JP2908673B2 - 磁気・icカード兼用カードリーダ - Google Patents

磁気・icカード兼用カードリーダ

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JP2908673B2
JP2908673B2 JP5184199A JP18419993A JP2908673B2 JP 2908673 B2 JP2908673 B2 JP 2908673B2 JP 5184199 A JP5184199 A JP 5184199A JP 18419993 A JP18419993 A JP 18419993A JP 2908673 B2 JP2908673 B2 JP 2908673B2
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隆治 松野
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードやICカー
ド等の種類の異なるカードに対応するカードリーダに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ICカードや磁気カード等の種類
の異なるカードに対応できるカードリーダとして、特開
平3−22095号に記載されるものが提案されてい
る。
【0003】この提案では、磁気カードとICカードに
対する情報の記録再生を磁気ヘッドやIC接点であるI
Cカードコンタクトによってそれぞれ行っている。この
ICカードコンタクトは、磁気カードの磁気ストライプ
の有無を検出する磁気ヘッドと、磁気情報の記録再生を
する磁気ヘッドとの間に置かれ、カード通路の略中央に
配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の磁気
カードリーダにおいては、ICカードに情報の記録再生
を行うICカードコンタクトが磁気ヘッドの間に位置す
るカード通路の略中央に設けられていることから次のよ
うな問題点が考えられる。
【0005】磁気カードにおける情報の記録再生は、一
般に、カードと磁気ヘッドを相対的に移動させて行うの
であるが、ICカードにおける記録再生時は、ICカー
ドを停止させてICカードコンタクトを接触させて行う
ので、カード通路の中間にICカードを停止させる停止
手段が必要となる。
【0006】また、ICカードコンタクトよりもカード
挿入方向(奥側)に磁気ヘッドの一方が位置しているの
で、磁気カードの記録または再生処理を行う場合、その
磁気ヘッドより奥に磁気カードを搬送しなければなら
ず、長いカード通路が必要となってしまい、カードリー
ダの大嵩化を招くという問題を含んでいる。
【0007】磁気カードを処理するに当たっては、同カ
ードをICカードコンタクトの下で往復走行することに
なるので、カードが挿入部側に戻るときにICカードコ
ンタクトに干渉してひっかかるおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の磁気・
ICカード兼用カードリーダは、磁気カードとICカー
ドが共通に搬送されるカード通路と、上記カード通路の
挿入側に設けられたシャッターと、上記シャッターより
も奥の上記カード通路に設けられ、上記磁気カードの記
録再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドよりもカー
ド進入方向奥側に位置する上記カード通路の最奥部に設
けた上記ICカードの退避部に設けられたIC接点と、
上記IC接点と上記磁気ヘッドの間に位置するカード通
路に設けた切換フラップと、上記切換フラップによって
上記カード通路と連通・分岐される分岐通路とを備え、
上記退避部は上記ICカードを収納可能な長さを有し、
上記分岐通路は上記磁気カードを収納可能な長さを有す
る。
【0009】
【作用】磁気カードとICカードが共通に搬送されるカ
ード通路に設けられた磁気ヘッドよりもカード挿入方向
奥側に位置するカード通路の最奥部に形成されたICカ
ードの退避部にIC接点を設けたので、磁気カードを処
理する場合、IC接点に干渉しなくて済み、カード通路
中間のカード停止手段が不要となる。また、退避部と分
岐通路とが、それぞれ各カードを収納できる長さを有し
ているので、かつその処理されたカードを収納されたカ
ードよりも先に排出させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1に符号1で示すカードリーダは、図5(a)
に示すキャッシュカード等の比較的厚みのある硬カード
C1や図5(b)に示す振込み券等に代表される軟カー
ドC2等を含む磁気カードCと、図5(c)に示すIC
カードC3が兼用に使用できるのものである。
【0011】カードリーダ1は、各カードを挿入口2か
ら取り込み搬送する直線状のカード通路3、各カードの
カード通路3内への進入を規制するシャッターS1,S
2、カード通路3の先端側に設けられたカード通路の最
奥部をなすICカードC3の退避部4、磁気カードCを
回収或いは発行する分岐通路5及び通路切換えフラップ
6(以下、「フラップ6」と記す)とを備えている。
【0012】カード通路3は、図1,2に示すように側
板8,9の間に形成されていて、側板9の内壁9aはカ
ード搬送時の基準面となっている。カード通路3には、
搬送ローラ対10,11,12,13,14が配置され
ている。
【0013】搬送ローラ10と挿入口2の間にはシャッ
ターS1が、搬送ローラ10と搬送ローラ11の間には
シャッターS2が、それぞれ配置されている。シャッタ
ーS1,S2は、図2に示す軸線Oを中心に回動自在に
支持されていて、図示しないソレノイドによってカード
通路3内に進退自在とされている。
【0014】例えば、通常、シャッターS2がカード通
路3に進入しているときは、シャッターS1は通路内か
ら退避状態に置かれていて、挿入口2に挿入されるもの
が磁気カードCかICカードC3であると、シャッター
S2が開かれてカードを取り込み可能とすると共に、こ
のカードがカード通路に取り込まれると、異物や連続し
てカードが取り込まれないようにシャッターS1が閉じ
るようになっている。
【0015】各搬送ローラ対の下側に位置するローラ1
0a,11a,12a,13a,14aは、側板8に枢
支された軸15A,15B,15C,15D,15Eに
それぞれ固定されている。上側に位置するローラ10
b,11b,12b,13b,14bは、回転自在に支
持されていて、ローラ10a,11a,12a,13
a,14aと接触している。
【0016】軸15A,15B,15C,15D,15
Eには、それぞれプーリ16が側板8の外側で固定され
ている。各プーリ16の間には、回転自在に支持された
ローラ17が配設されている。各プーリ16とローラ1
7には、交互に無端ベルト18が巻き掛けられている。
【0017】軸15Cには、大径の駆動プーリ19が固
定されていて、この駆動プーリ19と、駆動源としての
正逆回転可能なモータ20の駆動軸20aに固定された
小径の駆動プーリ21との間には、駆動ベルト22が巻
き掛けられている。
【0018】軸15Eは、退避部4とカード通路3とに
またがって配置されている。軸15Eには、後述する退
避部4の搬送手段の一構成をなすプーリ27が固定され
ていて、同プーリ27より外側には、ローレットが刻ま
れたツマミ57が固定されている。ツマミ57は、機器
の故障時に手動によって軸15Eを回転させるものであ
る。
【0019】側板9の近傍であって軸15Cの軸線上に
は、図2に示すように、磁気ヘッド23Bが支持板24
に装着されて配置されている。支持板24は、一方24
aをカード通路3の底板3Aに支持されており、図示し
ないバネによって底板3Aの下方から上方に向かって付
勢されて磁気ヘッド23Bの先端をカード通路3に臨ま
せている。磁気ヘッド23Bには、図1に示すようにカ
ード通路3を介して磁気ヘッド23Aが対向配置されて
いる。この磁気ヘッド23Aは、図示しない支持板に装
着されていて、磁気ヘッド23Bと同様に、図示しない
バネによってカード通路3に向かって付勢されてその先
端をカード通路3内に臨ませている。
【0020】磁気ヘッド23(A,B)は、図5(a,
b)に示すカードC1,C2の磁気ストライプC1a,
C2aと接触して、同ストライプに記録される磁気情報
を読み取ったり、あるいは、ストライプに磁気情報を記
録するものである。磁気ヘッド23Aは磁気ストライプ
C1aに対応し、磁気ヘッド23Bは磁気ストライプC
2aに対応するようになっている
【0021】ここで、磁気カードCとICカードC3に
ついて説明する。図5(a)に示す硬カードC1は、塩
化ビニール製のカード本体の一側に磁気ストライプC1
aが設けられている。この磁気ストライプC1aには、
キャッシュカードであれば、口座番号や氏名及び暗証番
号等の個人情報が磁気情報として記録されていて、磁気
ヘッド23Aでその情報が読み取られたり、あるいは、
必要に応じて磁気情報が記録される。
【0022】図5(b)に示す軟カードC2は、厚紙で
成形されたカード本体の裏側に磁気ストライプC2aが
設けられていて、この磁気ストライプC2aには、振込
み先の銀行名や口座番号あるいは口座名義人や振込人等
の多種の情報が、磁気情報として記録されていて磁気ヘ
ッド23Bによって読み取られ、必要に応じて書き替え
られる。軟カードC2の図示しない表面には、磁気情報
の内容の一部等が印字されている。
【0023】ICカードC3は、その内部に図示しない
電気的な記録手段を有するカードであって、その記録手
段に格納される情報の読出し(再生)や、記録手段への
情報の書込み(記録)を行うための入出力部C3bとI
Cカードであることを認識させるための磁気情報が記録
された磁気ストライプC3aが設けられている。
【0024】挿入口2の近傍には、図1,2に示すよう
に、カード検知手段として磁気ヘッド26がカード通路
3内に上下から臨んでいる。磁気ヘッド26は、カード
の磁気信号の有無によりカードの種別を検知するもの
で、ここではモータ20の起動や後述するソレノイドの
駆動及びシャッターS1,S2の開閉動作の制御をする
ためのトリガーの一部となっている。
【0025】次に、退避部4と分岐通路5について説明
する。退避部4は、図1,3に示すように、カード通路
3の延長上であって、側板8,9の間に形成されてお
り、カード通路3と共に直線状とされている。退避部4
の先端4aは、塞がれていてICカードC3のストッパ
とされている。この先端4aはカード搬送方向に可動で
あって、この先端4aの変位に対応して後述するIC接
点56が下降し、ICカードC3に圧接される。また、
退避部4は、図1、図4に示すように、ICカードC3
を収納できる長さを備えている。
【0026】退避部4内には、軸15Fに固定されたロ
ーラ29aと、同ローラの上方で回転自在に支持される
ローラ29bとからなる搬送ローラ対29及び、ICカ
ードC3の入出力部C3bと接触して情報の記録再生を
行うIC接点56が配置されている。
【0027】側板8の外側に位置する軸15Fには、プ
ーリ40が回転自在に支持されていて、プーリ27との
間で駆動ベルト41が巻き掛けられている。軸15Fに
は、プーリ40と一体回転する歯車42と、軸15Fと
一体回転する歯車43が設けられている。つまり、ロー
ラ対29、プーリ27,40とベルト41及び歯車4
2,43,44で退避部4の搬送手段Kが構成される。
【0028】IC接点56は、矢印Aで示すカード挿入
方向に対して左下がりに傾斜する複数の接点片であっ
て、本体ブロック55に並設されており、ICカードC
3が退避部4に搬送されると、入出力部C3bに圧接す
るようになっている。
【0029】カード通路3と退避部4の両端に位置する
側板8には、図1に示すように、支持軸30,31が支
持されている。支持軸30には、スプロケット32が回
転自在に支持されていて、支持軸31には、スプロケッ
ト33が固定されている。スプロケット32,33に
は、チェーン34が巻き掛けられていて、チェーン34
の一部には、突起爪35が固定されている。
【0030】突起爪35は、通常、カード通路3と退避
部4から退避した位置に置かれていて、カードC1,C
2,C3がカード通路3や退避部4に詰った時に同搬送
路3と退避部4内に進入するようになっている。
【0031】すなわち、カードC1,C2,C3が詰る
と、駆動モータ20とは個別の図示しない駆動モータに
よって支持軸31が駆動されて突起爪35がカード通路
3,退避部4に進入し、詰ったカードをひっかけて挿入
部2まで強制的に搬送する。
【0032】搬送ローラ対14とローラ対29との間に
は、図3,4に示すように、フラップ6が配置されてい
る。フラップ6は、その先端6aが二又に分かれてい
て、軸15Eの近傍まで延出しており、基端6b側を軸
36で側板9に回動自在に支持されている。
【0033】フラップ6は、図4に実線で示す退避部4
からの退避位置と、2点鎖線で示す退避部4への進入位
置とに進退可能とされている。フラップ6の略中央の上
面6cには、クランク形状の連結腕37が一体的に固定
されている。この連結腕37は、側板9の外側でその一
端37aを退避部4より下方に位置させていて、この一
端37aを引張バネ38で下方に引っ張っている。つま
り、フラップ6を下方に向かって付勢している。一端3
7aと対向する対向端37bは、円弧状に形成されてい
て、この対向端37bには、クラッチ手段7のコロ39
が当接される。
【0034】クラッチ手段7は、クラッチ歯車44とコ
ロ39及びプランジャ45から主に構成されていて、こ
れらは、退避部4とカード通路3の下方に配置されてい
る。クラッチ歯車44は、側板8,9と直交する向きに
配置されるレバー46に軸47で回転自在に支持されて
いて、歯車42,43の両方と噛合する厚さに成形され
ている。
【0035】コロ39は、プランジャ45の可動片45
aより上方でレバー46に回転自在に支持されており、
レバー歯車42,43とクラッチ歯車44の噛合時に対
向端37bと当接するようになっている。
【0036】レバー46は、側板8,9の切欠き8b,
9b内に位置していて、可動片45aとピン48を介し
て連結されており、プランジャ45の動作によって矢印
a方向に摺動される。
【0037】レバー46は、クラッチ歯車44が歯車4
2,43と噛合し、かつ、コロ39と対向端37bとが
当接する初期位置と、2点鎖線で示すクラッチギア44
と歯車42,43の噛合及びコロ39と対向端37bと
の当接が解除される退避位置とにプランジャ45の動作
によって態位される。
【0038】プランジャ45は、通電時に可動片45a
を本体に引き込むPULLタイプのものであって、退避
部4内に所定のカードが位置するか、図1,2に示す磁
気ヘッド26が特定のカードの挿入を検知するか等の情
報によって通電されて動作する。
【0039】本実施例では、退避部4内にICカードC
3が位置しているとき、プランジャ45が動作するよう
に設定している。また、軸47には、図4に示すよう
に、引張バネ49が掛けられていて、クラッチ歯車44
を歯車42,43に噛合させる向きに付勢している。
【0040】分岐通路5は、ローラ対14の近傍から退
避部4の上方に向かって、図において左上がりに形成さ
れており、その一端5aは、図示しない振込み券発行機
やカード回収部等につながっている。分岐通路5は、フ
ラップ6が実線位置にあるときにはカード通路3との連
通を断たれていて、フラップ6が二転鎖線にあるときに
は他端側5bとカード通路3と連通するようになってお
り、この連通の際、フラップ6が分岐通路5の底板5c
の一部を構成する。また、分岐通路5は、図1、図4に
示すように、磁気カードCを収納できる長さを備えてい
る。
【0041】分岐通路5には、駆動プーリ50,51が
それぞれ固定された軸15H,15Gと一体回転するロ
ーラ52a,53aと、同ローラ52a,53aに従動
するローラ52b,53bからなる搬送ローラ52,5
3が配設されている。
【0042】駆動プーリ50,51には、図示しない駆
動モータによって駆動されるベルト54が掛けられてい
る。図示しない駆動モータは、図2に示す磁気ヘッド2
6が磁気カードを検知した時やフラップ6が切り替わる
とき、或いは、軟カードC2(振込み券)の発行時に駆
動するようになっている。なお、本実施例では、ICカ
ードC3を先に挿入し、後に磁気カードCを挿入するよ
うになっていて、挿入された各カードは挿入口2に戻さ
れて排出される。
【0043】このように構成したカートリーダ1の動作
を説明する。先ず、ICカードC3を挿入口2に差し込
み、そのストライプC3aの磁気信号を磁気ヘッド26
が検知するとシャッターS2が開くと共に、駆動モータ
20が起動して駆動軸20aが駆動する。すると、プー
リ21が回転するので、その回転がベルト22を介して
プーリ19に伝達されて軸15Cが回転駆動する。
【0044】この軸15Cが回転駆動すると、ベルト1
8を介してプーリ16がそれぞれ固定された軸15Aか
ら15Eが一斉に回転して、カード通路3内の搬送ロー
ラ対10,11,12,13,14が駆動され、ICカ
ードC3が取り込まれ、カード通路3を搬送される。カ
ードC3が磁気ヘッド26上を通過終えカード通路3に
取り込まれると、シャッターS1が閉じられる。従っ
て、カードの連続挿入や異物のカード通路3内への挿入
が規制される。
【0045】軸15Eが回転すると一体のプーリ27も
回転し、この回転がベルト41を介してプーリ40に伝
達されて一体の歯車42が回転駆動する。この時、プラ
ンジャ45は動作状態にないので、クラッチ歯車44は
バネ49のバネ力によって歯車42,43の両方と噛合
しており、歯車42の回転は、クラッチ歯車44を介し
て歯車43に伝達される。よって、軸15Fが回転して
退避部4内の搬送ローラ対29が駆動される。
【0046】また、プランジャ45は非作動状態である
ので、コロ39は、図4における実線位置で連結腕37
の対向端37bをバネ38のばね力に抗して押し上げ、
フラップ6を実線位置に保持する。すなわち、搬送され
るICカードC3は、フラップ6にその進行を阻まれる
ことなく直線状に退避部4内に搬送され、先端4aにカ
ード先端が当接して押す。
【0047】ICカードC3が退避部4内に位置したこ
とを図示しないセンサが検知すると、プランジャ45が
動作して可動片45aが引き込まれる。この動きによっ
て、レバー46が矢印a方向に摺動されてクラッチ歯車
44が2点鎖線位置まで退避し、歯車42,43との噛
合が解かれてローラ対29への駆動が断たれる。
【0048】レバー46の摺動に伴い、コロ39も実線
位置から2点鎖線位置へと移動して対向端37bとの当
接が解かれるので、バネ38のバネ力によってフラップ
6が軸36を中心に下方に回動して2点鎖線で示す進入
位置に切替わり、カード通路3と分岐通路5とが連通す
る。
【0049】従って、退避部4内に位置するICカード
C3への搬送力が断たれるので、ICカードC3が停止
し、接点56とカードの入出力部C3bが接触して、I
CカードC3の記録再生処理が行われる。この時、カー
ド通路3内のローラ対10乃至14は依然駆動状態にあ
る。
【0050】ICカードC3が退避部4に位置した状態
で、挿入口2の磁気ヘッド26が硬カードC1か軟カー
ドC2の挿入を検知すると、図示しない駆動モータが起
動してベルト54を駆動して分岐通路5内のローラ対5
2,53を回転させる。つまり、カード通路3に挿入さ
れた硬カードC1あるいは軟カードC2は、カード通路
3内を搬送されて磁気ヘッド23A,23Bの何れかで
カード処理がなされた後、分岐通路5に導入搬送され
る。
【0051】一方、所定の処理が終了すると、図示しな
い駆動モータ及びモータ20が逆回転駆動されて各搬送
ローラ対が逆回転し、送られた磁気カードCが分岐通路
5からカード通路3を通って挿入口2に戻される。
【0052】磁気カードCが戻されると、ソレノイド4
5への通電がたたれ、バネ49によって支持軸47と共
にレバー46が矢印b方向に摺動される。この動作によ
って、コロ39が連結板37を押し上げてフラップ6を
実線位置まで回動させると共にクラッチ歯車44が歯車
42,43と噛合して逆回転するモータ20の回転が退
避部4内のローラ対29に伝達される。よって、退避部
4内に一旦退避されたICカードC3が退避部4から送
り出されてカード通路3を通って挿入口2まで戻され
る。
【0053】万が一、カードC1,C2,C3が、カー
ド通路3や退避部4内で詰った場合、図示しないモータ
を駆動させて支持軸31を回転駆動させる。すると、チ
ェーン34が回転して突起爪35がカード通路3と退避
部4内に進入し、詰ったカードを突起爪35にひっかけ
て挿入口2まで強制的に搬送する。
【0054】また、停電等の不具合が発生して動作中の
カードリーダ1が停止した場合、軸15Eと一体に設け
たツマミ57を回転させるとプーリ16とプーリ40が
回転する。従って、ツマミ57を戻し方向に回転させれ
ば各ローラ対が回転し、カードリーダ1内のカードが挿
入口2まで戻される。
【0055】このように、カード通路3の最奥部をなす
退避部4にIC接点56を配置し、同接点56よりもカ
ード挿入口2寄りに磁気ヘッド23A,23Bを配置し
て磁気カードを処理し、処理済み磁気カードをフラップ
6で分岐通路5に導くので、磁気カードCと接点56と
の干渉がなくなり、カードの往復搬送時における接点5
6とのひっかかりを防止できる。
【0056】また、退避路4におけるICカードC3の
停止は、搬送ローラ対29の駆動を断つと共に、カード
先端が退避路の先端4aに当接することで行われるの
で、特別のカード停止手段の必要がない。
【0057】なお、本実施例においては、処理を終えた
磁気カードCを分岐通路5に一旦導いているが、磁気カ
ードCだけの処理を行う場合、そのカード処理が終了し
た時点で、モータ20を逆回転させて挿入口2に戻すよ
うにしても構わない。このようにすると、磁気カードC
の搬送時間が短縮できるため、磁気カードを迅速に処理
することができる。
【0058】
【発明の効果】以上、本発明によれば、磁気カードの処
理をIC接点より手前で行えるので、同IC接点と磁気
カードとの干渉がなくなり、接点と磁気カードのひっか
かりを防止でき、かつ、接点よりも奥へのカード通路の
必要がなくなる。
【0059】また、IC接点をICカードが保持される
退避部に配設するので、特別なICカードの停止手段を
設けなくて済み、コンパクトでカード詰りを抑えた磁気
・ICカード兼用のカードリーダとすることができる。
加えて、退避部と分岐通路とが、それぞれ各カードを収
納できる長さを有すると、一方のカードを退避部あるい
は分岐通路に収納した状態で他方のカードを処理でき、
かつその処理されたカードを収納されたカードよりも先
に排出させることもできるので、カードの取扱が非常に
自由なものとなり、また、カード通路も長くならずコン
パクトな装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気・ICカード兼用
カードリーダの概略構成を示す側面図である。
【図2】図1に示すカード通路の構成の一部を示す拡大
平面視図である。
【図3】図1に示すカード通路の最奥部の構成を示す拡
大平面視図である。
【図4】図3に示すカード通路の側面図である。
【図5】(a)はカードリーダに使用される硬カードの
平面図、(b)は軟カードの底面図、(c)はICカー
ドの平面図である。
【符号の説明】 1 磁気・ICカード兼用カードリーダ 3 カード通路 4 カード通路の最奥部(退避路) 5 分岐通路 6 切換えフラップ 56 IC接点 C 磁気カード C3 ICカード S1,S2 シャッター

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気カードとICカードが共通に搬送され
    るカード通路と、上記カード通路の挿入側に設けられた
    シャッターと、上記シャッターよりも奥の上記カード通
    路に設けられ、上記磁気カードの記録再生を行う磁気ヘ
    ッドと、上記磁気ヘッドよりもカード進入方向奥側に位
    置する上記カード通路の最奥部に設けた上記ICカード
    の退避部に設けられたIC接点と、上記IC接点と上記
    磁気ヘッドの間に位置するカード通路に設けた切換フラ
    ップと、上記切換フラップによって上記カード通路と連
    通・分岐される分岐通路とを備え、 上記退避部が上記ICカードを収納可能な長さを有し、
    上記分岐通路が上記磁気カードを収納可能な長さを有す
    ることを特徴とする磁気・ICカード兼用カードリー
    ダ。
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