JP2006040450A - ライブラリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気テープの搬送をおこなう搬送機構装置がメンテナンス/故障などにより、作動しない状態でも、システムによる運用を可能とするライブラリ装置を提供する。
【解決手段】ライブラリ装置100は、複数の記録媒体を収納するカートリッジを収容する磁気テープ保管棚220と、この磁気テープに対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置230と、保管棚220と記録再生装置230との間で、磁気テープカートリッジを保管棚220の所定位置に搬送する搬送機構装置とを備え、搬送機構装置は、通常時に磁気テープカートリッジの搬送をおこなう第1の搬送機構装置300と、この第1の搬送機構装置300の非作動時に、磁気テープカートリッジの搬送をおこなう第2の搬送機構装置400とにより構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気テープなどの記憶媒体を記録再生装置(ドライブ)に自動的に搬送して情報の読み書きをおこなうライブラリ装置に関し、特に、磁気テープカートリッジ(記録媒体を収納するカートリッジ)の搬送をおこなう搬送機構装置が作動(メンテナンス/故障)しない状態でも、新たに設けた搬送機構装置によりシステムによりライブラリ装置を停止させる事なく、システムによる運用を可能にしたライブラリ装置に関する。
近年、コンピュータシステムにおける情報量の大量化や、マルチメディア、グラフィックデータのような大容量を必要とするデータの検索などに、磁気テープカートリッジを備えたライブラリ装置の需要が増えつつある。このライブラリ装置は、磁気テープカートリッジに対して、セルへの装着、取り外し、保管、データの記憶/再生などを自動的におこなう機能を備えている。
具体的に説明すると、磁気テープライブラリ装置は、記憶媒体(磁気テープカートリッジ)の搬送を自動化するため、アクセッサという媒体ハンドリングロボット(搬送機構装置)を磁気テープライブラリ装置の内部に配置し、媒体保管庫(セル)との間での記憶媒体の投入と排出、または、媒体保管庫と記憶再生装置(MTU/ドライブ)へのマウントとデマウントを自動的におこなうものである。また、この磁気テープライブラリ装置は、ホストコンピュータと通信接続されており、このホストコンピュータの指示により、磁気テープカートリッジに対する保管、データの記憶/再生などを自動的におこなうことができる。
以上説明したように、この種の磁気テープライブラリ装置の場合、磁気テープカートリッジを保管棚の所定位置に搬送するとともに、記録再生装置による記録/再生をおこなうライブラリシステムが構築されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特開平7−174475号公報 特開平7−44335号公報 特表2003−515867号公報
ところが、上述した従来の磁気テープライブラリ装置の場合、以下に示すような問題がある。すなわち、従来の磁気テープライブラリ装置の場合、磁気テープライブラリ装置の保守点検時(メンテナンス)や、この磁気テープライブラリ装置に備えている搬送機構装置の機構部などに何らかのトラブルが発生した場合(故障時)、磁気テープライブラリ装置を停止(電源OFF)させて作業をおこなう必要があるため、これにともなって、システム自体も停止することとなり、顧客のシステムがダウンしてしまうという問題がある。
具体的に説明すると、従来の磁気テープライブラリ装置のように搬送機構装置が1台のみの構造は、搬送機構装置を構成する機構部のいずれかにトラブルが発生すると、磁気テープライブラリ装置全体として機能しなくなるため、この結果、顧客のシステムに多大な影響を与えてしまうという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するためになされたものであり、磁気テープカートリッジの搬送をおこなう搬送機構装置に対するメンテナンス時或は故障した場合でも、システムを停止させることなく、活性保守を実現できる磁気テープライブラリ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に係るライブラリ装置は、複数の記録媒体を収納するカートリッジを収容する複数のセルを有する収容棚と、前記記録媒体に対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置と、前記収容棚と前記記録再生装置との間で、前記記録媒体を収納するカートリッジを保管棚の所定位置に搬送する搬送機構装置とを備えた磁気テープライブラリ装置において、前記搬送機構装置は、通常時にカートリッジの搬送をおこなう第1の搬送機構装置と、前記第1の搬送機構装置の非作動時に、カートリッジの搬送をおこなう第2の搬送機構装置とにより構成されることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、ライブラリ装置は、通常時は、第1の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこない、この第1の搬送機構装置の非作動時(保守点検時/故障時)には、第2の搬送機構装置によりカートリッジの搬送をおこなうように構成されている。
また、請求項2に係るライブラリ装置は、複数の記録媒体を収納するカートリッジを収容する複数のセルを有する収容棚と、前記記録媒体に対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置と、前記収容棚と前記記録再生装置との間で、前記記録媒体を収納するカートリッジを保管棚の所定位置に搬送する搬送機構装置とを備えた磁気テープライブラリ装置において、前記搬送機構装置は、通常時に記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこなう第1の搬送機構装置と、当該第1の搬送機構装置と同等の構成からなる第2の搬送機構装置と、前記第1の搬送機構装置の非作動を検出する非作動検出手段とを備え、前記非作動検出手段により第1の搬送機構装置の非作動が検出された場合、前記第2の搬送機構装置によるカートリッジの搬送がおこなわれることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、ライブラリ装置は、通常時は、第1の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこない、この第1の搬送機構装置の非作動を非作動検出手段により検出した時には、第2の搬送機構装置によりカートリッジの搬送をおこなうように構成されている。
また、請求項3に係るライブラリ装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記ライブラリ装置は、前記第1の搬送機構装置を上下に昇降させる昇降手段と、当該第1の搬送機構装置の最下降位置を検出する最下降位置検出手段とを備え、前記第1の搬送機構装置は、前記非作動検出手段により非作動が検出された場合、前記昇降手段により下降するとともに、前記最下降位置検出手段により下降位置が最下位と検出された場合に、前記第1の搬送機構装置の保守をおこなう保守エリアまで搬送する搬送手段とを備えることを特徴とする。
この、請求項3に記載の発明によれば、ライブラリ装置は、第1の搬送機構装置は、非作動検出手段により、この第1の搬送機構装置の非作動が検出された場合、昇降手段により下降するとともに、第1の搬送機構装置が最下降位置まで下降したことを最下降位置検出手段により検出した場合に、搬送手段により第1の搬送機構装置の保守をおこなう保守エリアまで搬送する。
また、請求項4に係るライブラリ装置は、請求項3に記載の発明において、前記ライブラリ装置は、前記第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出するホームポジション検出手段を備えることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、ライブラリ装置は、ホームポジション検出手段を備えており、この第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出するこのホームポジション検出手段の検出により第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを判定する。
また、請求項5に係るライブラリ装置は、請求項4に記載の発明において、前記ホームポジション検出手段により、前記第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出した場合に、前記第2の搬送機構装置による記録媒体を収納するカートリッジの搬送制御を開始することを特徴とする。
この請求項5に記載の発明は、ホームポジション検出手段により、第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出した場合に、第2の搬送機構装置による記録媒体を収納するカートリッジの搬送制御を開始する制御をおこなう。
請求項1に記載の発明によれば、ライブラリ装置は、通常時は、第1の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこない、この第1の搬送機構装置の非作動を非作動検出手段により検出した時には、第2の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこなうように構成されているので、第1の搬送機構装置のメンテナンスを実施する際や、この第1の搬送機構装置が故障した場合であっても、第1搬送機構装置の非作動時には、第2の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこなうことから、システムを停止させることなく故障した第1の搬送機構装置に対する修理/保守をを実現する(活性保守)ことができるうえ、顧客のシステムの運用を常時、良好なシステムとして維持することができるという効果を奏する。
この、請求項2に記載の発明によれば、ライブラリ装置は、通常時は、第1の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこない、この第1の搬送機構装置の非作動を非作動検出手段により検出した時には、第2の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこなうように構成されているので、第1の搬送機構装置のトラブルを非作動検出手段により確実に検出できるうえ、第1の搬送機構装置のメンテナンスを実施する際や、この第1の搬送機構装置が故障した場合であっても、第1搬送機構装置の非作動時には、第2の搬送機構装置により記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこなうことから、システムを停止させることなく故障した第1の搬送機構装置に対する修理/保守をを実現する(活性保守)ことができるうえ、顧客のシステムの運用を常時、良好なシステムとして維持することができるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば、ライブラリ装置に備えた第1の搬送機構装置は、非作動検出手段により非作動が検出された場合、昇降手段により下降するとともに、第1の搬送機構装置が最下降位置まで下降したことを最下降位置検出手段により検出した場合に、搬送手段により第1の搬送機構装置の保守をおこなう保守エリアまで搬送するので、点検/修理をおこなう第1の搬送機構装置の保守エリアへの移送を確実に確認するとともに、待機している第2の搬送機構装置による記録媒体を収納するカートリッジの搬送を継続しておこなうことができ、これによって、システムを中断することを防止できるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば、ライブラリ装置は、ホームポジション検出手段を備えており、この第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出するこのホームポジション検出手段の検出により第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを判定するので、このホームポジション検出手段により第1の搬送機構装置が点検/修理をおこなう保守エリアに到達したことを確実且つ正確に検出できるという効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、ホームポジション検出手段により、第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出した場合に、第2の搬送機構装置による記録媒体を収納するカートリッジの搬送制御を開始する制御をおこなうので、点検/修理をおこなう第1の搬送機構装置の保守エリアへの移送を確実に確認できるうえ、待機している第2の搬送機構装置による記録媒体を収納するカートリッジの搬送を継続しておこなうことができ、これによって、システムを中断することを防止できるという効果を奏する。
以下に、添付図面を参照して、本実施例に係る磁気テープライブラリ装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、磁気テープライブラリ装置の概要および特徴を説明した後に、この磁気テープライブラリ装置を構成する各機構部の構成および機能の詳細を説明し、次いで、磁気テープライブラリ装置による通常時および異常信号検出時における磁気テープカートリッジの搬送制御手順を説明する。
ここで、図1は、磁気テープライブラリ装置の全体構成を示す斜視図、図2−1は、磁気テープライブラリ装置を内部に備える内部ロッカーの収納状態を示す斜視図を、図2−2は、内部ロッカーの取り出し状態を示す斜視図を、図3は、磁気テープライブラリ装置の主要部を示す全体構成図を、図4−1は、磁気テープライブラリ装置の上視構成概略図を、図4−2は、磁気テープライブラリ装置における側面部の構成概略図を、それぞれ示している。なお、以下に示す実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(磁気テープライブラリ装置の特徴および概略)
ここで、本発明における磁気テープライブラリ装置100の特徴は、通常時に記録再生装置230(ドライブ)に対して、磁気テープカートリッジの搬送をおこなう第1搬送機構装置300以外に、新たに、この第1搬送機構装置300と同等の構成および機能を備えた第2搬送機構装置400を装備するとともに、第1搬送機構装置300が作動不可(メンテナンス/故障)となった場合、この第1搬送機構装置300をメンテナンス(保守)/修理をおこなう「保守エリア」まで退避させるとともに、第1搬送機構装置300が「保守エリア」まで到達した時に、第2搬送機構装置400の作動により、主に、磁気テープカートリッジを記録再生装置230まで搬送する冗長化を可能とする搬送機構装置により、活性保守を実現できる磁気テープライブラリ装置を実現することにある。
具体的に説明すると、本発明では、磁気テープライブラリ装置に2台の搬送機構装置(第1、2搬送機構装置300、400)を備えており、通常、記録再生装置230に対する磁気テープカートリッジの搬送は第1搬送機構装置300によりおこなわれ、この第1搬送機構装置300とは別の第2搬送機構装置400は、装置100の上部位置で待機しており、第1搬送機構装置300が作動不可(メンテナンス/故障)となった場合、この第1搬送機構装置300は昇降装置により、装置100の最下降位置まで下降し、この下降が最下降位置を検出する退避センサ920(図4−2)により検出された場合に、この第1搬送機構装置300を保守/修理をおこなう「保守エリア」まで搬送させた後、装置100の上部位置に待機している第2搬送機構装置400による磁気テープカートリッジの搬送をおこなうようにしている。すなわち、これによって、第1搬送機構装置300に対するメンテナンス時や構成各部品が故障した際にも、システムを停止させてない状態でシステムの運用を図る/確保することができ、システムダウンを防止することができる。
(磁気テープライブラリ装置100の構成)
図1に示すように、磁気テープライブラリ装置100は、全体が直方体型に形成された外部ロッカー110および内部ロッカー120からなる筐体本体100aにより構成されており、複数の磁気テープを収容する複数のセル210(本例では、6個)を有する左右一対の磁気テープ保管棚220と、磁気テープカートリッジに対して、情報の記録/再生をおこなう記録再生装置(MTU)230(図4−1)と、これら磁気テープ保管棚220と記録再生装置230との間で磁気テープカートリッジを、自動的に保管棚220(セル221)におけるの所定の位置に搬送する第1、2搬送機構装置300、400とから構成されている。
ここで、図2−1および図2−2に示すように、磁気テープライブラリ装置100を構成する筐体本体100aは、外部ロッカー110と、この外部ロッカー110の内部に収納される内部ロッカー120とにより構成され、実際には、内部ロッカー120の内部に磁気テープライブラリ装置100の各機構部が収納されている。このため、磁気テープライブラリ装置100や第1、2搬送機構装置300、400のメンテナンスや故障発生時の部品交換などをおこなう場合には、図2−2に示すように、内部ロッカー120を外部ロッカー110からA方向(図2−2)に引き出すことにより、容易且つ効率的におこなうことができる構成としている。
以下、磁気テープライブラリ装置100の構成を詳細に説明する。すなわち、この磁気テープライブラリ装置100は、装置100のRL(右左)位置(図4−1参照)に設けた磁気テープ保管棚220と、装置100後方に備えた記憶再生装置(MTU/ドライブ)とにより構成されている。このうち、記録再生装置230(MTU)は、磁気テープカートリッジに対する情報の書き込み、または、この磁気テープカートリッジに記録されている情報の読み出しをおこなう機能を備えている。
磁気テープ保管棚220は、磁気テープカートリッジを必要枚数収容するとともに、ホストコンピュータの指令通知に基づいて、選択的に第1、2搬送機構装置300、400による搬送に応じて、記録再生装置230(MTU)に、磁気テープカートリッジを搬送するとともに、この記録再生装置230(MTU)により、情報の記録や再生がおこなう構成となっている。
ここで、磁気テープカートリッジには、所定のバーコードラベルが貼付されており、このバーコードをバーコードリーダにより読むことで、指定された磁気テープカートリッジを所定の格納場所(セル221内)に格納することができるとともに、指定された磁気テープカートリッジに対する記録/再生を可能としている。
図1および図3に示すように、内部ロッカー120内に装備された磁気テープライブラリ装置100は、鉛直方向(Y軸方向)に立設された鉛直コラム140の上下方向に沿って昇降自在に構成された第1、2搬送機構装置300、400を備えており、図4−1および図4−2に示すように、これら第1、2搬送機構装置300、400は、それぞれの第1、2搬送機構装置300、400をX軸方向(左右の磁気テープ保管棚220に移動する方向)に移動させるためのX機構部700と、Y軸方向(上下方向)に移動させるためのY機構部800と、Z軸方向(装置100の前後方向)に移動させるためのZ機構部900とを備えている。
図5、6に示すように、第1、2搬送機構装置300、400の昇降をおこなうY機構部800は、第1搬送機構装置300を上下方向に昇降させる第1搬送駆動モータ810と、第2搬送機構装置400を上下方向に昇降させる第2搬送駆動モータ820とにより構成されている。また、これら搬送駆動モータ810、820の駆動回転軸には、昇降ワイヤ610が取り付けられ、この昇降ワイヤ610により第1、2搬送機構装置300、400の昇降が可能となっている。
すなわち、磁気テープライブラリ装置100本体の上部(図6)には、第1搬送機構装置300を昇降移動させるための第1搬送駆動モータ810と、第2搬送機構装置400を昇降移動させるための第2搬送駆動モータ820とが設けられている。すなわち、第1搬送機構装置300は、第1搬送駆動モータ810の駆動による昇降ワイヤ610により、上下方向に昇降移動自在となっており、第2搬送機構装置400は、第2搬送駆動モータ820による昇降ワイヤ610によりの駆動により、上下方向に昇降移動自在となっている。
また、これら昇降ワイヤ610の端部には、バランサ510、510が取り付けられており、これらバランサ510、510は、基本的に第1、2搬送機構装置300、400の平衡を維持する機能を備えているが、本例では、第1、2搬送機構装置300、400の電源がOFFした場合に、これら第1、2搬送機構装置300、400をスムーズに下降させる機能を備えている(いずれか一方のバランサ510の重量を重くしている)。
また、図7、8に示すように、これら第1、2搬送機構装置300、400の本体部300a、400bには、指定された磁気テープカートリッジを磁気テープ保管棚220に着脱(収納/取り出し)させるためのハンド機構部310、410と、本体部300a、400bの向きを180度回転させるためのスイブル機構部320、420とを備えている。ハンド機構部310、410は、保管棚220内に収納された磁気テープカートリッジを把持し、記録再生装置230まで搬送する機能を備えている。スイブル機構320、420は、磁気テープライブラリ装置100に備えている左右に位置する磁気テープ保管棚220に向けて、本体部300a、400b(実際には、ハンド機構部310、410の向き)の向きを180度回転する機能を備えている。
なお、従来の磁気テープライブラリ装置では、磁気テープカートリッジが磁気テープ保管棚220から飛び出さないように、所定の角度傾斜させているため、搬送機構装置には、ハンド機構部を傾けるためのチルト機構を必要としていたが、本発明では、磁気テープ保管棚220に磁気テープカートリッジに対する飛び出し防止機構を備えているため、従来のチルト機構は不要としている。
また、図7、8に示すように、Z機構部700は、第1、2搬送機構装置300、400を装置100の前後方向に移動させるレール部材710と、伝達ギヤ720と、プーリ730と、ワイヤ740とにより構成されている。このZ機構部700の作動により第1、2搬送機構装置300、400を記録再生装置230に向けて移動する機能を備えている。
また、X機構部900は、第1、2搬送機構装置300、400を磁気テープライブラリ装置100の前後方向(装置100前側および記録再生装置230側)に向けて移動させる移動部材940により構成されている。図7に示すように、この移動部材940は、Z機構部700を構成するレール部材710とほぼ直角をなす位置に配置されており、移動部材940に形成された溝部950に沿って、第1、2搬送機構装置300、400を左右の磁気テープ収納棚220のいずれかに移動させることができる。
また、図8に詳示するように、磁気テープライブラリ装置100の最下部位置には、第1搬送機構装置300を「保守エリア」まで移送する退避駆動モータ910と、この第1搬送機構装置300が最下部位置まで、下降したことを検出する退避センサ920とが設けられている。ここで、「保守エリア」とは、第1搬送機構装置300のメンテナンス時や何らかの故障が発生した場合に、この第1搬送機構装置300を一旦、退避させるエリア(特定の領域)として設けられている。
具体的には、図8に示すように、第1搬送機構装置300が装置100の最下位置まで下降し、この第1搬送機構装置300の遮蔽板340が退避センサ920の検知部を遮蔽すると(ON)、退避駆動モータ910の駆動が開始し(ON)、これにより、退避駆動モータ910の出力軸に固設された駆動ギヤ911と、伝達ギヤ720とが噛合し、これによって、退避駆動モータ910の回転駆動力が駆動ギヤ911、伝達ギヤ720を介して、移送プーリ730に伝達される。
これにより、第1搬送機構装置300は、装置100前側の「保守エリア」方向(図8の右側のZ軸方向)に向かって移動することとなる。この場合、この第1搬送機構装置300は、退避駆動モータ910のサーボ制御に基づいて、「保守エリア」内の所定位置に停止させる制御をおこなうようにしている。なお、本例では、装置100の右側位置には、ホームポジションセンサ930(図4−2参照)を設けており、このホームポジションセンサ930により第1搬送機構装置300の停止位置を制御している。
そして、第1、2搬送機構装置300、400は、「保守エリア」内で保守および点検/修理がおこなうことができる。また、後述するようにホームポジションセンサ930のON時に、第1搬送機構装置300から第2搬送機構装置400へ搬送制御を切り換えて、この第2搬送機構装置400による作動(磁気テープカートリッジの搬送)が可能となる制御をおこなっている。
次に、以上のように構成される磁気テープライブラリ装置100における各機構部の通常動作(第1搬送機構装置300による磁気テープカートリッジの搬送処理手順)および故障発生時の制御動作を、図4−1(上視図)および図4−2(側面図)に示す磁気テープライブラリ装置の構成図と、図9に示すフローチャートと、図10に示すタイミングチャートを参照して説明する。なお、この図10に示すタイミングチャートでは、ハンド機構部310、410と、スイブル機構部320、420と、Z機構部700と、Y機構部800と、X機構部900と、記録再生装置230によるON/OFFタイミングを示している。
すなわち、図9のフローチャートに示すように、先ず、ホストコンピュータによる指令通知(磁気テープTに対する記録/再生指令)が磁気テープライブラリ装置100に送信されると(ステップS100)、ステップS110により指令通知の判定がおこなわれ(ステップS110)、このステップS110の判定によりホストコンピュータからの指令通知を受信したことが判定されると(ステップS110肯定)、以下、第1搬送駆動モータ810の駆動が開始され、これにより、Y機構部800の作動により第1搬送機構装置300の昇降移動が開始される(ステップS120)。
そして、ステップS130の判定により、この第1搬送機構装置300が指定された磁気テープカートリッジが保管されている保管棚220の位置(セルの位置)に到達したと判定された場合(ステップS130肯定)、次いで、X機構部900による作動が開始される(ステップS140)。具体的に説明すると、ステップS120による第1搬送機構装置300の昇降移動により、この第1搬送機構装置300は指定された磁気テープカートリッジの位置(上下位置)まで移動するとともに、ステップS140によるX機構部900の作動によって、Z方向の位置(前後の位置)が調整される。具体的には、X機構部900の作動により、第1搬送機構装置300は、指定された保管棚220に近接することとなる。なお、実際には、第1搬送機構装置300に設けられたハンド機構部310/スイブル機構部320が移動し、保管棚220に近接することとなる。
次いで、スイブル機構部310が作動し(ステップS150)、これにより、第1搬送機構装置300は、記録/再生の対象となる磁気テープカートリッジと対向する位置に近接した状態で停止することができる。具体的には、指定された磁気テープカートリッジが収納されているR側(右側)かL側(左側)の磁気テープ保管棚220のいずれか一方に、ハンド機構部310(410)を対向させることができる。
次いで、X機構部900のハンド機構部310を作動させることにより(ステップS160)、第1搬送機構装置300を指定された磁気テープカートリッジに対向させ、このハンド機構部310により指定された磁気テープカートリッジを把持し(ステップS170)、この磁気テープカートリッジを保管棚220から取り込む(ステップS180)。
以下、Z機構部700を再度、作動させることにより、第1搬送機構装置300を、(ハンド機構部310により指定された磁気テープカートリッジを把持したまま)、ベース部のほぼ中央部まで、ハンド機構部310/スイブル機構部320を移動させる(ステップS190)。次いで、スイブル機構部320の作動により、ハンド機構部310を記録再生装置230側に対向させる(ステップS200)。以下、取り出した磁気テープカートリッジを記録再生装置230の位置まで移動し(ステップS210)、記録再生装置230の指定ドライブ位置に磁気テープカートリッジをセットし(ステップS220)、搬送制御処理を完了する(エンド)。
次に、図11のフローチャートと、図12のタイミングチャートを参照して、本実施例における磁気テープライブラリ装置100による搬送機構装置の切り換え制御処理手順について説明する。ここで、この図11に示すフローチャートは、磁気テープライブラリ装置100において、何らかの異常状態が検出された場合の処理手順を示している。
具体的には、この図11に示すフローチャートは、通常の第1搬送機構装置300による磁気テープカートリッジの搬送(投入/取り出し)制御手順から第2搬送機構装置400(待機用の搬送機構装置)による磁気テープカートリッジの搬送制御手順に移行する処理である。なお、以下の図11に示すフローチャートでは、第1搬送機構装置300の構成部の何れかに故障が発生したことを前提に説明する。なお、この図12に示すタイミングチャートでは、退避駆動モータ910、退避センサ920、ハンド機構部310、410と、スイブル機構部320、420と、Z機構部700と、Y機構部800と、X機構部900と、記録再生装置230によるON/OFFタイミングを示している。
すなわち、図11のフローチャートに示すように、先ず、磁気テープライブラリ装置100においての正常動作の判定処理をおこなうとともに(ステップS310)、次いで、正常動作がおこなわれているかの判定をおこなう。この正常動作の判定処理とは、例えば、第1搬送駆動モータ810の駆動タイミング(ON/OFF)などが正常かを判定する処理である。具体的には、異常信号が検出されたか否かの判定をおこない(ステップS320)、このステップS320の処理により、何らかの「異常信号」が検出された場合(ステップS320肯定)、先ず、第1搬送機構装置100を作動させている駆動電源を停止(OFF)させる(ステップS330)。
これにより、第1搬送機構装置300は、自重により装置100本体の最下位置まで下降する。この「異常信号」は、例えば、第1搬送駆動モータ810が故障した場合(各モータのタイムアウトエラー)などに検出される。なお、実際には、モータの故障時などに、「異常信号」が検出されても、所定の回数分リトライを繰り返す制御をおこなうが、リトライを実行しても異常検知が解消されない場合、故障と判定される。
以下、退避センサ920がONしたか否かの判定をおこない(ステップS340)、このステップS340の判定により、退避センサ920がONされたと判定された場合には(ステップS340肯定)、次いで、退避駆動モータ910に対して、駆動を開始する作動開始信号を通知する(ステップS350)。
ここで、前述したように、第1搬送機構装置300が自重により最下位置まで下降した時には、退避駆動モータ910の駆動ギヤ911と、第1搬送機構装置300の伝達ギヤ720とは噛合するため、ステップS350による退避駆動モータ910の作動(駆動)にともなって、移送プーリ730およびワイヤ740の駆動により、第1搬送機構装置300は、「保守エリア」に向けて移動を開始する。以下、この第1搬送機構装置300は、この「保守エリア」にてメンテナンスまたは故障修理がおこなわれることとなる。
以下、ホームポジションセンサ930(図4−2)がONしたか否かの判定をおこない(ステップS360)、このステップS360の判定により、ホームポジションセンサ930がONされたと判定された場合には(ステップS360肯定)、駆動している退避駆動モータ910に対して、作動停止信号を通知する(ステップS370)。
以下、第2搬送機構装置400による搬送制御処理に移行する(ステップS370)。具体的には、第2搬送駆動モータ820の駆動開始(ON)により(ステップS380)、装置100の上部に待機していた第2搬送機構装置400による作動が開始するものとなり(ステップS390)、ホストコンピュータからの通知待機状態となり、以下、図9に示したフローチャートと同様の処理通常動作(ステップS100〜ステップS220)による処理をおこなう。
以上説明したように、本発明のライブラリ装置100によれば、磁気テープライブラリ装置100は、複数の磁気テープカートリッジを収容する複数のセル210を有する磁気テープ保管棚220と、磁気テープに対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置230と、保管棚220と記録再生装置230との間で、通常時に磁気テープカートリッジの搬送をおこなう第1搬送機構装置300と、この第1搬送機構装置300の非作動時に、磁気テープカートリッジの搬送をおこなう第2の搬送機構装置400とにより構成されるので、第1搬送機構装置300がメンテナンスや故障などにより作動しない状態でも、この第1搬送機構装置300の非作動時に、新たに設けた第2搬送機構装置400が磁気テープカートリッジの搬送をおこなうため、磁気テープライブラリ装置100の稼働を停止させる事なく、システムによる運用を可能にした磁気テープライブラリ装置を実現することができる。
(付記1)複数の記録媒体を収納するカートリッジを収容する複数のセルを有する収容棚と、
前記記録媒体に対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置と、
前記収容棚と前記記録再生装置との間で、前記記録媒体を収納するカートリッジを保管棚の所定位置に搬送する搬送機構装置とを備えたライブラリ装置において、
前記搬送機構装置は、通常時にカートリッジの搬送をおこなう第1の搬送機構装置と、
前記第1の搬送機構装置の非作動時に、カートリッジの搬送をおこなう第2の搬送機構装置とにより構成されることを特徴とするライブラリ装置。
(付記2)複数の記録媒体を収納するカートリッジを収容する複数のセルを有する収容棚と、
前記記録媒体に対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置と、
前記収容棚と前記記録再生装置との間で、前記記録媒体を収納するカートリッジを保管棚の所定位置に搬送する搬送機構装置とを備えたライブラリ装置において、
前記搬送機構装置は、通常時に記録媒体を収納するカートリッジの搬送をおこなう第1の搬送機構装置と、当該第1の搬送機構装置と同等の構成からなる第2の搬送機構装置と、
前記第1の搬送機構装置の非作動を検出する非作動検出手段とを備え、
前記非作動検出手段により第1の搬送機構装置の非作動が検出された場合、前記第2の搬送機構装置によるカートリッジの搬送がおこなわれることを特徴とするライブラリ装置。
(付記3)前記第1の搬送機構装置を上下に昇降させる昇降手段と、当該第1の搬送機構装置の最下降位置を検出する最下降位置検出手段とを備え、前記第1の搬送機構装置は、前記非作動検出手段により非作動が検出された場合、前記昇降手段により下降するとともに、前記最下降位置検出手段により下降位置が最下位と検出された場合に、前記第1搬送機構装置の保守をおこなう保守エリアまで搬送する搬送手段とを備えることを特徴とする付記1または2に記載のライブラリ装置。
(付記4)前記ライブラリ装置は、前記第2搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出するホームポジション検出手段を備えることを特徴とする付記3に記載のライブラリ装置。
(付記5)前記ホームポジション検出手段により、前記第1搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出した場合に、前記第2搬送機構装置による記録媒体を収納するカートリッジの搬送制御を開始することを特徴とする付記4に記載のライブラリ装置。
(付記6)前記第2搬送機構装置は記録媒体を収納するカートリッジの飛び出しを防止する記録媒体を収納するカートリッジ飛び出し防止機構を備えることを特徴とする付記1から5のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記7)前記第1、2搬送機構装置は、前記ライブラリ装置内で昇降を制御するバランス部材を備えていることを特徴とする付記1から6のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
(付記8)前記ライブラリ装置は、当該ライブラリ装置を内部に収納する内部ロッカーと、当該内部ロッカーを内部に収納する外部ロッカーとにより構成されることを特徴とする付記1から7のいずれか一つに記載のライブラリ装置。
以上のように、本発明に係るライブラリ装置は、記録媒体を収納するカートリッジの記録/再生をおこなうライブラリ装置に有用であり、特に、搬送機構装置の作動がメンテナンス/故障などにより、停止されている状態でも、システムによる運用を可能とする磁気テープなどの記録媒体を収納するカートリッジを収納するライブラリ装置に適している。
磁気テープライブラリ装置の全体構成を示す斜視図である。 外部ロッカーと内部ロッカーの収納状態を示す斜視図である。 内部ロッカーの取り出し状態を示す斜視図である。 磁気テープライブラリ装置の要部を示す主要構成図である。 磁気テープライブラリ装置の上視図である。 磁気テープライブラリ装置の構成概略図である。 磁気テープライブラリ装置の全体構成を示す斜視図である。 第2搬送機構装置を示す要部拡大斜視図である。 第1搬送機構装置を示す要部拡大斜視図である。 第1搬送機構装置を示す要部拡大斜視図である。 通常動作時の磁気テープライブラリ装置による磁気テープカートリッジの搬送処理手順を示すフローチャートである。 通常動作時の磁気テープライブラリ装置による搬送タイミングチャートである。 異常信号検出時の磁気テープライブラリ装置による磁気テープカートリッジの搬送処理手順を示すフローチャートである。 異常信号検出時のタイミングチャートである。
符号の説明
100 磁気テープライブラリ装置
100a 筐体本体
110 外部ロッカー
120 内部ロッカー
140 鉛直コラム
220 磁気テープ保管棚
221 セル
230 記録再生装置(MTU)
300 第1搬送機構装置
300a、400a 本体部
310、410 ハンド機構部
320、420 スイブル機構部
340 遮蔽部
400 第2搬送機構装置
510 バランサ
520 移送ワイヤ
610 昇降ワイヤ
700 Z機構部
710 レール部材
720 伝達ギヤ
730 移送プーリ
740 ワイヤ
800 Y機構部
810 第1搬送駆動モータ
820 第2搬送駆動モータ
900 X機構部
910 退避駆動モータ
911 駆動ギヤ
920 退避センサ
930 ホームポジションセンサ
940 移動部材
950 溝部

Claims (5)

  1. 複数の記録媒体を収納するカートリッジを収容する複数のセルを有する収容棚と、
    前記記録媒体に対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置と、
    前記収容棚と前記記録再生装置との間で、前記記録媒体を収納するカートリッジを保管棚の所定位置に搬送する搬送機構装置とを備えたライブラリ装置において、
    前記搬送機構装置は、通常時にカートリッジの搬送をおこなう第1の搬送機構装置と、
    前記第1の搬送機構装置の非作動時に、カートリッジの搬送をおこなう第2の搬送機構装置とにより構成されることを特徴とするライブラリ装置。
  2. 複数の記録媒体を収納するカートリッジを収容する複数のセルを有する収容棚と、
    前記記録媒体に対する情報の記録/再生をおこなう記録再生装置と、
    前記収容棚と前記記録再生装置との間で、前記記録媒体を収納するカートリッジを保管棚の所定位置に搬送する搬送機構装置とを備えたライブラリ装置において、
    前記搬送機構装置は、通常時にカートリッジの搬送をおこなう第1の搬送機構装置と、当該第1の搬送機構装置と同等の構成からなる第2の搬送機構装置と、
    前記第1の搬送機構装置の非作動を検出する非作動検出手段とを備え、
    前記非作動検出手段により第1の搬送機構装置の非作動が検出された場合、前記第2の搬送機構装置によるカートリッジの搬送がおこなわれることを特徴とするライブラリ装置。
  3. 前記ライブラリ装置は、前記第1の搬送機構装置を上下に昇降させる昇降手段と、当該第1の搬送機構装置の最下降位置を検出する最下降位置検出手段とを備え、前記第1の搬送機構装置は、前記非作動検出手段により非作動が検出された場合、前記昇降手段により下降するとともに、前記最下降位置検出手段により下降位置が最下位と検出された場合に、前記第1の搬送機構装置の保守をおこなう保守エリアまで搬送する搬送手段とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のライブラリ装置。
  4. 前記ライブラリ装置は、前記第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出するホームポジション検出手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のライブラリ装置。
  5. 前記ホームポジション検出手段により、前記第1の搬送機構装置が保守エリアに到達したことを検出した場合に、前記第2の搬送機構装置による、前記記録媒体を収納するカートリッジの搬送制御を開始することを特徴とする請求項4に記載のライブラリ装置。
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