JPH0916833A - カード受け入れ機構およびカード処理装置 - Google Patents

カード受け入れ機構およびカード処理装置

Info

Publication number
JPH0916833A
JPH0916833A JP18350695A JP18350695A JPH0916833A JP H0916833 A JPH0916833 A JP H0916833A JP 18350695 A JP18350695 A JP 18350695A JP 18350695 A JP18350695 A JP 18350695A JP H0916833 A JPH0916833 A JP H0916833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
shutter
passage
thickness
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18350695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3245671B2 (ja
Inventor
Osamu Fujimoto
修 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP18350695A priority Critical patent/JP3245671B2/ja
Priority to US08/529,540 priority patent/US5563397A/en
Publication of JPH0916833A publication Critical patent/JPH0916833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3245671B2 publication Critical patent/JP3245671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄いカードやカード以外の異物の進入を、少
ない部品点数で確実に阻止できるようにする。 【構成】 所定厚さのカードCがカードスロットの突出
部25に設けられた案内溝27に案内されて進入し、そ
の先端がシャッタ部材40の当接部46の下縁に当接す
ると、シャッタ部材40は腕部41の前端側を中心に回
動し、その後端側に設けられたシャッタ板43が上方に
移動して、所定厚さのカードCを奥へ通過させる。所定
厚さより薄いカードC′が進入したときには、シャッタ
部材40はそのシャッタ板43の下部に突設された規制
部49がカード通路の底面より低い位置にあってこのカ
ードC′の先端に当接し、カードC′の奥側への進入を
阻止する。薄いカードC′を無理に挿入しても、カード
C′の先端の下方への移動は規制部49で規制されるた
め、カードC′の通過や詰まりは起こらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードを受け入れるた
めのカード受け入れ機構およびカード処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カードに記憶された各種の情報を読み取
ってその情報により各種機器の利用や支払い等を行なう
ためにカード処理装置が用いられている。カード処理装
置は、一般にスリット状に開口したカード挿入口からカ
ードを受け入れて情報の読み書き処理を行なうように構
成されている。カード処理装置で扱うカードには、プリ
ペイドカードのように薄いカードと、クレジットカード
やICメモリカードのように厚いものとがある。
【0003】ところがこれらのカードの幅はほぼ同一な
ので、利用者が誤って薄いカードを厚いカード専用の処
理装置へ挿入したり、逆に厚いカードを薄いカード専用
の処理装置に挿入してしまうことがある。
【0004】このような誤挿入のうち、薄いカード専用
のカード処理装置に対する厚いカードの誤挿入は、カー
ド挿入口の高さ方向(カードの厚さ方向)の隙間を少な
くすること等で比較的容易に防止できるが、厚いカード
専用のカード処理装置に対する薄いカードの誤挿入を、
カード挿入口の寸法で阻止することはできない。
【0005】そこで、このような薄いカードの誤挿入を
防止するための技術として、実公昭53−48649号
には、図11の(a)に示すようなカード受け入れ機構
が開示されている。
【0006】この機構は、カード挿入口1と連続するカ
ード通路2に、検出レバー3の一端側に支持した検出ロ
ーラ4を進入させ、カード通路2へ進入してきたカード
を検出ローラ4の周面に当接させながらその下方を通過
させることによって、検出レバー3を軸5を中心にして
そのカードの厚さに対応した角度だけ回動させ、検出レ
バー3の他端側に連結されたシャッタ6をバネ7の付勢
力に抗して下降させるように構成されている。
【0007】シャッタ6の下部にはスリット8が幅方向
に連続するように設けられており、図11の(b)に示
すように、クレジットカードのように厚いカードCが検
出ローラ4を通過するとき、シャッタ6は、そのスリッ
ト8の下縁がカード通路2の底面より僅かに低い位置と
なるまで下降して、挿入された厚いカードCを奥側へ通
過させる。
【0008】また、図11の(c)に示すように、薄い
カードC′が検出ローラ4を通過するとき、シャッタ6
はそのスリット8の下縁がカード通路2の底面より高い
位置までしか下降せず、その薄いカードC′の先端はシ
ャッタ6の前面に当接して、奥側への進入が阻止され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように、挿入されるカードの通過によって生じる回動力
を直進運動に変換してシャッタに伝達する機構では、少
なくとも、カードの通過検出用の部材とカードの進入を
阻止する部材とを別部材にする必要があり、どうしても
部品点数が多くなってしまうという問題があった。
【0010】また、前記した従来の機構のように、カー
ドが進入するときの検出ローラ4の移動方向とシャッタ
6の移動方向とが逆の機構では、薄いカードC′を無理
に挿入しようして、図11の(d)のようにカード全体
が上方に湾曲すると、検出ローラ4がこの湾曲部分に押
されて上昇しシャッタ6が下降することになる。このた
め、カードC′の先端がスリット8を通り抜けてしまっ
たり、あるいはカードC′の先端がシャッタ6とともに
シャッタ通路内に落ち込んで抜けなくなる等の不具合が
生じる。
【0011】また、前記のような機構を有するカード処
理装置では、カード挿入口とシャッタの間に検出ローラ
およびその軸を配置しなければならず、しかも、検出ロ
ーラを通過するカードの厚さに比べてシャッタを大きく
移動しようとすれば、検出レバーの長さも長くしなけれ
ばならない。このため、カード挿入口からシャッタまで
の距離が長くなり、カード以外の短い異物がカード挿入
口とシャッタとの間に詰まってしまい、この詰まりによ
ってカード処理装置の利用が不能になってしまう等の問
題があった。
【0012】本発明は、この課題を解決し、薄いカード
やカード以外の短い異物の進入を、少ない部品点数で確
実に阻止できるカード受け入れ機構およびカード処理装
置を提供することを目的している。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のカード受け入れ機構は、挿入されるカード
の幅方向の移動を規制しながらカード通路に受け入れる
ために、互いに対向してカードの挿入方向に延びた1対
の案内部と、前記1対の案内部の少なくとも一方側に近
接配置され、前記1対の案内部に案内されて進入するカ
ードを、該カードの厚さに応じて通過またはその通過を
阻止するシャッタ部材とを有するカード受け入れ機構に
おいて、前記シャッタ部材は、少なくとも一方の案内部
の案内面に沿って延び前記カード通路の入口側の前端部
を中心にして前記案内面に沿って回動できるように支持
された腕部と、一面をカード通路の入口側に向けた状態
で前記腕部の後端部から前記カード通路を遮るように延
設されたシャッタ部と、前記シャッタ部の前記一面に設
けられ、該一面に当接するカードの先端の厚さ方向の移
動を規制する規制部と、前記腕部の中間部から前記カー
ド通路側に延設され、該カード通路に進入するカードの
先端に当接して前記腕部を前記カードの厚さに対応した
角度回動させる当接部とで一体に形成され、前記当接部
がカード通路へ進入するように付勢されており、所定厚
さより薄いカードが前記1対の案内部に案内されて前記
当接部を通過する場合には前記シャッタ部の一面を該カ
ードの先端に当接させて該薄いカードの通過を阻止し、
所定厚さのカードが前記1対の案内部に案内されて前記
当接部を通過する場合には前記シャッタ部をカード通路
から少なくとも該カードの厚さ分退出させるように構成
されている。
【0014】また、本発明のカード処理装置は、前面側
にスリット状のカード挿入口が設けられた基部、該基部
の前面側から前方へ突出する突出部および前記突出部の
側面に前記カード挿入口と連続するように設けられカー
ドをその幅方向の移動を規制しながら前記カード挿入口
へ案内する案内溝を有するカードスロットと、前記カー
ド挿入口に挿入されるカードを、該カードの厚さに応じ
て通過またはその通過を阻止するシャッタ部材と、前記
シャッタ部材を通過して進入するカードを、その幅方向
の移動を規制しながら、該カードの後部が前記カードス
ロットの前面から露出する状態で所定位置まで受け入れ
るフレームと、前記フレームの所定位置まで受け入れた
カードの情報を読み書きするための読み書き手段とを有
するカード処理装置であって、前記シャッタ部材は、前
記カードスロットの突出部内で前記案内溝の側壁面に沿
って延び前端部を中心にして前記側壁面に沿って回動で
きるように支持された腕部と、一面を前記カード挿入口
側に向けた状態で前記腕部の後端部から前記カード挿入
口の背後のカード通路を遮るように延設されたシャッタ
部と、前記シャッタ部の前記一面に設けられ、該一面に
当接するカードの先端の厚さ方向の移動を規制する規制
部と、前記腕部の中間部から前記案内溝側に延設され、
該案内溝を通過するカードの先端に当接して前記腕部を
前記カードの厚さに対応した角度回動させる当接部とで
一体に形成され、前記当接部が前記案内溝に進入するよ
うに付勢されており、所定厚さより薄いカードが前記案
内溝を通過する場合には前記シャッタ部の一面を該カー
ドの先端に当接させて該薄いカードの前記フレーム側へ
の進入を阻止し、所定厚さのカードが前記案内溝を通過
する場合には前記シャッタ部をカード通路から少なくと
も該カードの厚さ分退出させて、該カードを前記フレー
ム側へ進入させるように構成されている。
【0015】
【作用】このように構成したため、本発明のカード受け
入れ機構では、1対の案内部に案内されてカード通路に
所定厚さのカードが進入してシャッタ部材の当接部を通
過すると、シャッタ部がそのカード通路から少なくとも
所定厚さのカードの厚さ分退出して、この所定厚さのカ
ードを通過させる。また、所定厚さより薄いカードが当
接部を通過した場合には、その薄いカードの先端はシャ
ッタ部の一面に当接して奥側への進入が阻止され、ま
た、この薄いカードを無理に挿入しようとしてもそのカ
ードの先端の厚さ方向の移動は、シャッタ部の規制部に
よって規制される。
【0016】また、本発明のカード処理装置では、カー
ドスロットの前面側から前方に突出した突出部内にシャ
ッタ部材の腕部が配置され、その腕部の後端部からシャ
ッタ部がカード挿入口の背後のカード通路方向へ延設さ
れているので、カードスロットのカード挿入口からシャ
ッタまでの距離を短くでき、薄いカードの進入だけでな
く、カード以外の短い異物の詰まり等を防止できる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1〜6は、一実施例のカード受け入れ機構を
備えたカード処理装置20の外観および内部構造を示し
ている。このカード処理装置20は、図1に示すように
公衆電話機の筐体18に装着され、利用者によって手挿
入されるICカードおよびクレジットカードを引き出し
が可能な位置まで受け入れて、カードに記録されている
情報(例えば、度数情報等)の読み書き処理を行なうも
のである。
【0018】このカード処理装置20は、外からカード
を受け入れるために筐体18から突出するように固定さ
れたカードスロット22と、カードスロット22の背面
側に固定されたフレーム33と、フレーム33の上面を
塞ぐカバー82とによって構成されている。
【0019】カードスロット22は、背面側が開口した
中空状に形成されており、前面側にスリット状のカード
挿入口23が設けられた基部24と、基部24の両側か
ら互いに対向するように前方に大きく突出する突出部2
5、26とにより、上方からみてほぼコの字状の外形を
有している。2つの突出部25、26の互いに対向する
側面25a、26a同士の間隔はカードの正規幅より狭
く設定されており、その側面25a、26aには、基部
24のカード挿入口23に連続し、前方から挿入される
カードをその幅方向の移動を規制しながらカード挿入口
23へ水平に案内する案内溝27、28が設けられてい
る。
【0020】2つの突出部25、26のうち、幅の広い
突出部25の内部には、クレジットカードの磁気情報を
読み取るための磁気ヘッド29が取り付けられている。
【0021】磁気ヘッド29は、案内溝27を通過する
クレジットカードの磁気記録部がヘッド面に摺接するよ
うに、ヘッド支持部材30によって支持されている。ヘ
ッド支持部材30は合成樹脂で一体に形成され、一端側
の箱状のヘッド支持部30a内に磁気ヘッド29を支持
し、ヘッド支持部30aから後方に延びた帯板状のアー
ム部30bの端部をカードスロット22の背面側の開口
縁部に固定されており、そのアーム部30bの弾性力で
磁気ヘッド29を常に案内溝27内へ進入する方向に付
勢している。
【0022】なお、カード挿入口23の奥側には、カー
ドスロット22の案内溝27、28と連続し、カード挿
入口23に挿入されたカードをフレーム33側へ水平に
案内するカード通路31が形成されており、カード通路
31の後端には、カード通路31の底面より下方へ一段
低く形成された段部22aが設けられている。
【0023】また、このカードスロット22の両側には
フランジ32、32が設けられており、このフランジ3
2、32が筐体18の内面側にネジ止めされてこの処理
装置全体が筐体18に支持されている。
【0024】一方、フレーム33は、略矩形の基板34
と、基板34の両側に互いに対向するように立設された
側板35、36と、側板35、36の後端を連結する後
板37とによって、上方から見た外形がほぼ矩形状に形
成され、カードスロット22側から見た形状が略H状に
形成されている。
【0025】側板35、36は、カード受け入れ機構の
実施例の一対の案内部を構成するものであり、その内壁
面35a、36a(案内面)は、カード挿入口23に挿
入されるカードをその幅方向の移動を規制しながらほぼ
直線的に受け入れるために、カードの正規幅より僅かに
大きい間隔で互いに平行に対向しており、両側板35、
36の前端側は、カードスロット22の両突出部25、
26内まで延びて突出部25、26の各案内溝27、2
8の側壁面と連続している。両側板35、36の前端上
部には、図7に示すように、軸穴38、39が設けられ
ている。
【0026】軸穴38、39には、シャッタ部材40が
支持されている。シャッタ部材40は合成樹脂等で一体
に形成されたものであり、側板35、36の内壁に沿っ
てそれぞれ奥側に延びた腕部41、42と、略帯板状に
形成され腕部41、42の後端同士を連結するシャッタ
板43とで上方からみて略コの字状に形成されている。
【0027】両腕部41、42の前端側の外側面には、
軸44、45がそれぞれ外側方向へ突設され、腕部4
1、42の軸寄りの下部には、下縁部が斜め後方に傾斜
するように延びた当接部46、47が設けられ、一方の
腕部41の内側面にはバネ軸48が突設されている。
【0028】また、シャッタ板43は、その前面43a
をカード挿入口方向に向けた状態でカード挿入口23の
背後に位置しており、その前面43aの下端には、前方
へ突出してこの前面43aに当接したカードの先端の下
降を規制する規制部49が幅方向に沿って設けられてい
る。
【0029】このシャッタ部材40は、両腕部41、4
2の軸44、45をフレーム33の側板35、36の軸
穴38、39に挿着されて、この軸44、45を中心に
回動する。
【0030】シャッタ部材40のバネ軸48には、一端
側が側板35の先端に係止され他端側がシャッタ板43
の上縁に係止されたバネ50が取り付けられており、シ
ャッタ部材40は、このバネ50によって常に当接部4
6、47およびシャッタ板43がカード通路31側に進
入する方向に回動付勢されている。また、各側板35、
36の内壁面には、シャッタ部材40の各当接部46、
47の下端がカード通路31の底面にほぼ当接する位置
でシャッタ部材40のバネ50による回動を規制するス
トッパー51が突設されている。
【0031】このシャッタ部材40は、カードスロット
22の案内溝27、28の側壁および各側板35、36
の内壁によって幅方向の移動が規制された状態で案内溝
27、28を通過してカード挿入口23側へ進入するカ
ードの先端が両当接部46、47の縁に当接しながら進
むと、軸44、45を中心にして腕部41、42の後端
が上方に移動する方向に回動して、シャッタ板43をカ
ード通路31から上方に退出させる。
【0032】なお、ここで、シャッタ部材40は、カー
ドが挿入されていないとき、および、テレフォンカード
のように所定厚さより薄いカードが当接部46、47の
下端を通過するときには、シャッタ板43の規制部49
の上端がカード通路31の底面より低い位置にあって、
クレジットカードやICカードのような所定厚さのカー
ドが当接部46、47の下端を通過するときにはシャッ
タ板43の下端(規制部49の下端)がカード通路31
の底面からそのカードの厚さ(所定厚さ)以上離れた位
置まで上昇するように、軸44、45から当接部46、
47までの長さと軸44、45からシャッタ板43まで
の長さおよびその比、シャッタ板43の高さ寸法等が設
定されている。
【0033】一方、基板34のほぼ中央部には端子板取
付穴56が貫通形成されている。この端子板取付穴56
には端子板57が固定されている。端子板57の下面側
には、ICカードの各外部端子に接触するための接触端
子58が、4個ずつ2列に並んで設けられている。各接
触端子58は、バネ性を有する導電部材(例えばリン青
銅等)でほぼV字状に屈曲形成され、その一端側を端子
板57に固定され、他端側を端子板57に設けられた各
端子穴57aに挿通させ、下端部を基板34の下面34
aから下方へ突出させるように支持されていて、下方か
ら押圧されると弾性変形しながら上方へ移動し、その弾
性復帰力で下方からの押圧力に対抗する。
【0034】フレーム33の基板34の下面34aの前
部には、各接触端子58をカードの先端で変形させない
ように、カード挿入口23からほぼ水平に進入した所定
厚さのカードを基板34の下面から離間するように案内
する傾斜案内部59が突設されている。
【0035】端子板取付穴56の両側には、それぞれ溝
60、60が設けられており、各溝60の前端にはフッ
ク61、61が形成されている。また、各溝60はこの
フレームの後部両隅を上下に貫通する穴62、62と連
続している。
【0036】端子板取付穴56の後方には、基板34の
上面34bより一段高く形成されたスライド台63が所
定幅でフレーム後部まで延設されている。
【0037】このスライド台63の上にはスライド部材
65が載置されている。スライド部材65は、図8に示
すように、ほぼ矩形状の上板65aと、この上板65a
の両側からそれぞれ下方へ延設された側板65b、65
bとでほぼコの字状に形成され、上板65aの下面をス
ライド台63の上面に当接させ、且つ、両側板65b、
65bでスライド台63をはさむようにして、前後方向
の摺動が可能に支持されている。
【0038】上板65aの前部両端には、スライド台6
3の両側の穴62、62を上下に通過して基板34の下
方へ延びたカード受け66、66が垂設されている。こ
のカード受け66は、カード収容部38内へ挿入される
カードの先端に当接して、スライド部材65を後方へ摺
動させるためのものである。
【0039】各カード受け66、66の中間部にはフッ
ク67、67がそれぞれ設けられており、各フック6
7、67と基板34の溝60、60内の各フック61、
61との間には、カードが引き抜かれたときに、スライ
ド部材65をカード挿入口23方向へ戻すためのバネ6
8、68が掛けられている。
【0040】また、スライド部材65の両側板65b、
65bには、このスライド部材65が後方に摺動したと
きに、後述するカード押さえ部材72に当接して、カー
ド押さえ部材72を回動させるための外周が円弧状のカ
ム部69、69が形成されている。
【0041】スライド台63の下面には、2つの軸受け
70、70がスライド台63の幅方向に沿って突設され
ている。この軸受け70、70には軸71が挿通されて
おり、その軸71にはカード押さえ部材72が回動自在
に支持されている。
【0042】カード押さえ部材72は、図8に示すよう
に、ほぼT字の板状に形成され、その一面72a側の上
部には、2つの軸受け73、73が突設され、その下部
には、ゴムやスポンジ等の緩衝材74が固定されてい
る。カード押さえ部材72は、この2つの軸受け73、
73を連通する軸71によって、その一面72a側を端
子板57側へ向けるようにして、スライド台63の下面
側に回動自在に支持されている。
【0043】カード押さえ部材72の上部両側には、当
接片75、75が互いに対向するようにして一面72a
側方向へそれぞれ突設されている。各当接片75の外周
はその一面72aに対して傾斜した傾斜部75aと、一
面72aと平行な平行部75bとが連続した形状を有
し、スライド部材65のカム部69の外周に傾斜部75
aが接している状態で、スライド部材65が後方へ摺動
すると、カード押さえ部材72は、その下部を基板34
の下面に近づけるように回動する。そして、スライド部
材75の後端がフレーム33の後板37に当接する位置
まで押されたときに、平行部75bがカム部69に当接
してカード押さえ部材72がほぼ水平となる。
【0044】なお、カード押さえ部材72の背面側とフ
レーム33の後板37の内壁との間にはバネ77が掛け
られている。
【0045】基板34の後部隅の一方の穴62には、図
示しない回路基板によってマイクロスイッチ81が支持
されている。このマイクロスイッチ81は、カードが奥
まで挿入されたことを検知するためのセンサであり、ス
ライド部材65が最後部まで押されたときに、その一方
のフック67の後部に押されてオンする位置に取り付け
られている。
【0046】フレーム33の上面はカバー82によって
覆われている。カバー82は、その下面側でスライド部
材65の上方への移動を規制している。
【0047】なお、磁気ヘッド29、各接触端子58お
よびマイクロスイッチ81は、回路基板を介して公衆電
話機の制御部(図示せず)に接続されている。この制御
部は、通常の通話制御の他に、カードの挿入と引抜きを
マイクロスイッチ81のオンオフ状態から判断し、磁気
ヘッド29、各接触端子58を介して挿入カードに対す
る情報の読み書き処理を行なう。
【0048】次に、このカード処理装置20の動作につ
いて説明する。所定厚さのカード(ICカードあるいは
クレジットカード)Cがカードスロット22の2つの突
出部25、26の案内溝27、28に案内されて、カー
ド挿入口23に挿入され、その先端がシャッタ部材40
の当接部46、47の縁に摺接しながら進むと、シャッ
タ部材40は、軸44、45を中心にしてシャッタ板4
3が上方に移動する方向に回動する。
【0049】そして、図9の(a)に示すように、カー
ドCの先端が当接部46、47の下端を完全に通過した
とき、シャッタ部材40はそのカードCの厚さに対応し
た角度まで回動して、シャッタ板43はその下端がカー
ド通路31の底面からカードの厚さ分より上方へ退出す
る。このため、このカードCは、シャッタ板43の下方
を通過してフレーム33の基板34の下面側へ進入す
る。
【0050】また、例えば、図9の(c)に示すよう
に、テレフォンカードのような所定厚さより薄いカード
C′(あるいはカード状異物)が挿入された場合、その
カードC′の先端が当接部46、47の下端を通過して
も、シャッタ板43は、その規制部49の上端がカード
通路31の底面より高い位置には達しない。このため、
このカードC′の先端は、シャッタ板43の前面43a
に当接して奥側へ進むことはできない。
【0051】したがって、このICカード処理装置20
には所定厚さより薄いテレフォンカードやカード状異物
を内部まで挿入することはできない。
【0052】なお、図9の(d)に示すように薄いカー
ドC′を無理に押し込もうとすると、その力は、シャッ
タ部材40に対して、シャッタ板43を上方に移動させ
る方向に加わり、このシャッタ板43の移動にともなっ
て当接部46、47も上昇することになり、カードC′
全体は下方に湾曲してその先端には下方へ戻る力が働く
が、カードC′の先端の下方への移動はシャッタ板43
の規制部49によって阻止される。
【0053】したがって、カードC′の先端が奥側に進
んだりあるいは段部22a側へ潜り込んだりすることは
なく、この無理な押し込みに対してカードが抜けなくな
ることもない。
【0054】一方、シャッタ部材40を通過した所定厚
さのカードCは、図10の(a)に示すように、基板3
4の下面に設けられた傾斜案内部59によって、僅かに
下方へ押し下げられながら、各接触端子58の下方を通
過してその先端がスライド部材65のカード受け66に
当接する。
【0055】さらにカードが押し込まれると、スライド
部材65はカードに押されて後方へ摺動し、スライド部
材65の各カム部69に対して各当接片75の傾斜部7
5aを外接させているカード押さえ部材72が、その一
面側を端子板57側に近づけるように回動する。そし
て、図10の(b)のようにスライド部材65がフレー
ム33の後板37に当接する位置まで摺動したとき、カ
ード押さえ部材72は、ほぼ水平な状態まで回動して、
緩衝材74を介してカードCを下面から押上げる。これ
によってこのカードCがICカードの場合には、その各
外部端子が各接触端子58に当接する。
【0056】このとき、カードCの後端の中間部分は、
カードスロット22の2つの突出部25、26の間から
露出している。また、カードの中央部分は基板34の傾
斜案内部59によってやや下方へ押され、先端側はカー
ド押さえ部材72によって上方へ押されるため、傾斜案
内部59との当接部分にカードを曲げようとする力が働
くが、この力は弱く、カードCがICカードであっても
この部分には集積回路は内蔵されていないのでカードを
使用不能にすることはない。
【0057】また、バネ68の復帰力は、カードに対す
る僅かな曲げによって基板34とカードとの間に生じる
摩擦力より弱く設定され、しかも、スライド部材65の
カム部69は、カード押さえ部材72の当接片75の平
行部75bに当接していて、カード押さえ部材72のモ
ーメントを上方向にしか受けない。したがって、この状
態でカードを離してもカードが戻ることはない。
【0058】なお、この状態でマイクロスイッチ81
は、スライド部材65のカード受け66に押されてオン
状態となる。
【0059】このカードCがICカードの場合、マイク
ロスイッチ81のオンが検知されると、各接触端子58
を介してカード内のメモリに対する情報の読み書き処理
がなされる。そして、通話等が終了してカードが引かれ
ると、スライド部材65がバネ68によって戻り、マイ
クロスイッチ81がオフ状態となり、カード押さえ部材
72がバネ77の作用で回動して戻る。そして、カード
がカード挿入口23から完全に引き抜かれると、シャッ
タ部材40のシャッタ板43および当接部46、47が
カード通路31側へ下降して、もとの状態(図6の状
態)に戻る。
【0060】また、このカードCがクレジットカードの
場合には、カードが奥まで一旦挿入されてからすぐにカ
ードが引き抜かれて、カードスロット22の突出部25
内の磁気ヘッド29によってクレジットカードの磁気情
報が読み出されて、その情報の照合がセンタ局でなされ
た後、通話が可能になる。
【0061】また、所定厚さに近い厚さを有し正規長さ
より短いカード状異物Nが挿入された場合、このカード
状異物Nは、シャッタ部材40による規制を受けずに奥
側に進入するが、図10の(a)に示しているように、
そのカード状異物Nの先端がスライド部材65のカード
受け66に達する前にカード状異物Nの後端がカード挿
入口23を通過すると、そのカード状異物Nは大きく開
口されたフレーム33の下面から排出される。
【0062】また、スライド部材65を最後部まで押し
切ることができないカード状異物が挿入された場合に
は、手を離すとこのカード状異物はバネ68によってカ
ード挿入口23側に押し出される。
【0063】また、硬貨等のように正規幅より狭い異物
をカードスロット22の両案内溝27、28を通さずに
直接カード挿入口23に挿入した場合、その異物はシャ
ッタ部材40のいずれの当接部46、47の下方も通過
しないので、シャッタ板43は上昇しない。したがっ
て、その異物の進入はシャッタ板43によって阻止され
る。
【0064】以上のように、このカード処理装置20で
は、所定厚さより薄いカードやカード状異物を挿入して
も、また、幅の狭い異物を案内溝を通さずに挿入して
も、シャッタは開かず、これらのカードおよび異物の進
入を阻止することができる。また、所定厚さとほぼ同一
の厚さで正規カードより短いカード状異物が挿入された
場合でも、その異物を排出させるかあるいは簡単に引き
抜くことができる状態にするので、カードの入れ違いを
未然に防ぐことができ、また、薄いカードの無理な挿入
やいたずらによるカード詰まりを防止することができ
る。
【0065】また、磁気ヘッドを配置するための突出部
にシャッタ部材の腕部を配置することができ、この突出
部の内部を有効に利用できる。
【0066】また、前記磁気ヘッドとともに、フレーム
にICカード読み取り用の接触端子を設けたので、クレ
ジットカードのような所定厚さの磁気カードと所定厚さ
のICカードの処理が兼用できる。
【0067】また、弾性力を有する支持部材のみで、磁
気ヘッドの支持とカードへの圧着を行なっているので、
従来のように、圧着ローラやこれを支持する部材等が不
要になり、部品が少なくて済み、構造が簡単になるとい
う利点がある。
【0068】
【他の実施例】前記実施例のカード受け入れ機構は、シ
ャッタ部材をカード通路の上方に配置し、カードの進入
につれて当接部を上昇させるとともにシャッタ部を上方
に退出させて、カード通路を開くようにしていたが、シ
ャッタ部材をカード通路の下方に配置し、カードの進入
につれて当接部を下降させるとともにシャッタ部を下方
に退出しさせて、カード通路を開くようにしてもよい。
【0069】また、前記実施例では各当接部を一対の案
内部に近接させ、正規カードより幅の狭い異物の進入を
阻止できるようにしていたが、一方の案内部側にのみ当
接部を近接配置するようにしてもよい。
【0070】また、それぞれ独立した2つのシャッタ部
材の当接部を両方の案内部にそれぞれ近接配置すれば、
正規幅より狭い異物が一方の案内部側に寄せて挿入され
た場合でも、他方のシャッタ部材でこの異物の進入を阻
止することができ、異物に対する進入をより確実に行な
うことができる。
【0071】また、前記実施例では、カードが挿入され
ていないときに、シャッタ部材の当接部の下端がカード
通路の底面にほぼ当接する状態としていたが、当接部の
下端部(シャッタ部材をカード通路の下方に配置した場
合には上端部)とカード通路の底面(あるいは上面)と
の間に、例えば薄いカードの厚さ分の隙間を設けておけ
ば、薄いカードは当接部にほとんど触れないでその隙間
を通過してシャッタ部に当接し、所定厚さのカードが進
入したときだけシャッタ部が大きく移動して、そのカー
ドを奥側へ進入させることができる。
【0072】また、前記実施例では、シャッタ部材をフ
レーム側に支持していたが、カードスロット側の内壁に
支持するようにしてもよい。
【0073】また、前記実施例のカード処理装置では、
フレームの下面側のほぼ全体が開口され、所定厚さのカ
ードが進入したときにカード押さえ部材を下方から回動
させて、そのカードを下面側から支持するようにしてい
たが、これは、本発明を限定するものでなく、フレーム
に底板を設け、カードを基板と底板との間に案内するカ
ード処理装置にも本発明を同様に適用できる。
【0074】また、前記実施例のカード処理装置では、
カード挿入口から挿入されるカードをやや下方へ下がる
ようにして奥側に案内していたが、これは本発明を限定
するものでなく、例えば、基板の傾斜案内部を設ける代
わりに、スライド部材の摺動に連動して、各接触端子あ
るいはそれらを支持している端子板を下降させる機構
(カム機構やリンク機構等)を設けておき、挿入カード
の下面をカード押さえ部材で上方に押し、各接触端子を
下方へ下げるようにして、接触端子と外部端子とを互い
に接触させるようにしてもよい。このようにすれば、曲
げる力を挿入カードに全くかけずに済む。
【0075】また、前記実施例のカード処理装置では、
カード挿入口を有するカードスロットとフレームとが別
体に形成されていたが両者を一体に形成してもよく、ま
た、カードスロットの突出部を一方のみにしてもよい。
【0076】また、前記実施例のカード処理装置は、手
でカードの挿入と引出しを行なうカード処理装置に本発
明を適用した例を示したが、カード搬送機構によってカ
ードの引き込みあるいは排出を行なうカード処理装置に
おいても、本発明を適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード受
け入れ機構は、案内部の案内面に沿って延びカード通路
の入口側の前端部を中心にして回動できるように支持さ
れた腕部と、一面をカード通路の入口側に向けた状態で
腕部の後端部から延設されたシャッタ部と、シャッタ部
の一面に設けられ、この一面に当接するカードの先端の
厚さ方向の移動を規制する規制部と、腕部の中間部から
カード通路側に延設され、腕部をカード通路に進入する
カードの厚さに対応した角度回動させる当接部とで一体
に形成されたシャッタ部材によって、カードの厚さに応
じてそのカードの通過またはその通過を阻止するように
形成されている。
【0078】このため、少ない部品で所定厚さより薄い
カードの進入を確実に阻止でき、また、薄いカードの無
理な押し込みや異物の挿入に対してカードの詰まりを起
こすことがない。
【0079】また、本発明のカード処理装置は、カード
スロットの前面側から前方に突出した突出部内にシャッ
タ部材の腕部を配置し、その後端部から延設されたシャ
ッタ部をカードスロットのカード挿入口の背後に配置し
ているので、腕部の長さを長くしても、カード挿入口と
シャッタ部との距離を短くすることができ、薄いカード
の誤挿入だけでなく、カード以外の短い異物の詰まり等
による故障を防ぐことができる。
【0080】また、突出部に磁気ヘッドとシャッタ部材
の腕部を配置したものでは、この突出部の内部スペース
を有効に利用でき、小型化できる。
【0081】また、前記磁気ヘッドとともに、フレーム
にICカード読み取り用の接触端子を設けたものでは、
一つのカード処理装置で、クレジットカードのような所
定厚さの磁気カードと所定厚さのICカードの処理が兼
用できる。
【0082】また、弾性力を有する支持部材のみで、磁
気ヘッドの支持とカードへの圧着を行なったカード処理
装置では、部品が少なくて済み、構造が簡単になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図
【図2】一実施例の正面図
【図3】一実施例の側面図
【図4】一実施例の底面図
【図5】一実施例の一部を破断し、カバーを外した状態
の平面図
【図6】図1のA−A線断面図
【図7】一実施例の要部の分解斜視図
【図8】一実施例の要部の分解斜視図
【図9】一実施例の要部の動作を説明するための概略側
面図
【図10】一実施例の要部の動作を説明するための概略
側面図
【図11】従来機構の構成と動作を説明するための概略
側面図
【符号の説明】
20 カード処理装置 22 カードスロット 23 カード挿入口 25、26 突出部 27、28 案内溝 29 磁気ヘッド 30 ヘッド支持板 31 カード通路 33 フレーム 34 基板 35 側板 40 シャッタ部材 41、42 腕部 43 シャッタ板 46、47 当接部 49 規制部 50 バネ 58 接触端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入されるカードの幅方向の移動を規制し
    ながらカード通路に受け入れるために、互いに対向して
    カードの挿入方向に延びた1対の案内部と、 前記1対の案内部の少なくとも一方側に近接配置され、
    前記1対の案内部に案内されて進入するカードを、該カ
    ードの厚さに応じて通過またはその通過を阻止するシャ
    ッタ部材とを有するカード受け入れ機構において、 前記シャッタ部材は、 少なくとも一方の案内部の案内面に沿って延び前記カー
    ド通路の入口側の前端部を中心にして前記案内面に沿っ
    て回動できるように支持された腕部と、 一面をカード通路の入口側に向けた状態で前記腕部の後
    端部から前記カード通路を遮るように延設されたシャッ
    タ部と、 前記シャッタ部の前記一面に設けられ、該一面に当接す
    るカードの先端の厚さ方向の移動を規制する規制部と、 前記腕部の中間部から前記カード通路側に延設され、該
    カード通路に進入するカードの先端に当接して前記腕部
    を前記カードの厚さに対応した角度回動させる当接部と
    で一体に形成され、前記当接部がカード通路へ進入する
    ように付勢されており、 所定厚さより薄いカードが前記1対の案内部に案内され
    て前記当接部を通過する場合には前記シャッタ部の一面
    を該カードの先端に当接させて該薄いカードの通過を阻
    止し、所定厚さのカードが前記1対の案内部に案内され
    て前記当接部を通過する場合には前記シャッタ部をカー
    ド通路から少なくとも該カードの厚さ分退出させるよう
    に構成されていることを特徴とするカード受け入れ機
    構。
  2. 【請求項2】前面側にスリット状のカード挿入口が設け
    られた基部、該基部の前面側から前方へ突出する突出部
    および前記突出部の側面に前記カード挿入口と連続する
    ように設けられカードをその幅方向の移動を規制しなが
    ら前記カード挿入口へ案内する案内溝を有するカードス
    ロットと、 前記カード挿入口に挿入されるカードを、該カードの厚
    さに応じて通過またはその通過を阻止するシャッタ部材
    と、 前記シャッタ部材を通過して進入するカードを、その幅
    方向の移動を規制しながら、該カードの後部が前記カー
    ドスロットの前面から露出する状態で所定位置まで受け
    入れるフレームと、 前記フレームの所定位置まで受け入れたカードの情報を
    読み書きするための読み書き手段とを有するカード処理
    装置であって、 前記シャッタ部材は、 前記カードスロットの突出部内で前記案内溝の側壁面に
    沿って延び前端部を中心にして前記側壁面に沿って回動
    できるように支持された腕部と、 一面を前記カード挿入口側に向けた状態で前記腕部の後
    端部から前記カード挿入口の背後のカード通路を遮るよ
    うに延設されたシャッタ部と、 前記シャッタ部の前記一面に設けられ、該一面に当接す
    るカードの先端の厚さ方向の移動を規制する規制部と、 前記腕部の中間部から前記案内溝側に延設され、該案内
    溝を通過するカードの先端に当接して前記腕部を前記カ
    ードの厚さに対応した角度回動させる当接部とで一体に
    形成され、前記当接部が前記案内溝に進入する方向に付
    勢されており、 所定厚さより薄いカードが前記案内溝を通過する場合に
    は前記シャッタ部の一面を該カードの先端に当接させて
    該薄いカードの前記フレーム側への進入を阻止し、所定
    厚さのカードが前記案内溝を通過する場合には前記シャ
    ッタ部をカード通路から少なくとも該カードの厚さ分退
    出させて、該カードを前記フレーム側へ進入させるよう
    に構成されていることを特徴とするカード処理装置。
  3. 【請求項3】前記カードスロットの突出部には、前記案
    内溝内にヘッド面を突出させ該案内溝を通過する所定厚
    さのカードから磁気情報を読み取る磁気ヘッドが前記読
    み書き手段として配置されていることを特徴とする請求
    項2記載のカード処理装置。
  4. 【請求項4】前記フレームの前記所定位置まで挿入され
    た所定厚さのICカードの外部端子に接触して該カード
    の情報を読み書きするための接触端子が前記読み書き手
    段として設けられていることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載のカード処理装置。
  5. 【請求項5】一端側で前記磁気ヘッドを支持し他端側が
    前記カードスロットに固定され、中間部の弾性力によっ
    て前記磁気ヘッドをそのヘッド面が前記案内溝へ進入す
    る方向に付勢するヘッド支持部材を備えた請求項2記載
    のカード処理装置。
JP18350695A 1993-12-16 1995-06-26 カード受け入れ機構およびカード処理装置 Expired - Fee Related JP3245671B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18350695A JP3245671B2 (ja) 1995-06-26 1995-06-26 カード受け入れ機構およびカード処理装置
US08/529,540 US5563397A (en) 1993-12-16 1995-09-18 Cards receiving mechanism having function for certainly receiving qualified cards and blocking unqualified cards and foreign articles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18350695A JP3245671B2 (ja) 1995-06-26 1995-06-26 カード受け入れ機構およびカード処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0916833A true JPH0916833A (ja) 1997-01-17
JP3245671B2 JP3245671B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=16137033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18350695A Expired - Fee Related JP3245671B2 (ja) 1993-12-16 1995-06-26 カード受け入れ機構およびカード処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3245671B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004192821A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ装置
US6953369B2 (en) 2003-06-18 2005-10-11 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Card connector capable of inhibiting insertion of a thinner card with a simple structure
JP2005339449A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nippon Signal Co Ltd:The カード処理ユニット
WO2012160759A1 (ja) * 2011-05-25 2012-11-29 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード取扱装置
CN103020659A (zh) * 2011-07-07 2013-04-03 日本电产三协株式会社 发卡装置
JP2021015521A (ja) * 2019-07-12 2021-02-12 パーク二四株式会社 磁気カード処理装置および精算機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004192821A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ装置
US6953369B2 (en) 2003-06-18 2005-10-11 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Card connector capable of inhibiting insertion of a thinner card with a simple structure
JP2005339449A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nippon Signal Co Ltd:The カード処理ユニット
WO2012160759A1 (ja) * 2011-05-25 2012-11-29 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード取扱装置
JP5736045B2 (ja) * 2011-05-25 2015-06-17 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード取扱装置
CN103020659A (zh) * 2011-07-07 2013-04-03 日本电产三协株式会社 发卡装置
JP2021015521A (ja) * 2019-07-12 2021-02-12 パーク二四株式会社 磁気カード処理装置および精算機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3245671B2 (ja) 2002-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07175897A (ja) Icカード処理装置
JP3529394B2 (ja) Icカード情報処理装置
EP1260930B1 (en) Card reader for macnetic stripe cards and chipcards
JP3824147B2 (ja) カード用コネクタ
JP3536212B1 (ja) スライダ付きカードコネクタ
JPH0916833A (ja) カード受け入れ機構およびカード処理装置
JP4240706B2 (ja) 記憶媒体のローディング装置
JP2652626B2 (ja) カード受入れ機構
JP3341140B2 (ja) Icカード処理装置
JP3470179B2 (ja) Icカード処理装置
JP4148815B2 (ja) カード挿入装置
US6457648B1 (en) Dual-interface card reading device
JP2527363Y2 (ja) Icカード挿抜装置
JP2762030B2 (ja) Icカード処理装置
JP3082698B2 (ja) カードリーダ
JP2881321B2 (ja) カード処理装置
JPH0797398B2 (ja) Icカードの読取り・書込み装置
JP3674505B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP3920142B2 (ja) カード接続装置
JP2000090205A (ja) カード処理装置
JP2582640Y2 (ja) 磁気カ−ドリ−ダ
JPH08180147A (ja) Icカードアクセス装置
JPS63155376A (ja) パンチ機構付きカードリーダー
JP2000113123A (ja) Icカ―ド読取り及び書込み装置
JPH1091731A (ja) カード処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees