JP7238467B2 - 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、画像形成ジョブの実行中に別の画像形成ジョブの割込み要求を受け付ける画像形成装置、画像形成方法、及びプログラムに関するものである。
従来、画像形成ジョブの実行中に画像形成ジョブの割込み要求を受け付ける画像形成装置に関する技術が種々提案されている。例えば、特許文献1に記載された画像形成装置は、両面複写モードを選択された状態におけるコピー中に、割込みコピー釦が押釦された場合、実行中のコピー動作を一時的に中断し、割込みコピー動作を開始する。
特開2003-186355号公報(特に段落0012)
ところで、上記特許文献1に開示される画像形成装置は、シート両面の画像形成を行う画像形成ジョブを実行中に、他の画像形成ジョブの割込み要求を受け付ける。自上記画像形成装置は、このように他の画像形成ジョブの割込み要求を受け付けると、搬送中のシートを全て装置外へ排出してから実行中の画像形成ジョブに係る処理を中断し、上記他の画像形成ジョブに係る割込み処理を開始する。そのため、他の画像形成ジョブに係る画像形成の開始が遅くなる虞がある。
そこで、本開示は、シート両面の画像形成時に、割込み画像形成ジョブの要求がなされた場合に、割込み画像形成ジョブに係る画像形成の開始を早めることが可能となる画像形成装置、画像形成方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願は、排出トレイと、シートを画像形成位置へ搬送する画像形成搬送部と、前記画像形成位置を通過したシートを前記排出トレイへ排出する排出搬送部と、前記画像形成位置を通過した後に反転させたシートを前記画像形成位置へ再搬送する再搬送部とを有する搬送部と、前記画像形成位置に搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、制御部と、を備え、前記制御部は、両面画像形成ジョブを受け付けると、前記搬送部及び前記画像形成部を制御して、複数枚のシートのそれぞれの第1面に画像を形成した後、複数枚のシートのそれぞれの第2面に画像を形成する処理を1サイクルとして、前記1サイクル以上の処理を行う両面画像形成処理を実行する、画像形成装置であって、前記制御部は、前記両面画像形成処理の実行中に割込み画像形成ジョブを受け付けた場合、前記画像形成部を制御して、前記両面画像形成処理に係る前記画像形成部の動作を中断する中断処理と、前記中断処理に応じて、前記搬送部を制御して、前記搬送部に存在するシートを前記再搬送部に滞留させる滞留処理と、前記再搬送部にシートが滞留している状態において、前記搬送部及び前記画像形成部を制御して、前記割込み画像形成ジョブに係る画像をシートに形成する割込み画像形成処理と、を実行する、画像形成装置を開示する。
また、本願に開示の内容は、画像形成装置としての実施だけでなく、画像形成装置における画像形成方法、画像形成装置を制御するコンピュータで実行するプログラムとしても実施し得るものである。
本願の画像形成装置等によれば、搬送部は、画像形成の完了したシートを排出する排出搬送部とは別に、反転させたシートを搬送する再搬送部を有する。このため、先行の両面画像形成処理のシートを再搬送部に滞留させることで、画像形成搬送部及び排出搬送部のシートをなくすことができる。制御部は、搬送部に存在する画像形成中のシートを滞留させた状態で、割込み画像形成ジョブを開始し、新たなシートへ画像形成を開始できる。従って、シート両面の両面画像形成処理時に、新たな画像形成ジョブの割込み要求がなされた場合に、割込み画像形成ジョブに係る画像形成の開始を早めることが可能となる。
実施形態に係る複合機の内部構成を示す中央断面図である。 複合機の制御構成を示すブロック図である。 割込み処理を受け付けるタッチパネルの表示画面を示す図である。 246135方式による印刷時に、搬送部内に配置された3枚のシートの状態を示す図である。 割込み制御の内容を示すフローチャートである。 割込み制御の内容を示すフローチャートである。 1枚目のシートの裏面に2ページを印刷する状態を示す図である。 1枚目のシートをスイッチバック搬送部に搬入した状態を示す図である。 最終ページN-1ページを印刷したシートを反転搬送部に搬入した状態を示す図である。 スイッチバック搬送部にシートを滞留させた状態で、排出搬送部でスイッチバックを行う状態を示す図である。 2枚目のシートの裏面に4ページを印刷する状態を示す図である。 先行シートを反転搬送部へ、後行シートをスイッチバック搬送部へ滞留させた状態を示す図である。 246135方式で3枚目のシートの裏面に6ページを印刷する状態を示す図である。 246135方式で1枚目のシートの表面に1ページを印刷する状態を示す図である。
(1.複合機の構成)
以下、本願の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態の複合機1の内部構成を示す中央断面を模式的に示している。複合機1は、カラーレーザ方式の複合機であり、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファックス機能等を備えている。本実施形態では主として、複合機1のプリンタ機能を説明するため、図1は、画像形成部3の構成を詳細に図示している。なお、図1を用いた説明で方向に言及するときは、同図中に示す方向矢印を基準とする。
図1に示すように、複合機1は、シートP(用紙やOHPシート等)を搬送する搬送部20を有する。搬送部20は、画像形成搬送部4、排出搬送部5、スイッチバック搬送部12A、反転搬送部12Bを有する。各搬送部の詳細については後述する。
複合機1は、排紙口2Aを有する筐体2と、画像形成部3と、画像形成経路4Aを有する画像形成搬送部4と、排出経路5Aを有する排出搬送部5を備えている。筐体2は、複合機1の外装を構成し、ボックス形状をなしている。筐体2は、画像形成部3、画像形成搬送部4及び排出搬送部5等を収容する。
また、筐体2の上部には、画像読取部13が設けられている。画像読取部13は、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)等のイメージセンサを備える。画像読取部13は、原稿台に載置された原稿に対してCIS等を移動させ、原稿を読み取り、画像データを生成する。
筐体2の上面には、排出トレイ2Bが設けられている。排出トレイ2Bは、前方から後方へ向かうに従って、上方から下方へ傾斜する傾斜面を有している。排紙口2Aは、排出トレイ2Bの後上方に配置されている。排紙口2Aには、前後方向に筐体2を貫通する穴が形成されている。排紙口2Aは、筐体2の内方と外方とを連通する。
画像形成部3は、複合機1の中央に配置されている。画像形成部3は、複数(本実施形態では4つ)の感光ドラム6、複数(本実施形態では4つ)の現像装置7、露光装置8、転写ユニット9、及び定着器10を備えている。画像形成部3は、複合機1の制御部61(図2参照)の制御に基づいて、電子写真方式により画像形成搬送部4から供給されるシートPに対して印刷を行う。4つの感光ドラム6は、前後方向において互いの間に間隔を設けて配列されている。各感光ドラム6は、左右方向に延びる円筒形状を有している。4つの現像装置7は、前後方向において互いの間に間隔を設けて配列されている。各現像装置7は、感光ドラム6の前上方に配置され、トナーを収容する。
また、各現像装置7は、現像ローラ7Aを備えている。各現像ローラ7Aは、対応する現像装置7の後下端部に配置されている。各現像ローラ7Aは、対応する感光ドラム6と接触し、各感光ドラム6にトナーを供給する。露光装置8は、4つの現像装置7の上方に配置され、画像データに基づくレーザー光Lを出射する。露光装置8から出射された4本のレーザー光Lの各々は、各現像装置7の後方を通過して、各感光ドラム6の表面に入射する。
転写ユニット9は、4つの感光ドラム6の下方に設けられ、前後方向に沿って配置されている。転写ユニット9は、ベルト9Aと、複数(本実施形態では4つ)の転写ローラ9Bとを備えている。ベルト9Aは、無端状のベルトであり、その上面において、4つの感光ドラム6と接触する。ベルト9Aは、上面を前方から後方へ移動させるように、周回可能である。4つの転写ローラ9Bは、前後方向において互いの間に間隔を設けて配列されている。各転写ローラ9Bは、対応する感光ドラム6の下方に配置され、感光ドラム6との間にベルト9Aを挟んでいる。
定着器10は、転写ユニット9の後方に配置され、加熱ローラ10Aと、加圧ローラ10Bとを備えている。加熱ローラ10Aは、ハロゲンランプ等の熱源を有し、回転駆動可能に設けられている。加圧ローラ10Bは、加熱ローラ10Aの下方に配置され、加熱ローラ10Aを押圧するように接触している。また、定着器10の出口には、分岐センサ50が設けられている。本実施形態の複合機1には、分岐センサ50を含む複数のシートセンサ(後述する給紙センサ51、排紙センサ52、反転路センサ53など)がシートPを搬送する搬送部20に設けられている。これらのシートセンサ(分岐センサ50など)は、例えば、光学式のセンサであり、搬送部20上に検出領域を設定され、当該検出領域内におけるシートPの有無に応じた検出信号を制御部61(図2参照)出力する。
また、排出搬送部5の排出経路5Aには、複数の排紙ローラ15が設けられている。本実施形態の筐体2には、給紙トレイ11の後方に複数のモータMが設けられている。モータMの出力軸は、排紙ローラ15と駆動連結されている。排紙ローラ15は、モータMの駆動力により回転しシートPを搬送する。分岐センサ50は、定着器10と、定着器10の後方に設けられた排紙ローラ15との間に設けられている。制御部61は、分岐センサ50の検出信号に基づいて、定着器10から排紙ローラ15へ排出されるシートPを検出することができる。
画像形成搬送部4は、複合機1の下部に配置され、シートPを画像形成部3に搬送する。画像形成搬送部4は、給紙トレイ11、画像形成経路4A、給紙ローラ16、給紙センサ51等を備えている。給紙トレイ11は、転写ユニット9の下方に配置され、シートPを収容する。画像形成経路4Aは、給紙トレイ11の前端部の上方から前上方へ延び、後方へ湾曲して、最前方の感光ドラム6の位置(画像形成位置の一例)まで延びる。画像形成経路4Aには、複数の給紙ローラ16が設けられている。給紙ローラ16は、モータMの駆動力により回転しシートPを搬送する。なお、排紙ローラ15を駆動するモータMと、給紙ローラ16を駆動するモータMとは、同一のモータMでもよく、異なるモータMでも良い。また、画像形成経路4Aには、給紙センサ51が設けられている。給紙センサ51は、給紙トレイ11の前端部に設けられた給紙ローラ16と、その前端部の給紙ローラ16から画像形成経路4Aにおける下流側へ下がった位置に設けられた給紙ローラ16と、の2つの給紙ローラ16の間に設けられている。制御部61は、給紙センサ51の検出信号に基づいて、給紙トレイ11から画像形成経路4A内へシートPを搬送したことを検出できる。
排出搬送部5は、複合機1の後上端部に設けられ、定着器10を通過したシートPを排出トレイ2Bに排紙する。排出搬送部5は、排出経路5A、排紙ローラ15、排紙センサ52等を備える。排出経路5Aは、定着器10の後上方から上方へ延び、前方へ湾曲して、排紙口2Aに連通する。排出経路5Aには、排紙センサ52が設けられている。排紙センサ52は、排紙口2Aの近傍に配置されている。制御部61は、排紙センサ52の検出信号に基づいて、シートPを排出トレイ2Bへ排紙したことを検出する。
次に、用紙の再搬送に関する構成について説明する。図1に示すように、複合機1は、再搬送部12と、フラップ31と、ガイド部35と、2つのスタックレバー41とを備えている。また筐体2は、通過口2Cを有している。通過口2Cは、筐体2の後上端部となる位置に配置されている。通過口2Cには、前後方向に筐体2を貫通する穴が形成されている。通過口2Cは、筐体2の内方と外方とを連通する。通過口2Cは、排紙口2Aの後上方に配置されている。つまり、通過口2Cは、上下方向において、排紙口2Aの上方に配置されており、前後方向において、排紙口2Aの後方に配置されている。
2つのスタックレバー41は、排紙口2Aの上部に設けられ、左右方向に沿った回転軸を中心に回転可能となっている。複合機1は、スタックレバー41の回転位置を変更する駆動源(例えば、ソレノイド)を有する。制御部61は、駆動源を制御することで、スタックレバー41の回転位置を変更する。スタックレバー41は、排出トレイ2Bに積載されるシートPによって上方へと回転する。スタックレバー41は、積層されるシートPを上から抑えることで、排出トレイ2B上のシートPの位置ズレを抑制する。また、スタックレバー41は、後述する両面印刷時に、制御部61の制御に基づいて、図1の実線に示す位置まで回転する。スタックレバー41のリブ44は、後述するガイド部35のリブ35Aに沿って前方へ延びる状態となる。
再搬送部12は、スイッチバック搬送部12Aと、反転搬送部12Bとを備えている。再搬送部12は、複合機1の後端部及び下端部に配置され、定着器10を通過したシートPを、画像形成搬送部4へ搬送する。スイッチバック搬送部12Aは、排出搬送部5の後方に配置されている。スイッチバック搬送部12Aの搬送経路は、定着器10の出口から後上方へ延び、フラップ31の下方を通過した後、上方へ湾曲し、その後、排出搬送部5と同じように、前上方へ湾曲して通過口2Cに連通する。従って、複合機1の搬送部20は、定着器10の後方で排出搬送部5とスイッチバック搬送部12Aとに分岐している。スイッチバック搬送部12Aには、複数の反転ローラ17が設けられている。複数の反転ローラ17は、モータMの駆動力により回転する。複数の反転ローラ17は、シートPを上方へ搬送する第1回転方向と、第1回転方向とは逆の回転方向であって、シートPを下方へ搬送する第2回転方向とに、切り替え可能である。
反転搬送部12Bの搬送経路は、フラップ31の下方から前方へ湾曲した後、給紙トレイ11の下方において前方へ延び、筐体2の前端部で上方へ湾曲して画像形成経路4Aに接続される。反転搬送部12Bには、複数の循環ローラ18が設けられている。また、反転搬送部12Bには、反転路センサ53が設けられている。制御部61は、反転路センサ53の検出信号に基づいて、反転搬送部12Bを搬送するシートPを検出できる。
フラップ31は、定着器10の後上方であって、排出搬送部5の下端部と、スイッチバック搬送部12Aの下端部と、反転搬送部12Bの上端部とを接続する部分に配置されている。フラップ31は、上下方向に延びる板形状をなしている。フラップ31は、上端部を回転中心として、回転可能となっている。フラップ31は、モータMの駆動力により、例えば、3つの回転位置を切り替え可能となっている。第1位置は、図1に実線で示す、スイッチバック搬送部12Aを閉鎖し、画像形成搬送部4と排出搬送部5とを接続する位置である。第2位置は、図1に2点鎖線で示す、排出搬送部5を閉鎖し、画像形成搬送部4とスイッチバック搬送部12Aとを接続する位置である。第3位置は、図1に破線で示す、スイッチバック搬送部12Aを閉鎖し、排出搬送部5と反転搬送部12Bとを接続する位置である。制御部61は、モータMを制御してフラップ31の回転位置を切り替えることで、搬送部20の接続を切り替えることができる。
筐体2は、上面の一部にガイド部35を形成されている。ガイド部35は、前後方向において、排紙口2Aと通過口2Cとの間に配置され、上下方向において、排紙口2Aと通過口2Cとの間に配置されている。ガイド部35には、前後方向及び左右方向に平行な平坦面が形成され、その平坦面に複数のリブ35Aが形成されている。複数のリブ35Aの各々は、平坦面から上方に突出しており、前後方向に沿って延びている。複数のリブ35Aの各々は、左右方向において等間隔に配置されている。ガイド部35を上方から平面視した場合、リブ35Aの前端は、排紙口2Aと重なる位置となっている。また、リブ35Aの後端は、通過口2Cと重なる位置となっている。
(2.複合機の制御構成)
次に、複合機1の制御構成について、図2を参照して説明する。図2に示すように、複合機1は、上記した画像形成部3や画像読取部13の他に、制御部61、タッチパネル63、ハードキー65、FAX部67、及び通信部69を備えている。制御部61は、複合機1の各部を統括的に制御する。ここでいう各部とは、画像形成部3、画像読取部13等である。制御部61は、CPU(central processing unit)71、メモリ73、及びRAM(random access memory)75を備えている。
メモリ73は、例えば、NVRAMなどの不揮発性メモリである。なお、複合機1が備える記憶部は、NVRAMのメモリに限らず、揮発性のRAM、ROM、HDD、複合機1に接続される外部記憶装置(USBメモリなど)、あるいはそれらを組み合わせた記憶部でも良い。また、記憶部は、後述する通信部69を介して接続されるファイルサーバでも良い。また、記憶部は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
メモリ73は、各種のプログラムPGを記憶している。プログラムPGは、例えば、複合機1の各部を統括的に制御するプログラムである。RAM75は、CPU71でプログラムPGを実行する際に用いるデータ等を一時的に記憶する記憶領域、あるいはデータ処理の作業領域として使用される。CPU71は、プログラムPGを実行し、実行した処理結果をRAM75に一時的に記憶させながら各部を制御する。なお、以下の説明では、CPU71でプログラムPGを実行する複合機1のことを、単に装置名で記載する場合がある。例えば、「複合機1の制御部61は、画像形成部3により印刷を実行する」という記載は、「複合機1の制御部61は、CPU71でプログラムPGを実行し画像形成部3を制御することで、画像形成部3により印刷を実行する」ということを意味する場合がある。
タッチパネル63は、制御部61の制御に基づいて、複合機1の各種情報を表示する。また、タッチパネル63は、タッチ操作により受け付けた操作内容に応じた信号を制御部61へ出力する。ハードキー65は、ハードウェアにより形成されるキーである。その典型例としては、電源スイッチやリセットスイッチ(ともに図示せず)などを挙げることができる。
通信部69は、例えば、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)インタフェースである。複合機1は、通信部69を介してLANやWANに接続され、印刷やFAXを指示するジョブをPC等から受信する。FAX部67は、電話回線を介して、他のファクシミリ装置との間でFAXデータの送受信を行う。FAX部67は、例えば、画像読取部13で生成した画像データや通信部69に接続されたPCから受信したジョブの画像データを送信する。
(3.印刷動作)
次に、上記した構成の複合機1による片面印刷の動作を説明する。詳述すると、複合機1の制御部61は、受け付けた印刷ジョブを開始すると、印刷ジョブに設定された画像データに基づいて露光装置8を制御し、レーザー光Lを感光ドラム6の表面に照射して露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像を、感光ドラム6の表面に形成する。次いで、制御部61は、現像装置7を制御して、現像ローラ7Aによって感光ドラム6の表面の静電潜像にトナーを供給する。これにより、トナー像が、感光ドラム6の表面に担持される。
また、制御部61は、画像形成搬送部4を制御して、給紙トレイ11内のシートPを、所定のタイミングで1枚ずつ、画像形成経路4Aを通じて画像形成部3へ供給する。シートPは、感光ドラム6とベルト9Aとの間に給紙される。ベルト9Aは、4つの感光ドラム6と順次接触させるように、シートPを前方から後方へ搬送する。感光ドラム6の表面のトナー像は、シートPと感光ドラム6が接触するときに、シートPに転写される。
定着器10は、トナー像を坦持したシートPを加熱しつつ、加熱ローラ10Aと加圧ローラ10Bとによって狭持する。シートPは、加熱ローラ10Aと加圧ローラ10Bとの間を通過するときに加熱及び加圧される。これにより、定着器10は、シートP上のトナー像をシートPに熱定着する。制御部61は、排出搬送部5を制御して、定着器10を通過したシートPを、排紙ローラ15により排紙口2Aから排出トレイ2Bへ排出する。
次に、両面印刷の動作について説明する。
制御部61は、上記した片面印刷と同様に、シートPの片面に画像を印刷する。制御部61は、フラップ31を第2位置(図1の2点鎖線の位置)へ移動させ、画像形成搬送部4とスイッチバック搬送部12Aを接続する。制御部61は、排紙ローラ15や反転ローラ17を回転させ、片面を印刷したシートPを、フラップ31のガイドにより、定着器10からスイッチバック搬送部12Aへ搬入させる。制御部61は、スイッチバック搬送部12Aを制御して、反転ローラ17を第1回転方向へ回転させ、シートPをスイッチバック搬送部12A内に搬入する。
シートPは、反転ローラ17によって上方へ搬送される。搬送方向におけるシートPの下流側の一部は、通過口2Cを通過してガイド部35上に排出され、リブ35Aに沿って前方に搬送される。また、制御部61は、スタックレバー41を上方へと回転させ、スタックレバー41のリブ44を、ガイド部35のリブ35Aに沿った位置にする。シートPは、リブ44及びリブ35Aに沿って前方へ搬送される。
制御部61は、片面を印刷したシートPをスイッチバック搬送部12Aへ搬入し、搬送方向を反転させるスイッチバックを行うことで、印刷面を入れ替える。本実施形態の制御部61は、スイッチバック搬送部12AでシートPのスイッチバックを行う際に、シートPの一部を通過口2Cから排出する。これにより、筐体2の上面の一部を、スイッチバックを行う搬送経路として利用することで、筐体2の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のガイド部35には、前後方向に沿った複数のリブ35Aが形成されている。通過口2Cから排出されたシートPの一部は、リブ35A及びリブ44の上に乗った状態で搬送される。これにより、ガイド部35やスタックレバー41と、シートPとの接触面積を小さくて、シートPを円滑に搬送することができる。
制御部61は、スイッチバック搬送部12Aを制御して、シートPを所定の位置まで搬送すると、反転ローラ17を第2回転方向へ逆回転させる。また、制御部61は、フラップ31を第1位置(図1の実線の位置)へ移動させ、スイッチバック搬送部12Aと反転搬送部12Bを接続する。シートPは、スイッチバック搬送部12Aから反転搬送部12Bへ搬送される。制御部61は、循環ローラ18及び給紙ローラ16を回転させ、再度、シートPを画像形成部3まで搬送する。シートPは、例えば、裏面(第1面の一例)に画像を印刷された後、表面(第2面の一例)を上にした状態で、画像形成部3へ搬送される。ここでいう表面とは、例えば、両面印刷が完了したシートPの表となる印刷面で有り、給紙トレイ11に収納されていたときの上面である。制御部61は、両面に印刷を完了したシートPを排紙口2Aから排出する。なお、制御部61は、先に表面の印刷を実行してから、裏面の印刷を実行しても良い。この場合、表面は、本願の第1面の一例である。裏面は、第2面の一例である。
(4.両面印刷の種類)
上記した両面印刷では、1枚のシートPごとに両面印刷を実行する方式(以下、21方式という場合がある)を説明した。21方式は、印刷の開始から終了まで一貫してシートPの1枚ごとに裏面の印刷と表面の印刷とを連続で行うものである。制御部61は、例えば、21方式の印刷方式で2枚のシートP1,P2を印刷する印刷ジョブを受け付けると、次の順序で印刷を行う。
2ページの画像を1枚目のシートP1の裏面に印刷
1ページの画像を1枚目のシートP1の表面に印刷及び排紙
4ページの画像を2枚目のシートP2の裏面に印刷
3ページの画像を2枚目のシートP2の表面に印刷及び排紙
この21方式において、制御部61は、1枚目のシートP1の裏面を印刷した後、シートP1の表面を印刷するまでの間に、他のシートP2の印刷を実行しない。
また、本実施形態の制御部61は、上記した21方式の他に、シートPの両面印刷を、複数枚単位で行うことができる。ここでいう「シートPの両面印刷を複数枚単位で行う」とは、「複数枚のシートPのそれぞれの第1面に印刷をした後、その複数枚のシートPのそれぞれの第2面(第1面の反対面)に印刷をする処理を1サイクルとして、1サイクル以上の処理を行う」ことを意味する。制御部61は、複数枚単位の両面印刷の方式として、例えば、2413方式、246135方式の印刷処理を実行可能となっている。
2413方式では、2枚のシートP1,P2の裏面に連続して印刷した後、各シートP1,P2の表面に連続して印刷する動作を繰り返し実行する。制御部61は、例えば、2413方式の印刷方式で2枚のシートP1,P2を印刷する印刷ジョブを受け付けると、次の順序で印刷を行う。
2ページの画像を1枚目のシートP1の裏面に印刷
4ページの画像を2枚目のシートP2の裏面に印刷
1ページの画像を1枚目のシートP1の表面に印刷及び排紙
3ページの画像を2枚目のシートP2の表面に印刷及び排紙
(以下、同様の印刷処理を繰り返す)
例えば、制御部61は、4ページの画像を印刷し、シートP2を画像形成部3から搬出した状態では、2ページの画像を裏面に印刷した1枚目のシートP1を、反転搬送部12B内に滞留させる。つまり、複合機1の搬送部20内には、2枚のシートP1,P2が存在することとなる。これにより、両面印刷のスループットを向上させることが可能となる。
また、246135方式では、3枚のシートP1,P2,P3の裏面に連続して印刷した後、各シートP1,P2,P3の表面に連続して印刷する動作を繰り返し実行する。制御部61は、例えば、246135方式の印刷方式で3枚のシートP1,P2,P3を印刷する印刷ジョブを受け付けると、次の順序で印刷を行う。以下の説明では、3枚単位で印刷されるシートP1,P2,P3の各グループ(部数)を、印刷順に、第1部、第2部、・・と記載する。
第1部の2ページの画像を1枚目のシートP1の裏面に印刷
第1部の4ページの画像を2枚目のシートP2の裏面に印刷
第1部の6ページの画像を3枚目のシートP3の裏面に印刷
第1部の1ページの画像を1枚目のシートP1の表面に印刷及び排紙
第2部の2ページの画像を1枚目(通算では4枚目)のシートP1の裏面に印刷
第1部の3ページの画像を2枚目のシートP2の表面に印刷及び排紙
第2部の4ページの画像を2枚目(通算では5枚目)のシートP2の裏面に印刷
第1部の5ページの画像を3枚目のシートP3の表面に印刷及び排紙
(以下、同様の印刷処理を繰り返す)
上記した246135方式では、複合機1の搬送部20内に、最大で3枚のシートPが存在することとなる。図4は、3枚のシートP1~P3が搬送部20内に存在する状態の一例を示している。図4に示すシートP1は、2ページを裏面に印刷された1枚目のシートを示している。シートP2は、4ページの画像を裏面に印刷された2枚目のシートを示している。シートP3は、6ページの画像を裏面に印刷中の3枚目のシートを示している。
シートP1は、スイッチバック搬送部12Aでスイッチバックされ反転搬送部12Bに搬入されている。シートP1が反転搬送部12Bを搬送されている状態において、シートP2は、裏面を印刷されスイッチバック搬送部12A内を上方へ向かって搬送されリブ35A及びリブ44に案内さる位置まで搬送さている。フラップ31は、第1位置(図2の実線で示す位置)となり、スイッチバック搬送部12Aと反転搬送部12Bとを接続している。シートP2は、反転ローラ17の逆回転により、反転搬送部12Bへ搬送される。
図4のシートP1~P3の状態から時間が進むと、シートP1は、表面を印刷された後、排出経路5A及び排紙口2Aを通過して筐体2から排紙され、排出トレイ2Bに積載される。シートP2,P3は、シートP1に後続して、シートP1と同様の搬送経路を経て、順次両面印刷された後、排出トレイ2Bに積載される。
なお、上記した両面印刷の方式やシートP1~P3の位置は、一例である。例えば、制御部61は、4枚以上のシートPをまとめて印刷しても良い。この場合、制御部61は、先に裏面を印刷したシートPに対し表面の印刷を適宜実行して排出しても良い。例えば、制御部61は、2416385の順に各ページを印刷する2416385方式を実行しても良い。この場合、制御部61は、4ページ(2枚目の裏面)の印刷を実行した後、1ページ(1枚目の表面)を印刷して排紙し、その後、6ページ(3枚目の裏面)の印刷を実行する。
また、制御部61は、スイッチバック搬送部12Aに加え、排出経路5A内でシートPをスイッチバックする制御を実行しても良い。即ち、制御部61は、シートPのスイッチバックに、排出経路5Aとスイッチバック搬送部12Aの2つの搬送部を併用しても良い。これにより、両面印刷をより高速に実行することができる。
(5.割込み処理)
ここで、本実施形態の制御部61は、割込み処理が実行可能となっている。ここでいう割込み処理とは、例えば、タッチパネル63で受け付けたジョブや、通信部69を介して受け付けたジョブを実行中に、その実行中のジョブを一時的に中断して他のジョブを実行する処理である。一例として、コピー処理を割込み処理として実行する場合を説明する。制御部61は、例えば、通信部69を介してPCから印刷ジョブを受け付け、その印刷ジョブを実行中にタッチパネル63に対して所定の操作を受け付けると、図3に示す画面をタッチパネル63に表示する。
図3に示すように、制御部61は、割込みボタン81と、コピースタートボタン83とを表示する。制御部61は、割込みボタン81をタッチする操作を受け付けると、コピーの設定等を受け付ける。制御部61は、コピーの設定を受け付けた後、コピースタートボタン83をタッチする操作を受け付けると、実行中のジョブを中断し、コピーのジョブの実行を開始する。制御部61は、画像読取部13にセットされた原稿の画像を読み取り、読み取った画像を画像形成部3によりシートPに印刷する。制御部61は、割込み処理であるコピー処理を終了すると、中断していた印刷ジョブの実行を再開する。
(6.割込み制御)
次に、本実施形態の制御部61による割込み処理を受け付けた場合の割込み制御について、図5及び図6を参照しつつ、説明する。図5及び図6は、割込み制御の内容を示している。制御部61は、例えば、印刷を指示する印刷ジョブの実行を開始すると、メモリ73に記憶されたプログラムPGをCPU71で実行し、図5及び図6に示す割込み制御を開始する。なお、本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムPGに記述された命令に従ったCPU71の処理を示す。即ち、以下の説明における「判断」、「中断」、「排出」等の処理は、CPU71の処理を表している。CPU71による処理は、ハードウェア制御も含む。
また、以下の説明では、先に実行中の印刷ジョブ、即ち、割込まれる印刷ジョブを、先行ジョブという場合がある。また、割込んで実行するジョブを、割込みジョブという場合がある。また、割込みジョブとして、上記したコピー機能を実行するジョブを受け付ける場合について説明する。
上記したように、制御部61は、図5及び図6の割込み制御を開始した時点で、例えば、印刷ジョブの実行を開始している。そして、制御部61は、割込み制御を開始すると、図5のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、先行ジョブである印刷ジョブの実行が完了したか否かを判断する。制御部61は、先行ジョブの実行が完了していないと判断すると(S11:NO)、割込み処理を受け付けたか否かを判断する(S13)。
制御部61は、例えば、図3に示すコピースタートボタン83に対する操作を受け付けると、割込み処理を受け付けたと判断する(S13:YES)。なお、割込み処理を受け付けたか否かの判断基準は、コピースタートボタン83に対する操作に限らない。例えば、制御部61は、図3に示す割込みボタン81に対する操作を受け付けると、割込み処理を受け付けたと判断しても良い。あるいは、制御部61は、通信部69を介して割込みを指示する優先度の高いジョブを受け付けると、割込み処理を受け付けたと判断しても良い。
制御部61は、割込み処理を受け付けるまでの間(S13:NO)、S11、S13の判断処理を繰り返し実行する。また、制御部61は、S11で先行ジョブの実行を完了したと判断すると(S11:YES)、図5及び図6に示す割込み制御を終了する。従って、制御部61は、先行ジョブの実行を開始した後、割込み処理を受け付けずに(S13:NO)、先行ジョブの実行を完了した場合(S11:YES)、割込み制御を終了する。
また、制御部61は、S13で肯定判断すると(S13:YES)、実行中の先行ジョブが、上記した「シートPの両面印刷を複数枚単位で行う」両面印刷の印刷ジョブであるか否かを判断する(S15)。なお、以下の説明では、「シートPの両面印刷を複数枚単位で行う」両面印刷を、高速両面印刷という場合がある。上記したように、制御部61は、2413方式や246135方式の両面印刷を実行する場合、複数のシートPを搬送部20内で搬送する。このため、先行ジョブが高速両面印刷で且つ搬送中のシートPの両面印刷が完了していない場、そのシートPを搬送部20内に滞留させる等の制御が必要となる。そこで、制御部61は、S13で先行ジョブが高速両面印刷であるか否かを判断し、判断結果に基づいて制御内容を変更する。
制御部61は、先行ジョブが高速両面印刷の印刷ジョブでないと判断すると(S15:NO)、先行ジョブのシートPを排出する(図6のS17)。この場合、先行ジョブは、片面印刷の印刷ジョブや上記した21方式の両面印刷となる。制御部61は、先行ジョブが片面印刷の印刷ジョブの場合、印刷中のシートPを排紙口2Aから排出する。また、21方式の両面印刷では、片面印刷と同様に、印刷中に同時に1つのシートPのみを搬送部20内で搬送する。このため、制御部61は、先行ジョブが21方式の印刷ジョブである場合、両面の印刷を完了させ、シートPを排紙口2Aから排出する。これにより、搬送部20は、画像形成搬送部4、排出搬送部5、スイッチバック搬送部12A、反転搬送部12BのいずれにもシートPを滞留していない状態となる。制御部61は、割込みジョブを実行しシートPを搬送部20内のいずれの経路にも搬送でき、片面印刷や両面印刷を実行できる。なお、制御部61は、先行ジョブが21方式の印刷ジョブで且つ割込みジョブが片面印刷の印刷ジョブの場合、後述するように、先行ジョブのシートPを反転搬送部12Bに滞留させ、割込みジョブを実行しても良い。
制御部61は、印刷中のシートPを排出した後、先行ジョブの実行を中断する(S17)。制御部61は、割込み開始時点で、先行ジョブに係るシートPを新たに給紙することを停止する。例えば、制御部61は、S13で割込み処理を受け付けたと判断した時点で(S13:YES)、画像形成搬送部4を制御して給紙ローラ16によるシートPの給紙を停止し、先行ジョブに係るシートPを新たに給紙することを中断する。制御部61は、割込みジョブ(片面コピーや両面コピー)の実行を開始する(S19)。制御部61は、割込みジョブの実行を開始すると、割込みジョブの実行が完了したか否かを判断する(S21)。制御部61は、割込みジョブの実行を完了するまで(S21:NO)、S21の判断処理を実行する。制御部61は、割込みジョブの実行を完了すると(S21:YES)、中断していた先行ジョブの実行を再開する(S23)。これにより、片面印刷等の先行ジョブを一時的に中断し、割込みジョブを実行した後、再度、先行ジョブを再開できる。制御部61は、図5及び図6の割込み制御を終了し、再度、S11を実行して、割込み処理を受け付ける。
一方、制御部61は、図5のS15において、先行ジョブが高速両面印刷の印刷ジョブであると判断すると(S15:YES)、先行ジョブの印刷ページのページ数を判断する(S25)。制御部61は、例えば、先行ジョブの実行を開始する際に、所定のプログラムPGを実行し、RAM75の記憶領域を利用してソフトウェアカウンタを実現する。制御部61は、ソフトウェアカウンタにより、先行ジョブの印刷ページ数を計測する。なお、印刷ページ数を計測する方法は、ソフトウェアカウンタなどのソフトウェア処理による方法に限らず、フリップフロップ回路などのハードウェア処理による方法でも良く、その両方を併用する方法でも良い。
S25において、制御部61は、印刷中又は印刷済みのページが、2ページ又は(最終ページN-1)ページであるか否かを判断する。ここでいう「印刷中のページ」とは、例えば、S13で肯定判断した時点で、画像形成部3によって印刷する準備を開始しているページ、又は印刷中のページである。また、「印刷済みのページ」とは、例えば、S13で肯定判断した時点から直近で画像形成部3を通過したシートPに印刷を完了させたページである。即ち、割込まれる直前に印刷を完了したページである。また、「最終ページN-1」ページとは、高速両面印刷の全ての印刷を完了する際の最終ページNの1枚前のページであり、複数枚単位ごとに第1部、第2部・・最終部と、高速両面印刷した場合における最終部に含まれる最終のシートPの裏面(ページ)である。図7は、図2に示した複合機1の搬送部20を簡略化して図示したものである。図7中の数字を四角で囲んだマークは、その数字のページの画像を、シートPにおける数字を付した側の面に印刷したことを意味する。また、印刷する複数のシートPを、印刷する順番(1枚目、2枚目・・最後の1枚の順番)に、シートP1、シートP2、シートP3・・・PNと図示する。
図7は、1枚目のシートP1の裏面に2ページ(図中の四角で囲む2の数字)を印刷している状態を示している。シートP1は、両面印刷のうち、片面(裏面)しか印刷されていない状態である。そこで、制御部61は、S25で印刷中又は印刷済みのページが2ページである場合(S25:YES)、スイッチバック搬送部12A等を制御し、図8に示すように、シートP1をスイッチバック搬送部12A内へ搬送し、スイッチバック搬送部12A内で滞留させる(S27)。ここで、制御部61は、例えば、シートP1をスイッチバック搬送部12Aに滞留させる制御を以下の手順で行なう。制御部61は、分岐センサ50をシートP1の端(例:後端、上流端)が通過してから時間T1後に、シートP1を反転ローラ17の少なくとも一つに挟持させた状態で、シートP1を挟持している反転ローラ17の回転を停止させる。この時間T1は、例えば、シート後端(上流端)が分岐センサ50を通過してから最初の反転ローラ17を通過するまでの時間よりやや長い時間である。例えば、制御部61は、シートP1の下流側の一部を通過口2Cから出した状態でシートP1を滞留させる。従って、制御部61は、分岐センサ50の検出信号と時間T1に基づいて、シートP1をスイッチバック搬送部12Aに滞留できたか否かを判断する。あるいは、例えば、制御部61は、分岐センサ50でシートP1の上流端を検出しから、所定の回転数だけ反転ローラ17を回転させたタイミングで反転ローラ17を停止することで、シートP1を図8に示す所定の位置に停止しても良い。制御部61は、シートP1をスイッチバック搬送部12Aに滞留させた状態で、先行ジョブを中断する(S27)。例えば、制御部61は、先行ジョブに係わる印刷中のページ数や、処理中の画像データ等の情報を、RAM75の所定領域に一時的に退避させ、先行ジョブを中断する。これにより、図8に示すように、画像形成搬送部4、排出搬送部5及び反転搬送部12B内のシートPをなくすることができる。
また、最終のシートPNの裏面に「最終ページN-1」ページを印刷する場合、図7と同様に、搬送部20には印刷の完了していないシートPとして最終のシートPNのみが存在する。このため、制御部61は、S25で最終のシートPNの裏面に「最終ページN-1」ページを印刷中又は印刷済みと判断した場合(S25:YES)、2ページと同様に、シートPNをスイッチバック搬送部12Aに滞留させ、先行ジョブを中断する(S27)。
なお、図9に示すように、「最終ページN-1」ページを裏面に印刷したシートPNを反転搬送部12Bまで搬送した段階で割込み処理を受け付けた場合、制御部61は、割込みジョブの種類に応じて制御を変更しても良い。図9に示すように、シートPNを反転搬送部12Bに滞留させた場合、割込みジョブにおいて反転搬送部12Bを使用することが困難となる。一方で、割込みジョブが片面印刷の印刷ジョブである場合、画像形成経路4A及び排出経路5Aのみを使用して印刷を実行できる。そこで、制御部61は、例えば、シートPNをスイッチバック搬送部12Aから排出する制御を開始した後に、割込みジョブを受け付け、且つ、割込みジョブが両面印刷である場合、シートPNを排出して、反転搬送部12BからシートPをなくす(S27)。制御部61は、シートPNの表面に最終ページNを印刷して排出する。これにより、両面印刷の割込みジョブを、反転搬送部12Bを用いて適切に実行できる。
また、制御部61は、例えば、シートPNをスイッチバック搬送部12Aから排出する制御を開始した後に、割込みジョブを受け付け、且つ、割込みジョブが片面印刷である場合、シートPNを反転搬送部12Bに滞留させる(S27)。ここで、制御部61は、例えば、シートPNを反転搬送部12Bに滞留させる制御を以下の手順で行なう。制御部61は、反転路センサ53をシートPNの端(例:先端、下流端)が通過してから時間T2後に、シートPNを循環ローラ18の少なくとも一つに挟持させた状態で、シートPNを挟持している循環ローラ18の回転を停止させる。この時間T2は、例えば、シート先端が反転路センサ53を通過してから、下流側の最後の循環ローラ18を通過するまでの時間である。図9に示すように、例えば、制御部61は、反転路センサ53で検出可能な位置にシートPNを滞留させ、先行ジョブを中断する。これにより、片面印刷の割込みジョブを画像形成経路4A及び排出経路5Aのみで適切に実行できる。
制御部61は、S27を実行した後、割込みジョブが両面印刷か否かを判断する(図6のS29)。制御部61は、割込みジョブが両面印刷でない、即ち、片面印刷であると判断すると(S29:NO)、片面印刷の割込みジョブを開始する(S31)。この場合、例えば、図8の状態では、制御部61は、スイッチバック搬送部12AにシートP1を滞留させた状態で、割込みジョブ(片面印刷)を実行する。また、図9の状態では、制御部61は、反転搬送部12BにシートPNを滞留させた状態で、割込みジョブ(片面印刷)を実行する。制御部61は、S31を実行すると、割込みジョブの完了を判断し(S21)、割込みジョブを完了させると、中断していた先行ジョブを再開する(S23)。
また、S29において、制御部61は、割込みジョブが両面印刷であると判断すると(S29:YES)、両面印刷の割込みジョブを開始する(S32)。この場合、制御部61は、排出搬送部5でシートPのスイッチバックを行う。図10は、排出搬送部5でスイッチバックを行う状態を示している。図10で示す例では、制御部61は、スイッチバック搬送部12AにシートP1を滞留させた状態で、割込みジョブのシートPW1を排出経路5Aでスイッチバックさせている。例えば、制御部61は、給紙トレイ11から画像形成部3へシートPW1を搬送し、シートPW1の裏面に画像を印刷した後、排出経路5Aへ搬送する。この際、制御部61は、フラップ31を第1位置(図1の実線で示す位置)とする。制御部61は、シートPW1を排出経路5Aにおいて所定の位置まで搬送した後、排紙ローラ15を停止させシートPW1を停止させる。例えば、制御部61は、シートPW1の下流端が排紙口2Aから外にでる位置でシートPW1を停止させる。制御部61は、フラップ31を第3位置(図1に破線で示す位置)へ回転させ、排出搬送部5と反転搬送部12Bとを接続する。そして、制御部61は、反転搬送部12BによりシートPW1を画像形成部3まで搬送し、表面を印刷して排紙口2Aから排出する。なお、制御部61は、割込みジョブの実行において、2413方式により、2枚のシートPを搬送して両面印刷を実行しても良い。制御部61は、S32を実行すると、S21以降の処理を実行する。
一方、制御部61は、図5のS25で否定判断した場合(S25:NO)、印刷中又は印刷済みのページが最終ページNであるか否かを判断する(S33)。最終ページNを印刷中又は印刷済みの状態とは、図9に示す状態からシートPNを画像形成経路4A内へさらに搬送した状態である。制御部61は、S33で肯定判断した場合(S33:YES)、最終ページNを印刷中であれば、最終ページNの印刷を完了させてシートPNを排出する(S35)。また、制御部61は、最終ページNの印刷を完了していれば、最終のシートPNを通過口2Cから排出する(S35)。制御部61は、割込みジョブを開始し(S37)、図6のS21以降の処理を実行する。これにより、搬送部20内からシートPを排除して、割込みジョブを開始できる。
また、S33で否定判断した場合(S33:NO)、印刷中又は印刷済みのページは、4ページ以降で、(最終ページN-1)ページ未満となる。なお、高速両面印刷(2413方式や246135方式など)では、上記したように、2ページを印刷した次に4ページを印刷する。このため、4ページ以降で、(最終ページN-1)ページ未満の印刷範囲には、1ページや3ページの印刷が含まれる。
制御部61は、S33で否定判断した場合(S33:NO)、印刷が未完了のシートPのうち、先に印刷を実行した先行シートを反転搬送部12Bに滞留せる。また、制御部61は、印刷が未完了のシートPのうち、後から印刷を実行する後行シートをスイッチバック搬送部12Aに滞留させる(S39)。また、制御部61は、3枚以上搬送中であれば、2枚だけシートPが残るまで印刷を完了させる(S39)。そして、制御部61は、実行中の先行ジョブを中断する(S39)。以下に、図11~図14を用いて具体的な例を記載する。図11、図13、図14は、S13で肯定判断した時点(S13:YES)、即ち、割込み処理を受け付けた時点の状態を示している。
図11は、2枚目のシートP2の裏面に4ページを印刷している状態を示している。図11に示す状態では、2ページを印刷した1枚目のシートP1は、例えば、反転搬送部12Bで搬送されている。この場合、シートP1は、先行シートである。シートP2は、後行シートである。制御部61は、図12に示すように、シートP1を反転搬送部12Bに滞留させ、シートP2をスイッチバック搬送部12Aに滞留させる。即ち、2枚のシートP1,P2を搬送部20内に滞留させる。これにより、画像形成経路4A及び排出経路5Aから、シートPをなくすことができる。
また、図13は、246135方式で3枚目のシートP3の裏面に6ページを印刷している状態を示している。図13に示す状態では、4ページを印刷したシートP2は、スイッチバック搬送部12Aで搬送されている。2ページを印刷した1枚目のシートP1は、反転搬送部12Bで搬送されている。従って、図13は、図11に示す状態よりも少しだけ後の状態である。この場合、制御部61は、分岐センサ50の検出信号等に基づいて3枚のシートP1,P2,P3を搬送中であることを検出すると、最も先行のシートP1の印刷を完了させ排出する。ここでいう最も先行のシートP1とは、3枚のシートP1,P2,P3のうち、一番早く印刷を開始したシートP1、換言すれば、一番早く給紙トレイ11から供給されたシートP1である。制御部61は、シートP1の表面に1ページ目を印刷して排出する。また、制御部61は、図12と同様に、2枚目のシートP2を反転搬送部12Bに滞留させ、3枚目のシートP3をスイッチバック搬送部12Aに滞留させる。
また、図14は、246135方式で1枚目のシートP1の表面に1ページを印刷している状態を示している。図14に示す状態では、4ページを印刷したシートP2は、反転搬送部12Bで搬送されている。6ページを印刷した3枚目のシートP3は、スイッチバック搬送部12Aで搬送されている。また、制御部61は、給紙トレイ11から4枚目のシートP4を画像形成経路4Aへ搬入している。制御部61は、分岐センサ50の検出信号等に基づいて4枚のシートP1~P4を搬送中であることを検出すると、搬送部20内のシートPが2枚となるように、1枚目のシートP1と、2枚目のシートP2の印刷を完了させ排出する。従って、制御部61は、複数のシートPが搬送部20内にある場合、搬送部20内に2枚のシートPが残るまで、印刷の順番の早いもの(ページ数の小さいもの)から順番に印刷を完了させ排出する。制御部61は、図12と同様に、3枚目のシートP3を反転搬送部12Bに滞留させ、4枚目のシートP4(裏面印刷済み)をスイッチバック搬送部12Aに滞留させる。このようにして、制御部61は、図12に示す2枚のシートPの各々をスイッチバック搬送部12Aと反転搬送部12Bに滞留させる状態とする。
上記したように、本実施形態の制御部61は、スイッチバック搬送部12AにシートPを滞留させた状態では、反転搬送部12Bを使用でき、片面印刷だけでなく、両面印刷の割込みジョブを実行できる。また、制御部61は、スイッチバック搬送部12A、反転搬送部12Bのそれぞれに1枚ずつシートPを滞留させた状態では、片面印刷の割込みジョブを実行することができる。換言すれば、制御部61は、上記した高速両面印刷の方式(種類)に限定されず、スイッチバック搬送部12Aと反転搬送部12Bとを、シートPを滞留させる搬送部20として利用することで、割込み処理を実行することができる。
制御部61は、S39を実行すると、割込みジョブが両面印刷の印刷ジョブであるか否かを判断する(S41)。制御部61は、割込みジョブが両面印刷の印刷ジョブであると判断すると(S41:YES)、図6のS43を実行する。図12に示すように、S39を実行した状態では、先行ジョブのシートPを反転搬送部12Bに滞留させた状態となる。制御部61は、両面印刷の割込みジョブを実行するため、反転搬送部12BのシートPの印刷を完了させて排出する処理を開始する(S43)。制御部61は、S43を実行すると、反転搬送部12Bに滞留していたシートPを、排出トレイ2B(所定位置の一例)に排出できたか否かを判断する(S45)。制御部61は、排紙センサ52の検出信号に基づいて、シートPが排出されたか否かを判断できる。
制御部61は、シートPの排出を完了するまで(S45:NO)、排出処理を継続する。制御部61は、シートPの排出を完了すると(S45:YES)、スイッチバック搬送部12AにシートPを滞留させた状態で、排出搬送部5により割込みジョブのシートPのスイッチバックを行って、割込みジョブを実行する(S32、図10参照)。なお、制御部61が、S32の実行を開始するタイミングは、反転搬送部12BのシートPの排出を完了したタイミング(S45:YES)に限らない。即ち、本願の判断処理における所定位置は、排出トレイ2Bに限らず、例えば、分岐センサ50を通過した位置でも良い。この場合、制御部61は、反転搬送部12BのシートPの印刷を画像形成部3で完了させ、印刷を完了したシートPを分岐センサ50で検出したことに応じて、S32を開始しても良い。
また、制御部61は、S41で否定判断した場合(S41:NO)、即ち、割込みジョブが片面印刷の印刷ジョブである場合、スイッチバック搬送部12Aと反転搬送部12Bの各々にシートPを滞留させた状態で、片面印刷の割込みジョブを実行する(S31)。制御部61は、S31又はS32を実行すると、S21以降の処理を実行する。このようにして、本実施形態の複合機1は、先行ジョブのシートPをスイッチバック搬送部12Aや反転搬送部12Bに滞留させ、割込みジョブを迅速に開始することができる。
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態の複合機1は、排出トレイ2Bと、シートPを画像形成位置へ搬送する画像形成搬送部4と、画像形成位置を通過したシートPを排出トレイ2Bへ排出する排出搬送部5と、画像形成位置を通過した後に反転させたシートPを画像形成位置へ再搬送する再搬送部12とを有する搬送部20と、画像形成位置に搬送されたシートPに画像を形成する画像形成部3と、制御部61と、を備える。制御部61は、両面画像形成ジョブを受け付けると、搬送部20及び画像形成部3を制御して、複数枚のシートPのそれぞれの裏面(第1面の一例)に画像を形成した後、複数枚のシートPのそれぞれの表面(第2面の一例)に画像を形成する処理を1サイクルとして、1サイクル以上の処理を行う処理(両面画像形成処理、両面画像形成工程の一例)を実行する。制御部61は、先行ジョブ(両面画像形成ジョブの一例)の実行中に割込みジョブ(割込み画像形成ジョブの一例)を受け付けた場合(S13:YES)、画像形成部3を制御して、先行ジョブに係る画像形成部3の動作を中断するS27、S39の処理(中断処理、中断工程の一例)と、搬送部20を制御して、搬送部20に存在するシートPを再搬送部12に滞留させるS27、S39の処理(滞留処理、滞留工程の一例)と、再搬送部12にシートPが滞留している状態において、搬送部20及び画像形成部3を制御して、割込みジョブに係る画像をシートPに形成するS29、S31、S32、S41の処理(割込み画像形成処理、割込み画像形成工程の一例)と、を実行する。
これによれば、制御部61は、複数枚のシートPをまとめて片面ずつ印刷する先行ジョブの実行中に、割込みジョブを受け付けた場合、先行ジョブに係る画像形成部3の動作を中断する。制御部61は、搬送部20に存在するシートPを再搬送部12に滞留させる。そして、制御部61は、再搬送部12にシートPが滞留している状態において、搬送部20及び画像形成部3を制御して、割込みジョブに係る画像をシートPに印刷する。搬送部20は、印刷の完了したシートPを排出する排出搬送部5とは別に、反転させたシートPを搬送する再搬送部12を有する。このため、先行ジョブのシートPを再搬送部12に滞留させることで、画像形成搬送部4及び排出搬送部5のシートPをなくすことができる。制御部61は、先行ジョブのシートPを滞留させた状態で、割込みジョブを開始し、新たなシートPW1へ印刷を開始できる。従って、シート両面の印刷時に、新たなジョブの割込み要求がなされた場合に、割込みジョブに係る印刷の開始を早めることが可能となる。
(2)また、再搬送部12は、画像形成位置を通過したシートPをスイッチバックさせるスイッチバック搬送部12Aと、スイッチバック搬送部12AによりスイッチバックされたシートPを画像形成搬送部4へ搬送する反転搬送部12Bと、を有する。制御部61は、割込みジョブがシートPの両面に印刷するジョブであると判断し、且つ、反転搬送部12BにシートPが滞留していると判断する場合(S41:YES、S45:NO)、割込みジョブの実行を待機するS45の処理(待機処理の一例)を実行する。
反転搬送部12BにシートPが滞留している場合、反転したシートPを画像形成位置へ再搬送することが困難となるため、シート両面に印刷する割込み形成ジョブの実行が困難となる。このため、反転搬送部12BにシートPが滞留している場合、後行の割込みジョブの実行を待機することで、先行のシートPと後行のシートPとの反転搬送部12Bにおける衝突の発生を抑制できる。
(3)また、制御部61は、反転搬送部12Bに滞留しているシートPが排出トレイ2B(所定位置の一例)まで搬送されたか否かを判断するS45の処理(判断処理の一例)を実行する。制御部61は、S45の処理において肯定判断する場合(S45:YES)、割込みジョブの実行を開始する(S32)。これによれば、反転搬送部12BにシートPが滞留しており、且つシート両面に印刷する割込みジョブを受け付けた場合、反転搬送部12BのシートPを排出トレイ2Bまで搬送した上で割込みジョブを開始する。これにより、反転搬送部12BのシートPを確実になくし、シート両面に印刷する割込みジョブを適切に実行できる。
(4)また、制御部61は、割込みジョブがシートPの片面のみに印刷するジョブであると判断し、且つ、反転搬送部12BにシートPが滞留していると判断した場合(S27、S29:NO、S39、S41:NO)、反転搬送部12BにシートPを滞留させたまま割込みジョブを実行する(S31)。スイッチバック搬送部12A及び反転搬送部12Bは、画像形成搬送部4及び排出搬送部5とは別に設けられる。このため、反転搬送部12BにシートPが滞留している場合であっても、シート片面のみに印刷する割込みジョブであれば、画像形成搬送部4と排出搬送部5を用いて実行することができる。これにより、反転搬送部12Bにシートを滞留させた状態で、片面印刷を割込ませて実行でき、FPOT(First Print Out Timeの略)の短縮を図れる。
(5)また、制御部61は、割込みジョブがシートPの片面のみに印刷するジョブであると判断し、且つ、スイッチバック搬送部12A及び反転搬送部12BのそれぞれにシートPが滞留していると判断した場合(S39、S41:NO)、スイッチバック搬送部12A及び反転搬送部12BのそれぞれにシートPを滞留させたまま割込みジョブを実行する(S31)。これによれば、スイッチバック搬送部12A及び反転搬送部12Bの両方にシートPが滞留している場合であっても、片面印刷の割込みジョブであれば、画像形成搬送部4と排出搬送部5を用いて実行することができる。
(6)また、制御部61は、先行ジョブの実行中に割込みジョブを受け付けた場合、画像形成部3を制御して、画像形成搬送部4において画像形成位置へ搬送されているシートPへの印刷が完了したことに応じて、先行ジョブに係る画像形成部3の動作を中断する(例えば、図14から図12の状態)。これによれば、画像形成位置へ搬送中のシートPの印刷を完了させた上で、割込みジョブを開始できる。
(7)また、再搬送部12は、画像形成位置を通過したシートPをスイッチバックさせるスイッチバック搬送部12Aを有する。制御部61は、搬送中のシートPをスイッチバック搬送部12Aに滞留させる(図8、図10、図12)。これにより、スイッチバック搬送部12AにシートPを滞留させた状態で、印刷を割込ませて実行でき、FPOTの短縮を図れる。
(8)また、制御部61は、割込みジョブがシートPの両面に印刷するジョブであると判断し、且つ、スイッチバック搬送部12AにシートPが滞留していると判断する場合(S29:YES)、割込みジョブの実行において、搬送部20を制御して排出搬送部5においてシートPをスイッチバックさせる(S32、図10)。スイッチバック搬送部12AにシートPを滞留させている場合、スイッチバック搬送部12Aによるスイッチバックが困難となる。そこで、排出搬送部5でスイッチバックを実行することで、両面印刷の割込みジョブであっても、適切に実行することができる。
なお、本願の内容は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、制御部61は、先行ジョブのシートPを反転搬送部12Bから排出しつつ、割込みジョブの実行を開始しても良い。即ち、反転搬送部12BにシートPを滞留させた状態から割込みジョブを開始し、互いのシートPが衝突しないように印刷を実行しても良い。
また、制御部61は、画像形成部3の動作を中断する中断処理と、シートを再搬送部12に滞留させる滞留処理とを、S27又はS39でまとめて実行したが、中断処理と、滞留処理を別々に実行しても良い。この場合、制御部は、中断処理を先に実行して滞留処理を後に実行しても良く、逆に、滞留処理を先に実行して中断処理を後に実行しても良い。
上記実施形態では、本願の画像形成装置として、カラー複合機を採用したが、これに限らず、モノクロ複合機を採用してもよい。あるいは、画像形成装置は、コピー機能のみを有するコピー機や、印刷機能のみを有するプリンタでも良い。
また、画像形成部3は、電子写真方式によってシートP上に画像を印刷したが、他の画像形成方式、例えば、インクジェット記録方式によりシートP上に画像を形成しても良い。
1 複合機、2B 排出トレイ、3 画像形成部、4 画像形成搬送部、5 排出搬送部、12 再搬送部、12A スイッチバック搬送部、12B 反転搬送部、20 搬送部、61 制御部、P、P1~P4、PW1 シート。

Claims (6)

  1. 排出トレイと、シートを画像形成位置へ搬送する画像形成搬送部と、前記画像形成位置を通過したシートを前記排出トレイへ排出する排出搬送部と、前記画像形成位置を通過したシートをスイッチバックさせるスイッチバック搬送部と、前記スイッチバック搬送部によりスイッチバックされたシートを前記画像形成搬送部へ搬送する反転搬送部と、を有する搬送部と、
    前記画像形成位置に搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
    制御部と、
    前記スイッチバック搬送部を閉鎖し前記画像形成搬送部と前記排出搬送部とを接続する第1位置、前記排出搬送部を閉鎖し前記画像形成搬送部と前記スイッチバック搬送部とを接続する第2位置、及び前記スイッチバック搬送部を閉鎖し前記排出搬送部と前記反転搬送部とを接続する第3位置の3つの位置のうち何れかの位置に、前記制御部の制御に基づいて回転するフラップと、
    を備え、
    前記制御部は、両面画像形成ジョブを受け付けると、前記搬送部及び前記画像形成部を制御して、複数枚のシートのそれぞれの第1面に画像を形成した後、複数枚のシートのそれぞれの第2面に画像を形成する処理を1サイクルとして、前記1サイクル以上の処理を行う両面画像形成処理を実行する、画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記両面画像形成処理の実行中に割込み画像形成ジョブを受け付けた場合、
    前記画像形成部を制御して、前記両面画像形成処理に係る前記画像形成部の動作を中断する中断処理と、
    前記割込み画像形成ジョブがシートの第1面及び第2面に画像を形成するジョブである場合、前記フラップを前記第2位置とし前記画像形成搬送部と前記スイッチバック搬送部とを接続し、前記搬送部を制御して、前記搬送部に存在するシートを前記スイッチバック搬送部に滞留させる滞留処理と、
    前記スイッチバック搬送部にシートが滞留している状態において、前記画像形成搬送部、前記画像形成部、前記排出搬送部、前記反転搬送部を制御して、前記割込み画像形成ジョブに係る画像をシートに形成する割込み画像形成処理であって、前記フラップを前記第1位置とし前記画像形成搬送部と前記排出搬送部を接続し前記画像形成位置を通過したシートを前記排出搬送部に搬送した後、前記フラップを前記第3位置とし前記排出搬送部と前記反転搬送部とを接続し前記フラップにより前記スイッチバック搬送部を閉鎖して前記スイッチバック搬送部に滞留させたシートの全体を前記スイッチバック搬送部内に収容した状態で前記排出搬送部に搬送したシートをスイッチバックして前記反転搬送部へ搬送するように制御する割込み画像形成処理と、
    を実行する、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記割込み画像形成ジョブがシートの第1面のみに画像を形成する割込み画像形成ジョブであると判断した場合、
    前記滞留処理において、前記搬送部を制御して、前記搬送部に存在するシートを前記反転搬送部に滞留させるように制御し、
    前記割込み画像形成処理において、前記画像形成搬送部、前記画像形成部、前記排出搬送部、前記反転搬送部を制御して、前記割込み画像形成ジョブに係る画像をシートに形成する制御、
    を実行する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記割込み画像形成ジョブがシートの第1面のみに画像を形成する割込み画像形成ジョブであると判断した場合、
    前記滞留処理において、前記搬送部を制御して、前記搬送部に存在する2枚のシートを前記スイッチバック搬送部と前記反転搬送部とにそれぞれ滞留させるように制御し、
    前記割込み画像形成処理において、前記画像形成搬送部、前記画像形成部、前記排出搬送部、前記反転搬送部を制御して、前記割込み画像形成ジョブに係る画像をシートに形成する制御、
    を実行する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記中断処理において、前記両面画像形成処理の実行中に割込み画像形成ジョブを受け付けた場合、前記画像形成部を制御して、前記画像形成搬送部において前記画像形成位置へ搬送されているシートへの画像形成が完了したことに応じて、前記両面画像形成処理に係る前記画像形成部の動作を中断する、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 排出トレイと、シートを画像形成位置へ搬送する画像形成搬送部と、前記画像形成位置を通過したシートを前記排出トレイへ排出する排出搬送部と、前記画像形成位置を通過したシートをスイッチバックさせるスイッチバック搬送部と、前記スイッチバック搬送部によりスイッチバックされたシートを前記画像形成搬送部へ搬送する反転搬送部と、を有する搬送部と、前記画像形成位置に搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、制御部と、前記スイッチバック搬送部を閉鎖し前記画像形成搬送部と前記排出搬送部とを接続する第1位置、前記排出搬送部を閉鎖し前記画像形成搬送部と前記スイッチバック搬送部とを接続する第2位置、及び前記スイッチバック搬送部を閉鎖し前記排出搬送部と前記反転搬送部とを接続する第3位置の3つの位置のうち何れかの位置に、前記制御部の制御に基づいて回転するフラップと、を備える画像形成装置における画像形成方法であって、
    両面画像形成ジョブを受け付けると、前記搬送部及び前記画像形成部を制御して、複数枚のシートのそれぞれの第1面に画像を形成した後、複数枚のシートのそれぞれの第2面に画像を形成する処理を1サイクルとして、前記1サイクル以上の処理を行う両面画像形成工程と、
    前記両面画像形成工程の実行中に割込み画像形成ジョブを受け付けた場合、
    前記画像形成部を制御して、前記両面画像形成工程に係る前記画像形成部の動作を中断する中断工程と、
    前記割込み画像形成ジョブがシートの第1面及び第2面に画像を形成するジョブである場合、前記フラップを前記第2位置とし前記画像形成搬送部と前記スイッチバック搬送部とを接続し、前記搬送部を制御して、前記搬送部に存在するシートを前記スイッチバック搬送部に滞留させる滞留工程と、
    前記スイッチバック搬送部にシートが滞留している状態において、前記画像形成搬送部、前記画像形成部、前記排出搬送部、前記反転搬送部を制御して、前記割込み画像形成ジョブに係る画像をシートに形成する割込み画像形成工程であって、前記フラップを前記第1位置とし前記画像形成搬送部と前記排出搬送部を接続し前記画像形成位置を通過したシートを前記排出搬送部に搬送した後、前記フラップを前記第3位置とし前記排出搬送部と前記反転搬送部とを接続し前記フラップにより前記スイッチバック搬送部を閉鎖して前記スイッチバック搬送部に滞留させたシートの全体を前記スイッチバック搬送部内に収容した状態で前記排出搬送部に搬送したシートをスイッチバックして前記反転搬送部へ搬送するように制御する割込み画像形成工程と、
    を含む、画像形成方法。
  6. 排出トレイと、シートを画像形成位置へ搬送する画像形成搬送部と、前記画像形成位置を通過したシートを前記排出トレイへ排出する排出搬送部と、前記画像形成位置を通過したシートをスイッチバックさせるスイッチバック搬送部と、前記スイッチバック搬送部によりスイッチバックされたシートを前記画像形成搬送部へ搬送する反転搬送部と、を有する搬送部と、前記画像形成位置に搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、前記スイッチバック搬送部を閉鎖し前記画像形成搬送部と前記排出搬送部とを接続する第1位置、前記排出搬送部を閉鎖し前記画像形成搬送部と前記スイッチバック搬送部とを接続する第2位置、及び前記スイッチバック搬送部を閉鎖し前記排出搬送部と前記反転搬送部とを接続する第3位置の3つの位置のうち何れかの位置に回転するフラップと、を備える画像形成装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    両面画像形成ジョブを受け付けると、前記搬送部及び前記画像形成部を制御して、複数枚のシートのそれぞれの第1面に画像を形成した後、複数枚のシートのそれぞれの第2面に画像を形成する処理を1サイクルとして、前記1サイクル以上の処理を行う両面画像形成処理と、
    前記両面画像形成処理の実行中に割込み画像形成ジョブを受け付けた場合、
    前記画像形成部を制御して、前記両面画像形成処理に係る前記画像形成部の動作を中断する中断処理と、
    前記割込み画像形成ジョブがシートの第1面及び第2面に画像を形成するジョブである場合、前記フラップを前記第2位置とし前記画像形成搬送部と前記スイッチバック搬送部とを接続し、前記搬送部を制御して、前記搬送部に存在するシートを前記スイッチバック搬送部に滞留させる滞留処理と、
    前記スイッチバック搬送部にシートが滞留している状態において、前記画像形成搬送部、前記画像形成部、前記排出搬送部、前記反転搬送部を制御して、前記割込み画像形成ジョブに係る画像をシートに形成する割込み画像形成処理であって、前記フラップを前記第1位置とし前記画像形成搬送部と前記排出搬送部を接続し前記画像形成位置を通過したシートを前記排出搬送部に搬送した後、前記フラップを前記第3位置とし前記排出搬送部と前記反転搬送部とを接続し前記フラップにより前記スイッチバック搬送部を閉鎖して前記スイッチバック搬送部に滞留させたシートの全体を前記スイッチバック搬送部内に収容した状態で前記排出搬送部に搬送したシートをスイッチバックして前記反転搬送部へ搬送するように制御する割込み画像形成処理と、
    を実行させる、プログラム。
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