JP2022184340A - 搬送装置、画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

搬送装置、画像形成装置および画像形成システム Download PDF

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JP2022184340A JP2021092123A JP2021092123A JP2022184340A JP 2022184340 A JP2022184340 A JP 2022184340A JP 2021092123 A JP2021092123 A JP 2021092123A JP 2021092123 A JP2021092123 A JP 2021092123A JP 2022184340 A JP2022184340 A JP 2022184340A
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Abstract

Figure 2022184340000001
【課題】跨り部での媒体の泣き別れ等の不具合を防止し、跨り部から媒体を容易に除去すること。
【解決手段】媒体を搬送方向に搬送する搬送装置であって、媒体を搬送する、第1ローラ(レジストローラ111)および第2ローラ(中継出口ローラ31)と、第1ローラを設置し、搬送方向と交差する方向に引き出し可能な引出し部(引出しユニット8)と、引出し部が引き出す方向に移動しても移動せず、第2ローラを設置する固定部(給紙系周辺機23)と、を備え、引出し部を交差する方向に移動させることと連動して、第1ローラと第2ローラとの間の媒体を固定部側に搬送する方向に、第2ローラを駆動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、搬送装置、画像形成装置および画像形成システムに関する。
画像形成装置において、ジャムを検知した場合に、ローラを正回転または逆回転させ、画像形成装置本体と周辺機との間の跨り部から画像形成装置本体側へ、用紙などの媒体を引き込む技術が考えられ既に知られている(例えば、特許文献1)。
しかし、今までのローラにより跨り部から画像経営装置本体側へ媒体を引き込む方法では、媒体の詰まり方によって、跨り部から媒体を移動できず泣き別れ等の不具合が発生するという問題があった。
本発明は、跨り部での媒体の泣き別れ等の不具合を防止し、跨り部から媒体を容易に除去することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、媒体を搬送方向に搬送する搬送装置であって、
前記媒体を搬送する、第1ローラおよび第2ローラと、
前記第1ローラを設置し、前記搬送方向と交差する方向に引き出し可能な引出し部と、
前記引出し部が引き出す方向に移動しても移動せず、前記第2ローラを設置する固定部と、を備え、
前記引出し部を前記交差する方向に移動させることと連動して、前記第1ローラと前記第2ローラとの間の前記媒体を前記固定部側に搬送する方向に、前記第2ローラを駆動する搬送装置。
本発明によれば、跨り部での媒体の泣き別れ等の不具合を防止し、跨り部から媒体を容易に除去することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例の概略を説明する図である。 画像形成装置本体および給紙系周辺機の内部構造例を説明する図である。 画像形成装置本体と給紙系周辺機との間の跨り部の内部構造例を説明する図である。 跨り部のジャム処理の動作例を説明するフローチャートである。 画像形成装置本体と給紙系周辺機との間に用紙が跨っている状態を説明する模式図である。 画像形成装置本体と給紙系周辺機との間に用紙が跨っているときに、引出しユニットを引き出した状態を説明する模式図である。 跨り部とローラとセンサとの位置関係を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。また、各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図1、2を参照して、本発明の実施形態に係る搬送装置を適用する画像形成装置および画像形成システムの構成例を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例の概略を説明する図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、自動原稿搬送装置21と、画像形成装置である画像形成装置本体22と、給紙装置である給紙系周辺機23とから構成されている。
ここで、画像形成システム1の前側Fとは、画像形成システム1の手前側を意味するとともに、後ろ側Rとは画像形成システム1の奥側を意味する。
画像形成装置本体22は、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5と、操作部6と、トナー補給部7と、引出しユニット8と、排紙部9とを備える。
トナー補給部7は、画像形成部5の前側Fに設けた前ドア部を有する。
引出しユニット8は、画像形成装置本体22から前側Fに引き出すことができる。図1は、引出しユニット8を引き出した状態(開状態)を示している。
排紙部9は、左側面に設けられている。
給紙系周辺機23は、中継ユニット10と、大容量給紙トレイとしての給紙部11とを備える。中継ユニット10は前ドアを備えている。
給紙部11は、例えば、記録媒体として用紙を供給する。
図2は、画像形成装置本体22および給紙系周辺機23の内部構造例を説明する図である。
画像形成装置本体22の一部である給紙装置としての給紙部3は、画像形成装置本体22の下部にタンデム給紙トレイ3aおよび給紙トレイ3bを有する。
給紙部3は、例えば、記録媒体として用紙を給送する。
画像形成部5は、画像形成装置本体22の上部に並べて配置された、それぞれ各色トナーで作像を行う4つの画像形成部5Y、5M、5C、5Kを備える。各画像形成部5Y、5M、5C、5Kの構成とその動作は実質的に同一であるため、色を区別しないときには、色を示す符号(Y、M、C、K)を省略して「画像形成部5」と称する。
画像形成部5は、像担持体としての感光体ドラム102と、感光体ドラム102の周囲に配置された、帯電器103、現像装置104、クリーニング装置105などを有する。画像形成部5は、感光体ドラム102の上方に配置された露光装置107を有する。
また、画像形成装置本体22は、中間転写ベルト108と、転写ローラ106と、二次転写ローラ109と、定着装置113とを備える。
中間転写ベルト108は、4つの画像形成部5Y、5M、5C、5Kの下方に配置され、複数の支持ローラに掛け回されている。中間転写ベルト108は、支持ローラの一つが駆動手段によって回転駆動されることにより、矢印A方向に走行駆動される。
転写ローラ106は、中間転写ベルト108を挟んで各画像形成部5の感光体ドラム102に対向するように配置された、一次転写手段である。
二次転写ローラ109は、中間転写ベルト108に接して二次転写部を形成する。
定着装置113は、二次転写部で画像が転写された用紙Sに画像を定着させる。
排紙部9は、定着装置113によって画像が定着された用紙Sを積載するシート積載装置である。
給紙部11は、二つの給紙トレイ11a、11bを有する。図2の給紙部11は一例であり、給紙部11内に大型の一つの給紙トレイを有してもよいし、三以上の給紙トレイを有してもよい。
各画像形成部5においては、感光体ドラム102が図中反時計回りに回転駆動され、帯電器103によって感光体ドラム102表面が所定の極性に均一に帯電される。次いで、その帯電面に露光装置107から出射される光変調されたレーザビームが照射され、これによって感光体ドラム102上に静電潜像が形成される。その静電潜像は、現像装置104から付与されるトナーによって現像され、トナー像として可視化される。各画像形成部5で形成されたイエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色トナー像は、中間転写ベルト108上に順次重ね合わされて転写される。
一方、給紙部3、11から給送された用紙Sは、レジストローラ111に向けて矢印Bの如く搬送される。
レジストローラ111に突き当てられて一旦停止された用紙Sは、中間転写ベルト108上のトナー像とのタイミングを取ってレジストローラ111より送出され、二次転写ローラ109と中間転写ベルト108とが接する二次転写部に送り込まれる。
二次転写ローラ109にトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、これによって中間転写ベルト108上の重ねトナー像、例えばフルカラー画像が用紙S上に転写される。トナー像転写後の用紙Sは、搬送ベルト112により定着装置113へ搬送され、定着装置113にて熱と圧力によりトナーが用紙Sに定着される。
トナー像定着後の用紙Sは、反転排紙経路とストレート排紙経路とのいずれかの経路で排紙部9へ搬送される。反転排紙経路では、用紙Sは、排紙入口ローラ120、排紙反転ローラ121を経て搬送路115方向へ矢印Dで示すように搬送された後一旦停止し、排紙反転ローラ121が逆回転することにより矢印Cで示すように機外すなわち画像形成装置本体22の外部に排出され、排紙部9に転写されたトナー像を下面にして排紙される。ストレート排紙経路では、用紙Sは、矢印Eで示す方向に排紙中継ローラ130で搬送され矢印Cで示すように機外すなわち画像形成装置本体22の外部に排出され、排紙部9に転写されたトナー像を上面にして排紙される。
引出しユニット8内には、レジストローラ111、二次転写ローラ109、搬送ベルト112、定着装置113等が設けられており、さらに中間転写ベルト108やストレート排紙経路、反転排紙経路、両面経路等を引出しユニット8内に設置してもよい。
定着装置113を取り外す際には、図1に示す引出しユニット8の開状態のように、引出しユニット8を装置前面(前側F方向)に完全に引き出した状態で着脱動作を行う。
上述した画像形成システム1のように、近年、用紙対応力強化が急速に進んでいるため、画像形成システムは、画像形成装置本体22に給紙系周辺機23を連結接続して使用する場合が多くなっている。
画像形成システム1では、ジャム発生時に画像形成装置本体22に設けた引出しユニット8を機械前方に引き出して用紙を除去する。用紙が画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間に跨っている場合に、用紙を画像形成装置本体22側へ送り込み、用紙が跨っている状態を解消してから引出しユニット8を引き出せる。
しかし、跨っている用紙を画像形成装置本体22側に送り込めずに、退避不能となる場合もある。このような場合で引出しユニット8を機械前方に引き出そうとすると用紙が跨っているため、引出しユニット8を最後まで引き出すことが困難となり、用紙が裂けてしまい泣き別れることがあった。また画像形成装置本体22に給紙系周辺機23が連結接続しており給紙系周辺機23を画像形成装置本体22から離間移動させたり、給紙系周辺機23側の給紙部11から跨っている用紙を取り除くことも容易でない。
そこで、本発明の実施形態に係る搬送装置は、画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間に跨って停止したジャム紙を除去するために、引出しユニット8を、用紙の搬送方向と直交する方向に引き出す場合、用紙の搬送方向で引出しユニット8より上流側のローラを逆回転させることで引出しユニット8を引き出すときに生じる用紙のひずみを解消し、用紙のひずみが画像形成装置本体22を構成する部品、例えばレジストローラ111に引っ掛かり用紙が裂けてしまうことを防止する。このように、引出しユニット8の引き出しに連動してローラを逆回転させることにより、引出しユニット8を容易に引き出し可能にできる。
本実施形態の搬送装置は、例えば、媒体を搬送方向に搬送する搬送装置であって、二次転写部より上流側にある搬送されてきた媒体を突き当てて一旦停止する第1ローラであるレジストローラ111と、第2ローラである中継出口ローラ31と、引出し部である引出しユニット8(図1参照)と、引出しユニット8以外の固定部、例えば、画像形成装置本体22と連結接続する給紙系周辺機23の中継ユニット10と、レジストローラ111や中継出口ローラ31を駆動する駆動部と、検知部である中継出口ローラ31よりも上流にあるゲート出口センサ30および下流にある中継出口センサ32(図3参照)と、を備える。
なお、固定部は、引き出される引出しユニット8以外の固定されている部位であればよく、引出しユニット8が引き出す方向に移動しても移動しない引出しユニット8が挿入される画像形成装置本体22の筐体であってもよい。
レジストローラ111および中継出口ローラ31は、媒体を搬送するローラである。
引出し部は、レジストローラ111を設置し、レジストローラ111とともに、搬送方向と交差する方向(例えば、直交する方向)に引き出し可能とする。
固定部は、引出し部が引き出す方向に移動しても移動せず固定して設けられており、固定部に中継出口ローラ31を設置する。
駆動部は、引出し部を移動すること、ローラを回転駆動させることができる。なお引出し部の移動は手動でおこなっても良く、引出し部の移動や引き出しノブの移動をセンサ等で検出してローラを回転駆動させても良い。
残紙センサとして用いられるゲート出口センサ30および中継出口センサ32である検知部は、引出し部と固定部との間の跨り部に媒体が跨っていることを検知する固定部側のセンサである。
また、駆動部は、検知部で跨り部に媒体が跨っていることを検知した場合に、引出し部を搬送方向と交差する方向に移動させることと連動して、媒体を跨り部から固定部側に搬送する方向、すなわち跨り部から引出し部側への搬送と反対の方向に、中継出口ローラ31を回転駆動する。
このように、駆動部が引出し部を移動させることと同時に、第2ローラを逆回転させると、引出し部の移動に連動して跨り部の用紙を固定部側に引っ張ることになり、また跨り部より下流側のレジストローラ111で媒体が挟持されているときの引出し部の移動による媒体のひずみを解消することができる。ひずみを解消することで、引出し部の引出し時に、画像形成装置本体22を構成する部品と、媒体とが引っ掛かることを防止することが可能となる。これにより、媒体の泣き別れ等がなくなるためジャム処理性を向上させることができる。なお、中継出口ローラ31の逆回転駆動は、媒体である用紙の先端が跨り部を通過していることが望ましいが、レジストローラ111で挟持されていなければ跨り部にあってもひずみの影響は受けない。また中継出口ローラ31の逆回転駆動時はレジストローラ111の対のニップ圧を低減または離間させておいても良い。
次に、画像形成システム1に上述した搬送装置を適用した構成例を説明する。
図3は、画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間の跨り部の内部構造例を説明する図である。
図3では、内部構造例として、ゲート出口センサ30、第2ローラとしての中継出口ローラ31、中継出口センサ32、レジストセンサ33、跨り部34、および、第1ローラとしてのレジストローラ111を示している。また、画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間の境界を破線で示し、用紙Sの搬送路を一点破線で示している。矢印M1は、搬送方向を示す。跨り部34は、画像形成装置本体22側のレジストローラ111と給紙系周辺機23側の中継出口ローラ31との間である。
中継出口ローラ31とレジストローラ111とは、媒体としての用紙Sを搬送する駆動ローラであり、モーターである駆動部(図示せず)が回転駆動させる。
図3では、レジストローラ111は、引出しユニット8に設置され、かつ、跨り部34の隣の搬送方向下流に配置される第1ローラとして示している。また、中継出口ローラ31は、中継ユニット10に設置され、かつ、跨り部34の隣の搬送方向上流に配置される第2ローラとして示している。なお、図3の内部構造は、一例であり、例えば、図2のように、レジストローラ111と中継出口ローラ31との間に他のローラが存在する構成であっても、各々の駆動ローラが複数存在する構成であってもよい。
画像形成システム1において、引出し部としての引出しユニット8は、画像形成装置本体22に設けられ、前側Fに引き出し可能である。そのため、引出しユニット8を前側Fに引き出したときに、レジストローラ111は引き出される。
一方で、固定部としての中継ユニット10は、給紙系周辺機23に固定して設けられ、中継ユニット10に設置する中継出口ローラ31も引き出されない。
ゲート出口センサ30と、中継出口センサ32と、レジストセンサ33とは、センサが設置された場所に用紙Sが存在するか否かを検知するセンサである。
ゲート出口センサ30は、中継出口ローラ31の搬送方向上流側に設置され中継出口センサ32は、中継ユニット10の出口側に設置され、レジストセンサ33は、レジストローラ111の搬送方向上流側に設置される。
ゲート出口センサ30と中継出口センサ32とは、引出しユニット8と中継ユニット10との間の跨り部34に媒体が跨っていることを検知する検知部として機能する。
次に、図3の内部構造を用いて、用紙搬送に不具合(例えば、ジャム)が生じたときの動作例について説明する。
図4は、跨り部のジャム処理の動作例を説明するフローチャートである。
ジャムが発生すると、画像形成システム1は、跨り部34に用紙があるかを確認する(S11)。具体的には、画像形成システム1は、ジャム発生時にゲート出口センサ30、中継出口センサ32の状態を確認し、ゲート出口センサ30がOFFかつ中継出口センサ32がONの場合に跨り部34に用紙があると判定する。
ここで、図5を参照して、ジャムが発生したときの跨り部34の状態例を説明する。
図5は、画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間に用紙が跨っている状態を説明する模式図である。
図5に示すように、ゲート出口センサ30の位置に用紙がなく、中継出口センサ32の位置に用紙が存在する状態を、画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間に用紙が跨っている状態(跨り部34に用紙がある状態)とする。画像形成システム1は、給紙系周辺機23の前ドア36を開けても搬送ローラ対間を軸方向端部の面板で位置決めしており、また間隔の狭い搬送ローラ対が複数配設されており用紙へのアクセスが容易でない構成となっている。このため、跨り部34に存在する用紙を前ドア36から取り除くことが容易でない。そのため、画像形成システム1は、以下のように処理を進める。
跨り部34に用紙がある場合(S11でYES)、画像形成システム1は、駆動部により、レジストローラ111と中継出口ローラ31とを駆動し、跨り部34に存在する用紙を画像形成装置本体22の側(搬送方向M1)に搬送する(S12)。
画像形成システム1は、所定時間経過後に、再度跨り部34に用紙があるかを確認する(S13)。具体的には、画像形成システム1は、ゲート出口センサ30、中継出口センサ32の状態を再確認し、ゲート出口センサ30がOFFかつ中継出口センサ32がONの場合に跨り部から用紙を搬送できない状態(残紙状態)になっていると判定する。
残紙状態の場合(S13でYES)、画像形成システム1は、駆動部により、引出しユニット8を開けて引き出した状態に移行させる引出し開(自動)と、中継出口ローラ31の逆回転とを同時に行い(S14)、引出し開時の用紙のひずみを解消する。画像形成システム1は、所定時間経過後(S15)に引出し開の停止、中継出口ローラ31の逆回転停止を行う(S16)。その後、ユーザが、残紙を取り除く残紙除去(S17)、および、引出しユニット8を画像形成装置本体22に戻して閉じる引出し閉(手動)を行うことにより、ジャム処理を終了する。
一方、跨り部34に用紙がない場合(S11でNO)、および、ステップ22の処理により、跨り部34に存在する用紙を画像形成装置本体22側に搬送し、跨り部34に用紙がなくなった場合(S13でNO)には、画像形成システム1は、通常のジャム処理、例えば、ユーザが、引出しユニット8を引き出し、残紙を取り出して引出しユニット8の戻すなどの処理を実行した後、残紙を検知しないと(S19)、ジャム処理が終了した状態となる。
画像形成システム1は、例えば、装置全体を制御する制御部を画像形成装置本体22に備え、制御部が図4に示す各処理を制御する。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、CPUがROMに格納されているプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用しつつ画像形成システム1の各部を制御して各処理を実行するように構成するとよい。
また、画像形成システム1において、駆動部は、引出しユニット8を動作させる機能(例えば、図4のステップS14またはステップS16)と、各ローラを回転駆動させる機能とを有する。駆動部は、駆動する対象により個別の駆動部(例えば、ローラ駆動部、引出し駆動部)を備えていてもよい。
駆動部が各ローラ(中継出口ローラ31、レジストローラ111など)を回転させる所定時間は、例えば、駆動部が参照可能なメモリに保持しておく、または駆動部が保持するなどにより予め設定しておくとよい。
次に、図6を参照して、上述した引出しユニット8の移動と中継出口ローラ31の逆回転とによる効果を説明する。
図6は、画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間に用紙が跨っているときに、引出しユニット8を引き出した状態を説明する模式図である。
画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間に跨っている用紙を除去するために、画像形成装置本体22内部の引出しユニット8を引き出す場合、用紙は、給紙系周辺機23側の中継出口ローラ31にニップされている部分は動かない。このため、従来は図6に示すように用紙がひずみ、画像形成装置本体22を構成する部品に引っ掛かって引出しユニット8の引き出しが困難になる。
このような場合に、本実施形態の搬送装置の駆動部は、引出しユニット8を引き出すととともに、給紙系周辺機23側の中継出口ローラ31を、搬送方向M1とは逆方向M2に搬送する(図4のステップS14)。このようにすることで、用紙のひずみを解消し、負荷なく引出しユニット8を引き出すことを可能にし、画像形成装置本体22と給紙系周辺機23との間に跨っている用紙の除去を容易にする。
また、駆動部は、中継出口ローラ31が逆方向M2に用紙を搬送したあと、所定時間経過後にレジストローラ111が搬送方向M1に用紙を搬送するように、または同時に駆動してもよい。
このようにすると、用紙のひずみが少なくなり、引出しユニット8の引き出し時の負荷をより低減することができる。
逆方向M2、搬送方向M1に用紙を搬送する所定時間は、例えば、駆動部が参照可能なメモリに保持しておく、または駆動部が保持するなどにより予め設定しておくとよい。
ここで、跨り部34と、ゲート出口センサ30と、中継出口ローラ31と、中継出口センサ32との位置関係について説明する。
図7は、跨り部とローラとセンサとの位置関係を説明する模式図である。
中継出口センサ32は、中継出口ローラ31の搬送方向下流側に配置され用紙幅の略中央に配置し、幅の狭い小サイズ紙を検知できる位置にするとよい。
中継出口センサ32は、中継出口ローラ31までの間に残紙の後端が存在する場合には、跨り部34の残紙を検知する。一方で、残紙として検知された用紙は、中継出口ローラ31にニップされていない場合には、中継出口ローラ31が逆回転しても移動しない。この場合には、残紙として検知された用紙は、中継出口ローラ31にニップされていなければ引出し開によって引っ張られるため、ひずみは発生せずジャム処理に不具合は発生しない。
また、中継出口センサ32とゲート出口センサ30との距離が長いほど給紙系周辺機23に跨っている長さが増えるため、中継出口センサ32とゲート出口センサ30との距離は短いほど良い。
上述した搬送装置において、駆動部は、用紙厚(媒体の厚さ)に基づいて、中継出口ローラ31を逆回転させる逆転量(駆動量)を変えるとよい。
このようにすると、用紙の厚さによりスリップ量が異なるため、スリップ量が多い厚い紙においてもひずみを解消することができる。用紙厚は、例えば、予め画像形成システム1に設定された値を用いるとよい。
また、画像形成システム1は、媒体の厚さを検知する検知センサ(例えば、紙厚検知センサ)をさらに備え、検知センサの出力値を、用紙厚として用いるとよい。
このようにすると、駆動部は、用紙厚を正確に取得し、跨り部24に停止した用紙の厚さに適した回転量とすることができる。
上述した搬送装置を適用した画像形成装置は、他の装置を加えた画像形成システムとして構成することができる。画像形成システムは、他の装置として、例えば、自動原稿搬送装置21、給紙系周辺機23や転写後の用紙にステープルやパンチ穴、紙折り等の処理を行う後処理装置を備える構成としてもよい。また画像形成装置は、トナーを用いた電子写真装置の他にインクを用いたインクジェット装置であってもよい。
1 画像形成システム
3 給紙部
4 画像読取部
5 画像形成部
6 操作部
7 トナー補給部
8 引出しユニット(引出し部)
9 排紙部
10 中継ユニット(固定部)
11 給紙部
21自動原稿搬送装置
22 画像形成装置本体
23 給紙系周辺機
30 ゲート出口センサ
31 中継出口ローラ(第1ローラ)
32 中継出口センサ
33 レジストセンサ
34 跨り部
111 レジストローラ(第2ローラ)
特開2001‐39582号公報

Claims (8)

  1. 媒体を搬送方向に搬送する搬送装置であって、
    前記媒体を搬送する、第1ローラおよび第2ローラと、
    前記第1ローラを設置し、前記搬送方向と交差する方向に引き出し可能な引出し部と、
    前記引出し部が引き出す方向に移動しても移動せず、前記第2ローラを設置する固定部と、を備え、
    前記引出し部を前記交差する方向に移動させることと連動して、前記第1ローラと前記第2ローラとの間の前記媒体を前記固定部側に搬送する方向に、前記第2ローラを駆動する搬送装置。
  2. 前記引出し部を移動可能であり、前記第2ローラを回転駆動させる駆動部を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記引出し部と前記固定部との間に前記媒体が跨っていることを検知する検知部を、さらに備え、
    前記駆動部は、前記検知部で前記引出し部と前記固定部との間に前記媒体が跨っていることを検知した場合に、前記引出し部を前記交差する方向に移動させることと連動して、前記第1ローラと前記第2ローラとの間の前記媒体を前記固定部側に搬送する方向に、前記第2ローラを駆動する請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記駆動部は、前記媒体の厚さに基づいて、前記第2ローラを駆動する駆動量を変えることを特徴とする請求項2または3に記載の搬送装置。
  5. 前記媒体の厚さを検知する検知センサをさらに備え、
    前記媒体の厚さは、前記検知センサの出力値を用いることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記駆動部は、前記第2ローラを、前記媒体を前記固定部側に搬送する方向に所定時間駆動した後、前記搬送方向に駆動することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の搬送装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の搬送装置と画像形成部とを備える画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置と給紙装置とを備える画像形成システム。
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