JP2024075979A - 画像形成装置 - Google Patents

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全和 廣井
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Abstract

【課題】媒体詰まりからの復帰時に、異常なサイズの媒体が装置内に残ってしまった場合でも、そのような媒体を容易に取り除くことができるようにする。【解決手段】画像形成装置100の制御部は、媒体詰まりからの復帰時に、書き出しセンサ109及び定着前センサ115の間の距離から、媒体の規格長さを減算した距離である検出監視量だけ、媒体を搬送させた後に、定着前センサ115が媒体の先端を検出した場合には、定着前センサ115が媒体を検出したタイミングで媒体の搬送を停止させる。また、制御部は、媒体を検出監視量だけ搬送する前に、定着前センサ115が媒体の先端を検出した場合には、その媒体の実際の長さを計測し、その計測された長さが規格長さよりも短い場合に、定着前センサ115が媒体の後端を検出するタイミングで媒体の搬送を停止させる。【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
紙等の媒体を搬送して、その媒体に画像を形成する画像形成装置では、媒体が装置内で詰まってしまう媒体詰まりが発生する場合がある。媒体詰まりが発生した場合には、ユーザは、画像形成装置のカバーを開けて、詰まってしまった媒体を除去することで、媒体詰まりから復帰させる。
媒体詰まりから復帰しても、詰まってしまった媒体の一部又は全部が、ユーザから見えない部分等に残っていると、再度、媒体詰まりが発生する等、ユーザの利便性を著しく損なうことになる。
これに対して、特許文献1は、媒体詰まりが発生した場合に、媒体詰まりの処理後に、画像形成中の媒体の長さ分だけ搬送を行うことで、除去されずに残ってしまった媒体を確実に検出することを可能にしている。
特開2009-84038号公報
しかしながら、従来の技術では、詰まりの処理後に、破れた媒体等のように、画像形成中の媒体よりも短い媒体が残った場合には、確実に検出することができない場合がある。このような媒体が装置内に残ってしまうと、例えば、その媒体が定着装置内で滞留してしまう可能性がある。
そこで、本開示の一又は複数の態様は、媒体詰まりからの復帰時に、異常なサイズの媒体が装置内に残ってしまった場合でも、そのような媒体を容易に取り除くことができるようにすることを目的とする。
本開示の一態様に係る画像形成装置は、現像剤像を形成する画像形成部と、媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記媒体に前記現像剤像を転写する転写部と、前記画像形成部及び前記転写部よりも、前記媒体の搬送方向において上流側に位置し、前記媒体の先端及び後端を検出する第1の検出部と、前記画像形成部及び前記転写部よりも、前記搬送方向において下流側に位置し、前記媒体の先端及び後端を検出する第2の検出部と、制御部と、を備え、前記制御部は、媒体詰まりからの復帰時に、前記第1の検出部及び前記第2の検出部の間の距離から、前記媒体の規格により定まる、前記搬送方向における前記媒体の長さである規格長さを減算した距離である検出監視量だけ、前記搬送部に前記媒体を搬送させた後に、前記第2の検出部が前記媒体の先端を検出した場合には、前記第2の検出部が前記媒体を検出したタイミングで前記搬送部に前記媒体の搬送を停止させ、前記媒体詰まりからの復帰時に、前記搬送部が前記媒体を前記検出監視量だけ搬送する前に、前記第2の検出部が前記媒体の先端を検出した場合には、前記第2の検出部が前記媒体の先端を検出してから、前記第2の検出部が前記媒体の後端を検出するまでの期間により前記媒体の長さを計測し、前記計測された長さが、前記規格長さよりも短い場合に、前記第2の検出部が前記媒体の後端を検出するタイミングで前記搬送部に前記媒体の搬送を停止させることを特徴とする。
本開示の一又は複数の態様によれば、媒体詰まりからの復帰時に、異常なサイズの媒体が装置内に残ってしまった場合でも、そのような媒体を容易に取り除くことができる。
実施の形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 画像形成装置の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、ハードウェア構成例を示すブロック図である。 画像形成装置で媒体詰まりが発生した場合の媒体検出動作を示すフローチャートである。 (A)~(E)は、媒体検出動作の補足説明を行うための概略図である。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置100の構成を概略的に示す断面図である。
画像形成装置100は、媒体供給トレイ101と、媒体供給ローラ102と、媒体供給センサ103と、レジスト中間ローラ104と、第1の入口センサ105と、第1のレジストローラ106と、第2の入口センサ107と、第2のレジストローラ108と、書き出しセンサ109と、画像形成部110A~110Dと、転写ベルト111と、駆動ローラ112と、従動ローラ113と、転写ローラ114A~114Dと、定着前センサ115と、定着部116と、排出センサ117と、排出ローラ118とを備える。
媒体供給トレイ101は、媒体を収容する媒体収容部である。
媒体供給ローラ102は、媒体供給トレイ101に収容されている一つの媒体を取り出す。
媒体供給センサ103は、媒体供給ローラ102から供給される一つの媒体を検出するセンサである。
レジスト中間ローラ104、第1のレジストローラ106及び第2のレジストローラ108は、媒体供給ローラ102により取り出された一つの媒体を、現像剤で形成された画像である現像剤像としてのトナー像を形成する画像形成部110A~110Dへと搬送する。
第1の入口センサ105、第2の入口センサ107及び書き出しセンサ109は、搬送される一つの媒体を検出するためのセンサである。
画像形成部110A~110Dは、トナー像を形成する。
図示は省略しているが、画像形成部110A~110Dの各々は、像担持体としての感光ドラムと、感光ドラムを一様に帯電させる帯電部として機能する帯電ローラと、感光ドラムに露光することで、感光ドラムに静電潜像を形成する露光部としてのLEDユニットと、感光ドラムに形成された静電潜像にトナーを付着させることによりトナー像を形成する現像部としての現像ローラとを含む。
転写ベルト111は、画像形成部110A~110Dの下を通過するように、一つの媒体を搬送する。転写ベルト111は、駆動ローラ112と、従動ローラ113とに掛け渡されており、駆動ローラ112の駆動により回転する。
画像形成部110A~110Dの下には、転写ベルト111を挟んで、転写ローラ114A~114Dが配置されている。
転写ローラ114A~114Dは、画像形成部111A~110Dで形成されたトナー像を、搬送部により搬送される媒体に転写する転写部として機能する。
定着前センサ115は、トナー像が転写された一つの媒体を検出するセンサである。定着前センサ115は、定着部116よりも、媒体の搬送方向において上流側に位置する。
定着部116は、その一つの媒体にトナー像を定着させる。定着部116は、内部に熱源を備えた加熱部である定着ローラ116aと、付勢手段により定着ローラ116aの方向に付勢される加圧ローラ116bとを含む。
ここで、少なくとも、転写ベルト111と、駆動ローラ112と、従動ローラ113と、加圧ローラ116bと、駆動ローラ112及び加圧ローラ116bに動力を与えるモータ(図示せず)とにより、媒体を搬送する搬送部が構成される。搬送部には、レジスト中間ローラ104、第1のレジストローラ106及び第2のレジストローラ108の少なくとも一つが含まれてもよい。
排出センサ117は、トナー像が定着された一つの媒体を検出するセンサである。
排出ローラ118は、トナー像が定着された一つの媒体を画像形成装置100の外部に排出する排出部として機能する。排出ローラ118は、定着前センサ115よりも、媒体の搬送方向において下流に位置している。
ここで、書き出しセンサ109と、定着前センサ115との間の、媒体の搬送路は、画像形成部110A~110Dで形成されたトナー像を媒体に転写するために使用されるため、転写搬送路ともいう。
また、書き出しセンサ109を、第1の検出部(第1のセンサ)ともいい、定着前センサ115を、第2の検出部(第2のセンサ)ともいう。書き出しセンサ109及び定着前センサ115は、ともに、一つの媒体の先端及び後端を検出する。
図2は、画像形成装置100の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。
画像形成装置100の制御系は、接続部120と、画像データ記憶部121と、印刷制御部122と、媒体供給制御部123と、媒体搬送制御部124と、媒体長記憶部125と、システム制御部126と、定着制御部127と、操作部128と、表示部129と、自動排出部130とを備える。
接続部120は、外部の装置と通信を行う。例えば、接続部120は、外部の装置から、画像を形成するためのデータである画像データを受信する。受信された画像データは、画像データ記憶部121に送られる。
画像データ記憶部121は、接続部120から送られてきた画像データを記憶する。
印刷制御部122は、画像データ記憶部121に記憶されている画像データに基づいて、画像形成装置100において画像を形成する処理である印刷処理を制御する画像形成制御部である。
媒体供給制御部123は、媒体供給ローラ102を制御することで、媒体供給トレイ101から一つの媒体を取り出す処理を制御する。
なお、媒体供給制御部123は、媒体供給センサ103での検出値を監視することで、媒体供給トレイ101から媒体が取り出されたか否かを判断することができる。
媒体搬送制御部124は、レジスト中間ローラ104、第1のレジストローラ106、第2のレジストローラ108、駆動ローラ112及び排出ローラ118を制御することで、一つ媒体を画像形成装置100内において搬送する。
ここで、媒体搬送制御部124は、第1の入口センサ105、第2の入口センサ107、書き出しセンサ109、定着前センサ115及び排出センサ117での検出値を監視することで、画像形成装置100内での媒体の搬送状況を監視することができる。特に、媒体搬送制御部124は、これらのセンサの検出値を監視することで、媒体が画像形成装置100内において詰まったか否かを判断する詰まり検出部として機能する。
媒体長記憶部125は、画像形成処理中の画像データで示される画像を形成する媒体の搬送方向における長さである媒体長を記憶する。ここでの媒体長は、媒体の規格により定まる、媒体の搬送方向におけるその媒体の長さ(規格長さ)である。
システム制御部126は、画像形成装置100での処理の全体を制御する。
定着制御部127は、定着部116を制御することで、搬送されてきた一つの媒体にトナー像を定着させる処理を制御する。
操作部128は、指示の入力を受け付ける。
表示部129は、各種情報を表示する。
自動排出部130は、媒体の詰まりを解消するための動作が行われた後に、言い換えると、媒体詰まりからの復帰時に、書き出しセンサ109と、定着前センサ115との間の転写搬送路に媒体が残っているか否かを判断する。自動排出部130は、そのような媒体が残っている場合に、そのような媒体を、排出ローラ118を用いて画像形成装置100の外に排出するか、その媒体の搬送を停止するかを判断し、その判断結果に従って媒体を搬送させる。
自動排出部130は、媒体検出部131と、搬送量算出部132と、搬送可否判断部133と、排出制御部134とを備える。
媒体検出部131は、書き出しセンサ109及び定着前センサ115の検出値を監視することにより、転写搬送路に残っている媒体を検出する。
搬送量算出部132は、媒体詰まりからの復帰時に、転写搬送路に媒体が残っているか否か、及び、転写搬送路に残っている媒体の、搬送方向における長さが正常か否かを検出するための搬送量である監視量を算出する。ここでは、転写搬送路の長さである、書き出しセンサ109及び定着前センサ115の間の距離から、媒体の詰まりが検出された際に画像形成中の媒体の規格長さを減算した長さを監視量とする。このようにして算出される監視量を検出監視量ともいう。
搬送可否判断部133は、媒体詰まりからの復帰時に、転写搬送路に媒体が残っている場合に、その媒体から計測された、その媒体の搬送方向における長さが正常である場合には、その媒体を画像形成装置100の外に排出すると判断する。一方、搬送可否判断部133は、その媒体から計測された、その媒体の搬送方向における長さが異常である場合には、その媒体の搬送を停止させる。この場合、搬送を停止された媒体は、定着前センサ115が配置されている位置、言い換えると、定着部116に入り込んでしまう前に停止される。
排出制御部134は、搬送可否判断部133の判断結果に従って、媒体を画像形成装置100の外部に排出する。
以上に記載された印刷制御部122、媒体供給制御部123、媒体搬送制御部124、システム制御部126、定着制御部127及び自動排出部130により、画像形成装置100の処理を制御する制御部が構成される。
例えば、制御部は、媒体詰まりからの復帰時に、書き出しセンサ109及び定着前センサ115の間の距離から、媒体の規格により定まる、媒体の搬送方向における媒体の長さである規格長さを減算した距離である検出監視量だけ、搬送部に媒体を搬送させた後に、定着前センサ115が媒体の先端を検出した場合には、定着前センサ115が媒体を検出したタイミングで搬送部に媒体の搬送を停止させる。これにより、規格長さよりも短い媒体は、定着部116の手前で搬送が停止されるようになる。
また、制御部は、媒体詰まりからの復帰時に、搬送部が媒体をその検出監視量だけ搬送する前に、定着前センサ115が媒体の先端を検出した場合には、定着前センサ115が媒体の先端を検出してから、定着前センサ115が媒体の後端を検出するまでの期間により媒体の長さを計測し、その計測された長さが、その媒体の規格長さよりも短い場合に、定着前センサ115が媒体の後端を検出するタイミングで搬送部に媒体の搬送を停止させる。これにより、規格長さよりも短い媒体が、定着部116の内部に入り込んでしまうことを防止することができる。
なお、制御部は、媒体詰まりからの復帰時に、搬送部が媒体を検出監視量だけ搬送する前に、定着前センサ115が媒体の先端を検出した場合において、計測された媒体の長さが、その媒体の規格長さ以上である場合に、排出ローラ118に媒体を、画像形成装置100の外部に排出させる。
以上に記載された印刷制御部122、媒体供給制御部123、媒体搬送制御部124、システム制御部126、定着制御部127及び自動排出部130の一部又は全部は、例えば、図3(A)に示されているように、メモリ10と、メモリ10に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ11とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、印刷制御部122、媒体供給制御部123、媒体搬送制御部124、システム制御部126、定着制御部127及び自動排出部130の一部又は全部は、例えば、図3(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラムで動作するプロセッサ、プログラムで動作する並列プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路12で構成することもできる。
以上のように、印刷制御部122、媒体供給制御部123、媒体搬送制御部124、システム制御部126、定着制御部127及び自動排出部130は、処理回路網により実現することができる。
また、接続部120は、NIC(Network Interface Card)等の通信インターフェース、又は、USB(Universal Serial Bus)等に従った接続インターフェース等で実現することができる。
画像データ記憶部121及び媒体長記憶部125は、HDD(Hard Disk Drive)、揮発性メモリ又は不揮発性メモリ等の記憶装置により実現することができる。
操作部128は、各種ボタン等の入力インターフェースにより実現することができる。
表示部129は、ディスプレイ等の表示装置により実現することができる。
なお、操作部128及び表示部129は、タッチパネルにより実現されてもよい。
次に、画像形成装置100の動作について説明する。
図4は、画像形成装置100で媒体詰まりが発生した場合の媒体検出動作を示すフローチャートである。
媒体が画像形成装置100内で詰まると、媒体搬送制御部124は、第1の入口センサ105、第2の入口センサ107、書き出しセンサ109、定着前センサ115及び排出センサ117の検出値により、その媒体が詰まったことを検出する(S10)。
印刷制御部122は、ステップS10において媒体搬送制御部124が詰まりを検出した際に画像形成である印刷を実行中の画像データの画像を形成する媒体の搬送方向における長さである媒体長を媒体長記憶部125に記憶させる(S11)。ここでの媒体長は、その媒体の規格により定まる規格長さである。
システム制御部126は、媒体の詰まりを解消するための動作であるリカバリーが行われたか否かを判断する(S12)。例えば、システム制御部126は、画像形成装置100のカバーの開閉を検出するための開閉検出センサ(図示せず)の検出値により、ステップS10において媒体搬送制御部124が詰まりを検出した後に、そのカバーの開閉があったと判断した場合には、リカバリーが行われたと判断する。リカバリーが行われた場合(S12でYES)には、処理はステップS13に進む。
ステップS13では、システム制御部126は、画像形成装置100を再度稼働可能なように、初期動作を開始する。言い換えると、システム制御部126は、リカバリーが行われたことを検出すると、媒体詰まりから復帰したものと判断する。そして、システム制御部126は、媒体詰まりからの復帰時に初期動作を開始する。システム制御部126は、初期動作の一つとして、媒体搬送制御部124に指示することで、転写ベルト111を回転させるための駆動ローラ112及び加圧ローラ116bを、媒体を搬送する方向に回転させる搬送動作を行わせる。
媒体検出部131は、全体監視量である第1の監視量の搬送動作が行われたか否かを判断する(S14)。第1の監視量は、書き出しセンサ109と、定着前センサ115との間の転写搬送路の距離とする。第1の監視量の搬送動作が行われた場合(S14でYES)には、処理は終了し、第1の監視量の搬送動作が行われていない場合(S14でNO)には、処理はステップS15に進む。
ステップS15では、媒体検出部131は、検出監視量である第2の監視量の搬送動作が行われ、かつ、フラグがOFFになっているか否かを判断する。第2の監視量の搬送動作が行われていない、又は、フラグがONになっている場合(S15でNO)には、処理はステップS17に進み、第2の監視量の搬送動作が行われ、かつ、フラグがOFFになっている場合(S15でYES)には、処理はステップS16に進む。
ここで、第2の監視量は、書き出しセンサ109と、定着前センサ115との間の転写搬送路の距離から、媒体長記憶部125に記憶されている媒体長を減算した距離である。第2の監視量で示される距離の搬送動作が行われ、定着前センサ115が媒体の先端を検出したことを示すONにならない場合には、その転写搬送路に正常な媒体長の媒体が残っていないことを示す。
フラグは、定着前センサ115がONになる前に、第2の監視量の搬送動作が行われたか否かを示す情報である。ここでは、フラグがONである場合に、定着前センサ115がONになる前に、第2の監視量の搬送動作が行われたことを示す。
ステップS16では、定着前センサ115がONになる前に、第2の監視量の搬送動作が行われたため、媒体検出部131は、フラグをONにセットする。そして、処理はステップS17に進む。
ステップS17では、媒体検出部131は、定着前センサ115がONになったか否かを判断する。定着前センサ115がONになった場合(S17でYES)、言い換えると、第1の搬送量の搬送動作が行われる前に、定着前センサ115が媒体の先端を検出した場合には、処理はステップS18に進む。定着前センサ115がONになっていない場合(S17でNO)には、処理はステップS14に戻る。
ステップS18では、媒体検出部131は、フラグがONになっているか否かを判断する。フラグがOFFになっている場合(S18でNO)には、処理はステップS19に進み、フラグがONになっている場合(S18でYES)には、処理はステップS23に進む。
ステップS19では、媒体検出部131は、定着前センサ115がOFFになったか否かを判断する。言い換えると、媒体検出部131は、媒体が定着前センサ115を通過したか否かを判断する。定着前センサ115がOFFになった場合(S19でYES)には、処理はステップS20に進み、定着前センサ115がOFFになっていない場合(S19でNO)には、処理はステップS22に進む。
ステップS20では、搬送可否判断部133は、定着前センサ115がONからOFFになる時間から、通過した媒体の長さである通過長が、媒体長記憶部125に記憶されている媒体長よりも短いか否かを判断する。通過長が媒体長以上である場合(S20でNO)には、処理はステップS21に進み、通過長が媒体長よりも短い場合(S20でYES)には、処理はステップS23に進む。通過長は、媒体を実際に計測した長さである。また、定着前センサ115がONからOFFになることで、媒体の後端が検出される。
ステップS21では、画像形成装置100内に残っている媒体が規格長さであるため、搬送可否判断部133は、搬送可と判断する。このような判断に従って、排出制御部134は、媒体を画像形成装置100の外部に排出する。この場合、システム制御部126は、その他の初期動作を行い、画像データが残っていた場合は、印刷動作を再開する。
ステップS22では、搬送可否判断部133は、媒体長記憶部125に記憶されている媒体長に対応する搬送動作が行われたか否かを判断する。媒体長に対応する搬送動作が行われた場合(S22でYES)には、処理はステップS23に進み、媒体長に対応する搬送動作が行われていない場合(S22でNO)には、処理はステップS19に戻る。
ステップS23では、画像形成装置100内に残っている媒体の搬送方向における長さが異常であるため、搬送可否判断部133は、媒体エラーと判断する。このような判断に従って、排出制御部134は、媒体搬送制御部124に搬送動作を停止させて、媒体が定着部116の内部に入り込んでしまうことを防止する。
図5(A)~(E)は、図4に示されているフローチャートでの媒体検出動作の補足説明を行うための概略図である。
図5(A)~(E)では、画像形成部110A~110Dの代わりに、画像形成部110A~110Dに含まれている感光ドラム136A~136Dが示されている。
図5(A)は、正常なサイズの媒体140が、書き出しセンサ109と、定着前センサ115との間の転写搬送路に残っている場合を示す概略図である。
この場合、図4のステップS14における第1の監視量は、書き出しセンサ109と、定着前センサ115との間の転写搬送路の距離Lとなる。
正常なサイズの媒体140の搬送方向における長さをMとすると、図4のステップS15における第2の監視量は、距離Lから長さMを減算した距離Nとなる。
正常なサイズの媒体140が、転写搬送路にある場合には、第1の監視量となる距離Lの搬送動作が完了する前に、媒体140が定着前センサ115をONにする。また、第2の監視量となる距離Nの搬送動作が完了する前に、媒体140が定着前センサ115をONにする。このため、図4においては、ステップS14でNOとなり、ステップS15でNOとなるため、処理はステップS17に進む。
正常なサイズの媒体140では、ステップS15で必ずNOとなるため、フラグがONになることはなく、ステップS18でNOとなり、ステップS19でYES、ステップS20でNOとなり、排出ローラ118により、画像形成装置100の外部に媒体140が排出されることとなる。
図5(A)~図5(E)は、正常なサイズの媒体140よりも短い異常なサイズの媒体141が転写搬送路に残っている場合を示す概略図である。
例えば、異常なサイズの媒体141は、正常なサイズの媒体140を取り除く際にちぎれる等により、転写搬送路に残る場合がある。
図5(B)に示されているように、異常なサイズの媒体141が、定着前センサ115よりも、距離Nに距離Pを加算した距離だけ上流側に残っている場合には、第2の監視量に対応する距離Nの搬送動作が行われても、定着前センサ115がONにならないため、図4のステップS15でYESとなり、フラグがONにされる(S16)。このため、ステップS17でYESとなった場合に、ステップS18でYESとなり、ステップS23で媒体エラーが検出される。
図5(C)に示されているように、異常なサイズの媒体141が、定着前センサ115よりも、距離Nから距離Qを減算した距離だけ上流側に残っている場合には、図5(D)に示されているように、第2の監視量に対応する距離Nの搬送動作が行われる前に、定着前センサ115がONになる。従って、ステップS17でYESとなった場合には、フラグはOFFであるため、ステップS18はNOとなる。そして、図5(E)に示されているように、定着前センサ115がOFFとなった場合(S19でYES)に、正常なサイズの媒体140の長さMよりも、媒体141の長さRが短いと判断されて(S20でYES)、ステップS23で媒体エラーが検出される。
以上のように、本実施の形態によれば、媒体の詰まりのリカバリーが行われた後にも、画像形成装置100内に媒体が残っていた場合に、その媒体のサイズが正常である場合には、画像形成装置100の外部に排出され、その媒体のサイズが異常である場合には、定着部に入り込む前にその媒体の搬送が停止される。このため、ユーザは、画像形成装置100のカバーを開けた際に、媒体を容易に見つけることができ、容易にそれを取り出すことができるようになる。
以上に記載された画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ送受信機、MFP(MaltiFanction Printer)及び複合機の何れであってもよい。
100 画像形成装置、 101 媒体供給トレイ、 102 媒体供給ローラ、 103 媒体供給センサ、 104 レジスト中間ローラ、 105 第1の入口センサ、 106 第1のレジストローラ、 107 第2の入口センサ、 108 第2のレジストローラ、 109 書き出しセンサ、 110A~110D 画像形成部、 111 転写ベルト、 112 駆動ローラ、 113 従動ローラ、 114A~114D 転写ローラ、 115 定着前センサ、 116 定着部、 117 排出センサ、 118 排出ローラ、 120 接続部、 121 画像データ記憶部、 122 印刷制御部、 123 媒体供給制御部、 124 媒体搬送制御部、 125 媒体長記憶部、 126 システム制御部、 127 定着制御部、 128 操作部、 129 表示部、 130 自動排出部、 131 媒体検出部、 132 搬送量算出部、 133 搬送可否判断部、 134 排出制御部。

Claims (3)

  1. 現像剤像を形成する画像形成部と、
    媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記媒体に前記現像剤像を転写する転写部と、
    前記画像形成部及び前記転写部よりも、前記媒体の搬送方向において上流側に位置し、前記媒体の先端及び後端を検出する第1の検出部と、
    前記画像形成部及び前記転写部よりも、前記搬送方向において下流側に位置し、前記媒体の先端及び後端を検出する第2の検出部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    媒体詰まりからの復帰時に、前記第1の検出部及び前記第2の検出部の間の距離から、前記媒体の規格により定まる、前記搬送方向における前記媒体の長さである規格長さを減算した距離である検出監視量だけ、前記搬送部に前記媒体を搬送させた後に、前記第2の検出部が前記媒体の先端を検出した場合には、前記第2の検出部が前記媒体を検出したタイミングで前記搬送部に前記媒体の搬送を停止させ、
    前記媒体詰まりからの復帰時に、前記搬送部が前記媒体を前記検出監視量だけ搬送する前に、前記第2の検出部が前記媒体の先端を検出した場合には、前記第2の検出部が前記媒体の先端を検出してから、前記第2の検出部が前記媒体の後端を検出するまでの期間により前記媒体の長さを計測し、前記計測された長さが、前記規格長さよりも短い場合に、前記第2の検出部が前記媒体の後端を検出するタイミングで前記搬送部に前記媒体の搬送を停止させること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の検出部よりも下流側に位置し、前記媒体を外部に排出するための排出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記媒体詰まりからの復帰時に、前記搬送部が前記媒体を前記検出監視量だけ搬送する前に、前記第2の検出部が前記媒体の先端を検出した場合において、前記計測された長さが、前記規格長さ以上である場合に、前記排出部に前記媒体を排出させること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記媒体に転写された前記現像剤像を、前記媒体に定着させる加熱部をさらに備え、
    前記第2の検出部は、前記加熱部よりも上流側に位置すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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