JP2015082001A - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送異常が発生した際に、搬送異常の原因とならなかった搬送中の用紙を有効に利用する。
【解決手段】本発明の画像形成システムは、画像形成装置にて画像が形成された用紙を搬送する第1用紙搬送経路R21と、第1分岐点RBを介して分岐した位置に設けられ第1用紙搬送経路R21上の用紙を退避させるバッファ装置50と、第1分岐点RBよりも下流側にて用紙の搬送異常が発生した際に、第1分岐点RBよりも上流側に位置する用紙をバッファ装置50に搬送する搬送ロール38と、搬送異常が発生した後に第1用紙搬送経路R21における第1分岐点RBよりも下流側に停止する停止用紙を取り除く操作をユーザに行なわせる表示を行うUI15と、停止用紙に形成された画像を新たな用紙に形成させる用紙処理制御部7と、バッファ装置50に退避させた用紙を供給する供給ロール55とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、後処理装置及び画像形成システムに関する。
特許文献1に記載された画像形成装置のシート搬送装置は、給紙部から画像形成部を経て画像定着部を通って延びるシート搬送路と、ジャム発生時にシート搬送路において滞留するジャムシート以外の滞留シートをシート搬送路外に搬送して一旦収容したのちジャム処理終了後にシート搬送路に再給紙して画像形成部に送る循環搬送手段とを備えている。
特開2001−253591号公報
本発明は、搬送異常が発生した際に、搬送異常の原因とならなかった搬送中の用紙を有効に利用することにある。
請求項1記載の発明は、画像形成装置にて画像が形成された用紙を搬送する搬送路と、前記搬送路から分岐点を介して分岐した位置に設けられ当該搬送路上の用紙を退避させる退避手段と、前記搬送路における前記分岐点よりも下流側にて用紙の搬送異常が発生した際に、当該分岐点よりも上流側に位置する用紙を前記退避手段に搬送する搬送手段と、前記搬送異常が発生した後に、前記搬送路における前記分岐点よりも下流側に停止する停止用紙を取り除く操作をユーザに行なわせるための表示を行う表示手段と、前記停止用紙に形成された画像を、新たな用紙に形成するよう前記画像形成装置を制御する制御手段と、前記新たに形成された用紙が前記搬送路を搬送され前記分岐点を通過した後に、前記退避手段に退避させた用紙を当該搬送路へと供給する供給手段とを備えることを特徴とする後処理装置ある。
請求項2記載の発明は、前記退避手段は、装置内部に設けられ前記搬送路から搬送されてくる用紙を支持する支持部を備え、当該支持部によって支持された状態の用紙は装置外部に露出しないことを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記搬送異常が発生した際に、前記搬送路における前記分岐点から当該搬送異常の原因となった用紙までの用紙を停止させる停止手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記搬送路よりも搬送方向下流側に設けられ、当該搬送路から搬送される用紙に後処理を施す後処理手段と、前記搬送異常が発生した際に、当該搬送異常の原因となった用紙よりも前記搬送路における下流側に位置する用紙を前記後処理装置に搬送する他の搬送手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の後処理装置である。
請求項5記載の発明は、前記他の搬送手段は、前記搬送路における前記分岐点よりも上流側にて用紙の搬送異常が発生した際に、当該上流側の当該搬送異常の原因となった用紙よりも当該搬送路における下流側に位置する用紙を前記後処理装置に搬送することを特徴とする請求項4記載の後処理装置である。
請求項6記載の発明は、前記表示手段は、前記搬送手段が前記分岐点よりも上流側に位置する用紙を前記退避手段へ搬送させた後に当該表示手段が前記表示を行いユーザに前記停止用紙を取り除く操作を行わせる第1態様と、当該表示手段が当該表示を行いユーザに当該停止用紙を取り除く操作を行わせた後に当該搬送手段が当該分岐点よりも上流側に位置する用紙を当該退避手段へ搬送させる第2態様とを選択させる操作をユーザに行わせるための表示を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の後処理装置である。
請求項7記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段にて画像が形成された用紙を搬送する搬送路と、前記搬送路から分岐点を介して分岐した位置に設けられ当該搬送路上の用紙を退避させる退避手段と、前記搬送路における前記分岐点よりも下流側にて用紙の搬送異常が発生した際に、当該分岐点よりも上流側に位置する用紙を前記退避手段に搬送する搬送手段と、前記搬送異常が発生した後に、前記搬送路における前記分岐点よりも下流側に停止する停止用紙を取り除く操作をユーザに行なわせるための表示を行う表示手段と、前記停止用紙に形成された画像を、新たな用紙に形成する停止画像形成手段と、前記新たに形成された用紙が前記搬送路を搬送され前記分岐点を通過した後に、前記退避手段に退避させた用紙を当該搬送路へと供給する供給手段とを備えることを特徴とする画像形成システムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、搬送異常が発生した際に、搬送異常の原因とならなかった搬送中の用紙を有効に利用することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、ユーザが支持部によって支持された用紙に触れることが制限される。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、ユーザが搬送路上の用紙を取り除く作業が軽減される。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、ユーザが搬送路上の用紙を取り除く作業が軽減される。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、ユーザが搬送路上の用紙を取り除く作業が軽減される。
請求項6記載の発明によれば、停止用紙以外の用紙が搬送路から取り除かれることを抑制する態様と、さらなる搬送異常が発生することを抑制する態様とをユーザが選択できる。
請求項7記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、搬送異常が発生した際に、搬送異常の原因とならなかった搬送中の用紙を有効に利用することができる。
本実施の形態が適用される画像形成システムの全体構成を示した図である。 フィニッシャユニットの詳細構成を説明する図である。 用紙処理制御部の機能構成を示す図である。 (a)および(b)は第1リカバリ態様で用紙が搬送された場合の用紙の動きを説明するための図である。 (c)および(d)は第1リカバリ態様で用紙が搬送された場合の用紙の動きを説明するための図である。 (a)および(b)は第2リカバリ態様で用紙が搬送された場合の用紙の動きを説明するための図である。 (c)および(d)は第2リカバリ態様で用紙が搬送された場合の用紙の動きを説明するための図である。 ジャム発生時の画像形成システムの動作を説明するためのフローチャートである。 (a)は第1画像を表示するUIを説明するための図であり、(b)は第2画像を表示するUIを説明するための図である。 リカバリ処理における画像形成システムの動作を説明するためのフローチャートである。 (a)および(b)は、変形例1で用紙が搬送された場合の用紙の動きを説明するための図である 変形例2におけるバッファ装置を説明するための図である。 (a)は変形例3におけるUIの表示画面を説明するための図であり、(b)は変形例4におけるUIの表示画面を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成システム100の説明>
図1は本実施の形態が適用される画像形成システム100の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成システム100は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1と、画像形成装置1によって画像が形成された記録材(用紙)Pに対して後処理を施す後処理装置2とを備えている。
画像形成装置1は、各色画像データに基づき形成されたトナー像を用紙Pに定着させる定着装置10Aを有する画像形成部(画像形成手段)10と、原稿から画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取部11と、画像形成部10に用紙Pを供給する用紙供給部12と、ユーザからの操作入力を受け付ける総合ユーザ・インターフェイス(総合UI)13と、画像形成システム100全体の動作を制御する主制御部14とを備えている。
後処理装置2は、画像形成装置1から画像形成された用紙Pを受け入れて搬送するトランスポートユニット3と、トランスポートユニット3から搬入された用紙Pに対して折り処理を施す折りユニット4と、折りユニット4を通過した用紙Pに後処理を施すフィニッシャユニット5と、冊子の表紙等を構成するための合紙を供給するインターポーザ6とを備えている。さらに、後処理装置2は、後処理装置2の各機能部を制御する用紙処理制御部7と、後処理に関するユーザからの操作入力を受け付けるユーザ・インターフェイス(UI、表示手段)15とを備えている。
なお、図1の後処理装置2では、用紙処理制御部7が後処理装置2内に設けられた構成を示したが、用紙処理制御部7を画像形成装置1内に設けてもよい。また、主制御部14が、用紙処理制御部7の制御機能を兼ね備えた構成としてもよい。
また、図1の後処理装置2では、UI15が後処理装置2内に設けられた構成を示したが、UI15を画像形成装置1内に設けてもよい。また、画像形成装置1の総合UI13がUI15の制御機能を兼ね備えた構成としてもよい。
<フィニッシャユニット5>
図2は、フィニッシャユニット5の詳細構成を説明する図である。
図2に示すように、フィニッシャユニット5は、折りユニット4(図1参照)から用紙Pを受け取る受け取りロール30と、受け取りロール30の下流側に設けられ用紙Pを複数枚集めて収容するコンパイル用積載部31と、コンパイル用積載部31に積載された用紙Pの端部にステープル処理を施すステープル装置37と、コンパイル用積載部31から用紙Pを排出する第1排出ロール39と、第1排出ロール39によって排出された用紙Pをユーザが取りやすいようにして積み重ねる第1積載部43とを備える。
なお、第1積載部43はフィニッシャユニット5の外側に露出しており、ユーザが第1積載部43に積載された用紙Pを取る際に、フィニッシャユニット5のカバー部材(図示せず)を開ける等予め定めた操作をする必要はない。
また、コンパイル用積載部31およびステープル装置37を後処理手段として捉えることができる。
また、フィニッシャユニット5は、コンパイル用積載部31に積載された用紙Pの端部にステープル装置37がステープル処理を施す間(後処理を実行する間)に、用紙Pを一時的に蓄積するバッファ装置(バッファ機構、退避手段)50を備える。このバッファ装置50は、用紙Pを複数枚集めて収容するバッファ用積載部51と、バッファ用積載部51に積載された用紙Pを検知するバッファ用紙センサ53と、バッファ用積載部51に積載された用紙Pを捌きながら供給する供給ロール55とを備える。
なお、バッファ用積載部51はフィニッシャユニット5の内側に配置されており、バッファ用積載部51に積載された用紙Pは外側に露出しない。また、ユーザがバッファ用積載部51に積載された用紙Pを取る際には、フィニッシャユニット5のカバー部材(図示せず)を開ける等予め定めた操作をすることが必要である。また、バッファ用積載部51は、装置内部に設けられ搬送路から搬送されてくる用紙を支持する支持部として捉えることができる。
また、フィニッシャユニット5は、用紙Pをコンパイル用積載部31を経由せずに排出する第2排出ロール44と、第2排出ロール44によって排出された用紙Pをユーザが取りやすいようにして積み重ねる第2積載部45とを備える。なお、第2積載部45はフィニッシャユニット5の外側に露出しており、ユーザが第2積載部45に積載された用紙Pを取る際に、フィニッシャユニット5のカバー部材(図示せず)を開ける等予め定めた操作をする必要はない。
また、フィニッシャユニット5には、受け取りロール30からコンパイル用積載部31に向けて搬送される用紙Pが通過する第1用紙搬送経路(搬送路)R21と、第1用紙搬送経路R21から第1分岐点RBを介して分岐しバッファ用積載部51に向けて搬送される用紙Pが通過する第2用紙搬送経路R23と、バッファ用積載部51から排出された用紙Pが第2用紙搬送経路R23に向けて搬送される第3用紙搬送経路R25と、第1用紙搬送経路R21における第1分岐点RBよりも下流に位置する第2分岐点RCを介して第1用紙搬送経路R21から分岐し第2積載部45に向けて搬送される用紙Pが通過する第4用紙搬送経路R27が設けられている。
また、フィニッシャユニット5は、第1分岐点RBおよび第2分岐点RCにそれぞれ設けられ、用紙Pの搬送先を切り替える第1ゲート41および第2ゲート42を備える。
また、フィニッシャユニット5は、第1用紙搬送経路R21乃至第4用紙搬送経路R27にそれぞれ設けられた、用紙Pを搬送する搬送ロール38、および用紙Pの通過を検知する通過センサSRを備える。
なお、図示は省略するが、画像形成システム100におけるフィニッシャユニット5以外の装置、すなわち画像形成装置1、トランスポートユニット3、折りユニット4およびインターポーザ6においても、搬送ロール38および通過センサSRがそれぞれ複数設けられている。
さて、本実施形態のフィニッシャユニット5においては、折りユニット4(図1参照)から排出された用紙Pは、受け取りロール30によって受け取られ、第1用紙搬送経路R21を介してコンパイル用積載部31まで搬送される。そして、この用紙Pは、コンパイル用積載部31上でステープル装置37によってステープル処理が施された後に、第1排出ロール39によって第1積載部43へと排出される。
また、本実施形態のフィニッシャユニット5においては、必要に応じて、第1用紙搬送経路R21を搬送される用紙Pは、第1用紙搬送経路R21からバッファ装置50へと一旦退避される。具体的には、折りユニット4(図1参照)から排出された用紙Pが第1ゲート41によって第2用紙搬送経路R23へと案内された後、バッファ用積載部51に積載される。そして、この用紙Pは、予め定めたタイミングで、供給ロール55によって1枚ずつ第3用紙搬送経路R25へと供給され、第2用紙搬送経路R23を介して再び第1用紙搬送経路R21へと搬送される。この第1用紙搬送経路R21へと搬送された用紙Pは、コンパイル用積載部31に向けて搬送される。
なお、図示の例のバッファ装置50においては、第1用紙搬送経路R21からから搬送されてくる用紙Pは、上方からバッファ用積載部51の積載面に向けて順に供給される。また、供給ロール55がバッファ用積載部51の下方に設けられており、バッファ用積載部51に積載された用紙Pのうち最も下に積載されたものから順に、供給ロール55によって第1用紙搬送経路R21に向けて供給される。このことにより、第1用紙搬送経路R21からバッファ用積載部51に案内される用紙Pの順序と、バッファ用積載部51から第1用紙搬送経路R21に向けて排出される用紙Pの順序とが一致する。
また、本実施形態のフィニッシャユニット5においては、必要に応じて、搬送される用紙Pは、コンパイル用積載部31を経由せずに第2積載部45へと排出される。具体的には、用紙Pが第2ゲート42によって第4用紙搬送経路R27へと案内された後、第2排出ロール44によって第2積載部45へと排出される。
<用紙処理制御部7>
図3を参照しながら、用紙処理制御部7について説明をする。なお、図3は、用紙処理制御部7の機能構成を示す図である。
用紙処理制御部7は、例えば、プログラム制御により機能するプロセッサと、プロセッサを制御するプログラムを格納した不揮発性メモリと、プロセッサによるデータ処理等に使用される揮発性メモリにより実現される。
この用紙処理制御部7は、画像形成システム100全体に複数設けられた通過センサSRからの検知信号を受信しこの検知信号に基づき用紙経路における用紙Pの位置を検知する用紙位置検知部702と、用紙位置検知部702が検知した用紙Pの位置に基づきジャムを検知するジャム検知部704と、ジャム検知部704が検知したジャムの発生した位置を判定するジャム位置判定部706と、ジャム位置判定部706の判定結果に従い用紙Pの搬送態様を決定する搬送態様決定部708と、ジャム位置判定部706の判定結果に従いユーザにより除去されることが必要な用紙P(除去用紙)に関する情報を記憶する除去用紙記憶部709と、除去用紙記憶部709によって記憶された情報に基づき除去用紙の画像に対応する画像を再印刷するよう指示する再印刷指示部711と、バッファ用紙センサ53からの検知信号を受信しバッファ用積載部51に用紙Pが積載されていることを認識するバッファ用紙認識部712とを備える。
また、用紙処理制御部7は、ジャム検知部704によるジャムの検知あるいは再印刷指示部711の指示に従いながら画像形成を行うよう主制御部14を制御する画像形成制御部713と、除去用紙記憶部709の記憶情報に従いUI15を制御するUI制御部715と、搬送態様決定部708によって決定された搬送態様、再印刷指示部711による再印刷指示およびバッファ用紙認識部712の認識に従いながら用紙Pを搬送するよう搬送ロール38、ゲート(第1ゲート41、第2ゲート42)を制御する搬送制御部717と、通過センサSRからの検知信号およびバッファ用紙認識部712の認識に従い供給ロール55を制御するバッファ制御部721とを備える。
なお、搬送ロール38、第1ゲート41、第2ゲート42および搬送制御部717を搬送手段、他の搬送手段、あるいは停止手段として捉えることができ、再印刷指示部711および画像形成制御部713を制御手段あるいは停止画像形成手段として捉えることができ、供給ロール55およびバッファ制御部721を供給手段として捉えることができる。
<ジャム発生時の動作>
図4−1および図4−2における(a)乃至(d)は、第1リカバリ態様で用紙Pが搬送された場合の用紙Pの動きを説明するための図である。図5−1および図5−2における(a)乃至(d)は、第2リカバリ態様で用紙Pが搬送された場合の用紙Pの動きを説明するための図である。
まず、用紙Pに画像を形成する際に、搬送される用紙Pに用紙詰まり(ジャム)が発生すると、画像形成および用紙搬送を一旦停止させた後、画像形成システム100の復旧処理(リカバリ処理)が実行される。そして、本実施形態の画像形成システム100(フィニッシャユニット5)においては、ジャムの原因となった用紙Pである原因紙の用紙経路における位置に応じて、第1リカバリ態様および第2リカバリ態様のいずれかによりリカバリ処理が実行される。
具体的には、原因紙の位置が第1分岐点RBよりも下流側である場合には第1リカバリ態様によりリカバリ処理が実行され、原因紙の位置が第1分岐点RBよりも上流側である場合には第2リカバリ態様によりリカバリ処理が実行される。なお、以下の説明では、原因紙の位置が第1分岐点RBよりも下流側であってかつ第1分岐点RBを通過した用紙Pが最初に積載される箇所(この例ではコンパイル用積載部31)よりも上流側である場合に第1リカバリ態様によりリカバリ処理が実行されることを説明する。
ここで、図4−1および図4−2における(a)乃至(d)を参照しながら、第1リカバリ態様について説明する。
まず、図4−1(a)に示すように、画像形成装置1(図1参照)によって第1用紙P1乃至第5用紙P5に画像が形成されるジョブにおいて、第1用紙搬送経路R21上をこの順番で用紙Pが搬送され、第3用紙P3においてジャムが発生する場合を説明する。すなわち、この場合においては、第3用紙P3が原因紙である。
このジャムが発生した際に、第1用紙P1はコンパイル用積載部31上に積載されており、第2用紙P2乃至第4用紙P4は第1用紙搬送経路R21上に配置され、第5用紙P5は折りユニット4内に配置されている。また、第2用紙P2および第3用紙P3は第1分岐点RBを通過している(第1分岐点RBよりも下流側に配置されている)。一方で、第4用紙P4および第5用紙P5は、第1分岐点RBを通過していない(第1分岐点RBよりも上流側に配置されている)。
この場合、図4−1(b)に示すように、第1搬送態様によって用紙Pが搬送される。すなわち、原因紙よりも下流側の用紙P(原因紙の先行紙)である第2用紙P2が、コンパイル用積載部31へと搬送される。また、第1分岐点RBよりも上流側(画像形成装置1側)の用紙P(原因紙の後続紙)である第4用紙P4および第5用紙P5は、バッファ装置50へと搬送される。また、原因紙および第1分岐点RBから原因紙までの範囲の用紙P、すなわちこの例において第3用紙P3は、ジャムが検知されると搬送が停止される。なお、この第1搬送態様による搬送が完了した状態においては、第1用紙搬送経路R21上に原因紙である第3用紙P3が残された状態となる。
そして、図4−2(c)に示すように、ユーザによって、フィニッシャユニット5のカバー部材(図示せず)を開ける等予め定めた操作をした後、第1用紙搬送経路R21上に停止する停止用紙(除去用紙)である第3用紙P3が除去される。このことにより、第1用紙搬送経路R21上には用紙Pが配置されていない状態となる。
そして、図4−2(d)に示すように、除去用紙に形成された画像、すなわち第3用紙P3に形成された画像に対応する画像が、画像形成装置1(図1参照)によって新たな用紙Pに形成(リカバリ)され、追加用紙P3´としてフィニッシャユニット5へと搬送される。
そして、この追加用紙P3´がバッファ装置50を経由することなく第1分岐点RBを通過した後、バッファ装置50から第4用紙P4および第5用紙P5がこの順で供給(再搬送)され、第1用紙搬送経路R21を経てコンパイル用積載部31へと搬送される。このことにより、コンパイル用積載部31上で、第1用紙P1、第2用紙P2、追加用紙P3´第4用紙P4、第5用紙P5がこの順で積載され用紙束が形成される。そして、この用紙束に対して必要に応じてステープル処理が施され、第1積載部43へと排出される。
なお、第1リカバリ態様における原因紙の後続紙(図示の例では第4用紙P4および第5用紙P5)は、ジャムが発生した後もバッファ装置50に到達するまでは搬送が継続される。したがって、画像形成装置1(図1参照)による画像形成は、ジャムが発生したことにともない直ちに停止させることが必須ではなくなる。
このことにより、ジャムが発生した際に画像形成装置1において画像形成がなされている場合には、その時点で画像形成を行っている頁の画像形成動作が完了するまで画像形成動作を継続した後に、画像形成を停止させることができる。したがって、画像形成装置1内において用紙Pが定着装置10Aを通過する前に、画像形成(用紙搬送)を停止させることが回避される。さらに説明をすると、未定着トナーを有する用紙Pが画像形成装置1内において停止することがないので、未定着トナーによる汚れ等のダメージが低減される。
また、図4−1および図4−2に示す例は、後処理装置2内でジャムが発生した場合に、後続紙を全てバッファ装置50へ搬送した後に用紙搬送を停止させることを特徴とする、ジャム発生時の停止方法として捉えることができる。このジャム発生時の停止方法により、ユーザが後続紙の全てを用紙経路から取り除く作業や、後続紙を本来の排出先(例えば第1積載部43)とは別の排出先(例えば第2積載部45)へ排出する動作が省略される。
また、図4−1および図4−2に示す例は、ジャムのリカバリを原因紙についてのみ行い、後続紙はバッファ装置50から再搬送することを特徴とする、リカバリ方法として捉えることができる。このリカバリ方法により、ユーザが後続紙の全てを用紙経路から取り除く作業や、後続紙を本来の排出先とは別の排出先へ排出する動作を行った場合と比較して、後続紙を無駄にすることが抑制される。
次に、図5−1および図5−2における(a)乃至(d)を参照しながら、第2リカバリ態様について説明をする。
まず、図5−1(a)に示すように、画像形成装置1(図1参照)によって第1用紙P1乃至第5用紙P5に画像が形成されるジョブにおいて、第1用紙搬送経路R21上をこの順番で用紙Pが搬送され、第4用紙P4においてジャムが発生する場合を説明する。すなわち、この場合においては、第4用紙P4が原因紙である。
このジャムが発生した際に、第1用紙P1はコンパイル用積載部31上に積載されており、第2用紙P2乃至第4用紙P4は第1用紙搬送経路R21上に配置され、第5用紙P5は折りユニット4内に配置されている。また、第2用紙P2および第3用紙P3は第1分岐点RBを通過している(第1分岐点RBよりも下流側に配置されている)。一方で、第4用紙P4および第5用紙P5は、第1分岐点RBを通過していない(第1分岐点RBよりも上流側に配置されている)。
この場合、図5−1(b)に示すように、第2搬送態様によって用紙Pが搬送される。すなわち、原因紙よりも下流側の用紙Pである第2用紙P2および第3用紙P3(先行紙)が、コンパイル用積載部31へと搬送される。また、原因紙および原因紙の位置よりも上流側の用紙P、すなわちこの例においては第4用紙P4および第5用紙P5は、ジャムが検知されると搬送が停止される。付言すると、第2搬送態様による搬送が完了した状態においては、第1用紙搬送経路R21上に第4用紙P4および第5用紙P5が残された状態である。
そして、図5−2(c)に示すように、フィニッシャユニット5のカバー部材(図示せず)を開ける等予め定めた操作をした後、除去用紙(図示の例においては第4用紙P4および第5用紙P5)が除去される。このことにより、第1用紙搬送経路R21上には用紙Pが配置されていない状態となる。
そして、図5−2(d)に示すように、除去用紙に形成された画像、すなわち第4用紙P4および第5用紙P5に形成された画像に対応する画像が、画像形成装置1(図1参照)によって新たな用紙Pに形成され、追加用紙P4´および追加用紙P5´としてフィニッシャユニット5へと搬送される。
この追加用紙P4´および追加用紙P5´はバッファ装置50を通過することなく、コンパイル用積載部31へと搬送される。このことにより、コンパイル用積載部31上で、第1用紙P1、第2用紙P2、第3用紙P3、追加用紙P4´および追加用紙P5´がこの順で積載され用紙束が形成される。そして、この用紙束に対して必要に応じてステープル処理が施され、第1積載部43へと排出される。
なお、第2リカバリ態様における原因紙の後続紙(図示の例では第5用紙P5)は、ジャムが発生すると停止される。このことにより、ジャムが発生した際に画像形成装置1(図1参照)において画像形成がなされている場合には、ジャムが発生したことにともない画像形成動作を直ちに停止させることが必要となる。
図6は、ジャム発生時の画像形成システム100の動作を説明するためのフローチャートである。図7(a)は第1画像を表示するUI15を説明するための図であり、図7(b)は第2画像を表示するUI15を説明するための図である。
図示の例においては、画像形成システム100が用紙Pに画像を形成する際に、用紙処理制御部7が通過センサSRの検知信号に基づき用紙搬送状態を監視する。そして、用紙処理制御部7は、ジャムを検知すると(ステップ601においてYes)、通過センサSRの検知信号に基づきジャムの発生した位置(ジャム発生位置)が第1分岐点RBよりも下流であるか否かを判定する(ステップ602)。
ジャム発生位置が、第1分岐点RBよりも下流である場合(ステップ602においてYes)、図4−1(b)を参照しながら説明したように第1搬送態様で用紙Pを搬送し(ステップ603)、用紙搬送が停止される(ステップ604)。そして、用紙処理制御部7は、除去用紙に関する情報(例えば実行中のジョブにおける除去用紙の頁番号等)を記憶するとともに、UI15に第1画像を表示させる(ステップ605)。この第1画像は、図7(a)に示すように、除去用紙を取り除くことをユーザに促す画像701、および除去用紙の画像形成システム100における位置を示す画像703を備える。
そして、ユーザによる除去用紙の除去が完了したことを、例えばユーザがUI15を操作することでUI15から出力される検出信号を用紙処理制御部7が受けると(ステップ606においてYes)、用紙処理制御部7はリカバリ処理(詳細は後述)を実行する(ステップ607)。
そして、用紙処理制御部7は実行中のジョブにおいてステープル処理を施すことが必要であるか否かを判断する(ステップ608)。そして、ステープル処理が必要な場合(ステップ608においてYes)には、ステープル処理を施した後(ステップ609)、用紙束を第1積載部43へと排出する(ステップ610)。一方、ステープル処理が必要ない場合(ステップ608においてNo)には、ステープル処理を施すことなく、用紙束を第1積載部43へと排出する(ステップ610)。
また、ジャム発生位置が、第1分岐点RBでよりも上流である場合(ステップ602においてNo)、図5−1(b)を参照しながら説明したように第2搬送態様で用紙Pを搬送した(ステップ611)後に、用紙搬送が停止される(ステップ612)。そして、用紙処理制御部7は、除去用紙に関する情報を記憶するとともに、UI15に第2画像を表示させる(ステップ613)。この第2画像は、図7(b)に示すように、除去用紙を取り除くことをユーザに促す画像705、および除去用紙の画像形成システム100における位置を示す画像707を備える。
図8は、リカバリ処理における画像形成システム100の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、リカバリ処理における画像形成システム100の動作について説明をする。
まず、用紙処理制御部7は、記憶した除去用紙に関する情報に従い、除去用紙の画像に対応する画像を新たな用紙Pに形成させる再印刷を画像形成装置1によって実行させる(ステップ801)。そして、再印刷が完了し、この再印刷された追加用紙が第1分岐点RBを通過した後に、用紙処理制御部7は、バッファ用積載部51に用紙Pが積載されているか否かを判断する(ステップ802)。
バッファ用積載部51に用紙Pが積載されている場合(ステップ802においてYes)、用紙処理制御部7は、この用紙Pをバッファ用積載部51からコンパイル用積載部31へと搬送させる(ステップ803、上述の図4−2(d)参照)。そして、用紙処理制御部7は、実行中のジョブにおいて未だ画像形成を実行していない用紙P(残頁)が存在するか否かを判断する(ステップ804)。残頁が存在する場合(ステップ804においてYes)には、残頁の画像形成を実行し(ステップ805)、リカバリ処理を終了する。
一方、バッファ用積載部51に用紙Pが積載されていない場合(ステップ802においてNo)、用紙処理制御部7は、バッファ用積載部51から用紙Pを搬送させることなく(上述の図5−2(d)参照)、実行中のジョブにおいて未だ画像形成を実行していない用紙P(残頁)が存在するか否かを判断する(ステップ804)。
また、実行中のジョブに残頁が存在しない場合(ステップ804においてNo)には、残頁の画像形成を実行することなく、リカバリ処理を終了する。
なお、上記の説明においては、コンパイル用積載部31を経由して第1積載部43へ用紙Pが排出されるジョブを実行する例を用いて説明をしたが、コンパイル用積載部31を経由せずに第2積載部45へ用紙Pが排出されるジョブを実行する場合にも適用可能である。第2積載部45へ用紙Pが排出される場合には、原因紙の位置が第1分岐点RBよりも下流側であってかつ第2積載部45に収容される前の位置である場合に第1リカバリ態様でリカバリ処理が実行される。
さらに説明をすると、第1リカバリ態様は、第1分岐点RBよりも下流側の第1用紙搬送経路R21上、あるいは第4用紙搬送経路R27上でジャムが発生した場合に実行される態様である。
<変形例>
図9(a)および(b)は、変形例で用紙Pが搬送された場合の用紙Pの動きを説明するための図である。
上記の実施形態においては、図4−1(b)および図4−2(c)を用いて説明したように、原因紙の位置が第1分岐点RBよりも下流側である場合において、第1分岐点RBから原因紙の位置までの範囲の用紙Pが、ユーザによって除去されることを説明したが、この態様に限定されるものではない。
例えば、図9(a)に示すように、画像形成装置1(図1参照)によって第1用紙P11乃至第3用紙P13に画像が形成されるジョブにおいて、第1用紙搬送経路R21上をこの順番で用紙Pが搬送されている際に、第1用紙P11においてジャムが発生する場合を説明する。
この場合、第1分岐点RBから原因紙の位置までの範囲には、原因紙である第1用紙P11と、第2用紙P12が配置されている。また、第2用紙P12は、第1分岐点RBよりも下流側であってかつ第2分岐点RCよりも上流側である。
そして、この変形例においては、第1用紙P11においてジャムが発生した後に、第2用紙P12を、第4用紙搬送経路R27を介して第2積載部45へと排出する。このことにより、ユーザが除去用紙を取り除く作業が軽減される。
なお、この変形例において用紙処理制御部7は、ジャムが発生した際に、第1分岐点RBから原因紙の位置までの範囲の用紙P、すなわち第1用紙P11および第2用紙P12に関する情報を、除去用紙に関する情報として記憶する。このことにより、図9(b)に示すように、リカバリ処理において第1用紙P11および第2用紙P12の画像に対応する画像が、第1追加用紙P11´および第2追加用紙P12´にそれぞれ形成される。
図10は、変形例2におけるバッファ装置500を説明するための図である。
上記の実施形態においては、図2を用いて説明したように、バッファ用積載部51に積載された用紙Pを、第1用紙搬送経路R21に向けて1枚ずつ供給するバッファ装置50を説明したが、これに限定されない。
例えば、図10に示すバッファ装置500のように構成してもよい。このバッファ装置500は、第1用紙搬送経路R21から第3分岐点RDを介して分岐した第5用紙搬送経路R29に配置される。また、この例においては、第3分岐点RDには第3ゲート410が配置されている。
そして、バッファ装置500は、第5用紙搬送経路R29を介して第1用紙搬送経路R21から搬送されてくる用紙Pの先端を受けるエンドガイド501と、エンドガイド501に向けてあるいはエンドガイド501から用紙Pを搬送するバッファローラ503とを備える。このバッファローラ503は駆動を受けて正逆回転する第1ロール503aおよび、第1ロール503aに従動する第2ロール503bを有する。また、第1ロール503aは、第2ロール503bに対して接離可能である。
このバッファ装置500においては、バッファ装置500に用紙Pが退避される場合には第1ロール503aおよび第2ロール503bが互いに近接する位置で正回転することにより、エンドガイド501へと用紙Pが案内される。また、複数の用紙Pがバッファ装置500に退避される場合には、エンドガイド501へと用紙Pが案内される毎に第1ロール503aが第2ロール503bから離間することで、エンドガイド501へと既に案内された用紙Pと第1ロール503aとの間に、次に搬送されてきた用紙Pが案内される。このことにより、第1ロール503aおよび第2ロール503bの間に複数の用紙Pが挟まれた状態となる。
そして、バッファ装置500から第1用紙搬送経路R21に向けて用紙Pを供給する場合には、第1ロール503aおよび第2ロール503bが逆回転する。このとき、複数の用紙Pが第1ロール503aおよび第2ロール503bに挟まれている場合には、複数の用紙Pが第1ロール503aおよび第2ロール503bによって重ねられたまま供給される。このことにより、一枚ずつ用紙Pを排出する構成と比較して、バッファ装置500から用紙Pを供給するための時間が短縮される。
なお、この例においては、第1用紙搬送経路R21からエンドガイド501に先に案内される用紙Pが、コンパイル用積載部31(図2参照)上でより下方に積載され、バッファ装置500に退避されない場合と用紙Pの順序とが一致する。
図11(a)は変形例3におけるUI15の表示画面を説明するための図であり、図11(b)は変形例4におけるUI15の表示画面を説明するための図である。
さて、上記の実施形態においては、図6を参照しながら説明をしたように、第1搬送態様で原因紙の後続紙をバッファ装置50へと退避させた後に、用紙搬送を停止させる態様(第1停止態様)を説明した。
一方、ジャムが発生した時点で原因紙の後続紙も停止させた後に、リカバリ処理で除去用紙の画像を再印刷させる際に、この再印刷に先立ち、あるいは再印刷とともに、原因紙の後続紙をバッファ装置50へと退避させる態様(第2停止態様)であってもよい。
ここで第1停止態様によれば、ユーザが除去用紙を取り除く際に、除去用紙以外の用紙Pはバッファ装置50内に配置されていることから、本来除去されるべき除去用紙以外の用紙Pがユーザによって誤って除去されることが抑制される。
一方、第2停止態様によれば、ジャムが発生してから用紙搬送を停止するまでの時間が短縮され、用紙搬送を停止させるまでにさらなるジャムが発生することが抑制される。
なお、図11(a)に示すように、画像形成を行うジョブを画像形成システム100が受け付けた際に、用紙処理制御部7が用紙搬送の停止モードをユーザに選択させる画像をUI15に表示させてもよい。すなわち、用紙処理制御部7が、用紙搬送の停止モードの選択を促す画像1101と、第1停止態様(第1モード)および第2停止態様(第2モード)のいずれを選択するかの指示を受け付ける画像1102をUI15に表示し、この画像1102にもとづくユーザの指示に従い、第1停止態様および第2停止態様のいずれかで用紙搬送を行ってもよい。
また、上記の実施形態においては、図6を参照しながら説明をしたように、ジャム発生位置が第1分岐点RBよりも下流である場合には、第1搬送態様で用紙Pを搬送することを説明したが、例えばジャム発生位置が第2分岐点RCよりも下流である場合に、第2分岐点RCよりも上流側の用紙Pを全て第2積載部45へと排出する態様(強制排出態様)としてもよい。この強制排出態様により、バッファ装置50を使用することなく、ジョブ全体の画像形成動作を再度実行することができる。
なお、図11(b)に示すように、画像形成を行うジョブを画像形成システム100が受け付けた際に、用紙処理制御部7が用紙Pの排出モードをユーザに選択させる画像をUI15に表示させてもよい。すなわち、用紙処理制御部7が、用紙Pの排出モードの選択を促す画像1103と、第1搬送態様(通常排出)および強制排出態様(強制排出)のいずれを選択するかの指示を受け付ける画像1104をUI15に表示し、この画像1104にもとづくユーザの指示に従い、第1搬送態様および強制排出態様のいずれかによって用紙排出を行ってもよい。
1…画像形成装置、2…後処理装置、7…用紙処理制御部、14…主制御部、15…UI、31…コンパイル用積載部、50…バッファ装置、100…画像形成システム、P…用紙

Claims (7)

  1. 画像形成装置にて画像が形成された用紙を搬送する搬送路と、
    前記搬送路から分岐点を介して分岐した位置に設けられ当該搬送路上の用紙を退避させる退避手段と、
    前記搬送路における前記分岐点よりも下流側にて用紙の搬送異常が発生した際に、当該分岐点よりも上流側に位置する用紙を前記退避手段に搬送する搬送手段と、
    前記搬送異常が発生した後に、前記搬送路における前記分岐点よりも下流側に停止する停止用紙を取り除く操作をユーザに行なわせるための表示を行う表示手段と、
    前記停止用紙に形成された画像を、新たな用紙に形成するよう前記画像形成装置を制御する制御手段と、
    前記新たに形成された用紙が前記搬送路を搬送され前記分岐点を通過した後に、前記退避手段に退避させた用紙を当該搬送路へと供給する供給手段と
    を備えることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記退避手段は、装置内部に設けられ前記搬送路から搬送されてくる用紙を支持する支持部を備え、当該支持部によって支持された状態の用紙は装置外部に露出しないことを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記搬送異常が発生した際に、前記搬送路における前記分岐点から当該搬送異常の原因となった用紙までの用紙を停止させる停止手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置。
  4. 前記搬送路よりも搬送方向下流側に設けられ、当該搬送路から搬送される用紙に後処理を施す後処理手段と、
    前記搬送異常が発生した際に、当該搬送異常の原因となった用紙よりも前記搬送路における下流側に位置する用紙を前記後処理装置に搬送する他の搬送手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の後処理装置。
  5. 前記他の搬送手段は、前記搬送路における前記分岐点よりも上流側にて用紙の搬送異常が発生した際に、当該上流側の当該搬送異常の原因となった用紙よりも当該搬送路における下流側に位置する用紙を前記後処理装置に搬送することを特徴とする請求項4記載の後処理装置。
  6. 前記表示手段は、前記搬送手段が前記分岐点よりも上流側に位置する用紙を前記退避手段へ搬送させた後に当該表示手段が前記表示を行いユーザに前記停止用紙を取り除く操作を行わせる第1態様と、当該表示手段が当該表示を行いユーザに当該停止用紙を取り除く操作を行わせた後に当該搬送手段が当該分岐点よりも上流側に位置する用紙を当該退避手段へ搬送させる第2態様とを選択させる操作をユーザに行わせるための表示を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の後処理装置。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段にて画像が形成された用紙を搬送する搬送路と、
    前記搬送路から分岐点を介して分岐した位置に設けられ当該搬送路上の用紙を退避させる退避手段と、
    前記搬送路における前記分岐点よりも下流側にて用紙の搬送異常が発生した際に、当該分岐点よりも上流側に位置する用紙を前記退避手段に搬送する搬送手段と、
    前記搬送異常が発生した後に、前記搬送路における前記分岐点よりも下流側に停止する停止用紙を取り除く操作をユーザに行なわせるための表示を行う表示手段と、
    前記停止用紙に形成された画像を、新たな用紙に形成する停止画像形成手段と、
    前記新たに形成された用紙が前記搬送路を搬送され前記分岐点を通過した後に、前記退避手段に退避させた用紙を当該搬送路へと供給する供給手段と
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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