JP2005084234A - 画像形成装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数ページを1組とし、フォーマットが予め印刷された帳票類へ印刷するときに、ジャム等により印刷データと供給される用紙の順番が相違することのないように調整する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 転写紙を1枚ずつ分離して給紙・搬送する給紙手段と、給紙トレイにあらかじめフォーマットが印刷された複数枚で1組となる転写紙をセットした際に、1組の枚数を入力し、該枚数を給紙トレイと対応させて記憶する設定手段と、給紙動作に入った転写紙または給紙トレイにある転写紙を排紙する排紙手段とを備え、印刷中に組となる転写紙が紙詰まり(以下、ジャム)を発生した場合、ジャム処理後、前記排紙手段で残紙または印刷終了したページまでの転写紙を白紙排出してから、印刷を再開するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体に関し、具体的には、複数枚で1セット(組)の帳票類を印刷するときに、組で印刷するようにした複写機やプリンタ等の画像形成装置の給紙制御技術に関する。
従来、納品書などの帳票類には複写式の専用用紙が多く用いられてきており、その場合には手書きもしくはインパクトプリンタでの記入が必要である。
しかし、現在では、プリンタはインクジェット若しくはレーザ方式が主流であり、これらの装置では複写式帳票が使用できないため、白紙にフォーマット枠と記入データを印刷して帳票として用いたり、特定のフォーマットが予め印刷された用紙にデータのみを印刷して帳票として用いることが多くなってきた。
また、一般に帳票類は複数ページで1セットとして使用されるため、フォーマットが予め印刷された用紙にデータのみをプリントする場合でも常にセット単位での出力が要求される。
しかし、このようなセット単位で印刷中にジャム等が発生した場合、ジャムとなったページを取り除いて、印刷を続行しようとするとジャムとなったページが抜けてしまうことがある。
ところで、最近の複写機や複合機等の画像形成装置には、ソート機能やステープル機能などが付いているものも多く、このような多機能の画像形成装置の場合、ジャムによる動作停止後に、どのページから印刷再開されるべきかといった情報を把握していないと、ソートやステープルに際し、同じ印刷物を出力したり、不足しているページが生じるおそれがある。特に、大量の原稿に基づいた印刷を行う場合に上記の情報を把握していないと問題は大きくなる。
したがって、ジャムによる印刷中断までに印刷したページ数、印刷を再開するページ等の情報をユーザは把握しておく必要があるが、従来は実際に排紙されている転写紙の枚数を数えることでその情報を得ていたので、情報入手に手間が掛かるという問題があった。
かかる問題点に対して、特許文献1の発明では、転写紙のジャムが発生した場合、ジャムが発生した個所、ジャムが発生するまでに印刷していた部数およびページ数、印刷を再開するページからなるジャム情報を転写紙に記録して出力するようにして、ジャムに関連する情報を正確にかつ迅速にユーザが把握することができるようにしている。
特開2003−29580公報
上述の特許文献1の技術の場合には、転写紙は同じ種類のものであるから、ジャムが発生したページを特定して、そのページを再度印刷させれば済むことである。
しかしながら、上述した複数ページを1セットとし、フォーマットが予め印刷された帳票類の印刷が対象の場合には、ジャムが発生した用紙を取り除いてしまうと、次に印刷すべきデータと用紙のフォーマットとが一致しないということがでてくる。
この場合、印刷データとフォーマットの順番が違ってしまったことに気付かなければ、無駄な印刷を行ってしまうことになる。
また、印刷データとフォーマットの順番が違ってしまったことに気付いた場合でも、フォーマット付の帳票の順番を適正にするために、手作業でトレイに収納した帳票の順番を調整しなければならず、ユーザの作業負荷が増大することになる。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、複数ページを1セットとし、フォーマットが予め印刷された帳票類へ印刷するときに、ジャム等により印刷データと供給される用紙のフォーマットの順番が相違することのないように調整する画像形成装置、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明の画像形成装置は、転写紙を1枚ずつ分離して給紙・搬送する給紙手段と、給紙トレイにあらかじめフォーマットが印刷された複数枚で1組となる転写紙をセットした際に、1組の枚数を入力し、該枚数を給紙トレイと対応させて記憶する設定手段とを備え、前記給紙トレイに対応させて記憶した組枚数とユーザの指定した枚数とが相違する場合、ユーザに不一致であることを通知するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、給紙動作に入った転写紙または給紙トレイにある転写紙を排紙する排紙手段を備え、複数枚で1組の転写紙をセットした給紙トレイが選択された場合に、1ジョブの印刷終了時に、1組に対する残紙が存在するときには、前記排紙手段で残紙を排紙するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、印刷中に組となる転写紙に紙詰まり(以下、ジャム)が発生した場合、ジャム処理後に印刷を再開するときに、前記排紙手段で組となる残紙を白紙排出し、再度組の1枚目の印刷データより印刷を開始するようにしたことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、印刷中に組となる転写紙にジャムが発生した場合、ジャム処理後に印刷を再開するときに、前記排紙手段で次の組のうち、ジャムが発生する前に印刷終了したページと同じページまで排出し、ジャムしたページの印刷データから再開するようにしたことを特徴とする。
また、請求項5の発明のプログラムは、コンピュータに、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置の機能を実行させるためのプログラムである。
また、請求項6の発明の記録媒体は、請求項5に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、複数ページを1セットとし、フォーマットが予め印刷された帳票類へ印刷するときに、ジャム等により印刷データと供給される用紙のフォーマットの順番が相違することがないようにして、トレイに収納した帳票類の順番を調整するという事後処理を混乱なくスムーズに行うことができるので、ユーザの作業効率が向上するとともに、ページ抜けや無駄な印刷をなくすことができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態においては、画像形成装置を複写、印刷、ファクシミリ等の複数の機能を持つ複合機を例にして説明するが、本発明は、複数枚からなる帳票類を印刷できる機能を持つ画像形成装置一般に適用できるものである。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略を示す構成図である。
1は原稿が載置されるコンタクトガラス、2は原稿、3は原稿2の有無と原稿サイズを検知する原稿サイズセンサ、4は原稿2を露光する露光ランプ、5、6、7は原稿2の反射光を屈折させて所定の光路に導く第1、第2および第3ミラー、8は原稿2の反射光を収斂させるスルーレンズ、9は読み取られ電気信号に変換するCCDイメージセンサである。
10は所定波長のレーザ光を出力するレーザダイオード、11はレーザ光を集光するシリンダレンズ、12はシリンダレンズ11を介して入射されたレーザ光を等角走査するポリゴンミラー、13はポリゴンミラー12により走査されたレーザ光を感光体面で等ピッチで走査させるための光学補正を行うレンズ、14はレンズ13を通過したレーザ光を反射して感光体上に偏向させる書き込みミラーであり、これらにより光学系が構成される。
15は原稿2の反射光により露光されて静電潜像が形成される感光体、16は感光体15を一様帯電させる帯電装置、17は静電潜像にトナーを吸引させて現像する現像装置、18はトナー画像が転写された転写紙を搬送する転写ベルト、19は不要な潜像を消去するクリーニング装置である。
20は転写紙21を積載する給紙トレイ、21は転写紙、22は感光体15上のトナー画像と重なるように転写紙21を送り込むレジストローラ、23はハロゲンヒータにより温められ転写紙上の原稿像を定着させる定着装置、24は転写紙21が装置外に排紙されたことを検知する排紙センサである。
このような構成の画像形成装置は、コンタクトガラス1上に原稿2が置かれると、原稿サイズセンサ3が原稿2の有無と原稿サイズを検知し、図示しないコピースタートキーが押下されると、露光ランプ4により原稿2を露光し、第1ミラー5、第2ミラー6、第3ミラー7、レンズ8を介してCCDイメージセンサ9で読み取られ、電気信号に変換されて画像処理される。
画像処理されたデータに基づいてレーザダイオード10を制御し、レーザ光はシリンダレンズ11、ポリゴンミラー12、レンズ13、書き込みミラー14等を介して感光体15に画像を書き込む。
感光体15は、クリーニング装置19によりクリーニングされた後、帯電装置16により所定の高電位に均一に帯電される。帯電された感光体15にレーザ光が照射されると、感光体15上の表面電位は照射された光強度に応じて変化し、感光体15上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置17によりトナーを吸着され可視化されたトナー画像となる。
一方、給紙トレイ20に積載された転写紙21が1枚ずつ給紙され、レジストローラ22が転写紙21を感光体15上のトナー画像と重なるように送り込む。
さらに、転写紙21は、高電圧をかけられた転写ベルト18により搬送され、転写ベルト18と感光体15との接触部でトナー画像を転写される。
トナー画像が転写された転写紙21は、さらに転写ベルト18で搬送され、ハロゲンヒータにより温められた定着装置23に送り込まれトナー画像を定着される。定着を終了した転写紙21は、排紙センサ24によって転写紙21が装置外に排紙されたことが検知される。
また、給紙トレイ20ごとに積載されている転写紙のサイズ、積載方向、紙種等の情報を入力することができ、操作部やプリンタドライバに表示して内容を確認することができ、印刷ミスの防止等を行っている。機種によってはセンサを使用してこれらの情報を自動で認識しているものもある。
<実施形態1>
まず、実施形態1として、ユーザが直接操作部を操作して、画像形成装置を使用する場合について説明する。
図2は、本実施形態の機能構成を示すブロック図である。同図において、画像形成装置は、制御部100、設定部200、記憶部300、計数部400、排紙制御部500、印刷制御部600を少なくとも含んでいる。
制御部100は、次のような画像形成装置全体の制御を行う。
・操作部やテンキーからのユーザ指令やその結果の表示、
・印刷や複写等の実行指示に対する排紙制御部500や印刷制御部600の制御、
・ホストコンピュータとの通信制御、
・排紙制御部500や印刷制御部600に起因する障害の対処等。
特に、紙詰まり(ジャム)によって画像形成装置が停止した後、ユーザが紙詰まりを解消した後、どの位置から印刷を行うかに応じて、排紙制御部500に不必要となった帳票を白紙排紙させてから、印刷制御部600によって印刷を再開させるように制御する。
設定部200は、複数枚で1セットからなる帳票類を給紙トレイ20へ積載した場合の枚数の入力とその入力値を記憶部300へ記憶させる。
計数部400は、給紙センサで給紙が検知されたとき、いずれの給紙トレイにあった転写紙が給紙されたかを判断して、給紙された転写紙の枚数をカウントして記憶部300へ記憶する。さらに、計数部400は、排紙センサ24で排紙が検知されたとき、いずれの給紙トレイにあった転写紙が排紙されたかを判断して、排紙された転写紙の枚数をカウントして、記憶部300へ記憶する。
排紙制御部500は、転写紙を給紙トレイから給紙させ、印刷画像の転写から排紙までの転写紙の搬送全般の制御を行う。
印刷制御部600は、読み取った画像データを画像処理し、転写紙へ転写・定着までの印刷全般を制御する。印刷制御部600では、給紙センサおよび排紙センサの検知によって、計数部400の起動を行い、ジャムの検知で制御を制御部100へ渡す。
次に、上記のような機能構成について詳細に説明する。まず、複数枚で1セットからなる帳票類を給紙トレイ20へ積載した場合、ユーザは、1セットの枚数を設定するセット枚数設定モードを操作部から選択する。以下、このセット枚数設定モードが選択された時の動作について説明する。
ユーザがセット枚数設定モードを選択すると、設定部200は、図3に示すような設定画面を表示する。図3の画面は、入力案内とともに、各給紙トレイの名前(または、番号等)とそのトレイに設定されている用紙のサイズおよび1セット当たりの枚数を入力する領域からなっている。また、1つの入力領域への入力を確定するための「#」キーと、セット枚数の設定が終了したことを指示する「終了」キーとがある。
図3の画面を表示する際、規定値として1、または、すでに1セットの枚数が記憶部300に記憶されていれば、その記憶されている値が枚数として表示されるので、改めて入力しなおせば、規定の枚数を変更することができる。
ユーザは画面の案内表示に従って、まず枚数を設定する給紙トレイ名(または番号)を操作部上で選択し、1セットの枚数(1以上の値)をテンキーで入力し、画面上の「#」キーを押す。この動作を帳票類の積載されたすべての給紙トレイについて行い、最後に、画面上の「終了」キーを押すと、もとの操作画面へ戻り、複写や印刷等を実行することができる。
図3の例では、給紙トレイ1(用紙サイズA4)を選択し、1セットの枚数を4枚と入力した。
「終了」キーが押されると、設定部200は、給紙トレイ名(または番号)に対応付けて1セットの枚数を記憶部300へ記憶する。この記憶部300は、給紙トレイごとに、1セットの枚数、給紙された枚数(ページ数)、排紙された枚数(ページ数)を記憶している(図4参照)。
これを設定後、印刷開始させたとき、ユーザが選択した給紙トレイにある帳票のサイズと原稿のサイズが一致しない場合には、操作部に不一致であることを通知して動作を中止するので、印刷ミスを防止することができる。
次に、印刷動作中に給紙中の転写紙がジャムを起こして画像形成装置が動作停止した時には、ユーザはこのジャムとなっている転写紙を取り除いて復旧を図るが、用紙を取り除いたため用紙に印刷されたフォーマットと印刷データが対応しない場合が出てきてしまうことがある。
このために、計数部400では、給紙センサにより転写紙が給紙されたことを検出し、給紙された転写紙がいずれの給紙トレイからであるかを識別して、給紙されたページ数を計数し、記憶部300の対応する給紙枚数を更新する。
さらに、排紙センサ24により転写紙が排紙されたことを検知し、排紙された転写紙がいずれの給紙トレイからであるかを識別して、印刷されたページ数を計数し、記憶部300の対応する排紙枚数を更新する。
また、制御部100は、印刷制御部600からジャムがあったことを通知された後、ジャムした転写紙を取り除いてから印刷を再開する際、給紙動作に入ってしまった転写紙を排紙するとともに、給紙動作前の転写紙を白紙排紙して、印刷データと転写紙に印刷されているフォーマットを合わせる。
ここで、ジャムの対象となった給紙トレイの帳票の1セットの枚数をM、給紙枚数をK、排紙枚数をHとすると、すでに給紙動作に入っている枚数S1やセットとなっている帳票を白紙排紙する枚数S2は次のように計算される。
S1=K−H−1
S2=(M−(K mod M))mod M
(ここでmod演算子は、2つのオペランドを除算した余りを計算する演算子である。)
したがって、制御部100は、ジャムとなった転写紙が取り出されたあと、再度印刷動作に入る前に、S1枚のすでに給紙されてしまった転写紙を排紙制御部500により排紙させて、S2枚の転写紙を給紙トレイから白紙排紙させる。
さらに、記憶部300の給紙枚数と排紙枚数をそれぞれ0にクリアした後、印刷制御部600により再度、組の先頭に当たる1ページ目の印刷データから印刷処理を行わせる。
例えば、3ページで1セットからなる納品書(納品書、請求書、納品書控)を使用し、2ページ目の印刷処理中にジャムが発生し、1枚目は排紙済みで3ページ目は給紙動作前であった場合には、
S1=K−H−1=2−1−1=0
S2=(M−(K mod M))mod M
=(3−(2 mod 3))mod 3=1
となるから、ユーザによるジャム処理後トレイ内の3ページ目をトレイから白紙排出し、1ページ目から再度印刷処理をやり直すことができる。
しかし、ジャム処理の際にユーザによっては自分でトレイ内の3ページ目を取り除く可能性がある。この場合、白紙排出処理を行うとページ順が変わってしまうので、印刷再開の際に、白紙排出処理をする前に操作部へ白紙排出処理を行うことを表示し、ユーザに確認するようにする。
または、ジャム処理の際に給紙トレイが引き出されたときのみ、ユーザに確認するようにしてもよい。
さらに、ジャムが発生した際に給紙トレイをロックし、ユーザにより3ページを取り除くことがないようにしてもよい。
以上のように構成することによって、常にセット枚数でジョブ完了とすることにより、給紙トレイにセットされた帳票は常にセットの最初のページが先頭となるので、事後処理に混乱をきたすことなくスムーズに行うことができ作業効率が向上する。
また、印刷処理中にジャムが発生した場合にも、ジャム処理後残ページを排出し、再度、セットの最初のページから印刷することにより、印刷データと用紙に印刷されたフォーマットを合わせるというユーザの作業が低減し、さらにページ抜けも防止することができる。
上述の実施形態では、ジャム処理後の印刷は常にセットの先頭のページから行うようにしていた。しかし、ジャムとなった印刷データの前までは印刷が完了しているのであるから、先頭ページから印刷していたのでは、重複して印刷をすることとなり、資源の浪費につながることになる。
したがって、これをジャムとなった印刷データから印刷を再開すれば、上記のような問題が最小限に抑えられることになる。
例えば、1セットの枚数が3枚で、2ページ目がジャムとなった場合、3ページ目と次のセットの1ページ目を白紙排出し、2ページ目から印刷処理を再開するようにする。このようにすると、1ページ目と2、3ページ目の間に白紙排出されたページが混在するためユーザが取り除かなくてはならないが、上述の方式よりも作像回数を減らせるので、資源の無駄を低減することができる。しかし、これは、排紙口(排紙トレイ)が複数存在する場合は、印刷出力する排紙口と白紙排出する排出口を異ならせることにより作業を低減させることができる。
このために、上記のS2を次の式に置き換える。
S1=K−H−1
S2={(M−(K mod M))mod M}+(H mod M)
制御部100は、ジャムとなった転写紙が取り出されたあと、再度印刷動作に入る前に、S1枚のすでに給紙されてしまった転写紙を排紙制御部500により排紙させて、S2枚の転写紙を給紙トレイから白紙排紙させる。
さらに、記憶部300の排紙枚数はそのままに、給紙枚数を排紙枚数と同じにして更新した後、印刷制御部600により、ジャムとなった印刷データから印刷処理を行わせる。
さらに、印刷ジョブが終了したときに、印刷データ(原稿の枚数)が1セットの枚数の整数倍のページを含んでいないときには、転写紙の最終のセットに残りページができてしまうことがある、この場合には、印刷終了後に、排紙制御部500により次の印刷がセットの先頭ページになるように残りのページを白紙排紙するようにする。
<実施形態2>
次に、実施形態2として、実施形態1の画像形成装置をネットワーク等で接続したホストコンピュータから操作する場合について説明する。
本実施形態2の構成は実施形態1と同じであるから、以下相違点についてのみ説明する。
まず、ユーザが複数枚を1セットとする帳票類を使って印刷するときには、実施形態1と同様にこの帳票類を所定の給紙トレイへ積載し、設定部200でこの給紙トレイに対する1セットの枚数を設定する。
この後、ユーザはホストコンピュータのプリンタドライバを立ち上げて、トレイや用紙サイズや1セットの枚数等の印刷オプションを指定し、印刷データの印刷指令を画像形成装置へ転送する。
この印刷指令を受けたときの画像形成装置における印刷動作を図5のフローチャートを用いて説明する。
制御部100は、印刷指令がくるまで待機し、印刷指令がきた場合(ステップS10のYES)、印刷指令中のトレイまたは用紙サイズの情報と一致する給紙トレイが自装置に設置されており、また、そのトレイの1セットの枚数と印刷指令中の1セットの枚数が一致するかを調べる(ステップS11)。
いずれかの条件が一致しない場合には(ステップS11のNO)、ドライバを介してユーザへ不一致であることを通知し(ステップS17)、印刷指令をキャンセルして、処理を終了する。
一方、すべての条件が一致する場合には(ステップS11のYES)、印刷制御部600および排紙制御部500により印刷処理を行う(ステップS12)。この印刷処理中には、計数部400の実行およびジャムの検知が行われる。
印刷処理中にジャムが発生しなかった場合は(ステップS13のNO)、印刷ジョブが終了するまで印刷処理を行う(ステップS16)。
一方、印刷処理中にジャムが発生した場合(ステップS13のYES)、ホストコンピュータへジャムが発生したことを通知し、ユーザがジャムとなった転写紙を除去して、印刷を再開させる。
このときに、制御部100は印刷データと転写紙のフォーマットを合わせるために不要な転写紙を白紙排紙する(ステップS14)。このために、次のS1およびS2の値を計算する。
(1)印刷ジョブの先頭ページから印刷を再開する場合、
S1=K−H−1
S2=(M−(K mod M))mod M
ここで、Mは帳票の1セットの枚数、Kは給紙枚数、Hは排紙枚数、S1はすでに給紙動作に入っている枚数、S2はセットとなっている帳票を白紙排紙する枚数とする。
(2)印刷ジョブのジャムした印刷データから印刷を再開する場合、
S1=K−H−1
S2={(M−(K mod M))mod M}+(H mod M)
制御部100は、ジャムとなった転写紙が取り出されたあと、再度印刷動作に入る前に、S1枚のすでに給紙されてしまった転写紙を排紙制御部500により排紙させ、続いてS2枚の転写紙を給紙トレイから白紙排紙させる。
さらに、(1)の場合(印刷ジョブの先頭ページから印刷を再開する場合)には、記憶部300の給紙枚数と排紙枚数をそれぞれ0にクリアし、(2)の場合(印刷ジョブのジャムした印刷データから印刷を再開する場合)には、記憶部300の排紙枚数はそのままに、給紙枚数を排紙枚数と同じにして更新する。
この後、印刷制御部600により印刷処理を再開し(ステップS15)、ステップS12へ戻って印刷処理を続ける。
また、ステップ14で、再開するページを入力させて、白紙排紙する枚数を決定するようにし、より確実なジャムリカバリー処理ができるようにしてもよい。
さらに、ステップS16で、印刷データ(原稿の枚数)が1セットの枚数の整数倍のページデータを含んでいないときには、帳票の最終のセットに残りページができてしまうことがある、この場合には、印刷終了後に、排紙制御部500により次の印刷がセットの先頭ページになるように残りのページを白紙排紙するようにする。
以上のように構成することによって、複数枚で1セットとなるフォーマットを予め印刷した帳票類を転写紙として使用する際、常にセット枚数ごとの印刷処理が可能となる。
また、ユーザの用紙サイズやセット枚数などと、給紙トレイにセットされている転写紙のセット枚数とをチェックできるので、印刷指定のミスを低減することができる。
また、常にセット枚数で印刷ジョブを完了させるようにしたので、ネットワークに接続した複数のユーザが使用する場合でも、事後処理に混乱をきたすことがないので作業効率が向上する。
また、印刷処理中にジャムが発生した場合でも、ジャム処理後自動的に残ページを排出し、再度、セットの先頭ページから印刷を行って、ユーザの印刷データとフォーマットの相違を合わせる作業を低減させるとともに、ページ抜けも防止することができる。
また、印刷データと転写紙のフォーマットを合わせるように不要なページを白紙排出することにより、ユーザの作業を低減させるとともに、印刷の無駄も無くすことができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の画像形成装置を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めROM等の記録媒体に書き込んでおき、このROMを装着して、これらのプログラムをマイクロプロセッサで実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されて実行された状態が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、このような機能を実現するプログラムは、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれの形態の記録媒体で提供されてもよい。
あるいは、ネットワーク等の通信網を介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
このような記録媒体で提供された場合は、その記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置にインストールし、そのインストールされたプログラムをマイクロプロセッサが実行することによって上述した実施形態の機能が実現される。または、記録媒体に記録されたプログラムを直接実行するようにしてもよい。
本発明が適用される画像形成装置の概略を示す構成図である。 本発明の画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 1セットの枚数を設定するときの入力画面例を示す図である。 1セットの枚数を記憶する記憶部のデータ構造例を示す図である。 ホストコンピュータから印刷指令を受けた画像形成装置の印刷動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…コンタクトガラス、2…原稿、3…原稿サイズセンサ、4…露光ランプ、5…第1ミラー、6…第2ミラー、7…第3ミラー、8…レンズ、9…CCDイメージセンサ、10…レーザダイオード、11…シリンダレンズ、12…ポリゴンミラー、13…レンズ、14…書き込みミラー、15…感光体、16…帯電装置、17…現像装置、18…転写ベルト、19…クリーニング装置、20…給紙トレイ、21…転写紙、22…レジストローラ、23…定着装置、24…排紙センサ、100…制御部、200…設定部、300…記憶部、400…計数部、500…排紙制御部、600…印刷制御部。

Claims (6)

  1. 転写紙を1枚ずつ分離して給紙・搬送する給紙手段と、給紙トレイにあらかじめフォーマットが印刷された複数枚で1組となる転写紙をセットした際に、1組の枚数を入力し、該枚数を給紙トレイと対応させて記憶する設定手段とを備え、前記給紙トレイに対応させて記憶した組枚数とユーザの指定した枚数とが相違する場合、ユーザに不一致であることを通知するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、給紙動作に入った転写紙または給紙トレイにある転写紙を排紙する排紙手段を備え、複数枚で1組の転写紙をセットした給紙トレイが選択された場合に、1ジョブの印刷終了時に、1組に対する残紙が存在するときには、前記排紙手段で残紙を排紙するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、印刷中に組となる転写紙にジャムが発生した場合、ジャム処理後に印刷を再開するときに、前記排紙手段で組となる残紙を白紙排出し、再度組の1枚目の印刷データより印刷を開始するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、印刷中に組となる転写紙にジャムが発生した場合、ジャム処理後に印刷を再開するときに、前記排紙手段で次の組のうち、ジャムが発生する前に印刷終了したページと同じページまで排出し、ジャムしたページの印刷データから印刷を再開するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. コンピュータに、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置の機能を実行させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016099360A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法
US10656588B2 (en) 2016-02-22 2020-05-19 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and control program

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