JP2001235991A - 記録媒体搬送方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

記録媒体搬送方法及び装置並びに記憶媒体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常に搬送されている記録媒体がジャムと判
別されて本来必要のない無駄なジャム処理が行われない
ようにした記録媒体搬送方法及び装置を提供する。 【解決手段】 移動中の記録媒体を感光ドラムから分離
する分離帯電器の下流の所定位置にて前記記録媒体を検
知する分離後センサが検知した情報により前記記録媒体
が前記分離帯電器の下流の所定位置を通過したタイミン
グを計測するタイミング計測手段102と、タイミング
計測手段により計測した通過タイミング情報を保存する
通過タイミング保存手段103と、通過タイミング保存
手段により保存された通過タイミング情報に基づいて平
均値を算出する平均値算出手段と、平均値算出手段によ
り計算された情報に基づいて所定動作を行うように制御
する制御装置105とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファックス、インクジェットプリンタ等の画像形成
装置に適用される記録媒体搬送方法及び装置並びにこの
記録媒体搬送装置を制御するための制御プログラムを格
納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、一般的な画像形成装置(複写
機、プリンタ、ファックス、インクジェットプリンタ
等)の内部構成を示す模式図であり、同図において、8
01は画像担持体である感光ドラムで、潜像を描いたト
ナー像を形成する部分である。802はレーザスキャナ
で、感光ドラム801上に潜像を描くものである。80
3はトナー現像器で、感光ドラム801上の潜像にトナ
ーを乗せるものである。804は給紙ローラで、後述す
る記録媒体(記録紙等)Pを給送するものである。80
5は転写部で、記録媒体P上に画像を転写し、更にその
記録媒体Pを感光ドラム801から分離する部分(記録
媒体分離部)である。806はトナー定着部で、記録媒
体P上に乗ったトナーを定着させるものである。807
は分離後センサで、分離ジャムを検出するセンサであ
る。808はリーダ部で、画像を読み取るものである。
809はレジストローラ対で、転写部805に記録媒体
Pを送る前に制御シーケンスにより記録媒体Pを制止
し、送り出しを行うものである。810は転写帯電器
で、感光ドラム801上のトナー画像を転写するもので
ある。811は分離帯電器で、感光ドラム801から記
録媒体Pを分離するものである。812はクリーニング
手段で、感光ドラム801上に残ったトナーを除去する
ものである。Pは記録媒体としての記録紙である。
【0003】また、図9は、一般的な画像形成装置の感
光ドラム回りの内部構成を示す模式図であり、同図にお
いて、901は画像担持体である感光ドラムで、潜像を
描いたトナー像を形成する部分である。902は後述す
る記録媒体(記録紙等)906上に画像を転写した後、
更に感光ドラム901から分離する部分(記録媒体分離
部)である。903はクリーニング手段で、感光ドラム
901上に残ったトナーを除去するものである。904
は分離帯電器で、感光ドラム901から記録媒体906
を分離するものである。905は分離後センサで、分離
ジャムを検出するセンサである。906は記録媒体で、
この図9においては、分離不良気味で感光ドラム901
の下側を通過する状態を示している。
【0004】また、図10は、一般的な画像形成装置の
外部からの入力を示す図であり、同図において、100
1は搬送ベルトで、記録媒体を静電吸着させて搬送する
ものである。1001a,1001bはベルト駆動ロー
ラで、搬送ベルト1001を駆動するためのローラであ
る。1002は吸着帯電器で、搬送ベルト1001に記
録媒体を吸着させるものである。1003は分離帯電器
で、搬送ベルト1001から記録媒体を分離するもので
ある。1004は分離後センサで、分離ジャムを検出す
るセンサである。1005はレジストローラ対で、転写
部に記録媒体を送る前に制御シーケンスにより記録媒体
を制止し、送り出しを行うものである。1006は画像
担持体である感光ドラムで、潜像を描いたトナー像を形
成する部分である。
【0005】更に、図11は、一般的な分離遅延ジャム
の検出方法を示す図であり、同図において、1101は
レジストローラ対(図8においては809、図10にお
いては1005)を作動させるレジクラッチの動作信号
であるレジクラッチ信号、1102は分離後センサ(図
8においては807、図9においては905、図10に
おいては1004)の信号であるセンサ信号、1103
はレジクラッチが動作した時点を示す。1104はジャ
ム検知タイミングを示す。1105はセンサ信号110
2がHighであることを、1106はセンサ信号11
02がLowであることをそれぞれ示す。
【0006】従来、複写機、プリンタ、ファックス、イ
ンクジェットプリンタ等の画像形成装置において、紙や
OHPや板や布等の記録媒体を分離する分離装置として
は、例えば、画像形成装置が複写機であり、記録媒体を
紙とすると、1つ目として、図8の給紙部804により
1枚ずつ搬送された紙に画像担持体である感光ドラム8
01に描いた画像を転写した後、分離帯電器811に電
流を印加し、感光ドラム801から紙を静電的に分離す
る装置が挙げられる。
【0007】また、2つ目としては、図10の搬送ベル
ト1001を有する複写機において、吸着帯電器100
2に電流を印加し、搬送ベルト1001上に紙を静電吸
着させ、画像担持体である感光ドラム1006に描いた
画像を転写帯電器1007により紙上に転写し、感光ド
ラム1006から紙を分離した後、分離帯電器1003
により搬送ベルト1001から紙を分離する装置が挙げ
られる。
【0008】また、画像形成装置がインクジェットプリ
ンタであるとすると、インクを飛ばし作画するヘッド部
材から記録媒体を分離する装置が挙げられる。
【0009】前記1つ目の例である画像形成装置の動作
全体について、図8を用いて簡単に説明する。
【0010】図8において、時計回り方向に回転してい
る感光ドラム801上には、レーザスキャナ802から
発射されたレーザ光が照射される。これにより、感光ド
ラム801上には静電潜像が形成され、この静電潜像は
トナー現像器803によって顕画化される。尚、レーザ
スキャナ802は、リーダ部808が読み取った原稿画
像に基づくレーザ光を発射する。一方、記録媒体カセッ
ト(図示省略)内に重ねて積載されている記録媒体Pの
給送が行われる。記録媒体カセット内に重ねて積載され
ている記録媒体Pは、反時計回り方向に回転する給紙ロ
ーラ804によって最上位の記録媒体Pから順に1枚づ
つ送り出される。記録媒体カセットから送り出された記
録媒体Pは、回転停止状態にあるレジストローラ対80
9へと送られる。そして、記録媒体Pは、その先端がレ
ジストローラ対809のニップに突き当たって所定量の
ループを形成した時点で移動を停止する。これにより、
記録媒体Pの斜行状態が補正され、記録媒体Pは正しい
姿勢で画像の記録が行われるようになる。斜行状態が補
正された記録媒体Pは、所定のタイミングで回転を開始
するレジストローラ対809によって感光ドラム801
と転写帯電器810との間の転写部805へと送られ
る。そして、記録媒体Pがこの転写部805を通過中
に、感光ドラム801上のトナー画像が転写帯電器81
0によって転写される。このトナー画像転写時の記録媒
体Pは感光ドラム801に静電吸着されるが、分離帯電
器811によって感光ドラム801から分離される。感
光ドラム801から正常に分離された記録媒体Pは、正
規のタイミングで分離後センサ807に到達する。更に
搬送された記録媒体Pは、トナー定着部806に送ら
れ、この定着部806で加熱及び加圧されることによ
り、未定着状態にあったトナー画像が定着される。定着
処理が終了した記録媒体Pは、本装置外の排出トレイ
(図示省略)に排出される。
【0011】ここで記録媒体分離部の動作について詳細
に述べると、感光ドラム801に描いた画像は、画像転
写部805で記録媒体Pに転写された後、分離帯電器8
11に電流を印加し、記録媒体Pを感光ドラム801か
ら分離する。その行為がうまく行かない場合、記録媒体
Pが感光ドラム801に接触したまま移動するため、感
光ドラム801上にあるクリーニング手段812等を破
損することがある。
【0012】上述した分離装置のいずれの場合において
も、記録媒体が非接触体(感光ドラム801等)に接触
したまま移動する場合、本体内の破損等の不具合が生じ
ていた。
【0013】その不具合を避けるために記録媒体分離部
以降の記録媒体搬送部に記録媒体の検知手段807を有
し、設計段階で決定された規定の時間経過後「例えば、
図8に示すような画像形成装置において、給紙ローラ8
04から1枚づつ送られてきた記録媒体Pを一旦停止さ
せ、画像形成信号発信後に回転し転写部に記録媒体Pを
送るレジストローラ対809(図10においてはレジス
トローラ対1005)を作動させるレジクラッチの動作
信号発生後500ms後)(図11の1101,110
3,1104)」の分離後センサ(図8においては80
7、図9においては905、図10においては100
4)の状態を示す信号であるセンサ信号(図10の10
02)がHigh(図11の1105)か、Low(図
11の1106)かの判別を行い、例えば、Highは
記録媒体Pが存在する状態を示し、更に、分離後センサ
の状態がHighであればジャムであると検知して記録
媒体搬送部を停止していた(図11の1105)。
【0014】また、画像担持体から記録媒体を分離する
ことに利用する分離帯電部材(図8においては分離帯電
器811、図9においては分離帯電器904)に印加す
る電流値は、画像形成装置の設置されている雰囲気(湿
度や温度)を判別し、電流値を変更するものは存在した
が、その雰囲気内では一定の電流値であった。
【0015】また、画像担持体から記録媒体を分離する
ことに利用する分離帯電部材を清掃する装置は存在した
が、その装置の清掃部材を作動させる時期は、一定枚数
の記録媒体の通過後や電源投入から一定時間後のように
定期的なものであった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例の記録媒体分離部においてのジャム検知は、設
計段階で決定された一定時間経過後(例えば、レジクラ
ッチ動作信号発生後500ms)(図11の1101,
1103,1104)の分離後センサ(図8においては
807、図9においては905、図10においては10
04)の状態を示す信号であるセンサ信号(図10の1
002)がHigh(図11の1105)か、Low
(図11の1106)かの判別を行い、例えば、Hig
hは記録媒体が存在する状態を示し、分離後センサの状
態がHighであればジャムであると検知し、Lowで
あればジャムではないと検知していた。
【0017】この場合、ジャム検知タイミングが一定で
あるので、分離性能上問題がないものであっても、ジャ
ム検知タイミング以降に通過した記録媒体はジャムであ
ると判断されていたため、ユーザはジャム処理に要する
時間的損害及び余計なコピー料金を払うことによる経済
的損害が生じていた。
【0018】一般的に、記録媒体が分離後センサ(図8
においては807、図9においては905、図10にお
いては1004)を通過するタイミングは、記録媒体の
通過枚数が多くなるに従って、分離帯電部材の汚れ等の
ために正規の分離電流を記録媒体に印加することができ
なくなり、例えば、図9に示すように記録媒体906が
画像担持体(感光ドラム901)に巻き付きながら通過
するため、横軸に通過タイミング、縦軸に記録媒体の通
過枚数をとるグラフを描くと、図12に示すように、線
1201から線1202のように最小通過タイミングT
minが小さくなり、最大通過タイミングTmaxが大
きくなり、平均通過タイミングTmeanが遅れ、通過
タイミングの標準偏差σが広がる傾向にある。従って、
ジャムタイミングTjamが固定されている場合、記録
媒体の通過枚数が更に多くなると、ジャムタイミングT
jam以前に分離後センサを通過できない場合が生じ
る。このような場合に、正常に分離されている記録媒体
であってもジャムであると判断してしまう。
【0019】また、分離帯電器に印加する電流値が装置
の設置雰囲気内でほぼ一定に固定されているため、画像
担持体(図8における感光ドラム801)または搬送ベ
ルト(図10における1001)の状態によっては、そ
の電流値が記録媒体を画像担持体または搬送ベルトから
分離するのに適切でない場合があり、このような場合に
記録媒体の分離不良が生じ、画像不良やジャム等のよう
な現象が発生する。
【0020】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、正常に搬送されている記録媒体が
ジャムと判別されて、本来必要のない無駄なジャム処理
が行われないようにし、しかも電気的分離手段の分離性
能が低下しないようにした記録媒体搬送方法及び装置を
提供することにある。
【0021】また、本発明の第2の目的とするところ
は、上述した本発明の記録媒体搬送装置を制御するため
の制御プログラムを格納した記憶媒体を提供することに
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の記録媒体搬送方法は、記録媒体
を搬送する記録媒体搬送方法であって、記録媒体上に存
在する部材に付着した移動中の記録媒体を前記部材から
分離する記録媒体分離ステップと、前記記録媒体分離ス
テップの下流の所定位置にて前記記録媒体を検知する記
録媒体検知ステップと、前記記録媒体検知ステップが検
知した情報により前記記録媒体が前記記録媒体分離ステ
ップの下流の所定位置を通過したタイミングを計測する
タイミング計測ステップと、前記タイミング計測ステッ
プにより計測した通過タイミング情報を保存する通過タ
イミング保存ステップと、前記通過タイミング保存ステ
ップにより保存された通過タイミング情報に基づいて統
計処理計算を行う統計処理計算ステップと、前記統計処
理計算ステップにより計算された統計処理情報に基づい
て所定動作を行うように制御する制御ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0023】また、上記第1の目的を達成するために請
求項2記載の記録媒体搬送方法は、請求項1記載の記録
媒体搬送方法において、前記記録媒体は紙であることを
特徴とする。
【0024】また、上記第1の目的を達成するために請
求項3記載の記録媒体搬送方法は、請求項1または2記
載の記録媒体搬送方法において、前記統計処理計算ステ
ップは、平均値を算出することを特徴とする。
【0025】また、上記第1の目的を達成するために請
求項4記載の記録媒体搬送方法は、請求項1または2記
載の記録媒体搬送方法において、前記統計処理計算ステ
ップは、標準偏差値を算出することを特徴とする。
【0026】また、上記第1の目的を達成するために請
求項5記載の記録媒体搬送方法は、請求項1または2記
載の記録媒体搬送方法において、前記統計処理計算ステ
ップは、最大通過タイミングを算出することを特徴とす
る。
【0027】また、上記第1の目的を達成するために請
求項6記載の記録媒体搬送方法は、請求項1または2記
載の記録媒体搬送方法において、前記統計処理計算ステ
ップは、最小通過タイミングを算出することを特徴とす
る。
【0028】また、上記第1の目的を達成するために請
求項7記載の記録媒体搬送方法は、請求項1または2記
載の記録媒体搬送方法において、前記統計処理計算ステ
ップは、所定タイミング以外に通過した割合を算出する
ことを特徴とする。
【0029】また、上記第1の目的を達成するために請
求項8記載の記録媒体搬送方法は、請求項1または2記
載の記録媒体搬送方法において、前記統計処理計算ステ
ップは、平均値、標準偏差値、最大通過タイミング、最
小通過タイミングのうちの少なくとも2つ以上を算出す
ることを特徴とする。
【0030】また、上記第1の目的を達成するために請
求項9記載の記録媒体搬送方法は、請求項1〜7または
8記載の記録媒体搬送方法において、前記制御ステップ
により制御される記録媒体検知ステップのジャム検知タ
イミング制御ステップを有することを特徴とする。
【0031】また、上記第1の目的を達成するために請
求項10記載の記録媒体搬送方法は、請求項1〜7また
は8記載の記録媒体搬送方法において、前記制御ステッ
プにより制御される報知ステップを有することを特徴と
する。
【0032】また、上記第1の目的を達成するために請
求項11記載の記録媒体搬送方法は、請求項1〜7また
は8記載の記録媒体搬送方法において、前記記録媒体分
離ステップに用いる分離帯電部材を清掃する分離帯電部
材清掃ステップと、前記統計処理計算ステップにより計
算された統計処理情報に基づいて前記分離帯電部材清掃
ステップを制御する第2の制御ステップとを有すること
を特徴とする。
【0033】また、上記第1の目的を達成するために請
求項12記載の記録媒体搬送装置は、記録媒体を搬送す
る記録媒体搬送装置であって、記録媒体上に存在する部
材に付着した移動中の記録媒体を前記部材から分離する
記録媒体分離手段と、前記記録媒体分離手段の下流の所
定位置にて前記記録媒体を検知する記録媒体検知手段
と、前記記録媒体検知手段が検知した情報により前記記
録媒体が前記記録媒体分離手段の下流の所定位置を通過
したタイミングを計測するタイミング計測手段と、前記
タイミング計測手段により計測した通過タイミング情報
を保存する通過タイミング保存手段と、前記通過タイミ
ング保存手段により保存された通過タイミング情報に基
づいて統計処理計算を行う統計処理計算手段と、前記統
計処理計算手段により計算された統計処理情報に基づい
て所定動作を行うように制御する制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0034】また、上記第1の目的を達成するために請
求項13記載の記録媒体搬送装置は、請求項12記載の
記録媒体搬送装置において、前記記録媒体は紙であるこ
とを特徴とする。
【0035】また、上記第1の目的を達成するために請
求項14記載の記録媒体搬送装置は、請求項12または
13記載の記録媒体搬送装置において、前記統計処理計
算手段は、平均値を算出することを特徴とする。
【0036】また、上記第1の目的を達成するために請
求項15記載の記録媒体搬送装置は、請求項12または
13記載の記録媒体搬送装置において、前記統計処理計
算手段は、標準偏差値を算出することを特徴とする。
【0037】また、上記第1の目的を達成するために請
求項16記載の記録媒体搬送装置は、請求項12または
13記載の記録媒体搬送装置において、前記統計処理計
算手段は、最大通過タイミングを算出することを特徴と
する。
【0038】また、上記第1の目的を達成するために請
求項17記載の記録媒体搬送装置は、請求項12または
13記載の記録媒体搬送装置において、前記統計処理計
算手段は、最小通過タイミングを算出することを特徴と
する。
【0039】また、上記第1の目的を達成するために請
求項18記載の記録媒体搬送装置は、請求項12または
13記載の記録媒体搬送装置において、前記統計処理計
算手段は、所定タイミング以外に通過した割合を算出す
ることを特徴とする。
【0040】また、上記第1の目的を達成するために請
求項19記載の記録媒体搬送装置は、請求項12または
13記載の記録媒体搬送装置において、前記統計処理計
算手段は、平均値、標準偏差値、最大通過タイミング、
最小通過タイミングのうちの少なくとも2つ以上を算出
することを特徴とする。
【0041】また、上記第1の目的を達成するために請
求項20記載の記録媒体搬送装置は、請求項12〜18
または19記載の記録媒体搬送装置において、前記制御
手段により制御される記録媒体検知手段のジャム検知タ
イミング制御手段を有することを特徴とする。
【0042】また、上記第1の目的を達成するために請
求項21記載の記録媒体搬送装置は、請求項12〜18
または19記載の記録媒体搬送装置において、前記制御
手段により制御される報知手段を有することを特徴とす
る。
【0043】また、上記第1の目的を達成するために請
求項22記載の記録媒体搬送装置は、請求項12〜18
または19記載の記録媒体搬送装置において、前記記録
媒体分離手段に用いる分離帯電部材を清掃する分離帯電
部材清掃手段と、前記統計処理計算手段により計算され
た統計処理情報に基づいて前記分離帯電部材清掃手段を
制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする。
【0044】また、上記第2の目的を達成するために請
求項23記載の記憶媒体は、記録媒体を搬送する記録媒
体搬送装置を制御するための制御プログラムを格納した
記憶媒体であって、前記制御プログラムは、記録媒体上
に存在する部材に付着した移動中の記録媒体を前記部材
から分離する記録媒体分離モジュールと、前記記録媒体
分離モジュールの下流の所定位置にて前記記録媒体を検
知する記録媒体検知モジュールと、前記記録媒体検知モ
ジュールが検知した情報により前記記録媒体が前記記録
媒体分離モジュールの下流の所定位置を通過したタイミ
ングを計測するタイミング計測モジュールと、前記タイ
ミング計測モジュールにより計測した通過タイミング情
報を保存する通過タイミング保存モジュールと、前記通
過タイミング保存モジュールにより保存された通過タイ
ミング情報に基づいて統計処理計算を行う統計処理計算
モジュールと、前記統計処理計算モジュールにより計算
された統計処理情報に基づいて所定動作を行うように制
御する制御モジュールとを有することを特徴とする。
【0045】また、上記第2の目的を達成するために請
求項24記載の記憶媒体は、請求項23記載の記憶媒体
において、前記記録媒体は紙であることを特徴とする。
【0046】また、上記第2の目的を達成するために請
求項25記載の記憶媒体は、請求項23または24記載
の記憶媒体において、前記統計処理計算モジュールは、
平均値を算出することを特徴とする。
【0047】また、上記第2の目的を達成するために請
求項26記載の記憶媒体は、請求項23または24記載
の記憶媒体において、前記統計処理計算モジュールは、
標準偏差値を算出することを特徴とする。
【0048】また、上記第2の目的を達成するために請
求項27記載の記憶媒体は、請求項23または24記載
の記憶媒体において、前記統計処理計算モジュールは、
最大通過タイミングを算出することを特徴とする。
【0049】また、上記第2の目的を達成するために請
求項28記載の記憶媒体は、請求項23または24記載
の記憶媒体において、前記統計処理計算モジュールは、
最小通過タイミングを算出することを特徴とする。
【0050】また、上記第2の目的を達成するために請
求項29記載の記憶媒体は、請求項23または24記載
の記憶媒体において、前記統計処理計算モジュールは、
所定タイミング以外に通過した割合を算出することを特
徴とする。また、上記第2の目的を達成するために請求
項30記載の記憶媒体は、請求項23または24記載の
記憶媒体において、前記統計処理計算モジュールは、平
均値、標準偏差値、最大通過タイミング、最小通過タイ
ミングのうちの少なくとも2つ以上を算出することを特
徴とする。
【0051】また、上記第2の目的を達成するため請求
項31記載の記憶媒体は、23〜29または30記載の
記憶媒体において、前記制御プログラムは、前記制御モ
ジュールにより制御される記録媒体検知モジュールのジ
ャム検知タイミング制御モジュールを有することを特徴
とする。
【0052】また、上記第2の目的を達成するため請求
項32記載の記憶媒体は、23〜29または30記載の
記憶媒体において、前記制御プログラムは、前記制御モ
ジュールにより制御される報知モジュールを有すること
を特徴とする。
【0053】また、上記第2の目的を達成するため請求
項33記載の記憶媒体は、23〜29または30記載の
記憶媒体において、前記制御プログラムは、前記記録媒
体分離モジュールに用いる分離帯電部材を清掃する分離
帯電部材清掃モジュールと、前記統計処理計算モジュー
ルにより計算された統計処理情報に基づいて前記分離帯
電部材清掃モジュールを制御する第2の制御モジュール
とを有することを特徴とする。
【0054】また、上記第2の目的を達成するため請求
項34記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、フロッピーディス
クであることを特徴とする。
【0055】また、上記第2の目的を達成するため請求
項35記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、ハードディスクで
あることを特徴とする。
【0056】また、上記第2の目的を達成するため請求
項36記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、光ディスクである
ことを特徴とする。
【0057】また、上記第2の目的を達成するため請求
項37記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、光磁気ディスクで
あることを特徴とする。
【0058】また、上記第2の目的を達成するため請求
項38記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、CD−ROM(C
ompact Disk Read Only Mem
ory)であることを特徴とする。
【0059】また、上記第2の目的を達成するため請求
項39記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、CD−R(Com
pact Disk Recordable)であるこ
とを特徴とする。
【0060】また、上記第2の目的を達成するため請求
項40記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、磁気テープである
ことを特徴とする。
【0061】また、上記第2の目的を達成するため請求
項41記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、不揮発性メモリカ
ードであることを特徴とする。
【0062】更に、上記第2の目的を達成するため請求
項42記載の記憶媒体は、23〜32または33記載の
記憶媒体において、前記記憶媒体は、ROM(Read
Only Memory)チップであることを特徴と
する。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0064】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1及び図2に基づき説明する。
【0065】尚、本実施の形態に係る記録媒体搬送装置
が具備される画像形成装置の基本的な構成は、上述した
従来例の図8〜図10と同一であるから、必要に応じて
これら各図を流用して説明する。また、記録媒体が分離
後センサを通過する通過度数と通過タイミングとの関係
を説明するための図として、上述した従来例の図12を
流用して説明する。
【0066】画像担持体である感光ドラム(図8におい
ては801、図9においては903、図10においては
1006)上に形成された画像を転写部(図8において
は805)において記録媒体(図8においてはP、図9
においては906)に転写する画像形成装置において、
感光ドラムの後方に分離後センサ(図8においては80
7、図9においては905、図10においては100
4)を有し、この分離後センサを通過する記録媒体の通
過タイミングTを測定する。
【0067】ここで、縦軸に記録媒体が分離後センサを
通過する通過度数(通過枚数)、横軸に通過タイミング
をとるグラフを図12のように描くと、多くの枚数の記
録媒体が分離後センサを通過するのに従い、図12の線
91から線92のように遅延気味に通過タイミングが推
移することが知られている。
【0068】ここで基準信号を平均値、制御動作をジャ
ム検知タイミングとすると、初期の記録媒体の所定枚数
(例えば、500枚)の基準信号、つまり平均値(Tm
ean)1203を算出し、以降、所定枚数毎の平均値
(Tmean’)1204を算出していく。ここで所定
枚数毎の平均値Tmean’が所定値より大きい場合、
制御動作、つまりジャム検知タイミングTjamを所定
時間(例えば、5ms)送らせる(図12の1205)
ように制御する。
【0069】但し、この場合記録媒体の搬送が遅延して
くると、無限にジャム検知タイミングが遅くなることが
考えられる。そして、図9に示すように感光ドラム90
1に記録媒体906が接触したまま移動した場合、クリ
ーニング手段903に向かって記録媒体906が搬送さ
れ、このクリーニング手段903を破損することが起こ
り得る。
【0070】そこで、最大のジャム検知タイミング(T
break)を設定しておき、それ以上になるようであ
れば操作部上にエラーであることを示す情報を表示する
ことにする。
【0071】一般に最大のジャム検知タイミングTbr
eakは、(クリーニング手段から記録媒体分離部まで
の距離)÷(記録媒体の搬送速度)で決定される。但し
記録媒体分離部からクリーニング手段に至るまでに破損
する恐れのある部材がある場合には、記録媒体分離部か
らその部材までの距離を基にジャム検知タイミングTb
reakを算出する。
【0072】図1は、本実施の形態に係る記録媒体搬送
装置内に設けられた制御機構の構成を示すブロック図で
あり、同図において、101はセンサ信号で、分離後セ
ンサが発生する信号である。102はタイミング計測手
段で、センサ信号101を基にセンサタイミングを計測
するものである。103はタイミング保存手段で、タイ
ミング計測手段102により計測したセンサタイミング
を保存するものである。104は平均値算出手段で、記
録媒体の任意の枚数毎の平均値を算出するものである。
105は制御装置で、制御機構全体の制御を司るもので
ある。
【0073】このように構成された制御機構は、センサ
信号101を基にタイミング計測手段102によりセン
サタイミングを計測し、該計測したセンサタイミングを
タイミング保存手段103により保存し、平均値算出手
段104により記録媒体の任意の枚数毎の平均値を算出
し、制御装置105により初期の平均値より所定の変動
があったか否かを判別し、変動があった場合は、ジャム
検知タイミングを所定時間(例えば5ms)遅らせるよ
うに制御する。更に、そのジャム検知タイミングが予め
決められた設定値(Tbreak)より大きいか否かの
判別を行い、大きい場合に操作部上にエラーであること
を示す情報を表示するように制御する。
【0074】図2は、平均値を算出するための母数を5
00枚、ジャム検知タイミングを変更するための条件を
Tmean’−Tmean>5msとした場合の動作の
流れを示すフローチャートである。
【0075】同図において、まず、ステップS201で
センサ信号101を基にタイミング計測手段102によ
りセンサタイミングを計測する。次に、ステップS20
2で、前記ステップS201において計測したセンサタ
イミングTをタイミング保存手段103により保存す
る。次に、ステップS203で初期500枚の平均値を
Tmeanとして保存し、以降は、Tmean’とす
る。次に、ステップS204でTmean’とTmea
nとの差が5msより大きい(Tmean’−Tmea
n>5ms)か否かを制御装置105が判別する。そし
て、前記ステップS204における判別結果が否定(N
O)の場合は前記ステップS201へ戻り、また、肯定
(YES)の場合はステップS205へ進む。
【0076】ステップS205では、制御装置105が
ジャム検知タイミングTjamを5ms遅らせるように
制御する。次に、ステップS206で前記ステップS2
05におけるジャム検知タイミングTjamが予め決め
られた設定値(Tbreak)より大きいか(Tjam
>Tbreak)否かの判別を制御装置105が行い、
大きい場合にはステップS207で操作部上にエラーで
あることを示す情報を表示するように制御装置105が
制御した後、本処理動作を終了し、また、大きくない場
合は前記ステップS201へ戻る。
【0077】尚、本実施の形態は、初期の所定枚数の基
準信号を基に制御動作を行ったが、記録媒体の通過中の
いずれの時期の基準信号を基に制御動作を行っても良
い。
【0078】また、図12に示すように、多くの枚数の
記録媒体を通過させると、平均値Tmeanに限らず、
基準偏差σ、最大値Tmax、最小値Tmin、最大値
Tmax−最小値Tmin等が変化することが知られて
いる。そこで、本実施の形態においては、基準信号を平
均値Tmeanに限らず、基準偏差σ、最大値Tma
x、最小値Tmin、更にそれらの組み合わせ等の統計
処理計算として、何らかの変動があったことを検知した
場合に、ジャム検知タイミングを変更しても良い。
【0079】また、本実施の形態は、制御動作をジャム
検知タイミングを遅らせることとして、以前はジャムに
なっていた記録媒体で正常通過していたものを救おうと
したが、操作部等に分離不良気味であることやジャムが
起こりやすい状態であることや、分離帯電器が汚れてい
ることを報知し、ユーザまたはサービスマン等に適切な
処置を施すことを促すことも可能である。
【0080】また、本実施の形態に係る記録媒体搬送装
置は、記憶媒体に格納された制御プログラムをコンピュ
ータが読み出して実行することにより、上述した本実施
の形態の機能が実現されるものであるが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、前記制御プログラムの指示
に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレー
ティングシステム)等の実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0081】また、制御プログラムを格納する記憶媒体
としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Co
mpact Disk Read Only Memo
ry)、CD−R(Compact Disk Rec
ordable)、磁気テープ、不揮発性メモリカー
ド、ROMチップ等を用いることができる。
【0082】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図3〜図5に基づき説明する。
【0083】尚、本実施の形態に係る記録媒体搬送装置
が具備される画像形成装置の基本的な構成は、上述した
従来例の図8〜図10と同一であるから、必要に応じて
これら各図を流用して説明する。また、記録媒体が分離
後センサを通過する通過度数と通過タイミングとの関係
を説明するための図として、上述した従来例の図12を
流用して説明する。更に、制御機構の基本的な構成も、
上述した第1の実施の形態の図1と同一であるから、同
図を流用して説明する。
【0084】画像担持体である感光ドラム(図8におい
ては801、図9においては903、図10においては
1006)上に形成された画像を転写部(図8において
は805)において記録媒体(図8においてはP、図9
においては906)に転写する画像形成装置において、
分離後センサ(図8においては807、図9においては
905、図10においては1004)のセンサ信号10
1に基づいてタイミング算出手段102により記録媒体
の通過タイミングを算出し、その算出した通過タイミン
グをタイミング保存手段103により所定枚数(n枚)
保存する。また、割合算出手段(平均値算出手段10
4)により制御装置105から所定枚数毎に送られてく
る搬送タイミングtが所定数値lからm以外、つまりl
<t<m以外である割合(確率)kを算出する。ここ
で、lやmを、例えば、搬送枚数の少ないうちの所定枚
数の搬送タイミングの平均値が間に入る値にとり(図3
参照)、l<t<m以外である割合kを算出することに
より、記録媒体分離能力の低下を知ることができる。
【0085】図3は、縦軸に通過度数(通過枚数)、横
軸に搬送タイミングをとって描いたグラフであり、同図
の斜線を付した部分は、l<t<mの割合kである。
【0086】ここで、搬送タイミングtがl<t<m以
外である割合kが所定値Rよりも大きくなると、Tja
mを所定時刻Sだけ遅らせる。このようにすることで、
記録媒体分離能力が低下し、ジャムが発生しやすくなっ
たときでもTjamは所定時刻sだけ遅らせているの
で、ジャムの発生を抑えることができる。
【0087】ここで、n=500、lを初期通過枚数5
00枚のtの平均値−3倍の標準偏差(平均値−3
σ)、mを初期通過枚数500枚のtの平均値+3倍の
標準偏差(平均値+3σ)、Rを5%、Sを5msとす
ると、以下のような動作になる。
【0088】つまり、初期通過枚数500枚の通過タイ
ミングを計測し、その計測した通過タイミングを保存
し、平均値を算出する。その後、500枚毎に平均値−
3σ<通過タイミング<平均値+3σ以外に通過された
割合kを算出する。
【0089】ここで、平均値−3σ<通過タイミング<
平均値+3σ以外に通過された割合kが5%に満たない
場合、特別な動作は起きないが、割合kが5%を超えた
場合、Tjamを5msだけ遅らせる。
【0090】何故、平均値−3σ<通過タイミング<平
均値+3σ以外に通過された割合kを算出するかという
と、記録媒体分離性能が正常の場合、縦軸に通過度数
(通過枚数)、横軸に通過タイミングをとってグラフを
描くと、分布は正規分布になり、平均値−3σ<通過タ
イミング<平均値+3σ以外に通過された割合kは、
0.3%程度になることが知られている。ここで、記録
媒体分離性能が十分で、平均値−3σ<通過タイミング
<平均値+3σ以外に通過された割合kが0.3%であ
ったものが、分離帯電器の汚れ等により記録媒体分離性
能が十分でなくなり、通過タイミングがばらつくと、平
均値−3σ<通過タイミング<平均値+3σ以外に通過
された割合kが大きくなる。その割合kを指標とするこ
とで記録媒体分離不良を有効に検知することができる。
【0091】ここにジャムが起こる前8000枚の割合
kの振る舞いを図4に示す。同図において、左端がジャ
ムの起きる前8000枚の割合kであり、右端はジャム
の発生したときの割合kである(lは初期通過枚数50
0枚の平均値−3σ、mは平均値+3σにとってあ
る)。ここで、Rを5%にとると、5000枚で割合k
が5%を超えており、このときにTjamを5msだけ
遅らせることにより、右端のジャムの発生を防ぐことが
できる。
【0092】次に、このように構成された記録媒体搬送
装置のTjam変更動作について、図5のフローチャー
トに基づき説明する。
【0093】画像形成装置のコピー動作が開始し、給紙
ローラ(図8においては804)により給送された記録
媒体は、レジストローラ対(図8においては809、図
10においては1005)で停止して、斜行どりを行
う。その後、ステップS501でレジクラッチがON
し、分離後センサ(図8においては807、図19にお
いては905、図10においては1004)で記録媒体
(シート材)が画像担持体(図8においては801、図
9においては901、図10においては1001)から
分離されたことが検知される。更に、定着部(図8にお
いては806)を通過し、本装置外へ排出される。
【0094】次に、ステップS502でレジクラッチが
ONしてから分離後センサを記録媒体が通過するまでの
通過タイミングtをタイミング計測手段102により算
出する。そして、その算出した通過タイミングをタイミ
ング保存手段103により保存する。次に、ステップS
503で所定枚数毎に割合算出手段(平均値算出手段1
04)で通過タイミングが所定数値lからm以外である
割合kを算出する。次に、ステップS504で前記ステ
ップS503において算出した割合kが所定値Rより大
きいか否かを制御装置105により判別する。そして、
割合kが所定値Rより小さいと判別された場合は、本処
理動作を終了し、Tjam制御装置105は作動せず、
ジャムタイミングはそのままである。
【0095】一方、記録媒体の搬送枚数が増えると徐々
に割合kが大きくなり、やがて所定値Rより大きくな
る。そして、前記ステップS504において割合kが所
定値Rより大きいと判別された場合は、ステップS50
5で割合検出手段(平均値算出手段104)はTjam
制御装置105に信号を送り、このTjam制御装置1
05はTjamを所定時間Sだけ遅らせるように制御し
た後、本処理動作を終了する。
【0096】このように通過タイミングを保存し、所定
枚数の通過タイミングが所定値lからm以外である割合
kを算出し、その割合kが所定値Rより大きい場合、T
jamを所定時間Sだけ遅らせることにより、遅延ジャ
ムの防止を図ることができる。
【0097】但し、度重なって割合kが所定値Rより大
きくなると、無限にジャム検知タイミングが遅くなるこ
とが考えられる。このような場合、画像形成装置内の一
部を破損することが起こり得る。そこで最大のジャム検
知タイミングTbreakを設定しておき、該Tbre
ak以上にTjamがなるようであれば操作部上に異常
を示す情報を表示するようにしても良い。
【0098】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図6及び図7に基づき説明する。
【0099】尚、本実施の形態に係る記録媒体搬送装置
が具備される画像形成装置の基本的な構成は、上述した
従来例の図8〜図10と同一であるから、必要に応じて
これら各図を流用して説明する。また、記録媒体が分離
後センサを通過する通過度数と通過タイミングとの関係
を説明するための図として、上述した従来例の図12を
流用して説明する。
【0100】本実施の形態では、基準信号を平均値とす
ると、画像担持体である感光ドラム(図8においては8
01、図9においては903、図10においては100
6)上に形成された画像を転写部(図8においては80
5)において記録媒体(図8においてはP、図9におい
ては906)に転写し、記録媒体分離部にある帯電部材
に印加する電流により、記録媒体と画像を感光ドラムか
ら分離する画像形成装置において、記録媒体分離部の後
方に分離後センサ(図8においては807、図9におい
ては905、図10においては1004)を有し、この
分離後センサを通過した記録媒体の通過タイミングを計
測し、初期の所定枚数(例えば、500枚)の平均値を
算出し(図6のTmean602)、以降、所定枚数毎
の平均値(図6のTmean’601)を算出してい
く。ここで、Tmean’がTmeanより任意時間
(例えば5ms)遅延したり、任意割合(例えば10
%)遅延した場合、分離帯電部材に印加する電流値を変
更する。
【0101】図6は、本実施の形態をグラフで表わした
ものであり、縦軸に記録媒体の通過度数(通過枚数)、
横軸に通過タイミングをとって描いたグラフであり、こ
のグラフで明らかなように、多くの記録媒体を通過させ
ると、図6の線601のように通過タイミングが遅延し
てくることが知られている。ここで分離帯電器に印加す
る電流値を適性値に変えることにより、図6の線602
に示すように通過タイミングが綺麗な分布になることが
期待できる。
【0102】例えば、画像担持体が感光ドラムで、分離
帯電部材がコロナ帯電器であった場合、交流のピーク電
流を変化させた場合、すぐにリークしてしまうことが知
られているので、変化させる値は直流電流のみとする。
【0103】例えば、感光ドラムがアモルファスシリコ
ンである場合、電流値をマイナス側に変化させると記録
媒体が感光ドラムから分離しやすくなるので、分離帯電
器の電流値を設定値(例えば−10μA)だけ変化させ
る。
【0104】また、感光ドラムがOPCである場合、電
流値をプラス側に変化させると記録媒体が感光ドラムか
ら分離しやすくなるので、分離帯電器の電流値を設定値
(例えば+10μA)だけ変化させる。
【0105】但し、感光ドラムがアモルファスシリコン
或いはOPCのいずれの場合であっても、遅延気味の通
過タイミングの平均値の変化が大きくなれば、分離帯電
器の設定値より大幅に変化することが考えられる。この
場合、リークや記録媒体上に画像がうまくのらないこと
が考えられるので、分離帯電器の電流の変化は設計段階
で決定しておく(例えば±50μAとする)。
【0106】また、図7は、本実施の形態に係る記録媒
体搬送装置内における制御機構の構成を示すブロック図
であり、同図において、701はセンサ信号で、分離後
センサが発生する信号である。702はタイミング計測
手段で、センサ信号701を基にセンサタイミングを計
測するものである。703はタイミング保存手段で、タ
イミング計測手段702により計測したセンサタイミン
グを保存するものである。704は平均値算出手段で、
記録媒体の任意の枚数毎の平均値を算出するものであ
る。705は制御装置で、制御機構全体の制御を司る。
706は分離帯電器で、記録媒体を感光ドラムから分離
するものである。
【0107】このように構成された制御機構は、センサ
信号701を基にタイミング計測手段702によりセン
サタイミングを計測し、該計測したセンサタイミングを
タイミング保存手段703により保存し、平均値算出手
段704により任意の枚数毎の平均値を算出し、制御装
置705により初期の平均値より所定の変動があったか
否かを判別し、変動があった場合は、制御装置705に
より分離帯電器706に印加する電流値を変更するよう
に制御する。
【0108】また、本実施の形態における基準信号は平
均値に限らず、基準偏差σ、最大値Tmax、最小値T
min、更にそれらの組み合わせ等として、何か変動が
あったことを検知した場合、分離帯電器706に印加す
る電流値を変更するように制御しても良い。
【0109】更に、制御動作を分離帯電器706の清掃
とし、基準信号に変化があった場合、分離帯電器706
の清掃を行っても良い。
【0110】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の記録媒体搬
送方法及び装置によれば、今まで搬送上問題がない記録
媒体でジャム検知タイミング以降通過したものの一部
を、ジャム検知タイミングを変化させることにより救済
することができる。また、通過タイミングの統計処理計
算に変化があった場合に、それを報知することにより、
本体の異常を迅速に知らせることができる。また、通過
タイミングの統計処理計算に変化があった場合に、分離
帯電部材に印加する電流値を変化させることにより、ジ
ャム及び記録媒体分離不良が少なくなる。また、通過タ
イミングの統計処理計算に変化があった場合に、分離帯
電部材を清掃することにより、ジャム及び記録媒体分離
不良が少なくなる。
【0111】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
た本発明の記録媒体搬送装置を円滑に制御することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体搬送
装置における制御機構の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体搬送
装置における制御機構の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体搬送
装置において所定タイミング以外に記録媒体が通過され
た割合を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体搬送
装置においてジャムが発生する前の所定タイミング以外
に記録媒体が通過された割合の振る舞いをを示すグラフ
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体搬送
装置における制御機構の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体搬送
装置において分離帯電器に印加する電流値を変化したと
きの記録媒体の通過枚数(通過度数)分布を示すグラフ
である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体搬送
装置における制御機構の構成を示すブロック図である。
【図8】一般的な画像形成装置の内部構成を示す模式図
である。
【図9】一般的な画像形成装置における感光ドラム回り
の構成を示す模式図である。
【図10】一般的な画像形成装置の外部からの入力を示
す模式図である。
【図11】一般的な記録媒体分離遅延ジャムの検出方法
を示す図である。
【図12】一般的な記録媒体通過タイミングの通過枚数
(通過度数)分布を示す図である。
【符号の説明】 P 記録媒体 101 センサ信号 102 タイミング計測手段 103 タイミング保存手段 104 平均値算出手段(割合算出手段) 105 制御装置 701 センサ信号 702 タイミング計測手段 703 タイミング保存手段 704 平均値算出手段 705 制御装置 706 分離帯電器 801 画像担持体(感光ドラム) 802 レーザスキャナ 803 現像部 804 給紙ローラ 805 記録媒体分離部 806 定着部 807 分離後センサ 808 リーダ部 809 レジストローラ対 810 転写帯電器 811 分離帯電器 812 クリーニング手段 901 画像担持体(感光ドラム) 902 記録媒体分離部 903 クリーニング手段 904 分離帯電器 905 分離後センサ 906 記録媒体 1001 搬送ベルト 1001a ベルト駆動ローラ 1001b ベルト駆動ローラ 1002 吸着帯電器 1003 分離帯電器 1004 分離後センサ 1005 レジストローラ対 1006 画像担持体(感光ドラム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA32 DA38 DC04 DC15 DC16 DE02 DE07 DE10 ED16 ED24 EE07 EE08 EF09 EK01 GB06 GB08 2H032 DA03 DA18 DA23 DA27 DA28 2H072 AA02 AA09 AA15 AA22 CA01 CA02 CA07 3F048 AA01 AB01 BA05 BA14 BB02 CC01 DA06 DB11 DB18 DC12 9A001 BB06 DD15 HH34 JJ35 KK42

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する記録媒体搬送方法で
    あって、記録媒体上に存在する部材に付着した移動中の
    記録媒体を前記部材から分離する記録媒体分離ステップ
    と、前記記録媒体分離ステップの下流の所定位置にて前
    記記録媒体を検知する記録媒体検知ステップと、前記記
    録媒体検知ステップが検知した情報により前記記録媒体
    が前記記録媒体分離ステップの下流の所定位置を通過し
    たタイミングを計測するタイミング計測ステップと、前
    記タイミング計測ステップにより計測した通過タイミン
    グ情報を保存する通過タイミング保存ステップと、前記
    通過タイミング保存ステップにより保存された通過タイ
    ミング情報に基づいて統計処理計算を行う統計処理計算
    ステップと、前記統計処理計算ステップにより計算され
    た統計処理情報に基づいて所定動作を行うように制御す
    る制御ステップとを有することを特徴とする記録媒体搬
    送方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体は紙であることを特徴とす
    る請求項1記載の記録媒体搬送方法。
  3. 【請求項3】 前記統計処理計算ステップは、平均値を
    算出することを特徴とする請求項1または2記載の記録
    媒体搬送方法。
  4. 【請求項4】 前記統計処理計算ステップは、標準偏差
    値を算出することを特徴とする請求項1または2記載の
    記録媒体搬送方法。
  5. 【請求項5】 前記統計処理計算ステップは、最大通過
    タイミングを算出することを特徴とする請求項1または
    2記載の記録媒体搬送方法。
  6. 【請求項6】 前記統計処理計算ステップは、最小通過
    タイミングを算出することを特徴とする請求項1または
    2記載の記録媒体搬送方法。
  7. 【請求項7】 前記統計処理計算ステップは、所定タイ
    ミング以外に通過した割合を算出することを特徴とする
    請求項1または2記載の記録媒体搬送方法。
  8. 【請求項8】 前記統計処理計算ステップは、平均値、
    標準偏差値、最大通過タイミング、最小通過タイミング
    のうちの少なくとも2つ以上を算出することを特徴とす
    る請求項1または2記載の記録媒体搬送方法。
  9. 【請求項9】 前記制御ステップにより制御される記録
    媒体検知ステップのジャム検知タイミング制御ステップ
    を有することを特徴とする請求項1〜7または8記載の
    記録媒体搬送方法。
  10. 【請求項10】 前記制御ステップにより制御される報
    知ステップを有することを特徴とする請求項1〜7また
    は8記載の記録媒体搬送方法。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体分離ステップに用いる分
    離帯電部材を清掃する分離帯電部材清掃ステップと、前
    記統計処理計算ステップにより計算された統計処理情報
    に基づいて前記分離帯電部材清掃ステップを制御する第
    2の制御ステップとを有することを特徴とする請求項1
    〜7または8記載の記録媒体搬送方法。
  12. 【請求項12】 記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置
    であって、記録媒体上に存在する部材に付着した移動中
    の記録媒体を前記部材から分離する記録媒体分離手段
    と、前記記録媒体分離手段の下流の所定位置にて前記記
    録媒体を検知する記録媒体検知手段と、前記記録媒体検
    知手段が検知した情報により前記記録媒体が前記記録媒
    体分離手段の下流の所定位置を通過したタイミングを計
    測するタイミング計測手段と、前記タイミング計測手段
    により計測した通過タイミング情報を保存する通過タイ
    ミング保存手段と、前記通過タイミング保存手段により
    保存された通過タイミング情報に基づいて統計処理計算
    を行う統計処理計算手段と、前記統計処理計算手段によ
    り計算された統計処理情報に基づいて所定動作を行うよ
    うに制御する制御手段とを有することを特徴とする記録
    媒体搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体は紙であることを特徴と
    する請求項12記載の記録媒体搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記統計処理計算手段は、平均値を算
    出することを特徴とする請求項12または13記載の記
    録媒体搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記統計処理計算手段は、標準偏差値
    を算出することを特徴とする請求項12または13記載
    の記録媒体搬送装置。
  16. 【請求項16】 前記統計処理計算手段は、最大通過タ
    イミングを算出することを特徴とする請求項12または
    13記載の記録媒体搬送装置。
  17. 【請求項17】 前記統計処理計算手段は、最小通過タ
    イミングを算出することを特徴とする請求項12または
    13記載の記録媒体搬送装置。
  18. 【請求項18】 前記統計処理計算手段は、所定タイミ
    ング以外に通過した割合を算出することを特徴とする請
    求項12または13記載の記録媒体搬送装置。
  19. 【請求項19】 前記統計処理計算手段は、平均値、標
    準偏差値、最大通過タイミング、最小通過タイミングの
    うちの少なくとも2つ以上を算出することを特徴とする
    請求項12または13記載の記録媒体搬送装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段により制御される記録媒
    体検知手段のジャム検知タイミング制御手段を有するこ
    とを特徴とする請求項12〜18または19記載の記録
    媒体搬送装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段により制御される報知手
    段を有することを特徴とする請求項12〜18または1
    9記載の記録媒体搬送装置。
  22. 【請求項22】 前記記録媒体分離手段に用いる分離帯
    電部材を清掃する分離帯電部材清掃手段と、前記統計処
    理計算手段により計算された統計処理情報に基づいて前
    記分離帯電部材清掃手段を制御する第2の制御手段とを
    有することを特徴とする請求項12〜18または19記
    載の記録媒体搬送装置。
  23. 【請求項23】 記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置
    を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒体で
    あって、前記制御プログラムは、記録媒体上に存在する
    部材に付着した移動中の記録媒体を前記部材から分離す
    る記録媒体分離モジュールと、前記記録媒体分離モジュ
    ールの下流の所定位置にて前記記録媒体を検知する記録
    媒体検知モジュールと、前記記録媒体検知モジュールが
    検知した情報により前記記録媒体が前記記録媒体分離モ
    ジュールの下流の所定位置を通過したタイミングを計測
    するタイミング計測モジュールと、前記タイミング計測
    モジュールにより計測した通過タイミング情報を保存す
    る通過タイミング保存モジュールと、前記通過タイミン
    グ保存モジュールにより保存された通過タイミング情報
    に基づいて統計処理計算を行う統計処理計算モジュール
    と、前記統計処理計算モジュールにより計算された統計
    処理情報に基づいて所定動作を行うように制御する制御
    モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記記録媒体は紙であることを特徴と
    する請求項23記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記統計処理計算モジュールは、平均
    値を算出することを特徴とする請求項23または24記
    載の記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記統計処理計算モジュールは、標準
    偏差値を算出することを特徴とする請求項23または2
    4載の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記統計処理計算モジュールは、最大
    通過タイミングを算出することを特徴とする請求項23
    または24載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 前記統計処理計算モジュールは、最小
    通過タイミングを算出することを特徴とする請求項23
    または24載の記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記統計処理計算モジュールは、所定
    タイミング以外に通過した割合を算出することを特徴と
    する請求項23または4記載の記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記統計処理計算モジュールは、平均
    値、標準偏差値、最大通過タイミング、最小通過タイミ
    ングのうちの少なくとも2つ以上を算出することを特徴
    とする請求項23または24記載の記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記制御プログラムは、前記制御モジ
    ュールにより制御される記録媒体検知モジュールのジャ
    ム検知タイミング制御モジュールを有することを特徴と
    する請求項23〜29または30記載の記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記制御プログラムは、前記制御モジ
    ュールにより制御される報知モジュールを有することを
    特徴とする請求項23〜29または30記載の記憶媒
    体。
  33. 【請求項33】 前記制御プログラムは、前記記録媒体
    分離モジュールに用いる分離帯電部材を清掃する分離帯
    電部材清掃モジュールと、前記統計処理計算モジュール
    により計算された統計処理情報に基づいて前記分離帯電
    部材清掃モジュールを制御する第2の制御モジュールと
    を有することを特徴とする請求項23〜29または30
    記載の記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記記憶媒体は、フロッピーディスク
    であることを特徴とする請求項23〜32または33記
    載の記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記記憶媒体は、ハードディスクであ
    ることを特徴とする請求項23〜32または33記載の
    記憶媒体。
  36. 【請求項36】 前記記憶媒体は、光ディスクであるこ
    とを特徴とする請求項23〜32または33記載の記憶
    媒体。
  37. 【請求項37】 前記記憶媒体は、光磁気ディスクであ
    ることを特徴とする請求項23〜32または33記載の
    記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記記憶媒体は、CD−ROM(Co
    mpact Disk Read Only Memo
    ry)であることを特徴とする請求項23〜32または
    33記載の記憶媒体。
  39. 【請求項39】 前記記憶媒体は、CD−R(Comp
    act DiskRecordable)であることを
    特徴とする請求項23〜32または33記載の記憶媒
    体。
  40. 【請求項40】 前記記憶媒体は、磁気テープであるこ
    とを特徴とする請求項23〜32または33記載の記憶
    媒体。
  41. 【請求項41】 前記記憶媒体は、不揮発性メモリカー
    ドであることを特徴とする請求項23〜32または33
    記載の記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記記憶媒体は、ROM(Read
    Only Memory)チップであることを特徴とす
    る請求項23〜32または33記載の記憶媒体。
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