JPH11106093A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置

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JPH11106093A
JPH11106093A JP9284369A JP28436997A JPH11106093A JP H11106093 A JPH11106093 A JP H11106093A JP 9284369 A JP9284369 A JP 9284369A JP 28436997 A JP28436997 A JP 28436997A JP H11106093 A JPH11106093 A JP H11106093A
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JP
Japan
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opening
sheet
closing cover
conveyance path
curved
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JP9284369A
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Ichiji Kitajima
一司 北島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湾曲搬送路内のジャム処理を簡易に行うシー
ト搬送装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 反転搬送路内にジャムが発生すると、反
転搬送路開閉カバー22に設けられた形状22bとレバ
ー23の係止形状23aとの係合が解除されて、バネ3
1はカバー22を開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートを搬送するシ
ート搬送装置に関し、特に搬送方向を変化させて搬送す
る湾曲ガイド部でのジャム処理機構に特徴を有するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシート搬送装置を備えた
画像形成装置としては、例えば複写機、ファクシミリ、
プリンタ等がある。ここでは一例として複写機において
使用するサイズのシートを供給カセットに入れることで
毎回シートを補充することなしに複数枚或は連続コピー
を取るだけ必要な枚数を画像形成させることができるよ
うにした画像形成装置について説明する。
【0003】供給カセットが複写機本体の側面から一部
突き出させた状態で装着されている複写機は、複写機本
体より大きな設置面積が必要となるため、近年では複写
機等の画像形成装置では供給カセットを装置本体下部に
内蔵するような装置が主流となっている。
【0004】この画像形成装置は省スペース化のため供
給カセットを前面(正面)側へ引き出すことができ、こ
の状態でシートの交換補充をすることができ、供給カセ
ットの本体側一端部に給送ローラが配置され、供給カセ
ットからシートを送り出し、シートは反転搬送路で反転
され搬送路に沿って送られ、供給カセットの上部に設け
られている搬送ローラ対へ搬送され、さらに転写部、定
着部へと送られていく。
【0005】また、上記した画像形成装置では、シート
が詰まるジャムが発生するとランプが点灯し故障を知ら
せ、さらに搬送路又は供給部のジャム処理を容易に行う
ため、ジャムの箇所を表示したり、反転搬送路が解放で
きるように搬送ガイド部の一方が側面のカバーと共に開
く構成になっていて、このカバーを開けてジャムシート
を取り除くことができる。
【0006】搬送路又は搬送ローラ対の部分は前面のカ
バーが開きレバーを操作することで搬送ローラ対のニッ
プ部の圧力を解放する装置、搬送路の搬送ガイド部の一
方が移動してシートの取り出し隙間を形成する装置、比
較的小型であればローラの一端に取付けられたツマミを
回すことでシートを送り出してジャムシートを取り出す
装置、本体の一端を回転軸として搬送路を境にして2つ
に大きく開きジャムシートを容易に処理できるクラムシ
ェル型の装置等がある。
【0007】供給カセットは特に前面側へ引き出すよう
な装置ではシートの供給方向と垂直方向に供給カセット
を引き出すため、例えばジャムの警告表示があって不用
意に供給カセットを引き出すとシート先端が飛び出すこ
ともあった。
【0008】シートが装置本体の搬送路に達していたよ
うな場合、シートが装置本体と供給カセットとの間に挟
まり引きちぎれたり、供給カセットが引き出せなくなっ
たりするので、供給途中にジャムが発生してジャムを検
知すると、供給カセットを引き出せなくするロック手段
を設ける提案(特開昭63−106236)がされてい
る。
【0009】また、供給カセットから飛び出したシート
を元に戻す機構、給送ローラの圧力解除を行いシートが
搬送路にて挟み込まれないようにする機構の提案等がさ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のシー
ト搬送装置はジャムが発生するとシートの供給、搬送等
の動作が停止し、操作キーパネル部に警告表示のランプ
が点灯或はジャム発生箇所が表示されている。
【0011】ユーザーは警告ランプの点灯或は表示メッ
セージにてジャムの発生を知り、操作パネルに表示され
る手順、装置に張付けられたラベルや取扱説明書等の指
示に従ってジャムシートを取り除く作業を行うため以下
のような問題が生じていた。
【0012】第1に作業手順が複雑である。例えば装置
のカバーを開けて内部の様々な部分を移動させるように
複数の手順を踏んだ後に、ジャムシートを取り除かなけ
ればならない。また、移動させる手順も決まっている場
合もあり、さらにカバーも正面だけでなく左右側も開け
て作業することが必要な場合もある。
【0013】第2に作業の指示が難解である。「カバー
を開ける」「ユニットを引き出す」「搬送ガイドを移動
させる」という各操作がどの部分を持って、どの方向
に、どのくらいの力で操作するのか、といったことが十
分分からない。例えば不用意に力を入れ過ぎたり、全く
動かず様々な方向に力をかけたりする場合がある。
【0014】第3にジャムシートが何枚、どこにあるの
か分からず、ジャムシートを装置内に残してしまう場合
がある。特に連続で画像形成したりすると1ケ所でジャ
ムが発生しても装置内に複数シートが存在し、全てのシ
ートを取り除かなければならない。そして装置内にシー
トを残してしまい、幾度か作業を繰り返すこともある。
【0015】第4にジャムシートを取り出す際に破って
しまい装置内にシート片を残してしまう場合がある。ユ
ーザーはジャムシートが見えるとすぐに取ろうとして、
無理に引っ張る或は取り除く方向とは別に引っ張るの
で、シートが破れ、シート片を装置内に残したことに気
付かずに再スタートさせ、また別の搬送故障を発生させ
る可能性がある。
【0016】第5にシートを取り除く手順或は方法は種
々の画像形成装置で統一性がない。装置の構成、機構、
配置から様々な操作手順となる可能性がある。
【0017】このようにユーザーにとって慣れないこと
で理解できず、時間がかかり敬遠される作業である。
【0018】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、シー
トを取り除く作業手順を簡易化したシート搬送装置及び
画像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、湾曲搬送路を有した搬送路に沿っ
てシートを搬送する搬送手段を備えたシート搬送装置に
おいて、前記湾曲搬送路の搬送ガイド面を形成する開閉
自在な湾曲搬送路開閉カバーと、前記湾曲搬送路内にて
ジャムが発生したことを認識する認識手段と、該認識手
段により湾曲搬送路内のジャムを認識すると前記湾曲搬
送路開閉カバーを開放する開放手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0020】本発明によれば、湾曲搬送路内でジャムが
発生すると、ジャムを認識し、湾曲搬送路開閉カバーが
開放される。
【0021】前記開放手段は、前記湾曲搬送路開閉カバ
ーを開放する方向に付勢する付勢手段と、前記湾曲搬送
路開閉カバーを閉じた状態に保持する保持手段と、該保
持手段を解除する解除手段と、を有することが好まし
い。
【0022】このようにすると、湾曲搬送路内でジャム
が発生すると、保持手段が解除手段によって解除され、
湾曲搬送路開閉カバーが開放される。
【0023】前記開放手段は、前記湾曲搬送路開閉カバ
ーを開閉自在に駆動する駆動手段を有することが好まし
い。
【0024】湾曲搬送路内でジャムが発生すると、駆動
手段が駆動し、湾曲搬送路開閉カバーが開放される。
【0025】前記開放手段は、前記湾曲搬送路開閉カバ
ーの所定の開放角度を境にして、所定の開放角度より狭
く開いた状態に前記湾曲搬送路開閉カバーがあると閉じ
る方向に付勢し、所定の開放角度より広く開いた状態に
前記湾曲搬送路開閉カバーがあると開く方向に付勢する
規制手段と、前記湾曲搬送路開閉カバーを開放させるレ
バー手段と、を有することが好ましい。
【0026】このようにすると、湾曲搬送路内でジャム
が発生すると、レバー手段により湾曲搬送路開閉カバー
を開放させて、規制手段により開いた状態となる。
【0027】また、上記目的を達成するために本発明の
画像形成装置にあっては、上記のシート搬送装置を備
え、該シート搬送装置に搬送されるシートに画像を形成
する画像形成手段を備えたことを特徴とする。
【0028】本発明によれば、画像形成装置のジャム処
理が簡易になる。
【0029】供給カセットに積載されたシートを1枚毎
に給送する給送ローラを備え、前記湾曲搬送路開閉カバ
ーを開く動作と連動させて前記給送ローラとシートとの
圧接状態を解放し、前記湾曲搬送路開閉カバーを閉じる
動作と連動させて前記給送ローラとシートとを圧接させ
ることが好ましい。
【0030】このようにすると、湾曲搬送路開閉カバー
の動作と給送ローラの圧接動作とを連動させて同時に行
い、ユーザーの給送ローラ圧接解除作業をなくす。
【0031】前記湾曲搬送路開閉カバーを開く動作と連
動させて前記搬送手段の搬送ローラとシートとの圧接状
態を解放し、前記湾曲搬送路開閉カバーを閉じる動作と
連動させて前記搬送ローラとシートとを圧接させること
が好ましい。
【0032】このようにすると、湾曲搬送路開閉カバー
の動作と搬送ローラの圧接動作とを連動させて同時に行
い、ユーザーの搬送ローラ圧接解除作業をなくす。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0034】(実施の形態1)図1は実施の形態1に係
る電子写真画像形成装置の断面図である。尚、電子写真
画像形成装置とは後述する画像形成手段による電子写真
画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。
【0035】図1において、複写する原稿1は原稿1を
所定の位置にセットするため上部本体フレーム9上面に
設けた原稿台ガラス2上に載置され原稿圧板2aで原稿
台ガラス2に押圧される。
【0036】複写動作が開始されると原稿1を照らす光
源3が点灯され、この光源3は矢印aの方向へ移動し、
原稿1を照射する。
【0037】原稿1から反射して原稿像を光源3と共に
移動するミラー4aで反射して、ミラー4aの2分の1
速度で周方向に移動する折返し反射ミラー4b対で更に
反射した原稿像をレンズ5を通じて固定の反射ミラー4
c群で感光体ドラム6に導く。すなわち、画像情報に応
じた画像光が感光体ドラム6に照射される。
【0038】上記ミラー群4の中に置かれたレンズ5は
予め設定された倍率位置に移動し、前記ミラー群4とで
複写原稿の画像を拡大縮少して感光体ドラム6上に結像
する。
【0039】感光体ドラム6は図示矢印方向に回転して
おり一次帯電部6aで予め一様に帯電され、上記画像光
の露光によって感光体ドラム6上に潜像が形成され、こ
の潜像が現像部7によってトナー像とされ転写帯電部1
2により記録媒体例えば転写紙に転写され、転写後、感
光体ドラム6上に残った残留トナーはクリーニング部8
により除去される。
【0040】このような画像形成手段としての感光体ド
ラム6、一次帯電部6a、現像部7、クリーニング部8
は一体のカートリッジ化され、画像形成装置の上部本体
フレーム9に着脱可能なプロセスカートリッジBとして
ある。ここで、現像部7は現像ローラ7aを有してお
り、現像ローラ7aは回転することによって、トナー収
納部7bに収納してあるトナーを感光体ドラム6に供給
する。
【0041】また、クリーニング部8は弾性クリーニン
グブレード8aを有し、二つのブレード8aは感光体ド
ラム6に当接しており、感光体ドラム6に残留するトナ
ーを除去する。
【0042】尚、前述プロセスカートリッジとは、帯電
手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
である。
【0043】及び帯電手段、現像手段、クリーニング手
段の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカー
トリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能と
するものである。
【0044】更に、少なくとも現像手段と電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装
置本体に着脱可能とするものをいう。
【0045】上記記録媒体の転写紙の搬送手段は以下の
とおりである。
【0046】シートを積載した供給カセット10上の最
上位のシートは給送ローラ21と分離パット28にて一
枚ずつ送り出され、搬送手段の不図示の搬送ローラとガ
イドで所定のタイミングでシートを感光体ドラム6上へ
送り出すレジストローラ11へ搬送され、レジストロー
ラ11で感光体ドラム6上のトナー像とタイミングを合
わせて感光体ドラム6上のトナー像をシート上に転写す
る帯電部12へ送られ転写される。
【0047】転写後、シートは定着部14まで搬送部材
13でもって送られ、シート上の像をシートへ定着させ
る定着部14で定着される。
【0048】定着部14は熱源を有する定着ローラ14
aに加圧ローラ14bが圧接し、熱と圧力によってシー
ト上のトナー像をシートに固定するものであると共にシ
ートの搬送手段ともなっている。
【0049】定着後、定着部14の出口側に付設した排
紙ローラ14cでもってシートは排紙トレイ15c上に
排出される。
【0050】上記において、原稿台ガラス2、光源3、
ミラー群4、レンズ5等の光学系、プロセスカートリッ
ジB、光学系の可動部材を駆動する駆動源の不図示のモ
ータ、等は上部本体フレーム9に取り付けられ、またプ
ロセスカートリッジB、シートの搬送手段及び定着部1
4を駆動する不図示の駆動モータは、定着部14の駆動
伝達部材の接続を簡単にするため上部本体フレーム9に
取り付けられている。
【0051】さらに前述の上部本体フレーム9及び下部
本体フレーム15内の各装置に電気を供給する電源のメ
イン基板もそのスペース的有効利用の点から上部本体フ
レーム9の後面側にそれぞれ配置されている。このよう
な上部本体フレーム9に担持する各部材を併せて上部本
体Uを構成している。
【0052】そしてシートの搬送手段、転写帯電部1
2、定着部14は下部フレーム15に取り付けられ、下
部本体Lを構成している。上部本体フレーム9を下部本
体フレーム15に対して開閉可能に結合して電子写真画
像形成装置本体としている。
【0053】ここでシートの流れについてさらに説明す
ると供給カセット10上のシートは給送ローラ21にて
矢印bの方向へ送り出され、分離パット28とによって
最上位のシートを一枚ずつ分離され、搬送ガイド22a
の面にそって移動し矢印cの方向へ送られ前述の各プロ
セスを経て、複写画像が転写されトレイ15cの上へ排
出される。
【0054】ここで搬送路中に一端が突出したレバー2
5,26,27はシートが通過すると揺動し、レバーの
他部に置かれた光学式のセンサーを横切ったりあるいは
さえぎった状態を解除することで電気信号化する紙結合
センサーで、25は給送センサーで、26はレジストセ
ンサー、27は排紙センサーで装置内の紙の滞留を検知
した後装置内の認識手段としてのCPUに判断しシート
が詰まるというジャムの警告表示をする。
【0055】湾曲搬送路として反転搬送路を形成する搬
送ガイド部22aはシートの送り方向を矢印bから矢印
cの方向へ180°反転させるため、シートがこの部分
で滞留した場合取り除き易くするため開放可能な搬送搬
送路開閉カバーとしての反転搬送路開閉カバー22の一
部となっている。
【0056】図2は実施の形態1に係る電子写真画像形
成装置の反転搬送路部分の拡大断面である。
【0057】図2にてジャムが発生した場合の動作につ
いて説明する。
【0058】給送ローラー21が回転しシートを送りは
じめてから所定時間経過してもレジストセンサー26、
排紙センサー27各センサーの信号を受ける認識手段と
してのCPUがシートの通過を検知しない場合或は所定
時間経過してもシートを検知しつづける場合にはCPU
は装置内部でジャムが発生したと認識して、操作パネル
上のジャム表示ランプを点灯させるとともにシートの搬
送手段の動作を停止させる。
【0059】この時、給送センサー25にてシートを検
知しつづけた場合及び各センサーいづれもシートの通過
を検知していない場合には、CPUは反転搬送路内にシ
ートが滞留していると判断し、ソレノイド24に電気信
号を送る。
【0060】ここで反転搬送路開閉カバー22の固定を
解除する解除手段としてのレバー23はソレノイド24
のプランジャー先端に取付けられる。
【0061】反転搬送路開閉カバー22に設けられた形
状22bとレバー23の係止形状23aとは係合する保
持手段であり、反転搬送路開閉カバー22を固定してい
る。
【0062】また、バネ31はレバー23を反転搬送路
開閉カバー22を固定する位置へ付勢する部材であり、
付勢手段としてのバネ32は反転搬送路開閉カバー22
を開き方向に付勢している部材である。
【0063】ソレノイド24に電気信号が入るとプラン
ジャーは引かれ、それとともにレバー23は引き上げら
れ反転搬送路開閉カバー22の形状22bからレバー2
3の係止形状23aがはずれる。
【0064】そして反転搬送路開閉カバー22はバネ3
2により図2の一点鎖線位置にまで押し開かれる。この
位置では反転搬送路開閉カバー22の重心Gが回転中心
33より外側となるので反転搬送路開閉カバー22は外
側に倒れ、反転搬送路は開かれた状態になり、この場所
に滞留しているシートを引き出して取り除くことができ
る。
【0065】またシートの処理が終った後反転搬送路開
閉カバー22を閉じる。このとき形状22bの溝形状に
レバー23の係止形状23aが入り反転搬送路開閉カバ
ー22の回転はロックされる。
【0066】以上によりジャムが発生し、反転搬送路に
シートが滞留している場合にはこの部分の搬送ガイドの
一方を形成している反転搬送開閉カバー22が開くた
め、この部分にジャムシートが存在し、処理しなければ
ならないことがだれでも理解できる。
【0067】尚、上記では湾曲搬送路として反転搬送路
を有する画像形成装置について説明したが、直角や屈折
等の湾曲搬送路についても本発明を適用できる。
【0068】(実施の形態2)図3は実施の形態2に係
る反転搬送路部分の拡大断面図が示されている。
【0069】以下の説明では実施の形態1と異なる点の
みを説明するものとし、その他の構成および作用につい
ては実施の形態1と同一なので、同一の構成部分につい
ては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0070】図3において反転搬送路開閉カバー22を
開く機構がギア列42を介して結合された駆動手段とし
てのモーター(不図示)による装置である。
【0071】反転搬送路開閉カバー22の回転軸を中心
にして一部に歯形41を形成し、前述のようにジャムが
発生し、反転搬送路内にシートが存在するとモーター等
の駆動手段により駆動するギア列42で開かれる動作が
行われるようにしたものでリセットボタンを押すことで
自動で閉じることができるメリットがある。
【0072】(実施の形態3)図4は実施の形態3に係
る反転搬送路部分の拡大断面図が示されている。
【0073】以下の説明では実施の形態1と異なる点の
みを説明するものとし、その他の構成および作用につい
ては実施の形態1と同一なので、同一の構成部分につい
ては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0074】反転搬送路開閉カバー22の回転軸33の
部分に開き方向に作用する付勢手段としてのネジリコイ
ルバネを入れた装置である。構造が簡単で必要とするス
ペースも小さいため容易に配置できる。
【0075】また回転軸33部にダンパーを入れゆっく
り開く構成にすることも可能でネジリコイルバネのかわ
りにトーションバーを用いても良い。
【0076】(実施の形態4)図5は実施の形態4に係
る反転搬送路部分の拡大断面図が示されている。
【0077】以下の説明では実施の形態1と異なる点の
みを説明するものとし、その他の構成および作用につい
ては実施の形態1と同一なので、同一の構成部分につい
ては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0078】反転搬送路開閉カバー22の部分にバネ掛
け形状65と本体フレーム上に引掛け形状64を設け、
その間に規制手段としての引張コイルバネ62を掛ける
構成である。
【0079】反転搬送路開閉カバー22を所定の開放角
度66まで開放させるレバー手段としてのレバー61
は、ジャム検知時に不図示の駆動源たとえばモーター、
ソレノイド等により図5の矢印方向に作動し、反転搬送
路開閉カバー22の一部を押し開放させる。引張りコイ
ルバネ62は反転搬送路開閉カバー22が所定の開放角
度66の位置以上に開放されるとカバーの端部にそって
曲がるため、バネの力の作用する方向がカバーの回転軸
33の外側(図の右下側)になる。
【0080】すると、この力はカバーを開く方向に作用
するため、カバーは閉じることなく開いた状態になる。
閉じるときは66の位置まで閉じると後は完全に締まる
までバネの力により引っ張られる。
【0081】このように引張りコイルバネ62はカバー
22を所定の開放角度66以上開くことで開き方向に作
用するためカバー22を開くために作用しているレバー
61はカバーの開きを全開するのに途中の所定の開放角
度66の位置を少し越えるまで移動すれば良く従って、
作動ストロークも作動力も小さくすることができ、省ス
ペース化できどこでも容易に配置することができる。
【0082】(実施の形態5)図6は実施の形態5に係
る反転搬送路部分の拡大断面図が示されている。
【0083】以下の説明では実施の形態1と異なる点の
みを説明するものとし、その他の構成および作用につい
ては実施の形態1と同一なので、同一の構成部分につい
ては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0084】反転搬送路開閉カバー22の回転軸33の
軸線近傍でカバーに連設して、突出部74を設け、給送
ローラー21に当接し記録紙を1枚ずつ分離給送する分
離パット71は回転軸73を中心に揺動可能に設けら
れ、付勢部材75にて給送ローラー21に当接してい
る。72は連結部材でカバー22の突出部74に回動可
能に取付けられ、分離パット71の突出部71aに引掛
けられている構成である。
【0085】ここで前述のようにジャム発生後、反転搬
送路開閉カバー22が22′の位置に開くと、連結部材
72も移動し、連結部材72に引っ張られて分離パット
71は回転軸73を中心に71′の位置に動き給送ロー
ラー21との間にギャップGができる。
【0086】反転搬送路中のジャムシートを処理する際
に給送ローラー21の圧力が解除されるため力を入れず
にジャムシートを引き抜くことができ、また反転搬送路
開閉カバー22の開きと連動して圧力を解除し、閉じる
と圧力が復帰されるため、圧力の解除を忘れてシートを
無理に引っ張り破ることもなく圧力の復帰をせずに給送
不良を起こすこともなくなる。
【0087】(実施の形態6)図7は実施の形態6に係
る反転搬送路部分の拡大断面図が示されている。
【0088】以下の説明では実施の形態1と異なる点の
みを説明するものとし、その他の構成および作用につい
ては実施の形態1と同一なので、同一の構成部分につい
ては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0089】反転搬送路開閉カバー22の動きと連動し
て回転軸84を中心に回動するレバー81と、回転中心
86を中心として、一端が搬送ローラー87を押し上げ
る形状85b、他端に連結軸受85aを設けた搬送ロー
ラー圧解除アーム85と、一端83aがレバー81のカ
ム形状81bに当接し他端83bがアーム85の連結軸
受85aとつながれた連結棒83から構成されている。
【0090】前述の構成によって開閉カバー22が開く
と、レバー81は回転軸84を中心に回動する。レバー
81のカム形状に当接している連結棒83は矢印方向に
移動する。
【0091】搬送ローラー圧解除アーム85は一端を連
結棒83とつながれているため回転中心86を中心とし
て回転し、押し上げ形状85bにて搬送ローラー87が
押し上げられ搬送路の圧力が解除される。
【0092】反転搬送路中のジャムシートを処理する際
に、搬送ローラー87対の圧力が解除されているため、
容易にジャムシートを引き抜くことができる。
【0093】開閉カバーの動きと連動して搬送ローラー
87対の圧力解除と復帰が行われるため、圧力解除を忘
れて紙を無理に引っ張って破ったり、圧力の復帰を忘れ
て搬送不良を起こすこともなくなる。
【0094】
【発明の効果】本発明は、シート搬送装置の湾曲搬送路
内にてジャムが発生を認識すると、湾曲搬送路開閉カバ
ーを開放する開放手段が設けられているので、湾曲搬送
路開閉カバーが開放され、ユーザーは迷わずジャム処理
が可能となり、簡易にジャムシートを取り除くことがで
きる。
【0095】開放手段は、付勢手段と、保持手段と、解
除手段と、を有するので、簡単なしかも小さなスペース
で配置でき、湾曲搬送路内でジャムが発生すると、保持
手段が解除手段によって解除され、湾曲搬送路開閉カバ
ーが開放される。
【0096】開放手段は、駆動手段を有するので、ユー
ザーはボタン操作だけで湾曲搬送路開閉カバーの開閉作
業を行うことができ、湾曲搬送路内でジャムが発生する
と、駆動手段が駆動し、湾曲搬送路開閉カバーが開放さ
れる。
【0097】開放手段は、湾曲搬送路開閉カバーの所定
の開放角度を境にして、所定の開放角度より狭く開いた
状態では閉じるように付勢し、所定の開放角度より広く
開いた状態では開くように付勢する規制手段と、湾曲搬
送路開閉カバーを開放させるレバー手段と、を有するの
で、湾曲搬送路内でジャムが発生すると、レバー手段に
より湾曲搬送路開閉カバーを開放させて、付勢手段によ
り開いた状態となることができる。
【0098】画像形成装置に上記シート搬送装置を用い
るので、湾曲搬送路開閉カバーが開放されて、ジャムシ
ートがどこにあるかが明瞭で、ユーザーは容易にジャム
処理できる。
【0099】湾曲搬送路開閉カバーの動作と給送ローラ
の圧接動作とを連動させて同時に行い、ユーザーの給送
ローラ圧接解除作業をなくし、ユーザーがジャムシート
を破いてしまうことを防止できる。
【0100】湾曲搬送路開閉カバーの動作と搬送ローラ
の圧接動作とを連動させて同時に行い、ユーザーの搬送
ローラ圧接解除作業をなくし、手順を簡略化でき、不慣
れなユーザーでもジャムシートを取り除くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の形態1に係る電子写真画像形成装
置の概略断面図である。
【図2】図2は実施の形態1に係る反転搬送路部分の拡
大断面図である。
【図3】図3は実施の形態2に係る反転搬送路部分の拡
大断面図である。
【図4】図4は実施の形態3に係る反転搬送路部分の拡
大断面図である。
【図5】図5は実施の形態4に係る反転搬送路部分の拡
大断面図である。
【図6】図6は実施の形態5に係る反転搬送路部分の拡
大断面図である。
【図7】図7は実施の形態6に係る反転搬送路部分の拡
大断面図である。
【符号の説明】
10 供給カセット 21 給送ローラ 22 反転搬送路開閉カバー 22a 搬送ガイド部 23 レバー 23a 係止形状 24 ソレノイド 25 給送センサ 26 レジストセンサ 27 排送センサ 32 バネ 33 回転中心 61 レバー 62 引張コイルバネ 66 所定開放角度 71 分離パッド 74 突出部 75 付勢部材 81 レバー 83 連結棒 85 圧解除アーム 87 搬送ローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲搬送路を有した搬送路に沿ってシー
    トを搬送する搬送手段を備えたシート搬送装置におい
    て、 前記湾曲搬送路の搬送ガイド面を形成する開閉自在な湾
    曲搬送路開閉カバーと、前記湾曲搬送路内にてジャムが
    発生したことを認識する認識手段と、該認識手段により
    湾曲搬送路内のジャムを認識すると前記湾曲搬送路開閉
    カバーを開放する開放手段と、を備えたことを特徴とす
    るシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記開放手段は、前記湾曲搬送路開閉カ
    バーを開放する方向に付勢する付勢手段と、前記湾曲搬
    送路開閉カバーを閉じた状態に保持する保持手段と、該
    保持手段を解除する解除手段と、を有することを特徴と
    する請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記開放手段は、前記湾曲搬送路開閉カ
    バーを開閉自在に駆動する駆動手段を有することを特徴
    とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記開放手段は、前記湾曲搬送路開閉カ
    バーの所定の開放角度を境にして、所定の開放角度より
    狭く開いた状態に前記湾曲搬送路開閉カバーがあると閉
    じる方向に付勢し、所定の開放角度より広く開いた状態
    に前記湾曲搬送路開閉カバーがあると開く方向に付勢す
    る規制手段と、前記湾曲搬送路開閉カバーを開放させる
    レバー手段と、を有することを特徴とする請求項1に記
    載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載のシート
    搬送装置を備え、該シート搬送装置に搬送されるシート
    に画像を形成する画像形成手段を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】 供給カセットに積載されたシートを1枚
    毎に給送する給送ローラを備え、前記湾曲搬送路開閉カ
    バーを開く動作と連動させて前記給送ローラとシートと
    の圧接状態を解放し、前記湾曲搬送路開閉カバーを閉じ
    る動作と連動させて前記給送ローラとシートとを圧接さ
    せることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記湾曲搬送路開閉カバーを開く動作と
    連動させて前記搬送手段の搬送ローラとシートとの圧接
    状態を解放し、前記湾曲搬送路開閉カバーを閉じる動作
    と連動させて前記搬送ローラとシートとを圧接させるこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
JP9284369A 1997-10-01 1997-10-01 シート搬送装置及び画像形成装置 Withdrawn JPH11106093A (ja)

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