JP2009184798A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】画像の乱れを生じることなくスループットを向上させることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート搬送通路130により画像形成部100Bに搬送されて画像が形成されたシートSを、正逆転可能な反転ローラ対113により反転させてシート再搬送通路114に搬送する。そして、シート再搬送通路114に搬送されたシートSの次の後行シートS2が反転ローラ対113に達する前に、シート再搬送通路114に設けられた再給送ローラ対116を駆動し、シート再搬送通路114に先に搬送された先行シートSの後端部が反転ローラ対113から抜けるようにすると共に、先行シートSの先端部がシート搬送通路130で後行シートS2の後端部と重なるようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に画像が形成されたシートを画像形成部に再度搬送してシートに画像を形成するようにしたものに関する。
従来の画像形成装置においては、シートの片面(第1面)に画像を形成した後、シートを画像形成部に再度搬送し、シートの反対側の面(第2面)に画像を形成するようにしたものがある。また、画像が形成されたシートを画像形成部に再度搬送し、画像が形成された面に画像を重ねて形成するようにしたものがあり、このような画像形成装置は、シートに少なくとも2度画像を形成するためのシート再搬送通路を有している(特許文献1参照)。
図11は、このような従来の画像形成装置の構成を示す図であり、画像形成装置1aは、片面に画像が形成されたシートを画像形成部に再度搬送するためのスイッチバックユニット35を備えている。
画像形成装置1aの本体2の底部にはシートSを収納する給紙カセット3が配設されており、この給紙カセット3の前部にはシートSを1枚ずつ分離・給送する給送ローラ5が配設されている。給送ローラ5の下流側には、給送ローラ5により送り出されたシートSの先端を画像形成位置に対して揃えて画像の印字精度を保証するためのレジストローラ対6が配設されている。また、このレジストローラ対6の下流側には、感光体ドラム7及び感光体ドラム7に当接する現像装置9等の機能部を含んで構成されているプロセスユニット10が配設されている。
図11において、11はレーザスキャナユニットであり、このレーザスキャナユニット11は、図示しないパソコン等からの画像情報に基づいたレーザ光を感光体ドラム7に照射して潜像を形成させる。
なお、レーザスキャナユニット11によるレーザ光の照射により感光体ドラム上に形成された潜像は、現像装置9により現像されてトナー像となる。そして、このトナー像は、給送ローラ5により給送された後、レジストローラ対6により、転写部を構成する転写ローラ12に所定のタイミングで搬送されるシートSに転写される。さらに、画像が転写されたシートSは、転写ローラ12の下流側に配設された定着器13により定着された後、搬送ローラ対15及びその下流側の切換部材16に搬送される。
ここで、シートSへの印字(画像形成)が片面のみであるときには、切換部材16は、図11に示す位置にあり、これにより画像形成されたシートSは排紙紙パス19を経て表裏反転した状態で排紙トレイ17上に排紙される。
一方、シートSの両面に印字を行なう場合には、切換部材16が図11に示す位置から時計方向に回動した両面位置に切換わる。これにより、シートSは、まず定着後搬送ローラ対37により、スイッチバックユニット35のシートガイド39へ案内される。さらに正逆転可能なスイッチバックローラ40aとスイッチバックコロ40bとからなり、離間可能なスイッチバックローラ対40に挟持されて搬送される。
次に、シートSの後端がシートガイド39の下流部に配設されたセンサ50により検知されると、スイッチバックローラ40aが逆転し、シートSは逆方向に搬送され、2面目のためのシート再搬送通路46へガイドされる。この後、シート再搬送通路46に配設された搬送ローラ43、再給送ローラ47を経て再度、レジストローラ対6を経て転写部に搬送され、2面目に画像が形成される。
ところで、近年、両面印字(両面画像形成)と、高速化及び小型を両立させる画像形成装置に対する需要が高まっている。そこで、このような需要に応えるため、画像形成された先行シートがシート再搬送通路46に搬送されている間に、画像形成された後行シートをスイッチバックローラ対40に進入させるようにしている。
ここで、このような構成の場合、シートに2面目に画像形成をする際、画像形成された先行シートは、シート再搬送通路46に搬送され、その先端部は再給送ローラ47に挟持される。そして、このように先行シートが再給送ローラ47に挟持されると、スイッチバックローラ対40が離間する。
一方、画像形成された後行シートは、シート再搬送通路内において、先行シートの後端部がスイッチバックローラ対40に残っている状態で、定着後搬送ローラ37により、離間した状態となっているスイッチバックローラ対40に進入する。
そして、先行シートが、再給送ローラ47により搬送され、先行シートの後端がスイッチバックローラ対40から抜けた後、スイッチバックローラ対40を当接状態とし、スイッチバックローラ40aを正転させることにより、後行シートを搬送する。次に、後行シートの後端部がシートガイド39を抜けた後に、スイッチバックローラ40aを逆回転させることにより、後行シートを再給送ローラ47へ搬送する。
このような制御を行うことにより、シート再搬送通路46に搬入されている先行シート及び後行シートは、シート再搬送通路内において独立して停止・搬送可能となる。この結果、スイッチバックローラ対40と再給送ローラ47の間隔を、給送されるシートの最大長よりも小さくして小型化に構成した装置でありながら、2面目の印字を行なう際のスループットを、片面印字時のスループットと略同じにすることができる。
特許第2692957号明細書
しかし、このような従来の画像形成装置では、スループットは向上するが、スイッチバックローラ対40において、先行シートの1面目の画像が形成された後端部と、後行シートの先端部が接触し、先行シートの画像面が後行シートにより擦られるようになる。
また、高生産性のために定着温度が上がっており、さらにスイッチバックローラ対40が定着器13を抜けた直後に位置するため、定着器13からスイッチバックローラ対40までの間で、トナーがシートに完全に固着しきらない場合がある。このため、画像面が後行シートにより擦られると、先行シートの画像が乱れるおそれがある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、画像の乱れを生じることなくスループットを向上させることのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、画像が形成されたシートを反転させて再度、前記画像形成部に搬送するシート再搬送通路とを備えた画像形成装置において、前記画像形成部のシート搬送方向上流に設けられ、前記画像形成部にシートを搬送するシート搬送通路と、前記画像形成部のシート搬送方向下流に設けられ、画像が形成されたシートを反転させて前記シート再搬送通路に搬送する正逆転可能なシート反転部と、前記シート再搬送通路に設けられ、前記シート反転部により搬送されたシートを搬送するシート再搬送部と、前記シート再搬送通路に搬送されたシートの次の後行シートが前記シート反転部に達する前に、前記シート再搬送通路に先に搬送された先行シートの後端部が前記シート反転部から抜け、かつ先行シートの先端部が前記シート搬送通路で後行シートの後端部と重なるように前記シート再搬送部を駆動することを特徴とするものである。
本発明のように、後行シートがシート反転部に達する前に先行シートがシート反転部から抜けるようにすると共に、先行シートが後行シートと重なる位置まで先行シートを搬送することにより、先行シートの画像が後行シートと擦れないようにすることができる。これにより、画像の乱れを生じることなくスループットを向上させることができる
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの構成を示す図である。100はフルカラーレーザビームプリンタ、100Aはフルカラーレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)、100Bはシートに画像を形成する画像形成部、111は定着部である。
また、101はプリンタ本体100Aに出し入れ自在に装着され、シートSを収納したシート収納部である給紙カセット、102はプリント信号にあわせて給紙カセット101に収納されたシートSを給送するピックアップローラである。
画像形成部100Bは、スキャナユニット106と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ4(4Y、4M、4C、4Bk)を備えている。また、画像形成部100Bは、プロセスカートリッジ4の上方に配された中間転写ユニット5を備えている。
ここで、各プロセスカートリッジ4は、感光体ドラム1(1a〜1d)及び現像器3(3a〜3d)等を備えている。なお、各感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に不図示の駆動モータからの駆動力が伝達されることにより、時計周りに回転駆動される。
中間転写ユニット5は、駆動ローラ108及びテンションローラ109に巻き掛けられた中間転写ベルト105を備えている。また、中間転写ユニット5は、中間転写ベルト105の内側に設けられ、感光体ドラム1に対向した位置で中間転写ベルト105に当接する1次転写ローラ2(2a〜2d)を備えている。なお、107は中間転写ベルト105を清掃するクリーニング部である。
ここで、中間転写ベルト105は、フィルム状部材で構成されると共に各感光体ドラム1に接するように配置され、不図示の駆動部により駆動される駆動ローラ108により矢印方向に回転するようになっている。そして、この中間転写ベルト105に1次転写ローラ2によって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト105に多重転写される。これにより、中間転写ベルト上にはフルカラー画像が形成される。
なお、中間転写ユニット5の駆動ローラ108と対向する位置には、中間転写ベルト上に形成されたフルカラー画像をシートSに転写する2次転写部を構成する2次転写ローラ110が設けられている。
さらに、この2次転写ローラ110の上部に定着部111が配置され、この定着部111の左上部には排紙ローラ対119及び両面反転部100Cが配置されている。この両面反転部100Cは、正逆転可能なシート反転部を構成する反転ローラ対113と、切換部材である切換部材112を備えている。
また、この両面反転部100Cは、画像形成部100Bにより片面に画像が形成されたシートの裏面に画像を形成するため、シートの表裏を反転させて再度、画像形成部100Bへ導くためのシート再搬送通路114を備えている。そして、このシート再搬送通路114には、両面搬送ローラ115及びシートSの斜行を補正する再給送ローラ対116が順次配設されている。
なお、図1において、118は定着部111の下流側に設けられ、シートSの後端の通過を検知する反転センサ、130は画像形成部100Bのシート搬送方向上流に設けられ、画像形成部100Bにシートを搬送するシート搬送通路である。117はシート再搬送通路114とシート搬送通路130との間に設けられた合流通路である。また、200はフルカラーレーザビームプリンタ100の画像形成動作を制御すると共に、後述する両面反転部100Cのシートの画像形成部への再給送動作等を制御する制御部である。
次に、このように構成されたフルカラーレーザビームプリンタ100の画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず不図示のパソコン等からの画像情報に基づきスキャナユニット106は不図示のレーザ光を照射し、表面が所定の極性・電位に一様に帯電されている感光体ドラム1の表面を順次露光して感光体ドラム上に静電潜像を形成する。この後、この静電潜像を現像器3によってトナーにより現像し、可視化する。
例えば、まず感光体ドラム1aに、スキャナユニット106からイエロー成分色の画像信号によるレーザ光を照射し、感光体ドラム1a上にイエローの静電潜像を形成する。そして、このイエローの静電潜像を、現像器3aからのイエロートナーにより現像し、イエロートナー像として可視化する。
次に、トナー像が感光体ドラム1aの回転に伴って感光体ドラム1aと中間転写ベルト105とが当接する1次転写部に達すると、1次転写ローラ2aに印加した1次転写バイアスにより、感光体ドラム上のイエロートナー像が中間転写ベルト105に転写される。
次に、中間転写ベルト105のイエロートナー像を担持した部位が移動すると、このときまでに上記と同様な方法で感光体ドラム1b上に形成されたマゼンタトナー像がイエロートナー像上から中間転写ベルト105に転写される。同様に、中間転写ベルト105が移動するにつれて、それぞれ1次転写部においてシアントナー像、ブラックトナー像が、イエロートナー像、マゼンタトナー像上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト105上にフルカラートナー画像が形成される。
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット101に収容されたシートSがピックアップローラ102により送り出される。そして、このシートSは、この後、分離部を構成するフィードローラ103b及びリタードローラ103aの回転速度を変えることにより、1枚ずつに分離されてレジストローラ対104まで搬送される。
次に、レジストローラ対104のシート搬送方向下流に位置するレジストセンサ120によりシートSの先端が検知されると、2次転写部においてシートSの先端と中間転写ベルト上のフルカラートナー像とが一致するようにレジストローラ対104が駆動される。
これにより、シートSは2次転写部まで搬送され、2次転写部にて、2次転写ローラ110に印加した2次転写バイアスにより、フルカラートナー像がシートS上に一括して転写される。なお、中間転写ベルト105上に残った余分なトナーは中間転写ベルトクリーナ107によって清掃され次の画像形成工程に備える。
次に、このようにフルカラートナー像が転写されたシートSは、定着部111に搬送され、この定着部111において、熱及び圧力を受けて各色のトナーが溶融混色し、シートSにフルカラーの画像として定着される。この後、片面印字の場合には、画像が定着されたシートSは、定着部111の下流に設けられた両面反転部100Cの切換部材112によりガイドされながら排紙ローラ119により印字面を下側にして排紙トレイ103上に排出される。
一方、シートSの両面に画像を形成する場合には、切換部材112を、不図示のソレノイド等の駆動機構により、図1に示す位置から時計方向に回動させ、片面に画像が形成されたシートSを反転ローラ対113へと導く。
次に、反転ローラ対113によりシートSの一部を排紙トレイ103の方向へ一旦排出する。そして、この後、シートSの後端が反転ローラ対113の近傍に配設された反転センサ118により検知されると、切換部材112を図1に示す位置に戻すと共に反転ローラ対113を逆転させる。これにより、シートSは2面目印字のためのシート再搬送通路114へ搬送される。
次に、このような反転ローラ対113の逆回転により再搬送通路114に搬送されたシートSは、この後、再給送ローラ対116に挟持(ニップ)される。なお、このようにシートSを挟持した後、シートを挟持搬送するシート再搬送部を構成する再給送ローラ対116は、一旦停止する。これにより、シートSは図2に示すように2面目印字のためのプリント信号が入力されるまでは、その位置で待機する。
なお、本実施の形態においては、給紙カセット101は複数のサイズのシートが収納されるようになっている。そして、使用される複数のサイズのシートのうち少なくとも最大サイズのシートのシート搬送方向の長さは、反転ローラ対113と再給送ローラ116の間の距離より長い。
ここで、シートSのシート搬送方向の長さが、反転ローラ対113と再給送ローラ116の間の距離より長い場合、先端部が再給送ローラ対116に挟持されている時、図2に示すように、シートSの後端部は反転ローラ対113に挟持された状態となる。
次に、このシートSの次の後行シートに対して1面目の画像を形成するための工程が行われる。そして、この後行シートに対する既述した画像形成動作が行われた後、この後行シートが、反転ローラ対113に到達する。
このとき、図2に示すように反転ローラ対113が、1枚目の先行シートSの後端部を挟持していると、反転ローラ対113を正転させることができず、反転ローラ対113に後行シートを送り込むことができない。
そこで、本実施の形態においては、制御部200は、図3に示すように、後行シートS2が反転ローラ対113に到達する前に再給送ローラ対116を回転させ、先行シートSを、合流通路117からシート搬送通路130に搬送する。なお、本実施の形態において、シート搬送通路130と合流通路117とが合流するのは、シート搬送通路130に設けられたシート搬送部を構成するレジストローラ104よりもシート搬送方向上流側である。
図4は、本実施の形態に係るフルカラーレーザビームプリンタ100の制御ブロック図であり、図4に示すように、レジストセンサ120は制御部200に接続されている。そして、レジストセンサ120が後行シートS2の通過を検知すると、レジストセンサ120は、制御部200に検知信号を出力し、このレジストセンサ120からの検知信号に基づき制御部200は、再給送ローラ対116を駆動する。
なお、図4に示すように、制御部200には、レジストセンサ120だけでなく、反転センサ118からの信号が入力される。そして、制御部200は、これらのセンサ118,120からの信号に基づき、再給送ローラ対116だけでなく、レジストセンサ120、反転ローラ対113、切換部材112の駆動を制御する。
これにより、シート搬送通路130において、後行シートS2の後端部と、先行シートSの先端部が重なる。なお、この時点では、先行シートSはシート搬送通路130に設けられたシート搬送部を構成するレジストローラ104までは達していない。
そして、このような制御により、図5に示すように先行シートSの後端部は反転ローラ対113のニップ部から抜き出されるので、この後、反転ローラ対113を正転させて後行シートS2を反転ローラ対113に突入させることができる。これにより、シートSが反転ローラ対113と再給送ローラ116の間の距離よりも長いシートであっても、2面目に画像を形成するシートSを再給送搬送系(シート再搬送通路114、合流通路117)内に保持することが可能となる。
次に、先行シートSの2面目印字のプリント信号を受けると、制御部200は、後行シートS2がレジストローラ104を抜けたことをレジストセンサ120によって検知した後、再給送ローラ対116を回転させる。これにより、再給送搬送系に待機中の先行シートSがレジストローラ104へ搬送され、レジストローラ104を介して画像形成部100Bへ送られ、2面目印字が行なわれる。この後、切換部材112の位置を図1に示す位置に戻すことで、シートSは排紙トレイ103上に排出される。
なお、後行シートS2は、制御部200の制御により、反転ローラ対113の正転により排紙トレイ103に一部が排出され、後端が反転センサ118により検知された後の反転ローラ対113の逆転により、再給送搬送系内に搬送される。そして、この後、先行シートSと同様に、2面目印字のために待機するようになる。
このように、本実施の形態によれば、1面目が印字された先行シートSが2面目のプリント信号を待って2面目印字のために再給送搬送系で待機中であっても、後行シートS2の1面目の印字を行なうことができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、後行シートS2が反転ローラ対113に達する前に先行シートSが反転ローラ対113から抜けるようにすると共に、後行シートS2と重なる位置まで先行シートSを搬送するようにしている。
これにより、先行シートSの画像が後行シートS2と擦れないようにすることができ、この結果、画像の乱れを生じることなくシートを再給送搬送系に搬送することができる。また、反転ローラ対113と再給送ローラ116の間の距離よりも長いシートSについて、片面連続印字と略同じスループットで両面連続印字を行なうことができ、スループットを向上させることができる。
さらに、シートサイズよりも反転ローラ対113と再給送ローラ116の間の距離を短くできるので、プリンタ本体100Aの小型化が可能となる。なお、本実施の形態のように、先行シートSと後行シートS2を重ねるようにした場合でも、シートが重なるポイントは再給送ローラ116の下流側である。この場所は、定着部111を抜けてからシート及びトナーを冷却するのに十分に離れた場所であるので、シートSとトナーは固着しており、後行シートS2と重ねた場合でも、先行シートSの画像に乱れを生じさせることはない。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は、本実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの構成を示す図である。なお、図6において、既述した図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
ここで、本実施の形態に係るフルカラーレーザビームプリンタ100は、手差し給紙が可能な手差し給紙部100Dと、両面搬送ローラ115まで送られたシートを検知する両面センサ124を備えている。なお、この手差し給紙部100Dは、シートSを積載すると共に、プリンタ本体100Aに収納自在に装着されているマルチトレイ121を備えている。
また、この手差し給紙部100Dは、マルチトレイ121に載置されたシートを給送する半月形状を有するマルチ給送ローラ122及びマルチ分離パッド123を備えている。そして、手差し給紙が選択されている場合には、プリント信号を受け取ると、制御部200は、マルチ給送ローラ122を回転させ、マルチトレイ121からシートSを搬送させる。なお、この際、マルチ分離パッド123の摩擦力の作用により、手差しされたシートSのうち、一枚のみが取り出され、図7に示すシート搬送通路である手差し搬送通路131を経て再給送ローラ対116まで搬送する。
次に、マルチ給送ローラ121はシートに当接しない位置で停止し、シートSは再給送ローラ対116によって、レジストローラ104まで搬送される。この後、1面に対する画像形成が行われ、両面に画像を形成する場合は、シートSは、既述したようにシート再搬送通路114へ搬送される。
ここで、本実施の形態においては、この後、図7に示すように、両面搬送ローラ115まで送られたシートは、その下流に位置している両面センサ124で検知されると、その位置で、一旦停止(待機)する。
次に、後行シートに対して1面目の画像を形成するための工程が行われる。そして、この後行シートに対する既述した画像形成動作が行われた後、この後行シートが、反転ローラ対113に到達する。
このとき、既述した第1の実施の形態と同じく、反転ローラ対113が、1枚目の先行シートの後端部を挟持していると、反転ローラ対113を正転させることができず、反転ローラ対113に後行シートを送り込むことができない。
そこで、本実施の形態においては、後行シートが反転ローラ対113に到達する前に、搬送ローラ115を回転させ、図8に示すように先行シートSを、再給送ローラ対116に進入させる。これにより、本実施の形態においては、手差し搬送通路131とシート再搬送通路114との合流部よりもシート搬送方向下流側に位置している再給送ローラ対116のニップ部において先行シートSの先端部と、後行シートS2の後端部を重ねることができる。そして、このような制御により、先行するシートSを反転ローラ対113のニップ部から抜き、後行するシートS2を反転ローラ対113に突入させる事できる。
ところで、図8に示すように再給送ローラ対116のニップ部において先行シートSの先端部と、後行シートS2の後端部を重ねた後、後行シートS2はレジストローラ104の駆動力によって再給送ローラ対116から引き抜かれる。
ここで、再給送ローラ対116は、駆動ローラ116aと、単体で回転自在な従動ローラ116bとにより構成されている。このため、後行シートS2が引き抜かれると、従動ローラ116bは後続シートS2の搬送に従動して回転する。
なお、この際、先行シートSの摩擦力が後続シートS2の摺動抵抗となるが、レジストローラ104の搬送力の方が大きいため、後続シートS2を搬送することができる。また、先行シートSは、駆動ローラ116aが静止していること、及び後続シートS2との摩擦力よりも駆動ローラ116aの摩擦力の方が大きいことから、後続シートS2により連れ送りされることはない。
次に、先行シートSの2面目印字のプリント信号を受けると、制御部200は、後行シートS2がレジストローラ104を抜けたことをレジストセンサ120によって検知した後、再給送ローラ対116を回転させる。これにより、再給送搬送系に待機中の先行シートSがレジストローラ104へ搬送され、この後、先行シートSはレジストローラ104を介して画像形成部100Bへ送られ2面目印字が行なわれる。そして、切換部材112の位置を図1に示す位置に戻すことで、シートSは排紙トレイ103上に排出される。
なお、後行シートS2は、制御部200の制御により、反転ローラ対113の正転により排紙トレイ103に一部が排出され、後端が反転センサ118により検知された後に反転ローラ対113の逆転により、再給送搬送系内に搬送される。そして、この後、先行シートSと同様に、2面目印字のために待機するようになる。
このように、手差し給紙部100Dによる手差し給紙の際においても、後行シートS2が反転ローラ対113に達する前に先行シートSが反転ローラ対113から抜けるようにすると共に、後行シートS2と重なる位置まで先行シートSを搬送するようにしている。
これにより、先行シートSの画像が後行シートS2と擦れないようにすることができ、この結果、画像の乱れを生じることなく、スループットを向上させることができる
なお、本実施の形態においては、再給送ローラ対116において先行シートSと後行シートS2との間でこすれ跡が発生する場合や、後行するシートの二次転写に影響を与える場合が予想される。
このため、状況に応じて再給送ローラ対116を構成する従動回転体である従動ローラ116bを、駆動回転体である駆動ローラ116aに対して接離可能とする。そして、従動ローラ116bを不図示のカムにより駆動ローラ116aより離間させ、擦れ跡の発生を防止するようにしても良い。なお、このように従動ローラ116bを離間させた場合は、後行シートS2が再給送ローラ対116を抜けた後、従動ローラ116bを再び駆動ローラ116aに当接させ、先行シートSをレジストローラ104へ搬送するようにする。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図10は、本実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの要部拡大図である。なお、図10において、既述した図8と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
また、図10は、既述した第2の実施の形態と同様、後行シートS2が反転ローラ対113に到達する前に、先行シートSを再給送ローラ対116に進入させて先行シートを後行シートの後端部に再給送ローラ対116のニップ部で重ねた状態を示している。
さらに、本実施の形態においては、既述した図8とは逆に、駆動ローラ116aを従動ローラ116bの下方に配しており、この駆動ローラ116aと、不図示の駆動源との間にワンウェイクラッチ125を配設している。そして、このワンウェイクラッチ125の作用によって駆動ローラ116aは、引き抜き方向に回転自在となっている。
そして、このように構成した場合、再給送ローラ対116のニップ部において先行シートSの先端部と、後行シートS2の後端部を重ねた後、後行シートS2はレジストローラ104の駆動力によって再給送ローラ対116から引き抜かれる。
このとき、駆動ローラ116aは、ワンウェイクラッチ125の作用によって引き抜き方向に回転自在になっているので、後行シートS2の搬送に従動して回転する。ここで、後行シートS2と先行シートSの摩擦力が後行シートS2の摺動抵抗となるが、レジストローラ104の搬送力の方が大きいために、後行シートS2を搬送する事ができる。
なお、この後、先行シートSの2面目印字のプリント信号を受けた場合には、後行シートS2がレジストローラ104を抜けた後、再給送ローラ対116を回転させ、再給送搬送系に待機中の1枚目のシートSをレジストローラ104に送る。この後、画像形成部100Bにおいて2面目印字が行なわれたシートSは、既述した第1の実施の形態と同様の工程を経た後、排紙トレイ103に排出される。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの構成を示す図。 前記フルカラーレーザビームプリンタにおける先行シートの待機時の状態を示す図。 前記フルカラーレーザビームプリンタにおける後行シートに先行シートをオーバーラップさせたときの状態を示す拡大図。 前記フルカラーレーザビームプリンタの制御ブロック図。 前記フルカラーレーザビームプリンタにおける後行シートに先行シートをオーバーラップさせたときの状態を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの構成を示す図。 前記フルカラーレーザビームプリンタにおける先行シートの待機時の状態を示す図。 前記フルカラーレーザビームプリンタにおける後行シートに先行シートをオーバーラップさせたときの状態を示す拡大図。 前記フルカラーレーザビームプリンタにおける後行シートに先行シートをオーバーラップさせたときの状態を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの要部拡大図。 従来の画像形成装置の構成を示す図。
符号の説明
100 フルカラーレーザビームプリンタ
100A フルカラーレーザビームプリンタ本体
100B 画像形成部
100C 両面反転部
100D 手差し給紙
101 給紙カセット
104 レジストローラ
113 反転ローラ対
114 シート再搬送通路
115 両面搬送ローラ
116 再給送ローラ対
116a 駆動ローラ
116b 従動ローラ
117 合流通路
118 反転センサ
120 レジストセンサ
124 両面センサ
125 ワンウェイクラッチ
130 シート搬送通路
131 手差し搬送通路
200 制御部
S 先行シート
S2 後行シート

Claims (9)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、画像が形成されたシートを反転させて再度、前記画像形成部に搬送するシート再搬送通路とを備えた画像形成装置において、
    前記画像形成部のシート搬送方向上流に設けられ、前記画像形成部にシートを搬送するシート搬送通路と、
    前記画像形成部のシート搬送方向下流に設けられ、画像が形成されたシートを反転させて前記シート再搬送通路に搬送する正逆転可能なシート反転部と、
    前記シート再搬送通路に設けられ、前記シート反転部により搬送されたシートを搬送するシート再搬送部と、
    前記シート再搬送通路に搬送されたシートの次の後行シートが前記シート反転部に達する前に、前記シート再搬送通路に先に搬送された先行シートの後端部が前記シート反転部から抜け、かつ先行シートの先端部が前記シート搬送通路で後行シートの後端部と重なるように前記シート再搬送部を駆動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート搬送通路に設けられたシート搬送部と、
    前記シート再搬送部の駆動を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、後行シートの後端部が前記シート搬送通路に設けられたシート搬送部を抜けるまで前記シート再搬送部を停止させ、後行シートの後端部が前記シート搬送部を抜けた後、前記シート再搬送部を駆動することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記シート反転部と前記シート再搬送部との距離は、使用される複数のサイズのシートのうち少なくとも最大サイズのシートのシート搬送方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. シートを収納するシート収納部を備え、
    前記シート搬送通路は、前記シート収納部に収納されたシートを前記画像形成部に搬送するものであり、前記シート再搬送通路が前記シート搬送部のシート搬送方向上流側で合流することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. シートを手差し給紙する手差し給紙部を備え、
    前記シート搬送通路は、前記手差し給紙部により給送されたシートを前記画像形成部に搬送するものであり、前記シート再搬送通路が前記シート搬送部のシート搬送方向上流側で合流することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記シート再搬送部を前記シート搬送通路と前記シート再搬送通路との合流部のシート搬送方向下流側に設け、前記シート再搬送部において先行シートの先端部と後行シートの後端部を重ねることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記シート再搬送部は、シートを挟持搬送する接離可能な駆動回転体及び従動回転体を備え、後行シートの後端部が前記シート再搬送部を抜ける際、前記駆動回転体及び前記従動回転体が接離するように構成されていることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記シート再搬送部は、後行シートに接触する駆動回転体及び先行シートに接触する従動回転体を備え、後行シートの後端部が前記シート再搬送部を抜ける際、前記駆動回転体が後行シートと連れ回りするよう前記駆動回転体を駆動する駆動源と前記駆動回転体との間にワンウェイクラッチを設けたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 前記シート搬送部は、シートを画像形成部に所定のタイミングでシートを搬送するものであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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