21]
記録ヘッド21は、吐出口を有するノズルを備える。このノズルが圧電素子などにより変形されることで吐出口からインク滴を下方のプラテン22に向けて吐出する。また、記録ヘッド21はキャリッジモータの駆動力を受けて左右方向9へ往復動される。後述されるように、記録用紙19及びディスクトレイ48上のディスクメディアは、プラテン22上を前方に向かって搬送される過程において、左右方向9へ往復動する記録ヘッド21からインクが吐出されることにより、記録用紙19及びディスクメディアの表面のほぼ全面に画像を記録し得る。
[メインフレーム65]
図3に示されるように、メインフレーム65は、プリンタ部15の後方側に設けられている。図6及び図7に示されるように、メインフレーム65は、一対の第1フレーム25(本発明のサイドプレートの一例)と、ベースフレーム39(本発明のベースプレートの一例)と、サブフレーム26(本発明のサブプレートの一例)と、第2フレーム70とを有する。
[第1フレーム25]
図6及び図7に示されるように、第1フレーム25は、左右方向9へ所定間隔を隔てられた状態で互いに対向するように設けられている。第1フレーム25は、前後方向8に長い概ね長方形状の金属板で形成されている。第1フレーム25間にベースフレーム39が設けられており、ベースフレーム39の両端が第1フレーム25に支持されている。例えば、ベースフレーム39の両端それぞれに突起が設けられており、第1フレーム25の下端に切り欠きが形成されており、ベースフレーム39の上記突起が1フレーム25の上記切り欠きに嵌め入れられることによって、ベースフレーム39が第1フレーム25に支持されると共に第1フレーム25に対して固定される。
メインフレーム65にレール66(本発明の支持プレートの一例)が取り付けられている。レール66は、左右方向9に長い形状である。レール66は、第1フレーム25の後方端部の上端で支持されている。レール66の後方には、レール66と同様に構成された別のレール(不図示)が設けられている。レール66は、キャリッジ23の前方端を左右方向9へ摺動可能に支持し、もう一つのレールは、キャリッジ23の後方端を左右方向9へ摺動可能に支持する。この支持機構によって、キャリッジ23とともに記録ヘッド21が左右方向9へスライド可能に支持される。レール66の両端は、第1フレーム25を左右方向9の外側へ越えた位置まで延出されている。すなわち、レール66の左端は左側の第1プレート25よりも左方外側まで達しており、レール66の右端は右側の第1プレート25よりも右方外側まで達している。このため、キャリッジ23は、第1フレーム25間のみならず、第1フレーム25よりも左右方向9の外側まで移動可能である。
図3に示されるように、第1フレーム25それぞれに挟まれた空間にプラテン22が配置されている。プラテン22の両端は、後述されるように、第1フレーム25に支持されている。第1フレーム25それぞれには、後述の排出ローラ36Bの支軸36Cが通される長孔25Aと、スイッチバックローラ37B(図4参照)の支軸37Cが通される長孔25Bとがそれぞれ設けられている。これらの長孔25A,25Bは、上下方向7に長い形状に形成され、支軸36C,37Cが上下方向7へ移動可能な構成を有する。
[ベースフレーム39]
図6及び図7に示されるように、ベースフレーム39は、左右方向9に長い概ね長方形状の金属板で形成されている。ベースフレーム39の左右方向9の中央付近に開口39Aが形成されている。この開口39Aにおける左右方向9の両縁部に軸受け39Bが設けられている。この軸受け39Bに、後述の給紙ローラ41の支軸42(図2参照)が回動可能に支持される。ベースフレーム39の前後方向8の両縁部は上方へ屈曲されており、その屈曲部の両端部に、第1フレーム25に形成された切り欠きに嵌め入れられる上述の突起が設けられている。
[サブフレーム26]
サブフレーム26は、ベースフレーム39の上側で第1フレーム25間に設けられている。サブフレーム26は、左右方向9に長い金属板で形成されている。サブフレーム26の両端が第1フレーム25に支持されている。例えば、サブフレーム26の両端それぞれに突起が設けられており、第1フレーム25に切り欠きが形成されており、サブフレーム26の上記突起が1フレーム25の上記切り欠きに嵌め入れられることによって、サブフレーム26が第1フレーム25に支持されると共に第1フレーム25に対して固定される。後述するように、サブフレーム26にローラホルダ74及び内側ガイド部材32A2が取り付けられる。
[第2フレーム70]
図3に示されるように、第2フレーム70は、第1フレーム25の前方に設けられている。詳細には、左右方向9へ所定間隔を隔てられた状態で互いに対向するように一対の第2フレーム70が設けられている。第2フレーム70は、合成樹脂製の板部材で形成されており、プリンタ筐体11に固定されている。第2フレーム70それぞれに挟まれた空間にトレイガイド45が配置されている。トレイガイド45の両端は、第2フレーム70に支持されている。第2フレーム70それぞれには、トレイガイド45が備える後述の支持突起46が通される前後一対のガイド溝孔71,72がそれぞれ設けられている。前側のガイド溝孔71は、上下方向7に沿うように形成された直線状部71Aと、直線状部71Aの下端から前方へ向かって斜め下方に傾斜する傾斜部71Bと、を備える。後側のガイド溝孔72は、前方に向かって斜め下方に傾斜し、且つ、その下端がガイド溝孔71の傾斜部71Bの下端と同じ高さ位置になるように形成されている。左右一対の第2フレーム70は、ガイド溝孔71の直線状部71Aに支持突起46が配置された状態でトレイガイド45を前後方向8へ移動しないようにロックし、支持突起46が傾斜部71Bに配置された状態でトレイガイド45を前後方向8へ移動可能に支持している。
[搬送装置30]
図4に示されるように、搬送装置30は、給紙ローラ41(図2参照)と、搬送ローラ対35と、排出ローラ対36と、スイッチバックローラ対37と、両面ローラ対38と、搬送路31(本発明の案内経路の一例、図2参照)を形成する後述の各部材と、搬送路31を拡張させるためのリンクプレート50と、トレイガイド45と、搬送路31内の記録媒体やディスクトレイ48(図1参照)の搬送位置などを検知するための検知機構52と、回転規制機構80と、給紙ローラ41を駆動させる給紙用モータ(不図示)と、上記各ローラ対を駆動させる搬送用モータ(不図示)と、を備える。
[給紙ローラ41]
給紙ローラ41は、給紙カセット14に載置された記録用紙19を搬送路31に送り出すものである。図2に示されるように、給紙ローラ41は、給紙カセット14の後部の上方に配置され、支軸42を中心に回動するアーム43の先端で回転可能に支持されている。支軸42は、ベースフレーム39の軸受け39B(図6参照)にその中心軸を中心に回転可能に支持されている。給紙用モータ(不図示)の駆動力が支軸42に伝達されると、支軸42から複数の伝達ギア44を介して伝達された駆動力によって給紙ローラ41が回転する。給紙ローラ41が記録用紙19に接触した状態で回転されることにより、記録用紙19が搬送路31へ送り出される。
[搬送路31]
図2に示されるように、搬送路31は、第1搬送路32(本発明の第1経路の一例)と、第2搬送路33(本発明の第2経路の一例)と、反転搬送路34(本発明の第3経路の一例)とにより構成されている。第1搬送路32は、給紙カセット14の後端部から上方へ延びてプラテン22の後方に達する湾曲状に形成されている。つまり、第1搬送路32は、一端が給紙カセット14の後端部の上に位置し他端がプラテン22の後方に位置する断面弧状に形成されている。第2搬送路33は、第1搬送路32の終端から記録部20側へ延びてプラテン22と記録ヘッド21との間を通過する断面直線状に形成されている。反転搬送路34は、プラテン22の下方を通過し第1搬送路32と第2搬送路33とを繋ぐ直線状に形成されている。
[第1搬送路32]
第1搬送路32は、それぞれ弧状に形成された内側ガイド部材32A1と、内側ガイド部材32A2(本発明のガイド部材の一例)と、外側ガイド部材32Bとで形成されている。内側ガイド部材32A1,32A2と外側ガイド部材32Bとは、径方向に互いに対向するように配置されている。内側ガイド部材32A1は、第1搬送路32の下側のガイド面を形成し、内側ガイド部材32A2は、第1搬送路32の上側のガイド面を形成している。内側ガイド部材32A1と内側ガイド部材32A2との間には、反転搬送路34の一端が接続する接続口34A(本発明の合流点に相当)が設けられている。
図7に示されるように、内側ガイド部材32A2は、サブフレーム26の後端に固定されている。内側ガイド部材32A2は、断面がC字状に形成された左右方向9に長い形状である。内側ガイド部材32A2の前方端に複数の爪67が設けられている。サブフレーム26の後端には、垂直上方へ起立する垂直壁26Aが設けられており、上述の爪67が垂直壁26Aの上端や垂直壁26Aに形成された切り欠きに係合することにより、内側ガイド部材32A2がサブフレーム26に固定されている。
[第2搬送路33]
第2搬送路33は、記録ヘッド21と、記録ヘッド21に対向して配置されたプラテン22とによって形成された直線状の経路である。第2搬送路33には、給紙カセット14からの記録用紙19のみならず、開口17から挿入されたディスクトレイ48も通る。記録部20よりも後方側、言い換えると、記録時に記録媒体を搬送する方向の上流側には、第2搬送路33を挟むようにして一対の搬送ローラ対35が設けられている。また、記録部20よりも前方には、第2搬送路33を挟むようにして一対の排出ローラ対36が設けられている。また、排出ローラ対36の前方にはスイッチバックローラ対37が設けられている。スイッチバックローラ対37と排出ローラ対36との間に反転搬送路34の後方側の端部が接続される接続口34B(本発明の分岐点に相当)が設けられている。第2搬送路33は、搬送ローラ対35からスイッチバックローラ対37に渡って直線状に形成されている。
[反転搬送路34]
反転搬送路34は、記録用紙19の両面印刷用であって、プラテン22の下側に配置されたガイド部材34Cにより形成されている。反転搬送路34の後方側の端部は、第2搬送路33に設けられた接続口34Bに接続されており、後方側の端部は、第1搬送路32に設けられた接続口34Aに接続されている。反転搬送路34にローラ面が露出するように、両面ローラ対38がガイド部材34Cに設けられている。両面ローラ対38は、搬送用モータの駆動力を受けて回転駆動される。給紙カセット14から送り出された記録用紙19は、第1搬送路32及び第2搬送路33によって案内されて記録部20へ到達し、その後、第2搬送路33を抜けて排紙部14Aに排出される。
[搬送ローラ対35]
図3に示されるように、搬送ローラ対35は、上側の搬送ローラ35Aと下側の押さえローラ35Bとで構成されている。上側の搬送ローラ35Aは、第1フレーム25にその中心軸を中心に回転可能に支持されており、搬送用モータ(不図示)の駆動力を受けて回転される。下側の押さえローラ35Bは、後述のローラホルダ74にその中心軸を中心に回転可能に支持されている。
[ローラホルダ74]
図6に示されるように、ローラホルダ74は、メインフレーム65の後方側に設けられている。ローラホルダ74は、プラテン22とは別部材として構成されている。ローラホルダ74は、4つのブロックが左右方向9に連結されることにより、左右方向9に長い形状となっている。各ブロックの前方上端部に押さえローラ35Bが回転可能に支持されている。本実施形態では、ローラホルダ74は、左右方向9に沿って一直線状に配置された8個の押さえローラ35Bを支持している。ローラホルダ74の後方上端部に複数の支軸(不図示)が設けられている。この支軸が、サブフレーム26に設けられた軸受け溝26B(図7参照)に軸支されている。この構成により、ローラホルダ74は、支軸を中心に回動可能である。より詳細には、ローラホルダ74は、押さえローラ35Bが上側の搬送ローラ35Aに接触する第1姿勢と、押さえローラ35Bが搬送ローラ35Aから下方へ離間した第2姿勢との間で支軸を中心に回動可能である。
図6に示されるように、ローラホルダ74とサブフレーム26との間にコイルバネ78が設けられている。コイルバネ78は、押さえローラ35B寄りの位置に伸縮方向が上下方向7となるように設けられている。コイルバネ78は、設定された付勢力を搬送ローラ35Aに付与するように、予め収縮された状態でローラホルダ74とサブフレーム26との間に設けられる。これにより、コイルバネ78が伸びようとする上向きの付勢力がローラホルダ74に付与されてローラホルダ74は上記第1姿勢を維持する。コイルバネ78の上向き付勢力は、ローラホルダ74を介して押さえローラ35Bに作用し、押さえローラ35Bは搬送ローラ35Aに上記付勢力で圧接する。本実施形態では、モータなどの駆動源からの駆動力を受けることにより、上記付勢力に抗してローラホルダ74の前端部が下方に下げられると、ローラホルダ74は第1姿勢から第2姿勢に移動し、押さえローラ35Bも搬送ローラ35Aから離れて下方へ移動するように構成されている。
[検知機構52]
検知機構52は、搬送路31における記録用紙19の搬送位置やディスクトレイ48の搬送位置を検知するためのものである。この検知機構52は、給紙カセット14から給紙された記録用紙19に画像を記録する通常記録モードのときに記録用紙19の搬送位置を検知し、ディスクトレイ48上のディスクメディアに画像を記録するレーベル記録モードのときにディスクトレイ48の搬送位置を検知する。検知機構52は、図6に示されるように、ローラホルダ74よりも後方に設けられており、内側ガイド部材32A2とローラホルダ74との間に設けられている。検知機構52は、光センサ68(本発明のセンサの一例)と、回転軸57(本発明の支軸の一例)と、回転子67(本発明の第1検出子の一例)と、検出子54(本発明の第1検出子の一例)とにより構成されている。
図8に示されるように、回転軸57は、内側ガイド部材32A2の前方側、つまり記録用紙を案内するガイド面とは反対側に回転可能に支持されている。回転軸57は、左右方向9の中央付近から左側へ延出されている。左側に配置された第1フレーム25には、回転軸57を挿通させる上下方向7に長い長孔97(図6参照)が形成されている。回動軸57は、長孔97を通って左側の第1フレーム25を越えて、内側ガイド部材32A2の左端部よりも外側の位置まで延出されている。
回転軸57にアーム状の回転子67が固定されている。内側ガイド部材32A2の左右方向9の中央部にスリット59が形成されており、回転子67は回転軸57から上方へ突出し、スリット59を通って内側ガイド部材32A2の内部から外部へ露出している。回転軸57の左端に検出子54が設けられている。検出子54は、回転子67と同方向へ突出している。回転子67及び検出子54は、回転軸57に固定されている。したがって、回転子67に回転方向の力が加えられると、検出子54は回転子67に連動して同方向に回転する。
[光センサ68]
図9に示されるように、光センサ68は、発光素子及び受光素子が対向配置された透過型のフォトインタラプタである。光センサ68は、発光素子から出射された光を受光素子が受光し、その受光量に応じた電気信号(センサ信号)を出力する。発光素子及び受光素子は、光センサ68の先端に配置されており、当該部分が光センサ68のセンシング部68Aであり、発光素子から受光素子に至る光の通路(光路)がセンシング部68Aの検出可能位置である。光センサ68は、センサホルダ92(本発明の支持部材の一例)に固定されている。
センサホルダ92は、左側の第1フレーム25の外側面98(図6参照)に取り付けられている。つまり、センサホルダ92は、内側ガイド部材32A2の左端部よりも第1フレーム25を更に左方向へ越えた位置に設けられている。第1フレーム25に対するセンサホルダ92の取付方法としては、例えば、外側面98に取り付けられるセンサホルダ92の取付面92Aに複数の突起93が設けられており、第1フレーム25に取付孔94(図7参照)が形成されており、センサホルダ92の突起93が第1フレームの複数の取付孔94に嵌め入れられることによって、センサホルダ92が第1フレーム25の外側面98に固定される。また、センサホルダ92は、レール66の左端部66A(図6参照)、つまりレール66において第1フレーム25を左方向外側へ越えた部分の下面にも取り付けられている。レール66に対するセンサホルダ92の取付方法としては、例えば、左端部66Aに取り付けられるセンサホルダ92の上部に複数の係合片95が設けられており、レール66の左端部66Aに複数の取付孔96(図6参照)が形成されており、センサホルダ92の係合片95がレール66の複数の取付孔96に係合されることによって、センサホルダ92がレール66の左端部66Aに固定される。これにより、センサホルダ92及びそれに固定された光センサ68は、第1フレーム25の外側面98及びレール66の左端部66Aに確実に固定される。
光センサ68は、検出子54の回動範囲にセンシング部68Aの光路が配置されるようにセンサホルダ92に取り付けられている。本実施形態では、記録用紙19やディスクトレイが搬送路31に存在しないときは、検出子54の先端部54Aがセンシング部68Aの光路に進入して光路を遮っている(図6参照)。このとき、光センサ68からLOWレベルのセンサ信号が出力される。複合機10の制御部は、センサ信号がLOWレベルのときに、先端部54Aがセンシング部68Aの光路に進入していると判定して、記録媒体が回転子67に到達していないと判断する。また、記録用紙19やディスクトレイが搬送路31を案内されて回転子67を押し倒すと、それに連動して検出子54が回動し、その先端部54Aがセンシング部68Aの光路から退避する。このとき、光センサ68からHIGHレベルのセンサ信号が出力される。制御部は、センサ信号がLOWからHIGHに変化したときに、先端部54Aがセンシング部68Aの光路から退避したと判定し、記録用紙19またはディスクトレイ48が回転子67に到達したと判断する。
[回転規制機構80]
図8に示されるように、ねじりコイルバネ58(以下「バネ58」と略す。)が回転子67に取り付けられている。バネ58は、回転子67が図示される姿勢から後方へ回動しようとする付勢力F1を回転子67に付与している。回転軸57の右端部には、付勢力F1による回転子67の回動を規制する回転規制機構80が取り付けられている。回転規制機構80は、回転軸57の右端部に連結される継ぎ手83と、継ぎ手83に固定された規制部材81と、規制部材81に取り付けられたねじりコイルバネ82(以下「バネ82」と略す。)とを有する。継ぎ手83は、回転軸57と同軸回転可能なように回転軸57の右端部に連結されている。この継ぎ手83は、回転子67が図8に示される姿勢から前方へ回動しようとするのを許容し、後方へ回動しようとするのを規制するよう構成されている。
図8に示されるように、規制部材81は、回転軸57に対して垂直方向に突出するストッパー85を有する。ストッパー85は、規制部材81から後方へ突出している。バネ82は、バネ58よりも大きい付勢力F2を規制部材81に付与している。この付勢力F2によって規制部材81はバネ58の付勢方向へ回動しようとする。つまり、付勢力F2は、付勢力F1の方向と逆の方向へ作用している。ストッパー85は、例えば内側ガイド部材32A2と係合することにより、回転子67がスリット59から上方へ垂直に突出した姿勢(図8参照)で保持するように、規制部材81の回動を規制するものである。このうように構成されているため、各部材に付与される力の均衡がとれて、回転子67は、図8に示される姿勢、つまり、回転軸57から上方へ突出して第2搬送路33を交差する姿勢を保持する。一方、回転子67が記録用紙19によって後方から前方へ押し付けられると、回転子67は、バネ58の付勢力F1に抗して前方へ倒れるように回動する。また、回転子67がディスクトレイ48によって前方から後方へ押し付けられると、回転子67はバネ82の付勢力F2に抗して後方へ倒れるように回動する。
[排出ローラ対36]
図2に示されるように、排出ローラ対36は、上側のピンチローラ36Aと下側の排出ローラ36Bとで構成されている。上側のピンチローラ36Aは、第1フレーム25などにその中心軸を中心に回転可能に支持されている。なお、図3及び図4ではピンチローラ36Aの図示は省略されている。
図3及び図4に示されるように、排出ローラ36Bは、後述のリンクプレート50に支持されてピンチローラ36Aに接触する接触姿勢と、この接触姿勢より下方の位置において第1フレーム25に支持されてピンチローラ36Aから下方へ離間した離間姿勢と、の間で上下方向7に移動可能に設けられている。具体的には、排出ローラ36Bの支軸36Cは、第1フレーム25に設けられた上述の長孔25Aに通されている。排出ローラ36Bは、後述の第2バネ62により上向きに付勢されている。したがって、排出ローラ36Bに第2バネ62の付勢力以外の外力が加えられなければ、排出ローラ36Bは、第2バネ62によって押圧されてピンチローラ36Aに圧接した状態を保持する。その状態で搬送用モータ(不図示)の駆動力を受けると、排出ローラ36Bが回転し、それに従動してピンチローラ36Aも回転する。
[プラテン22]
図4に示されるように、ローラホルダ74の後方に板状のプラテン22が設けられている。プラテン22の前端部の左右両端部には、後方へ突出する左右一対の支持突起22Aが設けられている。支持突起22Aは、排出ローラ36Bの支軸36Cの上方を前方へ迫り出すように突出しており、支持突起22Aの下端が支軸36Cに支持されている。つまり、プラテン22は、排出ローラ36Bの支軸36Cによって前部が支持されている。したがって、排出ローラ36Bが上下方向7へ移動すると、その移動に伴ってプラテン22も同方向へ移動する。プラテン22の後部も、後述されるように上下方向7に移動可能に設けられる。
プラテン22の左右両端部の後部寄りには、後述の第1バネホルダ27が取り付けられる取付部22Bがそれぞれ設けられている。第1バネホルダ27は、取付部22Bの下方に配置されたホルダ部27Aと、このホルダ部27Aの前後両端部から上方の取付部22Bに向かって突出する前後一対の取付片27Bと、この取付片27Bの先端部に設けられて取付部22Bに引っ掛かる引掛爪27Cと、を一体で備える。第1バネホルダ27は、引掛爪27Cが取付部22Bに引っ掛かる位置を下限位置としてプラテン22に対して上下方向7に移動する。第1バネホルダ27のホルダ部27Aとプラテン22の取付部22Bとの間には第1バネ28が配置されている。この第1バネ28は、ホルダ部27Aに対して取付部22Bを上向きに付勢する。ホルダ部27Aが後述のようにリンクプレート50により支持されることで、プラテン22の後部は第1バネ28により上向きに付勢された状態で第1バネホルダ27に支持される。後述のようにリンクプレート50がユーザにより移動されて第1バネホルダ27がリンクプレート50による支持を失うと、プラテン22の後部は、前部と共に自重により下がり、第1フレーム25に支持される。プラテン22の移動距離はディスクトレイ48の厚み寸法(例えば3mm)とほぼ同じとなるように設定されている。従って、プラテン22が下がった姿勢にあるときは、ユーザによって挿入されたディスクトレイ48を第2搬送路33に後方へ円滑に案内することができ、画像記録時は、搬送ローラ対35及び排出ローラ対36によってディスクトレイ48を前方へ搬送することができる。
[スイッチバックローラ対37]
プラテン22の前方に配置されたスイッチバックローラ対37は、図2に示されるように、上側のピンチローラ37Aと下側のスイッチバックローラ37Bとで構成されている。上側のピンチローラ37Aは、第1フレーム25などにその中心軸を中心に回転可能に支持されている。なお、図3及び図4では、ピンチローラ37Aの図示が省略されている。下側のスイッチバックローラ37Bは、後述のリンクプレート50にその中心軸を中心に回転可能に支持され、上述の駆動部により回転される。また、スイッチバックローラ37Bは、上下方向7に移動可能に後述のリンクプレート50に支持され、上側のピンチローラ37Aに接触した接触姿勢と、この接触姿勢の下方に位置する離間姿勢と、の間で上下方向7に沿って移動する。スイッチバックローラ37Bの移動距離は、スイッチバックローラ37Bとピンチローラ37Aとの離間寸法がディスクトレイ48の厚み寸法(例えば3mm)よりも大きくなるように設定されている。
スイッチバックローラ37Bの支軸37Cは、各第1フレーム25の長孔25Bに左右両端部の一方がそれぞれ通され、図4に示される左右一対のねじりコイルばね63の一端が当該両端部にそれぞれ当接する。このねじりコイルばね63は、第1フレーム25に中心部及び他端が支持され、上記一端により支軸37Cを上向きに付勢する。ねじりコイルばね63によって支軸37Cが上向きに付勢されることにより、スイッチバックローラ37Bは押圧されてピンチローラ37Aに圧接した状態を保持する。その状態で搬送用モータ113の駆動力を受けると、スイッチバックローラ37Bが回転し、それに従動してピンチローラ37Aも回転する。スイッチバックローラ37Bは、片面印刷のときに記録用紙19を前方へ搬送することで記録用紙19を給紙カセット14に設けられた排紙部14A(図2参照)に排出する。また、両面印刷のときは、一旦前方へ送った記録用紙19を後方へ搬送することで記録用紙19を反転搬送路34に進入させる。反転搬送路34に進入した記録用紙19は、第1搬送路32から第2搬送路33に戻され、表裏が反転した状態でプラテン22上を通過し、裏面に画像が記録される。
[トレイガイド45]
図3に示されるように、トレイガイド45は、厚み方向を上下方向7とする板状に形成され、スイッチバックローラ37Bの前方に配置されている。トレイガイド45の左右側面からは、前後一対の支持突起46がそれぞれ突出している。各支持突起46は、第2フレーム70に設けられた上述のガイド溝孔71、72にそれぞれ通されている。トレイガイド45の前端部45Aは、プリンタ筐体11に設けられた開口17から外部に露出している(図1(A)参照)。トレイガイド45の前端部45Aがユーザによって押し下げられると、支持突起46が直線状部71Aから傾斜部71Bに移動し、前後方向8のロックが解除される。そして、ユーザによってトレイガイド45が前方へ引き出されると、ディスクトレイ48をトレイガイド45の上面に載置可能な状態となる。また、トレイガイド45は、以下に説明されるリンクプレート50と連結され、リンクプレート50を前後方向8に沿って移動させる機能を有する。
[リンクプレート50]
図4に示されるように、リンクプレート50は、左右方向9を厚み方向とする板状にそれぞれ形成された左右一対の基部51を備える。各基部51は、左右方向9においてプラテン22と第1フレーム25との間にそれぞれ配置され、第1フレーム25により前後方向8に移動可能に支持され、また、前端部がトレイガイド45に連結され、図5(A)に示されるような後方側の初期姿勢と、図5(B)に示されるような初期姿勢よりも前方側の拡張姿勢と、の間で前後方向8に移動可能な構成を有する。本実施形態では、トレイガイド45とリンクプレート50とが連結されているため、トレイガイド45の引き出し動作に連動して、リンクプレート50が初期姿勢から拡張姿勢に移動する。
図4及び図5に示されるように、左右一対の基部51の前部には、スイッチバックローラ37Bの支軸37Cの左右方向9の端部が通されるガイド溝孔53がそれぞれ設けられている。ガイド溝孔53は、上方に開放された開放部53Aと、この開放部53Aの後方に設けられた傾斜部53Bと、この傾斜部53Bの後方に設けられた直線状部53Cと、を備える。傾斜部53Bの上側の周面である傾斜面53Dは、後方に向かうに従って下がるように傾斜する。傾斜面53Dは、例えば、1乃至複数の平面や曲面により形成される。本実施形態では、傾斜面53Dは、ほぼ一の平面で形成されている。直線状部53Cは、傾斜部53Bから後方に向かって直線状に延びる。ガイド溝孔53は、図5(A)に示されるように、リンクプレート50が後方の初期姿勢にあるときにスイッチバックローラ37Bが傾斜部53Bの前端部にある位置に設けられている。リンクプレート50が後方の初期姿勢にあるときは、上述のねじりコイルばね63により上向きに付勢されたスイッチバックローラ37Bは、ピンチローラ37A及び上側の傾斜面53Dに押圧される。リンクプレート50がトレイガイド45と共に後方の初期姿勢のから前方に向かって移動すると、ねじりコイルばね63により傾斜面53Dに押圧されたスイッチバックローラ37Bは、当該傾斜面53Dに摺接しながら押し下げられ、図5(B)に示されるように、直線状部53Cに至る。つまり、スイッチバックローラ37Bは、接触姿勢から離間姿勢に姿勢変化する。
各基部51の後部には、上方に開放された逆T字状の蟻溝55がそれぞれ設けられている。蟻溝55は、リンクプレート50が初期姿勢にあるときに排出ローラ36Bの支軸36Cの真下となる位置に設けられている。各蟻溝55には、第2バネホルダ61がそれぞれ収容される。第2バネホルダ61は、蟻溝55の上部に配置されたホルダ部61Aと、このホルダ部61Aの前後両端部から下方に向かってそれぞれ突出する前後一対の取付片61Bと、この取付片61Bの下端部に設けられ蟻溝55の下部の周壁に引っ掛かる引掛爪61Cと、を一体に備える。第2バネホルダ61は、引掛爪61Cが蟻溝55の周壁に引っ掛かる位置を上限位置として基部51に対して上下方向7に移動する。蟻溝55の上部に配置されたホルダ部61Aと蟻溝55の内底面(下面)との間には、第2バネ62が配置されている。この第2バネ62により第2バネホルダ61は基部51に対して上向きに付勢される。図5(A)に示されるように、リンクプレート50が初期姿勢にある場合において、第2バネホルダ61のホルダ部61Aの上面には排出ローラ36Bの支軸36Cが接触し、第2バネホルダ61は上限位置よりも下方に位置する。このとき、排出ローラ36Bは、第2バネホルダ61を介して第2バネ62により上向きに付勢され、ピンチローラ36Aに接触した接触姿勢となる。
上述のように、第2バネホルダ61は、リンクプレート50の基部51に取り付けられるから、基部51と一体で前後方向8にスライドする。ここに、第2バネホルダ61のホルダ部61Aの後部には、後方に向かうに従って下がる傾斜面61Dが設けられている。初期姿勢にあるリンクプレート50がユーザによって前方へ向かって移動されると、排出ローラ36Bの支軸36Cは、傾斜面61Dを滑って、図5(B)に示されるように、第2バネホルダ61から外れる。第2バネホルダ61による支持を失った支軸36Cは、自重により下方に下がり、第1フレーム25に支持される。
また、リンクプレート50は、各基部51の後端から後方に向かって延びる左右一対の支持片56を備える。この支持片56の後端部には、図5(A)に示されるように、リンクプレート50が初期姿勢にある場合においてプラテン22が備える第1バネホルダ27のホルダ部27Aの下面に接触する支持凸部56Aが設けられている。つまり、リンクプレート50は、支持片56により、第1バネホルダ27を介してプラテン22の後部を支持する。支持片56の支持凸部56Aの後部には、傾斜面56Bが設けられている。この傾斜面56Bは、後方に向かうに従って下がるように傾斜する。リンクプレート50が初期姿勢から前方へ向かって移動されると、第1バネホルダ27は、傾斜面56Bを滑りながら下方に移動し、図5(B)に示されるように、支持凸部56Aから外れる。第1バネホルダ27が支持凸部56Aから外れることで、プラテン22は自重により下方へ下がった姿勢となる。
[本発明の効果]
上述のように、センサホルダ92と内側ガイド部材32A2とが別部材として構成されているため、メインフレーム65における第1フレーム25間に内側ガイド部材32A2を配置し、第1フレーム25の外側面98にセンサホルダ92を配置するレイアウトを採用することが可能となる。また、このようなレイアウトにすることにより、記録媒体の搬送時に加えられる力によって内側ガイド部材32A2が撓んでも、センサホルダ92は撓みの影響を受けない。そのため、センサホルダ92の位置ズレが生じるで支持された距離を搬送路31の幅長さに対応する長さにすることができる。このため、センサホルダ92の位置ズレが生じないため、センサホルダ92に支持されたセンサ68の検知精度が低下することはない。また、センサホルダ92を第1フレーム25とレール66とに固定することができ、センサホルダ92の固定強度が向上する。
なお、本実施形態では、センサの一例として光センサ68を使用した例が説明されたが、光センサ68に代えて反射型のセンサや、磁気センサや接触式のセンサなどを用いることも可能である。また、上述の実施形態では、反転搬送路34を備えた例が説明されたが、反転搬送路34を備えていない構成にも本発明は適用可能である。
10・・・複合機(画像記録装置)
15・・・プリンタ部
19・・・記録用紙
20・・・記録部
30・・・搬送装置
32・・・第1搬送路(第1経路)
33・・・第2搬送路(第2経路)
34・・・反転搬送路(第3経路)
35・・・搬送ローラ対
45・・・トレイガイド
48・・・ディスクトレイ
50・・・リンクプレート
54・・・検出子(第2検出子)
67・・・回転子(第1検出子)
68・・・光センサ(センサ)
74・・・ローラホルダ
80・・・回転規制機構
92・・・センサホルダ(支持部材)

Claims (6)

  1. 互いに対向する一対のサイドプレート、及び上記サイドプレート間に設けられ、幅方向の両端部が上記サイドプレートに支持されたベースプレートを有するメインフレームと、
    上記サイドプレート間に設けられ、記録媒体が案内される案内経路を形成するガイド部材と、
    上記ガイド部材の幅方向の一方端よりも上記サイドプレートを幅方向外側へ越えた位置に設けられ、当該サイドプレートに外側から固定された支持部材と、
    上記支持部材に設けられ、上記案内経路を通過する記録媒体を検知するためのセンサと、を具備する画像記録装置。
  2. 上記案内経路は、記録媒体に対して画像を記録する記録部の下側に設けられた用紙トレイの一方端から上方へ延びる湾曲状の第1経路を有し、
    上記ガイド部材は、上記第1経路の内側に設けられている請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記案内経路は、上記第1経路の終端から上記記録部側へ延びる直線状の第2経路、及びこの第2経路に設けられた分岐点から上記第2経路と上記用紙トレイとの間を通って上記第1経路の途中に設けられた合流点に接続された第3経路を有し、
    上記ガイド部材は、上記第1経路において上記合流点から上記第1経路の終端へ向かう経路の内側に設けられている請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 上記メインフレームは、上記ベースプレートの上側に設けられ、幅方向の両端部が上記サイドプレートに支持されたサブプレートを有し、
    上記ガイド部材は、記録媒体を案内するガイド面の反対側の端部が上記サブプレートに固定されている請求項1から3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 上記サイドプレートの上端で支持され、記録媒体に対して画像を記録する記録部を上記サイドプレートよりも幅方向外側まで移動可能に支持する支持プレートを更に備え、
    上記支持部材は、上記支持プレートにおいて上記サイドプレートを幅方向外側へ越えた部分に固定されている請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 上記ガイド部材において記録媒体を案内するガイド面の反対側で回動可能に支持され、上記支持部材側の端部が上記サイドプレートを越えて幅方向外側へ延出された支軸と、
    上記ガイド部材の幅方向中央部から上記案内経路へ突出するように上記支軸に固定された第1検出子と、
    上記支軸の上記支持部材側の端部に固定され、上記センサの検知領域を通過可能に配置された第2検出子と、を更に備える請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。









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