JPH0624915Y2 - カードリーダのカードシヤツタ機構 - Google Patents

カードリーダのカードシヤツタ機構

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JPH0624915Y2
JPH0624915Y2 JP1988104752U JP10475288U JPH0624915Y2 JP H0624915 Y2 JPH0624915 Y2 JP H0624915Y2 JP 1988104752 U JP1988104752 U JP 1988104752U JP 10475288 U JP10475288 U JP 10475288U JP H0624915 Y2 JPH0624915 Y2 JP H0624915Y2
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JP
Japan
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card
shutter
lever
passage
solenoid
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大塚  博
峰雄 阿部
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気カード,ICカード,磁気・IC兼用カ
ード等種々のカードの処理を行うカードリーダのカード
シヤツタ機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、磁気カード,ICカード等のカードに記録されて
いる情報の読出し,書込み処理等を行うこの種カードリ
ーダのカードシヤツタ機構としては、例えば実開昭61-1
52152号公報が知られている。これは第3図に示すよう
に軸1によつて回動自在に軸支されたシヤツタ2の一端
に設けた突き当て部3を通常カード取込通路4内に突出
させてカード挿入兼返却口5から挿入されたカード6の
それ以上の挿入を阻止し、カード取込時に前記シヤツタ
2をソレノイド7によつて回動させ突き当て部3をカー
ド取込通路4から退避させるように構成したものであ
る。カード6を取込むと、ソレノイド7への通電が停止
され、シヤツタ2はスプリング8の力によつて初期位置
状態に復旧され、突き当て部3がカード取込通路4を再
び閉塞することで、2枚目カードの挿入,取込みを阻止
する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような従来のカードシヤツタ機構におい
ては、機構自体が簡略で部品点数が少ないという大きな
利点を有するものの、ソレノイド7をカード6の挿入,
返却時の2度にわたつて駆動する必要があり、そのため
電力消費量が増大するという欠点を有している。また、
シヤツタ2をソレノイド7によつて時計方向に回動させ
ると、突き当て部3がカード6を押し戻す如く該カード
6に作用するため、その分負荷となり、ソレノイド7に
大きな駆動力が要求される。さらに、突き当て部3の剛
性が小さい場合、カード6を該突き当て部3に強く押付
けると、突き当て部3が後方に変形し、カード取込通路
4を開いてしまうことがあるなどの問題があつた。
したがつて、本考案は上述したような問題点を一挙に解
決し、カード排出時にはソレノイドへの通電を行う必要
がなく消費電力を節約でき、またカード取込時にカード
がシヤツタの作動に負荷とならず、その上カードによつ
てシヤツタが不測に開くことのないカードリーダのカー
ドシヤツタ機構を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成るために、カード挿入兼返却口
に連通するカード取込通路に設けられたカード挿入検知
用センサの出力信号によつて動作されるソレノイドと、
軸によつて回動自在に軸支され前記ソレノイドによつて
回動されるレバーと、このレバーに回動自在に配設され
通常前記カード取込通路を閉塞し該レバーの回動により
上昇されるシヤツタと、このシヤツタのカード挿入方向
への回動量を通常シャッタと係合することにより規制す
るシャッタストッパとを備え、前記シャッタはカード取
込時に前記レバーの回動に伴い上方に持ち上げられ 、
前記シャッタストッパとの係合が解除されることによ
り、カード挿入方向への回動規制を解除されるものであ
る。
〔作用〕
本考案において、ストツパは通常カード取込通路を遮断
閉塞してカードの挿入を阻止しており、カード取込時に
レバーの回動に伴つて持ち上げられると、シヤツタスト
ツパによるカード挿入方向への回動規制を解除される。
したがつてカード挿入返却口に挿入されたカードによつ
てカード挿入方向に回動され、カード取込み通路を開
く。一方、カード返却時には初期位置状態に保持されて
おり、カードによつてカード返却方向へ回動され、カー
ド取込通路を開く。
〔実施例〕 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係るカードシヤツタ機構の一実施例を
示すカードを挿入した状態の要部断面図、第2図はカー
ド取込時の状態を示す要部断面図である。これらの図に
おいて、10は装置筐体11の前面に取付けられたカー
ド挿入口部材で、このカード挿入口部材10にはカード
6の挿入,返却を可能にする幅および高さを有するスリ
ツト状のカード挿入兼返却口5が形成されている。筐体
11の内部には前記カード挿入兼返却口5に連通するカ
ード取込通路4とカード処理搬送路12が連続してかつ
略水平に形成され、カード取込通路4にはカード挿入兼
返却口5より挿入されたカード6を検知し、正常カード
であるか否かを判別するカード挿入検知用センサ13
と、通常カード取込通路4を遮断閉塞するカードシヤツ
タ機構14が配設され、カード処理搬送路12にはカー
ド6を取込み、往復移動させるカード搬送手段15と、
カード6に記録されているデータの読取り、書込み処理
を行う記録,再生用磁気ヘツド(図示せず)等が配設さ
れている。
カード挿入検知用センサ13としては、本実施例の場
合、カード取込通路4を挟んで上下に近接対向するよう
配置された発光素子13Aと、受光素子13Bとからな
るフオトカプラを使用した例を示したが、これに特定さ
れることなく種々の変更が可能である。
カードシヤツタ機構14は、前記カード挿入検知用セン
サ13によるカード検知信号によつて動作されるソレノ
イド7と、カード取込通路4とカード処理搬送路12と
の境部上方に配置された水平な軸16によつて回動自在
に軸支されたレバー17と、このレバー17に時計方向
の復帰習性を付与し、該レバーの後端に突設された被押
圧部17Aを前記ソレノイド7の可動鉄心18に圧接す
るレバー復帰用スプリング19と、レバー17の前方側
下端部に軸20を介して中間部が回動自在に軸支され、
下端部が通常カード取込通路4に上方から挿入されて該
通路4を遮断閉塞するシヤツタ21と、このシヤツタ2
1を第1図実線で示す通路閉塞位置に設定保持するばね
力の弱いシヤツタ位置決め用スプリング22と、シヤツ
タ21のカード挿入方向、すなわち時計方向の回動角度
を規制するシヤツタストツパ23とで構成されている。
レバー17の上端部に設けられ前記スプリング22の一
端を係止する係止部24Aと、シヤツタ21の上端に設
けられ前記スプリング22に他端を係止する係止部24
Bと、前記軸20とは通常同一直線上に位置している。
前記シヤツタ21の下方にはカード案内板27の前端部
を折曲げ形成することにより前記カード取込通路4から
分岐した前下りに傾斜する傾斜通路25が設けられてお
り、この傾斜通路25は装置筐体11の前面で前記カー
ド挿入口部材10の下側に設けた異動返却口26に連通
している。前記カード案内板27の略垂直に折曲された
垂直部分は、前記傾斜通路25の後方壁と前記シヤツタ
ストツパ23とを兼用している。なお、シヤツタストツ
パ23はシヤツタ21の後方に適宜距離はなれて設けら
れている。
前記カード搬送機構15は、カード処理搬送路12を挟
んで上下に対向配置された複数個のローラ30a,30
b・・・と、通路上方側のローラ間に張架された搬送ベ
ルト31と、前記ローラ30a,30b・・・を駆動す
る駆動モータ(図示せず)等で構成されている。ローラ
30aは前記軸16に軸支され、ローラ30bはカード
案内板27の下方に上下動自在に配設されて板ばね32
により前記ローラ30aに搬送ベルト31を介して圧接
されている。
このような構成からなるカードリーダにおいて、カード
6をカード挿入兼返却口5よりカード取込通路4に挿入
すると、カード挿入検知用センサ13が該カード6を検
知し、正常カードであるか疑似カードであるかを識別
し、疑似カードである場合は疑似カード信号を送出して
カードリーダを第1図に示す状態に保持する。したがつ
て、この状態で疑似カードを押し込み、その挿入端がシ
ヤツタ21に当接してこれをスプリング22に抗して時
計方向に回動させても、シヤツタ21は第1図2点鎖線
で示すようにシヤツタストツパ23に当接係止されるだ
けで、カード取込通路4を開くことはない。
一方、正常カードと判定した場合は、センサ13がカー
ド検知信号を送出し、その検知信号により制御部がソレ
ノイド7を駆動し、レバー17を第2図に示すようにス
プリング19に抗して反時計方向に回動させる。したが
つて、この状態でカード6をさらに押し込み、シヤツタ
21に当接させると、シヤツタ21はスプリング22に
抗して時計方向に回動されるが、この時はレバー27の
上昇により持ち上げられているためシヤツタストツパ2
3に当接することなく回動してカード取込通路4の上方
に退避する。換言すれば、カード取込通路4を開く。第
2図はこの状態を示す。したがつて、カード6はカード
搬送手段15によつてカード処理搬送路12へ送り込ま
れ、磁気ヘッドによるデータの読取,書込み等が行われ
る。カード6を装置筐体11内に取込むと2枚目カード
の挿入を防止するため、ソレノイド7への通電が停止さ
れ、レバー17に対する押圧を解除する。したがつて、
レバー17はスプリング19の力によつて回動され、第
2図の状態に復旧する。また、シヤツタ21はカード6
がカード処理搬送路12に取込まれると、該カード6か
ら解放されるため、スプリング22の力によつて復旧し
カード取込通路4を再び閉塞する。
カード処理終了後、搬送ベルト31の走行方向を返却方
向に切換えてカード6を逆送し、挿入時と同一通路を通
つてカード挿入兼返却口5より返却する。
この時、カード6はカード処理搬送路12からカード取
込通路4に導かれると、その先端がシヤツタ21の背面
に当つてこれをスプリング22に抗して第1図1点鎖線
で示すように反時計方向に回動させ、カード取込通路4
の上方に退避させる。したがつて、カード6はシヤツタ
21の下方を通つてカード挿入兼返却口5に返却され
る。
かくして、このような構成からなるカードシヤツタ機構
14によれば、カード返却時にはソレノイド7を駆動す
る必要がなく、消費電力の節約と、制御回路の簡素化を
可能にする。また、シヤツタ21はシヤツタストツパ2
3に押付けられるとロツク状態となり、それ以上のカー
ド挿入方向への回動を阻止されるため、疑似カードが誤
つて取込まれたりする虞れがない。さらに、ソレノイド
7の駆動によつてレバー17を反時計方向に上昇回動さ
せると、シヤツタ21は円弧状の軌跡を描きながら上昇
しようとするが、カード6の挿入端との当接により反時
計方向の回動を阻止され、反対に時計方向に逃げながら
上昇する。したがつて、カード6がシヤツタ21の上昇
運動に対して負荷とならず、ソレノイド7による小さな
駆動力にてレバー17を円滑に回動させ得る。
なお、本実施例はカード取込通路4の下方に傾斜通路2
5を設け、カード挿入兼返却口5からカード取込通路4
に侵入する塵埃,水滴,紙片等の異物35(第2図)を
傾斜通路25を通つて異物返却口26より外部に排出す
るように構成した例を示したが、本考案はこれに特定さ
れるものではなく、傾斜通路25および異物返却口26
を省略してもよいことは勿論である。
また、上記実施例はシヤツタ21とシヤツタストツパ2
3とを通常離間させるようにしたが、当接もしくは近接
させておいてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るカードリーダのカード
シヤツタ機構は、ソレノイドによつて回動されるレバー
に、カード取込通路を通常遮断閉塞するシヤツタを回動
自在に設け、このシヤツタに対応して該シヤツタのカー
ド挿入方向の回動を規制するシヤツタストツパを設け、
カード取込時に前記レバーをソレノイドにより回動させ
てシヤツタを上昇させ、シヤツタがカードによつてカー
ド挿入方向に回動された際前記シヤツタストツパに当ら
ないようにしたので、シヤツタの上昇時にカードが負荷
として作用せず、ソレノイドによるレバーの駆動力を小
さくすることができ、またシヤツタはシヤツタストツパ
に当ると、それ以上の回動を規制されるため、カードを
強い力で挿入しても開いたりせず、カードの誤取込みを
防止する。さらに、カード返却時にはシヤツタがカード
によつてカード返却方向に回動され、カード取込通路を
開くため、ソレノイドに通電してレバーを回動させる必
要がなく、省電力化に効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すカード挿入状態の要部
断面図、第2図はカード取込時の状態を示す要部断面
図、第3図は従来のカードシヤツタ機構の概略構成図で
ある。 2……シヤツタ、4……カード取込通路、5……カード
挿入兼返却口、6……カード、7……ソレノイド、13
……カード挿入検知用センサ、14……カードシヤツタ
機構、16……軸、17……レバー、20……軸、21
……シヤツタ、23……シヤツタストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入兼返却口に連通するカード取込
    通路に設けられたカード挿入検知用センサの出力信号に
    よって動作されるソレノイドと、軸によって回動自在に
    軸支され前記ソレノイドによって回動されるレバーと、
    このレバーに回動自在に配設されて通常前記カード取込
    通路を閉塞し、このレバーの回動により上昇されるシャ
    ッタと、このシャッタのカード挿入方向への回動量を通
    常シャッタと係合することにより規制するシャッタスト
    ッパとを備え、前記シャッタはカード取込時に前記レバ
    ーの回動に伴い上方に持ち上げられ、前記シャッタスト
    ッパとの係合が解除されることにより、カード挿入方向
    への回動規制を解除されることを特徴とするカードリー
    ダのカードシャッタ機構。
JP1988104752U 1988-08-08 1988-08-08 カードリーダのカードシヤツタ機構 Expired - Fee Related JPH0624915Y2 (ja)

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