JPH10222032A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10222032A
JPH10222032A JP9034413A JP3441397A JPH10222032A JP H10222032 A JPH10222032 A JP H10222032A JP 9034413 A JP9034413 A JP 9034413A JP 3441397 A JP3441397 A JP 3441397A JP H10222032 A JPH10222032 A JP H10222032A
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JP
Japan
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image
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unit
image forming
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JP9034413A
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Ayahiro Mitekura
理弘 見手倉
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上面の画像形成時と下面の画像形成時に形成
条件が判るようにして、その内容の加算を行い、エラー
の内容により加算させるか否かの判断をして、トナー等
のサプライ消費量とカウンタの計数値を合致させ、常に
適正な消耗品の管理システム、課金システムを構築出来
る画像形成装置を提供することにある。 【解決部】 用紙の上面に画像を形成する画像形成部1
と、あらかじめ定められた特定値を記憶する特定値記憶
部2と、用紙の下面を上面に反転する反転手段3と、用
紙の排出を検知する排出検知部4と、用紙の上面に画像
を形成して、該当する特定値を記憶する上面記憶部5
と、反転手段3で用紙を反転し、用紙の下面に画像を形
成して、該当する特定値を記憶する下面記憶部6と、前
記排出検知部4により用紙が機外に排出されたことを検
知した後に、前記上面記憶部5と前記下面記憶部6の内
容を加算して記憶する加算記憶部7とを備えた画像形成
装置としたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白黒電子写真複写
機、カラー電子写真複写機、レーザプリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置に関し、特に用紙の両面に画像を
形成する機能を備えた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】用紙の両面に画像を形成する機能を備え
た画像形成装置において使用する消耗品の管理システ
ム、または課金システムに必要とされるデータとして、
例えば用紙の複写枚数があるが、従来、用紙の複写枚数
を計数するカウンタとしては、電磁ソレノイド等の機械
的なカウンタを歩進させる機械的方式のカウンタ、また
は電池バックアップを施した不揮発性メモリ等による電
気的方式のカウンタなどが使用され、用紙の片面に画像
形成を施すたびにカウンタで計数するように構成されて
いる。このような片面づつの計数方法では、用紙の片面
に対する画像形成が済んだあとで反対面の画像形成を待
機している最中に紙詰まり等の搬送エラーが発生して破
損、汚損した用紙を破棄してしまう事態が起きると、破
棄した枚数をユーザに後で申告してもらい、カウンタの
計数値からその枚数を差し引くことで管理している。ま
た、用紙の両面に対する画像形成が完了した後にカウン
タで複写枚数を計数する方式も考えられるが、この方式
によった場合には用紙の片面にしか画像を形成していな
い段階で紙詰まり等により装置の停止等が発生すると、
欠損している訳ではない片面複写済みの用紙が装置の中
に残ったままにされているにも関わらず、カウンタは計
数していないという事態が発生し、トナー等のサプライ
消費量とカウンタによる計数値とが一致しなくなるとい
う現象が発生していた。さらに、形成される画像の色モ
ード、用紙サイズに応じた管理も併せて行いたい場合、
サプライ消費量やカウンタ値に加えてそれらの情報も加
える必要があり、一層複雑になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、用紙の片面へ
の画像形成ごとに複写枚数をカウンタで計数するように
構成した従来方法では、破棄した枚数を申告してもら
い、その分差し引いて計数するように扱う面倒さが最大
のネックである上、申告漏れ等のために精度良い消耗品
管理システム、または課金システムを構築することは困
難であった。また、用紙の両面に画像を形成した後にカ
ウンタで計数するようにした従来方法では、用紙の片面
しか画像を形成していない段階で装置が故障等で停止し
た場合、この用紙分のカウンタ計数は行われていないの
で、トナー等のサプライ消費量とカウンタの計数値が合
致しなくなるという不具合が生じていた。この結果、消
耗品の管理システムや課金システムに役立つ有効な計数
データを得ることができなかった。本発明は上記に鑑み
てなされたものであり、その課題は、用紙上面(表面)
に対する画像形成時と用紙下面(裏面)に対する画像形
成時に各面に対する画像形成条件を夫々記憶手段に記憶
させ、用紙が機外に排出された後に上面と下面に対する
画像形成条件の記憶内容を加算するようにカウントを行
い、しかも、片面にしか画像形成されなかった場合にエ
ラーの内容によりカウンタを歩進させるか否かの判断を
行わせ、トナー等のサプライ消費量とカウンタの計数値
を合致させることによって、破棄した枚数の申告や補正
等の面倒な手続きを省略し、常に適正な消耗品の管理シ
ステム、あるいは課金システムを構築できる画像形成装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
第1の請求項の画像形成装置は、用紙の両面に画像を形
成する機能を備えた画像形成装置において、用紙の上下
面に画像を形成する画像形成部と、形成される画像の種
類に応じて予め定められた特定値を記憶する特定値記憶
部と、用紙の面を反転する反転手段と、用紙が機外に排
出されたことを検知する排出検知部と、前記画像形成部
が用紙の上面に画像を形成したときに前記特定値記憶部
から該画像に該当する特定値を記憶する上面記憶部と、
前記反転手段により上下面を反転した用紙の下面に画像
を形成したときに前記特定値記憶部から該画像に該当す
る特定値を引き出して記憶する下面記憶部と、前記排出
検知部が用紙が機外に排出されたことを検知した後に前
記上面記憶部と前記下面記憶部の内容を加算して記憶す
る加算記憶部と、を備えたことを特徴とする。請求項2
の発明は、前記加算記憶部は、累積加算して記憶するこ
とが可能である請求項1記載の画像形成装置としたこと
を特徴とする。請求項3の発明は、前記特定値記憶部
は、形成される画像の色モード、用紙サイズを基に予め
定められた特定値を記憶している請求項1、および請求
項2記載の画像形成装置としたことを特徴とする。請求
項4の発明は、装置の異常を検知する異常検知部と、前
記画像形成部により用紙の上面に画像を形成して用紙の
下面の画像形成待機中に、前記異常検知部により装置の
異常が検知され、前記画像形成部の画像形成動作が中断
された場合、用紙が機外に排出されていなくとも前記加
算記憶部の加算動作を実行させたり、中止させたりする
加算判断部とを備えた請求項1、請求項2、および請求
項3記載の画像形成装置としたことを特徴とする。請求
項5の発明は、前記異常検知部の異常内容が用紙搬送不
良の場合、前記加算判断部は前記加算記憶部の加算動作
を中止させる請求項4記載の画像形成装置としたことを
特徴とする。請求項6の発明は、前記異常検知部の異常
内容がドア開状態による場合、前記加算判断部は前記加
算記憶部の加算動作を実行させる請求項4記載の画像形
成装置としたことを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1の発明は、排出検知部により用紙が機
外に排出されたことを検知した後に、加算記憶部によっ
て上面記憶部と下面記憶部の内容を加算して記憶するよ
うにされているので、上面記憶後で下面記憶前などの搬
送中に紙詰まり等のエラーが起きても、エラーした用紙
枚数をわざわざ申告して貰い、その分補正するという不
具合を防止できる。請求項2の発明は、前記請求項1の
ように構成された画像形成装置の発明に加えて、前記加
算記憶部は累積加算して記憶することができるので、複
数枚の用紙の累積でも、一定区分の累積でも得ることが
できる。請求項3の発明は、前記請求項1、および請求
項2のように構成された画像形成装置の発明に加えて、
形成される画像の色モード情報、用紙サイズに応じて特
定値記憶部に予め定められた特定値が記憶させてあるの
で、用紙の上面と下面に形成される画像の条件に対して
極め細かい管理が行える画像形成装置を提供することが
できる。請求項4の発明は、前記請求項1、請求項2、
および請求項3のように構成された画像形成装置の発明
に加えて、用紙の片面を画像形成した後に異常が検知さ
れた場合、その異常内容を加算判断部が判断して、加算
記憶部の加算動作を実行させたり、中止させたりできる
ので、全くカウントしないか、画像形成済みの片面の値
だけでもカウントさせるのかを選択することが可能とな
る。請求項5の発明は、前記請求項4のように構成され
た画像形成装置の発明に加えて、前記異常検知部の異常
内容が用紙搬送不良の場合、前記加算判断部は前記加算
記憶部の加算動作を中止させるようになっているので、
紙詰まり等の搬送エラーが発生して両面の画像形成を望
んだのに片面の画像しか形成できず、用紙を破棄しなけ
ればならない場合でもカウンタは加算されることはな
い。請求項6の発明は、前記請求項4のように構成され
た画像形成装置の発明に加えて、前記異常検知部の異常
内容がドア開状態による場合、前記加算判断部は前記加
算記憶部の加算動作を実行させるようになっているの
で、両面トレイ内に収納された片面画像形成済みの破損
のない用紙に対してはカウンタは加算されて、トナー等
のサプライ消費量とカウンタの計数値が合致するように
なっている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、カラー電子写
真複写機(以下、カラー複写機と呼ぶ)の主要部を示す
側面図である。図1に示したカラー複写機は、大きく分
けて読取部20と、コントローラ部28と、プリンタ部
30と、から構成されている。ここでは先ずカラー画像
を得るカラーモードの動作を説明しながら、プリンタ部
30の概略構成を明らかにする。プリンタ部30の主要
構成要素であるドラム状の感光体31は、像坦持体の一
例をなすものであり、この感光体31は図示していない
駆動モータによって反時計方向に回転駆動される。この
回転時に、感光体31の表面が帯電チャージャ32の作
用により均一に帯電される。次いで、露光部33で、レ
ーザ光書き込み系34のレーザ光35により光書き込み
走査が行われることにより、感光体31上には所定の静
電潜像が形成される。上記静電潜像は、黒現像器36
B、イエロー現像器36Y、マゼンタ現像器36M、お
よびシアン現像器36Cを有する回転型現像装置36の
黒現像器36Bによって、先ず黒のトナー像として可視
像化される。中間転写体の一構成例である中間転写ベル
ト37は、複数のローラに巻き掛けられて時計方向に回
転駆動されるようになっていて、上記黒のトナー像は一
次転写領域38において中間転写ベルト37の表面に転
写チャージャ39の作用により1次転写される。回転を
続ける感光体31上には前述の静電潜像の形成のあと
に、別の色分解された静電潜像がそれぞれ順次形成され
るようになっており、各静電潜像の形成毎に、回転型現
像装置36の他の現像器36Y,36M,36Cによっ
て、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナー像がそ
れぞれ順次形成される。そして、中間転写ベルト37の
表面上に初めに転写された黒のトナー像の上に、他の各
色のトナー像が順次重ねて一次転写されることにより、
中間転写ベルト37上にはフルカラーのトナー像が形成
される。感光体31上の各色のトナー像が中間転写ベル
ト37に転写されるごとに、感光体31上に残留するト
ナーはクリーニング装置40によって感光体31から清
掃除去される。
【0007】一方、給紙装置41の給紙トレイからは、
転写紙Pが、給紙ローラ42の回転により搬送ローラ対
43を経由してレジストローラ対44に何けて送られ
る。先端部がレジストローラ対44に達した転写紙P
は、レジストローラ対44の回転によって、中間転写ベ
ルト37上のフルカラーのトナー像の先端部と、転写紙
Pの先端部とが二次転写領域45に所定のタイミングで
合致するように、転写領域45に向けて送られる。二次
転写領域45に向けて送られた転写紙Pには、中間転写
ベルト37上のフルカラーのトナー像が転写チャージャ
46の作用により二次転写される。この二次転写の後、
転写紙Pは分離チャージャ47の作用により中間転写ベ
ルト37から分離される。搬送ベルト48は、一対のロ
ーラ48A、48B間に掛け渡されていて、反時計方向
に回転駆動される。中間転写ベルト37から分離された
転写紙Pは、かかる搬送ベルト48の回転によって定着
装置の定着ローラ対49に向けて送られる。定着ローラ
対49は、熱定着ローラ49Aと、これに圧接する加圧
ローラ49Bとより成り、これらのローラ49A、49
Bが、図における矢印方向に回転駆動され、両ローラの
間を転写紙Pが通る間に転写紙P上の転写トナー像が定
着される。この定着後、転写紙Pは、搬送ベルト48及
び排出搬送ローラ対50の回転によって排紙トレイ51
に向けて搬送され、フルカラーコピー紙としてその排紙
トレイ51に収容される。
【0008】中間転写ベルト37には中間転写ベルト用
のクリーニング装置52が対向配備され、中間転写ベル
ト37から転写紙Pにトナー像を二次転写した後に中間
転写ベルト37上に残留するトナーが、このクリーニン
グ装置52のクリーニング部材53によってクリーニン
グされる。回収されたトナーは、クリーニング装置52
のトナー搬送部材54によってクリーニング装置52の
ケース外に搬送排出される。クリーニング部材53は、
中間転写ベルト37の清掃時以外の時期には、その中間
転写ベルト37から離間し、中間転写ベルト37上のト
ナー像を乱さないように構成されている。上述のような
フルカラーモードにおいては、感光体31上に黒、イエ
ロー、マゼンタ及びシアンの4色のトナー像が順次形成
され、その各トナー像が中間転写ベルト37に順次重ね
転写される。即ち、フルカラーモードでは、合計4回の
画像形成動作が実行され、これによって得られたフルカ
ラー画像が1枚の転写紙Pに転写される。1枚のフルカ
ラー画像を得るのに4回の画像形成動作が行われる。一
方、黒画像を得る黒モード時には、感光体31に形成さ
れた静電潜像が黒現像器36Bによって黒のトナー像と
して可視像化され、これが中間転写ベルト37に一次転
写され、次いでその黒トナー像が転写紙P上に二次転写
され、黒画像の形成された転写紙Pが排紙トレイ51に
排出される。このように、黒画像モードでは感光体31
上に1つの黒トナー像が形成されるだけであり、1枚の
黒画像を得るのに1回の画像形成動作が実行される。他
の動作態様はフルカラーモード時と変りはない。
【0009】同様に、シアン画像を得るシアンモード、
マゼンタ画像を得るマゼンタモード、又はイエロー画像
を得るイエローモード時にも、感光体31にそれぞれの
1つの静電潜像が形成され、その潜像がシアン現像器3
6C、マゼンタ現像器36M、又はイエロー現像器36
Yによってそれぞれの色のトナー像として可視像化さ
れ、これらが中間転写ベルト37に一次転写され、次い
で転写紙Pに二次転写される。このようにこれら画像形
成モードにおいても、各1枚の画像を得るのに1回の画
像形成動作が実行される。これに対し、赤画像を得る赤
モード時には感光体31上に順次マゼンタ現像器36M
とイエロー現像器36Yによって、マゼンタトナー像と
イエロートナー像が別々に形成され、これらが中間転写
ベルト37上に順次重ね合せて一次転写され、これによ
って中間転写ベルト37上に赤色トナー像が形成され、
これが1枚の転写紙P上に二次転写される。このように
赤モード時には1枚の赤画像を得るのに、2回の画像形
成動作が実行される。同様に、青画像を得る青モード時
には感光体31上にシアン現像器36Cとマゼンタ現像
器36Mによって順次シアントナー像とマゼンタトナー
像が別々に形成され、これ等のトナー像が中間転写ベル
ト37上に重ね合せて転写され、これによって得られた
青画像が1枚の転写紙P上に二次転写される。また、緑
画像を得る緑モード時には、感光体31上に、イエロー
現像器36Yとシアン現像器36Cによって、順次イエ
ロートナー像とシアントナー像が別々に形成され、これ
らが順次中間転写ベルト37上に重ね転写され、その緑
画像が1枚の転写紙P上に転写される。このように、青
モードと緑モード時においても、それぞれ1枚の画像を
得るのに、2回の画像形成動作が実行される。
【0010】次に、原稿を読み取る読取部20について
簡単に説明すると、その筐体の上部に設置されたコンタ
クトガラス21上には図示してない原稿がセットされ、
原稿照明ランプ22と第1ミラー23から成る光学系
と、第2および第3ミラー24および25から成る光学
系とが、それぞれ2:1の速度比で図1における右方に
走行駆動され、これによってコンタクトガラス21上に
載置された原稿がそれらの光学系によって読み取り走査
される。そして、この際の走査光は、結像レンズ26を
通して、例えばCCDから成る読み取り素子27に結像
され、原稿の画像情報が読み取られる。この画像情報
が、前述のようにして、プリンタ部30において転写紙
P上に記録画像として再現されるのである。また、コン
トローラ部28には後述する各部の制御機能を持ったプ
リント基板29が納められている。
【0011】次に、両面転写の場合の用紙の搬送過程に
ついて簡単に述べると、上述したように転写紙Pは二次
転写領域45において用紙上面を転写され、定着装置の
定着ローラ対49(49A、49B)によりトナー像が
定着される。さらに、図示しないソレノイドの動作によ
って分離爪55が反時計方向に一定の角度移動させら
れ、転写紙Pは排出搬送ローラ対50で機外に送られる
前に分離爪55によって下方に曲げられ、用紙の上下面
を反転する反転手段3である反転装置3に向かわされ
る。その際、排出検知素子を用いた排出検知部4によっ
て用紙が通過したのが検知され、同時に用紙上面に転写
されたことが分かる。また、入紙検知部56によって、
反転装置3に送られてきた転写紙Pが反転装置3に入紙
させられたことが検知される。その後、転写紙Pは反転
送りローラ対57の回転駆動によって搬送路58を進
み、反転検知部59にて搬送過程が確認され、フィード
ローラ60と分離コロ61の間を通過し、図示してない
が下降している底板62上からユニット内に収納され
る。収納状態での転写紙Pは、画像形成済みの面を上側
にして収納されている。また、押さえ板63は、収納さ
れた用紙サイズに合わせて転写紙Pが浮かないように押
え付ける状態にあり、再給紙時の転写紙Pの進行を遮る
ことがないように配慮されている。さらに、再給紙時は
図のように底板62が上昇することによりフィードロー
ラ60と接触し、フィードローラ60を収納時と逆回転
させることにより、グリップ搬送ローラ64、レジスト
ローラ対44へと送られる。フィードローラ60の下に
ある分離コロ61の軸部には一方向クラッチが内蔵され
ており、収納時はフィードローラ60に連れられて回
り、再給紙時は停止して転写紙Pが2枚送られるのを防
止している。このようにしてレジストローラ対44から
転写位置45に再給紙させられた転写紙Pは、未画像形
成面を上側にして二次転写領域45と接して転写され、
定着装置の定着ローラ対49により転写トナー像が定着
され、両面の画像形成ができ上がる。その後は、解除さ
れているソレノイド動作によって分離爪55が元に戻っ
ており、転写紙Pは排出搬送ローラ対50の回転によっ
て排紙トレイ51に向けて搬送され排紙トレイ51に収
容される。また、両面の画像形成が完了したことは、排
出検知部4が再度排出を検知することによって知ること
ができる。
【0012】図2は、本発明の請求項1、請求項2、お
よび請求項3に相当するカラー複写機の主要制御部のブ
ロック図である。原稿台のコンタクトガラス21(図1
参照)上に置かれた原稿の情報は、操作部12上にある
スタートキーが押されると、読取部20で読み取られ、
画像データとして一旦記憶部であるRAM15の所定位
置に格納される。一方、読み取りに先立って操作部12
上の所定のキーより画像形成時のカラーモード、転写倍
率、転写用紙サイズ等の条件が既に設定され、これらの
データはRAM15内の決められた位置に記憶されてい
て、画像処理部11ではそれらの条件に沿ってRAM1
5に格納されている画像データを処理する。画像形成部
1では、画像処理部11で処理された画像データを光の
画像情報として、プリチャージされた感光体31上に照
射することにより静電潜像化させ、トナーによる可視像
化を行い、さらにトナー可視像を指定された用紙に転写
させる。用紙への転写像は、定着装置の定着ローラ対4
9(図1参照)によって定着され、片面のみの画像形成
の場合には、そのまま装置外の排紙トレイ51に向けて
排出される。その際、装置外に排出されたかどうかは、
排出検知部4の信号から判断できる。また、排出検知部
4の信号が出されると、画像形成した条件に該当する特
定値を特定値記憶部2から探し出して上面記憶部5に記
憶させる。さらに、片面のみの画像形成の場合には、加
算記憶部7は上面記憶部5と下面記憶部6の内容を加算
して記憶する動作を行う。但し、下面記憶部6の内容は
設定されていない(クリアされた状態になっている)の
で、加算記憶部7の加算内容は上面記憶部5の内容と同
じになる。
【0013】両面複写の場合には、定着装置49、排出
検知部4を通過した用紙は、分離爪55(図1参照)の
作用によって反転装置3に運ばれ、初めの搬送のときと
裏表が逆にされて反転装置3内に待機させられる。その
際、上面記憶部5には画像形成した設定条件に該当した
特定値が収まっている。次に、コンタクトガラス21上
に用紙の裏面(下面)に形成すべき画像を有した原稿
(例えば同一原稿の裏面)をセットし直して、再びスタ
ートキーが押されると、読取部20で読み取られた裏面
の画像データはRAM15の所定位置に格納される。そ
の後、今までに述べた通りの過程を繰り返し、反転され
た用紙の裏側に画像が転写され、定着させられる。さら
に、分離爪55は既に初期の位置に戻っているので、排
出検知部4を通過した後の用紙は、装置外の排紙トレイ
51に向けて排出される。用紙が排出検知部4を通過す
るのに伴って下面記憶部6の内容は、用紙裏面に画像形
成すべき設定条件に該当する特定値に書き換えられてお
り、その後加算記憶部7によって前記上面記憶部5と下
面記憶部6の内容が加算され、さらに、加算された内容
が加算記憶部7に記憶される。CPU13は、各部の動
作をタイミングを合わせて実行させたり、異常動作の監
視や異常等を判断して処理する。ROM14には、主に
CPU13のプログラムや固定データが格納されてい
る。
【0014】図3は、請求項4、請求項5、および請求
項6に相当するカラー複写機の主要部のブロック図であ
る。特に図2との違いは、異常検知部8と加算判断部9
が追加されていることである。従って、図3の説明で
は、図2との違いだけを主に述べ、述べられていない部
分は図2と同じであるとする。用紙上面に形成しようと
する画像に対応する設定条件に該当する特定値を前記特
定値記憶部2から探し出して上面記憶部5に記憶させ、
用紙下面に該当する特定値を下面記憶部6に記憶するこ
とは、図2と同じである。従って、両面が正常に画像形
成された場合には、用紙裏面搬送時の排出検知部4の信
号検知を待って、加算記憶部7は前記上面記憶部5と下
面記憶部6の内容を加算して記憶する動作を行う。しか
し、用紙上面に画像形成すべき設定条件に該当する特定
値を上面記憶部5に記憶させた後、用紙の下面の画像形
成待機中に装置の異常が前記異常検知部8によって検出
されると、CPUは画像形成部1の画像形成動作を中止
させる。またこのとき、加算判断部9は発生した異常内
容から判断して、用紙上面に画像形成された分の計数
値、即ち上面記憶部5に記憶させた特定値を加算記憶部
7の加算対象にして加算を実行させるか、上面記憶部5
の特定値を加算記憶部7の加算対象にしないで無視する
かを決める。さらに、紙詰まりやモータ駆動の不良等に
よる搬送系のエラーのために排出検知部4の信号が出さ
れないことが通常であるので、排出検知部4の信号検知
を待たずに加算対象にするか無視するかを判断する必要
がある。
【0015】もし、両面複写を希望したが用紙ジャム等
による搬送系のエラーのために片面しか複写されていな
い場合には、用紙の破損の有無に関わらず上面記憶部5
の特定値を加算記憶部7の加算対象にしないで無視す
る。さらに、サイドドア等が開かれるとモータやベルト
に手を挟まれる危険がある為、この危険を防止するため
にモータの駆動を止める。もし、反転装置内に用紙が収
納された状態で留まっていると、サイドドア等を閉じる
と再びモータの駆動が行われ、再び反転装置内の用紙が
搬送開始して裏面の画像形成が行われる。即ち、この場
合は危険防止のために用紙を一旦停止させたのであっ
て、特に用紙の破損によるモータの駆動停止とは関係が
ない。従って、ドア開状態にある場合の異常内容を異常
検知部8が検知すると、加算判断部9は加算記憶部7の
加算動作を実行させる。しかし、この場合には下面記憶
部6の内容は入力されていない状態なので、上面記憶部
5に記憶させた特定値を加算記憶部7の加算対象にして
実行させる。また、特定値記憶部2、上面記憶部5、下
面記憶部6、加算記憶部7、加算判断部9等や、排出検
知部4、異常検知部8等の一部は、コントローラ部28
のプリント基板29に納められており、CPU13、R
OM14、RAM15から構成されている場合が多い。
ここでは、特には設置場所や構成方法は問題としない。
【0016】次に図4は用紙1枚に両面複写を施す場合
の主なタイミングを示した図である。先ず原稿の表面を
コンタクトガラス21(図1参照)上に置き、操作部1
2上にあるスタートキーを押す。スタート信号が発生す
るとメインモータが駆動し、給紙ローラ42が一定時間
駆動させられ、給紙装置41の給紙トレイから用紙がレ
ジストローラ対44に向けて送られ、停止した状態にあ
るレジストローラ対44に当たって給紙ローラ42の駆
動が止められる。続いて、中間転写ベルト37の駆動と
タイミングを合わせられてレジストローラ対44が回転
させられ、二次転写領域45に用紙が供給されることに
より用紙の上面に中間転写ベルト37上の画像が転写さ
れる。さらに、定着装置の定着ローラ対49により転写
紙上に転写トナー像が定着され、排紙検知部4を経て用
紙上面の複写が完了する。
【0017】次ぎに、用紙は分離爪55の作用で反転装
置3側に送られ、入紙検知部56、反転検知部59から
の検知信号により反転装置3に入紙させられたことが分
かる。その後、原稿裏側の画像が読み取られ、中間転写
ベルト37にトナー像が形成されるのにタイミングを合
わせて反転モータが駆動を開始し、反転装置3に入紙さ
せられた用紙をレジストローラ対44に向けて送り出
す。その際、反転装置3の作用で用紙の下面が二次転写
領域45と会合するように搬送されている。次ぎに、レ
ジストローラ対44が回転させられ、用紙の下面(裏
面)に画像が転写され、さらに定着ローラ対49により
転写トナー像が定着され、排紙検知部4を経て装置外の
排紙トレイ51に排出される。その際、排紙検知部4の
検知信号にてカウント動作、即ち加算記憶部7が前記上
面記憶部5と下面記憶部6の内容を加算して記憶する動
作が行われる。また、紙詰まり等の搬送エラーは、本例
の場合は次のようにして検出される。用紙先端は、レジ
ストローラが駆動してから一定時間Je後に排紙検知部
4に達することになるが、実際は種々の要因でその時間
がばらつく。予定時間を越えてJEI時間経過後まで排
紙検知部4に達しない状態になったとき、異常検知部8
は搬送エラーと判断する。同様に、排紙検知部4より入
紙検知部56に達する時間が予定時間を時間JIIだけ
越えたときと、入紙検知部56より反転検知部59に達
する時間が予定時間(Jd)を時間JDIだけ越えたと
き、異常検知部8は搬送エラーと判断する。さらに、用
紙後端がそれぞれの検知部を抜けるべき本来の時間より
JEO、JIO、JDO時間経過した時にも各検知部を
抜けないときにも異常検知部8は搬送エラーと判断す
る。
【0018】次に、図5は特定値記憶部2に記憶されて
いる内容例の一部を示したものである。ここでは、色モ
ードと用紙サイズが選択されるとその条件に応じて特定
値が選べるようになっている。即ち、同じ用紙サイズな
らば、黒ベタよりフルカラーでの画像形成は2倍の特定
値にしている。また、同じ色モードであれば用紙サイズ
の違いにより特定値が異なり、例えば、A4、B4より
もA3、B3の特定値はそれぞれ2倍の特定値となって
いる。この特定値の設定も使用環境状況、使用頻度等に
合わせて変化を付ければさらに効果は増す。
【0019】図6は、両面複写を続けて行った場合の上
面記憶部5と下面記憶部6に記憶された特定値の一例で
あり、例えば、A4サイズの用紙N枚を、用紙表面は黒
ベタ、裏面はフルカラーで複写した場合である。連続し
て両面複写が行われる場合は、N枚の用紙の片面を先ず
次々とコピーさせるので、上面記憶部5の用紙1から用
紙N枚までに対する特定値が設定される。次に、原稿画
像を取り替えて画像形成させ、反転装置内に格納されて
いる用紙の裏面を一枚づつ引き出してきてはコピーさせ
るのでコピーされる順序は表面の時と逆になり、用紙
N、用紙( N−1)、・・・、用紙1の順序となる。
即ち、用紙Nから用紙1の順に両面コピーが終了して行
く。加算記憶部7は排出検知部4の信号が出されると、
上面記憶部5と下面記憶部6の該当するメモリー内容を
加算する。加算が終了したメモリーは0にクリアし、次
のデータ記憶に使用される。
【0020】次に、図7〜図10は、本発明の主要動作
を示したフロー図である。図7は、原稿用紙1枚を複写
する場合のフローであり、まず原稿台上に置かれた原稿
用紙の表面が読み取られ、画像が感光体31、中間転写
ベルト37に形成される(ステップ S1)。一方、レ
ジストローラ対44に先端を当接させた状態で停止させ
られていた転写紙Pは、タイミングを合わされて二次転
写領域45に向けて送られ、中間転写ベルト37に形成
された画像を転写紙P上に転写し、定着装置を通る間に
転写トナー像が定着される(S2)。その後、排出検知
部4によって用紙が定着装置を通過したことが検知され
(S3)、用紙に画像形成した条件に該当する特定値を
前記特定値記憶部2から探し出して上面記憶部5に記憶
させる(S4)。さらに、複写条件が両面複写であるか
否かが問われ(S5)、両面複写でなく片面複写である
場合には(S5 NO)、ステップ S11に進む。複
写条件が両面複写であれば(S5 YES)、分離爪5
5の作用によって反転装置3に運ばれ、裏表が逆にされ
て反転装置3内に待機させられる(S6)。
【0021】次に、裏面への画像形成においては、原稿
用紙を裏返しにして上記と同様な過程によって画像が感
光体31、中間転写ベルト37に形成され(S7)、反
転装置3内から搬送された転写紙Pの裏面に画像を転写
し、定着させる(S8)。さらに、転写紙Pが搬送さ
れ、排出検知部4によって定着装置を通過したことが検
知される(S9)。排出検知信号が検知されると、用紙
裏面に画像形成した条件に該当する特定値を特定値記憶
部2から探し出して、下面記憶部5に記憶させ(S1
0)、ステップ S11に進む。ステップ S11で
は、加算記憶部7が前記上面記憶部5と下面記憶部6の
内容を加算して記憶する。但し、片面複写の場合には下
面記憶部6の内容は設定されていない(クリアされた状
態になっている)ので、加算記憶部7は前記上面記憶部
5の内容のみを加算したのと同じことになる。その後、
画像形成された転写紙Pが排紙トレイ51に排出される
(S12)。
【0022】図8は複数の原稿を1枚づつ複写する場合
のフローであり、ステップS13、S14が図7と比べ
て異なっており、他のステップは同じである。従って、
ここではステップS13、S14を中心に述べるが、特
に断らない限り他のステップは図7と同じ動作とする。
図8のステップS11において、排出検知部4からの検
知信号が出されると、加算記憶部7は上面記憶部5と下
面記憶部6の内容を加算して記憶し、上面記憶部5と下
面記憶部6はその後0にクリアされる。また、複数の原
稿が続けて読み取られる間、加算記憶部7によって加算
された内容は次々と累積されて記憶される(S13)。
次に、複写の終了した転写紙Pが排紙トレイ51に排出
され、収納されると(S12)、一連の複写動作が終わ
りか否かが問われ(S14)、複写業務を続けて行う場
合は(S14 NO)ステップS1に戻って次の原稿の
表面の複写から行われる。また、ステップ14で複写業
務が終了していれば(S14 YES)、本ルーチンを
終了する。
【0023】図9は、装置の異常を検知する異常検知部
8と、前記加算記憶部7の加算動作を実行させたり中止
させたりする加算判断部9とを備えた画像形成装置にお
いて、原稿用紙1枚を複写する場合のフローチャートで
ある。図において原稿台上に置かれた原稿用紙の表面が
読み取られ、画像が感光体31、中間転写ベルト37に
形成される(S21)。一方、レジストローラ対44に
停止させられていた転写紙Pは、タイミングを合わされ
て二次転写領域45に向けて送られ、中間転写ベルト3
7に形成された画像を転写紙P上に転写し、定着装置を
通る間に転写トナー像が定着される(S22)。その
後、排出検知部4によって用紙が定着装置を通過したこ
とが検知され(S23)、用紙に画像形成した際の条件
に該当する特定値を特定値記憶部2から探し出して、上
面記憶部5に記憶させる(S24)。さらに、複写条件
が両面複写であるか否かが問われ(S25)、両面複写
でなく片面複写である場合には(S25 NO)、ステ
ップS32に進む。
【0024】複写条件が両面複写であれば(S25 Y
ES)、分離爪55の作用によって反転装置3に運ば
れ、裏表が逆にされて反転装置3内に待機させられる
(S26)。その後、用紙上面に画像形成すべき設定条
件に該当する特定値を上面記憶部5に記憶させた後、用
紙の下面の画像形成待機中に、装置の異常が前記異常検
知部8によって検出されたかどうかを調べる(S2
7)。装置の異常が検出されていれば(S27 YE
S)、ステップS35に進む。異常が検出されていなけ
れば(S27 NO)、原稿用紙を裏返しにして上記と
同様な過程によって、画像が感光体31、中間転写ベル
ト37に形成され(S28)、反転装置3内から搬送さ
れた転写紙Pの裏面に画像を転写し、定着させる(S2
9)。さらに、転写紙Pが搬送させられ、排出検知部4
によって定着装置を通過したことが検知される(S3
0)。CPUは排出検知信号が検知されると、用紙裏面
に画像形成した条件に該当する特定値を特定値記憶部2
から探し出して下面記憶部5に記憶させ(S31)、ス
テップS32に進める。
【0025】次に、ステップS32では、上記と同じく
装置の異常が前記異常検知部8によって検出されたかど
うかが調べられる(S32)。装置の異常が検出されて
いれば(S32 YES)、ステップS35に進む。異
常が検出されていなければ(S32 NO)、加算記憶
部7は上面記憶部5と下面記憶部6の内容を加算して記
憶する動作を行い(S33)、画像の形成された転写紙
Pを排紙トレイ51に排出する(S34)。また、ステ
ップS27、およびステップS32において、装置の異
常が検出されていれば(S27、S32 YES)、ス
テップS35に進み、検知された異常内容が調べられる
(S35)。装置の異常内容により加算記憶部7の加算
対象にするか否かが調べられる(S36)。ジャム等に
よる搬送系のエラーのため用紙が破損、汚損し、加算記
憶部7の加算対象にしない場合(S36 YES )に
は、そのまま終了させる。また、サイドドア等が開かれ
一次的に搬送を止めさせた場合のように、加算記憶部7
の加算動作を行うと加算判断部9が判断した場合には
(S36 NO)、加算記憶部7が前記上面記憶部5と
下面記憶部6の内容を加算して記憶する(S37)。
【0026】図10は、装置の異常を検知する異常検知
部8と、加算記憶部7の加算動作を実行させたり、中止
させたりする加算判断部9とを備えた画像形成装置にお
いて、複数の原稿を1枚づつ複写する場合のフローであ
る。ステップS21からS37までは基本的には図9と
同じ動作を行い、ステップS38からS40までが追加
している動作である。従って、図9との違っている部分
について述べ、その他は図9の動作と同じとする。ステ
ップS33で加算記憶部7は上面記憶部5と下面記憶部
6の内容を加算して記憶する。次に、複数のコピーの累
積を出すために、複数の原稿が続けて読み取られる間、
加算記憶部7によって加算された内容は次々と累積され
て記憶される(S38)。その後、複写の終了した転写
紙Pが排紙トレイ51に排出され、収納されると(S3
4)、一連の複写動作が終わりか否かが問われ(S3
9)、複写業務を続けて行う場合は(S39 NO)、
ステップS1に戻って次の原稿の表面の複写から行われ
る。また、ステップS39で複写業務が終了していれば
(S39 ES)、本ルーチンを終了する。さらに、ス
テップS27とS32において、装置に異常があるかど
うかを調べた結果、装置の異常が検出されていれば(S
27、S39 YES)、ステップS35に進み、検知
された異常内容が調べられ(S35)、装置の異常内容
により加算記憶部7の加算対象にするか否かが調べられ
る(S36)。ジャム等による搬送系のエラーのため用
紙が破損し、加算記憶部7の加算対象にしない場合(S
36 YES )にはそのまま終了させる。また、サイ
ドドア等が開かれ一次的に搬送を止めさせた場合のよう
に加算記憶部7の加算動作を行うと加算判断部9が判断
した場合には(S36 NO)、加算記憶部7が前記上
面記憶部5と下面記憶部6の内容を加算して記憶する
(S37)。さらに、加算記憶部7によって加算された
内容は、累積されて記憶される(S40)。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
用紙の排出が排出検知部で検出されると、加算記憶部に
よって上面記憶部と下面記憶部の内容を加算して記憶す
るように制御されているので、上面記憶後で下面記憶前
などの搬送中に紙詰まり等のエラーが起きても、エラー
した用紙枚数をわざわざ申告して貰い、その分補正する
という面倒な作業を省略でき、申告漏れによるトナー等
のサプライ消費量とカウンタの計数値の不一致を防止す
ることができる。請求項2の発明によれば、前記請求項
1の画像形成装置の発明に加えて、前記加算記憶部は、
各記憶部の内容を累積加算して記憶し、複数枚の用紙の
累積も可能になったので、トナー等のサプライ消費量の
測定を必要とする区切り毎に、消費量の内容が一目で正
確に分かるようになった。請求項3の発明によれば、前
記請求項1、および請求項2の画像形成装置の発明に加
えて、形成される画像を色モード、用紙サイズ情報に応
じた特定値でカウント出来るようになったので、使用し
たトナー等のサプライ消費量の料金を極め細かく常に適
正に請求できる画像形成装置を提供することができる。
【0028】請求項4の発明によれば、前記請求項1、
請求項2、および請求項3の画像形成装置の発明に加え
て、用紙の片面を画像形成した後に異常が検知されて
も、その異常内容を判断して加算記憶部の加算動作をさ
せないか、画像形成済みの片面の値だけでも加算させる
のかを選択できるようにさせたので、搬送エラーの度に
ミスした枚数を申告して後で調整するという面倒さを無
くすことができる。請求項5の発明によれば、前記請求
項4の画像形成装置の発明に加えて、紙詰まり等の搬送
エラーが発生して両面の画像形成を望んだのに片面の画
像しか形成できず、用紙を破棄しなければならない場合
にカウンタは加算されなくなったので、搬送エラーの度
にミスした枚数を申告して後で調整するという面倒さを
無くし、適正な課金システムを構成できる画像形成装置
を提供することができる。請求項6の発明によれば、前
記請求項4の画像形成装置の発明に加えて、前記異常検
知部の異常内容がドア開状態による場合、両面トレイ内
の片面画像形成済みの用紙に対してはカウンタは加算さ
れて、トナー等のサプライ消費量とカウンタの計数値が
合致するようにされたので、常に適正なサプライ消費量
の管理と課金システムを構成できる画像形成装置を提供
することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の要
部の側面図である。
【図2】本発明の請求項1、請求項2、および請求項3
の形態例を示す画像形成装置の要部のブロック図であ
る。
【図3】本発明の請求項4、請求項5、および請求項6
の形態例を示す画像形成装置の要部のブロック図であ
る。
【図4】本発明の形態例を示す画像形成装置において両
面複写の主要なタイミングを示すタイミング図である。
【図5】本発明の特定値記憶部に記憶されている内容を
説明する説明図である。
【図6】本発明の上面記憶部と下面記憶部に記憶された
特定値の内容を説明する説明図である。
【図7】本発明の形態例を示す画像形成装置において原
稿用紙を1枚づつ複写する場合の主要動作を示したフロ
ー図である。
【図8】本発明の形態例を示す画像形成装置において複
数の原稿用紙1枚を複写する場合の主要動作を示したフ
ロー図である。
【図9】本発明の異常検知部を備えた画像形成装置にお
いて原稿用紙を1枚づつ複写する場合の主要動作を示し
たフロー図である。
【図10】本発明の異常検知部を備えた画像形成装置に
おいて複数の原稿用紙1枚を複写する場合の主要動作を
示したフロー図である。
【符号の説明】
1 画像形成部、2 特定値記憶部、3 反転手段、ま
たは反転装置、4 排出検知部、5 上面記憶部、6
下面記憶部、7 加算記憶部、8 異常検知部、9 加
算判断部、11 画像処理部、12 操作部、13
CPU 、14 ROM、15 RAM 、20 読
取部、28 コントローラ部、 30 プリンタ部、
31 感光体、37 中間転写ベルト、44 レジスト
ローラ対、55 分離爪、56 入紙検知部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の両面に画像を形成する機能を備え
    た画像形成装置において、用紙の上下面に画像を形成す
    る画像形成部と、形成される画像の種類に応じて予め定
    められた特定値を記憶する特定値記憶部と、用紙の面を
    反転する反転手段と、用紙が機外に排出されたことを検
    知する排出検知部と、前記画像形成部が用紙の上面に画
    像を形成したときに前記特定値記憶部から該画像に該当
    する特定値を記憶する上面記憶部と、前記反転手段によ
    り上下面を反転した用紙の下面に画像を形成したときに
    前記特定値記憶部から該画像に該当する特定値を引き出
    して記憶する下面記憶部と、前記排出検知部が用紙が機
    外に排出されたことを検知した後に前記上面記憶部と前
    記下面記憶部の内容を加算して記憶する加算記憶部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記加算記憶部は、累積加算して記憶す
    ることが可能であることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記特定値記憶部は、形成される画像の
    色モード、用紙サイズを基に予め定められた特定値を記
    憶していることを特徴とする請求項1、又は請求項2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 装置の異常を検知する異常検知部と、前
    記画像形成部が用紙の上面に画像を形成した後で用紙の
    下面の画像形成待機中に、前記異常検知部により装置の
    異常が検知され、前記画像形成部の画像形成動作が中断
    された場合、用紙が機外に排出されていなくとも前記加
    算記憶部の加算動作を実行させたり、中止させたりする
    加算判断部とを備えたことを特徴とする請求項1、請求
    項2、又は請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記異常検知部の異常内容が用紙搬送不
    良である場合、前記加算判断部は前記加算記憶部の加算
    動作を中止させることを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記異常検知部の異常内容がドア開状態
    に起因している場合に、前記加算判断部は前記加算記憶
    部の加算動作を実行させることを特徴とする請求項4記
    載の画像形成装置。
JP9034413A 1997-02-03 1997-02-03 画像形成装置 Pending JPH10222032A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6571071B2 (en) 2000-09-28 2003-05-27 Ricoh Company, Ltd. Consumption information management apparatus, image formation apparatus, and consumption information management system
JP2010231641A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Brother Ind Ltd 印刷制御装置、印刷装置および印刷プログラム
JP2012078705A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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