JP2008260618A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送路内に残留する用紙を画像形成に用いられる用紙として良好に自動的に排紙することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】搬送路80を搬送される用紙に画像を形成する画像形成部10と、装置本体101の内部に設けられ、用紙が積載される給紙カセット20と、給紙カセット20に積載された用紙を搬送路80に給紙するカセット給紙部30と、装置本体101に設けられ、一部を開放されて用紙が担持される手差しトレイ40と、手差しトレイ40に担持された用紙を搬送路80に画像形成部10より上流にて給紙する手差し給紙部50と、画像形成部10より上流の搬送路80内に残留した用紙を手差しトレイ40に排紙する手差しトレイ排紙機構60、82と、を備える画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙に文字や図形等の画像を形成するプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置、詳しくは、給紙カセットと手差しトレイを備えた画像形成装置に関する。
用紙に文字や図形を記録するための画像形成装置には、プリンタ、ファクシミリ、複合機等がある。このような画像形成装置は、一般に、多数枚の用紙が積載される給紙カセットを装置本体内部に備えている。給紙カセットに積載された用紙は、搬送路に給紙されて搬送され、画像形成部にて帯電、露光、現像及び転写等されることにより画像が形成される。また、画像形成装置は、一般的に、比較的少数枚の用紙が担持される手差しトレイを装置本体に備えている。手差しトレイに担持された用紙は、搬送路に合流するように給紙されて搬送され、画像形成部にて画像が形成される。
このような画像形成装置においては、給紙カセットから搬送路に給紙された用紙が紙詰まり(ジャム)した場合、操作者が、搬送路を開放するカバーを開ける等により紙詰まりした用紙を除去する。このとき、紙詰まりした用紙とは異なる用紙が搬送路内に残留していることがあり、一般的には、残留用紙がある旨が操作部の表示パネル等にて報知し、操作者が残留用紙を取り出す。画像形成部より上流の搬送路内に残留した残留用紙が取り出された場合、画像は未だ形成されておらず、再利用することができる。また、特許文献1には、操作者が紙詰まりした用紙を除去した後の初期化処理時に、搬送路内の給紙途中の用紙を排紙トレイに自動的に排紙する画像形成装置が開示されている。
特開平11−84955号公報
しかしながら、操作者が残留用紙を取り出す際に用紙が折れる、破れる等破損することが多く、良好に残留用紙を取り出すことができないという問題があった。また、操作者が残留用紙を取り出すことは、面倒であるという問題があった。一方、特許文献1に開示された画像形成装置においては、画像形成部より上流の搬送路に残留する残留用紙が排紙トレイに排紙されるとき、高熱の定着器等を含む画像形成部を通過する際に加熱されている。加熱された用紙には、特にカラー画像の場合、良好な画像を形成することができない。また、画像形成部を通過する際に、トナーや定着ローラのシリコンオイルが付着し、用紙が汚染されることもある。そのため、排紙トレイに排紙された残留用紙は、画像形成に用いられる用紙として不適当となるという問題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、搬送路内に残留する用紙を画像形成に用いられる用紙として良好に自動的に排紙することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、搬送路を搬送される用紙に画像を形成する画像形成部と、装置本体の内部に設けられ、用紙が積載される給紙カセットと、前記給紙カセットに積載された用紙を前記搬送路に給紙するカセット給紙部と、前記装置本体に設けられ、一部を開放されて用紙が担持される手差しトレイと、前記手差しトレイに担持された用紙を前記搬送路に前記画像形成部より上流にて給紙する手差し給紙部と、前記画像形成部より上流の前記搬送路内に残留した用紙を前記手差しトレイに排紙する手差しトレイ排紙機構と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記手差しトレイ排紙機構は、前記搬送路の前記画像形成部より上流の分岐位置と前記手差しトレイとを連通する手差しトレイ排紙搬送路と、前記分岐位置より上流の前記搬送路内の用紙が、前記分岐位置より下流の前記搬送路または前記手差しトレイ排紙搬送路を搬送されるように、搬送経路を切り替える切替手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記搬送路内に残留した用紙は、当該用紙と異なる用紙が前記搬送路内で紙詰まりした後に除去された際、搬送可能となった用紙であることを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、画像形成部より上流の搬送路内に残留した用紙を手差しトレイに排紙する手差しトレイ排紙機構を備えている。そのため、画像形成部より上流の搬送路内に残留した用紙が、高温の画像形成部を通過せずに排紙されるので、排紙された用紙を画像形成に用いられる用紙として好適に再使用することが可能となる。また、手差しトレイ排紙機構が画像形成部より上流の搬送路内に残留した用紙を手差しトレイに自動的に排紙するため、操作者が用紙を取り出す必要がないので、破損等の無い良好な用紙を容易に再利用することが可能となる。また、手差しトレイ排紙機構が用紙を既存の手差しトレイに排紙するため、排紙された用紙を担持する部材を新たに設ける必要がない。また、手差しトレイ排紙機構が一部を開放されて用紙が担持される手差しトレイに用紙を排紙するため、操作者が手差しトレイに排紙された用紙を容易に認識することができるので、排紙トレイに排紙された用紙と明確に区別することができ、手差しトレイに排紙された用紙のみを安心して再利用することが可能となる。
請求項2に記載の画像形成装置によれば、手差しトレイ排紙機構は、分岐位置より上流の搬送路内の用紙が、より下流の搬送路または手差しトレイ排紙搬送路を搬送されるように搬送経路を切り替える切替手段を備える。そのため、分岐位置より上流の搬送路内に残留した用紙を手差しトレイに確実に排紙する機構を簡易に構成することが可能となる。
請求項3に記載の画像形成装置によれば、搬送路内に残留した用紙は、当該用紙と異なる用紙が搬送路内で紙詰まりした後に除去された際、搬送可能となった用紙である。そのため、搬送路内で紙詰まりした用紙を操作者が除去した際に、画像形成部より上流の搬送路内に残留用紙が存在する場合、当該残留用紙を手差しトレイ排紙機構が手差しトレイに排紙する。よって、上記した効果により、紙詰まり復帰後の初期化処理を自動的に良好に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を装備するMFP(Multiple Functional Peripheral:多機能周辺機器)100について、図面に基づき説明する。MFP100は、図1にその内部を示すように、画像形成部10、複数の給紙カセット20A,20B(以下、合わせて単に給紙カセット20と称することもある。)、複数のカセット給紙部30A,30B(以下、合わせて単にカセット給紙部30と称することもある。)、手差しトレイ40、手差し給紙部50および切替手段60を備えている。また、MFP100は、用紙が排紙される排紙トレイ70を備えている。さらに、MFP100には、給紙カセット20の一端側から延設されて画像形成部10を経て排紙トレイ70へ通じる搬送路80、手差しトレイ40の一端側から延設されて搬送路80に合流する手差し給紙搬送路81、および搬送路80の画像形成部10より上流の分岐位置Pから延設されて手差しトレイ40へ通じる手差しトレイ排紙搬送路82が形成されている。このように、MFP100においては、給紙カセット20や手差しトレイ40から搬送路80に給紙された用紙が、画像形成部10にて画像が形成された後に、排紙トレイ70に排紙されるようになっている。また、図示しないが、装置本体101の上部に原稿の画像を読み取るフラットベッドスキャナとして機能する読取載置台を備えている。
画像形成部10は、搬送路80を搬送される用紙に画像を形成する。画像形成部10は、感光体ドラム11、及びその周囲に配設された帯電器、LEDヘッド、現像器、転写ローラ及びクリーニング器、並びに感光体ドラム11の下流側の搬送路80に配設された定着器12等から構成されている。
感光体ドラム11は回転駆動し、その表面は、帯電器により一定電圧に帯電され、画像データに基づきLEDヘッドにより選択的に露光されて、静電潜像が形成される。感光体ドラム11の表面上の静電潜像が現像器により現像され、トナー画像が形成される。感光体ドラム11の表面に形成されたトナー画像が転写ローラにより用紙へ転写される。感光体ドラム11の表面に残留したトナー等はクリーニング器により除去される。
定着器12は、搬送路80の対向位置に夫々配置された加熱ローラと加圧ローラからなり、搬送路80を搬送された用紙上のトナー画像を加熱及び加圧して固定する。加熱ローラの表面はヒータにより所定の温度に維持されており、該加熱ローラに加圧ローラが所定の圧力で圧接されている。トナー画像が転写された用紙が、該加熱ローラと加圧ローラとにニップされることにより用紙上のトナーが溶融されて固定される。なお、画像形成部10における画像形成方式としては、電子写真方式に限られず、インクジェット記録方式等の各種の画像形成方式を用いることも可能である。画像形成部10にて画像が形成された用紙は、更に搬送路80に沿って排紙ローラ71まで搬送され、排紙トレイ70に排紙される。
給紙カセット20A,20Bは、それぞれ各種サイズの用紙を積載して貯蔵可能な箱状のものであり、装置本体101の内部に引出し可能に設けられており、必要に応じて操作者が用紙を装填できる。給紙カセット20の内部には、複数枚の用紙を積重した状態で保持するとともに、その最上紙の一端側を給紙位置に常時位置せしめる不図示のガイド、および積重された用紙の幅方向を規制して斜め送りを防止する不図示の可変式ガイドが配設されている。
カセット給紙部30A,30Bは、それぞれ給紙カセット20A,20Bに積載された用紙の最上紙を搬送路80に給紙する。カセット給紙部30A,30Bは、それぞれピックアップローラ31と一対の給紙ローラ32等を備えており、装置本体101に配設されている。給紙カセット20の給紙位置に位置する最上位の用紙がピックアップローラ31により繰り出され、一対の給紙ローラ32にニップされて搬送路80に給紙される。
手差しトレイ40は、装置本体101の側面から突出して設けられる。手差しトレイ40は、比較的少数枚の各種サイズの用紙を積重状態で担持可能なものであり、必要に応じて操作者がその上面に用紙を載置できる。手差しトレイ40は、その一部、ここではその上方を開放されており、手差しトレイ40に担持される用紙を操作者は容易に視認することができる。手差しトレイ40は、装置本体101の側部に用紙を供給する方向へ若干傾斜して固設されており、担持する用紙の一端側を給紙位置に常時位置せしめている。手差しトレイ40には、担持された用紙の幅方向を規制して斜め送りを防止する不図示の可変式ガイドが配設されている。
手差し給紙部50は、手差しトレイ40に担持された用紙の最上紙を手差し給紙搬送路81に給紙する。手差し給紙部50は、ピックアップローラ51および分離パッド52等を備えており、傾斜した手差しトレイ40の下端側の給紙位置である装置本体101の側部に配設されている。不図示の弾性部材により上方向に付勢される分離パッド52がピックアップローラ51のローラ面に圧接され、該圧接部分を通過する用紙を摩擦により1枚ずつ分離して供給し、ピックアップローラ51が最上紙と圧接しながら時計回り方向に回転することにより用紙を手差し給紙搬送路81に給紙される。
切替手段60は、分岐位置Pより上流の搬送路80内の用紙が、分岐位置Pより下流の搬送路80または手差しトレイ排紙搬送路82の何れか一方に選択的に搬送されるように、搬送経路を切り替えるものである。切替手段60は、分岐位置Pに設けられ用紙の搬送経路を切り替える変向つめ61と、手差しトレイ排紙搬送路82に配置された一対の排出搬送ローラ62と、ピックアップローラ51の回転方向を切り替えるクラッチ63(図3参照。)等から構成されている。切替手段60と手差しトレイ排紙搬送路82とが手差しトレイ排紙機構を構成する。
変向つめ61は、分岐位置P近傍に設けられ用紙の搬送経路を切り替えるものであり、滑らかな鋭角に形成された先端部を有する略三角形状の側面形状が用紙の幅方向に延びるものである。変向つめ61は、用紙が給紙カセット20側から画像形成部10側へ搬送路80をそのまま搬送される際には、図1に示すように、先端部により手差しトレイ排紙搬送路82を塞ぎ、用紙が給紙カセット20側から手差しトレイ40側へ手差しトレイ排紙搬送路82に繰り込まれる際には、図2に示すように、先端部により搬送路80を塞ぐ動作を行なう。変向つめ61は、通常、先端部により手差しトレイ排紙搬送路82を塞ぐ状態にある。
排出搬送ローラ62は、手差しトレイ排紙搬送路82に配置されており、用紙が給紙カセット20側から手差しトレイ40側へ手差しトレイ排紙搬送路82に繰り込まれる際にのみ、用紙が手差しトレイ40側へ搬送されるように回転する。
クラッチ63は、ピックアップローラ51の回転方向を切り替えるものである。クラッチ63は、用紙が手差しトレイ40に担持された用紙を手差し給紙搬送路81を経て搬送路80に給紙する際には、用紙が給紙カセット20側から手差しトレイ40側へ手差しトレイ排紙搬送路82に繰り込まれた際には、ピックアップローラ51が反時計回り方向に回転するよう動作を行なう。
排紙トレイ70は、装置本体101の上面の一部に形成されたものであり、画像形成部10を通過した用紙が排紙されて堆積される。画像形成部10を通過した用紙が搬送路80の終端部に配置され一対の排紙ローラ71により排紙トレイ70に排紙される。
搬送路80には、搬送される用紙を搬送する一対の搬送ローラ72が適宜配設されている。また、搬送路80の手差し給紙搬送路81との合流位置より下流側であり、かつ画像形成部10より上流側に、用紙の斜行を是正する一対のレジストローラ73が配設されている。
MFP100は、さらに、カセット給紙センサSES1A,SES1B(以下、合わせて単にカセット給紙センサSES1と称することもある。)、経路判定センサSES2、レジストセンサSES3を含む通過センサSESを備えている。これらの通過センサSESとしては、所定の検出位置において搬送路80や手差しトレイ排紙搬送路82等を通過する用紙の有無を検出することが可能なセンサが用いられ、例えば、反射形のフォトインタラプタ等の各種の光センサが好適に用いられる。通過センサSESは、所定の検出位置に用紙が存在するときのみON信号を出力する。なお、通過センサSESは、全てを図示しないが、搬送路80、手差し給紙搬送路81または手差しトレイ排紙搬送路82内に用紙が存在するとき、用紙のサイズに関わらず、何れかの通過センサSESにて用紙を検出することができるように、適宜配置されている。
カセット給紙センサSES1A,SES1Bは、それぞれカセット給紙部30A,30Bの給紙ローラ32より直下流の搬送路80の所定の検出位置を通過する用紙の有無を検出する。これにより、カセット給紙センサSES1がON信号を出力したとき、給紙カセット20から搬送路80に用紙が繰り込まれたと判断することができる。
経路判定センサSES2は、分岐位置Pより直上流の搬送路80の所定の検出位置を通過する用紙の有無を検出する。これにより、経路判定センサSES2がON信号を出力したとき、給紙カセット20A,20Bから給紙された用紙の先端が分岐位置Pを越えて搬送路80に搬送されたと判断することができる。
レジストセンサSES3は、レジストローラ73の直上流の搬送路80の所定の検出位置を通過する用紙の有無を検出する。これにより、レジストセンサSES3がON信号を出力したとき、給紙カセット20または手差しトレイ40から給紙された用紙が搬送路80を搬送されて画像形成部10に向かっていると判断することができる。レジストセンサSES3がON信号を出力してから所定時間経過後に送り込まれる用紙にタイミングを図って画像形成部10が所望の画像を形成する。
MFP100は、図3にその電気的構成を表すブロック図に示すように、制御部(MPU:Microprocessing Unit)1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、操作部4、報知部5、前記画像形成部10、前記カセット給紙部30、前記手差し給紙部50、前記切替手段60、前記排紙ローラ71、前記搬送ローラ72、前記レジストローラ73及び通過センサSESを備えており、MFP100を構成する各部はバス6によって通信可能に接続されている。
制御部1は、バス6を介してMFP100を構成する各部と接続されており、これら各部の処理動作を制御する。ROM2は、MFP100の動作に必要な各種のプログラムを記憶する。RAM3は、MFP100の処理動作に用いる設定情報や動作情報等の各種データを読出し及び書込み可能な状態で格納する。
操作部4は、画像形成開始を指示するためのスタートキー、コピー部数等を入力するためのテンキー、各種設定を行うためのカーソルキーなど、報知部5と連動した各種操作キーを備えている。報知部5は、MFP100の動作状態や設定状態等の各種の情報を使用者に対して報知するものであり、文字や図形等を表示する液晶表示パネル、点灯または消灯により表示するLEDランプ、所定の警告音等を発して使用者に対する報知を行うスピーカなどを備えている。
以下、本実施の形態に係るMFP100において、搬送路80内で用紙が紙詰まりした場合のMFP100の各部の処理動作について、図4に基づいて説明する。なお、このMFP100の各部における処理動作は、制御部1の制御命令に従って行われるものである。
通過センサSESの何れかが所定時間を越えてON信号を連続して出力したとき、制御部1は紙詰まりが発生したと判断し、画像形成部10やカセット給紙部30、手差し給紙部50、切替手段60、排紙ローラ71、搬送ローラ72、レジストローラ73等駆動系の動作を停止する(S1)。そして、制御部1は、所定時間を越えてON信号を連続して出力した通過センサSESの検出位置に基づいて紙詰まりが発生した部位を判断し、紙詰まりが発生した部位を示す情報と操作者に紙詰まりした用紙を除去することを促す旨の情報を報知部5にて報知する。例えば、スピーカから警告音を発すると共に、液晶表示パネルに紙詰まりが発生した部位を図示し「紙詰まりした用紙を取り除いて下さい。」などのメッセージを表示させる。
操作者が不図示のカバー等を開けて紙詰まりした用紙を除去した後、当該開けたカバーを閉めたとき等、紙詰まり除去処理が終了したとき(S2:YES)、制御部1は、搬送路80内の残留用紙の有無を判断する(S3)。制御部1は、通過センサSESの何れかがON信号を出力しているか否かに基いて、搬送路80内の残留用紙の有無を判断する。制御部1は、通過センサSESの何れかもがON信号を出力していない場合、搬送路80内に残留用紙が無いと判断し(S3:NO)、通常の初期化処理を行ない待機状態とする(S4)。
一方、制御部1は、通過センサSESの何れかがON信号を出力している場合、搬送路80内に残留用紙が有ると判断する(S3:YES)。そして、制御部1は、残留用紙の先端が分岐位置Pより上流にあるか否かを判断する(S5)。制御部1は、経路判定センサSES2またはレジストセンサSES3を含む分岐位置Pより下流の搬送路80内を検出位置とする通過センサSESの何れかがON信号を出力している場合、残留用紙の先端が分岐位置Pより下流にあると判断する(S5:NO)。そして、排紙ローラ71、搬送ローラ72またはレジストローラ73を適宜回転させ、搬送路80内の残留用紙を排紙トレイ70に排紙する(S6)。なお、この際、制御部1は、再使用に不適な用紙が排紙トレイ70に排紙されたことを示す旨の情報を報知部5にて報知することが好ましい。例えば、スピーカから警告音を発すると共に、「排紙トレイに排紙された用紙は再使用できません。」などのメッセージを表示させる。その後、その他通常の初期化処理を行ない待機状態とする(S4)。
一方、制御部1は、給紙センサSES1のみがON信号を出力している場合、残留用紙の先端が分岐位置Pより上流にあると判断する(S5:YES)。そして、変向つめ61を動作させて、搬送路80内の残留用紙が手差しトレイ排紙搬送路82を搬送されるように、搬送経路を切り替える(S7)。そして、排出搬送ローラ62を回転させるとともに、クラッチ63を切り替えてピックアップローラ51を反時計回り方向に回転させ、残留用紙を手差しトレイ40に排紙する(S8)。手差しトレイ40に排紙された残留用紙は、未使用の用紙と同じ状態であり、画像形成に好適に用いることができる。なお、この際、制御部1は、再使用可能な用紙が手差しトレイ40に排紙されたことを示す旨の情報を報知部5にて報知することが好ましい。例えば、スピーカから警告音を発すると共に、「手差しトレイに排紙された用紙は再使用できます。」などのメッセージを表示させる。
その後、制御部1は、復帰処理を行う(S9)。復帰処理は、具体的には、変向つめ61を動作させて、先端部により手差しトレイ排紙搬送路82を塞ぎように動作させ、排出搬送ローラ62の回転を停止させるとともに、クラッチ63を切り替えてピックアップローラ51を停止させる。そして、その他通常の初期化処理を行ない待機状態とする(S4)。
以上説明したように、このMFP100によれば、分岐位置Pより上流の搬送路80内の残留用紙が、高温の定着器12を含む画像形成部10を通過せずに排紙トレイ70に排紙されるので、排紙された用紙を画像形成に用いられる用紙として好適に再使用することが可能となる。また、分岐位置Pより上流の搬送路80内の残留用紙が手差しトレイ40に自動的に排紙されるため、操作者が用紙を取り出す必要がないので、破損等の無い良好な用紙を容易に再利用することが可能となる。また、残留用紙を既存の手差しトレイ40に排紙するため、排紙された用紙を担持する部材を新たに設ける必要がない。また、一部を開放されて用紙が担持される手差しトレイ40に残留用紙が排紙されるため、操作者が手差しトレイ40に排紙された用紙を容易に認識することができる。そのため、画像形成部10を通過して排紙トレイ70に排紙された画像形成に用いることが不適な用紙と明確に区別することができ、手差しトレイ40に排紙された用紙のみを安心して再利用することが可能となる。
また、搬送路80内で紙詰まりした用紙を操作者が除去した際に(S2:YES)、分岐位置Pより上流の搬送路80内に残留用紙が有る場合(S5:YES)、当該残留用紙が手差しトレイ40に自動的に排紙される(S8)ので、紙詰まり処理終了後の初期化処理を自動的に良好に行うことが可能となる。一方、分岐位置Pより下流の搬送路80内に残留用紙が有る場合も(S5:NO)、当該残留用紙が排紙トレイ70に自動的に排紙される(S6)ので、紙詰まり処理終了後の初期化処理を自動的に良好に行うことが可能となる。
なお、本実施の形態で示したMFP100の構成は、本発明に係る画像形成装置の一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、MFP100においては、分岐位置Pから画像形成部10までの搬送路80の距離が短いため、分岐位置Pより上流の搬送路80内の残留用紙を手差しトレイ40に排紙するように構成した。しかしながら、分岐位置Pから画像形成部10までの搬送路80の距離が長い場合には、分岐位置Pより下流かつ画像形成部10より上流の搬送路80内の残留用紙を手差しトレイ40に排紙するように構成してもよい。この場合、搬送路80を逆方向に搬送させるよう搬送ローラ72の回転方向を逆回転とし、手差し給紙搬送路81を経て残留用紙を手差しトレイ40に排紙する等すればよい。
また、MFP100においては、手差しトレイ40が装置本体101の側部から突出して固設されるように構成した。しかしながら、手差しトレイ40を装置本体101の側部に収容されるよう回動収容可能に構成してもよい。この場合、手差しトレイ40が突出しているときのみ、搬送路80内の残留用紙を手差しトレイ40に排紙することができるように構成してもよい。また、可変式ガイドにより手差しトレイ40に担持可能な用紙サイズが規制されている場合には、担持可能な用紙サイズの残留用紙のみを手差しトレイ40に排紙することができるように構成してもよい。さらに、このような場合等に、操作者が操作部4から入力することにより、残留用紙を手差しトレイ40に排紙するか否かを切替可能に構成してもよい。また、手差しトレイ40を、装置本体101の側部以外、例えば前部や前側部に設けるように構成してもよい。
また、MFP100においては、給紙センサSES1のみがON信号を出力している場合に、残留用紙の先端が分岐位置Pより上流にあると判断するように構成した。しかしながら、判断方法はこれに限定されない。例えば、給紙センサSES1がON信号を出力してから所定時間経過後に経路判定センサSES2がON信号を出力するか否かに基づき判断するように構成してもよい。あるいは、給紙センサSES1がON信号を出力した後に、経路判定センサSES2がON信号の出力を開始するか否かに基づき判断するように構成してもよい。
また、紙詰まり処理終了後の初期化処理について説明したが、これに限定されない。例えば、停電後等の初期化処理についても適用することができる。
さらに、本実施の形態では、画像形成装置をMFP100として実施した態様を説明したが、画像形成装置はこれに限定されず、プリンタ、ファクシミリ、複写機及びこれらの任意の複合機等に適用可能である。また、用紙に形成する画像は、モノクロ画像であってもカラー画像であってもよい。また、用紙に両面に画像を形成するものであってもよい。
本発明の実施の形態に係るMFP100の構成を示す模式断面図である。 用紙を手差しトレイ40に排紙させる状態におけるMFP100の構成を示す模式断面図である。 MFP100の電気的構成を示すブロック図である。 MFP100の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成部
20 給紙カセット
30 カセット給紙部
40 手差しトレイ
50 手差し給紙部
60 切替手段(手差しトレイ排紙機構)
70 排紙トレイ
80 搬送路
81 手差し給紙搬送路
82 手差しトレイ排紙搬送路(手差しトレイ排紙機構)
100 MFP(画像形成装置)
101 装置本体

Claims (3)

  1. 搬送路を搬送される用紙に画像を形成する画像形成部と、
    装置本体の内部に設けられ、用紙が積載される給紙カセットと、
    前記給紙カセットに積載された用紙を前記搬送路に給紙するカセット給紙部と、
    前記装置本体に設けられ、一部を開放されて用紙が担持される手差しトレイと、
    前記手差しトレイに担持された用紙を前記搬送路に前記画像形成部より上流にて給紙する手差し給紙部と、
    前記画像形成部より上流の前記搬送路内に残留した用紙を前記手差しトレイに排紙する手差しトレイ排紙機構と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記手差しトレイ排紙機構は、
    前記搬送路の前記画像形成部より上流の分岐位置と前記手差しトレイとを連通する手差しトレイ排紙搬送路と、
    前記分岐位置より上流の前記搬送路内の用紙が、前記分岐位置より下流の前記搬送路または前記手差しトレイ排紙搬送路を搬送されるように、搬送経路を切り替える切替手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送路内に残留した用紙は、当該用紙と異なる用紙が前記搬送路内で紙詰まりした後に除去させた際、搬送可能となった用紙であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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