JP2009249136A - シート搬送装置、及び画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの供給エラーが発生した後のシートの供給動作が逆搬送されたシートに妨げられることを確実に防止することができるシート搬送装置、及び画像記録装置の提供。
【解決手段】記録用紙は、搬送ローラ対59及び排出ローラ対64によって搬送路23,27から排紙トレイ21へ排出される。給紙ローラ25による記録用紙の供給動作に伴って、搬送ローラ対59の搬送ローラ60及び排出ローラ対64の排紙ローラ62が第2方向113,114へ同時に回転される。制御部100は、供給動作において記録用紙の供給エラーが発生したと判断したことを条件として、第2方向113,114へ回転させている搬送ローラ60及び排紙ローラ62を第1方向111,112へ同時に回転させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートを挟持しつつ回転することにより搬送路からシートを排出する排出ローラ対を備えるシート搬送装置、及びこのシート搬送装置が搭載された画像記録装置に関する。
インクジェットプリンタなどの画像記録装置では、記録開始が指示されると、給紙トレイ上の記録用紙に適切な圧力で当接されている給紙ローラが回転駆動される。これにより、給紙トレイから搬送路へ記録用紙が供給される。搬送路の途中には、記録用紙にインクを噴出して画像を記録する記録ヘッドが設けられている。搬送路における記録ヘッドよりも記録用紙の搬送方向の上流側には、搬送ローラ対が設けられている。搬送路における記録ヘッドよりも記録用紙の搬送方向の下流側には、排出ローラ対が設けられている。搬送ローラ対及び排出ローラ対は、モータなどの駆動源から駆動伝達されて回転する駆動ローラと、該駆動ローラに圧接されて従動する従動ローラと、を有する。搬送ローラ対及び排出ローラ対の駆動ローラは、同一の駆動源に連結されており、ほぼ同期して回転する。記録用紙は、搬送ローラ対及び排出ローラ対の少なくとも一方からの回転力を受けて搬送路に沿って搬送される。この搬送過程において、上記記録ヘッドからインクが噴出されることによって記録用紙に画像が記録される。
特許文献1には、上述のような画像記録装置に適用される用紙排出装置が開示されている。この用紙排出装置には、用紙払出回転体が設けられている。この用紙払出回転体は、スポンジなどの柔軟な弾性体で形成された歯車形状のものであり、ワンウェイクラッチを介して上記排出ローラ対の駆動ローラの軸に取り付けられている。記録用紙を排紙トレイに排出する方向へ排出ローラ対が回転しているときには、用紙払出回転体は、排出ローラ対の駆動ローラと連動して同方向に回転する。その際、用紙払出回転体は、記録用紙の後端を歯車の歯間で捉えて排紙トレイへ向けて払い出す機能を果たす。記録用紙を排紙トレイから搬送路へ戻す方向に排出ローラ対が回転しているときには、ワンウェイクラッチにより用紙払出回転体が回転しない。このため、排紙トレイに一旦排出された記録用紙が用紙払出回転体によって排出ローラ対に巻き込まれて、排紙トレイから搬送路へ逆搬送されることが防止される。
上述の画像記録装置では、以下の要領で記録用紙の斜行が矯正される。すなわち、上記給紙ローラが搬送路へ記録用紙を供給する動作(以下、「供給動作」ともいう。)に伴って、記録用紙を搬送方向の上流側へ戻す方向に搬送ローラ対及び排出ローラ対が逆回転される。記録用紙は、搬送ローラ対から搬送方向の上流側へ押し戻すように力を受ける。これにより、記録用紙の先端側が制止され、記録用紙の先端が揃えられる(以下、この動作を「逆転レジスト処理」ともいう。)。
特開平9−58912号公報
ところで、画像記録装置を薄型化するために、排紙トレイの上面と排出ローラ対との間に十分な高低差をつけられない場合がある。このため、排紙トレイに積載された記録用紙が数十枚程度であっても、排紙トレイにおける最上位置の記録用紙と排出ローラ対との高低差が小さくなる。このような状態で搬送路から記録用紙が排出されると、その記録用紙の先端側が上記最上位置の記録用紙から比較的大きな摺動抵抗を受ける。その結果、記録用紙の後端が排出ローラ対と近接した状態で排出動作が完了することがある。このような状況で次の記録用紙の供給動作が行われると、排紙トレイの記録用紙が排出ローラ対に巻き込まれて、搬送路へ逆搬送されるおそれがある。このような記録用紙の逆搬送は、たとえ上記用紙払出回転体を排出ローラ対の駆動ローラに設けたとしても完全に防止することは困難である。このため、給紙トレイ上の記録用紙に対して給紙ローラが滑って記録用紙が搬送路へ正常に供給されなかったり、或いは記録用紙のジャムが発生したりするといった供給エラーが発生した場合に、記録用紙が搬送路へ逆搬送されている可能性がある。したがって、このような状態で記録用紙の供給動作が改めて実行された場合、搬送路に残っている記録用紙が搬送ローラ対よりも上流側まで逆搬送されて、次の記録用紙の供給動作が妨げられるという問題が生じる虞がある。
なお、いわゆるADF(自動原稿搬送装置:Auto Document Feeder)を備えるスキャナにおいては、原稿の逆転レジスト処理に伴って既に排出されている原稿が搬送路へ逆搬送された場合、次に読み取られる原稿の供給動作が妨げられて、その原稿の画像読取を正常に行うことができないという問題が生じる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、シートの供給エラーが発生した後のシートの供給動作が逆搬送されたシートに妨げられることを確実に防止することができるシート搬送装置、及び画像記録装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るシート搬送装置は、第1ローラ対と、供給手段と、排出部と、第2ローラ対と、制御手段と、判断手段と、を備える。第1ローラ対は、搬送路の中途位置に設けられ、該搬送路に沿ってシートを搬送する。供給手段は、上記第1ローラ対へ上記搬送路に沿ってシートを供給する。排出部には、上記搬送路から排出されたシートが載置される。第2ローラ対は、上記第1ローラ対よりも上記搬送路の上記排出部側に設けられ、上記搬送路に沿ってシートを搬送する。制御手段は、上記搬送路から上記排出部へシートを排出する第1方向、又は該第1方向とは反対の第2方向へと、上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を同時に回転させる。判断手段は、上記供給手段によるシートの供給エラーが発生したか否かを判断する。上記制御手段は、上記供給手段による上記第1ローラ対へのシートの供給動作に伴って上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を上記第2方向へ同時に回転させ、上記供給エラーが発生したと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を上記第1方向へ同時に回転させる。
第1ローラ対及び第2ローラ対は、例えば、モータなどの駆動源から伝達された回転力を受けて回転する駆動ローラと、駆動ローラに圧接されて従動する従動ローラとを備えるものである。第1ローラ対及び第2ローラ対の駆動ローラは、上記駆動源からの回転力を同時に受けて回転する。なお、第1ローラ対及び第2ローラ対の同時回転は、第1ローラ対の駆動ローラと第2ローラ対の駆動ローラの回転速度が等しい同期回転に限定されるものではない。すなわち、第1ローラ対の駆動ローラと第2ローラ対の駆動ローラの回転速度が異なっていてもよい。
第1ローラ対の駆動ローラ及び第2ローラ対の駆動ローラは、搬送路に対して同じ側に配置される場合もあれば、搬送路を挟んで搬送路の反対側に配置される場合もある。第1ローラ対の駆動ローラと第2ローラ対の駆動ローラとが搬送路の同じ側に配置されている場合、第1ローラ対の駆動ローラの第1方向と、第2ローラ対の駆動ローラの第1方向とは同じ方向となる。逆に、第1ローラ対の駆動ローラと第2ローラ対の駆動ローラとが搬送路を挟んで搬送路の反対側に配置されている場合には、第1ローラ対の駆動ローラの第1方向と、第2ローラ対の駆動ローラの第1方向とは反対方向となる。このことは、上記第2方向についても同様である。
例えば記録用紙を逆転レジスト処理するために、第1ローラ対及び第2ローラ対が供給手段によるシートの供給動作に伴って第2方向へ同時に回転される。このため、シートの供給エラーが発生したときに、排出部から逆搬送されたシートが搬送路に存在している可能性がある。このままの状態で供給動作が改めて実行されると、逆搬送されたシートがさらに戻されて、供給手段によって供給されるシートの供給動作を妨げるおそれがある。
本発明のシート搬送装置では、供給手段によるシートの供給エラーが発生したか否かが判断手段によって判断される。供給エラーとしては、例えばシートのジャムが挙げられる。また、供給手段がローラによってシートを供給するものである場合には、シートに対するローラのスリップも供給エラーに含まれる。供給エラーが発生したと判断手段に判断された場合、第2方向へ同時に回転されている第1ローラ対及び第2ローラ対が第1方向へ同時に回転される。このため、万一逆搬送されたシートが搬送路に存在しているとしても、当該シートが第2ローラ対の回転力を受けて排出部へ排出される。したがって、シートの供給エラーが発生した後のシートの供給動作において、当該シートの供給動作が逆搬送されたシートに妨げられることが確実に防止される。
(2) 上記第1ローラ対に対して上記搬送路の上記第2ローラ対とは反対側の第1位置におけるシートの有無を検知する第1検知手段と、上記供給手段によるシートの供給動作が開始されてからの経過時間を計測する計測手段と、を備え、上記判断手段は、上記供給動作が開始されてから上記第1検知手段によってシートが検知されることなく上記計測手段によって計測された経過時間が設定時間以上になったことを条件として、上記供給エラーが発生したと判断するものでもよい。
シートの供給エラーが発生したと判断手段によって判断された場合、例えば、供給手段によるシートの供給が一旦中断され、改めて供給動作が開始される。先の供給動作で排出部から搬送路へシートが逆搬送されている場合、先の供給動作と後の供給動作との2回の供給動作にわたってシートが逆搬送されることになる。このため、改めて実行されたシートの供給動作において、供給手段によって供給されたシートが第1ローラ対に到達するよりも前に、逆搬送されたシートが第1ローラ対に到達することとなり、シートの供給動作や逆転レジスト処理に十分な時間を確保することができなくなる。
上記構成により、供給手段によるシートの供給動作が開始されてからの経過時間が設定時間以上になった場合に、第1ローラ対及び第2ローラ対が第1方向へ同時に回転される。これにより、仮に逆搬送されたシートが搬送路に存在していたとしても、次の供給動作が行われる前にそのシートが排出部へ排出される。したがって、設定時間を適切な時間に設定しておくことで、逆搬送されたシートをセンサ等で検知することなく、シートの供給エラーが発生した後のシートの供給動作において、当該シートの供給動作が逆搬送されたシートに妨げられることがより確実に防止される。なお、設定時間は、例えば、供給手段によってシートが正常に供給された場合に供給動作の開始から当該シートが第1検知手段によって検知されるまでの時間よりも長く、且つ、逆搬送された記録用紙が第1ローラ対に到達するまでにかかる時間よりも短く設定される。
(3) 上記設定時間は、上記供給エラーが発生することなく上記供給動作が行われた場合に該供給動作が開始されてから上記第1検知手段によってシートが検知されるまでの時間よりも長く、且つ、上記第2方向への上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対の回転によって上記排出部上のシートが上記搬送路へ逆搬送され始めてから当該シートが上記第1ローラ対に到達するまでにかかる時間よりも短く設定されていることが好ましい。
設定時間が長すぎると、例えば第2方向への第1ローラ対及び第2ローラ対の回転が開始されてから直ぐに排出部上のシートが逆搬送され始めた場合に、そのシートが設定時間が経過する前に第1ローラ対に到達する可能性が高くなる。逆搬送されたシートが第1ローラ対よりもさらに戻されて第1位置に到達した場合、該シートが第1検知手段に検知されてしまい、供給エラーが発生したか否かを正しく判断することができなくなるという問題が発生する。上記構成により、シートの供給エラーが発生したか否かを正しく判断することができる。
(4) 上記搬送路における上記第1ローラ対と上記第2ローラ対との間の第2位置におけるシートの有無を検知する第2検知手段を備え、上記制御手段は、上記供給エラーが発生したと上記判断手段によって判断され、且つ上記第2検知手段によってシートが検知されていることを条件として、上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を上記第1方向へ回転させるものでもよい。
排出部にシートが排出されるに連れて排出部における最上位置のシートと第2ローラ対との高低差が小さくなると、供給動作に伴って排出部からシートが逆搬送されやすくなる。逆に、排出部にシートが載置されていない場合や、排出部に載置されているシートの枚数が少ない場合には、供給動作に伴って排出部からシートが逆搬送される可能性は低い。すなわち、供給手段によるシートの供給動作が行われる度に必ずしも排出部から搬送路へシートが逆搬送されるわけではない。
上述のように、供給手段によるシートの供給動作が行われている間は、第1ローラ対及び第2ローラ対が第2方向に回転されている。このため、供給動作中に供給手段によって供給されるシートが第2検知手段によって検知されることはない。したがって、第2検知手段によってシートが検知された場合には、当該シートが排出部から搬送路へ逆搬送されたものであると判断することができる。
上記構成により、排出部から逆搬送されたシートが第2検知手段によって検知されたことを条件として、第1ローラ対及び第2ローラ対が第1方向へ同時に回転される。このため、排出部から搬送路へシートが逆搬送されていないにも拘わらず第1ローラ対及び第2ローラ対が第1方向へ回転されるといった無駄な処理が行われることがない。したがって、シートの供給エラーが発生してからシートの供給動作が再度実行されるまでの時間をできるだけ短くすることができる。
(5) シートが載置される載置部を備え、上記供給手段は、上記載置部上のシートに圧接された状態で回転するローラを有していてもよい。
供給手段のローラは、載置部上のシートに圧接された状態で回転する。これにより、ローラに圧接されているシートが搬送路へ供給される。載置部上のシートに対してローラがスリップした場合、載置部から搬送路へ正常にシートを供給できないという供給エラーが生じる。本発明は、このような構成に好適である。
(6) また、本発明に係る画像記録装置は、上述のシート搬送装置と、上記搬送路における上記第1ローラ対と上記第2ローラ対との間に配置され、上記搬送路に沿って搬送されるシートに画像を記録する記録手段と、を備える。
本発明によれば、シートの供給エラーが発生した場合に、第1ローラ対及び第2ローラ対が第1方向へ同時に回転される。これにより、シートの供給エラーが発生したときに排出部から逆搬送されたシートが搬送路に存在していたとしても、当該シートが排出部へ排出される。したがって、シートの供給エラーが発生した後のシートの供給動作において、当該シートの供給動作が逆搬送されたシートに妨げられることを確実に防止することができる。
以下、適宜図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更され得る。
[図面の説明]
図1は、本発明の実施形態に係る複合機10の外観斜視図である。図2は、本発明の実施形態におけるプリンタ部11の内部構造を示す模式図である。図3は、駆動伝達機構90を示す模式図である。図4は、制御部100の構成を例示するブロック図である。図5は、記録開始が指示された場合にプリンタ部11で行われる記録用紙50の搬送処理の手順の一例を示すフローチャートである。図6は、本実施形態の変形例におけるプリンタ部11の内部構造を示す模式図である。図7は、記録開始が指示された場合にプリンタ部11で行われる記録用紙50の搬送処理の手順の変形例を示すフローチャートである。なお、図2においては、給紙トレイ20の一部及び排紙トレイ21の一部が省略されている。
[複合機10の概略構成]
図1に示されるように、複合機10は、高さ方向121よりも幅方向122及び奥行き方向123に長い幅広薄型の概ね直方体形状に構成されている。複合機10は、プリンタ部11とスキャナ部12とを一体的に備え、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。プリンタ部11が本発明に係る画像記録装置に相当する。なお、複合機10は、必ずしもスキャナ部12を有している必要はなく、スキャナ機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタとして本発明に係る画像記録装置が実施されてもよい。
複合機10の下部にプリンタ部11が設けられている。プリンタ部11は、主にコンピュータなどの外部情報機器(不図示)と接続されている。プリンタ部11は、外部情報機器から受信した記録データやスキャナ部12で読み取られた原稿の画像データに基づいて、記録用紙50(本発明のシートの一例、図2参照)に画像を記録するものである。
複合機10の上部にスキャナ部12が設けられている。スキャナ部12は、原稿台19に対して原稿カバー15が背面側の蝶番(不図示)を介して開閉可能に構成されている。原稿台19は、いわゆるフラットベッドスキャナとして機能するものである。図には示されていないが、原稿台19の上面にコンタクトガラスが設けられている。コンタクトガラスは、原稿が載置される透明な板状部材である。原稿台19の内部には、奥行き方向123へ延出されたラインセンサ(不図示)が配置されている。このラインセンサは、幅方向122へ往復移動が可能に構成されている。コンタクトガラスに載置された原稿は、このラインセンサによって画像を読み取られる。
原稿カバー15は、複合機10の天板として機能するものである。原稿カバー15にはADF29が設けられている。ADF29は、原稿トレイ30に載置された原稿を搬送パス(不図示)を経て原稿排出トレイ31へ搬送するものである。ADF29による原稿の搬送過程において、原稿がコンタクトガラス(不図示)上を通過する。その際、コンタクトガラスの下方に配置されたラインセンサによって原稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿は、原稿排出トレイ31にその両側が担持され、原稿トレイ30上の原稿と分離した状態で保持される。
複合機10の正面上部に操作パネル14が設けられている。操作パネル14には、各種情報を表示するディスプレイや情報の入力を受け付けるボタンが設けられている。複合機10は、操作パネル14から入力された指示情報に基づいて動作する。なお、複合機10が外部情報機器と接続されている場合には、複合機10は、外部情報機器からプリンタドライバやスキャナドライバなどを通じて送信される指示情報に基づいても動作する。
[プリンタ部11]
図1に示されるように、プリンタ部11の正面側に開口13が形成されている。プリンタ部11には、この開口13を通じて給紙カセット33が装着される。給紙カセット33は、給紙トレイ20(本発明の載置部の一例)及び排紙トレイ21(本発明の排出部の一例)を備えている。給紙トレイ20及び排紙トレイ21は、排紙トレイ21を給紙トレイ20の上側として上下二段に配置されている。給紙トレイ20は、記録用紙50(以下、単に「記録用紙」という。)を積載状態で収容可能な容器形状のものである。排紙トレイ21は、給紙トレイ20に比べて奥行き方向123に短い板状のものであり、複合機10の正面側(図2における左側)に設けられている。このため、給紙トレイ20は、複合機10の背面側(図2における右側)の一部が開口されている。給紙トレイ20の内部空間には、定形サイズの矩形の記録用紙が載置される。給紙トレイ20には、例えばA4サイズ、B5サイズ、はがきサイズ等の各種サイズの記録用紙が収容可能である。なお、記録用紙の種類としては、普通紙、光沢紙、インクジェット紙などが挙げられる。プリンタ部11では、給紙トレイ20に収容されている記録用紙がプリンタ部11の内部へ供給される。この記録用紙は、プリンタ部11に設けられた記録部24(本発明の記録手段の一例、図2参照)によって画像が記録された後に排紙トレイ21上に排出される。
プリンタ部11は、大別して、給紙トレイ20、供給部32(本発明の供給手段の一例)、搬送路23、搬送路27(本発明の搬送路の一例)、搬送ローラ対59(本発明の第1ローラ対の一例)、排出ローラ対64(本発明の第2ローラ対の一例)、記録部24、及び排紙トレイ21を備えている。プリンタ部11において、供給部32、搬送路23,27、搬送ローラ対59、排出ローラ対64、排紙トレイ21、及び後述する制御部100(図4参照)によって本発明のシート搬送装置が構成されている。
プリンタ部11には、搬送路23及び搬送路27が設けられている。搬送路23及び搬送路27は、給紙トレイ20から供給された記録用紙が搬送される経路である。搬送路23は、傾斜板22から上方へ向かった後、複合機10の正面側(図2における左側)へ曲げられている。搬送路27は、搬送路23と連続しており、記録部24を経て排紙トレイ21まで直線的にまっすぐ延設されている。
給紙トレイ20の奥側(図2における右側)に傾斜板22が設けられている。傾斜板22は、装置背面側(図2における右側)へ倒れるように傾斜している。給紙トレイ20がプリンタ部11に装着されると、傾斜板22が搬送路23の下方に配置される。給紙トレイ20に収容されている記録用紙は、傾斜板22に沿って搬送路23へ案内される。
[供給部32]
給紙トレイ20の上側には、供給部32が設けられている。供給部32は、給紙トレイ20から搬送路23,27の搬送ローラ対59へ記録用紙を供給するものである。この供給部32は、給紙ローラ25(本発明のローラの一例)、アーム26、及び軸28を備えている。給紙ローラ25は、給紙トレイ20における最上位置の記録用紙に当接して、少なくとも最上位置の記録用紙を搬送路23,27に沿って搬送ローラ対59に向けて供給するものである。アーム26は、プリンタ部11のフレーム(不図示)に支持された軸28に回動可能に設けられている。給紙ローラ25は、このアーム26の先端に回転可能に支持されている。アーム26は、自重によって或いはバネ等による弾性力を受けて給紙トレイ20側へ回動付勢されている。このため、給紙ローラ25が給紙トレイ20における最上位置の記録用紙に適切な圧力で当接される。この状態で軸28、及びアーム26に設けられた動力伝達機構(不図示)を介してモータ84(図4参照)の駆動力が給紙ローラ25に伝達される。これにより、給紙ローラ25が回転し、その回転力を受けた記録用紙が傾斜板22に沿って給紙トレイ20から送り出されて搬送路23,27へ供給される。この傾斜板22には、給紙ローラ25と協働して記録用紙を1枚ずつ分離する図示しない金属分離片が配設されている。この金属分離片は、本発明の趣旨とあまり関係がないので、ここでは詳述しない。
搬送路27の下側にプラテン42が設けられている。プラテン42は、搬送路27に沿って搬送される記録用紙を下から支持するものである。プラテン42の上側に記録部24が設けられている。記録部24は、プラテン42と所定間隔を隔てて対向配置されている。搬送路27に沿ってプラテン42上を搬送される記録用紙は、この記録部24によって画像が記録される。記録部24については後述される。
[搬送ローラ対59]
搬送路27における記録部24よりも搬送方向17の上流側(本発明の中途位置)に、搬送ローラ対59が設けられている。搬送ローラ対59は、搬送路27に沿って記録用紙を搬送するものである。搬送ローラ対59は、搬送ローラ60及びピンチローラ61からなる。搬送ローラ60は、搬送路27の上側に配置されている。搬送ローラ60は、駆動伝達機構90(図3参照)を介してモータ85(図4参照)から駆動伝達されて回転する。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の下側に回転自在に配置されており、搬送ローラ60へ向けてバネによって付勢されている。すなわち、ピンチローラ61は搬送ローラ60に圧接している。搬送ローラ60とピンチローラ61との間に記録用紙が進入すると、ピンチローラ61が搬送ローラ60から離れる方向へ移動する。ピンチローラ61がバネによって搬送ローラ60側へ付勢されているので、搬送ローラ60の回転力が記録用紙へ確実に伝達される。記録用紙は、搬送ローラ60とピンチローラ61とに挟持された状態で、搬送ローラ60の回転力を受けてプラテン42上へ送られる。
[排出ローラ対64]
搬送路27における搬送ローラ対59よりも搬送方向17の下流側(排紙トレイ21側)に排出ローラ対64が設けられている。排出ローラ対64は、搬送路27に沿って記録用紙を搬送するものであり、排紙トレイ21と近接する位置に設けられている。排出ローラ対64は、排紙ローラ62及び拍車63からなる。排紙ローラ62は、搬送路27の下側に配置されている。すなわち、排紙ローラ62は、搬送路27を挟んで搬送ローラ60とは反対側に配置されている。なお、搬送ローラ対59と排出ローラ対64との間に後述する記録部24を配置するために、搬送ローラ対59と排出ローラ対64は、搬送方向17に離間距離Lを隔てて設けられている。また、本実施形態では、排紙ローラ62の円周の長さは、搬送ローラ60の円周の長さと等しく設定されている。排紙ローラ62は、駆動伝達機構90(図3参照)を介してモータ85(図4参照)から駆動伝達されて回転する。拍車63は、排紙ローラ62の上側に回転自在に配置されており、排紙ローラ62へ向けてバネによって付勢されている。すなわち、拍車63は排紙ローラ62に圧接している。排紙ローラ62と拍車63との間に記録用紙が進入すると、拍車63が排紙ローラ62から離れる方向へ移動する。拍車63がバネによって排紙ローラ62側へ付勢されているので、排紙ローラ62の回転力が記録用紙へ確実に伝達される。
駆動伝達機構90(図3参照)は、モータ85(図4参照)の駆動力を搬送ローラ60及び排紙ローラ62へ伝達するものである。図3に示されるように、駆動伝達機構90は、モータギヤ91、ギヤ92、連結ギヤ95、プーリ94、ベルト98、及びプーリ93を有して構成されている。なお、図3においては、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が省略され、モータギヤ91、ギヤ92、連結ギヤ95、プーリ94、ベルト98、及びプーリ93に形成されている歯が省略されている。
モータギヤ91は、モータ85に連結されている。ギヤ92は、搬送ローラ60の軸76(図2参照)に固定されており、搬送ローラ60とともに軸76周りに回転する。ギヤ92は、モータギヤ91と噛合されている。ギヤ92と近接する位置には、連結ギヤ95が設けられている。連結ギヤ95は、軸77周りに回転可能である。ギヤ92は、この連結ギヤ95とも噛合されている。排紙ローラ62の軸78(図2参照)には、プーリ93が固定されている。プーリ93は、排紙ローラ62とともに軸78周りに回転する。このプーリ93と、連結ギヤ95の軸77に固定されたプーリ94との間には、ベルト98が張り渡されている。ベルト98は、内側に歯が設けられた無端環状のものである。
モータ85からモータギヤ91へ所定の駆動力が伝達されると、その駆動力はギヤ92へ伝達される。これにより、搬送ローラ60(図2参照)が回転する。また、ギヤ92へ伝達された駆動力は、連結ギヤ95、プーリ94、ベルト98を介してプーリ93へ伝達される。これにより、排紙ローラ62(図2参照)が回転する。すなわち、搬送ローラ60及び排紙ローラ62は、モータ85から伝達される駆動力により同期回転する。このように、本実施形態では、搬送ローラ60の回転と排紙ローラ62の回転とが同期されているので、排紙ローラ62及び拍車63は、搬送ローラ60及びピンチローラ61と同時に回転する。搬送路27に供給された記録用紙は、搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されてプラテン43上へ送り出される。この記録用紙は、排紙ローラ62及び拍車63の間に到達すると、排紙ローラ62及び拍車63に挟持されて排紙トレイ21の上方へ送り出される。このように搬送路27から排出された記録用紙は、排紙トレイ21に載置される。
なお、排紙トレイ21の上面と、排紙ローラ62及び拍車63の圧接位置との高低差は、排紙トレイ21に積載可能とする記録用紙の枚数に応じて設定される。本実施形態では、複合機10を薄型とするために、排紙トレイ21に数十枚程度の記録用紙を載置できる程度に、排紙トレイ21の上面と、排紙ローラ62及び拍車63の圧接位置との高低差が小さく設定されている。
また、図3には、記録用紙を搬送方向17へ搬送する場合のモータギヤ91、軸76〜78の回転方向が矢印で示されている。図3から明らかなように、モータ85の駆動力が駆動伝達機構90を介して軸76,78へ伝達されることにより、搬送ローラ60の軸76と排紙ローラ62の軸78とが逆方向に回転する。上述したとおり、排紙ローラ62は、搬送路27を挟んで搬送ローラ60とは反対側に配置されているので、搬送ローラ対59によって記録用紙が送り出される方向と、排出ローラ対64によって記録用紙が送り出される方向とが一致する。また、モータ85へ供給される電力の極性が反転されることにより、モータギヤ91、軸76〜78は、図3に示されている矢印とは反対の方向へ回転する。
図2に示されるように、搬送路27における搬送ローラ対59と排出ローラ対64との間に記録部24が配置されている。記録部24は、インクジェット記録方式の記録ヘッド39と、この記録ヘッド39を搭載するキャリッジ38とを備えている。キャリッジ38は、複合機10の幅方向122(図1参照)へ往復移動が可能に構成されている。記録ヘッド39は、そのノズルがキャリッジ38の底面から下方へ露出されている。プリンタ部11の内部に配置されたインクカートリッジ(不図示)から記録ヘッド39に対してインクが供給される。キャリッジ38が移動される間に、記録ヘッド39のノズルから微小なインク滴がプラテン42へ向けて選択的に噴出される。これにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に画像が記録される。
図2に示されるように、搬送ローラ60の軸76には、エンコーダディスク35が設けられ、更にエンコーダディスク35の周縁を挟むように光センサ73が設けられている。エンコーダディスク35は、搬送ローラ60と共に回転する透明な円盤状のものであり、放射状のマークが所定ピッチで記されている。エンコーダディスク35は、搬送ローラ60の軸76に固定されており、搬送ローラ60と共に回転する。光センサ73は、搬送ローラ60と近接する位置に配置されている。光センサ73は、発光素子と受光素子とを有し、両素子の間の空間にエンコーダディスク35の周縁が位置するように配置されている。受光素子で光が受光されると、受光した光の輝度に応じたレベルのセンサ信号(例えば、輝度に応じた電気信号)が生成される。発光素子と受光素子との間にマークが位置していない状態では、LOWレベルのセンサ信号が生成される。発光素子と受光素子との間にマークが位置する状態では、HIレベルのセンサ信号が生成される。光センサ73で生成されたセンサ信号は、制御部100(図4参照)へ出力される。
搬送路23,27における位置P1(本発明の第1位置に相当)にレジストセンサ71が設けられている。位置P1は、搬送ローラ対59に対して搬送路23,27の排出ローラ対64とは反対側の位置である。換言すれば、位置P1は、搬送路23,27における搬送ローラ対59よりも搬送方向17の上流側(給紙トレイ20側)の位置である。レジストセンサ71は、この位置P1において、給紙トレイ20から搬送路23,27へ供給された記録用紙の有無を検知するためのものである。本実施形態では、レジストセンサ71は、所謂メカニカルセンサとして構成されている。具体的には、レジストセンサ71は、フォトインタラプタと回動可能に軸支されたフィーラ(検出子)とにより構成されている。フォトインタラプタは、受光部へ向けて光を出射する発光部、及び発光部から出射された光を受光する受光部を有する。受光部で光が受光されると、受光した光の輝度に応じたレベルのセンサ信号(例えば、輝度に応じた電気信号)が生成される。給紙トレイ20から搬送路23,27へ供給された記録用紙が位置P1に到達すると、記録用紙がフィーラに当接して、フィーラが回動される。これにより、レジストセンサ71で生成されるセンサ信号のレベルが変化する。レジストセンサ71で生成されたセンサ信号は、制御部100(図4参照)へ出力される。制御部100は、このレジストセンサ71から出力されるセンサ信号に基づいて、位置P1における記録用紙の有無を検知する。すなわち、レジストセンサ71及び制御部100が本発明の第1検知手段として機能する。
[制御部100]
制御部100(図4参照)は、複合機10の全体動作を統括的に制御するものである。図4に示されるように、制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)109を主とするマイクロコンピュータとして構成されている。この制御部100が本発明の判断手段、及び計測手段として機能する。制御部100により、モータ84,85、プリンタ部11、及びスキャナ部12の各駆動機器などが制御される。
ROM102には、CPU101がモータ84,85や複合機10を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM103は、CPU101が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。後述するが、プリンタ部11による記録処理が開始されると、制御部100は、給紙トレイ20から搬送路23,27への記録用紙の供給動作が開始されてからの経過時間tをカウントする。RAM103には、このようにカウントされた経過時間tが一時的に格納される。EEPROM104には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。後述する設定時間T(本発明の設定時間に相当)は、このEEPROM104に格納される。
ASIC109には、駆動回路80、駆動回路81、レジストセンサ71、及びロータリーエンコーダ83が接続されている。なお、図4には図示されていないが、ASIC109には、記録ヘッド39を制御するヘッド制御回路、操作パネル14、スキャナ部12なども接続されている。これら他の機器の制御は、本実施形態においては本発明と直接関係しないため、ここではその説明を省略する。
制御部100は、レジストセンサ71(図2参照)から出力されるセンサ信号の変化に基づいて、記録用紙の有無だけに限らず、搬送路23,27へ供給された記録用紙の先端が位置P1に到達したか否か、或いは記録用紙の後端が位置P1を通り抜けたか否かを判断する。
ロータリーエンコーダ83は、エンコーダディスク35(図2参照)のマークを光センサ73(図2及び図4参照)の検出結果に基づいてカウントすることにより、エンコーダディスク35の回転量を検出する。光センサ73によってエンコーダディスク35のマークが検出される毎に、光センサ73から出力されるセンサ信号がLOWレベルからHIレベルへ変化する。搬送ローラ60がエンコーダディスク35と共に回転されるので、このエンコーダディスク35の回転量を検出することにより、搬送ローラ60の回転量を検出することができる。ロータリーエンコーダ83によって検出された搬送ローラ60の回転量は、制御部100へ出力される。このため、制御部100は、単位時間にロータリーエンコーダ83から出力される回転量に基づいて、搬送ローラ60(排紙ローラ62)の回転速度を求めることができる。
駆動回路80は、モータ84を駆動させるものである。モータ84には、軸28、及びアーム26の動力伝達機構を介して給紙ローラ25が連結されている。駆動回路80は、ASIC109からの出力信号を受けてモータ84を駆動させる。モータ84の駆動力は、軸28、及びアーム26の動力伝達機構を介して給紙ローラ25へ伝達される。これにより、給紙トレイ20上の記録用紙が搬送路23,27へ供給される。以下、この動作を「供給動作」ともいう。
駆動回路81は、モータ85を駆動させるものである。モータ85には、駆動伝達機構90(図3参照)を介して搬送ローラ60の軸76及び排紙ローラ62の軸78が連結されている。駆動回路81は、ASIC109からの出力信号を受けてモータ85を駆動させる。モータ85の駆動力は、駆動伝達機構90を介して軸76,78へ伝達される。これにより、搬送ローラ60と排紙ローラ62とが同時に回転する。
本実施形態では、給紙トレイ20から搬送路23,27へ供給された記録用紙を逆転レジスト処理するために、記録用紙を搬送方向17へ搬送する場合とは反対方向へ搬送ローラ対59及び排出ローラ対64が同時に回転される。すなわち、制御部100は、駆動回路81によりモータ85の回転を制御して、搬送ローラ60及び排紙ローラ62を第1方向111,112(本発明の第1方向の一例、図2参照)又は第2方向113,114(本発明の第2方向の一例、図2参照)へ同時に回転させる。本実施形態では、制御部100、駆動回路81、モータ85、及び駆動伝達機構90が本発明の制御手段として機能する。
制御部100は、給紙トレイ20から搬送路23,27へ供給された記録用紙の斜行を矯正していわゆる正確な頭出しをするために、搬送ローラ60及び排紙ローラ62を逆転動作させる。具体的には、給紙ローラ25による供給動作が行われる間、制御部100は、搬送ローラ60を第2方向113へ回転させると同時に、排紙ローラ62を第2方向114へ回転させる。これにより、給紙トレイ20から供給された記録用紙の先端側が搬送ローラ対59から押し戻されるように力を受けて記録用紙の先端が制止される。すなわち、記録用紙が逆転レジスト処理される。
逆転レジスト処理が完了すると、制御部100は、搬送ローラ60及び排紙ローラ62を正転動作させる。具体的には、制御部100は、搬送ローラ60を第2方向113とは反対の第1方向111へ回転させると同時に、排紙ローラ62を第2方向114とは反対の第1方向112へ回転させる。これにより、搬送ローラ対59及び排出ローラ対64に挟持された記録用紙が搬送方向17へ搬送される。
[記録用紙の搬送処理]
以下、記録開始が指示された場合にプリンタ部11において行われる記録用紙の搬送処理の手順について、図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、図5のフローチャートに基づいて説明する各処理は、ROM102に記憶されているプログラムに基づいて制御部100が発行する指令に従って行われる。
制御部100は、記録開始命令が入力されたか否かを判断する(S1)。具体的には、制御部100は、操作パネル14から記録開始を指示する操作入力が行われたか否か、或いは、外部装置から記録開始を指示するコマンド及び記録データを受信したか否かを判断する。記録開始命令が入力されていないと制御部100が判断した場合(S1:NO)、待機状態となる。制御部100は、記録開始命令が入力されたと判断した場合(S1:YES)、経過時間tをリセットする(S2)。具体的には、制御部100は、RAM103に格納されている経過時間tを消去する。
次に、制御部100は、供給動作及び逆転動作を開始する(S3)。具体的には、制御部100は、給紙ローラ25に給紙カセット20から搬送路23,27へ記録用紙を供給させる動作と、搬送ローラ60及び排紙ローラ62を第2方向113,114へ同時に回転させる動作とを同時に開始させる。すなわち、制御部100は、給紙ローラ25による記録用紙の供給動作に伴って、第2方向113,114へ搬送ローラ60及び排紙ローラ62を同時に回転させる。そして、制御部100は、給紙ローラ25による供給動作が開始されてからの経過時間tの計測を開始する(S4)。すなわち、制御部100は、ステップS3の処理が行われてからの経過時間を計測する。本実施形態では、この経過時間tに基づいて、記録用紙の供給エラーが発生したか否かが判断される。ここで、供給エラーとは、給紙トレイ20における最上位置の記録用紙に対する給紙ローラ25のスリップ、或いは、搬送路23における記録用紙のジャム(紙詰まり)が該当する。後に詳述するが、制御部100は、供給動作が開始されてからレジストセンサ71によって記録用紙が検知されることなく経過時間tが設定時間T以上になったか否かに基づいて、給紙ローラ25による記録用紙の供給エラーが発生したか否かを判断する。
ステップS4の処理に続いて、制御部100は、経過時間tが設定時間T以上になったか否かを判断する(S5)。具体的には、制御部100は、EEPROM104に格納されている設定時間Tを読み出し、経過時間tが設定時間T以上になったか否かを判断する。ここで、設定時間Tは、供給エラーが発生することなく記録用紙の供給動作が行われた場合に、供給動作が開始されてから(給紙ローラ25が回転し始めてから)レジストセンサ71によってその記録用紙が検知されるまでの時間Aよりも長く設定されている。なお、時間Aは、例えば、給紙トレイ20の傾斜板22から搬送路23における位置P1までの記録用紙の搬送経路の距離と、供給動作中の給紙ローラ25の回転速度とに基づいて決定される。
ところで、排紙トレイ21に前述した数十枚近くまで記録用紙が積載されると、排紙トレイ21における最上位置の記録用紙と、排出ローラ対64の圧接位置との高低差が小さくなる。このような状態で搬送路27から排紙トレイ21へ記録用紙が排出されると、搬送方向17における記録用紙の先端が排紙トレイ21における最上位置の記録用紙に接触して比較的大きな摺動抵抗を受ける。特に、記録用紙として光沢紙などが使用された場合には、この摺動抵抗は、記録用紙が普通紙である場合に比べてより大きなものとなる。このため、記録用紙は、搬送方向17における後端が排紙ローラ62と近接した状態で排紙トレイ21に排出されることとなる。その記録用紙の後端が排紙ローラ62付近に位置した状態で排紙動作が終わる。本実施形態では、記録用紙を逆転レジスト処理するために、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が第2方向113,114へ同時に回転される。その結果、排紙トレイ21から搬送路27へ記録用紙が逆搬送される可能性がある。
設定時間Tが長すぎると、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が第2方向113,114へ同時に回転され始めてから直ぐに排紙トレイ21上の記録用紙が逆搬送され始めた場合に、その記録用紙が設定時間Tを経過するよりも前に搬送ローラ対59に到達する可能性が高い。逆搬送された記録用紙が搬送ローラ対59よりも搬送方向17の上流側へ戻されて位置P1に到達した場合、この記録用紙がレジストセンサ71によって検知されることとなる。つまり、給紙トレイ21から搬送ローラ対59へ向けて搬送される記録用紙を検知するためのレジストセンサ71によって逆搬送された記録用紙が検知されてしまい、給紙ローラ25による供給動作で供給エラーが発生したか否かを正確に判断することができなくなるという問題が発生する。このため、上述の設定時間Tは、時間Aよりも長いことに加えて、搬送ローラ60及び排紙ローラ62の逆転動作によって排紙トレイ21上の記録用紙が逆搬送され始めてからその記録用紙が搬送ローラ対59に到達するまでにかかる時間Bよりも短く設定されている。なお、時間Bは、例えば、搬送ローラ60と排紙ローラ62との離間距離L(図2参照)と、ロータリーエンコーダ83の検出結果を基に得られる搬送ローラ60(排紙ローラ62)の回転速度に基づいて決定される。
制御部100は、経過時間tが設定時間T未満であると判断した場合(S5:NO)、位置P1(図2参照)で記録用紙の先端が検知されたか否かを判断する(S6)。具体的には、制御部100は、レジストセンサ71から出力されるセンサ信号の変化に基づいて、給紙ローラ25によって搬送路23,27へ供給された記録用紙の先端が位置P1に到達したか否かを判断する。位置P1で記録用紙の先端が検知されていないと制御部100が判断した場合(S6:NO)、処理がステップS5へ戻される。上述のように、設定時間Tが時間Aよりも長く設定されている。このため、制御部100は、給紙ローラ25による供給動作が開始されてからレジストセンサ71によって記録用紙が検知されることなく経過時間tが設定時間T以上になった場合(S5:YES)、供給エラーが発生したと判断して後述するステップS12以降の処理を行う。
制御部100は、位置P1で記録用紙の先端が検知されたと判断した場合(S6:YES)、給紙ローラ25による記録用紙の供給エラーが発生しなかったと判断して、ステップS7の処理を行う。すなわち、制御部100は、ステップS5の処理と同様に、経過時間tが設定時間T以上になったか否かを判断する(S7)。制御部100は、経過時間tが設定時間T以上になったと判断した場合(S7:YES)、記録用紙の供給エラーが発生した場合と同様に、後述するステップS12以降の処理を行う。
制御部100は、経過時間tが設定時間T未満であると判断した場合(S7:NO)、記録用紙が位置P1で検知されてからさらに所定量搬送されたか否かを判断する(S8)。ここで、所定量は、位置P1で検知された記録用紙の先端が搬送ローラ60とピンチローラ61との間に到達した後、さらに給紙ローラ25によって記録用紙が送り出されるように設定されている。換言すれば、所定量は、位置P1から搬送ローラ60とピンチローラ61との間までの記録用紙の搬送経路の長さよりも長く設定されている。このため、記録用紙は、給紙ローラ25によって所定量搬送されるまでに搬送ローラ対59に到達する。ステップS8における判断処理は、例えばステップS6で「YES」と判断してから記録用紙が給紙ローラ25によって所定量搬送されるだけの時間が経過したか否かを判断することにより行うことができる。
位置P1で検知された記録用紙が所定量搬送されていないと制御部100が判断した場合(S8:NO)、処理がステップS7へ戻される。制御部100は、記録用紙が所定量搬送されたと判断した場合(S8:YES)、ステップS3の処理で開始した供給動作及び逆転動作を終了する(S9)。具体的には、制御部100は、駆動回路80,81を制御してモータ84,85を停止させる。
ステップS9の処理が行われるまでは、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が第2方向113,114へ回転している。このため、給紙トレイ20から供給された記録用紙は、レジストセンサ71によって検知されてから所定量搬送されるまでの間に、搬送ローラ対59から搬送方向17の上流側へ押し戻すように力を受ける。すなわち、記録用紙の逆転レジスト処理が行われる。この逆転レジスト処理が行われることにより、記録用紙が普通紙に比べてコシの強い光沢紙等であったとしても、その斜行が効果的に矯正される。
このように、記録用紙の斜行が矯正された後、制御部100は正転動作を実行する(S10)。具体的には、制御部100は、駆動回路81によりモータ85を制御して搬送ローラ60及び排紙ローラ62を第1方向111,112へ同時に回転させる。これにより、記録用紙は、搬送ローラ対59と排出ローラ対64とに挟持されて、搬送方向17へ搬送される。この記録用紙は、プラテン42上を通過する際に、記録部24によって画像が記録され、排紙トレイ21へ排出される。
制御部100は、ステップS10の処理を行った後、次ページの記録データがあるか否かを判断する(S11)。すなわち、制御部100は、次ページの記録データがRAM103に格納されているか否かを判断する。次ページの記録データがあると制御部100が判断した場合(S11:YES)、処理がステップS2へ戻される。次ページの記録データがないと制御部100が判断した場合(S11:NO)、一連の処理が完了する。
ところで、本実施形態においては、給紙ローラ25の供給動作に伴って搬送ローラ60及び排紙ローラ62が逆転動作する。このため、給紙ローラ25による記録用紙の供給エラーが発生したときに、排紙トレイ21から逆搬送された記録用紙が搬送路27に存在している可能性がある。記録用紙の供給エラーが発生したと制御部100が判断した場合、供給動作が一旦中止され、改めて供給動作が行われることになる。つまり、給紙ローラ25を停止させてから再び回転させることにより、給紙ローラ25を給紙トレイ20における最上位置の記録用紙に食い付かせる。これにより、記録用紙に対する給紙ローラ25のスリップが解消される。
しかしながら、供給エラーが発生した供給動作に伴う排紙ローラ62の逆転動作によって排紙トレイ21から搬送路27へ記録用紙が逆搬送されている場合、その供給動作と次の供給動作との2回の供給動作に渡って記録用紙が逆搬送されることになる。言い換えれば、設定時間Tよりも長い時間、記録用紙が逆搬送されることになる。このため、改めて実行された記録用紙の供給動作において、給紙ローラ25によって供給された記録用紙が搬送ローラ対59に到達するよりも前に、逆搬送された記録用紙が搬送ローラ対59に到達して、記録用紙の供給動作が妨げられたり、逆転レジスト処理を十分に行うことができなくなるおそれがある。
したがって、本実施形態では、制御部100は、経過時間tが設定時間T以上になったと判断した場合(S5:YES)、供給動作及び逆転動作を中止する(S12)。具体的には、制御部100は、駆動回路80,81を制御してモータ84,85を停止させる。そして、制御部100は、正転動作を実行する(S13)。具体的には、制御部100は、第2方向113,114へ同時に回転させている搬送ローラ60及び排紙ローラ62を第1方向111,112へ同時に回転させる。すなわち、制御部100は、給紙ローラ25による供給エラーが発生したと判断したことを条件として、搬送ローラ60及び排紙ローラ62を第1方向111,112へ同時に回転させる。これにより、仮に逆搬送された記録用紙が搬送路27に存在していたとしても、次の供給動作が行われる前にその記録用紙が排紙トレイ21へ排出される。このステップS13の処理が行われた後、処理がステップS2へ戻されて、供給動作が改めて実行される。
なお、このステップS13の正転動作によって搬送される記録用紙は、一旦排紙トレイ21に排出された記録用紙である。このため、この記録用紙がプラテン42上を搬送される過程で画像記録が行われることはない。また、ステップS12及びステップS13の処理は、ステップS7で「YES」と制御部100が判断した場合にも行われる。これは、記録用紙の供給エラーが発生していないとしても、排紙トレイ21から記録用紙が逆搬送されて、その記録用紙が搬送ローラ対59に到達するおそれがあるからである。
[本実施形態の作用効果]
以上説明したように、記録用紙の供給エラーが発生したと制御部100が判断した場合に、第2方向113,114へ同時に回転されている搬送ローラ60及び排紙ローラ62が第1方向111,112へ同時に回転される。このため、万一逆搬送された記録用紙が搬送路27に存在しているとしても、その記録用紙が排出ローラ対64の回転力を受けて排紙トレイ21へ排出される。したがって、記録用紙の供給エラーが発生した後の記録用紙の供給動作において、その記録用紙の供給動作が逆搬送された記録用紙に妨げられたり、十分な逆転レジスト処理を行うことができなくなることを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、経過時間tが設定時間T以上になった場合に、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が第1方向111,112へ同時に回転される。したがって、設定時間Tを適切な時間に設定しておくことで、逆搬送された記録用紙をセンサ等で検知することなく、供給エラー発生後の供給動作において記録用紙の供給動作が逆搬送された記録用紙に妨げられたり、十分な逆転レジスト処理を行うことができなくなることをより確実に防止することができる。
[変形例]
上述の実施形態では、記録用紙の供給エラーが発生した場合に、逆転動作させている搬送ローラ60及び排紙ローラ62を正転動作させる形態について説明した。これに代えて、供給エラーが発生し且つ光センサ75(図7参照)によって記録用紙が検知された場合に、逆転動作させている搬送ローラ60及び排紙ローラ62を正転動作させるようにしてもよい。
図7に示されるように、本変形例では、搬送路27に光センサ75が設けられている。光センサ75は、搬送路27における搬送ローラ対59と排出ローラ対64との間の位置P2(本発明の第2位置に相当)における記録用紙の有無を検知するためのものである。光センサ75は、排紙トレイ21から逆搬送された記録用紙を検知するために使用される。このため、位置P2は、排出ローラ対64よりも搬送方向17の上流側であって、排出ローラ対64と近接する位置に設定されている(図7参照)。図示しないが、光センサ75は、発光ダイオードからなる発光部と、受光部とを備えたフォトリフレクタ(反射型フォトセンサ)として構成されている。発光部は、略鉛直下方へ向けて光を照射する。受光部は、搬送路27を挟んで発光部と対向するプリンタ部11のフレーム(不図示)或いは記録用紙で反射した光を受光する。受光部で反射光が受光されると、受光した光の輝度に応じたセンサ信号(例えば、輝度に応じた電気信号)が生成される。フレーム上面の色は、記録用紙よりも反射率が低い暗色となっている。そのため、光センサ75の略直下に記録用紙が存在する場合は、記録用紙において画像が記録されていない白色領域(例えば記録用紙の端部)で反射した輝度の高い反射光が受光部で受光され、それに応じたセンサ信号が生成される。一方、光センサ75の直下に記録用紙が存在しない場合は、フレームで反射した輝度の低い反射光が受光部で受光され、それに応じたセンサ信号が生成される。
図には示されていないが、ASIC109に光センサ75が接続されている。光センサ75で生成されたセンサ信号は、制御部100へ出力される。制御部100は、この光センサ75から出力されるセンサ信号の変化に基づいて、位置P2における記録用紙の有無を検知する。すなわち、光センサ75及び制御部100が本発明の第2検知手段として機能する。
以下、記録処理が指示された場合にプリンタ部11において行われる搬送処理の変形例について図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、図7のフローチャートでは、ステップS12の処理に先だってステップS15の判断処理が行われる点を除いて、上述の実施形態と同様の処理が行われる。このため、図7においては、図5のフローチャートにおける処理と共通する処理については、同じ処理ステップ符号を付して表すことにより、詳細な説明を省略する。
排紙トレイ21に載置されている記録用紙の積載枚数が多くなるに連れて、排紙トレイ21における最上位置の記録用紙と、排紙ローラ62及び拍車63の圧接位置との高低差が小さくなる。このような状態で上述の供給動作及び逆転動作が行われると、排紙トレイ21から搬送路27へ記録用紙が逆搬送される可能性が高い。逆に、排紙トレイ21に記録用紙が載置されていない場合や、排紙トレイ21に積載されている記録用紙の枚数が少ない場合には、供給動作及び逆転動作に伴って排紙トレイ21から搬送路27へ記録用紙が逆搬送される可能性は低い。すなわち、供給動作及び逆転動作が行われる度に必ずしも記録用紙が逆搬送されるわけではない。このため、ステップS13の処理は、逆搬送された記録用紙が搬送路27に存在していることが確認できた場合に限って行われることが好ましい。このため、本変形例では、以下のような処理が行われる。
上述のように、供給動作が行われている間は、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が第2方向113,114へ同時に回転されている。このため、供給動作中に給紙ローラ25によって供給される記録用紙が光センサ75によって検知されることはない。なぜなら、給紙ローラ25によって供給された記録用紙が搬送ローラ対59によって押し戻すような力を受けるためである。したがって、光センサ75によって記録用紙が検知された場合には、その記録用紙が排紙トレイ21から搬送路27へ逆搬送されたものであると判断することができる。
図6に示されるように、制御部100は、ステップS5で「YES」と判断した場合、及びステップS7で「YES」と判断した場合に、位置P2で記録用紙が検知されているか否かを判断する(S15)。すなわち、制御部100は、光センサ75から出力されるセンサ信号に基づいて、位置P2に記録用紙が存在しているか否かを判断する。制御部100は、位置P2で記録用紙が検知されていないと判断した場合(S15:NO)、記録用紙が逆搬送されていないと判断する。この場合、ステップS12及びステップS13の処理が行われることなく処理がステップS2へ戻される。
制御部100は、位置P2で記録用紙が検知されていると判断した場合(S15:YES)、記録用紙が逆搬送されていると判断して、ステップS12及びステップS13の処理を行う。すなわち、制御部100は、供給エラーが発生したと判断し(ステップS5で「YES」と判断し)、且つ光センサ75によって記録用紙が検知されていることを条件として、搬送ローラ60及び排紙ローラ62を第1方向111,112へ同時に回転させる。このため、排紙トレイ21から搬送路27へ記録用紙が逆搬送されていないにも拘わらず搬送ローラ60及び排紙ローラ62が第1方向111,112へ回転されるといった無駄な処理が行われることがない。したがって、記録用紙の供給エラーが発生してからその記録用紙の供給動作が再度実行されるまでの時間をできるだけ短くすることができる。
光センサ75は、排出ローラ対64よりも搬送方向17の上流側に設けられている。このため、記録用紙が逆搬送され始めるタイミングによっては、逆搬送された記録用紙が光センサ75に検知されていないものの排出ローラ対64に挟持されている可能性がある。上述の設定時間Tが時間Bと近い時間に設定されている場合、経過時間tが設定時間T以上となる前に、排出ローラ対64に挟持されている記録用紙が搬送ローラ対59に到達する可能性がある。このため、時間Bは、本変形例においては、搬送ローラ対59及び排出ローラ対64が時間Bだけ第2方向113,114へ同時に回転されたことによる記録用紙の搬送量が、搬送方向17における光センサ75と搬送ローラ対59との離間距離M(図7参照)を超えないように設定されている。ここでの時間Bは、例えば、離間距離Mと、ロータリーエンコーダ83の検出結果を基に得られる搬送ローラ60(排紙ローラ62)の回転速度に基づいて決定される。
なお、本実施形態では、搬送ローラ60及び排紙ローラ62が搬送路27の反対側に配置されている。このため、搬送ローラ60の第1方向111と、排紙ローラ62の第1方向112とは反対方向となっている。また、搬送ローラ60の第2方向113と、排紙ローラ62の第2方向114とは反対方向となっている。本実施形態とは異なり、搬送ローラ60と排紙ローラ62とが搬送路27の同じ側に配置されている場合、搬送ローラ60の第1方向と排紙ローラ62の第1方向とは同じ方向となる。このことは、第2方向113,114についても同様である。
また、本実施形態では、給紙ローラ25と、搬送ローラ60及び排紙ローラ62とが別々のモータ84,85で個別に駆動される形態について説明した。これに代えて、給紙ローラ25と、搬送ローラ60及び排紙ローラ62とが1つのモータで駆動されるように構成されてもよい。この場合、例えばモータを正転させることにより給紙ローラ25による供給動作と搬送ローラ60及び排紙ローラ62の逆転動作が同時に行われ、モータを逆回転させることにより搬送ローラ60及び排紙ローラ62が正転動作するように構成すればよい。
また、本実施形態では、給紙ローラ25によって供給される記録用紙をレジストセンサ71を利用して検知する形態について説明した。これに代えて、レジストセンサ71とは別のセンサを搬送路23に設け、そのセンサから出力されるセンサ信号に基づいて記録用紙を検知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、本発明のシート搬送装置がプリンタ部11に適用された場合について説明したが、シート搬送装置は、スキャナ部12のADF28に適用されてもよい。この場合、原稿がラインセンサによって画像読取される前に原稿の斜行を矯正することができ、画像読み取りが完了した原稿が逆搬送されて、次に画像読取される原稿の供給動作を妨げることを防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機10の外観斜視図である。 図2は、本発明の実施形態におけるプリンタ部11の内部構造を示す模式図である。 図3は、駆動伝達機構90を示す模式図である。 図4は、制御部100の構成を例示するブロック図である。 図5は、記録開始が指示された場合にプリンタ部11で行われる記録用紙50の搬送処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態の変形例におけるプリンタ部11の内部構造を示す模式図である。 図7は、記録開始が指示された場合にプリンタ部11で行われる記録用紙50の搬送処理の手順の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
11・・・プリンタ部(本発明の画像記録装置の一例)
20・・・給紙トレイ(本発明の載置部の一例)
21・・・排紙トレイ(本発明の排出部の一例)
24・・・記録部(本発明の記録手段の一例)
25・・・給紙ローラ(本発明のローラの一例)
27・・・搬送路(本発明の搬送路の一例)
32・・・供給部(本発明の供給手段の一例)
50・・・記録用紙(本発明のシートの一例)
59・・・搬送ローラ対(本発明の第1ローラ対の一例)
64・・・排出ローラ対(本発明の第2ローラ対の一例)
71・・・レジストセンサ(本発明の第1検知手段の一部)
75・・・光センサ(本発明の第2検知手段の一部)
81・・・駆動回路(本発明の制御手段の一部)
85・・・モータ(本発明の制御手段の一部)
100・・・制御部(本発明の制御手段の一部、本発明の判断手段の一例、本発明の第1検知手段の一部、本発明の計測手段の一例、本発明の第2検知手段の一部)
111,112・・・第1方向
113,114・・・第2方向
P1・・・位置(本発明の第1位置に相当)
P2・・・位置(本発明の第2位置に相当)
T・・・設定時間

Claims (6)

  1. 搬送路の中途位置に設けられ、該搬送路に沿ってシートを搬送する第1ローラ対と、
    上記第1ローラ対へ上記搬送路に沿ってシートを供給する供給手段と、
    上記搬送路から排出されたシートが載置される排出部と、
    上記第1ローラ対よりも上記搬送路の上記排出部側に設けられ、上記搬送路に沿ってシートを搬送する第2ローラ対と、
    上記搬送路から上記排出部へシートを排出する第1方向、又は該第1方向とは反対の第2方向へと、上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を同時に回転させる制御手段と、
    上記供給手段によるシートの供給エラーが発生したか否かを判断する判断手段と、を備え、
    上記制御手段は、上記供給手段による上記第1ローラ対へのシートの供給動作に伴って上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を上記第2方向へ同時に回転させ、上記供給エラーが発生したと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を上記第1方向へ同時に回転させるシート搬送装置。
  2. 上記第1ローラ対に対して上記搬送路の上記第2ローラ対とは反対側の第1位置におけるシートの有無を検知する第1検知手段と、
    上記供給手段によるシートの供給動作が開始されてからの経過時間を計測する計測手段と、を備え、
    上記判断手段は、上記供給動作が開始されてから上記第1検知手段によってシートが検知されることなく上記計測手段によって計測された経過時間が設定時間以上になったことを条件として、上記供給エラーが発生したと判断する請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 上記設定時間は、上記供給エラーが発生することなく上記供給動作が行われた場合に該供給動作が開始されてから上記第1検知手段によってシートが検知されるまでの時間よりも長く、且つ、上記第2方向への上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対の回転によって上記排出部上のシートが上記搬送路へ逆搬送され始めてから当該シートが上記第1ローラ対に到達するまでにかかる時間よりも短く設定されている請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 上記搬送路における上記第1ローラ対と上記第2ローラ対との間の第2位置におけるシートの有無を検知する第2検知手段を備え、
    上記制御手段は、上記供給エラーが発生したと上記判断手段によって判断され、且つ上記第2検知手段によってシートが検知されていることを条件として、上記第1ローラ対及び上記第2ローラ対を上記第1方向へ回転させる請求項1から3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. シートが載置される載置部を備え、
    上記供給手段は、上記載置部上のシートに圧接された状態で回転するローラを有する請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    上記搬送路における上記第1ローラ対と上記第2ローラ対との間に配置され、上記搬送路に沿って搬送されるシートに画像を記録する記録手段と、を備える画像記録装置。
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