JPH0891692A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0891692A
JPH0891692A JP6236223A JP23622394A JPH0891692A JP H0891692 A JPH0891692 A JP H0891692A JP 6236223 A JP6236223 A JP 6236223A JP 23622394 A JP23622394 A JP 23622394A JP H0891692 A JPH0891692 A JP H0891692A
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jam
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image forming
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Satoru Akiyama
哲 秋山
Kenjiro Hori
謙治郎 堀
Takeshi Takubo
健史 田窪
Tetsuo Kishida
徹夫 岸田
Atsuya Takahashi
敦弥 高橋
Yoji Serizawa
洋司 芹澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動排紙時における記録媒体の搬送に伴う機
器への損傷を防止できるとともに、自動排紙中における
排紙ジャムをも確実に検出することができる。 【構成】 各給紙センサ68,排紙センサ69の検知状
態とコントローラ部CONTのRAMに記憶された異な
る搬送ジャム状態とから搬送ジャム状態となった搬送路
上の記録媒体を自動排紙可能または自動排紙不可の何れ
の状態であるかを判定するコントローラ部CONTのM
PUが自動排紙可能状態と判定した場合に、ピックアッ
プローラ60,レジストローラ61,排紙ローラ66等
の駆動を制御して前記搬送路上にジャム状態として停止
している記録媒体を機外に排出する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジャム処理後に機内に
残っている用紙を自動排紙する画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図29は従来例のこの種の画像形成装置
の構成を説明する概略断面図である。
【0003】図において、1は静電潜像担持体である感
光体ドラム、2は光源となる半導体レーザ、3はレーザ
ビーム、4は前記レーザビーム3を感光体ドラム1上で
走査させるためのポリゴンミラー、5は反射ミラー、6
は感光体ドラム1を一様に帯電させるための一次帯電
器、7は前記レーザビーム3により形成された静電潜像
をトナーにて現像するための現像器、8は前記感光体ド
ラム1上に現像されたトナー像を所定の用紙に転写する
ための転写ローラ、9は用紙に転写されたトナーを融着
させるための定着ローラ、10は印字紙を積載する用紙
カセット、11は印字要求に基づき所定のタイミングで
用紙を用紙カセット10からピックアップする給紙ロー
ラ、12は用紙先端を停止状態にて突き当て、用紙の斜
行を補正するとともに、感光体ドラム1への画像書き込
みと用紙搬送との同期(垂直同期)をとるためのレジス
トローラ、13はピックアップ後、用紙がレジストロー
ラ12まで到達したかどうかを認識するためのレジスト
センサ、14は定着ローラ9から用紙が出力されたこ
と、および用紙の排出が終了したことを確認する排紙セ
ンサ、15は印字終了した用紙を機外に排出するための
排紙ローラである。
【0004】図30は、図29に示した画像形成装置の
制御構成を説明するブロック図である。
【0005】図において、100はホストコンピュータ
等から画像コードデータを受け、そのコードをレーザの
ON/OFF信号に相当するビットマップデータに展開
するとともに後述するエンジン制御部との間でコマンド
(CMD)送信,ステータス(STS)受信による通信
を行い、プリンタのモード変更および状態の認識を行っ
ているプリンタコントローラである。
【0006】101は前記プリンタコントローラ100
とコマンド/ステータスの通信を行い、プリンタコント
ローラ100からの信号に基づき印字動作等を後述する
各種制御部を処理するエンジン制御部、102は前記エ
ンジン制御部101の指示に基づき用紙の搬送/停止、
あるいは各ローラのON/OFFのタイミング制御を実
行する用紙搬送制御部である。
【0007】103は帯電,現像,転写の各高圧出力の
タイミングおよび出力値の制御を行う高圧制御部、10
4はスキャナモータのON/OFFおよびレーザ光量調
整を行う光学系制御部、105は前記レジストセンサ1
3および排紙センサ14の紙有無情報をエンジン制御部
101に伝えるセンサ入力部、106はON/OFF制
御により定着ローラ9の温度を所定の温度に保つ定着器
温度制御部である。
【0008】また、エンジン制御部101の内部には、
用紙の搬送異常を検出するジャム検出部が存在する。
【0009】以下、図31に示すフローチャートを参照
しながら、図30に示したエンジン制御部101による
ジャム処理について説明する。
【0010】図31は、図30に示したエンジン制御部
101によるジャム処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(13)は各ステップを示
す。
【0011】先ず、エンジン制御部101はエンジン内
部の初期化が終了すると(1)、プリンタコントローラ
100からのプリント要求信号(/PRNT信号)待ち
の状態となる(2)。該/PRNT信号を受けると、搬
送系および高圧系の立ち上げを行ってから給紙動作を行
う(3)、その時に、給紙遅延ジャム検出部の起動を行
う(4)。
【0012】給紙遅延ジャムは、給紙動作を開始してか
ら所定時間後にレジストセンサ13の紙有無を読み取り
(5)、紙有りならOK、紙無しならばジャムと判断す
る。
【0013】該判断がOKならばレジストローラ12を
停止して(6)、用紙を突き当て斜行補正した後、プリ
ンタコントローラ100に対して垂直同期要求信号(/
VSREQ信号)を出力する(7)。
【0014】その後、プリントコントローラ100から
垂直同期信号(/VSYNC信号)を受け取ると
(8)、レジストローラ12を再駆動して(9)、排紙
遅延ジャム検出処理を起動するとともに(10)、印字
動作を開始する(11)。
【0015】エンジン制御部101のジャム検出部は、
レジストローラ12を再駆動してから所定時間後に排紙
センサ14の紙有無を読み取り、排紙センサ紙有りなら
OK、排紙センサ紙無しならジャムと判断し(12)、
OKならば引き続き排紙滞留ジャム検出部を起動する
(13)。
【0016】なお、ジャム検出部は、排紙センサ紙有り
となってから、所定時間後に排紙センサ紙無しならO
K、排紙センサ紙有りならジャムと判断するものであ
る。
【0017】また、従来ではこのようなジャム発生後の
自動排紙時はある一定時間搬送系を駆動した後のセンサ
の状態を読み取り、いずれかのセンサ(センサ13,1
4)が紙有りであればジャムと判断していた。
【0018】図32は従来の他の画像形成装置の概略構
成を説明する断面図であり、図29と同一のものには同
一の符号を付してある。
【0019】図32において、23は紙サイズを識別可
能なカセットから用紙を搬送路へ送り込むカセット給紙
ローラ、24は紙サイズを識別できない手差し給紙口か
ら用紙を搬送路に送り込む手差し給紙ローラである。
【0020】21は給紙された用紙の先端が突き当てら
れ斜行を補正するとともに感光ドラム1への画像書き込
みと紙搬送との同期をとるレジストローラである。22
は用紙の先端を検出するとともに、給紙された用紙の搬
送方向の長さを測定する為のレジストセンサ、15は定
着後の用紙を排出する排出ローラ、14は定着後の有無
を検出する排紙センサである。25はドアの開閉を検出
するドアスイッチ、26は排出ローラである。
【0021】以下、図33に示すタイミングチャート及
び図3に示すブロック図を参照しながら図32に示す画
像形成装置のジャム処理動作について説明する。
【0022】図33は、図32に示す画像形成装置のジ
ャム処理動作を説明するタイミングチャートである。
【0023】通常プリンタがプリント要求(PRNT
=”Low”)を受けると、感光体ドラム1を含む紙搬
送系を駆動すると供に帯電,現像,転写の各高圧の立ち
上げを行い、スキャナモータを規定回転数まで立ち上げ
る。
【0024】これらの処理が終了すると指定給紙口よ
り、給紙動作を開始し所定時間後にレジストセンサ22
に紙先端が突き当たりレジストセンサ紙有りになる。し
かし、所定時間T1(図33)経過してもレジストセン
サ紙無しならば給紙遅延ジャムになる。
【0025】一方、レジストセンサ紙有り状態になった
後、給紙動作を一旦停止し、プリンタコントローラ10
0に垂直同期要求信号(/VSREQ信号)を出力し、
それに対する垂直同期信号(/VSYNC信号)を受け
ると、レジストローラ21を再起動し、感光体ドラム1
で用紙にトナーがのり、定着ローラ9でトナーが融着さ
れ排紙センサ14を通過し機外に排紙される。
【0026】また、垂直同期信号(/VSYNC信号)
を受けた後レジストローラ21再起動後、各記録用紙の
紙搬送にかかる所定時間T3(図33)経過後も、排紙
センサ14が紙無し状態ならば、排紙遅延ジャム、所定
時間T4(図33)経過後も排紙センサ14が紙有り状
態ならば排紙滞留ジャムとなる。
【0027】さらに垂直同期信号(/VSYNC信号)
受信後、レジストローラ21再起動後、所定時間T2
(図33)経過後もレジストセンサ22が紙有り状態な
らば給紙滞留ジャムとなる。
【0028】このようなセンサ出力監視により、一度ジ
ャム状態に遷移すると、所定のジャム処理を施し、ドア
オープン/クローズをドアスイッチ25により検出して
ジャムリカバリーをしなければならない。
【0029】このように、従来の画像形成装置ではドア
開閉等による紙づまり解除処理後、紙搬送路に設けた複
数の紙有無センサにより機内に残留している紙を検知
し、自動排紙するように構成されている。
【0030】図34は従来の画像形成装置におけるジャ
ムリカバリ処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0031】先ず、エンジン制御部101がドアスイッ
チ25の状態を監視して、ドアがオープンし(1)、そ
の後ドアクローズとなったら(2)、排紙センサ14が
紙有りを検知しているかどうかを判定して(3)、YE
Sならばステップ(1)に戻り、NOならばレジストセ
ンサ22が紙有りを検知しているかどうかを判定して
(4)、NOならばスタンバイ状態に遷移し、YESな
らば自動排紙処理を実行して(5)、スタンバイ状態に
遷移するように制御ししている。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、紙づまり解除処理後、紙有無センサで残留紙
を検知し、自動排紙するように作動するために自動排紙
では紙サイズや位置による適正な紙づまり検知が行え
ず、自動排紙中に紙づまりが発生した場合は、紙づまり
を検知するまでの時間が長くなってしまう問題点があっ
た。
【0033】また、ジャムリカバリーの自動排紙処理中
に、再びジャムが発生した場合に、その検出が遅くな
り、状態によってはプリンタに損傷を与えるという問題
点があった。
【0034】さらに、ジャムが発生した場合、図34に
示したジャムリカバリーシーケンスに従ってジャム状態
によらず排紙センサ紙無しの場合のみドアの開閉によ
り、自動排紙モードに遷移するが、例えば連続プリント
の場合等、前の紙が排紙センサ通過中(排紙センサ紙有
り状態中)に次の紙が給紙遅延ジャムになると排紙セン
サ紙無し状態である為、自動排紙モードに遷移せず、所
定のジャム処理を施さなければならないため、却ってユ
ーザによる操作負担を増大させるとともに、必要以上の
解除処理時間を要する等の問題点があった。
【0035】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1〜第8の発明の目的
は、搬送路を介して機内に搬送手段により搬送される記
録媒体に所定の画像形成プロセスを実行して画像形成さ
れた前記記録媒体を機外に排出する画像形成装置におい
て、搬送ジャムが発生した時点における搬送路上で所定
位置を通過する記録媒体の位置を判別して異なる搬送ジ
ャム状態を識別して自動排紙処理を選択的に実行するこ
とにより、自動排紙時における記録媒体の搬送に伴う機
器への損傷を防止できるとともに、自動排紙中における
排紙ジャムをも確実に検出することができる画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、搬送路を介して機内に搬送手段により搬送される記
録媒体に所定の画像形成プロセスを実行して画像形成さ
れた前記記録媒体を機外に排出する画像形成装置におい
て、前記搬送路上を搬送される前記記録媒体の前後端が
前記搬送路上の所定位置を通過する状態を検知する複数
の検知手段と、各検知手段による前記記録媒体の前後端
の検知状態を所定時間監視して異なる搬送ジャム状態を
判別する判別手段と、この判別手段が判別した異なる搬
送ジャム状態を記憶する記憶手段と、各検知手段の検知
状態と前記記憶手段に記憶された異なる搬送ジャム状態
とから搬送ジャム状態となった前記搬送路上の記録媒体
を自動排紙可能または自動排紙不可の何れの状態である
かを判定する判定手段と、この判定手段が自動排紙可能
状態と判定した場合に、前記搬送手段の駆動を制御して
前記搬送路上にジャム状態として停止している記録媒体
を機外に排出するジャム解除手段とを設けたものであ
る。
【0037】本発明に係る第2の発明は、判定手段が自
動排紙不可状態と判定した場合に、判別手段が判別した
異なる搬送ジャム状態を保持するように構成したもので
ある。
【0038】本発明に係る第3の発明は、ジャム解除手
段による記録媒体の機外への排出中は、判別手段が監視
する所定時間を各検知手段が記録媒体を検知してからの
経過時間に応じて補正するように構成したものである。
【0039】本発明に係る第4の発明は、搬送路を介し
て機内に搬送手段により搬送される記録媒体に所定の画
像形成プロセスを実行して画像形成された前記記録媒体
を機外に排出する画像形成装置において、前記搬送路上
を搬送される前記記録媒体の前後端が前記搬送路上の所
定位置を通過する状態を検知する複数の検知手段と、各
検知手段による搬送される前記記録媒体の先後端の検知
状態に基づいて搬送異常を検出する第1の検出手段と、
この第1の検出手段により搬送異常が検出された場合
に、前記搬送手段を駆動して搬送路上の記録媒体を機外
に排出搬送する自動排紙手段と、この自動排紙手段によ
る記録媒体の搬送中に、各検知手段による搬送される前
記記録媒体の先後端の検知状態に基づいて自動排紙搬送
異常を検出する第2の検出手段と有するものである。
【0040】本発明に係る第5の発明は、第2の検出手
段は、記憶媒体の機内ジャム位置から算定される監視時
間中、各検知手段による搬送される前記記録媒体の先後
端の検知状態に基づいて自動排紙搬送異常を検出するよ
うに構成したものである。
【0041】本発明に係る第6の発明は、搬送路を介し
て機内に搬送手段により搬送される記録媒体に所定の画
像形成プロセスを実行して画像形成された前記記録媒体
を機外に排出する画像形成装置において、前記搬送路上
を搬送される前記記録媒体の前後端が前記搬送路上の上
流側または下流側の所定位置を通過する状態を検知する
第1および第2の検知手段と、異なる搬送ジャム状態を
判別するための異なる複数の監視時間を設定する設定手
段と、この設定手段により設定された各監視時間を計時
する計時手段と、この計時手段による前記各監視時間の
計時終了する間、前記第1または第2の検知手段の出力
に基づいて異なる搬送ジャム状態を判別する判別手段
と、この判別手段が判別した異なる搬送ジャム状態に基
づいて前記搬送ジャム状態となった前記搬送路上の記録
媒体に対して異なるリカバリー処理を施して画像形成可
能な状態に復帰させるジャム解除手段とを設けたもので
ある。
【0042】本発明に係る第7の発明は、判別手段は、
計時手段による前記各監視時間の計時終了する間、前記
第1または第2の検知手段の出力に基づいて異なる排紙
遅延ジャム,排紙滞留ジャム,給紙遅延ジャム,給紙滞
留ジャムのいずれかを判別するように構成したものであ
る。
【0043】本発明に係る第8の発明は、判別手段が給
紙遅延ジャム,給紙滞留ジャムのいずれかを判別した場
合に、搬送手段を駆動して搬送路上の記録媒体を機外に
自動排出するように構成したものである。
【0044】
【作用】第1の発明においては、各検知手段の検知状態
と前記記憶手段に記憶された異なる搬送ジャム状態とか
ら搬送ジャム状態となった前記搬送路上の記録媒体を自
動排紙可能または自動排紙不可の何れの状態であるかを
判定する判定手段が自動排紙可能状態と判定した場合
に、ジャム解除手段が搬送手段の駆動を制御して前記搬
送路上にジャム状態として停止している記録媒体を機外
に排出して、搬送路の機器を損傷させる恐れのある記録
媒体の位置を確実に捉えて安全かつ短時間に機外に排出
可能とする。
【0045】第2の発明においては、判定手段が自動排
紙不可状態と判定した場合に、判別手段が判別した異な
る搬送ジャム状態を保持して、搬送路の機器を損傷させ
る恐れのある記録媒体の自動排紙を確実に制限すること
が可能となる。
【0046】第3の発明においては、ジャム解除手段に
よる記録媒体の機外への排出中は、判別手段が監視する
所定時間を各検知手段が記録媒体を検知してからの経過
時間に応じて補正して、不必要な搬送手段の駆動を制限
しつつ、搬送路の機器を損傷させる恐れのある記録媒体
の自動排紙を確実に制限することが可能となる。
【0047】第4の発明においては、第1の検出手段に
より搬送異常が検出された場合に、前記搬送手段を駆動
して搬送路上の記録媒体を機外に排出搬送する自動排紙
手段による記録媒体の搬送中に、各検知手段による搬送
される前記記録媒体の先後端の検知状態に基づいて第2
の検出手段が自動排紙搬送異常を検出して、自動排紙処
理中におけるジャムを確実に検出することを可能とす
る。
【0048】第5の発明においては、第2の検出手段
は、記憶媒体の機内ジャム位置から算定される監視時間
中、各検知手段による搬送される前記記録媒体の先後端
の検知状態に基づいて自動排紙搬送異常を検出して、記
録媒体が搬送路上の任意のジャム位置で停止しても、該
自動排紙ジャムとなっている記録媒体の位置を短時間に
検出することを可能とする。
【0049】第6の発明においては、計時手段による前
記各監視時間の計時終了する間、前記第1または第2の
検知手段の出力に基づいて異なる搬送ジャム状態を判別
する判別手段が判別した異なる搬送ジャム状態に基づい
てジャム解除手段が前記搬送ジャム状態となった前記搬
送路上の記録媒体に対して異なるリカバリー処理を施し
て画像形成可能な状態に復帰させ、搬送ジャムとなった
記録媒体の状態に応じて柔軟な自動排紙処理を可能とす
る。
【0050】第7の発明においては、判別手段は、計時
手段による前記各監視時間の計時終了する間、前記第1
または第2の検知手段の出力に基づいて異なる排紙遅延
ジャム,排紙滞留ジャム,給紙遅延ジャム,給紙滞留ジ
ャムのいずれかを判別して、各ジャムに応じて異なる自
動排紙処理を可能とする。
【0051】第8の発明においては、判別手段が給紙遅
延ジャム,給紙滞留ジャムのいずれかを判別した場合
に、搬送手段を駆動して搬送路上の記録媒体を機外に自
動排出して、自動排紙により機内損傷を発生する恐れの
ない位置で搬送ジャムとなった記録媒体を確実に排紙す
ることを可能とする。
【0052】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の一実施例を示す画像形成
装置の構成を説明する実施例であるプリンタの断面図で
ある。
【0053】図において、51は感光体ドラムである。
感光体ドラム51の表面は上方に配された帯電器52に
よって一様に帯電されたレーザ発光素子53やポリゴン
ミラー54及びスキャナモータ55等を備えた光学ユニ
ット56から照射されるレーザビーム57によって露光
が行われ、感光体ドラム51上に静電潜像を形成する。
静電潜像は感光体ドラム51に対応して配設された現像
器58によって現像され、トナー像が形成される。トナ
ー像は給紙カセット59とピックアップローラ60なら
びに給紙ローラ61を備えた給紙口より搬送された紙に
転写帯電器62によって転写される。トナー像を転写さ
れた紙は定着器63に搬送され加熱ローラ64と加圧ロ
ーラ65によって定着が行われ、排紙ローラ66によっ
て排紙トレイ67に排出される。68は給紙センサ、6
9は排紙センサである。CONTはコントローラ部で、
MPU,RAM,ROMを備えて、ROMに記憶された
各種の制御プログラムに基づいて各部を総括的に制御す
る。
【0054】本実施例では、紙づまり検知として5種類
のタイミング検知を行っている。
【0055】以下に図2に示すタイミングチャートおよ
び図3を参照しながら紙づまり検知のタイミングを説明
する。
【0056】図2は、図1に示した画像形成装置におけ
るジャム検知状態を説明するタイミングチャートであ
り、図3は、図1に示した要部拡大断面図であり、図1
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0057】図2において、ピックアップローラ信号
は、ピックアップローラ60の駆動を制御する信号でH
レベルで駆動状態を、Lレベルで停止状態を現す。給紙
センサ信号は、給紙ローラ61の下流に配置された給紙
センサ68の出力信号で、Hレベルで紙有状態を、Lレ
ベルで紙無状態を現す。排紙センサ信号は、定着器63
の下流に配置された排紙センサ69の出力信号で、Hレ
ベルで紙有状態を、Lレベルで紙無状態を現す。
【0058】T1は1頁目の紙を給紙するため、ピック
アップローラ60の駆動を開始したタイミングを示し、
T2は1頁目の紙の先端が給紙センサ68に達したタイ
ミングを示し、T3は1頁目の紙の後端が給紙センサ6
8から抜けたタイミングを示し、T4は1頁目の紙の先
端が排紙センサ69に達したタイミングを示し、T5は
1頁目の紙の後端が排紙センサ69から抜けたタイミン
グを示し、T6は2頁目の紙を給紙するためピックアッ
プローラ60の駆動を開始したタイミングを示し、T7
は2頁目の紙の先端が給紙センサ68に達したタイミン
グを示し、T8は2頁目の紙の後端が給紙センサ68か
ら抜けたタイミングを示し、T9は2頁目の紙の先端が
排紙センサ69に達したタイミングを示し、T10は2
頁目の紙の後端が排紙センサ69から抜けたタイミング
を示す。このタイミングに対し本実施例では以下の紙づ
まり検知を行っている。 (1)給紙不良検知 ピックアップローラ60を駆動(タイミングT1,T
6)してから所定時間t1秒以内に給紙センサ68に紙
の先端が達していないとき紙づまりと判断する。 (2)給紙滞留検知 給紙センサ68で紙の先端を検知(タイミングT2,T
7)してから所定時間t2秒以内に給紙センサ68から
紙の後端が抜けていないとき紙づまりと判断する。 (3)排紙遅延検知 給紙センサ68で紙の先端を検知(タイミングT2,T
7)してから所定時間t3秒以内に排紙センサ69に紙
の先端が達していないとき紙づまりと判断している。 (4)排紙滞留検知 給紙センサ68で紙の後端を検知(タイミングT3,T
8)してから所定時間t4秒以内に排紙センサ69から
紙の後端が抜けていないとき紙づまりと判断する。 (5)定着ローラ巻付検知 排紙センサ69で紙の先端を検知(タイミングT4,T
9)してから所定時間t5秒以内に排紙センサ69から
紙が抜けているとき紙づまりと判断する。
【0059】ここで、定着器63の加熱ローラ64に紙
が巻き付く場合を上記図3の(a)〜(c)を参照しな
がら説明する。
【0060】図3の(a)に示すように加熱ローラ64
と加圧ローラ65の圧接部を通過した紙Pが排紙センサ
レバー70の前端を図3の(b)に示すように押しあげ
ると、排紙センサレバー70は軸71を中心に回動し、
後端が排紙センサ69の非遮光位置へ移動する。排紙セ
ンサ69は、排紙センサレバー70の後端を遮光板とし
て、遮光板が非遮光位置にあるとき紙有りと認識し、排
紙センサ信号をHレベルにする。
【0061】しかしながら、図3の(c)のように紙が
トナーにより加熱ローラ64に巻き付く場合は、排紙セ
ンサレバー70の前端から紙の先端が下流に戻るため、
排紙センサレバー70の後端の遮光板が排紙センサ69
の遮光位置に戻り紙無しと認識される。この巻き付き
は、紙の先端が排紙センサ69に達してから、排紙ロー
ラ66に達するまでの時間(前記所定時間t5)に発生
するもので、排紙ローラ66に紙の先端が達してから
は、排紙ローラ66の搬送力により巻き付くことはなく
なる。
【0062】以上説明した紙づまり検知を図1に示した
コントローラ部CONTのMPUがピックアップローラ
信号,給紙センサ信号,排紙センサ信号を監視して判断
している。
【0063】コントローラ部CONTでは、プログラム
が書き込まれているROM、読み書き可能な記憶手段で
あるRAM、マイクロプロセシングユニット(MPU)
等から構成され、例えば、給紙不良検知の場合は、MP
Uがピックアップローラ60を駆動すると共に、所定時
間t1に対応する各タイマカウンタを起動し、給紙セン
サ68が紙有り(給紙センサ信号がHレベル)になれ
ば、タイマカウンタを停止する。そして、タイマカウン
タがカウントアップした場合は、所定時間t1が経過し
ても給紙センサ68に紙が達していないと判断し、給紙
不良紙づまりをする。
【0064】同様の処理をほかの紙づまり検知でも行
い、紙づまりが検知されると、図4に示す構成でRAM
にデータを記憶する。
【0065】図4は、図1に示したコントローラ部CO
NTのRAMに確保される紙づまりデータの構造を説明
する図である。
【0066】この図に示すように、MSBと6thbi
tの2ビットで、紙づまりを検知したときの搬送路にあ
る紙の枚数(以降搬送枚数と称する)をRAM上にMP
Uが記憶する。搬送枚数は、ピックアップローラ60を
駆動すると1枚増加し、排紙センサ69から紙の後端が
抜けると1枚減少する。
【0067】5thbitから1stbitまでは、そ
れぞれ給紙不良,給紙滞留,排紙遅延,排紙滞留,定着
ローラ巻付の各紙づまり検知に対応し、紙づまりが発生
したとき、その紙づまりに対応するbitに「1」を記
憶する。
【0068】次に紙づまり解除処理について図5,図6
を参照しながら説明する。
【0069】図5は、図1に示したコントローラ部CO
NTに確保される紙づまり判定テーブルの一例を示す図
である。
【0070】この図に示すように、データと現在の給紙
センサ68,排紙センサ69の状態により、搬送路にあ
る紙を排紙可能かどうかを示し、図中の「−」は給紙セ
ンサ68,排紙センサ69共に紙無しのときで、自動排
紙を行う必要がないことを表し、「×」は、紙づまりデ
ータに対し、現在の給紙センサ,排紙センサの状態が変
わっていないため、自動排紙を行うことが出来ないこと
を表し、「○」は、紙づまりデータに対し、実際に紙づ
まりを起こした紙は取りのぞかれ、搬送可能な状態の紙
が搬送路にあることを表し、「△」は、紙づまりデータ
に対し、通常ではあり得ない状態を表し、本実施例では
自動排紙を行わないようにしている。
【0071】図6は本発明に係る画像形成装置における
第1の紙づまり解除処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0072】ステップ(1)では紙づまりを解除するた
め、図示していないドアが開閉されたかを判断し、ドア
が開閉されたらステップ(2)へ移る。
【0073】ステップ(2)では、給紙センサ68に紙
があるかを判断し、紙があればステップ(3)へ紙が無
ければステップ(5)へ移る。
【0074】ステップ(3)では、紙づまりデータの搬
送枚数が2枚かどうかを判断し、2枚ならばステップ
(4)へ、1枚ならばステップ(1)へ移る。
【0075】ステップ(4)では、RAMに記憶される
図4に示した紙づまりデータの2ndbitを確認し、
2ndBitが「1」のとき、すなわち排紙滞留のとき
はステップ(9)へ、2ndBitが「0」のとき、す
なわち排紙滞留ではないときはステップ(1)へ移る。
【0076】一方、ステップ(2)の判定でNOの場合
は、ステップ(5)で、排紙センサ69に紙があるかを
判断し、紙があればステップ(6)へ、紙がなければス
テップ(10)へ移る。
【0077】ステップ(6)では、紙づまりデータの搬
送枚数が2枚かどうかを判断し、2枚ならばステップ
(7)へ、1枚ならばステップ(1)へ移る。
【0078】ステップ(7)では、紙づまりデータの5
thBitを確認し、5thBitが「1」のとき、す
なわち給紙不良のときはステップ(9)へ,5thBi
tが「0」のとき、すなわち給紙不良でないときはステ
ップ(8)へ移る。
【0079】ステップ(8)では、紙づまりデータの4
thBitを確認し、4thBitが「1」のとき、す
なわち給紙滞留のときはステップ9へ、4thBitが
「0」のとき、すなわち給紙滞留でないときはステップ
(1)へ移る。
【0080】ステップ(9)では、図5に示した搬送可
能な状態(内容「○」)なので、紙の搬送を開始し、排
紙を行う。
【0081】次いで、ステップ(10)では、紙づまり
状態から回復し、印字可能な状態になる。
【0082】以下、本実施例と第1〜第3の発明の各手
段との対応及びその作用について説明する。
【0083】第1の発明においては、搬送路を介して機
内に搬送手段(ピックアップローラ60,レジストロー
ラ(給紙ローラ)61,排紙ローラ66等)により搬送
される記録媒体に所定の画像形成プロセスを実行して画
像形成された前記記録媒体を機外に排出する画像形成装
置において、前記搬送路上を搬送される前記記録媒体の
前後端が前記搬送路上の所定位置を通過する状態を検知
する複数の検知手段(給紙センサ68,排紙センサ6
9)と、各検知手段による前記記録媒体の前後端の検知
状態を所定時間監視して異なる搬送ジャム状態を判別す
る判別手段(コントローラ部CONTのMPU)と、こ
の判別手段が判別した異なる搬送ジャム状態を記憶する
記憶手段(コントローラ部CONTのRAM)と、各検
知手段の検知状態と前記記憶手段に記憶された異なる搬
送ジャム状態とから搬送ジャム状態となった前記搬送路
上の記録媒体を自動排紙可能または自動排紙不可の何れ
の状態であるかを判定する判定手段(コントローラ部C
ONTのMPU)と、この判定手段が自動排紙可能状態
と判定した場合に、前記搬送手段の駆動を制御して前記
搬送路上にジャム状態として停止している記録媒体を機
外に排出するジャム解除手段(コントローラ部CONT
のMPU)とを設けたので、各給紙センサ68,排紙セ
ンサ69の検知状態とコントローラ部CONTのRAM
に記憶された異なる搬送ジャム状態とから搬送ジャム状
態となった前記搬送路上の記録媒体を自動排紙可能また
は自動排紙不可の何れの状態であるかを判定するコント
ローラ部CONTのMPUが自動排紙可能状態と判定し
た場合に、ピックアップローラ60,レジストローラ6
1,排紙ローラ66等の駆動を制御して前記搬送路上に
ジャム状態として停止している記録媒体を機外に排出し
て、搬送路の機器を損傷させる恐れのある記録媒体の位
置を確実に捉えて安全かつ短時間に機外に排出可能とす
る。
【0084】第2の発明においては、判定手段(コント
ローラ部CONTのMPUの機能による)が自動排紙不
可状態と判定した場合に、判別手段(コントローラ部C
ONTのMPUの機能による)が判別した異なる搬送ジ
ャム状態を保持して、搬送路の機器を損傷させる恐れの
ある記録媒体の自動排紙を確実に制限することが可能と
なる。
【0085】第3の発明においては、ジャム解除手段
(コントローラ部CONTのMPUの機能による)によ
る記録媒体の機外への排出中は、判別手段が監視する所
定時間を各検知手段が記録媒体を検知してからの経過時
間に応じて補正して、不必要な搬送手段の駆動を制限し
つつ、搬送路の機器を損傷させる恐れのある記録媒体の
自動排紙を確実に制限することが可能となる。
【0086】以上説明したように、紙づまりデータと現
在の給紙センサ,排紙センサの状態により、紙づまりを
解除しようとしたとき、自動排紙が可能かどうかを判断
することで無理な自動排紙により機器にダメージを与え
ない。
【0087】図7は本発明の他の実施例を示す画像形成
装置における紙詰まりデータの構造を説明する図であ
り、上記紙づまりデータと同様にRAMに記憶するデー
タである。
【0088】図において、MPUの給紙センサ紙有カウ
ンタ部は、RAM上に確保される上位,下位2Byte
のカウント値記憶領域に、給紙された紙が給紙センサ6
8に達すると「0」から「10」msecおきにカウン
トをインクリメントし、給紙センサ68の紙が通過して
いる時間を計っている。
【0089】同様にMPUの排紙センサ紙有カウンタ部
は、RAM上に確保される上位,下位2Byteのカウ
ント値記憶領域に、搬送された紙が排紙センサ69に達
すると「0」から「10」mSecおきにカウンをイン
クリメントし、排紙センサ69の紙が通過している時間
を計っている。
【0090】このように複数のカウンタ部を設け、上述
した紙づまりが発生すると、紙づまりデータと共に給紙
センサ紙有カウンタと排紙センサ紙有カウンタの値をR
AM上に記憶する。
【0091】次に、紙づまり状態を解除するため、ドア
の開閉を行い上述したように紙づまりデータによる自動
排紙を行うか否かの判断をし、自動排紙を行う場合に、
以下に示すような紙づまり検知を行う。
【0092】すなわち、排紙センサ69に紙が有る状態
で自動排紙をする場合は、排紙センサ紙有カウントに記
憶されたデータに応じた時間txを用いて排紙滞留紙づ
まり検知として排紙のため駆動を開始してからt4−t
x時間以内に排紙センサ69から紙の後端が抜けないと
き紙づまりと判断する。
【0093】一方、給紙センサ68に紙が有る状態で自
動排紙をする場合は、給紙センサ紙有カウンタ部にカウ
ントされRAMに記憶されたデータに応じた時間tyを
用いて、給紙滞留紙づまり検知として、排紙のため駆動
を開始してからt4−Ty時間以内に給紙センサ68か
ら紙の後端が抜けないとき紙づまりと判断する。
【0094】また排紙遅延紙づまり検知として排紙のた
め駆動を開始してからt3−ty時間以内に排紙センサ
69に紙の先端が達しないとき紙づまりと判断する。排
紙滞留紙づまり検知については通常と同じものを行う。
【0095】以上説明したように、紙づまりを検知した
ときに、給紙センサと排紙センサに通過している紙の通
過時間を記憶し、自動排紙を行うときの紙づまり検知の
検知時間を記憶した時間で補正することで自動排紙のと
きに無理な駆動を少なくし、機器にダメージを与えずに
済む。
【0096】また、実施例では、記憶手段としてRAM
を用いているが、例えばEEPROM(Electrically E
rasable Programmable ROM)等の不揮発性の記憶素子を
用いることで、紙づまり中に電源を落とされても、電源
再投入のときに自動排紙を行うこともできる。 〔第2実施例〕図8は本発明の第2実施例を示す画像形
成装置の制御構成を説明するブロック図であり、図30
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0097】図において、101Aは通常時におけるジ
ャム検出,自動排紙時におけるジャム検出および通常印
字時の機内紙位置検出部を有するエンジン制御部であ
る。107はジャムリカバリーの自動排紙紙処理をエン
ジン制御部101Aの指示に基づき行う自動排紙制御部
である。
【0098】以下、本実施例と第4,第5の発明の各手
段との対応及びその作用について図8等を参照して説明
する。
【0099】第4の発明は、搬送路を介して機内に搬送
手段により搬送される記録媒体に所定の画像形成プロセ
スを実行して画像形成された前記記録媒体を機外に排出
する画像形成装置において、前記搬送路上を搬送される
前記記録媒体の前後端が前記搬送路上の所定位置を通過
する状態を検知する複数の検知手段(レジストセンサ
(給紙センサ)68,排紙センサ69)と、各検知手段
による搬送される前記記録媒体の先後端の検知状態に基
づいて搬送異常を検出する第1の検出手段(通常ジャム
検出部101A−1)と、この第1の検出手段により搬
送異常が検出された場合に、前記搬送手段を駆動して搬
送路上の記録媒体を機外に排出搬送する自動排紙手段
(自動排紙制御部107)と、この自動排紙手段による
記録媒体の搬送中に、各検知手段による搬送される前記
記録媒体の先後端の検知状態に基づいて自動排紙搬送異
常を検出する第2の検出手段(自動排紙ジャム検出部1
01A−2)と有するので、通常ジャム検出部101A
−1により搬送異常が検出された場合に、前記搬送手段
を駆動して搬送路上の記録媒体を機外に排出搬送する自
動排紙制御部107による記録媒体の搬送中に、各レジ
ストセンサ68,排紙センサ69による搬送される前記
記録媒体の先後端の検知状態に基づいて自動排紙ジャム
検出部101A−2が自動排紙搬送異常を検出して、自
動排紙処理中におけるジャムを確実に検出することを可
能とする。
【0100】第5の発明は、第2の検出手段(自動排紙
ジャム検出部101A−2)は、記憶媒体の機内ジャム
位置から算定される監視時間中、各レジストセンサ6
8,排紙センサ69による搬送される前記記録媒体の先
後端の検知状態に基づいて自動排紙搬送異常を検出し
て、記録媒体が搬送路上の任意のジャム位置で停止して
も、該自動排紙ジャムとなっている記録媒体の位置を短
時間に検出することを可能とする。
【0101】以下、図9に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係る画像形成装置における自動排紙処理
動作について説明する。
【0102】図9は本発明に係る画像形成装置における
第1の自動排紙処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0103】ジャムのリカバリーは、ジャム発生後ユー
ザがジャム発生部のドアを開け、用紙を取り除いてから
ドアを閉めた場合などに行われる。また、排紙部におけ
るジャムが発生し、プリンタが停止してからユーザがプ
リンタドアを開け、排紙部の用紙を取り除き再度プリン
トドアが閉められた場合を示す。また、機内残留紙は先
端が排紙センサ69とレジストセンサ68の間にあり、
後端はレジストセンサ68より搬送方向に対して上流側
に存在しているとしている。
【0104】先ず、自動排紙モードに入ると、排紙セン
サ69の状態をチェックする(1)。排紙センサ69に
用紙が存在する場合には即座にジャム処理を行う。
【0105】一方、ステップ(1)で排紙センサ69に
用紙がないと判定された場合には、自動排紙モードとな
り搬送系を駆動する(2)。次いで、自動排紙時間とし
て機内紙が十分に排出できる時間T0をセットする
(3)。
【0106】次いで、レジストセンサ68の紙有無をチ
ェックする(4)。つまり、この場合レジストローラ部
の用紙もユーザにより取り除かれたことを考慮してい
る。
【0107】ステップ(4)の判定で、レジストセンサ
紙無しの場合にはジャム検出は実行せず、タイマが時間
T0が経過するまで搬送系を駆動する(5),(6)を
実行して、ステップ(4)に戻る。
【0108】一方、ステップ(4)の判定でYESの場
合は、用紙位置情報を読み取り(7)、その情報に基づ
いた排紙遅延ジャム検出タイマに時間T2をセットする
(8)。
【0109】次いで、ジャムタイマ(エンジン制御部1
01Aに設けられる)が時間T2の計時を終了するのを
待機し(9)、タイマ計時を終了したら、排紙センサ6
9が紙有りを検出しているかどうかを判定し(10)、
YESならば滞留ジャム検出処理を実行し、NOならば
ジャム処理を実行する。
【0110】以下、上記ステップ(7)で読み取る位置
情報から排紙遅延ジャム検出タイマのセット値算出方法
を以下に示す。この場合の位置情報とは、プリンタコン
トローラ100から/VSYNC信号を受け、レジスト
ローラ61を再起動してからの時間情報と搬送スピード
とから算出される。その算出アルゴリズムを図10に示
す。
【0111】図10は、図8に示したエンジン制御部1
01Aによる用紙位置検出処理手順の一例を示すフロー
チャートである。なお、(1)〜(6)は各ステップを
示す。
【0112】プリンタコントローラ100から/VSY
NC信号を受信したかどうかチェックした結果(1)、
/VSYNC信号を受信したと判断した場合には、位置
検出のためのカウントアップタイマ(エンジン制御部1
01Aに設けられる)をセットする(2)。このカウン
トアップタイマはその後、排紙センサ紙有りとなると
(3)、このカウントアップタイマはクリアされる
(4)。
【0113】従って、自動排紙の排紙遅延ジャム検出時
によりこのカウントアップタイマの値がクリアされてい
れば、用紙先端位置はレジストセンサ68と排紙センサ
69の間にはないことを示している。
【0114】また、/VSYNC信号を受信した後
(1)、排紙センサ69に用紙が到達する以前に、他の
要因で通常ジャム検出がジャムを検出した場合には
(5)、カウントアップタイマを停止し(6)、そのタ
イマ値をRAMに記憶する。
【0115】従って、排紙センサ69とレジストセンサ
68の間のどの位置に用紙先端が存在しているかを知る
には、レジストセンサ68から排紙センサ69までの距
離(L1(mm)),搬送スピード(Vp(mm/se
c)),タイマ値(T1(sec))とすると排紙セン
サ69から用紙先端までの距離L2は、下記第(1)式
より算出される。
【0116】 L2=L1−Vp*T1 ……(1) この情報から、図9に示したフローチャートでの自動排
紙時の排紙遅延ジャムタイマ値T2は、下記第(2)式
より決定される。
【0117】 T2=(L2/Vp)+Tm=(L1/Vp)−T1+Tm……(2) なお、第(2)式中びTmはジャム検出時のマージンで
あり、例えば搬送時の20mmや30mmに相当する時
間を設定する。
【0118】図11は本発明に係る画像形成装置におけ
る第2の自動排紙処理手順の一例を示すフローチャート
である。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0119】なお、本実施例では、通常印字中に排紙部
ジャムが発生した時、他の用紙先端がレジストセンサ6
8の手前に存在していた場合の処理を示している。この
場合、自動排紙に入る前の排紙センサ69のチェックは
前述従来例と同様であるが、その後の処理が異なる。
【0120】すなわち、自動排紙モードに入ると、排紙
センサ69の状態をチェックする(1)。排紙センサ6
9に用紙が存在する場合には即座にジャム処理を行う。
【0121】一方、ステップ(1)で排紙センサ69に
用紙がないと判定された場合には、自動排紙モードとな
り搬送系を駆動する(2)。次いで、自動排紙時間とし
て機内残留紙が十分に排出できる時間T0をセットする
(3)。
【0122】次いで、レジストセンサ68の紙有無をチ
ェックする(4)。この場合、用紙先端はレジストセン
サ68の手前にあるので、レジストセンサ68チェック
の時点で、レジストセンサ紙無しの場合には自動排紙タ
イマ(T0)が終了するのを待ちつつ再度レジストセン
サ68のチェックを行っている(7),(8)。
【0123】レジストセンサ68の手前にあった用紙が
自動排紙による搬送系の駆動により、レジストセンサ位
置まで搬送されてからは、自動排紙時間T0をタイマに
再度セットする(6)。つまり、時間T0は用紙がレジ
ストセンサ部から搬送して、十分排出できる時間に設定
されている。また、ここでは前述実施例のように、用紙
先端位置を算出する必要はないため時間T2の値は、 T2=(L1/Vp)+Tm ……(3) という固定値にセットされる。
【0124】このような処理によりレジスト前に用紙が
存在する場合においても前述実施例と同様の処理が可能
である。
【0125】また、その後の排紙滞留ジャムの検出は、
レジストセンサ紙無しとなってから(L1/Lp)+T
m経過後の排紙センサの紙有無情報により、紙有りでジ
ャムとすれば実施できる。
【0126】上記第1,2の自動排紙処理では、自動排
紙開始直前に排紙センサ69の紙有無をチェックし、排
紙センサ紙有りの時は即ジャムとしているが、プリンタ
の特性によっては、以下の用紙位置検出処理を実行する
ことにより排紙センサ紙有無状態でも自動排紙可能な場
合がある。
【0127】図12は本発明に係る画像形成装置におけ
る他の用紙位置検出処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(11)は各ステップを示
す。
【0128】先ず、/VSYNC信号を受信した後
(1)、排紙センサ紙有無をチェックし(2)、紙有り
となる以前にジャムが発生した場合は(3)、前述の通
りの処理を行うが、説明は省略する。
【0129】一方、ステップ(2)で排紙センサ紙有り
となった場合には、カウントアップタイマT3をセット
する(4)。その後、レジストセンサ68が後端を検出
したかどうかをチェックし(5)、レジストセンサ紙無
し(つまり後端を検出)となる以前にジャムが発生した
場合には(6)、通紙中の紙サイズ(Lp(mm)とす
る)が分かっているので、カウントアップタイマT3を
停止して(7)、検出処理を終了する。なお、用紙後端
位置はレジストセンサ68の手前L3(mm)を下記第
(4)式に基づいて算出される。
【0130】 L3=Lp−(L1+Vp*T3) ……(4) また、レジストセンサ紙無し検出後は、カウントアップ
タイマを時間T4の間起動する(8)。その後、排紙セ
ンサ紙無しとなれば(9),(10)、機内紙はすべて
排出されたと判断し、カウントアップタイマT4をクリ
アする(11)。
【0131】一方、排紙センサ紙無しとなる以前にジャ
ムが発生した場合には、用紙後端位置は下記第(5)式
に基づいて排紙センサ69の手前L4(mm)と算出さ
れる。
【0132】 L4=Lp−Vp*T4 ……(5) 以上の結果から、自動排紙時にT4=0でT4≠0の場
合には、(L3/Vp)+Tmの時間でレジストセンサ
紙無しを、また、T4≠0,T3≠0の場合には(L4
/Vp)+Tmの時間で排紙センサ紙無しを検出するこ
とで、機内残留紙の滞留ジャムを検出すればよいことに
なる。 〔第3実施例〕以下、図32に示した画像形成装置を利
用したジャム判定処理について図13〜図17に示すフ
ローチャート(プリント要求(/PRNT=”Lo
w”)からプリント終了までのシーケンス)および図1
を参照しながら説明する。
【0133】なお、紙搬送経路に設けたレジストセンサ
68,排紙センサ69によって紙搬送不良(ジャム)が
検出可能な図1に示した画像形成装置を例とする。
【0134】以下、本実施例と第6〜第8の発明の各手
段との対応及びその作用について図1等を参照して説明
する。
【0135】第6の発明は、搬送路を介して機内に搬送
手段(ピックアップローラ60,レジストローラ61,
排紙ローラ66等)により搬送される記録媒体に所定の
画像形成プロセスを実行して画像形成された前記記録媒
体を機外に排出する画像形成装置において、前記搬送路
上を搬送される前記記録媒体の前後端が前記搬送路上の
上流側または下流側の所定位置を通過する状態を検知す
る第1および第2の検知手段(レジストセンサ68,排
紙センサ69)と、異なる搬送ジャム状態を判別するた
めの異なる複数の監視時間を設定する設定手段(コント
ローラ部CONTのMPUの機能による)と、この設定
手段により設定された各監視時間を計時する計時手段
(コントローラ部CONTのMPUのタイマ機能によ
る)と、この計時手段による前記各監視時間の計時終了
する間、前記第1または第2の検知手段の出力に基づい
て異なる搬送ジャム状態を判別する判別手段(コントロ
ーラ部CONTのMPUの機能による)と、この判別手
段が判別した異なる搬送ジャム状態に基づいて前記搬送
ジャム状態となった前記搬送路上の記録媒体に対して異
なるリカバリー処理を施して画像形成可能な状態に復帰
させるジャム解除手段(コントローラ部CONTのMP
Uが搬送手段の駆動を制御することによる)とを設け、
計時手段による前記各監視時間の計時終了する間、前記
第1または第2の検知手段の出力に基づいて異なる搬送
ジャム状態を判別するコントローラ部CONTのMPU
が判別した異なる搬送ジャム状態に基づいて前記搬送ジ
ャム状態となった前記搬送路上の記録媒体に対して異な
るリカバリー処理(ジャム紙の搬送処理)を施して画像
形成可能な状態に復帰させ、搬送ジャムとなった記録媒
体の状態に応じて柔軟な自動排紙処理を可能とする。
【0136】第7の発明は、判別手段(コントローラ部
CONTのMPUの機能による)は、計時手段による前
記各監視時間の計時終了する間、前記第1または第2の
検知手段の出力に基づいて異なる排紙遅延ジャム,排紙
滞留ジャム,給紙遅延ジャム,給紙滞留ジャムのいずれ
かを後述するフローチャートに従って判別して、各ジャ
ムに応じて異なる自動排紙処理を可能とする。
【0137】第8の発明は、判別手段(コントローラ部
CONTのMPUの機能による)が給紙遅延ジャム,給
紙滞留ジャムのいずれかを後述するフローチャートに従
って判別した場合に、搬送手段を駆動して搬送路上の記
録媒体を機外に自動排出して、自動排紙により機内損傷
を発生する恐れのない位置で搬送ジャムとなった記録媒
体を確実に排紙することを可能とする。
【0138】図13は本発明の第3実施例を示す画像形
成装置におけるジャム検知メイン処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(8)は各ステ
ップを示す。
【0139】先ず、/PRNT信号が「Low」になる
とPickUp動作を開始し(1)、給紙動作が開始さ
れる。ここで、詳細は後述するジャム検知1タスクが起
動する。
【0140】ここでは、レジストセンサ22に紙が到達
するまでの時間を検出している。レジストセンサ紙有り
になると垂直同期要求信号(/VSREQ)がエンジン
側からプリンタコントローラ側に出力され(3)、垂直
同期信号(/VSYNC信号)受信待ちとなる(4)。
【0141】この様にして、/VSYNC信号を受信す
ると、レジストローラが再起動し(5)、順次ジャム検
知2タスク(6),ジャム検知3タスク(7),ジャム
検知4タスク(8)が起動する。
【0142】それぞれジャム検知2タスクでは排紙セン
サに紙が到達する時間、ジャム検知3タスクではレジス
トセンサが紙無し状態になる時間、ジャム検知4タスク
では排紙センサが紙無し状態になる時間を検出してい
る。
【0143】図14は、図13に示したジャム検知1タ
スクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0144】先ず、図示しないタイマにレジストセンサ
22に紙が到達するまでの時間をセットし(1)、レジ
ストセンサ22が紙有りを検出したかどうかを判定し
(2)、NOならばタイマがタイムオーバーとなったか
どうかを判定し(3)、NOならばステップ(2)に戻
り、YESならば給紙遅延ジャムが発生していると判定
し(4)、給紙遅延ジャムを検出して処理を終了する。
【0145】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0146】図15は、図13に示したジャム検知2タ
スクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0147】先ず、図示しないタイマに排紙センサ14
に紙が到達する時間をセットし(1)、レジストセンサ
22が紙有りを検出したかどうかを判定し(2)、NO
ならばタイマがタイムオーバーとなったかどうかを判定
し(3)、NOならばステップ(2)に戻り、YESな
らば給紙遅延ジャムが発生していると判定し(4)、排
紙遅延ジャムを検出して処理を終了する。
【0148】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0149】図16は、図13に示したジャム検知3タ
スクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0150】先ず、図示しないタイマにレジストセンサ
22が紙無し状態になる時間をセットし(1)、レジス
トセンサ22が紙有りを検出したかどうかを判定し
(2)、NOならばタイマがタイムオーバーとなったか
どうかを判定し(3)、NOならばステップ(2)に戻
り、YESならば給紙遅延ジャムが発生していると判定
し(4)、給紙滞留ジャムを検出して処理を終了する。
【0151】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0152】図17は、図13に示したジャム検知4タ
スクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0153】先ず、図示しないタイマに排紙センサ14
が紙無し状態になる時間をセットし(1)、レジストセ
ンサ22が紙有りを検出したかどうかを判定し(2)、
NOならばタイマがタイムオーバーとなったかどうかを
判定し(3)、NOならばステップ(2)に戻り、YE
Sならば給紙遅延ジャムが発生していると判定し
(4)、排紙滞留ジャムを検出して処理を終了する。
【0154】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0155】各ジャム検知タスクでは、設定された時間
を越えても規定された紙有無状態に遷移しないと、ジャ
ム状態となる。
【0156】図18は、図13に示した各ジャム検知タ
スクによるジャム状態からのリカバリー処理手順の一例
を示すフローチャートである。なお、(1)〜(8)は
各ステップを示す。
【0157】ジャムリカバリーはドアオープン/クロー
ズによって行うが(1),(2)、ドアクローズ時にレ
ジストセンサ22あるいは排紙センサ14が紙有り状態
であると(3)、ドアオープン以前のジャム状態を検知
し(4)〜(6)、排紙遅延ジャム、排紙滞留ジャムな
らば、再びジャム状態となるため、ステップ(1)に戻
る。
【0158】一方、給紙遅延ジャム、給紙滞留ジャムな
ら(7)、機内残留紙は自動排紙し(8)、スタンバイ
状態(プリント要求待ち状態)となる。
【0159】このようなジャムリカバリー方法によりプ
リンタ使用上の操作性が向上する。 〔第4実施例〕図19は本発明の第4実施例を示す画像
形成装置の構成を説明する概略断面図であり、図32と
同一のものには同一の符号を付してあり、特に、本実施
例の画像形成装置は両面印字可能な例に対応する。
【0160】図において、24は手差し給紙口から用紙
を搬送路に送り込む手差し給紙ローラである。21は給
紙された用紙の先端が突き当てられ、斜行を補正すると
共に感光体ドラム1への画像書き込みと紙搬送の同期を
とるレジストローラである。22は用紙の先端を検出す
ると共に給紙された用紙の搬送方向の長さを測定する為
のレジストセンサ、15は定着後の用紙を排出する排紙
ローラ、14は定着後の用紙の有無を検出する排紙セン
サである。32は紙搬送方向を切り替えるスイッチ(フ
ラッパー)、30は紙搬送の再給紙の同期をとる紙搬送
ローラ、31は再給紙の為の紙有無を検出する両面セン
サである。25はドアの開閉を検出するドアスイッチで
ある。
【0161】図20は本発明の第4実施例を示す画像形
成装置におけるジャム検知メイン処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(11)は各ス
テップを示す。
【0162】先ず、/PRNT信号が”Low”になる
と、PickUp動作を開始し(1)、給紙動作が開始
される。ここで、給紙遅延ジャム検知タスク(ジャム検
知1タスク)を起動し(2)、レジストセンサ22に紙
が到達するまでの時間を検出している。レジストセンサ
紙有りになると、垂直同期要求信号(/VSREQ)が
エンジン側からコントローラ側に出力され(3)、垂直
同期信号(/VSYNC)受信待ち状態となる(4)。
/VSYNC信号を受信すると、レジストローラ21が
再起動し(5)、順次、排紙遅延ジャム検知タスク(ジ
ャム検知2タスク)、給紙滞留ジャム検知タスク(ジャ
ム検知3タスク),排紙滞留ジャム検知タスク(ジャム
検知4タスク)が起動する(6)〜(8)。
【0163】次いで、両面印字の場合フラッパー32に
より用紙は両面用の紙搬送経路を使用する為、両面プリ
ント2回目かどうかを判定し(9)、YESならばプリ
ン処理を終了し、NOならば両面センサ31により遅延
ジャム検知タスク,滞留ジャム検知タスクが順次起動し
て(10),(11)、ステップ(1)に戻る。
【0164】なお、各ジャム検知タスクで設定された時
間を越えても規定された紙有無状態に遷移しないと後述
するようにジャム状態となる。
【0165】図21は、図20に示したジャム検知1タ
スクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0166】先ず、図示しないタイマにレジストセンサ
22に紙が到達するまでの時間をセットし(1)、レジ
ストセンサ22が紙有りを検出したかどうかを判定し
(2)、NOならばタイマがタイムオーバーとなったか
どうかを判定し(3)、NOならばステップ(2)に戻
り、YESならば遅延ジャムが発生していると判定し
(4)、遅延ジャムを検出して処理を終了する。
【0167】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0168】図22は、図20に示したジャム検知2タ
スクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0169】先ず、図示しないタイマに排紙センサ14
に紙が到達する時間をセットし(1)、排紙センサ14
が紙有りを検出したかどうかを判定し(2)、YESな
らばタイマがタイムオーバーとなったかどうかを判定し
(3)、NOならばステップ(2)に戻り、YESなら
ば滞留ジャムが発生していると判定し(4)、滞留ジャ
ムを検出して処理を終了する。
【0170】一方、ステップ(2)の判定でNOの場合
はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0171】図23は、図20に示した各ジャム検知タ
スクによるジャム状態からのリカバリー処理手順の一例
を示すフローチャートである。なお、(1)〜(10)
は各ステップを示す。
【0172】先ず、ジャムリカバリーはドアオープン/
クローズによって行うが(1),(2)、ドアクローズ
されるとレジストセンサ22,排紙センサ14あるいは
両面センサ31のいずれかが紙有り状態であると
(3)、ドアオープン以前のジャム状態を検知し(4)
〜(8)、排紙遅延ジャム,排紙滞留ジャム,両面遅延
ジャム(4)〜(6)ならば再びジャム状態となるた
め、ステップ(1)に戻る。
【0173】一方、上記以外のジャム状態なら(7),
(8)、給紙滞留ジャムとして(9)、機内紙は自動排
紙し(10)、スタンバイ状態(プリント要求待ち状
態)に遷移する。
【0174】以下、レジストセンサ22と排紙センサ1
4の距離が長い画像形成装置、つまり紙搬送経路が長い
画像形成装置におけるジャム処理について説明する。 〔第5実施例〕図24は本発明の第5実施例を示す画像
形成装置におけるジャム検知メイン処理手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1)〜(8)は各ス
テップを示す。
【0175】先ず、/PRNT信号が「Low」になる
とPickUp動作を開始し(1)、給紙動作が開始さ
れる。ここで、詳細は後述するジャム検知1タスクが起
動する(2)。
【0176】ここでは、レジストセンサ22に紙が到達
するまでの時間を検出している。レジストセンサ紙有り
になると垂直同期要求信号(/VSREQ)がエンジン
側からプリンタコントローラ側に出力され(3)、垂直
同期信号(/VSYNC信号)受信待ちとなる(4)。
【0177】この様にして、/VSYNC信号を受信す
ると、レジストローラが再起動し(5)、順次ジャム検
知21タスク(6),ジャム検知31タスク(7),ジ
ャム検知4タスク(8)が起動する。
【0178】図25は、図24に示したジャム検知21
タスクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0179】先ず、図示しないタイマに排紙センサ14
に紙が到達する時間をセットし(1)、レジストセンサ
22が紙有りを検出したかどうかを判定し(2)、NO
ならばタイマがタイムオーバーとなったかどうかを判定
し(3)、NOならばステップ(2)に戻り、YESな
らば給紙滞留ジャムが発生していると判定し(4)、給
紙滞留ジャム状態を検出して処理を終了する。
【0180】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0181】図26は、図24に示したジャム検知31
タスクの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0182】先ず、図示しないタイマにレジストセンサ
22が紙無し状態になる時間をセットし(1)、レジス
トセンサ22が紙有りを検出したかどうかを判定し
(2)、YESならばタイマがタイムオーバーとなった
かどうかを判定し(3)、NOならばステップ(2)に
戻り、YESならば排紙遅延ジャムが発生していると判
定し(4)、排紙遅延ジャムを検出して処理を終了す
る。
【0183】一方、ステップ(2)の判定でNOの場合
はタイマをリセットして(5)、リターンする。
【0184】図27は、図24に示した各ジャム検知タ
スクによるジャム状態からのリカバリー処理手順の一例
を示すフローチャートである。なお、(1)〜(8)は
各ステップを示す。
【0185】先ず、ジャムリカバリーはドアオープン/
クローズによって行うが(1),(2)、ドアクローズ
するとレジストセンサ22あるいは排紙センサ14が紙
有り状態であると(3)、ドアオープン以前のジャム状
態を検知し(4)〜(6)、給紙遅延ジャムならば
(7)、機内残留紙は自動排紙し(8)、スタンバイ状
態に遷移するが、それ以外のジャム状態ならばステップ
(1)に戻り、再びジャム状態となる。 〔第6実施例〕プリント動作中にドアオープン状態にな
ると、定着器温調,高圧光学および用紙搬送系モータが
すべて停止する。この時、通過中の用紙はジャム状態と
同等の状態である。
【0186】このようなドアオープンジャムはドアクロ
ーズによって、各センサのいずれかが紙有り状態であれ
ば、自動排紙し、スタンバイ状態に遷移する。このジャ
ムリカバリーシーケンスを図28に示す。
【0187】図28は本発明の第6実施例を示す画像形
成装置におけるジャムリカバリー処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステ
ップを示す。
【0188】プリント中に図示しない本体のドアがオー
プンされると(1)、定着器温調,高圧光学および用紙
搬送系モータがすべて停止する。次いで、ドアクローズ
をドアスイッチ25等で検知すると(2)、レジストセ
ンサ22あるいは排紙センサ14が紙有り状態かどうか
を判定し(3)、NOならばスタンバイ状態に復帰し、
YESならば自動排紙処理を実行した後(4)、スタン
バイ状態に復帰する。 〔第7実施例〕なお、上記各実施例において、ジャムリ
カバリー時の自動排紙中にジャムが発生する場合もあ
る。なぜなら自動排紙モードはプリンタに通紙可能な最
大紙サイズのプリントタイミングで排紙するためであ
る。そこで、自動排紙モード中に発生したジャムのリカ
バリーシーケンスを実行するように構成してもよい。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、各検知手段の検知状態と前記記憶手段
に記憶された異なる搬送ジャム状態とから搬送ジャム状
態となった前記搬送路上の記録媒体を自動排紙可能また
は自動排紙不可の何れの状態であるかを判定する判定手
段が自動排紙可能状態と判定した場合に、ジャム解除手
段が搬送手段の駆動を制御して前記搬送路上にジャム状
態として停止している記録媒体を機外に排出するので、
搬送路の機器を損傷させる恐れのある記録媒体の位置を
確実に捉えて安全かつ短時間に機外に排出することがで
きる。
【0190】第2の発明によれば、判定手段が自動排紙
不可状態と判定した場合に、判別手段が判別した異なる
搬送ジャム状態を保持するので、搬送路の機器を損傷さ
せる恐れのある記録媒体の自動排紙を確実に制限するこ
とができる。
【0191】第3の発明によれば、ジャム解除手段によ
る記録媒体の機外への排出中は、判別手段が監視する所
定時間を各検知手段が記録媒体を検知してからの経過時
間に応じて補正するので、不必要な搬送手段の駆動を制
限しつつ、搬送路の機器を損傷させる恐れのある記録媒
体の自動排紙を確実に制限することができる。
【0192】第4の発明によれば、第1の検出手段によ
り搬送異常が検出された場合に、前記搬送手段を駆動し
て搬送路上の記録媒体を機外に排出搬送する自動排紙手
段による記録媒体の搬送中に、各検知手段による搬送さ
れる前記記録媒体の先後端の検知状態に基づいて第2の
検出手段が自動排紙搬送異常を検出するので、自動排紙
処理中におけるジャムを確実に検出することができる。
【0193】第5の発明によれば、第2の検出手段は、
記憶媒体の機内ジャム位置から算定される監視時間中、
各検知手段による搬送される前記記録媒体の先後端の検
知状態に基づいて自動排紙搬送異常を検出するので、記
録媒体が搬送路上の任意のジャム位置で停止しても、該
自動排紙ジャムとなっている記録媒体の位置を短時間に
検出することができる。
【0194】第6の発明によれば、計時手段による前記
各監視時間の計時終了する間、前記第1または第2の検
知手段の出力に基づいて異なる搬送ジャム状態を判別す
る判別手段が判別した異なる搬送ジャム状態に基づいて
ジャム解除手段が前記搬送ジャム状態となった前記搬送
路上の記録媒体に対して異なるリカバリー処理を施して
画像形成可能な状態に復帰させるので、搬送ジャムとな
った記録媒体の状態に応じて柔軟な自動排紙処理を行う
ことができる。
【0195】第7の発明によれば、判別手段は、計時手
段による前記各監視時間の計時終了する間、前記第1ま
たは第2の検知手段の出力に基づいて異なる排紙遅延ジ
ャム,排紙滞留ジャム,給紙遅延ジャム,給紙滞留ジャ
ムのいずれかを判別するので、各ジャムに応じて異なる
自動排紙処理を行うことができる。
【0196】第8の発明によれば、判別手段が給紙遅延
ジャム,給紙滞留ジャムのいずれかを判別した場合に、
搬送手段を駆動して搬送路上の記録媒体を機外に自動排
出するので、自動排紙により機内損傷を発生する恐れの
ない位置で搬送ジャムとなった記録媒体を確実に排紙す
ることができる。
【0197】従って、自動排紙時における記録媒体の搬
送に伴う機器への損傷を防止できるとともに、自動排紙
中における排紙ジャムをも確実に検出することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の構成を
説明する実施例であるプリンタの断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置におけるジャム検知
状態を説明するタイミングチャートである。
【図3】図1に示した要部拡大断面図である。
【図4】図1に示したコントローラ部のRAMに確保さ
れる紙づまりデータの構造を説明する図である。
【図5】図1に示したコントローラ部に確保される紙づ
まり判定テーブルの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置における第1の紙づ
まり解除処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例を示す画像形成装置におけ
る紙詰まりデータの構造を説明する図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す画像形成装置の制御
構成を説明するブロック図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置における第1の自動
排紙処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図8に示したエンジン制御部による用紙位置
検出処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像形成装置における第2の自
動排紙処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像形成装置における他の用紙
位置検出処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施例を示す画像形成装置にお
けるジャム検知メイン処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図14】図13に示したジャム検知1タスクの詳細手
順を示すフローチャートである。
【図15】図13に示したジャム検知2タスクの詳細手
順を示すフローチャートである。
【図16】図13に示したジャム検知3タスクの詳細手
順を示すフローチャートである。
【図17】図13に示したジャム検知4タスクの詳細手
順を示すフローチャートである。
【図18】図13に示した各ジャム検知タスクによるジ
ャム状態からのリカバリー処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図19】本発明の第4実施例を示す画像形成装置の構
成を説明する概略断面図である。
【図20】本発明の第4実施例を示す画像形成装置にお
けるジャム検知メイン処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図21】図20に示したジャム検知1タスクの詳細手
順を示すフローチャートである。
【図22】図20に示したジャム検知2タスクの詳細手
順を示すフローチャートである。
【図23】図20に示した各ジャム検知タスクによるジ
ャム状態からのリカバリー処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図24】本発明の第5実施例を示す画像形成装置にお
けるジャム検知メイン処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図25】図24に示したジャム検知タスクの詳細手順
を示すフローチャートである。
【図26】図24に示したジャム検知タスクの詳細手順
を示すフローチャートである。
【図27】図24に示した各ジャム検知タスクによるジ
ャム状態からのリカバリー処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図28】本発明の第6実施例を示す画像形成装置にお
けるジャムリカバリー処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図29】従来例のこの種の画像形成装置の構成を説明
する概略断面図である。
【図30】図29に示した画像形成装置の制御構成を説
明するブロック図である。
【図31】図30に示したエンジン制御部によるジャム
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図32】従来の他の画像形成装置の概略構成を説明す
る断面図である。
【図33】図32に示す画像形成装置のジャム処理動作
を説明するタイミングチャートである。
【図34】従来の画像形成装置におけるジャムリカバリ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
CONT コントローラ部 61 給紙ローラ 68 給紙センサ 69 排紙センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 徹夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高橋 敦弥 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 芹澤 洋司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路を介して機内に搬送手段により搬
    送される記録媒体に所定の画像形成プロセスを実行して
    画像形成された前記記録媒体を機外に排出する画像形成
    装置において、前記搬送路上を搬送される前記記録媒体
    の前後端が前記搬送路上の所定位置を通過する状態を検
    知する複数の検知手段と、各検知手段による前記記録媒
    体の前後端の検知状態を所定時間監視して異なる搬送ジ
    ャム状態を判別する判別手段と、この判別手段が判別し
    た異なる搬送ジャム状態を記憶する記憶手段と、各検知
    手段の検知状態と前記記憶手段に記憶された異なる搬送
    ジャム状態とから搬送ジャム状態となった前記搬送路上
    の記録媒体を自動排紙可能または自動排紙不可の何れの
    状態であるかを判定する判定手段と、この判定手段が自
    動排紙可能状態と判定した場合に、前記搬送手段の駆動
    を制御して前記搬送路上にジャム状態として停止してい
    る記録媒体を機外に排出するジャム解除手段とを具備し
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 判定手段が自動排紙不可状態と判定した
    場合に、判別手段が判別した異なる搬送ジャム状態を保
    持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 ジャム解除手段による記録媒体の機外へ
    の排出中は、判別手段が監視する所定時間を各検知手段
    が記録媒体を検知してからの経過時間に応じて補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 搬送路を介して機内に搬送手段により搬
    送される記録媒体に所定の画像形成プロセスを実行して
    画像形成された前記記録媒体を機外に排出する画像形成
    装置において、前記搬送路上を搬送される前記記録媒体
    の前後端が前記搬送路上の所定位置を通過する状態を検
    知する複数の検知手段と、各検知手段による搬送される
    前記記録媒体の先後端の検知状態に基づいて搬送異常を
    検出する第1の検出手段と、この第1の検出手段により
    搬送異常が検出された場合に、前記搬送手段を駆動して
    搬送路上の記録媒体を機外に排出搬送する自動排紙手段
    と、この自動排紙手段による記録媒体の搬送中に、各検
    知手段による搬送される前記記録媒体の先後端の検知状
    態に基づいて自動排紙搬送異常を検出する第2の検出手
    段と有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 第2の検出手段は、記憶媒体の機内ジャ
    ム位置から算定される監視時間中、各検知手段による搬
    送される前記記録媒体の先後端の検知状態に基づいて自
    動排紙搬送異常を検出することを特徴とする請求項4記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 搬送路を介して機内に搬送手段により搬
    送される記録媒体に所定の画像形成プロセスを実行して
    画像形成された前記記録媒体を機外に排出する画像形成
    装置において、前記搬送路上を搬送される前記記録媒体
    の前後端が前記搬送路上の上流側または下流側の所定位
    置を通過する状態を検知する第1および第2の検知手段
    と、異なる搬送ジャム状態を判別するための異なる複数
    の監視時間を設定する設定手段と、この設定手段により
    設定された各監視時間を計時する計時手段と、この計時
    手段による前記各監視時間の計時終了する間、前記第1
    または第2の検知手段の出力に基づいて異なる搬送ジャ
    ム状態を判別する判別手段と、この判別手段が判別した
    異なる搬送ジャム状態に基づいて前記搬送ジャム状態と
    なった前記搬送路上の記録媒体に対して異なるリカバリ
    ー処理を施して画像形成可能な状態に復帰させるジャム
    解除手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 判別手段は、計時手段による前記各監視
    時間の計時終了する間、前記第1または第2の検知手段
    の出力に基づいて異なる排紙遅延ジャム,排紙滞留ジャ
    ム,給紙遅延ジャム,給紙滞留ジャムのいずれかを判別
    することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 判別手段が給紙遅延ジャム,給紙滞留ジ
    ャムのいずれかを判別した場合に、搬送手段を駆動して
    搬送路上の記録媒体を機外に自動排出することを特徴と
    することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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