JP3002391B2 - 磁気券リーダの通路開放機構 - Google Patents

磁気券リーダの通路開放機構

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JP3002391B2
JP3002391B2 JP6243154A JP24315494A JP3002391B2 JP 3002391 B2 JP3002391 B2 JP 3002391B2 JP 6243154 A JP6243154 A JP 6243154A JP 24315494 A JP24315494 A JP 24315494A JP 3002391 B2 JP3002391 B2 JP 3002391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送路内に挿入される
磁気券の磁気処理を行なう磁気券リーダにおける通路切
替部の開放機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】航空券等に代表される薄くて長くフレキ
シブルな磁気券では、磁気情報を記録再生できる磁気記
録層としての磁気ストライプが一側に形成されていて、
必要に応じて磁気情報の書替えなどができると共に、ク
ーポン券とパス券とに分割できるようにミシン目がつけ
られている。このような磁気券は、磁気ヘッドやカッタ
装置等を備える磁気券リーダによって磁気処理された後
に切断され、搬送路につながる第2の搬送路や第3の搬
送路に切替部材によって案内されて機器外に排出された
り、機器内部に回収されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような磁気券を処
理する磁気券リーダにおいては、磁気券の全長が長いた
め、磁気券を処理する磁気ヘッドやカッター装置、ある
いはその他複数の処理部を直線的に配置するとリーダ全
長の大型化を招いてしまうので、搬送路を湾曲させてい
る。しかし、搬送路を湾曲させると、搬送される磁気券
が搬送路の途中で詰る「ジャム」の発生が多くなってし
まう。特に、磁気券の搬送路を切替る切替部材の配置部
近傍におけるジャムの発生が多くなってしまう。本発明
の目的は、複雑かつ湾曲した搬送路に詰った磁気券の取
出し及び機器の保守点検や作業性を容易にできる磁気券
リーダを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、挿入口とつながる第1搬送路の終端部におい
て第1搬送路の搬送方向に対して交差する方向で連通し
て設けられた第2搬送路及び第3搬送路の分岐部に設け
られ、第1搬送路を搬送される磁気券を第2搬送路及び
第3搬送路に案内する分岐部材と、分岐部材を動作させ
る駆動機構と、第3搬送路内に導入された磁気券を搬送
する磁気券搬送手段とを、挿入部側から見て第1搬送路
の終端部の奥側に配置した通路切替部で一体的に支持す
るとともに、この通路切替部を磁気券リーダの本体に対
して係脱手段で係脱させる構成としている。請求項2記
載の発明では、通路切替部を、略一直線上に配置された
第2搬送路と第3搬送路に対して回動自在に支持する構
成としている。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によると、第1搬送路の終
端部において第1搬送路の搬送方向に対して交差する方
向に連通して設けられた第2搬送路及び第3搬送路に第
1搬送路を搬送される磁気券を案内する分岐部材と、分
岐部材を動作させる駆動機構と、第3搬送路内に導入さ
れた磁気券を搬送する磁気券搬送手段とを、挿入部側か
ら見て第1搬送路の終端部の奥側に配置した通路切替部
で一体的に支持するとともに、この通路切替部を磁気券
リーダの本体に対して係脱させる係脱手段を備えている
ので、係脱手段を操作すると、通路切替部が本体から係
脱され、通路切替部に一体的に支持された分岐部材とそ
の駆動機構及び磁気券搬送手段が磁気券リーダに対して
係脱される。請求項2記載の発明によると、通路切替部
が第2搬送路及び第3搬送路に対して回動自在に支持さ
れているので、係脱手段を解除して通路切替部を回動さ
せると第2搬送路と第3搬送路が開放状態となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図10において、符号1は、磁気券の一例である航
空搭乗券(以下「ATB券」と称す)を示す。このAT
B券1は、厚さが薄い紙材で券の搬送方向に向かって長
く作られていて、その表面には、出発地や目的地等の印
字データ(図示せず)が表示されると共に後述するスタ
ンプ装置により検印され、裏面の一側には、磁気記録層
としての磁気ストライプ1aが券の長手方向に沿って設
けられている。磁気ストライプ1aには、表面の印字デ
ータを含むデータが磁気的に記録されている。
【0007】ATB券1は、ミシン目1bの部分で搬送
方向に対する長さが短く搭乗者に渡す最短切断磁気券と
してのパス券1Aと、搬送方向に対する長さが長く機器
内に回収される最長切断磁気券としてのクーポン券1B
とに分割可能となっており、図1に示す磁気券処理装置
(以下、「磁気券リーダ」と記す)2の挿入口3から取
り込まれて処理が行なわれる。本実施例においては、A
TB券1の裏面を下側にしての矢印Aで示すクーポン券
1B側からの挿入を順方向挿入とし、矢印Bで示すパス
券1A側からの挿入を逆方向挿入と称す。搬送方向に対
するパス券1Aの全長L1は、搬送方向に対するクーポ
ン券1Bの全長L2よりも短く設定されていて、ここで
は、パス券1Aの全長L1を、分割後におけるATB券
1の最小全長とし、クーポン券1Bの全長L2を分割後
におけるATB券1の最大全長としている。
【0008】図1,図2に示す磁気券リーダ2は、空港
の搭乗ゲートに配置されており、その構成を大別する
と、ATB券1の挿入口3が配置されるカードリーダ部
2AとATB券1の排出口4が配置されるカード排出部
2Bとから構成されている。カードリーダ部2Aは、そ
の下部に配置された正逆回転可能な駆動モータ5によっ
て駆動され、ATB券1を搬送する第1駆動ベルトユニ
ット6と第1従動ベルトユニット7からなる第1搬送手
段、第1駆動ベルトユニット6と第1従動ベルトユニッ
ト7及びフレーム8,9によって第1搬送路15の一部
を構成する前搬送路15A、挿入部3からATB券1を
取り込む取込みローラ10、挿入部3近傍に設けられた
シャッター11と相まってATB券1の進入を規制する
と共に、ATB券1の逆搬送時における搬送方向を切替
る第1フラップ12、ATB券1の磁気情報を読み書き
する磁気ヘッド13A,13B及びATB券1をミシン
目1bで切断するカッター装置14とから主に構成され
ている。シャッター11、第1フラップ12、磁気ヘッ
ド13A,13B及びカッター装置14は、前搬送路1
5Aに、挿入口3から矢印Cで示す磁気券挿入方向に向
かって順番に配置されている。
【0009】第1従動ベルトユニット7は、図2に示す
ように、カードリーダ部2Aの長手方向に延びる一対の
基板16の間に回転自在に配設された搬送ローラ7a,
7bに巻き掛けられた2本の無端状のベルト7cと、基
板16に回転自在に支持されていてベルト7cを下方に
向かって押圧するローラ7d,7eから構成されてい
る。ローラ7d,7eの両側に位置する基板16には、
磁気ヘッド13A,13Bに所定のパッド圧を与えるパ
ッドローラ17A,17Bがそれぞれ回転自在に支持さ
れている。
【0010】第1駆動ベルトユニット6は、第1従動ベ
ルトユニット7の下方の対向位置に、駆動軸18と支持
軸19によってフレーム8,9に支持されて配設されて
いる。第1駆動ベルトユニット6では、ベルト7cと接
触するベルト6cが、駆動ローラ6aと従動ローラ6b
とに掛け渡されており、前搬送路15Aの略中央に配置
されている(図2参照)。従動ローラ6bは、支持軸1
9に回転自在に支持されていて、駆動ローラ6aは、フ
レーム8,9に設けられたベアリング20により回転自
在に支持された駆動軸18に固定されている。駆動軸1
8の一端18aに固定されたベルトプーリ5dには、駆
動モータ5の出力軸5aに取付けられた駆動プーリ5b
につながるベルト5cが掛け渡されている。駆動軸18
の他端18bには、手動で駆動軸18を回転させるため
のツマミ21が固定されている。前搬送路15Aは、図
2に示すように、フレーム8,9によってその幅Dが規
制されている。この幅Dは、図10に示すATB券1の
幅dと略同寸法に設定されていてATB券1の幅方向へ
の位置決めを行なっている。
【0011】磁気ヘッド13A,13Bは、読取りと書
込み機能を有するヘッドであって、ATB券1の磁気ス
トライプ1aの位置に合うようにベルト6cの両側に配
置されて前搬送路15A内に臨んでいる。磁気ヘッド1
3Aは、順方向に挿入されるATB券1に対応するもの
で、他方の磁気ヘッド13Bは、逆方向に挿入されるA
TB券1に対応するものである。磁気ヘッド13A,1
3Bは、ATB券1が矢印Cで示すカード挿入方向に搬
送されるときに磁気ストライプ1aから磁気情報を読取
り(リード)し、ATB券1が挿入口3に向かって搬送
されるときに磁気情報の書込み(ライト)を行なうよう
になっている。
【0012】取込みローラ10は、フレーム8,9に回
転自在に支持された支軸22に回転可能に支持されてベ
ルト7cに圧接している。駆動及び従動ベルトユニット
6,7の両側に位置する支軸22上には、第1フラップ
12が固定されて前搬送路15A内に位置されている。
シャッター11は板材を屈曲して形成したもので、その
突端11aを挿入口3と取込ローラ10との間の前搬送
路15A内に臨むように支軸22に固定されていて、支
軸22を中心に揺動自在とされている。シャッター11
の側面上部11bには、図5に示すように、電磁ソレノ
イド24の可動片24aに連結されるレバー23がピン
結合されていて、電磁ソレノイド24を駆動させること
で第1フラップ12と一緒に動作するようになってい
る。
【0013】シャッター11及び第1フラップ12は、
通常、図5に実線で示す前搬送路15A内に進入する位
置に、一端をシャッター11とレバー23とのピン結合
部に係止され、他端を図示しないフレームに係止された
支軸22に巻装されたコイルバネ53によって付勢され
ており、電磁ソレノイド24が動作して可動片24aが
引き込まれると二点鎖線で示す前搬送路15Aから退避
した位置まで揺動するようになっている。シャッター1
1は、実線で示すように前搬送路15A内に置かれてい
るときは挿入口3と前搬送路15Aとの連通状態を規制
し、二点鎖線で示すように前搬送路15Aから退避する
と挿入口3と前搬送路15Aとを連通状態とする。第1
フラップ12は、前搬送路15A内に置かれているとき
は、シャッター11と相まって挿入口3と前搬送路15
Aとの連通状態を規制し、二点鎖線で示す前搬送路15
Aから退避する位置にあるときには、同フラップ12と
駆動ローラ6aに巻かれたベルト6cとの間に分岐路X
を形成する。この分岐路Xは、取込みローラ10の下方
に形成される余剰空間Yと連通するようになっていて、
戻り方向に搬送されるATB券1が案内されるようにな
っている。
【0014】シャッター11と挿入部3との間に位置す
る前搬送路15A上には、図1,図2に示すように、挿
入されるATB券1の幅を検出するカードセンサーS
1,S2が配置されている。カードセンサーS1,S2
は、それぞれフレーム8,9に固定されて前搬送路15
Aの上下に配置された光学的なセンサーで、ATB券1
の幅が規定のものであると、電磁ソレノイド24を動作
させてシャッター11と第1フラップ12とを前搬送路
15A内から退避させると共に、駆動モータ5と後述す
る第2駆動源としての駆動モータ33を起動させるよう
になっている。駆動モータ5,駆動モータ33は、ステ
ッピングモータであって、その起動時に磁気券1を矢印
Cで示す磁気券挿入方向に搬送すべく時計回り方向に回
転駆動し、磁気ヘッド13A,13Bによる磁気情報の
読取りエラーや磁気情報の書込み時になると、ATB券
1を矢印Eで示す戻り方向に搬送すべく反時計回り方向
に回転駆動するように後述する複数のカードセンサー等
で制御される。
【0015】搬送ローラ7dと磁気ヘッド13A,13
B及び搬送ローラ7eと磁気ヘッド13A,13Bとの
間には、カードセンサーS3とカードセンサーS4がそ
れぞれフレーム9に固定されて配置されている。カード
センサーS3は、搬送方向におけるATB券1の後端側
を検知してカッター装置14の動作タイミングをカウン
トすると共に、シャッター11及び第1フラップ12を
図5に実線で示す前搬送路15Aへの侵入位置に置くべ
く電磁ソレノイド24をオフさせるもので、カードセン
サーS4は、ATB券1の位置を検知して磁気データの
書込み(ライト)タイミングをカウントするものであ
る。具体的には、磁気券挿入方向に対するATB券1の
後端側をカードセンサーS3が検知して予め設定された
ステップ角度となると、駆動モータ5と駆動モータ33
とを停止し、カッター装置14を動作させると共に後述
するスタンプ装置をカッター装置14と同時に動作させ
る。
【0016】カッター装置14は、前搬送路15A内の
ATB券1をパス券1Aとクーポン券1Bとに分割切断
するもので、図1,図2に示すように、前搬送路15A
と後述する後搬送路15Bとの間に配置されている。カ
ッター装置14は、カッター駆動用モータ(以下、「カ
ッターモータ」と記す)25とリンク機構250を介し
て連結されており、フレーム8,9に回動自在に支持さ
れた回転刃14aを往復動させるようになっている。カ
ッター装置14は、カードセンサーS3から送られる駆
動指令によりATB券1のミシン目1bが切断位置にく
ると作動するように制御されている。
【0017】カード排出部2Bは、図1,図2に示すよ
うに、駆動モータ33によって駆動される第2駆動ベル
トユニット37と第2従動ベルトユニット38によって
形成される第2搬送手段を有する第1搬送路15の後搬
送路15Bと第2搬送路としての排出路26、第2駆動
ベルトユニット37と第3従動ベルトユニット39で構
成された磁気券搬送手段(以下、「第3搬送手段」と称
す)を有する第3搬送路としての回収路29、回収路2
9内に案内された磁気券を装置下方に配置された回収箱
27,28に振り分ける第3フラップ31、ATB券1
に検印するスタンプ装置32、及びカッター装置14に
よって切断されたATB券1を排出路26か回収路29
の何れかに案内する分岐部材としての第2フラップ30
とその駆動機構400と第3従動ベルトユニット39と
から構成される通路切替部500、通路切替部500を
磁気券リーダ2に対して係脱させる係脱手段600備え
ており、通路切替部500と係脱手段600とて通路開
放機構を構成している。
【0018】駆動モータ33は駆動モータ5と並設され
ていて、その軸33aに固定されたプーリ34に掛けら
れる駆動ベルト35を、フレーム8,9に支持された駆
動軸36に固定されたプーリ36aに掛け渡たしてい
る。駆動軸36には、第2駆動ベルトユニット37とを
構成する駆動ローラ37aが固定されていて、駆動ロー
ラ37aには、図示しない側板に回転自在に支持された
搬送ローラ37b,37cとに掛けられたベルト37d
が掛け渡されている。第2駆動ベルトユニット37は、
駆動ローラ37aとローラ37b,37cによって三角
形状をなしていて、その中央部にカッターモータ25を
配置している。
【0019】第2駆動ベルトユニット37の上方には、
搬送ローラ38a,38b,38cにベルト38dが掛
けられた第2従動ベルトユニット38が、第2駆動ベル
トユニット37の右側には、搬送ローラ39a,39b
にベルト39cが掛けられた第3従動ベルトユニット3
9がそれぞれ対向配置されている。ベルト38dは、駆
動ローラ37aと搬送ローラ37bとの間でベルト37
dと圧接し、ベルト39cは、駆動ローラ37aと搬送
ローラ37cとの間でベルト37dに圧接している。
【0020】搬送ローラ38a近傍には、ベルト38d
に圧接するパッドローラ47が配置されていて、一方が
排出口4につながり他方を後搬送路15Bと連通する排
出路26を構成している。排出路26は、機器の上方に
向かって斜めに形成されていて、パス券1Aが搬送され
るようになっている。回収路29は、その一方をなす駆
動ローラ37aと搬送ローラ39a側を第2フラップ3
0を介して後搬送路15Bと排出路26とに接続し、先
端をなす搬送ローラ37cと搬送ローラ39b側を第3
フラップ31を介して回収箱27,28と接続してお
り、ここではクーポン券1Bを搬送するようになって
る。回収路29は、その先端側を挿入口3側に戻るよう
に延出しており、排出路26と略一直線となるように配
置されている。つまり、図1に示すように、排出路26
と回収路29は、搬送ローラ37cと搬送ローラ39b
との間に位置する回収路の先端29aを機器の下部に配
置し、排出口4につながる排出路26の先端を磁気券リ
ーダ2の上部に配置して右上がりの直線傾斜路を構成し
ている。
【0021】第3従動ベルトユニット39は、図3、図
4に示すように、支柱61,62,63で一体化された
通路切換部500の側板56,57に軸受54,55を
介して回転自在に支持されたフラップ軸40と、フレー
ム8,9に固定され、カラー64,65を介して側板5
6,57を揺動自在に支持する支軸60によって支持さ
れている。搬送ローラ39aと搬送ローラ39bとは、
側板56,57の間でフラップ軸40と支軸60にそれ
ぞれ回転自在に支持されいる。
【0022】第2フラップ30は、図4,図7に示すよ
うに、サイドフラップ30A,30Bとメインフラップ
30Cとから構成されている。サイドフラップ30A,
30Bは、フレーム9と側板57、フレーム8と側板5
6との間に位置するフラップ軸40の両端部40a,4
0bにそれぞれ固定され、メインフラップ30Cは側板
56,57間に位置するフラップ軸40上に固定されて
いる。第2フラップ30は、図6に示すように、側面形
状を三又形状としていて、後搬送路15Bと排出路26
および回収路29との分岐部に配置されており、駆動機
構400の駆動部としての電磁ソレノイド41によって
実線で示す回収路29と後搬送路15Bとを連通させる
第1位置と二点鎖線で示す排出路26と後搬送路15B
とを連通させる第2位置とに切換えられる。
【0023】サイドフラップ30Aの腕部30aには、
駆動機構400の一部を構成する可動板42がピン43
を介して連結されている。可動板42は、図4にも示す
ように、側板57に固定された電磁ソレノイド41に対
して摺動自在に支持されていて、その先端42aを軸5
8を介して連結レバー45とピン結合している。連結レ
バー45は、側板57に固定された軸59に揺動自在に
支持されていて軸58と自由端45a側で連結してい
る。軸58には、電磁ソレノイド41の可動片41aと
ピン結合する連結板44が支持されている。軸58に
は、一端46aを軸58に係止し、他端46bを側板5
7の開口57aに係止したねじりコイルバネ46が巻装
されていて、可動片41aを第2フラップ30を実線で
示す第1位置に占めるように付勢している。電磁ソレノ
イド41には、駆動信号が印加されると可動片41aを
引き込んむタイプのものが採用されている。
【0024】係脱手段600は、図3,図4,図8に示
すように、ロック軸66とロックレバー67及び一対の
ロックバネ68,69から主に構成されている。ロック
軸66は、断面コの字状に形成されたロックレバー67
の上端67aに固定されていて、その両端部66a,6
6bを側板56,57に形成された長孔56a,57a
を貫通させてフレーム8,9に形成された溝71,72
に係合させている。ロックレバー67の下端67bに
は、支柱62が貫通する長孔67cが形成されている。
つまり、ロックレバー67は、支柱62とロックレバー
67によって側板56,57及びフレーム8,9に摺動
自在にとされている。溝71,72は、通路切替部50
0の回動方向に延出する溝であって、その一端71a,
72aと他端71b,72bによって通路切替部500
の回動範囲を規制している。一端71a,72a側に
は、ロック軸66を係止する凹状のロック部70A,7
0Bが形成されている。ロックバネ68,69は、ロッ
ク軸66と支柱62との間にその両端をそれぞれ係止さ
れていて、ロック軸66をロック部70A,70Bに係
止させる矢印Rで示すロック方向に付勢して、通路切替
部500を図3に実線で示すロック位置に保持してい
る。
【0025】第3フラップ31は、図1,図9示すよう
に、搬送ローラ37cと搬送ローラ39bの間に設けら
れたフラップ軸48に支持されていて、回収路29の先
端側に配置されている。フラップ軸48は、レバー4
9,50を介して電磁ソレノイド51の可動片51aと
連結しており、第3フラップ31を回動自在に支持して
いる。第3フラップ31は、回収路29と回収箱28と
を搬送ローラ39aと同フラップ31との間で連通させ
る実線位置に、レバー49,50の連結部に係止された
引張りコイルバネ52で付勢されていて、電磁ソレノイ
ド51が駆動されると回収路29と回収箱27とを搬送
ローラ37cと同フラップ31との間で連通させる二点
鎖線位置に回動される。電磁ソレノイド51は、図示し
ない制御装置に設定される切替モードによって駆動され
る。この切替モードとしては、座席のクラスや行き先等
が挙げられ、磁気ヘッド13A,13Bによる磁気情報
の読み出し時に電気的に座席のクラスや行き先等を判断
して電磁ソレノイド51を駆動させて第3フラップ31
を切替えるようにしても良いし、あるいは、第3フラッ
プ31の切替を任意に行なえる切替スイッチを設けて、
そのスイッチ操作をリーダの操作者が行なって切替るよ
うにしても良い。
【0026】回収箱27,28は、クーポン券1BやA
TB券1を回収するもので、ATB券1の全長Lよりも
長い長さを有し、第3フラップ31を境として磁気券リ
ーダ2内に収まるように配置されている。言い替える
と、回収路の先端29aは、回収箱27,28を磁気券
リーダ2内で並列できる位置に配置されている。
【0027】スタンプ装置32は、図1,図2に示すよ
うに、カッター装置14よりも磁気券挿入方向奥側に位
置する後搬送路15B上に配置されていて、図示しない
アクチュエータによってカッター装置14の動作と同時
に駆動されて後搬送路15Bに侵入し、カッター装置1
4で切断されて切断磁気券となるパス券1Aとクーポン
券1Bとにそれぞれ検印するようになっている。カッタ
ー装置14とスタンプ装置32、またはスタンプ装置3
2のみが駆動されると、駆動モータ33は再駆動される
ようになっている。
【0028】第2フラップ30とパッドローラ47の間
に位置する排出路26にはカードセンサS6が、駆動ロ
ーラ37aと搬送ローラ39bとの間に位置する回収路
29にはカードセンサーS7が、それぞれ配置されてい
る。カードセンサS6は、排出路26を搬送されるパス
券1Aを検知するもので、カードセンサS6上をパス券
1Aが通過すると、第2フラップ30を駆動停止させる
べく電磁ソレノイド41を駆動停止させると共に、駆動
モータ5及び駆動モータ33も停止するようになってい
る。カードセンサS7は、回収路29に導入されるクー
ポン券1Bを検知するもので、クーポン券1Bが通過す
ると駆動モータ5及び駆動モータ33を停止するように
なっている。スタンプ装置32と第2フラップ30の間
に位置する後搬送路15Bには、カードセンサS5が配
置されている。カードセンサS5は、カッター装置14
で切断されたATB券1における後から搬送される切断
券を検知するもので、この後送切断券を検知すると駆動
モータ5,33を一時停止させるようになっている。
【0029】このように構成された磁気券リーダ2と通
路切替部500の動作を説明する。ATB券1が挿入口
3に挿入されて図1,図2に示すセンサーS1,S2に
よりその幅dを検知されて適正な券であるとされると、
電磁ソレノイド24が駆動してシャッター11が開いて
第1フラップ12が前搬送路15Aから退避し、駆動モ
ータ5,33が正回転に駆動してベルト6c,37dが
時計回り方向に回動する。ベルト6cが回動すると、同
ベルト6cと接触するベルト7cが反時計方向方向に従
動して取込みローラ10が回転し、ATB券1の先端が
取込みローラ10とベルト7cの間に挟まれて装置内に
取り込まれ、ベルト6c,7cの間の前搬送路15A内
を搬送される。前搬送路15Aに取り込まれたATB券
1は、カードセンサS3上を通って磁気ヘッド13A,
13Bに向かって搬送される。
【0030】一方、ベルト37dが回動すると同ベルト
37dと接触するベルト38d及び39cが反時計方向
に従動し、第2、び第3搬送手段が駆動されて、前搬送
路15AからのATB券1の搬送が待たれる。また、第
2フラップ30は図6に実線で示す初期位置に置かれて
いるので、後搬送路15Bと回収路29とが連通状態と
なっている。ATB券1が磁気ヘッド13A,13Bま
で達すると、磁気ヘッド13A,13Bとパッドローラ
17A,17Bに挟持され、磁気ヘッドと接触する側の
磁気ストライプ1aからデータの読取りが行なわれ前搬
送路15A、カッター装置14を介して後搬送路15B
を通り回収路29に案内される。
【0031】磁気ヘッド13A,13Bによる読取りに
よりATB券1の記録内容等がチェックされ、ここでの
読込みエラーや記録内容の変更等による磁気情報の書込
みの必要がなければ、ATB券1の後端がカードセンサ
S3上を通過した時点から一定時間経った後、駆動モー
タ5,33が一時停止されると共に、第1フラップ12
及びシャッター11が前搬送路15A内に戻される。駆
動モータ5,33が一時停止すると、カッター装置14
とスタンプ装置32が駆動され、カッター装置14とス
タンプ装置32が駆動終了すると、駆動モータ33が再
駆動される。
【0032】ここでのモータ5の一時停止は、ATB券
1が順方向に挿入されたときに、ミシン目1bがカッタ
ー装置14の切断位置で停止する時間に設定されている
ので、ATB券1が順方向挿入であると、クーポン券1
BがATB券1の前方に位置することになり、磁気ヘッ
ド13Aによる読込みを終えてカッター装置14とスタ
ンプ装置32が駆動すると、ATB券1からクーポン券
1Bが切断されると共に検印され、駆動モータ33の再
駆動により第3搬送手段が駆動してクーポン券1Bが回
収路29内に搬送される。回収路29に搬送されたクー
ポン券1Bは、磁気ヘッド13Aによるデータの読込み
時において検出された切替モードによって決められる第
3フラップ31の位置により、回収箱27か回収箱28
の何れかに案内される。
【0033】クーポン券1BがカードセンサS7上を通
過すると、電磁ソレノイド41が駆動されて第2フラッ
プ30が図4において実線で示す第1位置から二点鎖線
で示す第2位置まで回動して後搬送路15Bと排出路2
6を連通状態とすると共に、一時停止状態にあった駆動
モータ5が再駆動される。すると、前搬送路15A内に
残されて後送切断券となったパス券1Aが後搬送路15
Bに搬送され、カードセンサS5によって検知されると
駆動モータ5,33が再度一時停止され、スタンプ装置
32が駆動してパス券1Aを検印する。スタンプ装置3
2が駆動終了すると駆動モータ5,33が駆動してパス
券1Aが第2フラップ30で排出路26に案内される。
案内されたパス券1Aは、第2従動ベルトユニット38
とパッドローラ47によって排出口4から排出される。
【0034】次に、ATB券1が逆方向挿入された場合
の動作に付いて説明する。磁気券リーダ2は、磁気ヘッ
ド13BによってATB券1の磁気ストライプ1aから
磁気情報の読み出しが行なわれると、ATB券1が逆方
向挿入されたと判断する。ATB券1が逆方向挿入され
た場合であっても、磁気ヘッド13Bでの読み込みが終
了するまで磁気券挿入方向(矢印C)に搬送され、カー
ドセンサS3上をATB券1が通過して一定距離搬送さ
れて駆動モータ5,33が一時停止すると共に、第1フ
ラップ12が前搬送路15A内に位置し、分岐路Xと前
搬送路15Aとが連通される。
【0035】カードセンサーS3によるATB券1の停
止位置は、順方向挿入時においてミシン目1bがカッタ
ー装置14の切断位置で停止するように設定されている
ので、逆方向に挿入された場合、ミシン目1bが切断位
置と合わず、また、逆挿入の場合、ATB券1の前方側
にパス券1Aが位置することになるので、第2搬送路1
5Aと回収路29とを連通させる第1位置に置かれた第
2フラップ30を第2搬送路15Aと排出路26とを連
通させる第2位置に移動させる必要がなる。そこで、A
TB券1が逆挿入であると判断されると、駆動モータ
5,33が反時計回り方向に回転駆動され、磁気情報の
読込みを終えて停止状態にあるATB券1が矢印Eで示
す戻し方向に搬送され、ATB券1は第1フラップ12
によって分岐路Xに案内される。この時、戻し方向に搬
送されたATB券1の後端をカードセンサS3が検知す
ると、逆回転する駆動モータ5,33のステップ数が所
定量カウントされた後、再度、駆動モータ5,33が一
時停止される。カウントするモータのステップ数は、逆
搬送時におけるATB券1のミシン目1bとカッター装
置14の切断位置とが合うステップ数である。
【0036】逆回転する駆動モータ5,33が停止する
と、カッター装置14とスタンプ装置32が駆動され、
駆動モータ33が正回転方向に回転駆動されると共に、
電磁ソレノイド41が駆動されて後搬送路15Bと回収
路29とを連通させる第1位置にあった第2フラップ3
0が後搬送路15Bと排出路26とを連通させる第2位
置に回動する。この各部の動作によって、ATB券1か
らパス券1A部が切断されて検印され、パス券1Aが後
搬送路15Bから排出路26に第2フラップ30によっ
て案内されて排出口4から排出される。
【0037】パス券1AがカードセンサS6上を通過す
ると、電磁ソレノイド41が駆動停止されて第2フラッ
プ30が、第2位置から第1位置まで回動して後搬送路
15Bと回収路29を連通状態とすると共に、一時停止
状態にあった駆動モータ5が再駆動される。前搬送路1
5A内に残されて後送切断券となったクーポン券1bが
後搬送路15Bに搬送されてカードセンサーS5によっ
て検知されると、駆動モータ5,33が一時停止してス
タンプ装置32が駆動しクーポン券1Bが検印される。
スタンプ装置32が動作終了すると駆動モータ5,33
が駆動してクーポン券1Bが第2フラップ30で回収路
29に案内される。案内されたクーポン券1Bは、駆動
モータ33で駆動される第2従動ベルトユニット38と
第3従動ベルトユニット39によって回収路29内を搬
送され、第3フラップ31の位置によって回収箱27か
回収箱28の何れかに案内回収される。回収路29内の
カードセンサS7上をクーポン券1Bが通過すると、磁
気券リーダ2内からATB券1が全て排出されたと判断
されて駆動モータ5,33が停止状態に置かれ、次のA
TB券1の挿入に備える。
【0038】次に、ATB券1に対する磁気情報の書込
みや磁気ヘッド13A,13Bでの読込み時にそれぞれ
エラーが発生した場合の動作について述べる。ATB券
1の磁気ストライプ1aに記録された磁気情報の書き込
みの一例である磁気情報の変更、例えば、搭乗者の氏名
等の変更をする場合、駆動モータ5,33が逆回転方向
に駆動して、磁気ヘッド13A若しくは磁気ヘッド13
Bの何れかで読み込みが行なわれ、回収路29内にその
一部を導入させて停止状態に置かれた、即ち、保留状態
に置かれたATB券1が戻り方向に逆搬送される。戻り
方向に搬送されるATB券1の前端が、カードセンサー
S4に検知されると、ATB券1の挿入された向き(順
方向か逆方向)に応じて磁気ヘッド13Aか磁気ヘッド
13Bのいずれかで、搬送される磁気ストライプ1aに
図示しないキーボート等の入力装置から入力される更新
情報が書き込まれ、第1フラップ12よって分岐路Xに
案内される。戻り方向に搬送されるATB券1の後端
が、カードセンサーS3に検知されると、駆動モータ
5,33が停止して正回転方向(時計回り方向)に再び
駆動し、書き込みを終えたATB券1がカッター装置1
4に向かって搬送され、この搬送される途中で新たに磁
気ストライプ1aに書き込まれた更新磁気情報が磁気ヘ
ッド13A,13Bの何れかで読み込み確認される。読
込みに異常がなければ、カッター装置14によってパス
券1Aとクーポン券1Bとに切断されて、それぞれ排出
路26と回収路29に搬送される。
【0039】読取り時にエラーが発生した場合において
は、書込み時と同様駆動モータ5,33が逆回転方向に
駆動して戻り方向に搬送されて分岐路Xに案内され、同
方向に搬送されるATB券1の後端がカードセンサーS
3上を通過すると、駆動モータ5,33が一旦停止後、
正回転方向に駆動して磁気ヘッド13A,13Bの何れ
かで磁気ストライプ1aの磁気情報の再読取り(リトラ
イ)が行なわれる。正常に再読取り(リトライ)が行な
われると、カッター装置14が作動して上述の如くパス
券1Aとクーポン券1Bとに切断されて、それぞれ排出
路26と回収路29とに搬送される。なお、本実施例で
は、回収箱27,28にクーポン券1Bを回収している
が、寸法的には、ATB券1を回収することも可能であ
る。従って、ATB券1を再読み取り(リトライ)し
て、なおも読取りエラーがでた場合、そのまま回収路2
9に導入して回収箱27,28の何れかに回収すること
ができる。また、装置の非使用時には、使用前のATB
券1を収納することも可能である。
【0040】次に、通路開放機構の動作について説明す
る。パス券1Aやクーポン券1B等が排出路26や回収
路29内で詰るジャムが発生すると、駆動モータ5,3
3は停止される。このジャムの検知は、カッター装置1
4の作動後、一定時間内にパス券1Aやクーポン券1B
がカードセンサーS6,S7上を通過しないとジャムと
判断している。詰ったパス券1Aやクーポン券1Bを排
出路26や回収路29内から取出すには、先ず、図3に
示すロック部70A,70Bに引張りコイルバネ68,
69のバネ力によって係止状態とされているロック軸6
6を図3,図8に矢印Oで示すオープン方向に引き上
げ、両者の係止状態を解除する。すると、第2フラップ
30とその駆動機構400及び第3従動ユニット支持す
る通路切替部500がフレーム8,9に対してフリーと
なるので、軸60を中心にロック位置に置かれた通路切
替部500を図3に二点鎖線で示すロック軸66と溝7
1,72の他端71b,72bとが接触する開放位置ま
で回動させる。
【0041】このように、通路切替部500を開放位置
まで回動させると、直線傾斜路とされている排出路26
と回収路29が開放状態となるので、排出路26及び回
収路29で詰ったパス券1Aやクーポン券1Bを容易に
取り出すことができる。また、パス券1Aやクーポン券
1Bの通過、機器内侵入するゴミにより汚れるベルト3
7d,38d,39cやカードセンサーS6,S7のク
リーニング作業や排出路26や回収路29回りの保守点
検を容易に行える。詰ったパス券1Aやクーポン券1B
を取り出した後は、通路切替部500を図3に実線で示
すロック位置に向かって回動し、ロック軸66が溝の一
端71a,72aに位置すると、引張りコイルバネ6
8,69の作用により凹状のロック部70A,70Bに
付勢されて係止状態に保持される。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、係脱手段を操作する
と、通路切替部と一体的に支持された分岐部材とその駆
動機構及び磁気券搬送手段が、磁気券リーダに対して係
脱されるため、複雑で湾曲した搬送路や、第1搬送路と
交差する第2搬送路や第3搬送路に詰った磁気券の取り
出しが可能となる。このことは、磁気券リーダの搬送路
の形状や配置を変更することなく詰った磁気券を取り出
すことを意味し、搬送路の変更による磁気券リーダの大
型化を防止し、コンパクトでかつジャムした磁気券を取
り除くことができる磁気券リーダを提供することができ
る。本発明によれば、通路切替部が第2搬送路及び第3
搬送路に対して回動自在に支持されることで、係脱手段
を解除して通路切替部を回動させると第2搬送路と第3
搬送路が開放状態となるので、第1搬送路の搬送方向に
対して交差する方向に設けられた第2搬送路や第3搬送
路あるいはこれらの分岐部に詰った磁気券を、通路切替
部を磁気券リーダの本体から取り外すことなく取り出
せ、作業保守性の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である磁気券リーダと通路切替
機構の概略構成を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例である磁気券リーダと通路切替
機構の概略構成を示す一部破断平面図である。
【図3】本発明の要部を示す通路開放機構の一部破断側
面図である。
【図4】本発明の要部を示す通路開放機構の一部破断底
面図である。
【図5】第1フラップの構成と動作を示す拡大側面図で
ある。
【図6】第2フラップの構成と動作を示す拡大側面図で
ある。
【図7】第2フラップの機構の示す斜視図である。
【図8】係脱機構の構成を示す側面図である。
【図9】第3フラップの構成と動作を示す拡大側面図で
ある。
【図10】磁気券の一例であるATB券の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気券 2 磁気券リーダ 3 挿入口 13A,13B 磁気ヘッド 15A,15B 第1搬送路(前後搬送路) 26 第2搬送路(排出路) 29 第3搬送路(回収路) 30 分岐部材(第2フラップ) 39 磁気券搬送手段(第3従動
ベルトユニット) 400 駆動機構 500 通路切替部(通路切替ユニ
ット) 600 係脱機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/60 B65H 43/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入口とつながる第1搬送路に挿入された
    磁気券の磁気処理を磁気ヘッドを用いて行なう磁気券リ
    ーダであって、 第1搬送路と接続する第2搬送路と第3搬送路の分岐部
    に設けられ第1搬送路を搬送される磁気券を第2搬送路
    及び第3搬送路に案内する分岐部材と、上記分岐部材を
    動作させる駆動機構と、第3搬送路内に導入された磁気
    券を搬送する磁気券搬送手段とを一体的に支持する通路
    切替部と、 上記通路切替部を磁気券リーダの本体に対して係脱させ
    る係脱手段とを備え、 第2搬送路及び第3搬送路が第1搬送路の終端部におい
    て第1搬送路の搬送方向に対して交差する方向に連通し
    て設けられ、第3搬送路が上記分岐部から上記挿入口側
    に延長形成され、上記通路切替部が上記挿入部側から見
    て第1搬送路の終端部の奥側に配置されていることを特
    徴とする磁気券リーダの通路開放機構。
  2. 【請求項2】上記通路切替部が、略一直線上に配置され
    た第2搬送路と第3搬送路に対して回動自在に支持され
    たことを特徴とする請求項1記載の磁気券リーダの通路
    開放機構。
JP6243154A 1994-10-06 1994-10-06 磁気券リーダの通路開放機構 Expired - Lifetime JP3002391B2 (ja)

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