JPH0524672Y2 - - Google Patents

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JPH0524672Y2
JPH0524672Y2 JP1987022554U JP2255487U JPH0524672Y2 JP H0524672 Y2 JPH0524672 Y2 JP H0524672Y2 JP 1987022554 U JP1987022554 U JP 1987022554U JP 2255487 U JP2255487 U JP 2255487U JP H0524672 Y2 JPH0524672 Y2 JP H0524672Y2
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JP
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roller
card
roll paper
slack
amount
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロール紙を切断しながらこれをカー
ドとして発行するようにしたカード発行機のロー
ル紙取り込み機構に関する。
(従来の技術) ロール紙を切断しながらこれをカードとして発
行するようにしたカード発行機がある。実開昭59
−169675号公報記載のものはその例で、モータで
回転駆動されるガイドローラでロール紙を引き出
すようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) ロール紙は一般に、1巻当たりのカード発行枚
数を多く取ることができるように巻径を大きくし
ており、ロール紙の重量が重くなつている。その
ため、従来のカード発行機によれば、ロール紙の
端部を引き出したときロール部分の慣性力により
ロール紙の端部が必要以上に繰り出されてたるみ
が生じたり、ロール紙の繰り出し途中でロール紙
が張つたりして、ロール紙の取り込み動作が円滑
に行われず、また、切断長さにばらつきが生ずる
などの問題があつた。もつとも、前記公報記載の
ものは、ミシン目入りのロール紙を使用するよう
になつているため切断長さにばらつきを生ずるこ
とはない。しかし、ミシン目のないロール紙を使
用する場合には上記のような問題がある。このよ
うな問題を解消するために、ロール紙の回転にブ
レーキをかけることも考えられるが、ブレーキ力
に抗して高速でロール紙を引き出すためには出力
の大きい取り込みモータが必要となる。
本考案は、かかる従来の問題点を解消するため
になされたもので、紙の切断長さにばらつきがな
く、また、取り込みモータの出力を大きくしなく
てもロール紙の慣性による悪影響を少なくするこ
とができるようにしたカード発行機のロール紙取
り込み機構を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ロール紙を引き出す第1のローラ
と、このローラよりも支流側に配置され、カード
発行信号が出されたとき第1のローラよりも高速
でロール紙を搬送する第2のローラと、第2のロ
ーラによつて搬送されたロール紙を所定長さに切
断してカードとするカツターと、上記カードに所
定の情報信号を記録する記録部と、第1のローラ
と第2のローラとの間に配置され、第1のローラ
によつて引き出されたロール紙のたるみ量が所定
量に達したか否かを検出するたるみ量検出部とを
備え、ロール紙のたるみ量が所定量に達するまで
の間第1のローラを駆動し、上記たるみ量を所定
量に達したとき第1のローラを停止させるように
したことを特徴とする。
(作用) 第1、第2のローラによつて搬送された紙はカ
ツターにより所定長に切断されてカードとされ、
記録部により所定の情報信号が記録される。第
1、第2のローラ間におけるロール紙のたるみ量
が所定量に達するまで第1のローラを駆動し、所
定のたるみ量に達したとき第1のローラを停止さ
せ、ロール紙のたるみ量を所定の範囲に保つ。こ
のロール紙のたるみの範囲内で第2のローラがロ
ール紙を搬送し、カツターが所定長さに切断す
る。
(実施例) 第1図、第2図において、カード処理装置の本
体を構成する基板120の一側面側にはドア11
3が蝶番119によつて水平面内で回動自在に支
持されており、ドア113を回動させることによ
り基板120の一側面を開閉できるようになつて
いる。基板120の正面側には除電ブラシ111
が設けられ、その下にカード排出口112が形成
されている。ドア113にはフイードスイツチ1
14が設けられると共に、センサカバー122が
設けられている。ドア113の上部にはロール芯
115が設けられ、このロール芯115にはロー
ル紙セツトリング116によつてカードの素材と
なるロール紙117が装填される。以上述べた処
理装置は所定の外装ケース内に収容されるが、外
装ケースの図示は省略されている。
第3図は、上記ドア113によつて覆われた部
分の基板120外側の構成を示す。基板120に
は次のような各種モータやローラ、カードガイド
等が取りつけられている。前記ロール紙117の
端部はテシシヨンアーム3に設けられたテンシヨ
ンローラ103により取り込みローラ15に押し
つけられて処理装置内に取り込まれ、アーム4上
のテンシヨンローラ104と別の取り込みローラ
13によつて取り込みガイド63内に取り込まれ
る。各取り込みローラ15,13はサイドガイド
49,48によりベアリングを介して回転可能に
支持されている。ローラ15は第1のローラを、
ローラ13は第2のローラをなし、ローラ13は
ローラ15よりもロール紙117の下流側に配置
されている。ローラ15,13の回転は個別に制
御され、ループガイド67内においてロール紙1
17に所定の範囲のループが形成される。ローラ
13はカード発行信号が出されたときローラ15
よりも高速でロール紙を搬送する。テンシヨンロ
ーラ104はサイドガイド47によつて支持され
ている。
取り込みガイド63内に取り込まれたロール紙
117の端部はロータリーカツター8により所定
の長さに切断されてカード化されたのち、カード
ガイド65の立ち上がり部65aと別のカードガ
イド138とで形成された垂直方向のカード通路
に導かれる。この垂直方向のカード通路は、カー
ドガイド65の水平部と別のカードガイド66で
形成される水平方向のカード通路に連通してい
る。第5図にも示されているように、上記水平方
向のカード通路は、上記垂直方向のカード通路と
の連通部において、カードガイド66の傾斜部6
6aと分離板40a及び分離ガイド40で形成さ
れるリジエクト搬送路に連通している。このリジ
エクト搬送路の終端下方にはリジエクトスタツカ
ー61が設けられている。上記リジエクト搬送路
の途中には除電ブラシ40bが設けられている。
二つのカードガイド65,66で形成されたカー
ド通路の終端は、第2図に示したカード排出口1
12に通じている。
垂直方向のカード通路及びこれに連通する水平
方向のカード通路を形成する一方のカードガイド
65側には、四つのプーリ31,35,29,3
3がサイドプレート5により回転可能に配置さ
れ、これらのプーリ31,35,29,33には
ベルト75が掛けられている。このベルト75の
一部は、カードガイド65に形成されている溝6
5b(第18図参照)を通してカード通路内に進
出している。プーリ31の部分におけるベルト7
5にはカード通路の反対側からテンシヨンローラ
41が圧接しうるようになつている。プーリ35
の部分におけるベルト75には前記リジエクト搬
送路を挟んで二つのテンシヨンローラ105,1
06が圧接している。また、プーリ33の部分に
おけるベルト75にはカード通路の反対側からテ
ンシヨンローラ108が圧接している。ベルト7
5にはテンシヨンプレート37に支持されたテン
シヨンローラ109が圧接することにより適宜の
張力が与えられている。前記テンシヨンローラ4
1はソレノイド17によつてベルト75に対する
圧接、離間が制御される。プーリ35とプーリ3
3の間におけるベルト75にはプーリ29が配置
されており、このプーリ29の部分におけるベル
ト75にはカード通路の反対側からテンシヨンロ
ーラ42が圧接している。
プーリ31とプーリ35の間にはプツシユプレ
ート18が配置されている。このプツシユプレー
ト18はカードガイド65の立ち上がり部65a
とカードガイド138で形成されるカード通路に
進出する向きにばね86で付勢されており、この
ばね付勢力でカードを上記通路内に一時的に待機
させるようになつている。前記リジエクト搬送路
の終端部には、この搬送路を挟んでリジエクトロ
ーラ26とこれに圧接するテンシヨンローラ10
7が配置されている。また二つのカードガイド6
5,66で形成される水平方向のカード通路の終
端部には排出プランテンローラ11が配置され、
このローラ11に対しては排出ローラ141が圧
接しうるようになつている。ローラ141に重な
る位置にはプリントヘツド90が配置されてい
る。プリントヘツド90はソレノイド82の励磁
によつてカード通路に進出する。
各テンシヨンローラ103,104,105,
106,107,42,108は、ばね付勢され
た適宜のテンシヨンアームによつて支持されるこ
とにより、相対向するローラ又はベルトに圧接す
る。各ローラ15,13,11,26及びプーリ
31,35,29,33は適宜のベアリングを介
して支持されている。ローラ41,105のアー
ムは基板120で、ローラ26はサイドプレート
6で支持され、ローラ106,42,108のア
ームは基板120で、ローラ11はサイドプレー
ト39で支持されている。
第3図、第4図において、前記取り込みローラ
13はモータプーリ25、ベルト74、プーリ2
4を介してステツピングモータ76で駆動され、
取り込みローラ15はプーリ45、ベルト70、
プーリ55を介してモータ80で駆動される。ロ
ータリーカツター8はモータ110で駆動され、
プーリ35はモータプーリ28、ベルト72、プ
ーリ52を介してモータ81で駆動され、リジエ
クトローラ26は上記プーリ52と一体のプーリ
53、ベルト71、プーリ51を介して上記モー
タ81で駆動される。上記ベルト71にはテンシ
ヨンプレート38上のテンシヨンローラにより適
宜の張力が与えられている。排出プランテンロー
ラ11はプーリ46、ベルト73、プーリ10を
介して排出ステツピングモータ9で駆動される。
前記カードガイド65,66の幅は、第16図
に示されているように、ロール紙117が切断さ
れることによつて形成されたカード117Aの幅
よりも小さくなつている。また、カードガイド6
5,66には、第18図、第20図に示されてい
るように前記各ローラをカード通路に進出させる
ための孔が形成されている。
第3図において、テンシヨンローラ42と重な
るように、カードに所定の情報信号を記録するた
めの記録部としての書き込みヘツド87が配置さ
れ、また、テンシヨンローラ108と重なるよう
に読み出しヘツド88が配置され、これらのヘツ
ド87,88の前面はカードガイド65,66で
形成されるカード通路内に進出し、プーリ33,
29と同軸上にあるバツクアツプローラに圧接し
ている。
前記ドア113には各種センサその他が取りつ
けられている。第15図において、2点鎖線はロ
ール紙117の端部及びこれを切断することによ
つて得られるカードの通路を示しており、この通
路に沿つて上流側から順にジヤム及びカツト長セ
ンサ132、ジヤム及びライトタイミングセンサ
130、ジヤム及びリードタイミングセンサ12
9、ジヤム及び印字タイミングセンサ128、ジ
ヤム及び排出センサ123が配置され、さらに、
リジエクト搬送路に対応する位置にはジヤム及び
リジエクトセンサ131が配置されている。これ
ら各センサは、例えば発光部とこれに対向する受
光部を有する光学的なセンサでなり、ドア113
を本体基板120に対して閉じたとき、各センサ
の発行部及び受光部がカードガイドの窓孔を通じ
かつカード通路を挟んで対向するようになつてい
る。第16図はこのようにドア113を本体基板
120に対し閉じた状態を示しており、センサ1
23で代表して示されているように、カードガイ
ド65,66で形成されるカード通路を挟んでセ
ンサの発行部と受光部が対向する。また、ドア1
13を閉じた状態では、カード通路の幅方向の一
側をドア113の内面によつて規制し、カード通
路の幅方向の他方側を本体120の面によつて規
制し、これら規制面間においてカード117Aが
搬送されるようになつている。
第3図、第15図において、ドア113を閉じ
たとき、前記センサ132はプーリ35の上部寄
りの位置に重なるように配置され、同様にセンサ
130はローラ29、ローラ42に重なり、セン
サ129はプーリ33及びローラ108に重な
り、センサ123はヘツド90及びローラ11に
重なり、センサ131はローラ26,107に重
なるように配置され、また、センサ128はセン
サ129とセンサ123との間に配置されてい
る。
第15図、第16図において、ドア113には
外側部にフイードスイツチ114が設けられると
共に、内側部にドア開放検知用ドツク133が設
けられている。ドツク133は、ドア113を開
いたとき基板120側の検知部89から抜け出て
ドア113が開放されたことを検知できるように
なつている。ドア113にはまたその前端縁にド
ア113を開閉するときの把手を兼ねた補強リブ
118が形成され、また、ドア113の位置決め
用穴135及び位置決め用溝136が形成されて
る。ドア113の内側面には、これを閉じた状態
に保持するためのドアキーパー125が適宜の箇
所に設けられており、また、ドア113の外面側
には前記各センサを保護するためのセンサカバー
122が被せられている。
第6図乃至第8図はテンシヨンローラ41とプ
ツシユプレート18の部分の詳細を示す。テンシ
ヨンローラ41は二つのローラからなり、軸94
を中心に回動自在かつ下方に延びたアーム93の
先端部にピン98によつて支持されている。アー
ム93はばね95によりローラ41がカード通路
に進出する向きに回動付勢されている。上記ピン
98は仲介レバー96を介して前記ソレノイド1
7の鉄心97に連結され、ソレノイド17の励磁
により上記アーム93が付勢力に抗して回動させ
られる。プツシユプレート18の先端面はカード
通路内に進出すると共に、圧縮コイルばね86に
よつて上記先端面がカード通路の一側面に圧接す
るようになつている。
第9図、第10図はプリントヘツド90及び排
出ローラ141を有する印字・排出テンシヨンロ
ーラユニツト7の詳細を示す。排出ローラ141
は二つのローラからなり、軸143を中心に回動
可能なレバー152の先端部のピン146の両端
部に設けられている。レバー152はばね149
でローラ141がカード通路に進出する向きに付
勢されている。ピン146は仲介しレバー148
を介しソレノイド145の鉄心147に連結さ
れ、ソレノイド145の励磁によりローラ141
がカード通路から離間する向きにレバー152を
回動させる。プリントヘツド90は例えばサーマ
ルヘツドでなり、上記軸143を中心に回動可能
なレバー142の下面に設けられている。レバー
142はばね144によりヘツド90がカード通
路に進出する向きに付勢されている。レバー14
2の一端部はソレノイド82の鉄心150に連結
されている。鉄心150はばね151によりソレ
ノイド82から突出する向きに付勢されている。
ばね151の付勢力はばね144の付勢力よりも
大きく、ソレノイド82が励磁されるとばね15
1に抗しレバー142が回動させられてヘツド9
0がカード通路に進出す。
第11図、第12図は前記ロータリーカツター
8の詳細を示す。ロータリーカツター8は、ブラ
ケツト154に固定された固定刃155とこの固
定刃155と平行にかつ回転可能に設けられた回
転刃156を有してなり、回転刃156の一端部
にはカツターアーム157が固着されている。回
転刃156は円柱の一部を切除して断面D字状に
形成されてなり、この切除部と固定刃155の一
側縁との間にロール紙を通し、回転刃156を回
転させて固定刃155との間の剪断力によりロー
ル紙を切断するようになつている。上記アーム1
57には長手方向の溝158が形成されており、
この溝158には第4図に示されているようにモ
ータ110によつて回転駆動されるカムリング1
上のカムローラ2が嵌まつている。従つて、モー
タ110の回転駆動により回転刃156が回転し
てロール紙を切断することができる。カムリング
1にはブラケツト77で保持されたストツプセン
サ78のアクチユエータが摺接し、上記回転刃1
56のホームポジシヨンを検知する。
第3図、第4図において、二つの取り込みロー
ラ15,13間におけるロール紙117のループ
ガイド67の部分にはブラケツト22によつて棒
状のループドツク91が、下方向に移動可能に支
持されている。ループドツク91は自重により下
降しうるようになつているが、ループドツク91
の上端部に設けられたドツクローラ54が基板1
20に形成されたガイド溝159から外側面側に
突出してロール紙117のたるみ部分に引掛けら
れている。ループドツク91の下方にはブラケツ
ト23によりループセンサ83が設けられてお
り、ロール紙のたるみ量が所定量に達するとルー
プドツク91の下端がセンサ83の位置に達して
これをセンサ83が検出する。一方、ループドツ
ク91の上方にはブラケツト21によりループ異
常センサ84が設けられ、ロール紙のたるみ量が
所定の量以下になるとループドツク91の上端が
センサ84の位置に達してこれをセンサ84が検
出する。
第3図において、リジエクトスタツカー61の
底部には、リジエクトカードの有無を検知するリ
ジエクトセンサ79が配置されている。
第13図、第14図にも示されているように、
ローラ紙117は、ロールシヤフト160に対し
回転可能なフランジ161と一体のロール芯11
5に装填され、セツトリング116でセツトされ
る。ロール芯115にはブレーキバンド162の
両端部が結合され、ブレーキバンド162がシヤ
フト160に巻きつけられることにより、ロール
紙117の回転に対しブレーキ力が与えられる。
前記取り込みローラ13はこれを手動的に回転
させることができるように、取り込みノブ50を
一体に有している。
次に、上記実施例の動作を説明する。
まず、ドア113を開いた状態でロール紙11
7を第1図、第13図、第14図のように装填
し、ロール紙117の端部を取り込みローラ1
5、テンシヨンローラ103間に通し、第3図に
破線で示されているように適宜のたるみを形成し
たあと取り込みローラ13、テンシヨンローラ1
04間に通し、取り込みノブ50を操作してロー
タリーカツター8の部分まで手動的に搬送する。
次に、ドア113を閉じ、フイードスイツチ11
4を押してロール紙117の最外周分に相当する
枚数のカードに順次切断しつつ搬送し、これをリ
ジエクトスタツカー61に取り込んで無効とす
る。これは、ロール紙117は外周面が磁性面と
なつており、この磁性面の傷や汚れによる誤動作
を回避するためである。このようなリジエクトス
タツカー61への取り込みは、ベルト75を正転
させてカードをカードガイド65,66で形成さ
れる水平方向のカード通路に搬送したあと上記ベ
ルト75を逆転させかつリジエクトローラ26を
駆動することによつて行う。
リジエクト動作が終了すると、ソレノイド17
が励磁されてテンシヨンローラ41がカード通路
から逃げ、ロータリーカツター8によつて切断さ
れたカードがプツシユプレート18により押され
てカード通路の一方の内側面に押しつけられ、カ
ードが搬送されない待機状態となる。その後取り
込みローラ13が停止し、ソレノイド17が消磁
されてテンシヨンローラ41がばねにより元の位
置に戻る。これでセツト完了となる。カードのカ
ツト長は、センサ132がロール紙117の孔や
マーク等を検知し、この検知信号によりモータ1
10を駆動することによつて決まる。即ち、第1
1図、第12図について説明したように、モータ
110の駆動により回転刃156が回動させら
れ、ロール紙が所定長さに切断されてカードとさ
れる。
ループガイド67内においては、ロール紙11
7を引き出す第1のローラである取り込みローラ
15と、これよりも下流側の第2のローラである
取り込みローラ13との間においてロール紙11
7に所定の範囲内のたるみが確保される。即ち、
たるみ量が一定量以下に少なくなるとループドツ
ク91が持ち上げられてこれをループ異常センサ
84が検知し、モータ80を駆動して取り込みロ
ーラ15を回転駆動し、ループガイド67内にロ
ール紙117を取り込んでローラ15,13間に
たるみを形成する。たるみの形成に伴いループド
ツク91が下降し、たるみ量が所定量以上になる
とループドツク91の下端をセンサ83が検知
し、この検知信号によりモータ80を停止させて
ローラ15を停止させる。
カード発行指令信号が出力されると、取り込み
ローラ13が取り込みローラ15よりも高速で回
転駆動されてロール紙をカード通路内に迅速に取
り込む。同時に、モータ81によりベルト75が
第3図に実線で示される向きに駆動され、待機位
置にあつたカードがカード通路に沿つて搬送さ
れ、書き込みヘツド87によつてデータの書き込
みが、読み出しヘツド88によつてデータの読み
出しが行われる。書き込みのタイミングはセンサ
130の検知によつて決められ、読み出しのタイ
ミングはセンサ129の検知によつて決められ
る。データの読み出し後モータ9により排出プラ
テンローラ11が駆動されてカードが搬送され、
このカードをセンサ128が検知することにより
ソレノイド145が励磁され、第9図、第10図
について説明したように排出ローラ141が搬送
路から離間し、カードをプーリ33よりもらい受
けた後、ソレノイド145が消磁されローラ11
に圧接すると共にプリントヘツド90がカードに
押しつけられ、日付その他の文字が印字される。
そのあとソレノイド82が消磁されてヘツド90
はカードから離間させられ圧接させられたローラ
141によりカードが排出口112に排出され
る。
上記読み出しヘツド88による読み出しデータ
にエラーがある場合はモータ81が逆転して分離
板40aによりカードがリジエクト搬送路に送り
込まれ、リジエクトローラ26の駆動によりカー
ドがリジエクトスタツカー61に取り込まれる。
以上のような動作をする間に、取り込みローラ
13によつて取り込まれたロール紙117がロー
タリーカツター8で所定の長さに切断され、ソレ
ノイド17が励磁されてテンシヨンシーラ41が
かーど通路から退避し、プツシユプレート18が
上記カードをカードガイド138に押しつけてベ
ルト75から離間させた前述の待機状態とする。
また、上記のように取り込みローラ13の回転
駆動によつてロール紙が取り込まれると、取り込
みローラ15,13間のロール紙のたるみ量が少
なくなる。たるみ量が一定以下になるとこれをル
ープ異常センサ84が検知し、この検知信号によ
り前述のように取り込みローラ15が回転駆動さ
れ、取り込みローラ15,13間に適正量のたる
みが形成される。
ドア113を開くとドアオープン検知用ドツク
133が基板120側の検知部89から抜け出て
ドア113が開かれたことが検知され、この状態
ではカード発行動作が停止する。
このように、上記実施例によれば、ロール紙を
引き出す第1のローラと、カード発行信号が出さ
れたとき第1のローラよりも高速でロール紙を搬
送する第2のローラとの間に、ロール紙のたるみ
量が所定量に達したか否かを検出するたるみ量検
知部を設け、上記たるみ量が所定の範囲内に維持
されるようにしたため、ロール紙のたるみの範囲
内で第2のローラによりロール紙を搬送し切断し
てカードを発行することが可能になり、ロール紙
の搬送動作がロール紙の慣性力によつて影響を受
けることが無くなるとか、ロール紙の切断長さを
安定するとか、第1のローラを駆動するモータ
は、ロール紙を回転駆動することができる出力さ
えあれば低速のモータでよく、一方、第2のロー
ラを駆動するモータは、ロール紙をたるみの範囲
内で搬送することができればよく、小トルクのモ
ータで足りるというような利点がある。さらに、
第2のローラはロール紙をたるみの範囲内で搬送
すればよいため、第2のローラ以降にかかる負荷
は小さく、高速化してカード発行の迅速化を図る
ことができるという利点もある。また、ロール紙
にはブレーキバンドによつてブレーキ力を与えた
ため、ロール紙の慣性力を小さくすることがで
き、この点からもロール紙の慣性力による悪影響
を小さくすることができる。
(考案の効果) 本考案によれば、ロール紙を引き出す第1のロ
ーラと、カード発行信号が出されたとき第1のロ
ーラよりも高速でロール紙を搬送する第2のロー
ラとの間に、ロール紙のたるみ量が所定量に達し
たか否かを検出するたるみ量検出部を設け、上記
たるみ量が所定の範囲内に維持されるようにした
ため、ロール紙のたるみの範囲内で第2のローラ
によりロール紙を搬送し切断してカードを発行す
ることが可能になり、ロール紙の搬送動作がロー
ル紙の慣性力によつて影響を受けることが無くな
るとか、ロール紙の切断長さを安定するとか、第
1のローラを駆動するモータは、ロール紙を回転
駆動することができる出力さえあれば低速のモー
タでよく、一方、第2のローラを駆動するモータ
は、ロール紙をたるみの範囲内で搬送することが
できればよく、小トルクのモータで足りるという
ような利点がある。さらに、第2のローラはロー
ル紙をたるみの範囲内で搬送すればよいため、第
2のローラ以降にかかる負荷は小さく、高速化し
てカード発行の迅速化を図ることができるという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカード発行機のロール紙
取り込み機構の実施例を示す外観側面図、第2図
は同上正面図、第3図は上記実施例の本体基板側
の構成を示す側面図、第4図は同上本体基板の反
対側から見た側面図、第5図は上記実施例中のカ
ード通路の一部を拡大して示す側面図、第6図は
上記実施例中のプツシユプレート及びその近傍の
ローラを拡大して示す背面図、第7図は同上ロー
ラ部分の斜視図、第8図は上記プツシユプレート
及びローラ部分を拡大して示す一部断面側面図、
第9図は上記実施例中の印字・排出テンシヨンロ
ーラユニツトの一部断面正面図、第10図は同上
側面図、第11図は上記実施例中のロータリーカ
ツター部分の平面図、第12図は同上側面図、第
13図は上記実施例中のロール紙セツト機構部分
を拡大して示す断面図、第14図は同上側面図、
第15図は上記実施例中のドアの側面図、第16
図は上記実施例のドアを閉めた状態におけるドア
と本体基板との位置関係を示す正面図、第17図
は上記実施例中の一つのカードガイドの側面図、
第18図は同上平面図、第19図は上記実施例中
の別のカードガイドの側面図、第20図は同上平
面図である。 8……カツター、13……第2のローラ、15
……第1のローラ、83……たるみ量検出部(ル
ープセンサ)、87,90……記録部、117…
…ロール紙、117A……カード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロール紙を引き出す第1のローラと、このロー
    ラよりも下流側に配置され、カード発行信号が出
    されたとき第1のローラよりも高速でロール紙を
    搬送する第2のローラと、第2のローラによつて
    搬送されたロール紙を所定長さに切断してカード
    とするカツターと、上記カードに所定の情報信号
    を記録する記録部と、第1のローラと第2のロー
    ラとの間に配置され、第1のローラによつて引き
    出されたロール紙のたるみ量が所定量に達したか
    否かを検出するたるみ量検出部とを備え、ロール
    紙のたるみ量が所定量に達するまでの間第1のロ
    ーラを駆動し、上記たるみ量が所定量に達したと
    き第1のローラを停止させるようにしたことを特
    徴とするカード発行機のロール紙取り込み機構。
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