JPH0737043A - 光カード記録再生装置 - Google Patents

光カード記録再生装置

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JPH0737043A
JPH0737043A JP18240593A JP18240593A JPH0737043A JP H0737043 A JPH0737043 A JP H0737043A JP 18240593 A JP18240593 A JP 18240593A JP 18240593 A JP18240593 A JP 18240593A JP H0737043 A JPH0737043 A JP H0737043A
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JP
Japan
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card
optical
optical card
recording
reproducing apparatus
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JP18240593A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tsuboi
和生 坪井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光カード記録再生装置のカード発行の高速化
と自動化を図る。 【構成】 光カード3を挿入するインレット4と、排出
するアウトレット52とを分離し、ほぼ同一直線上の反
対方向に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード状の光記録媒体
(以下、単に光カードと称する)に、光学的に情報の記
録再生を行う光カード情報記録再生装置に係り、特に安
価かつ高速に光カードの発行を可能とする光カード情報
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光カードに情報を記録した
り、光カードに記録されている情報を再生するための光
カード記録再生装置が種々提案されている。
【0003】図11に、従来の光カード記録再生装置の
一例の構成を示す。図11において、光カード記録再生
装置1の前面パネル2には、光カード3を挿入するイン
レット4が設けられており、インレット4の内側には、
ローディング・排出機構5が配置されている。ローディ
ング・排出機構5は、ローディングモータ6により回転
駆動されるゴムローラ7と、ソレノイド8により昇降駆
動され、ゴムローラ7と当接、離反するゴムローラ9と
から構成されている。
【0004】ローディング・排出機構5のさらに内側に
は、1対のガイド軸10によってカード挿入方向である
矢印X−X方向に移動可能に支持されたカード保持台1
1が設けられている。カード保持台11の上部には、ガ
イド軸10に対して直角の方向にガイド軸12とリード
ネジ13が配置されており、リードネジ13は、モータ
14により回転駆動される。そして光ヘッド15は、ガ
イド軸12に案内されて、リードネジ13の回転により
矢印Y−Y方向に移動するようになっている。
【0005】上記のように構成された従来の光カード記
録再生装置1における光カード3のローディング動作
を、図12を参照して説明する。図12(a)におい
て、光カード3をインレット4から挿入し、図12
(b)において、図11に示すソレノイド8を駆動し
て、ゴムローラ7、9により光カード3を挾持する。次
に、図12(c)において、ローディングモータ6を回
転させ、光カード3をカード保持台11内に搬送し、図
12(d)において、ローディング終了後、ソレノイド
8の駆動を解除し、ゴムローラ7、9を離間させ、押圧
バネ16により、上方に付勢された押圧板17を介し
て、光カード3をカード保持台11の上面に当接位置決
めする。
【0006】図12(d)に示す状態において、光ヘッ
ド15をリードネジ13の回転により矢印Y−Y方向に
主走査し、また、カード保持台11を矢印X−X方向に
副走査して、光ヘッド15により光カード3に対して情
報の記録再生を行う。
【0007】光カード3の排出は、上記のローディング
動作の逆の動作を行うことで、光カード3をカード保持
台11から排出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の光カード記録再生装置において
は、光カード3の挿入、排出を、同一のインレット4よ
り行う必要があり、挿入から排出までのカード処理時間
が長く、単位時間あたりのカード発行処理枚数が少な
く、大量のカードを発行するためには多くの記録再生装
置が必要となる。また、光カード3の挿入や、排出され
た光カード3の処理を人の手作業で行う必要があり、カ
ード発行コストが上昇する。さらに、同一のインレット
4から、光カード3を挿入、排出する作業を自動化する
ためにカード処理装置を設けると、構造が複雑となりコ
スト高になるなどの問題があった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、高速で光カードを発行することができる安価
な光カード記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の光カード記録再生装置は、カード
状の光記録媒体としての光カード3に、光学的に情報の
記録再生を行う光カード記録再生装置において、光カー
ド3の挿入部としてのインレット4と排出部としてのア
ウトレット52とを有することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の光カード記録再生装置
は、インレット4とアウトレット52とを、ほぼ同一直
線上の反対方向に配置したことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の光カード記録再生装置
は、光カード3に、光学的に情報の記録再生を行う光カ
ード記録再生装置において、処理予定の光カード3を予
め収納しておき、順次処理部71に自動的に供給する供
給部としてのカード供給装置72と、処理済の光カード
3を収納する収納部としてのカード収納装置73とを備
えることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の光カード記録再生装置
は、光カード3のカード供給装置72への供給及びカー
ド収納装置73からの取り出しのうち、少くともいずれ
か一方を行う、光カード3を複数枚収納可能なカートリ
ッジ75、76を備えることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の光カード記録再生装置
は、カード供給装置72及びカード収納装置73の少く
ともいずれか一方を処理部71に対して着脱可能とする
とともに、それぞれの動作タイミングを制御する制御部
を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の光カード記録再生装置
は、制御部に接続される制御端子91を処理部71、カ
ード供給装置72及びカード収納装置73の少くともい
ずれか一つに設けたことを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の光カード記録再生装置
は、カード供給装置72内の光カード3が無くなったこ
とを報知する報知手段としてのブザー77を備えること
を特徴とする。
【0017】請求項8に記載の光カード記録再生装置
は、カード供給装置72内の光カード3の残数及び処理
部71による処理数のうち少くともいずれか一方を表示
する表示部78を備えることを特徴とする。
【0018】請求項9に記載の光カード記録再生装置
は、正常な処理ができなかった光カード3の情報を上位
の制御部に送ることを特徴とする。
【0019】請求項10に記載の光カード記録再生装置
は、正常な処理ができなかった光カード3を分離して保
存する分離収納部を備えることを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1に記載の光カード記録再生装置におて
は、インレット4とアウトレットとを分離したので、連
続的に光カード3を供給し、発行処理及び排出を行うこ
とができる。
【0021】請求項2に記載の光カード記録再生装置に
おいては、アウトレットをカード挿入方向とほぼ反対方
向に設けることにより、アウトレットの排出機構を簡略
化することができ、処理済みの光カード3の排出と未処
理の光カード3の装置内への取り込みを同時に行うこと
ができ、カード発行処理を高速で行うことができる。
【0022】請求項3に記載の光カード記録再生装置に
おいては、装置内に、未処理の光カード3を収納してお
き、順次処理部に自動的に供給するカード供給装置と、
処理済の光カード3を収納するカード収納装置とを備え
ることで、光カード3をまとめてカード供給装置へ供給
するだけで、無人でカード発行を行うことができる。
【0023】請求項4に記載の光カード記録再生装置に
おいては、光カード3の供給と取り出しをカートリッド
で行うことにより、1回の供給で処理できるカード枚数
を増やすことができ、光カード3の供給と取り出しを容
易にすることができる。
【0024】請求項5に記載の光カード記録再生装置に
おいては、カード供給装置及びカード収納装置を後付け
で取り付け可能とすることにより、カード発行量に応じ
て自動化の度合いを選択することができる。
【0025】請求項6に記載の光カード記録再生装置に
おいては、カード供給装置及びカード収納装置の制御端
子をそれぞれの本体に設けることにより、カード処理装
置及びカード収納装置の着脱を容易に行うことができ
る。
【0026】請求項7に記載の光カード記録装置におい
ては、カード供給装置内の光カード3がなくなったこと
を操作者に知らせるブザーを設けることにより、無駄な
時間をなくし、連続してカード発行を行うことができ
る。
【0027】請求項8に記載の光カード記録装置におい
ては、光カード3の処理数や未処理数を表示部に表示す
ることにより、現在の処理状況を操作者に容易に知らせ
ることができる。
【0028】請求項9に記載の光カード記録装置におい
ては、光カード3の製造上の欠陥などによって正常な発
行ができなかった光カード3の情報を上位の制御装置に
送ることにより、光カード3の正確な発行状況をカード
発行者が把握することができる。
【0029】請求項10に記載の光カード記録装置にお
いては、正常な発行ができなかった不良カードを分離し
て分離収納部に保存することにより、正規の発行ができ
た光カード3と不良カードとの混在による混乱を防止す
ることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の光カード記録再生装置の一実
施例を、図面を参照して説明する。
【0031】図1乃び図2に第1の発明の一実施例の構
成を示し、図5乃至図10に第2の発明の一実施例の構
成を示す。これらの図において、図11に示す従来例の
部分と対応する部分には同一の符号を付してあり、その
説明は適宜省略する。
【0032】本光カード記録再生装置は、光カード記録
再生装置本体1のインレット4よりカード長手方向に挿
入された光カード3を、カード挿入方向に対して直行す
る方向(図中c、d方向)に搬送するためのカード搬送
機構21と、インレット4よりカード長手方向に挿入さ
れた光カード3の情報記録領域に対して情報を記録し、
また情報記録領域に記録された情報を再生するための後
述する分離型光ヘッド22と、分離型光ヘッド22の可
動光学系23をカード挿入方向に搬送するための光ヘッ
ド搬送機構24とを備えている。
【0033】カード搬送機構21は、インレット4より
カード長手方向に挿入された光カード3を挾持状態で保
持するカード保持台11と、カード保持台11をカード
挿入方向に対して直交する方向に搬送するリードネジ1
3とからなる。
【0034】カード保持台11は、上部にカード押圧機
構25を有しており、これによって、インレット4より
カード長手方向に挿入された光カード3を押圧保持す
る。カード押圧機構25は、図3に示すように、支軸2
5aを中心として回動する1対のクランプレバー25b
と、クランプレバー25b間に取り付けられた支軸25
cと、支軸25cに回動可能に支持された押圧板25d
と、押圧バネ25eとで構成されている。
【0035】リードネジ13は、カード保持台11に一
体的に設けられているナット26に螺合しており、モー
タ14が正転または逆転することによって、その回転力
で回転する。リードネジ13が回転すると、カード保持
台11はガイドシャフト12に沿ってカード挿入方向に
対して直交する方向に移動する。
【0036】カード保持台11下に配置された分離型光
ヘッド22は、図2に示すように、固定光学系31と可
動光学系23からなる。固定光学系31は、図1および
図2に示すように、光カード記録再生装置1のメインフ
レーム32の所定位置に固定されている。可動光学系2
3は、左右のガイドシャフト10で摺動可能に支持さ
れ、左右のリニアモータ33を駆動することにより、カ
ード挿入方向に搬送される。リニアモータ33、ガイド
シャフト10も、不図示の手段によって光カード記録再
生装置1のメインフレーム32の上の所定の位置に固定
されている。
【0037】固定光学系31を発した光ビーム34は、
可動光学系23にて光カード3の記録面方向に偏向さ
れ、可動光学系23上の対物レンズ35にて、光カード
3上に集光される。また、可動光学系23をカード挿入
方向に移動させ、光カード3の所定の情報トラックに光
ビーム34を集光することにより、情報を記録し、また
は所定の情報記録トラックに記録された情報を再生す
る。さらに、不図示の上位の制御装置から送られてくる
情報を、上記手段で所定の情報トラックに記録すること
により、光カード3の発行、処理が可能となる。
【0038】図3を参照して、実施例の光カード3のロ
ーディング動作を説明する。光カード3を装置内に挿入
する以前の装置の初期状態では、図3(a)に示すよう
に、カード保持台11はローディングポジションにて待
機している。ローディングポジションの検知は、不図示
の検出器により行われる。光カード3をインレット4に
差し込むと、前部カード検出器41がそれを検知し、カ
ードローディング動作を開始する。
【0039】挿入ローラ7と従動ローラ9で光カード3
を挾持した状態で、図3(b)に示すように、挿入ロー
ラを図中矢印方向に回転させることにより、カードを保
持台11に引き込む。
【0040】前部カード検出器41が光カード3を検知
しなくなってから、所定時間挿入ローラ7を駆動した
後、図3(c)に示すように、ローラ7の駆動を止め
る。
【0041】次に、クランプ解除レバー42を駆動し、
図3(d)に示すように、カード保持台11に光カード
3を押圧保持する。このとき、光カード3の押圧保持と
ともに、挿入ローラ7と従動ローラ9が離間し、カード
保持台11がアクセス方向に移動可能となり、情報の記
録再生が可能となる。ローラ7、9の離間は、例えばラ
ック42とピニオン43を用いて行われる。
【0042】情報の記録再生時、挿入ローラ7、従動ロ
ーラ9、および押圧機構25は、カード保持台11のア
クセス方向への移動を妨げないように退避するように配
設されている。
【0043】次に図4を参照して、本実施例による光カ
ード3の排出動作を説明する。図1に示すように、メイ
ンフレーム32の後面パネル51には、インレット4に
対向する位置に光カード3が排出されるアウトレット5
2が設けられている。また、後面パネル51の内側に
は、モータ53によって回転駆動される搬送ローラ54
と、搬送ローラ54に接する従動ローラ55とが設けら
れており、アウトレット52の内側には、カード検出器
56が配置されている。さらに、後面パネル51とカー
ド保持台11との間のカード搬送路には、後部カード検
出器57が配置されている。
【0044】一方、カード保持台11の排出側には、挿
入側に設けられたローラ対7、9と同様な排出ローラ5
8と従動ローラ59とが設けられており、排出ローラ5
8は、駆動モータ60で回転駆動される。また従動ロー
ラ59は、ラック61とピニオン62とからなる昇降機
構により昇降し、光カード3を挾持または離間するよう
になっている。さらにラック61には、カード押圧機構
25を駆動するクランプ解除レバー63が固定されてい
る。
【0045】不図示の排出ボタン、または不図示の上位
の制御機器から排出信号が出力されると、カード保持台
11は、図1に矢印c−dで示す方向のローディング位
置に移動する。次にピニオン62を回転駆動し、カード
押圧機構25のクランプレバー25bをクランプ解除レ
バー63で回動させ、図4(a)に示すように、カード
保持台11上に押圧保持された光カード3の保持を解除
し、同時に排出ローラ58と従動ローラ59とで光カー
ド3を挾持する。
【0046】排出ローラ58と従動ローラ59で光カー
ド3を挾持した状態で、図4(b)に示すように、排出
ローラ58を図中矢印方向に回転させることにより、光
カード3を保持台11から送り出す。次に、後部カード
検出器57が光カード3を検知すると、搬送ローラ54
が駆動を始め、図4(c)に示すように、排出ローラ5
8と従動ローラ59が排出されてきた光カード3を挾持
する。搬送ローラ54が図中矢印方向に駆動されること
により、光カード3はアウトレット52より送り出され
る。後部カード検出器57が光カード3の検出をしなく
なると同時、もしくは所定時間経過後、排出ローラ58
は駆動を停止する。
【0047】後部カード検出器57が光カード3の検出
をしなくなってから、所定時間、例えば搬送ローラ54
が光カード3を装置外に排出するのに十分な時間、搬送
ローラ54を駆動した後、図4(d)に示すよう、にロ
ーラ54の駆動を停止する。または、カード検出器56
が光カード3を検出しなくなってから、もしくは所定時
間搬送ローラ54を駆動した後、ローラ54の駆動を停
止しても良い。
【0048】搬送ローラ54、もしくは従動ローラ55
は、一部が光カード記録再生装置1のアウトレット52
の外部に出ており、特にカード取り出し機構を設けなく
ても、光カード3を完全に装置外まで排出可能となって
いる。
【0049】処理済み光カード3の排出と処理前の光カ
ード3のローディングとは、並列動作が可能であり、並
列動作時の動作を次に説明する。
【0050】図中不図示の排出ボタン、または不図示の
上位の制御機器からの排出信号が出力されると、カード
保持台11はローディングポジションに移動する。クラ
ンプ解除レバー63を駆動し、カード保持台11上に押
圧保持された光カード3の保持を解除し、排出ローラ5
8と従動ローラ59で光カード3を挾持する。次に排出
ローラ58と従動ローラ59で光カード3を挾持した状
態で、排出ローラ58を駆動させることにより、光カー
ド3を保持台11から送り出す。
【0051】後部カード検出器57が光カード3を検知
すると、搬送ローラ54を駆動させ、排出ローラ58と
従動ローラ57により排出されてきた光カード3をアウ
トレット52より送り出す。この動作中、後部検出器5
7が光カード3を検知した後、クランプ解除レバー63
をクランプを解除する方向に駆動し、挿入ローラ7と従
動ローラ9を当接させ、カード挿入待ち状態する。
【0052】前部検出器41で次の光カード3が挿入さ
れたことを確認すると、挿入ローラ7を駆動し、カード
保持台11内に光カード3を引き込む。後部カード検出
器57で光カード3の排出を確認した後、排出ローラ5
8は駆動を停止し、クランプ解除レバー63を下げ、排
出ローラ58と従動ローラ59は離間状態にする。ただ
し、この時、カード保持台11は、クランプ解除レバー
44により押圧を解除された状態を保持している。
【0053】前部カード検出器41が光カード3を検知
しなくなってから所定時間後、挿入ローラ7の駆動を止
め、クランプレバー44を下げ、カード保持台11に光
カード3を押圧保持する。光カード3の押圧保持ととも
に、挿入ローラ7と従動ローラ9が離間し、カード保持
台11がアクセス方向に移動可能となり、情報の記録再
生が可能となる。後部カード検出器57もしくはカード
検出器56が光カード3の排出を確認した後、所定時
間、搬送ローラ54を駆動した後、ローラ54の駆動を
停止する。
【0054】以上の動作を行うことにより、排出動作と
ローディング動作の並列動作が可能である。
【0055】図中、ローラの位置は簡単のため、光カー
ド3の矩辺方向のどの位置を挾持するかは特定せずに図
示しているが、光カード3の光記録面以外の領域を挾持
するのが好ましいことは言うまでもない。また図中、挿
入ローラ、排出ローラは、カード矩辺方向に1つずつ配
置されているが、複数個配置しても良い。排出ローラ5
8のカード送り速度は、挿入ローラ7のカード送り速度
より若干速く設定されており、排出動作と挿入動作が同
時に行われた場合でも、カード保持台11上で発行済カ
ードに発行前カード干渉することはないようになってい
る。また、排出ローラ58のカード送り速度と搬送ロー
ラ54のカード送り速度は、ほぼ同じに設定されてお
り、両ローラ間ですべりが発生しないようになってい
る。
【0056】装置構造簡略化のため、クランプ解除レバ
ー44と63とを共用し、挿入ローラー7と排出ローラ
ー58が同時に駆動される構造とした場合、挿入ローラ
7と排出ローラ58のカード送り速度は同じに設定する
必要がある。
【0057】このように、インレット4とは異なる部分
から光カード3の排出を可能としたことにより、正面か
らは光カード3の挿入のみを行えば良く、連続的にカー
ド処理を行うことができる。
【0058】また、カード排出機構をローディング機構
とは独立に設けることにより、機構自体を簡略化できる
ほか、処理済みカードの排出と処理前カードのローディ
ングを同時に行うことができ、高速なカード発行処理を
行うことができる。
【0059】図5及び図6に第2の発明の光カード記録
再生装置の一実施例の構成を示す。本光カード記録再生
装置は、処理予定の光カード3を収納しておき、光カー
ド3を順次処理部71に送り込むためのカード供給装置
72と、光カード3の再生または記録の両方を行い、光
カード3を処理するための処理部71と、処理済みの光
カード3を収納しておくカード収納装置73とからな
る。
【0060】カード供給装置72は、処理部71もしく
は不図示の上位の制御装置からの要求により、カード供
給装置72に設けられた送り込みローラ74を所定角度
回転させる。送り込みローラ74に設けられた段差は、
カード1枚分だけ光カード3を繰り出せるように設計さ
れており、収納されている光カード3を1枚だけ処理部
71に送り込む。
【0061】送り込みローラ74のカード送り込み速度
は、処理部71のカード引き込み速度より遅く設定され
ており、送り込みローラ74が無理に光カード3を押し
込まないようになっている。また、送り込みローラ74
の外周面は、次のカード表面を傷つけないように軟質部
材で表面処理されている。
【0062】カード供給装置72への光カード3の収納
は、光カード3を複数枚収納可能なカートリッジ75で
行うことができる。図7及び図8に光カード3を収納す
るためのカートリッジ75の構造を示す。カートリッジ
75の側面下方には、カード1枚だけ送り出し可能な溝
75aが設けられており、またカートリッジ75の下面
には、送り込みローラ74で光カード3を送り出すため
の開口が設けられている。また最下層の光カード3は、
記録面以外の部分で支持されており、ローラ74によ
り、光カード3が繰り出されても記録面に傷をつけない
構成となっている。さらに、カートリッジ74により複
数枚の光カード3をまとめて供給することができるた
め、長時間、無人で光カード3の処理、発行を行うこと
が可能となる。
【0063】図5、6において、送り込みローラ74の
近傍には、収納カード検出器76が設けられており、収
納カードが全て送り出され、光カード3がなくなると、
例えば、ブザー77で処理すべき光カード3がなくなっ
たことを操作者に知らせることができる。このため、1
人の操作者が複数の装置を並列に用いて、カード処理、
もしくはカード発行を行うことが可能となる。また、カ
ード送り装置には、処理カード数もしくは処理残カード
数を表示する表示部78が設けられており、操作者に、
残りカードのおおよその処理時間を知らせることができ
る。
【0064】処理部71は、図1に示す実施例とほぼ同
等の機能を有し、前部より光カード3を取り込み、所定
の処理を行い、後部より光カード3を排出する。
【0065】処理部71は、カード記録面上の微細な欠
陥、カード上の傷、ほこり等により、まれに、回復不可
能なレベルでカード処理を失敗することがある。また
は、例えば不正な手段により発行されたカードが供給さ
れ、正規の処理を続けることができないことがある。こ
れらの場合、処理部71は不図示の上位の制御装置に、
正規のカード処理ができないことを伝えるカード処理エ
ラー信号、および処理に失敗したカードの情報、例えば
光カード3から読み取った光カード3のシリアルナンバ
ー等を送る。このため、処置に失敗した光カード3を上
位制御装置は事故カードとして認識することができ、作
業を中段することなく、所定の手続きに従い新たに光カ
ード3を発行することができる。また、事故カードを登
録することにより、事故カードを正確に把握することが
できる。
【0066】カード収納装置73は、処理部71から送
り出された光カード3を順次蓄積していく。収納装置7
3内には、光カード3を複数枚収納可能なカートリッジ
76が設けられており、処理部71から排出されてきた
光カード3を収納、蓄積していく。カートリッジ75は
カード供給装置72のカートリッジ75を共用しても良
いことは言うまでもない。
【0067】処理部71のカード排出口付近には、図
9、10に示すような収納経路変更手段が設けられてい
る。処理部71もしくは上位の制御装置から、正規のカ
ード処理ができなかったことを伝える信号が送られてき
た場合は、収納経路変更手段を駆動し正規のカード処理
ができなかった光カード3を正規の光カード3とは別の
収納部分に収納する。
【0068】収納経路変更手段は例えば、ソレノイド8
1を駆動することにより正規の収納経路中に滑り板82
を挿入し、光カード3の落下地点を変更するものであ
る。収納経路変更手段は、特にソレノイド81を用いた
ものに限定するものではなく、モータ、歯車、ベルト等
を用いても何ら効果に差がないことは言うまでもない。
【0069】収納経路を変更し、正常な処理ができた正
規の光カード3と、正規の処理ができなかった事故カー
ドを分けて収納可能としたことにより、正規の光カード
3と事故カードの混在による混乱を避け、また光カード
3の仕分けの作業を不要とすることができる。
【0070】また、事故カード収納部83は、装置73
より取り外し不可能に設けられており、専用の鍵84で
光カード3の取り出しを制限する手段を設けている。こ
のことにより、事故カードが不正持ち出されなどして外
部に流通し悪用されることを防止することができる。
【0071】図1に示す光カード記録再生装置におい
て、カード挿入からカード排出までの一連の動作を逆に
行うことにより、排出部よりカードを挿入し、挿入口よ
りカードを排出することも可能である。このため、ハイ
ブリッドカードへの対応が容易であり、複合カード、例
えば磁気ストライブとIC接点を合わせ持つ光カード
を、複数のカード処理装置、例えば磁気カード記録再生
装置、ICカード記録再生装置、を直列に連結すること
により、1度のカード挿入により、複数の記録手段によ
る情報の記録再生を行うことができるという利点を有す
る。また装置1内に取り込んだ光カード3を、インレッ
ト4とアウトレット52とから選択的に排出することも
可能である。このため、正規の処理を行うことができた
光カード3のみインレット4より排出し、事故カードを
装置内に取り込むことが可能であり、事故カードが継続
して流通することを防ぐことができるという利点を有す
る。
【0072】さらに、図1に示す光カード記録再生装置
の実現において、インレット4からのみカード挿入/排
出を行う光カード記録再生装置に後部排出のため機構取
り付けるスペースを標準的に具備しておき、製造時に選
択的に後部排出機構を組み込む様にすることにより、著
しいコストの増大をまねくことなく後部排出機構付きの
装置を提供することが可能となる。なお、後部排出機構
を取り付けるスペースを設けることは設計時の選択技の
一つに過ぎないため、装置のコストの増大をまねくこと
はない。
【0073】一方、図5、6に示す光カード記録再生装
置において、処理部71に図1に示す光カード記録再生
装置1を用い、その前後にカード供給装置72、カード
収納装置73を取り付け、もしくは直列に配置すること
により、図5、6に示す光カード記録再生装置を実現す
ることが可能である。この場合、カード供給装置72、
処理部71、カード収納装置73の各々を上位の制御装
置と接続し、個別に上位制御装置からの指令で動作させ
ることも可能である。また、処理部71に、カード供給
装置72、カード収納装置73の動作タイミングを制御
するための制御端子91を設けておき、処理部71が必
要に応じてカード供給装置72、カード収納装置73を
制御し、処理部71のみが上位の制御装置とケーブル9
2等で接続されている構成としても何ら問題ない。この
構成において、処理部71のみが上位制御装置と信号の
授受を行えば良く、供給装置72、収納装置73に個別
にインターフェイスを設ける必要がなく、装置全体のコ
ストダウンが可能である。
【0074】第2の発明の一実施例の光カード記録再生
装置を用いることにより、複数枚の光カード3をまとめ
て供給することができるため、長時間、無人でカードの
処理、発行等を行うことが可能となる。また、連続的に
光カード3を処理する必要がある作業として、例えば光
カード製造時の検査作業があるが、1つのロットから抜
き取り検査を行うとしても製造ロット数が多いため、そ
の作業は膨大となり、その検査コストが大きくなる。そ
こで、図5、6に示す光カード記録再生装置と例えば制
御用コンピュータを組み合わせた検査装置を用いると、
カートリッジ75、76でまとめて光カード3を供給
し、長時間、人手を要せず光カード3の検査を行うこと
ができ、検査コストを低減することができる。
【0075】なお、図6に示す符号93は電源スイッチ
であり、符号94は電源ケーブルである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の光カ
ード記録再生装置によれば、光カードの挿入部と排出部
とを分離したので、カード処理時間を短縮し、高速のカ
ード発行を可能とすることができる。
【0077】第2の発明の光カード記録再生装置によれ
ば、光カードを自動的に処理部へ供給する供給部と、処
理済の光カードを収納する収納部とを設けたので、光カ
ードの挿入、処理、排出の自動化を図ることができ、処
理工数とコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光カード記録再生装置の第1の発明の
一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の分離型光ヘッドの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示す実施例のカードローディング動作を
示す説明図である。
【図4】図1に示す実施例のカード排出動作を示す説明
図である。
【図5】本発明の光カード記録再生装置の第2の発明の
一実施例の構成を示す側面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図5のカートリッジの構成を示す斜視図であ
る。
【図8】図7のカートリッジの底面の構成を示す斜視図
である。
【図9】本発明の第2の発明の一実施例による収納経路
変更手段の正規の処理が行われた光カードを収納する場
合の動作を示す説明図である。
【図10】図9の正規の処理が行えなかった光カードを
収納する場合の動作を示す説明図である。
【図11】従来の光カード記録再生装置の一例の構成を
示す斜視図である。
【図12】図11に示す従来例のカードローディング動
作を示す説明図である。
【符号の説明】
3 光カード(光記録媒体) 4 インレット(挿入部) 52 アウトレット(排出部) 71 処理部 72 カード供給装置(供給部) 73 カード収納装置(収納部) 75、76 カートリッジ 77 ブザー(報知手段) 78 表示部 91 制御端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状の光記録媒体に、光学的に情報
    の記録再生を行う光カード記録再生装置において、 前記光記録媒体の挿入部と排出部とを有することを特徴
    とする光カード記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入部と排出部とを、ほぼ同一直線
    上の反対方向に配置したことを特徴とする請求項1記載
    の光カード記録再生装置。
  3. 【請求項3】 カード状の光記録媒体に、光学的に情報
    の記録再生を行う光カード記録再生装置において、 処理予定の前記光記録媒体を予め収納しておき、順次処
    理部に自動的に供給する供給部と、 処理済の前記光記録媒体を収納する収納部とを備えるこ
    とを特徴とする光カード記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記光記録媒体の前記供給部への供給及
    び収納部からの取り出しのうち、少くともいずれか一方
    を行う、前記光記録媒体を複数枚収納可能なカートリッ
    ジを備えることを特徴とする請求項3記載の光カード記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記供給部及び収納部の少くともいずれ
    か一方を前記処理部に対して着脱可能とするとともに、
    それぞれの動作タイミングを制御する制御部を設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載の光カード記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部に接続される制御端子を前記
    処理部、供給部及び収納部の少くともいずれか一つに設
    けたことを特徴とする請求項5記載の光カード記録再生
    装置。
  7. 【請求項7】 前記供給部内の前記光記録媒体が無くな
    ったことを報知する報知手段を備えることを特徴とする
    請求項3または5記載の光カード記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記供給部内の前記光記録媒体の残数及
    び前記処理部による処理数のうち少くともいずれか一方
    を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項3ま
    たは5記載の光カード記録再生装置。
  9. 【請求項9】 正常な処理ができなかった前記光記録媒
    体の情報を上位の制御部に送ることを特徴とする請求項
    3または5記載の光カード記録再生装置。
  10. 【請求項10】 正常な処理ができなかった前記光記録
    媒体を分離して保存する分離収納部を備えることを特徴
    とする請求項3または5記載の光カード記録再生装置。
JP18240593A 1993-07-23 1993-07-23 光カード記録再生装置 Withdrawn JPH0737043A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102365A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Nidec Sankyo Corp カード処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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