JP2017151165A - 画像形成装置および制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙搬送路において用紙搬送が中断された後、自動排出可能な残留用紙の状態に変化があったとしても、残留用紙を適切に自動排出できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、画像形成部130、用紙搬送部170、用紙検知部170、ジョブ取得部180および制御部190を有する。用紙検知部170は、用紙搬送部170の用紙搬送路171上の用紙を検知する。制御部190は、印刷ジョブに含まれる用紙情報に基づいて用紙を搬送する第1の用紙搬送と、上記用紙情報には基づかずに用紙検知部170の検知結果に基づいて用紙を搬送し、外部に排出する第2の用紙搬送と、のいずれかの搬送を実施する。制御部190は、用紙搬送路171の用紙搬送が中断された後に用紙搬送が再開される場合、用紙搬送路171上に残留し、用紙搬送に障害とならない残留用紙について上記第2の用紙搬送が実施されるように制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置および制御プログラムに関する。
画像形成装置が紙詰まり(「用紙ジャム」とも呼ばれる)を起こした際、ユーザーへの負担を軽減することが望まれる。通常、画像形成装置は、用紙が搬送される用紙搬送路において用紙ジャムの発生を検知した場合、実行中の印刷処理を一時的に中断し、用紙ジャムが起きる前の正常な用紙搬送に復旧させるための処理であるジャム処理を開始する。その際、用紙搬送路における用紙搬送も一時的に中断されるため、用紙は用紙搬送路上に残留する可能性がある。以下、用紙搬送路上に残留している用紙を「残留用紙」という。
一般に、画像形成装置は、ジャム処理において、まずユーザーに対して、たとえば用紙ジャムを起こした用紙(以下、「ジャム起因紙」という)など、後の用紙搬送の障害となりうる残留用紙を用紙搬送路から除去するように促す。このような用紙搬送の障害となりうる残留用紙は、機械的に除去することが困難である場合が多いため、ユーザーが除去する必要があるためである。これに関連して、近年の画像形成装置には、ユーザーへの負担を軽減することを目的に、たとえばタッチパネルディスプレイなどにジャム起因紙などの位置や除去方法などの情報を表示する機能を備えたものがある。
さらに、画像形成装置には、ユーザーへの負担を軽減するため、用紙搬送路上の残留用紙をユーザーの手によらず自動的に排出する機能を備えるものがある。ユーザーによって上記用紙搬送の障害となりうる残留用紙が除去された後、用紙搬送路上には、用紙搬送の障害とならない用紙が残留しうる。画像形成装置は、用紙搬送路上にこのような用紙搬送の障害とならない用紙が残留している場合、当該用紙を機械的および自動的に搬送し、画像形成装置の外部に排出する(以下、残留用紙の「自動排出」という)。
通常、画像形成装置内の用紙は、画像形成装置がクライアント端末などから受信する印刷ジョブに基づいて管理され、搬送される。画像形成装置は、ジャム処理などにより用紙搬送路における用紙搬送が中断される際に各々の残留用紙の状態を保持する。その後、用紙搬送の中断が解除され、残留用紙を自動排出する場合、画像形成装置は、上記印刷ジョブおよび保持された残留用紙の状態に基づいて用紙搬送する(たとえば、下記特許文献1を参照)。
ところが、ユーザーが、ジャム起因紙など、自動排出に障害となる残留用紙を除去するため、画像形成装置の前面の扉を開けて、用紙搬送路が収められている架台を引き抜ぬく際に、自動排出可能な残留用紙が目に留まり、誤って取り除いてしまうことがありうる。また、ユーザーが解除作業レバーの操作をする際に自動排出可能な残留用紙の位置を大きく移動させ、残留用紙同士が重なってしまうこともありうる。その結果、自動排出が開始される際に、画像形成装置によって把握されている上記保持された残留用紙の状態と、用紙搬送路上の実際の残留用紙の状態とが食い違うという現象が生じうる。この場合、画像形成装置は、存在するはずの残留用紙が無くなっている、残留用紙同士が重なっている、あるいは残留用紙の位置が変わっているなどの予期しない状況に直面することとなり、残留用紙の搬送に支障を来す可能性がある。
このように、画像形成装置は、用紙搬送路において用紙搬送が中断された後、自動排出可能な残留用紙の状態に変化があった場合、当該残留用紙を適切に自動排出できないおそれがある。
特開2005−84234号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、用紙搬送路において用紙搬送が中断された後、自動排出可能な残留用紙の状態に変化があったとしても、当該残留用紙を確実に自動排出できる画像形成装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記によって達成される。
(1)用紙搬送路を備え、当該用紙搬送路に沿って用紙を搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送路上の前記用紙を検知する用紙検知部と、前記用紙に関する印刷ジョブを取得するジョブ取得部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記印刷ジョブに含まれる用紙情報に基づいて前記用紙を搬送する第1の用紙搬送と、前記用紙情報には基づかずに前記用紙検知部の検知結果に基づいて前記用紙を搬送し、外部に排出する第2の用紙搬送と、のいずれかの搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記用紙搬送路の用紙搬送が中断された後に前記用紙搬送路の用紙搬送が再開される場合、前記用紙搬送路上に残留し、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について前記第2の用紙搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する、画像形成装置。
(2)前記制御部は、前記用紙搬送路上の用紙ジャムに起因して前記第1の用紙搬送が中断された後に前記用紙搬送路の用紙搬送が再開される場合、前記用紙搬送に障害となる残留用紙がユーザーによって除去された後、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について前記第2の用紙搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する、上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記制御部は、前記第1の用紙搬送が実施されている間、あるいは前記用紙搬送路上の用紙ジャムに起因して前記第1の用紙搬送が中断されて用紙搬送が停止している間に前記画像形成装置の電源がオフされて前記画像形成装置が停止した後、前記電源がオンされて前記画像形成装置が起動し前記用紙搬送路の用紙搬送が再開される場合、前記用紙搬送に障害となる残留用紙がユーザーによって除去された後、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について前記第2の用紙搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する、上記(1)に記載の画像形成装置。
(4)前記制御部は、前記第2の用紙搬送が実施されている間、前記用紙搬送路を搬送される各々の前記残留用紙について、前記残留用紙が前記用紙搬送路上の第1の位置に滞留している滞留時間と、前記残留用紙が第1の位置から当該第1の位置よりも用紙搬送方向の下流に位置する第2の位置に搬送されるまでの到達時間に基づいて、前記残留用紙が正常に搬送されているか否かを判断する、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)前記用紙検知部は、前記第1および第2の位置にそれぞれ配置された第1および第2の検知センサーを含む複数の検知センサーを備え、前記制御部は、前記用紙搬送路を搬送される前記残留用紙が前記第1の検知センサーの検知範囲に存在している時間を計測することにより前記滞留時間を取得し、前記残留用紙が前記第1の検知センサーによって検知されてから前記第2の検知センサーによって検知されるまでの時間を計測することにより前記到達時間を取得する、上記(4)に記載の画像形成装置。
(6)前記制御部は、前記用紙搬送路を搬送される前記残留用紙の速度、前記残留用紙の搬送方向の長さ、前記滞留時間および前記到達時間に基づいて、前記残留用紙が正常に搬送されているか否かを判断する、上記(5)に記載の画像形成装置。
(7)前記制御部は、前記滞留時間が所定の滞留時間以下である場合に前記残留用紙が正常に搬送されていると判断する、上記(4)〜(6)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(8)前記制御部は、前記到達時間が所定の到達時間以下である場合に前記残留用紙が正常に搬送されていると判断する、上記(4)〜(7)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(9)前記所定の滞留時間は、前記残留用紙のうち用紙搬送方向に最大の長さを有する用紙が、2枚連続して前記第1の位置を通過する場合に要する時間に基づいて設定される、上記(8)に記載の画像形成装置。
(10)前記所定の滞留時間は、前記用紙搬送路を搬送可能な用紙のうち用紙搬送方向に最大の長さを有する用紙が、2枚連続して前記第1の位置の通過する場合に要する時間に基づいて設定される、上記(8)に記載の画像形成装置。
(11)前記制御部は、前記第2の用紙搬送において、前記残留用紙の各々について前記用紙搬送路上における搬送異常を監視し、すべての前記残留用紙について搬送異常の監視が完了した場合に前記すべての残留用紙の排出が完了したと判断する、上記(1)〜(10)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(12)前記制御部は、前記第2の用紙搬送において、前記用紙搬送路に対して割り付けられた複数の搬送区間の各々について優先順位を設定し、当該優先順位に従って、前記残留用紙を外部に排出するように前記用紙搬送部を制御する、上記(1)〜(11)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(13)前記制御部は、前記第2の用紙搬送において、前記用紙搬送路に対して割り付けられた複数の搬送区間の各々について排出経路を設定し、当該排出経路を通じて、前記残留用紙を外部に排出するように前記用紙搬送部を制御する、上記(1)〜(12)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(14)印刷処理を開始し、印刷ジョブに含まれる用紙情報に基づいて、画像形成装置の用紙搬送路に沿って用紙を搬送する手順と、前記印刷処理を中断し、前記用紙搬送路上の用紙搬送を中断する手順と、前記用紙搬送路上に残留し、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について、前記用紙情報には基づかずに前記用紙搬送路上に設置された用紙検知部の検知結果に基づいて前記残留用紙を搬送し、外部に排出する手順と、を前記画像形成装置に実行させる、制御プログラム。
本発明によれば、用紙搬送路の用紙搬送が中断された後に再開される場合、上記用紙搬送路上に残留し、上記用紙搬送に障害とならない用紙について、印刷ジョブの用紙情報には基づかずに用紙検知部の検知結果に基づいて搬送するように用紙搬送部が制御される。したがって、用紙搬送路上の自動排出可能な残留用紙の状態に変化があったとしても、当該残留用紙を確実に搬送し、画像形成装置の外部に排出できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を例示する概略断面図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を例示する概略ブロック図である。 本発明の一実施形態における第1の排出経路について例示するための模式図である。 本発明の一実施形態における第2の排出経路について例示するための模式図である。 本発明の一実施形態における第3の排出経路について例示するための模式図である。 本発明の一実施形態における第4の排出経路について例示するための模式図である。 本発明の一実施形態における第5の排出経路について例示するための模式図である。 図1に示す画像形成装置の制御方法の概略を例示するフローチャートである。 ジャム発生直後の用紙搬送路上における残留用紙の状態の一例を示す模式図である。 図5Aの制約部の残留用紙をユーザーが除去した後に期待される、用紙搬送路上における自動排出可能な残留用紙の状態の一例を示す模式図である。 図5Bの自動排出可能な残留用紙の状態が、ユーザーが残留用紙を除去したことにより変化した場合の一例を示す模式図である。 図4に示す「自動排出処理の実行(ステップS106)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。 図6に示す「主排出処理の実行(ステップS201)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。 図7に示す「第i排出経路の第2の用紙搬送の起動(S306)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。 図8に示す「Gの検知センサーSnについて用紙滞留監視制御の起動(S404)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。 図7に示す「第i排出経路の用紙滞留監視制御の実行(S307)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。 図6に示す「補助排出処理の実行(S202)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。 図11Aに後続するサブルーチンフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して本発明の画像形成装置および制御プログラムの実施形態を説明する。なお、図中、同一の部材には同一の符号を用いた。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(一実施形態)
<画像形成装置100>
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を例示する概略断面図であり、図2は図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を例示する概略ブロック図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部110、操作表示部120、画像形成部130、転写部140、定着部150、給紙部160、用紙搬送部170、通信部180および制御部190を有する。なお、以下では、本実施形態の画像形成装置100の主要な構成を中心に説明する。
<画像読取部110>
画像読取部110は、原稿の画像データを生成するために使用され、光源112、光学系114および撮像素子116を有する。光源112は、読取面118に載置された原稿に対して光を照射し、その反射光は、光学系114を経由し、読取り位置に移動した撮像素子116に結像される。撮像素子116は、たとえば、ラインイメージセンサからなり、反射光強度に応じて電気信号を生成する(光電変換する)。生成された電気信号は、画像処理後、画像形成部130に入力される。画像処理は、たとえばA/D変換、シェーディング補正、フィルター処理、画像圧縮処理などである。
<操作表示部120>
操作表示部120は、たとえば、ディスプレイおよびキーボード、あるいはタッチパネルを有し、入力部および出力部として機能する。キーボードは、用紙のサイズを指定する選択キー、コピー枚数などを設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキーなどの複数のキーを有する。入力部は、文字入力、各種設定、スタート指示などの各種指示(入力)をユーザーが行うために利用される。また、出力部は、機器構成、印刷ジョブの進行状況、エラーの発生状況、現在変更可能な設定などを、ユーザーに提示するために使用される。
<画像形成部130>
画像形成部130は、電子写真プロセスを使用し、記録媒体である用紙に画像を形成する。画像形成部130は、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット130A、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット130B、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット130C、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット130Dを有する。電子写真プロセスの現像剤は、たとえば、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる。
画像形成部130の各ユニットは、現像装置131、感光体ドラム132、帯電部133および光書込部134を、それぞれ有する。
現像装置131は、感光体ドラム132上に形成された静電潜像を現像し、トナーによって可視化するものである。つまり、画像形成ユニット130A、130B、130Cおよび130Dの感光体ドラム132に、イエロー色、マゼンタ色、シアン色および黒色に対応するモノクロのトナー像を、それぞれ形成する。
感光体ドラム132は、有機光導電体(Organic Photo Conductor:OPC)を含むポリカーボネイトなどの樹脂からなる感光層を有する像担持体であり、所定の速度で回転するように構成されている。帯電部133は、感光体ドラム132の周囲に配置されるコロナ放電極を備え、生成されるイオンによって感光体ドラム132の表面を帯電させる。
光書込部134は、走査光学装置が組み込まれており、印刷ジョブまたは画像読取部110からの画像データに基づいて、帯電された感光体ドラム132を露光することにより、露光された部分の電位を低下させ、画像データに対応する静電潜像を形成する。
<転写部140>
転写部140は、中間転写ベルト141、1次転写部142および2次転写部143を有する。中間転写ベルト141は、1次転写部142および複数のローラーにより巻回され、走行可能に支持されている。1次転写部142は、イエロー色、マゼンタ色、シアン色および黒色に対応する1次転写モジュール142A、142B、142Cおよび142Dからなる。2次転写部143は、中間転写ベルト141の外側に配置され、中間転写ベルト141との間を用紙が通過可能に位置決めされている。
画像形成ユニット130A〜130Dにおいて形成された各色のトナー画像は、1次転写モジュール142A〜142Dにより中間転写ベルト141上に逐次転写される。その結果、イエロー色、マゼンタ色、シアン色および黒色の各層が重畳したカラーのトナー画像が形成される。形成されたトナー画像は、2次転写部143によって、搬送されて来た用紙に転写される。
<定着部150>
定着部150は、用紙に転写されたカラー画像を定着するために使用され、加熱ローラー151および加圧ローラー152を有する。用紙は、加熱ローラー151と加圧ローラー152との間を通過する際、圧力および熱が加えられ、トナーを溶融することで、カラー画像を定着させる。
<給紙部160>
給紙部160は、用紙Pを収容している給紙トレイ161Aおよび161Bと、送り出しローラー162A,162Bと、さばきローラー163A,163Bとを有する。送り出しローラー162Aは、給紙トレイ161Aから用紙Pを用紙搬送部170の用紙搬送路に送り出す。さばきローラー163Aは、送り出された用紙Pを一枚ずつに分離する。また、送り出しローラー162Bおよびさばきローラー163Bも各々送り出しローラー162Aおよびさばきローラー163Aと同等の機能を備える。
<用紙搬送部170>
用紙搬送部170は、画像形成装置100内において用紙を搬送する。用紙搬送部170は、用紙搬送路171と、レジストローラー172および排紙ローラー173を含む複数の搬送ローラーと、反転切替部174と、排紙トレイ175と、用紙挿入トレイ176と、用紙検知部と、を有する。用紙検知部は、複数の検知センサーを備える。複数の検知センサーは、用紙搬送路171の所定の位置に設置され、制御部190とともに用紙搬送路171上における用紙ジャムの検知に使用される。また、本実施形態では、上記複数の検知センサーは、後述する第2の用紙搬送において、用紙搬送路171上の残留用紙の検知にも使用される。検知センサーの詳細については後述する。
用紙搬送路171は、搬送される用紙Pをガイドするガイド部材を備え、当該ガイド部材に沿って、上記搬送ローラーが対をなして複数配置されている。また、各々の上記搬送ローラーは、駆動部(不図示)を備え、制御部190の指示に従って、用紙Pを用紙搬送路171に沿って搬送する。
給紙部160から供給された用紙Pは、用紙搬送部170の位置AまたはBからC、D、E、レジストローラー172、2次転写部143、定着部150および反転切替部174を経て、位置Gに至る経路を搬送される。あるいは、用紙Pは、反転切替部174から反転経路に搬送される。反転経路は、反転切替部174から位置Iを経て位置Jに至り、JからIに戻ってDに合流する経路であり、用紙Pの表裏を反転する場合に使用される。たとえば、表(おもて)面に画像が印刷された用紙Pの裏面に画像を印刷する場合、制御部190は、用紙Pを反転経路に導入するように反転切替部174を切り替え、用紙Pを位置Iに向けて搬送する。そして、制御部190は、用紙PをIJ間にてスイッチバックすることにより前後を反転し、Iを経てDに供給する。
また、用紙挿入トレイ176から供給された用紙は、HからE、レジストローラー172、2次転写部143、定着部150および反転切替部174を経て、位置Gに至る経路を搬送される。あるいは、用紙Pは、反転切替部174から反転経路に搬送される。
<通信部180>
通信部180は、ネットワークを経由して、たとえばパーソナルコンピューターなどのクライアント端末に接続し、印刷ジョブなどのデータを送受信する。通信部180は、制御部190とともにジョブ取得部として機能する。ネットワークは、構内情報通信網(LAN:Local Area Network)、LAN同士を専用線で接続した広域情報通信網(WAN:Wide Area Network)、インターネット、これらの組み合わせなどの各種のネットワークからなる。LAN規格は、たとえば、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)である。通信プロトコルは、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)である。
<制御部190>
制御部190は、画像読取部110、操作表示部120、画像形成部130、転写部140、定着部150、給紙部160、用紙搬送部170、および通信部180を制御する。図2に示すように、制御部190は、補助記憶装置191、メモリー192、RTC(Real−Time Clock)193およびCPU(Central Processing Unit)194を有する。これらの各構成要素は、バス101を介して相互に通信可能に接続されている。制御部190は、プリントコントローラーとしての役割を果たす。
補助記憶装置191は、たとえば、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリなどの大容量の記憶装置である。メモリー192は、図示しないRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)を備える。RAMには、CPU194の実行に伴う演算結果、後述する第2の用紙搬送における未起動履歴およびジャム検出履歴などのデータが記憶される。未起動履歴およびジャム検出履歴については後述する。また、補助記憶装置191またはメモリー192には、搬送可能な用紙に関する情報が格納されている。
RTC193は、計時機能を有し、後述する滞留監視ジャムタイマーおよび到達ジャムタイマーの計時に使用されうる。
CPU194は、画像形成装置100を動作させるための制御プログラム195を実行する。制御プログラム195は、補助記憶装置191に記憶されており、CPU194によって実行される際に、メモリー192のRAMにロードされる。CPU194は、制御プログラム195にしたがって、画像読取部110、操作表示部120、画像形成部130、転写部140、定着部150、給紙部160、用紙搬送部170、および通信部180を制御する。
本実施形態では、ジャム処理などにより用紙搬送が中断された後、中断が解除されて用紙搬送路171上の残留用紙を自動排出する際に、通常の印刷処理における用紙搬送(第1の用紙搬送)とは異なる第2の用紙搬送が実施される。第1の用紙搬送では、制御部190は、印刷ジョブに含まれる用紙情報に基づいて用紙Pを搬送する。一方、第2の用紙搬送では、制御部190は、用紙情報には基づかずに上記用紙検知部の検知結果に基づいて用紙Pを搬送し、画像形成装置100の外部に自動排出する。
なお、本実施形態では、ジャム処理などにより用紙搬送が中断された後、用紙搬送路171上に残留した残留用紙は、用紙搬送路171上に残留するまでの経緯に拘らず、すべて無効紙として扱われ、画像形成装置100の外部に排出される。
(第2の用紙搬送による残留用紙の排出)
以下、図3A〜図3Eを参照して、第2の用紙搬送による残留用紙の排出について詳細に説明する。図3A〜図3Eは、本実施形態の第1〜第5の排出経路について例示するための模式図である。なお、図3A〜図3Eにおいて用紙搬送路171の位置A〜Jは、図1における用紙搬送路171の位置A〜Jに対応している。また、図面を簡略化するため、搬送ローラーなどの構成の図示を省略している。
[搬送区間の設定]
本実施形態では、一例として、用紙搬送路171に対して、搬送区間1〜搬送区間5の5つの搬送区間(以下、単に「区間」ともいう)が設定される。たとえば、区間1はDからGに至る部分であり、区間2はFからDに至る部分であり、区間3はCからDに至る部分であり、区間4はBからCに至る部分であり、区間5はAからCに至る部分である。なお、搬送区間の割り付けは、上述の区間1〜区間5に限定されることはない。搬送区間の割り付けは、画像形成装置100の駆動構成、用紙搬送路171の形態、搬送条件などにより適切に設定されうる。また、説明を簡潔にするため、図1に示す用紙搬送路171のHE間については、搬送区間を設定していないが、HE間を搬送区間として設定することもできる。
区間1には、検知センサーS11〜S14が配置されている。このうち、検知センサーS11およびS12は、反転切替部174を挟んで各々用紙搬送方向の下流側および上流側に位置し、区間1を搬送される用紙Pを検知する。また、検知センサーS13は2次転写部143と定着部150との間の用紙搬送路171上に配置され、検知センサーS14は用紙搬送路171上のEに配置されうる。
また、区間2には検知センサーS21〜S26が配置される。このうち、検知センサーS21〜S23は、ID間に配置され、検知センサーS24〜S26はIF間に配置されうる。また、区間3には検知センサーS31およびS32が配置され、区間4には検知センサーS41およびS42が配置されうる。さらに、区間5には、検知センサーS51が配置されうる。
検知センサーS11、S12、S14およびS26は、用紙搬送路171上において、用紙Pの滞留により他の用紙の自動排出に障害となる部分(以下、「制約部」という)に配置されており、制約部を搬送される用紙Pを検知する。図3A〜図3Eにおいて、制約部に位置する検知センサーは「▲」で示され、非制約部に位置する検知センサーは「△」で示されている。検知センサーS11〜S51は、たとえば透過型または反射型の光センサーでありうる。
制御部190は、用紙搬送路171の用紙搬送が中断された後に用紙搬送路171の用紙搬送が再開される場合、用紙搬送路171上に残留し、上記用紙搬送に障害とならない残留用紙について第2の用紙搬送を実施するように用紙搬送部170を制御する。
[優先順位の設定]
用紙搬送路171上には複数枚の残留用紙が存在する可能性がある。また、残留用紙が複数の搬送区間に存在する場合は、排紙トレイ175に近い下流側から順に排出される必要がある。本実施形態では、各搬送区間の残留用紙の排出順番を考慮して、区間1、区間2、区間3、区間4、区間5の順に高い優先順位を付与する。なお、優先順位はこのような順位づけに限定されず、画像形成装置100の駆動構成、用紙搬送路171の形態、搬送条件などにより適切に決定されうる。
[排出経路の設定]
各々の搬送区間に対して、残留用紙を排紙トレイ175へ排出するまでの排出経路を設定する。排出経路は、割り付けられた搬送区間と、その搬送区間から排紙トレイ175に至る経路にあるすべての搬送区間(下流搬送区間)とを加えたものである。すなわち、ある搬送区間の残留用紙を自動排出する場合、当該搬送区間とその下流搬送区間の搬送が駆動される。区間、優先順位および排出経路について表1にまとめて示す。
<画像形成装置100の制御方法>
次に、図4〜図5Cを参照して、本実施形態の画像形成装置100の制御方法について説明する。図4は図1に示す画像形成装置100の制御方法の概略を例示するフローチャートであり、図5A〜図5Cは用紙ジャム発生時の用紙搬送路における残留用紙の状態を例示するための模式図である。図5Aは用紙ジャム発生直後の用紙搬送路上における残留用紙の状態の一例を示す模式図であり、図5Bは図5Aの制約部の残留用紙をユーザーが除去した後に期待される、用紙搬送路上における自動排出可能な残留用紙の状態の一例を示す模式図である。また、図5Cは、図5Bの自動排出可能な残留用紙の状態が、ユーザーが残留用紙を除去したことにより変化した場合の一例を示す模式図である。なお、本実施形態の制御方法は、制御プログラム195がCPU194により実行されることにより実現される。
図4に示すように、まず、印刷処理を開始する(ステップS101)。制御部190は、通信部180を介して印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブを補助記憶装置191またはメモリー192に格納する。制御部190は、印刷ジョブの用紙情報に基づいて、必要な枚数の用紙Pを用紙搬送路171に給紙するとともに、用紙搬送路171に沿って当該用紙Pを搬送(第1の用紙搬送を実施)するように、給紙部160および用紙搬送部170を制御する。
次に、用紙搬送路171上に用紙ジャムが発生したか否かを判断する(ステップS102)。制御部190は、用紙搬送路171上に配置された複数の検知センサーの検知結果に基づいて、用紙搬送路171上に用紙ジャムが発生したか否かを判断する。たとえば、制御部190は、用紙搬送路171上の第1の位置の検知センサーが所定時間を越えてオンとなっている場合、上記第1の位置に用紙ジャムがあると判断する。用紙搬送路171上に用紙ジャムが発生していない場合(ステップS102:NO)、印刷処理を継続する。
一方、用紙搬送路171上に用紙ジャムが発生している場合(ステップS102:YES)、印刷処理を中断する(ステップS103)。制御部190は、画像形成装置100の各部を制御して印刷処理を中断する。この際、用紙搬送路171上の用紙搬送も中断される。
図5Aに示すように、用紙ジャムが発生し、用紙搬送が中断されて、たとえば用紙搬送路171上に用紙P1〜P7が残留していることを想定する。このうち、用紙P3はジャム起因紙であり、用紙P5は制約部に残留している残留用紙である。したがって、用紙P3および用紙P5は、ユーザーによって除去される必要がある。一方、用紙P1、P2、P4、P6およびP7は、非制約部に残留しているので、自動排出可能な残留用紙である。
次に、ジャム処理を開始する(ステップS104)。制御部190は、上記検知結果に基づいて、用紙搬送路171上の用紙ジャムの発生位置を含む上記制約部の位置を操作表示部120のディスプレイに表示し、ユーザーにジャム起因紙など上記制約部に滞留している残留用紙の除去を促す。図5Aに示す例の場合は、用紙搬送路171の残留用紙の除去方法を説明するイラストとともに、用紙P3および用紙P5の位置と、用紙P3および用紙P5を除去することを促すメッセージとがディスプレイに表示されうる。
ユーザーは、残留用紙を除去するためディスプレイのメッセージに従って、たとえば画像形成装置100の前面の扉を開け、用紙搬送路171が収められている架台を引き抜ぬいて、上記制約部にある用紙P3および用紙P5を除去する。
次に、用紙搬送路171上の上記制約部における残留用紙がすべて除去されたか否かを判断する(ステップS105)。用紙搬送路171上の上記制約部における残留用紙がすべて除去されていない場合(ステップS105:NO)、制御部190は、ユーザーに上記制約部に滞留している残留用紙の除去を促し続ける。図5Aに示す例の場合では、用紙P3および用紙P5の両方が除去されるまでそれらの用紙の除去を促し続ける。
一方、用紙搬送路171上の上記制約部における残留用紙がすべて除去された場合(ステップS105:YES)、自動排出処理を実行する(ステップS106)。ユーザーが操作表示部120のディスプレイの指示に従い、上記制約部の残留用紙を適切に除去した場合、用紙搬送路171上における自動排出可能な残留用紙の状態は、図5Bに示すとおりになることが期待される。しかし、図5Cに示すように、たとえば、ユーザーが用紙P3および用紙P5を除去する際に、自動排出可能な用紙P4が目に留まり、誤って取り除いてしまうことがありうる。また、たとえば、ユーザーが解除作業レバーの操作をする際に自動排出可能な用紙P2の位置を大きく移動させ、用紙P2と用紙P1との間隔が狭まったり、用紙P2と用紙P1とが重なったりしてしまうこともありうる。
このような予期しえない状況に対応するため、画像形成装置100は、用紙搬送路171の用紙搬送が中断された後に用紙搬送が再開される場合、第2の用紙搬送により用紙搬送路171上の残留用紙を画像形成装置100の外部に自動排出する。第2の用紙搬送では、印刷ジョブの用紙情報には基づかずに用紙検知部の検知結果に基づいて、用紙搬送路171上に残留した用紙P1〜P7を搬送する。以下、図6〜図11Bを参照して、図4のステップS106における自動排出処理の詳細について説明する。
<自動排出処理>
図6は、図4に示す「自動排出処理の実行(ステップS106)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。
本実施形態の自動排出処理は、主排出処理および補助排出処理の2つのステップを含みうる。主排出処理は、上記表1の優先順位に従って順に、用紙搬送路171上の残留用紙を第1〜第5排出経路を通じて画像形成装置100の外部に排出する処理である。
一方、補助排出処理は、残留用紙の用紙搬送方向における検知センサーの設置間隔が、用紙搬送路171上の残留用紙の用紙搬送方向の長さよりも長いことにより、残留用紙を検知できない場合などを考慮して実施される補助的な処理である。補助排出処理は、検知センサーの設置間隔や、残留用紙の用紙搬送方向の長さなどの搬送条件によっては省略することができる。補助排出処理の実施の有無は、上記搬送条件に応じて、制御部190が判断するように構成されてもよいし、ユーザーが適宜設定するように構成されてもよい。
<主排出処理(ステップS201)>
図7は、図6に示す「主排出処理の実行(ステップS201)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。図7に示すサブルーチンフローチャートの処理では、用紙搬送路171の各搬送区間について残留用紙の有無を確認し、残留用紙のある搬送区間の排出経路に対して第2の用紙搬送を実施する。第2の用紙搬送では、排出経路の排出搬送を起動して残留用紙の排出を開始するとともに、排出経路において残留用紙が検知されなくなるまで用紙搬送路171上の残留用紙の滞留を監視する。より具体的には、以下のとおりである。
まず、iに初期値として1を代入する(ステップS301)。iは、搬送区間の番号(1〜5)をカウントするための変数である。
次に、区間iに残留用紙があるか否かを判断する(ステップS302)。区間iに用紙があるか否かは、検知センサーS11〜S51の検知結果に基づいて制御部190が判断する。区間iに残留用紙がない場合(ステップS302:NO)、区間iの未起動履歴をセットする。未起動履歴は、区間iにおいて未だ用紙搬送が起動されていないことを記録しておくための履歴データである。未起動履歴は、補助排出処理において使用される。
たとえば、図5Cに示す例の場合、残留用紙は、区間2、区間3および区間5には有り、区間1および区間4には無い。したがって、区間1および区間4には残留用紙が無いと判断され、区間1および区間4について未起動履歴がセットされる。すなわち、区間1および区間4において未だ用紙搬送が起動されていないことが未起動履歴に記録される。
次に、iに1を加える(ステップS310)。制御部190は、iをインクリメントすることにより、次の区間についての処理に移行する。
次に、iとNとを比較する(ステップS311)。本実施形態では、上述のように用紙搬送路171に区間1〜区間5が割り付けられている。したがって、この場合、N=5に設定される。i>5の場合、すなわちiが6以上の場合(ステップS311:YES)、主排出処理を終了する(リターン)。一方、i>5ではない、すなわちiが5以下である場合、(ステップS311:NO)、ステップS302の処理に移行する。
一方、区間iに残留用紙がある場合(ステップS302:YES)、第i排出経路の未起動履歴をクリアする(ステップS304)。上述のとおり、ある区間の残留用紙を自動排出する場合、当該区間とその下流搬送区間の搬送が駆動される。したがって、第i排出経路の未起動履歴がクリアされる場合、第i排出経路、すなわち区間iとその下流搬送区間の未起動履歴がクリアされる。たとえば、上記表1を参照すれば、第5排出経路の未起動履歴がクリアされる場合、区間5、区間3および区間1の未起動履歴がクリアされることになる。
次に、第i排出経路の排出搬送を起動する(ステップS305)。制御部190は、第i排出経路に含まれる区間の搬送駆動、すなわち用紙搬送部170の搬送ローラーなどの駆動系を起動させる。たとえば、第5排出経路の排出搬送を起動する場合、区間5、区間3および区間1の搬送ローラーなどの駆動系を起動させる。図5Cに示す例では、残留用紙は、区間2、区間3および区間5に有るので、第2排出経路、第3排出経路、第5排出経路の順に排出搬送が起動される。図5Cに示す例における区間、優先順位、残留用紙検出、排出経路および排出順番をまとめて表2に示す。
次に、第i排出経路の用紙滞留監視制御を起動する(ステップS306)。制御部190は、第i排出経路の最上流から最下流までの各検知センサーの状態を監視し、検出された残留用紙に対して滞留監視制御を起動する。ステップ306の処理内容の詳細は後述する。
次に、第i排出経路の用紙滞留監視制御を実行する(ステップS307)。制御部190は、各検知センサーにおける残留用紙の滞留時間と、1つ下流の検知センサーへの残留用紙の到達時間と、を計測することにより残留用紙が正常に搬送されているか否かを判断する。用紙搬送路171上において用紙ジャムが発生している場合は、用紙搬送を停止する。ステップ307の処理内容の詳細は後述する。
次に、第i排出経路の搬送が完了したか否かを判断する(ステップS308)。第i排出経路の搬送が完了していない場合(ステップS308:NO)、ステップS306の処理に移行する。
一方、第i排出経路の搬送が完了している場合(ステップS308:YES)、第i排出経路の用紙搬送を停止する(ステップS309)。そして、上述のステップS310の処理に移行し、すべての区間iについて残留用紙の自動排出が完了した場合、処理を終了する(リターン)。
制御部190は、第i排出経路の残留用紙の各々について搬送異常を監視し、第i排出経路のすべての残留用紙について搬送異常の監視が完了した場合に第i排出経路の残留用紙の自動排出が完了したと判断する。第i排出経路の搬送異常の監視の具体的な処理については、以下に説明する。
<第i排出経路の用紙滞留監視制御の起動(ステップS306)>
図8は、図7に示す「第i排出経路の用紙滞留監視制御の起動(S306)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。図8に示すサブルーチンフローチャートの処理では、第i排出経路に設置された検知センサーのグループを作成し、グループの検知センサーを使用して、第i排出経路における残留用紙の滞留の監視制御を起動する。監視制御の起動は、第i排出経路において残留用紙が検知されるたびに逐次的に実施される。
まず、第i排出経路の検知センサーについてグループを作成する(ステップS401)。より具体的には、制御部190は、第i排出経路の最上流から最下流への順番で、検知センサーについてグループGを作成する。たとえば、第5排出経路の検知センサーについて、グループGは、(S51、S32、S31、S14、S13、S12、S11)である。この場合、検知センサーの総数は7であり、グループGの最上流の検知センサーはS51である。グループGのn番目の検知センサーをSとすると、G(S、…、S、S)=(S51、S32、S31、S14、S13、S12、S11)である。第5排出経路の最上流から最下流へ順に残留用紙の滞留監視を実施するために、初期値としてnに最上流の検知センサーの番号7が設定される。
次に、Gの検知センサーSについて監視中か否かを判断する(ステップS402)。制御部190は、Gの検知センサーSについて監視中か否かを、Gの検知センサーSの滞留監視ジャムタイマー、またはGの検知センサーSn−1の到達ジャムタイマーが動作中か否かにより判断する。
滞留監視ジャムタイマーは、用紙搬送路171を搬送される残留用紙が用紙搬送路171上の検知センサーSnの検知範囲に滞留している滞留時間を計測するためのタイマーである。滞留監視ジャムタイマーは、各々の検知センサー(たとえば、S51、S32、S31、S14、S13、S12、S11)に対して確保される。また、到達ジャムタイマーは、用紙搬送路171を搬送される残留用紙が検知センサーSによって検知されてから1つ下流の検知センサーSn−1によって検知されるまでの時間を計測するためのタイマーである。
の検知センサーSについて監視中である場合(ステップS402:YES)、nから1を引く(ステップS405)。制御部190は、nをデクリメントすることにより、1つ下流の検知センサーについての処理に移行する。
次に、nが0か否かを判断する(ステップS406)。nが0の場合(ステップS406:YES)、すなわち、第i排出経路の最下流の検知センサーSについて残留用紙の滞留監視が完了したので、処理を終了する(リターン)。一方、nが0ではない場合(ステップS406:NO)、ステップS402の処理に移行する。
一方、Gの検知センサーSが監視中ではない場合(ステップS402:NO)、Gの検知センサーSがオンか否かを判断する(ステップS403)。制御部190は、Gの検知センサーSがオン、すなわち検知センサーSが残留用紙を検知しているか否かを判断する。検知センサーSがオンではない、すなわち検知センサーSがオフである場合(ステップS403:NO)、ステップS405の処理に移行する。
一方、Gの検知センサーSがオンである場合(ステップS403:YES)、Gの検知センサーSについて用紙滞留監視制御を起動する(ステップS404)。そして、ステップS405の処理に移行する。
<Giの検知センサーSについて用紙滞留監視制御の起動(S404)>
図9は、図8に示す「Giの検知センサーSについて用紙滞留監視制御の起動(S404)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。
まず、Gの検知センサーSの滞留監視ジャムタイマーを起動する(ステップS501)。制御部190は、RTC193などのタイマーを使用して、検知センサーSがオンされている時間の計測を開始する。
次に、Gの検知センサーSn−1がオンか否かを判断する(ステップS502)。制御部190は、検知センサーSの1つ下流の検知センサーSn−1がオンされているか否かを判断する。Gの検知センサーSn−1がオンである場合(ステップS502:YES)、処理を終了する(リターン)。
一方、Gの検知センサーSn−1がオンでない、すなわち検知センサーSn−1がオフである場合(ステップS502:NO)、Gの検知センサーSn−1の到達ジャムタイマーを起動する(ステップS503)。制御部190は、RTC193などのタイマーを使用して、検知センサーSn−1がオフからオンになるまでの時間、すなわち検知センサーSによって検知された残留用紙が1つ下流の検知センサーSn−1に到達するまで時間の計測を開始する。そして、処理を終了する(リターン)。
<第i排出経路の用紙滞留監視制御の実行(ステップS307)>
図10は、図7に示す「第i排出経路の用紙滞留監視制御の実行(S307)」について例示するためのサブルーチンフローチャートである。図10に示すサブルーチンフローチャートでは、検知センサーSについて残留用紙の滞留を監視する制御を実行した後、検知センサーSn−1について、残留用紙の到達を監視する制御を実行する。そして、用紙ジャムが検出されたか否かが判断され、用紙ジャムが検出された場合、用紙搬送を中断する。より具体的には、以下のとおりである。
まず、Gの検知センサーSはオフか否かを判断する(ステップS601)。制御部190は、Gの検知センサーSがオフではない場合(ステップS601:NO)、残留用紙が検知センサーSの位置に滞留していると判断する。
次に、Gの検知センサーSの滞留監視ジャムタイマーがタイムアップしたか否かを判断する(ステップS602)。制御部190は、検知センサーSの滞留監視ジャムタイマーがオンになってから所定の滞留時間が経過したか否かを判断する。検知センサーSの滞留監視ジャムタイマーがタイムアップしていない場合(ステップS602:NO)、ステップS601の処理に移行する。
所定の滞留時間は、搬送される残留用紙の速度およびサイズなどに基づいて設定される。なお、用紙搬送路171の残留用紙のサイズは、用紙搬送路171の用紙搬送が中断される際に、補助記憶装置191またはメモリー192に格納される。所定の滞留時間は、図5Cにおける残留用紙P1,P2のように、先行する残留用紙P1とそれに後続する残留用紙P2との間隔が狭まっている場合を考慮して設定されうる。上記間隔がゼロ、すなわち残留用紙P1とP2とが2枚連続して搬送されるとき、検知センサーSからは残留用紙の長さが見かけ上2倍になって見える。そこで、上記所定の滞留時間は、たとえば残留用紙のうち用紙搬送方向に最大の長さを有する用紙が、2枚連続して検知センサーSの位置を通過する場合に要する時間に基づいて設定されうる。また、上記所定の滞留時間は、用紙搬送路171を搬送可能な用紙のうち用紙搬送方向に最大の長さを有する用紙が、2枚連続して検知センサーSの位置を通過する場合に要する時間に基づいて設定されうる。
一方、Gの検知センサーSの滞留監視ジャムタイマーがタイムアップしている場合(ステップS602:YES)、ジャム検出履歴をセットする(ステップS603)。制御部190は、用紙搬送路171の検知センサーSの位置において用紙ジャムが発生した可能性が高いと判断し、ジャム検出履歴をセットする。ジャム検出履歴は、用紙搬送路171において用紙ジャムが検出されたことを記録しておくための履歴データである。
一方、Gの検知センサーSがオフである場合(S601:YES)、Gの検知センサーSの滞留監視ジャムタイマーをクリアする。
次に、Gの検知センサーSn−1がオンか否かを判断する(ステップS605)。制御部190は、Gの検知センサーSn−1がオンではない、すなわちGの検知センサーSn−1がオフである場合(ステップS601:NO)、残留用紙が検知センサーSn−1の位置にまだ到達していないと判断する。
次に、Gの検知センサーSn−1の到達ジャムタイマーがタイムアップしたか否かを判断する(ステップS606)。制御部190は、検知センサーSn−1の到達ジャムタイマーが計時を開始してから所定の到達時間が経過したか否かを判断する。検知センサーSn−1の到達ジャムタイマーがタイムアップしていない場合(ステップS602:NO)、ステップS605の処理に移行する。所定の到達時間は、残留用紙が搬送される速度、および検知センサーの設置間隔に基づいて設定されうる。
一方、検知センサーSの到達ジャムタイマーがタイムアップしている場合(ステップS606:YES)、ジャム検出履歴をセットする(ステップS609)。制御部190は、用紙搬送路171の検知センサーSと検知センサーSn−1との間において用紙ジャムが発生した可能性が高いと判断し、ジャム検出履歴をセットする。
一方、Gの検知センサーSn−1がオンである場合(S605:YES)、Gの検知センサーSn−1の到達ジャムタイマーをクリアする。
次に、ジャム検出履歴があるか否かを判断する(ステップ610)。ジャム検出履歴がない場合(ステップ610:NO)、制御部190は、処理を終了する(リターン)。
一方、ジャム検出履歴がある場合(ステップ610:YES)、制御部190は、用紙搬送を中断する(ステップS611)。そして、図4のステップS104の処理に移行する。
このように、本実施形態では、自動排出される残留用紙の各々について搬送異常、すなわち用紙搬送路171における残留用紙の滞留を監視し、すべての残留用紙について搬送異常の監視が完了した場合にすべての残留用紙の自動排出が完了したと判断される。
<補助排出処理の実行(S202)>
図11Aは図6に示す「補助排出処理の実行(S202)」について例示するためのサブルーチンフローチャートであり、図11Bは図11Aに後続するサブルーチンフローチャートである。補助排出処理では、未起動の搬送区間に対し、検知センサーの設置間隔に起因して残留用紙が検知できない可能性がある場合、当該搬送区間の搬送を所定の駆動時間試みる。もし、上記搬送区間において残留用紙が検知された場合、上記搬送区間に対する排出経路に対して第2の用紙搬送を実施する。より具体的には、以下のとおりである。
まず、jに初期値として1を代入する(ステップS701)。jは、搬送区間の番号(1〜5)をカウントするための変数である。
次に、区間jの未起動履歴があるか否かを判断する(ステップS702)。制御部190は、区間jに未起動履歴があるか否かを確認する。区間jの未起動履歴がない場合(ステップS702:NO)、jに1を加える(ステップS708)。制御部190は、jをインクリメントすることにより、次の区間についての処理に移行する。
次に、jとNとを比較する(ステップS709)。本実施形態では、上述のように用紙搬送路171に区間1〜区間5が割り付けられている。したがって、この場合、N=5に設定される。j>5の場合、すなわちjが6以上の場合(ステップS709:YES)、制御部190は、処理を終了する(リターン)。一方、j>5ではない、すなわちjが5以下である場合、(ステップS709:NO)、ステップS702の処理に移行する。
一方、区間jの未起動履歴がある場合(ステップS702:YES)、検知センサーの間隔に制約はあるのか否かを判断する(ステップS703)。制御部190は、残留用紙の用紙搬送方向における検知センサーの設置間隔が、用紙搬送方向における残留用紙の長さよりも長いことにより、残留用紙を検知できない可能性があるか否かを判断する。検知センサーの間隔に制約がない場合(ステップS703:NO)、ステップS708の処理に移行する。
一方、検知センサーの間隔に制約がある場合(ステップS703:YES)、区間jの搬送を駆動する(ステップS704)。制御部190は、用紙搬送部170を制御して、区間jの搬送を駆動する。
次に、区間jの検知センサーがオンか否かを判断する(ステップS705)。区間jの検知センサーがオンではない、すなわち、区間jの検知センサーがいずれもオフである場合(ステップS705:NO)、所定の駆動時間が経過したか否かを判断する(ステップS706)。制御部190は、検知センサーの設置間隔に起因して残留用紙が検知できない可能性がある場合、区間jの搬送を所定の駆動時間だけ駆動し、検出されていない残留用紙の検出を試みる。
所定の駆動時間が経過していない場合(ステップS706:NO)、ステップS705の処理に移行する。
一方、所定の駆動時間が経過している場合(ステップS706:NO)、区間jの搬送の駆動を停止する(ステップS707)。そして、ステップS708の処理に移行する。
一方、区間jの検知センサーがオンである場合(ステップS705:YES)、第j排出経路の排出搬送を起動する(ステップS710)。制御部190は、第j排出経路に含まれる区間の搬送駆動、すなわち用紙搬送部170の搬送ローラーなどの駆動系を起動させる。
次に、第j排出経路の用紙滞留監視制御を起動する(ステップS711)。制御部190は、第j排出経路の最上流から最下流までの各検知センサーの状態を監視し、検出された残留用紙に対して滞留監視制御を起動する。この処理は、ステップS306の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、第j排出経路の用紙滞留監視制御を実行する(ステップS712)。制御部190は、各検知センサーにおける残留用紙の滞留時間と、1つ下流の検知センサーへの残留用紙の到達時間と、を計測することにより用紙搬送路171上に残留用紙による用紙ジャムが発生しているか否かを判断する。用紙ジャムが発生している場合は、用紙搬送を中断する。この処理は、ステップS307の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、第j排出経路の搬送が完了したか否かを判断する(ステップS713)。第j排出経路の搬送が完了していない場合(ステップS713:NO)、ステップS711の処理に移行する。
一方、第j排出経路の搬送が完了している場合(ステップS713:YES)、第j排出経路の用紙搬送を停止する(ステップS714)。そして、上述のステップS708の処理に移行し、すべての区間jについて残留用紙の自動排出が完了した場合、処理を終了する(リターン)。
以上で説明された本実施形態の画像形成装置100および制御プログラム195は、下記の効果を奏する。
制御部190は、用紙搬送路171の用紙搬送が中断された後に用紙搬送路171の用紙搬送が再開される場合、用紙搬送路171上に残留し、上記用紙搬送に障害とならない残留用紙について第2の用紙搬送を実施するように用紙搬送部170を制御する。したがって、印刷ジョブの用紙情報には基づかずに用紙検知部の検知結果に基づいて、用紙搬送路171上の自動排出可能な残留用紙を画像形成装置100の外部に排出できる。よって、用紙搬送路171上の自動排出可能な残留用紙の状態に変化があったとしても、自動排出可能な残留用紙を確実に搬送し、画像形成装置100の外部に排出できる。
また、残留用紙の用紙搬送方向における検知センサーの設置間隔が、用紙搬送方向における残留用紙の長さよりも長い場合であっても、自動排出可能な残留用紙を確実に搬送し、画像形成装置100の外部に排出できる。
また、第2の用紙搬送が実施されている間、用紙搬送路171を搬送される各々の残留用紙について、検知センサーの設置位置における滞留時間および到達時間が計測されるので、用紙搬送路171において用紙ジャムが発生しているか否かを検出できる。また、残留用紙が搬送される速度と、用紙搬送路171に異なるサイズの残留用紙が混在する場合における搬送方向の長さと、を考慮して用紙ジャムが発生しているか否かを判断できる。
また、残留用紙が2枚重なって搬送される場合や、間隔を空けずに2枚連続して搬送される場合であっても、用紙ジャムが発生しているか否かを判断できる。
また、用紙搬送路171に対して割り付けられた複数の搬送区間の各々について優先順位および排出経路を設定し、当該優先順位に従って、残留用紙を当該排出経路を通じて画像形成装置の100の外部に排出するので、すべての残留用紙を確実に排出できる。
以上のとおり、実施形態において、本発明の画像形成装置および制御プログラムについて説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
たとえば、上述の実施形態では、用紙搬送路上の用紙ジャムに起因して第1の用紙搬送が中断された後に用紙搬送が再開される場合について説明した。しかし、本発明はこのような場合に限定されず、第1の用紙搬送が様々な要因により中断された後に用紙搬送が再開される場合に適用できる。たとえば、用紙搬送路上の用紙ジャムに起因して第1の用紙搬送が中断されて用紙搬送が停止している間に画像形成装置の電源がオフされて停止した後、電源がオンされて画像形成装置が起動し、用紙搬送が再開される場合についても適用できる。
また、第1の用紙搬送が実施されている間に画像形成装置の電源がオフされて停止した後、電源がオンされて画像形成装置が起動し用紙搬送が再開される場合についても適用できる。これらのような場合においても、用紙搬送に障害となる残留用紙がユーザーによって除去された後、上記用紙搬送に障害とならない残留用紙について第2の用紙搬送を実施するように制御部が用紙搬送部を制御するように構成できる。
P 用紙、
P1〜P7 残留用紙、
100 画像形成装置、
110 画像読取部、
120 操作表示部、
130 画像形成部、
140 転写部、
150 定着部、
160 給紙部、
161A,161B 給紙トレイ、
162A,162B 送り出しローラー、
163A,163B さばきローラー、
170 用紙搬送部、
171 用紙搬送路、
172 レジストローラー、
173 排紙ローラー、
174 反転切替部、
175 排紙トレイ、
176 用紙挿入トレイ、
180 通信部、
190 制御部、
191 補助記憶装置、
192 メモリー、
193 RTC、
194 CPU、
195 制御プログラム。

Claims (14)

  1. 用紙搬送路を備え、当該用紙搬送路に沿って用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙搬送路上の前記用紙を検知する用紙検知部と、
    前記用紙に関する印刷ジョブを取得するジョブ取得部と、
    前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記印刷ジョブに含まれる用紙情報に基づいて前記用紙を搬送する第1の用紙搬送と、前記用紙情報には基づかずに前記用紙検知部の検知結果に基づいて前記用紙を搬送し、外部に排出する第2の用紙搬送と、のいずれかの搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記用紙搬送路の用紙搬送が中断された後に前記用紙搬送路の用紙搬送が再開される場合、前記用紙搬送路上に残留し、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について前記第2の用紙搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記用紙搬送路上の用紙ジャムに起因して前記第1の用紙搬送が中断された後に前記用紙搬送路の用紙搬送が再開される場合、
    前記用紙搬送に障害となる残留用紙がユーザーによって除去された後、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について前記第2の用紙搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の用紙搬送が実施されている間、あるいは前記用紙搬送路上の用紙ジャムに起因して前記第1の用紙搬送が中断されて用紙搬送が停止している間に前記画像形成装置の電源がオフされて前記画像形成装置が停止した後、前記電源がオンされて前記画像形成装置が起動し前記用紙搬送路の用紙搬送が再開される場合、
    前記用紙搬送に障害となる残留用紙がユーザーによって除去された後、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について前記第2の用紙搬送を実施するように前記用紙搬送部を制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第2の用紙搬送が実施されている間、前記用紙搬送路を搬送される各々の前記残留用紙について、前記残留用紙が前記用紙搬送路上の第1の位置に滞留している滞留時間と、前記残留用紙が第1の位置から当該第1の位置よりも用紙搬送方向の下流に位置する第2の位置に搬送されるまでの到達時間に基づいて、前記残留用紙が正常に搬送されているか否かを判断する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙検知部は、
    前記第1および第2の位置にそれぞれ配置された第1および第2の検知センサーを含む複数の検知センサーを備え、
    前記制御部は、
    前記用紙搬送路を搬送される前記残留用紙が前記第1の検知センサーの検知範囲に存在している時間を計測することにより前記滞留時間を取得し、前記残留用紙が前記第1の検知センサーによって検知されてから前記第2の検知センサーによって検知されるまでの時間を計測することにより前記到達時間を取得する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記用紙搬送路を搬送される前記残留用紙の速度、前記残留用紙の搬送方向の長さ、前記滞留時間および前記到達時間に基づいて、前記残留用紙が正常に搬送されているか否かを判断する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記滞留時間が所定の滞留時間以下である場合に前記残留用紙が正常に搬送されていると判断する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記到達時間が所定の到達時間以下である場合に前記残留用紙が正常に搬送されていると判断する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の滞留時間は、
    前記残留用紙のうち用紙搬送方向に最大の長さを有する用紙が、2枚連続して前記第1の位置を通過する場合に要する時間に基づいて設定される、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記所定の滞留時間は、
    前記用紙搬送路を搬送可能な用紙のうち用紙搬送方向に最大の長さを有する用紙が、2枚連続して前記第1の位置の通過する場合に要する時間に基づいて設定される、請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記第2の用紙搬送において、
    前記残留用紙の各々について前記用紙搬送路上における搬送異常を監視し、
    すべての前記残留用紙について搬送異常の監視が完了した場合に前記すべての残留用紙の排出が完了したと判断する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記第2の用紙搬送において、
    前記用紙搬送路に対して割り付けられた複数の搬送区間の各々について優先順位を設定し、当該優先順位に従って、前記残留用紙を外部に排出するように前記用紙搬送部を制御する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記第2の用紙搬送において、
    前記用紙搬送路に対して割り付けられた複数の搬送区間の各々について排出経路を設定し、当該排出経路を通じて、前記残留用紙を外部に排出するように前記用紙搬送部を制御する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 印刷処理を開始し、印刷ジョブに含まれる用紙情報に基づいて、画像形成装置の用紙搬送路に沿って用紙を搬送する手順と、
    前記印刷処理を中断し、前記用紙搬送路上の用紙搬送を中断する手順と、
    前記用紙搬送路上に残留し、前記用紙搬送に障害とならない残留用紙について、前記用紙情報には基づかずに前記用紙搬送路上に設置された用紙検知部の検知結果に基づいて前記残留用紙を搬送し、外部に排出する手順と、を前記画像形成装置に実行させる、制御プログラム。
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C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

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C22 Notice of designation (change) of administrative judge

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C03 Trial/appeal decision taken

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