JP4647454B2 - カードリーダ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気カード、ICカード、その他情報を記録することができる各種カードを使用するカードリーダに関し、さらに詳述すると、これらカードが搬送路内に滞ってしまった場合にカードを強制排出する強制排出機構を備えたカードリーダに関する。
カードリーダに挿入されるカードが、湾曲、変形またはオイル等のよごれが付着していない正常なものであれば、カードリーダ内でのカードの搬送は何ら問題なく行われる。しかしながら、変形したカードや汚れのひどいカード、規格サイズから外れたカードがカードリーダに挿入されると、搬送路内にカードが滞留する、いわゆるカードジャムを起こすことがあり、カードの処理ができなくなることがある。
そこで、従来一般のカードリーダ内には、カードがジャムを起こした場合を想定して、カード強制排出機構を独立して設けている。図5は、従来のカードリーダにおけるカード強制排出機構の例を概略的に示す。図5において、カードリーダには、搬送路80を挟んで三対の搬送ローラ対82、84、86が、適宜の間隔をおいて配置されている。カード挿入口88から挿入されたカードは、搬送ローラ対82、84、86によって順次奥側に搬送され、所定の処理、すなわち、記録情報の読み取り、書き込みが行われる。
さらに、搬送路80の図示下側には、カードリーダの前後に配置されたスプロケット92、94にチェーン90が掛けられている。チェーン90はカード強制排出用のチェーンであり、その一部には強制排出用の爪91が一体に設けられている。さらに、チェーン90の上側は、搬送路80の近くに、搬送路80と平行に位置している。
通常は、チェーン90は駆動されず、上記爪91はカード搬送路外に退避している。カードがジャムを起こしたことを検出すると、スプロケット92、94の少なくとも一方が、図5において時計方向に回転駆動されてチェーン90が駆動され、爪91が搬送路80内に立ち上がって、ジャムを起こしているカードを強制的にカード挿入口88に向かって押し出すようになっている。(例えば、特許文献1を参照。)
特開平8−7050号
しかしながら、特許文献1に示すカードリーダにおいて、独立して動作する強制排出機構を組み込んでおり、さらに、上記強制排出機構は、ジャムを起こした場合に動作するように、カードを強制的に排出するためのモータやソレノイドといった駆動源を新たに設ける必要がある。このため、カードリーダのコストの高騰、大型化、といった問題がある。
以上の問題に鑑み、本発明の課題は、カード搬送用駆動源を活用してカードを強制排出する強制排出機構を備えるカードリーダを提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明では、駆動源の駆動力を受けて回転し、挿入口から挿入されたカードを搬送する搬送ローラを備えたカードリーダにおいて、前記搬送ローラと前記カードの磁気情報を読み取る磁気ヘッドを前記カードが搬送される搬送路の前記挿入口側に前記搬送路の幅方向に並べて配置するとともに、前記カードが前記搬送路内に滞留したときに、前記カードを強制排出する強制排出機構を前記カードの搬送方向に沿って設け、前記強制排出機構は、前記駆動源の駆動力が伝達される一対のタイミングプーリと、これらのタイミングプーリに張架されているタイミングベルトとからなるとともに、前記一対のタイミングプーリは前記挿入口側と前記奥側とに配置され、前記奥側に対応している前記タイミングプーリには、搬送中の前記カードを前記タイミングベルトに向けて押圧する押圧ローラが設けられ、前記強制排出機構は、前記搬送路の幅方向において前記搬送ローラを挟んで前記磁気ヘッドとは反対側に配置されていることを特徴とする。
本発明において、前記カードを強制排出する強制排出機構は、前記駆動源の駆動力が伝達される一対のタイミングプーリと、これらのタイミングプーリに張架されている前記タイミングベルトとからなるので、特別な駆動源を必要とせず、強制排出機構を動作させることができ、カードリーダの小型化や低廉化を図ることができる。
さらに、本発明における強制排出機構は、上記搬送ローラを駆動する駆動源の駆動力が伝達されているので、搬送中にカードが上記搬送ローラから外れた場合、外れたカードはタイミングベルト上に載って回転方向に移動する。このため、滞留を低減することができる。
また、一対のタイミングプーリは挿入口側と奥側とに配置され、奥側のタイミングプーリには、押圧ローラを設けたので、搬送されるカードをタイミングベルトと押圧ローラとの間で挟持ことができ、上記カードリーダの奥側に搬送することができる。
また、本発明において、前記搬送ローラは、前記磁気ヘッドの近傍で、且つ、前記搬送路の幅方向における略中央に配置されていることが好ましい。
これにより、上記カードを搬送する搬送ローラは、上記磁気ヘッドの近傍であって、かつ、上記搬送路の幅方向におけるほぼ中央に配置されているので、蛇行を生じることなくカードを搬送することができ、安定した磁気情報の読取りが行なうことができる。
また、上記強制排出機構は、カード搬送には影響しない位置に配置することができる。
また、本発明において、前記挿入口側に配置したタイミングプーリは前記搬送ローラと同軸上に配置されていることが好ましい。
これにより、上記搬送ローラと上記強制排出機構を構成するタイミングベルトでのカード搬送速度差を低減できるため、安定したカード搬送と磁気情報の読取りが行なうことができ、同時に強制排出機構が動作していても、カード搬送には影響しない。
また、上記搬送ローラと上記タイミングプーリとを連結する連結部材が不要となるので、部品点数の削減を図ることができる。
本発明では、駆動源の駆動力を受けて回転し、挿入口から挿入されたカードを搬送する搬送ローラを備えたカードリーダにおいて、前記搬送ローラと前記カードの磁気情報を読み取る磁気ヘッドを前記カードが搬送される搬送路の前記挿入口側に前記搬送路の幅方向に並べて配置するとともに、前記カードが前記搬送路内に滞留したときに、前記カードを強制排出する強制排出機構を前記カードの搬送方向に沿って設け、前記強制排出機構は、前記駆動源の駆動力が伝達される一対のタイミングプーリと、これらのタイミングプーリに張架されているタイミングベルトとからなるとともに、前記一対のタイミングプーリは前記挿入口側と前記奥側とに配置され、前記奥側に対応している前記タイミングプーリには、搬送中の前記カードを前記タイミングベルトに向けて押圧する押圧ローラが設けられ、前記強制排出機構は、前記搬送路の幅方向において前記搬送ローラを挟んで前記磁気ヘッドとは反対側に配置されていることを特徴とする。
本発明において、前記カードを強制排出する強制排出機構は、前記駆動源の駆動力が伝達される一対のタイミングプーリと、これらのタイミングプーリに張架されている前記タイミングベルトとからなるので、特別な駆動源を必要とせず、強制排出機構を動作させることができ、カードリーダの小型化や低廉化を図ることができる。
さらに、本発明における強制排出機構は、上記搬送ローラを駆動する駆動源の駆動力が伝達されているので、搬送中にカードが上記搬送ローラから外れた場合、外れたカードはタイミングベルト上に載って回転方向に移動する。このため、滞留を低減することができる。
また、一対のタイミングプーリは挿入口側と奥側とに配置され、奥側のタイミングプーリには、押圧ローラを設けたので、搬送されるカードをタイミングベルトと押圧ローラとの間で挟持ことができ、上記カードリーダの奥側に搬送することができる。

以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に本発明を適用したカードリーダの実施形態の一例を示す。図1は本発明に係るカードリーダの構成を示す平面図である。また、図2は、図1に示すカードリーダの構成のI−I線断面図であり、図3は、図1に示すカードリーダの構成のII−II線断面図である。図4は、搬送されるカードの平面図及び側面図である。
カードリーダ1には、図1、2、3に示すように、カード4を挿入する挿入口1aと、カード4が搬送される搬送路5と、カード4をカードリーダ1内から排出する排出口1bが構成されている。なお、排出口1bには、キャプチャーボックス(図示せず)が設けられており、たとえば、使用済みカードを他人に悪用されないように、カードリーダ1内で保持できるようになっている。
さらに、搬送路5内には、カード4上に記録されている磁気情報を読み取る磁気ヘッド8と、IC接点18を備えたIC接点ブロック16と、搬送ローラ9に駆動する駆動源としてのモータ30と、モータ30からの回転が伝達されて、滞留するカードを強制排出する強制排出機構10と、挿入したカード4を搬送する搬送ローラ9と押圧ローラ14とが配置されている。
本実施の形態において、図1及び図2に示すように、カードリーダ1は、本体ユニット2と、その上部に開閉自在に設けられた上部ユニット3とから構成されている。この搬送路5は本体ユニット2、上部ユニット3、側板6、7によって囲まれて構成されている。また、図1に示すように、上面5aと下面5bとで、搬送路5に挿入されるカード4の厚みを規制するとともに、曲がったカード4を強制するようにしている。
本体ユニット2には、カード4の磁気ストライプ(図4参照)に記録された磁気情報を読み取る磁気ヘッド8が設けられている。この磁気ヘッド8は、カード4に形成されている磁気ストライプの位置に対応するように、つまり、搬送路5において挿入口1a側で、側面5dに沿うように配置されており、さらに、読み取り面8aが下面5bに形成されている開口5eから搬送路5内に露呈されている。
磁気ヘッド8の近傍には搬送ローラ9が配置され、挿入口1aから搬送路5に挿入されたカード4を搬送するようになっている。すなわち、搬送ローラ9は、搬送路5の幅方向において磁気ヘッド8と隣り合い、且つ、搬送路5の幅方向における略中央に配置されている。搬送ローラ9はゴムからなる略円柱状のローラ本体9aからなり、軸9bに固定され、一体的に回転するようになっている。
また、搬送ローラ9は、ローラ本体9aの外周面の一部が搬送路5の下面5bに形成されている開口5fから搬送路5内に突出するように下面5bの下方で側板7に回動自在に軸支されている。さらに、搬送ローラ9の軸9bと上部ユニット3に設けられているモータ30の駆動軸とは複数のギア(ギア輪列)20を介して連結されており、搬送ローラ9はモータ30の駆動力を受けて回動する。
搬送ローラ9に対向する位置には、押圧ローラ14が上部ユニット3の内部に設けられている。この押圧ローラ14は、ゴムからなる略円柱状のローラ本体14aからなっており、軸14bに回転自在に支持されている。
押圧ローラ14は、その軸心が搬送ローラ9の軸心と略平行で、且つ、ローラ本体14aの外周面がローラ本体9aの外周面に対向するように配置されており、上部ユニット3に回動自在に軸支されている。ローラ本体14aの外周面とローラ本体9aの外周面との距離は、カード4の厚みよりも小さく設定されており、これにより挿入口1aから搬送路5に挿入されたカード4は、ローラ本体9aとローラ本体14aとで挟持されるようになっている。
搬送ローラ9の近傍には、図1に示すように、強制排出機構10を構成するタイミングプーリ11が配置されている。
この強制排出機構10は、モータ30の駆動力が伝達されて、カード4が搬送路5内に滞留したときに、カード4を強制排出するものであり、挿入口1a側に配置されたタイミングプーリ11、奥側に配置されタイミングプーリ12、及びタイミングベルト13とからなっている。
これらタイミングプーリ11、12及びタイミングベルト13は、搬送路5の幅方向において搬送ローラ9を挟んで磁気ヘッド8とは反対側に配置されている。
タイミングプーリ11は、その軸が搬送ローラ9の軸9bと同軸上に配置されており、軸9bにビスや接着剤などで固着されている。
タイミングプーリ12は、タイミングプーリ11と同様の形状及び大きさを有している。また、タイミングプーリ12は、搬送ローラ9の軸心と略平行な軸心を有しており、カードリーダ1の奥側(搬送路5の下流部)である排出口1b近傍において下部ユニット2に回動自在に軸支されている。
このように配設されたタイミングプーリ11、12にはタイミングベルト13が張架されている。タイミングベルト13に対応するように搬送路5の下面5bには開口5gが形成されており、この開口5gからタイミングベルト13の外周面の一部が搬送路5内に露呈されている。また、タイミングベルト13の外周面において、開口5gから搬送路5内に露呈されている露呈面13aは、搬送路5内に僅かに侵入している。
さらに、挿入口1a側のタイミングプーリ11において、タイミングベルト13の露呈面13aは、搬送ローラ9がカード4と接触する接触面9cよりも、露呈面13aに略直交する方向で搬送路5と同等か、僅かに退避している。
換言すれば、タイミングプーリ11に張架され、搬送路5に突出するタイミングベルト13の背面の位置は、搬送ローラ9の外形の突出量とほぼ同等かそれ以下の位置になるようにしている。
このため、搬送ローラ9及び押圧ローラ14とで挟持されたカード4は、タイミングベルト13の影響を大きく受けることなく、搬送路5内を搬送することができるようになっている。
以上のように、タイミングベルト13は、カードリーダ1の挿入口1a側と奥側(搬送路5の上流部と下流部)とを掛け渡し、搬送ローラ9からタイミングプーリ11を介して伝達される回転力が、タイミングベルト13によりカードリーダ1の奥側に配置されたタイミングプーリ12に確実に伝達されるようになっている。
さらに、本実施の形態では、搬送路5に突出するタイミングベルト13の背面の位置は、搬送ローラ9の外形の突出量とほぼ同等としている。このため、搬送ローラ9の搬送速度と、タイミングプーリ11上のタイミングベルト13の背面の位置での搬送速度とはほぼ同じとなる。そのため、カード4を安定して搬送することができるとともに、磁気ヘッド8との磁気情報の読み取り等に悪影響を与えるようなこともない。なお、タイミングベルト13の背面とは、滞留としたカードが載置する面である。
また、タイミングベルト13の背面は、滞留したカードを確実に搬送するために、ある程度の摩擦抵抗を有する材質であることが良く、本実施の形態では、タイミングベルト13はゴム製となっている。なお、タイミングベルト13は、ゴム製に限定されるものではい。
挿入口1a側に配置されたタイミングプーリ11には、対向する位置に押圧ローラが設けられていないので、タイミングプーリ11はタイミングベルト13を介して挿入されたカード4を挟持することができないようになっている。
その一方で、奥側に配置されたタイミングプーリ12には、対向する位置に押圧ローラ15が設けられている。押圧ローラ15は、ゴムからなる略円柱状のローラ本体15aからなり、軸15bに回転自在に支持されている。
この押圧ローラ15は、その軸心が搬送ローラ9の軸心と略平行で、且つ、ローラ本体15aの外周面がタイミングベルト13を介してタイミングプーリ12の外周面に対向するように配置されており、側板6に回動自在に軸支されている。
また、ローラ本体15aの外周面はタイミングベルト13に当接しており、これによりカード4はローラ本体15aとタイミングベルト13とで挟持されるようになっている。すなわち、搬送路5の奥側に搬送されたカード4は、押圧ローラ15とタイミングベルト13との間で挟持されて、排出口1b側に搬送可能となっている。
タイミングプーリ11、12の間隔Hは、カード4の搬送方向に沿ってカード4のカード長Lよりも僅かに短い間隔を置いて設けられている。
JIS X6302によれば、カードの端部から5mmまでリード保証(磁気ヘッドの読み出しが保証)が必要であると定義されている。(図4参照。)これにより、本実施の形態では、磁気ヘッドの読み出し中に搬送ローラへの乗り継ぎ衝撃を防止するために、カード乗り継ぎ間隔(搬送ローラ9、12との間隔H)は磁気ヘッドの読み出し規格長以上に設定されている。
さらに、上記カード乗り継ぎ間で落下してカードが滞留することを防止するために、カード乗り継ぎ間隔はカード規格長以下に設定されている。
本実施の形態では、タイミングプーリ11、12の間隔Hは、つぎのように設定されている。磁気ヘッド8が、カード4を搬送させる搬送ローラ9とほぼ同軸上に配置されており、排出口1b側に配置されている搬送ローラとしても機能するタイミングプーリ12へカードが乗り継ぐ場合のカード4の端部位置は、搬送ローラ9から5mm以下となるように設定され、かつ、残りわずかな搬送でカード4をタイミングプーリ12と押圧ローラ15に確実に受け渡すうように設定されている。
搬送ローラ9を回転させる駆動源としてのモータ30が、図1に示すように、挿入口1aと搬送ローラ9及び押圧ローラ14との間で搬送路5の上部ユニット3内に収納されている。
さらに、モータ30の駆動軸には、複数のギア20を介して連結されており、搬送ローラ9はモータ30の駆動力を受けて回動するようにしている。
さらに、本実施の形態では、上部ユニット3の内部にはカード4に搭載されているICチップ(不図示)に対して電気的処理、すなわち、情報の読み出しや書き込みを行うIC接点ブロック16が設けられている。IC接点ブロック16は、略L字状の支持部材17と、導電性のバネ材からなる複数のIC接点18と、支持部材17の奥側短部に形成された度当り部17aとから主な構成となっている。
IC接点ブロック16は、二組のリンク機構19により、搬送されるカード5に接近離反するように回動可能となっている。
度当り部17aは、その先端が搬送路5に突出しており、カード4の先端と当接可能となっている。カード4と当接した後は、カード4の奥側への搬送とともに、IC接点ブラック16が搬送路5に接近するように設けられている。(図2において点線部分参照。)
また、カード4を排出口1bから排出する際、このIC接点ブロック16は、図示していないが、度当り部17aの先端が、カード4の搬送の邪魔にならない程度、搬送路5から離反するようになっている。
なお、IC接点ブロック16の構成及び動作は周知であるので、ここでの説明は省略する。
次に、上記構成による動作について説明する。
先ず、カード4が挿入口1aから挿入され、挿入口1a近傍のフォトセンサによってカード4が検知されると、カード4をカードリーダ1内に搬送する方向(図1においてA方向)に、モータ30及び搬送ローラ9が回転を開始する。
挿入口1aから挿入されたカード4の先端がローラ本体9aの外周面とローラ本体14aの外周面との間に差し込まれると、カード4は搬送ローラ9の回転力を受けて搬送路5内に取り込まれる。
カード4は、搬送ローラ9と押圧ローラ14との間で挟持されながら、搬送路5を搬送されている間に磁気ヘッド5によって磁気ストライプ上に記録されている磁気情報が読み取られる。
カード4が搬送ローラ9のA方向の回転力によってさらに搬送路5の奥側に搬送されると、やがてカード4の先端がIC接点ブロック16の度当り部17aを押圧する。
カード4の先端が度当り部17aをさらに奥側押圧すると、IC接点ブロック16はリンク機構により図中反時計周り方向に回転し、IC接点18がカード4のICチップの入出力部に当接する。
これによりIC接点ブロック16によってICチップに格納されている情報が読み取られる。または、情報が更新される。
所定の処理が行われた後、カード4を挿入口1a側に搬送する方向(図1においてB方向)に、モータ30及び搬送ローラ9が回転する。
なお、上述した動作は周知のものであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、磁気ヘッド5によって読み取られた磁気情報とIC接点ブロック16によって読み取られた情報とに基づいてカード4が使用済みカードとして識別された場合について説明する。
この場合には、カード4は、挿入口1aから排出されず、カードリーダ1の奥側に設けられた排出口1bから排出される。
そこで、カード4が使用済みカードであると識別されると、モータ30及び搬送ローラ9はA方向に回転する。
このとき、搬送ローラ9のローラ本体9aが支持されている軸9bには、強制排出機構10を構成するタイミングプーリ11が固定されているので、同じ方向に回転する。そのため、タイミングプーリ11に係合しているタイミングベルト13を介して、その回転は奥側に配置されているタイミングプーリ12に回転が伝達される。
搬送ローラ9と押圧ローラ14との間に挟持されながら搬送路5上を搬送されているカード4の先端は、タイミングベルト13を介してタイミングプーリ12と押圧ローラ15との間に差し込まれる。
搬送ローラ9の回転がさらに進むと、カード4は、その後端は搬送ローラ9と押圧ローラ14との挟持から離れるが、カード4の先端がタイミングプーリ12と押圧ローラ15との間に挟持されるようになり、さらにカードリーダ1の奥側に搬送される。
その後、搬送ローラ9の回転がさらに進むと、やがてカード4は排出口1bからキャプチャーボックスに排出される。
なお、カード4を排出口1bから排出する際、IC接点ブロック16はその度当り部17aの先端がカード4の搬送を邪魔しないように搬送路5からさらに離反する。
(カードの強制排出の動作)
一方、図4に示すように、搬送されるカードが変形したカードや汚れのひどいカード、規格サイズから外れたカードである場合、そのカードがカードリーダ1に挿入されると、搬送路5内にカードが滞留する、いわゆるカードジャムを起こす場合が生じる。
すなわち、挿入口1aから挿入された上記カードが搬送ローラ9と押圧ローラ14との挟持から離れた後、カードの先端がタイミングプーリ12と押圧ローラ15との間に挟持されない場合が生じて、上記カードが搬送路5内に滞留することになる。しかし、強制排出機構10にはモータ30の駆動力(回転)が伝達されているので、タイミングベルト13の上に落ち、タイミングベルト13とともに回転方向に移動する。その後、カードの先端が、回転方向側であるタイミングプーリ12と押圧ローラ15との間に挟持され、排出口1bから排出される。
なお、モータ30の回転方向を挿入口1a側に反転してもよく、滞留したカードを搬送ローラ9と押圧ローラ14との間に挟持させて、挿入口1aから排出するようにしてもよい。
(本実施の形態の主な効果)
本実施の形態では、カードリーダ1は、カード4が搬送路5内に滞留したときに、カード4を強制排出する強制排出機構10をカード4の搬送方向に沿って設け、強制排出機構10は、モータ30の駆動力が伝達される一対のタイミングプーリ11、12と、これらのタイミングプーリ11、12に張架されているタイミングベルト13とからなっているので、新たに強制排出機構10を駆動するための駆動源を必要とせず、強制排出機構10を動作させることができ、カードリーダ1の小型化や低廉化を図ることができる。
さらに、強制排出機構10は、搬送ローラ9を駆動するモータ30の駆動力が伝達されているので、万が一、搬送中にカード4が搬送ローラ9から外れた場合、外れたカードはタイミングベルト13上に載って回転方向に移動する。このため、滞留を低減することができる。
さらに、カード4を搬送する搬送ローラ9は、磁気ヘッド8の近傍であって、かつ、搬送路5の幅方向におけるほぼ中央に配置されているので、蛇行を生じることなくカード4を搬送することができ、安定した磁気情報の読取りが行なうことができる。また、強制排出機構10は、カード搬送には影響しない位置に配置することができる。
また、強制排出機構10を構成する一対のタイミングプーリ11、12は挿入口1a側と排出口1b側とに配置され、挿入口1a側に対応しているタイミングプーリ11は搬送ローラ9と同軸上に配置されているので、搬送ローラ9とタイミングプーリ11でのカード搬送速度差を低減できるため、安定したカード搬送と磁気情報の読取りができ、同時に強制排出機構10が動作していても、カード搬送には影響しない。また、搬送ローラ9とタイミングプーリ11とを連結する連結部材が不要となるので、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、排出口1b側に対応しているタイミングプーリ12には、搬送中のカード4をタイミングベルト13に向けて押圧する押圧ローラ14が設けられているので、排出口1b側のタイミングプーリ12には押圧ローラ14を設けたので、搬送されるカード4をタイミングベルト13と押圧ローラ14との間で挟持ことができ、カードリーダ1の排出口1b側のキャプチャーボックスに排出することができる。
さらに、タイミングベルト13の露呈面13aを、搬送ローラ9の接触面9cよりも露呈面13aに略直交する方向で搬送路5と同等か退避させるようにしたので、搬送ローラ9の回転力がカード4の搬送に寄与しているときにタイミングベルト13の駆動力がカード4に対して与える影響を小さくすることができ、磁気ヘッド8による磁気情報の読み取り、あるいは磁気ヘッド8のカード4に対しての書き込みを安定して行うことができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
カード4は、図4に示すように、カード長Lより短いカードC2(例えば、パッキ−カード)、または、厚みの薄いカードC3(例えば、プリペイドカード)であってもよい。
また、上記実施形態では、タイミングプーリ11と搬送ローラ9とを同軸上に配置したが、必ずしも同軸上に配置する必要はなく、タイミングプーリ11の軸心と搬送ローラ9の軸心とが略平行に配置されていれば良く、この場合、タイミングプーリ11の軸と搬送ローラ9の軸9bとをギアなどの連結部材を介して連結して、搬送ローラ9の回転力をタイミングプーリ11に伝達するようにすれば良い。
上記実施形態では、タイミングプーリ11を搬送ローラ9の軸9bに固着し、タイミングプーリ11の回転と搬送ローラ9の回転とが同期するようにしたが、搬送ローラ9の回転周期とタイミングプーリ11の回転周期とが異なるように設定しても良い。
この場合、搬送ローラ9の回転力を互いに歯数の異なる複数のギアを介してタイミングプーリ11に伝達すれば良い。
上記実施形態では、タイミングプーリ11とタイミングプーリ12との間隔がカード長Lよりも短くなるように設定されているが、タイミングプーリ11とタイミングプーリ12との間隔をカード長Lよりも長く設定し、カード4の搬送距離を伸ばしても良い。
この場合、カード長Lよりも短い区間ごとにタイミングベルト13の露呈面13aに対向するように押圧ローラを設ければ良い。
さらに、タイミングベルト13の内周面にローラをあてがってタイミングベルト13の張力を高めることが好ましい。
また、排出口1bから排出されるカード4を使用済みカードとしたが、これに限ることなく、挿入口1aから排出させたくないカードや、カードユーザがカードを取り忘れた場合の回収手段であってもよい。
さらに、排出口1b側にカード発行装置を設け、新しいカードを排出口1bからカードリーダ1内に挿入するようにしてもよい。
上記実施形態では、磁気ヘッド8とIC接点16の両方が搭載されたカードリーダ1を採用しているが、磁気ヘッド8とIC接点16とのいずれか一方のみが搭載されたカードリーダであっても良く、カードを搬送する機能を有するカードリーダであれば本発明を適用することができる。
本発明に係るカードリーダの構成を示す平面図である。 図1に示すカードリーダの構成のI−Iから見た断面図である。 図1に示すカードリーダの構成のII−IIから見た断面図である。 搬送されるカードの平面図及び側面図である。 従来のカードリーダにおけるカード強制排出機構の例を概略的に示す図である。
符号の説明
1 カードリーダ
1a 挿入口
4 カード
5 搬送路
8 磁気ヘッド
9 搬送ローラ
10 強制排出機構
11、12 タイミングプーリ
13 タイミングベルト
14、15 押圧ローラ
30 駆動源(モータ)

Claims (3)

  1. 駆動源の駆動力を受けて回転し、挿入口から挿入されたカードを搬送する搬送ローラを備えたカードリーダにおいて、前記搬送ローラと前記カードの磁気情報を読み取る磁気ヘッドを前記カードが搬送される搬送路の前記挿入口側に前記搬送路の幅方向に並べて配置するとともに、前記カードが前記搬送路内に滞留したときに、前記カードを強制排出する強制排出機構を前記カードの搬送方向に沿って設け、前記強制排出機構は、前記駆動源の駆動力が伝達される一対のタイミングプーリと、これらのタイミングプーリに張架されているタイミングベルトとからなるとともに、前記一対のタイミングプーリは前記挿入口側と前記奥側とに配置され、前記奥側に対応している前記タイミングプーリには、搬送中の前記カードを前記タイミングベルトに向けて押圧する押圧ローラが設けられ、前記強制排出機構は、前記搬送路の幅方向において前記搬送ローラを挟んで前記磁気ヘッドとは反対側に配置されていることを特徴とするカードリーダ。
  2. 記搬送ローラは、前記磁気ヘッドの近傍で、且つ、前記搬送路の幅方向における略中央に配置されていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 記挿入口側に配置したタイミングプーリは前記搬送ローラと同軸上に配置されていることを特徴とする請求項2記載のカードリーダ。
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