JP2008107633A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2008107633A JP2006291328A JP2006291328A JP2008107633A JP 2008107633 A JP2008107633 A JP 2008107633A JP 2006291328 A JP2006291328 A JP 2006291328A JP 2006291328 A JP2006291328 A JP 2006291328A JP 2008107633 A JP2008107633 A JP 2008107633A
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Abstract

【課題】残紙処理が容易で、反転ユニットの装置本体からの引き出しによる用紙の泣き別れを確実に防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体1に対して出し入れ可能に装着され、画像形成部2で画像が形成された用紙30を反転する反転ユニット100を備え、該ユニットには搬送された用紙を反転路102へ導く反転入口ローラ110と、反転路102で用紙を反転させる正転・逆転可能な反転ローラ111とを有し、反転ローラ111のニップを解除するニップ解除手段130を設け、反転ユニット100を用いる印刷モード時に印刷動作緊急停止が発生した場合、ニップ解除手段130を作動して反転ローラ111のニップを解除するとともに、反転入口ローラ110を駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置などの電子写真複写プロセスを実行する画像形成装置に関するものである。
上記画像形成装置において、両面印刷、あるいは印刷物をページ順に揃えるべく印刷面を下側に排出する機能を持った、反転ユニットを搭載している装置が知られている。この種の画像形成装置における反転ユニットには、大まかに記録材である用紙をユニット内へ搬送する反転入口路、用紙を反転するための反転路、反転後の用紙を搬送する反転部、反転後に印刷面を下側にしたまま用紙を排出するための反転出口路、反転後に用紙裏側へ画像形成するために画像形成部に用紙を再搬送するための両面搬送路を備えている。
一方、ジャム時等により発生する装置本体に残留する用紙(残紙)の確認手段としては、搬送経路内に配置し、用紙搬送動作に使用している電気光学的な用紙検知センサによって残紙の有無を確認し、オペレータは操作部に表示されたディスプレイの指示に従って残紙を処理するようにしているものが一般的である。
しかしながら、特に高速機のような大型装置において残紙処理を行う場合には、目視できない用紙は忘れがちとなり、また装置内の残紙枚数も多くなることがあるため、オペレータにとって大きな手間となり、時間も掛かってしまう。特に反転ユニットは用紙視認性に乏しいことが多く、残紙処理に手間取ることが多い。
特開2002−145534号公報
そこで、特許文献1には引き出した反転ユニット内の上側ガイド板を上方に回動して大きく開放することができ、このようにすると目視可能な状態で良好に残紙処理が可能となるものである。
しかしながら、ジャム時に画像形成装置本体と上記反転ユニットに跨った状態で残紙になる場合も少なく無く、このときそのまま反転ユニットのみを装置本体から引き出すと、装置内残留ユニットとの間で残紙が破損してしまう、いわゆる用紙の泣き別れが発生する。そして、泣き別れが発生しその破損片が細かいと、オペレータでは処理することが難しく残紙処理が非常に困難となることがある。さらに厚紙のような高剛性用紙の泣き別れは、ユニット自体にダメージを及ぼす恐れもあるという問題があった。
本発明は、上記した従来の事情に鑑み、残紙処理が容易で、反転ユニットの装置本体からの引き出しによる用紙の泣き別れを確実に防止することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置本体に対して出し入れ可能に装着され、画像が形成された記録材を反転する反転ユニットを備え、該反転ユニットには搬送された記録材を反転路へ導く反転入口ローラと、該反転路で記録材を反転させる正転又は逆転可能な反転ローラとを備える画像形成装置において、前記反転ローラのニップを解除するニップ解除手段を設け、前記ユニットを用いる印刷時に印刷動作緊急停止が発生した場合に、前記ニップ解除手段を作動して前記反転ローラのニップを解除するとともに、前記反転入口ローラを駆動することを特徴とする画像形成装置を提案する。
なお、本発明は、前記反転入口ローラ付近に記録材有無を検知する入口検知手段を設け、前記反転入口ローラの駆動は該入口検知手段が記録材無しを検知してから所定時間経過するまで行われると、効果的である。
さらに、本発明は、前記反転ユニットが、前記反転ローラによって反転させた後、排出させる記録材が通る反転出口路と、画像が形成されていない面に画像を形成する記録材が通る両面搬送路と、前記記録材を前記反転出口路と前記両面搬送路の何れに導くかを選択的に切り換える切り換え手段とを具備する反転ユニットであると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記印刷動作緊急停止時は、反転ユニットにおいては反転入口ローラ以外の搬送ローラ駆動を断つと、効果的である。
また、上記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置本体に対して出し入れ可能に装着され、画像が形成された記録材を反転する反転ユニットを備え、該反転ユニットには搬送された記録材を反転路へ導く反転入口ローラと、該反転路で記録材を反転させる正転又は逆転可能な反転ローラと、該反転ローラによって反転された記録材が通る反転出口路とを有する画像形成装置において、前記反転ユニットを用いる反転排紙印刷時にて印刷動作緊急停止が発生した場合に、前記反転出口路の出口側に配した記録材有無を検知する反転出口検知手段が記録材を検知したとき、該反転出口検知手段が無しを検知して所定時間経過するまで、画像形成装置本体の反転出口路に最も近い搬送ローラを排紙方向に駆動させることを特徴とする画像形成装置を提案する。
さらにまた、上記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置本体に対して出し入れ可能に装着され、画像が形成された記録材を反転する反転ユニットを備え、該反転ユニットには搬送された記録材を反転路へ導く反転入口ローラと、該反転路で記録材を反転させる正転又は逆転可能な反転ローラと、該反転ローラによって反転された記録材が通る反転出口路と、画像が形成されていない面に画像を形成する記録材が通る両面搬送路とを有する画像形成装置において、前記反転ユニットを用いる両面印刷時にて印刷動作緊急停止が発生した場合に、前記両面搬送路の出口側に配した記録材有無を検知する両面出口検知手段が記録材を検知したとき、該両面出口検知手段が無しを検知して所定時間経過するまで、画像形成装置本体の両面搬送路に最も近い搬送ローラを再給紙方向に駆動させることを特徴とする画像形成装置を提案する。
なお、本発明は、前記ユニットの反転出口路及び両面搬送路にそれぞれ設けた反転ローラ及び両面搬送ローラは、記録材を介した搬送方向の回転が空転可能に構成されていると、効果的である。
本発明によれば、ジャム等による緊急停止時に反転ユニット内のローラと装置本体側のローラとに跨った残紙が生じてもユニットの引き出しによる残紙泣き別れを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図である。ここに示した画像形成装置は、画像形成装置本体1の中央に画像形成部2が配置され、この画像形成部2の下方に給紙部3が配置されている。画像形成部1の上方は、原稿を読み取る読み取り部4が配設され、そして画像形成部1の左側には排紙収納部5が設けられ、画像形成された用紙30が排紙収納される。用紙30は紙以外の樹脂フィルムなどから成るシート部材であってもよい。
画像形成部2には、像担持体としてのドラム状に形成された感光体10を備え、該感光体10の周囲には、表面に帯電処理を行う帯電装置11、画像情報を表面にレーザー光で照射する露光装置12、表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する現像装置13、及び感光体の残留するトナーを除去回収するクリーニング部14が配置されている。また、感光体10の作像したトナー像を用紙30に転写する転写装置15、トナー像を得た用紙上のトナーを、一対のローラ間を通過して熱と圧力を加えることによってトナー像を定着処理する定着装置16がそれぞれ配置されている。
かかる画像形成装置において画像形成が開始されると、感光体10が図における時計方向に回転駆動され、このとき帯電装置11によって感光体10の表面が所定の極性に帯電される。次いで、その帯電面に、露光装置12から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体10に静電潜像が形成される。そして、感光体10の表面に形成された静電潜像は、現像装置13によってトナー像として可視像化され、トナー像は転写装置15によって用紙30上に転写される。
一方、画像形成部2の下部に配置された給紙部3には、例えばサイズや種類の異なる用紙30を積載する複数の給紙トレイ31が設けられ、該給紙トレイ31に積載された用紙30の最上紙がピックアップコロ32、給紙ローラ33及びリバースローラ34を有する給紙手段によってレジストローラ対17に向けて送り出され、中間ローラ23を介してその先端が停止しているレジストローラ対17に突き当てられる。これによって用紙30が整合された後、レジストローラ対17は感光体10に形成されたトナー像が転写装置15を設けた転写部で用紙30の先端部と合致するようなタイミングで回転を再開し、転写部に向けて用紙30を送り出す。
読み取り部4では、コンタクトガラス(図示せず)上に載置される原稿の読み取り走査を行うために、CCD等に画像信号として読み込むそれ自体公知の原稿走査装置41が設けられ、この読み込まれた画像信号は、画像処理部(図示せず)によってデジタル化され画像処理される。画像形成部2では、画像処理部によって処理された画像信号に基づいて、露光装置12内のレーザダイオードLD(図示せず)の発光が光学系を介して感光体10に照射され、表面に静電潜像が形成される。読み取り部4の上方には、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置5が取り付けられる。
本実施形態の画像形成装置は、上記したように原稿を読み取りデジタル化して用紙に複写する、いわゆるデジタルコピー機としての機能の他に、図示していない制御部により原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である。上記コピー機としての設定は、オペレータが任意に設定可能な操作部(図示せず)で行う。また、どの機能によって形成された画像もすべて排紙収納部5に排出される。
上記画像形成部2がと給紙部3の間には、反転ユニット100が配置されている。また、定着装置16と用紙30を排紙収納部5に排紙する排紙ローラ18との間には定着を終えた用紙30の搬送先を排紙収納部5か反転ユニット100かを選択的に切り換える分岐爪20が設けられている。分岐爪20が排紙収納部5への通路を閉じ、反転ユニット100へ通路を開いたとき、用紙30は中継ローラ21を介して反転ユニット100へ送り込まれる。
図2は本実施形態の反転ユニット100を示す垂直断面の説明図である。
図2において、反転ユニット100には用紙30を反転路102へ導く反転入口路101、反転路102で反転された用紙30が排出される反転出口路103、反転路102で反転された用紙30が裏面印刷のため通る両面搬送路104の各用紙搬送経路が形成されている。上記反転入口路101には入口センサ120と用紙30を反転路102へ搬送する単一の駆動系を持つ反転入口ローラ110が配置され、そして反転路102には用紙30を反転する正転・逆転可能な反転ローラ111が設けられている。さらに、反転ローラ111の出口には反転部が設けられ、該反転部には反転センサ121と反転ローラ112及び用紙30の搬送先を反転出口路103か両面搬送路104かに切り換える切り換え爪117が設けられている。さらにまた、反転出口路103には出口センサ122が設けられ、両面搬送路104には両面搬送ローラ113,114,115,116と、適宜間隔で複数個、本例では3個の用紙センサ123,124,125とが設けられている。
このように構成される反転ユニット100は、排紙収納部5に裏面排紙するための用紙30が分岐爪20、中継ローラ21を介して送り込まれると、用紙30は反転入口ローラ110の回転によって反転入口路101から反転路102へ搬送される。そして、反転ローラ111は入口センサ120による信号を基に、用紙30の後端が該反転ローラ111に挟持されつつも反転入口ローラ110を完全に抜けきったタイミングで用紙進入方向の回転が反転入口ローラ110と同方向の正転から逆回転に切り換えられて用紙が反転される。反転された用紙30は、図2に示すように切り換え爪117が両面搬送路104を閉じて反転出口路103を開放していることで、反転ローラ112によって反転出口路103を通り、反転ユニット100から抜け出し、反転出口ローラ22を介して排紙収納部5に排紙する。このとき、排紙収納部5が反転して排紙されるため、ページ順に揃えられる。
また、両面印刷モードが選択された場合、用紙30が分岐爪20、中継ローラ21を介して反転ユニット100に送り込まれると、反転後、図3に示すように、切り換え爪117が反転出口路103を閉じて両面搬送路104を開放しているので、反転ローラ112によって両面搬送路104へ搬送され、両面搬送ローラ113,114,115,116を通過して反転ユニット100から排紙され、中間ローラ23を介してレジストローラ17に送り込まれ裏面の印刷が行われる。
このように構成される画像形成装置において、生産性を上げるため、用紙30は次の用紙との間隔が狭い状態で搬送されており、用紙搬送経路の何れかで用紙ジャムが発生すると、機械は緊急停止される。すなわち、印刷動作緊急停止が発生する。このとき、用紙30は画像形成装置本体と反転ユニット100とに跨った状態で緊急停止されることも多々起こり得る。また、反転ユニット100は図1の紙面垂直な方向に引き出してジャム処理やメンテナンスを行ない得るように構成されており、上記のように画像形成装置本体と反転ユニット100とに跨った状態の用紙30の除去は反転ユニット100を引き出して行なうが、このとき用紙が破損して泣き別れする問題があることは先に説明した。
用紙30が画像形成装置本体と反転ユニット100とに跨って残紙する箇所は、中継ローラ21と反転入口ローラ110とに跨る第1の箇所、反転ローラ112と反転出口ローラ22とに跨る、もしくは反転ローラ111、反転ローラ112と反転出口ローラ22とに跨る第2の箇所、両面搬送ローラの中、少なくとも最下流の両面搬送ローラ116と中間ローラ23とに跨る第3の箇所の3箇所ある。この場合、第1の箇所では反転排紙する反転モードと両面印刷する両面モードに発生するが、第2の箇所は反転モード時のみで、第3の箇所は両面モード時のみである。
本発明では、上記したそれぞれの箇所に対して泣き別れ防止の措置を講じている。
第1の箇所の残紙に対しては、用紙30を反転路102に収めることで、泣き別れを生ずることなく、反転ユニット100を引き出し残紙除去を可能としている。このため、緊急停止時に入口センサ120が用紙を検知しているとき、後述する反転ローラ111のニップを解除するニップ解除手段130によって反転ローラ離間させ、反転入口ローラ110を回転駆動する。このとき、反転入口ローラ110の駆動は入口センサ120が用紙無しを検知してから所定時間経過するまで行うことで、用紙30の後端が反転入口ローラ110を抜けて完全に反転路102に移動する。なお、中継ローラ21はこのときの用紙30の移動を可能にするため、ワンウェイクラッチを介在させて連れ回り可能に構成されている。
このように構成すると、緊急停止時に中継ローラ21と反転入口ローラ110とに跨った第1の箇所に用紙30があってもその用紙が反転路102側に移動して反転ユニット100内に収まるので、反転ユニット100を引き出しても泣き別れが発生しない。
また、上記ニップ解除手段130はニップ圧を解除するだけでなく、ローラを完全に引き離すことが好ましい。そのニップ解除手段130の具体的な構成の一例としては、図4に示すように、ソレノイド131の励磁により回動する作動レバー132を介して軸支されている作動リンク133を上の反転ローラ111が上方へ持ち上げニップを解除する。このとき、上方へ移動するローラは反転ローラ111の従動側のローラである。
この第1の箇所の残紙において、入口センサ120が用紙無しを検知した時点で反転ユニット100を引き出しても用紙が泣き別れすることはないが、入口センサ120が用紙無しを検知してから所定時間経過するまで反転入口ローラ110を駆動すれば、用紙30の後端が反転入口ローラ110を抜けるので、残紙処理をきわめて容易に行うことができる。
次に、上記第2の箇所の残紙に対しては、用紙30を反転ユニット100の外に排出することで、泣き別れを生ずることなく、反転ユニット100を引き出し残紙除去を可能としている。このため、緊急停止時に出口センサ122が用紙を検知しているとき、ニップ解除手段130によって反転ローラ111を離し、反転ユニット100外に設けられている反転出口ローラ22を回転駆動する。このとき、反転ローラ112はワンウェイクラッチを介在させて連れ回り可能としているとともに、反転出口ローラ22の駆動を出口センサ122が用紙無しを検知してから所定時間経過するまで行うことで、用紙30の後端が反転ユニット100から本実施形態では完全に排出される。
このように構成すると、緊急停止時に反転ローラ112と反転出口ローラ22とに跨る、もしくは反転ローラ111、反転ローラ112と反転出口ローラ22とに跨る第2の箇所に用紙30があってもその用紙が反転ユニット100外に排出されるので、反転ユニット100を引き出しても泣き別れが発生しない。
次に、上記第3の箇所の残紙に対しては、用紙30を反転ユニット100の外に排出することで、泣き別れを生ずることなく、反転ユニット100を引き出し残紙除去を可能としている。このため、緊急停止時に用紙センサ125が用紙を検知しているとき、反転ユニット100外に設けられている中間ローラ23を回転駆動する。このとき、両面搬送ローラ113,114,115,116はすべてワンウェイクラッチを介在させて連れ回り可能としているとともに、中間ローラ23の駆動を用紙センサ125が用紙無しを検知してから所定時間経過するまで行うことで、用紙30の後端が反転ユニット100から完全に排出される。
このように構成すると、緊急停止時に少なくとも両面搬送ローラ116と中間ローラ23とに跨る第3の箇所に用紙30があってもその用紙が反転ユニット100外に排出されるので、反転ユニット100を引き出しても泣き別れが発生しない。
次に、反転ユニット100内に残った場合の用紙30の取り出し操作手順について説明する。
反転ユニット100には、図2及び3に示すように、反転出口路103、反転路102及び反転出口路103の上側で用紙30をガイドする反転ガイド板200と、反転路102の下側と両面搬送路104の上側をガイドする両面ガイド板210、220とが設けられている。上記反転ガイド板200は、図5に示すように、支点201を支点に上方に開放可能に構成され、また、両面ガイド板210、220は反転ガイド板200の開放した後に、支点211、221を支点に、図6に示すように、観音開きのようにそれぞれ上方に開放可能に構成されている。
この両面ガイド板210、220は搬送方向長さがA4横、LT(レター)横長さとほぼ同等であり、支点211、221を支点として図5に示すように観音開きで上方に開放できるため、A5サイズや葉書サイズ等の小サイズが支点211、221付近に残紙としてある場合においても、例えば両面ガイド板210と220が一枚構成だとアクセスが困難になることが懸念されるが、二分割されているためオペレータによるアクセスは可能で、残紙処理は可能である。
このように構成すると、ジャム発生等で反転ユニット反転ユニット100内に残留した用紙(残紙)がある場合に、オペレータによる残紙処理を確実にかつ処理しやすくする。反転ユニット100において、例えば反転路102から反転部に跨った残紙がある場合、反転ガイド板200を上方に開放することで、反転ローラ111および反転ローラ112のニップを離すことが可能となるため、残紙がローラによる拘束を受けることがなく処理が容易である。しかも、視認性も良好になるため、的確な処理が行い得る。さらに、両面ガイド板210、220についても同様に両面搬送ローラ113,114,115,116のニップを全て離すことが可能となるため、両面搬送路104の残紙も上記と同様に処理が容易で視認性も良好である。なお、図5及び図6において、ニップが開放されるローラ対111、113,114,115.116については図2の状態で下部に位置するローラに添え字aを付している。
ところで、両面ガイド板210と220が一枚構成であると、その支点付近にA5サイズや葉書サイズ等の小サイズ用紙が残紙すると、視認性も悪くアクセスが困難になることが懸念されるが、本実施形態では両面ガイド板210、220が観音開きであるため、オペレータによる残紙処理が容易にできる。
両面ガイド板210、220は、上部の反転ガイド板200を上方へ開放すれば、両面搬送路104の残紙有無や状態を上から目視して確認できるように、例えば透明な樹脂、あるいはスリットが設けることが有効で、残紙を容易に目視確認できる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図である。 本実施形態の反転モード時の反転ユニットを示す垂直断面の説明図である。 本実施形態の両面モード時の反転ユニットを示す垂直断面の説明図である。 本発明のニップ解除手段の一例を示す斜視図である。 反転ユニットを開放する一態様を示す説明図である。 反転ユニットを開放する他の態様を示す説明図である。
符号の説明
1 装置本体
2 画像形成部
30 用紙
100 反転ユニット
101 反転入口路
102 反転路
103 反転出口路
104 両面搬送路
110 反転入口ローラ
111 反転ローラ
112 反転ローラ
113〜116 両面搬送ローラ
117 切り換え爪
130 ニップ解除手段

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体に対して出し入れ可能に装着され、
    画像が形成された記録材を反転する反転ユニットを備え、
    該反転ユニットには搬送された記録材を反転路へ導く反転入口ローラと、
    該反転路で記録材を反転させる正転又は逆転可能な反転ローラとを備える画像形成装置において、
    前記反転ローラのニップを解除するニップ解除手段を設け、
    前記ユニットを用いる印刷時に印刷動作緊急停止が発生した場合に、
    前記ニップ解除手段を作動して前記反転ローラのニップを解除するとともに、前記反転入口ローラを駆動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記反転入口ローラ付近に記録材有無を検知する入口検知手段を設け、前記反転入口ローラの駆動は該入口検知手段が記録材無しを検知してから所定時間経過するまで行われることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記反転ユニットが、前記反転ローラによって反転させた後、排出させる記録材が通る反転出口路と、画像が形成されていない面に画像を形成する記録材が通る両面搬送路と、前記記録材を前記反転出口路と前記両面搬送路の何れに導くかを選択的に切り換える切り換え手段とを具備する反転ユニットであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記印刷動作緊急停止時は、反転ユニットにおいては反転入口ローラ以外の搬送ローラ駆動を断つことを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像形成装置本体に対して出し入れ可能に装着され、
    画像が形成された記録材を反転する反転ユニットを備え、
    該反転ユニットには搬送された記録材を反転路へ導く反転入口ローラと、
    該反転路で記録材を反転させる正転又は逆転可能な反転ローラと、
    該反転ローラによって反転された記録材が通る反転出口路とを有する画像形成装置において、
    前記反転ユニットを用いる反転排紙印刷時にて印刷動作緊急停止が発生した場合に、
    前記反転出口路の出口側に配した記録材有無を検知する反転出口検知手段が記録材を検知したとき、
    該反転出口検知手段が無しを検知して所定時間経過するまで、画像形成装置本体の反転出口路に最も近い搬送ローラを排紙方向に駆動させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体に対して出し入れ可能に装着され、
    画像が形成された記録材を反転する反転ユニットを備え、
    該反転ユニットには搬送された記録材を反転路へ導く反転入口ローラと、
    該反転路で記録材を反転させる正転又は逆転可能な反転ローラと、
    該反転ローラによって反転された記録材が通る反転出口路と、
    画像が形成されていない面に画像を形成する記録材が通る両面搬送路とを有する画像形成装置において、
    前記反転ユニットを用いる両面印刷時にて印刷動作緊急停止が発生した場合に、
    前記両面搬送路の出口側に配した記録材有無を検知する両面出口検知手段が記録材を検知したとき、
    該両面出口検知手段が無しを検知して所定時間経過するまで、画像形成装置本体の両面搬送路に最も近い搬送ローラを再給紙方向に駆動させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記ユニットの反転出口路及び両面搬送路にそれぞれ設けた反転ローラ及び両面搬送ローラは、記録材を介した搬送方向の回転が空転可能に構成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
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