JP2782667B2 - カード振分け送り装置 - Google Patents

カード振分け送り装置

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JP2782667B2
JP2782667B2 JP5270756A JP27075693A JP2782667B2 JP 2782667 B2 JP2782667 B2 JP 2782667B2 JP 5270756 A JP5270756 A JP 5270756A JP 27075693 A JP27075693 A JP 27075693A JP 2782667 B2 JP2782667 B2 JP 2782667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードを搬送して
振分けるカード振分け送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気情報を記録再生できる薄い磁気カー
ドの一つに航空券がある。この航空券は、例えば特願平
5−97659に提案されているカード処理装置に設け
られた磁気ヘッドでカードの磁気処理を行うカードリー
ダ部での処理が終ると、搭乗者に返却する搭乗控え券と
装置に回収する回収券とにカッタユニットで分割された
後、カード振分け送り部に送られている。
【0003】カード振分け送り部では、搭乗控え券を排
出口から装置外に排出したり、回収券を装置内に配設さ
れる回収箱に回収すべく構成されたカード排出路やカー
ド回収路に切替えフラップを駆動している。
【0004】カードリーダ部やカード振分け送り部で
は、駆動ローラや従動ローラに巻き掛けられたベルトで
カード排出路やカード回収路が構成されていて、特に特
願平5−97659では、駆動ベルト同士の間にカード
を挟持して搬送している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したカ
ード振分け送り部においては、処理後のカードを決めら
れたスペース内において排出口や回収箱に導いているの
で、カード排出路やカード回収路が複雑に成りがちとな
る。加えて、各ローラに巻きかけられたベルトの曲率や
厚みの相違から駆動側のベルト同士が互いに当接された
部位においては、ベルトに周速差が生じてスリップした
り、ベルトがローラから外れるおそれがある。また、こ
の部位にベルトの汚れや摩耗が重なると、カードの搬送
不良やそれに伴うカード詰まりのおそれがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、モ
ータにより回転するベルトで同方向に回転駆動される第
1の駆動ローラ及び第2の駆動ローラと、第1の駆動ロ
ーラの近傍に配置された第1のローラと、第2の駆動ロ
ーラの近傍に配置された第2のローラと、第1の駆動ロ
ーラと第1のローラとに掛け渡された第1の搬送ベルト
と、第2の駆動ローラと第2のローラとに掛け渡された
第2の搬送ベルトを有し、カードの走行方向に並べて配
置されてカード搬送通路の一方側を構成する2つの駆動
搬送部と、2つの駆動搬送部に跨るように対向配置され
各搬送ベルトに当接してカード搬送通路の他方側を構成
する共通の従動ベルトと、この従動ベルトが掛け渡され
た複数のローラ部材とを有するベルトユニットと、2つ
の駆動搬送部の間において従動ベルトの中間に対向配置
され、カード搬送通路と、同カード搬送通路と異なる部
位にカードを導く方向切替用フラップとを備え、少なく
とも複数のローラ部材の1つを、第1の駆動ローラと第
1のローラの間に、第1の搬送ベルトと従動ベルトをた
わみ変形させる方向に突出して配置している。
【0007】
【作用】モータにより回転するベルトで同方向に回転駆
動される第1の駆動ローラ及び第2の駆動ローラと、第
1の駆動ローラの近傍に配置された第1のローラと、第
2の駆動ローラの近傍に配置された第2のローラと、第
1の駆動ローラと第1のローラとに掛け渡された第1の
搬送ベルトと、第2の駆動ローラと第2のローラとに掛
け渡された第2の搬送ベルトを有し、カードの走行方向
に並べて配置された2つの駆動搬送部でカード搬送通路
の一方側を構成し、2つの駆動搬送部に跨るように対向
配置され各搬送ベルトに当接して設けた従動ベルトとで
カード搬送通路の他方側を構成すると、各搬送ベルトが
回転駆動されることで、これに当接する従動ベルトが従
動し、対向するベルト間での周速差によるスリップが少
なくなる。カード搬送数路の他方側を構成するベルトユ
ニットの従動ベルトを掛け渡された複数のローラ部材の
1つが、カード搬送数路の一方側を構成する駆動搬送部
の第1の搬送ベルトを掛け渡された第1の駆動ローラと
第1のローラの間に、第1の搬送ベルトと従動ベルトを
たわみ変形させる方向に突出して配置されているので、
第1の駆動ローラと第1のローラの間のカード搬送通路
が変形してカードの走行方向が変更される。このため、
カードの走行方向を変更する箇所が、搬送ベルトと従動
ベルトのたわみ変形により構成され、カードを搬送する
ためのグリップ力が高められる。また、2つの駆動搬送
部の間において従動ベルトの中間に方向切替用フラップ
を対向配置し、カード搬送通路と、このカード搬送路と
異なる部位にカードを導くので、カードがカード搬送通
路と他の方向に切り替えることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図8は、薄い磁気カードとしての搭乗券(以下「カ
ード」と称す)の一例を示す。このカード1は、厚さが
薄い紙材で作られていて、その表面には出発地や目的地
等のデータ(図示せず)が表示されており、その裏面の
一側には、磁気記録層(磁気ストライプ)1aが長手方
向に沿って設けられている。磁気ストライプ1aには、
表面のデータと同様のデータが磁気的に記録されてい
る。
【0009】カード1は、ミシン目1bの部分で搭乗者
に渡す搭乗控え券1Aと回収券1Bとに切離可能となっ
ており、図1に示す磁気カード処理装置2の挿入口3か
ら取り込まれて処理が行なわれる。そして、搭乗控え券
1Aはカード排出口4から装置外に排出され、回収券1
Bは装置内に回収される。本実施例においてカード1の
裏面を下側にしての矢印方向への挿入を順方向挿入と
し、矢印方向への挿入を逆挿入と称す。
【0010】図1,図2に示す磁気カード処理装置2
は、空港のゲート等に配置されており、その構成を大別
すると、カードの挿入口3が配置されるカードリーダ装
置2Aとカード1の排出口4が配置されるカード振分け
送り装置2Bとから構成されている。
【0011】先ず、カードリーダ装置2Aに付いて説明
し、後にカード振分け送り装置2Bに付いて説明する。
カードリーダ装置2Aは、正逆回転可能な駆動モータ5
によって駆動される駆動側搬送ベルトユニット(以下、
「駆動ベルトユニット」と記す)6、従動側搬送ベルト
ユニット(以下、「従動ベルトユニット」と記す)7と
フレーム8,9によって形成される挿入口3と連通する
カード搬送路10、カード搬送路10内に臨ませて設け
た磁気ヘッド11、挿入口3と磁気ヘッド11との間に
配設される分岐路12及び第1スタンプユニット13か
ら主に構成されている。
【0012】従動ベルトユニット7は、カードリーダ装
置2Aの長手方向に延びる一対の基板14の間に回転自
在に配設されたベルトローラ(以下、「ローラ」と記
す)7a,7bに巻き掛けられた2本の無端状のベルト
7cと、基板14に回転自在に支持されていて、ベルト
7cを下方に向かって押圧するローラ7d,7eから構
成されている。
【0013】ローラ7aは、フレーム8にその基端16
aを固定された支持軸16に回転自在に支持されてい
る。支持軸16は、基板14を貫通していて、従動ベル
トユニット7を回動自在に支持している。さらに、基板
14には、磁気ヘッド11に所定のパッド圧を与えるパ
ッドローラ15と、搬送されるカード1に検印する第1
スタンプユニット13が支持されていて、これらは従動
ベルトユニット7と一体化されている。
【0014】駆動ベルトユニット6は、従動ベルトユニ
ット7の下方の対向位置に、駆動軸18と支持軸26に
よってフレーム8,9に支持されて配設されている。駆
動ベルトユニット6では、ベルト7cと接触する無端ベ
ルト6cが掛け渡される駆動ローラ6aと従動ローラ6
bが側板17に回転自在に支持されていて、カード搬送
路10の略中央に配置されている。
【0015】駆動ローラ6aがねじ20で固定される駆
動軸18は、フレーム8,9に設けられたベアリング1
9により回転自在に支持されている。駆動軸18の一端
18aには、駆動モータ5の出力軸5aに取付けられた
駆動プーリ5bにつながるベルト5cに掛け渡されるベ
ルトプーリ5dが装着されている。駆動軸18の他端1
8bには、手動で駆動軸18を回転させるための握手2
1が固定されている。
【0016】側板17は、図4に示すように、駆動ロー
ラ6aや従動ローラ6bの外径よりも小さく、かつ、ロ
ーラ7d,7eによって押圧変形される無端ベルト6c
の形状と略同一形状となるように形成されている。
【0017】側板17の一方に設けられた軸孔21に
は、図3に示すように、側板17に駆動ローラ6aを支
持する軸受ブッシュ22が側板の外側から圧入されてい
る。軸受ブッシュ22のスリーブ22aは、側板17の
内側に突出していて、駆動ローラ6aの端面に設けられ
た凹部6dに遊嵌して駆動ローラ6aを支持している。
スリーブ22aの内周面には、テフロン(商品名)等の
皮膜がコーティングされていて、軸受ブッシュ22に挿
通される駆動軸18の回動を滑らかにしている。
【0018】側板17の他方に形成された軸孔23に
は、筒状のブッシュ24のスリーブ24aが側板17の
内側から挿入されている。軸孔23は、駆動軸18と支
持軸26との軸間距離を変化できるように、ブッシュ2
4に対して僅かにガタを持って形成されている。
【0019】ブッシュ24の大径部24bは、従動ロー
ラ6aの端面に設けられた凹部6eに遊嵌して従動ロー
ラ6bを支持している。ブッシュ24の内周面は、軸受
ブッシュ22同様、テフロン加工が施されている。
【0020】従動ローラ6bの内部には、ブッシュ24
と連通する軸受25が固定されていて、この軸受25と
ブッシュ24にフレーム8,9にねじ20aで固定され
た支持軸26が挿通される。
【0021】カード搬送路10は、図2に示すように、
フレーム8,9によってその幅Dが規制されている。こ
の幅Dは、図8に示すカード1の幅dと略同寸法に設定
されていてカードの幅方向への位置決めを行なってい
る。
【0022】磁気ヘッド11は、読取りと書込み(以
下、「R/W」と記す)機能を有するR/Wヘッドであ
って、カードの磁気ストライプ1aの位置に合うように
ベルト6cの両側に配置されて搬送路5内に臨んでい
る。磁気ヘッド11の内、一方のヘッド11(a)は、
順方向に挿入されるカード1に対応するもので、他方の
ヘッド11(b)は、逆方向に挿入されるカード1に対
応するものである。
【0023】第1スタンプユニット13は、搬送路10
を搬送される搭乗控え券1Aまたは回収券1Bへ検印を
適時行なうものであって、通常(非スタンプ時)、搬送
路10から退避した部位に位置していて、スタンプ捺印
時に、アクチュエータ13Aによって作動され、搬送路
10に侵入する。
【0024】分岐路12は、装置の下方に向かって成形
されていて、その上部には、逆搬送のカード1を分岐路
12に導く第1フラップ27が軸28に回転自在に支持
されて配置されている。
【0025】フラップ27には、図示しないソレノイド
が連結されていて、カード挿入時には、搬送路10から
退避した位置にあり、挿入されたカード1を一度戻す必
要があるときには、搬送路10と分岐路12とを連通さ
せてカードを分岐路12に導くようになっている。この
時、駆動モータ5は、カード挿入時と反対方向に回転駆
動される。
【0026】カード振分け送り装置2Bは、図1,図2
に示すように、排出口4に一方がつながり他方がカッタ
ーユニット29を介してカード搬送路10と通じるカー
ド搬送通路としてのカード排出路30と、一方がカード
排出路30につながり、他方が装置の下部に配置された
回収箱31,32につながるカード回収路33、カード
排出路30とカード回収路33内のカードを搬送するベ
ルト搬送ユニット34、第2スタンプユニット35及び
駆動モータ36から主に構成されている。
【0027】カッターユニット29は、図5に示すよう
に、回転刃29aと固定刃29bとにより、カード搬送
路10内のカード1を搭乗控え券1Aと回収券1Bとに
切断するもので、同ユニット29が動作すると駆動モー
タ36を駆動するようになっている。
【0028】駆動モータ36の軸36aに固定されたプ
ーリ37に掛けられるタイミングベルト38は、フレー
ム8,9に支持された軸39,40に固定されたプーリ
39a,40aに掛け渡されていて、カード振分け送り
装置2Bの駆動手段を構成している。
【0029】軸39,40には、駆動搬送部としての駆
動ベルトユニット41,42を構成する駆動ローラ41
a,42aが固定されていて、各駆動ローラ41a,4
2aには、ローラ41bとローラ42b,42cとの間
で搬送ベルト41c,42dがそれぞれ独立に掛け渡さ
れている。駆動ベルトユニット41,42は、図5に示
すように矢印で示すカード走行方向に並べて配置されて
いる。駆動ベルトユニット41,42は、カード排出路
30の一方側をなしている。
【0030】駆動ベルトユニット41,42の対向側に
は、ローラ部材となるローラ43a,43b,43cに
ベルト43dが掛けられた従動ベルトユニット43と、
ローラ45a,45bに従動ベルト45cが掛けられた
従動ベルトユニット45がそれぞれ配置されている。こ
れら、従動ベルトユニット43,45は、駆動ベルトユ
ニット41,42に対してパットユニットをそれぞれ構
成している。
【0031】従動ベルト45cは、ローラ42aとロー
ラ42cとの間で搬送ベルト42dに接触している。従
動ベルト43dは、ローラ42bとローラ42aの間で
搬送ベルト42dと接触し、ローラ41aとローラ41
bの間で搬送ベルト41cと接触している。つまり、ロ
ーラ41aは、ベルト43dから離れる方向に、ローラ
41bはローラ43c寄りに設けられいて、カード排出
路30の曲部Cにおいて、ベルト41cをベルト43d
に当接させている。従動ベルト43dは、搬送ベルト4
2d,41c間に跨るように設けられていて、駆動ベル
トユニット41,42に対する共通の従動ベルトを構成
し、カード排出路30の他方側を構成している。
【0032】駆動ベルトユニット41,42の間の位置
にあってローラ45bを支持する軸46には、方向切替
用フラップとしての第2フラップ47が、ローラ42c
とローラ45aの間には、第3フラップ48が配設され
ている。ローラ42aは、ローラ43b寄りに配置され
ていて、その近傍には、第2フラップ47が配置されて
いる。ローラ45a,45bは、極力縦方向に並ぶよう
に配置されている。
【0033】第2フラップ47は、カードの挿入方向と
磁気データに基づいて作動する図示しないアクチュエー
タにより切換え制御される。第2フラップ47は、図示
しない制御装置に設定される切替えモードによって切り
替えられる
【0034】第2スタンプユニット35は、図1に示す
ように、排出口4近傍に配置されていて、アクチュエー
タ35aによって適時駆動されてカード排出路30に侵
入し、同搬送路30を搬送される搭乗控え券1Aに検印
するように動作する。第2スタンプユニット35の対向
部には、ローラ41aの近傍から排出口4まで延びる
ラテンガイド44が配置されている。
【0035】プラテンガイド44付近のカード排出路3
0では、従動ベルト43dがスタンプ台44から浮いた
状態とされていて、曲部Cを通過する搭乗控え券1Aへ
の過大な挟持力が開放されている。
【0036】従動ベルトユニット43は、略三角形状に
形成されていて、図6に示すように、ローラ43aの支
軸49を支点として側板8,9に対して回動自在に支持
されており、通常(装置作動時)は、カード排出路30
を構成するべく、ロック機構50によって側板8,9の
間に固定されている。
【0037】ローラ43bとローラ42bとの間に構成
されるカード取込部Dは、カッターユニット29から送
られるカードを略水平状態で挟持(クリップ)する位置
に配置されている。ローラ43cはローラ43aよりも
ややローラ43bよりに配置されている。また、カード
排出路30に沿って位置するローラ42b、42a、4
1b、43c、41a、43aのそれぞれの間隔は、搭
乗控え券1Aが搬送可能な間隔に設定されている。
た、ローラ43cは、図5に示すように、搬送ベルト4
1cを掛け渡されたローラ41aとローラ41bの間に
突出するように配置され、搬送ベルト41cをたわみ変
形させている。カード排出路30は、このたわみ変形に
よりローラ43c付近で湾曲(曲部C)されておりカー
ドの走行方向を変更されている。
【0038】支軸49は、ローラ43a,43b,43
cの外径よりも小さく、かつ、各ローラに掛け渡された
ときのベルト形状と略同様となるように形成された一対
の側板51に軸受52を介して回転自在に支持されてい
る。ローラ43b,43cは、側板51に支持された軸
56,57に回転自在に支持されている。軸受52は、
図6に示すように、側板51に形成された孔51aに側
板内側から突き出されていて、その外端部52aを側板
で保持させている。
【0039】側板51の外方に配置されたフレーム8,
9の、軸受52と対向する部位には、図6に示すように
キャップ53がねじ54で固定されている。キャップ5
3は、フレーム8,9に形成される孔55に嵌入されて
側板側にその一部を突出させて外端部52aを支持して
いる。
【0040】ここで、ロック機構50の構成について説
明する。ロック機構50は、図6,7に示すように、フ
レーム8,9の内側面8a,9aに固定されたロックガ
イド58、一方にロックバー59が固定され、他方に側
板51に固定されたガイドピン61と係合する長孔60
aが設けられたスライダー60、及びガイドピン61と
ロックバー59に係止して、スライダー60を図7に実
線で示すロック位置に付勢するコイルバネ62から構成
されている。
【0041】ロックガイド58は、プレート状であっ
て、ロックバー59の端部を係合凹部58aに案内する
案内面58bが水平に設けられている。スライダー60
は、断面がコの字形状で側面形状が略L字型をしてお
り、上端部60bに握手60cが固定されている。スラ
イダー60は、ロックバー59と案内面58b及びガイ
ドピン61と長孔60aによって水平方向に摺動自在と
されている。
【0042】一方、ローラ43a,43aの間に位置す
る支軸49上には、一方向クラッチ63を介して排出ロ
ーラ64が支持されていて、同ローラ64には、パッド
部材としてのパッドローラ65が対向配置されている。
【0043】一方向クラッチ63は、図5,6に示すよ
うに排出ローラ64に圧入されていて、支軸49が排出
方向である反時計方向に回転駆動する時に軸49と排出
ローラ64とを一体回転可能としている。言い替える
と、支軸49が時計方向に回転するときや、支軸49が
停止状態にあって排出ローラ64を反時計方向に回転さ
せるときには、排出ローラ64が支軸49に対して自由
回転するようになっている。
【0044】排出ローラ64は、その外周に吸湿性を有
する弾性部材が圧着されていて、回収ローラ43aに巻
かれた搬送ベルト43aよりもカード排出路30側に突
出するローラ径に形成されており、パッドローラ65に
当接している。
【0045】第2スタンプユニット35と排出ローラ6
4との間に、搭乗控え券1Aの後端を検知するカードセ
ンサS2が設けられていて、このカードセンサS2が搭
乗控え券1Aの後端を検知すると駆動モータ36の駆動
を停止させるようになっている。カードセンサS2から
カード排出口4までの距離は、搭乗控え券1Aの全長よ
りも短く設定されていて、駆動モータ36の停止より排
出路30内に停止した搭乗控え券1Aの先端がカード排
出部4から突出するようになっている。
【0046】このように構成された磁気カード処理装置
の動作をカードリーダ装置2Aとカード振分け送り装置
2Bとに分けて説明する。 (カードリーダ装置の動作)カード1がカード挿入口3
から挿入されて図1に示すセンサーS1が作動すると、
図示しないシャッターが開かれ、駆動モータ5が正回転
に駆動してベルト6cが時計方向に回動する。ベルト6
cが回動すると、同ベルト6cと接触するベルト7cが
反時計方向に従動し、カード先端が両ベルトの間に挟ま
れてカード1が取り込まれて搬送される。
【0047】搬送されるカード1が磁気ヘッド11まで
達すると、磁気ヘッド11とパッドローラ15に挟持さ
れ、同ヘッドと接触する磁気ストライプから磁気データ
の読込みが行なわれる。ここで、カード1の記録内容等
がチェックされ、書込みの必要がなければ、図1に示す
第1スタンプユニット13まで搬送されて回収券1Bに
スタンプが押され、カッターユニット29に送られる。
【0048】書き込みが必要の時及び磁気ヘッド11で
の読込み時にエラーが発生すると、駆動モータ5が逆回
転し、第1フラップ27が退避路12と搬送路10とを
連通させるように動作してカードを分岐路12に導き、
駆動モータ5を正回転させて書き込み又はもう一度読み
込みを行う。
【0049】カッターユニット29では、カード1が送
られてくると、その長さに応じて図示しない駆動手段を
駆動して回転刃29aを揺動させて図8に示すミシン目
1bでカード1を切断すると共に、駆動モータ36を駆
動させる。
【0050】(カード振分け送り装置の動作)駆動モー
タ36が駆動されると、タイミングベルト38が時計方
向に回転し、このベルトの駆動によってプーリ39a,
40aが駆動され、駆動ベルトユニット41,42のベ
ルト41cとベルト42dが時計方向回転する。ベルト
41c、ベルト42dの回転により、従動ベルトユニッ
ト43の従動ベルト43dと従動ベルトユニットのベル
ト45cがそれぞれ反時計方向に回転する。
【0051】従動ベルト43dが反時計方向に回転する
すると、一体の支軸49も同一方向に回転し、一方向ク
ラッチ63の作用により送りローラ64が排出方向に回
転駆動され、当接するパッドローラ65を従動させる。
【0052】仮に、挿入されたカード1が順方向で挿入
口3に挿入されたとして、カッターユニット29が動作
すると、搭乗控え券1Aが先にカード取込部Dに送ら
れ、後に回収券1Bが送られる。この時、カード取込部
Dとカッターユニット29が水平に設けられているの
で、カッターユニット29によるカードのカット動作及
びカット後のカードの搬送をスムーズに行うことができ
る。
【0053】カード1が順方向で挿入された場合、第2
フラップ47は、最初、カード排出路30から退避した
状態を採り、搭乗控え券1Aをカード排出路30に案内
する。案内された搭乗控え券1Aは、従動ベルト43d
とベルト42d、41cの間に挟持されてカード排出路
30の曲部Cを通り、第2スタンプユニット35まで搬
送され、所定のタイミングで検印をされて排出口4に向
かって搬送される。
【0054】曲部通過中の搭乗控え券1Aは、ローラ4
1aがベルト43dから離れる向きに配置されているた
め、曲部Cを通過するとプラテンガイド44に貼り付く
ように搬送される。従って、スタンプ時の検印がきれい
に搭乗控え券1Aに押される。
【0055】また、ローラ43cの位置をローラ43a
よりローラ43b寄りに位置させたことで排出路30の
曲部Cの曲率が大きくなり、搭乗控え券1Aの通過時の
変形が抑えられ、カードの過度な変形による詰まりなど
の危険が低減する。
【0056】さらに、カード排出路30に沿って配置さ
れたローラ42b、42a、41b、43c、41a、
43aのそれぞれの間隔を搭乗控え券1Aが搬送可能な
間隔に設定したので、ベルトの汚れや摩耗があっても安
定して搭乗控え券1Aを搬送することができる。
【0057】搬送ベルト41c,42cに対して従動ベ
ルト43d,45cを当接させているので、搬送ベルト
41c,42cと従動ベルト43d,45cとの周速差
が極力抑えされ、ベルトのローラからの外れを防止でき
る。また、ローラ43aで搬送ベルト41cをたわみ変
形させているので、カードの走行方向を変更する箇所
(曲部C)においてカードを搬送するためのグリップ力
が高められる。
【0058】カードセンサS2によって搭乗控え券1A
の後端が検知されると、駆動モータ36が停止する。す
ると、搭乗控え券1Aは、その先端をカード排出口4か
ら突出させつつ、カード排出路30に搬送ベルト43b
より突出した排出ローラ64によって同ベルト43bか
ら離れた状態で排出ローラ64とパッドローラ65の間
に挟持される。
【0059】搭乗控え券1Aの先端をユーザが摘んで図
1において上方に引き抜くと、一方向クラッチ63の作
用により支軸49に対して排出ローラ64が回転自在と
なっていて、テンションの掛かった従動ベルト43dか
ら離れた状態にあるので、搭乗控え券1Aをカード排出
口4からスムーズに抜き取ることができると共に、排出
ローラに無理な回転負荷を与えずに済むので、排出ロー
ラ64の摩耗の低減につながる。
【0060】また、第2スタンプユニット35による搭
乗控え券1Aへの検印時のインクを排出ローラ64で吸
収することができるので、カード抜取り時におけるすり
汚れが軽減でき、搭乗控え券1Aや機器の汚れ防止につ
ながる。
【0061】さらに、排出ローラ64とパッドローラ6
5が対向してカード排出口4の手前に配置されているの
で、搭乗控え券1Aを曲げずにカード排出口4まで搬送
することができ、ユーザの搭乗控え券1Aの取り易さに
つながる。
【0062】一方、回収券1Bがカッターユニット29
から送り出されると、駆動モータ36が再び駆動され、
駆動ベルトユニット41,42が時計方向に回転して、
従動ベルトユニット43,45が反時計方向に回転す
る。
【0063】すると、第2フラップ47は、排出路30
上に図示しないソレノイドによって位置され、搬送され
る回収券1Bをカード回収路33、すなわち、ベルト4
2dとベルト45cの間に導入する。導入された回収券
1Bは、第3フラッ48に向かって搬送され、同フラッ
プ48の位置によって、回収箱31か回収箱32の何れ
かに振り分けられる。
【0064】次に、従動ベルトユニット43の開閉動作
を図6,図7を用いて説明する。握手60cを矢印A方
向に引いて、コイルバネ62のバネ力に抗してスライダ
ー60を摺動させて係合凹部58aからロックバー59
を移動させ、従動ベルトユニット43のロックを解除す
ることで、従動ベルトユニット43が軸49を中心にカ
ード振分け送り装置2Bに対して開閉自在となる。
【0065】さらに、この状態からキャップ53を固定
しているねじ54を外してキャップ53をフレーム8,
9から取り外す。この時、ロック機構50や従動ベルト
ユニット43は、側板51に支持されているので、フレ
ーム8,9からロック機構50や従動ベルトユニット4
3を簡単かつ容易に取り出すことができる。
【0066】
【発明の効果】以上、本発明によれば、モータにより回
転するベルトで同方向に回転駆動される2つの駆動ロー
ラと、各駆動ローラの近傍に配置された第1及び第2の
ローラとにそれぞれ個別に掛け渡された独立の第1及び
第2の搬送ベルトとを有する2つの駆動搬送部と、この
2つの駆動搬送部に跨るように対向配置され各搬送ベル
トに当接してカード搬送通路の他方側を構成する共通の
従動ベルトとで、カード搬送通路を構成すると、各搬送
ベルトの回転に従動ベルトが従動するので、対向するベ
ルト間での周速差が抑えられてスリップを低減し、安定
してカードを搬送することができる。カード搬送数路の
他方側を構成するベルトユニットの従動ベルトを掛け渡
された複数のローラ部材の1つを、カード搬送数路の一
方側を構成する駆動搬送部の第1の搬送ベルトを掛け渡
された第1の駆動ローラと第1のローラの間に、第1の
搬送ベルトと従動ベルトをたわみ変形させる方向に突出
して配置すると、第1の駆動ローラと第1のローラの間
のカード搬送通路が変形してカードの走行方向が変更さ
れる。このため、カードの走行方向を変更する箇所が、
搬送ベルトと従動ベルトのたわみ変形により構成され、
カードを搬送するためのグリップ力が高められ、カード
の走行方向の変更を確実に行うことができる。さらに、
2つの駆動搬送部の間において従動ベルトの中間に方向
切替用フラップを対向配置し、カード搬送通路と、この
カード搬送路と異なる部位にカードを導くので、カード
がカード搬送通路と他の方向に切り替えることができ、
カードの搬送が確実であると共に装置をコンパクトにで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるカード振分送り装置を
有するカード処理装置の構成図である。
【図2】カード処理装置の概略構成を示す平面図であ
る。
【図3】カードリーダ装置の搬送ベルトユニットの拡大
断面図である。
【図4】図3に示す搬送ベルトユニットの側面図であ
る。
【図5】本発明の要部であるカード振分送り装置の構成
を示す側面図である。
【図6】本発明の要部であるカード振分送り装置の構成
を示す断面図である。
【図7】カード振分送り装置における従動ベルトユニッ
トのロック機構の構成と動作を示す側面図である。
【図8】本発明で使用された磁気カードを示す底面図で
ある。
【符号の説明】
1A カード(搭乗控え券) 2B カード振分け送り装置 30 カード搬送通路(カード排出路) 36 モータ 38 ベルト(タイミングベルト) 41,42 駆動搬送部 41a,42a 2つのローラ 41c,42d 独立の搬送ベルト 43d,45c 従動ベルト 47 方向切替用フラップ(第2フラッ
プ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより回転するベルトで同方向に回
    転駆動される第1の駆動ローラ及び第2の駆動ローラ
    と、上記第1の駆動ローラの近傍に配置された第1のロ
    ーラと、上記第2の駆動ローラの近傍に配置された第2
    のローラと、上記第1の駆動ローラと上記第1のローラ
    とに掛け渡された第1の搬送ベルトと、上記第2の駆動
    ローラと上記第2のローラとに掛け渡された第2の搬送
    ベルトを有し、カードの走行方向に並べて配置されてカ
    ード搬送通路の一方側を構成する2つの駆動搬送部と、 上記2つの駆動搬送部に跨るように対向配置され各搬送
    ベルトに当接してカード搬送通路の他方側を構成する共
    通の従動ベルトと、この従動ベルトが掛け渡された複数
    のローラ部材とを有するベルトユニットと、 上記2つの駆動搬送部の間において上記従動ベルトの中
    間に対向配置され、上記カード搬送通路と、同カード搬
    送通路と異なる部位にカードを導く方向切替用フラップ
    とを備え、 少なくとも上記複数のローラ部材の1つが、上記第1の
    駆動ローラと第1のローラの間に、上記第1の搬送ベル
    トと上記従動ベルトをたわみ変形させる方向に突出して
    配置されていることを特徴とするカード振分け送り装
    置。
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