JP2005182901A - 記録媒体の処理装置 - Google Patents

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靖彦 牛田
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Abstract

【課題】 記録媒体を処理するために搬送する時間を短縮して、効率を向上させることができる記録媒体の処理装置を提供する。
【解決手段】 処理装置である記録装置10は、未処理の記録媒体を保持する未処理媒体保持部12と、処理済の記録媒体を保持する処理済媒体保持部14と、記録媒体への処理を行う信号記録部16と、信号記録部16へ未記録媒体保持部12から記録媒体を供給し、信号記録部16から処理済媒体保持部14へと記録媒体を回収する移送手段17,18と、を備え、前記移送手段17,18は、複数の記録媒体を一度に移送し、信号記録部16は一度に移送された記録媒体に同時に信号を記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクなどの記録媒体に制御信号やそれ以外の信号の記録等の処理を行う処理部と、処理部へ記録媒体を供給または処理部から記録媒体を回収する移送手段と、を備える記録媒体の処理装置に関する。
従来、CD,DVD等の記録媒体に信号を記録するべく、信号を記録する信号記録手段と、信号記録手段へ記録媒体を供給または信号記録手段から記録媒体を回収する移送手段を備えるものとしては、特開平10−269679号公報に記載されたものが知られている。
この特開平10−269679号公報に記載された発明は、マスターCDの記録内容をCDリーダ・ライターを介してCD−Rに書き込むことによりCDを複製するCD−R書き込み複製装置に関しており、書き込み対象のCD−Rを収納した供給用スタッカーと、書き込み済のCD−Rを回収する回収用スタッカーと、供給用スタッカーからCD−Rを取り出して、CDリーダ・ライターのトレーにCD−Rを移送すると共に、当該CDリーダ・ライターの引き出された状態にあるトレーから書き込み済のCD−Rを取り出して回収用スタッカーに移送する移送機構と、を備えており、これによってCDのCDリーダ・ライターへの供給またはCDリーダ・ライターからの回収を自動的に行い、その複製動作を効率良く行うようにしている。
しかしながら、特開平10−269679号公報に記載の発明では、移送機構が単一であり、移送機構がCD−Rを供給用スタッカーからCDリーダ・ライターのトレーに移送する間(即ち、ディスク供給時間)、及びCDリーダ・ライターから回収用スタッカーへと移送する間(即ち、ディスク回収時間)は、CDリーダ・ライターにおけるディスク記録の作業は行うことができず、効率が悪いという問題がある。
特に、ディスク記録に要する時間が短ければ短いほど、ディスク記録時間に要する時間に対するディスク供給時間及びディスク回収時間に要する時間の割合が大きくなる。つまり、記録工程全体における、実際にディスクに記録している時間が小さくなることになり、効率がそれだけ悪化することになる。
これに対して本件出願人は、信号記録処理の効率を向上させることを目的として、特開2003−242691号公報に記載の実施態様において、未記録ディスクを未記録ディスク保持手段から受け取って記録手段に取り付ける第1の移送手段と、記録済みディスクを記録手段から取り外して記録済みディスク保持手段に引き渡す第2の移送手段と、を備え、第1の移送手段と第2の移送手段は連携して動作して、第2の移送手段が記録手段から記録済ディスクを取り外した直後に第1の移送手段が未記録ディスクを記録手段に取付けるようにしており、これにより記録手段がディスクに記録しない時間を最小にするようにしている。
特開平10−269679号公報 特開2003−242691号公報
本発明が解決しようとする課題は、上述した従来技術に対して、さらに処理効率を向上させることが可能となる処理装置を提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、未処理の記録媒体を保持する未処理媒体保持部と、
処理済の記録媒体を保持する処理済媒体保持部と、
記録媒体への処理を行う処理部と、
処理部へ未記録媒体保持部から記録媒体を供給し、処理部から処理済媒体保持部へと記録媒体を回収する移送手段と、を備える記録媒体の処理装置において、
前記移送手段は、複数の記録媒体を一度に移送し、処理部は一度に移送された記録媒体に対して同時に処理を行うことを特徴とする。
移送手段によって同時に複数の記録媒体を供給し、処理部で供給された複数の記録媒体を同時に処理し、さらに、複数の処理済の記録媒体を同時に処理部から回収することで、効率よく処理することができるようになる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、処理部には複数の処理ユニットが並設されており、移送手段によって移送された複数の未処理の記録媒体を同時に処理ユニットで受けると共に、同時に処理済の記録媒体が複数の処理ユニットから移送手段によって取り去られることを特徴とする。この構成により、複数の記録媒体を同時に供給または回収することができるようになる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、移送手段が、未処理媒体保持部から処理部へと記録媒体を供給する第1の移送手段と、処理部から処理済媒体保持部へと記録媒体を回収する第2の移送手段と、から構成されることを特徴とする。この構成により、供給と回収とを行う手段を別にすることにより、処理部における空き時間をなくして、さらに効率よく処理することができるようになる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のものにおいて、前記第1の移送手段が、未処理媒体保持部と処理部との間を回動往復する移送アームを備えており、移送アームは、その回動角度が90度未満であることを特徴とする。この構成により、少ない回動角度で搬送時間を短縮することができ、さらに処理効率を向上させることができる。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載のものにおいて、前記第2の移送手段が、処理部と処理済媒体保持部との間を回動往復する移送アームを備えており、移送アームは、その回動角度が90度未満であることを特徴とする。この構成により、少ない回動角度で搬送時間を短縮することができ、さらに処理効率を向上させることができる。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のものにおいて、前記未処理媒体保持部が、正六角形の頂点の位置に設けられた記録媒体保持具を保持する水平面内を回動可能となったターンテーブルを備え、そのうちの2つの記録媒体保持具に保持された記録媒体が、移送手段によって処理部へと同時に供給されることを特徴とする。この正六角形の配置における2つの記録媒体保持具に保持された記録媒体を移送手段によって処理部へと供給することによって、同時に2つの記録媒体を搬送することができ、且つ移送手段の移送距離を短くすることができるようになる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載のものにおいて、前記2つの記録媒体保持具から処理部へ向かう回転とは反対方向に回転した位置に、排出するべき不良の記録媒体が移送手段によって移送されることを特徴とする。この構成により、不良の記録媒体があったときに、正しく処理される記録媒体とは分けて排出を行うことができる。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のものにおいて、前記処理済媒体保持部が、正六角形の頂点の位置に設けられた記録媒体保持具を保持する水平面内を回動可能となったターンテーブルを備え、そのうちの2つの記録媒体保持具に移送手段によって処理部から回収された記録媒体が保持されることを特徴とする。この正六角形の配置における2つの記録媒体保持具に移送手段によって処理部から回収された記録媒体が保持されることによって、同時に2つの記録媒体を搬送することができ、且つ移送手段の移送距離を短くすることができるようになる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載のものにおいて、前記2つの記録媒体保持具よりもさらに処理部へ向かう回転とは反対方向に回転した位置に、排出するべき不良の記録媒体が移送手段によって移送されることを特徴とする。この構成により、不良の記録媒体があったときに、正しく処理される記録媒体とは分けて排出を行うことができる。
本発明によれば、移送手段によって同時に複数の記録媒体を移送して、処理部で複数の記録媒体に信号の処理をするために、効率よく、処理を行うことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではない。
図1ないし図4は、本発明の記録媒体の処理装置の実施形態を表す図である。処理装置である記録装置10は、記録媒体としてのディスクDに信号を記録するものである。記録する信号として、この実施形態では、ディスクDの製造工程において予め記録する必要のある制御用信号を対象としているが、これに限るものではなく、マスターデータを複写するデータ用信号であってもよい。また、処理装置が行う処理としては、記録に限らず、記録媒体の検査等の任意の処理とすることができる。
記録装置10は、大略、基台11と、未記録である未処理のディスクDを保持する未処理媒体保持部12と、記録済である処理済のディスクDを保持する処理済媒体保持部14と、未処理のディスクDに信号を記録して処理済のディスクDとする信号記録部(処理部)16と、第1の移送手段17と、第2の移送手段18と、廃棄部19と、制御部100とを備える。未処理媒体保持部12と処理済媒体保持部14とは、信号記録部16を中心として対称の関係となっている。
未処理媒体保持部12は、主に、水平面内で回転可能となったターンテーブル20と、ターンテーブル20に着脱可能に保持されるディスク保持具22と、記録媒体昇降部24と、を備える。
ターンテーブル20は、その下方に設置されたモータ28によって所定角度ずつ水平面内で回転することができる。ターンテーブル20には、その円周に沿って等間隔に6箇所の切欠20aが形成されており、該切欠20aにディスク保持具22が保持される。
ディスク保持具22は、前記ターンテーブル20の切欠20aに着脱可能に嵌め込まれるベース22aと、該ベース22aから上方に伸びるシャフト22bと、シャフト22bに沿って上下動可能なディスクDを受ける受プレート20cとから構成される(図3参照)。シャフト22bは、ディスクDの中心孔を貫通するものであり、多数の未処理のディスクDは、このシャフト22bを通過して受プレート20c上に積み重ねられて保持される。ディスクDの記録装置10への搬送は、このディスク保持具22毎を搬送することでまとめて行うことができる。
記録媒体昇降部24は、送りねじ26と、送りねじ26によって上下動可能となったエレベータ29と、送りねじ26を駆動するエレベータモータ30、30とを有しており、エレベータモータ30、30の回転によりエレベータ29は昇降する。エレベータ29は、後述の供給位置にある一対のディスク保持具22の受プレート20cを支持することで、該ディスク保持具22に積層されたディスクDを支持して、順次、ディスク保持具22の最上にあるディスクDを第1の移送手段17によって供給し得る位置に保持するものである。
処理済媒体保持部14も、未処理媒体保持部12と同様に構成され、水平面内で回転可能となったターンテーブル40と、ターンテーブル40に着脱可能に保持されるディスク保持具22と、を備える。
ターンテーブル40は、その下方に設置されたモータ48によって所定角度ずつ水平面内で回転することができる。ターンテーブル40には、その円周に沿って等間隔に6箇所の切欠40aが形成されている。
ディスク保持具22は、未処理媒体保持部12に使用されるディスク保持具22と同じものであり、そのベース22aが、前記ターンテーブル40の切欠40aに着脱可能に嵌め込まれて、ターンテーブル40に保持される。シャフト22bを、多数の処理済のディスクDが通過して積み重ねられて保持される。
尚、この例では、処理済媒体保持部14において記録媒体昇降部が省略されているが、未処理媒体保持部12と同様に、記録媒体昇降部を設けることも可能であり、記録媒体昇降部が、後述の回収位置にある一対のディスク保持具22の受プレート20cを昇降可能に支持することで、該ディスク保持具22に積層されたディスクDを支持して、順次、ディスク保持具22の最上にあるディスクDの上に第2の移送手段18によってディスクを載置し得るように保持することも可能である。
信号記録部16は、複数(図示例では16個)の記録ユニット(処理ユニット)60を備えており、複数の記録ユニット60は、水平に2列が上下に複数段積層されている。各記録ユニット60には、ディスクDを受けるトレー60aが出入り可能となっており、記録ユニット60内部にはディスクDへの書き込み部(図示略)が備えられている。書き込み部は、予め決められた制御信号をディスクDへ書き込む。書き込みが終了すると、その終了信号を受けてトレー駆動部102(図6)がトレー60aを外方へと引き出して、第2の移送手段18によってディスクDが回収される。また、引き出されたトレー60aに第1の移送手段17によってディスクDが供給されると、トレー駆動部がトレー60aを内部へと引き戻す。ここで、水平2列に並設された記録ユニット60のトレー60aは、同時に出入り動作を行うように制御される。
第1の移送手段17は、主に、移送アーム70と、移送アーム70を回転させる移送モータ72と、移送ベース73と、エレベータタワー74と、エレベータモータ76とを備える。移送アーム70には、一対の吸引ヘッド70a、70aが設けられており、吸引ヘッド70a、70aは、移送アーム70内を貫通する流路及び電磁弁104を介して図示しない負圧源に接続されている。移送アーム70の基部は、移送ベース73に軸着されると共に、移送モータ72のモータ軸に連結され、移送モータ72の駆動により移送アーム70は水平面内を回動可能となっている。また、エレベータタワー74は移送ベース73を上下動させるためのものであり、エレベータタワー74の内部には、移送ベース73を上下動させるための送りねじが収容されており、該送りねじはエレベータモータ76によって駆動される。
第2の移送手段18も、第1の移送手段17とほぼ同様の構成であり、主に、移送アーム80と、移送アーム80を回転させる移送モータ82と、移送ベース83と、エレベータタワー84と、エレベータモータ86とを備える。移送アーム80には、一対の吸引ヘッド80a、80aが設けられており、吸引ヘッド80a、80aは、移送アーム80内を貫通する流路及び電磁弁106を介して図示しない負圧源に接続されている。移送アーム80の基部は、移送ベース83に軸着されると共に、移送モータ82のモータ軸に連結され、移送モータ82の駆動により移送アーム80は水平面内を回動可能となっている。また、エレベータタワー84は移送ベース83を上下動させるためのものであり、エレベータタワー84の内部には、移送ベース83を上下動させるための送りねじが収容されており、該送りねじはエレベータモータ86によって駆動される。
廃棄部19は、処理中にディスクDの不良を検出したときに、不良のディスクDを排出するためのものであり、未処理媒体保持部12と処理済媒体保持部14の上方に配置された廃棄台91と、廃棄ディスクを受けるための廃棄シャフト92、92及び廃棄シャフト94、94とを備えており、それぞれ廃棄シャフト92が未処理媒体保持部12側上方に、廃棄シャフト94が処理済媒体保持部14側上方に設けられている。
制御部100は、信号記録部16及びセンサからの出力を受け、その信号に基づき、各モータドライバを介してモータ28、30、48、72、76、82、86を駆動するものである(図6参照)。
図5に示すように、未処理媒体保持部12のターンテーブル20及び処理済媒体保持部14のターンテーブル40には、正六角形の頂点に対応する位置に6つのディスク保持具22が保持されて、ターンテーブル20、40の回転と共にディスク保持具22が移動するようになっている。ターンテーブル20の手前のディスク保持具22がある2箇所は、搬入位置P1である。この2箇所の搬入位置P1を結ぶ仮想線は、基台11の前面縁に平行となっており、基台11の前方からのディスク保持具22の搬入が容易なる位置となっている。ターンテーブル20の搬入位置P1から信号記録部16の方に向かって120度回転した位置は、供給位置P2となる。この供給位置P2にあるディスク保持具22に保持されるディスクDが第1の移送手段17によって移送される。また、ターンテーブル20の残りのディスク保持具22がある箇所は、待機位置P3である。また、前記廃棄部19の廃棄シャフト92、92は、待機位置P3のほぼ上方に位置づけられており、不良のディスクDを排出するための排出位置P7となる。移送アーム70には、センサ101(図6)が取付けられており、移送アーム70に保持したディスクDの不良が検出されると、該ディスクDは、第1の移送手段17によって排出位置P7へと移送される。
また、ターンテーブル40の手前のディスク保持具22がある2箇所は、搬出位置P4である。この2箇所の搬出位置P4を結ぶ仮想線は、基台11の前面縁に平行となっており、基台11の前方からのディスク保持具22の搬出が容易なる位置となっている。ターンテーブル20の搬出位置P4から信号記録部16の方に向かって120度回転した位置は、回収位置P5となる。この回収位置P5にあるディスク保持具22に処理済のディスクDが第2の移送手段18によって移送される。また、ターンテーブル40の残りのディスク保持具22がある箇所は、待機位置P6となる。また、前記廃棄部19の廃棄シャフト94、94は、待機位置P6のほぼ上方に位置づけられており、不良のディスクDを排出するための排出位置P8となる。信号記録部16から回収されたディスクDが不良であることが検出されると、第2の移送手段18によって排出位置P8へと移送される。
以上のように構成される記録装置10において、その作用を説明する。
まず、作業開始準備時には、未処理媒体保持部12の搬入位置P1から未処理のディスクDが最大数に積層された2つのディスク保持具22がターンテーブル20にセットされ、ターンテーブル20が順に回転されて、最大6つのフル装填されたディスク保持具22が取付けられる。一方、処理済媒体保持部14には、すべてディスクDが積層されていない6つの空のディスク保持具22をセットしておく。
次に、作業が開始されると、記録媒体昇降部24が作動し、エレベータ29が供給位置P2にあるディスク保持具22に積層されたディスクDの最下のディスクDの下方にセットされる。
そして、第1の移送手段17において、エレベータモータ76により移送ベース73が適当な高さに位置づけられた後、移送モータ72によって移送アーム70が回動を開始する。移送アーム70は、供給位置P2にある一対のディスク保持具22の最上にある一対の未処理のディスクDをその吸引ヘッド70a、70aによって一緒に吸引する。ここでディスクDが正しいものでない等の異常が移送アーム70に取付けられたセンサ101(図6)によって検出されると、移送アーム70は、上昇後、信号記録部16から遠ざかる方向へ約60度回転して、排出位置P7にある廃棄シャフト92の上まで移動して、吸引を解除してディスクDをその廃棄シャフト92に保持させる(図5の仮想線70−2)。異常が検出されない場合には、移送アーム70は、信号記録部16の方へ向かって約60度回転する(図5の仮想線70−1)。
信号記録部16では、作動の初期には、下方の記録ユニット60から順に作動を開始するようになっている。従って、作業開始時には、最下方にある一対の並設された記録ユニット60のトレー60aが引き出される。移送アーム70は、一対の未処理のディスクDを吸引維持したまま回転して、トレー60aまで運び、そこで吸引を解除して、引き出された各トレー60a上に各ディスクDをセットする。
ディスクDがセットされるとトレー60aは記録ユニット60内へと引き戻されて、ディスクDへの制御信号の書き込みが行われる。
移送アーム70は、トレー60aにディスクDをセットすると、反対方向に回転して、供給位置P2にある次の一対のディスクDを吸引する。記録媒体昇降部24は、ディスクDが吸引されるたびに、ディスクD全体を上方へ所定距離ずつ持ち上げて、常に、ディスク保持具22に保持される最上のディスクDが移送アーム70によって吸引されることができる位置へと移動させている。移送アーム70は、次のディスクDを吸引して、上昇した後、異常がない場合には、約60度回転して、信号記録部16の次の段の並設された一対のユニット60のトレー60aにディスクDをセットする。これを順次繰り返していく。
こうして、積層された記録ユニット60対にすべてディスクDをセットした後は、最も早く制御信号の記録が終わった一対のユニット60のトレー60aが引き出される。
第2の移送手段18おいて、移送アーム80が、エレベータモータ86により、トレー60aが引き出されるユニット60に合わせた高さに位置づけられた後、回動し、一対のトレー60aにある処理済のディスクDを一緒に吸引する。吸引後、移送アーム80は記録ユニット60から遠ざかる方向へ約60度回転して、回収位置P5にあるディスク保持具22の上まで移動して、吸引を解除して処理済のディスクDをディスク保持具22へと保持させる(図5の仮想線80−1)。
尚、記録ユニット60の記録時などに異常が検出されると、移送アーム80は、約120度回転し、回収位置P5を通り越して排出位置P8にある廃棄シャフト94の上まで移動して、ディスクDを廃棄シャフト94に保持させる(図5の仮想線80−2)。
第2の移送手段18の移送アーム80によってトレー60aから処理済のディスクDが取り外されると、第1の移送手段17の移送アーム70によって次の未処理のディスクDがトレー60aにすぐにセットされるべく、移送アーム80の回転操作と干渉しない程度の最小の時間差をおいて、移送アーム70が作動する。こうして、記録ユニット60の休止時間を低減させることができる。
供給位置P2にあるディスク保持具22に保持される未処理のディスクDがすべて供給された後は、ターンテーブル20が回転して、搬入位置P1にあるディスク保持具22が供給位置P2へと移動して、作業が続けて行われる。同様に、回収位置P5にあるディスク保持具22に保持される処理済のディスクDが最大になると、ターンテーブル40が回転して、作業が続けて行われる。こうして、未処理媒体保持部12のディスクが装填されていた6つのディスク保持具22が空になると、1サイクルが終了する。
以上のように、移送アーム70、80は同時に2枚のディスクDを移送し、記録手段16では同時に2枚のディスクDを処理する。よって、従来のほぼ2倍の速さで処理を行うことが可能になる。また、移送アーム70及び80の回動範囲は、異常時を除き、供給位置P2とトレー60aの位置の約60度、トレー60aの位置と回収位置P5の約60度となっており、90度よりも小さく、従って、それだけ移送時間が短くなっている。こうして、効率よく処理を行うことができる。
移送アーム70は、並設された記録ユニット60の引き出されたトレー60aをつなぐ仮想線と、2つの供給位置P2をつなぐ仮想線との両方の線上に位置づけられるようにその回動中心が設定される。同様に、移送アーム80は、並設された記録ユニット60の引き出されたトレー60aをつなぐ仮想線と、2つの回収位置P5をつなぐ仮想線との両方の線上に位置づけられるようにその回動中心が設定される。
尚、以上の実施形態では、ターンテーブル20、40に配置されるディスク保持具22が正6角形の頂点上に配置されており、この正6角形の配置により、搬入位置P1、搬出位置P4を搬入、搬出作業のしやすい手前に配置することができ、供給位置P2、回収位置P5を移送アーム70、80が小さな回転角で信号記録部16との間を往復することができて、好適である。しかしながら、本発明はかかる配置に限定されることなく、正四角形を含む正多角形の配置を適宜選択することが可能である。
また、この実施形態では、一度に移送アーム70、80が移送するディスクは2枚であったが、3枚以上とすることも可能であり、その場合、ディスク保持具の配置は、正四角形を含む正多角形の辺及び角上に配置するとよい。
本発明の実施形態による処理装置の全体斜視図である。 本発明の実施形態による処理装置の全体平面図である。 本発明の実施形態による処理装置の正面図である(ディスクは省略する)。 本発明の実施形態による処理装置の側面図である(ディスクは省略する)。 本発明の実施形態による処理装置の説明用平面図である。 本発明の実施形態による処理装置のブロック図である。
符号の説明
10 記録装置(処理装置)
12 未記録媒体保持部
14 記録済媒体保持部
16 信号記録部(処理部)
17 第1の移送手段
18 第2の移送手段
20 ターンテーブル
22 ディスク保持具
60 記録ユニット(処理ユニット)
70 移送アーム
80 移送アーム
D ディスク(記録媒体)

Claims (9)

  1. 未処理の記録媒体を保持する未処理媒体保持部と、
    処理済の記録媒体を保持する処理済媒体保持部と、
    記録媒体への処理を行う処理部と、
    処理部へ未記録媒体保持部から記録媒体を供給し、処理部から処理済媒体保持部へと記録媒体を回収する移送手段と、を備える記録媒体の処理装置において、
    前記移送手段は、複数の記録媒体を一度に移送し、処理部は一度に移送された記録媒体に対して同時に処理を行うことを特徴とする記録媒体の処理装置。
  2. 前記処理部には複数の処理ユニットが並設されており、移送手段によって移送された複数の未処理の記録媒体を同時に処理ユニットで受けると共に、同時に処理済の記録媒体が複数の処理ユニットから移送手段によって取り去られることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 前記移送手段は、未処理媒体保持部から処理部へと記録媒体を供給する第1の移送手段と、処理部から処理済媒体保持部へと記録媒体を回収する第2の移送手段と、から構成されることを特徴とする請求項1または2記載の処理装置。
  4. 前記第1の移送手段は、未処理媒体保持部と処理部との間を回動往復する移送アームを備えており、移送アームは、その回動角度が90度未満であることを特徴とする請求項3記載の処理装置。
  5. 前記第2の移送手段は、処理部と処理済媒体保持部との間を回動往復する移送アームを備えており、移送アームは、その回動角度が90度未満であることを特徴とする請求項3または4記載の処理装置。
  6. 前記未処理媒体保持部は、正六角形の頂点の位置に設けられた記録媒体保持具を保持する水平面内を回動可能となったターンテーブルを備え、そのうちの2つの記録媒体保持具に保持された記録媒体が、移送手段によって処理部へと同時に供給されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 前記2つの記録媒体保持具から処理部へ向かう回転とは反対方向に回転した位置に、排出するべき不良の記録媒体が移送手段によって移送されることを特徴とする請求項6記載の処理装置。
  8. 前記処理済媒体保持部は、正六角形の頂点の位置に設けられた記録媒体保持具を保持する水平面内を回動可能となったターンテーブルを備え、そのうちの2つの記録媒体保持具に移送手段によって処理部から回収された記録媒体が保持されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の処理装置。
  9. 前記2つの記録媒体保持具よりもさらに処理部へ向かう回転とは反対方向に回転した位置に、排出するべき不良の記録媒体が移送手段によって移送されることを特徴とする請求項8記載の処理装置。
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