JP2527363Y2 - Icカード挿抜装置 - Google Patents

Icカード挿抜装置

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JP2527363Y2
JP2527363Y2 JP4624191U JP4624191U JP2527363Y2 JP 2527363 Y2 JP2527363 Y2 JP 2527363Y2 JP 4624191 U JP4624191 U JP 4624191U JP 4624191 U JP4624191 U JP 4624191U JP 2527363 Y2 JP2527363 Y2 JP 2527363Y2
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照士 内海
則雄 野村
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はICカードのリーダー/
ライター等に用いられるICカード挿抜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードのリーダー/ライター等に用
いられるICカード挿抜装置としては、例えば実開平1
−76652号公報に記載のような装置が従来より知ら
れている。この装置においては、ICカード挿入口から
機器本体のカード装着部にICカードを手で挿入する
と、その挿入口の奥部に設けられたコネクタにICカー
ドの端子が対向し、この状態からさらにICカードの後
端を手で押し込むと、上記コネクタにICカードの端子
が接続されてICカードに対する情報の読み取り,書き
込みが行えるようになっており、また、ICカードの取
り出し時には、挿入口の側部に設けられたリジェクト釦
を押圧操作すると、その操作に連動してカード押出し用
のレバーが支軸を中心に回動され、該レバーによりIC
カードの前端が押圧されることによりICカードの端子
がコネクタから外されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のICカード挿抜装置では、カードの後端を手で押し
込むことによりカード側の端子と装置側のコネクタとを
接続するよう構成されているため、常に一定の押し込み
力でカードを押し込むことが困難であり、押し込み力が
弱い場合にはコネクタと端子とが接続不良となり、逆に
押し込み力が強すぎる場合にはコネクタの接続ピンやI
Cカードの端子を損傷してしまうという問題があった。
【0004】また、上記従来の装置では、カードのサイ
ズが極端に大きくない限り、種類の異なるどのようなカ
ードでも挿入することができるため、利用者が誤って例
えばプラスチック製のキャッシュカードや、端子位置,
パターンの異なるICカードを挿入した場合に、やはり
コネクタの接続ピンを損傷してしまうという問題があっ
た。
【0005】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、挿入されたカードのうち特定のカードのみを
コネクタに自動的に、しかも一定の力で接続することの
できるICカード挿抜装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るICカード
挿抜装置は、ICカードが挿入される挿入口と、この挿
入口の奥部に設けられ挿入されたICカードの端子が接
続されるコネクタと、このコネクタからICカードを抜
き取る抜き取り手段とを備えたICカード挿抜装置にお
いて、ICカードを挿入口からコネクタの接続ピンの直
前位置まで搬送する搬送手段と、コネクタへのICカー
ドの挿入を阻止する阻止位置とその挿入を許容する待避
位置との間を移動可能に設けられ待避位置から阻止位置
への移動時にコネクタに挿入されたICカードの後端を
押圧し該ICカードの端子をコネクタの接続ピンに接続
させるシャッター部材と、シャッター部材を駆動させる
駆動手段と、挿入口とシャッター部材との間に設けられ
挿入されたICカードが特定のカードであることを検知
する検知手段と、待機状態ではシャッター部材を阻止位
置に位置させるとともにICカードが挿入されて検知手
段によって特定カードであることが検知された時にはシ
ャッター部材を待避位置まで移動させた後ICカードが
コネクタの接続ピンの直前位置に搬送された時に再度シ
ャッター部材を阻止位置に移動させる一方、ICカード
の返却時にはシャッター部材を待避位置に移動させるよ
う搬送手段および駆動手段を制御する制御部とを具備し
たことを特徴としている。
【0007】ここで、上記コネクタをICカードの挿入
方向に弾性的に支持するようにするのが好適である。
【0008】
【作用】ICカードが挿入口から挿入され、検知手段に
より特定のカードであることが検知されると、駆動手段
の駆動によりシャッター部材が阻止位置から待避位置へ
移動される。次いで、ICカードが搬送手段によってコ
ネクタの接続ピンの直前位置まで搬送されると、シャッ
ター部材が再度待避位置から阻止位置へ移動され、その
際、ICカードは後端がシャッター部材により押圧され
て押し込まれ、該ICカードの端子がコネクタの接続ピ
ンに接続される。一方、ICカードの返却時には、シャ
ッター部材が待避位置に待避されるとともに、抜き取り
手段の作用によりICカードがコネクタの接続ピンから
抜き取られ、搬送手段によって挿入口まで返却される。
【0009】また、上記コネクタをICカードの挿入方
向に弾性的に支持すると、ICカード挿入時の衝撃が緩
和される。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本考案の一実施例に係るICカード
挿抜装置の要部構造を示す斜視図、図2は同装置の平面
図、図3は同装置の正面図、図4は図2のA−A線断面
図、図5は図2のB−B線断面図、図6は同装置におけ
るシャッター部材およびリジェクト釦操作レバーの動作
説明図、図7は同装置の制御ブロック図、図8は同装置
の制御におけるタイミングチャートである。
【0012】この実施例のICカード挿抜装置1は、底
壁2と両側壁3,3と底壁2と平行に前後方向に延びる
仕切壁4とからなるハウジング5を備え、このハウジン
グ5の前部(図2で左方)中央には、仕切壁4のやや下
方に位置してICカード6を挿入するためのカード挿入
口7が設けられ、また、このカード挿入口7の後方に
は、仕切壁4の下面に左右一対のカード挿入ガイド8,
8が取り付けられている。
【0013】また、ハウジング5内には上記カード挿入
ガイド8,8より奥に、仕切壁4の下面に沿うようコネ
クタ9が設けられている。このコネクタ9は、後端面お
よび両側面の各中央部にそれぞれコ字状の切欠き部9
a,9b,9bを有し、後端面の切欠き部9aには、機
器本体側のコネクタ(図示せず)と接続するための複数
本の接続ピン10が後方へ向けて植設されている。ま
た、該コネクタ9の下部には、ICカード6を挿通する
挿通溝11が形成され、この挿通溝11の最奥部には、
ICカード6の挿入側端面に設けられた端子(図示せ
ず)と接続される複数本の接続ピン12が前方へ向けて
植設されている。
【0014】また、上記挿通溝11内の上部にはリジェ
クト操作機構13が収納されている。このリジェクト操
作機構13は、前後方向に延設され後端部にICカード
6の挿入側端面と当接する折曲部14aを有するリジェ
クトレバー14と、一端部が上記リジェクトレバー14
の前端部にピン結合され中央部が支軸15を介してコネ
クタ9に回動自在に支持された中間レバー16と、一端
部が上記中間レバー16の他端部にピン結合され他端部
がコネクタ9の前端面から前方に突出されたリジェクト
釦17と、該リジェクト釦17を突出方向に付勢する圧
縮ばね18を備えている。リジェクト釦17が圧縮ばね
18の付勢力に抗して押圧操作されると、中間レバー1
6が支軸15を中心に水平面内で揺動し、リジェクトレ
バー14が前方へ移動することにより、該レバー14後
端の折曲部14aに当接されたICカード6が前方へ押
し出される。
【0015】上記コネクタ9は、仕切壁4の下面に沿う
ようハウジング5の両側壁3,3の内面に取り付けられ
た一対のコネクタ支持部材19,19によって支持され
るとともに、仕切壁4に支持されたばね20によって常
時前方へ向けて付勢されている。上記コネクタ支持部材
19,19は断面略L字状であって、その前後方向の長
さはコネクタ9の両側面に設けられた切欠き部9b,9
bの長さより短く形成され、また、互いに対向するコネ
クタ支持部材19,19の垂直方向の各内壁間の距離は
コネクタ9の両側面に形成された切欠き部9b,9b間
の幅よりも若干大きめに形成され、それにより、コネク
タ9は、その下面および両側面が前後方向および左右方
向に遊びをもってコネクタ支持部材19,19に支持さ
れるよう構成されている。ハウジング5に対してコネク
タ9を上記のように支持することによって、ICカード
6がコネクタ9内に挿入されたときに衝撃力がかかって
も、ばね20の弾性力とコネクタ支持部材19,19に
対するコネクタ9の前後方向の遊びによって該コネクタ
9が後方へ逃げることができ、該衝撃力を和らげること
ができる。また、ICカード6側の端子とコネクタ9側
の接続ピン12との間に横方向の多少のずれがあって
も、コネクタ9の横方向の遊びによって該コネクタ9が
横方向に逃げることができ、端子と接続ピン12を正確
に接続することができる。
【0016】カード挿入ガイド8,8およびコネクタ9
の下方には下部ユニット21が配設されている。この下
部ユニット21は上方が開放された断面略コ字状のフレ
ーム22を備え、このフレーム22の後端側はハウジン
グ5の両側壁3,3に枢支された第1の支軸23に固着
されている。また、該フレーム22の前部には、ハウジ
ング5の仕切壁4下面に当接するストッパ24が一体に
形成されるとともに、フレーム22と仕切壁4との間に
引っ張りばね25が張架されていて、これにより、フレ
ーム22は、その前端側が引っ張りばね25により常に
上方へ向けて付勢され、その付勢力がストッパ24によ
って規制されている。
【0017】また、上記フレーム22の前部には、一対
のカード挿入ガイド8,8間に位置して左右に一対の導
通センサ26,26が設けられている。この導通センサ
26,26は、カード挿入ガイド8,8を通過するIC
カード6の挿入側下面に貼付された導通板27の有無を
検知することによって、挿入されたICカードが特定の
カードであるかどうかを判定する。
【0018】上記フレーム22には、また、導通センサ
26,26の後方に位置してカード搬送手段28が設け
られている。このカード搬送手段28は、フレーム22
に枢支された支軸29と、該支軸29に固着された小径
の従動プーリー30と、該従動プーリー30の後方に配
設された大径の駆動プーリー31と、これら両プーリー
30,31間に架け渡された搬送ベルト32と、上記駆
動プーリー31を回転駆動させるための正逆回転可能な
搬送用(DC)モータM1およびギヤボックス33から
構成されている。ここで、ストッパ24が仕切壁4に当
接している状態において、搬送ベルト32の上面は導通
センサ26,26の上端よりやや上方に位置するよう、
また、搬送ベルト32の上面とカード挿入ガイド8,8
の下面との距離はICカード6の厚みよりやや小さくな
るよう、それぞれの位置関係が設定されている。
【0019】下部ユニット21が上記のように構成され
ていることにより、ICカード6の前端が搬送ベルト3
2とカード挿入ガイド8,8下面との間に挟まれて搬送
されるとき、下部ユニット21が引っ張りばね25の付
勢力に抗してICカード6の厚さ分だけ下方に揺動さ
れ、それにより、ICカード6の搬送時に該カード6下
面と導通センサ26,26とが非接触状態となって、I
Cカード6に傷が付くのが防がれている。また、上記の
ように下部ユニット21を揺動可能とすることによっ
て、挿入されたICカードに詰まりが生じた場合に、下
部ユニット21を下方に揺動させてカードを容易に取り
除くことができる。
【0020】コネクタ9の上方には、仕切壁4の上面に
カム用モータM2とギヤボックス34がそれぞれ取り付
けられている。また、ギヤボックス34の出力軸35に
は、後述のシャッター部材39作動用の第1のカム36
と、上記リジェクト釦17作動用の第2のカム37がそ
れぞれ固着されている。また、上記出力軸35の前方位
置には、ハウジング5の両側壁3,3に第2の支軸38
が枢支されている。そして、この第2の支軸38には、
一対のカード挿入ガイド8,8間に位置してシャッター
部材39が固着されるとともに、該シャッター部材39
の側方(図3で右方)にリジェクト釦操作レバー40が
固着されている。上記シャッター部材39は、仕切壁4
に形成された穴41からカード挿入ガイド8,8間の空
間に突出し得るシャッター板42を下部に有するととも
に、上部に上記第1のカム36の周面に摺接する転子
(カムフォロア)43を有している。また、シャッター
部材39の下部は、仕切壁4の前端に形成された折曲部
4aとの間に張架された引っ張りばね44によって常時
前方へ向けて付勢されている。一方、上記リジェクト釦
操作レバー40は、上記第2のカム37側へ延びる第1
のアーム40aと、仕切壁4に形成された穴45から下
方へ突出し得る第2のアーム40bと、前方へ延びる第
3のアーム40cとにより側面視略Y字形状に形成され
ている。そして、第1のアーム40aの先端には第2の
カム37の周面に摺接する転子(カムフォロア)46を
有するとともに、第2のアーム40bの先端にはリジェ
クト釦17の先端と摺接する転子47を有している。ま
た、このリジェクト釦操作レバー40の下部は、仕切壁
4の前端に形成された折曲部4aとの間に張架された引
っ張りばね48によって常時前方へ向けて付勢されてい
る。
【0021】また、前方から見て左側の導通センサ26
の左側方には、左側のカード挿入ガイド8を上下に挟む
よう第1のカード検知センサPH1が設けられ、また、
閉位置にあるシャッター板42のやや前方には、やはり
左側のカード挿入ガイド8を上下に挟むよう第2のカー
ド検知センサPH2が設けられている。一方、仕切壁4
前端の折曲部4aの上部には、リジェクト釦操作レバー
40の第3のアーム40cの回動を検知するレバー検知
センサPH3が設けられ、また、仕切壁4には第2のカ
ム37の大径部を検知するカム検知センサPH4が設け
られている。これらの各検知センサPH1,PH2,P
H3,PH4は、いずれも、投光器と受光器とからなる
それ自体周知の光電式センサである。
【0022】図7に示すように、上記各検知センサPH
1,PH2,PH3,PH4および導通センサ26から
の検知信号は制御部49に入力され、該制御部49はこ
れらの各信号に基づいて搬送用モータM1およびカム用
モータM2を制御する。
【0023】次に、本実施例のカード挿抜装置1の動作
を、図6に示すシャッター部材,リジェクト釦操作レバ
ーの動作説明図および図8に示すタイミングチャートを
用いて以下に説明する。
【0024】まず、図6(a)に示す待機状態において
は、第1のカム36はその大径部が転子43と接触して
シャッター部材39が閉位置にあり、また、第2のカム
37はその小径部が転子46と接触してリジェクト釦操
作レバー40が後退位置にある。このとき、搬送用モー
タM1およびカム用モータM2は停止し、導通センサ2
6はOFF状態でかつ各検知センサPH1,PH2,P
H3,PH4はON(投光)状態にある。このような状
態で、ICカード6をカード挿入口7から挿入すると、
該ICカード6の前端が第1のカード検知センサPH1
を遮光することにより該センサPH1をOFF作動す
る。そして、この信号が制御部49に入力されると、制
御部49は、一対の導通センサ26,26がON作動し
たかどうかを判定し、ON作動している場合には、挿入
されたカードが導通板27付きの特定のICカードであ
るということで、カム用モータM2に駆動信号を出力す
る。一方、導通センサ26,26がON作動しない場合
には、異種カードが挿入されたということで、カード挿
抜装置1は動作しない。
【0025】特定カードの挿入によりカム用モータM2
が駆動されると、図6(b)に示すように、第1のカム
36が矢印方向に回転して、シャッター部材39先端の
転子43が引っ張りばね44の付勢力によって第1のカ
ム36の大径部から小径部に落ち込むため、シャッター
板42は矢印方向に開作動する。これと同時に、第2の
カム37も第1のカム36と同方向に回転して、その大
径部にリジェクト釦操作レバー40先端の転子46が乗
り上げるため、該操作レバー40が引っ張りばね48の
付勢力に抗して回動し、第3のアーム40cの先端がレ
バー検知センサPH3をOFF作動する。そして、この
信号によって、カム用モータM2が停止されるとともに
搬送用モータM1が正転駆動されるため、ICカード6
は搬送ベルト32によってコネクタ9の接続ピン12の
直前位置まで搬送される。なお、上記第2のカム37の
回転時、第2のアーム40b先端の転子47がリジェク
ト釦17を押圧するよう動作するが、このときコネクタ
9内にはカードが存在していないため、該動作は空動作
となる。
【0026】上記のようにICカード6がカード挿入口
7からコネクタ9の接続ピン12の直前位置まで搬送さ
れる間、第1のカード検知センサPH1はOFFからO
Nに切り替わり、また、第2のカード検知センサPH2
はONからOFFとなって再度ONとなる。この第2の
カード検知センサPH2がOFFからONに切り替わっ
たときには、ICカード6の後端はシャッター板42の
閉位置のやや手前位置まで搬送されているため、その信
号によって搬送用モータM1が停止され、カム用モータ
M2が回転される。カム用モータM2が回転されると、
シャッター部材39の転子43が第1のカム36の大径
部に徐々に乗り上げていって、該シャッター部材39が
引っ張りばね44の付勢力に抗して回動し、シャッター
板42の先端がICカード6の後端を押圧することによ
り、該ICカード6の挿入側端面に設けられた端子をコ
ネクタ9の接続ピン12と接続させる(図6(a)の状
態)。
【0027】上記ICカード6の押し込み完了位置では
第2のカム37の大径部によりOFF状態にあったカム
検知センサPH4がONに切り替わるため、その信号に
よってカム用モータM2が停止される。そして、この状
態でICカード6に対する情報の読み取り,書き込みが
行われる。
【0028】情報の読み取り,書き込みが終了してカー
ド返却指令がかかると、まず、カム用モータM2が回転
される。このとき、第1のカム36の回転によってシャ
ッター板42が開作動するとともに、第2のカム37の
回転によってリジェクト釦操作レバー40が回動し、レ
バー検知センサPH3がONからOFFに切り替わる
(図6(b))。次いで、カム用モータM2がさらに回
転すると、第2のアーム40b先端の転子47によりリ
ジェクト釦17が押圧され(図6(c))、リジェクト
操作機構13が作動することによって、ICカード6の
端子とコネクタ9の接続ピン12との接続が解除され、
ICカード6が抜き出される。
【0029】こうしてICカード6がコネクタ9から抜
き出されると、リジェクト釦操作レバー40の転子46
が第2のカム37の大径部から小径部に落ち込むことに
より、レバー検知センサPH3がOFFからONへ切り
替わり、その信号によって、カム用モータM2が停止さ
れるとともに搬送用モータM1が逆転駆動され、ICカ
ード6は搬送ベルト32によりカード挿入口7まで返却
される。
【0030】そして、カード返却動作が終了して、第1
のカード検知センサPH1がOFFからONに切り替わ
ると、搬送用モータM1は停止され、一方、カム用モー
タM2は、カム検知センサPH4がONから一旦OFF
になって再度ONになるまでの間回転駆動されることに
より、初期状態にリセットされる。
【0031】なお、上記実施例では、挿入されるカード
を特定するための手段として、ICカードの端子側の裏
面に導通板を設け、該導通板を検知するための導通セン
サを装置側に設けるようにしたものを説明したが、この
特定手段は、その他、例えばカードの所定位置に所定の
穴を形成しておき、この穴を装置側に設けたフォトセン
サで検知するようにしたり、あるいは、カードに所定の
マークを設けておき、このマークを装置側のイメージセ
ンサ等で検知するようにしたり、いろいろな形で実施す
ることができる。
【0032】また、上記実施例では、リジェクト釦を自
動的に操作するよう構成したが、手動で操作するように
構成することもできる。
【0033】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、挿入されたカードのうち特定のカードのみをコネク
タに自動的に、しかも一定の力で接続することができ
る。その場合、コネクタをカードの挿入方向に弾性的に
支持するようにすると、カード挿入時の衝撃力を緩和す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るICカード挿抜装置の
要部構造を示す斜視図
【図2】同装置の平面図
【図3】同装置の正面図
【図4】図2のA−A線断面図
【図5】図2のB−B線断面図
【図6】同装置におけるシャッター部材およびリジェク
ト釦操作レバーの動作説明図
【図7】同装置の制御ブロック図
【図8】同装置の制御におけるタイミングチャート
【符号の説明】
1 ICカード挿抜装置 6 ICカード 7 カード挿入口 9 コネクタ 12 接続ピン 13 リジェクト操作機構 19 コネクタ支持部材 20 ばね 26 導通センサ 27 導通板 28 カード搬送手段 36 第1のカム 39 シャッター部材 49 制御部 M1 搬送用モータ M2 カム用モータ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードが挿入される挿入口と、該挿
    入口の奥部に設けられ挿入されたICカードの端子が接
    続されるコネクタと、該コネクタからICカードを抜き
    取る抜き取り手段とを備えたICカード挿抜装置におい
    て、ICカードを前記挿入口から前記コネクタの接続ピ
    ンの直前位置まで搬送する搬送手段と、前記コネクタへ
    のICカードの挿入を阻止する阻止位置とその挿入を許
    容する待避位置との間を移動可能に設けられ前記待避位
    置から前記阻止位置への移動時に前記コネクタに挿入さ
    れたICカードの後端を押圧し該ICカードの端子を前
    記コネクタの接続ピンに接続させるシャッター部材と、
    前記シャッター部材を駆動させる駆動手段と、前記挿入
    口と前記シャッター部材との間に設けられ挿入されたI
    Cカードが特定のカードであることを検知する検知手段
    と、待機状態では前記シャッター部材を前記阻止位置に
    位置させるとともにICカードが挿入されて前記検知手
    段によって特定カードであることが検知された時には前
    記シャッター部材を前記待避位置まで移動させた後前記
    ICカードが前記コネクタの接続ピンの直前位置に搬送
    された時に再度該シャッター部材を前記阻止位置に移動
    させる一方、ICカードの返却時には前記シャッター部
    材を前記待避位置に移動させるよう前記搬送手段および
    前記駆動手段を制御する制御部とを具備したことを特徴
    とするICカード挿抜装置。
  2. 【請求項2】 コネクタがICカードの挿入方向に弾性
    的に支持された請求項1記載のICカード挿抜装置。
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JPH052269U (ja) 1993-01-14

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