JP2005077895A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ジャムとなったシートを取り出しやすい状態とする。
【解決手段】 画像形成装置の装置本体10の側面にはカバー70が開閉可能に取り付けられ、また、装置本体10の前面にはユニット引き出し部90が引き出し自在に取り付けられている。用紙Pが装置本体10とユニット引き出し部90とに跨った状態でジャムとなった場合、カバー70の開放動作に連動して、用紙Pの搬送方向上流側に設けられた用紙捌き部37が用紙搬送方向に、搬送方向下流側に設けられたプレレジロール39が用紙搬送方向とは逆方向にそれぞれ駆動され、ジャムとなった用紙Pにループが形成される。このとき、カバー70の開放動作に連動して可動シュート80が自重で揺動し、用紙供給経路41を開放するので、ジャムとなった用紙の取り出しがさらに容易になる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ等画像形成装置で用いられるシート搬送装置に係り、特に、ジャムとなったシートの除去が容易なシート搬送装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置では、画像を形成する画像形成部に対して用紙を供給する用紙供給装置が設けられている。このような用紙供給装置としては、例えば用紙搬送経路に沿って複数の搬送ロール対を配設し、これら搬送ロール対を回転駆動することで給紙トレイから繰り出された用紙をニップ搬送するものが知られている。
このような画像形成装置では、画像形成動作時に搬送中の用紙が用紙搬送路に詰まってしまうことがあり、画像形成動作を再開するには、詰まった(ジャムとなった)用紙を取り除く必要がある。従来においては、例えば用紙搬送経路の一部を装置本体から引き出し可能な引き出し部材(ドロワ)に収容し、ジャム発生時にドロワを引き出してジャムとなった用紙を取り出せるようにしたものや、例えば画像形成装置の側面側に用紙搬送路を形成すると共にこの用紙搬送路を開放するためのカバーを設け、ジャム発生時にカバーを開放してジャムとなった用紙を取り出せるようにしたものが知られている。
ただし、実際には、ドロワ内の用紙搬送路に設けられた搬送ロール対と、画像形成装置の装置本体内の用紙搬送路に設けられた搬送ロール対との間に用紙が跨った状態でジャムすることもある。この場合に、例えばドロワを引き出してしまうと、用紙が破れてドロワ内と画像形成装置本体内とにそれぞれ残ってしまうことになる。一方、カバーを開放して用紙を取り除こうとしても、ジャムとなった用紙の後端位置がユーザの手の届く位置よりも奥側にある場合には、ジャムとなった用紙を除去することができない。
そこで、例えばジャムが発生した場合に、搬送ロール対を正転あるいは逆転させて、ジャムとなった用紙を送り込む技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。また、カバーの開放に連動して搬送ロール対を回転させるラック等の機構を設け、ジャムとなった用紙を用紙搬送方向に送り込む技術が存在する(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−19231号公報(第3−4頁、図1) 特開2003−72978号公報(第5−6頁、図4)
しかしながら、上記特許文献1や上記特許文献2に記載の技術のように、ジャムとなった用紙を送り込むだけでは、必ずしもジャムとなった用紙を除去しやすくなるとは限らない。つまり、送り込み動作に伴って用紙がさらにユーザの手の届きにくいところに行ってしまうことで、ジャムとなった用紙の除去がさらに困難になるおそれがあった。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ジャムとなったシートを取り出しやすい状態とすることにある。
また他の目的は、シートが装置本体と引き出し部材との間に跨った状態でジャムとなった場合に、引き出し部材を引き出すことによって生じるシートの破れを抑えることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用されるシート搬送装置は、シートが搬送されるシート搬送経路と、シート搬送経路のシート搬送方向上流側に配設される上流側搬送部材と、シート搬送経路のシート搬送方向下流側に配設される下流側搬送部材と、シート搬送経路を搬送されるシートがジャムとなった場合に、シートがシート搬送方向に向けて搬送されるように上流側搬送部材を駆動すると共に、シートがシート搬送方向と逆方向に向けて搬送されるように下流側搬送部材を駆動する制御部とを含んでいる。
ここで、上流側搬送部材は装置本体内に配設され、下流側搬送部材は装置本体に対して引き出し自在に取り付けられた引き出しユニット内に配設されることを特徴とすることができる。また、シート搬送経路が装置本体の側面に沿って配置されると共に、装置本体のシート搬送経路側の側面に取り付けられた開閉可能なカバーと、カバーの開放動作に連動して引き出しユニット近傍におけるシート搬送経路を開放するガイド部材とをさらに備えることを特徴とすることができる。さらに、ガイド部材は揺動自在に取り付けられると共に、カバーの閉鎖時にはカバーによって押圧されることで揺動してシート搬送経路を構成し、カバーの開放時には自重によってシート搬送経路を開放する方向に揺動することを特徴とすることができる。さらにまた、カバーの上部側に対応する装置本体の側面には、シートを手差し供給するための手差しトレイが取り付けられていることを特徴とすることができる。そして、制御部は、カバーの開放動作に連動して上流側搬送部材および下流側搬送部材を駆動することができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用されるシート搬送装置は、シートが搬送されるシート搬送経路と、シート搬送経路に配設される複数の搬送部材と、シート搬送経路を搬送されるシートがジャムとなった場合に、複数の搬送部材を駆動してシートにループを形成させる制御部とを含んでいる。
ここで、制御部は、複数の搬送部材のうち二つの搬送部材間にシートのループを形成させるよう複数の搬送部材を駆動することを特徴とすることができる。また、制御部は、複数の搬送部材のうちジャムとなったシートの搬送に寄与している少なくとも二つの搬送部材を駆動することを特徴とすることができる。さらに、シートのループ形成位置に対応する部位には、開閉自在なカバーを取り付けたことを特徴とすることができ、この場合に、制御部は、カバーの開放動作に連動して複数の搬送部材を駆動することを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明のシート搬送装置は、シートが搬送されるシート搬送経路と、シート搬送経路に配設される複数の搬送部材と、シート搬送経路を搬送されるシートがジャムとなった場合に、複数の搬送部材によるシートの搬送方向が一定時間異なるように駆動する制御部とを含んでいる。
ここで、制御部は、複数の搬送部材のうちシートがジャムとなった近傍に配設される少なくとも二つの搬送部材を駆動することを特徴とすることができる。
本発明によれば、ジャムとなったシートを取り出しやすい状態とすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の概略構成を示している。この画像形成装置は、記録材としての用紙Pに画像を形成する装置本体10、積載された原稿束から原稿を順次搬送する原稿送り装置50、および、スキャンによって画像を読み取るスキャナ装置60を有している。
装置本体10は、矢印方向に回転可能に配設される感光体ドラム11、矢印方向に回動可能に配設され、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる転写材としての中間転写ベルト17、中間転写ベルト17上に転写されたトナー像をシートである用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部19、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着部20を有している。
感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11が帯電される帯電器12、感光体ドラム11上に静電潜像が書込まれるレーザ走査装置などの露光器13、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する四つの現像器を回転可能に取り付けた回転式現像装置14、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト17に転写する一次転写ロール18、転写後に感光体ドラム11上に残留トナーを除去するドラムクリーナ16等の電子写真用デバイスが順次配設されている。なお、露光器13は、画像処理部(IPS)15から入力されたデジタル画像信号に基づいて、感光体ドラム11上に対する静電潜像の書き込みを行う。
次に、用紙搬送系について説明する。用紙搬送系は、用紙Pを積載する複数(本実施の形態では四つ)の用紙トレイ31〜34、装置本体10の外部から用紙Pを供給する手差しトレイ35を有している。また、各用紙トレイ31〜34の上部には、積載された用紙Pに接触して上面から取り上げる引き込みロール(ナジャーロール)36を有し、さらにその下流側には用紙Pを一枚ずつ捌く供給ロール37aおよび捌きロール37bからなる用紙捌き部37、その下流側には用紙Pを一旦停止させた後に所定のタイミングをもって再送するテイクアウェイロール38を有している。このテイクアウェイロール38は、より下段の用紙トレイ32〜34から用紙Pが供給される場合には、その用紙Pを単純に用紙経路に搬送するための搬送ロールとして機能する。また、テイクアウェイロール38の上流側(図中下側)には、用紙供給経路41が形成される。
このテイクアウェイロール38の下流側に当たる用紙経路42には、原稿をさらに下流側のロールまで搬送すると共にループ形成を行うプレレジロール39、一旦、停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、二次転写部19に対してレジストレーション調整を施しながら用紙Pを供給するレジストレーションロール(レジロール)40を有している。さらに、その下流側には用紙経路42が設けられており、未定着画像が転写された用紙Pはこの搬送ベルト43によって定着部20へと搬送される。なお、これら用紙供給経路41および用紙経路42は、シート搬送経路としての機能を有する。
また、本実施の形態では、両面モード選択時に、定着部20で片面定着済みの用紙Pを反転させて再度二次転写部19へと送り込むための用紙戻し搬送機構が設けられている。この用紙戻し搬送機構は、定着部20からの用紙排出経路44に対して下方側に分岐する用紙分岐経路45を設け、この用紙分岐経路45にはさらに下方に向かって用紙反転経路46を延設すると共に、この用紙反転経路46から二次転写部19手前の用紙経路42に戻る用紙戻し経路47を連通接続したものである。そして、用紙分岐経路45、用紙反転経路46および用紙戻し経路47には適宜数の搬送ロール48が設けられており、特に用紙反転経路46に設けられる搬送ロール48は適宜タイミングで正逆転するようになっている。さらに、用紙排出経路44と用紙分岐経路45との間、用紙分岐経路45、用紙反転経路46および用紙戻し経路47の間には、それぞれ搬送経路を切り換えるための切換ゲート(図示せず)が設けられており、選択されたモードに応じて搬送経路を適宜切換選択するようになっている。なお、装置本体10内には、画像形成時における各種制御の他、用紙Pの供給、搬送、原稿送り装置50における原稿の供給、搬送、スキャナ装置60におけるスキャン動作等を制御するコントローラ49が設けられている。
そして、この画像形成装置では、プレレジロール39、レジロール40、二次転写部19の二次転写ロールが、装置本体10に対して図中手前側に引き出し可能なユニット引き出し部(引き出しユニット)90内に配設されている。また、ユニット引き出し部90の下側(手差しトレイ35の下側)且つ装置本体10の左側面には、装置本体10に対して開閉可能なカバー70が取り付けられている。本実施の形態では、テイクアウェイロール38のうち、駆動ロール38aが装置本体10側に、従動ロール38bがカバー70側に取り付けられており、カバー70を開けることにより用紙供給経路41を露出できるようになっている。さらに、装置本体10の下部には、カバー70の開閉を検知する開閉検知センサ71が取り付けられている。そして、ユニット引き出し部90とカバー70との間には、揺動自在なガイド部材としての可動シュート80が配設されている。この可動シュート80の詳細については後述する。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作像プロセスについて説明する。今、例えば図示しないコントロールパネルに設けられたスタートスイッチがオンされると、所定の作像プロセスが実行される。まず、スキャナ装置60によって図示しない原稿に形成された画像が読み取られ、読み取られたアナログ画像信号が画像処理部15においてデジタル画像信号に変換される。また、帯電器12により感光体ドラム11表面が所定の電位に帯電され、次いで露光器13により画像に対応した静電潜像が書き込まれ、回転式現像装置14の対応する現像器のいずれかによってこの静電潜像が現像される。例えば、この感光体ドラム11上に書き込まれた静電潜像がイエローに対応したものであれば、この静電潜像はイエローのトナーを内包するイエロー現像器で現像され、感光体ドラム11上にはイエローのトナー像が形成される。そして、感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト17とが接する一次転写位置において一次転写ロール18に印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム11から中間転写ベルト17に一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはドラムクリーナ16により除去される。
このとき、単色画像を形成する際には、中間転写ベルト17に一次転写されたトナー像を直ちに用紙に二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム11上でのトナー像の形成並びに感光体ドラム11上に形成されたトナー像の一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例えば、四色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合、感光体ドラム11上には順次イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のトナー像が形成され、これら各色のトナー像は順次中間転写ベルト17に一次転写される。一方、中間転写ベルト17は、一次転写されたトナー像を保持したまま感光体ドラム11と同一周期で回動し、中間転写ベルト17上にはその一回転毎にマゼンタ、シアンおよび黒のトナー像が転写され、重ねられる。
このようにして中間転写ベルト17に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト17の回動に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、給紙トレイ31〜34のいずれか(あるいは手差しトレイ35)から供給された用紙Pは、レジロール40にて所定のタイミングで二次転写位置へと供給され、二次転写部19に印加される二次転写バイアスの作用で、中間転写ベルト17に担持されたトナー像が用紙Pに静電転写(二次転写)される。その後、トナー像が転写された用紙Pは搬送ベルト43を介して定着部20へと搬送されて用紙P上のトナー像が加熱加圧定着され装置の外部に排出される。また、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部20を通過した用紙Pを用紙反転経路46へと送り込み、搬送方向を反転し用紙戻し経路47を介して用紙Pを再度用紙経路42へと送り込む。そして、上述したプロセスによって今度は用紙Pの裏面にトナー像が静電転写され、定着部20によって定着された後、装置の外部に排出される。
次に、この画像形成装置におけるジャム処理について説明する。この画像形成装置では、ジャムが発生した場合に、図示しないコントロールパネルの画面に、ジャムとなった用紙Pを除去するための指示が表示される。例えば、用紙経路42内で用紙Pがジャムとなっている場合には「引き出しユニットを開けてください」、用紙供給経路41内で用紙Pがジャムとなっている場合には「カバーを開けてください」等のメッセージが表示され、ユーザが画面に表示された指示に従って操作を行うことで、ジャムとなった用紙Pを除去することができる。ただし、用紙Pが用紙供給経路41と用紙経路42とに跨った状態でジャムとなった場合には、例えばユニット引き出し部90を引き出せばジャムとなった用紙Pがちぎれてジャム除去が困難となり、一方、カバー70を開けてもジャムとなった用紙Pにアクセスできずジャム除去できなくなるといった事態を招く。
そこで、この画像形成装置では、用紙Pが用紙供給経路41と用紙経路42とに跨った状態でジャムとなった場合に、用紙Pを用紙供給経路41側に送り出し、しかも送り出された用紙Pにループを形成させることで、ジャムとなった用紙Pに対するユーザのアクセスを容易にし、用紙Pを除去し易いようにしている。
図2は、ジャム発生時の制御を行う制御部としてのコントローラ49の制御ブロックを示している。コントローラ49のCPU101は、ROM102に記憶されたプログラムに従い、RAM103との間で適宜データのやりとりを行いながら処理を実行する。そして、このコントローラ49には、入力インターフェース104を介して、開閉検知センサ71からの開閉信号が入力される。また、コントローラ49は、出力インターフェース105を介して、装置本体10側に設けられた用紙捌き部37の供給ロール37aを駆動する捌きロール駆動モータ91、ユニット引き出し部90側に設けられたプレレジロール39を駆動するプレレジロール駆動モータ92に制御信号を出力する。
次に、ジャム除去動作について具体的に説明する。
図3は、用紙トレイ31から供給された用紙Pが、用紙供給経路41と用紙経路42とに跨った位置でジャムとなった状態を示している。このようなジャムが検知されると、図示しないコントロールパネルの画面に「カバーを開けてください」というメッセージが表示される。そして、図4に示すように、ユーザがカバー70を開けると、可動シュート80が自重によって軸80aを中心に揺動して用紙供給経路41の下流側(用紙経路42との接続部)を開放し、ユーザによるアクセスが容易な状態となる。
また、カバー70が開けられると、開閉検知センサ71(図1)によってカバー70の開放が検知され、コントローラ49は、捌きロール駆動モータ91に対しては供給ロール37aを用紙搬送方向(シート搬送方向)に回転させる制御信号を出力し、また、プレレジロール駆動モータ92に対しては、プレレジロール39を通常の用紙搬送方向とは逆方向に回転させる制御信号を出力する。これにより、上流側搬送部材としての用紙捌き部37からは用紙Pが用紙搬送方向下流側に向けて送り込まれ、一方、下流側搬送部材としてのプレレジロール39からは同じ用紙Pが用紙搬送方向上流側に向けて送り込まれる。なお、このときの捌きロール駆動モータ91およびプレレジロール駆動モータ92の駆動時間は1秒未満程度(用紙Pを数mm送り込むのに必要な時間)でよい。その結果、複数の搬送部材としての用紙捌き部37とプレレジロール39との間で、ジャムとなった用紙Pには、図に示すようなループ(撓み部)が形成される。ユーザは、形成されたループを容易につまむことができるようになるため、ジャムとなった用紙Pを引き出して取り除くことができる。また、このとき、ジャムとなった用紙Pは装置本体10側に送り込まれ、ユニット引き出し部90からは取り除かれているので、仮にこの状態でユニット引き出し部90を引き出したとしても、ジャムとなった用紙Pのちぎれが発生することはない。
特に、本実施の形態では、手差しトレイ35の下側であるためにユーザのアクセスが困難な部位に可動シュート80を設け、カバー70を開けた状態では可動シュート80が用紙供給経路41を開放する方向に移動して待避するようになっているので、ユーザによるアクセスが容易となり、ジャム除去の作業の邪魔になることはない。なお、ジャム除去終了後にカバー70を閉めると、可動シュート80の揺動端がカバー70によって押され、用紙供給経路41を形成する元の位置へと戻る。ここで、本実施の形態では、可動シュート80の自重によって用紙供給経路41を開放するようにしているため、バネやリンク機構等が不要であり、構成を簡易なものとすることができる。
なお、この例では、ジャムとなった用紙Pが用紙捌き部37、プレレジロール39に共にニップされている場合について説明を行ったが、どちらか一方のみにニップされている場合にも、上述した駆動制御を行うことによりジャムとなった用紙Pにループを形成させることが可能になる。また、この例では、用紙トレイ31から供給された用紙Pがジャムとなる場合について説明を行ったが、これに限られるものではなく、他の用紙トレイ32〜34から供給された用紙Pがジャムとなった場合においても、同様に適用できる。さらに、本実施の形態では、用紙捌き部37とプレレジロール39とを駆動する例について説明を行ったが、例えば他の部位でジャムが発生した場合には、ジャムが発生した用紙Pの近傍に配設される複数の搬送ロールまたはジャムが発生した用紙Pの搬送に寄与している複数のロールを、上述した手法に従って駆動すればよい。
本実施の形態が適用される画像形成装置の概略構成を示す図である。 ジャム発生時の制御を行うコントローラの制御ブロックを示す図である。 用紙が用紙供給経路と用紙経路とに跨った位置でジャムとなった状態を示す図である。 ジャムとなった用紙にループが形成された状態を示す図である。
符号の説明
10…装置本体、11…感光体ドラム、15…画像処理部(IPS)、17…中間転写ベルト、18…一次転写ロール、19…二次転写部、20…定着部、31〜34…用紙トレイ、35…手差しトレイ、36…引き込みロール(ナジャーロール)、37…用紙捌き部、37a…供給ロール、37b…捌きロール、38…テイクアウェイロール、38a…駆動ロール、38b…従動ロール、39…プレレジロール、40…レジストレーションロール(レジロール)、41…用紙供給経路、42…用紙経路、44…用紙排出経路、45…用紙分岐経路、46…用紙反転経路、47…用紙戻し経路、48…搬送ロール、49…コントローラ、50…原稿送り装置、60…スキャナ装置、70…カバー、71…開閉検知センサ、80…可動シュート、90…ユニット引き出し部、91…捌きロール駆動モータ、92…プレレジロール駆動モータ、P…用紙

Claims (13)

  1. シートが搬送されるシート搬送経路と、
    前記シート搬送経路のシート搬送方向上流側に配設される上流側搬送部材と、
    前記シート搬送経路の前記シート搬送方向下流側に配設される下流側搬送部材と、
    前記シート搬送経路を搬送されるシートがジャムとなった場合に、当該シートが前記シート搬送方向に向けて搬送されるように前記上流側搬送部材を駆動すると共に、当該シートが前記シート搬送方向と逆方向に向けて搬送されるように前記下流側搬送部材を駆動する制御部と
    を含むシート搬送装置。
  2. 前記上流側搬送部材は装置本体内に配設され、
    前記下流側搬送部材は前記装置本体に対して引き出し自在に取り付けられた引き出しユニット内に配設されることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート搬送経路が前記装置本体の側面に沿って配置されると共に、
    前記装置本体の前記シート搬送経路側の側面に取り付けられた開閉可能なカバーと、
    前記カバーの開放動作に連動して前記引き出しユニット近傍における前記シート搬送経路を開放するガイド部材と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 前記ガイド部材は揺動自在に取り付けられると共に、前記カバーの閉鎖時には当該カバーによって押圧されることで揺動して前記シート搬送経路を構成し、当該カバーの開放時には自重によって当該シート搬送経路を開放する方向に揺動することを特徴とする請求項3記載のシート搬送装置。
  5. 前記カバーの上部側に対応する前記装置本体の側面には、シートを手差し供給するための手差しトレイが取り付けられていることを特徴とする請求項3記載のシート搬送装置。
  6. 前記制御部は、前記カバーの開放動作に連動して前記上流側搬送部材および前記下流側搬送部材を駆動することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  7. シートが搬送されるシート搬送経路と、
    前記シート搬送経路に配設される複数の搬送部材と、
    前記シート搬送経路を搬送されるシートがジャムとなった場合に、前記複数の搬送部材を駆動して当該シートにループを形成させる制御部と
    を含むシート搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記複数の搬送部材のうち二つの搬送部材間に前記シートの前記ループを形成させるよう当該複数の搬送部材を駆動することを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の搬送部材のうちジャムとなったシートの搬送に寄与している少なくとも二つの搬送部材を駆動することを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
  10. 前記シートのループ形成位置に対応する部位には、開閉自在なカバーを取り付けたことを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
  11. 前記制御部は、前記カバーの開放動作に連動して前記複数の搬送部材を駆動することを特徴とする請求項10記載のシート搬送装置。
  12. シートが搬送されるシート搬送経路と、
    前記シート搬送経路に配設される複数の搬送部材と、
    前記シート搬送経路を搬送されるシートがジャムとなった場合に、前記複数の搬送部材による当該シートの搬送方向が一定時間異なるように駆動する制御部と
    を含むシート搬送装置。
  13. 前記制御部は、前記複数の搬送部材のうち前記シートがジャムとなった近傍に配設される少なくとも二つの搬送部材を駆動することを特徴とする請求項12記載のシート搬送装置。
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JP2012078604A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Fuji Xerox Co Ltd 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP2014202927A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム

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