JPH0710426Y2 - カードリーダにおけるテンシヨンローラの支持構造 - Google Patents

カードリーダにおけるテンシヨンローラの支持構造

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JPH0710426Y2
JPH0710426Y2 JP754790U JP754790U JPH0710426Y2 JP H0710426 Y2 JPH0710426 Y2 JP H0710426Y2 JP 754790 U JP754790 U JP 754790U JP 754790 U JP754790 U JP 754790U JP H0710426 Y2 JPH0710426 Y2 JP H0710426Y2
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峰雄 阿部
優 矢萩
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はカードリーダにおけるテンションローラの支持
構造に関するものである。
[従来の技術] 一般に、テレホンカード等の各種磁気カードに記録され
ている磁気的情報の読み取り、磁気カードへの情報の記
録および確認を行なうこの種のカードリーダは、カード
搬送機構を備え、これを駆動モータによって動作させる
ことにより、カードを取り込み、処理するようにしてい
る。このようなカード搬送機構としてはカード搬送路を
挟んで対向配置された搬送ローラおよび取込みローラと
を備え、搬送ローラに搬送ベルトを張設し、取込みロー
ラを搬送ローラに搬送ベルトを介して圧接し、搬送ロー
ラを回転駆動するようにしたものが最も一般的で、カー
ドを取込みローラと搬送ベルトによって挟持し、搬送す
るようにしている。また、磁気的情報の読取り、書込み
および確認の精度を向上させるため、磁気カードをテン
ションローラによって磁気ヘッドのヘッドギャップに圧
着させている。
第9図および第10図はこのようなテンションローラの支
持構造を示す従来例で、これを概略説明すると、1はロ
ーラ軸2に回転自在に軸支されたテンションローラ、3
は磁気ヘッド、4はテンションローラ1によって磁気ヘ
ッド3に圧接される磁気カードである。前記ローラ軸2
の一端はブラケット5の先端部に固定されている。ブラ
ケット5はその基部が側板6の内側面に水平に配設され
た軸7によって回動自在に支持されて配設され、且つ軸
7に装着されたばね8によって第10図時計方向の回動習
性を付勢されることにより、前記テンションローラ1を
磁気ヘッド3に上方から圧接している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のテンションローラ支持
構造においては、テンションローラ1を取り付けるため
のブラケット5と軸8を必要とし、部品点数および組立
工数が増加するばかりか、スペース効率も悪いと云う問
題があった。また、ローラの交換時にはローラ軸2に嵌
着したEリング9を取り外さなければならないため、そ
の取付、取り外し作業が煩わしく、ローラの保守、交換
が面倒である。さらにまた、部品点数の増加に伴う重量
増加により、装置自体を小型軽量化することができない
等の問題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、部品点
数および組立工数の削減を図り、ローラの保守、交換作
業を容易に行い得るようにすると共に、装置自体の小型
軽量化を可能にしたテンションローラの支持構造を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、カード搬送路を形
成する合成樹脂製のフレームと、このフレームの裏面側
に配設され、一部周面が前記フレームに設けた開口部か
ら前記カード搬送路内に突出し、磁気カードを押圧する
テンションローラと、このテンションローラを回転自在
に軸支するローラ軸を前記カード搬送路方向に押圧付勢
するテンションばねとを備え、前記フレームの裏面に
は、前記ローラ軸の各軸端部を支承するU字状溝を有す
る一対の軸受部と、この軸受部の外側に位置し前記ロー
ラ軸のスラスト方向の移動を規制する一対の抜止め壁
と、前記テンションばねが固定されるばね固定部と、前
記テンションばねの前後、左右方向の移動を規制するば
ね用ストッパとがそれぞれフレームと一体に突設され、
前記テンションばねは平面視コ字状に形成されて、その
基部が前記ばね固定部上に固定され、各端部が前記ロー
ラ軸の軸端部を押圧すると共に各軸受部の外側面にそれ
ぞれ接触し、前記テンションローラの側面と前記軸受部
との間隔は、前記ローラ軸の端面と前記抜止め壁との間
隔より大きく設定されているものである。
[作用] 本考案において、フレームに一体に設けられた軸受部は
ローラ軸を軸支し、ブラケット機能を果たす。ローラ用
ストッパはローラ軸のスラスト方向の移動を規制する。
ばね用ストッパはテンションばねの前後、左右方向の移
動を規制する。テンションローラの側面と前記軸受部と
の間隔は、前記ローラ軸の端面と前記抜止め壁との間隔
より大きく設定されているので、ローラ軸が軸方向に移
動してその端面が抜止め壁に当接しても、テンションロ
ーラの側面が軸受部に摺接することはない。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係るテンションローラの支持構造の一
実施例を示す平面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は同支持構造を備えたカードリーダ・ライタ
の側面図、第4図は同カードリーダ・ライタの概略側断
面図、第5図は同カードリーダ・ライタのアッパーフレ
ームを取り除いて内部を示す平面図である。
まず、第3図〜第5図においてカードリーダ・ライタの
構成等を説明する。11は前後方向に長いロアーフレー
ム、12はロアーフレーム11の上面を覆うアッパーフレー
ムで、これらによって前後方向に長い箱型の筐体13を構
成している。前記ロアーフレーム11はポリカーボネート
等の耐衝撃性に優れた合成樹脂によって一体に形成され
るもので、底板14と、底板14の両側端にその上下に延在
して設けられ互いに平行に対向する左右一対の側板15、
16とを備え、底板14の上面が磁気カード4の下面を案内
するカード案内面18を形成している。同様に、アッパー
フレーム12もポリカーボネート等の合成樹脂によって一
体に形成され下面が前記磁気カード4の上面を案内する
カード案内面19を形成している。また、ロアーフレーム
11とアッパーフレーム12の隙間は前記磁気カード4のカ
ード搬送路20とされ、このカード搬送路20は前記両フレ
ーム11、12の前面に形成されたスリット状のカード挿入
兼返却口21に連通するカード取込通路20Aと、このカー
ド取込通路20Aの奥端に続くカード処理搬送路20Bとで構
成されている。
前記筐体13の内部には前記磁気カード4を検知するセン
サS1〜S3、カード挿入兼返却口21に挿入された磁気カー
ド4を取り込みカード処理搬送路20Bに沿って往復移動
させるカード搬送機構23、2枚目カードの挿入を阻止す
るシャッタ機構24、磁気カード4の磁気的情報の読取
り、書込みおよび確認を行う磁気ヘッド3、磁気カード
4を磁気ヘッド3に圧接するテンションローラ1、磁気
カード4に小孔を穿設するパンチ機構27等の各種機構、
部品が組み込まれている。
カード搬送機構23は、カードカード処理搬送路20Bを挟
んでそれぞれ前後一対ずつ上下に対向配置された合計4
つのローラ、すなわち搬送ローラ28a、28b、取込みロー
ラ29a、29bと、ロアーフレーム11にそれぞれ軸受31を介
して回転自在に配設された4本の軸32a〜32bと、搬送ロ
ーラ28a、28b間に張架された搬送ベルト33と、センサS1
〜S3によるカード検知信号に基づいて駆動され、前方側
の取込みローラ29aをこれに対向する取込みローラ28aに
対して圧接、離間させる駆動手段としてのソレノイド34
等で構成されている。搬送路上方側の軸32a、32bには搬
送ローラ28a、28bがそれぞれ設けられ、後方側の軸32b
の一端部はロアーフレーム11の外側に突出し、その突出
端には駆動モータ36の出力軸37に設けられたウオーム38
に噛合するウオームホイール39が取り付けられている。
駆動モータ36は前記ロアーフレーム11の右側面に一体に
設けたモータ取付け部40に嵌合配置されている。
下側2本の軸32c、32dのうち、前方側の軸32cはロアー
フレーム11に回転自在に支持されて配設され、その一端
に第1ブラケット43が固定されており、またこの第1ブ
ラケット43は前記ソレノイド34の可動鉄心41に連結ピン
42を介して連結されている。一方、軸32cの他端には前
記取込みローラ29aの軸44を回転自在に軸支する第2ブ
ラケット45が上下方向に小角度回動自在に配設されてい
る。この回動角度の規制は、前記軸32cにその径方向に
打ち込まれたピン46と、前記第2ブラケット45にカード
搬送方向に長く形成され、前記ピン46の一端部が挿入さ
れる長孔47とで行われる。また、前記軸32cには前記第
2ブラケット45を第3図反時計方向に付勢するばね48が
装着されており、その両端が前記第2ブラケット45の係
止部49に圧接係止され、中央部が第5図に示すように前
記ピン46に係止されている。そして、軸32cは一端が第
1ブラケット43に係止された復帰用ばね50によって第3
図時計方向の回動習性を付与され、これによって、通常
前記取込みローラ29aを、カード処理搬送路20Bの下方に
待避させ、搬送ローラ28aから離間させている。
一方、前記軸32cの後方に位置して後方側の取込みロー
ラ29bが取り付けられる軸32dは、ロアーフレーム11に対
して上下動自在で、且つばね54によって搬送ローラ28b
に搬送ベルト33を介して圧接されている。
前記シャッタ機構24は、カード挿入兼返却口21の直後に
位置して通常カード取込通路20Aを開放しており、カー
ド搬送機構23が磁気カード4を取り込むと、動作されて
カード取込通路20Aを閉鎖し2枚目カードの挿入を阻止
するもので、ロアーフレーム11の下面側に配設されたソ
レノイド55(第4図)と、このソレノイド55に対向して
ソレノイドプランジャ部の下面に埋設されたシートマグ
ネット56とで構成されている。ソレノイド55の可動鉄心
57は通常マグネット56に吸引され最下位置にあってカー
ド取込通路20Aを開放しており、ソレノイド55が通電励
磁されると、吸引上昇されてカード取込通路20Aを閉鎖
する。
前記磁気ヘッド3は、第6図に示すように中心線を一致
させてカード搬送方向(矢印A方向)に並設された読取
りヘッド3Aと、書込みヘッド3Bとで構成されるもので、
且つ書込みヘッド3Aのヘッド幅(2D=4mm)は読取りヘ
ッド3Bのヘッド幅(D=2mm)の2倍に設定されてい
る。書込みヘッド3Aは読取りヘッド3Bよりカード挿入兼
排出口21側に位置し、またそのヘッド幅2Dは磁気カード
4の磁気ストライプSTの幅と略等しい。そして、磁気ヘ
ッド3は前記ロアーフレーム11の底面側に一体に突設し
たヘッド取付部58(第4図)に位置決めされて配設さ
れ、そのヘッド面が前記ロアーフレーム11に設けたヘッ
ド用開口部59より前記カード処理搬送路20B内に臨んで
いる。
前記パンチ機構27は、カード取込通路20Aを挟んで上下
に対向配置されたパンチ台60およびソレノイド61とで構
成される従来周知のもので、サービス終了時に、磁気カ
ード4に小孔を穿設することにより、その穿設位置によ
り残額情報の凡そを表示する。
なお、ソレノイド61の可動鉄心62の上端にはパンチピン
(図示せず)が一体に設けられている。
次に、本考案に係るテンションローラ1の支持構造を第
1図および第2図に基づいて詳述すると、テンションロ
ーラ1は磁気ヘッド3に対応してアッパーフレーム12の
上面側(裏面)に配設されている。前記テンションロー
ラ1はローラ軸71によって回転自在に、かつ望ましくは
軸方向の移動を規制されて軸支され、その下面が前記ア
ッパーフレーム12に開設された開口部69より前記カード
処理搬送路20に突出し、前記磁気ヘッド3に後述するテ
ンションばね72により圧接されている。
前記ローラ軸71の各軸端部71A、71Bは、前記アッパーフ
レーム12上に一体に突設された左右一対の軸受部73A、7
3Bの上面に設けられたU字状溝74A、74B内にそれぞれ上
方より挿入されて支持され、前記各軸受部73A、73Bの外
側面側に突出している。また、前記アッパーフレーム12
の上面で前記各軸受部73A、73Bの外側には前記ローラ軸
71のスラスト方向の移動を規制防止する左右一対の抜止
め壁75A、75Bが一体に突設されている。
この場合、テンションローラ1の側面76と前記軸受部73
A(73B)の内側面との間隔D1は、前記ローラ軸71の端面
77と抜止め壁75A(75B)の内側面との間隔D2より大きく
(D1>D2)設定されている。
前記テンションローラ1を前記磁気ヘッド3に圧接する
ための前記テンションばね72は、ばね線材の折り曲げに
よって平面視コ字状に形成されることにより、ほぼ平行
に対向する一対の押圧部72A、72Bと、押圧部72A、72Bの
一端を互いに連結する連結基部72Cとで構成され、この
連結基部72Cと前記押圧部72A、72Bの一端部とが前記ア
ッパーフレーム12上に一体に突設されたばね取付部80上
に載置され、かつばね押え81によって押圧固定されてい
る。前記ばね押え81は金属板等によって形成され、止め
ねじ82により前記ばね取付部80の上面に固定されてい
る。前記各押圧部72A、72Bの他端部は自由端部を構成
し、前記ローラ軸71の各軸端部71A、71Bの上面に上方か
ら適宜圧にて圧接されており、これによって前記ローラ
軸71を下方に付勢している。また、前記押圧部72A、72B
の自由端側の間隔は固定端側の間隔、換言すれば前記連
結基部72Cの長さより若干短く設定され、前記各軸受部7
3A、73Bの外側面に接触もしくは圧接されている。そし
て、各押圧部72A、72Bの自由端部には下方に向かって略
直角に折曲されてローラ軸71に係合する折曲部84が一体
に設けられている。
さらに前記アッパーフレーム12の上面で前記ばね取付部
80の両側およびテンションローラ1側とは反対側には前
記テンションばね72の左右方向と、テンションローラ1
とは反対方向の移動を規制防止するばね用ストッパ85
A、85B、86が一体に突設されている。
次に、このような構成からなるカードリーダ・ライタに
おけるカード処理動作を説明する。
磁気カード4が挿入されない状態において、シャッタ機
構24はカード取込通路20Aを開放し、駆動モータ36は停
止し、ソレノイド34は非励磁状態にある。この時、取込
みローラ29aは復帰用ばね50の力によって搬送ローラ28a
から離間され、カード処理搬送路20Bの下方に待避して
いる。この状態において、磁気カード4をカード挿入兼
返却口21よりカード取込通路20Aに挿入し、その先端が
センサS2に達すると、センサS1とS2が共にONとなり、そ
の検知信号に基づいて制御部からの駆動信号が駆動モー
タ36を駆動し、搬送ベルト33を正方向、すなわちカード
取り込み方向に走行させると同時にソレノイド34を励磁
する。すると、その可動鉄心41は第3図右方に吸引さ
れ、第1ブラケット43を復帰用ばね50に抗して反時計方
向に回動させる。第1ブラケット43が回動すると、軸32
cはこれと一体に回動して取込みローラ29aを上昇させ、
磁気カード4の先端部を搬送ベルト33を介して搬送ロー
ラ28aに圧接する。この時、駆動モータ36の駆動による
磁気カード4の取り込み動作開始と、取込みローラ29a
の圧接動作が略同時に行われる。
取込みローラ29aによる圧接により、磁気カード4はカ
ード搬送機構23によって取り込まれ、カード処理搬送路
20Bに沿って搬送されると、その先端が磁気ヘッド3と
タッチローラ26の間に一定距離挿入され、後端がセンサ
S1から外れる。このため、センサS1がOFFに戻り、その
信号に基づきソレノイド34への通電を停止し、非励磁状
態に戻す。したがって、第1ブラケット43はソレノイド
34から解放されて復帰用ばね50の作用により回動復帰
し、取込みローラ29aを搬送ローラ28aから離間させ、初
期位置に待避させる。一方、駆動モータ36は駆動状態を
継続するため、磁気カード4は更に前進され、一定距離
(数mm)進むと読取りヘッド3Bによる磁気ストライプST
に記録されている磁気的情報の読取りが開始される。そ
して、読取りヘッド3Bによる情報の読取りが終了し、磁
気カード4の先端がセンサS3に達してこれをONにする
と、駆動モータ36が停止される。そして、所定のサービ
スの終了に伴い、駆動モータ36がその回転方向を切り替
えられて駆動すると、磁気カード4は元の通路に沿って
逆送される。この時、磁気カード4への書込みヘッド3A
による新たな情報の書込みが行われる。
磁気カード4が逆送されて情報書込みが完了し、その先
端が磁気ヘッド3から外れ、後端がセンサS1によって検
出されると、このセンサS1による検出信号に基づいて駆
動モータ36の回転方向を再び正方向に切替え、磁気カー
ド4に新たに書き込まれたデータの確認を前記読取りヘ
ッド3Bによって行う。データの正常な記録が確認される
と、駆動モータ36の回転方向を再度切り替えて、磁気カ
ード4を逆送し、カード挿入兼返却口21へ返却する。こ
の時、残額情報が残っているものに対しては、パンチ機
構27によって小孔を穿設した後、カード挿入兼返却口21
より排出、返却する。
ここで、本考案に係るテンションローラ1の支持構造に
あっては、アッパーフレーム12に一体に設けられた一対
の軸受部73A、73Bがローラ軸71の保持部材を形成するの
で、ローラ軸71の取付けが簡単で、従来必要とされてい
た別部材からなるブラケットおよび該ブラケットを軸支
するための軸が不要となり、部品点数および組立工数の
削減を図ることができる。また、部品点数の減少は、そ
れだけ装置自体の小型軽量化を可能にする。さらに、テ
ンションローラ1の取付け、取り外しは、ローラ軸71を
軸受部73A、73BのU字状溝74A、74B内に挿入するだけで
よいので、簡単かつ容易である。また、ローラ軸71は、
抜止め壁75A、75Bによって軸線方向の移動および前記U
字状溝74A、74Bからの抜けを防止されているので、Eリ
ング等の抜け防止のための特別な部品を必要とせず、一
層取付けを容易にし、しかも仮に軸方向に移動して、一
端面が当該端面側の抜止め壁75A(または75B)に当接し
たとしても、D1>D2のため、テンションローラ1の側面
が軸受部73A(または73B)の内側面に当接することがな
く、テンションローラ1の円滑な回転を保証する。
また、テンションばね72の取付けも、ばね押え81と止め
ねじ82によってばね取付部80上に固定すればよいので、
簡単で、テンションローラ1の、保守、交換を容易に
し、しかもばね用ストッパ85A、85B、86により位置決め
され、前後、左右方向の移動を規制されているので、ロ
ーラ軸71を一定圧にて押圧することができる。
この場合、ばね用ストッパ85A、85Bとテンションばね72
もしくはばね押え81との間に隙間があっても、テンショ
ンばね72の自由端部を各軸受部73A、73Bの外側面に接触
もしくは弾接させておくと、テンションばね72の左右方
向の移動を確実に防止でき、所定位置に固定し得る。
加えて、アッパーフレーム12を合成樹脂によって形成
し、軸受部73A、73B、抜止め壁75A、75B、ばね取付部80
およびばね用ストッパ85A、85B、86を一体に設けている
ので、最少部品点数とすることができる。
なお、ローラ軸71はテンションばね72によってU字状溝
74A、74Bに押し付けられているため回転不能であるが、
テンションローラ1はローラ軸71に対して回転自在なた
め、磁気カード4の搬送には何等支障になることはな
い。
第7図は本考案の他の実施例を示す断面図である。この
実施例は磁気ヘッド3の代わりにカード搬送ローラ90に
テンションローラ1を圧接するように構成したものであ
る。
テンションローラ1自体の支持構造は上記実施例と同様
であるため、同一構成部品のものに対しては同一符号を
以て示し、その説明を省略する。
このような構成においても上記実施例と同様な効果が得
られることは云うまでもない。
第8図は本考案の更に他の実施例を示す断面図である。
この実施例はテンションローラ1を搬送ベルト33に圧接
し、ベルトテンショナとして用いるようにしたものであ
る。テンションローラ1の支持構造は上記実施例と同様
なため、その図示を省略する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るカードリーダにおける
テンションローラの支持構造によれば、部品点数および
組立工数を削減でき、製造コストの低減および小型軽量
化を可能にし、またテンションローラの取付け、交換、
保守も容易である。さらに、テンションばねの取付も簡
単で、所定位置に確実に固定でき、ローラ軸を所定圧に
て押圧するなど、その実用的効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るテンションローラの支持構造の一
実施例を示す平面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は同支持構造を備えたカードリーダ・ライタ
の側面図、第4図は同カードリーダ・ライタの概略側断
面図、第5図は同カードリーダ・ライタのアッパーフレ
ームを取り除いて内部を示す平面図、第6図は磁気ヘッ
ドの構成を示す図、第7図は本考案の他の実施例を示す
断面図、第8図は本考案の更に他の実施例を示す断面
図、第9図は従来のテンションローラの支持構造を示す
平面図、第10図は正面図である。 1……テンションローラ、3……磁気ヘッド、4……磁
気カード、11……ロアーフレーム、12……アッパーフレ
ーム、20……カード搬送路、33……搬送ベルト、69……
開口部、71……ローラ軸、72……テンションばね、73
A、73B……軸受部、74A、74B……U字状溝、75A、75B…
…抜止め壁、81……ばね押え、85A、85B、86……ばね用
ストッパ、90……カード搬送ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード搬送路を形成する合成樹脂製のフレ
    ームと、 このフレームの裏面側に配設され、一部周面が前記フレ
    ームに設けた開口部から前記カード搬送路内に突出し、
    磁気カードを押圧するテンションローラと、 このテンションローラを回転自在に軸支するローラ軸を
    前記カード搬送路方向に押圧付勢するテンションばねと
    を備え、 前記フレームの裏面には、前記ローラ軸の各軸端部を支
    承するU字状溝を有する一対の軸受部と、この軸受部の
    外側に位置し前記ローラ軸のスラスト方向の移動を規制
    する一対の抜止め壁と、前記テンションばねが固定され
    るばね固定部と、前記テンションばねの前後、左右方向
    の移動を規制するばね用ストッパとがそれぞれフレーム
    と一体に突設され、 前記テンションばねは平面視コ字状に形成されて、その
    基部が前記ばね固定部上に固定され、各端部が前記ロー
    ラ軸の軸端部を押圧すると共に各軸受部の外側面にそれ
    ぞれ接触し、 前記テンションローラの側面と前記軸受部との間隔は、
    前記ローラ軸の端面と前記抜止め壁との間隔より大きく
    設定されていることを特徴とするカードリーダにおける
    テンションローラの支持構造。
JP754790U 1989-11-20 1990-01-31 カードリーダにおけるテンシヨンローラの支持構造 Expired - Fee Related JPH0710426Y2 (ja)

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