JP2008081254A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、用紙等のシート状部材の搬送状態を判断して、搬送制御・画像形成タイミング制御を行う画像形成装置に関する。
【解決手段】画像形成装置1は、搬送機構部20により搬送される用紙Pを検出センサSa〜Sjによって複数箇所で検出し、各検出センサSa〜Sjの検出結果から該検出センサSa〜Sj間の実通過時間をそれぞれ算出して、該算出した所定期間分の実通過時間から該実通過時間の統計データを生成して、今回の実通過時間、統計データ及び各検出センサSa〜Sj間の理論通過時間に基づいて各検出センサSa〜Sj間での用紙Pの搬送状況を判断し、該搬送状況に基づいて用紙Pの搬送制御、または/及び、画像形成部10での該用紙Pへの画像形成タイミング制御を行う。したがって、用紙Pの搬送異常による画像形成処理時間への影響を抑制して生産性を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、用紙等のシート状部材の搬送状態を判断して、搬送制御や画像形成制御を行う画像形成装置に関する。
プリンタ装置、ファクシミリ装置、複合装置等の画像形成装置においては、被記録媒体である用紙やOHP(Overhead Projector)用紙等のシート状部材をシート状部材収納部から搬送機構部によって画像形成部に搬送し、画像形成部で所定の画像形成方式、例えば、電子写真方式で画像形成し、画像形成の完了したシート状部材を搬送機構部で排紙部に搬送・排出している。
このような画像形成装置においては、シート状部材が規定の速度でむらなく搬送されることが、重要であり、特に、画像形成装置においては、形成画像の画像品質に重要な影響を与える。
そして、従来、媒体の媒体検知手段間の搬送時間を測定し、該媒体測定時間の平均値を算出して、該平均値と予め設定されている清掃点検要判定値を比較して清掃要否の判定を行い、清掃要と判定すると、自動清掃手段を駆動させて媒体を搬送する媒体搬送手段を清掃する媒体搬送装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、従来、アクチュエータと該アクチュエータで駆動される作用デバイスを含む構成要素の状態を検出し、該検出結果から故障であると判定すると、構成要素を物理的パラメータの因果関係で表したパラメータモデル知識及び予め定めるアクチュエータの操作に関する知識を記憶する知識記憶手段の知識から故障原因及び修復計画を求め、自立的に故障修復を実行する給紙搬送システムが提案されている(特許文献2参照)。
さらに、従来、給紙開始から給紙によって送り出される転写紙を給紙センサが検出するまでの時間を計測して、この計測時間を予め設定されている3段階の検知レベル時間と比較して、給紙異常の有無を判定し、給紙異常であると判定すると、給紙動作を停止する給紙装置が提案されている(特許文献3参照)。
特開2002−356241号公報 特開平10−83134号公報 特開2005−1863号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、利用性を向上させつつ、安価にかつ適切に搬送制御及び画像形成制御して生産性を向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、特許文献1記載の従来技術にあっては、媒体測定時間の平均値が清掃要判定値を超えると、清掃要と判定して、搬送機構の清掃を行っているため、搬送機構全体に対する劣化対策としては機能するが、媒体毎の搬送状態に対する対策が考慮されておらず、生産性が低下したり、搬送異常ではないが、搬送に不具合がある場合に対しては、対応することができないという問題があった。また、搬送遅れの原因によっては搬送機構の清掃が解決の手段にならないこともあるだけでなく、画像形成装置内の搬送機構の自動清掃やサービスマンによる清掃及び搬送機構の交換等の作業は、その間印刷を行うことができず、生産性が低下して、利用性が悪いという問題があった。
また、特許文献2記載の従来技術にあっては、機構の周期的監視に基づいて自己修復を実行し、また、自己修復のために、知識記憶手段に、構成要素を物理的パラメータの因果関係で表したパラメータモデル知識及び予め定めるアクチュエータの操作に関する知識を記憶しているため、修復のために多くの機能を必要とするだけでなく、膨大な量のデータを保持、更新する必要があり、システム構成が大型になり処理も重くなり、システムとしてのスペックを上げるためには、コストが高くつくという問題がある。また、用紙のセット位置のずれに起因する継続的な紙の遅れに対しても搬送機構の故障と判断するおそれがあるとともに、搬送遅れが生じたときの形成画像に対する影響(すなわち、搬送系の異常による転写画像の書き込みタイミングへの影響)や搬送機構の制御を変更し自己修復した際に用紙のジャム検知をどのように行なうかという問題に対して考慮されておらず、改良の必要があった。
さらに、特許文献3記載の従来技術にあっては、用紙一枚毎の通過時間を利用して給紙異常の有無の判断を行うとともに、3段階の検知レベルに基づいて異常判断の誤りを防止しているため、生産性が低下するという問題があった。また、実施対象を給紙後、最初の給紙センサによる検出結果に基づいて、給紙異常の有無を検知し、また、異常有無の誤検知防止に限定しており、搬送路上の他の検出区間によって遅れが生じた場合に対しては考慮されておらず、改良の必要があった。さらに、この従来技術にあっては、給紙異常を検知すると、給紙動作を停止するのみであり、給紙異常の原因を根本的に解決する対策が行われていないため、搬送速度の低下等の給紙異常の原因が解決されない限り、問題となる給紙状態がその後も発生するおそれがあるという問題があった。
そこで、本発明は、シート状部材の搬送異常の有無を適切に判断して、利用性を向上させつつ、安価にかつ適切に搬送制御・画像形成制御を行う画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像形成装置は、駆動手段により駆動される搬送機構によってシート状部材を収納部から画像形成部を経由させて排出部に搬送する画像形成装置において、前記搬送機構により搬送される前記シート状部材を複数箇所で検出する検出手段と、該複数の検出手段のうち所定の2箇所の検出手段の検出結果から該検出手段間の実通過時間を所定数の検出手段間についてそれぞれ算出する実通過時間算出手段と、該実通過時間算出手段の算出した所定期間分の前記実通過時間から該実通過時間の統計データを生成する統計データ生成手段と、前記各検出手段間の理論通過時間を記憶する理論通過時間記憶手段と、前記実通過時間算出手段の算出した今回の実通過時間、前記統計データ生成手段の生成した統計データ及び前記理論通過時間記憶手段の理論通過時間に基づいて前記各検出手段間での前記シート状部材の搬送状況を判断し、該搬送状況に基づく前記駆動手段の駆動制御による前記シート状部材の搬送制御、または/及び、該搬送状況に基づく前記画像形成部での該シート状部材への画像形成タイミング制御を行う制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記制御手段は、前記実通過時間の前記理論通過時間に対するずれ時間を算出するとともに、該実通過時間と前記統計データに基づいて該実通過時間のずれが突発的であるか継続的であるかを判断して、前記シート状部材の搬送制御、または/及び、前記画像形成タイミング制御を行ってもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、前記制御手段は、前記実通過時間が前記理論通過時間に対して遅れており、該遅れが突発的であると、該シート状部材に対する前記画像形成タイミングを該遅れに応じて早めるとともに、該シート状部材の画像形成位置への搬送タイミングを早め、または/及び、該遅れの発生しているシート状部材に続けて次のシート状部材を前記収納部から搬送する場合には、該次のシート状部材の該収納部からの搬送開始タイミングを該遅れ分に応じて早めてもよい。
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記制御手段は、前記検出手段による前記シート状部材の先端と後端の検出結果及び検出手段間の通過時間をジャム判別基準時間と比較して、該シート状部材のジャム発生の有無を判別するとともに、前記実通過時間が前記理論通過時間に対して遅れていると、該シート状部材に対する前記ジャム判別基準時間に所定の余裕時間を持たせてもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記制御手段は、前記実通過時間が前記理論通過時間に対して遅れており、該遅れが継続的であって、該遅れを検出した前記検出手段が該シート状部材の前記収納部からの搬送開始後の最初の検出手段のみであると、該収納部への前記シート状部材の再セットを促す旨を報知出力してもよい。
本発明の画像形成装置によれば、搬送機構により搬送されるシート状部材を検出手段によって複数箇所で検出し、所定の2箇所の検出手段の検出結果から該検出手段間の実通過時間を所定数の検出手段間についてそれぞれ算出して、該算出した所定期間分の実通過時間から該実通過時間の統計データを生成して、今回の実通過時間、統計データ及び各検出手段間の理論通過時間に基づいて各検出手段間でのシート状部材の搬送状況を判断し、該搬送状況に基づいてシート状部材の搬送制御、または/及び、画像形成部での該シート状部材への画像形成タイミング制御を行っているので、シート状部材の搬送異常による画像形成に要する処理時間への影響を抑制して生産性を向上させることができるとともに、シート状部材の搬送異常に対して適切に対処することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図8は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を適用した画像形成装置1の要部ブロック構成図である。
図1において、画像形成装置1は、プリンタ装置、ファクシミリ装置、複合装置等であり、電子写真方式によって用紙(シート状部材)に画像形成する。
画像形成装置1は、マイクロプロセッサ2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、NVRAM(Nonvolatile Random Access Memory)5及びI/Oポート6がバス7に接続されており、I/Oポート6に、画像形成部10の書込ユニット11、感光体ユニット12及び転写ユニット13、搬送機構部20の駆動ユニット(駆動手段)30及び搬送機構部20によって搬送される用紙(シート状部材)の用紙搬送経路60(図2参照)に配設された複数の用紙搬送センサ(検出手段)Sa〜Sj(図2参照)が接続されている。搬送機構部20は、駆動ユニット30と負荷40等を備えており、駆動ユニット30は、複数の駆動モータ31a〜31mとクラッチ32a〜32m等を備えている。負荷40は、複数の搬送ローラ41a〜41m等を備えており、各搬送ローラ41a〜41mは、駆動ユニット30の対応する駆動モータ31a〜31m及びクラッチ32a〜32m等によって駆動される。
ROM3には、画像形成装置1としての基本プログラムや後述する用紙搬送・画像形成制御プログラム等のプログラム及びこれらの各プログラムを実行するのに必要な各種データが格納されている。
NVRAM(理論通過時間記憶手段)5は、画像形成装置1の電源が切られているときにも記憶内容を保持するメモリであり、画像形成装置1の電源がオフの際にも保持する必要のあるデータ、特に、後述する用紙搬送・画像形成制御処理で使用する各種データや設定情報、例えば、各用紙搬送センサSa〜Sj間の理論通過時間及び各用紙搬送センサSa〜Sj間の実通過時間の統計データ(以下、実通過時間統計データという。)等をマイクロプロセッサ2の制御下で記憶する。この実通過時間統計データは、各用紙搬送センサSa〜Sjが実際に搬送される用紙を検出した結果によってマイクロプロセッサ2が演算した各用紙センサ41a〜41m間の実通過時間の統計をとったデータであり、マイクロプロセッサ2の制御下で記憶する。また、各用紙搬送センサSa〜Sj間の理論通過時間は、用紙搬送経路60(図2参照)の構造や搬送機構部20の構造等によって理論上算出した通過時間である。
RAM4は、マイクロプロセッサ2によってワークメモリとして利用され、マイクロプロセッサ2が動作する際に、各種データを記憶する。
マイクロプロセッサ(実通過時間算出手段、統計データ生成手段、制御手段)2は、ROM3内のプログラムに基づいてNVRAM5の各種データを利用して、画像形成装置1の各部を制御して、画像形成装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する用紙搬送時間に基づいて、駆動ユニット30の駆動モータ31a〜31mの駆動を制御して用紙Pの搬送制御を行い、また、画像形成部10の書込ユニット11の書込タイミングや転写ユニット13の転写タイミングを制御することで用紙Pの適切な搬送を維持しつつ画像形成効率を向上させる用紙搬送・画像形成制御処理を実行する。
そして、画像形成装置1は、図2に示すように、用紙収納部(収納部)50と用紙搬送経路60を備えており、用紙収納部50は、それぞれ複数枚の用紙Pを収納する3つの給紙トレイ50a〜50cを備えている。
用紙搬送経路60は、用紙収納部50から画像形成部10を経て図示しない排紙部に至る本体経路60Hと画像形成部10で片面への画像形成の完了した用紙Pを反転して再度画像形成部10に搬送する両面経路60Rがあり、各経路60H、60Rに沿って上記用紙搬送センサSa〜Sjが適宜の位置に配設されている。
すなわち、各給紙トレイ50a〜50cから送り出された用紙Pを検出する位置に、用紙搬送センサSa〜Scが配設され、本体経路60Hの用紙Pの転写位置(画像形成位置)へのタイミング調整を行うレジストローラとしての搬送ローラ41gの手前の位置に、用紙搬送センサSdが配設され、本体経路60Hの画像形成後の用紙の搬送状態を検出する位置に、用紙搬送センサSe、Sfが配設され、排紙側の経路及び反転経路にそれぞれ用紙搬送センサSg、Shが配設され、さらに、両面経路60Rに、用紙搬送センサSi、Sjが配設されている。
各用紙搬送センサSa〜Sjは、用紙Pの先端及び後端を検出して、検出結果をI/Oポート6を介してマイクロプロセッサ2に出力する。
搬送機構部20は、駆動モータ31a〜31mがI/Oポート6を介してマイクロプロセッサ2によって駆動制御され、駆動モータ31a〜31mの駆動力をクラッチ32a〜32m等を介して負荷40の各搬送ローラ41a〜41mに伝達して、搬送ローラ41a〜41mによって用紙Pを搬送する。
上記画像形成部10は、所定の回転速度で回転駆動されている感光体ユニット12に画像データに基づいて変調されたレーザ光を書込ユニット11から照射して静電潜像を形成し、図示しない現像ユニットからトナーを感光体ユニット12に供給して該静電潜像を現像してトナー画像を作成し、該トナー画像を転写ユニット13で転写位置に搬送されてきた用紙Pに転写させる。画像形成装置1は、さらに、トナー画像の転写された用紙Pを図示しない定着ユニットを通過させることで、トナー画像を用紙Pに定着させることで、画像形成(印刷)する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置1は、用紙Pの搬送状態を検出して用紙Pの搬送制御、画像形成タイミング制御を行う。
すなわち、画像形成装置1は、画像形成動作がスタートされると、マイクロプロセッサ2の制御下で、搬送機構部20の駆動モータ31a〜31mの駆動を開始して、搬送ローラ41a〜41mによる用紙Pの搬送を開始する。
画像形成装置1は、用紙Pの搬送を開始すると、各用紙搬送センサSa〜Sjで用紙Pの搬送を検出して、該各用紙搬送センサSa〜sjの用紙Pの検出結果に基づいて給紙トレイ50a〜50cの用紙Pの給紙開始から最初の用紙搬送センサSa〜Scまでの経過実時間と各用紙搬送センサSa〜Sj間の用紙P搬送の実時間(以下、実通過時間という。)の演算及び該実通過時間の統計データ(実通過時間統計データ)の作成処理を行う(ステップS101)。
この実通過時間の演算及び実通過時間統計データの処理は、以下のように行う。すなわち、いま、図4に示すように、給紙トレイ50cから用紙Pの搬送を開始すると、各用紙搬送センサSc、Sd、Seで用紙Pを検出し、マイクロプロセッサ2が、この用紙Pの搬送開始時間と各用紙搬送センサSc、Sd、Seによる用紙Pの検出結果に基づいて、給紙トレイ50cから送り出された用紙Pを検出する用紙搬送センサScまでの実通過時間をt1、用紙搬送センサScから用紙搬送センサSdまでの実通過時間をt2及び用紙搬送センサSdから用紙搬送センサS3までの実通過時間をt3とすると、これらの各実通過時間t1〜t3を演算して、RAM4またはNVRAM5に保存するとともに、各実通過時間の統計データを作成してNVRAM5に保存する。
再び、図3において、次に、マイクロプロセッサ2は、用紙搬送センサSa〜Sjが搬送される用紙Pを順次検出すると、該用紙搬送センサSa〜Sjの用紙Pの検出に応じて順次各順次実通過時間を演算し、この演算した実通過時間とNVRAM5内の理論通過時間(理論値)と比較して、実通過時間が理論通過時間とずれているか判別する(ステップS102)。なお、この進みまたは遅れのずれの発生の有無の判断においては、所定の時間幅を持たせてずれの発生の有無の判断を行い、この所定時間幅は、任意に設定することができる。
ステップS102で、実通過時間と理論通過時間とのずれがないときには、マイクロプロセッサ2は、用紙Pの搬送を通常の搬送を行い、また、画像形成タイミングも通常の画像形成タイミングで画像形成して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS103)。
ステップS102で、実通過時間と理論通過時間との間にずれがあるときには、マイクロプロセッサ2は、実通過時間とNVRAM5の上記演算した統計データに基づいて該実通過時間の進みまたは遅れ(ずれ)が継続的であるかを判断し(ステップS104)、該ずれが突発的なずれであるときには、突発的な遅れ(ずれ)に対して予め設定されている後述する対処処理(突発的ずれ対処処理)を実行して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS105)。なお、時間ずれが継続的であるか突発的であるかの判断においては、所定の時間幅を持たせてずれの発生の有無の判断を行い、この所定時間幅は、任意に設定することができる。
ステップS104で、該ずれが統計的(継続的)に発生しているときには、マイクロプロセッサ2は、継続的な遅れ(ずれ)に対して予め設定されている後述する処理(継続的ずれ対処処理)を実行して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS106)。
そして、図3のステップS105の突発的ずれ対処処理としては、例えば、図5及び図6に示すような処理を行う。すなわち、マイクロプロセッサ2は、図5に示すように、用紙Pの搬送を開始して、実通過時間の演算及び実通過時間統計データの作成を行うと(ステップS201)、演算した実通過時間とNVRAM5内の理論通過時間(理論値)と比較して、実通過時間が理論通過時間とずれているか判別し(ステップS202)、実通過時間と理論通過時間とのずれがないときには、上記同様に、用紙Pの搬送を通常の搬送を行い、また、画像形成タイミングも通常の画像形成タイミングで画像形成して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS203)。
ステップS202で、実通過時間と理論通過時間との間にずれがあるときには、マイクロプロセッサ2は、実通過時間とNVRAM5の上記演算した統計データに基づいて該実通過時間の進みまたは遅れ(ずれ)が継続的であるかを判断し(ステップS204)、該ずれが統計的なずれであるときには、後述する図6に示すような統計的ずれ対処処理を実行して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS205)。
ステップS204で、実通過時間の遅れが突発的であるときには、マイクロプロセッサ2は、図6に基づいて以下に説明するように、該遅れを検出したタイミングに応じた処理及び突発的なずれであることによる不具合を解消する処理を行う。
すなわち、マイクロプロセッサ2は、実通過時間の遅れが突発的であるときには、図6に示すように、まず、該ずれを検出したタイミングが書込ユニット11による書込開始前であるかチェックし(ステップS206)、書込制御が開始されているときには、書込タイミング、すなわち、転写タイミングを調整することで搬送遅れによる処理遅れを回復することができないと判断して、そのまま用紙Pの搬送を通常通りに行い、また、画像形成タイミングも通常の画像形成タイミングで画像形成して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する。すなわち、この場合、用紙Pが転写位置に間に合わずに用紙Pと画像との副走査方向にずれが生じるおそれがあるが、レジスト停止時間を短くすることで、画像と用紙Pとのタイミング調整が可能であればよいが、タイミング調整が不可能なほど、用紙Pの搬送が遅れているときには、用紙P上への画像の副走査方向の位置ずれを許容するか、用紙ジャムとして処理する。
なお、この場合、他の用紙Pの搬送に対して影響がないときには、駆動モータ31a〜31mの駆動を制御して、用紙Pの搬送速度を速めて、用紙Pの搬送遅れによる処理遅れを補正するようにしてもよい。
ステップS206で、書込制御が開始されていないときには、マイクロプロセッサ2は、生産性を満足する転写タイミングに用紙Pが間に合うかを判断する(ステップS207)。すなわち、レジストローラとしての搬送ローラ41gで用紙Pを一時停止させて転写タイミングとのタイミング調整を行う際のレジスト停止時間内の時間だけ、書込ユニット11による感光体ユニット12への画像データに基づく書込タイミング(露光タイミング)を早めて感光体ユニット12から用紙Pへの画像の転写タイミングを早めることで、用紙Pの遅れを回復させて生産性を向上させることができるか否か判断する。
ステップS207で、生産性を満足する転写タイミングに用紙Pが間に合わないときには、マイクロプロセッサ2は、そのまま用紙Pの搬送を通常の搬送を行い、また、画像形成タイミングも通常の画像形成タイミングで画像形成して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する。
なお、この場合、レジスト停止時間内の時間で可能な限り、書込タイミングを早めて、感光体ユニット12から用紙Pへの画像の転写タイミングを早めることで、用紙Pの遅れを回復させて生産性を向上させるようにしてもよい。
ステップS207で、生産性を満足する転写タイミングに用紙Pが間に合うときには、マイクロプロセッサ2は、用紙Pの搬送の遅れている時間分だけ書込ユニット11による書込タイミングを早めて、感光体ユニット12から用紙Pへの画像の転写タイミングを早めることで、用紙Pの遅れを回復させて生産性を向上させる用紙搬送・画像形成制御を行って、処理を終了する(ステップS208)。
また、マイクロプロセッサ2は、実通過時間の遅れが突発的であると、該ずれを検出したタイミングが次用紙Pの給紙トレイ50a〜50cから給紙開始前であるかチェックし(ステップS209)、次用紙Pの給紙が既に開始されていると、次用紙Pの給紙制御を行うことなく、上記ステップS206〜ステップS208の処理を実行する。
ステップS209で、次用紙Pの給紙が開始されていないときには、マイクロプロセッサ2は、用紙Pの搬送遅れ分だけ次用紙Pの給紙タイミングを早めて給紙を開始して、上記ステップS206〜ステップS208の処理を実行する(ステップS210)。
さらに、マイクロプロセッサ2は、実通過時間の遅れが突発的であると、該搬送遅れの発生している箇所を用紙Pが通過する間、次の用紙搬送センサSa〜Sjのオン(用紙検出)によるジャムの有無を判断する時間タイミング及び該用紙の遅れを検出した用紙P搬送センサSa〜Sjのオフ(用紙非検出)によるジャムの有無を判断する時間に予め設定されているジャム判別余裕時間(ジャムマージン)を認めて該ジャム判別基準時間を緩める処理、すなわち、その遅れている用紙Pの先端ジャム検知と後端ジャム検知のジャム判別基準時間に余裕を認める処理を行って、上記ステップS206〜ステップS208の処理を実行する(ステップS211)。
そして、図3のステップS106の継続的ずれ対処処理としては、例えば、図7及び図8に示すような処理を行う。すなわち、マイクロプロセッサ2は、図7に示すように、用紙Pの搬送を開始して、実通過時間の演算及び実通過時間統計データの作成を行うと(ステップS301)、演算した実通過時間とNVRAM5内の理論通過時間(理論値)とを比較して、実通過時間が理論通過時間とずれているか判別し(ステップS302)、実通過時間と理論通過時間とのずれがないときには、上記同様に、用紙Pの搬送を通常の搬送を行い、また、画像形成タイミングも通常の画像形成タイミングで画像形成して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS303)。
ステップS302で、実通過時間と理論通過時間との間にずれがあるときには、マイクロプロセッサ2は、実通過時間とNVRAM5の上記演算した統計データに基づいて該実通過時間の進みまたは遅れ(ずれ)が継続的であるかを判断し(ステップS304)、該ずれが突発的なずれであるときには、上記図5に示したような突発的ずれ対処処理を実行して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS305)。
ステップS304で、実通過時間の遅れが継続的であるときには、マイクロプロセッサ2は、図8に基づいて以下に説明するように、該遅れを検出したタイミングに応じた処理及び継続的なずれであることによる不具合を解消する処理を行う。
すなわち、マイクロプロセッサ2は、実通過時間の遅れが継続的であると、図8に示すように、まず、用紙搬送経路60が同一駆動源であって用紙搬送経路60の全体で用紙搬送の遅れが発生しているかチェックする(ステップS306)。
すなわち、例えば、両面経路60Rを使用せずに、本体経路60Hのみで搬送を行っている場合に、本体経路60Hが1つの駆動源、例えば、駆動モータ31aのみで駆動されていて、該本体経路60H全体で遅れが生じているかチェックする。
ステップS306で、同一駆動源でない場合や用紙搬送経路60全体にわたって遅れが発生していない場合には、マイクロプロセッサ2は、通常の用紙搬送を行って画像形成して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する。
また、ステップS306で、同一駆動源であって用紙搬送経路60の全体で遅れが発生している場合には、マイクロプロセッサ2は、理論上の搬送速度に対して、実際の搬送速度が全体的に遅いと判断して、印刷中に段階的に用紙搬送速度の線速を増加(UP)させて、搬送速度を理論通過時間まで上昇させる補正処理を行って、用紙搬送・画像形成制御処理を終了し(ステップS307)、または、印刷後に用紙搬送速度の線速を増加(UP)させて、搬送速度を理論通過時間まで上昇させる補正処理を行って、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS308)。
また、マイクロプロセッサ2は、実通過時間の遅れが継続的であると、遅れている駆動源と別の駆動源があり、他の用紙Pの搬送に影響が無く、さらに、該別の駆動源の用紙搬送経路60を通過するかチェックし(ステップS309)、ステップS309で、NOのときには、通常の用紙搬送を行って画像形成して、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する。
ステップS309で、YESのときには、マイクロプロセッサ2は、該別の駆動源の線速を増加(UP)させて、該別の駆動源による用紙搬送経路60を遅れている用紙Pが通過する際に搬送速度を理論通過時間まで上昇させる補正処理を行って、用紙搬送・画像形成制御処理を終了する(ステップS310)。すなわち、例えば、本体経路60Hで用紙Pの搬送に遅れが生じ、該用紙Pが両面経路60Rを通るときには、両面経路60Rでの搬送速度を理論通過時間まで上昇させる補正処理を行う。
さらに、マイクロプロセッサ2は、実通過時間の遅れが継続的であると、該実通過時間の遅れが給紙開始後最初の検出位置のみであるか、すなわち、給紙トレイ50aからの給紙であれば、用紙搬送センサSaによる検出のみ、給紙トレイ50bからの給紙であれば、用紙搬送センサSbによる検出のみ、また、給紙トレイ50cからの給紙であれば、用紙搬送センサScによる検出のみが遅れを示しているのか判別し(ステップS311)、最初の検出位置のみの遅れであるときには、給紙トレイ50a〜50cへの用紙Pのセット位置が全体的にずれていることが遅れの原因であると判断して、用紙Pの給紙トレイ50a〜50cへの再セットを促すメッセージを操作表示部のディスプレイに表示出力したり、スピーカから音声出力して、報知して、処理を終了する(ステップS312)。
なお、実通過時間の遅れが継続的であって、該実通過時間の遅れが給紙開始後最初の検出位置のみである現象が頻発する場合には、用紙セットの不良以外の原因、例えば、最初の検出位置までの搬送部品の劣化等が考えられるため、実通過時間の遅れが継続的であって、該実通過時間の遅れが給紙開始後最初の検出位置のみである現象が予め設定された所定回数発生すると、用紙Pの再セットを促すメッセージの出力を中止し、搬送系路の点検を促す旨のメッセージ等の点検・修理を促すメッセージの出力に切り換える等の処理を行うようにしてもよい。
また、マイクロプロセッサ2は、実通過時間の遅れが継続的であると、該搬送遅れが見込まれる箇所の用紙搬送センサSa〜Sjのオン(用紙検出)によるジャムの有無を判断する時間タイミング及び該用紙搬送センサSa〜Sjのオフ(用紙非検出)によるジャムの有無を判断するジャム判別基準時間に予め設定されているジャム判別余裕時間を認めて該ジャム判別基準時間を緩める処理を行って、上記ステップS206〜ステップS208の処理を実行する(ステップS313)。
このように、本実施例の画像形成装置1は、搬送機構部20により搬送される用紙Pを検出センサSa〜Sjによって複数箇所で検出し、各検出センサSa〜Sjの検出結果から該検出センサSa〜Sj間の実通過時間をそれぞれ算出して、該算出した所定期間分の実通過時間から該実通過時間の統計データを生成して、今回の実通過時間、統計データ及び各検出センサSa〜Sj間の理論通過時間に基づいて各検出センサSa〜Sj間での用紙Pの搬送状況を判断し、該搬送状況に基づいて用紙Pの搬送制御、または/及び、画像形成部10での該用紙Pへの画像形成タイミング制御を行っている。
したがって、用紙Pの搬送異常による画像形成に要する処理時間への影響を抑制して生産性を向上させることができるとともに、用紙Pの搬送異常に対して適切に対処することができる。
また、本実施例の画像形成装置1は、実通過時間の理論通過時間に対するずれ時間を算出するとともに、該実通過時間と実通過時間統計データに基づいて該実通過時間のずれが突発的であるか継続的であるかを判断して、用紙Pの搬送制御、または/及び、画像形成タイミング制御を行っている。
したがって、用紙Pの搬送異常をより一層適切に判別して、画像形成に要する処理時間への影響をより一層適切に抑制して生産性を向上させることができるとともに、用紙Pの搬送異常に対して適切に対処することができる。
さらに、本実施例の画像形成装置1は、実通過時間が理論通過時間に対して遅れており、該遅れが突発的であると、該用紙Pに対する画像形成タイミングを該遅れに応じて早めるとともに、該用紙Pの画像形成位置への搬送タイミングを早め、または/及び、該遅れの発生している用紙Pに続けて次の用紙Pを給紙トレイ50a〜50cから搬送する場合には、該次の用紙Pの給紙トレイ50a〜50cからの搬送開始タイミングを該遅れ分に応じて早めている。
したがって、突発的に発生した用紙P搬送遅れの影響を次の用紙Pに及ぼすことを防止することができ、生産性をより一層向上させることができる。
また、本実施例の画像形成装置1は、検出センサSa〜Sjによる用紙Pの先端と後端の検出結果及び検出センサSa〜Sj間の通過時間をジャム判別基準時間と比較して、該用紙Pのジャム発生の有無を判別するとともに、実通過時間が理論通過時間に対して遅れていると、該用紙Pに対するジャム判別基準時間に所定の余裕時間を持たせている。
したがって、頻繁にジャムが発生していると判断して、画像形成動作が停止することを防止することができ、生産性を向上させることができる。
さらに、本実施例の画像形成装置1は、実通過時間が理論通過時間に対して遅れており、該遅れが継続的であって、該遅れを検出した検出センサSa〜Sjが該用紙Pの給紙トレイ50a〜50cからの搬送開始後の最初の検出センサSa〜Scのみであると、給紙トレイ50a〜50cへの用紙Pの再セットを促す旨を操作表示部のディスプレイに表示出力したり、スピーカから音声出力して報知出力している。
したがって、給紙トレイ50a〜50cへの用紙Pのセット不良による搬送異常を適切に解消することができ、生産性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、シート状部材の搬送状態を検出して、該搬送状態に応じて搬送制御や画像形成制御を行うプリンタ装置、ファクシミリ装置、複合装置等の画像形成装置に適用することができる。
本発明の画像形成装置の一実施例を適用した画像形成装置の要部ブロック構成図。 図1の画像形成装置の用紙搬送路の概略構成図。 図1の画像形成装置による基本用紙搬送・画像形成制御処理を示すフローチャート。 図3の基本用紙搬送・画像形成制御処理での実通過時間演算処理及び実通過時間統計データ作成処理の説明図。 図3の基本用紙搬送・画像形成制御処理で搬送遅れが突発的に発生した場合の詳細な用紙搬送・画像形成制御処理を示すフローチャート。 図5の用紙搬送・画像形成制御処理の続きの処理を示すフローチャート。 図3の基本用紙搬送・画像形成制御処理で搬送遅れが継続的に発生した場合の詳細な用紙搬送・画像形成制御処理を示すフローチャート。 図7の用紙搬送・画像形成制御処理の続きの処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 画像形成装置
2 マイクロプロセッサ
3 ROM
4 RAM
5 NVRAM
6 I/Oポート
7 バス
10 画像形成部
11 書込ユニット
12 感光体ユニット
13 転写ユニット
20 搬送機構部
30 駆動ユニット
31a〜31m 駆動モータ
32a〜32m クラッチ
40 負荷
41a〜41m 搬送ローラ
Sa〜Sj 用紙搬送センサ
50 用紙収納部
50a〜50c 給紙トレイ
60 用紙搬送経路
60H 本体経路
60R 両面経路
P 用紙

Claims (5)

  1. 駆動手段により駆動される搬送機構によってシート状部材を収納部から画像形成部を経由させて排出部に搬送する画像形成装置において、前記搬送機構により搬送される前記シート状部材を複数箇所で検出する検出手段と、該複数の検出手段のうち所定の2箇所の検出手段の検出結果から該検出手段間の実通過時間を所定数の検出手段間についてそれぞれ算出する実通過時間算出手段と、該実通過時間算出手段の算出した所定期間分の前記実通過時間から該実通過時間の統計データを生成する統計データ生成手段と、前記各検出手段間の理論通過時間を記憶する理論通過時間記憶手段と、前記実通過時間算出手段の算出した今回の実通過時間、前記統計データ生成手段の生成した統計データ及び前記理論通過時間記憶手段の理論通過時間に基づいて前記各検出手段間での前記シート状部材の搬送状況を判断し、該搬送状況に基づく前記駆動手段の駆動制御による前記シート状部材の搬送制御、または/及び、該搬送状況に基づく前記画像形成部での該シート状部材への画像形成タイミング制御を行う制御手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記実通過時間の前記理論通過時間に対するずれ時間を算出するとともに、該実通過時間と前記統計データに基づいて該実通過時間のずれが突発的であるか継続的であるかを判断して、前記シート状部材の搬送制御、または/及び、前記画像形成タイミング制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記実通過時間が前記理論通過時間に対して遅れており、該遅れが突発的であると、該シート状部材に対する前記画像形成タイミングを該遅れに応じて早めるとともに、該シート状部材の画像形成位置への搬送タイミングを早め、または/及び、該遅れの発生しているシート状部材に続けて次のシート状部材を前記収納部から搬送する場合には、該次のシート状部材の該収納部からの搬送開始タイミングを該遅れ分に応じて早めることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段による前記シート状部材の先端と後端の検出結果及び検出手段間の通過時間をジャム判別基準時間と比較して、該シート状部材のジャム発生の有無を判別するとともに、前記実通過時間が前記理論通過時間に対して遅れていると、該シート状部材に対する前記ジャム判別基準時間に所定の余裕時間を持たせることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記実通過時間が前記理論通過時間に対して遅れており、該遅れが継続的であって、該遅れを検出した前記検出手段が該シート状部材の前記収納部からの搬送開始後の最初の検出手段のみであると、該収納部への前記シート状部材の再セットを促す旨を報知出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
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