JP2021030612A - 記録装置 - Google Patents

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JP2021030612A
JP2021030612A JP2019154433A JP2019154433A JP2021030612A JP 2021030612 A JP2021030612 A JP 2021030612A JP 2019154433 A JP2019154433 A JP 2019154433A JP 2019154433 A JP2019154433 A JP 2019154433A JP 2021030612 A JP2021030612 A JP 2021030612A
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太賀之 田中
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Abstract

【課題】記録品質の確保とスループットの向上に配慮された記録装置を得る。【解決手段】記録装置は、媒体を支持する支持部から媒体を送り出すローラーであって、外周面が媒体と接触する接触領域と、支持部に支持された媒体との間で間隔を形成する間隔形成領域と、を含む給送ローラーと、給送ローラーに対し下流に位置し、媒体を搬送する搬送ローラーと、搬送ローラーに対し下流に位置し、媒体に記録を行う記録手段と、給送ローラー及び搬送ローラーの回転を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、支持部上の媒体の積載枚数に拘わらず、給送ローラーを1回転させてから媒体を頭出し位置に送り、その後に媒体への記録を開始する第1送りモードと、支持部上の媒体の積載枚数により、給送ローラーの1回転の途中であって給送ローラーと搬送ローラーとによる媒体の同期送り中に媒体への記録を開始する場合を含む第2送りモードと、を記録条件に応じて切り換える。【選択図】図7

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
媒体に記録を行う記録装置では、媒体を給送する媒体給送装置が設けられる。媒体給送装置は、媒体を傾斜姿勢に支持する支持部と、この支持部に支持された媒体を送り出す給送ローラーとを備えたものがあり、また給送ローラーには、特許文献1に示される様に側面視において外周の一部が切り欠かれた形状を成し、給送待機時において支持部に載置された媒体にローラー周面が接触しないように構成される場合がある。
特開2002−332143号公報
給送ローラーが1回転した際の媒体先端の位置は、支持部に支持された媒体の枚数によって変化する。即ち、支持部に支持された媒体の枚数が多いときは、少ないときに比べて給送ローラーに対し相対的に早いタイミングで媒体が接触するので、給送開始のタイミングも早くなる。従って給送ローラーが1回転した際の媒体先端の位置は、支持部に支持された媒体の枚数が多いときが、少ないときに比べて相対的に下流の位置になる。
そのため、給送ローラーが1回転した際の媒体先端の位置が記録開始の為の頭出し位置を超えてしまう場合が生じ、この場合、給送ローラー下流の搬送ローラーを逆転させて、媒体を上流に必要量戻す必要がある。この様な制御は、スループットを低下させる要因となる。
そのため媒体先端が頭出し位置に到達したら、給送ローラーの1回転の途中であっても記録を開始し、以降は給送ローラーが1回転するまで給送ローラーと搬送ローラーとを同期回転させて媒体を搬送し、そして給送ローラーが1回転したら給送ローラーの駆動を停止することも考えられる。しかしながらこの場合、給送ローラーによる媒体送り速度と搬送ローラーによる媒体送り速度とを適切な関係にするのが困難である場合が多く、給送ローラーによる媒体送りが搬送ローラーによる媒体送り精度を低下させてしまい、所望する記録品質に対し、適切な結果が得られない虞がある。
上記課題を解決する本発明の記録装置は、媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された媒体を前記支持部から送り出すローラーであって、外周面が媒体と接触する接触領域と、前記支持部に支持された媒体との間で間隔を形成する間隔形成領域と、を含む給送ローラーと、前記給送ローラーに対し媒体搬送方向下流に位置し、媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーに対し媒体搬送方向下流に位置し、媒体に記録を行う記録手段と、前記給送ローラー及び前記搬送ローラーの回転を制御する制御手段と、を備え、媒体の給送開始前は、前記給送ローラーの位相が、前記支持部に支持された媒体に前記間隔形成領域が対向する基準位置にあり、前記制御手段は、前記支持部上の媒体の積載枚数に拘わらず、前記給送ローラーを1回転させてから媒体を頭出し位置に送り、その後に媒体への記録を開始する第1送りモードと、前記支持部上の媒体の積載枚数により、前記給送ローラーの1回転の途中で媒体への記録を開始し、前記給送ローラーが1回転するまで前記給送ローラーと前記搬送ローラーとで媒体を送る場合を含む第2送りモードと、を記録条件に応じて切り換えることを特徴とする。
開閉カバーが閉じた状態のプリンターの外観斜視図。 開閉カバーが開いた状態のプリンターの外観斜視図。 開閉カバーが閉じた状態のプリンターの側断面図。 開閉カバーが開いた状態のプリンターの側断面図。 制御系統のブロック図。 給送ローラーの基準位置を説明する為の模式図。 給送制御の全体の流れを示すフローチャート。 第1送りモードの流れを示すフローチャート。 第2送りモードの流れを示すフローチャート。
以下、本発明について概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持された媒体を前記支持部から送り出すローラーであって、外周面が媒体と接触する接触領域と、前記支持部に支持された媒体との間で間隔を形成する間隔形成領域と、を含む給送ローラーと、前記給送ローラーに対し媒体搬送方向下流に位置し、媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーに対し媒体搬送方向下流に位置し、媒体に記録を行う記録手段と、前記給送ローラー及び前記搬送ローラーの回転を制御する制御手段と、を備え、媒体の給送開始前は、前記給送ローラーの位相が、前記支持部に支持された媒体に前記間隔形成領域が対向する基準位置にあり、前記制御手段は、前記支持部上の媒体の積載枚数に拘わらず、前記給送ローラーを1回転させてから媒体を頭出し位置に送り、その後に媒体への記録を開始する第1送りモードと、前記支持部上の媒体の積載枚数により、前記給送ローラーの1回転の途中で媒体への記録を開始し、前記給送ローラーが1回転するまで前記給送ローラーと前記搬送ローラーとで媒体を送る場合を含む第2送りモードと、を記録条件に応じて切り換えることを特徴とする。
本態様によれば、前記制御手段は、前記支持部上の媒体の積載枚数に拘わらず、前記給送ローラーを1回転させてから媒体を頭出し位置に送り、その後に媒体への記録を開始する第1送りモードと、前記支持部上の媒体の積載枚数により、前記給送ローラーの1回転の途中で媒体への記録を開始し、前記給送ローラーが1回転するまで前記給送ローラーと前記搬送ローラーとで媒体を送る場合を含む第2送りモードと、を記録条件に応じて切り換えるので、記録品質を重視する場合は前記第1送りモードを適用することで前記給送ローラーによる媒体送りが前記搬送ローラーによる媒体送り精度を低下させることがなく、適切な記録品質を得ることができる。そしてスループットを重視する場合は前記第2送りモードを適用することで媒体の頭出し時のバックフィードをなくすことができ、スループットを向上させることができる。
尚、記録条件とは記録結果に影響を及ぼす条件の全てのうち少なくとも一つからなり、例えば媒体の種類、得ようとする記録品質、記録速度、などが挙げられる。
第2の態様は、第1の態様において、前記給送ローラーの位相の前記基準位置を検出する基準位置検出手段を備え、前記制御手段は、前記第1送りモードにおいて、前記基準位置検出手段の検出情報をもとに、前記給送ローラーを1回転させた状態で前記給送ローラーの回転を止め、前記第2送りモードにおいて、前記給送ローラーの1回転に対応するカウント値を用い、前記カウント値に基づき前記給送ローラーが1回転したと判断した場合に前記給送ローラーの回転を止めることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1送りモードでは、前記基準位置検出手段の検出情報をもとに、前記給送ローラーを1回転させた状態で前記給送ローラーの回転を止めるので、媒体を1枚給送する毎に前記給送ローラーを正確に1回転させた状態で停止させることができる。また前記第2送りモードでは、前記給送ローラーの1回転に対応するカウント値を用い、前記カウント値に基づき前記給送ローラーが1回転したと判断した場合に前記給送ローラーの回転を止めるので、前記第1送りモードに比べて制御が単純となり、前記制御手段にかかる負荷を軽減させることができる。
第3の態様は、第2の態様において、前記制御手段は、前記第2送りモードにおいて、所定のタイミングで前記基準位置検出手段の状態を確認し、前記基準位置検出手段の状態が第1状態であるべきところ第2状態である場合には、前記カウント値を補正する補正モードを実行することを特徴とする。
前記第2送りモードでは、前記カウント値に基づいて前記給送ローラーの1回転を管理するため、媒体の給送に伴い誤差が生じる虞がある。本態様によれば、前記制御手段は、前記第2送りモードにおいて、所定のタイミングで前記基準位置検出手段の状態を確認し、前記基準位置検出手段の状態が第1状態であるべきところ第2状態である場合には、前記カウント値を補正する補正モードを実行するので、前記制御手段が把握する前記給送ローラーの位相のずれを補正することができる。
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録条件は、媒体の種類を含み、前記制御手段は、複数層からなる第1の媒体に対して前記第1送りモードを適用し、前記第1の媒体より厚みが薄く単一層からなる第2の媒体に対し前記第2送りモードを適用することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1の媒体に対しては良好な記録品質を得ることができ、前記第2の媒体に対してはスループットの向上を図ることができる。
第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記給送ローラーと前記搬送ローラーとが、共通のモーターにより駆動されることを特徴とする。
本態様によれば、前記給送ローラーと前記搬送ローラーとが、共通のモーターにより駆動されるので、装置の低コスト化を図ることができる。
第6態様は、第5の態様において、前記モーターから前記給送ローラーへ動力を伝達する伝達状態と、前記モーターから前記給送ローラーへ動力を伝達しない非伝達状態と、を切り換える切り換え手段を備え、前記制御手段は、前記第1送りモードにおいて、記録を開始する前に前記切り換え手段を前記伝達状態から前記非伝達状態に切り換え、前記第2送りモードにおいて、記録を開始した後に前記切り換え手段を前記伝達状態から前記非伝達状態に切り換えることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1送りモードでは、記録を開始する前に前記切り換え手段を前記伝達状態から前記非伝達状態に切り換えるので、記録開始から記録終了時において前記モーターのトルク変動を抑制でき、より良好な搬送精度を得ることができ、より良好な記録品質を得ることができる。
以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図においてX軸方向は装置幅方向であり、−X方向は装置前面をユーザーと対面させた際にユーザーから見て右方向となり、また+X方向は同左方向となる。またX軸方向は、後述する装置本体部2において記録ヘッド22と対向する領域での用紙搬送方向と交差する方向、即ち用紙幅方向となる。
Y軸方向は装置奥行き方向であり、+Y方向は装置背面から前面に向かう方向であり、−Y方向は装置前面から背面に向かう方向である。本実施形態において装置の周囲を構成する複数の側面のうちチルトパネル6が設けられた側面が装置前面となり、その反対の側面が装置背面となる。またY軸方向のうち+Y方向は、後述する装置本体部2において記録ヘッド22と対向する領域での用紙搬送方向となる。
Z軸方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方向、−Z方向は鉛直下方向となる。
図1及び図2において記録装置の一例であるインクジェットプリンター1は、装置本体部2の上部に、原稿を読み取る読み取り機構部3を備えて成る、所謂複合機である。以下、インクジェットプリンター1は、プリンター1と略称する。
装置本体部2は、媒体の一例である記録用紙に記録を行う機能を有し、読み取り機構部3は、原稿を読み取る機能を有する。
装置本体部2は、装置前面に、プリンター1の電源オンオフ操作を行う為の電源ボタン8及びその他各種操作を行う為の操作部7を有するチルトパネル6を備えている。チルトパネル6は、回転軸6a(図3参照)を中心に回転することで、チルト可能となっている。操作部7には、各種情報表示を行う表示部7aが設けられている。
また装置前面には前面カバー9を備えており、前面カバー9は回転軸9a(図3参照)を中心に回転することで、図1及び図2に示す様に閉じた状態と、記録が行われて排出される記録用紙の排出経路を開放する開いた状態(不図示)と、を取り得る。
装置本体部2は、上面の前方側が開閉カバー4によって構成されている。開閉カバー4は、不図示の回転軸を中心に回転することで、図1及び図2に示す様に閉じた状態と、装置本体部2の内部を露呈させる開いた状態(不図示)と、を取り得る。開閉カバー4を開くことで、例えば詰まった記録用紙の除去や、後述するインクタンク21へのインクの補充が実行可能となる。
開閉カバー4には前方覆い部4bが一体に設けられている。開閉カバー4の上面4aと前方覆い部4bはほぼ直角を成しており、開閉カバー4が閉じ且つチルトパネル6が閉じた状態では、図1及び図2に示すように前方覆い部4bの表面とチルトパネル6の表面とが面一となる。
前方覆い部4bには状態表示部71が設けられている。状態表示部71はLED等の発光手段によってプリンター1の各種状態を表す為の発光部であり、例えば電源投入により点灯し、エラー発生時には点滅する。本実施形態において状態表示部71の点滅によって報知されるエラーには、用紙切れ、紙ジャム、インク切れ、などが含まれる。尚、点滅する際の間隔の違いや表示色の違いを利用してエラー内容を区別することもできる。この様な状態表示部71により、装置の状態を容易に把握することができる。
チルトパネル6及び前方覆い部4bの下には前面カバー9が開閉可能に設けられており、図1及び図2は前面カバー9が閉じた状態を示している。図示するように前面カバー9が閉じた状態では、前面カバー9の表面、前方覆い部4bの表面、チルトパネル6の表面、のこれらが面一となり、垂直に沿った面を形成する。
前面カバー9を開くことで、装置前方に向けて排出される記録用紙を受ける排出トレイ29(図3)を引き出すことができる。
装置上面における後方側には、開閉カバー10が設けられている。開閉カバー10は、回転軸10c(図3〜図6参照)を中心に回転することで、図1、図3に示す閉じた状態と、図2、図4に示す開いた状態とを取り得る。
開閉カバー10を開くと、一例として図2に示す様に読み取り機構部3が露呈し、原稿の読み取りが実行可能となる。また開閉カバー10を開くと、記録用紙を差し入れる開口部2aが露呈し、後述する支持部12への記録用紙のセットが可能となる。図2において矢印Aは、記録用紙のセット方向を示している。
開閉カバー10は、装置本体部2に対して回転することにより開閉可能であり、閉じることにより装置本体部2の上面の少なくとも一部を構成し、開くことにより記録用紙を傾斜姿勢に支持する支持部12(後述)を露呈させる。
また開閉カバー10は、閉じることにより後述する読み取り機構部3の全域を覆い、これにより読み取り機構部3への塵埃等の侵入を抑制する。
以下、図3及び図4を参照しつつ、装置本体部2における記録用紙の搬送経路について説明する。
装置後方には支持部12が設けられており、給送前の記録用紙は、支持部12と、図4に示す様に開いた状態の開閉カバー10の裏面で構成される用紙支持面10aとによって傾斜姿勢で支持される。
支持部12は不図示の揺動軸を中心に揺動可能に構成されており、揺動することで、支持した記録用紙を給送ローラー13に対して進退させる。
給送ローラー13は回転することにより、記録用紙を下流に送り出す。給送ローラー13と対向する位置には回転抵抗が付与された分離ローラー14が設けられており、この分離ローラー14が給送ローラー13との間でニップ領域を形成することにより、記録用紙の重送が防止される。
尚、図4において符号Pdで示す二点鎖線は、給送ローラー13により送り出され、搬送される記録用紙の搬送軌跡を示している。
給送ローラー13により送り出された記録用紙は、搬送ローラー対17に到達する。搬送ローラー対17は、用紙送りモーター68(図5参照)により駆動される駆動ローラー18と、従動回転する従動ローラー19とで構成されており、記録用紙はこの両ローラーによりニップされ、記録ヘッド22と対向する領域、即ち記録領域に送られ、記録が行われる。
記録ヘッド22を備えるキャリッジ20は、X軸方向に延びるメインフレーム24にガイドされつつ、キャリッジ駆動モーター67(図5参照)から動力を得てX軸方向に往復動する。記録ヘッド22は、キャリッジ20の移動動作に伴い、記録用紙に対してインクを吐出する。
キャリッジ20にはインクタンク21が搭載されており、このインクタンク21から記録ヘッド22へとインクが供給される。
尚、本実施形態においてインクタンク21は不図示のインク供給口を備えており、このインク供給口からインクタンク21へのインクの補充が可能に構成されている。
記録ヘッド22と対向する位置には支持リブ31が設けられており、記録ヘッド22により記録の行われる記録用紙は、支持リブ31によって支持される。
支持部12に対して搬送方向下流には、図3に示す様に記録の行われた記録用紙を装置前方に向けて排出する排出ローラー対26が設けられている。排出ローラー対26は、用紙送りモーター68(図5参照)により駆動される駆動ローラー27と、従動回転する従動ローラー28とで構成されており、記録用紙はこの両ローラーによりニップされ、装置前方に向けて排出され、引き出された状態の排出トレイ29によって支持される。
以上が装置本体部2の構成であり、以下、装置本体部2の上部に設けられた読み取り機構部3について図2及び図4を参照して説明する。
読み取り機構部3は、入口トレイ40と、上部ユニット36と、下部ユニット37と、排出トレイ53と、によって全体が構成されている。
読み取りを行う原稿は、その先端側が入口トレイ40により支持され、後端側が開閉カバー4の上面4aに支持される。図2において矢印Bは、読み取り原稿のセット方向を示している。また図2において符号Gpは、入口トレイ40と、装置本体部2の上面4aとで支持される、セットされた原稿を示している。また図2において符号38a、38bは、セットされた原稿の側端をガイドするエッジガイドである。
読み取り機構部3における原稿読み取り時の際の原稿搬送方向は概ね−Y方向であり、入口トレイ40に対し原稿搬送方向の下流には図4に示す様に搬送ローラー対41が設けられており、原稿は搬送ローラー対41によりニップされ、原稿搬送方向の下流へと送られる。
搬送ローラー対41に対し原稿搬送方向の下流には読み取り手段としてのセンサーモジュール55がX軸方向に延設されている。センサーモジュール55には光学縮小方式(CCD方式)や密着センサー方式(CIS方式)を採用でき、本実施形態では密着センサー方式(CIS方式)を採用する。
センサーモジュール55の下流には、読み取りの行われた原稿を排出する排出ローラー対48が設けられており、読み取りの行われた原稿は排出ローラー対48によりニップされ、排出トレイ53に向けて排出される。
排出トレイ53は、斜め上下方向にスライド変位することで、図3に示す非展開状態と図4及び図2に示す展開状態とを切り換え可能に設けられており、また更にサブトレイ53aを展開可能に構成されている。サブトレイ53aは、回転軸53cを中心に図4の時計回り方向及び反時計回り方向に回転することで、図5において実線で示す展開状態と、2点鎖線及び符号53a_1で示す収納状態と、を取り得る。
尚、長尺の原稿は、排出されるとその先端が排出トレイ53を乗り越え、排出トレイ53の背後に位置する開閉カバー10の用紙支持面10aによって支持される。
次に、プリンター1の制御系統について図5を参照して説明する。
プリンター1の各種制御を行う制御手段としての制御部65は、読み取り機構部3、キャリッジ20の動力源であるキャリッジ駆動モーター67、記録ヘッド22、駆動ローラー18、19の動力源である用紙送りモーター68、操作部7を構成する表示部7a、のこれらを制御する。
用紙送りモーター68と給送ローラー13との間には切り換え手段としての動力伝達切換機構15が介在しており、この動力伝達切換機構15は、用紙送りモーター68から給送ローラー13に動力を伝達する伝達状態と、用紙送りモーター68から給送ローラー13に動力を伝達しない非伝達状態と、を切り換える。動力伝達切換機構15による上記の状態切り換えは、キャリッジ20の移動領域内であって用紙搬送領域の外側に設けられた不図示のレバーをキャリッジ20が押すことで行われる。
次に、制御部65は記憶部66を有しており、この記憶部66に、プリンター1の制御に必要な各種プログラムや、プリンター1の制御に必要な各種情報が格納されている。
また制御部65には、第1用紙検出センサー30、第2用紙検出センサー31、基準位置検出センサー32、のこれら検出手段の検出信号が入力される。第1用紙検出センサー30は、図3に示す様に搬送ローラー対17の上流近傍に設けられたセンサーであって、制御部65は、第1用紙検出センサー30の検出情報をもとに、第1用紙検出センサー30の位置を用紙先端が通過したこと、或いは用紙後端が通過したことを検出できる。またその検出情報に基づき、記録用紙の位置を把握することができる。
第2用紙検出センサー31は、図3に示す様にキャリッジ20の底部に設けられた光学センサーであって、制御部65は、第2用紙検出センサー31の検出情報をもとに、X軸方向における用紙エッジの位置を検出できる。
基準位置検出センサー32は、給送ローラー13の位相の基準位置を検出するセンサーである。図6に示す様に基準位置検出センサー32は、給送ローラー13の回転軸13cに設けられた被検出板32aと、被検出板32aに対し検出光を発光する発光部(不図示)及び検出光を受光する受光部(不図示)を備えて成る検出部32bと、を備える。
被検出板32aは、全体が円盤状を成すとともに一部が切り欠かれており、切り欠かれた部分が検出部32bの検出光を通過させ、切り欠かれていない部分が検出部32bの検出光を遮断する。
給送ローラー13は、外周面が記録用紙と接触する接触領域13aと、支持部12(図3参照)に支持された用紙との間で間隔を形成する間隔形成領域13bとを備えており、換言すれば外周の一部が切り欠かれることで側面視においてアルファベットの”D”の文字形状を成す様に形成されている。
図6に示す給送ローラー13は、記録用紙の給送開始前の姿勢であり、支持部12(図3参照)に支持された記録用紙に間隔形成領域13bが対向する状態にある。このときの給送ローラー13の位相の位置を基準位置と称する。
記録用紙の給送開始前は、被検出板32aは検出部32bの検出光を通過させる状態にある。この状態は、基準位置検出センサー32の第1状態の一例である。図6において位置Gは、検出光の光軸の位置を示している。給送ローラー13及び被検出板32aは、図6の矢印Rの方向に回転する。従って記録用紙の給送開始後まもなく、検出部32bの検出光は被検出板32aによって遮断される。検出部32bの検出光が被検出板32aによって遮断された状態は、基準位置検出センサー32の第2状態の一例である。
その後、給送ローラー13及び被検出板32aの回転が継続されると、やがて再び検出部32bの検出光が通過する状態となる。検出部32bの検出光が遮断状態から通過状態に切り換わるタイミングから、給送ローラー13が回転量α回転した状態が、給送ローラー13の位相の基準位置となる。従って制御部65は、基準位置検出センサー32の検出情報をもとに、給送ローラー13の位相を基準位置にすることができる。
以下、図7以降を参照して制御部65が実行する給送制御について説明する。図7において、制御部65はドライバ情報に含まれる用紙設定情報から用紙種別を取得し、専用紙系である場合には(ステップS101においてYes)、第1送りモードにより記録用紙を給送する(ステップS102)。用紙種別が専用紙系以外の場合には(ステップS101においてNo)、第2送りモードにより記録用紙を給送する(ステップS103)。
尚、専用紙系とは第1の媒体の一例であり、例えばベース層とコート層とを含む複数の層からなり、プリンタドライバにおいて一例として「インクジェット専用紙」、「光沢紙」等の名称が用いられる記録用紙である。また、専用紙系以外の記録用紙とは、本実施形態では専用紙系の記録用紙よりも厚みが薄く単一層からなる記録用紙であり、プリンタドライバにおいて一例として「普通紙」の名称が用いられる用紙である。普通紙は、第2の媒体の一例である。
続いて図8を参照して第1送りモードについて説明する。制御部65は、キャリッジ20を動かすことにより動力伝達切換機構15(図5参照)を動力の非伝達状態から伝達状態に切り換え、即ち用紙送りモーター68の駆動を給送ローラー13に接続する状態に切り換え(ステップS201)、次いで用紙送りモーター68の回転を開始する(ステップS202)。
次いで制御部65は、第1用紙検出センサー30が用紙先端を検出した場合(ステップS203)、スキュー矯正モードを実行する(ステップS204)。尚、図8及び図9において第1用紙検出センサー30は「PE検」と略称する。
スキュー矯正モードにおけるスキュー矯正方法としては、用紙先端を搬送ローラー対17(図3参照)に突き当てる突き当て方式や、或いは用紙先端を搬送ローラー対17に一旦食いつかせた後、給送ローラー13を停止させた状態で搬送ローラー対17を逆転させ、用紙先端を搬送ローラー対17の上流に吐き出す食い付き吐き出し方式を採用することができる。尚、後者を採用する場合、用紙送りモーター68から給送ローラー13への駆動力の伝達経路にワンウェイクラッチを設け、用紙送りモーター68を逆転させた際に給送ローラー13が逆転しない様に構成とすることが好ましい。
次いで制御部65は、基準位置検出センサー32が検出光の遮断状態から通過状態に切り換わったことを検出すると(ステップS205においてYes)、給送ローラー13を規定ステップ回転させて(ステップS206)、用紙送りモーター68を停止させる(ステップS207)。ステップS206の規定ステップは、図6の回転角度αに相当する。
次いで制御部65は、キャリッジ20を動かすことにより動力伝達切換機構15(図5参照)を動力の伝達状態から非伝達状態に切り換え、即ち用紙送りモーター68から給送ローラー13への駆動力の伝達を切断する(ステップS208)。
次いで制御部65は、用紙の頭出し動作を行い(ステップS209)、記録動作を開始する(ステップS210)。
ここで、用紙の頭出し動作は、支持部12(図3参照)上の用紙の積載量や、記録内容によって異なる。具体的には、用紙積載量が多い場合、少ない場合に比べて相対的に給送ローラー13による給送開始タイミングが速くなるため、給送ローラー13が1回転した時点における用紙先端位置は、より下流となる。このとき、用紙先端位置が頭出し位置を過ぎている場合があり、この場合は搬送ローラー対17により記録用紙をバックフィードさせることで用紙先端を頭出し位置に位置決めする。用紙積載量が相対的に少ない場合や、用紙先端の余白量が多い場合には、給送ローラー13が1回転した時点で用紙先端位置が頭出し位置より上流にある場合があり、この場合は搬送ローラー対17により記録用紙を順送りすることで用紙先端を頭出し位置に位置決めすることとなる。
いずれにしても図8に示す第1送りモードでは、支持部12上の用紙積載枚数に拘わらず、給送ローラー13が1回転した後に記録用紙を頭出し位置に送る制御が実行される。
次に、図9を参照して第2送りモードについて説明する。
制御部65は、キャリッジ20を動かすことにより動力伝達切換機構15(図5参照)を動力の非伝達状態から伝達状態に切り換え、即ち用紙送りモーター68の駆動を給送ローラー13に接続する状態に切り換え(ステップS301)、次いで用紙送りモーター68の回転を開始する(ステップS302)。また用紙送りモーター68の回転開始と同時に、カウント値Crのデクリメントを開始する(ステップS302)。
ここで、カウント値Crとは給送ローラー13の1回転に対応するカウント値であり、例えば用紙送りモーター68の回転を検出する不図示のエンコーダーのパルス数であって、給送ローラー13を1回転させた際の前記パルス数を採用することができる。従って前記パルス数を1カウントする毎にカウント値Crを1デクリメントしていき、カウント値がゼロとなれば、給送ローラー13が1回転したと判断することができる。
次いで制御部65は、PE検即ち第1用紙検出センサー30が用紙先端を検出した場合(ステップS303においてYes)、スキュー矯正モードを実行する(ステップS304)。このスキュー矯正モードは、図8のステップS204のスキュー矯正モードと同様な内容である。
次いで制御部65は、スキュー矯正モード終了時点での基準位置検出センサー32の状態を確認する(ステップS305)。このとき基準位置検出センサー32の状態が本来あるべき第1状態つまり検出光の通過状態であるときは(ステップS305においてYes)、ステップS307から続く処理と、ステップS309から続く処理とを並行に実行する。尚、ステップS306の補正モードについては後に説明する。
スキュー矯正モード終了以降は、搬送ローラー対17による記録用紙の搬送と、給送ローラー13による記録用紙の搬送とが同期して行われる。
ステップS307から続く処理では、記録用紙が頭出し位置に到達したか否かを判断し(ステップS307)、頭出し位置に到達したら(ステップS307)、記録動作を開始する(ステップS308)。
ステップS309から続く処理では、カウント値を監視し(ステップS309)、カウント値が0になった場合即ち給送ローラー13が1回転したと判断する場合は(ステップS309においてYes)、用紙送りモーター68を停止させ(ステップS310)、次いでキャリッジ20を動かすことにより動力伝達切換機構15(図5参照)を動力の伝達状態から非伝達状態に切り換え、即ち用紙送りモーター68から給送ローラー13への駆動力の伝達を切断する(ステップS311)。
従ってカウント値が0になるまでは、記録用紙は搬送ローラー対17と給送ローラー13の双方から送り力を受ける。
第2送りモードでは、ステップS307から続く処理とステップS309から続く処理とを並行して実行するが、カウント値がゼロになるタイミング(ステップS309においてYes)即ち給送ローラー13が1回転するタイミングと、記録動作を実行するタイミング(ステップS308)の、いずれが先になるかは、支持部12(図3)上の用紙積載枚数や、用紙先端の余白量に応じて変化する。
支持部12(図3)上の用紙積載枚数が所定枚数以上のときは、記録動作を開始するタイミングが、給送ローラー13が1回転するタイミングより先となる。この場合、記録動作を開始した後、給送ローラー13が1回転するまでは、給送ローラー13による用紙送りと搬送ローラー対17とによる用紙送りとが同期して行われる。
支持部12(図3)上の用紙積載枚数が所定未満のときは、給送ローラー13が1回転するタイミングが、記録動作を開始するタイミングより先となる。また、用紙先端の余白量が多い場合も同様に、給送ローラー13が1回転するタイミングが、記録動作を開始するタイミングより先となる。
この様に第2送りモードでは、給送ローラー13が1回転する前に記録用紙への記録を開始する場合と、給送ローラー13が1回転してから記録用紙への記録を開始する場合と、が含まれる。
尚、ステップS305においてNoの場合、即ちスキュー矯正終了時点で基準位置検出センサー32が第2状態つまり検出光の遮断状態のときは、カウント値の補正モードで以降の処理を実行する(ステップS306)。
即ち、本実施形態においてスキュー矯正モード終了時点では基準位置検出センサー32の状態が第1状態つまり検出光の通過状態となる様に設計されている。これに反し、スキュー矯正モード終了時点で基準位置検出センサー32の状態が第2状態つまり検出光の遮断状態である場合、カウント値による給送ローラー13の姿勢管理を正しくできない状態となっているため、カウント値を補正する。
このカウント値の補正は、基準位置検出センサー32が検出光の遮断状態から通過状態に切り換わったタイミングから、給送ローラー13が図6の回転角度α回転したタイミングで、カウント値を初期値である値Crにセットするものである。
以上説明したように制御部65は、支持部12上の記録用紙の積載枚数に拘わらず、給送ローラー13を1回転させてから記録用紙を頭出し位置に送り、その後に記録用紙への記録を開始する第1送りモードと、支持部12上の記録用紙の積載枚数により、給送ローラー13の1回転の途中で記録用紙への記録を開始し、給送ローラー13が1回転するまで給送ローラー13と搬送ローラー対17とで記録用紙を送る場合を含む第2送りモードと、を記録条件に応じて切り換える。
従って記録品質を重視する場合は第1送りモードを適用することで、給送ローラー13による用紙送りが搬送ローラー対17による用紙送り精度を低下させることがなく、適切な記録品質を得ることができる。そしてスループットを重視する場合は第2送りモードを適用することで記録用紙の頭出し時のバックフィードをなくすことができ、スループットを向上させることができる。
尚、記録条件とは記録結果に影響を及ぼす条件の全てのうち少なくとも一つからなり、例えば記録用紙の種類、得ようとする記録品質、記録速度、などが挙げられる。上記実施形態では記録用紙の種類を例に挙げたが、例えば記録品質について「きれいモード」と「普通モード」ある場合に、前者に対して第1送りモードを適用し、後者に対して第2送りモードを適用しても良い。また、例えば記録速度について「ふつうモード」と「はやいモード」がある場合に、前者に対して第1送りモードを適用し、後者に対して第2送りモードを適用しても良い。
また、給送ローラー13の1回転における位相の基準位置を検出する基準位置検出手段である基準位置検出センサー32を備え、制御部65は、第1送りモードにおいて、基準位置検出センサー32の検出情報をもとに、給送ローラー13を1回転させた状態で給送ローラー13の回転を止め、第2送りモードにおいて、給送ローラー13の1回転に対応するカウント値Crを用い、カウント値Crに基づき給送ローラー13が1回転したと判断した場合に給送ローラー13の回転を止める。
従って第1送りモードでは、記録用紙を1枚給送する毎に給送ローラー13を正確に1回転させた状態で停止させることができる。また第2送りモードでは、給送ローラー13の1回転に対応するカウント値Crを用い、カウント値Crに基づき給送ローラー13が1回転したと判断した場合に給送ローラー13の回転を止めるので、第1送りモードに比べて制御が単純となり、制御部65にかかる負荷を軽減させることができる。
また制御部65は、第2送りモードにおいて、所定のタイミングで基準位置検出センサー32の状態を確認し、基準位置検出センサー32の状態が第1状態であるべきところ第2状態である場合には、カウント値を補正する補正モードを実行する。従って制御部65が把握する給送ローラー13の位相のずれを補正することができる。
また制御部65は、複数層からなる第1の記録用紙に対して第1送りモードを適用し、第1の記録用紙より厚みが薄く単一層からなる第2の記録用紙に対し第2送りモードを適用するので、第2の記録用紙に対してはスループットの向上を図ることができる。
また給送ローラー13と搬送ローラー対17を構成する駆動ローラー18とが、共通のモーターにより駆動されるので、装置の低コスト化を図ることができる。
また制御部65は、第1送りモードにおいて、記録を開始する前に動力伝達切換機構15を伝達状態から非伝達状態に切り換えるので、第1送りモードでは記録開始から記録終了時において用紙送りモーター68のトルク変動を抑制でき、より良好な搬送精度を得ることができ、より良好な記録品質を得ることができる。
本発明は上記において説明した各実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…インクジェットプリンター、2…装置本体部、2a…開口部、2b…開口部、3…読み取り機構部、4…開閉カバー、4a…上面、4b…前方覆い部、6…チルトパネル、7…操作部、8…電源ボタン、9…前面カバー、10…開閉カバー、10a…用紙支持面、10b…押圧面、10c…回転軸、12…支持部、13…給送ローラー、14…分離ローラー、15…動力伝達切換機構、17…搬送ローラー対、18…駆動ローラー、19…従動ローラー、20…キャリッジ、21…インクタンク、22…記録ヘッド、24…メインフレーム、26…排出ローラー対、27…駆動ローラー、28…従動ローラー、29…排出トレイ、30…用紙検出センサー、31…用紙幅検出センサー、32…基準位置検出センサー、32a…被検出板、32b…検出部、36…上部ユニット、37…下部ユニット、38a、38b…エッジガイド、40…入口トレイ、41…搬送ローラー対、42…駆動ローラー、43…従動ローラー、45…押さえ部材、46…圧縮ばね、48…排出ローラー対、49…駆動ローラー、50…従動ローラー、51…保持フレーム、53…排出トレイ、53a…サブトレイ、55…センサーモジュール、65…制御部、66…記憶部、67…キャリッジ駆動モーター、68…用紙送りモーター、71…状態表示部

Claims (6)

  1. 媒体を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された媒体を前記支持部から送り出すローラーであって、外周面が媒体と接触する接触領域と、前記支持部に支持された媒体との間で間隔を形成する間隔形成領域と、を含む給送ローラーと、
    前記給送ローラーに対し媒体搬送方向下流に位置し、媒体を搬送する搬送ローラーと、
    前記搬送ローラーに対し媒体搬送方向下流に位置し、媒体に記録を行う記録手段と、
    前記給送ローラー及び前記搬送ローラーの回転を制御する制御手段と、を備え、
    媒体の給送開始前は、前記給送ローラーの位相が、前記支持部に支持された媒体に前記間隔形成領域が対向する基準位置にあり、
    前記制御手段は、前記支持部上の媒体の積載枚数に拘わらず、前記給送ローラーを1回転させてから媒体を頭出し位置に送り、その後に媒体への記録を開始する第1送りモードと、
    前記支持部上の媒体の積載枚数により、前記給送ローラーの1回転の途中で媒体への記録を開始し、前記給送ローラーが1回転するまで前記給送ローラーと前記搬送ローラーとで媒体を送る場合を含む第2送りモードと、を記録条件に応じて切り換える、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記給送ローラーの前記基準位置を検出する基準位置検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1送りモードにおいて、前記基準位置検出手段の検出情報をもとに、前記給送ローラーを1回転させた状態で前記給送ローラーの回転を止め、
    前記第2送りモードにおいて、前記給送ローラーの1回転に対応するカウント値を用い、前記カウント値に基づき前記給送ローラーが1回転したと判断した場合に前記給送ローラーの回転を止める、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記制御手段は、前記第2送りモードにおいて、所定のタイミングで前記基準位置検出手段の状態を確認し、
    前記基準位置検出手段の状態が第1状態であるべきところ第2状態である場合には、前記カウント値を補正する補正モードを実行する、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録条件は、媒体の種類を含み、
    前記制御手段は、複数層からなる第1の媒体に対して前記第1送りモードを適用し、
    前記第1の媒体より厚みが薄く単一層からなる第2の媒体に対し前記第2送りモードを適用する、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記給送ローラーと前記搬送ローラーとが、共通のモーターにより駆動される、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記モーターから前記給送ローラーへ動力を伝達する伝達状態と、前記モーターから前記給送ローラーへ動力を伝達しない非伝達状態と、を切り換える切り換え手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1送りモードにおいて、前記支持部上の媒体の積載枚数に拘わらず、記録を開始する前に前記切り換え手段を前記伝達状態から前記非伝達状態に切り換え、
    前記第2送りモードにおいて、前記支持部上の媒体の積載枚数により、記録を開始した後に前記切り換え手段を前記伝達状態から前記非伝達状態に切り換える、
    ことを特徴とする記録装置。
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