JP2001005345A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001005345A
JP2001005345A JP11171884A JP17188499A JP2001005345A JP 2001005345 A JP2001005345 A JP 2001005345A JP 11171884 A JP11171884 A JP 11171884A JP 17188499 A JP17188499 A JP 17188499A JP 2001005345 A JP2001005345 A JP 2001005345A
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jammed
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JP11171884A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kikuchi
俊幸 菊地
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱と圧力の作用で記録媒体上のトナー像を定
着する定着ユニットにおいて記録媒体がジャムを起こし
たとき、表示装置にジャム表示をなす画像形成装置にお
いて、定着ユニットに多数枚の記録媒体が詰まることを
阻止する。 【解決手段】 第1及び第2のセンサ25,26によっ
て、定着ユニット11に記録媒体が詰まったことが検知
されることにより行われるジャム判定が連続して行われ
たとき、定着ユニット11に詰まった記録媒体を除去す
る方法を表示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体表面に担
持されたトナー像を、少なくとも熱の作用により記録媒
体表面に定着する定着ユニットを備えた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、各種プリンタ、ファクシミ
リ又はその少なくとも2つの機能を備えた複合機などと
して構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知
である。この種の画像形成装置においては、記録媒体が
その搬送経路中でジャムを起こすことがある。ここに言
う「ジャム」とは、記録媒体が搬送経路にて詰まり、そ
の記録媒体が搬送されなくなる現象であるが、このよう
なジャムが発生した場合、その記録媒体を画像形成装置
本体内から除去する必要がある。
【0003】そこで、従来より記録媒体がジャムを起こ
したとき、これをジャム検知手段により検知し、ジャム
が発生したことを表示装置に表示している。ユーザはこ
のジャム表示に従って、画像形成装置本体内の記録媒体
搬送経路中に詰まった記録媒体を除去する。
【0004】上述のジャムは、当然、定着ユニットにお
いても発生する。かかるジャムを正しく検知するには、
定着ユニット内に、ジャム検知手段を設ければよい。と
ころが、定着ユニットの内部は高温度となっているた
め、このような個所にジャム検知手段を設けると、これ
が耐熱温度以上に加熱され、当該ジャム検知手段が正し
く作動しなくなる。
【0005】そこで、従来より定着ユニットの外部にジ
ャム検知手段を設け、定着ユニットにおいて記録媒体が
ジャムを起こしたことをこの検知手段によって間接的に
検知している。例えば、定着ユニットよりも記録媒体搬
送方向上流側に第1のセンサを設け、定着ユニットより
も記録媒体搬送方向下流側に第2のセンサを設けると共
に、定着ユニットに向けて搬送される記録媒体の先端又
は後端が第1のセンサにより検知されてから所定時間経
過しても第2のセンサが記録媒体を検知しないとき、定
着ユニットにおいて記録媒体がジャムを起こしたと判定
し、表示装置にジャム表示をなすのである。
【0006】ここで、上述のジャム表示が、例えば、定
着ユニットを画像形成装置本体から引き出し、詰まった
記録媒体を定着ユニットから除去する方法を説明する内
容であれば、ユーザはそのジャム表示に従って、定着ユ
ニットを画像形成装置本体から引き出し、詰まった記録
媒体を定着ユニットから容易に取り出すことができる。
【0007】ところが、定着ユニットにおける記録媒体
のジャム検知は、前述のように間接的に行われるので、
ジャム検知手段による検知に基づいて定着ユニットにお
いて記録媒体がジャムを起こしたものと判定された場合
でも、実際には、定着ユニットよりも記録媒体搬送方向
上流側又は下流側で記録媒体が詰まっただけで、定着ユ
ニットにおいては記録媒体がジャムを起こしていないこ
とも少なくない。従って、定着ユニットにおける記録媒
体のジャムが判定されたとき、定着ユニットに詰まった
記録媒体を除去する方法を表示装置に表示したとする
と、ユーザは定着ユニットに記録媒体が詰まっていない
にもかかわらず、定着ユニットを引き出し、ここに詰ま
ったとされる記録媒体を探す作業を行ってしまうことも
ある。このようになれば、ユーザに対して戸惑い感を与
えるだけでなく、ユーザに無駄な作業を強いることにな
りかねない。
【0008】そこで、従来の画像形成装置においては、
定着ユニットにおける記録媒体のジャム発生が判定され
たとき、記録媒体が定着ユニットに詰まったことだけを
報せるジャム表示をなし、定着ユニットを引き出して詰
まった記録媒体を除去する方法までは表示しないように
している。ユーザは、このジャム表示に従って、通常
は、定着ユニットを画像形成装置本体内にセットしたま
ま詰まった記録媒体の除去作業、すなわちジャム処理を
行う。
【0009】ところが、定着ユニットを画像形成装置本
体にセットしたままジャム処理を行うと、その記録媒体
を見つけ出し、これを正しく除去できないことがある。
また画像形成動作を連続して行っているときは、記録媒
体の搬送経路中の複数の個所で記録媒体がジャムを起こ
すことがあるため、ユーザは、定着ユニット以外の個所
に詰まった記録媒体を除去するだけで、全てのジャム処
理を完了したと判断することも少なくない。このような
理由によって、定着ユニットに詰まった記録媒体が除去
されないまま、画像形成動作が再開されてしまうことが
ある。定着ユニットにおける記録媒体のジャム検知は、
前述のように間接的に行われるので、定着ユニットに記
録媒体が残されたままであっても、全ての記録媒体が除
去されたものと認識され、画像形成動作の再開が可能と
なるため、定着ユニットに記録媒体が詰まったまま、画
像形成動作が再開されてしまうのである。このようにし
て画像形成動作が開始されれば、定着ユニットには記録
媒体が残されているので、再び記録媒体のジャムが発生
する。このような悪循環を繰り返すと、定着ユニット内
には記録媒体が何枚も残ってしまい、場合によっては、
その記録媒体によって定着ユニットの部品が破損する事
態も発生する。このようになれば、一般のユーザでは対
処しきれなくなり、専門のサービスマンによる補修作業
が必要となり、その作業を終えるまでユーザは画像形成
装置を利用できなくなる。
【0010】上述のように、定着ユニットにおいて記録
媒体がジャムを起こしたことが判定されたとき、定着ユ
ニットを画像形成装置本体外に引き出してその記録媒体
を除去する方法まで表示したとすると、ユーザに無駄な
作業を強いるおそれがあり、逆に、定着ユニットにも記
録媒体がジャムを起こしたことを表示するだけである
と、その記録媒体を除去し忘れ、これに基因する大きな
トラブルが発生するおそれがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の従来の欠点を除去した画像形成装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、記録媒体表面に担持されたトナー像を、少
なくとも熱の作用により記録媒体表面に定着する定着ユ
ニットと、該定着ユニットの外部に配置されていて、前
記定着ユニットにおいて記録媒体がジャムを起こしたこ
とを検知するためのジャム検知手段と、該ジャム検知手
段による記録媒体のジャム検知に基づいて、記録媒体が
定着ユニットにおいてジャムを起こしたことを判定する
と共に、そのジャム発生を示す第1の表示をなし、かつ
定着ユニットにおいて記録媒体がジャムを起こしたこと
が連続して判定されたとき、ジャムを起こした記録媒体
を定着ユニットから除去する方法を内容とする第2の表
示をなす表示制御手段とを具備して成る画像形成装置を
提案する(請求項1)。
【0013】さらに、本発明は、同じ目的を達成するた
め、記録媒体表面に担持されたトナー像を、少なくとも
熱の作用により記録媒体表面に定着する定着ユニット
と、該定着ユニットよりも記録媒体搬送方向上流側に配
置された第1のセンサと、定着ユニットよりも記録媒体
搬送方向下流側に配置された第2のセンサと、定着ユニ
ットへ向けて搬送される記録媒体が前記第1のセンサに
より検知されてから所定時間経過後に、前記第2のセン
サが記録媒体を検知しないとき、定着ユニットにおいて
記録媒体がジャムを起こしたと判定すると共に、定着ユ
ニットにおいて記録媒体がジャムを起こしたことを示す
第1の表示をなし、かつ定着ユニットにおいて記録媒体
がジャムを起こしたことが連続して判定されたとき、ジ
ャムを起こした記録媒体を定着ユニットから除去する方
法を内容とする第2の表示をなす表示制御手段とを具備
して成る画像形成装置を提案する(請求項2)。
【0014】また、上記請求項1又は2に記載の画像形
成装置において、前記第2の表示が、定着ユニットを画
像形成装置本体外に引き出してジャムを起こした記録媒
体を除去することを内容とする文字、又は絵図、或いは
その両者であると有利である(請求項3)。
【0015】さらに、上記請求項3に記載の画像形成装
置において、前記第2の表示が、定着ユニットを画像形
成装置本体外に引き出してジャムを起こした記録媒体を
除去する作業工程を順次示す複数の表示より成ると有利
である(請求項4)。
【0016】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記第2の表示が、定着ユ
ニットを画像形成装置本体外に引き出してジャムを起こ
した記録媒体を除去することを内容とする音声であると
有利である(請求項5)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即し
てより具体的に明らかにする。
【0018】図1は定着ユニットを有する画像形成装置
の一例であるレーザプリンタの内部構造を示す概略垂直
断面図である。ここに例示した画像形成装置は、その画
像形成装置本体1内に、像担持体の一例であるドラム状
の感光体2が回転自在に支持されている。
【0019】画像形成動作が開始されると、感光体2は
図1における時計方向に回転駆動され、このとき帯電装
置3によって感光体表面が所定の極性に一様に帯電され
る。この帯電面は、露光装置の一例である光書き込みユ
ニット4から出射する光変調されたレーザ光Lによって
露光され、感光体表面に画信号に対応した静電潜像が形
成される。この潜像は、現像装置5を通るとき、トナー
によってトナー像として可視像化される。
【0020】一方、画像形成装置本体1内の下部に設け
られた給紙カセット6には、例えば転写紙、樹脂シート
又は樹脂フィルムなどから成る記録媒体Pがスタックさ
れ、給紙ローラ7の回転によって、記録媒体Pが1枚ず
つ矢印A方向に送り出される。送り出された記録媒体P
は、レジストローラ対8で所定のタイミングをとられ
て、感光体2と、転写装置の一例である転写ローラ9の
間の転写部に給送され、このとき転写ローラ9と感光体
2との間に形成された転写電界の作用により、感光体表
面に形成されたトナー像が記録媒体Pの表面に転写され
る。トナー像転写後に感光体表面に付着する転写残トナ
ーは、クリーニング装置10によって除去され、その感
光体表面が除電装置22によって除電作用を受ける。
【0021】転写部を通過した記録媒体Pは、さらに矢
印A1方向に搬送されて定着ユニット11を通り、この
とき記録媒体表面のトナー像がその記録媒体表面に定着
される。定着ユニット11を通った記録媒体Pは、引き
続き排紙ローラ対12によって排紙トレー13上に排出
される。
【0022】図2は画像形成装置本体内に配置された定
着ユニット11の概略を示す拡大断面図である。ここに
例示した定着ユニット11は、定着部材の一例である定
着ローラ14と、その定着ローラ14と対をなして該定
着ローラ14の表面に圧接する加圧ローラ15とを有し
ている。定着ローラ14と加圧ローラ15は互いにほぼ
平行に延び、定着ユニット11のケーシング18に回転
自在に支持され、図示していない駆動装置によって定着
ローラ4は図2における時計方向に回転駆動され、加圧
ローラ15は反時計方向に回転駆動される。ケーシング
18は、その本体18Aと、このケーシング本体18A
に枢ピン19を介して矢印B方向に回転可能に連結され
た開閉カバー18Bより成る。
【0023】さらに、定着ユニット11は、定着ローラ
14の内部に配置されてその定着ローラ14を加熱する
ヒータ16と、定着ローラ14の表面の温度を検知する
サーミスタ17と、ケーシング本体18Aに支持された
分離爪20とを有している。定着ローラ14の表面の温
度はサーミスタ17により検知され、その検知結果に基
づいてヒータ16への通電のオン、オフが制御され、こ
れによって定着ローラ14の表面が、トナー像の定着に
適した温度、例えば180℃前後の温度に保たれる。加
圧ローラ15内にもヒータを設けることができる。また
ケーシング本体18Aには、記録媒体Pが進入する入口
23が形成され、開閉カバー18には記録媒体Pの出口
24が形成されている。
【0024】図1に関連して先に説明したように、転写
部において感光体2からトナー像を転写された記録媒体
Pは、図2に矢印A1で示すように搬送される。そし
て、この記録媒体Pは、ケーシング本体18Aの入口2
3から定着ユニット11内に進入し、上述のように圧接
しながら回転する定着ローラ14と加圧ローラ15との
間に送り込まれて搬送され、このとき記録媒体Pの表面
に担持されたトナー像TMを構成するトナーが定着ロー
ラ14と加圧ローラ15から圧力と熱の作用を受け、こ
れによって記録媒体P上のトナー像TMが記録媒体表面
に定着される。定着ローラ14と加圧ローラ15の間を
通過した記録媒体Pは、出口24を通して定着ユニット
11の外部に排出される。分離爪20は、記録媒体Pが
定着ローラ14の周面に巻き付くことを防止する用をな
す。
【0025】上述のように、定着ユニット11は、記録
媒体表面に担持されたトナー像TMを、少なくとも熱の
作用により記録媒体表面に定着するように構成されてお
り、本例の定着ユニット11は、回転する定着ローラ1
4と加圧ローラ15の間に、トナー像TMを担持した記
録媒体Pを通し、そのトナー像TMを、熱と圧力の作用
で記録媒体表面に定着する。定着ローラ14は、トナー
像TMを担持した記録媒体Pの表面側に圧接して、少な
くとも熱の作用により、記録媒体表面のトナー像をその
記録媒体表面に定着する用をなす。
【0026】ここで、先にも説明したように、図1に示
した給紙カセット6から排紙トレイ13に至るまでの記
録媒体搬送経路中で、記録媒体Pの搬送トラブル、すな
わちジャムが発生することがある。図2における鎖線
は、定着ユニット11の内部の分離爪20のところで記
録媒体がジャムを起こしたときの様子を示している。ジ
ャムを起こした記録媒体を必要に応じてジャム紙と称す
ることにし、これに符号JPを付す。
【0027】定着ユニット11の定着ローラ14は、前
述のように180℃前後の温度となっているので、定着
ユニット11のケーシング18内の温度も、例えば10
0℃を越えるような高温度となっている。このため、定
着ユニット11において発生した記録媒体のジャムを検
知するジャム検知手段を定着ユニット11の内部に設け
ることはできない。
【0028】そこで、本例の画像形成装置においても、
従来と同様に、定着ユニット11において記録媒体がジ
ャムを起こしたことを検知するためのジャム検知手段が
定着ユニット11の外部に配置されている。図1に示し
た例では、定着ユニット11よりも記録媒体搬送方向上
流側に配置された第1のセンサ25と、定着ユニット1
1よりも記録媒体搬送方向下流側に配置された第2のセ
ンサ26より成るジャム検知手段が設けられている。こ
れらのセンサ25,26として、この例では発光素子と
受光素子を有する光センサが用いられているが、マイク
ロスイッチなどのそれ自体公知のセンサを適宜用いるこ
ともできる。
【0029】定着ユニット11へ向けて搬送経路中を搬
送される記録媒体Pの後端(又は先端でもよい)が、第
1のセンサ25を通過するとき、そのセンサ25がオフ
して記録媒体Pの後端が当該第1のセンサ25により検
知される。その記録媒体Pが正常に搬送されて定着ユニ
ット11を通過した場合には、第1のセンサ25が記録
媒体Pの後端を検知してから所定時間経過したとき、そ
の記録媒体Pの先端(又は後端でもよい)が第2のセン
サ26を通過し、そのセンサ26がオンして当該記録媒
体Pの先端が第2のセンサ26により検知される。
【0030】ところが、記録媒体Pが定着ユニット11
においてジャムを起こした場合には、記録媒体Pの後端
が第1のセンサ25により検知されてから所定時間経過
しても、第2のセンサ26は記録媒体Pの先端を検知す
ることはない。これにより、記録媒体Pが定着ユニット
11においてジャムを起こしたことを判定できる。この
場合には、画像形成装置本体1の上部外面に設けられた
表示パネル(図示せず)より成る表示装置に、従来と同
じく、文字又は絵図、或いはその両者によって、定着ユ
ニット11において記録媒体Pがジャムを起こしたこと
を示す表示がなされる。
【0031】図3は、上記制御を行う表示制御手段の一
例を示すブロック図である。記録媒体Pの後端が第1の
センサ25を通過した時の第1の検知信号がCPUを含
む制御装置21に入力されてから、所定時間後に、記録
媒体Pの先端が第2のセンサ26を通過した時の第2の
検知信号が制御装置21に入力されたときは、表示装置
27には定着ユニット11におけるジャム発生を示す表
示はなされない。第1の検知信号が制御装置21に入力
されてから所定時間を経過しても、第2の検知信号が入
力されないときは、制御装置21は、定着ユニット11
において記録媒体がジャムを起こしたと判定し、表示装
置27に表示信号を出力して、その表示装置27にジャ
ム表示がなされる。このときの表示は、従来と同様に、
定着ユニット11においてジャムが発生したことを内容
とするものであり、例えば、「定着ユニットのジャム紙
を除去して下さい」というものや、ジャム紙の位置を示
すものなどである。かかる表示を第1の表示と称するこ
とにする。
【0032】上述のように、図3に示した制御装置21
と表示装置27は、ジャム検知手段による記録媒体のジ
ャム検知に基づいて、記録媒体が定着ユニット11にお
いてジャムを起こしたことを判定すると共に、そのジャ
ム発生を示す第1の表示をなす表示制御手段の一例を構
成する。本例の画像形成装置においては、上記ジャム検
知手段が第1及び第2のセンサ25,26より成り、表
示制御手段は、定着ユニット11に向けて搬送される記
録媒体Pが第1のセンサ25により検知されてから所定
時間経過後に、第2のセンサ26が記録媒体Pを検知し
ないとき、定着ユニット11において記録媒体がジャム
を起こしたと判定すると共に、定着ユニット11におい
て記録媒体がジャムを起こしたことを示す第1の表示を
なす。
【0033】ユーザは第1の表示を見て、画像形成装置
本体1の前ドア(図5及び図6参照)を開き、通常はそ
の第1の表示に従って、定着ユニット11を画像形成装
置本体内にセットしたまま、図2に示したジャム紙JP
の除去作業を行う。図4に示すように、加圧ローラ15
にはノブ28が付設されており、ユーザはこのノブ28
を回わし、加圧ローラ15と定着ローラ14を回転さ
せ、ジャム紙を定着ユニット外に送り出し、これを除去
する。
【0034】このように、通常は定着ユニット11を画
像形成装置本体内にセットしたまま、ジャム紙JPを除
去することができるのであるが、ノブ28を回わしただ
けでは、ジャム紙JPを定着ユニット11の外部に排出
させることができない場合があり、この場合、ユーザは
定着ユニット11にジャム紙が存在しないものと判断す
ることがある。また先にも説明したように、画像形成動
作を連続して行っているときは、記録媒体の搬送経路中
に複数枚の記録媒体が存在するので、ユーザは定着ユニ
ット以外の個所に存在する記録媒体を除去するだけでジ
ャム処理を終えたものと判断することがある。定着ユニ
ット11内にはセンサは設けられていないので、定着ユ
ニット11にジャム紙JPが残っていても、前ドアを閉
じれば画像形成動作が可能な状態となり、このためユー
ザがジャム紙JPを残したまま画像形成動作を再開して
しまうことがある。かかる事態が発生すれば、再び定着
ユニット11において記録媒体がジャムを起こす。従来
の画像形成装置においては、このようなことが繰り返し
行われて定着ユニット内に多数枚のジャム紙が詰まり、
サービスマンによる補修作業が必要となるおそれがあっ
たのである。
【0035】そこで、本例の画像形成装置においては、
前述の表示制御手段が、定着ユニット11において、記
録媒体がジャムを起こしたことが連続して判定されたと
き、ジャムを起こした記録媒体を定着ユニットから除去
する方法を内容とする第2の表示をなすように構成され
ている。例えば、前述のように定着ユニット11におい
て記録媒体のジャムが発生し、第1及び第2のセンサ2
5,26による検知結果に基づいてジャムであることが
判定された後、そのジャム紙JPを除去することなく画
像形成動作が再開されると、再度ジャムの判定がなされ
る。このように、制御装置が連続してジャムを判定した
ときは、その制御装置21からの出力信号により、表示
装置27に、単に定着ユニット11にてジャムが発生し
たことが表示されるだけでなく、そのジャム紙を除去す
る方法が表示されるのである。
【0036】本例の画像形成装置においては、図5に示
すように、画像形成装置本体1の前ドア29を開き、ロ
ックレバー30を操作して、定着ユニット11のロック
を解除することにより、定着ユニット11を手前側に引
き出すことができ、しかも図6に示すように、定着ユニ
ット11の開閉カバー18Bを開放し、定着ローラと加
圧ローラを外部に対して露出させ、ノブ28を回わして
ジャム紙JPを除去できるように構成されている。この
ようにしてジャム紙JPを除去することができるのであ
るが、この除去方法が表示装置27に表示される。すな
わち、表示装置27には、図7及び図8に示す表示が順
次連続し、かつ繰り返し表示される。この表示中の
は、ロックレバー30を操作することを示す、は定着
ユニット11を手前側に引くことを示している。また
は開閉カバー18Bを開くことを、さらにはジャムJ
Pを取り出すことを示している。このような第2の表示
を表示装置27に表示すれば、ユーザの注意を喚起する
ことができ、ユーザは第2の表示の内容に従って、迷う
ことなく定着ユニット11を引き出し、次いでジャム紙
を除去できる。このようにして、ジャム紙の取り忘れを
防止し、定着ユニット11に多数枚のジャム紙が詰まっ
て重大なトラブルが発生することを未然に防止すること
ができる。また1回目のジャム判定が行われたときは、
図7及び図8に例示したようなジャム紙の除去方法まで
は表示されないので、ユーザに無駄な作業を強いる不具
合を阻止できる。
【0037】図7及び図8から判るように、第2の表示
を、定着ユニット11を画像形成装置本体外に引き出し
てジャムを起こした記録媒体を除去することを内容とす
る文字、又は絵図、或いはその両者とすることができ
る。
【0038】また、第2の表示は1つの表示だけであっ
てもよいが、図7及び図8に例示するように、第2の表
示が、定着ユニットを画像形成装置本体外に引き出して
ジャムを起こした記録媒体を除去する作業工程を順次示
す複数の表示より成ると、ユーザは迷うことなく、ジャ
ム紙JPの除去作業を容易に行うことができる。
【0039】また、上述したように画像によって第2の
表示をなすようにしてもよいが、これに代え、又はその
画像表示と共に、第2の表示が、定着ユニットを画像形
成装置本体外に引き出してジャムを起こした記録媒体を
除去することを内容とする音声であってもよい。例え
ば、「前ドアを開き、ロックレバーを操作して定着ユニ
ットを引き出して下さい。次に開閉カバーを開いてジャ
ム紙を除去して下さい」なる音声によって、ユーザにジ
ャム紙の除去方法を報せるのである。
【0040】本発明は、レーザプリンタ以外のプリン
タ、電子複写機、ファクシミリ、或いはこれらの複合機
などから成る画像形成装置にも広く適用できるものであ
る。
【0041】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の発明によれば、
ユーザに無駄な作業を強いる不具合を最小限に抑え、か
つ定着ユニットに複数枚の記録媒体が詰まってしまう不
具合を阻止できる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、ジャムを
起こした記録媒体の除去方法をユーザに明確に認識させ
ることができる。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、ジャムを
起こした記録媒体の除去方法をユーザに一層明確に認識
させることができる。
【0044】請求項5に記載の発明によれば、ジャムを
起こした記録媒体の除去方法をユーザにより一層明確に
認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図であ
る。
【図2】定着ユニットの拡大断面図である。
【図3】表示制御手段の一例を示すブロック図である。
【図4】手操作で回転されるノブを有する加圧ローラ
と、定着ローラを示す斜視図である。
【図5】定着ユニットを手前側に引き出すときの様子を
示す斜視図である。
【図6】開閉カバーを開いたときの様子を示す斜視図で
ある。
【図7】第2の表示の一例を示す図である。
【図8】第2の表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 11 定着ユニット 25 第1のセンサ 26 第2のセンサ P 記録媒体 TM トナー像

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体表面に担持されたトナー像を、
    少なくとも熱の作用により記録媒体表面に定着する定着
    ユニットと、該定着ユニットの外部に配置されていて、
    前記定着ユニットにおいて記録媒体がジャムを起こした
    ことを検知するためのジャム検知手段と、該ジャム検知
    手段による記録媒体のジャム検知に基づいて、記録媒体
    が定着ユニットにおいてジャムを起こしたことを判定す
    ると共に、そのジャム発生を示す第1の表示をなし、か
    つ定着ユニットにおいて記録媒体がジャムを起こしたこ
    とが連続して判定されたとき、ジャムを起こした記録媒
    体を定着ユニットから除去する方法を内容とする第2の
    表示をなす表示制御手段とを具備して成る画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 記録媒体表面に担持されたトナー像を、
    少なくとも熱の作用により記録媒体表面に定着する定着
    ユニットと、該定着ユニットよりも記録媒体搬送方向上
    流側に配置された第1のセンサと、定着ユニットよりも
    記録媒体搬送方向下流側に配置された第2のセンサと、
    定着ユニットへ向けて搬送される記録媒体が前記第1の
    センサにより検知されてから所定時間経過後に、前記第
    2のセンサが記録媒体を検知しないとき、定着ユニット
    において記録媒体がジャムを起こしたと判定すると共
    に、定着ユニットにおいて記録媒体がジャムを起こした
    ことを示す第1の表示をなし、かつ定着ユニットにおい
    て記録媒体がジャムを起こしたことが連続して判定され
    たとき、ジャムを起こした記録媒体を定着ユニットから
    除去する方法を内容とする第2の表示をなす表示制御手
    段とを具備して成る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の表示が、定着ユニットを画像
    形成装置本体外に引き出してジャムを起こした記録媒体
    を除去することを内容とする文字、又は絵図、或いはそ
    の両者である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の表示が、定着ユニットを画像
    形成装置本体外に引き出してジャムを起こした記録媒体
    を除去する作業工程を順次示す複数の表示より成る請求
    項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の表示が、定着ユニットを画像
    形成装置本体外に引き出してジャムを起こした記録媒体
    を除去することを内容とする音声である請求項1乃至4
    のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6556794B2 (en) * 2001-08-23 2003-04-29 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Carrying apparatus and image forming apparatus
US9104165B2 (en) 2013-03-27 2015-08-11 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and method of handling a sheet conveyance error therein
JP2017161698A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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