JP2017072766A - 媒体搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体が複数の装置を通過する構成において、詰まった媒体を予め設定された方法のみで除去する場合に比べて、詰まった媒体の除去をし易くすること。【解決手段】搬送路(SH)と搬送部材(Ra,Rh)とを有する第1の装置(U1)と、前記搬送路(SH)に接続された搬送路(SH11)と搬送部材(MRa,Rha)と媒体(S)を処理する処理部(Md)とを有する第2の装置(U4a)と、搬送される媒体の検出部材(SN1,SN11)と、搬送路(SH,SH11)に跨って媒体(S)が詰まったか判別する判別手段(C6)と、跨って詰まった場合に、第2の装置(U4a)に詰まった媒体(S)が受け入れ不能な場合には第1の搬送部材(Ra,Rh)を非駆動とし、受け入れ可能な場合には第1の搬送部材(Ra,Rh)を駆動する制御手段(C11A)と、を備えた媒体搬送装置(U)。【選択図】図6

Description

本発明は、媒体搬送装置および画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置において、後処理装置や排出装置を有する装置を接続し、媒体が装置間を跨いで搬送される構成が知られている。このような構成に関して、以下の特許文献1に記載の技術が公知である。
特許文献1としての特開2006−263949号公報には、画像が形成されて装置(1)から排出されたシート(S)が、搬送用のトランスポートユニット(3)、シート(S)に折り処理を施す折りユニット(4)、上流部にパンチ機能部(70)が配置されたフィニッシャ(5)、の順に搬送される構成が記載されている。特許文献1では、トランスポートユニット(3)の下流部のセンサ(41)と、折りユニット(4)の入口部分のセンサ(42)と、出口部分のセンサ(43)との検知結果に基づいて、シート搬送路(40)上の紙詰まりの位置が特定可能であることが記載されている。特許文献1には、折りユニット(4)のシート搬送路(40)上で紙詰まりが検出された場合に、シート搬送路(40)上でシート(S)を下流側、すなわち、フィニッシャ(5)に向けて搬送することで、紙詰まりの誤検知か否かを確認する技術が記載されている。
特開2006−263949号公報(「0039」〜「0051」、図1〜図4)
本発明は、媒体が複数の装置を通過する構成において、詰まった媒体を予め設定された方法のみで除去する場合に比べて、詰まった媒体の除去をし易くすることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の媒体搬送装置は、
画像が記録された媒体が搬送される第1の搬送路と、前記第1の搬送路に配置されて媒体を搬送する第1の搬送部材と、を有する第1の装置と、
前記第1の装置に対して媒体の搬送方向の下流側に配置された第2の装置であって、前記第1の搬送路の下流端に接続されて前記第1の装置から排出された媒体が搬送される第2の搬送路と、前記第2の搬送路に配置されて媒体を搬送する第2の搬送部材と、前記第2の搬送路を搬送される媒体に対して予め設定された処理を行う処理部と、を有する前記第2の装置と、
前記各搬送路に配置され、搬送される媒体を検出する媒体の検出部材と、
前記媒体の検出部材の検出結果に基づいて、前記第1の搬送路と前記第2の搬送路とに跨って媒体が詰まったか否かを判別する詰まりの判別手段と、
前記第1の搬送路と前記第2の搬送路とに跨って媒体が詰まった場合に、前記第2の装置に前記詰まった媒体が受け入れ不能な場合には前記第1の搬送部材を非駆動とし、前記第2の装置に前記詰まった媒体が受け入れ可能な場合には前記第1の搬送部材を駆動する第1の搬送部材の制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の媒体搬送装置において、
互いに対向して配置された一対の搬送部材の本体であって、各搬送部材の本体で媒体を挟んで搬送可能な搬送位置と、前記搬送位置に比べて各搬送部材の本体が離間した離間位置と、の間を移動可能に支持された前記一対の搬送部材の本体、を有する前記第1の搬送部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の媒体搬送装置において、
駆動源と、
前記駆動源から媒体を搬送する順方向の駆動が伝達されて回転可能な前記第1の搬送部材と、
前記駆動源から順方向の駆動が伝達された場合には前記順方向の駆動を前記第1の搬送部材に伝達すると共に、前記第1の搬送部材を順方向に空回り可能とする伝達部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の画像形成装置は、
媒体に画像を記録する画像記録部と、前記画像記録部で画像が記録された媒体が搬送される本体の搬送路と、前記本体の搬送路に配置されて媒体を搬送する本体の搬送部材と、を有する画像形成装置の本体と、
前記画像形成装置の本体に対して媒体の搬送方向の下流側に配置された後処理装置であって、前記本体の搬送路の下流端に接続されて前記画像形成装置の本体から排出された媒体が搬送される後処理の搬送路と、前記後処理の搬送路に配置されて媒体を搬送する後処理の搬送部材と、前記後処理の搬送路を搬送される媒体に対して予め設定された処理を行う処理部と、を有する前記後処理装置と、
前記各搬送路に配置され、搬送される媒体を検出する媒体の検出部材と、
前記媒体の検出部材の検出結果に基づいて、前記本体の搬送路と前記後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まったか否かを判別する詰まりの判別手段と、
前記本体の搬送路と前記後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まった場合に、前記後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ不能な場合には前記本体の搬送部材を非駆動とし、前記後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ可能な場合には前記本体の搬送部材を駆動する本体の搬送部材の制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
前記後処理装置に対して媒体の搬送方向の下流側に配置された第2の後処理装置であって、前記後処理の搬送路の下流端に接続されて前記後処理装置から排出された媒体が搬送される第2の後処理の搬送路と、前記第2の後処理の搬送路に配置されて媒体を搬送する第2の後処理の搬送部材と、前記第2の後処理の搬送路を搬送される媒体に対して予め設定された処理を行う処理部と、を有する前記第2の後処理装置と、
前記各搬送路に配置され、搬送される媒体を検出する前記媒体の検出部材と、
前記媒体の検出部材の検出結果に基づいて、前記後処理の搬送路と前記第2の後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まったか否かを判別する前記詰まりの判別手段と、
前記後処理の搬送路と前記第2の後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まった場合に、前記第2の後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ不能な場合には前記後処理の搬送部材を非駆動とし、前記第2の後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ可能な場合には前記後処理の搬送部材を駆動する後処理の搬送部材の制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,4,5に記載の発明によれば、媒体が複数の装置を通過する構成において、詰まった媒体を予め設定された方法のみで除去する場合に比べて、詰まった媒体の除去をし易くすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、搬送部材の本体同士を離間することができない場合に比べて、詰まった媒体の除去をし易くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の搬送部材に挟まれたままで詰まった媒体を順方向に引き出して除去することができる。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の媒体処理装置の説明図である。 図3は実施例1の排出ロールの説明図であり、図3Aはプリンタの本体の排出ロールの説明図、図3Bはプリンタの本体の排出ロールを下流側から見た説明図、図3Cはプリンタの本体の排出ロールを離間させた場合の説明図、図3Dはインターポーザーの排出ロールの説明図である。 図4は実施例1の搬送路の説明図である。 図5は媒体処理装置の組み合わせの一例の説明図であり、図5Aはデカーラモジュールが省略された場合の装置構成の説明図、図5Bはインターポーザーが省略された場合の装置構成の説明図、図5Cはフィニッシャのみの場合の装置構成の説明図である。 図6は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。 図7は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図であり、図6の続きの図である。 図8は実施例1の除去方法の設定データの説明図である。 図9は実施例1の詰まりの対応処理のフローチャートの説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(実施例1のプリンタUの全体構成の説明)
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、プリンタの本体U1と、プリンタの本体U1に媒体を供給する供給装置の一例としてのフィーダーユニットU2と、利用者が操作を行う操作部UIと、を有する。
(実施例1のマーキングの構成の説明)
図1において、前記プリンタの本体U1は、プリンタUの制御を行う制御部Cや、プリンタUの外部に図示しない専用のケーブルを介して接続された情報の送信装置の一例としてのプリント画像サーバCOMから送信された画像情報を受信する図示しない通信部、媒体に画像を記録する画像記録部の一例としてのマーキング部U1a等を有する。前記プリント画像サーバCOMには、ケーブルまたはLAN:Local Area Network等の回線を通じて接続され、プリンタUで印刷される画像の情報が送信される画像の送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCが接続されている。
前記マーキング部U1aは、像保持体の一例としてY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の各色用の感光体Py,Pm,Pc,Pkと、写真画像等を印刷する場合に画像に光沢を出すための感光体Poと、を有する。感光体Py〜Poは、表面が感光性の誘電体で構成されている。
図1において、黒色の感光体Pkの周囲には、感光体Pkの回転方向に沿って、帯電器CCk、潜像の形成装置の一例としての露光機ROSk、現像器Gk、一次転写器の一例としての一次転写ロールT1k、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLkが配置されている。
他の感光体Py,Pm,Pc,Poの周囲にも同様に、帯電器CCy,CCm,CCc,CCo、露光機ROSy,ROSm,ROSc,ROSo、現像器Gy,Gm,Gc,Go、一次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1o、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLoが配置されている。
マーキング部U1aの上部には、収容容器の一例として、現像器Gy〜Goに補給される現像剤が収容されたトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kk,Koが着脱可能に支持されている。
各感光体Py〜Poの下方には、中間転写体の一例であって、像保持体の一例としての中間転写ベルトBが配置されており、中間転写ベルトBは、感光体Py〜Poと一次転写ロールT1y〜T1oとの間に挟まれる。中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのドライブロールRdと、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfと、2次転写用の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、可動部材の一例としての複数のリトラクトロールR1と、前記一次転写ロールT1y〜T1oにより支持されている。
中間転写ベルトBの表面には、ドライブロールRdの近傍に、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBが配置されている。
バックアップロールT2aには、中間転写ベルトBを挟んで、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが対向して配置されている。また、バックアップロールT2aには、バックアップロールT2aに現像剤の帯電極性とは逆極性の電圧を印加するために、接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。
前記バックアップロールT2a、2次転写ロールT2b、コンタクトロールT2cにより、実施例1の2次転写器T2が構成されており、一次転写ロールT1y〜T1o、中間転写ベルトB、2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1,B,T2が構成されている。
2次転写器T2の下方には、媒体の一例としての記録シートSが収容される収容部の一例として給紙トレイTR1が設けられている。給紙トレイTR1の右斜め上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpと、捌き部材の一例としての捌きロールRsとが配置されている。捌きロールRsから、記録シートSが搬送される搬送路SHが延びており、搬送路SHに沿って、記録シートSを下流側に搬送する搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
捌きロールRsの下流側には、不要部の除去装置の一例として、記録シートSを予め設定された圧力で挟んで下流側に搬送して、記録シートSの縁の不要部の除去、いわゆる、バリ取りを行うバリ取り装置Btが配置されている。
バリ取り装置Btの下流側には、通過する記録シートSの厚みを計測して、記録シートSが複数枚重なっている状態、いわゆる重送を検知するための検知装置Jkが配置されている。重送の検知装置Jkの下流側には、姿勢の補正装置の一例として、記録シートSの搬送方向に対する傾斜、いわゆるスキューを補正する補正ロールRcが配置されている。補正ロールRcの下流側には、2次転写器T2への記録シートSの搬送時期を調整する調整部材の一例としてのレジストレーションロールRrが配置されている。また、レジストレーションロールRrの下流側には、媒体の案内部材の一例としてのシートガイドSG1が配置されている。
なお、フィーダーユニットU2にも、給紙トレイTR1やピックアップロールRp、捌きロールRs、搬送ロールRaと同様に構成された給紙トレイTR2,TR3等が設けられており、給紙トレイTR2,TR3からの搬送路SHは、プリンタの本体U1の搬送路SHに、重送の検知装置Jkの上流側で合流する。
2次転写ロールT2bに対して、記録シートSの搬送方向の下流側には、媒体の搬送装置の一例としての搬送ベルトHBが複数配置されている。
搬送ベルトHBに対して、記録シートSの搬送方向の下流側には、定着装置Fが配置されている。
定着装置Fの下流側には、記録シートSに圧力を加えて、記録シートSの湾曲、いわゆるカールを補正するデカーラーHdが配置されている。
デカーラーHdの下流側には、積載部の一例としての排出トレイTRhに向けて搬送路SHが延びている。搬送路SHの下流端には、排出部材の一例としての排出ロールRhが配置されている。
デカーラーHdの下流側には、搬送路SHから分岐する搬送路の一例としての反転路SH2が形成されている。搬送路SHと反転路SH2との分岐部には、搬送方向の切替部材の一例としての第1のゲートGT1が配置されている。
反転路SH2には、正逆回転可能な搬送部材の一例としてのスイッチバックロールRbが複数配置されている。スイッチバックロールRbの上流側には、反転路SH2の上流部から分岐して、搬送路SHの反転路SH2との分岐部よりも下流側に合流する搬送路の一例としての接続路SH3が形成されている。反転路SH2と接続路SH3との分岐部には、搬送方向の切替部材の一例としての第2のゲートGT2が配置されている。
前記反転路SH2の下流側には、定着装置Fの下方に、記録シートSの搬送方向を反転、いわゆる、スイッチバックさせるための折り返し路SH4が配置されている。折り返し路SH4には、正逆回転可能な搬送部材の一例としてのスイッチバックロールRbが配置されている。また、折り返し路SH4の入口には、搬送方向の切替部材の一例としての第3のゲートGT3が配置されている。
なお、折り返し路SH4の下流側の搬送路SHは、給紙トレイTR1の搬送路SHに合流している。
(マーキングの動作)
前記プリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから送信された画像情報を、プリント画像サーバCOMを介して受信すると、画像形成動作であるジョブが開始される。ジョブが開始されると、感光体Py〜Poや中間転写ベルトB等が回転する。
感光体Py〜Poは、図示しない駆動源により回転駆動される。
帯電器CCy〜CCoは、予め設定された電圧が印加されて、感光体Py〜Poの表面を帯電させる。
露光機ROSy〜ROSoは、制御部Cからの制御信号に応じて、潜像を書き込む光の一例としてのレーザー光Ly,Lm,Lc,Lk,Loを出力して、感光体Py〜Poの帯電された表面に静電潜像を書き込む。
現像器Gy〜Goは、感光体Py〜Poの表面の静電潜像を可視像に現像する。
トナーカートリッジKy〜Koは、現像器Gy〜Goにおける現像に伴って消費された現像剤の補給を行う。
一次転写ロールT1y〜T1oは、現像剤の帯電極性とは逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体Py〜Poの表面の可視像を中間転写ベルトBの表面に転写する。
感光体クリーナCLy〜CLoは、一次転写後に感光体Py〜Poの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
中間転写ベルトBは、感光体Py〜Poに対向する一次転写領域を通過する際に、O,Y,M,C,Kの順に、画像が転写されて積層され、2次転写器T2に対向する2次転写領域Q4を通過する。なお、単色画像の場合は、1色のみの画像が転写されて2次転写領域Q4に送られる。
ピックアップロールRpは、受信した画像情報の大きさや記録シートSの指定と、収容された記録シートSの大きさや種類等に応じて、記録シートSの供給が行われる給紙トレイTR1〜TR3から記録シートSを送り出す。
捌きロールRsは、ピックアップロールRpから送り出された記録シートSを1枚ずつ分離して捌く。
バリ取り装置Btは、通過する記録シートSに予め設定された圧力を印加してバリを除去する。
重送の検知装置Jkは、通過する記録シートSの厚さを検知することで、記録シートSの重送を検知する。
補正ロールRcは、通過する記録シートSを、図示しない壁面に接触させてスキューを補正する。
レジストレーションロールRrは、中間転写ベルトBの表面の画像が2次転写領域Q4に送られる時期に合わせて、記録シートSを送り出す。
シートガイドSG1は、レジストレーションロールRrで送り出された記録シートSを2次転写領域Q4に案内する。
2次転写器T2は、コンタクトロールT2cを介してバックアップロールT2aに予め設定された現像剤の帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加され、記録シートSに中間転写ベルトBの画像を転写する。
ベルトクリーナCLBは、2次転写領域Q4で画像が転写された後の中間転写ベルトBの表面に残留した現像剤を除去して清掃する。
搬送ベルトHBは、2次転写器T2で画像が転写された記録シートSを表面に保持して下流側に搬送する。
定着装置Fは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。加熱ロールFhの内部には、熱源の一例としてのヒータhが収容されている。定着装置Fは、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する定着領域Q5を通過する記録シートSを加圧しながら加熱して、記録シートSの表面の未定着画像を定着する。前記加熱ロールFhおよび加圧ロールFpにより、実施例1の定着部材Fp,Fhが構成されている。
デカーラーHdは、定着装置Fを通過した記録シートSに圧力を加えて、記録シートSの湾曲、いわゆるカールを除去する。
デカーラーHdを通過した記録シートSは、両面印刷が行われる場合には、第1のゲートGT1が作動して、反転路SH2に搬送され、折り返し路SH4でスイッチバックされて、搬送路SHを通じて、レジストレーションロールRrに再送され、2面目の印刷が行われる。
排出トレイTRhに排出される記録シートSは、画像が記録された面が上面となる状態で排出される場合、いわゆるフェイスアップ排出の場合には、搬送路SHを搬送され、排出ロールRhにより排出トレイTRhに排出される。
一方、画像が記録された面が下面となるように排出される場合、いわゆるフェイスダウン排出の場合には、搬送路SHから反転路SH2に一旦搬入される。そして、記録シートSの搬送方向の後端が第2のゲートGT2を通過後、スイッチバックロールRbの正回転が停止する。そして、第2のゲートGT2が切り替わり、スイッチバックロールRbが逆回転をして、記録シートSが接続路SH3を搬送されて排出トレイTRhに搬送される。
排出トレイTRhには、排出された記録シートSが積載される。
(実施例1の媒体処理装置U4の構成の説明)
図2は実施例1の媒体処理装置の説明図である。
図2において、プリンタの本体U1に対して、画像が記録されたシートSの搬送方向の下流側には、排出トレイTRhに替えて、媒体に対して予め設定された処理を行う媒体処理装置U4が接続可能である。実施例1では、媒体処理装置U4は、第1の後処理装置の一例としてのデカーラモジュールU4aと、第2の後処理装置の一例としてのインターポーザーU4bと、第3の後処理装置の一例としての中折り装置U4cと、第4の後処理装置の一例としてのフィニッシャU4dとを有する。
図2において、デカーラモジュールU4aは、プリンタの本体U1の右側に配置されている。前記デカーラモジュールU4aは、プリンタの本体U1に対して着脱可能に構成されている。前記デカーラモジュールU4aの内部には、搬送路の一例としてのカールの除去路SH11が設けられている。前記除去路SH11の上流端は、プリンタの本体U1の搬送路SHの下流端に接続されている。前記除去路SH11の上流側には、搬送部材の一例としての搬送ロールMRaが配置されている。また、前記除去路SH11には、第1の処理部の一例であり、湾曲の除去装置の本体の一例としての追加デカーラーMdが配置されている。追加デカーラーMdの下流側には、搬送部材の一例としての排出ロールRhaが配置されている。
前記追加デカーラーMdは、除去路SH11の搬送方向の中央下流部に配置されている。よって、除去路SH11の上流側や下流側には、追加デカーラーMdの配置部分に比べて、広い空間が生じている。なお、前記追加デカーラーMdは、従来公知であり、例えば、特開2006−520333号公報に記載されている構成と同様の構成を採用可能であるため、その詳細な説明は省略する。
デカーラモジュールU4aの右側には、インターポーザーU4bが配置されている。インターポーザーU4bは、デカーラモジュールU4aやプリンタの本体U1に対して着脱可能に構成されている。インターポーザーU4bの内部には、搬送路の一例として、左右方向に延びる中継路SH21が設けられている。中継路SH21の上流端は、デカーラモジュールU4aの除去路SH11の下流端に接続されている。中継路SH21の上方には、第2の処理部の一例であり、媒体の供給部の一例としての合紙トレイU4b1が配置されている。合紙トレイU4b1には、媒体の一例として、冊子の表紙に使用されるシートSが収容されている。なお、合紙トレイU4b1に収容される媒体は、冊子の表紙に使用されるシートSに限定されない。例えば、見出し用のシート、いわゆる、インデックス紙や、OHPの間に挟み静電気の影響を小さくするシートなどを収容させることも可能である。
合紙トレイU4b1の左側には、ピックアップロールU4b2と、捌きロールU4b3とが配置されている。捌きロールU4b3からは、シートSが搬送される合紙路SH22が延びている。合紙路SH22は、左方から下方に向かって延び、さらに右側に湾曲している。そして、合紙路SH22の下流端は、中継路SH21の下流側で合流している。中継路SH21や合紙路SH22には、搬送ロールMRbが配置されている。また、中継路SH21の下流端には排出ロールRhbが配置されている。
インターポーザーU4bの右側には、中折り装置U4cが配置されている。中折り装置U4cは、インターポーザーU4bや、デカーラモジュールU4a、プリンタの本体U1に対して着脱可能に構成されている。中折り装置U4cの内部には、搬送路の一例として、左右方向に延びる通過路SH31が設けられている。図2において、通過路SH31の上流端は、インターポーザーU4bの中継路SH21の下流端に接続されている。通過路SH31には搬送ロールMRcが配置されている。また、通過路SH31の下流端には排出ロールRhcが配置されている。通過路SH31の下方には、搬送路の一例として、通過路SH31の上流部SH31aから下方に分岐する中折り路SH32が設けられている。通過路SH31から中折り路SH32への分岐部には、搬送先の切替え部材の一例としてのゲートGT31が配置されている。
中折り路SH32には、第3の処理部の一例としての中折り装置の本体NOSが配置されており、中折り用の搬送部材の一例としてのパドルU4c1や、中折り用の揃え部材等が配置されている。中折り路SH32は、下流部SH32aが上方に向かって延びており、通過路SH31の下流部SH31bに合流している。なお、中折り装置の本体NOSは、従来公知であり、例えば、特開2011−37596号公報や特開2011−37597号公報、特開2011−37598号公報、特開2011−42412号公報等に記載された構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
中折り装置U4cの右側には、フィニッシャU4dが配置されている。フィニッシャU4dは、中折り装置U4cや、インターポーザーU4b、デカーラモジュールU4a、プリンタの本体U1に対して着脱可能に構成されている。フィニッシャU4dの内部左側には、搬送路の一例として左右方向に延びるパンチ路SH41が設けられている。図2において、パンチ路SH41の上流端は、中折り装置U4cの通過路SH31の下流端に接続されている。パンチ路SH41の上流端には、搬送ロールMRdが設けられている。前記搬送ロールMRdに対して下流側には、第4の処理部の一例であり、穿孔装置の一例としてのパンチユニットPUが配置されている。よって、パンチ路SH41を挟んで、穿孔部PU1と、受け部PU2とが配置されている。なお、パンチユニットPUの構成は、従来公知であり、例えば、特開2009−168863号公報、特開2014−105060号公報などに記載の構成を採用可能であるため、詳細な説明を省略する。
パンチユニットPUの下流側には、搬送路の一例として、パンチ路SH41から下方に分岐して延びる中綴じ路SH42が設けられている。パンチ路SH41から中綴じ路SH42への分岐部には、ゲートGT41が配置されている。中綴じ路SH42には、第5の処理部の一例としての中綴じ装置NTSが配置されている。中綴じ装置NTSの下流側には、スタッカトレイTH2が設けられている。
また、パンチ路SH41の下流端には、搬送路の一例として、右上方に延びる綴じ無し路SH43と、右方に延びる端綴じ路SH44とが接続されている。綴じ無し路SH43と端綴じ路SH44との分岐部には、ゲートGT42が配置されている。
綴じ無し路SH43に対して下流側には、媒体の排出部の一例としてのスタッカトレイTH0が配置されている。また、端綴じ路SH44には、第6の処理部の一例としての端綴じ装置HTSが配置されている。端綴じ装置HTSの下流側には、スタッカトレイTH1が設けられている。
なお、スタッカトレイTH0〜TH2や、中綴じ装置NTS、端綴じ装置HTSは、従来公知である。例えば、特開2003−089462号公報や、特開2003−089463号公報、特開2006−69746号公報、特開2006−69749号公報等に記載の構成等を採用可能であるので、詳細な説明は省略する。
図2において、プリンタの本体U1と後処理装置U4a〜U4dとにより、実施例1の媒体搬送装置の一例であり、画像形成装置の一例としてのプリンタUが構成される。
(媒体処理装置U4の機能)
プリンタの本体U1に媒体処理装置U4が接続されている場合、プリンタの本体U1から排出されたシートSに対して、ユーザが設定したジョブの設定に応じて予め設定された処理が行われる。
デカーラモジュールU4aでは、シートSが上流側からカールの除去路SH11に搬入される。搬入されたシートSは、カールの向きに応じて、追加デカーラーMdへの搬送先が切り替えられる。また、カールの量に応じて、追加デカーラーMdがシートSを加圧する量などが設定される。これにより、シートSが追加デカーラーMdを通過する際に、カールが除去、抑制される。したがって、プリンタの本体U1のデカーラーHdではカールの除去、抑制が不十分な場合であっても、カールが抑制され易くなっている。なお、追加デカーラーMdを通過したシートSは、排出ロールRhaでデカーラモジュールU4aから排出される。
インターポーザーU4bでは、上流側から中継路SH21にシートSが搬入される。搬入されたシートSは、合紙の設定に関わらず、そのまま中継路SH21を下流側に搬送され、インターポーザーU4bから排出される。ここで、合紙の設定がされている場合には、中継路SH21に搬入されてくるシートSの間に、合紙トレイU4b1から合紙用のシートSが供給される。そして、合紙路SH22から供給された合紙用のシートSが、中継路SH21を下流側に搬送される。したがって、インターポーザーU4bでは、連続して搬送されるシートSの間に合紙用のシートSが追加されたり、冊子の表紙となる順番で合紙用のシートSがシートSに追加されたりして、シートSが下流側に搬送される。
中折り装置U4cでは、上流側から通過路SH31にシートSが搬入される。中折りの設定がされていない場合には、搬入されたシートSは通過路SH31を通過してそのまま下流側に搬送される。そして、中折り装置U4cから排出される。一方で、中折りの設定がされている場合には、通過路SH31に搬入されたシートSは、ゲートGT31で搬送先が切り替えられて、中折り路SH32に搬送される。そして、中折り装置の本体NOSでは、設定に応じて、いわゆる、C折りやZ折りのように搬送方向に対して3つ折りされる。3つ折りされたシートSは、中折り装置の本体NOSに設けられた積載部に積載されたり、通過路SH31に搬送されて中折り装置U4cから排出される。
フィニッシャU4dでは、上流側からパンチ路SH41にシートSが搬入される。穿孔の設定がされている場合、パンチ路SH41を搬送されるシートSに対して、パンチユニットPUが作動して、いわゆる、パンチ孔が形成される。また、穿孔の設定がされていない場合には、パンチユニットPUは作動せずに、シートSがパンチ路SH41をそのまま下流側に搬送される。
パンチユニットPUを通過したシートSは、綴じなどの設定の有無に基づいてゲートGT41,GT42が作動し、中綴じ路SH42、綴じ無し路SH43、または、端綴じ路SH44のいずれかに選択的に搬送される。
綴じ無しの設定の場合には、シートSは綴じ無し路SH43に搬送される。よって、シートSは、排出ロールRhdにより、上側のスタッカトレイTH0に排出される。
また、揃え処理や端綴じの設定がされている場合には、シートSは端綴じ路SH44に搬送される。よって、シートSは、端綴じ装置HTSに搬送される。端綴じ装置HTSでは、予め設定された枚数のシートSが溜まると、複数枚のシートSを束にして端を揃えたり、シートSの束の端を綴じたりする。端綴じ装置HTSが処理したシートSはスタッカトレイTH1に排出される。スタッカトレイTH1は、シートSが積載されると、シートSの積載量に応じて下降する。
さらに、中綴じの設定されている場合には、シートSは中綴じ路SH42に搬送される。よって、シートSは、中綴じ装置NTSに搬送される。中綴じ装置NTSでは、予め設定された枚数のシートSが溜まると、複数枚のシートSを束にして、シートSの搬送方向の中央部を綴じる。そして、前記中綴じ装置NTSは、綴じたシートSの束を前記中央部で2つ折りにして、スタッカトレイTH2に排出する。
(搬送路の詳細な説明)
図3は実施例1の排出ロールの説明図であり、図3Aはプリンタの本体の排出ロールの説明図、図3Bはプリンタの本体の排出ロールを下流側から見た説明図、図3Cはプリンタの本体の排出ロールを離間させた場合の説明図、図3Dはインターポーザーの排出ロールの説明図である。
図1、図2において、プリンタの本体U1の下流側には、排出ロールRhが配置されている。図3Aにおいて、排出ロールRhは、搬送部材の本体の一例であり、駆動部材の一例としての駆動ロール1を有する。駆動ロール1は、駆動軸1aと、駆動軸1aに固定支持された大径のロール部1bとを有する。駆動軸1aには、図示しない駆動源から駆動が伝達される。
図3B、図3Cにおいて、駆動ロール1に対向する位置には、搬送部材の本体の一例であり、従動部材の一例としての従動ロール2が配置されている。従動ロール2は、軸2aと、軸2aに支持された大径のロール部2bとを有する。従動ロール2は、ロール部2bが、駆動ロール1に接触して従動回転する。
搬送路SHを挟んで両側のうちの一方には、枠体の一例としての固定フレーム3が配置されている。また、搬送路SHを挟んで両側のうちの他方には、枠体の一例としての回転フレーム4が配置されている。回転フレーム4は、後端を回転中心として前記固定フレーム3に対して回転可能に支持されている。回転フレーム4の前方部には、操作部の一例としてのレバー6が支持されている。レバー6には引っ掛け部7が形成されており、前記固定フレーム3に引っ掛け可能に構成されている。すなわち、引っ掛け部7が引っ掛かって、回転フレーム4が固定フレーム3に対して閉じた状態で保持される。
ここで、前記排出ロールRhの駆動ロール1は、固定フレーム3に支持される。また、従動ロール2は、前記回転フレーム4に支持される。よって、回転フレーム4の開閉移動に伴って、従動ロール2が駆動ロール1に対して接近離間する。これにより、排出ロールRhは、ロール1,2でシートSを挟んで搬送可能な図3Bで示す搬送位置と、前記搬送位置に比べて各ロール1,2が離間した図3Cで示す離間位置と、の間を移動可能に支持される。なお、このように搬送部材を搬送位置と離間位置の間で移動させる構成は従来公知である。よって、例えば、特開2011−123434号公報、特開2014−240919号公報等の構成を採用可能であるため、これ以上の詳細な説明は省略する。
デカーラモジュールU4aの排出ロールRhaや、インターポーザーU4bの排出ロールRhb、中折り装置U4cの排出ロールRhcも、プリンタの本体U1の排出ロールRhと同様に、各装置U4a〜U4cの構成に応じて搬送位置と離間位置との間で移動可能に構成されている。
ここで、図3Dにおいて、インターポーザーU4bの排出ロールRhbは、伝達部材の一例としてのワンウエイクラッチを有する点で、他の排出ロールRh,Rha,Rhcとは異なる。すなわち、前記インターポーザーU4bでは、排出ロールRhbの駆動ロール11は、駆動軸11aを有する。そして、前記駆動軸11aには、ワンウエイクラッチ11bを介してロール部11cが支持される。
前記ワンウエイクラッチ11bは、駆動軸11aから、シートSを搬送する順方向の駆動が伝達された場合に順方向の駆動をロール部11cに伝達すると共に、前記ロール部11c自体を順方向に空回り可能に支持する。すなわち、前記ワンウエイクラッチ11bは、駆動軸11aが順方向に回転する場合には駆動軸11aと共に回転可能であり、ロール部11cを回転させる。一方で、前記ワンウエイクラッチ11bは、駆動軸11aが停止していても、ロール部11cを順方向に空回り可能に構成されている。
図4は実施例1の搬送路の説明図である。
図4において、インターポーザーU4bに比べて、上流側のデカーラモジュールU4aや下流側の中折り装置U4cでは左右方向の幅が広くなっている。また、インターポーザーU4bの中継路SH21に比べて、中折り装置U4cの通過路SH31の方が左右方向に長く構成されている。
図4において、前記プリンタの本体U1や装置U4a〜U4dの各搬送路SH,SH11,SH21,SH31,SH41には、媒体の検出部材の一例としてのセンサSN1,SN11,SN12,SN21,SN22,SN31,SN32,SN41が配置されている。
実施例1では、プリンタの本体U1の搬送路SHの下流端に応じて、排出ロールRhの上流側近傍にセンサSN1が配置されている。
また、デカーラモジュールU4aの除去路SH11の上流端に応じて、搬送ロールMRaの上流側近傍にセンサSN11が配置されている。また、除去路SH11の下流端に応じて、排出ロールRhaの上流側近傍にセンサSN12が配置されている。
さらに、インターポーザーU4bでは、中継路SH21の上流端に応じて、搬送ロールMRbの下流側近傍にセンサSN21が配置されている。また、中継路SH21の下流端に応じて、排出ロールRhbの上流側近傍にセンサSN22が配置されている。
また、中折り装置U4cでは、通過路SH31の上流端に応じて、搬送ロールMRcの下流側近傍にセンサSN31が配置されている。中折り装置U4cでは、通過路SH31の下流端に応じて、排出ロールRhcの上流側近傍にセンサSN32が配置されている。
さらに、フィニッシャU4dでは、パンチ路SH41の上流端に応じて、搬送ロールMRdの下流側近傍にセンサSN41が配置されている。
なお、搬送路SH等には、上記センサSN1〜SN41以外にも、図示しない複数のシートを検知するセンサが配置されているが、説明の複雑化を避けるために適宜省略している。また、シートのセンサの位置や数は、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
また、実施例1では、デカーラモジュールU4aの除去路SH11や、インターポーザーU4bの中継路SH21は、詰まった紙を除去したり、保守点検可能に開放可能に構成されている。なお、搬送路が開放される構成は従来公知であり、例えば、特開2011−123434号公報、特開2014−240919号公報等の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。ここで、前記除去路SH11、中継路SH21には、搬送路の開放の検出部材の一例としての開放センサSNa,SNbがそれぞれ配置されている。
図5は媒体処理装置の組み合わせの一例の説明図であり、図5Aはデカーラモジュールが省略された場合の装置構成の説明図、図5Bはインターポーザーが省略された場合の装置構成の説明図、図5Cはフィニッシャのみの場合の装置構成の説明図である。
実施例1の媒体処理装置U4において、デカーラモジュールU4a、インターポーザーU4b、中折り装置U4cは、上流と下流の相対的な位置関係が変らない限り、任意の装置U4a〜U4cを省略可能に構成されている。よって、例えば、図5Aに示すように、デカーラモジュールU4aが省略され、インターポーザーU4bがプリンタの本体U1に装着された構成が可能である。また、図5Bに示すように、インターポーザーU4bが省略され、デカーラモジュールU4aの下流側に中折り装置U4cが装着された構成が可能である。さらに、図5Cにおいて、装置U4a〜U4cが省略され、フィニッシャU4dがプリンタの本体U1に装着された構成なども可能である。
なお、前記プリンタの本体U1の下流側の側面部や、装置U4a〜U4cの搬送方向の側面部、装置U4dの上流側の側面部には、電気的に接続可能な図示しないコネクタが設けられている。各コネクタは、各装置U1,U4a〜U4d同士が接続された場合に電気的に接続される。よって、コネクタを介して、各装置U4a〜U4dの制御信号がプリンタの本体U1の制御部Cに送受信されると共に、いずれの装置U4a〜U4dが接続されているか否かなどの情報が送信可能に構成されている。
プリンタの本体U1と各装置U4a〜U4dの前面には、開閉部材の一例として、図示しないカバーが開閉可能に支持されている。各装置U1,U4a〜U4dでは、カバーが開放されることで、搬送路SH〜SH41が開放可能となったり、部材の保守点検等が可能となる。また、各装置U1,U4a〜U4dには、安全装置、いわゆる、インターロックが設けられている。インターロックは、各装置U1,U4a〜U4dにおいて、カバーが開放された場合に、搬送部材Ra〜MRd,Rh〜Rhdの駆動源や装置Md,NOS,HTS等への電力の供給を遮断する。
ここで、実施例1では、デカーラモジュールU4aにインターポーザーU4bが装着されている場合には、デカーラモジュールU4aのインターロックは、インターポーザーU4bのインターロックに連動するように構成されている。すなわち、インターポーザーU4bのカバーが開放された場合には、デカーラモジュールU4aとインターポーザーU4bの両方のインターロックが作動する。一方で、デカーラモジュールU4aのカバーが開放された場合には、インターポーザーU4bのインターロックは作動せず、デカーラモジュールU4aのインターロックだけが作動する。
なお、実施例1では、中折り装置U4cにフィニッシャU4dが装着されている場合には、中折り装置U4cのインターロックは、フィニッシャU4dのインターロックに連動するように構成されている。すなわち、フィニッシャU4dのカバーが開放された場合には、中折り装置U4cとフィニッシャU4dの両方のインターロックが作動する。一方で、中折り装置U4cのカバーが開放された場合には、フィニッシャU4dのインターロックは作動せず、中折り装置U4cのインターロックだけが作動する。
(実施例1の制御部の説明)
図6は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。
図7は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図であり、図6の続きの図である。
図6、図7において、プリンタの本体U1の制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例1の制御部Cは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(プリンタの本体U1の制御部Cに接続された信号出力要素)
前記プリンタの本体U1の制御部Cは、操作部UIやセンサSN1〜SN41、開放センサSNa,SNb等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
操作部UIは、電源の投入部の一例としての電源ボタンUI1や、表示部の一例としての表示パネルUI2、数字入力部UI3、矢印入力部UI4等を備えている。
各センサSN1〜SN41は、各センサSN1〜SN41の位置を通過するシートSの搬送方向の前端および後端の通過を検知する。
各開放センサSNa,SNbは、各搬送路SH11,SH21が開放されているか否かを検知する。
(プリンタの本体U1の制御部Cに接続された被制御要素)
プリンタの本体U1の制御部Cは、主駆動源の駆動回路D1や、搬送部材の制御回路D2、後処理装置の制御回路D11〜D44、電源回路E、その他の図示しない制御要素に接続されている。制御部Cは、回路D1〜D44,E等へ、それらの制御信号を出力している。
D1:主駆動源の駆動回路
主駆動源の駆動回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を介して感光体Py〜Poや中間転写ベルトB等を回転駆動する。
D2:プリンタの本体の搬送部材の制御回路
プリンタの本体の搬送部材の制御回路D2は、駆動源M2を駆動することにより、排出ロールRhなどを駆動する。
D11:追加デカーラーの制御回路
追加デカーラーの制御回路D11は、追加デカーラーMdを駆動する。
D12:デカーラモジュールの搬送部材の制御回路
デカーラモジュールの搬送部材の制御回路D12は、駆動源M11を駆動することにより、デカーラモジュールU4aの搬送ロールMRaや排出ロールRhaなどを駆動する。
D21:インターポーザーの制御回路
インターポーザーの制御回路D21は、ピックアップロールU4b2や捌きロールU4b3を駆動する。
D22:インターポーザーの搬送部材の制御回路
インターポーザーの搬送部材の制御回路D22は、駆動源M21を駆動することにより、インターポーザーU4bの搬送ロールMRbや排出ロールRhbなどを駆動する。
D31:中折りの制御回路
中折りの制御回路D31は、中折り装置の本体NOSを駆動する。
D32:中折り装置の搬送部材の制御回路
中折り装置の搬送部材の制御回路D32は、駆動源M31を駆動することにより、中折り装置U4cの搬送ロールMRcや、排出ロールRhcなどを駆動する。
D41:パンチユニットの制御回路
パンチユニットの制御回路D41は、パンチユニットPUを駆動する。
D42:中綴じの制御回路
中綴じの制御回路D42は、中綴じ装置NTSを駆動する。
D43:端綴じの制御回路
端綴じの制御回路D43は、端綴じ装置HTSを駆動する。
D44:フィニッシャの搬送部材の制御回路
フィニッシャの搬送部材の制御回路D44は、駆動源M41を駆動することにより、フィニッシャU4dの搬送ロールMRdや、排出ロールRhdなどを駆動する。
E:電源回路
前記電源回路Eは、現像用の電源回路Ea、帯電用の電源回路Eb、転写用の電源回路Ec、定着用の電源回路Ed等を有している。
Ea:現像用の電源回路
現像用の電源回路Eaは、現像器Gy〜Goの現像ロールに現像電圧を印加する。
Eb:帯電用の電源回路
帯電用の電源回路Ebは、帯電器CCy〜CCoそれぞれに感光体Py〜Po表面を帯電させるための帯電電圧を印加する。
Ec:転写用の電源回路
転写用の電源回路Ecは、一次転写ロールT1y〜T1oや2次転写ロールT2bに転写電圧を印加する。
Ed:定着用の電源回路
定着用の電源回路Edは、定着装置Fの加熱ロールFhにヒータ加熱用の電力を供給する。
(プリンタの本体U1の制御部Cの機能)
プリンタの本体U1の制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部Cは次の機能を有している。
C1:画像形成の制御手段
画像形成の制御手段C1は、パーソナルコンピュータPCから入力された画像情報に応じて、プリンタUの各部材の駆動や各電圧の印加時期等を制御して、画像形成動作であるジョブを実行する。
C2:駆動源の制御手段
駆動源の制御手段C2は、主駆動源の駆動回路D1を介してメインモータM1の駆動を制御し、感光体Py〜Po等の駆動を制御する。
C3:電源回路の制御手段
電源回路の制御手段C3は、各電源回路Ea〜Edを制御して、各部材へ印加される電圧や、各部材へ供給される電力を制御する。
C4:装置の特定手段
装置の特定手段C4は、プリンタの本体U1の下流側に接続されている後処理装置U4a〜U4dを特定する。実施例1では、コネクタを介した信号により接続されている装置を特定する。よって、後処理装置U4a〜U4dの有無や、装置U1,U4a〜U4dの並び順などが特定される。
C5:ジョブの受信手段
画像形成情報の受信手段の一例としてのジョブの受信手段C5は、記録する画像の情報や、使用する給紙トレイの設定、そして、後処理装置U4a〜U4dの有無に応じた後処理の設定など、画像形成動作の一例としてのジョブに関する設定情報をプリント画像サーバCOMから受信する。
C6:詰まりの判別手段
詰まりの判別手段C6は、センサSN1〜SN41の検出結果に基づいて、第1の搬送路の一例としての上流側の装置U1,U4a〜U4cの搬送路SH,SH11,SH21,SH31と、第2の搬送路の一例としての下流側の装置U4a〜U4dの搬送路SH11,SH21,SH31,SH41と、に跨ってシートSが詰まったか否かを判別する。実施例1の詰まりの判別手段C6は、上流側の搬送路SH〜SH31の排出側のセンサSN1,SN12,SN22,SN32にシートSの搬送方向の前端が検出されてから、シートSの搬送速度と、余裕、いわゆる、マージンと、に基づいて予め設定された時間が経過しても、下流側の搬送路SH11〜SN41の受入側のセンサSN11,SN21,SN31,SN41に、前記シートSの前端が検出されない場合には、シートSが、上流側の搬送路SH〜SH31と下流側の搬送路SH11〜SH41とに跨って詰まったと判別する。
同様に、実施例1の詰まりの判別手段C6は、上流側のセンサSN1〜SN32にシートSの搬送方向の後端が検出されてから、予め設定された時間が経過しても、下流側のセンサSN11〜SN41に、前記シートSの後端が検出されない場合には、シートSが、上流側の搬送路SH〜SH31と下流側の搬送路SH11〜SH41とに跨って詰まったと判別する。
さらに、実施例1の詰まりの判別手段C6は、下流側のセンサSN11〜SN41にシートSの搬送方向の前端が検出されてから、シートSの搬送速度と、シートSの搬送方向の長さと、マージンと、に基づいて予め設定された時間が経過しても、上流側のセンサSN1〜SN32に、前記シートSの後端が検出されない場合には、シートSが、上流側の搬送路SH〜SH31と下流側の搬送路SH11〜SH41とに跨って詰まったと判別する。
なお、他の搬送路や他の部位でのシートSの詰まりについては、従来と同様に詰まりの検出が可能であるため、詳細な説明は省略する。
図8は実施例1の除去方法の設定データの説明図である。
C7:除去方法の記憶手段
除去方法の記憶手段C7は、上流側の装置U1,U4a〜U4cの搬送路SH〜SH31と、下流側の装置U4a〜U4dの搬送路SH11〜SH41と、に跨ってシートSが詰まった場合に、詰まったシートS、いわゆる、ジャム紙Sの除去方法を、設定情報の一例としての設定データとして記憶する。図8において、除去方法は、ジャム紙Sが、下流側の装置U4a〜U4dに受け入れ可能であるか受け入れ不能であるかに基づいて、搬送方向に隣接して配置される装置U1,U4a〜U4d毎に予め設定されている。
図8において、実施例1では、プリンタの本体U1の下流側にデカーラモジュールU4aが接続される場合には、跨ったジャム紙Sを、プリンタの本体U1からデカーラモジュールU4aに強制排出させる設定がされている。また、プリンタの本体U1の下流側にインターポーザーU4bが接続される場合には、跨ったジャム紙Sをプリンタの本体U1からインターポーザーU4bに強制排出させる設定がされている。なお、インターポーザーU4bの下流側に中折り装置U4cが接続される場合には、跨ったジャム紙Sは、下流側から除去、すなわち、中折り装置U4cから除去させる設定がされている。それら以外の場合には、跨ったジャム紙Sは、上流側の装置から除去させる設定がされている。
C8:除去方法の判別手段
除去方法の判別手段C8は、上流側の装置U1,U4a〜U4cの搬送路SH〜SH31と、下流側の装置U4a〜U4dの搬送路SH11〜SH41と、に跨ってシートSが詰まった場合に、ジャム紙Sの除去方法を判別する。実施例1の除去方法の判別手段C8は、シートSが装置U1,U4a〜U4d間に跨って詰まった位置と、除去方法の記憶手段C7に記憶された設定データとに基づいて除去方法を判別する。すなわち、除去方法の判別手段C8は、シートSが装置U1,U4a〜U4d間に跨って詰まった場合に、上流側の装置U1,U4a〜U4cから下流側の装置U4a〜U4dに強制排出、上流側の装置U1,U4a〜U4cから除去、下流側の装置U4a〜U4dから除去、のいずれかであることを判別する。なお、実施例1の除去方法の判別手段C8は、シートSが装置U1,U4a〜U4d間に跨らずに装置U1,U4a〜U4d内で詰まった場合には、装置U1,U4a〜U4dの前面からジャム紙Sを除去すると判別する。
C9:表示手段
詰まりの告知手段の一例としての表示手段C9は、シートSが詰まった場合に、ユーザへの指示情報を表示パネルUI2に表示する。実施例1の表示手段C9は、指示情報の一例として、シートSが詰まった位置と、除去方法の判別手段C8で判別された除去方法に基づいて開放すべきカバーの装置U1,U4a〜U4dと、を表示パネルUI2に表示する。すなわち、実施例1の表示手段C9は、装置U1,U4a〜U4d間に跨ってシートSが詰まった場合に、除去方法が強制排出であると判別された場合および除去方法が下流側から除去であると判別された場合には、下流側の装置U4a〜U4dのカバーを開放すべきことを表示する。また、実施例1の表示手段C9は、除去方法が上流側から除去であると判別された場合には、上流側の装置U1,U4a〜U4cのカバーを開放すべきことを表示する。なお、実施例1の表示手段C9は、装置U1,U4a〜U4dの前面から除去、と判別された場合には、シートSが詰まった装置U1,U4a〜U4dのカバーを開放すべきことを表示する。
C10:搬送路の開放の判別手段
搬送路の開放の判別手段C10は、開放センサSNa,SNbの検出結果に基づいて、ジャム紙Sを上流側から受け入れる装置U4a,U4bの搬送路SH11,SH21が開放されたか否かを判別する。
C11:搬送部材の制御手段
搬送部材の制御手段C11は、上流側の排出ロールの制御手段C11Aを有する。搬送部材の制御手段C11は、ジョブの設定に基づいて、プリンタの本体U1とプリンタの本体U1に接続された装置U4a〜U4dの搬送部材Ra,Rr,HB,MRa,Rh〜Rhcなどを、各搬送部材の制御回路D2,D12,D22,D32,D44を介して制御する。
C11A:上流側の排出ロールの制御手段
第1の搬送部材の制御手段の一例としての上流側の排出ロールの制御手段C11Aは、上流側の装置の搬送路SH〜SH31と、下流側の装置の搬送路SH11〜SH41と、に跨ってシートSが詰まった場合に、第1の装置の一例としての上流側の装置U1,U4a〜U4cの排出ロールRh,Rha,Rhb,Rhcを制御する。
上流側の排出ロールの制御手段C11Aは、シートSが装置U1,U4a〜U4d間に跨って詰まった場合に、第2の装置の一例としての下流側の装置U4a〜U4dにジャム紙Sが受け入れ不能な設定の場合には上流側の排出ロールRh,Rha,Rhb,Rhcを非駆動とし、下流側の装置U4a〜U4dにジャム紙Sが受け入れ可能な設定の場合には上流側の排出ロールRh〜Rhcを駆動する。
具体的には、実施例1の上流側の排出ロールの制御手段C11Aは、除去方法が上流側から除去と判別された場合および除去方法が下流側から除去と判別された場合には、上流側の装置U1,U4a〜U4cの排出ロールRh〜Rhcを駆動しない。
また、上流側の排出ロールの制御手段C11Aは、除去方法が強制排出と判別された場合には、下流側の装置の搬送路SH11,SH21が開放された場合に、ジャム紙Sを下流側の装置U4a,U4bに排出するのに十分な予め設定された時間、上流側の排出ロールを駆動する。
C12: 追加デカーラーの制御手段
追加デカーラーの制御手段C12は、カールの除去量などのジョブの設定に応じて、追加デカーラーの制御回路D11を介して、追加デカーラーMdを制御する。
C13:インターポーザーの制御手段
インターポーザーの制御手段C13は、合紙するジョブの設定がされている場合に、インターポーザーの制御回路D21を介して、ピックアップロールU4b2や捌きロールU4b3を駆動し、合紙トレイU4b1から合紙用のシートを供給する。
C14:中折りの制御手段
中折りの制御手段C14は、中折りするジョブの設定がされている場合に、中折りの制御回路D31を介して、中折り装置の本体NOSを制御する。
C15:パンチユニットの制御手段
パンチユニットの制御手段C15は、穿孔するジョブの設定がされている場合に、パンチユニットの制御回路D41を介して、パンチユニットPUを制御する。
C16:中綴じの制御手段
中綴じの制御手段C16は、中綴じのジョブが設定されている場合に、中綴じの制御回路D42を介して、中綴じ装置NTSを制御する。
C17:端綴じの制御手段
端綴じの制御手段C17は、端綴じのジョブが設定されている場合に、端綴じの制御回路D43を介して、端綴じ装置HTSを制御する。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1のプリンタUにおける制御の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(詰まりの対応処理のフローチャートの説明)
図9は実施例1の詰まりの対応処理のフローチャートの説明図である。
図9のフローチャートの各ステップSTの処理は、前記プリンタUの制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して実行される。
図9に示すフローチャートはプリンタUの電源投入により開始される。
図9のST1において、画像形成動作、いわゆる、ジョブが開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進む。ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、シートSが詰まったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST3に進む。
ST3において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST1に戻り、ノー(N)の場合はST2に戻る。
ST4において、センサの検出結果に基づいてシートSの詰まった位置を特定する。そして、ST5に進む。
ST5において、シートSが装置間で跨って詰まったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST6に進み、ノー(N)の場合はST13に進む。
ST6において、シートSの除去方法を判別する。そして、ST7に進む。
ST7において、上流側の装置から詰まったシートSを除去する設定か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST8に進み、ノー(N)の場合はST9に進む。
ST8において、次の(1),(2)の処理を実行する。そして、ST1に戻る。
(1)シートSが詰まった位置を表示パネルUI2に表示する。
(2)シートが跨っている2つの装置のうち上流側のカバーを開放すべきことを表示パネルUI2に表示する。
ST9において、次の(1),(2)の処理を実行する。そして、ST10に進む。
(1)シートSが詰まった位置を表示パネルUI2に表示する。
(2)シートが跨っている2つの装置のうち下流側のカバーを開放すべきことを表示パネルUI2に表示する。
ST10において、上流側の装置から下流側の装置に詰まったシートSを強制排出する設定か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に進み、ノー(N)の場合はST1に戻る。
ST11において、下流側の装置の搬送路が開放されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST11を繰り返す。
ST12において、上流側の装置の排出ロールを予め設定された時間、駆動する。そして、ST1に戻る。
ST13において、次の(1),(2)の処理を実行する。そして、ST1に戻る。
(1)シートSが詰まった位置を表示パネルUI2に表示する。
(2)シートが詰まっている装置の前面のカバーを開放すべきことを表示パネルUI2に表示する。
(実施例1の装置U1,U4a〜U4dの機能)
図1、図2、図4、図5において、前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、プリンタの本体U1の下流側に、排出トレイTRhや、媒体処理装置U4のデカーラモジュールU4a、インターポーザーU4b、中折り装置U4c、フィニッシャU4dなどが選択的に装着、接続可能に構成されている。
図2において、プリンタの本体U1の下流側に、デカーラモジュールU4a、インターポーザーU4b、中折り装置U4c、フィニッシャU4dの順に接続された場合、プリンタの本体U1において画像が記録されたシートSは、プリンタの本体U1の搬送路SHから排出されると、デカーラモジュールU4a、インターポーザーU4b、中折り装置U4c、フィニッシャU4dの搬送路SH11〜SH43を搬送される際に、設定に応じた処理がされる。そして、処理後のシートSが、フィニッシャU4dのスタッカトレイTH0〜TH2に排出、積載される。
ここで、シートSは、各装置U1,U4a〜U4dの搬送路SH〜SH44を搬送される際に詰まる場合があり、いわゆる、ジャムが生じる場合がある。よって、複数の装置U1,U4a〜U4dが接続されている場合には、装置U1,U4a〜U4d間を跨いでジャムが生じる場合がある。この場合、一方の装置のカバーを開放して一方の搬送路SH〜SH41からジャム紙Sを除去しようとしても、他方の装置の搬送路にジャム紙Sの一部が残っている場合がある。よって、他方の搬送路の搬送部材に狭持、いわゆる、ニップさ
れて、ジャム紙が除去し難い場合もある。よって、装置U1,U4a〜U4d間を跨いでジャムが生じた場合には、ジャム紙Sの除去作業が煩雑となり易い。
従来から、このように装置U1,U4a〜U4d間に跨ってジャムが生じた場合に、上流側の装置U1,U4a〜U4cの排出ロールRh〜Rhcを駆動して、下流側の装置U4a〜U4dにジャム紙Sを強制的に排出する技術が知られている。すなわち、上流側の装置U1,U4a〜U4cのカバーを開放させずに、下流側の装置U4a〜U4dのカバーを開放させるのみで、ジャム紙Sを除去させる技術が公知である。
しかしながら、近年、装置U4a〜U4dの省スペース化や、各装置U4a〜U4dを選択的に装着可能とすること、いわゆる、モジュール化への要求がある。すなわち、装置U4a〜U4dは全体的に小型化することが要求されている。したがって、後処理装置U4a〜U4dでは、各処理部に必要な最低限の搬送路の構成となり易い。よって、搬送路を広くしたりジャム紙を除去する作業空間を設けることが困難になる場合が生じていた。
例えば、フィニッシャU4dでは、パンチ路SH41はパンチユニットPUに応じて構成されている。ここで、パンチ路SH41には、穿孔部PU1と受け部PU2とがパンチ路SH41を挟んで配置されており、パンチ路SH41からジャム紙Sを除去する作業は困難である。その上、フィニッシャU4dにジャム紙Sを強制排出する場合、パンチ路SH41では、穿孔部PU1と受け部PU2との間にジャム紙Sが挟まる恐れもあった。
したがって、装置U1,U4a〜U4dの構成に関わらずにジャム紙Sを下流側に強制的に排出する従来の技術では、かえってジャム紙Sの除去が困難になる恐れがあった。
これに対して、実施例1では、図8に示すように、下流側の装置U4a〜U4dにジャム紙Sが受け入れ可能か受け入れ不能かが設定されている。すなわち、搬送路SH11〜SH41の開放のし易さやジャム紙Sの除去作業のし易さに基づいて下流側に強制的に排出可能か否かが設定されている。よって、下流側に強制的に排出可能か否かの設定に応じて、上流側の排出ロールRh,Rha,Rhb,Rhcの駆動、非駆動が制御される。特に、上流側の排出ロールRh〜Rhcを非駆動とする場合、上流側の装置U1,U4a〜U4cからジャム紙Sを除去するように促すか、下流側の装置U4a〜U4dからジャム紙Sを除去するように促すかの設定もされている。よって、接続されている装置U4a〜U4dの組み合わせと、シートSが詰まった位置に応じて、表示パネルUI2には開放すべきカバーも表示される。
実施例1では、通過路SH31を有する中折り装置U4cや、パンチ路SH41を有するフィニッシャU4dは、ジャム紙Sが上流側から受け入れ不能と設定されている。したがって、下流側に中折り装置U4cやフィニッシャU4dが接続された装置間で、ジャムが生じた場合には、上流側の装置の排出ロールが駆動されない。なお、実施例1では、特に、フィニッシャU4dが下流側に配置されている場合には、必ず、上流側の装置からジャム紙Sを除去させるように設定されている。
具体的には、図4において、例えば、中折り装置U4cとフィニッシャU4dとの間でジャムが生じた場合には、排出ロールRhcが駆動されない。そして、表示パネルUI2には、フィニッシャU4dに比べてジャム紙Sの除去がし易い上流側の中折り装置U4cのカバーを開放すべき指示が表示される。このとき、ジャム紙Sは装置U4c,U4d間に跨った状態で留まっている。よって、ユーザが中折り装置U4cのカバーを開放すると、通過路SH31の下流部にあるジャム紙Sの除去が可能となる。特に、実施例1では、中折り装置U4cの排出ロールRhcのニップが解除可能であり、排出ロールRhcの対向するロール1,2を離間させることが可能である。したがって、ユーザが手動で排出ロールRhcを離間させることで、通過路SH31の下流部を開放して、ジャム紙Sを上流側に抜き出し易くなっている。
一方、実施例1では、除去路SH11を有するデカーラモジュールU4aや、中継路SH21を有するインターポーザーU4bは、ジャム紙Sを上流側から受け入れ可能と設定されている。したがって、下流側に、デカーラモジュールU4aやインターポーザーU4bが接続された装置間で、ジャムが生じた場合には、上流側の装置の排出ロールを駆動して、ジャム紙Sが、デカーラモジュールU4aやインターポーザーU4bに強制排出される場合がある。
具体的には、図4において、例えば、プリンタの本体U1とデカーラモジュールU4aとの間でジャムが生じた場合、表示パネルUI2には、下流側のデカーラモジュールU4aのカバーを開放すべき指示が表示される。そして、デカーラモジュールU4aのカバーが開放され、デカーラモジュールU4aの除去路SH11が開放されたことが検出されると、プリンタの本体U1の排出ロールRhが駆動される。よって、ジャム紙Sが、下流側の開放された除去路SH11に向かって強制排出される。したがって、ジャム紙Sは広い空間に排出され易く、強制排出されたジャム紙Sをユーザが除去し易くなっている。
他には、図4では、デカーラモジュールU4aの下流側にインターポーザーU4bが接続されている。ここで、インターポーザーU4bの中継路SH21は左右方向に短く、ジャム紙Sを除去する場合の作業性が低い。これに比べて、上流側のデカーラモジュールU4aの除去路SH11は広い。よって、実施例1では、この装置U4a,U4b間でジャムが生じた場合には、上流側のデカーラモジュールU4aからジャム紙Sを除去する設定としている。したがって、これに応じて、表示パネルUI2には、上流側のカバーを開放することが表示される。よって、上流側のデカーラモジュールU4aの除去路SH11において、排出ロールRhaのニップが解除されたりして、ジャム紙Sが除去可能となる。
なお、実施例1では、デカーラモジュールU4aのインターロックが、下流側のインターポーザーU4bのインターロックに連動する。よって、下流側のインターポーザーU4bのカバーが開放された場合に、上流側のデカーラモジュールU4aでは、駆動源への電力が遮断される。したがって、仮に、デカーラモジュールU4aからインターポーザーU4bにジャム紙Sを強制排出しようとしても、上流側の排出ロールRhaを駆動できない。よって、開放された中継路SH21にジャム紙Sを強制排出することは出来ない。したがって、上流側の装置と下流側の装置との間にインターロック連動がある組み合わせの場合、上流側の装置と下流側の装置とでジャム紙Sの除去がし易い側の装置から、ユーザが手動でジャム紙Sを除去するように設定、制御される。
また、図4では、インターポーザーU4bの下流側に中折り装置U4cが接続されている。しかしながら、実施例1のインターポーザーU4bの中継路SH21は左右方向の長さが短い。よって、中折り装置U4cに下流端側が残っているジャム紙Sを、中継路SH21で上流側に引き抜こうとしても、作業空間が狭い。また、ジャム紙Sの搬送方向の長さによっては、中継路SH21の更に上流に配置された装置に接触したりして作業性が悪い。これに対して、中折り装置U4cの通過路SH31は、中継路SH21に比べて左右方向の長さが長い。
よって、実施例1では、この場合には、下流側の中折り装置U4cからジャム紙Sを除去させる設定としている。特に、インターポーザーU4bの排出ロールRhbの駆動ロール11には、ワンウエイクラッチ11bが組み込まれている。したがって、排出ロールRhbが停止した状態でジャム紙Sをニップしていても、ジャム紙Sが下流側に引き抜かれると、ジャム紙Sに従動してワンウエイクラッチ11bが駆動軸11aに対して空回りする。よって、排出ロールRhbのニップがジャム紙Sを除去する際の抵抗となり難い。したがって、上流側の装置の搬送部材のニップを解除しなくても、ジャム紙Sが除去され易くなっている。
このように、実施例1では、搬送方向に並んだ装置U1,U4a〜U4dの組み合わせに応じて、ジャム紙Sの除去方法の設定が異なっている。よって、シートSが複数の装置U1,U4a〜U4dを通過する構成において、シートSが詰まった場合に、装置U1,U4a〜U4dの構成に関わらずにジャム紙Sを下流側に強制的に排出したり、常に装置U1,U4a〜U4dの手前側からジャム紙Sを除去する場合に比べて、実施例1では、詰まったシートSの除去をし易くなっている。
特に、実施例1では、各装置U4a〜U4dがモジュール化されている。したがって、図1、図4、図5において、装置U4a〜U4dは選択的に使用される。よって、装置が増設されたり、故障した装置が省略されて使用されることがある。ここで、実施例1のプリンタUでは、図示しないコネクタを介して装置U4a〜U4dの有無や順序が特定される。また、装置U4a〜U4dの組み合わせとジャムが生じた位置とに応じた除去方法の設定データが記憶されている。よって、実施例1では、装置間でジャムが生じた場合には、前記設定データに基づいて排出ロールや表示パネルUI2の制御がされる。
したがって、例えば、図5Aにおいて、インターポーザーU4bが、プリンタの本体U1の下流側に装着された場合には、図4の場合とは異なり、プリンタの本体U1から、開放された中継路SH21に向けてジャム紙Sが強制排出される。また、例えば、図5Bにおいて、中折り装置U4cがデカーラモジュールU4aの下流側に装着された場合には、図4の場合とは異なり、上流側のデカーラモジュールU4aのカバーを開放すべきことが表示パネルUI2に表示される。さらに、例えば、図5Cにおいて、プリンタの本体U1の下流側に、フィニッシャU4dが装着された場合には、図4の場合とは異なり、上流側のプリンタの本体U1のカバーを開放すべきことが表示パネルUI2に表示される。
よって、装置U1,U4a〜U4dの組み合わせに応じた除去方法が設定されている実施例1では、装置U4a〜U4bが変更されることがあっても、変更後の組み合わせに応じて、詰まったシートSの除去をさせ易くなっている。
なお、実施例1では、プリンタの本体U1や、デカーラモジュールU4a、インターポーザーU4b、中折り装置U4cでは、下流側に接続される装置によっては、ジャム紙を上流側に引き抜き、その装置自体U1,U4a〜U4cから除去する設定がされている。よって、これらの各装置U1,U4a〜U4cでは、排出ロールRh〜Rhcのニップが解除可能に構成されている。これに対して、ワンウエイクラッチ11bは、ジャム紙Sを下流側の装置に抜き出す場合の設定があるインターポーザーU4bにのみ組み込まれている。よって、ワンウエイクラッチ11bが全ての装置に組み込まれている場合に比べて、実施例1では、不要な構成が少なくなっている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、プリンタUとして、4色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、単色の画像形成装置や、3色以下または5色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、媒体処理装置U4が有する後処理装置としては、デカーラモジュールU4aや、インターポーザーU4b、中折り装置U4c、フィニッシャU4dの構成を例示したが、これに限定されない。例えば、シートSが排出、積載されるスタッカ部を有する後処理装置や、シートSを裁断する裁断部を有する後処理装置、シートSを搬送する処理部を有する後処理装置など、任意の処理部を備えた後処理装置を用いた構成に適用することが可能である。
(H04)前記実施例において、デカーラモジュールU4a、インターポーザーU4b、中折り装置U4c、フィニッシャU4dの順に配置される構成を例示したが、これに限定されず、接続される順番を変えた構成にすることも可能である。
(H05)前記実施例において、排出ロールRh〜Rhcが接近、離間可能に構成されていることが望ましいが、これに限定されず、ニップが解除不能な構成も可能である。
(H06)前記実施例において、排出ロールRh〜Rhcはユーザがニップを解除する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、電気的に排出ロールを接近離間させる駆動機構を設け、ジャムが検出された場合に、電気的に駆動機構を制御して、排出ロールのニップを解除させる構成も可能である。
(H07)前記実施例において、インターポーザーU4bでは、駆動源から順方向の駆動が伝達された場合には前記順方向の駆動を排出ロールRhbに伝達すると共に排出ロールRhbを順方向に空回り可能とする伝達部材として、駆動軸11aに支持されたワンウエイクラッチ11bを例示したが、伝達部材は、駆動軸に支持された構成に限定されない。例えば、駆動源と、駆動軸11aとの間で、駆動を伝達する伝達系に組み込まれた伝達部材の構成も可能である。
(H08)前記実施例において、排出ロールRh〜Rhcにおいて、ニップが解除されたり、ワンウエイクラッチが組み込まれた構成を例示したが、これらの構成は排出ロールRh〜Rhcに限定されない。例えば、装置に配置された搬送ロールMRa〜MRdのニップが解除されたり、搬送ロールMRa〜MRdに対してワンウエイクラッチが組み込まれた構成も可能である。
1…搬送部材の本体、
2…搬送部材の本体、
11b…伝達部材、
C6…詰まりの判別手段、
C11A…第1の搬送部材の制御手段、本体の搬送部材の制御手段、後処理の搬送部材の制御手段、
M2,M11〜M31…駆動源、
Md,U4b1〜U4b3,NOS,PU,NTS,HTS…処理部、
Rh,Ra…第1の搬送部材、
Rha,MRa…第1の搬送部材、第2の搬送部材、
Rhb,MRb…第1の搬送部材、第2の搬送部材、
Rhc,MRc…第1の搬送部材、第2の搬送部材、
Rhd,MRd…第2の搬送部材、
SH…第1の搬送路、本体の搬送路、
SH11…第1の搬送路、第2の搬送路、後処理の搬送路、
SH21…第1の搬送路、第2の搬送路、後処理の搬送路、第2の後処理の搬送路、
SH31…第1の搬送路、第2の搬送路、後処理の搬送路、第2の後処理の搬送路、
SH41…第2の搬送路、第2の後処理の搬送路、
U…媒体搬送装置、画像形成装置、
U1…第1の装置、画像形成装置の本体、
U4a…第1の装置、第2の装置、後処理装置、
U4b…第1の装置、第2の装置、後処理装置、第2の後処理装置、
U4c…第1の装置、第2の装置、後処理装置、第2の後処理装置、
U4d…第2の装置、第2の後処理装置。

Claims (5)

  1. 画像が記録された媒体が搬送される第1の搬送路と、前記第1の搬送路に配置されて媒体を搬送する第1の搬送部材と、を有する第1の装置と、
    前記第1の装置に対して媒体の搬送方向の下流側に配置された第2の装置であって、前記第1の搬送路の下流端に接続されて前記第1の装置から排出された媒体が搬送される第2の搬送路と、前記第2の搬送路に配置されて媒体を搬送する第2の搬送部材と、前記第2の搬送路を搬送される媒体に対して予め設定された処理を行う処理部と、を有する前記第2の装置と、
    前記各搬送路に配置され、搬送される媒体を検出する媒体の検出部材と、
    前記媒体の検出部材の検出結果に基づいて、前記第1の搬送路と前記第2の搬送路とに跨って媒体が詰まったか否かを判別する詰まりの判別手段と、
    前記第1の搬送路と前記第2の搬送路とに跨って媒体が詰まった場合に、前記第2の装置に前記詰まった媒体が受け入れ不能な場合には前記第1の搬送部材を非駆動とし、前記第2の装置に前記詰まった媒体が受け入れ可能な場合には前記第1の搬送部材を駆動する第1の搬送部材の制御手段と、
    を備えたことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 互いに対向して配置された一対の搬送部材の本体であって、各搬送部材の本体で媒体を挟んで搬送可能な搬送位置と、前記搬送位置に比べて各搬送部材の本体が離間した離間位置と、の間を移動可能に支持された前記一対の搬送部材の本体、を有する前記第1の搬送部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 駆動源と、
    前記駆動源から媒体を搬送する順方向の駆動が伝達されて回転可能な前記第1の搬送部材と、
    前記駆動源から順方向の駆動が伝達された場合には前記順方向の駆動を前記第1の搬送部材に伝達すると共に、前記第1の搬送部材を順方向に空回り可能とする伝達部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
  4. 媒体に画像を記録する画像記録部と、前記画像記録部で画像が記録された媒体が搬送される本体の搬送路と、前記本体の搬送路に配置されて媒体を搬送する本体の搬送部材と、を有する画像形成装置の本体と、
    前記画像形成装置の本体に対して媒体の搬送方向の下流側に配置された後処理装置であって、前記本体の搬送路の下流端に接続されて前記画像形成装置の本体から排出された媒体が搬送される後処理の搬送路と、前記後処理の搬送路に配置されて媒体を搬送する後処理の搬送部材と、前記後処理の搬送路を搬送される媒体に対して予め設定された処理を行う処理部と、を有する前記後処理装置と、
    前記各搬送路に配置され、搬送される媒体を検出する媒体の検出部材と、
    前記媒体の検出部材の検出結果に基づいて、前記本体の搬送路と前記後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まったか否かを判別する詰まりの判別手段と、
    前記本体の搬送路と前記後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まった場合に、前記後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ不能な場合には前記本体の搬送部材を非駆動とし、前記後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ可能な場合には前記本体の搬送部材を駆動する本体の搬送部材の制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記後処理装置に対して媒体の搬送方向の下流側に配置された第2の後処理装置であって、前記後処理の搬送路の下流端に接続されて前記後処理装置から排出された媒体が搬送される第2の後処理の搬送路と、前記第2の後処理の搬送路に配置されて媒体を搬送する第2の後処理の搬送部材と、前記第2の後処理の搬送路を搬送される媒体に対して予め設定された処理を行う処理部と、を有する前記第2の後処理装置と、
    前記各搬送路に配置され、搬送される媒体を検出する前記媒体の検出部材と、
    前記媒体の検出部材の検出結果に基づいて、前記後処理の搬送路と前記第2の後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まったか否かを判別する前記詰まりの判別手段と、
    前記後処理の搬送路と前記第2の後処理の搬送路とに跨って媒体が詰まった場合に、前記第2の後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ不能な場合には前記後処理の搬送部材を非駆動とし、前記第2の後処理装置に前記詰まった媒体が受け入れ可能な場合には前記後処理の搬送部材を駆動する後処理の搬送部材の制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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